JP5448796B2 - 釣竿用ハンドル、釣竿及び釣装置 - Google Patents

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Description

この発明は、魚釣用電動リールとともに用いられることが好適な釣竿用ハンドル、釣竿及び釣装置に関する。
従来から釣竿に魚釣用電動リールを取り付けて魚釣りが行われている。このように電動リールを用いて行われる魚釣りは、釣竿に電動リールを取り付け、足下に置いたバッテリから電動リールにコードを接続して給電している。したがって、掛かった魚が釣船の周りを回った場合でも釣り人はコードを張った状態でコードの長さ以上に移動することが出来ないため、その場所から動かずに魚を引き寄せる必要がある。また、魚が掛からない場合でも、コードを引きずりながら釣竿用ハンドルを保持していなければならない。
特許文献1には、釣竿のハンドルのリールシートに魚釣用電動リールを取り付け、このように取り付けた魚釣用電動リールの給電コードをハンドル内に収容したバッテリに接続して魚釣用電動リールに給電できるようにした釣竿が紹介されている。
また、特許文献2には、魚釣用電動リールの給電コードを釣竿のハンドルの外周に取り付けられたバッテリに接続して魚釣用電動リールに給電できるようにした釣竿が紹介されている。
特開2005−312369号公報 実開平5−74270号公報
特許文献1に開示された釣竿はバッテリと過充電・過放電機能を有する保護回路とがパッケージ内に収容されて一体化されたバッテリパックが用いられる。この釣竿は、バッテリパックを筒状のハンドルの後端に配設されたキャップを取り外してハンドルの後端からリールシートの近傍に向けて入れる構造を有する。しかし、キャップを取り外してバッテリパックの交換を行うため、バッテリパックの装着とその電気的接続がし難い。
特許文献2に開示された釣竿はハンドルの外周に取り付けられたバッテリが用いられている。しかし、バッテリの重心位置が釣竿の中心軸から離れているため、釣竿のバランスが悪くなり、釣り人が釣りの最中に釣竿を保持しにくくなる。また、バッテリはある程度の重量を有するため、ハンドルの外周にバッテリをしっかりと保持することが難しい。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、魚釣りの際に電動リールに給電するためのバッテリの取り付けや交換が行い易く、釣りをしている最中もバランスが安定し、バッテリを安定して保持できる釣竿用ハンドルや釣竿を提供することにある。
上記課題を解決するために、魚釣用電動リールが取り付けられるリール取付部を有し、前記電動リールに給電するバッテリを着脱可能な釣竿用ハンドルにあっては、前記ハンドルの先端と後端との間に設けられ前記バッテリを保持するバッテリ保持部と、前記バッテリ保持部に設けられ、前記ハンドルの径方向の周面に開口し、前記バッテリを出し入れするための開口部とを具備することを特徴とする。
また、前記バッテリ保持部は、前記ハンドルの長手方向の中心軸に前記バッテリの少なくとも一部がかかる状態で、前記バッテリを保持することが好ましい。
また、前記バッテリ保持部は、前記ハンドルのうち前記バッテリ保持部の前後に隣接する部分よりも少なくとも一部が径方向外方に膨出していることが好ましい。
また、前記バッテリ保持部を前記ハンドルの前記リール取付部より後方側に設けたことが好ましい。
また、前記ハンドルの内部に前記バッテリ保持部が形成する収納空間に連通する中空部を形成し、前記ハンドルに前記リールからの給電用コードを前記中空部に挿通する挿通孔を設けたことが好ましい。
ハンドルの後端より前方側にバッテリ保持部が設けられているので、ハンドルでバッテリを容易に保持でき、また、ハンドルの外周でない部分(内側)にバッテリを保持することができるので、ハンドルのバランスが安定する。また、バッテリ保持部にハンドルの長手方向に対して外れる方向に開口した開口部を設けることにより、開口部からバッテリのバッテリ保持部への保持、及び、バッテリ保持部からの取り外しを容易に行うことができる。
バッテリケース部によるバッテリの保持状態では、ハンドルの長手方向の中心軸にバッテリの少なくとも一部がかかる状態で、バッテリが保持される。このため、ハンドルを把持して釣りを行う際には、バランスが取れた安定した状態で把持可能となり、釣りの操作を行い易くなる。
バッテリ保持部をハンドルのリール取付部よりも後方側に設けることにより、バッテリをハンドルの握持した部分と釣り人の腹の位置との間に位置することができるため、リール取付部の位置を握持してハンドルの後端を腹に当てたときに、釣竿を安定して保持できる。
電動リールに接続された給電コードは挿入孔から中空部に挿通され、バッテリ保持部に保持されるバッテリに接続される。このように、挿入孔及び中空部を設けることにより、給電コードをバッテリ保持部からハンドルの外側に延出させることなく、リールに接続することができる。これにより、釣りの最中に釣り人の手がコードに引っ掛かること等を防止でき、容易に釣竿の操作を行うことができる。
第1の実施形態に係る魚釣装置である釣竿を示し、(A)は図1(B)中の矢印1A方向から見た概略的な正面図、(B)は図1(A)中の矢印1B方向から見た概略的な平面図。 第1の実施形態に係る釣竿のハンドルのリール取付部及び後グリップの前端部を示す概略的な縦断面図。 第1の実施形態に係る釣竿のハンドルの後端部にバッテリを装着した状態を一部断面で示す概略的な部分縦断面図。 (A)は第1の実施形態に係る釣竿のハンドルの後グリップの後端部のバッテリを装着していない状態を示す概略的な縦断面図、(B)はバッテリケース部のバッテリを装着した状態を示す概略的な横断面図。 第2の実施形態に係る釣竿のハンドルの後端部にバッテリを装着した状態を一部断面で示す概略的な正面図。 第2の実施形態に係る釣竿のハンドルの後端部の、(A)はバッテリを装着していない状態を示す概略的な平面図、(B)はバッテリを装着した状態を示す概略的な平面図。 (A)は第3の実施形態に係る釣竿のハンドルの後グリップの後端部のバッテリケース部を連結した状態を示す概略的な縦断面図、(B)は後グリップの後端部のバッテリケース部を連結していない状態を示す概略的な縦断面図。 第4の実施形態に係る釣竿のハンドルのバッテリケース部のバッテリを装着した状態を示す概略的な横断面図。 第5の実施形態に係る釣竿のハンドルを示す概略的な正面図。 図9の概略的なX−X線断面図。 第6の実施形態に係る釣竿のハンドルのバッテリ保持部のバッテリを装着した状態を示す概略的な横断面図。 第7の実施形態に係る釣竿のハンドルを一部断面で示す概略的な正面図。 第8の実施形態に係る釣竿のハンドルを一部断面で示す概略的な正面図。 第9の実施形態に係る釣竿のハンドルを一部断面で示す概略的な正面図。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1(A)(B)乃至図4(A)(B)を参照して説明する。
図1(A)(B)に示すように、魚釣装置1は、釣竿10と魚釣用電動リール30とバッテリ40とを有する。魚釣装置1を構成する釣竿10は、竿部12と、竿部12の後端に配設され釣り人が把持するハンドル14とを備えている。図2に示すように、竿部12の後端の嵌合突起13aは、ハンドル14の後述する芯部材14dの先端の嵌合孔13bに差し込まれて取り付けられている。なお、竿部12の後端の嵌合突起13aはハンドル14の先端の嵌合孔13bに対して固定(固着)または着脱可能に取り付けられる。
図1(A)(B)に示すように、竿部12は、例えば繊維強化樹脂材製の竿桿22と、竿桿22に配設された複数の釣糸用ガイド24とを備えている。なお、本実施形態の釣竿10の竿部12は、中通し竿として形成されていることも好適である。また、竿桿22は、中空構造に限らず、中実構造であってもよい。
図2に示すように、魚釣装置1の魚釣用電動リール30は、リール本体32の両側に配置した1対の側板34間に、スプール軸(図示しない)を介してスプールが回転可能に支持されている。この側板34で支えられたハンドル軸(図示しない)を介して、このリール30のハンドル34a(図1(B)参照)の回転をリール本体32内に配置された駆動機構に伝達することができる。
通常と同様に、このスプールは、一方の側板34に設けたハンドル34aを介する手動操作で形成される駆動力により、リール本体32内に配置された公知の駆動機構を介して回転されるか、又は、リール本体32のスプール前方の側板34間にモータケースを介して収容された公知のスプール駆動モータにバッテリ40から給電する電動操作で形成される駆動力により、動力伝達機構を介して回転される。スプールが回転することにより、スプール上に釣糸が巻回される。
電動操作による駆動力で釣糸を巻き取る際は、リール本体32に通常と同様に取り付けられたスプール駆動モータのモータ出力調節用操作部を操作することにより、リール本体32に内蔵のマイクロコンピュータを通じてスプール駆動モータの出力を自由に制御(モータ出力の停止や出力の増減調節)することができる。また、この操作部の操作により、マイクロコンピュータを通じて、スプール駆動モータの停止位置から高出力値までスプール駆動モータの出力を調節し、スプールの回転速度、つまり、釣糸の巻き取り速度を制御することができる。
このリール本体32の上面の前方部位には、通常の電動リールと同様に、制御部32aを配置してあり、例えば、釣糸の繰出し量(糸長)、棚位置等の種々の制御機能、制御条件等を表示する液晶表示部32b(図1(B)参照)を配置し、更に、棚位置を設定する棚取りボタン、糸長計測値の値をゼロにリセットするリセットボタン、及び、押し込んでいるときにのみスプール駆動モータを駆動させ、解放したときに停止して微妙な巻上操作を可能とする寸動ボタン等の種々のボタン又はスイッチ類32c(図1(B)参照)を配置してある。
通常と同様に、リール本体32には、クラッチ機構(図示しない)も設けられており、このクラッチ機構を通じて、スプール軸に駆動連結するスプール駆動モータ又はハンドル34aで形成される駆動力を、スプールに伝達し、又は、スプールから遮断することができる。クラッチ機構によりスプール軸をスプール駆動モータ及びハンドルから分離した状態(スプールフリー状態)では、ハンドルを回転させると、図示しない復帰機構を介して、スプール軸が元の状態(巻取状態)に復帰する。これにより、スプール軸と一体化されているスプールを、スプール駆動モータ又はハンドルが形成する駆動力で回転させることができる。符号36は、スプールフリー状態におけるスプールの回転に適度な制動力を掛けて過回転を防止する調節ネジを示す。
更に、リール本体32の下部前方の、ハンドル34aから離隔した側の側板34の下部で、リール本体32を保持した手と干渉しない位置に、給電部38を下方に向けて配置してある。給電部38は、後述する取付脚部30aやリール取付部14bのリールシート52と干渉しない位置に延出されている。この給電部38はリール本体32内のスプール駆動モータに外部電力源から給電するものであり、バッテリ40が電気的に連結される。
このような魚釣用電動リール30を釣竿10のハンドル14に取り付けるため、リール本体32には釣竿10のハンドル14の長手方向に沿って前後に延びる取付脚部30aがその下側に配置されている。
釣竿10の釣竿用ハンドル14は、前グリップ14aと、魚釣用電動リール30の取付脚部30aが着脱可能に取り付けられるリール取付部14bと、後グリップ14cとを備えている。これら前グリップ14a、リール取付部14b及び後グリップ14cは、例えば筒状に形成され、これらの内部に芯部材14dが配設されている。上述したように、竿部12の竿桿22の基端は、芯部材14dの先端部に配設されている。芯部材14dは、前グリップ14a及びリール取付部14bの内部の全体に配設されているのに対して、後グリップ14cではその先端部のみに配設されている。
釣竿10の釣竿用ハンドル14のリール取付部14bは、魚釣用電動リール30の取付脚部30aを介して魚釣用電動リール30を取り付けるためのいわゆる筒状のリールシート52からなっている。リール取付部14bには、取付脚部30aが載置される取付脚部載置面52aの後方に例えば一体的に形成され、取付脚部30aの後端部を受け入れる固定フード54aが配置されている。また、リール取付部14bは取付脚部載置面52aの前方に移動フード54bが配設され、この移動フード54bの前端にナット(移動フード54bの操作部であるネジリング)56が配設されている。ナット56はリールシート52に形成されたネジ部52bに回転可能に螺合されている。このため、ナット56を回転させると、移動フード54bを釣竿用ハンドル14の長手方向に沿って前後動させて取付脚部30aの前端部を受け入れることができる。
したがって、ナット56を回転させつつ移動フード54bを魚釣用電動リール30の取付脚部30aの先端部を移動フード54b内に収容して後方に押し込み移動させると、魚釣用電動リール30の取付脚部30aは、固定フード54a及び移動フード54b間で挟持されつつ取付脚部載置面52a上に押圧される。これにより、魚釣用電動リール30は、その取付脚部30aがリール取付部14bの上面の取付脚部載置面52aの上に載せられてリール取付部14bに取り付けられる。ナット56を逆に回転させて移動フード54bを前方に移動させることにより、釣竿10のリール取付部14b(リールシート52)から魚釣用電動リール30を取り外すことができる。
本実施形態では、このように釣竿10に取り付けられる魚釣用電動リール30にコード60を介して接続される魚釣装置1のバッテリ40は、例えばリチウムイオン電池等により携帯可能な小型かつ軽量に形成されている。このバッテリ40は充電により再使用可能である。
図3に示すように、このバッテリ40は、外部を樹脂製の外装部材すなわちボディ42で覆った密閉構造を有する。ボディ42の先端側には、魚釣用電動リール30の給電部38に対して給電用のコード60を介して電気的に接続される接続部44が突出した状態に配置されている。ボディ42は、例えば円形状や略矩形状等滑らかな外周面を有することが好ましい略柱状に形成され、その接続部44に近接する側は肩部46としてボディ42に一体的に形成されている。肩部46は、略円錐台状を有し、接続部44側に向けて先細り状になる傾斜面を有している。
コード60は、その一端にリール用コネクタ62を備え、その他端にバッテリ用コネクタ64を備えている。なお、ここでは、リール用コネクタ62は図2に示すように、コード60及びリール用コネクタ62の軸方向が給電部38に対して真っ直ぐのストレートタイプのものが用いられる場合について説明するが、コード60とリール用コネクタ62との軸方向が異なる、例えばL型タイプ(図示しない)などが用いられてもよい。
図3に示すように、この実施形態に係る後グリップ14cは、例えば金属や合成樹脂(繊維強化樹脂を含む)などの硬質材料で筒状に形成され、内部にコード60を挿通させる中空状の挿通部(中空部)Sを有するグリップ本体72を備えている。
図2に一例を示すように、グリップ本体72の先端側には、後グリップ14cのグリップ本体72(リール取付部14bよりも後方)の外周よりも内側に凹んだ凹部74が形成されている。この凹部74には、長孔の挿通孔74aと傾斜面74bとが形成されている。凹部74の長孔の挿通孔74aは、挿通部(中空部)Sに通じていて、この挿通部Sはハンドル14のグリップ本体72の少なくとも挿通孔74aから後述するバッテリ収納部Tまで延設されている。
図2中の挿通孔74aは、ハンドル14の中心軸(ハンドル14の長手方向軸)Cに近接する挿通孔74aの前後方向の長さが挿通孔74aの前後方向に交差する方向(ハンドル14の中心軸Cに直交する方向)に対して長い。この挿通孔74aの縁部のうち、ハンドル14に対して前方側よりも後方側の方がハンドル14の中心軸Cに対して離れた位置(外側)にある。挿通孔74aは、その縁部が先端側から後端側に向かってハンドル14の中心軸Cから離れるように変移している。そして、挿通孔74aの縁部うち、ハンドル14の後端側の縁部は後グリップ14cの外周にあるのに対し、前端側の縁部は後グリップ14cの外周よりも内側にある。すなわち、挿通孔74aには、ハンドル14の外側面が中心軸Cから外方へ離れる方向に変移する変移部75が形成され、この変移部75に挿通孔74aが形成されている。
ここで、凹部74の挿通孔74aの長孔の前側の縁部と後側の縁部とを結ぶ線分を延長した線を長手方向軸Lとする。挿通孔74aの前側の縁部および後側の縁部以外の縁部は、長手方向軸Lよりも中心軸C側にある。すなわち、挿通孔74aは、凹んだ形状に形成されている。
この挿通孔74aの長孔の長手方向軸Lは、例えば、凹部74が形成された位置よりもハンドル14の前方でハンドル14の中心軸Cと交差する。すなわち、図2中に示すように、挿通孔74aの前後方向に沿った線(長手方向軸)Lは、凹部74が形成された位置よりも前方でハンドル14の中心軸Cに交差する。なお、挿通孔74aの前後方向に沿った線Lとハンドル14の中心軸Cとが交差する位置は、挿通孔74aが形成された位置よりも前グリップ14a側の適宜の位置に設定可能である。その交差位置によって、挿通孔74aの長孔の形状が変化する。挿通孔74aは変移部75に形成することで中心軸Cに直交する方向よりも前方を向いて開口する。
挿通孔74aは、ハンドル14の前端側の幅が狭く、後端側の幅が前端側よりも広く形成されている。挿通孔74aの後端は、円弧状に形成されている。
挿通孔74aの大きさは、コード60のリール用コネクタ62及びバッテリ用コネクタ64のいずれか一方または両方を通すことが可能な大きさに形成されている。このため、コード60は後グリップ14cに対して着脱(挿脱)可能である。本実施形態では、挿通孔74aには、図2に示すリール用コネクタ62を通すことが可能である。すなわち、ここでは、挿通孔74aの幅(リール用コネクタ62を通すことができる幅)を維持しつつ、挿通孔74aの前後方向の長さを変化させることができる。このため、リール用コネクタ62およびこのコネクタ62に接続されたコード60をハンドル14の内部の挿通部Sに挿通させる際の傾斜角度を設定することができる。
傾斜面74bは、コード60に大きな力が加えられることを防止した状態でグリップ本体72の内部の挿通部Sに案内するのに用いられる。
このような挿通孔74aを形成することにより、ハンドル14の中心軸C(長手方向)に対して直交する方向の挿通孔よりもハンドル14の長手方向に平行な状態に近接するように挿通孔を形成できる。このため、コード60を急に折り曲げずに中心軸Cの方向に近づけた状態で挿通し、また、挿脱する際に屈曲等させずにスムーズに挿脱させることができる。
なお、この実施形態では、挿通孔74aを有する凹部74がグリップ本体72の外周面に対して内側に凹んだ状態に形成した例について説明したが、挿通孔74aがグリップ本体72に対して外側に突出して形成されていてもよい。
また、挿通孔74aの位置は、後グリップ14cのグリップ本体72のいずれの位置であってもよく、また、リール取付部14bにあってもよい。
図3及び図4(A)(B)に示すように、グリップ本体72の後方側には、バッテリケース部80と、このバッテリケース部80の後方側に配設された柱状部90とがグリップ本体72と一体に形成されている。なお、これらグリップ本体72、バッテリケース部80および柱状部90は例えば金属等の硬質部材により形成されている。
図4(A)に示すように、柱状部90はグリップ本体72の外径と略同一の外径を有する。柱状部90の後端部には、径方向外側に突出した突出部(腹当取付部)90aが例えば一体的に形成されている。柱状部90の突出部90aにはゴム材や樹脂材製等で適度な柔軟性を有する材料で形成され、少なくともハンドル14の後方側を向いた(釣り人の腹に向いた)当接面を有し、略傘状に形成され、突出部90aやグリップ本体72等のハンドル14においてその前方側の部位より大径に形成された腹当92が着脱可能に取り付けられる。腹当92には例えば環状の溝部92aが設けられ、溝部92aが柱状部90の突出部90aに係合(嵌合)することにより、腹当92が柱状部90に取り付けられ、ハンドル14の後端に配設される。釣りの最中に釣り人は、腹当92の後端を腹に当てて釣竿10を保持する。
なお、腹当92は必ずしもハンドル14においてその前方側の部位より大径に形成する必要はなく、この場合、柱状部90(ハンドル14)の後端が腹当に該当し、釣り人はこの部分を腹に当てて釣竿10を保持する。このため、柱状部90の後端部はハンドル14の後方側を向いた当接面を有し、その周縁が面取り等された構造を有することが好ましい。また、腹当92を柱状部90に取り付ける取付手段としては、係合(嵌合)だけでなく、螺合等、種々の手段が許容される。
腹当92は、後述するバッテリケース部80よりもハンドル14の後方側に設けられるが、柱状部90を有していなくてもよく、バッテリケース部80のすぐ後方に設けてもよい。
グリップ本体72と柱状部90との間に形成されたバッテリ40の保持部であるバッテリケース部(バッテリ保持部)80はバッテリケース部80の前側に隣接するグリップ本体72や後側に隣接する柱状部90に対して大径、かつ、径方向外方に膨出した容器状又はラック状(籠状)に形成され、ハンドル14の長手方向(中心軸C)に対して外れる方向(ここでは垂直な方向)(図3及び図4(B)中では上方向)のハンドル14の周面に開口した開口部80aが形成され、開口部80a以外の周囲には壁状の保持体が形成されている。すなわち、バッテリケース部80は略ハーフパイプ形状を有する。開口部80aがハンドル14の周面側(径方向)に形成される状態では、ハンドル14の外周側から開口部80aを通して、バッテリ40をバッテリケース部80に保持される状態に配置可能となる。開口部80aは図1(A)(B)に示すようにリールシート52のリール脚取付部52aが配設された側に形成されていることが好ましい。これは、釣り人が釣竿10を保持して魚釣りをする際、電動リール30を上側にして釣竿10を保持することが殆どであり、バッテリ40が開口部80aから落下しそうになるのを防止するためである。
グリップ本体72や柱状部90に対して径方向外方に膨出したバッテリケース部(膨出部)80は、グリップ本体72に連続的に形成された拡径部82と、この拡径部82の後端側に形成された大径部84と、この大径部84の後端側に形成された縮径部86とを備えている。
拡径部82はグリップ本体72の後端の内径よりも外径が大きいバッテリ40を開口部80aから出し入れするために次第に拡径されている。拡径部82は、バッテリ40の肩部46と略同一の傾斜を有し、後端側ほど径が大きく形成されている。
大径部84はグリップ本体72よりも大径で、開口部80aの存在を考慮せずに円筒状としたときに拡径部82の後端と同一径に形成されている。この大径部84は前端から後端まで同一の径を有する。
縮径部86は大径部84の後端から後方に向かうにつれて縮径している。縮径部86の後端の径はグリップ本体72の径と略同一である。
このとき、拡径部82、大径部84および縮径部86の中心軸は、図1(A)(B)に示すようにグリップ本体72及び柱状部90の中心軸Cと一致することが好ましい。なお、本実施形態ではバッテリケース部80は拡径部82、大径部84及び縮径部86から形成されているが、例えばバッテリ40は種々の形状を有するものがあるので、バッテリケース部80の形状を適宜の形状にしてもよい。したがって、バッテリケース部(バッテリ保持部)80によるバッテリ40の保持状態は、バッテリ40が後述するバッテリ収納部Tに収納されていればよく、例えばバッテリ40の一部がバッテリケース部80から外方にはみ出した状態で保持されていてもよい。
バッテリケース部80の大径部84及び縮径部86の内周面には、バッテリ40のボディ42を載置したときに好ましくは拘束した状態に保持するためのバッテリ保持体88が取り付けられている。このバッテリ保持体88は、バッテリケース部80の大径部84から縮径部86まで延設されている。
バッテリ保持体88は、図4(B)に示すようにバッテリ40の円柱状のボディ42の外周を保持する例えば略U字状(ここでは略半円状)の断面を示す部分(以下、凹状部という)88aと、図3に示すようにバッテリ40のボディ42の底部を受ける部分(以下、底部という)88bとを一体的に有する。なお、この実施形態では、凹状部88aは略半円状の断面に形成されるが、バッテリ40のボディ42に対応する形状に形成されていればよく、例えば略C字状のC字状筒部のようなものも含まれる。
凹状部88aの外周面はバッテリケース部80の大径部84の内周面に配置され、底部88bはバッテリケース部80の縮径部86の内周面から柱状部90の先端にかけて配置されている。すなわち、この実施形態では、バッテリ保持体88の凹状部88aおよび底部88bによって、バッテリ40を着脱可能に固定した状態に配置するための略円柱状の収納空間であるバッテリ収納部Tを形成している。そして、凹状部88aの先端は開口部72bにて開口されているので、グリップ本体72の後端で挿通部(中空部)Sと連通している。バッテリ40をバッテリ収納部Tに配置した際には、バッテリ40の中心軸(バッテリ40の長手方向軸)はハンドル14の中心軸Cと略一致する。このため、バッテリケース部80の前端側に形成される開口部72bからバッテリ40の接続部44側が挿通部(中空部)Sに差し込まれた状態で、バッテリ40を収納することができる。
バッテリ保持体88は、バッテリ40のボディ42の外周面及び後端面(底面)の一部に当接してバッテリ40を載置や狭持等して移動を規制するように保持し、バッテリ40のボディ42の外周面及び後端面の一部に当接する際に適度な摩擦力を発揮するように例えば樹脂材やゴム材等、弾性変形可能な素材で形成されている。軽量化や、バッテリ40に対するクッション性を考慮すると、例えばやや硬質のスポンジや発泡スチロール等が用いられることが好ましい。
また、バッテリ保持体88はバッテリケース部80に対して基本的には固定状態にあるが、使用による摩擦等により小さくなってきたときに交換可能であることが好ましい。交換可能である場合、異なる形状のバッテリ40であっても形状に合わせてバッテリ保持体88を選択配置することにより同じハンドル14を用いることができる。なお、バッテリケース部80によるバッテリ40の保持状態では、ハンドル14の長手方向の中心軸Cにバッテリ40の少なくとも一部がかかる状態で、バッテリ40が保持される。このため、ハンドル14を把持して釣りを行う際には、バランスが取れた安定した状態で把持可能となり、釣りの操作を行い易くなる。また、この場合の中でもこの実施形態の図4(B)に示すようにバッテリ40の中心軸がハンドル14の中心軸Cと一致する状態でバッテリ40が保持される場合には、釣りを行う際にさらに安定してハンドル14を把持することができる。
ここで、バッテリケース部80のバッテリ収納部Tに対するバッテリ40の着脱について説明する。まず、装着する場合について説明する。
給電用コード60は、リール用コネクタ62が電動リール30の給電部38に接続され、バッテリ用コネクタ64がグリップ本体72の挿通孔74aを通して挿通部(中空部)Sに挿通される。そして、コード60のバッテリ用コネクタ64を開口部72bから引き出し、バッテリ収納部Tに収容されるバッテリ40の接続部44に接続する。
グリップ本体72に挿通孔74a及び挿通部(中空部)Sを設けることにより、コード60をグリップ本体72の外側に極力延出させることなく、電動リール30の給電部38にリール用コネクタ62を接続し、バッテリ40の接続部44にバッテリ用コネクタ64を接続することができる。
そして、コード60の余分な部分をグリップ本体72の挿通部Sに戻しながら、バッテリ40の上部の接続部44やこれに接続したバッテリ用コネクタ64を開口部72bから挿通部Sに差し込んで移動を規制して、バッテリ40をハンドル14の外周側から開口部80aを介してバッテリ収納部Tに収納して載置する。
そして、釣竿10に電動リールを装着し、バッテリ40とコード60にて接続することで魚釣装置1として釣りを行うことができ、このとき、バッテリ40の中心軸とハンドル14(釣竿10)の中心軸Cとは略一致する。このため、釣り人が釣りの最中に釣竿10のバランスが安定した状態で釣りをすることができ、バッテリ40をしっかりと保持することができる。
これにより、バッテリ40をバッテリケース部80により容易に保持でき、釣りの最中に釣り人の手がコード60に引っ掛かること等を防止でき、容易に釣竿10の操作を行うことができる。
一方、バッテリ40をバッテリケース部80から取り外す際には、例えばバッテリ40のボディ42を手で保持して開口部80aに向かってハンドル14の外周側へバッテリ収納部Tから取り外す。そして、コード60のバッテリ用コネクタ64とバッテリ40の接続部44とを取り外す。
以上説明したように、後グリップ14cのバッテリケース部80の内側にバッテリ収納部Tが設けられているため、バッテリ40を容易に収納することができ、かつ、魚釣りの最中にハンドル14に安定してバッテリ40を保持することができる。そして、バッテリケース部80にハンドル14の長手方向に対して垂直な方向に開口した開口部80aを設けることにより、開口部80aからバッテリ40のバッテリ収納部Tへの収納、及び、バッテリ収納部Tからの取り外しを容易に行うことができる。すなわち、バッテリ40をハンドル14の周面側の開口80aから容易に着脱することができる。
また、バッテリ40をハンドル14の後端側に配置したので、釣竿10の重心位置を釣竿10の後端側に移動させることができる。すなわち、釣竿10の重心を、電動リール30とハンドル14の後端側とに分けて配し、重量を分散させてバランスを良くできるので、釣竿10の操作も容易に行うことができる。
さらに、バッテリ40をグリップ本体72及び/又は柱状部90の中心軸C上に配置したので、バランスが良く、釣り人が釣りの最中にバッテリ40が極力邪魔にならない状態で釣りをすることができる。
また、コード60を凹部74を通して挿通部Sに挿通することとしたので、釣り人がハンドル14を把持する際にコード60が邪魔になり難く、良好な握持性、操作性を持つことができる。
なお、バッテリ40のボディ42はバッテリ保持体88に載置される他、よりバッテリ40を拘束するために、例えばバッテリ40のボディ42に設けられる凹部にバッテリケース部80に設けられる凸部が係合することにより、又は、ばね等の弾性力によりバッテリ40を保持してもよい。そうすると、ハンドル14を動かしたり釣竿10を振ったりしたときなどにおいても、バッテリ40のガタツキを防止することができる。
なお、本実施形態では後グリップ14cのグリップ本体72の後方側のハンドル14の後端部にバッテリ収納部Tが設けられているが、後グリップ14cを竿掛けに装着することがあるため、必要に応じてリール取付部14bに近い後グリップ14cの中間位置や前方側に設けることも可能で、バッテリ収納部Tがハンドル14の後端より前方側に設けられる構成であればよい。バッテリ収納部Tは、リール取付部14bよりも前方側の前グリップ14aに設けられてもよいが、ハンドル14のリール取付部14bの後方側の後グリップ14cに設けられることがより好ましい。釣り人は釣りの最中に腹当92の後端の当接面を腹に当てて、ハンドル14のリール取付部14bを把持して操作を行う。後グリップ14cにバッテリ収納部Tを設けることにより、釣り人が手で把持する部分と腹で保持する部分との間にバッテリ40が配置されるため、釣り人は釣竿10を安定した状態で保持することができる。
なお、上述した実施形態よりも重量は重くなるが、電動リール30の給電部38に直接バッテリ40を取り付け、バッテリケース部80に配設するのを予備バッテリとすることも好適である。そうすると、電動リール30の給電部38に直接取り付けたバッテリ40の電圧が低下した場合であっても、直ぐにバッテリ交換することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図5及び図6(A)(B)を用いて説明する。この実施形態は第1の実施形態の変形例である。この実施形態は、ハンドル14の後グリップ14cのグリップ本体72とは構成が異なる。
図5に示すように、グリップ本体72は、第1の実施形態と同様に硬質材料で筒状に形成され、内部に中空部Sを有する。図6(A)に示すように、グリップ本体72の周壁には後端から長手方向に沿って溝部104が形成されている。この溝部104は、取付脚部載置面52aが配設された側に形成されていることが好ましい。この場合、溝部104はバッテリケース部80の開口80aに連続する。なお、溝部104はハンドル14のグリップ本体72の周面に設けられていればよく、例えば半周程度のズレは当然に許容される。
この場合、図6(B)に示すように、バッテリ40の接続部44に接続されたコード60は、中空部Sを通ることなく、溝部104からグリップ本体72の外側に延出され、リール用コネクタ62に接続される。この場合、コード60がグリップ本体72の外側に延出されるため、釣りの最中に釣り人の手がコード60に触れること等があるが、コード60をグリップ本体72の内部の中空部Sに挿通する作業を省略することができる。また、第1の実施形態と同様に、バッテリケース部(バッテリ保持部)80でバッテリ40を容易に保持することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について図7(A)(B)を用いて説明する。この実施形態は第1及び第2の実施形態の変形例である。この実施形態は、ハンドル14の後グリップ14cの構成が異なる。
図7(A)に示すように、後グリップ14cはグリップ本体72、バッテリケース部(バッテリ保持部)80及び柱状部90がそれぞれ別個に形成され、互いに着脱可能に取り付けられている。グリップ本体72の後端部の外周面には、雄ネジ部72aが形成されている。バッテリケース部80は、拡径部82の前端から前方に延設される前側円筒部94を備える。この前側円筒部94の内周面には、雌ネジ部94aが形成されている。この雌ネジ部94aがグリップ本体72の雄ネジ部72aに螺合することにより、バッテリケース部80がグリップ本体72に着脱可能に連結される。また、バッテリケース部80は、縮径部86の後端から後方に延設される後側円筒部96を備える。この後側円筒部96の外周面には、雄ネジ部96aが形成されている。また、柱状部90の前端部は筒状に形成され、柱状部90の前端部の内周面には雌ネジ部90bが形成されている。この雌ネジ部90bがバッテリケース部80の円筒部96の雄ネジ部96aと螺合することにより、バッテリケース部80に柱状部90が連結される。
また、図7(B)に示すように、グリップ本体72の雄ネジ部72aは柱状部90の雌ネジ部90bとも螺合可能となっている。雄ネジ部72aが雌ネジ部90bと螺合することにより、グリップ本体72に柱状部90が連結される。
釣り人の使用用途によっては、バッテリ40を必要としない場合がある。この場合、バッテリケース部80をグリップ本体72及び柱状部90から取り外し、図7(B)に示すように柱状部90をグリップ本体72に連結して、釣竿10を使用する。一方、バッテリ40が必要な場合は、図7(A)に示すようにバッテリケース部80をグリップ本体72と柱状部90との間に連結して釣竿10を使用する。すなわち、バッテリケース部80をグリップ本体72及び柱状部90に容易に着脱可能なため、釣り人の使用用途に応じて釣竿10の使用態様を使い分けることができる。
また、図7(A)に示すように、バッテリケース部80及びバッテリ40には、例えば面ファスナ、パイルアンドフック、テープ等の帯状体100が巻かれている。帯状体100を巻くことにより、バッテリ40はバッテリ収納部Tでより強固に保持される。このため、ハンドル14を動かしたり釣竿10を振ったりしたときなどにおいても、より確実にバッテリ40のガタツキを防止することができる。
なお、帯状体100の代わりにバッテリケース部80の開口部80aを塞ぐ蓋等を設け、蓋によりバッテリ40をバッテリ収納部Tに保持してもよい。すなわち、バッテリケース部80の開口部80aには、バッテリ40の落下やバッテリ40が水に触れるのを極力防止するため、ヒンジ状又は着脱可能に蓋が装着されていることも好適である。蓋が着脱可能である場合、蓋の水面への落下を防止するために紐等によりバッテリケース部80の開口部80aの近傍と蓋とが接続されていることが好ましい。蓋には、バッテリ収納部Tと同様な素材のバッテリ保持体が貼り付け等されていることが好ましい。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について図8を用いて説明する。この実施形態は第1の実施形態の変形例である。この実施形態は、ハンドル14の後グリップ14cのバッテリケース部80及びバッテリケース部80に取り付けられるバッテリ保持体88の構成が異なる。
図8に示すように、バッテリケース部(バッテリ保持部)80及びバッテリ保持体88には、バッテリケース部80及びバッテリ保持体88をハンドル14の径方向に貫通する複数の貫通孔89が形成されている。バッテリケース部80がラック状に形成される構成では、バッテリ収納部Tには水等が溜まり易くなっている。そこで、バッテリ保持体88の凹状部88aに複数の貫通孔89を設けることにより、バッテリ収納部Tに溜まった水等を貫通孔89から排出している。これにより、バッテリ40及びバッテリ保持体88の劣化などを防止することができる。
また、バッテリケース部80は、バッテリ保持体88がバッテリ40のボディ42によって外方に向かって押圧されて変形したとしても極力その形状を維持できる金属等で形成されるため、その重量が大きくなってしまう。そこで、複数の貫通孔89を設けることにより、バッテリケース部80の軽量化を図ることができる。
なお、本実施形態ではバッテリケース部80及びバッテリ保持体88を貫通する貫通孔89を設けているが、バッテリケース部80及びバッテリ保持体88をメッシュ状に形成したり、フレーム状の保持体で形成したりする構成でもよい。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について図9及び図10を用いて説明する。この実施形態は第1の実施形態の変形例である。この実施形態は、ハンドル14の後グリップ14cの構成が異なる。
図9及び図10に示すように、後グリップ14cには、第1の実施形態のバッテリケース部80の代わりにバッテリ保持部110が設けられている。バッテリ保持部110は、第1の実施形態で説明したバッテリケース部80の大径部84及び縮径部86、並びに、バッテリ保持体88の代わりに、ハンドル14の長手方向に延設される3つのフレーム111a,111b,111cを備える。フレーム111a,111b,111cはバッテリ40の形状に合わせて形成されている。すなわち、フレーム111a,111b,111cは例えば第1の実施形態で説明したバッテリケース部80の肉部の一部を除去した状態に形成されている。
そして、給電時には、図10に示すようにバッテリ40の中心軸がハンドル14の中心軸Cと略一致する状態で、バッテリ40がフレーム111a,111b,111cにより保持されている。フレーム111a,111b,111cで囲まれた領域がバッテリ40の収納空間となり、この空間をハンドル14の中心軸が通っている。なお、バッテリ40は、バッテリ40の中心軸がハンドル14の中心軸Cと略一致する状態で保持される必要はなく、ハンドル14の長手方向の中心軸Cにバッテリ40の少なくとも一部がかかる状態で、バッテリ40が保持されていればよい。
3つのフレーム111a,111b,111cは、ハンドル14の周方向について互いに離間して配置され、ハンドル14の径方向外方に膨出するように湾曲している。3つのフレーム111a,111b,111cの中の1つである第1のフレーム111aは、ハンドル14の周方向についてリール30が配置される取付脚部載置面52aに対して略180°離れた位置に配置されている。第2のフレーム111bはハンドル14の周方向について第1のフレーム111aに対して略90°離れた位置に配置され、第3のフレーム111cはハンドル14の周方向について第1のフレーム111aに対して第2のフレームと反対側に略90°離れた位置に配置されている。すなわち、第2のフレーム111bと第3のフレーム111cは、ハンドル14の周方向について互いに略180°離れた位置に配置され、第2のフレーム111bと第3のフレーム111cとの間には開口部112が形成されている。給電時には、バッテリ40をハンドル14の外周側から開口部112を介して、バッテリ保持部110の内側に形成されるバッテリ収納部Tに収納する。なお、バッテリ40の収納時には、バッテリ40がバッテリ収納部Tに収納されていればよく、例えばバッテリ40の一部がバッテリ保持部110から外方にはみ出した状態で保持されてもよい。
また、給電時にバッテリ40を保持するバッテリ保持部110は、3つのフレーム111a,111b,111cから形成されているが、複数のフレームから形成され、かつ、少なくともあるフレームと別のフレームとの間にバッテリ40を外周側からバッテリ収納部Tに収納する入口である開口部112が形成される構成であればよい。
図9に示すように、バッテリ保持部110とリール取付部14bとの間には、略円筒状のグリップ本体115が設けられている。リール取付部14bのすぐ後方側にグリップ本体115を設けることにより、釣り人がリール30の操作を行う際に、リール30の操作を行う手と逆の手でグリップ本体115を把持し易くなっている。また、グリップ本体115に、釣竿10を竿掛に取り付けるための取り付けるためのロッドクランプ等の取付手段を装着し易い構成となっている。
図9に示すように、バッテリ保持部110と腹当92との間には、円筒部116が設けられている。ハンドル14の長手方向について円筒部116の寸法は、第1の実施形態のバッテリケース部80と腹当92との間のハンドル14の長手方向の寸法(ハンドル14の長手方向についての柱状部90の寸法)より大きくなっている。このような構成にすることにより、釣り人はグリップ本体115を把持した状態で、円筒部116を腋の下挟むことが可能となるため、釣りを行う際に釣り人が釣竿10を保持し易くなっている。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について図11を用いて説明する。この実施形態は第5の実施形態の変形例である。この実施形態は、後グリップ14cのバッテリ保持部110及びバッテリ40の構成が異なる。
図11に示すように、バッテリ保持部110は、ハンドル14の長手方向に延設される2つの第1及び第2のフレーム121a,121bを備える。第1及び第2のフレーム121a,21bは、ハンドル14の周方向について互いに略180°離れて配置されている。第1のフレーム121aが図11中で上側(リール30が配置される側)に設けられ、第2のフレーム121bが図11中で下側(リール30が配置される側と反対側)に設けられている。第1のフレーム121aと第2のフレーム121bとの間には、2つの開口部122a,122bが形成されている。給電時には、バッテリ40をハンドル14の外周側から2つの開口部122a,122bのいずれか一方を介して、バッテリ保持部110の内側に形成されるバッテリ収納部Tに収納する。すなわち、ハンドル14の周壁の左右両側に、バッテリ40をバッテリ収納部Tに収納するための開口部122a,122bが設けられている。
図11に示すように、第1のフレーム121aの内側には、凸部123が設けられている。また、バッテリ40の外周面には凹部125が設けられている。バッテリ40のバッテリ保持部110による保持状態では、バッテリ40の凹部125が第1のフレーム121aの凸部123と係合している。第2のフレーム121bの内側には、バッテリ40の外周面に対応した形状の凹部126が設けられている。バッテリ40のバッテリ保持部110による保持状態では、バッテリ40は下側から第2のフレーム121bにより保持されている。以上のように、バッテリ40は第1及び第2のフレーム121a,121bにより、上下方向から挟持される状態で保持されている。このため、給電時にバッテリ40をよりしっかりと保持することができる。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態について図12を用いて説明する。この実施形態は第1の実施形態の変形例である。この実施形態は、バッテリ40とリール30とを電気的に接続する配線の構成が異なる。
図12に示すように、リールシート52の内部には上述した給電コード60とは異なる電気配線130が形成されている。電気配線130の一端(後端)にはバッテリ40が接続されている。すなわち、電気配線130の一端は、バッテリ40の接続部44に差し込まれている。リール30には、リールシート52の孔部141に挿入される給電部142が設けられている。電気配線130の他端(前端)には電動リール30の給電部142が接続されている。すなわち、グリップ本体72、リール取付部14bを通って、電気配線130の他端が電動リール30の給電部142に接続されている。
なお、リールシート52にある決まった電動リール30を取り付けると、自動的にリール30の給電部142と電気配線130の他端とが接続されることが好ましい。すなわち、リールシート52に電動リール30の取付脚部30aを取り付けたときに、給電部142が所定の位置に配置されることが好ましい。
このような構成にすることにより、例えば第1の実施形態のようにコード60をハンドル14の外方に延出することなく、バッテリ40から電気配線130を介してリール30に給電を行うことが可能となる。
なお、この実施形態では電動リール30から電気配線130を介してバッテリ40に接続する構造について説明したが、電気配線130は必ず必要というわけではない。電動リール30の給電部142とバッテリケース部80との位置を近づけた配置にすることによって、バッテリケース部80に配置したバッテリ40に直接電動リール30の給電部142を接続することができる。
(第8の実施形態)
次に、第8の実施形態について図13を用いて説明する。この実施形態は第2の実施形態の変形例である。この実施形態では、後グリップ14cの構成が異なる。
図13に示すように、後グリップ14cは、前方に向かって底部までの寸法が小さくなる容器状又はラック状(籠状)のバッテリケース部140を備える。バッテリ40のバッテリケース部140による保持状態では、バッテリ40は、ハンドル14の中心軸Cに対してバッテリ40の中心軸が傾斜した状態で保持されている。バッテリ40は、接続部44がグリップ本体72の溝部104の方向(上方向)を向くように、傾斜した状態で保持されている。この状態では、ハンドル14の長手方向の中心軸Cにバッテリ40の少なくとも一部がかかる状態で、バッテリ40が保持される。このため、ハンドル14を把持して釣りを行う際には、バランスが取れた安定した状態で把持可能となり、釣りの操作を行い易くなる。
また、バッテリ40のバッテリケース部140による保持状態では、バッテリ40の接続部44が溝部104の方向を向くように傾斜しているため、コード60をバッテリ40に接続し易くなっている。さらに、釣り人が釣りを行う際に、バッテリ40のボディ42の尻部が下側を向くように傾斜するため、バッテリ40のバッテリ収納部Tへのすわりが良く、バッテリケース部140によりしっかりとバッテリ40を保持することができる。
(第9の実施形態)
次に、第9の実施形態について図14を用いて説明する。この実施形態は第1の実施形態の変形例である。この実施形態では、ハンドル14の構成が異なる。
図14に示すように、本実施形態のハンドル14では、第1の実施形態のように後グリップ14cにバッテリケース部80が設けられるのではなく、前グリップ14aとリール取付部14bとの間、すなわちリールシート52よりハンドル14の前方側にバッテリケース部150が設けられている。バッテリケース部150は、上述した実施形態とは異なりバッテリ40の接続部44がハンドル14の後方を向いた状態で、バッテリ40を保持している。バッテリ40の接続部44には、バッテリ用コネクタ64を介して給電コード60の一端が接続されている。
バッテリケース部150とリールシート52との間には、円筒部151が設けられている。円筒部151の外周面には、切欠き溝152が形成されている。コード60は、円筒部151の挿通部(中空部)Sを通って、切欠き溝152からハンドル14の外側に延出され、リール用コネクタ62を介して他端が電動リール30の給電部38に接続されている。
このような構成にすることにより、釣りの際に釣り人が主に把持するハンドル14の後グリップ14cにバッテリケース部が設けられていないため、後グリップ14cの握持が容易であるとともに、例えば後グリップ14cを釣り人の腋の下等に挟んだ状態でハンドル14を容易に保持することができ、釣り人がより安定した状態で釣竿10を保持することができる。
また、バッテリケース部150とリールシート52との間に円筒部151が設けられていることによって、例えば船釣時に用いる図示しないロッドクランプ(ロッドホルダ)等を取り付ける取付領域を円筒部151に確保することができる。
これまで、いくつかの実施形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
1…魚釣装置、10…釣竿、12…竿部、14…ハンドル、14a…前グリップ、14b…リール取付部、14c…後グリップ、30…電動リール、30a…取付脚部、32…リール本体、38…給電部、40…バッテリ、42…ボディ、46…肩部、52…リールシート、52a…取付脚部載置面、60…コード、62…リール用コネクタ、64…バッテリ用コネクタ、72…グリップ本体、74…凹部、74a…挿通孔、74b…傾斜面、75…変位部、80…バッテリケース部、80a…開口部、82…拡径部、84…大径部、86…縮径部、88…バッテリ保持体、90…柱状部、92…腹当。

Claims (7)

  1. 魚釣用電動リールが取り付けられるリール取付部を有し、前記電動リールに給電するバッテリを着脱可能な釣竿用ハンドルであって、
    前記ハンドルの先端と後端との間に設けられ前記バッテリを保持するバッテリ保持部と、
    前記バッテリ保持部に設けられ、前記ハンドルの径方向の周面に開口し、前記バッテリを出し入れするための開口部と、
    を具備することを特徴とする釣竿用ハンドル。
  2. 前記バッテリ保持部は、前記ハンドルの長手方向の中心軸に前記バッテリの少なくとも一部がかかる状態で、前記バッテリを保持することを特徴とする請求項1に記載の釣竿用ハンドル。
  3. 前記バッテリ保持部は、前記ハンドルのうち前記バッテリ保持部の前後に隣接する部分よりも少なくとも一部が径方向外方に膨出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の釣竿用ハンドル。
  4. 前記バッテリ保持部を前記ハンドルの前記リール取付部より後方側に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1に記載の釣竿用ハンドル。
  5. 前記ハンドルの内部に、前記バッテリ保持部が形成する収納空間に連通する中空部を形成し、
    前記ハンドルに前記リールからの給電用コードを前記中空部に挿通する挿通孔を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1に記載の釣竿用ハンドル。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1に記載の釣竿用ハンドルの前方側に竿部が取り付けられていることを特徴とする釣竿。
  7. 請求項6に記載の釣竿のリール取付部に電動リールが取り付けられていることを特徴とする釣装置。
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