JP2551140Y2 - 竿支持機構の給電構造 - Google Patents

竿支持機構の給電構造

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JP2551140Y2
JP2551140Y2 JP2021792U JP2021792U JP2551140Y2 JP 2551140 Y2 JP2551140 Y2 JP 2551140Y2 JP 2021792 U JP2021792 U JP 2021792U JP 2021792 U JP2021792 U JP 2021792U JP 2551140 Y2 JP2551140 Y2 JP 2551140Y2
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英樹 中嶌
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、船縁等の被保持部に支
持される支持部と、この支持部に対して着脱自在に連結
され、かつ、釣り竿を支持する分離部とを備えると共
に、この分離部を介した電力を釣り用リールに供給する
よう構成して成る竿支持機構の給電構造に関し、詳しく
は、電動リールのように電動モータでスプールを駆動す
る構造のリールに電力を供給する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成された給電構造
として実開平3−79666号公報に示されるものが存
在し、この従来例では、竿支持機構本体に対し分離自在
に構成された分離部からの電力を釣り用リールに供給す
る供給系を備えると共に、この給電系と並列状態で、釣
り用リールに電力を供給する電池を釣り竿に内蔵してい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ここで、前述した従来
例について考えるに、この従来例では人為的にシャクリ
操作する場合、あるいは、アワセ操作する場合のよう
に、竿支持機構から釣り竿を分離した際にも釣り竿に内
蔵した電池からの電力で釣り糸の巻取りを行えるよう構
成され、釣り用リールに対してケーブル等を介して直接
電力を供給する構造のものと比較して、ケーブル等に阻
害されること無く快適に竿操作を行えるものとなってい
る。
【0004】しかし、このように釣り竿に電池を内蔵す
るものでは、釣り竿そのものが重量化する結果、竿支持
機構を用いない形態での釣りにおいて竿操作の妨げにな
るばかりで無く、この電池からの電力を釣り竿に供給す
るケーブル類挿通用の開口を釣り竿に形成せねばなら
ず、更に、この電池の取替え保守等にも手間が掛かるも
のとなり改善の余地がある。
【0005】本考案の目的は、従来のように竿支持機構
本体から分離した際の竿操作性の良好な面を損なうこと
無く、竿支持機構を用いない場合の竿の操作性を損なわ
ず、又、釣り竿にケーブル挿通用の開口を形成する等の
不都合を招来することのない竿支持機構の給電構造を合
理的に構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は冒頭に記
したように、支持部と分離部とを備え、この分離部を介
した電力を釣り用リールに供給するよう構成して成る竿
支持機構の給電構造において、前記釣り用リールに電力
を供給する電池を前記分離部に備えて成る点にあり、そ
の作用、及び、効果は次の通りである。
【0007】
【作用】上記特徴を例えば図1及び図4に示すように構
成すると、支持部Aaから分離部Abを分離して使用す
る場合には、この分離部Abに備えた電池24からの電
力を釣り用リールRに供給できるものとなり、又、この
構造では従来例のように電池を釣り竿に備えないので、
竿にケーブル挿通用の開口等を形成せずに済むものとな
る。
【0008】つまり、本考案では、竿支持機構Aの支持
部Aaから、分離部Abを釣り竿1と一体的に分離した
場合にも釣り用リールの電力稼働が可能になるので、従
来と同様に、ケーブル等に妨げられることのない竿操作
が可能になり、従来と比較して釣り竿に電池を備えるこ
との不都合も解消されるのである。
【0009】
【考案の効果】従って、従来例と同様に竿支持機構本体
から分離した際の竿操作性の良好な面を活かすと共に、
竿支持機構を用いない場合の竿の操作性を損なわず、
又、釣り竿にケーブル挿通用の開口を必要とする、ある
いは、電池の保守点検に手間が掛かる等の不都合を招来
することのない竿支持機構の給電構造が合理的に構成さ
れたのである。
【0010】特に、本考案では図5に示すように、支持
部と分離部との間にコネクタを形成した場合には、この
支持部と分離部との分離を図るだけで、釣り竿、釣り用
リール、分離部夫々が一体化した独立物となり、ケーブ
ル類の分離操作を行わずとも楽な竿操作を可能にすると
いう効果も奏する。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には釣り用リールとしての電動リールRを備
えた釣り竿1が、竿支持機構Aを介して、被保持部とし
ての船縁2に支持された状態を表している。図2に示す
ように、電動リールRはリール本体3に制御ケース4、
ハンドル5を備え、釣り糸6を巻取るスプール7に電動
モータ8を内装すると共に、制御ケース4にマイクロプ
ロセッサで成る制御装置9を内装し、又、リール本体3
の側部に外部からの電力が供給されるジャック10を備
えている。
【0012】尚、制御ケース4にはスプール7からの釣
り糸6の繰り出し量を表示する液晶ディスプレイ11、
及び、制御スイッチ12を備え、リール本体3には図3
に示すように、仕掛を所定の深度で停止させる制御、電
動モータ8の間歇駆動により仕掛にシャクリ運動を与え
る制御、電動モータ8の駆動で仕掛が船縁に接近した際
に電動モータ8の駆動を自動停止させる際の制御、スプ
ール7の回転に基づいて釣り糸6の繰り出し量を求める
ための制御夫々を行わせる複数のスイッチ13‥、及
び、選択された制御を表示する液晶ディスプレイ11を
備えている。
【0013】又、竿支持機構Aは船縁2に支持される支
持部Aaと、この支持部Aaに対して着脱自在に連結さ
れ、かつ、釣り竿1を支持する分離部Abを備えると共
に、図4及び図5に示すように、バッテリー等の電源1
4からの電力を電動リールRに供給するコネクタCを備
えて構成され、支持部Aaは、その先端の二又状部に釣
り竿1を乗せ付け状態で支持する竿受け材15と、前記
分離部Abに内嵌する嵌合部16とが形成された本体1
7を、船縁2を挟み込む状態に保持するクランプ18を
備えたフレーム19に対し、前記竿受け材15を介して
軸20周りで揺動自在に支持し、又、分離部Abは、前
記嵌合部16に外嵌状態で連結する筒状部21と、釣り
竿1を保持する挟持材22と、支持部Aaとの連結の解
除を行うレバー23と、電池24を収める電池収納部と
を備え、更に、嵌合部16の先端外面に一対の電極で成
る出力側コネクタ25を形成し、筒状部21の内面に前
記電極に接触する一対の電極で成る入力側コネクタ26
を形成している。
【0014】尚、この竿支持機構Aでは、嵌合部16を
縦方向に向かう軸芯を中心とする円形に成形して、この
軸芯周りでの筒状部16の回動を許容するよう構成し、
この嵌合部16の先端部の外周に環状に形成した小径部
16Aに対する前記レバー23の係合により、分離部A
bの分離を阻止するよう構成してあり、又、出力側コネ
クタ25、及び、入力側コネクタ26でコネクタCが構
成される。
【0015】この竿支持機構Aでは支持部Aa、分離部
Ab夫々に前記電源14からの電力の供給が可能なジャ
ック10,10を備えて給電系が構成される。即ち、実
釣時には前記電池収納部にニッケルカドミウム型等の充
電型の電池24を収納し、又、支持部Aaからのケーブ
ル27のプラグ28を電動リールRのジャック10に接
続した状態で、電源24からの電力をケーブル27、プ
ラグ28を介して支持部Aaのジャック10に供給する
と、電源24からの電力で該電池24の充電が行われる
と共に、前記コネクタCを介した電力供給によりリール
Rの電動モータ8を駆動して釣り糸6の巻上げが可能に
なり、又、支持部Aaから分離部Abを分離操作した状
態では、ケーブル27に妨げられず電池24からの電力
で釣り糸6の巻取りが可能になる。
【0016】図4に示すように、この電動リールRでは
制御装置9、液晶ディスプレイ11の駆動を行う充電型
の電池29を内装し、電源24からの電力の供給が絶た
れた状態でもスプール7からの釣り糸6の繰り出し量の
表示を行えるように構成され、更に、前記3つのジャッ
ク10,10,10は夫々とも同形状のものを用いるこ
とにより、電源24のケーブル27のプラグ28そのも
のを支持部Aaのジャック10、リールRのジャック1
0夫々に接続できるように構成されている。
【0017】〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に、例えば、支持部に備える電
池に充電を行う給電系を独立して形成することが可能で
あり、又、支持部に備える電池にマンガン、アルカリ型
等の通常の電池を用いることが可能であり、電池を取替
え自在に構成することも可能である。
【0018】又、本考案では竿支持機構の分離部に対し
て電源の電力を供給する形態に竿支持機構を構成するこ
とも可能である。
【0019】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】竿支持機構の側面図
【図2】電動リールの平面図
【図3】液晶ディスプレイの拡大図
【図4】給電系の電気回路図
【図5】支持部と分離部との連結構造の断面図
【符号の説明】
1 釣り竿 2 被保持部 24 電池 Aa 支持部 Ab 分離部 C コネクタ R 釣り用リール

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船縁等の被保持部(2)に支持される支
    持部(Aa)と、この支持部(Aa)に対して着脱自在
    に連結され、かつ、釣り竿(1)を支持する分離部(A
    b)とを備えると共に、この分離部(Ab)を介した電
    力を釣り用リール(R)に供給するよう構成して成る竿
    支持機構の給電構造であって、 前記釣り用リール(R)に電力を供給する電池(24)
    を前記分離部(Ab)に備えて成る竿支持機構の給電構
    造。
  2. 【請求項2】 前記支持部(Aa)と前記分離部(A
    b)との間に分離自在なコネクタ(C)を備え、前記支
    持部(Aa)と前記分離部(Ab)との連結状態におい
    て、このコネクタ(C)を介し支持部側からの電力を分
    離部(Ab)へ供給する給電系を形成して成る請求項1
    記載の竿支持機構の給電構造。
JP2021792U 1992-04-06 1992-04-06 竿支持機構の給電構造 Expired - Lifetime JP2551140Y2 (ja)

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JPH0580279U JPH0580279U (ja) 1993-11-02
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