JP4299815B2 - 魚釣用電動リールの給電方法 - Google Patents

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本発明は、魚釣用電動リールの給電方法に関し、特に、釣糸が巻回されるスプールの駆動用モータに給電するための魚釣用電動リールの給電方法に関する。
一般に、船釣等の深場あるいは沖合いでの釣には、釣糸が巻回されるスプールを電動モータで駆動する電動リールが多く使用されている。このような電動リールのスプール駆動モータへの給電は、スプールを支えるリール本体に設けた給電接続部に、長い給電コードの一端に設けたケーブルコネクタを接続し、この長い給電コードを介して、遠く離れた外部バッテリから行われている。
このような長い給電コードを介して、魚釣用リールとこれから遠く離れたバッテリとを接続するする場合には、長い給電コード自体が邪魔になることに加え、魚の当たりを待ったり、誘い操作や魚の取込み操作の際に、この長い給電コードで釣竿の動きが制約され、誘い操作や魚の取込み操作等を思い通りに自由に行うことができず、不便であった。
このため、魚釣用リールを取付けた釣竿操作を容易とする種々の給電方法が開発されている。
このような従来の魚釣用リールの給電方法には、リールベースの一端に固定する中空筒状の把柄部分に電池を収容し、この電池の両極とリール用電動機との間に介在させたスイッチを介して、電池からリール用電動機に給電する方法がある(例えば特許文献1参照)。
また、電動リールの竿尻側で、釣竿にバッテリーケースを取付け、このバッテリーケースに設けた接続部から引き出したコード線を、リール側板に設けたコンセントからモータの制御装置に接続し、巻取り駆動する際に、バッテリーケース内のバッテリーから給電する方法がある(例えば特許文献2および特許文献3参照)。
更に、電動リール本体に、電池ボックスを直接装着し、電池ボックスと電動リール本体との間に給電コードを介在させることなく、給電可能とした方法もある(例えば特許文献4および特許文献5参照)。
また、外部バッテリ電源を用いる電動巻上げの必要のない浅場で、糸長演算表示機能のみを有するリールとして使用する場合に、電源ケーブルをリール本体の電源レセプタクルから外し、これに代えて、ボタン型乾電池を収容する拡径部にリール本体の電源レセプタクルに装着される狭径部を一体形成したインシュレータと、このインシュレータに取付けられたロックナットとを有するカードリッジ電源ユニットを取り付けて給電する方法がある(例えば特許文献6参照)。
実開昭47−37588号公報 実開昭5−76267号公報 実開昭5−76268号公報 特開昭63−98337号公報 実公平8−3269号公報 特開平10−215737号公報
上記特許文献1に記載の方法では、中空筒状の把柄部分に電池を収容し、リールベースに一体化した電動リールを、リールベース内に配置した導線で把柄部分内の電池に接続することにより、釣竿のコードレス化を図ることが可能ではあるが、しかし、このようなリールベースおよび把柄部分を取付けるための特別仕様の竿を使用しなければならない。また、多数の電池を収容するために、釣竿自体が大型化する。
また、釣竿にバッテリーケースを取付け、このバッテリーケース内のバッテリーから給電する方法は、特別な構造の電動リールを用いる必要はなく、しかも、バッテリーケースから電動リールまで延設する給電コードは短く形成することが可能ではあるが、しかし、このような携帯用バッテリーケースを装着するための装着部を釣竿に設ける必要があり、この装着部により、使用上の制約を受ける。更に、このようなバッテリーケースを釣竿に装着することにより、竿尻の外側に、装着部とバッテリーケースと短いコードとが突出するため、従来の大きく垂れ下がった長い給電コードのような不具合は解消されるとしても、釣竿とリールとを保持した状態での誘い操作や魚の取込み操作等の魚釣操作を行う際に、手元側の保持スペースが制限され、あるいは、操作中にバッテリーケースやコードが人に接触する等の不具合を生じ易い。
更に、電動リール本体に電池ボックスを直接装着する場合は、従来の長いコードによる不具合は解消されるが、しかし、電池ボックスはどのような電動リールにも用いることができるものではなく、特定の電動リールに限定されいるために、汎用性がなく、しかも、リール本体の外方に突出するため、電動リールが大型化し、操作性に劣ることになる。
また、リール本体の電源レセプタクルにカードリッジ電源ユニットを取り付け可能とした方法では、スプール駆動モータに給電して電動巻上げする場合には、糸長演算表示機能作動専用のカートリッジ電源ユニットをリール本体の電源レセプタクルから取り外し、電源ケーブルおよび接続クリップを介して外部バッテリ電源に接続して使用するため、電源ケーブル及び外部バッテリ電源が邪魔になり、船上において魚に対応した巻上げ操作や合わせ操作等を支障なく容易に行うことができない。又、外部バッテリ電源の使用中に、この外部バッテリ電源の端子から電源ケーブルの接続クリップが外れ易く、電動巻き上げを行う際の安定したスプール駆動モータへの給電が維持し難い。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、釣竿およびリール本体を保持した状態で操作する際に支障となるコードを不要とし、釣竿の保持スペースを制限することなく、スプール駆動モータに給電して電動巻き上げ操作することのできる魚釣用電動リールの給電方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によると、釣糸が巻回されるスプールを支持したリール本体の給電接続部の凹部内に、携帯用電源装置のハウジングの上部に突出形成した円柱状部で構成される連結部を嵌合して結合具により抜け止めすることにより、電気的かつ機械的に、給電接続部のみで前記携帯用電源装置をリール本体に一体化し、該リール本体に支持された携帯用電源装置から前記スプール駆動モータに給電可能とする魚釣用電動リールの給電方法が提供される。
この魚釣用電動リールの給電方法によると、携帯用電源装置の連結部をリール本体の給電接続部に電気的かつ機械的に接続して一体化した状態でスプール駆動モータに給電して電動巻き上げ操作できるので、従来のような給電ケーブルがなくて魚釣り操作の邪魔になることもなく、釣竿の操作に専念できて魚釣り操作を快適に行える。又、リール本体と共に一体的に携帯用電源装置を取り扱うことができるので、保持スペースが全く制限されず、手持ち感覚での上下誘い操作や巻き取り操作が自由且つ容易に行える。更に、使用経過に伴って携帯用電源装置の電力容量が低下した場合には、リール本体の給電接続部から使用済の携帯用電源装置の連結部を取り外した後、スペアとして用意した未使用の携帯用電源装置の連結部を、リール本体の給電接続部に再度取り付ける簡単な作業で、スプール駆動モータに給電する携帯用電源装置の取り替えを行うことができる。
図1から図3は、本発明の好ましい実施形態を示す。
図1および図2に釣竿8に取付けた状態で示す魚釣用リール10は、電動リールであり、リール本体12はフレームの両側に配置した一対の側板14a,14bに、両側板14a,14b間に架設支持したスプール軸Saを介してスプールSが回転可能に支持されている。通常と同様に、このスプールSは、リール本体12のスプールSの前方の側板14a,14b間に図示しないモータケースを介して収容された公知のスプール駆動モータM、あるいは、一側に設けたハンドル16による巻取り操作により形成される駆動力で、図示しない公知の減速機構あるいは動力伝達機構を介してスプールSが回動されて、釣糸が巻回される。
一方の側板14bの釣糸繰出し側の上部前方には、ハンドル16と近接した位置で、このハンドルより軸方向内方位置に、スプール駆動モータMのモータ出力を調節するパワーレバー18(モータ出力調節体)を取付けてあり、このパワーレバー18の前後方向の回転操作で、リール本体12に内蔵のマイクロコンピュータ(制御装置)を通じてスプール駆動モータMの出力を自由に制御(モータ出力の停止や出力の増減調節)することができる。このパワーレバー18は、ハンドル16の回転軸16aとほぼ平行でかつ上側前方に配置した回転軸18aを中心として回動し、このパワーレバー18をハンドル16の巻取方向すなわちスプールSに釣糸を巻回する方向に回転操作することにより、スプール駆動モータMの出力を増大し、これと逆方向に回転操作することにより、スプール駆動モータMの出力を低下させ、あるいは停止させることができる。
本実施形態では、パワーレバー18の操作により、マイクロコンピュータを通じて、スプール駆動モータMの停止位置から高出力状態までスプール駆動モータMの出力を調節し、スプールSの回転速度、つまり釣糸の巻取り速度を制御することができる。
このリール本体12の上面の前方部位には、例えば、釣糸の繰出し量(糸長)、棚位置等の種々の制御機能,制御条件等を表示する液晶表示部20を配置してある。この液晶表示部20の側方には、棚位置を設定する棚取りボタン22と、糸長計測値の値をゼロにリセットするリセットボタン24とを配置してあり、後方には、押込んでいるときにのみスプール駆動モータMを駆動させ、解放したときに停止して微妙な巻上操作を可能とする寸動ボタン26を配置してある。
また、リール本体12の後方部位の両側板14a,14b間には、ハンドル16側の側板14b内に装着したクラッチ機構を作動するクラッチレバー28が上下方向に移動可能に取り付けられており、このクラッチレバー28を通じてクラッチ機構を作動し、スプール軸Saに駆動連結するスプール駆動モータMあるいはハンドル16で形成される駆動力を伝達しあるいは駆動力を遮断することができる。例えば、クラッチレバー28を釣竿8側に押し下げると、側板14b内の適宜の伝達機構により、スプール軸Saをスプール駆動モータMおよびハンドル16から分離した状態(スプールフリー状態)とすることができる。そして、このスプールフリー状態でハンドル16を回転させると、図示しない公知の復帰機構を介して、スプール軸Saが元の状態(巻取状態)に復帰し、スプール軸Saと連結されているスプールSを、スプール駆動モータMあるいはハンドル16が形成する駆動力で回転することができる。符号30は、スプールフリー状態におけるスプールSの回転に適度な制動を掛けて過回転を防止する調節ねじを示す。
特に図2及び図3に示すように、リール本体12のスプールSを支持するスプール軸Saより前方且つ下方の、ハンドル16から離隔した反ハンドル側の側板14aの下部で、リール本体12を保持した手と干渉しない位置に、スプール駆動モータMに電力を供給する給電接続部32を設けてある。この給電接続部32は、例えば船の電力源、発電機、大型バッテリ等の外部電源から延びる通常の給電コードのプラグであるケーブルコネクタ(図示しない)を相手方コネクタとして嵌合すると共に、この給電接続部32を介してリール本体12内に水が浸入するのを防止する防水シール構造のコネクタで形成してある。
本実施形態の給電接続部32は、ハンドル軸16a(図1)および釣竿8に対して垂直かつ下方に向けて開口した凹部36内に、2本のピン形コンタクトを電極端子34として突出させ、相手方コネクタの先端部を収容するレセプタクルとして形成してある。この給電接続部32では、これらの電極端子34は凹部36内で周部を密封され、凹部36およびこれらの電極端子34の周部からリール本体12内に水等の流体が浸入するのを防止する液密構造に形成され、その先端部の近部で、凹部36の開口部の周部を、リール本体12に対して防水構造に形成した口金部38が囲んでいる。この口金部38の外周部には雄ねじが形成され、相手方コネクタに設けられた締付けリングの雌ねじと螺合して、これらの接続部を強固な防水構造を維持しつつ強固な一体構造に連結し、この給電接続部32からリール本体12内に水が浸入するのを防止すると共に、意に反して相手方コネクタがこの給電接続部32から外れるのを防止することができる。
この給電接続部32を使用しない場合、すなわちリール駆動モータを使用しない場合は、この給電接続部32の口金部38あるいは適宜部位に柔軟な連結部40aを介して取付けた樹脂製キャップ40により、この口金部38および電極端子36が保護される。
このように形成した給電接続部32には、通常の給電コードのケーブルコネクタを接続して給電する方法以外にも、例えばリチウムイオン電池等を有する携帯用電源装置50を給電コードを介することなく、直接接続して魚釣用リールに給電する用法を採用することができる。
給電接続部32に直接接続される携帯用電源装置50は、例えば二次電池である4つのリチウムイオン電池52(電池部)を充放電制御用の制御基板53と共にハウジング54(例えば、ポリカーボネイト樹脂、ABS樹脂等で形成するのが好ましい)内に密封収容してある。従来の給電コードのプラグと同様なプラグを魚釣用リール10に連結するための連結部56は、このハウジング54の上部から、上記給電接続部32に連結結合するのに必要な短めの長さとして突出され、この給電接続部32の凹部36内に嵌挿する連結部56はハウジング54より柔軟性を有する材質で形成されて、全体に防水かつ軽量構造に形成してある。この携帯用電源装置50は、例えば100〜300g程度の重さの軽量構造に形成されるのが好ましい。この携帯用電源装置50のプラグを構成する連結部56は、電極端子58を形成する2本のソケット形コンタクトの周部を樹脂(例えば軟質塩化ビニル樹脂)で囲んで円柱状部60に別体形成して、ハウジング54の上部内に抜け止め固定してある。この連結部56の周部には、給電接続部32の口金部38の雄ねじと螺合してこの連結部56をリール本体12に固定することのできる締付けリング62を回転可能に抜け止めした状態で取付けてある。この締付けリング62は、給電接続部32から連結部56が外れるのを防止する結合具として機能する。これにより、連結部56を給電接続部32の凹部36内に嵌合し、締付けリング62を締付けると、この連結部56の電極端子58と給電接続部32の電極端子34とが互いに電気的に接合すると共に、連結部56の円柱状部60が凹部36の内部を密封し、給電接続部32との間を防水構造としつつ、互いに電気的かつ機械的に強固に接続することができる。なお、符号64は、この連結部56の保護キャップであり、着脱可能に形成することが好ましい。
このように、携帯用電源装置50のハウジング54の上部に突出形成した柔軟性を有する円柱状部60で構成される連結部56を、魚釣用リール10の給電接続部32に接続して一体化することにより、この携帯用電源装置50がリール本体12で直接支えられつつ、この携帯用電源装置50からスプール駆動モータに給電することができる。携帯用電源装置50と魚釣用リール10との間には、給電ケーブルが介挿されないため、このような給電ケーブルが魚釣操作の邪魔になることもなく、したがって、釣竿8を操作する際に給電ケーブルを捌く必要もなく、釣竿8の操作に専念することができる。しかも、この携帯用電源装置50は、給電接続部32でのみ魚釣用リール10に接続され、この魚釣用リール10と共に動く(手持ち感覚での上下誘い操作や巻取り操作等で魚釣用リール10を一体的に取り扱いことができる)ことができるため、釣竿8の保持スペースは全く制限されず、魚釣操作を快適に行うことが可能となる。
したがって、上述した魚釣用電動リール10の給電方法によれば、携帯用電源装置50の連結部56をリール本体12の給電接続部32に接続して一体化した状態でスプール駆動モータMに給電して電動巻き上げ操作できるので、従来のような魚釣り操作の邪魔になる給電ケーブルがなく、釣竿8の操作に専念できて魚釣り操作を快適に行うことができる。又、リール本体12と共に一体的に携帯用電源装置50を取り扱うことができるので、魚に対する上下誘い操作や釣糸の巻き取り操作が手持ち感覚で自由且つ容易に行うことができる。
スプール駆動モータMには、外部電源と携帯用電源装置50との選択した一方の電源から給電可能とすることにより、深場釣り等の場合には、長時間の使用(給電)を可能とする大容量の外部電源を使用するようにしたり、あるいは、浅場釣りで手持ち感覚の魚釣り電動操作を行う場合には、携帯用電源装置50の連結部56をリール本体12の給電接続部32に接続一体化することで電動巻き上げ操作が可能となるので、対象魚や釣場の状況変化に適合したスプール駆動モータMへの給電方向が選択でき、幅広い対応が可能となる。
また、スプールSを支持するスプール軸Saより前方且つ下方の反ハンドル側側板14aに設けた給電接続部32に連結部56を介して接続される携帯用電源装置50を、給電接続部32の下方に配置する場合には、リール10と釣竿8を握持する保持スペースE(図2に二点鎖線で範囲を示すスペース)を携帯用電源装置50が邪魔することなく形成でき、リール10及び釣竿8を保持しながらの魚釣り操作(電動巻き上げ操作や合わせ操作等)を支障なく円滑に行うことができる。
特に、リール本体12の給電接続部32に接続一体化するスプール駆動モータ給電用の携帯用電源装置50が、電力源としてリチウムイオン電池52を内蔵することにより、リール本体12の給電接続部32と携帯用電源装置50の電気的連結部である電極端子58とへの負荷の軽減を図ることができ、電動巻き上げ操作及び手持ち感覚の魚釣り操作を支障無く安定して行うことができる。
携帯用電源装置50の電気エネルギが消耗した場合すなわち電力容量が低下した場合には、リール本体12の給電接続部32から使用済の携帯用電源装置50の連結部56を取り外した後、スペアとして用意した充電済みの新しい携帯用電源装置50の連結部56を、リール本体12の給電接続部32に再度取り付けて簡単な作業で交換し、長時間にわたる魚釣用リール10の作動も可能である。このような携帯用電源装置50は、極めて軽量であるため、予め複数本準備しておき、予備の携帯用電源装置50をポケットに入れるなどして身の回りにおいておくだけで、魚釣操作中でも、極めて簡単に交換することができる。また、その取り替え作業も極めて簡単で容易かつ迅速に行うことができる。


尚、給電接続部32に装着される連結部56は、金属製以外に、多少柔軟性を有する部材で形成してもよい。このように連結部56を柔軟性を有する部材で形成することにより、リール本体12の給電接続部32に、柔軟性を有する連結部56を介して携帯用電源装置50が接続一体化されるので、実釣時において、携帯用電源装置50のハウジングが他物(船縁、竿掛装置、他のリール等)に当っても、柔軟性を有する連結部56で緩衝されるので、携帯用電源装置50の電気的接続部(例えば連結部内の導電部、電装部等)、連結部と給電接続部の締結部、給電接続部等32への不具合発生を防止でき、安定したスプール駆動モータへの給電が可能となる。また、ハウジング54の上部からのプラグ56の突出量Tは、20〜40mm程度が好ましい。連結部56が柔軟に形成された場合であっても、この連結部56に設けられた結合具としての締付リング62が、リール本体12の給電接続部32と連結部56との接続外れを防止し、スプール駆動モータMに対する安定した給電を確保する。
図4および図5は、リチウムイオン電池52を横置きに収容した携帯用電源装置の変形例を示す。図4に示す携帯用電源装置50Aは、制御基板53を収容する端部側と連結部56とを変更することなく、ハウジング54Aのリチウムイオン電池52を収容する釣竿8の下方側に配置される本体部分のみを釣竿8とほぼ平行に横置き配置される構造に形成してある。また、図5に示す携帯用電源装置50Bは、ハウジング54Bの制御基板53側端部連結部56との間にアングル部55を設け、ハウジング54Bのリチウムイオン電池52を収容する釣竿8の下方側に配置される本体部分を魚釣用リール10よりも釣糸繰出し方向の先端側で釣竿8とほぼ平行な横置き配置される構造に形成してある。いずれの携帯用電源装置50A,50Bも、その重心位置が魚釣用リール10に近接し、釣竿10からハウジング54A,50Bが大きく突出することはない。
なお、締付けリング62を強固に締付けることにより、魚釣用リール10に対してハウジング54A,54Bの位置をどのような位置に配置した場合であっても、この携帯用電源装置50A,50Bを強固に保持し、その回動を阻止することが可能である。このため、釣竿8の操作を阻害することもない。
図6および図7は、給電接続部32Aが僅かに側方に向けて傾斜した状態で配置された変形例を示す。
このように、給電接続部32Aの開口方向あるいはプラグ接続方向が、釣竿8から離隔する方向に向いている場合であっても、図6に示すように通常の携帯用電源装置50を接続するだけでなく、図7に示すようにハウジング54Bと連結部56との間にアングル部55を設けた携帯用電源装置50Bを用いることができる。携帯用電源装置50Bを用いる場合には、釣竿8の下側にハウジング部54Bを配置した状態で固定することにより、この携帯用電源装置50Bが側方に大きく突出することもなく、その重心が魚釣用リール10の下側に集約され、安定した魚釣操作が可能となる。なお、このような給電接続部32Aについても、図4に示す携帯用電源装置50Aを用いることが可能なことは明らかである。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明は、前記実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは言うまでもない。例えば、リール本体の給電接続部との接続外れを防止する結合具は、連結部56に設けた締付けリング62を口金部38に設けた雄ねじに螺合することに代え、例えば差込式等種々の固定手段を用いることができる。又、締付けリング62の形状を円筒状に形成して、連結部56の基部及びハウジング54の上部を保護するようにカバーしたり、又、締付けリング62の外周に樹脂カバーを被着して操作性を向上したり、あるいは、ハウジング54の外周に回転可能に全体を覆う円筒体に形成し、この円筒体を手で回転操作することで、給電接続部32に対して抜け止め固定することもできる。
本発明の好ましい実施形態による魚釣用リールの給電方法を示す説明図。 図1の魚釣用リールを側方から見た状態の部分断面図。 図1の魚釣用リールから携帯用電源装置を分離した状態の一部を断面で示す説明図。 変形例による携帯用電源装置を魚釣用リールに取付けた状態の図2と同様な説明図。 更に他の変形例による携帯用電源装置を魚釣用リールに取付けた状態の図4と同様な説明図。 給電接続部が傾斜した状態で設けられた魚釣用リールに携帯用電源装置を取付けた状態の説明図。 図6と同様な魚釣用リールに図5に示す携帯用電源装置を取付けた状態の説明図。
符号の説明
10…魚釣用リール、12…リール本体、32,32A…給電接続部、50,50A,50B…携帯用電源装置。

Claims (1)

  1. 釣糸が巻回されるスプールを支持したリール本体の給電接続部の凹部内に、携帯用電源装置のハウジングの上部に突出形成した円柱状部で構成される連結部を嵌合して結合具により抜け止めすることにより、電気的かつ機械的に、給電接続部のみで前記携帯用電源装置をリール本体に一体化し、該リール本体に支持された携帯用電源装置から前記スプール駆動モータに給電可能とする魚釣用電動リールの給電方法。
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