JP2000166434A - 釣り用リールの電源装置 - Google Patents

釣り用リールの電源装置

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JP2000166434A
JP2000166434A JP10342628A JP34262898A JP2000166434A JP 2000166434 A JP2000166434 A JP 2000166434A JP 10342628 A JP10342628 A JP 10342628A JP 34262898 A JP34262898 A JP 34262898A JP 2000166434 A JP2000166434 A JP 2000166434A
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power supply
power
fishing reel
fishing
supply device
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Yoshiyuki Furomoto
儀幸 風呂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源の電力を消費しても釣りを中断する必要
が生じにくい釣り用リールの電源装置を提供する。 【解決手段】 両軸受リールの電源部31は、両軸受リ
ールに設けられた水深表示用の表示部5と、表示部5を
制御するための制御部30とに電力を供給するための装
置であって、コンデンサ37と、太陽電池34とを備え
ている。コンデンサ37は、表示部5及び制御部30に
電力を供給するための充電可能な電源である。太陽電池
34は、コンデンサ37に電力を供給する光により発電
可能な電源である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置、特に、
釣り用リールに設けられた水深表示用の表示手段を含む
動作手段と、それを制御する制御手段とに電力を供給す
るための釣り用リールの電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】両軸受リールなどの釣り用リールにおい
て、仕掛けの水深を表示するための、たとえば液晶ディ
スプレイからなる水深表示部を有するものが知られてい
る。この種の水深表示部を有する釣り用リールには、た
とえば、マイクロコンピュータからなる制御部が設けら
れており、制御部によりスプールからの釣り糸の繰り出
し長さ又は巻取長さを測定し、その長さに応じて仕掛け
の水深を表示している。
【0003】これらの水深表示部や制御部には、たとえ
ばリール本体に装着された内部電源から電力が供給され
ている。水深表示部は、リール本体の上部に装着された
カウンタケースの釣り人から視認されやすい上面に配置
されており、カウンタケースの内部には制御部が設けら
れている。内部電源としては、乾電池やボタン電池等の
一次電池が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】乾電池等の一次電池を
内部電源に用いた場合、電力の消費により一次電池が消
耗して電圧が降下した場合、液晶ディスプレイを用いた
水深表示部の表示が薄くなり、表示が見にくくなること
がある。この表示が薄くなる現象は安定して生じるので
はなく、時折薄くなるというように不安定に現出するこ
とが多い。この段階で電池を交換すべきであるが、この
段階で、制御部の駆動には問題ない電力が残っていると
すれば、コストの面及び省資源の面からも無駄が多い。
【0005】そこで、内部電源に二次電池を用いること
が考えられる。二次電池を用いれば、液晶表示が不安定
になった時点で交換しても、交換した二次電池を再利用
できるため、コストの面や省資源の面で無駄が生じにく
い。
【0006】しかし、二次電池が消耗した都度二次電池
の交換を行うと、交換中は釣りを中断しなければならな
い。そこで、充電器をリールに接続して二次電池を充電
することが考えられる。しかし、消耗した二次電池の充
電には短くても十数分、長ければ数時間を要する。この
ため、二次電池を充電すると交換する場合よりさらに長
時間釣りを中断しなければならない。
【0007】本発明の課題は、電源の電力を消費しても
釣りを中断する必要が生じにくい釣り用リールの電源装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る釣り用リー
ルの電源装置は、釣り用リールに設けられた水深表示用
の表示手段を含む動作手段と、動作手段を制御するため
の制御手段とに電力を供給するための装置であって、第
1電源と、第2電源とを備えている。第1電源は、動作
手段及び制御手段に電力を供給するための充電可能な電
源である。第2電源は、第1電源に電力を供給する光に
より発電可能な電源である。
【0009】この電源装置から電力を制御手段や動作手
段に供給すると、制御手段や動作手段で電力を消費す
る。一方、第1電源には第2電源から電力が供給され、
供給された電力が充電される。この第2電源は、光によ
り発電可能なため、太陽光や照明光が当たっている状態
では、常時発電して電力を第1電源に供給できる。この
ため、制御手段や表示手段により電力が消費されても、
第1電源が消耗しにくくなり、釣りを行っているときに
電源の交換や電源への充電のために釣りを中断する必要
が生じにくい。
【0010】発明2に係る釣り用リールの電源装置は、
発明1に記載の装置において、第2電源は太陽電池であ
る。この場合には、広く使用されている太陽電池により
第2電源が構成されるので、第2電源を安価に得ること
ができる。
【0011】発明3に係る釣り用リールの電源装置は、
発明1又は2に記載の装置において、第1電源は、充電
可能なコンデンサである。この場合には、第1電源がコ
ンデンサで構成されるので、電源容量は小さくなるが、
サイズが小さくなり、電源装置の小型化を図ることがで
きる。
【0012】発明4に係る釣り用リールの電源装置は、
発明1又は2に記載の装置において、第1電源は、充電
可能な二次電池である。この場合には、第1電源が二次
電池で構成されるので、大きな電源容量を得ることがで
き、第2電源が常時発電できなくても、第1電源が使用
不能になりにくい。
【0013】発明5に係る釣り用リールの電源装置は、
発明1から4のいずれかに記載の装置において、釣り用
リールは、制御手段及び表示手段を収納する水密なカウ
ンタケースを有し、第1電源及び第2電源は、カウンタ
ケースに交換不能に収納されている。この場合には、両
電源が水密なカウンタケースに収納されているので、両
電源の防水性能が向上するとともに、両電源と制御手段
や表示手段との配線もカウンタケース内で行えるので、
電気系全体の防水性能がさらに向上する。
【0014】発明6に係る釣り用リールの電源装置は、
発明1から5のいずれかに記載の装置において、第1電
源と第2電源との間に配置された昇圧手段をさらに備え
る。この場合には、昇圧手段により第2電源の電圧を高
くすることができるので、第2電源の起電力を大きくす
ることなく第1電源を充電でき、第2電源のセル数を少
なく抑えることができる。
【0015】発明7に係る釣り用リールの電源装置は、
発明1から6のいずれかに記載の装置において、第1電
源と第2電源との間に配置された逆流防止手段をさらに
備える。この場合には、ダイオードなどを用いた逆流防
止手段により第2電源から第1電源にのみ電流が流れ第
1電源から第2電源へ電流が流れないようにすること
で、第2電源から第1電源に充電を行う構成にしても、
第1電源の消耗を抑えることができる。
【0016】発明8に係る釣り用リールの電源装置は、
発明1から7のいずれかに記載の装置において、制御手
段には、表示手段に表示される表示情報を含む各種情報
の少なくともいずれかひとつを記憶するための不揮発記
憶手段が接続されている。この場合には、たとえば、水
深を表示するための水深データなどの必要な情報を不揮
発記憶手段に記憶することができるので、リールの運搬
中や夜間に生じる光の遮断等により第2電源による発電
が不能になりかつ第1電源の電力も消耗して制御手段や
動作手段が動作しなくなっても、必要な情報を保存する
ことができる。このため、光による発電が不能な状態が
長く続いても、第2電源が発電可能な状態になり第1電
源が充電され動作可能な状態になった時点で水深表示等
の必要な情報を不揮発記憶手段から読み出すことで煩わ
しい操作を行うことなく水深表示などの制御を再開する
ことができる。
【0017】発明9に係る釣り用リールの電源装置は、
発明1から8のいずれかに記載の装置において、第2電
源は、表示手段に隣接して並べて配置されている。この
場合には、第2電源及び表示手段の防水処理が容易にな
るとともに、全体をコンパクトに構成できる
【0018】
【発明の実施の形態】<全体構成>図1及び図2におい
て、本発明の一実施形態を採用した両軸受リールは、水
深表示機能を有する手巻きのリールである。
【0019】両軸受リールは、釣り竿に装着されるリー
ル本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール
回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に
配置されたドラグ調整用のスタードラグ3と、リール本
体1に回転自在に装着されたスプール10とを主に備え
ている。
【0020】リール本体1は、左右1対の側板7a,7
bとそれらを連結する複数の連結部7c(図3)とから
なるフレーム7と、フレーム7の左右を覆う左右の側カ
バー8a,8bと、フレーム7の前部を覆う前カバー9
とを有している。ハンドル2側(図2の右側)の側カバ
ー8bには、ハンドル2の回転軸が回転自在に支持され
ている。
【0021】リール本体1の上部には、カウンタケース
4が固定されている。カウンタケース4の内部は、外部
に対して水密に封止されている。カウンタケース4に
は、仕掛けの水深や棚位置を水面からと底からとの2つ
の基準で表示するための液晶ディスプレイからなる表示
部5と、表示部5の図2右側に配置された3つのスイッ
チからなる操作キー部6とが設けられている。
【0022】<制御系の構成>カウンタケース4の内部
には、図3に示すように、表示部5と、表示部5や操作
キー部6に接続された制御部30と、制御部30や表示
部5に電力を供給するための電源部31とが配置されて
いる。制御部30は、CPU,RAM,ROM,I/O
インターフェイス等を含むマイクロコンピュータを備え
ており、制御プログラムに従って表示制御等の各種の制
御動作を実行する。
【0023】制御部30には、図4に示すように、電源
部31と、表示部5と、スプール10の回転を検出する
ためのスプールセンサ32と、表示部5や制御部30を
オンオフする等の操作を行うための操作キー部6と、各
種情報を記憶するEEPROM等の不揮発メモリからな
る記憶部33と、他の入出力部とが接続されている。制
御部30は、電源部31から供給された電力により動作
する。
【0024】<電源部の構成>電源部31は、制御部3
0及び表示部5に電力を供給するためのコンデンサ(第
1電源の一例)37と、太陽電池(第2電源の一例)3
4と、昇圧回路35と、逆流防止回路36とを有してい
る。
【0025】コンデンサ37は、図3に示すように、カ
ウンタケース4内の前下部に着脱不能に装着されてい
る。コンデンサ37は、たとえばスーパキャパ形のアル
ミニウム電解コンデンサであり、0.5F程度の静電容
量を有している。コンデンサ37は、太陽電池34で発
生した電力を蓄えて制御部30及び表示部5に供給する
ために設けられたものである。
【0026】太陽電池34は、コンデンサ37に電力を
供給してコンデンサ37を充電するための電源である。
太陽電池34は、表示部5の図2上側に近接して配置さ
れている。このように表示部5に隣接して太陽電池34
が配置されているので、両者の防水処理が容易になると
ともに、カウンタケース4全体をコンパクトに構成でき
る。また、カウンタケース4の上面に太陽電池34が面
しているので、釣りを行っているときに常に太陽光等の
光が太陽電池34に当たりやすくなり、安定した起電力
が得られる。太陽電池34は、たとえばアモルファスシ
リコンを用いた5つのセル(モジュール)からなり、略
2ボルト程度の起電力を有している。
【0027】昇圧回路35は、太陽電池34に接続され
ており、太陽電池34で発生した起電力を3ボルト程度
に昇圧するために設けられている。このような昇圧回路
35を設けると、太陽電池34の起電力を小さくするこ
とができ、太陽電池34のセル数を少なくすることがで
きる。
【0028】逆流防止回路36は、コンデンサ37と昇
圧回路35との間に配置されており、たとえば、ダイオ
ードから構成されている。逆流防止回路36は、コンデ
ンサ37から太陽電池34側に電流が逆に流れるのを防
止するために設けられている。
【0029】<他の構成>リール本体1のフレーム7内
には、ハンドル2に連結されたスプール10が回転自在
に支持されている。スプール10の内部には、図3に示
すように、スプール軸12が貫通している。また、リー
ル本体1の後部(図1下部)には、ハンドル2とスプー
ル10との駆動伝達をオンオフするクラッチレバー11
が配置されている。このクラッチをオンすると、自重に
よる仕掛けの糸繰り出し中に、糸繰り出し動作を停止で
きる。
【0030】また、リール本体1の内部には、図3に示
すように、スプール10に連動して動作するレベルワイ
ンド機構13やハンドル2の回転をスプール10に伝達
する伝達機構(図示せず)等が設けられている。
【0031】レベルワインド機構13は、スプール10
の前方(図3右方)にスプール10と平行に配置された
螺軸14と、螺軸14に係合する釣り糸ガイド15と、
釣り糸ガイド15を案内するガイド筒16とを有してい
る。螺軸14は、表面に交差する螺旋状の溝(図示せ
ず)を有している。螺軸14は、側カバー8a内に配置
された歯車機構(図示せず)によりスプール軸12と連
結されている。釣り糸ガイド15は、ガイド本体15a
と、ガイド本体15aの下部に螺軸14と直交する方向
に配置され上端が螺旋状溝に係合する係合部材15b
と、ガイド本体15aの上部に前後に配置され釣り糸を
案内するセラミック製の硬質リング15cとを有してい
る。ガイド本体15aの中央部には螺軸14が貫通し、
かつその周囲にはガイド筒16が貫通している。ガイド
筒16は、下部がU字状に開口した筒状部材であり、側
板7a,7b間に螺軸14を中心で囲むように配置され
ている。
【0032】<リールの動作>このように構成された両
軸受リールでは、太陽電池34が発電すると、その起電
力が昇圧回路35で3ボルト程度に昇圧され、逆流防止
回路36を介してコンデンサ37に蓄えられる。コンデ
ンサ37に蓄えられた電力は、操作キー部6の操作によ
り電源スイッチがオンすると、制御部30や表示部5に
供給される。この結果、制御部30や表示部5が動作し
て水深表示が可能になる。
【0033】釣りを行う場合には、クラッチレバー11
によりクラッチをオフし、スプール10を自由に回転さ
せ、釣り糸に装着された重りの自重により釣り糸を繰り
出す。釣り糸が繰り出されると表示部5の水深表示が繰
り出し量に応じて増加する。また、釣り糸が繰り出され
ると、スプール10の回転が歯車機構を介して螺軸14
に伝達され、螺軸14が回転して釣り糸ガイド15がス
プール10に沿って往復動する。仕掛けが棚に到達する
と、クラッチレバー11によりクラッチをオンして釣り
糸の繰り出しを停止する。
【0034】魚の当たりがあると、ハンドル2を操作し
て釣り糸を巻き上げる。釣り糸が巻上げられると表示部
5の水深表示が巻き上げ量に応じて減少する。この巻き
上げ時にも、スプール10の回転が歯車機構を介して螺
軸14に伝達され、螺軸14が回転して釣り糸ガイド1
5がスプール10に沿って往復動する。この結果、釣り
糸がスプールにほぼ均一に巻き取られる。
【0035】このような釣りを行っているとき、光が太
陽電池34に照射されていれば、太陽電池34が発電す
るので、コンデンサ37に常に電力が供給され、コンデ
ンサ37の電力がなくなりにくい。したがって、太陽電
池34が発電を続けている限りは、制御部30及び表示
部5に電力が供給される。また、運搬途中や夜間などで
太陽電池34が発電不可能になっても、コンデンサ37
に動作に必要な電荷が残っている間は、表示部5や制御
部30は動作可能である。
【0036】しかし、コンデンサ37に蓄電された電力
が消耗すると、水深表示のためのデータ(たとえば、ス
プール回転数と水深との関係を示すデータ)なども消滅
するおそれがある。しかし、本実施形態では、記憶部3
3に不揮発メモリを使用しているので、制御に必要なデ
ータを電力の供給の有無に関わらず保存することができ
る。したがって、電力の供給が再開されれば、記憶部3
3に記憶されたデータを読み出すことで、簡単に水深表
示などの制御動作を再開できる。
【0037】ここでは、制御部30や表示部5により電
力が消費されても、コンデンサ37が太陽電池34によ
り充電されるので、コンデンサ37が消耗しにくくなり
釣りを行っているときの電源の消耗を抑えることがで
き、釣りを中断する必要が生じにくい。また、コンデン
サ37を常時充電できるので、コンデンサ37を交換不
能にリール内部に装着することができる。このため、コ
ンデンサ37の交換が不要になり、リール内部の腐食を
抑えることができる。
【0038】また、コンデンサ37は二次電池に比べて
小型なため、コンデンサ37を含む電源部31をカウン
タケース4内に収納しても、カウンタケース4の大きさ
を小さく維持できる。
【0039】〔他の実施形態〕 (a) 図5に示すように、充電可能なコンデンサ37
に代えて、ニッケル・カドミウム電池やリチウムイオン
電池等の充電可能な二次電池38を第1電源として用い
てもよい。この二次電池38は、カウンタケース4内に
収納されている。また、電源容量を大きくするために、
大型の二次電池38を使用する場合には、レベルワイン
ド機構13の前下方や側カバー8aの内部などの比較的
大きな空間が残っている部分に二次電池38を収納して
もよい。この場合にも、二次電池38を着脱する必要が
ないので、二次電池38を水密なケースに収納可能であ
る。このような実施形態でも、前記実施形態と同様な効
果を得ることができる。しかも、この場合には、電源容
量を大きくすることができるので、夜間などの釣りで太
陽電池からの電力の供給が不十分の場合にも長時間の釣
りを行うことが可能になる。
【0040】(b) 図6に示すように、一次電池で駆
動される両軸受リールの電池収納部40に接続可能な電
源部31aをたとえば、釣り竿Rに装着してもよい。こ
こでは、両軸受リールは、リール本体の前下部にボタン
電池を収納可能な電池収納部40を有しており、電池収
納部40の蓋部材(図示せず)を外し、蓋部材に代えて
電源部31aを装着してリール内部に電力を供給する。
【0041】この電源部31aは、釣り竿Rに着脱自在
に装着されたブラケット41と、ブラケット41に揺動
自在に装着された電源ケース42とを備えている。電源
ケース42内には、図5に示したような太陽電池34,
昇圧回路35,逆流防止回路36及び二次電池38が収
納されている。電源部31aは、さらに、電池収納部4
0に装着されるコネクタ部43と、コネクタ部43と二
次電池38とを接続するための電源コード44とを備え
ている。コネクタ部43は、電池収納部40の蓋部材に
代えて電池収納部40に装着可能であり、電池収納部4
0に設けられた電源端子(図示せず)に電気的に接続可
能である。
【0042】このような構成の電源部31aは、一次電
池を装着可能な両軸受リールにおいて一次電池に代えて
装着可能であり、釣り人がすでに持っている両軸受リー
ルに後から装着可能である。この電源部31aを一度装
着すれば、電源部31aを取り外す必要がないので、リ
ール内部の腐食を抑えることができる。また、電源部3
1aにおいて二次電池38が太陽電池34により充電さ
れるので、釣りを行っているときの二次電池38の消耗
を抑えることができる。
【0043】(c) 本実施形態では、本発明による電
源装置を手巻きの両軸受リールに装着したが、表示部や
制御部駆動用の内部電源を有する電動リールにおいて、
内部電源としてこの電源装置を用いることもできる。
【0044】(d) 前記実施形態では、電源をカウン
タケース4内に交換不能に装着したが、リール本体1に
交換可能に装着してもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、第2電源は、光により
発電可能なため、太陽光や照明光が当たっている状態で
は、常時発電して電力を第1電源に供給できる。このた
め、制御手段や表示手段により電力が消費されても、第
1電源が消耗しにくくなり、釣りを行っているときに電
源の交換や電源への充電のために釣りを中断する必要が
生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による両軸受リールの斜視
図。
【図2】その平面図。
【図3】その縦断面図。
【図4】制御系の構成を示すブロック図。
【図5】他の実施形態の図4に相当する図。
【図6】さらに他の実施形態による電源部の側面図。
【符号の説明】
1 リール本体 4 カウンタケース 5 表示部 6 操作キー部 31,31a 電源部 32 スプールセンサ 34 太陽電池 35 昇圧回路 36 逆流防止回路 37 コンデンサ 38 二次電池

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り用リールに設けられた水深表示用の表
    示手段を含む動作手段と、前記動作手段を制御するため
    の制御手段とに電力を供給するための釣り用リールの電
    源装置であって、 前記動作手段及び前記制御手段に電力を供給するための
    充電可能な第1電源と、 前記第1電源に電力を供給する光により発電可能な第2
    電源と、を備えた釣り用リールの電源装置。
  2. 【請求項2】前記第2電源は太陽電池である、請求項1
    に記載の釣り用リールの電源装置。
  3. 【請求項3】前記第1電源は、充電可能なコンデンサで
    ある、請求項1又は2に記載の釣り用リールの電源装
    置。
  4. 【請求項4】前記第1電源は、充電可能な二次電池であ
    る、請求項1又は2に記載の釣り用リールの電源装置。
  5. 【請求項5】前記釣り用リールは、前記制御手段及び表
    示手段を収納する水密なカウンタケースを有し、 前記第1電源及び第2電源は、前記カウンタケースに交
    換不能に収納されている、請求項1から4のいずれかに
    記載の釣り用リールの電源装置。
  6. 【請求項6】前記第1電源と第2電源との間に配置され
    た昇圧手段をさらに備える、請求項1から5のいずれか
    に記載の釣り用リールの電源装置。
  7. 【請求項7】前記第1電源と第2電源との間に配置され
    た逆流防止手段をさらに備える、請求項1から6のいず
    れかに記載の釣り用リールの電源装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段には、前記表示手段に表示さ
    れる表示情報を含む各種情報の少なくともいずれかひと
    つを記憶するための不揮発記憶手段が接続されている、
    請求項1から7のいずれかに記載の釣り用リールの電源
    装置。
  9. 【請求項9】前記第2電源は、前記表示手段に隣接して
    並べて配置されている、請求項1から8のいずれかに記
    載の釣り用リールの電源装置。
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