JP2000167885A - 中空体製品の成形方法および成形用金型 - Google Patents
中空体製品の成形方法および成形用金型Info
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Abstract
半中空成形品を金型のキャビティに残すことができ、ま
た2次成形時の高い射出圧力でも半中空成形品が変形あ
るいは破損しない。さらに、スライド先端部に丸みを持
たせることで、複雑であるアンダーカット処理の金型構
造が不要となり、小型化したシンプルな型構造となる中
空体製品の成形用金型を提供する。 【構成】 スライド金型(1)と、可動金型(10)
と、可動金型(10)にスライド可能に設けられている
スライドコア(20)とから構成する。そして、これら
の金型に一対の半中空成形品(A、B)が突合部(C、
D)を有するように成形される一対のキャビティ(C
1、C2)を設ける。また、スライドコア(20)の、
キャビティ(C1)の一部を構成する面(22)と、可
動金型(10)のキャビティ(C1)の一部を構成する
面(14)とにパーティングライン(P)側へ突き出た
受圧部(15、25)を設ける。
Description
品から中空体製品を成形する中空体製品の成形方法およ
びこの成形方法の実施に使用される成形用金型の関する
ものである。
ータンク、ブイ等の合成樹脂性の中空体製品の製造方法
としては、射出成形機による成形方法が知られている。
この射出成形機を用いた成形方法によると、完全に密封
された中空体製品を作ることができると共に、均一な肉
厚の中空体製品を作ることもでき、また複雑な形状にも
対処できる等の利点もあり、本出願人は例えば特開平5
−286054号公報、特開平7ー16945号公報、
特公平2ー38377号等により多数提案している。こ
のような成形方法の実施に使用される金型の一方の金型
には、1方の半中成形品を形成するための雄型と雌型と
が設けられ、そして他方の金型例えばスライド金型に
は、他方の半中成形品を形成するための雌型と雄型とが
設けられている。したがって、1次成形においてこの1
組の金型を使用して一対の半中成形品を成形し、そして
2次成形において、一対の半成形品がそれぞれの金型の
キャビィに残った状態で、スライド金型を他方の金型に
対してスライドさせて半中空成形品の突合部を互いに突
き合わせた後、突合部の接合用周溝に溶融樹脂を射出し
て一体化して中空体製品を得ることができる。
と、1次成形が終わって、2次成形をするためにはスラ
イド金型を他方の金型に対してスライドさせるために、
一旦型を開かなければならないが、このとき一対の半成
形品を金型のキャビィに残す必要がある。そのために、
金型にはコアあるいはピンが設けられている。このよう
に、従来の中空体製品の成形用金型にはコアあるいはピ
ンが設けられている。他にアンダーカット処理を型上で
行う構造が必要となり、金型の構造が複雑、比較的高価
なものとなっている。また、コアあるいはピンを設けな
ければならないので、金型が大きくなり、小型機対応の
金型としては必ずしも満足のいくものではない。さらに
は、コアあるいはピンを設けなければならないので、成
形品の形状の変更を余儀なくされることもある。
型51、スライドコア52等からなる金型を使用して、
一対の半中空成形品a、bの突合部c、dを突き合わ
せ、そして突合部c、dの周縁部の溝mに溶融樹脂を射
出して中空成形品を成形している状態を示す断面図であ
るが、同図に示されているように半中空成形品aに掴み
のような突起部tがあると、この突起部tの図5におい
て右側はアンダーカットとなり、成形品を取出すことが
できない。そこで、可動金型50にはスライドコア52
が設けられ、このスライドコア52を矢印方向にスライ
ドさせた後に可動金型50を開くように実施されてい
る。このように、スライドコア52を設けることにより
型開きの問題は解決されている。しかしながら、図5に
示されているように、一対の半中空成形品a、bの突合
部c、dの周縁部に溶融樹脂を射出して一対の半中空成
形品a、bを接合する2次成形時には、射出される樹脂
圧は矢印x、xで示されている方向にも作用するが、こ
のとき一方の半中空成形品bには、図5において上下方
向の肉厚方向に作用するので、問題は少ない。しかしな
がら、他方の半中空成形品aには肉薄の方向すなわち内
部空間の方向に作用し、この射出圧を受けるものがない
ので、2次樹脂圧により半中空成形品aの突合部cの近
傍が変形することがあり、さらには破損し溶融樹脂が内
部へ漏れることもある。したがって、2次成形時に射出
圧力を十分に上げることができず、樹脂の種類あるいは
中空体製品によっては接合部の強度に不足を招くことも
ある。本発明は、上記したような従来の問題点すなわち
金型にコアあるいはピンを格別に設けなくても半中空成
形品を金型のキャビティに残すことができ、また十分な
接合強度を得るために2次成形時には射出圧力を高くし
ても一対の半中空成形品が変形あるいは破損しない、中
空体製品の成形方法およびこの成形方法の実施に使用さ
れる成形用金型を提供することを目的としている。
成するために、請求項1に記載の発明は、スライド金型
と、可動金型と、前記可動金型あるいはスライド金型に
スライド可能に設けられている少なくとも1個のスライ
ドコアとからなる金型を使用して1、2次成形により中
空体製品を成形するとき、前記スライドコアには、半中
空成形品を成形するキャビティの一部を構成する面が延
長する形でパーティングライン側へ突き出た受圧部が設
けられているスライドコアを使用し、前記1次成形で
は、一対の半中空成形品をパーティングライン側に突合
部を有するように成形し、前記2次成形では、前記1次
成形で成形された一対の半中空成形品が前記スライド金
型と可動金型とにそれぞれ残った状態で前記スライド金
型を一対の半中空成形品のそれぞれの突合部が整合する
位置までスライドさせ、そして突合部に溶融樹脂を射出
して一対の半中空成形品を接合するときには前記受圧部
で樹指圧の一部を受けさせて接合し、接合された一対の
半中空成形品からなる中空体製品を取り出すときは、初
めに所定量だけ可動金型を開き、次いでスライドコアを
スライドさせ、その後可動金型を取出位置まで開いて取
り出すように構成される。請求項2に記載の発明は、ス
ライド金型と、可動金型と、前記可動金型あるいはスラ
イド金型にスライド可能に設けられている少なくとも1
個のスライドコアとからなり、これらの金型が1次成形
位置にあるときは、一対の半中空成形品がパーティング
ライン側に突合部を有するように成形される一対のキャ
ビティが構成され、前記スライド金型を2次成形位置に
スライドさせると、前記それぞれのキャビティにより成
形された一対の半中空成形品が前記それぞれのキャビテ
ィに保持された状態でそれぞれの突合部が突き合わされ
るようになっている金型であって、前記スライドコア
の、前記キャビティの一部を構成する面には、パーティ
ングライン側へ突き出た受圧部が設けられている。そし
て、請求項3に記載の発明は、スライド金型と、可動金
型と、前記可動金型あるいはスライド金型にスライド可
能に設けられている少なくとも1個のスライドコアとか
らなり、これらの金型が1次成形位置にあるときは、一
対の半中空成形品がパーティングライン側に突合部を有
するように成形される一対のキャビティが構成され、前
記スライド金型を2次成形位置にスライドさせると、前
記それぞれのキャビティにより成形された一対の半中空
成形品が前記それぞれのキャビティに保持された状態で
それぞれの突合部が突き合わされるようになっている金
型であって、前記スライドコアの、前記キャビティの一
部を構成する面には、パーティングライン側へ突き出た
受圧部が設けられていると共に、前記キャビティを構成
する可動金型の面にもパーティングライン側へ突き出た
受圧部が設けられている。
形品Sを成形する実施の形態について説明する。すなわ
ち、中空成形品Sは、図4の(ロ)において点々で示さ
れている第1の半中空成形品Aと、斜線で示されている
第2の半中空成形品Bとからなり、それぞれの突合部
C、Dにおいて接合され、そして第1の半中空成形品A
の方に突起部Tがある箱型の中空成形品Sの成形例につ
いて説明する。
されている状態における金型の実施の形態を示す断面図
であるが、同図に示されているように、上記のような中
空成形品Sを成形するための金型は、概略的には、図1
において上下方向にスライド可能に設けられているスラ
イド金型1と、同図において左右方向に型開閉自在に設
けられている可動金型10と、同図において上下方向に
スライド可能に設けられているスライドコア20とから
構成されている。なお、スライド金型1のスライドを案
内する固定金型30が取り付けられている固定盤、可動
金型10が取り付けられている可動盤、溶融樹脂の通路
であるスプル、ランナ、可動金型10をスライド金型1
に対して型締めする型締装置、射出ユニット等は図1に
は示されていない。
インP側から可動金型10の方へ突き出た、周壁3から
なるコア2が形成されている。このコア2により、後述
するように第1の半中空成形品Aを成形するためのキャ
ビティC1が構成される。そして、このコア2と所定の
間隔をいてその下方にパーティングラインP側に開口し
た第2の半中空成形品Bを成形するための、側壁5から
なる凹部4が設けられている。また、コア2の周囲に
は、このコア2と所定の間隔をいて小コア6が形成され
ている。そして、この小コア6の先端部は、中心部に向
かってテーパ状に低くなっている。これにより、後述す
るスライドコア20あるいは可動金型10と共働して断
面が略台形を呈する接合用の凹溝が突合部Cの外周部に
成形されることになる。
インP側は、スライドコア20をスライド可能に設ける
ために、切落面11を有するように切り落とされてい
る。そして、その下方にパーティングラインP側に開口
した凹部12が形成されている。この凹部12は、スラ
イド金型1のコア2、スライドコア20の先端面22等
と共働して第1の半中空成形品Aを成形するためのキャ
ビティC1を構成するもので、そのために、スライド金
型1のコア2よりも第1の半中空成形品Aの肉厚分だけ
大きくなっている。また、可動金型20の凹部12の底
部は、切落面11の方へ向かってテーパ状に延びた所定
幅の斜面13に連なっている。これにより、斜面13と
スライドコア20の側面21との間に第1の半中空成形
品Aに突起部Tを一体的に成形するためのキャビティが
構成される。また、凹部12を構成している、図1にお
いて下方の面14は、所定肉厚の突合部Cを成形するた
めにパーティングラインPに達することなく、段部16
で終わっている。そして、段部16の内側にパーティン
グラインP側に突き出た受圧部15が形成されている。
この受圧部15により、後述するように2次成形時に第
1の半中空成形品Aの突合部Cの近傍の変形あるいは破
損が防止されることになる。なお、可動金型10の凹部
12の底部には複数本のエジェクタピン17、17、…
が突き出し自在に設けられている。
1の凹部4と共働して第2の半中空成形品Bを成形する
ためのキャビティC2を構成するコア18が設けられて
いる。このコア18の周囲にも、所定の間隔をおいて小
コア19が設けられている。小コア19の先端部は、ス
ライド金型1の小コア6と同様に中心部に向かってテー
パ状に低くなっている。これにより、前述したスライド
金型1の凹部4と共働して断面が略台形を呈する接合用
凹溝が成形されることになる。
面11と、パーティングラインPとの間の、アンダーカ
ット部分に進退自在に設けられるもので、一方の側面2
1は可動金型10の切落面11に接し、他方の面23は
パーティングラインPとなっている。そして、その先端
面22は、スライド金型1のコア2の周壁3と平行で、
成形時にはこの周壁3と所定の間隔になるように選定さ
れている。スライドコア20の下方部分の、パーティン
グラインP側は、スライド金型1の小コア6と共働して
第1の半中空成形品Aに突合部Cを一体的に成形するた
めの凹部24が形成されている。そして、その内側に突
合部Cの方へ、すなわちパーティングラインP側の方へ
突き出た受圧部25が形成されている。この受圧部25
も、前述した可動金型10の受圧部15と同様に2次成
形時に第1の半中空成形品Aの突合部Cの近傍の変形あ
るいは破損を防止する作用を奏する。なお、受圧部25
の先端部のコーナ部は、丸められている。また、スライ
ドコア20は、ピストン・シリンダユニット25により
図1において上下方向の取出位置と1次成形位置とに駆
動される。
説明する。図1は、スライド金型1のコア2が可動金型
10の凹部12と、またスライド金型1の凹部4が可動
金型10のコア18と整合し、スライドコア20が下方
の1次成形位置へ駆動され、そして型締めされている状
態を示しているので、この状態で従来周知の射出ユニッ
トから1次成形用の樹脂を射出する。溶融樹脂は、スラ
イド金型1のコア2、可動金型10の凹部12、スライ
ドコア20の下面22等で構成されているキャビティC
1に充填され、第1の半中空成形品Aが突起部Tと一体
的に成形される。また、スライド金型1の凹部4と可動
金型10のコア18とで構成されるキャビティC2によ
り第2の半中空成形品Bが成形される。このとき、当然
ながら突合部C、Dには接合用凹溝も成形される。この
ようにして1次成形により溶融樹脂が充填された状態
は、図2の(イ)に示されている。
をスライドさせるために可動金型10を所定量だけ開
く。このとき、第1の半中空成形品Aは、アンダーカッ
トがあり、またスライドコア20が可動金型10と一体
的に開かれるので、可動金型10の凹部12あるいはキ
ャビティC1に残って開かれる。また、第2の半中空成
形品Bは、表面積の差によりスライド金型1の凹部4あ
るいはキャビティC2の方に残る。このように第1、2
の半中空成形品A、Bが金型1、10に残った状態で、
スライド金型1を図2の(イ)において上方の2次成形
位置へ駆動する。そうすると、第1、2の半中空成形品
A、Bは、そのの突合部C、Dが突き合わされる位置に
なる。そこで、型締めする。
る。溶融樹脂は、接合用の凹溝Mに充填される。これに
より、第1、2の半中空成形品A、Bは突合部C、Dに
おいて一体化される。2次成形が終わった状態は、図2
の(ロ)に示されている。この2次成形時の樹脂圧力
は、第1の半中空成形品Aの突合部Cでは内部空間の方
へも作用するが、可動金型10の受圧部15およびスラ
イドコア20の受圧部25がこの樹脂圧力を受ける。し
たがって、第1の半中空成形品Aの突合部Cの近傍が変
形あるいは破損するようなことはない。なお、第2の半
中空成形品Bの突合部Dには肉厚方向に作用するので、
問題はない。
開く。そうすると、一体化された第1、2の半中空成形
品A、Bは、可動金型10とスライドコア20の方すな
わちキャビティC1の方に残り、第2の半中空成形品B
の方は、スライド金型1から離型し自由になる。そこ
で、スライドコア20をピストン・シリンダユニット2
5により上方の取り出し位置へスライドさせる。スライ
ドさせている状態が、図3の(イ)に示されているが、
第2の半中空成形品Bの方はスライド金型1から開放さ
れ自由になり、樹脂は弾性があり、しかもスライドコア
20の受圧部25の先端部のコーナ部は丸められている
ので、スライドコア20は突合部C、Dの近傍を外方へ
変形させながら抜ける。抜けると、突合部C、Dの近傍
は元の状態に復帰する。スライドコア20が抜け、そし
て復帰した状態は、図3の(ロ)に示されている。さら
に可動金型10を開く。そうすると、エジェクタピン1
7、17、…が突き出て中空体製品Sが突き出される。
以下同様にして成形する。
となく色々な形で実施できることは明らかである。例え
ば、上記したような金型を使用して、前述したような成
形方法により球状あるいは筒状及び箱状の取付ステーが
設けられている複雑な中空体製品も成形できることは明
らかである。また、突起部Tが図2の(イ)において下
方にもある場合は、下方にも同様なスライドコアを使用
して成形できる。さらには、第2の半中空成形品Bの方
にも突起部がある場合は、スライド金型1にもスライド
コアを設けることになるが、このときはスライドコアに
設ける受圧部は、形状的にみて2次成形時の樹指圧の影
響を受け易い方に設け、型開き時には受圧部のないスラ
イドコアを先に抜けば、前述したようにして成形できる
ことも明らかである。なお、図1に示されている実施の
形態では可動金型10にも受圧部15が設けられている
が、この受圧部15がない場合は、2次射出用のゲート
を受圧部25が設けられているスライドコア20側に位
置させることにより受圧部15がない突合部の近傍の変
形を防ぐことができることは明らかである。
金型と、可動金型と、可動金型あるいはスライド金型に
スライド可能に設けられている少なくとも1個のスライ
ドコアとからなる金型を使用して1、2次成形により中
空体製品を成形するとき、スライドコアには、半中空成
形品を成形するキャビティの一部を構成する面がパーテ
ィングライン側へ突き出た受圧部が設けられているスラ
イドコアを使用し、1次成形では、一対の半中空成形品
をパーティングライン側に突合部を有するように成形
し、2次成形では、1次成形で成形された一対の半中空
成形品がスライド金型と可動金型とにそれぞれ残った状
態でスライド金型を一対の半中空成形品のそれぞれの突
合部が整合する位置までスライドさせ、そして突合部に
溶融樹脂を射出して一対の半中空成形品を接合するとき
には、受圧部が樹指圧の一部を受けるので、2次成形時
に射出圧力を高くしても一対の半中空成形品が変形ある
いは破損しない、という本発明に特有の効果が得られ
る。また、可動金型あるいはスライド金型にスライド可
能に設けられている少なくとも1個のスライドコアとか
らなる金型を使用して成形するので、しかもスライドコ
アには受圧部が設けられているので、1次成形が終わっ
てスライド金型をスライドさせるために可動金型を開く
とき、半中空成形品は、従来のようにピン、コア等を格
別に設けなくてもキャビティに確実に保持されるという
効果も得られる。さらには、従来のようにピン、コア等
を設けなくて半中空成形品はキャビティに確実に保持さ
れるので、金型構造が簡単になり、小型化も達成され
る。また、従来のようにピン、コア等を設けなくてもす
むので、中空体製品の形状変更を余儀なくされることも
ない。このように、スライドコアには受圧部が設けられ
ているが、成形された中空体製品を取り出すときは、初
めに所定量だけ可動金型を開き、次いでスライドコアを
取り出し位置へスライドさせ、その後可動金型を取出位
置まで開いて取り出すので、取り出しに支障をきたすよ
うなこともない。
ある。
図で、その(イ)は1次成形が、そしてその(ロ)は2
次成形がそれぞれ終わった状態を示す断面図である。
図で、その(イ)は2次成形が終わり、スライドコアを
抜いている状態を、そしてその(ロ)は抜き終わった状
態をそれぞれ示す断面図である。
品を示す図で、その(イ)は全体を示す斜視図、そして
その(ロ)は(イ)においてローロで切った断面図であ
る。
る。
ア 4 凹部 10 可
動金型 12 凹部 15
受圧部 18 コア 20
スライドコア 25 受圧部 30
固定金型 P パーティングライン C1、C2 キ
ャビティ S 中空体製品 A 第
1の半中空成形品 B 第1の半中空成形品 C、D 突
合部 T 突起部
25)
Claims (3)
- 【請求項1】 スライド金型(1)と、可動金型(1
0)と、前記可動金型(10)あるいはスライド金型
(1)にスライド可能に設けられている少なくとも1個
のスライドコア(20)とからなる金型を使用して1、
2次成形により中空体製品(S)を成形するとき、前記
スライドコア(20)には、半中空成形品(A)を成形
するキャビティ(C1)の一部を構成する面(22)が
延長する形でパーティングライン(P)側へ突き出た受
圧部(25)が設けられているスライドコア(20)を
使用し、 前記1次成形では、一対の半中空成形品(A、B)をパ
ーティングライン(P)側に突合部(C、D)を有する
ように成形し、 前記2次成形では、前記1次成形で成形された一対の半
中空成形品(A、B)が前記スライド金型(1)と可動
金型(10)とにそれぞれ残った状態で前記スライド金
型(1)を一対の半中空成形品(A、B)のそれぞれの
突合部(C、D)が整合する位置までスライドさせ、そ
して突合部(C、D)に溶融樹脂を射出して一対の半中
空成形品(A、B)を接合するときには前記受圧部(2
5)で樹指圧の一部を受けさせて接合し、 接合された一対の半中空成形品(A、B)からなる中空
体製品(S)を取り出すときは、初めに所定量だけ可動
金型(10)を開き、次いでスライドコア(20)をス
ライドさせ、その後可動金型(10)を取出位置まで開
いて取り出すことを特徴とする中空体製品の成形方法。 - 【請求項2】 スライド金型(1)と、可動金型(1
0)と、前記可動金型(10)あるいはスライド金型
(1)にスライド可能に設けられている少なくとも1個
のスライドコア(20)とからなり、これらの金型が1
次成形位置にあるときは、一対の半中空成形品(A、
B)がパーティングライン(P)側に突合部(C、D)
を有するように成形される一対のキャビティ(C1、C
2)が構成され、前記スライド金型(1)を2次成形位
置にスライドさせると、前記それぞれのキャビティ(C
1、C2)により成形された一対の半中空成形品(A、
B)が前記それぞれのキャビティ(C1、C2)に保持
された状態でそれぞれの突合部(C、D)が突き合わさ
れるようになっている金型であって、 前記スライドコア(20)の、前記キャビティ(C1)
の一部を構成する面(22)には、パーティングライン
(P)側へ突き出た受圧部(25)が設けられているこ
とを特徴とする中空体製品の成形用金型。 - 【請求項3】 スライド金型(1)と、可動金型(1
0)と、前記可動金型(10)あるいはスライド金型
(1)にスライド可能に設けられている少なくとも1個
のスライドコア(20)とからなり、これらの金型が1
次成形位置にあるときは、一対の半中空成形品(A、
B)がパーティングライン(P)側に突合部(C、D)
を有するように成形される一対のキャビティ(C1、C
2)が構成され、前記スライド金型(1)を2次成形位
置にスライドさせると、前記それぞれのキャビティ(C
1、C2)により成形された一対の半中空成形品(A、
B)が前記それぞれのキャビティ(C1、C2)に保持
された状態でそれぞれの突合部(C、D)が突き合わさ
れるようになっている金型であって、 前記スライドコア(20)の、前記キャビティ(C1)
の一部を構成する面(22)には、パーティングライン
(P)側へ突き出た受圧部(25)が設けられていると
共に、前記キャビティ(C1)を構成する可動金型(1
0)の面(14)にもパーティングライン(P)側へ突
き出た受圧部(15)が設けられていることを特徴とす
る中空体製品の成形用金型。
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CN110576538A (zh) * | 2018-06-08 | 2019-12-17 | 汉达精密电子(昆山)有限公司 | 防止母模滑块入子合模时撞模的结构 |
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