JPH10266253A - 掘削、破砕作業装置 - Google Patents

掘削、破砕作業装置

Info

Publication number
JPH10266253A
JPH10266253A JP6616397A JP6616397A JPH10266253A JP H10266253 A JPH10266253 A JP H10266253A JP 6616397 A JP6616397 A JP 6616397A JP 6616397 A JP6616397 A JP 6616397A JP H10266253 A JPH10266253 A JP H10266253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breaker
adapter
arm
pin
bucket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6616397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Amano
嘉明 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUDA ASTEC KK
Original Assignee
MATSUDA ASTEC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MATSUDA ASTEC KK filed Critical MATSUDA ASTEC KK
Priority to JP6616397A priority Critical patent/JPH10266253A/ja
Publication of JPH10266253A publication Critical patent/JPH10266253A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/96Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
    • E02F3/966Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements of hammer-type tools
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/3604Devices to connect tools to arms, booms or the like
    • E02F3/3609Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Shovels (AREA)
  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バケットとブレーカとをともにアームに取り
付けておくようにしながら掘削作業と破砕作業とを選択
的に行なうことができ、しかも駆動系統の増加を招くこ
とがなく、かつ、上記各作業を容易に行なうことができ
る。 【解決手段】 アーム1の先端にアダプター8を軸支さ
せ、これを油圧シリンダ10によりリンク機構11を介
して回動させるようにし、このアダプター8にバケット
20とブレーカ30とを取付け、上記ブレーカ30によ
る破砕作業時のアーム1に対するブレーカ30の角度を
上記アダプター8の回動によって変更可能とし、かつ、
上記ブレーカ30とバケット20とをブレーカ30によ
る破砕作業が可能な一定位置関係に配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーショベル等
に装備される掘削、破砕作業装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バケットによる掘削作業とブレー
カによる破砕作業とを選択的に行ない得るようにするパ
ワーショベル等の掘削、破砕作業装置としては、アーム
の先端に設けた取付部にバケットとブレーカとを選択的
に取付け可能にして、掘削作業と破砕作業とで付け替え
るようにしたものや、アームにブレーカを常時取り付け
ておくとともにバケットを着脱可能とし、破砕作業時に
バケットを取り外すようにしたものが一般に知られてい
る。しかし、これらの構造では、掘削作業と破砕作業と
の切替わり時に、その都度、バケット等の取付け作業や
取外し作業を行なわなければならず、その作業が非常に
面倒で手間がかかる。
【0003】このため、バケットとブレーカとをともに
アームに常時取り付けておくようにしながら、掘削作業
と破砕作業とを選択的に行ない得るようにしたものも提
案されている。例えば特開平7−216932号公報に
は、リンク機構及び油圧シリンダからなる駆動手段で回
動されるバケットをアームの先端に取り付けるととも
に、アームに沿って摺動可能なブレーカとこれを駆動す
るシリンダとをアームの下面に取付け、ブレーカを先端
突出方向に往動させることで破砕作業が可能となる一
方、ブレーカを元位置へ復動させることでバケットによ
る掘削作業が可能となるようにした装置が示されてい
る。
【0004】また、特開平8−35242号公報には、
アームの前面にバケットシリンダを枢着し、アームの先
端にバケットを回動可能に取付け、上記バケットシリン
ダによりバケット用4節リンクを介してバケットを回動
させるようにするとともに、アームの背面にブレーカを
回動可能に取付け、バケット用4節リンクと連動するブ
レーカ用4節リンクを介してブレーカを回動させるよう
にし、かつ、ブレーカをアームの長手方向に沿う格納位
置まで回動させてからアームに固定した後にブレーカ用
4節リンクを取り外すことでバケットによる作業を可能
にした装置が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平7−21
6932号公報に示された装置では、バケットを回動さ
せる油圧シリンダ等の駆動状態と、ブレーカを破砕作業
と掘削作業とに応じて往復動させるシリンダとが個別に
設けられ、駆動系統が増加するため、重量の増大及びコ
ストアップを招く。しかも、アームに対するブレーカの
角度が特定されているため、破砕方向を変えたり、アー
ムの角度変更に応じてアームに対するブレーカの相対角
度を変えたりすることができず、ブレーカによる破砕作
業の方向等が制約されるといった不都合もある。
【0006】また、上記の特開平8−35242号公報
に示された装置では、バケットシリンダによってバケッ
トとブレーカの両方を駆動することができて駆動系統の
増加が避けられ、かつ、ブレーカを回動させることがで
き、破砕作業時にブレーカの角度を要求に応じて変化さ
せることができる。しかし、バケットシリンダによりバ
ケット用4節リンクとさらにブレーカ用4節リンクを介
してブレーカが回動されるので、バケットシリンダの駆
動に応じたブレーカの動きがバケットの動きと著しく相
違し、操作が複雑になる。また、ブレーカを格納位置に
固定するときはブレーカ用4節リンクを取り外す必要が
あり、ブレーカの作業時にはこのリンクを再び取り付け
る必要があって、リンクの取付け、取外しの作業が面倒
である。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑み、バケットと
ブレーカとをともにアームに取り付けておくようにしな
がら掘削作業と破砕作業とを選択的に行なうことがで
き、しかも駆動系統の増加を招くことがなく、かつ、上
記各作業を容易に行なうことができる掘削、破砕作業装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、掘削作業のためのバケットと破砕作業の
ためのブレーカとをアームに装備した掘削、破砕作業装
置であって、アーム先端に枢軸を介してアダプターを回
動可能に軸支し、このアダプターを回動させる駆動手段
を設けるとともに、このアダプターに上記バケットと上
記ブレーカとを取付け、上記ブレーカによる破砕作業時
のアームに対するブレーカの角度を上記アダプターの回
動によって変更可能とし、かつ、上記ブレーカとバケッ
トとをブレーカによる破砕作業が可能な一定位置関係に
配置したものである。
【0009】この構成によると、バケットによる掘削作
業時には上記駆動手段でアダプターを回動させることで
バケットがチルトされ、一方、ブレーカによる破砕作業
の際にブレーカの角度を調節するときにも、上記駆動手
段でアダプターを回動させることでブレーカの角度変更
が可能となる。このブレーカの角度調節時に、駆動状態
の駆動に応じてアダプターと一体的にブレーカが動くた
め、操作が複雑化することがなく、また、ブレーカとバ
ケットとがブレーカによる破砕作業が可能な一定位置関
係を保つため、ブレーカの角度調節及び破砕作業にバケ
ットが邪魔になることがない。
【0010】この装置において、上記ブレーカがアダプ
ターに対して一体的に回動する結合状態と相対移動可能
な結合解除状態とに変更可能な結合手段を設けるととも
に、上記結合解除状態において上記ブレーカをアームに
対して固定する状態に係止する係止手段を上記アームに
設けておくことが好ましい。
【0011】このようにすると、バケットによる掘削作
業時にブレーカがアームに固定されるので、ブレーカが
バケットのチルト等の動きの邪魔になることがない。
【0012】上記結合手段としては、例えば、連結ピン
と、上記ブレーカと上記アダプターとの対応箇所に位置
する結合時用の一対のピン取付孔と、上記ブレーカと上
記アームとに設けられてブレーカがアームに沿った格納
位置にあるときに相対応する結合解除時用の一対のピン
取付孔とを設け、上記連結ピンを上記結合時用の一対の
ピン取付孔に取付けることによりブレーカがアダプター
に対して結合状態となり、ブレーカが上記格納位置にあ
るときに上記連結ピンを上記結合時用の一対のピン取付
孔から上記結合解除時用の一対のピン取付孔に付け替え
ることによりブレーカがアダプターに対して結合解除状
態となるように構成しておけばよい。
【0013】このようにすると、上記結合状態と上記結
合解除状態との変更が連結ピンの付け替えによって容易
に行われる。
【0014】上記係止手段としては、例えば、上記ブレ
ーカがアームに沿った格納位置にあるときにこれを係止
する係止位置と係止解除位置とにわたって揺動可能な係
止部材と、この係止部材を係止位置に付勢する付勢手段
とを設けておけばよい。
【0015】このようにすると、ブレーカの係止、係止
解除が容易に行われ、かつ、ブレーカを係止したときに
その状態が付勢手段によって保持される。
【0016】また、アダプターの回動可能な範囲を第1
の範囲と第2の範囲とに変更可能とし、かつ、上記第1
の範囲ではブレーカがアームに沿った状態に対応する格
納位置までの回動を許容し、上記第2の範囲では上記格
納位置までの回動を禁止するように規制する回動範囲規
制手段を設けておくことが好ましい。
【0017】このようにすると、アダプターの回動範囲
が上記第1の範囲とされた状態で上記格納位置まで回動
されれば、この格納位置でのブレーカの固定、固定解除
が可能となる。また、例えばブレーカが格納位置で固定
されている状態でバケットによる掘削作業が行われると
き、アダプターの回動範囲が上記第2の範囲に規制され
ることにより、バケット上の砂等とブレーカとの干渉が
防止される。
【0018】このようにする場合、上記アダプターを回
動させる駆動手段として、枢支連結用のピンを介して上
記アダプターに枢支連結されるリンク機構と、このリン
ク機構を介して上記アダプターを回動するシリンダとを
設けるとともに、上記回動範囲規制手段として、上記ア
ダプターに第1及び第2の連結孔を設け、選択的に一方
の連結孔に上記枢支連結用のピンを取付けるようにして
おけばよい。
【0019】このようにすると、アダプターの回動範囲
の変更が枢支連結用のピンの付替えだけで容易に行われ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1〜図4は本発明の一実施形態として
パワーショベルにおける掘削、破砕作業装置を示してい
る。これらの図において、1はアームであり、その基端
部はブーム2の先端部に枢軸3を介して回動可能に連結
され、ブーム2の基端部はパワーショベル本体4に枢軸
5を介して回動可能に連結されている。そして、パワー
ショベル本体4とブーム2との間に取付けられた油圧シ
リンダ(ブームシリンダ)7によりブーム2が回動され
るとともに、ブーム2とアーム1との間に設けられた油
圧シリンダ(アームシリンダ)6によりアーム1が回動
されるようになっている。
【0021】上記アーム1の先端には、アダプター8が
枢軸9を介して回動可能に取付けられている。このアダ
プター8を回動させる駆動手段として、油圧シリンダ1
0と、リンク機構11とが設けられている。上記リンク
機構11は、一対のリンク12,13を有し、この両リ
ンク12,13がピン14を介して互いに枢支連結され
るとともに、一方のリンク12の端部がピン15を介し
てアーム1の先端に枢支連結され、他方のリンク13の
端部がピン16を介してアダプター8に枢支連結されて
いる。上記油圧シリンダ10は、リンク機構11のピン
14とアーム1との間に連結されている。
【0022】上記アダプター8には、掘削作業のための
バケット20と、破砕作業のためのブレーカ30とが取
付けられている。上記バケット20はバケットブラケッ
ト21を介してアダプター8に固着されている。上記ブ
レーカ30は、後述の結合手段により、アダプター8に
対して一体的に回動する結合状態と相対移動可能な結合
解除状態とに変更可能とされている。また、上記結合解
除状態においてブレーカ30をアーム1に対して固定す
る状態に係止する係止手段が上記アーム1に設けられて
いる。
【0023】そして、ブレーカ30による破砕作業時に
上記結合状態とされ、この結合状態では、アーム1に対
するブレーカ30の角度が上記アダプター8の回動によ
って変更可能となり、かつ、上記ブレーカ30とバケッ
ト20とがブレーカ30による破砕作業が可能な一定位
置関係を保つように構成されている。
【0024】また、上記リンク機構11とアダプター8
との間には、アダプター8の回動範囲を後記第1の範囲
と第2の範囲とに変更可能とする回動範囲規制手段が設
けられている。
【0025】上記アダプター8、バケット20、ブレー
カ30、回動範囲規制手段、結合手段及び係止手段等の
具体的構造を、図3〜図9をも参照しつつ説明する。
【0026】上記アダプター8は、図5及び図6にも示
すように、アーム1の両側面に沿うように所定間隔で対
向する一対の壁板8a,8bを有するアーム側部分と、
上記壁板8a,8bよりも狭い間隔で対向する一対の壁
板8c,8dを有する作業部材側部分と、これらの部分
を連結する中間板8eとを一体に成形してなる。
【0027】このアダプター8のアーム側部分には、そ
の一端側に枢軸挿通孔22が形成されるとともに、他端
側に第1及び第2の連結孔23,24が設けられてお
り、上記枢軸挿通孔22に挿通される枢軸9によってア
ダプター8がアーム1に軸支されるとともに、選択的に
連結孔23,24の一方に挿通されるピン16によって
リンク13とアダプター8とが枢支連結されるようにな
っている。
【0028】上記第1,第2の連結孔23,24及び枢
支連結用のピン16により回動範囲規制手段が構成さ
れ、各連結孔23,24の枢軸挿通孔22からの距離が
互いに異なることにより、第1の連結孔23にピン16
が挿通されたときはアダプター8の回動範囲が所定の第
1の範囲となり、第2の連通孔24にピンが挿通された
ときはアダプター8の回動範囲が上記第1の範囲よりも
小さい第2の範囲となるように構成されている。そし
て、上記第1の範囲ではブレーカ30がアーム1に沿っ
た状態に対応する格納位置(図2中の二点鎖線の位置)
までの回動を許容し、上記第2の範囲では回動限界位置
(図4中の二点鎖線の位置)が上記格納位置よりも手前
となることにより上記格納位置までの回動が禁止される
ように、それぞれの回動範囲が設定されている。
【0029】上記アダプター8の作業部材側部分には、
一対のバケット取付孔25が図5で右側端部と中央上部
とに配設され、バケット20に連設されたブラケット2
1が上記バケット取付孔25に固着ピン26で固着され
るようになっている。さらに上記作業部材側部分には、
ブレーカ結合時用のピン取付孔27と係合溝28とが図
5で左側端部と中央下部とに配設されている。上記係合
溝28は、上記枢軸挿通孔22を中心とする円弧状に形
成されている。
【0030】上記ブレーカ30は、図7及び図8にも示
すように、駆動源を内蔵したブレーカ本体31と、その
先端部に着脱可能に取付けられるチゼル32とを備え、
上記ブレーカ本体31が一対のブラケット33間に組付
けられており、上記一対のブラケット33は、ブレーカ
本体31を挾んで相対向した状態で、先端側の複数箇所
と後端近傍部とでボルト34及びナット34aにより結
合されている。なお、ブレーカ30が油圧駆動の場合、
ブレーカ本体31内の駆動源に油圧を供給するためのホ
ース35がブレーカ本体31に接続される。
【0031】上記ブラケット33の後端側の一側部に
は、アダプター8のピン取付孔27に対応する結合時用
のピン取付孔36と、結合解除時用のピン取付孔37と
が所定間隔をおいて配置されている。ブラケット33の
後端側の他側部には、係合ピン取付孔38が設けられ、
この取付孔38に、上記係合溝28に対応する係合ピン
39が固着されている。上記ブレーカ本体31の前端に
はチゼル装着孔40が開口している(図9参照)。
【0032】また、上記アーム1の先端側下面には、上
記ブラケット33のピン取付孔37に対応する結合解除
時用のピン取付孔42を有するブラケット41が連設さ
れている(図2参照)。
【0033】そして、上記アダプター8とブレーカ30
のブラケット33とに設けられた相対応する結合時用の
ピン取付孔27,36に連結ピン43が取り付けられる
とともに、上記ブラケット33の係合ピン取付孔38に
固着された係合ピン39が上記アダプター8の係合溝2
8に係合した状態では、上記ブレーカ30がアダプター
8に対して一体に回動するような結合状態となり、一
方、ブレーカ30のブラケット33とアーム1のブラケ
ット41とに設けられた相対応する結合解除時用のピン
取付孔37,42に連結ピン43が付け替えられるとと
もに、上記係合ピン39が上記係合溝28から離脱した
状態では、アダプター8とブレーカー30が相対移動可
能な結合解除状態となる。このようにして結合手段が構
成されている。
【0034】さらに、図9及び図10にも示すように、
上記アーム1の基端側下面には、揺動可能な係止部材4
5と、付勢手段としてのスプリング46とを有する係止
手段が設けられている。上記係止部材45の上端部は揺
動軸47に取付けられ、この揺動軸47はアーム1の下
面に設けられたブラケット48に枢支されており、上記
係止部材45が、揺動軸47を中心として、係止位置に
相当する起立位置(図9中に実線で示すようにアーム1
下面に対して略直角に下方に突出した状態)と係止解除
位置に相当する傾倒位置(図9中に二点鎖線で示す状
態)とにわたって揺動可能となっている。この係止部材
45の片面には、上記ブレーカ本体31のチゼル装着孔
40に係合する突出部49が設けられており、突出部4
9の下面は傾斜面50とされることにより、上記ブレー
カ30がアーム1の下面に沿った状態まで回動したとき
に自動的に上記突出部49がチゼル装着孔40に係合す
るようになっている。係止部材45の下端部には係止解
除操作のための操作片45aが連成されている。
【0035】上記スプリング46は、上記係止部材45
とこれに対向するスプリング受板51との間に配置され
た状態で、スプリング受板51に取り付けられた軸体5
2に保持され、係止部材45を起立位置に付勢してい
る。なお、係止部材45の起立位置はストッパー53に
よって保持されている。
【0036】以上のような当実施形態の装置によると、
ブレーカ30による破砕作業を行なうときには、図1及
び図2に示すように、リンク13の端部にアダプター8
を枢支連結するピン16がアダプター8の第1の連結孔
23に取付けられるとともに、アダプター8とブレーカ
30のブラケット33とに設けられた相対応する結合時
用のピン取付孔27,36に連結ピン43が取付られ、
かつ、上記ブラケット33に固着された係合ピン39が
上記アダプター8の係合溝28に係合した状態とされ
る。
【0037】この場合に、アダプター8に対するブレー
カ30の相対回転で係合ピン39が係合溝28から抜け
出そうとするときの係合ピン39の移動方向は連結ピン
43(ピン取付孔27,36)を中心とした円周方向と
なるのに対し、係合溝28は枢軸挿通孔22を中心とす
る円弧上に形成されていて、上記係合ピン39の移動方
向とずれているため、係合ピン39が係合溝28から抜
け出すことがなく、係合状態が保持される。つまり、ア
ダプター8に対してブレーカ30が固定される。
【0038】従ってこの状態では、油圧シリンダ10の
駆動により、上記アダプター8と一体的にブレーカ30
が回動する。これにより、図1中に実線及び二点鎖線で
示すようにブレーカの角度変更が可能となって、例えば
実線のようにブレーカ30が垂直下方に向くように角度
調節された状態で破砕作業が行われる。また、ブームシ
リンダ7及びアームシリンダ6の駆動により図1中に二
点鎖線で示すようにブーム2及びアーム1の角度を変え
ることでブレーカ30の位置を変えられたときは、その
アーム1の角度変更に応じ、アーム1に対するブレーカ
30の角度が調節される。このようにして破砕作業が効
果的に行われる。
【0039】この場合、アダプター8に固定されている
バケット20は、ブレーカ30に対して破砕作業の邪魔
にならない一定の位置関係に保たれる。
【0040】また、この破砕作業後に、バケット20に
よる掘削作業に変更されるときは、ブレーカ30の先端
のチゼル32が取り外されるとともに、図2中に二転鎖
線で示す格納位置までブレーカ30が回動される。これ
により、アーム1の下面側に設けられている係止部材4
5がブレーカ30の先端部に自動的に係着される。ま
た、この格納位置ではブレーカ30のブラケット33と
アーム1のブラケット41とに設けられた結合解除時用
のピン取付孔37,42が相対応し、連結ピン43がこ
のピン取付孔37,42に付替えられる。
【0041】この状態では、ピン取付孔37,42に付
替えられた連結ピン43と上記係止部材45とにより、
ブレーカ30がアーム1に固定される。そして、上記ア
ダプター8がブレーカ30から離れる方向に回動される
と、上記係合溝28は枢軸挿通孔22(アダプター8の
回動中心)を中心とした円弧状に形成されているので係
合ピン39が係合溝28から抜け出して両者の係合も解
除され、アダプター8がブレーカ30とが分離される。
【0042】それから、リンク13の端部にアダプター
8を枢支連結するピン16がアダプター8の第2の連結
孔24に付け替えられ、この状態で、油圧シリンダ10
の駆動によりアダプター8及びバケット20が回動さ
れ、掘削作業が行われる。この場合、アダプター8の回
動範囲が上記第2の範囲に制限され、図4中の二点鎖線
位置がチルト動作の限界位置となるので、バケット20
上の砂等とブレーカ30との干渉が防止される。
【0043】また、この後に再び上記ブレーカ30によ
る破砕作業を行なうときは、ピン16がアダプター8の
第1の連結孔23に付け替えられることで回動範囲が上
記第1の範囲に広げられてから、アダプター8が格納位
置まで回動されることにより、アダプター8のピン取付
孔27及び係合溝28がブレーカ30のブラケットのピ
ン取付孔36及び係合ピン39に対応する状態とされ、
この状態でピン43がピン取付孔27,36に付け替え
られることにより、アダプター8にブレーカ30が連結
された状態に戻される。そして、上記係止部材45が操
作されてブレーカ30の先端との係合が解除されるとと
もにブレーカ本体31の先端にチゼル32が取り付けら
れ、ブレーカ30による破砕作業が可能な状態となる。
【0044】なお、上記実施形態では、バケット作業へ
の変更のためにブレーカ30を格納位置にしてアーム1
に固定する際に、チゼル32をブレーカ本体31から取
り外すようにしているが、アーム1が充分に長くてチゼ
ル32をブレーカ本体31に取り付けたままでもブーム
2等に干渉するようなことがなければ、チゼル32を取
り外さなくてもよい。この場合、上記係止部材45は、
ブレーカ本体31におけるチゼル装着孔40以外の適当
な部分に係着し得るようにしておけばよい。
【0045】また、上記実施形態ではリンク13の端部
にアダプター8を枢支連結するピン16をアダプター8
の第1,第2の連結孔23,24に対して付け替えるこ
とでアダプター8の回動範囲を変更し得るようにしてい
るが、このようにせずにアダプター8の回動範囲を上記
第1の範囲に相当する一定範囲とし、バケット20によ
る掘削作業時には操作側で回動量を調整するようにして
もよい。
【0046】このほかにも各部の構造は、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で変更して差し支えない。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、アーム先端に軸
支されて駆動手段により回動されるアダプターにバケッ
トとブレーカとを取付け、上記ブレーカによる破砕作業
時のアームに対するブレーカの角度を上記アダプターの
回動によって変更可能とし、かつ、上記ブレーカとバケ
ットとをブレーカによる破砕作業が可能な一定位置関係
に配置しているため、ブレーカとバケットとを付け替え
る必要なく、バケットによる掘削作業とブレーカによる
破砕作業とを行なうことができ、かつ、ブレーカによる
破砕作業の際に上記駆動手段でアダプターを回動させる
ことによりブレーカの角度を容易に調節することができ
る。従って、掘削作業と破砕作業とを選択的に行なうこ
とができるようにし、かつ、駆動系統等を簡単な構造と
しつつ、削作業及び破砕作業を容易に、かつ効果的に行
なうことができる。
【0048】とくに、上記ブレーカがアダプターに対し
て一体的に回動する結合状態と相対移動可能な結合解除
状態とに変更可能な結合手段を設けるとともに、上記結
合解除状態において上記ブレーカをアームに対して固定
する状態に係止する係止手段を上記アームに設けておけ
ば、バケットによる掘削作業時にブレーカがアームに固
定されるので、ブレーカがバケットのチルト等の動きの
邪魔になることがなく、掘削作業及び破砕作業をより一
層簡便に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による掘削、破砕作業装置
を備えたパワーシャベルの、破砕作業時の状態を示す正
面図である。
【図2】同状態での掘削、破砕作業装置の要部を示す拡
大正面図である。
【図3】上記パワーシャベルの、掘削作業時の状態を示
す正面図である。
【図4】同状態での掘削、破砕作業装置の要部を示す拡
大正面図である。
【図5】上記掘削、破砕作業装置におけるアダプターの
拡大正面図である。
【図6】上記アダプターの拡大側面図である。
【図7】上記掘削、破砕作業装置におけるブレーカの拡
大正面図である。
【図8】上記ブレーカの拡大側面図である。
【図9】上記掘削、破砕作業装置における係止手段の拡
大正面図である。
【図10】上記係止手段の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 アーム 8 アダプター 10 油圧シリンダ 11 リンク機構 16 枢支連結用のピン 20 バケット 23,24 連結孔 30 ブレーカ 27,36,37,42 ピン取付孔 43 連結ピン 45 係止部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削作業のためのバケットと破砕作業の
    ためのブレーカとをアームに装備した掘削、破砕作業装
    置であって、アーム先端に枢軸を介してアダプターを回
    動可能に軸支し、このアダプターを回動させる駆動手段
    を設けるとともに、このアダプターに上記バケットと上
    記ブレーカとを取付け、上記ブレーカによる破砕作業時
    のアームに対するブレーカの角度を上記アダプターの回
    動によって変更可能とし、かつ、上記ブレーカとバケッ
    トとをブレーカによる破砕作業が可能な一定位置関係に
    配置したことを特徴とする掘削、破砕作業装置。
  2. 【請求項2】 上記ブレーカがアダプターに対して一体
    的に回動する結合状態と相対移動可能な結合解除状態と
    に変更可能な結合手段を設けるとともに、上記結合解除
    状態において上記ブレーカをアームに対して固定する状
    態に係止する係止手段を上記アームに設けたことを特徴
    とする請求項1記載の掘削、破砕作業装置。
  3. 【請求項3】 上記結合手段として、連結ピンと、上記
    ブレーカと上記アダプターとの対応箇所に位置する結合
    時用の一対のピン取付孔と、上記ブレーカと上記アーム
    とに設けられてブレーカがアームに沿った格納位置にあ
    るときに相対応する結合解除時用の一対のピン取付孔と
    を設け、上記連結ピンを上記結合時用の一対のピン取付
    孔に取付けることによりブレーカがアダプターに対して
    結合状態となり、ブレーカが上記格納位置にあるときに
    上記連結ピンを上記結合時用の一対のピン取付孔から上
    記結合解除時用の一対のピン取付孔に付け替えることに
    よりブレーカがアダプターに対して結合解除状態となる
    ように構成したことを特徴とする請求項2記載の掘削、
    破砕作業装置。
  4. 【請求項4】 上記係止手段として、上記ブレーカがア
    ームに沿った格納位置にあるときにこれを係止する係止
    位置と係止解除位置とにわたって揺動可能な係止部材
    と、この係止部材を係止位置に付勢する付勢手段とを設
    けたことを特徴とする請求項2または3記載の掘削、破
    砕作業装置。
  5. 【請求項5】 アダプターの回動可能な範囲を第1の範
    囲と第2の範囲とに変更可能とし、かつ、上記第1の範
    囲ではブレーカがアームに沿った状態に対応する格納位
    置までの回動を許容し、上記第2の範囲では上記格納位
    置までの回動を禁止するように規制する回動範囲規制手
    段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の掘削、破砕作業装置。
  6. 【請求項6】 上記アダプターを回動させる駆動手段と
    して、枢支連結用のピンを介して上記アダプターに枢支
    連結されるリンク機構と、このリンク機構を介して上記
    アダプターを回動するシリンダとを設けるとともに、上
    記回動範囲規制手段として、上記アダプターに第1及び
    第2の連結孔を設け、選択的に一方の連結孔に上記枢支
    連結用のピンを取付けるようにしたことを特徴とする請
    求項5記載の掘削、破砕作業装置。
JP6616397A 1997-03-19 1997-03-19 掘削、破砕作業装置 Withdrawn JPH10266253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6616397A JPH10266253A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 掘削、破砕作業装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6616397A JPH10266253A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 掘削、破砕作業装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10266253A true JPH10266253A (ja) 1998-10-06

Family

ID=13307917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6616397A Withdrawn JPH10266253A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 掘削、破砕作業装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10266253A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016185578A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 古河ロックドリル株式会社 油圧ブレーカ用サイドブラケットおよびこれを備える油圧ブレーカ
CN110924339A (zh) * 2019-11-14 2020-03-27 中铁五局集团电务工程有限责任公司三环机械厂 一种多功能清扫车
KR102529226B1 (ko) * 2022-09-30 2023-05-08 주식회사 성빈글로벌 미니 굴삭기를 위한 버켓 및 니퍼 겸용 어태치먼트

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016185578A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 古河ロックドリル株式会社 油圧ブレーカ用サイドブラケットおよびこれを備える油圧ブレーカ
CN110924339A (zh) * 2019-11-14 2020-03-27 中铁五局集团电务工程有限责任公司三环机械厂 一种多功能清扫车
KR102529226B1 (ko) * 2022-09-30 2023-05-08 주식회사 성빈글로벌 미니 굴삭기를 위한 버켓 및 니퍼 겸용 어태치먼트

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6481124B1 (en) Quick coupler for bucket excavators
EP2076631B1 (en) Coupler for excavators
JP2003522859A (ja) 掘削機バケット用自在カプラ
US6718663B1 (en) Assembly for coupling implements to excavating machines
GB2330569A (en) Coupler hook for bucket excavators
JP6821213B2 (ja) 迅速交換連結装置、及び、その迅速交換連結装置を備えた迅速交換連結システム
US6139212A (en) Coupler for excavating machines and the like having fixed and moveable jaws
JP2674712B2 (ja) 関節式の連結構造を有するクレーン型機械
US9945093B1 (en) Excavator, excavator boom, stick object coupler receiver for the same and method of using the same
US6539650B2 (en) Swivel mounting for quick attachment bracket
JPH10266253A (ja) 掘削、破砕作業装置
US6332748B1 (en) Rotating pawl tool latch
JP4099111B2 (ja) オートヒッチ装置
JP2000248752A (ja) 建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け装置
EP0971076A1 (en) Digging and breaking apparatus
JP4034026B2 (ja) 建設機械の作業装置
JP2008196275A (ja) アタッチメント連結装置および作業機械
JPH0626071A (ja) アタッチメント着脱装置
JPH1018336A (ja) 作業機アタッチメントの簡易着脱装置
JP2000027225A (ja) 作業機の作業部着脱装置
JPH09158236A (ja) 建設機械における作業装置
JPH11193545A (ja) カプラ
JP3631224B2 (ja) 掘削機用アタッチメントの取付け装置
JP3378196B2 (ja) 建設機械の作業具交換構造
JP3706315B2 (ja) 作業機の連結装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040601