JP2002223603A - 作業機連結装置 - Google Patents

作業機連結装置

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JP2002223603A
JP2002223603A JP2001020765A JP2001020765A JP2002223603A JP 2002223603 A JP2002223603 A JP 2002223603A JP 2001020765 A JP2001020765 A JP 2001020765A JP 2001020765 A JP2001020765 A JP 2001020765A JP 2002223603 A JP2002223603 A JP 2002223603A
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JP2001020765A
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English (en)
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Tatsuya Maeyama
達哉 前山
Seiichi Okamura
誠一 岡村
Kazumasa Fujita
和正 藤田
Kenichiro Nakajima
健一郎 中島
Koki Hirata
光喜 平田
Takaaki Ono
貴章 大野
Takahito Kurohara
孝仁 黒原
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着枠に対するロータリ耕耘機の装着状態を
確実且つ安定して維持する。 【解決手段】 走行機体にロータリ耕耘機11を装着す
るための装着枠10を備え、該装着枠10に、ロータリ
耕耘機11側に備えた下連結ピン60が嵌合される嵌合
受具54と、該嵌合受具54に嵌合した下連結ピン60
を離脱不能にロックするロック部材65と、該ロック部
材65によるロックを解除する操作レバー75とを備
え、前記ロック部材65をロック状態としたときに、操
作レバー75によるロック解除方向への操作を規制する
規制部材79を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本発明は、トラク
タ等の走行機体に対して作業機を装着するための作業機
連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の作業機連結装置として、トラクタ
の後方に3点リンクを介してロータリ耕耘機を連結する
場合に、その連結を容易に行う装着枠を備えたものが特
許第2680216号公報、特開平7−184403号
公報等により公知である。この装着枠は、ロータリ耕耘
機の上部に設けられた上連結ピンに対して下側から引っ
掛ける引掛け具と、ロータリ耕耘機の下部に左右一対設
けられた下連結ピンを後方から嵌合可能な嵌合受具とを
備え、更に、該嵌合受具に嵌合された下連結ピンを離脱
不能にロックするロック部材を備えたものとなってい
る。
【0003】前記ロック部材は、左右方向の支軸を介し
て装着枠に上下揺動自在に取り付けられ、上方に揺動す
ることで下連結ピンをロックし、下方に揺動することで
ロック解除するようになっている。そして、このロック
部材には、下連結ピンをロックする方向に付勢するバネ
と、このバネに抗してロック部材をロック解除方向に揺
動操作する操作レバーとが接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術にあって
は、ロック部材のロック状態がバネによる付勢力で維持
されているだけであるため、固い圃場や大きな石等が多
い圃場などの悪条件下で耕耘作業を行うと、ロータリ耕
耘機に対して強い衝撃が付与され、該衝撃によってロッ
ク部材がバネに抗してロック解除方向に揺動する恐れが
あった。このような事態が発生すると、装着枠に対する
ロータリ耕耘機の装着状態が不安定となり、適正な耕耘
作業に支障を来すこととなる。
【0005】本発明は、ロック部材によるロックを解除
する操作レバーに対して、そのロック解除方向への操作
を規制することにより、前記ロック部材の不慮のロック
解除を防止し、装着枠に対する作業機の装着状態を安定
して維持することができるようにした作業機連結装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明は、走行機体に作業機を装着するための装着
枠を備え、該装着枠に、作業機側に備えた連結具が嵌合
される嵌合受具と、該嵌合受具に嵌合した前記連結具を
離脱不能にロックするロック部材と、該ロック部材によ
るロックを解除する操作レバーとを備えている作業機連
結装置において、前記ロック部材をロック状態としたと
きに、操作レバーによるロック解除方向への操作を規制
する規制部材を備えていることを特徴とするものであ
る。
【0007】かかる構成によって、操作レバーのロック
解除方向への操作が規制されるので、ロック部材が確実
にロック状態に保持されることになり、作業機に強い衝
撃等が加わったとしても連結具が嵌合受具から離脱する
ようなことを防止できる。前記規制部材は、前記操作レ
バーのロック解除方向への操作を規制するように、該操
作レバーに対してロック解除方向の前側に位置する状態
と、前記操作レバーの操作規制を解除するように、該操
作レバーに対して前記ロック解除方向の後側に位置する
状態とに反転自在に設けられた当止め片を有しているこ
とを特徴としている。これによって、操作レバーの操作
規制及び規制解除が当止め片の反転操作によって簡単且
つ迅速に切り換えられるようになる。
【0008】また、前記規制部材は、操作レバーのロッ
ク解除方向への操作を規制する突出位置と、この規制を
解除する退避位置との間で操作レバーに対して出退自在
に設けられていることを特徴とし、これによっても操作
レバーの操作規制及び規制解除が簡単に切り換えられ
る。更に、この場合には、前記規制部材を、操作具に対
する突出位置と退避位置とに位置決めする位置決め手段
を備えるのが好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図7において、1はトラクタ車体
で例示する走行機体であり、その後部上には左右一対の
リフトアーム2を有する作業機昇降用油圧装置3が設け
られ、後面下部からPTO軸4が突出されている。ま
た、トラクタ車体1の後部には3点リンク5が設けら
れ、この3点リンク5のトップリンク5A前端はトラク
タ車体1に固定のブラケット6に枢支連結され、3点リ
ンク5の左右各ロワーリンク5Bの前端は、トラクタ車
体1後部の左右側部に枢支連結され、各ロワーリンク5
Bの前後中途部はリフトロッド7を介して左右リフトア
ーム2に連結されている。
【0010】3点リンク5の後端部には装着枠10が設
けられ、この装着枠10にロータリ耕耘機で例示する作
業機11が着脱自在に連結されている。このロータリ耕
耘機11は、左右中央のギヤケース12から左右両側に
サポートアーム13を突設し、左側サポートアーム13
の外端に伝動ケース14Aを接続し、右側サポートアー
ム13の外端にサイドフレーム14Bをそれぞれ設けて
なるロータリ機枠15を備えている。ロータリ機枠15
の下部には、伝動ケース14Aとサイドフレーム14B
との下部間に回転自在に架設された爪軸16と、該爪軸
16上に取り付けられた多数の耕耘爪17とからなるロ
ータリ耕耘部18を備えている。
【0011】また、ロータリ機枠15にはロータリ耕耘
部18を覆うカバー装置20が設けられている。前記ト
ラクタ車体1のPTO軸4からの動力は、自在継手21
や伝動軸22を介してギヤケース12の入力軸23に伝
達され、更に、入力軸23から伝動機構を介してロータ
リ耕耘部18に伝達されて、爪軸16及び耕耘爪17を
駆動するようになっている。図5において、耕耘爪17
の基端部は、爪軸16の外面から突出された角筒形の爪
取付具24に挿入され、ボルト、ナット等の締結具25
にて固定されている。また、爪軸16の左右両端部に
は、当該爪軸16を回転自在に支持する軸受部や該軸受
部を外部からシールするシール部材(いずれも図示略)
が設けられると共に、このシール部材の外周側が保護カ
バー26により覆われている。
【0012】爪軸16の左右両端部に配設された爪取付
具24には、前記締結具25を利用して草切り爪27が
取付固定されている。この草切り爪27は、爪軸16か
ら保護カバー26に亘って草等が絡みつくのを防止する
ものであり、爪取付具24の左右内側面に当接して締結
具25により固定される取付片27Aと、該取付片27
Aの前端から左右外方に延伸して保護カバー26の外周
近傍に配設される爪片27Bとを有している。更に、爪
片27Bは、側面視において爪軸16の径方向に略沿っ
て立設された縦壁28と、該縦壁28の径外端から保護
カバー26側に向けて傾斜する傾斜壁29とによって構
成されている。
【0013】ここで、従来より知られている草切り爪と
しては、例えば、特開平7−23602号公報に開示さ
れているものがあり、この技術は、本実施形態の爪片2
7Bのうち傾斜壁29を有さず、縦壁28のみを有した
構成となっている。この従来技術の草切り爪を正逆回転
式のロータリー耕耘機に採用すると、正転時(図5の矢
示D方向)には何ら支障はないが、逆転時(矢示E方
向)には、爪取付具24、縦壁28、保護カバー26及
び伝動ケース14A(又はサイドフレーム14B)との
間に形成される箱形の空間に石等が入り込みやすくな
り、伝動ケース14A等を傷つけたり駆動ロスを生じる
恐れがある。
【0014】これに対して、本実施形態の草切り爪27
の場合は、ロータリ耕耘部18の逆転時に、その回転方
向前端側が保護カバー26に近接し且つ回転方向後方側
へ行くに従い保護カバー26から離反するような傾斜壁
29を設けているため、小石等が傾斜面に沿って外方へ
跳ね上げられ、小石等の詰まりを防止することができ
る。前記カバー装置20は、図6に示すように、ロータ
リ耕耘部18の上方を覆う主カバー31と、該主カバー
31の後端部に左右方向の軸心周りに回動自在に枢結さ
れた後部カバー32と、主カバー31を左右両端部にお
いて支持する支持カバー33とを有し、主カバー31
は、支持カバー33を介して伝動ケース14A及びサイ
ドフレーム14Bに対して左右方向の支点部34を介し
て前後揺動自在に取り付けられている。
【0015】前記支点部34は爪軸16の軸心よりもや
や前上側に偏心した位置に設定されており、図6(b)
に示すように、代かき作業等の際に主カバー31を後方
へ回動すると、ロータリー耕耘部18の外端部(耕耘爪
17外端の回転軌跡、2点鎖線で示す)と主カバー31
及び後部カバー32との隙間(ハッチングで示す)が狭
くなり、当該隙間を介して前方に土が飛散することが少
なくなることから、代かきに要する土量をカバー内に確
保することができ、作業効率が向上する。これに対し
て、図6(a)に示すように、通常の耕耘の際に主カバ
ー31及び後部カバー32を前方に回動した場合、これ
らカバー31,32とロータリ耕耘部18との隙間が拡
大するように構成されており、これによって耕耘抵抗及
び駆動ロスの低減が図られるものとなっている。
【0016】図7に示すように、前記主カバー31の前
端部にはスタンド装置35が設けられており、該スタン
ド装置35は、図4に示す如く、脚部36と、該脚部3
6を前後方向の支点ピン37回りに回動自在に支持する
取付具38とを有する。取付具38は、主カバー31の
前端部に取付固定されたブラケット39を有し、該ブラ
ケット39には、前記支点ピン37が前方突出状に設け
られている。前記脚部36は、丸パイプ等の棒状部材に
より構成され、その下端部に接地板36aが設けられて
おり、上部側は、前記支点ピン37が抜止された状態で
挿通されて軸心回りに回動自在に支持されている。
【0017】従って、脚部36は、主カバー31から下
方に垂下した作用姿勢(図4の実線の状態)と、該作用
姿勢から上方に揺動して横向きとなった格納姿勢(図4
(a)の2点鎖線の状態)とに姿勢変更自在に構成され
ており、この各姿勢は、脚部36の上部側に備えた位置
決め手段41によって位置決め固定されるようになって
いる。位置決め手段41は、上下中途部が脚部36に対
して左右方向の枢支軸42を介して枢結された操作具4
3と、該操作具43の上部側に前端が枢結された位置決
めピン44と、この位置決めピン44の後端が係脱自在
に係合する位置決め孔40とを有し、該位置決め孔40
は、前記取付具38における支点ピン37の側方と上方
との2箇所に穿設されている。
【0018】また、位置決めピン44は、脚部36の上
端部を前後摺動自在に貫通して2箇所の前記位置決め孔
40のいずれかに挿入、係合するようになっている。操
作具43は、枢支軸42を支点としてその上下部分がシ
ーソー運動をするようになっており、更に、バネ等の付
勢具(図示略)によって位置決めピン44を位置決め孔
40に挿入する方向へ付勢されている。上記の構成によ
れば、脚部36を作用姿勢として支点ピン37上方の位
置決め孔40に位置決めピン44を挿入することで、脚
部36を作用姿勢に位置決めすることができ、格納姿勢
として支点ピン37側方の位置決め孔40に対して位置
決めピン44を挿入することで、格納姿勢に位置決めす
ることができるようになっている。
【0019】また、操作具43の下部側を脚部36に接
近する方向へ揺動操作すると、位置決めピン44が位置
決め孔40から離脱し、脚部36の位置決めが解除され
るようになっている。ここで、従来より採用されていた
スタンド装置としては、特開平9−327201号公報
に開示されているものがあり、かかるスタンド装置は、
ロータリ耕耘部の上方を覆う主カバーの前部に支持ブラ
ケットを備え、該支持ブラケットに上下方向に貫通する
挿通孔を形成すると共に、該挿通孔に脚部(スタンド部
材)を上下摺動自在に挿通していた。
【0020】そして、脚部を上方へ摺動するとともに、
支持ブラケットに係合するβピンを脚部の下部に着脱自
在に取り付けることによって格納状態とし、逆に脚部を
下方へ摺動するとともに、前記βピンを脚部の上部に付
け替えることによって作用状態としており、前記βピン
は脚部から着脱する必要があるために、作業が繁雑にな
るとともに紛失の可能性が高いものであった。これに対
して、本実施形態では、位置決めピン44を脚部36か
ら着脱する必要がないことから紛失の恐れはなく、更に
操作具43によって簡単に位置決め及び位置決め解除が
行えるようになっている。
【0021】前記ロータリー耕耘機11をトラクタ車体
1に装着するための装着枠10は、図2及び図3に示す
ように、角パイプ等によって正面視山形状に形成された
主枠51と、この主枠51の上下中間部において左右側
部を連結する中間枠52と、主枠51の頂部に設けられ
た引掛具53と、主枠51の左右両側下端部に設けられ
た嵌合受具54と、を有している。引掛具53は、主枠
51及び中間枠52の左右中央部を上下方向に繋ぐ上部
連結体55の後部にフック形状として設けられ、ロータ
リ耕耘機11のトップマスト56に設けた左右方向の上
連結ピン57に対して下側から引っ掛けられるようにな
っている。また上部連結体55の上端部は、トップリン
ク5Aの後端にピンを介して枢結されている。
【0022】左右各嵌合受具54は、主枠51の下端に
固着された下部連結体58の後部に後方開放状の切欠凹
部として設けられ、ロータリー耕耘機11の左右サポー
トフレーム13にブラケット59を介して設けられた下
連結ピン60(本発明にかかる連結具)が前記嵌合受具
54に後方から嵌入可能となっている。また、下部連結
体58の前部下側には、左右外方に突出する連結軸61
が設けられ、この連結軸61にロワーリンク5Bの後端
が連結されるようになっており、左右下部連結体58は
左右方向の下部枠62により互いに連結されている。
【0023】前記下部連結体58には、左右方向の横軸
64を介してロック部材65が回動自在に支持されてお
り、このロック部材65の後部は、嵌合受具54に嵌入
した下連結ピン60に係合可能であり、係合することに
より嵌合受具54から下連結ピン60が離脱するのを防
止している。ロック部材65は、横軸64よりも後部側
が下連結ピン60に係合するとともに、コイルバネ66
によって係合する方向に付勢されており、横軸64より
も前部側には、ロック部材65の下連結ピン60に対す
る係合(ロック)を解除する解除手段70が接続されて
いる。
【0024】この解除手段70は、ロック部材65の前
部側に回動自在に連結された背面視山形状のリンク71
と、中間枠52から前方に突出したブラケット72と、
下端部が前記ブラケット72に対して左右方向の支軸7
4を介して枢支されたアーム73と、アーム73の前面
側に下端部が固定された操作レバー75とを有し、前記
アーム73の上部側にリンク71の上部左右中央が相対
回転自在に貫通されている。また、操作レバー75は、
主枠51の前側であって上部連結体55の左右一側(右
側)に上下方向に配設されている。
【0025】操作レバー75を図2の実線状態から前方
(矢示A方向)に倒して2点鎖線の位置まで回動操作す
ると、リンク71が支軸74を超えて前方に移動すると
ともに上方にも移動し、これによってロック部材65の
前部が引き上げられて、ロック部材65が図2の時計方
向に回動して下連結ピン60との係合が解除されるよう
になっている。この際、リンク71は、2点鎖線で示す
位置では支軸74のやや前側に配設され且つコイルバネ
66の付勢力により引き下げられる方向に付勢されてい
るため、アーム73は前方に回動する方向に付勢される
ようになっており、操作レバー75の下端部がブラケッ
ト72に当接することによりアーム73の前方への回動
が規制されている。これによってロック部材65が2点
鎖線で示す位置に保持されるようになっている。
【0026】本発明においては、前記ロック部材65が
下連結ピン60に係合した状態(ロックした状態)で解
除手段70の操作を規制する規制手段78が設けられて
おり、この規制手段78は、解除手段70における操作
レバー75のロック解除方向への操作(揺動)を規制す
る規制部材79を有している。この規制部材79は、図
1に示すように、丸棒材等により形成されたロッド部8
0と、該ロッド部80の一端に設けられたリング状の指
掛け部(操作部)81と、同他端に設けられた当止め部
82とを有する。
【0027】他方、上部連結体55は、左右一対の側板
材55a、55bにて構成され、操作レバー75は、上
部連結体55の一側(右側)に上下方向に延伸されてお
り、規制部材79のロッド部80が、左右側板材55
a、55bに対して左右方向摺動自在に挿通され、ロッ
ド部80における操作レバー75側の端部に前記当止め
部82が配設され、反対側に指掛け部81が配設されて
いる。当止め部82は、ロッド部80の端部に固着され
る取付片82aと、該取付片82aの一端から側方に延
びる当止め片82bによってL字状に形成されている。
そして、当止め片82bを、図1(a)の如く操作レバ
ー75の前側に配置することによって、操作レバー75
の前方揺動(ロック解除方向Aへの揺動)を規制するも
のとなっている。
【0028】また、左右側板材55a、55bの間であ
ってロッド部80の外周部にはピン85により位置決め
された受け座83が取り付けられ、この受け座83と左
側の側板材55bとの間には圧縮コイルバネよりなる付
勢具84がロッド部80上に外嵌されており、該付勢具
84は、規制部材79(当止め部82)を操作レバー7
5側へ突出する方向に付勢するものとなっている。ま
た、規制部材79の突出量は、受け座83又はピン85
が右側の側板材55aの内側面に当接することにより規
制されている。
【0029】上記のように、規制部材79によって操作
レバー75のロック解除方向Aへの揺動を規制すること
により、耕耘作業中等にロータリー耕耘機11に対して
強い衝撃等が加わったとしても、ロック部材65が誤っ
てロック解除されることはなく、よって装着枠10に対
するロータリ耕耘機11の装着状態を確実且つ安定して
維持することが可能となる。また、規制部材79による
操作レバー75の操作規制を解除するには、図1(a)
に示すように、指掛け部81を介して規制部材79を矢
示B方向に引っ張ることによって、当止め片82bを操
作レバー75の前側から側方に退避し、更に、矢示Cで
示すように規制部材79をロッド部80の軸心回りに1
80°反転し、その後、付勢具84によって図1(b)
の矢示B’で示す方向(操作レバー75側)に摺動する
ことによって、当止め片82bを操作レバー75の後側
に配設する。
【0030】これにより、操作レバー75の前方(矢示
A方向)揺動が許容され、当該操作レバー75にてロッ
ク部材65のロック解除が可能となっている。このよう
に規制部材79を反転させることによって、操作レバー
75の操作規制及び規制解除が簡単且つ迅速に行えると
共に、規制部材79を上部連結体55等から取り外す必
要もないことから、紛失等を防止できるものとなる。ま
た、操作レバー75は、昇降用油圧装置3を介して装着
枠10を持ち上げたときにオペレータがトラクタ車体1
上から操作できる位置に配設されており、かかる操作レ
バー75に対応して規制部材79を配設することで、操
作レバー75と同様トラクタ車体1上から規制部材79
も操作できるようになっている。
【0031】すなわち、上記規制部材79は、直接的に
ロック部材65に係合してロック解除方向への回動を規
制したり、リンク71やアーム73等に係合するものと
して構成することも可能であるが、本実施形態のように
操作レバー75に対応して設けることで規制部材65の
操作性が向上されるのである。図8は、本発明の第2実
施形態を示すものである。本実施形態では、規制部材7
9のロッド部80外周に径外方向に突出するストッパ片
86を設け、このストッパ片86が挿通する切欠87を
上部連結体55の側板材55bに形成したものとなって
いる。
【0032】そして、規制部材79にて操作レバー75
の操作規制を行う場合には、上記第1実施形態と同様に
当止め部82を操作レバー75側に突出して当止め片8
2bを操作レバー75の前側に配設する。また、操作レ
バー75の規制解除を行う場合には、規制部材79を矢
示B方向に引っ張って切欠87からストッパ片86を離
脱し、更に図8(b)に示すように、ロッド部80の軸
心回りにやや回転してストッパ片86を側板材55bの
板面に係合させることにより、当止め部82を操作レバ
ー75から退避した状態に位置決めするものとなってい
る。
【0033】ここで、前記ストッパ片86及び受け座8
3(又はピン85)、付勢具84は、操作レバー75の
操作を規制する突出位置とこの規制を解除する退避位置
とに規制部材79を位置決めする位置決め手段88を構
成している。本実施形態においても上記第1実施形態と
同様の作用効果を奏するものとなっているが、ストッパ
片86や切欠87を形成する必要があることから構造が
若干複雑となり、この点で第1実施形態の方が有利であ
る。なお、本実施形態において、操作レバー75側に規
制部材79が挿脱自在に挿通する孔や溝等を設けてお
き、この孔等に対して規制部材79を挿脱することによ
って操作レバー75の操作規制及び規制解除を行うよう
にしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、作
業機に対して強い衝撃が加わった場合などに、ロック部
材による連結具のロックが不慮に解除されるようなこと
を防止することができ、装着枠に対する作業機の装着状
態を確実に安定して維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる規制部材の平面
図であり、(a)は操作レバーの操作規制状態、(b)
は規制解除状態を示す。
【図2】装着枠の側面図である。
【図3】装着枠の正面図である。
【図4】(a)はスタンド装置の正面図、(b)は側面
図である。
【図5】(a)は草切り爪の斜視図、(b)は側面図、
(c)は背面図である。
【図6】ロータリ耕耘機の耕耘部及びカバーを示す側面
図である。
【図7】トラクタ車体に装着枠を介してロータリ耕耘機
を装着した状態を示す側面図である。
【図8】(a)は本発明の第2実施形態にかかる規制部
材の正面図、(b)は(a)のF−F矢示図である。
【符号の説明】
1 トラクタ車体(走行機体) 10 装着枠 11 ロータリ耕耘機(作業機) 54 嵌合受具 60 下連結ピン(連結具) 65 ロック部材 75 操作レバー 79 規制部材 82b 当止め片 88 位置決め手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 和正 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 中島 健一郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 平田 光喜 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 大野 貴章 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 黒原 孝仁 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B041 AA01 AB05 AC03 CA03 CA16 CG01 3J070 AA03 BA10 BA41 CC02 CD01 DA24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(1)に作業機(11)を装着
    するための装着枠(10)を備え、該装着枠(10)
    に、作業機(11)側に備えた連結具(60)が嵌合さ
    れる嵌合受具(54)と、該嵌合受具(54)に嵌合し
    た前記連結具(60)を離脱不能にロックするロック部
    材(65)と、該ロック部材(65)によるロックを解
    除する操作レバー(75)とを備えている作業機連結装
    置において、 前記ロック部材(65)をロック状態としたときに、操
    作レバー(75)によるロック解除方向への操作を規制
    する規制部材(79)を備えていることを特徴とする作
    業機連結装置。
  2. 【請求項2】 前記規制部材(79)は、前記操作レバ
    ー(75)のロック解除方向への操作を規制するように
    該操作レバー(75)に対して前記ロック解除方向の前
    側に位置する状態と、前記操作レバー(75)の操作規
    制を解除するように該操作レバー(75)に対して前記
    ロック解除方向の後側に位置する状態とに反転自在に設
    けられた当止め片(82b)を有していることを特徴と
    する請求項1に記載の作業機連結装置。
  3. 【請求項3】 前記規制部材(79)は、操作レバー
    (75)のロック解除方向への操作を規制する突出位置
    と、この規制を解除する退避位置との間で操作レバー
    (75)に対して出退自在に設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の作業機連結装置。
  4. 【請求項4】 前記規制部材(79)を、操作レバー
    (75)に対する突出位置と、退避位置とに位置決めす
    る位置決め手段(88)を備えていることを特徴とする
    請求項3に記載の作業機連結装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101318466B1 (ko) * 2011-06-03 2013-10-16 박명화 트랙터용 연결장치
KR101318286B1 (ko) 2011-08-23 2013-10-18 박회성 트랙터용 후크 안전장치

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