JP2000043090A - 2色成形品におけるブリッジの除去方法と装置 - Google Patents
2色成形品におけるブリッジの除去方法と装置Info
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- JP2000043090A JP2000043090A JP10220118A JP22011898A JP2000043090A JP 2000043090 A JP2000043090 A JP 2000043090A JP 10220118 A JP10220118 A JP 10220118A JP 22011898 A JP22011898 A JP 22011898A JP 2000043090 A JP2000043090 A JP 2000043090A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ブリッジの切断分離と、切断分離されたコア
型内のブリッジの突き出し除去容易化および二次射出成
形の光遮蔽性樹脂部の剥離防止をはかる。 【解決手段】 一次射出で光透過性樹脂で文字等を突起
部8に形成し、二次射出で遮光性樹脂で突起部8により
形成された凹部を埋め、遮光性樹脂部本体10aから孤
立して光透過性樹脂部7で囲まれた島部11を有する2
色成形品の成形過程に形成されるブリッジ14の除去装
置において、コア型2にキャビティ型1に向かって進退
する第1のスライドピン4、5を設け、対向面に円弧凹
状のアンダカットを設け、第1のスライドピン4、5に
挟装されてキャビティ型1に向かって進退する第2のス
ライドピン6を設けてブリッジ14のコア型2外への除
去を容易にする。
型内のブリッジの突き出し除去容易化および二次射出成
形の光遮蔽性樹脂部の剥離防止をはかる。 【解決手段】 一次射出で光透過性樹脂で文字等を突起
部8に形成し、二次射出で遮光性樹脂で突起部8により
形成された凹部を埋め、遮光性樹脂部本体10aから孤
立して光透過性樹脂部7で囲まれた島部11を有する2
色成形品の成形過程に形成されるブリッジ14の除去装
置において、コア型2にキャビティ型1に向かって進退
する第1のスライドピン4、5を設け、対向面に円弧凹
状のアンダカットを設け、第1のスライドピン4、5に
挟装されてキャビティ型1に向かって進退する第2のス
ライドピン6を設けてブリッジ14のコア型2外への除
去を容易にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一次キャビティ型
とコア型とにより文字等の突出部を含む一次成形部を一
次成形し、二次キャビティ型と前記コア型とにより一次
成形部を覆って二次成形部を二次成形し、その二次成形
の際に前記一次成形突起部に囲まれた島部を二次成形部
本体と連結するブリッジを介して成形する2色成形品に
おけるブリッジの除去方法であって、特に、型開き時の
ブリッジ切断分離と型開き後にコア型内に残留するブリ
ッジの除去方法と装置に関する。
とコア型とにより文字等の突出部を含む一次成形部を一
次成形し、二次キャビティ型と前記コア型とにより一次
成形部を覆って二次成形部を二次成形し、その二次成形
の際に前記一次成形突起部に囲まれた島部を二次成形部
本体と連結するブリッジを介して成形する2色成形品に
おけるブリッジの除去方法であって、特に、型開き時の
ブリッジ切断分離と型開き後にコア型内に残留するブリ
ッジの除去方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図45および図46の特許第25271
34号公報に示される従来のブリッジ除去方法では、一
次成形時に光透過性樹脂101の射出成形を行い、一次
成形によって凹となった部位102に光遮蔽性樹脂の射
出成形を行う二次成形時に光遮蔽性樹脂部本体102a
と島部102bとを結ぶブリッジ102cを介して島部
102bに樹脂供給を行い、二次成形後の型開き時に突
き出しピン108によってブリッジ102cと成形製品
とを切断分離し、その後、コア型104内に残存したブ
リッジ102cを立てスライドピン106でコア型10
4外に突き出すようにしている。
34号公報に示される従来のブリッジ除去方法では、一
次成形時に光透過性樹脂101の射出成形を行い、一次
成形によって凹となった部位102に光遮蔽性樹脂の射
出成形を行う二次成形時に光遮蔽性樹脂部本体102a
と島部102bとを結ぶブリッジ102cを介して島部
102bに樹脂供給を行い、二次成形後の型開き時に突
き出しピン108によってブリッジ102cと成形製品
とを切断分離し、その後、コア型104内に残存したブ
リッジ102cを立てスライドピン106でコア型10
4外に突き出すようにしている。
【0003】しかしながら、上記の技術は、ブリッジ1
02cの両端連通部である分断用部分102dおよび1
02eの形状が単純で、キャビティ型105とコア型1
04の型開き時のブリッジ102cの切断分離にかかる
力によって切断位置が一定しなかったり、切断面が粗に
なる等の欠点があった。また、一次材と二次材の融合性
が悪い場合は、二次成形によって成形された光遮蔽性樹
脂地部102aと島102bとが一次成形の光透過性樹
脂101にたいし剥離する欠点があった。
02cの両端連通部である分断用部分102dおよび1
02eの形状が単純で、キャビティ型105とコア型1
04の型開き時のブリッジ102cの切断分離にかかる
力によって切断位置が一定しなかったり、切断面が粗に
なる等の欠点があった。また、一次材と二次材の融合性
が悪い場合は、二次成形によって成形された光遮蔽性樹
脂地部102aと島102bとが一次成形の光透過性樹
脂101にたいし剥離する欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の欠点に鑑みて提案されたもので、ブリッジの切断
分離と、切断分離されたコア型内のブリッジの突き出し
除去容易化および二次成形部の一次成形部との剥離防止
をはかる2色成形品におけるブリッジの除去方法と装置
の提供を目的とする。
技術の欠点に鑑みて提案されたもので、ブリッジの切断
分離と、切断分離されたコア型内のブリッジの突き出し
除去容易化および二次成形部の一次成形部との剥離防止
をはかる2色成形品におけるブリッジの除去方法と装置
の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の2色成形品にお
けるブリッジの除去方法は、一次キャビティ型とコア型
とにより文字等の突出部を含む一次成形部を一次成形
し、二次キャビティ型と前記コア型とにより一次成形部
を覆って二次成形部を二次成形し、その二次成形の際に
前記一次成形突起部に囲まれた島部を二次成形部の本体
と連結するブリッジを介して成形する2色成形品におけ
るブリッジの除去方法であって、前記コア型に設けられ
前記一次キャビティ型に向かって進退する一対の角柱状
の第1のスライドピンの1つが前記一次キャビティ型に
向かって進み前記二次成形部の本体が形成さるべき空間
の背面側にあたる前記一次成形部の適所に背面側に留ま
って第1の流路を形成し、前記第1のスライドピンの他
方が前記一次キャビティ型に向かって進み前記島部が形
成さるべき空間の背面側にあたる前記一次成形部の適所
に背面側に留まって第2の流路を形成して一次射出する
一次成形工程と、前記第1のスライドピンが二次キャビ
ティ型に対して後退して第1および第2の流路を開放す
ると共に前記一対の第1のスライドピンに挟装されて二
次キャビティ型に向かって進退する長方角柱状の第2の
スライドピンが前記第1の流路と第2の流路をつなぐ空
間を形成する適所に留まってブリッジ空間を形成して二
次射出する二次成形工程と、該二次成形工程によって第
1および第2の流路で形成された第1および第2の連結
部を二次キャビティ型とコア型とを型開き時に前記第1
のスライドピンの対向面に円弧凹状に形成されたアンダ
カットに嵌合した前記ブリッジが反力を支えて連結部が
切断される連結部切断工程と、二次射出成形によって前
記ブリッジ空間に形成され前記連結部切断工程によって
分離され前記コア型内に残留したブリッジを前記第2の
スライドピンが前記二次キャビティ型に向かって進んで
前記コア型外に突き出すブリッジ突き出し除去するブリ
ッジ除去工程と、を含んでいる。
けるブリッジの除去方法は、一次キャビティ型とコア型
とにより文字等の突出部を含む一次成形部を一次成形
し、二次キャビティ型と前記コア型とにより一次成形部
を覆って二次成形部を二次成形し、その二次成形の際に
前記一次成形突起部に囲まれた島部を二次成形部の本体
と連結するブリッジを介して成形する2色成形品におけ
るブリッジの除去方法であって、前記コア型に設けられ
前記一次キャビティ型に向かって進退する一対の角柱状
の第1のスライドピンの1つが前記一次キャビティ型に
向かって進み前記二次成形部の本体が形成さるべき空間
の背面側にあたる前記一次成形部の適所に背面側に留ま
って第1の流路を形成し、前記第1のスライドピンの他
方が前記一次キャビティ型に向かって進み前記島部が形
成さるべき空間の背面側にあたる前記一次成形部の適所
に背面側に留まって第2の流路を形成して一次射出する
一次成形工程と、前記第1のスライドピンが二次キャビ
ティ型に対して後退して第1および第2の流路を開放す
ると共に前記一対の第1のスライドピンに挟装されて二
次キャビティ型に向かって進退する長方角柱状の第2の
スライドピンが前記第1の流路と第2の流路をつなぐ空
間を形成する適所に留まってブリッジ空間を形成して二
次射出する二次成形工程と、該二次成形工程によって第
1および第2の流路で形成された第1および第2の連結
部を二次キャビティ型とコア型とを型開き時に前記第1
のスライドピンの対向面に円弧凹状に形成されたアンダ
カットに嵌合した前記ブリッジが反力を支えて連結部が
切断される連結部切断工程と、二次射出成形によって前
記ブリッジ空間に形成され前記連結部切断工程によって
分離され前記コア型内に残留したブリッジを前記第2の
スライドピンが前記二次キャビティ型に向かって進んで
前記コア型外に突き出すブリッジ突き出し除去するブリ
ッジ除去工程と、を含んでいる。
【0006】さらに本発明によれば、一次成形工程で、
コア型に設けられた一対の第1のスライドピンの1つに
よって二次成形部の本体とブリッジを連結する第1の流
路を形成し、第1スライドピンの他方でブリッジと島部
を連結する第2の流路を形成して一次射出し、二次成形
工程で、第1のスライドピンと第2のスライドピンが後
退してブリッジ空間を形成し二次射出によって島部を含
む二次成形部を形成し、ついで連結部切断工程でブリッ
ジ両端の連結部を切断分離し、ついで、ブリッジ除去工
程でコア型内に残ったブリッジを第2のスライドピンで
突き出し除去する。
コア型に設けられた一対の第1のスライドピンの1つに
よって二次成形部の本体とブリッジを連結する第1の流
路を形成し、第1スライドピンの他方でブリッジと島部
を連結する第2の流路を形成して一次射出し、二次成形
工程で、第1のスライドピンと第2のスライドピンが後
退してブリッジ空間を形成し二次射出によって島部を含
む二次成形部を形成し、ついで連結部切断工程でブリッ
ジ両端の連結部を切断分離し、ついで、ブリッジ除去工
程でコア型内に残ったブリッジを第2のスライドピンで
突き出し除去する。
【0007】また、本発明の2色成形品におけるブリッ
ジの除去装置によれば、一次キャビティ型とコア型とに
より文字等の突出部を含む一次成形部を一次成形し、二
次キャビティ型と前記コア型とにより一次成形部を覆っ
て二次成形部を二次成形し、その二次成形の際に前記一
次成形突起部に囲まれた島部を二次成形部本体と連結す
るブリッジを介して成形する2色成形品におけるブリッ
ジの除去装置であって、前記コア型に前記一次および二
次キャビティ型に向かって進退する一対の角柱状の第1
のスライドピンを設け、該第1のスライドピンの対向面
に円弧凹状のアンダカットを形成し、前記第1のスライ
ドピンに挟装されて前記一次および二次キャビティ型に
向かって進退する長方角柱状の第2のスライドピンを設
けている。
ジの除去装置によれば、一次キャビティ型とコア型とに
より文字等の突出部を含む一次成形部を一次成形し、二
次キャビティ型と前記コア型とにより一次成形部を覆っ
て二次成形部を二次成形し、その二次成形の際に前記一
次成形突起部に囲まれた島部を二次成形部本体と連結す
るブリッジを介して成形する2色成形品におけるブリッ
ジの除去装置であって、前記コア型に前記一次および二
次キャビティ型に向かって進退する一対の角柱状の第1
のスライドピンを設け、該第1のスライドピンの対向面
に円弧凹状のアンダカットを形成し、前記第1のスライ
ドピンに挟装されて前記一次および二次キャビティ型に
向かって進退する長方角柱状の第2のスライドピンを設
けている。
【0008】これにより、一次射出時に一対の第1のス
ライドピンで二次成形部の本体から島部に通ずるブリッ
ジの両端部への流路を形成すると共に、第2のスライド
ピンでブリッジ空間を形成し、二次射出時に流路とブリ
ッジ空間を介して島部への樹脂供給を行い、二次射出で
成形品が完成した後の型開き時に連結部が切断され、つ
いでコア内に残ったブリッジが第2のスライドピンでコ
ア外に突き出され除去される。
ライドピンで二次成形部の本体から島部に通ずるブリッ
ジの両端部への流路を形成すると共に、第2のスライド
ピンでブリッジ空間を形成し、二次射出時に流路とブリ
ッジ空間を介して島部への樹脂供給を行い、二次射出で
成形品が完成した後の型開き時に連結部が切断され、つ
いでコア内に残ったブリッジが第2のスライドピンでコ
ア外に突き出され除去される。
【0009】また、前記第1のスライドピンが幹部が厚
い階段状に形成されると、第1のスライドピンの曲げ剛
性が大になり、スライドの際の動きが正確になって、精
度の良い流路が形成される。
い階段状に形成されると、第1のスライドピンの曲げ剛
性が大になり、スライドの際の動きが正確になって、精
度の良い流路が形成される。
【0010】さらに、前記第1のスライドピンを端部が
狭い楔状に形成されれば、二次射出で形成される剥離防
止用のアンダカットによって二次成形部、とくに、島部
の剥離が防止される。
狭い楔状に形成されれば、二次射出で形成される剥離防
止用のアンダカットによって二次成形部、とくに、島部
の剥離が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1において、2色成形金型で製品
が成形されている状態の構成を説明する。2色成形金型
は、静止型になるキャビティ型1と可動型になるコア型
2とで構成されている。そのキャビティ型1は、一次射
出時は図1における一次成形の樹脂材である光透過性樹
脂で成形される突起部8を含む一次成形部である光透過
性樹脂部7を成形する時に使用される図示しない一次キ
ャビティ型1Pと、本図の二次キャビティ型1とで構成
されている。そしてコア型2には、一次および二次キャ
ビティ型1P、1に向かって進退する一対の角柱状の第
1のスライドピン4および5が摺動自在に設けられてい
る。
の形態を説明する。図1において、2色成形金型で製品
が成形されている状態の構成を説明する。2色成形金型
は、静止型になるキャビティ型1と可動型になるコア型
2とで構成されている。そのキャビティ型1は、一次射
出時は図1における一次成形の樹脂材である光透過性樹
脂で成形される突起部8を含む一次成形部である光透過
性樹脂部7を成形する時に使用される図示しない一次キ
ャビティ型1Pと、本図の二次キャビティ型1とで構成
されている。そしてコア型2には、一次および二次キャ
ビティ型1P、1に向かって進退する一対の角柱状の第
1のスライドピン4および5が摺動自在に設けられてい
る。
【0012】上記の一対の第1のスライドピン4および
5の間に一次および二次キャビティ型1P、1に向かっ
て第1のスライドピン4および5に沿って摺動し進退す
る角柱状の第2のスライドピン4が挟装されている。
5の間に一次および二次キャビティ型1P、1に向かっ
て第1のスライドピン4および5に沿って摺動し進退す
る角柱状の第2のスライドピン4が挟装されている。
【0013】図2および図3は、二次成形部の樹脂材で
ある遮光性樹脂を射出する図1の次射出において、突起
部8で囲まれ二次成形部である遮光性樹脂部10の本体
10aから孤立した島部11に二次射出時に本体10a
と通ずるブリッジ14を除去しない状態の2色成形品を
示している。
ある遮光性樹脂を射出する図1の次射出において、突起
部8で囲まれ二次成形部である遮光性樹脂部10の本体
10aから孤立した島部11に二次射出時に本体10a
と通ずるブリッジ14を除去しない状態の2色成形品を
示している。
【0014】図4は一次射出時のキャビティ型1Pと、
コア型2と、コア型2内に位置する第1のスライドピン
4および5の位置構成を示している。
コア型2と、コア型2内に位置する第1のスライドピン
4および5の位置構成を示している。
【0015】図5において、一対の第1のスライドピン
4および5を示し、その対向する面に円弧状で凹溝のア
ンダカット4a、5aが窄穴されている。側端面4bは
コア2の摺動面2a(図4)を摺動し、側端面5bは摺
動面2b(図4)を摺動し進退するようになっている。
また内側端面4c、5cは第2のスライドピン6を挟装
させるようになっている。図5は第2のスライドピン6
を示し、両端面6b、6cはそれぞれ第1のスライドピ
ン4、5と密着し摺動するよう構成されている。
4および5を示し、その対向する面に円弧状で凹溝のア
ンダカット4a、5aが窄穴されている。側端面4bは
コア2の摺動面2a(図4)を摺動し、側端面5bは摺
動面2b(図4)を摺動し進退するようになっている。
また内側端面4c、5cは第2のスライドピン6を挟装
させるようになっている。図5は第2のスライドピン6
を示し、両端面6b、6cはそれぞれ第1のスライドピ
ン4、5と密着し摺動するよう構成されている。
【0016】上記の実施形態の作用を図4〜図9におい
て説明する。図4において、一次キャビティ型1Pとコ
ア型2とコア型2内の第1のスライドピン4、5および
第2のスライドピン6によって、一次射出時に光透過成
樹脂部7が形成されている。ここで、遮光性樹脂部10
の形成されるべき空間K10の背面にあたる適所背面K
10bまで第1のスライドピン4が進み留まって、光透
過性樹脂の流れをとめ二次射出時に遮光性樹脂が流れる
第1の流路13が形成される。同様に、遮光性樹脂で形
成されるべき島部11の空間K11の背面にあたる適所
背面K11bまで第1のスライドピン5が進み留まって
第2の流路15が形成される。ついで、一次射出され一
次成形部の光透過性樹脂部7が形成される。ここまでが
一次成形工程である。
て説明する。図4において、一次キャビティ型1Pとコ
ア型2とコア型2内の第1のスライドピン4、5および
第2のスライドピン6によって、一次射出時に光透過成
樹脂部7が形成されている。ここで、遮光性樹脂部10
の形成されるべき空間K10の背面にあたる適所背面K
10bまで第1のスライドピン4が進み留まって、光透
過性樹脂の流れをとめ二次射出時に遮光性樹脂が流れる
第1の流路13が形成される。同様に、遮光性樹脂で形
成されるべき島部11の空間K11の背面にあたる適所
背面K11bまで第1のスライドピン5が進み留まって
第2の流路15が形成される。ついで、一次射出され一
次成形部の光透過性樹脂部7が形成される。ここまでが
一次成形工程である。
【0017】次に、二次射出前の図7において、遮光性
樹脂で形成される空間が形成される。既に形成された光
透過性樹脂部7をのぞいて形成されるべきく遮光性樹脂
部10、島部11、前記第1、第2の流路13、15用
の空間とブリッジ14の形成されるべき空間A14を第
1のスライドピン4、5および第2のスライドピン6を
適所に後退させて、二次射出で第1の流路13〜ブリッ
ジ用空間A14〜第2の流路15へと遮光性樹脂が流れ
るようにする。ついで、二次射出され二次成形部の遮光
性樹脂部10が形成される。ここまでが二次成形工程で
ある。なお、第1のスライドピン4、5と移動位置は、
図中の寸法記号で ウ≧イ+ア+α となり、流路形成
と第1、2の流路で成形される連結部13R、15Rと
ブリッジ14を切断分離させるためのアンダカット4
a、5aの位置が配慮されている。図8においては、二
次射出後のブリッジ14と2色成形品との切断状態を示
し、連結部13R、15Rの光透過性樹脂部7背面と同
一面13Ra、15Raで型開き時に切断される。
樹脂で形成される空間が形成される。既に形成された光
透過性樹脂部7をのぞいて形成されるべきく遮光性樹脂
部10、島部11、前記第1、第2の流路13、15用
の空間とブリッジ14の形成されるべき空間A14を第
1のスライドピン4、5および第2のスライドピン6を
適所に後退させて、二次射出で第1の流路13〜ブリッ
ジ用空間A14〜第2の流路15へと遮光性樹脂が流れ
るようにする。ついで、二次射出され二次成形部の遮光
性樹脂部10が形成される。ここまでが二次成形工程で
ある。なお、第1のスライドピン4、5と移動位置は、
図中の寸法記号で ウ≧イ+ア+α となり、流路形成
と第1、2の流路で成形される連結部13R、15Rと
ブリッジ14を切断分離させるためのアンダカット4
a、5aの位置が配慮されている。図8においては、二
次射出後のブリッジ14と2色成形品との切断状態を示
し、連結部13R、15Rの光透過性樹脂部7背面と同
一面13Ra、15Raで型開き時に切断される。
【0018】このときアンダカット4a、5aに密着し
たブリッジ14が切断反力を支える。この工程が、連結
部切断工程である。
たブリッジ14が切断反力を支える。この工程が、連結
部切断工程である。
【0019】次に、切断分離され第1のスライドピン
4、5および第2スライドピンに残留したブリッジ14
は、図9に示されるように第2のスライドピン6によっ
て突き出され除去される。これがブリッジ除去工程であ
る。
4、5および第2スライドピンに残留したブリッジ14
は、図9に示されるように第2のスライドピン6によっ
て突き出され除去される。これがブリッジ除去工程であ
る。
【0020】図10および図11においては、剛性を上
げた第1のスライドピン24、25の形状を示してい
る。第1のスライドピン24および25は、ブリッジ用
空間形成用の端部24の厚さを肩部24c、25cから
階段状にして幹部24d、25dが肉厚に形成されてい
る。アンダカット24a、25aの位置は、肩部24c
および肩部25cの根元までの距離を勘案して強度不足
を生じないよう決定されることが好ましい。
げた第1のスライドピン24、25の形状を示してい
る。第1のスライドピン24および25は、ブリッジ用
空間形成用の端部24の厚さを肩部24c、25cから
階段状にして幹部24d、25dが肉厚に形成されてい
る。アンダカット24a、25aの位置は、肩部24c
および肩部25cの根元までの距離を勘案して強度不足
を生じないよう決定されることが好ましい。
【0021】図12においては、二次射出後のブリッジ
34の切断分離の状態を示している。遮光性樹脂部30
の連結部33Rを光透過性樹脂部7背面と同一面の33
Raで、島部31の連結部35Rを、前記と同様に、3
5Raで型開き時に切断される。図13においては、第
1のスライドピン24、25と第2のスライドピン26
の間に残存したブリッジ34を第2のスライドピン26
で突き出し除去する状態を示している。
34の切断分離の状態を示している。遮光性樹脂部30
の連結部33Rを光透過性樹脂部7背面と同一面の33
Raで、島部31の連結部35Rを、前記と同様に、3
5Raで型開き時に切断される。図13においては、第
1のスライドピン24、25と第2のスライドピン26
の間に残存したブリッジ34を第2のスライドピン26
で突き出し除去する状態を示している。
【0022】図14〜図20においては、二次射出で成
形された遮光性樹脂部の剥離防止、とくに、遮光性樹脂
と光透過性樹脂の融合がなく剥離の危険性のある場合の
剥離回避を図った成形を示している。図15およびず1
6において、第1のスライドピン44、45は、端部が
狭い楔状に形成されている。第2のスライドピン46は
前記と同様の形状である。
形された遮光性樹脂部の剥離防止、とくに、遮光性樹脂
と光透過性樹脂の融合がなく剥離の危険性のある場合の
剥離回避を図った成形を示している。図15およびず1
6において、第1のスライドピン44、45は、端部が
狭い楔状に形成されている。第2のスライドピン46は
前記と同様の形状である。
【0023】図17においては、二次射出前の遮光性樹
脂で形成されるべき空間が形成された状態を示してい
る。既に形成された光透過性樹脂部37をのぞいて形成
されるべき遮光性樹脂部40、島部41、第1、第2の
流路47、49とブリッジ50用の空間A50を第1の
スライドピン44、45および第2のスライドピン46
を適所に後退させて、二次射出で第1の流路47〜ブリ
ッジ用空間A50〜第2の流路49へと遮光性樹脂が流
れるようにする。この空間形成では、図18におけるブ
リッジ50の切断面47a、49aが最小断面になるよ
うな第1のスライドピン44、45の配置位置と、アン
ダカット44a、45aが機能する第2のスライドピン
46の配置位置が必要である。
脂で形成されるべき空間が形成された状態を示してい
る。既に形成された光透過性樹脂部37をのぞいて形成
されるべき遮光性樹脂部40、島部41、第1、第2の
流路47、49とブリッジ50用の空間A50を第1の
スライドピン44、45および第2のスライドピン46
を適所に後退させて、二次射出で第1の流路47〜ブリ
ッジ用空間A50〜第2の流路49へと遮光性樹脂が流
れるようにする。この空間形成では、図18におけるブ
リッジ50の切断面47a、49aが最小断面になるよ
うな第1のスライドピン44、45の配置位置と、アン
ダカット44a、45aが機能する第2のスライドピン
46の配置位置が必要である。
【0024】図18において、型開き時にブリッジ50
を切断分離させる状態を示している。連結部47と49
とが下方が広く、剥離防止に作用する。なお、図17に
おける突起部38の下部テーパ38s、38tの端鋭角
部38e、38fの切り欠き効果の害をさけるため、図
19のテーパ38tを図20に示すように、たとえば、
テーパ38qと直部38pとで鈍角にすることが好まし
い。
を切断分離させる状態を示している。連結部47と49
とが下方が広く、剥離防止に作用する。なお、図17に
おける突起部38の下部テーパ38s、38tの端鋭角
部38e、38fの切り欠き効果の害をさけるため、図
19のテーパ38tを図20に示すように、たとえば、
テーパ38qと直部38pとで鈍角にすることが好まし
い。
【0025】図21〜34においては、スライドピンを
加振し、さらに成形段階の樹脂を加圧させる手段を利用
してブリッジの切断を容易にする方法を示している。図
21は、一次射出における第1のスライドピン64、6
5と第2のスライドピン65の位置を示している。図2
2では、角柱形状の第1のスライドピン64、65を示
し、図23では長方角柱状の第2のスライドピン66を
示している。図24は、二次射出前の空間形成とくに、
第1のスライドピン64、65の配置位置βを樹脂の種
類によってきめる要領を示している。たとえば、流れ易
い樹脂材であれば距離βを小にして加圧量を少なくする
ことがよい。図25は、第1のスライドピン64、65
によって加振、加圧される前の連結部62、63の体積
状態を示している。この安定した状態から第1のスライ
ドピン64、65の前進によって、図25における連結
部62の樹脂は、図26に示すように、遮光性樹脂部の
本体60aとブリッジ69に圧入され、連結部63の樹
脂は島部61とブリッジに圧入される。これによって、
遮光性樹脂部は本体60aとブリッジ69と島部61と
に3分されブリッジ69の除去は容易になる。図27
は、2色成形品エジェクトとブリッジ突き出し除去を同
時に行う場合を示し、エジェクトと同時にブリッジ69
を第2のスライドピン66で突き出し除去する。この場
合、光透過性樹脂と遮光性樹脂とに融合がない場合には
簡単にブリッジ69の除去ができる。
加振し、さらに成形段階の樹脂を加圧させる手段を利用
してブリッジの切断を容易にする方法を示している。図
21は、一次射出における第1のスライドピン64、6
5と第2のスライドピン65の位置を示している。図2
2では、角柱形状の第1のスライドピン64、65を示
し、図23では長方角柱状の第2のスライドピン66を
示している。図24は、二次射出前の空間形成とくに、
第1のスライドピン64、65の配置位置βを樹脂の種
類によってきめる要領を示している。たとえば、流れ易
い樹脂材であれば距離βを小にして加圧量を少なくする
ことがよい。図25は、第1のスライドピン64、65
によって加振、加圧される前の連結部62、63の体積
状態を示している。この安定した状態から第1のスライ
ドピン64、65の前進によって、図25における連結
部62の樹脂は、図26に示すように、遮光性樹脂部の
本体60aとブリッジ69に圧入され、連結部63の樹
脂は島部61とブリッジに圧入される。これによって、
遮光性樹脂部は本体60aとブリッジ69と島部61と
に3分されブリッジ69の除去は容易になる。図27
は、2色成形品エジェクトとブリッジ突き出し除去を同
時に行う場合を示し、エジェクトと同時にブリッジ69
を第2のスライドピン66で突き出し除去する。この場
合、光透過性樹脂と遮光性樹脂とに融合がない場合には
簡単にブリッジ69の除去ができる。
【0026】図28は、2色成形品のエジェクトとブリ
ッジ突き出し除去を別に行う場合を示している。2色成
形品をエジェクトしてもブリッジ69は振動により第1
のスライドピン64、65に密着して離れない。また、
振動を与えない場合でも、この部分の抜き勾配を0度と
すれば成形条件により密着性を良くして離れないように
する事も可能である。したがって、次の手順として第2
のスライドピン66によりブリッジ69を突き出し除去
する。
ッジ突き出し除去を別に行う場合を示している。2色成
形品をエジェクトしてもブリッジ69は振動により第1
のスライドピン64、65に密着して離れない。また、
振動を与えない場合でも、この部分の抜き勾配を0度と
すれば成形条件により密着性を良くして離れないように
する事も可能である。したがって、次の手順として第2
のスライドピン66によりブリッジ69を突き出し除去
する。
【0027】図29〜図34は、加振、加圧によるブリ
ッジ除去の別の要領を示している。図29は、二次射出
で島部71が成形される状態を示し、遮光性樹脂本体7
0aと連結部72とブリッジ79と島部71とは連続状
態にある。図30において、第1のスライドピン64、
65がβだけ前進し連結部72のβ分が圧縮されて連結
部72と本体70aとブリッジ79に圧入され、連結部
73のβ分が圧縮されて連結部73と島部71とブリッ
ジ79に圧入される。この結果は、遮光性樹脂が遮光性
樹脂部本体70aと連結部72、ブリッジ79、連結部
73と島部71、とに3分されるのでブリッジ79の除
去が容易になる。
ッジ除去の別の要領を示している。図29は、二次射出
で島部71が成形される状態を示し、遮光性樹脂本体7
0aと連結部72とブリッジ79と島部71とは連続状
態にある。図30において、第1のスライドピン64、
65がβだけ前進し連結部72のβ分が圧縮されて連結
部72と本体70aとブリッジ79に圧入され、連結部
73のβ分が圧縮されて連結部73と島部71とブリッ
ジ79に圧入される。この結果は、遮光性樹脂が遮光性
樹脂部本体70aと連結部72、ブリッジ79、連結部
73と島部71、とに3分されるのでブリッジ79の除
去が容易になる。
【0028】図31は、2色成形品のエジェクトと同時
に第2のスライドピン66を前進させブリッジ79を分
離させる。遮光性樹脂と遮光性樹脂が融合しない場合
は、ブリッジ66の除去が容易になる。
に第2のスライドピン66を前進させブリッジ79を分
離させる。遮光性樹脂と遮光性樹脂が融合しない場合
は、ブリッジ66の除去が容易になる。
【0029】図32では、2色成形品がエジェクト可能
な時点でエジェクトする。このとき、第2のスライドピ
ン89は作動させない。ブリッジ89には圧入された樹
脂があり、さらに第1のスライドピン64、65の振動
により第1のスライドピン64、65に密着しているた
めコア2側に残され、光透過樹脂部7の突起部8の背面
と分離する。溶融のない場合は一層容易に分離される。
図33では、2色成形品エジェクト後に第2のスライド
ピン66でブリッジ89を突き出し除去し、図34では
ブリッジ89を突き出し除去後に、スライドピン64、
65を所定の位置に前進させて次のサイクル待ちにある
状態が示されている。
な時点でエジェクトする。このとき、第2のスライドピ
ン89は作動させない。ブリッジ89には圧入された樹
脂があり、さらに第1のスライドピン64、65の振動
により第1のスライドピン64、65に密着しているた
めコア2側に残され、光透過樹脂部7の突起部8の背面
と分離する。溶融のない場合は一層容易に分離される。
図33では、2色成形品エジェクト後に第2のスライド
ピン66でブリッジ89を突き出し除去し、図34では
ブリッジ89を突き出し除去後に、スライドピン64、
65を所定の位置に前進させて次のサイクル待ちにある
状態が示されている。
【0030】図35〜図41では、遮光性樹脂部90の
とくに島部11の剥離防止を図っている。図35に一次
射出時の第1のスライドピン94、95と第2のスライ
ドピン96の配置が示されている。図36に先端部94
b、95bが肩部94c、95cまで狭い階段状に形成
された第1のスライドピン94および95の形状が示さ
れている。図37には、長方角柱状の第2のスライドピ
ン96が示されている。図38は、二次射出前のブリッ
ジ空間が形成される第1および第2のスライドピン9
4、95および96の配置位置が示されている。図中の
突起部98背面側のアンダカット98a、98bの上部
で矢印Jで示す連結部92、93近傍が切断されずに、
矢印KおよびL近傍で切断されるような第1のスライド
ピン94、95の配置が必要である。そのための注意す
べき各部位置詳細が図38〜図41に示されている。こ
のときの第1のスライドピン94、95の前進量は、第
1のスライドピン前進量≧第1のスライドピン後退量−
(キ)でかつ、≦第1のスライドピンの後退量−(エ)
−アンダカットとして必要な強度を保つための距離、の
必要がある。
とくに島部11の剥離防止を図っている。図35に一次
射出時の第1のスライドピン94、95と第2のスライ
ドピン96の配置が示されている。図36に先端部94
b、95bが肩部94c、95cまで狭い階段状に形成
された第1のスライドピン94および95の形状が示さ
れている。図37には、長方角柱状の第2のスライドピ
ン96が示されている。図38は、二次射出前のブリッ
ジ空間が形成される第1および第2のスライドピン9
4、95および96の配置位置が示されている。図中の
突起部98背面側のアンダカット98a、98bの上部
で矢印Jで示す連結部92、93近傍が切断されずに、
矢印KおよびL近傍で切断されるような第1のスライド
ピン94、95の配置が必要である。そのための注意す
べき各部位置詳細が図38〜図41に示されている。こ
のときの第1のスライドピン94、95の前進量は、第
1のスライドピン前進量≧第1のスライドピン後退量−
(キ)でかつ、≦第1のスライドピンの後退量−(エ)
−アンダカットとして必要な強度を保つための距離、の
必要がある。
【0031】なお、切断位置がずれることなく、アンダ
カット98a、98bを確実な形状にするには、マルチ
インナープレスやプレスαによる加振、加圧が確実であ
る。図42〜図44では、遮光性樹脂の剥離防止用の第
1のスライドピン95、95A、95Bの各種形状を示
している。
カット98a、98bを確実な形状にするには、マルチ
インナープレスやプレスαによる加振、加圧が確実であ
る。図42〜図44では、遮光性樹脂の剥離防止用の第
1のスライドピン95、95A、95Bの各種形状を示
している。
【0032】
【発明の効果】本発明の作用効果を、以下に列挙する。 (1) コア型に設けた第1のスライドピンがコア型内
に残存したブリッジを突き出し除去するので確実、迅速
にブリッジの除去ができる。 (2) ブリッジ用空間形成で第1のスライドピンを適
所にとどめればブリッジ連結部を小にし切断容易にでき
る。 (3) 第1のスライドピンの先端形状を楔型に形成す
れば二次射出成形で成形される遮光性樹脂の剥離防止が
できる。 (4) 第1のスライドピンの幹部を厚くすれば曲げ剛
性が大きくなり変形がなくなってスライドの際の動きが
正確になると共に精度の良い流路が形成される。
に残存したブリッジを突き出し除去するので確実、迅速
にブリッジの除去ができる。 (2) ブリッジ用空間形成で第1のスライドピンを適
所にとどめればブリッジ連結部を小にし切断容易にでき
る。 (3) 第1のスライドピンの先端形状を楔型に形成す
れば二次射出成形で成形される遮光性樹脂の剥離防止が
できる。 (4) 第1のスライドピンの幹部を厚くすれば曲げ剛
性が大きくなり変形がなくなってスライドの際の動きが
正確になると共に精度の良い流路が形成される。
【0033】(5) ブリッジの除去工程によってコア
型のブリッジ空間が掃除されサイクルタイムが短縮され
る。
型のブリッジ空間が掃除されサイクルタイムが短縮され
る。
【図1】本発明の実施の態様を示す2色成形品の二次射
出成形時の側断面図。
出成形時の側断面図。
【図2】本発明による成形品の成形過程で二次成形が完
了し、ブリッジが除去される前の形態を示す上面図。
了し、ブリッジが除去される前の形態を示す上面図。
【図3】同上のAーA側断面図。
【図4】一次成形における第1のスライドピンおよび第
2のスライドピンの位置を示す図。
2のスライドピンの位置を示す図。
【図5】第1のスライドピンの形状を示す一対の側面
図。
図。
【図6】第2のスライドピンの形状を示す側面図。
【図7】二次成形時にブリッジ形成のため第1および第
2のスライドピンが後退している状態を示す図。
2のスライドピンが後退している状態を示す図。
【図8】図6で形成されたブリッジの連結部を切断した
状態を示す図。
状態を示す図。
【図9】図7で切断されコア型内に残存したブリッジを
第2のスライドピンで突き出し除去する状態を示す図。
第2のスライドピンで突き出し除去する状態を示す図。
【図10】強度を上げた第1のスライドピンと第2のス
ライドピンとの組み合わせを示す図。
ライドピンとの組み合わせを示す図。
【図11】同上の第1のスライドピンの一対単体図。
【図12】図9、10の第1のスライドピンによるブリ
ッジの切断を示す図。
ッジの切断を示す図。
【図13】図11で切断されたブリッジをコア型から突
きだし除去する状態を示す図。
きだし除去する状態を示す図。
【図14】第1のスライドピンの端部を狭くして遮光性
樹脂にアンダカットをつけ剥離防止を図る状態を示す
図。
樹脂にアンダカットをつけ剥離防止を図る状態を示す
図。
【図15】同上の第1のスライドピンの一対の単体図。
【図16】同上と対になる第2のスライドピンを示す
図。
図。
【図17】図12の第1のスライドピンと第2のスライ
ドピンが後退して二次射出成形を待つ状態を示す図。
ドピンが後退して二次射出成形を待つ状態を示す図。
【図18】二次射出で形成されたブリッジの切断を示す
図。
図。
【図19】剥離防止用アンダカット鋭角部による切断の
回避方法を説明する図。
回避方法を説明する図。
【図20】剥離防止用アンダカット鋭角部を鈍角にして
切断を回避する図。
切断を回避する図。
【図21】第1スライドピンを加振させて二次射出でで
きたブリッジ連結部を切断させる方法の説明図。
きたブリッジ連結部を切断させる方法の説明図。
【図22】同上の加振方式の第1のスライドピンの一対
単体図。
単体図。
【図23】同上に挟装される第2のスライドピンを示す
図。
図。
【図24】加振方式の際の加圧およびブリッジ突き出し
除去を説明する図で、ブリッジおよび連結部を形成した
状態を示す図。
除去を説明する図で、ブリッジおよび連結部を形成した
状態を示す図。
【図25】同上に二次射出成形した状態を示す。
【図26】連結部の樹脂材を第1のスライドピンが前
進、圧縮、加振して、連結部をなくす状態を示す図。
進、圧縮、加振して、連結部をなくす状態を示す図。
【図27】2色成形品をエジェクトと同時に第1のスラ
イドピンが前進してブリッジをエジェクトする状態を示
す図。
イドピンが前進してブリッジをエジェクトする状態を示
す図。
【図28】2色成形品エジェクトおよびブリッジ突き出
しの別方法を説明する図で、2色成形品がエジェクト可
能になった時点でエジェクトする。このとき第2のスラ
イドピンは作動しない状態を示す図。
しの別方法を説明する図で、2色成形品がエジェクト可
能になった時点でエジェクトする。このとき第2のスラ
イドピンは作動しない状態を示す図。
【図29】ブリッジを介する二次射出時の流れを良くし
かつ、連結部の切断を容易にする方法を示す図。
かつ、連結部の切断を容易にする方法を示す図。
【図30】第1のスライドピンを進めて連結部を圧縮し
てブリッジから分離させる状態を示す図。
てブリッジから分離させる状態を示す図。
【図31】2色成形品のエジェクトとブリッジのエジェ
クトを同時に行う状態を示す図。
クトを同時に行う状態を示す図。
【図32】上記と別方法で、2色成形品がエジェクト可
能時点でエジェクトし、ブリッジがコア型に残った状態
を示す図。
能時点でエジェクトし、ブリッジがコア型に残った状態
を示す図。
【図33】ついで、第2のスライドピンを進めてブリッ
ジを突き出す状態を示す図。
ジを突き出す状態を示す図。
【図34】ついで、第1のスライドピンが次のサイクル
に入るための所定位置に進んだ状態を示す図。
に入るための所定位置に進んだ状態を示す図。
【図35】二次射出成形部の剥離をアンダカット付与に
よって防止する方法を示す図。
よって防止する方法を示す図。
【図36】同上の第1のスライドピンの一対の単体図。
【図37】図33の第2のスライドピンの単体図。
【図38】ブリッジ連結部の形成を示す図。
【図39】同上の主要寸法を説明する図。
【図40】アンダカット形成用の第1スライドピンの形
状図。
状図。
【図41】連結部の最終形状を説明する図。
【図42】剥離防止のためのアンダカット形成用の第2
のスライドピンの別形状を示す図。
のスライドピンの別形状を示す図。
【図43】剥離防止のためのアンダカット形成用の第2
のスライドピンの別形状を示す図。
のスライドピンの別形状を示す図。
【図44】剥離防止のためのアンダカット形成用の第2
のスライドピンの別形状を示す図。
のスライドピンの別形状を示す図。
【図45】従来の2色成形品の成形方法で一次射出成形
を示す図。
を示す図。
【図46】同上についで二次射出成形を示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】 一次キャビティ型とコア型とにより文字
等の突出部を含む一次成形部を一次成形し、二次キャビ
ティ型と前記コア型とにより一次成形部を覆って二次成
形部を二次成形し、その二次成形の際に前記一次成形突
起部に囲まれた島部を二次成形部の本体と連結するブリ
ッジを介して成形する2色成形品におけるブリッジの除
去方法であって、 前記コア型に設けられ前記一次および二次キャビティ型
に向かって進退する一対の角柱状の第1のスライドピン
の1つが前記一次キャビティ型に向かって進み前記二次
成形部の本体が形成さるべき空間の背面側にあたる前記
一次成形部の適所に背面側に留まって第1の流路を形成
し、前記第1のスライドピンの他方が前記一次キャビテ
ィ型に向かって進み前記島部が形成さるべき空間の背面
側にあたる前記一次成形部の適所に背面側に留まって第
2の流路を形成して一次射出する一次成形工程と、 前記第1のスライドピンが二次キャビティ型に対して後
退して第1および第2の流路を開放すると共に前記一対
の第1のスライドピンに挟装されて二次キャビティ型に
向かって進退する長方角柱状の第2のスライドピンが前
記第1の流路と第2の流路をつなぐ空間を形成する適所
に留まってブリッジ空間を形成して二次射出する二次成
形工程と、 該二次成形工程によって第1および第2の流路で形成さ
れた第1および第2の連結部を二次キャビティ型とコア
型とを型開き時に前記第1のスライドピンの対向面に円
弧凹状に形成されたアンダカットに嵌合した前記ブリッ
ジが反力を支えて連結部が切断される連結部切断工程
と、 前記二次成形工程によって前記ブリッジ空間に形成され
前記連結部切断工程によって分離され前記コア型内に残
留したブリッジを前記第2のスライドピンが前記二次キ
ャビティ型に向かって進んで前記コア型外に突き出し除
去するブリッジ除去工程と、を含むことを特徴とする2
色成形品におけるブリッジの除去方法。 - 【請求項2】 一次キャビティ型とコア型とにより文字
等の突出部を含む一次成形部を一次成形し、二次キャビ
ティ型と前記コア型とにより一次成形部を覆って二次成
形部を二次成形し、その二次成形の際に前記一次成形突
起部に囲まれた島部を二次成形部本体と連結するブリッ
ジを介して成形する2色成形品におけるブリッジの除去
装置であって、 前記コア型に前記一次および二次キャビティ型に向かっ
て進退する一対の角柱状の第1のスライドピンを設け、
該第1のスライドピンの対向面に円弧凹状のアンダカッ
トを形成し、前記第1のスライドピンに挟装されて前記
一次および二次キャビティ型に向かって進退する長方角
柱状の第2のスライドピンを設けたことを特徴とする2
色成形品におけるブリッジの除去装置。 - 【請求項3】 前記第1のスライドピンは幹部が厚い階
段状に形成されたことを特徴とする請求項2記載の2色
成形品におけるブリッジの除去装置。 - 【請求項4】 前記第1のスライドピンは端部が狭い楔
状に形成されたことを特徴とする請求項2記載の2色成
形品におけるブリッジの除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10220118A JP2000043090A (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | 2色成形品におけるブリッジの除去方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10220118A JP2000043090A (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | 2色成形品におけるブリッジの除去方法と装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000043090A true JP2000043090A (ja) | 2000-02-15 |
Family
ID=16746208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10220118A Pending JP2000043090A (ja) | 1998-08-04 | 1998-08-04 | 2色成形品におけるブリッジの除去方法と装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000043090A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002018895A (ja) * | 2000-07-03 | 2002-01-22 | Lion Corp | 二色成形体 |
JP2006297713A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Kasai Sangyo:Kk | 樹脂製品の成形方法及びその成形方法に用いられる成形装置 |
CN1297381C (zh) * | 2001-12-25 | 2007-01-31 | 日精树脂工业株式会社 | 异材质树脂的复合成型方法及注塑成型机 |
WO2021019905A1 (ja) * | 2019-07-26 | 2021-02-04 | Necプラットフォームズ株式会社 | 金型及び金型を用いた成型品の製造方法 |
-
1998
- 1998-08-04 JP JP10220118A patent/JP2000043090A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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