JP2002000142A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JP2002000142A
JP2002000142A JP2000191550A JP2000191550A JP2002000142A JP 2002000142 A JP2002000142 A JP 2002000142A JP 2000191550 A JP2000191550 A JP 2000191550A JP 2000191550 A JP2000191550 A JP 2000191550A JP 2002000142 A JP2002000142 A JP 2002000142A
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power supply
spool
fishing line
line length
fishing
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Kenji Maruyama
憲二 丸山
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚釣用リールの大型化を招かないように釣糸
長計測装置の駆動電源を配置する。 【解決手段】 リール本体(1)に設けられたハンドル
にて回転可能にリール本体の両側板間に支承されたスプ
ール(2)と、両側板間のスプールの前方に上記ハンド
ルにて両側板間を往復動可能に設けられたレベルワイン
ド機構(7)と、スプール(2)に巻回されたり繰り出
されたりする釣糸のスプールからの繰り出し糸長を計測
・報知する釣糸長計測装置とを備えた魚釣用リールにお
いて、釣糸長計測装置の駆動電源(26)を着脱自在に
収納する収納筒体(28)をレベルワインド機構の上方
または下方の両側板間に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣用リールに関
する。
【0002】
【従来の技術】船釣り等においては、特開平5−762
60号公報、特開平10−229790号公報、特開平
11−313585号公報に示されるようなスプールか
ら繰り出される釣糸の繰り出し長さを計測・報知する釣
糸長計測装置を搭載した魚釣用リール、いわゆる棚リー
ルが汎用されている。また、近年においては、実開平5
−13168号公報に示されるような糸長計測装置に加
え釣糸巻取時におけるスプールの回転をスプール駆動モ
ータにて回転させる魚釣用電動リールも普及している。
【0003】棚リールにおける釣糸長計測装置の駆動電
源はリール本体の左右何れかの側板内に内装されるのが
一般的であるが、他の箇所に内装される場合もある。特
開平5−76260号公報の棚リールは、リール本体の
両側板間の上部に設けられた釣糸長計測装置の制御ボッ
クス内に該制御ボックスの上面から駆動電源を内装する
ようになっており、特開平10−229790号公報の
棚リールは、リール本体のレベルワインド機構の下前方
に駆動電源を配置するようになっており、特開平11−
313585号公報の棚リールは、駆動電源を制御ボッ
クスの下面から内装するようになっている。
【0004】魚釣用電動リールのスプール駆動モータの
駆動電源は、リール本体とは別体のバッテリーまたは船
電源とリール本体とを電源コードにて接続するのが一般
的である。このようなリール本体とは別体のバッテリー
または船電源とリール本体とを電源コードにて接続する
ものでは、カンパチやブリ等の青物を捕獲する時に魚の
走りに追従した船上での移動が拘束され、また、このよ
うな場合にリール本体と電源コードとの接続を解くと釣
糸長計測装置への給電が停止して繰り出し糸長の報知が
停止するのみならず、これらの制御データも初期化して
しまうという問題が生じる。また、船上を移動時に電源
コードに躓いたり、電源コードを踏みつけていることを
知らずに竿を煽ったりしてリール本体から電源コードが
外れたり、電源コードが切断された場合にも同様な問題
が生じる。実開平5−13168号公報の魚釣用電動リ
ールは、この改善策として、リール本体と電源コードと
の接続を解く等のリール本体とは別体のバッテリーや船
電源等からの給電停止が発生した場合にリール本体に内
蔵された2次電源である駆動電源にて釣糸長計測装置の
駆動を維持し棚リールとしての使用の継続を可能にして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のリールのように
釣糸長計測装置の駆動電源をリール本体の左右何れかの
側板内に内装したり、特開平5−76260号公報、特
開平11−313585号公報、実開平5−13168
号公報のリールのようにリール本体の上部の釣糸長計測
装置の制御ボックス内に内装する場合は、駆動電源やそ
の収納用ボックスが側板内や制御ボックス内等に位置す
ることになるので、リール全体の重量バランスが損なわ
れたり、リールのデザインが損なわれたりするという問
題がある。
【0006】また、特開平5−76260号公報、特開
平10−229790号公報に記載のリールのように駆
動電源の収納蓋が外面に露出するものでは、収納蓋部に
沖アミ等が付着してリールを汚染するという問題があ
る。
【0007】また、特開平10−229790号公報の
リールのようにレベルワインド機構の下前方に配置した
駆動電源収納部を前面カバーで覆うようにすると、電池
交換の都度工具を使ってリール本体から前面カバーを取
り除かなければならない。また、レベルワインド機構の
下方の両側板等をリールの前方に突出させなければなら
ないので、リールの前部が大型化し重量の増大を招く。
特開平11−313585号公報に示すように収納蓋が
外面に露出しないように制御ボックスの下面から駆動電
源を内装するものでは、制御ボックスの下方に対向配置
されたスプールが邪魔をしてリール全体を分解しなけれ
ば電池の交換ができない。
【0008】また、特開平5−76260号公報、特開
平11−313585号公報、実開平5−13168号
公報のリールのように駆動電源を制御ボックス内に内装
するものでは、電池交換を考慮したコントロールボック
スの防水対策が必要となる。
【0009】本発明は、上記諸問題点を解決する手段を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に係る発明は、リール本体(1)に設けら
れたハンドル(3)にて回転可能にリール本体(1)の
両側板(1a,1b)間に支承されたスプール(2)
と、上記両側板(1a,1b)間の上記スプール(2)
の前方に上記ハンドル(3)にて両側板(1a,1b)
間を往復動可能に設けられたレベルワインド機構(7)
と、上記スプール(2)に巻回されたり繰り出されたり
する釣糸の上記スプール(2)からの繰り出し糸長を計
測・報知する釣糸長計測装置(18等)とを備えた魚釣
用リールにおいて、上記釣糸長計測装置(18等)の駆
動電源(26)を着脱自在に収納する収納筒体(28)
を上記レベルワインド機構(7)の上方または下方の両
側板(1a,1b)間に配置した魚釣用リールを採用す
る。
【0011】また、請求項2に係る発明は、上記釣糸長
計測装置(18等)の駆動電源(26)を上記両側板
(1a,1b)の一方に設けられた貫通孔(34)から
着脱し得るようにした請求項1に記載の魚釣用リールを
採用する。
【0012】また、請求項3に係る発明は、上記魚釣用
リールに、リール本体(1)とは別体の外部電源(1
2)から電源コード(13)を介した給電により上記ス
プール(2)を回転するスプール駆動モータ(4)を設
け、上記電源コード(13)からスプール駆動モータ
(4)への給電状態が正常な時には上記釣糸長計測装置
(18等)を上記電源コード(13)からの給電にて駆
動し、上記電源コード(13)からスプール駆動モータ
(4)への給電状態が異常な時には上記釣糸長計測装置
(18等)の駆動電源(26)にて上記釣糸長計測装置
(18等)を駆動する制御手段(17)を設けた請求項
1または請求項2に記載の魚釣用リールを採用する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0014】図1乃至図3に示すように、この魚釣用リ
ールはリール本体1の左右両側板1a,1b間の略中央
部にスプール2を回動自在に両端支持する。また、リー
ル本体1の右側板1b上にスプール2を手動で回すため
のハンドル3を備え、リール本体1の内部又はスプール
2内にはスプール2を動力で回すためのスプール駆動モ
ータ4(図6参照)を備えている。また、リール本体1
の底部には釣竿にこの魚釣用リールを固定するための脚
5が設けられている。
【0015】ハンドル3及びスプール駆動モータ4とス
プール2との間には図示しないが遊星歯車装置からなる
伝動装置とクラッチ装置とが介在している。遊星歯車装
置はハンドル3又はスプール駆動モータ4のいずれかの
回転をスプール2に伝達するようになっている。クラッ
チ装置はハンドル3又はスプール駆動モータ4からスプ
ール2に至る動力の伝達経路をON/OFF切換えする
ためのもので、図1乃至図3に示すように、ON/OF
F切換え操作するためのクラッチレバー6をスプール2
より後方における両側板1a,1b間に備えている。ク
ラッチレバー6はスプリング力により常時クラッチON
側に付勢されているが、スプリング力に抗するようにク
ラッチOFF側に操作することで上記動力の伝達経路を
断つことができる。クラッチONの状態ではハンドル3
又はスプール駆動モータ4の回転はスプール2に伝達さ
れ、スプール2はその回りに釣糸を巻き取る。クラッチ
OFFの状態ではスプール2はフリー回転可能であり、
釣糸は仕掛け等の重み等によりスプール2から繰り出さ
れる。
【0016】図3及び図4に示すように、両側板1a,
1b間のスプール2よりも前方には、ハンドル3又はス
プール駆動モータ4により駆動するレベルワインド機構
7が設けられている。レベルワインド機構7は、両側板
1a,1b間に水平に渡された駆動軸8と、ガイド板9
と、駆動軸8及びガイド板9に夫々係合する釣糸ガイド
体10とを具備する。駆動軸8はハンドル3又はスプー
ル駆動モータ4に連動して回転するようになっている。
駆動軸8には二条の螺旋溝が無端状に形成され、この無
端螺旋溝に舟形片が嵌り込んでいる。舟形片は軸片11
の一端に固定され、軸片11は釣糸ガイド体10に回転
可能に保持される。ガイド板9には駆動軸8に平行に伸
びるガイド溝が形成され、このガイド溝に釣糸ガイド体
10の突起がスライド可能に嵌りこんでいる。ハンドル
3又はスプール駆動モータ4によって釣糸がスプール2
に巻き取られると、同時に駆動軸8が回転し、釣糸ガイ
ド体10は両側板1a,1b間を往復運動しつつ釣糸を
スプール2の全幅にわたり振り分ける。これにより、釣
糸はスプール2に均一厚さで巻き取られる。
【0017】スプール駆動モータ4にはリール本体1等
とは別体で用意される外部電源12としてのバッテリー
(図6参照)から給電するようになっており、リール本
体1の他方の側板1aには電源コード13を接続するた
めのコンセント部14が形成されている。電源コード1
3の他端には図示しないが例えば鰐口クリップが設けら
れている。リール本体1と外部電源12とを電源コード
13で連結し、外部電源12からの給電によってスプー
ル駆動モータ4を駆動し、このスプール駆動モータ4の
駆動によりスプール2を回転させて釣糸を巻き取ること
ができる。
【0018】図1及び図2に示すように、リール本体1
の一方の側板1bには、スプール駆動モータ4への供給
電流を調整するモータ出力調整体15が、リールの前後
方向に回動可能に設けられている。モータ出力調整体1
5を一方の端に停止させた場合はスプール駆動モータ4
への供給電流はゼロとされる。また、モータ出力調整体
15の軸とリール本体1との間には図示しない抵抗器で
あるポテンショメータが組み込んであり、モータ出力調
整体15から突出するレバー片を摘んでモータ出力調整
体15を他方の端へと回動させるにつれスプール駆動モ
ータ4への供給電流が大きくなり釣糸の巻取り速度が高
くなる。
【0019】この魚釣用リールはスプール駆動モータ4
等を制御するための図6に示すような制御装置を備え
る。この制御装置の主要部は、図1乃至図3に示すよう
に、リール本体1の上部に固定されたコントロールボッ
クス16内に格納される。
【0020】この制御装置はCPUからなる制御手段1
7と記憶手段24を有し、この制御手段17に対する入
力手段として、上記モータ出力調整体15、クラッチレ
バー6のほか、スプール回転数計数手段18、瞬動スイ
ッチ19、棚・底スイッチ20、船べりスイッチ21、
スイッチ手段22等を有し、出力手段として、表示手段
23、モータ出力調整手段25等を備えている。
【0021】制御手段17はいわゆる棚位置や船縁位置
の設定等の様々な制御を行うためのマイクロコンピュー
タであり、記憶手段24は制御手段17が制御を行う際
のデータ、棚位置や船縁位置として設定する値等を格納
するためのROMやRAMであり、共にコントロールボ
ックス16の内部に収納されている。
【0022】表示手段23は具体的には液晶ディスプレ
イであり、コントロールボックス16の上部に固定され
る。
【0023】棚・底スイッチ20、船べりスイッチ2
1、瞬動スイッチ19は、ユーザーによって操作される
もので、コントロールボックス16の上部に配置されて
いる。棚・底スイッチ20は、表示手段23に表示され
るスプール2からの繰出し糸長の表示基準を切換えるた
めのものである。即ち、水面を基準として水面からの繰
出し糸長を表示手段23に表示する「棚表示」と、海底
を基準として海底からの巻取り糸長を表示手段23に表
示する「底表示」とに切換えるものである。船べりスイ
ッチ21は、スプール駆動モータ4で釣糸を巻き上げる
時に仕掛けが船べりに来たときに巻き上げが自動停止す
るように設定するためのものである。また、瞬動スイッ
チ19は、スプール駆動モータ4へのモータ波形が出力
停止されているときに、釣人によって押下されることに
より押下されている間のみ所定の回転速度でスプール2
を回転させるためのものであり、この瞬動スイッチ19
を操作することでシャクリやジギングを容易に行うこと
ができる。
【0024】スプール回転数計数手段18はスプール2
からの繰り出し糸長を計測するためのもので、計測され
た糸長を表示し報知する表示手段23と共に釣糸長計測
装置を構成する。スプール回転数計数手段18は、図示
しないがスプール2に固定されたマグネットに対向する
ようリール本体1に固定されたリードスイッチから得ら
れる信号に基づきスプール2から繰出される釣糸長さを
演算するようになっている。
【0025】モータ出力調整手段25は、バッテリーで
ある外部電源12に電源コード13を介し電気的に繋が
れる。モータ出力調整手段25はスプール駆動モータ4
の駆動装置として機能し、制御手段17からの指令に基
づきスプール駆動モータ4を作動させてスプール2を回
転させる。
【0026】スイッチ手段22は上記外部電源12とこ
の外部電源12を補助する駆動電源26との何れかに切
り換えて制御手段17に電気を供給するためのもので、
外部電源12の電圧を検出する外部電源電圧検知手段2
7を備えている。スイッチ手段22は例えばコンパレー
タであり、外部電源12の電圧が所定の基準電圧よりも
低下すると外部電源12から駆動電源26へと電気的接
続を切り換える。
【0027】駆動電源26は、何らかの原因で外部電源
12からの電流の供給が断たれたり電圧が降下した場合
に上記釣糸長計測装置に電流を供給するためのもので、
乾電池、空気電池、充電電池等所望の電池で構成され
る。外部電源検知手段27は外部電源12の電圧が基準
電圧よりも降下するとスイッチ手段22に信号を送り、
スイッチ手段22はそのスイッチを外部電源12から駆
動電源26に切り換える。また、制御手段17はスイッ
チ手段22からの信号によりモータ出力調整手段25を
操作しスプール駆動モータ4の起動を阻止する。これに
より、外部電源12からの電気の供給が途絶えた場合も
表示手段23は所定の釣糸長を表示し続け、ハンドル3
の操作によりスプール2から繰り出される釣糸長さの表
示を更新する。
【0028】また、図2乃至図5に示すように、釣糸長
計測装置の駆動電源26は収納筒体28の中に着脱自在
に収納され、この収納筒体28がレベルワインド機構7
の上方または下方の両側板1a,1b間に配置される。
【0029】収納筒体28はリール本体1の左右の側板
1a,1b間に水平に渡され、その一端には雌ネジ29
が形成され、他端はコネクタ受け30が水密に設けられ
ている。コネクタ受け30から収納筒体28外にはスイ
ッチ手段22に向かう+−のリード線30a,30bが
引き出され、収納筒体28内には+端子30cと図示し
ない−端子を備えている。駆動電源26は収納筒体28
内に納まる棒状の例えばリチウム電池で構成される。こ
の駆動電源26の一端からはコネクタ受け30の+端子
30cに着脱自在に接続される+端子26aが突出し、
また駆動電源26の外周部の−端子はコネクタ受け30
の図示しない−端子に着脱自在に接続される。駆動電源
26の他端には蓋体31が着脱自在に取り付けられてい
る。蓋体31は収納筒体28の雌ネジ29に螺合する雄
ネジ32を有し、また雌雄ネジ29,32が螺合した際
に収納筒体28を密封するためのシール材33であるO
リングを有する。図5に示すように蓋体31に駆動電源
26を取り付けた上で駆動電源26ごと収納筒体28内
に挿入し、図4に示すように蓋体31を収納筒体28内
にねじ込むと駆動電源26の+端子26aと−端子がコ
ネクタ受け30の+端子30cと−端子に夫々接続され
ると同時に収納筒体28内が密封される。なお、コネク
タ受け30の−端子は蓋体31を介して接続するように
してもよい。
【0030】また、図2、図4及び図5に示すように、
収納筒体28の蓋体31で閉じられる開口は一方の側板
1bに設けた貫通孔34に通じている。これにより、釣
糸長計測装置の駆動電源26は、リール本体1を分解し
なくとも蓋体31を開閉するだけで側板1bの貫通孔3
4から着脱し得る。
【0031】次に、上記構成の魚釣用リールの作用につ
いて説明する。
【0032】図5のように駆動電源26を収納筒体28
内に横向きに挿入し、図4のように蓋体31を閉めて収
納筒体28を密封する。蓋体31を閉めると同時に駆動
電源26の端子26a等はコネクタ受け30の端子30
c等に接続されスイッチ手段22に電気的に接続され
る。
【0033】また、バッテリーである外部電源12をリ
ール本体1に電源コード13で接続する。図6に示すよ
うに、スプール駆動モータ4はこの外部電源12からの
給電により回転しスプール2を回す。
【0034】スプール2の回転により変動する釣糸の長
さは釣糸長計測装置により計測され、表示手段23によ
り表示される。釣糸長計測装置は電源コード13からス
プール駆動モータ4への給電状態が正常な時には電源コ
ード13からの給電にて駆動する。電源コード13から
スプール駆動モータ4への給電状態が異常な時例えば電
源コード13がリール本体1から引き抜かれた場合や、
外部電源12が消費され電圧が降下したような場合に
は、この異常を外部電源電圧検出手段27が検知し、こ
の信号を受けてスイッチ手段22が外部電源12から駆
動電源26へとスイッチを切り換える。また、制御手段
17はモータ出力調整手段25を操作しスプール駆動モ
ータ4の駆動を阻止する。これにより、スプール2によ
る釣糸の巻き上げはハンドル3の操作によってのみ可能
となり、釣糸長計測装置はこのハンドル3の操作により
変化する釣糸の長さを駆動電源26からの給電により計
測し、表示手段23は駆動電源26からの給電により計
測結果を表示する。
【0035】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、釣糸長計
測装置の駆動電源をレベルワインド機構の上方または下
方の両側板間に配置したことから、次のような効果が得
られる。
【0036】 釣糸長計測装置の駆動電源は、従来デ
ッドスペースとして使用されていないレベルワインド機
構の上方または下方の両側板間に配置されるので、従来
のリール構成部材等に駆動電源の収容スペースを設ける
必要が無く、リール全体を含めて構成部材の大型化を回
避することができる。
【0037】 釣糸長計測装置の駆動電源は、両側板
間に他の構成部材と独立した形で配置することができる
ので、コントロールボックス内に内装した時に必要とさ
れる電池交換を考慮したコントロールボックスの防水対
策の省略、コントロールボックスの設計の自由度の確保
並びに組み立て作業の簡易化を図ることができる。
【0038】 また、リール分解後の組立トラブルも
生じ難いので、メンテナンスの簡易化が図れ、釣行後の
洗浄作業等の簡易化も図ることができる。
【0039】請求項2に係る発明によれば、釣糸長計測
装置の駆動電源を両側板の一方に設けられた貫通孔から
着脱し得るようにしたために、釣糸長計測装置の駆動電
源の消耗または寿命時の交換作業を他の構成部材等、例
えばコントロールボックスを着脱することなく、両側板
の一方に設けられた貫通孔から駆動電源の着脱を極めて
容易に行うことができる。
【0040】請求項3に係る発明によれば、魚釣用リー
ルにリール本体とは別体の駆動電源から電源コードを介
しての給電にてスプールを回転するスプール駆動モータ
を設け、電源コードからスプール駆動モータへの給電状
態が正常時には上記釣糸長計測装置を電源コードからの
給電にて駆動し、電源コードからスプール駆動モータヘ
の給電状態が異常時には釣糸長計測装置の駆動電源にて
釣糸長計測装置を駆動する制御手段を設けたために、次
のような効果を得ることができる。
【0041】 リール本体から電源コードを外した
り、リール本体から電源コードが外れたり、或いは誤っ
て電源コードを損壊したとしても制御手段が給電状態の
異常を検知して釣糸長計測装置を釣糸長計測装置の駆動
電源にて駆動するので棚リールとしての釣りを継続して
行うことができる。
【0042】 制御手段が給電状態の異常を検知した
時には、釣糸長計測装置の駆動電源にて制御データの初
期化も防止できるのでこれに起因したデータの再設定等
のトラブルを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る魚釣用リールの平面図である。
【図2】図1に示す魚釣用リールの右側面図である。
【図3】図1に示す魚釣用リールの概略垂直断面図であ
る。
【図4】本発明の要部を示す部分切欠水平断面図であ
り、駆動電源を装着した状態を示す。
【図5】本発明の要部を示す部分切欠水平断面図であ
り、駆動電源を外した状態を示す。
【図6】本発明の要部に装着される駆動電源の機能を説
明するブロック図である。
【符号の説明】
1…リール本体 1a,1b…側板 2…スプール 3…ハンドル 4…スプール駆動モータ 7…レベルワインド機構 12…外部電源 13…電源コード 17…制御手段 18…スプール回転数計数手段 26…駆動電源 28…収納筒体 34…貫通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に設けられたハンドルにて回
    転可能にリール本体の両側板間に支承されたスプール
    と、上記両側板間の上記スプールの前方に上記ハンドル
    にて両側板間を往復動可能に設けられたレベルワインド
    機構と、上記スプールに巻回されたり繰り出されたりす
    る釣糸の上記スプールからの繰り出し糸長を計測・報知
    する釣糸長計測装置とを備えた魚釣用リールにおいて、
    上記釣糸長計測装置の駆動電源を着脱自在に収納する収
    納筒体を上記レベルワインド機構の上方または下方の両
    側板間に配置したことを特徴とする魚釣用リール。
  2. 【請求項2】 上記釣糸長計測装置の駆動電源を上記両
    側板の一方に設けられた貫通孔から着脱し得るようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 【請求項3】 上記魚釣用リールに、リール本体とは別
    体の外部電源から電源コードを介した給電により上記ス
    プールを回転するスプール駆動モータを設け、上記電源
    コードからスプール駆動モータへの給電状態が正常な時
    には上記釣糸長計測装置を上記電源コードからの給電に
    て駆動し、上記電源コードからスプール駆動モータへの
    給電状態が異常な時には上記釣糸長計測装置の駆動電源
    にて上記釣糸長計測装置を駆動する制御手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用
    リール。
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