JP2812415B2 - 作業機の連結装置 - Google Patents

作業機の連結装置

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JP2812415B2 JP4251476A JP25147692A JP2812415B2 JP 2812415 B2 JP2812415 B2 JP 2812415B2 JP 4251476 A JP4251476 A JP 4251476A JP 25147692 A JP25147692 A JP 25147692A JP 2812415 B2 JP2812415 B2 JP 2812415B2
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朗 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三点リンク機構を介し
てトラクタの後部に連結される作業機の連結装置の構成
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクタの後部への作業機の連
結には三点リンク機構が広く採用されており、該三点リ
ンク機構を介して連結される作業機の連結装置も、作業
機の着脱を容易にすることを目的として各種発明されて
いたのである。例えば、前記発明の一つとして、トラク
タの後部に取付けられた三点リンク機構の後部と作業機
の前部との間に、左右一対の係合凹部とこれらの係合凹
部に係脱自在に係合される左右一対の係合軸部とを有す
る係合部を設け、該係合凹部からの係合軸部の離脱を阻
止する第一の回動位置と、該係合凹部からの係合軸部の
離脱を許容する第二の回動位置との間を係合軸部が移動
するように、前記係合部に回動自在なフックを左右に一
対設け、該フックの回動角度に応じてフックを第一の回
動位置と第二の回動位置とに向けて選択的に付勢するス
プリングを作業機の連結装置に設けるとともに、該スプ
リングよりも付勢力の強い付勢体を連結装置に設けて、
前記係合凹部からの係合軸部の離脱に応動して、前記フ
ックが第一の回動位置に向けて付勢されるように構成し
ていたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術にお
いては、フックを第一の回動位置に付勢するスプリング
の付勢力が、フックを第二の回動位置に固定するスプリ
ングの付勢力よりも大きく設定されていたのであるが、
フック回動時においては摩擦力等の影響を受けて、2本
のスプリングの付勢力関係のバランスが崩れてしまうの
で、これを防止する為に第一の回動位置に付勢するスプ
リングを大きく構成しなければならないという欠点があ
ったのである。また、第一の回動位置から第二の回動位
置に、離脱の為に回動操作した場合に、第二の回動位置
の位置で、回動レバーを固定する為の係止部が必要であ
ったのである。 本発明は、回動レバーを第二の回動位置
の位置に回動すると、該位置で自動的に固定することの
出来る機構を係止体により構成し、係合軸部が離脱する
と、自動的に回動レバーが第一の回動位置の位置に戻る
ように構成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段につい
て説明する。係合凹部10からの係合軸部13の離脱を
阻止する第一の回動位置Aと、該係 合軸部13が係合凹
部10から離脱することを許容する第二の回動位置Bと
の間で、回動する回動レバー15を設け、該回動レバー
15の両位置への回動により、係合軸部13を係止する
位置と、係合軸部13の離脱を許容する位置に回動する
フック14を設け、該回動レバー15をスプリング16
により第一の回動位置Aの位置に付勢した作業機の連結
装置Xにおいて、離脱時に、回動レバー15を第一の回
動位置Aから第二の回動位置Bの方向に回動させた際
に、フック14が連結ピン7の軸芯回りに後方へ回動す
るとともに、ねじりコイルスプリング18の付勢力によ
り後方へ回動して、ストッパー19で回動が停止される
係止体17を設け、回動レバー15を第一の回動位置A
方向に手を放してスプリング16により戻すと、係止体
17の先端係止部17aが係合軸部13の外周面に軸芯
方向で当接し、フック14と回動レバー15の戻りを阻
止すべく構成し、前記係合軸部13の係合凹部10から
の離脱により、前記係止体17と係合軸部13との係止
状態が解除されて、フック14と回動レバー15がスプ
リング16により第一の回動位置Aの位置に戻るように
構成したものである。
【0005】
【作用】本発明の作用について説明する。トラクタ1に
作業機20が連結されている状態においては、フック1
4は連結ピン7を支点としてスプリング16の付勢力に
より第一の回動位置に回動固定されて、係合軸部13が
係合凹部10から離脱することを阻止している。そし
て、トラクタ1から作業機20を取外す場合には、回動
レバー15を第一の回動位置Aから第二の回動位置Bの
方向に操作して、左右のフック14を移動させると、フ
ック14に設けた係止体17が係合軸部13に係止され
て、フック14が第二の回動位置に固定されて、係合軸
部13の係合凹部10からの離脱を可能にするのであ
る。更に、係合軸部13を係合凹部10から離脱させる
と、これに応動して係止体17とフック14が前方へ回
動して元の第一の回動位置に戻り、再び連結する時に係
合軸部13の係合凹部10への係合を許容するのであ
る。
【0006】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び解決する手段は
以上の如くであり、次に本発明の具体的な構成について
添付した図面により説明する。図1はトラクタに作業機
を装着した状態の側面図、図2は本発明の作業機連結装
置と作業機の側面図、図3は本発明の作業機連結装置の
後面図、図4は同じく側面図、図5はフックが係合軸部
を係合し、第二の回動位置にある状態を示す側面図、図
6は係合軸部が外れ、フックが第一の回動位置にある状
態を示す側面図、図7は第一の回動位置と第二の回動位
置の間にフックがある状態を示す側面図、図8は図4に
おける底面図、図9は図5における底面図である。
【0007】図1に示すように、トラクタ1後部には予
め三点リンク機構Yが取付けられ、該三点リンク機構Y
を構成している左右一対のロワーリンク2とトップリン
ク3の各後端は、本発明の作業機の連結装置Xの連結ピ
ン5と連結ピン7により枢支されており、該作業機の連
結装置Xに作業機20が装着されるのである。
【0008】まず、本発明の作業機の連結装置Xの構成
は図3、図4に示すように、アーチ状の連結フレーム8
の上部中央には板材を左右対称に近接して固設した連結
支持部材4が後方へ突出され、該連結支持部材4は上方
に開口した係合凹部9が設けられ、該係合凹部9に作業
機20の係合軸部12を嵌合できるようにしている。ま
た、前記アーチ状の連結フレーム8の両端部には、連結
支持部材6が左右対称に固設され、該各連結支持部材6
には前記三点リンク機構Yの各ロワーリンク2の後端を
枢支する為の連結ピン7が外側方へ突設され、後方に開
口する係合凹部10が設けられている。そして、前記連
結フレーム8の両端部の間には支持杆8aが横架されて
連結フレーム8の強度アップを図っているのである。
【0009】前記連結支持部材6には図4・図8に示す
ように、連結ピン7を中心として回動自在にフック14
が枢支され、該フック14には第一の回動位置Aと第二
の回動位置B間を回動可能とする回動レバー15が固設
されており、該回動レバー15と連結支持部材6の間に
は、フック14を第一の回動位置A方向へ付勢するスプ
リング16が介装されている。そして、前記フック14
には係合凹部10の略真下に左右方向水平向きの軸芯を
有し、側面視L状に構成した係止体17が枢支され、該
係止体17にはその軸芯回りに後方へ付勢するねじりコ
イルスプリング18が取付けられ、先端係止部17aが
係合凹部10の中央に位置するようにストッパー19が
設けられているのである。
【0010】また、前記作業機20の前部上方へ突出し
たトップリンクマスト11上端には係合軸部12が、下
部両側には係合軸部13が設けられ、図2に示すよう
に、係合軸部12と前記係合凹部9、及び係合軸部13
と前記係合凹部10がそれぞれ係脱自在に係合できるよ
うに構成されているのである。
【0011】このような構成において、図4〜図9によ
り、トラクタへの作業機の連結方法を説明する。まず、
トラクタ1を作業機20の向きと一致させて位置し、三
点リンク機構Yを下降させて後進して連結装置Xの係合
凹部9と作業機20の係合軸部12を一致させて、三点
リンク機構Yを上昇させて係合させる。次に、その上昇
に伴い作業機20の下端部が、地面から離反して作業機
20が持ち上げられて、係合凹部9を支点として作業機
20が前方に回動し、図6に示すように、係合軸部13
が係合凹部10内側へ入るようにフック14を押し下げ
始め、図7に示すように、係合軸部13がフック14を
押し下げて係止体17の軸当接部17bに当接しながら
係止体17を前方へ回動させて、図4に示すように、係
合軸部13が係合凹部10の最奥部まで入り込む。この
ときフック14はスプリング16により第一の回動位置
A側へ付勢されて係合軸部13は係合凹部10内に離脱
が阻止される状態となり、トラクタ1への作業機20の
連結は終了するのである。尚、前記係止体17は、係合
軸部13に作用する作業機20の重量によって前側へ回
動させられ、係止体17の軸当接部17bと係合軸部1
3の当接状態はねじりコイルスプリング18の付勢力に
よって維持されているのである。
【0012】次に、トラクタからの作業機の取外し方法
を説明する。まず、回動レバー15を第一の回動位置A
から第二の回動位置Bの方向に回動させる。次に、前記
トラクタ1の三点リンク機構Yを下降させて作業機20
の下部を接地させると、図5に示すように、フック14
が連結ピン(支軸)7の軸芯回りに後方へ回動するとと
もに、係止体17もねじりコイルスプリング18の付勢
力により後方へ回動してストッパー19で回動が停止さ
れ、続いて、回動レバー15を第一の回動位置A方向に
回動させて戻す(手を放すとスプリング16により戻
る)と、係止体17の先端係止部17aが係合軸部13
の外周面に軸芯方向で当接しその位置で固定され、係合
軸部13は係合凹部10内からの離脱を許容する状態と
なるのである。
【0013】そして、前記状態の下でトラクタ1を前進
させて行くと、係合軸部13は係合凹部10内から完全
に離脱することになり、図7に示すように、フック14
は第二の回動位置から第一の回動位置に回動して戻り、
三点リンク機構Yが下降して係合軸部12が係合凹部9
から外れ作業機20の取外しは終了することになるので
ある。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。第一に、作業機を離脱
させる場合、フックを第二の回動位置に回動させて放す
だけでフックに設けた係止体により自動的に係合軸部が
離脱できるようにフックを固定して離脱できることが許
容される状態となり、離脱するとフックは元の位置に戻
り、トラクタに連結されている作業機を取外して再びト
ラクタに連結する場合、フックを操作することなく連結
を行うことができるのである。以上のような作用を、回
動レバー15に設けた付勢バネはスプリング16の1本
のみで行うことが可能となったのである。 第二に、回動
レバー15とフック14を離脱許容状態に維持する操作
を、係止体17と係合軸部13の軸心方向への係止接当
状態により得ることが出来るので 、構造が簡単でコンパ
クトな離脱解除機構とすることができたのである。 第3
に、係合軸部13が係合凹部10から出ることにより、
直ちに係止体17と係合軸部13の係止状態が崩れるの
で、フック14と回動レバー15を、スプリング16の
付勢力で戻すことができ、回動レバー15をオペレータ
ーが操作することなく、簡単に元の作業機連結開始可能
状態に戻すことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタに作業機を装着した状態の側面図であ
る。
【図2】本発明の作業機連結装置と作業機の側面図であ
る。
【図3】本発明の作業機連結装置の後面図である。
【図4】同じく側面図である。
【図5】フックが係合軸部を係合し、第二の回動位置に
ある状態を示す側面図である。
【図6】フックから係合軸部が外れ、フックが第一の回
動位置にある状態を示す側面図である。
【図7】第一の回動位置と第二の回動位置の間にフック
がある状態を示す側面図である。
【図8】図4における底面図である。
【図9】図5における底面図である。
【符号の説明】
X 作業機の連結装置 Y 三点リンク機構 6 連結支持部材 7 連結ピン 8 連結フレーム 9 係合凹部 11 連結アーム 13 係合軸部 14 フック 15 回動レバー 16 スプリング 17 係止体 17a 先端係止部 17b 軸当接部 18 ねじりコイルスプリング 19 ストッパー 20 作業機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係合凹部10からの係合軸部13の離脱
    を阻止する第一の回動位置Aと、該係合軸部13が係合
    凹部10から離脱することを許容する第二の回動位置B
    との間で、回動する回動レバー15を設け、該回動レバ
    ー15の両位置への回動により、係合軸部13を係止す
    る位置と、係合軸部13の離脱を許容する位置に回動す
    るフック14を設け、該回動レバー15をスプリング1
    6により第一の回動位置Aの位置に付勢した作業機の連
    結装置Xにおいて、離脱時に、回動レバー15を第一の
    回動位置Aから第二の回動位置Bの方向に回動させた際
    に、フック14が連結ピン7の軸芯回りに後方へ回動す
    るとともに、ねじりコイルスプリング18の付勢力によ
    り後方へ回動して、ストッパー19で回動が停止される
    係止体17を設け、回動レバー15を第一の回動位置A
    方向に手を放してスプリング16により戻すと、係止体
    17の先端係止部17aが係合軸部13の外周面に軸芯
    方向で当接し、フック14と回動レバー15の戻りを阻
    止すべく構成し、前記係合軸部13の係合凹部10から
    の離脱により、前記係止体17と係合軸部13との係止
    状態が解除されて、フック14と回動レバー15がスプ
    リング16により第一の回動位置Aの位置に戻るように
    構成したことを特徴とする作業機の連結装置。
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