JP2019030240A - ワカサギ釣り用電動リール - Google Patents

ワカサギ釣り用電動リール Download PDF

Info

Publication number
JP2019030240A
JP2019030240A JP2017152666A JP2017152666A JP2019030240A JP 2019030240 A JP2019030240 A JP 2019030240A JP 2017152666 A JP2017152666 A JP 2017152666A JP 2017152666 A JP2017152666 A JP 2017152666A JP 2019030240 A JP2019030240 A JP 2019030240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
reel
electric motor
fishing
electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017152666A
Other languages
English (en)
Inventor
宮澤 幸則
Yukinori Miyazawa
幸則 宮澤
永裕 張
Nagahiro Cho
永裕 張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Globeride Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Globeride Inc filed Critical Globeride Inc
Priority to JP2017152666A priority Critical patent/JP2019030240A/ja
Publication of JP2019030240A publication Critical patent/JP2019030240A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】リール全体の大型化を招くことなく内部電源及び外部電源を必要に応じて使い分けることができるワカサギ釣り用電動リールを提供する。【解決手段】本発明のワカサギ釣り用電動リールは、リール本体5に回転可能に支持されるスプール34と、リール本体に設けられる竿装着部27と、スプール34に対して動力伝達可能に係合される電動モータ44と、電動モータ44に電力を直接的又は間接的に供給するための給電手段78,79を着脱自在に収容するための収容部Sを画定するとともに、給電手段78,79と電動モータ44とを電気的に接続するための電極端子73,74を有する内部電源ハウジング71とを備える。内部電源ハウジング71は、外部電源を電動モータ44に電気的に接続するための外部接続端子100を有する。【選択図】 図10

Description

本発明は、釣糸が巻回されるスプールを電動モータにより回転駆動させるワカサギ釣り用電動リールに関する。
近年、結氷した湖の上で行なうワカサギの穴釣りやワカサギのボート釣り等においては、常時釣り竿を手で保持せずにリールに短い釣り竿を取り付け、台の上に載置した状態で釣りを行なうことができる電動リールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなワカサギ釣り用電動リールは、リール本体に釣竿を直接に装着でき(竿装着部を有する)、電動モータの出力軸がスプールに対して動力伝達可能に係合される(電動モータの出力軸が例えばスプールの回転軸と直交した状態でスプールの側面に対して係脱可能に当て付けられることによって電動モータからスプールへの動力の伝達が継脱される)とともに、ギアによる変速を行なうことなく電動モータに対する印加電圧を制御することによりその回転速度及びトルクが変えられるという特徴を有する点で、その他の魚釣用電動リールとは一線を画される。
特開2010−124789号
ところで、ワカサギは、群れで回遊しており、一般に朝方及び夕方に活性が良くなって餌を活発に追う一方で、昼間は食い鈍ることが多いものの、一日を通して十分な釣果を上げるためには、昼間も常に仕掛けの上げ下げを繰り返して魚を誘い続ける必要があり、このことは時として電動リールの絶え間ない駆動を必要とする。
そのため、電池を内部電源として駆動するワカサギ釣り用電動リールでは、電池の蓄電量が消費電力に追い付かず、電池交換を余儀なくされるか、電池を持ち合わせていなければリールを使用できなくなる場合がある。
また、最近では、一般に、ユーザ(釣人)は、携帯電話などの充電のために外部電源を持ち歩くようになってきており、前述したような電池の消耗を考えると、電池のみならず、必要に応じてこのような外部電源からの電力供給によって電動リールを使用できることも求められる。
しかしながら、一般に、ワカサギ釣り用電動リールの電源仕様は通常の市販の外部電源に適合していない(市販の外部電源よりも仕様電圧が低い)場合が多いため、外部電源を利用して電動リールを作動させるためには、変圧器を用いて外部電源からの供給電圧を下げる(降圧する)必要もある。
そのような新たな構成要素である変圧器の付加は、変圧器を収容するための新たなスペースをリール本体に設けることを意味し、電動リールの大型化を招く結果となる。このことは、リール本体を容易に手で把持できるコンパクトさが求められるワカサギ釣り用電動リールにおいて決して望ましいことではない。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、リール全体の大型化を招くことなく内部電源及び外部電源を必要に応じて使い分けることができるワカサギ釣り用電動リールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のワカサギ釣り用電動リールは、リール本体と、前記リール本体に回転可能に支持され、釣糸が巻回されるスプールと、前記リール本体に設けられ、釣竿が装着可能な竿装着部と、その出力軸が前記スプールに対して動力伝達可能に係合される電動モータと、前記リール本体内に設けられ、前記電動モータに電力を直接的又は間接的に供給するための給電手段を着脱自在に収容するための収容部を画定するとともに、前記給電手段と前記電動モータとを電気的に接続するための電極端子を有する内部電源ハウジングとを備え、前記内部電源ハウジングは、外部電源を前記電動モータに電気的に接続するための外部接続端子を有することを特徴とする。
上記構成のワカサギ釣り用電動リールは、内部電源ハウジングの収容部に収容される給電手段と電動モータとを電気的に接続するための電極端子に加え、外部電源を電動モータに電気的に接続するための外部接続端子を内部電源ハウジングに備えるため、内部電源と外部電源とを必要に応じて使い分けることができる。そのため、携帯電話などの充電のための外部電源や釣り場に備え付けのコンセント電源等を利用して電動リールを駆動させることもでき、したがって、長時間のモータ駆動操作による実釣で電源の残容量不足に遭遇しても、外部電源の使用によりリールを安心して長時間使用でき、一日を通して常に仕掛けの上げ下げを繰り返して魚を誘い続けることもできるようになる。
また、上記構成によれば、内部電源ハウジングの収容部は、電動モータに電力を直接的又は間接的に供給するための給電手段を着脱自在に収容するため、電動モータに電力を間接的に供給する例えば変圧器の収容にも対応できる。したがって、リールの電源仕様が通常の市販の外部電源に適合していない場合に外部電源を利用するべく変圧器を使用しなければならない場合であっても、変圧器を収容するための新たなスペースをリール本体に設けることなく、電動モータに電力を直接的に供給するためのバッテリーなどに代えて変圧器を収容部に収容できるため、リール全体の大型化を招くことがない。
特に、この場合、収容部が、電動モータに電力を直接的に供給するための給電手段及び間接的に供給するための給電手段を選択的に着脱自在に収容できるようになっていることで、リール全体の大型化を招くことなく収容部を用いた内部電源と外部電源との使い分けが可能になる。これにより、収容部は、内部電源及び外部電源の両方の使用を可能にする様々な給電手段の共用スペースとしての機能を果たすこともできるようになる。つまり、例えば直接的な給電手段としてバッテリーを使用する場合には、バッテリーを収容部に収容してバッテリーにより電動モータを駆動させればよく、必要に応じて外部電源を使用する場合には、外部接続端子に外部電源を接続するか或いは間接的な給電手段として変圧器を収容部内に収容して変圧器を介して外部電源により電動モータを駆動させることも可能になる。
また、間接的な給電手段として変圧器を収容部内に収容して変圧器を介して外部電源により電動モータを駆動させる場合には、内部電源ハウジングの電極端子が外部接続端子を兼ね、電極端子が給電手段を介して外部電源を電動モータに電気的に接続することが好ましい。
また、上記構成では、リール本体の外枠を形成するとともに、リール本体に着脱自在な外装部材が更に設けられ、この外装部材に、例えば内部電源ハウジングの収容部を外部に対して閉じるためのカバー部材に、変圧器が一体に設けられてもよい。更に、この場合、リール本体には、カバー部材と、給電手段としてバッテリーが収容された状態の収容部を外部に対して閉じるための更なるカバー部材とを交換可能に着脱できることが好ましい。このようにすると、電源として電池のみしか使用できない従来のワカサギ釣り用電動リールしか持ち合わせていないユーザが、カバー部材を交換するだけで外部電源を使用できるようにすることも可能になる。
また、以上のように外部電源を利用することによりリールを長時間使用できるようにすると、釣糸の巻き取り及び繰り出しを全て電動リールにより自動で行なわせても電源の残容量不足に陥ることを回避できる。つまり、外部電源の利用により、電動モータの正逆回転駆動によってスプールを正逆回転させてスプールに対して釣糸を巻き取り及び/又は繰り出す全自動形態が現実味を帯びてくる。
このように、釣糸の巻き取り及び繰り出しを全て自動で行なわせれば、仕掛けの上げ下げの度にスイッチ等の切り換え操作部材を介して動力の伝達及び遮断を切り換えるクラッチON/OFF操作を絶えず繰り返すことによる疲労の蓄積も回避できる。また、このようにスプールからの釣糸の繰り出しも電動モータにより自動で行なうことができれば、電動モータの出力を制御してスプールの回転速度を制御することにより、バックラッシュを未然に防止できるとともに、仕掛けを急激に高速で群れの層まで落とさないように(魚の警戒心を煽らないように)釣糸繰り出し速度を調整することもでき、サミング操作を必要としない安定的な釣糸の繰り出しが可能となる。
本発明によれば、リール全体の大型化を招くことなく内部電源及び外部電源を必要に応じて使い分けることができるワカサギ釣り用電動リールが得られる。
本発明の一実施形態に係るワカサギ釣り用電動リールの概略的な斜視図である。 図1のワカサギ釣り用電動リールの概略的な平面図である。 収容部にバッテリーが収容された状態の図1のワカサギ釣り用電動リールの内部構造を概略的に示す断面図である。 リール本体からカバー部材を取り外して収容部からバッテリーを取り除いた状態の図1のワカサギ釣り用電動リールの内部構造を概略的に示す断面図である。 変圧器と一体のカバー部材をリール本体に取り付けようとしている状態の図1のワカサギ釣り用電動リールの内部構造を概略的に示す断面図である。 変圧器と一体のカバー部材をリール本体に取り付けて変圧器を収容部内に収容した状態の図1のワカサギ釣り用電動リールの内部構造を概略的に示す断面図である。 図1のワカサギ釣り用電動リールの電動モータの駆動系統を示す回路図である。 外部電源と電動モータとを電気的に接続するための接続形態を概略的に示すブロック図である。 カバー部材とは別体の変圧器を収容部内に収容してカバー部材をリール本体に取り付けようとしている状態の図1のワカサギ釣り用電動リールの内部構造を概略的に示す断面図である。 給電手段を介すことなく外部電源を電動モータに電気的に接続するための一例を示す図1のワカサギ釣り用電動リールの内部構造を概略的に示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係るワカサギ釣り用電動リール(以下、単に魚釣用リールという)の一実施形態について具体的に説明する。
なお、本発明に係るワカサギ釣り用電動リールは、後述するようにリール本体に釣竿を直接に装着でき(竿装着部を有する)、電動モータの出力軸がスプールに対して動力伝達可能に係合される(電動モータの出力軸が例えばスプールの回転軸と直交した状態でスプールの側面に対して係脱可能に当て付けられることによって電動モータからスプールへの動力の伝達が継脱される)とともに、ギアによる変速を行なうことなく電動モータに対する印加電圧を制御することによりその回転速度及びトルクが変えられるという特徴を有する点で、その他の魚釣用電動リールとは一線を画される。
特に図1〜図3に示されるように、魚釣用リール4はリール本体5を備える。リール本体5は、その外郭を構成する筐体6を有する。筐体6は、例えばABS樹脂、ポリカーボーネートのような合成樹脂材料により形成される。
筐体6は、やや湾曲した縦長の(前後方向に長い)箱体であり、図2に示されるように釣人が右手又は左手(図2では右手)で掴むことができる程度の大きさを有する。図3に示されるように、筐体6は、ロアケース7とトップカバー8とで構成される。
トップカバー8は、ネジ止め或いは嵌め込み等の手段によりロアケース7に固定されて、ロアケース7との間に電動モータ44を収容するためのモータ収容室を画定する。更に、リール本体5内、本実施形態ではロアケース7には、電動モータ44に電力を直接的又は間接的に供給するための給電手段を着脱自在に収容できる収容部Sを画定する内部電源ハウジング71が設けられる。
この場合、電動モータ44に電力を直接的に供給するための給電手段(第1の給電手段)としては、バッテリー(再充電可能なバッテリーや使い捨て乾電池等)78(図3等参照)を挙げることができる。また、電動モータ44に電力を間接的に供給するための給電手段(第2の給電手段)としては、外部電源80(図8参照)の電圧(例えば5V)を(例えば3〜3.3Vまで)降圧して電動モータ44に印加するための変圧器79等(図5〜図9参照)を挙げることができる。なお、リール本体5、本実施形態ではロアケース7には、内部電源ハウジング71の収容部S(本実施形態では、収容部Sを含めてモータ44等を全体的に露出させるためのロアケース7の開口102)を外部に対して閉じるためのカバー部材77が着脱自在に取り付けられるようになっている。このカバー部材77は、リール本体5の外枠を形成するとともに、リール本体5に着脱自在な外装部材として形成される。
筐体6は、一対の脚16を有する。脚16は、例えば筐体6よりも柔らかいゴム状弾性体で形成される。脚16は、ロアケース7の底壁に固定されるとともに、リール本体5の左右方向に互いに離間する。脚16は、例えば氷結した湖面上に据え付けられる釣用の台の上にリール本体5を置いた際に、この台の上面に接触する接地部として機能する。
筐体6の前端部には合成樹脂製の支持台26がネジ止め等により固定されており、この支持台26は、釣竿40が装着可能な竿装着部としての竿受け部27と、スプール受け部28とを備える。
竿受け部27は、筐体6の前端の左右方向(前後方向に対して直交する幅方向)に沿う中央部に位置している。竿受け部27は、筐体6の前方に向けて開口する支持孔29を有するとともに、釣糸ガイド30を支持する。釣糸ガイド30は、竿受け部27の上方に突出するように垂直に起立する待機位置と、この待機位置から筐体6の後方に倒れ込む動作位置との間で回動可能であり、通常は待機位置に保持されている。また、支持台26のスプール受け部28は、トップカバー8の開口部21の下方で水平に配置されている。
ロアケース7の底壁の軸支部13にはスプール軸33が支持される。スプール軸33は、ロアケース7の底壁から垂直に起立するとともに、スプール受け部28を貫通してスプール受け部28の上に突出する。スプール軸33の上部には合成樹脂材又は金属材製のスプール34が回転可能に支持される。スプール34は、リール本体5の前部において、リール本体5の上面の前方側の左右方向の中央部に位置する。なお、スプール34の直ぐ後側には、筐体6の上面(トップカバー8上)に位置して、液晶表示装置90(図1〜図3参照)が設けられる。また、液晶表示装置90の近傍には、電動モータ44の各種制御モードを選択できる操作スイッチ82,84が設けられる。
スプール34は、釣糸が巻回される釣糸巻回胴部36と、一対のフランジ37a,37bとを有しており、垂直なスプール軸33を中心として回転する。フランジ37a,37bは、釣糸巻回胴部36と同軸の円盤状を成すとともに、釣糸巻回胴部36を間に挟んで上下方向に向かい合う。この場合、下側フランジ37bがスプール受け部28の上面に載置される。
スプール軸33は、釣糸巻回胴部36を同軸状に貫通して上側フランジ37aの上に突出する。スプール軸33の上端には袋ナット38がねじ込まれる。袋ナット38は、前述したスプール受け部との間でスプール34を挟み込んでおり、これにより、スプール34がリール本体5の前部に回転自在に支持される。なお、スプール34は、トップカバー8の開口部21の内側に位置する。
図3に示されるように、竿受け部27の支持孔29には釣竿40が嵌め込まれるようになっている。釣竿40は、例えば全長が15cm程度の短いものでよく、リール本体5の前端から前方に向けて水平に突き出る。
釣竿40の外周面には複数の釣糸ガイド(図示せず)が取り付けられる。これらの釣糸ガイドは、釣竿40の長手方向に間隔を存して一列に設けられる。スプール34から繰り出された釣糸は、リール本体5の釣糸ガイド30から釣竿40の釣糸ガイドを経由して釣竿40の先端に導かれた後、釣竿40の先端から例えば湖面に開けた穴を通じて水中へ導かれる。
トップカバー8とロアケース7との間に形成される前述したモータ収容室内の電動モータ44は、電気的制御により正逆回転可能になっており、ステータ及びロータを収容するモータハウジング(図示せず)と、このモータハウジングの前端から突出する金属製の出力軸46とを有する。電動モータ44は、出力軸46を筐体6の前後方向に沿わせた横置きの姿勢でスプール34の後方に設置される。
電動モータ44の出力軸46は、スプール軸33の直後に位置するとともに、このスプール軸33と直交するような位置関係を保っている。出力軸46の前端部は、スプール34の下側フランジ37bの下方に位置する。
出力軸46の外周には円筒状のトルク伝達部材47が取り付けられる。トルク伝達部材47は、例えばスプール34よりも柔らかい合成樹脂材又はゴム状弾性体により形成される。図3に示される状態では、トルク伝達部材47の外周面がスプール34の下側フランジ37bの下面に接している。
電動モータ44のモータハウジング(したがって、電動モータ44)は、図示しないピボット軸を支点として、図3に示される水平な第1の位置と、前方下方に傾斜する第2の位置(図示せず)との間で回動可能となっている。第1の位置では、図3に示されるように電動モータ44の出力軸46が筐体6の前後方向に沿って水平に延びており、トルク伝達部材47の外周面がスプール34の下側フランジ37bの下面に当接する。このように当接することにより、フランジ37bとトルク伝達部材47との当接部分に摩擦抵抗が付与され、電動モータ44の出力軸46とスプール34との間が機械的に接続される。この結果、摩擦抵抗によりスプール34の自由な回転が阻止される。この状態で更に電動モータ44が正逆回転駆動されると、出力軸46のトルクがトルク伝達部材47を介してスプール34に伝わり、スプール34が釣糸を巻き取る方向又は釣糸を繰り出す方向に回転する。すなわち、この構成において、電動モータ44は、その出力軸46がスプール34に対して動力伝達可能に係合されており、電動モータ44の正逆回転駆動によってスプール34が正逆回転されてスプール34に対して釣糸が巻き取られ及び/又は繰り出される。
一方、第2の位置では、電動モータ44の出力軸46が前下がりとなって、トルク伝達部材47の外周面がスプール34の下側フランジ37bの下面から離れる。これにより、電動モータ44の出力軸46とスプール34との機械的な接続が解除され、トルク伝達部材47とスプール34との間に摩擦抵抗が付与されなくなる。そのため、スプール34は、釣糸を巻き取る方向及び繰り出す方向の自由な回転が許容されるフリーな状態に移行する。
なお、電動モータ44は、図示しない引っ張りコイルスプリングを介して常に第1の位置に向けて弾性的に付勢されている。したがって、モータ44が第1の位置にある限り、トルク伝達部材47の外周面がスプール34の下側フランジ37bの下面に弾性的に押し付けられる。
また、電動モータ44(モータハウジング)の第1の位置と第2の位置との間の切り換えは、トップカバー8から突出して設けられる操作体22(図3参照)によって行なわれる。この操作体22は、その下端がトルク伝達部材47と対向しており、下向きに押圧操作されることにより、トルク伝達部材47とともに電動モータ44の出力軸46を下方に(第2の位置へ)に押圧する。これにより、電動モータ44の出力軸46とスプール34との機械的な接続が解除される。また、操作体22の押圧操作力を解除すると、前述した引っ張りコイルスプリングによる付勢力によって電動モータ44が第1の位置へ復帰する。
前述したように、筐体6の内部電源ハウジング71の収容部S内には、モータ44の駆動用電源となる第1の給電手段としての例えば2本の乾電池78及び第2の給電手段としての1つの変圧器79を選択的に着脱自在に収容できる。図7に示されるように、乾電池78又は変圧器79の正極(以下、図7では、2本の乾電池78に合わせて2つの正極及びそれに対応する2つのラインが部分的に示されるが、変圧器79の場合には1つの正極及び1つのラインとなる)には内部電源ハウジング71のプラス電極端子73(図3参照)を介してそれぞれ正側電源ライン53a,53b(変圧器64の場合には1本の正側電源ライン53)が接続される。正側電源ライン53a,53bは、正側共通電源ライン54を介して電動モータ44の正側端子に接続される。乾電池78の負極には内部電源ハウジング71のマイナス電極端子74(図3参照)を介してそれぞれ負側電源ライン55a,55b(変圧器64の場合には1本の負側電源ライン55)が接続される。負側電源ライン55a,55bは、負側共通電源ライン56を介して電動モータ44の負極端子に接続される。そのため、各電源ライン53a,53b,54,55a,55b,56は、電動モータ44を乾電池78に並列に接続する一つの電源回路57を構成する。
正側電源ライン53a,53bと正側共通電源ライン54との間には常開形の連続巻きスイッチ58が接続される。一方の正側電源ライン53aと正側共通電源ライン54との間には常開形の一時巻きスイッチ59aが接続される。
連続巻きスイッチ58は、筐体6の内部に収容されるとともに、例えば筐体6の左右側壁にそれぞれ設けられる操作スイッチ70,72のうちのいずれか一方を長押し操作することによって開閉操作され、閉じられることにより電動モータ44の連続駆動を可能にする。一方、一時巻きスイッチ59aは、例えば筐体6の下方に配置されるとともに、例えば筐体6の左右側壁にそれぞれ設けられる操作スイッチ70,72のうちのいずれか一方を長押しすることなく瞬間的な短い時間だけ押圧操作することによって開閉操作され、閉じられることにより電動モータ44の寸動駆動を可能にする。
正側共通電源ライン54には常閉形の船べり停止スイッチ60が配置される。船べり停止スイッチ60は、筐体6の前端に位置する前述した釣糸ガイドと対向する。船べり停止スイッチ60は、前記釣糸ガイドが待機位置から動作位置に回動されたときに、釣糸ガイドによって開方向に操作される。
負側共通電源ライン56には常開形のメインスイッチ61が配置される。メインスイッチ61は、筐体6の底壁の下方に露出されて釣人が手の指先で操作し得るようになっている。そのため、本実施形態では、メインスイッチ61を閉じた状態で連続巻きスイッチ58又は一時巻きスイッチ59aを閉じると、乾電池62又は変圧器64から電動モータ44に電流が流れ、電動モータ44が回転する。
前述したように、電動モータ44のトルクは、出力軸46からトルク伝達部材47に伝わる。トルク伝達部材47は、前述した引っ張りコイルスプリングの付勢力によりスプール34のフランジ37bの下面に押し付けられているため、トルク伝達部材47とフランジ37bとの間の接触部分に生じる摩擦力により電動モータ44のトルクがスプール34に伝わる。この結果、連続巻きスイッチ58又は一時巻きスイッチ59aを閉じた場合、スプール34は電動モータ44のトルクを受けて連続的に又は断続的に釣糸巻き取り方向及び/又は操出方向に回転する。
また、本実施形態において、内部電源ハウジング71は、外部電源80(図8参照)を電動モータ44に電気的に接続するための外部接続端子を更に有する。図3〜図6に示される構成形態では、電極端子73,74がこの外部接続端子を兼ねるが、後述する図10の構成形態では、この外部接続端子(コネクタ)100が電極端子73,74とは別個に設けられる。
電極端子73,74が外部接続端子を兼ねる図3〜図6に示される構成形態では、電極端子73,74が、第1の給電手段である乾電池(バッテリー)78に代えて収容部S内に収容される第2の給電手段としての変圧器79を介して外部電源80を電動モータ44に電気的に接続するようになっている。これに関連して、特に本実施形態では、収容部Sを外部に対して閉じるための前述したカバー部材77と、変圧器79が一体に設けられるカバー部材77A(図5及び図6参照)とをリール本体5に交換可能に着脱できるようになっている。
具体的には、まず、図3に示されるように、電動モータ44に給電するための給電手段として乾電池(第1の給電手段)78を使用している状態で、乾電池78の残容量が尽きてしまったら、(無論、使用済みのこの乾電池78を新しい乾電池と交換してもよいが)図4に示されるように、カバー部材77をリール本体5側から取り外すとともに、内部電源ハウジング71の収容部Sから乾電池78を取り外し、続いて、図5に示されるように、変圧器79が一体に設けられたカバー部材77Aをカバー部材77に代えてリール本体5に取り付ける。
このとき、図6に示されるように、カバー部材77Aと一体の第2の給電手段である変圧器79が内部電源ハウジング71の収容部S内に収容される。これにより、例えば携帯電話などの充電のための外部電源80(例えば5V電源)からUSB81(図8参照)を介して(或いは釣り場に備え付けのコンセント電源等から直接に)給電ケーブル105により変圧器79に供給される電力は、この変圧器79によりその電圧が例えば3〜3.3Vまで降圧されて、内部電源ハウジング71の電極端子73,74を介して電動モータ44に供給される。
なお、この例では、変圧器79がカバー部材77Aに一体に設けられているが、変圧器79がカバー部材77と別体を成し、図9に示されるようにこの別体の変圧器79を内部電源ハウジング71の収容部S内に収容した後に、カバー部材77をリール本体5に取り付けて収容部Sを外部に対して閉じてもよい。この場合、例えばカバー部材77に設けられる接続孔77aから外部に露出する変圧器の給電コネクタ112に対して外側から給電ケーブル105の先端の接続コネクタ110を電気的に着脱自在に接続してもよい。
一方、外部接続端子100が電極端子73,74とは別個に設けられる図10に示される構成形態において、外部接続端子としてのコネクタ100は、そのプラス端子が正側電源ライン53(図7参照)に電気的に接続されるとともに、そのマイナス端子が負側電源ライン55(図7参照)に電気的に接続される。したがって、例えばリール本体5に設けられる接続孔5aから外部に露出するコネクタ100に対して外側から給電ケーブル105の先端の接続コネクタ110を電気的に着脱自在に接続すれば、例えばリール4の電源仕様に適合した外部電源からコネクタ100を介して電動モータ44に電力を供給できる。なお、この場合、カバー部材77をリール本体5からわざわざ取り外して内部電源ハウジング71の収容部Sから給電手段78,79を除去しなくても構わない。
以上説明したように、本実施形態のワカサギ釣り用電動リール4は、内部電源ハウジング71の収容部Sに収容される給電手段78(79)と電動モータ44とを電気的に接続するための電極端子73,74に加え、外部電源80を電動モータ44に電気的に接続するための外部接続端子73,74,100を内部電源ハウジング71に備えるため、内部電源と外部電源とを必要に応じて使い分けることができる。そのため、携帯電話などの充電のための外部電源や釣り場に備え付けのコンセント電源等を利用して電動リール4を駆動させることもでき、したがって、長時間のモータ駆動操作による実釣で電源の残容量不足に遭遇しても、外部電源80の使用によりリール4を安心して長時間使用でき、一日を通して常に仕掛けの上げ下げを繰り返して魚を誘い続けることもできるようになる。
また、本実施形態によれば、内部電源ハウジング71の収容部Sは、電動モータ44に電力を直接的に供給するための給電手段に加えて電動モータ44に電力を間接的に供給するための給電手段も着脱自在に収容するため、使い捨て乾電池等のバッテリー78に加えて、変圧器79の収容にも対応できる。したがって、リールの電源仕様が通常の市販の外部電源に適合していない場合に外部電源を利用するべく変圧器79を使用しなければならない場合であっても、変圧器79を収容するための新たなスペースをリール本体5に設けなくて済み、リール4全体の大型化を招くことがない。
また、本実施形態では、内部電源ハウジング71の収容部Sを外部に対して閉じるだけにすぎない通常のカバー部材77と、変圧器79が一体に設けられたカバー部材77Aとをリール本体5に対して交換可能に着脱できるようになっているため、例えば、電源として電池のみしか使用できない従来のワカサギ釣り用電動リールしか持ち合わせていないユーザは、カバー部材を交換するだけで外部電源を使用できるようになる。
また、本実施形態のワカサギ釣り用電動リール4は、電動モータ44の正逆回転駆動によってスプール34が正逆回転されてスプール34に対して釣糸が巻き取られ及び/又は繰り出されるようになっているため、仕掛けの上げ下げの度にスイッチ等の切り換え操作部材を介して動力の伝達及び遮断を切り換えるクラッチON/OFF操作を絶えず繰り返すことによる疲労の蓄積を回避できる。また、このようにスプールからの釣糸の繰り出しも電動モータ44により自動で行なうことができれば、電動モータの出力を制御してスプールの回転速度を制御することにより、バックラッシュを未然に防止できるとともに、仕掛けを急激に高速で群れの層まで落とさないように(魚の警戒心を煽らないように)釣糸繰り出し速度を調整することもでき、サミング操作を必要としない安定的な釣糸の繰り出しが可能となる。このような電動モータ44による釣糸の繰り出しは、本実施形態のように外部電源を利用して電源が残容量不足に陥ることを回避できるようにすることにより容易に実現できるものである。
以上、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明してきたが、本発明は、前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。例えば、前述した実施形態では、電動モータの正逆回転駆動によってスプールが正逆回転されてスプールに対して釣糸が巻き取られ及び/又は繰り出されるようになっているが、電動モータが正回転のみを行なうようになっていても構わない。また、電極端子及び外部接続端子と電動モータとの間の電気的な接続回路も前述した構成に限定されない。また、外部接続端子の位置や内部電源ハウジング71の位置も前述した実施形態に限定されない。また、直接的又は間接的な給電手段も乾電池や変圧器に限定されない。
4 魚釣用リール(ワカサギ釣り用電動リール)
5 リール本体
27 竿受け部(竿装着部)
34 スプール
44 電動モータ
46 出力軸
71 内部電源ハウジング
73,74 電極端子(外部接続端子)
77 カバー部材(外装部材)
77A カバー部材(更なるカバー部材)
78 バッテリー(直接的な第1の給電手段)
79 変圧器(間接的な第2の給電手段)
100 外部接続端子
S 収容部

Claims (10)

  1. リール本体と、
    前記リール本体に回転可能に支持され、釣糸が巻回されるスプールと、
    前記リール本体に設けられ、釣竿が装着可能な竿装着部と、
    その出力軸が前記スプールに対して動力伝達可能に係合される電動モータと、
    前記リール本体内に設けられ、前記電動モータに電力を直接的又は間接的に供給するための給電手段を着脱自在に収容するための収容部を画定するとともに、前記給電手段と前記電動モータとを電気的に接続するための電極端子を有する内部電源ハウジングと、
    を備え、
    前記内部電源ハウジングは、外部電源を前記電動モータに電気的に接続するための外部接続端子を有することを特徴とするワカサギ釣り用電動リール。
  2. 前記収容部は、前記電動モータに電力を直接的に供給するための給電手段及び間接的に供給するための給電手段を選択的に着脱自在に収容できることを特徴とする請求項1に記載のワカサギ釣り用電動リール。
  3. 前記電極端子が前記外部接続端子を兼ねることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のワカサギ釣り用電動リール。
  4. 前記電極端子は、前記給電手段を介して外部電源を前記電動モータに電気的に接続することを特徴とする請求項3に記載のワカサギ釣り用電動リール。
  5. 前記給電手段は、外部電源の電圧を降圧して前記電動モータに印加するための変圧器であることを特徴とする請求項4に記載のワカサギ釣り用電動リール。
  6. 前記リール本体の外枠を形成するとともに、前記リール本体に着脱自在な外装部材を更に備え、この外装部材に前記変圧器が一体に設けられることを特徴とする請求項5に記載のワカサギ釣り用電動リール。
  7. 前記外装部材は、前記内部電源ハウジングの前記収容部を外部に対して閉じるためのカバー部材であることを特徴とする請求項6に記載のワカサギ釣り用電動リール。
  8. 前記リール本体には、前記カバー部材と、前記給電手段としてバッテリーが収容された状態の前記収容部を外部に対して閉じるための更なるカバー部材とを交換可能に着脱できることを特徴とする請求項7に記載のワカサギ釣り用電動リール。
  9. 前記給電手段がバッテリーであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のワカサギ釣り用電動リール。
  10. 前記電動モータの正逆回転駆動によって前記スプールが正逆回転されて前記スプールに対して釣糸が巻き取られ及び/又は繰り出されることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のワカサギ釣り用電動リール。
JP2017152666A 2017-08-07 2017-08-07 ワカサギ釣り用電動リール Pending JP2019030240A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017152666A JP2019030240A (ja) 2017-08-07 2017-08-07 ワカサギ釣り用電動リール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017152666A JP2019030240A (ja) 2017-08-07 2017-08-07 ワカサギ釣り用電動リール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019030240A true JP2019030240A (ja) 2019-02-28

Family

ID=65522542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017152666A Pending JP2019030240A (ja) 2017-08-07 2017-08-07 ワカサギ釣り用電動リール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019030240A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57203466U (ja) * 1982-05-20 1982-12-24
JPS60101377U (ja) * 1983-12-16 1985-07-10 日本ビクター株式会社 小型電気機器の電源接続装置
JPS649424U (ja) * 1987-07-03 1989-01-19
JP2010081905A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Takeshi Hayashi 自動釣りシステム、およびその設定器
JP2010124789A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Globeride Inc 魚釣用リール
JP2011036179A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Odate Seiko:Kk 釣り用電動リール

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57203466U (ja) * 1982-05-20 1982-12-24
JPS60101377U (ja) * 1983-12-16 1985-07-10 日本ビクター株式会社 小型電気機器の電源接続装置
JPS649424U (ja) * 1987-07-03 1989-01-19
JP2010081905A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Takeshi Hayashi 自動釣りシステム、およびその設定器
JP2010124789A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Globeride Inc 魚釣用リール
JP2011036179A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Odate Seiko:Kk 釣り用電動リール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7177666B2 (ja) 魚釣用リールシステム及び魚釣用通信ユニット
JP5883241B2 (ja) カウンタケース取付構造
JP2019030240A (ja) ワカサギ釣り用電動リール
JP2013009638A5 (ja)
JP6981805B2 (ja) ワカサギ釣り用電動リール
JP2019030238A (ja) ワカサギ釣り用電動リール
CN104412947B (zh) 钓鱼用电动卷线器
JP7448324B2 (ja) ワカサギ釣り用電動リール
JP7086555B2 (ja) 釣り用リール
JP2012080823A (ja) 電動リールのバッテリ取付構造
JP2007129943A (ja) 電動リール用ポータブルバッテリー、電動リール用バッテリーセットおよび電動リール
JP2006087426A (ja) 魚釣用電動リールの給電方法
JP2010124789A (ja) 魚釣用リール
JP3470860B2 (ja) 両軸受リール
JP2007135517A (ja) 魚釣用電動リールのバッテリ支持用コネクタ装置とバッテリ装置
JP2000166434A (ja) 釣り用リールの電源装置
JP2002000142A (ja) 魚釣用リール
JP5986724B2 (ja) 魚釣用電動リール
JP3569455B2 (ja) 電動リール
JPH0636701Y2 (ja) 魚釣用電動リールの釣竿保持装置
JP2551140Y2 (ja) 竿支持機構の給電構造
JPH11313585A (ja) 両軸受リール
JP2000277074A (ja) 魚釣用バッテリ
JP2007043995A (ja) 釣り用バッテリとその魚釣り装置
JP2006061102A (ja) 魚釣用リールの給電方法

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20170901

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210902

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211028