JP2007252273A - 釣り装置 - Google Patents

釣り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007252273A
JP2007252273A JP2006080824A JP2006080824A JP2007252273A JP 2007252273 A JP2007252273 A JP 2007252273A JP 2006080824 A JP2006080824 A JP 2006080824A JP 2006080824 A JP2006080824 A JP 2006080824A JP 2007252273 A JP2007252273 A JP 2007252273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fishing
reel
battery
handle
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006080824A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Tamura
仁 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Seiko Co Ltd filed Critical Daiwa Seiko Co Ltd
Priority to JP2006080824A priority Critical patent/JP2007252273A/ja
Publication of JP2007252273A publication Critical patent/JP2007252273A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】給電用のバッテリが邪魔にならないように配置された釣り装置を提供すること。
【解決手段】リール本体18に設けられた取付脚部14aを介して釣り竿12に取付けられ、この取付脚部14aの側方に配置されたハンドル22の回転による手動操作と、外部電源からの供給電力による電動操作とにより、リール本体12に支えられたスプール20に釣り糸tを巻回する釣り用リール14と、リール本体18内の駆動機構にハンドル22の回転を伝達するハンドル軸22bよりも前方側かつ前記取付脚部14aよりもハンドル22側で、ハンドル22との干渉を防止した位置に配置されたバッテリ16とを備え、このバッテリ16から釣り用リール14に電力を供給可能とした釣り装置10。
【選択図】図2

Description

本発明は、釣り装置に関し、特に、釣り竿に取付けられ、ハンドルの回転による手動操作と、外部電源からの電力による電動操作とにより、釣り糸を巻回する釣り用リールを備えた釣り装置に関する。
従来、船釣等の深場あるいは沖合いでの釣りには、電動式の釣り用リールを用いた釣り装置が使用されることが多い。このような釣り装置は、釣り竿と、この釣り竿に装着した電動式釣り用リールと、足元に置かれる例えば鉛蓄電離等の大きくかつ重い外部バッテリと、この外部バッテリと電動式釣り用リールとを接続する長い給電コードとからなるのが通常である。
このような釣り装置では、釣り竿の操作および釣り人の移動範囲が給電コードで制約を受ける。このため、例えば釣り人が自由に動き回って釣りをし、あるいは、しゃくり操作する等の釣りに必要な動作を思うように行うことができない。また、魚の当たりを取る際に給電コードで釣り竿が引かれてしまい、あるいは、給電コードから船等の振動が釣り用リールおよび釣り竿に伝わってしまう等の種々の不具合がある。
また、電動式の釣り用リールに小型の電池ボックスを直接取付けた釣り装置も開発されている。この釣り装置では、電極を兼ねる固定ネジを電池ボックスから突出させ、釣り用リールの後方すなわち釣り人側から、この電池ボックスを受電用端子に接続された取付用雌ネジに螺合して装着するものである(例えば特許文献1参照)。
実開平3−76465号公報
特許文献1に記載の釣り装置のように、釣り用リールに電池ボックスを直接取付ける場合には、従来の長い給電コードが釣り人の移動範囲あるいは動作を制約するという不具合を解消することができるとしても、この場合には、釣り用リールあるいは釣り竿の構造を大きく変更することが必要となる。また、実釣中は、釣り用リールの周りを握持する必要が多いにも係わらず、釣り用リールの後方に配置された電池ボックスが、釣り用リールに対して後方から手を差し延べて行う操作を妨害し、これにより、釣り用リールや釣り竿を充分に握持することができなくなり、あるいはスプールに巻かれた釣り糸を後方から押えるサミング操作の邪魔になる等の不都合が生じる。
このため、給電用のバッテリが給電コードによる不具合を解消することは可能であるとしても、実釣中における釣り竿あるいは釣り用リールの操作を阻害しない状態に給電用のバッテリを配置することは極めて困難である。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、給電用のバッテリが邪魔にならないように配置された釣り装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明によると、リール本体に設けられた取付脚部を介して釣り竿に取付けられ、この取付脚部の側方に配置されたハンドルの回転による手動操作と、外部電源からの供給電力による電動操作とにより、リール本体に支えられたスプールに釣り糸を巻回する釣り用リールと、前記リール本体内の駆動機構にハンドルの回転を伝達するハンドル軸よりも前方側かつ前記取付脚部よりもハンドル側で、回転する前記ハンドルとの干渉を防止した位置に配置されたバッテリとを備え、このバッテリから前記釣り用リールに電力を供給可能とした釣り装置が提供される。
前記釣り用リールは、取付脚部を挟んでハンドルの反対側に、外部電力源に接続可能な受電部を有する場合には、この受電部と前記バッテリの電極とを給電コードで接続することができる。
前記給電コードは、釣り竿を挟んで前記釣り用リールの反対側で、釣り竿と交差する方向に延びてもよい。
また、前記バッテリは、少なくとも釣り用リールあるいは釣り竿で支えられることが好ましい。
更に、リール本体に設けられた取付脚部を介して釣り竿に取付けられ、この取付脚部の側方に配置されたハンドルの回転による手動操作と、前記取付脚部を挟んでハンドルと反対側に配置された受電部を介する外部電源からの供給電力による電動操作とにより、リール本体に支えられたスプールに釣り糸を巻回する釣り用リールと、前記取付脚部よりもハンドル側に配置されたバッテリと、前記釣り用リールの反対側で釣り竿を跨いで延設され、このバッテリと前記受電部とを接続する給電コードとを備える釣り装置が提供される。
このような本発明によると、釣り用リールの外部電力源であるバッテリがハンドル軸よりも前方側かつ前記取付脚部よりもハンドル側で、回転する前記ハンドルとの干渉を防止した位置に配置されることにより、釣り人は長い給電コードによる制約を受けずに自由に動くことができるだけでなく、バッテリで妨害されずに釣り用リールを操作に必要な方向から握持し、手で確実に持ちながら自由に操作することができる。
釣り用リールが、取付脚部を挟んでハンドルの反対側に、外部電力源に接続可能な受電部を有する場合には、この受電部とバッテリの電極とを給電コードで接続することで、ハンドル操作を給電コードが邪魔することもなく、更に、取付けおよび取外しを容易に行うことができる。
給電コードが釣り竿を挟んで釣り用リールの反対側で、釣り竿と交差する方向に延びる場合には、この給電コードが釣り糸の出入りを邪魔することなく、釣り糸の繰出しおよび巻取り操作を滑らかに行うことができる。
また、バッテリは、少なくとも釣り用リールあるいは釣り竿で支えられることにより、バッテリが釣り用リールあるいは釣り用リールに一体化され、動きが滑らかとなる。
更に、外部電源がハンドルの反対側に配置された釣り用リールについて、バッテリを釣り用リールのハンドル側に配置し、このバッテリと受電部とを給電コードで接続することにより、リール本体内の駆動機構にハンドルの回転を伝達するハンドル軸が前方に配置されている場合でも、釣り糸の出入りを邪魔することがない。
図1および図2は、本発明の好ましい実施形態による釣り装置を示す。
図示のように、本実施形態の釣り装置10は、釣り竿12に釣り用リール14を取付け、この釣り用リール14にバッテリ16を装着することで形成してある。
この釣り用リール14は、リール本体18の両側に配置した一対の側板18a,18b間に、図示しないスプール軸を介してスプール20が回転可能に支持されている。先端にハンドルノブ22aを有するハンドル22が側板18a側に配置され、この側板18aで支えられたハンドル軸22bを介して、このハンドル22の回転をリール本体18内に配置された駆動機構に伝達することができる。
通常と同様に、このスプール20は、一側の側板18aに設けたハンドル22を介する手動操作で形成される駆動力により、リール本体18内に配置された公知の駆動機構を介して回転され、あるいは、リール本体18のスプール20前方の側板18a,18b間にモータケースを介して収容された公知のスプール駆動モータにバッテリ16から電力供給する電動操作で形成される駆動力により、動力伝達機構を介して減速回転され、このスプール20上に釣り糸tが巻回される。
電動操作によ駆動力で釣り糸tを巻取る際は、リール本体18に通常と同様に取付けられたスプール駆動モータのモータ出力調節用操作部を操作することにより、リール本体18に内蔵のマイクロコンピュータを通じてスプール駆動モータの出力を自由に制御(モータ出力の停止や出力の増減調節)することができる。また、この操作部の操作により、マイクロコンピュータを通じて、スプール駆動モータの停止位置から高出力値までスプール駆動モータの出力を調節し、スプール20の回転速度、つまり、釣り糸の巻取り速度を制御することができる。
このリール本体18の上面の前方部位には、通常の電動リールと同様に、制御部A(図7参照)を配置してあり、例えば、釣り糸tの繰出し量(糸長)、棚位置等の種々の制御機能,制御条件等を表示する液晶表示部を配置し、更に、棚位置を設定する棚取りボタン、糸長計測値の値をゼロにリセットするリセットボタン、および、押込んでいるときにのみスプール駆動モータを駆動させ、解放したときに停止して微妙な巻上操作を可能とする寸動ボタン等の種々のボタンあるいはスイッチ類を配置してある。
通常と同様に、リール本体18には、クラッチ機構(図示しない)も設けられており、このクラッチ機構を通じて、スプール軸に駆動連結するスプール駆動モータあるいはハンドル22で形成される駆動力を、スプール20に伝達しあるいはスプール20から遮断することができる。クラッチ機構がスプール軸をスプール駆動モータおよびハンドル22から分離した状態(スプールフリー状態)で、ハンドル22を回転させると、図示しない復帰機構を介して、スプール軸が元の状態(巻取状態)に復帰する。これにより、スプール軸と一体化されているスプール20を、スプール駆動モータあるいはハンドル22が形成する駆動力で回転することができる。符号23は、スプール20が釣り糸繰出し方向に滑り出すときのドラグ力を調整するドラグノブを示す。
更に、リール本体18の下部前方の、ハンドル22側の側板18aの下部で、リール本体18を保持した手と干渉しない位置に、外部電力源に接続される受電部24を下方に向けて設けてある。この受電部24はリール本体18内のスプール駆動モータに外部電力源から電力を供給するもので、例えば船の電力源、発電機、大型バッテリ等の外部電源から延びる通常の給電コードのプラグであるケーブルコネクタ(図示しない)を相手方コネクタとして嵌合するものであってもよい。あるいは、バッテリ16のみを電気的かつ機械的に連結するものであってもよい。いずれの場合も、この受電部24は、リール本体18内に水が浸入するのを防止する防水構造の例えば雌型コネクタとして形成し、この雌型コネクタの周部には相手方コネクタに設けられるナット部材を螺合するためのネジ部(図示しない)を設けておくのが好ましい。
このような釣り用リール14を釣り竿12に取付けるため、リール本体18には釣り竿12の長手方向軸線12aに沿って前後方向に延びる取付脚部14aがその下側に配置されている。また、釣り竿12には、この取付脚部14aを介して、釣り用リール14を取付けるためのリールシート12aが設けられている。このリールシート12aは、取付脚14aが載置される取付脚載置面8の前方に、取付脚部14aの先端部を受入れる固定カバー6aを配置し、後方に配置した移動カバー6bを、ナット状に形成される締付け部6cにより釣り竿12の軸線12aに沿って前後動させることができる。
このリールシート12aに釣り用リール14を取付ける場合は、釣り用リール14の取付脚14aの先端部をこのリールシート12の固定カバー6a内に挿入した状態で、取付脚部14aを取付脚載置面8上に載置する。この後、締付け部6cを回転させつつ取付脚部14aの後端部を移動カバー6b内に収容して前方に押込み移動させると、釣り用リール14の取付脚部14aは、固定カバー6aおよび移動カバー6b間で挟持されつつ取付脚載置面8上に押圧される。これにより、取付脚部14aがリールシート12aに強固に取付けられる。逆に、締付け部6cをねじ戻して移動カバー6bを後方に移動することにより、釣り竿12のリールシート12aから釣り用リール14を取外すことができる。
本実施形態では、このように一体的に取付けられた釣り竿12および釣り用リール14と共に釣り装置10を形成するバッテリ16は、例えばリチウムイオン電池等の携帯可能な小型かつ軽量構造に形成されている。
このバッテリ16は、外部を樹脂製の外装部材で覆った密閉構造に形成され、先端側に設けた給電部26に締付用ナット部材28を配置してある。この給電部26は、バッテリ16の電極を形成する例えば雄型コネクタとして形成してある。また、この給電部26に設けられたナット部材28は、この給電部26で自由に回転することができる状態で抜け止めされており、その周部に形成した刻み目により、取付けおよび取外しの際に指が掛かりやすくしてある。なお、このナット部材28は、釣り用リール14の受電部24に設けてもよい。
このように形成されたバッテリ16を釣り用リール14に取付ける場合は、給電部26の雄型コネクタを釣り用リール14の受電部24に配置されたコネクタに嵌合し、ナット部材28をそのネジ部に締め付ける。これにより、受電部25と給電部26とのそれぞれの電気端子(図示しない)が電気的に接続され、スプール20を駆動するための電力をこの釣り用リール14にバッテリ16から供給することができる。このナット部材28を、受電部24のネジ部に螺合することにより、受電部24と給電部26との結合部が外部から水等が侵入するのを防止する液密構造とされると共に、このバッテリ16と釣り用リール14とが一体的に強固に固定される。これにより、釣り装置10は、上述の釣り竿12と釣り用リール14とバッテリ16とで一体的なユニット構造に形成される。
図1に示すように、本実施形態では、釣り用リール14にスプール駆動モータ用電力を供給するバッテリ16が、リール本体18内の駆動機構にハンドル22の回転を伝達するハンドル軸22bよりも前方側で、図2に示すように、長手方向軸線12aを含みかつ取付脚載置面8に垂直な面D1とハンドル22が回転する際に形成するハンドル移動面D2との間の位置、具体的には取付脚部14aよりもハンドル22側で、回転するハンドル22との干渉を防止した位置に配置されており、これらのバッテリ16と釣り用リール14とはリール本体18の受電部24とバッテリ16の給電部26とを介して直接かつ強固に連結される。
このように釣り装置10にバッテリ16が配置されることにより、釣り人は従来のような長い給電コードによる制約を受けずに自由に動くことができるだけでなく、バッテリ16で妨害されずに釣り用リール14を操作に必要な方向から握持し、手で確実に持ちながら自由に釣り操作することができる。すなわち、給電用バッテリ16を装着した場合であっても、このようなバッテリ16を装着してない状態と同様に釣り用リール14を握持することができ、リール本体18のスプール駆動モータに電力を供給しながら、サミング操作等の必要な釣り操作、および、その行動範囲が何等制約を受けることもない。
しかも、バッテリ16を連結する受電部24は、リール本体18の下部前方の、ハンドル22側の側板18aの下部で、リール本体18を保持した手と干渉しない位置に配置され、この受電部24に、バッテリ16の給電部26を直接連結することにより、釣り用リール14に予めバッテリ16を一体的に固定した状態で釣り竿12に取付けおよび取外し操作することができる。釣り用リール14に対するバッテリ16の着脱、および、釣り竿12に対する釣り用リール14の着脱のいずれも、他の部材から邪魔されず、迅速かつ確実に行うことができる。また、バッテリ16がガタツクことが無いため、釣り装置10の釣り操作を滑らかに行うことができる。
図3および図4は、他の実施形態による釣り装置10Aを示す。なお、以下に説明する種々の実施形態あるいは変形例は、基本的には上述の実施形態と同様であり、したがって、同様な部位には同様な符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この実施形態の釣り装置10Aでは、釣り用リール14の受電部24がハンドル22と反対側の側板18bに設けられている。また、ハンドル22側の側板18aには、例えばステンレス鋼あるいはチタン合金等の金属、あるいは合成樹脂等の適宜の材料で形成されたバッテリケース30が本実施形態では2つの取付用タブ31を介してねじ止めされ、このバッテリケース30を介してバッテリ16が釣り用リール14に取付けられている。そして、受電部24と給電部26とが、比較的短い給電コード32で接続されている。バッテリ16が釣り用リール14で一体化された状態で支えられ、これにより、釣り竿12と釣り用リール14とバッテリ16とからなる釣り装置10Aの全体を滑らかに移動操作することができる。
また、給電コード32は、釣り竿12の下側すなわち釣り竿12を挟んで釣り用リール14の反対側で、不要なたるみを生じない状態でこの釣り竿12と交差する方向に延び、受電部24および給電部26のそれぞれに、ナット部材32a,32bにより液密状態に強固に連結されている。給電コード32が釣り糸tの出入りの邪魔となることなく、釣り糸tの繰出しおよび巻取り操作を滑らかに行うことができる。また、受電部24および給電部26の周部に障害物が配置されていないため、ナット部材32a,32bの着脱を容易に行うことができる。
本実施形態のバッテリケース30は、前方端部が開口しかつ後方端部が閉じた円筒状形状を有し、釣り竿12の長手方向軸線12aに対して前方を上方に傾斜させた状態に取付けられている。このバッテリケース30は、バッテリ16が密に嵌合する収容部30aを形成し、ガタツキを防止した状態にバッテリ16を収容することができ、その形状も、円筒状形状に限らず、種々の形状に形成することができる。
このように、ハンドル22と反対側に受電部24が配置されている場合でも、ハンドル軸22bよりも前方側かつ取付脚部14aよりもハンドル22側で、ハンドル移動面D2との干渉を防止した位置にバッテリ16を配置し、このバッテリ16の給電部26と釣り用リール14の受電部24とを給電コード32で接続することで、ハンドル22の操作をバッテリ16および給電コード32が邪魔することもなく、更に、バッテリ16および給電コード32の取付けおよび取外しを容易に行うことができる。すなわち、ハンドル22の反対側に位置する受電部24にバッテリ16を直接取付けると邪魔になるような場合であっても、釣り用リール14の握持操作に必要な充分なスペースを確保しつつ、ハンドル操作および種々の釣り操作の障害とならない位置にバッテリ16を配置し、使い勝手のよい釣り装置10Aを提供することができる。
なお、この実施形態におけるバッテリケース30は、側壁部が円筒状形状に形成されているが、この側壁部および後方の端壁部にわたって切込み部を形成し、収容部30aの内径をある程度増減可能な弾性構造に形成してもよい。この場合には、バッテリケース30の弾力により、でバッテリ16の着脱が容易になると共に、バッテリ16を確実に保持することができる。
なお、バッテリ16は、給電部26が釣り装置10Aの前方側となるように配したが、給電部26が釣り装置10Aの後方側を向くように取付けてもよい。
図5および図6は、更に他の実施形態による釣り装置10Bを示す。
この釣り装置10Bは、上述の実施形態におけるバッテリケース30に代えて、バッテリホルダ34を介して支えられている。
このバッテリホルダ34は、バッテリ16を保持する筒状の保持部36を備え、この保持部36の内部空間がバッテリ16を収納する収納部を形成する。この保持部36は、バッテリ16をその基端側すなわち給電コード32が延出される先端側とは反対側の端部から受入れる開口36aを一端側に有し、他端側は底壁36bで閉じられている。この保持部36には、底壁36bから周壁部の全長に添って延びる切欠き部38が形成されており、これにより、保持部36の開口36aおよび内部空間を拡径あるいは縮径させて、バッテリ16の装着および取外しを容易に行うことができる。更に、この保持部36の周壁部に、締付手段40が設けられている。本実施形態の締付手段40は、開口36aの近部で切欠き部38を臨む一側に固定されて、先端に雄側面ファスナを設けた可撓性のベルトと、他側に固定された雌側面ファスナを設けた受部とで形成され、保持部36内に収容したバッテリ16を締付けて保持することができる。
このように形成した保持部36は、底壁36b側に設けた連結部42を介して取付部44に連結される。この取付部44は、釣り竿12のリールシート12aに取付けられ、このように釣り竿12に取付けられるバッテリホルダ34により、バッテリ16が釣り竿12で支えられる。この連結部42は、バッテリ16を釣りの操作の邪魔にならない、例えば上述の面D1,D2間に配した状態に保持部36を保持する。この連結部42は折り曲げて変形させることができ、釣り装置10Bの必要に応じてバッテリ16を適当位置に配置できる。例えば、ハンドル軸22bが前方に配置されていたりハンドル22がリール本体18に近い位置に配置されている場合でも、バッテリ16をハンドル22の回転から外れた位置に配置することができる。
本実施形態の連結部42は、前縁側が後縁側よりも短く形成され、保持部36の開口端36a側を上方側に傾斜させた状態とする。これにより、バッテリ16は釣り竿12の軸線cに対して傾斜させて取付けられる。給電コード32は釣り竿12の下側をくぐらせた状態で、反対側に位置する受電部24に接続される。
リールシート12aの取付脚載置面8に固定される取付部44は、細長く形成した板状形状を有する。この取付部44の長手方向の各端部は、リールシート12aの固定カバー6aおよび移動カバー6bの内側に差込まれる。この細長い板状形状の取付部44は、取付脚部14aの側方に露出する一側(ハンドル22側)から、上述の連結部42が延び、他側(ハンドル22の反対側)から、リールシート12aに釣り用リール14を取付けたときに、取付脚部14aの側面に当接する突片(図示しない)を抜け止め用として上方に突出させてある。これらの連結部42および突片は、釣り用リール14を取付けたときにリールシート12aの固定カバー6aおよび移動カバー6bと干渉することなくこれらの間に配置されるものであれば、取付部44の適宜の位置に配置することも可能である。
このようなバッテリホルダ34は、その全体を、ステンレス鋼あるいはチタン合金等の金属、あるいは合成樹脂等の適宜の材料を用いて一体構造に形成することが好ましい。特に取付部44は薄肉で高強度の金属で形成することにより、この取付部44をリールシート12aに取付ける際、釣り用リール14の取付脚部14aの下に重ねて前後の端部を固定カバー6aおよび移動カバー6b内に十分に挿入させて、抜け止めすることが可能である。これらの固定カバー6aおよび移動カバー6b内で抜け止め作用をなす各端部は、先細状に形成しあるいは他の部分よりも薄肉構造に形成することも可能である。
このバッテリホルダ34は、予め保持部36にバッテリ16を収納して締付手段40を締付けた状態で取付部44をリールシート12aに取付けることができる。勿論、バッテリ16を交換する場合等には、取付部44をリールシート12aに固定した状態で保持部36から消耗したバッテリ16を取外し、新しいバッテリ16に交換することも可能である。いずれの場合も、取付部44をリールシート12aに取付ける場合は、リールシート12aの移動カバー6bを後方に移動した後、取付部44の前端部を固定カバー6a内に挿入して取付脚載置面8上に載置する。この取付部44に重ねて、釣り用リール14の取付脚部14aを載置する。バッテリホルダ34の連結部42は取付脚部14aから側方に延び、反対側の縁部に形成される突片が取付脚部14aの他側に係合状態に配置される。この後、締付け部6cを回転しつつ移動カバー6bを前方に移動し、取付脚部14aおよび取付部44を取付脚載置面8上に強固に押圧させることにより、釣り用リール14およびバッテリホルダ34の取付けが完了して釣り装置10Bが形成される。そして、このバッテリホルダ34の保持部42によりハンドル22側に配置されたバッテリ16の給電部26から、釣り用リール14の受電部24に給電コード32を延設し、ナット部材32a,32bを締付けると、このバッテリ16から釣り用リール14に電力を供給することができる。
このように取付部44が魚釣用電動リール14の取付脚部14aと取付脚部載置面8との間に挟持された状態で強固に締付け保持されることにより、魚釣用電動リール14を釣り竿に取付ける際に、極めて簡単に取付けることができると共に、締付具40で保持部36に保持されてがたつきが防止された安定した状態でバッテリ16を保持することができる。しかも、釣り用リール14の側板18bの下側が握持でき、また、連結部42がバッテリ16と釣り竿12との間にスペースを形成するように釣り用リール14の下方側に配置するため、釣り竿12の握持ができ、このバッテリ16が魚釣操作の邪魔になることもない。
図7は、実釣中における釣り装置10(10A,10B)の握持領域を示す。
それぞれに斜線を付して示すように、領域46はハンドル22と反対側を握持する際の領域を示し、ハンドル22を回転操作する際あるいは釣り用リール14の上側に配置した制御部Aを操作する際に釣り用リール14を握持する領域である。ハンドル22の回転領域は符合48で示してある。この領域48の最も釣り竿12に近接した部位に、上述の面D2が形成される。また、領域50は親指でスプール20上の釣り糸tに触れるサミング操作の際に握持する領域を示し、領域52は、左手で領域46,50を握持する際に、釣り用リール14の下側から左手の指先を当てがう領域を示し、釣り用リール14の下側に配置される。また、領域54は、釣り糸tを繰出す際および巻き取る際に、この釣り糸tが通過する領域を示す。
この図から明らかなように、いずれの実施形態においても、バッテリ16は、領域46〜52のいずれとも干渉しない位置、すなわち釣り用リール14の取付脚部14aよりもハンドル22側で、ハンドル軸22bよりも前方側かつハンドル移動面D2との干渉を防止した位置に配置されている。
したがって、上述の釣り装置10,10A,10Bでは、給電用のバッテリ16が釣り操作の邪魔にならない位置に配置される。
本発明の好ましい実施形態による釣り装置の説明図。 図1の釣り装置を後方側から見た状態の部分断面図。 他の実施形態による釣り装置の図1と同様な説明図。 図3に示す釣り装置を後方側から見た状態の部分断面図。 更に他の実施形態による釣装置の図1と同様な説明図。 図5に示す釣り装置を後方側から見た状態の部分断面図。 実釣中に釣り装置を握持する領域を概略的に示す説明図。
符号の説明
10…釣り装置、12…釣り竿、14…釣り用リール、14a…取付脚部、16…バッテリ、18…リール本体、20…スプール、22…ハンドル、22b…ハンドル軸、釣り糸…t。

Claims (6)

  1. リール本体に設けられた取付脚部を介して釣り竿に取付けられ、この取付脚部の側方に配置されたハンドルの回転による手動操作と、外部電源からの供給電力による電動操作とにより、リール本体に支えられたスプールに釣り糸を巻回する釣り用リールと、前記リール本体内の駆動機構にハンドルの回転を伝達するハンドル軸よりも前方側かつ前記取付脚部よりもハンドル側で、回転する前記ハンドルとの干渉を防止した位置に配置されたバッテリとを備え、このバッテリから前記釣り用リールに電力を供給可能としたことを特徴とする釣り装置。
  2. 前記釣り用リールは、取付脚部を挟んでハンドルの反対側に、外部電力源に接続可能な受電部を有し、この受電部と前記バッテリの電極とを給電コードで接続可能としたことを特徴とする請求項1に記載の釣り装置。
  3. 前記給電コードは、釣り竿を挟んで前記釣り用リールの反対側で、釣り竿と交差する方向に延びることを特徴と請求項2に記載の釣り装置。
  4. 前記バッテリは、少なくとも釣り用リールで支えられることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の釣り装置。
  5. 前記バッテリは、少なくとも釣り竿で支えられることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の釣り装置。
  6. リール本体に設けられた取付脚部を介して釣り竿に取付けられ、この取付脚部の側方に配置されたハンドルの回転による手動操作と、前記取付脚部を挟んでハンドルと反対側に配置された受電部を介する外部電力源からの供給電力による電動操作とにより、リール本体に支えられたスプールに釣り糸を巻回する釣り用リールと、前記取付脚部よりもハンドル側に配置されたバッテリと、前記釣り用リールの反対側で釣り竿を跨いで延設され、このバッテリと前記受電部とを接続する給電コードとを備えることを特徴とする釣り装置。
JP2006080824A 2006-03-23 2006-03-23 釣り装置 Pending JP2007252273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080824A JP2007252273A (ja) 2006-03-23 2006-03-23 釣り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080824A JP2007252273A (ja) 2006-03-23 2006-03-23 釣り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007252273A true JP2007252273A (ja) 2007-10-04

Family

ID=38627138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006080824A Pending JP2007252273A (ja) 2006-03-23 2006-03-23 釣り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007252273A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7793877B2 (en) * 2004-12-24 2010-09-14 Daiwa Seiko, Inc. Battery device for fishing and power supply method for electric fishing reel
JP2012080823A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Shimano Inc 電動リールのバッテリ取付構造
WO2023112608A1 (ja) * 2021-12-17 2023-06-22 グローブライド株式会社 制動部を備えた魚釣用リール

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061102A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Daiwa Seiko Inc 魚釣用リールの給電方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061102A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Daiwa Seiko Inc 魚釣用リールの給電方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7793877B2 (en) * 2004-12-24 2010-09-14 Daiwa Seiko, Inc. Battery device for fishing and power supply method for electric fishing reel
JP2012080823A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Shimano Inc 電動リールのバッテリ取付構造
WO2023112608A1 (ja) * 2021-12-17 2023-06-22 グローブライド株式会社 制動部を備えた魚釣用リール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5883241B2 (ja) カウンタケース取付構造
JP2007252273A (ja) 釣り装置
JP2020078253A (ja) 魚釣用リールシステム及び魚釣用通信ユニット
JP2013017415A (ja) 魚釣用電動リール
JP5374483B2 (ja) 魚釣用電動リールの制御ケース
JP5572506B2 (ja) 魚釣用電動リール
JP5448796B2 (ja) 釣竿用ハンドル、釣竿及び釣装置
CN110155402B (zh) 打捆机
JP4418768B2 (ja) 魚釣用バッテリ、バッテリホルダおよびバッテリを設けた魚釣装置
JP2010029128A (ja) 釣竿用ハンドル及び釣竿
JP5128448B2 (ja) 魚釣用リール
JP2010051284A (ja) 釣竿用ハンドル及び釣竿
JP4299815B2 (ja) 魚釣用電動リールの給電方法
JP2000157122A (ja) 電動リール
JP5986724B2 (ja) 魚釣用電動リール
JP2010104358A (ja) 釣竿用ハンドル、釣竿及び魚釣装置
JP3518981B2 (ja) 電動リール及びそれに接続されるケーブル
JP5641623B2 (ja) 魚釣用電動リール
JP2012231692A (ja) 付属部品取付構造
JP5965629B2 (ja) 魚釣用電動リール
JP3210400B2 (ja) 竿支持機構
JP6368334B2 (ja) 魚釣用電動リール
JP5641624B2 (ja) 魚釣用電動リール
JP5641625B2 (ja) 魚釣用電動リール
JPH0636701Y2 (ja) 魚釣用電動リールの釣竿保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20090204

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20111122

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120321

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02