JPH08308445A - 釣り用リールの表示装置および釣り用リール - Google Patents

釣り用リールの表示装置および釣り用リール

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JPH08308445A
JPH08308445A JP12347595A JP12347595A JPH08308445A JP H08308445 A JPH08308445 A JP H08308445A JP 12347595 A JP12347595 A JP 12347595A JP 12347595 A JP12347595 A JP 12347595A JP H08308445 A JPH08308445 A JP H08308445A
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儀幸 風呂本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 釣り用リールの表示装置として、電池交換の
煩わしい手間を省き、電池を含む表示装置全体の密封性
を損なうことなく長期間にわたって使用し続けることが
できるようにする。 【構成】 釣り用リールの動作情報を記憶する記憶部4
02と、動作情報を表示する表示部5と、記憶部402
および表示部5に駆動電力を供給する2次電池48と、
記憶部402と表示部5と2次電池48とが封入された
本体部40と、本体部40の外部から前記2次電池に電
力を供給するための給電部410とを備える釣り用リー
ルの表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣り用リールの表示装
置および釣り用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】釣り用リールに、釣り糸の繰り出し量な
どを表示する液晶表示パネルなどからなる表示装置を備
えたものがある。このような表示装置は、釣り糸の繰り
出し量やスプールの回転量、ドラグ力の大きさなど釣り
に必要な各種情報を検知するセンサ、これらセンサで検
知された情報を記憶するメモリ、目的の情報を表示する
表示パネル、情報を演算したり各機構を制御するマイク
ロコンピュータを組み込んだ制御回路などで構成されて
いる。
【0003】表示装置を駆動する電源には通常、カメラ
などに使用されているようなボタン型の電池が用いら
れ、表示装置の内部に電池が装着される。ボタン型電池
は電力を消耗して電池寿命が尽きると交換しなければな
らない。釣り用リールは野外で使用され、雨や海水ある
いは塵埃などが接触することは避けられない。前記表示
装置の内部機構や電池は、水分や塩分あるいは異物が付
着すると動作異常や腐食を起こし易いので、電池を含む
表示装置は全体が耐水性のある密封構造になっている。
【0004】ところが、密封構造になった表示装置では
電池の交換が行い難い。カメラ等では、装置本体に電池
交換用の着脱自在な蓋が設けられ、この蓋にはOリング
などの密封機構が設けられている。しかし、カメラ等に
比べてはるかに過酷な環境条件で使用される釣り用リー
ルの場合、蓋の部分を厳重な密封構造にしたとしても、
水分などの浸入を十分に阻止することができない。ま
た、一般消費者が電池の交換を行えるようになっている
場合、蓋を密閉が不完全になったり、蓋を開いている間
に内部に水分などが浸入したりして、密封機能が損なわ
れることになる。
【0005】そのため、従来の釣り用リールにおける表
示装置では、通常は電池の交換が行えないようになって
いる。電池が消耗したときには、釣り用リール全体を製
造元に送り返して、そこで表示装置の密封を解き電池を
交換し、再び表示装置を密封処理していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電池交換のたびに、釣
り用リール全体を製造元に送り返したり表示装置の密封
解除および再密封作業を行ったりするのは大変に面倒で
あり、それに要するコストも高くつく。本発明の目的
は、釣り用リールの表示装置として、電池交換の煩わし
い手間を省き、電池を含む表示装置全体の密封性を損な
うことなく長期間にわたって使用し続けることができる
ようにすることにある。また、このような表示装置を備
えた釣り用リールを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係る釣り用リー
ルの表示装置は、釣り用リール本体に備えられ釣り用リ
ールの動作情報を表示する表示装置であって、動作情報
を記憶する記憶部と、動作情報を表示する表示部と、記
憶部および表示部に駆動電力を供給する2次電池と、記
憶部と表示部と2次電池とが封入された本体部と、本体
部の外部から前記2次電池に電力を供給するための給電
部とを備える。
【0008】発明2に係る釣り用リールの表示装置は、
発明1において、釣り用リール本体とは別に設けられ、
外部の電源に接続されて磁界を発生する磁界発生器をさ
らに備え、給電部が、表示装置の本体部に封入され2次
電池に接続され磁界発生器の磁界により誘導電流を発生
する電流発生器を備える。発明3に係る釣り用リールの
表示装置は、発明2において、磁界発生器が磁界発生コ
イルと磁界発生コイルに交流を印加する交流供給手段と
を含み、電流発生器が電流発生コイルを含む。
【0009】発明4に係る釣り用リールの表示装置は、
発明3において、外部の電源が直流電源であり、交流供
給手段が直流電源からの直流を交流に変換する直流交流
変換器を有する。発明5に係る釣り用リールの表示装置
は、発明1において、給電部が、本体部の外部で前記釣
り用リール本体に備えた外部電池と、外部電池と本体部
内の2次電池とを物理的に接続する配線路とを備える。
【0010】発明6に係る釣り用リールは、リール本体
と、リール本体に回転自在に支持され、外周に釣糸が巻
き付けられるスプールと、リール本体に配置され、スプ
ールを含む釣り用リールの動作情報を取得する動作情報
取得手段と、前記発明1〜5の何れかに記載の表示装置
であって、動作情報取得手段で取得された動作情報が記
憶部および表示部に伝達される表示装置とを備える。
【0011】
【作用】発明1に係る釣り用リールの表示装置では、電
力が消耗しても充電して再利用が可能な電池すなわち2
次電池を、記憶部および表示部とともに本体部に封入し
ているので、本体部の内部構造に水分や塩分、塵埃など
が浸入するのを確実に阻止することができる。本体部の
外部から給電部を経て2次電池に電力を供給すれば、2
次電池を本体部の外に取り出すことなく充電して繰り返
し使用することができる。本体部には2次電池交換用の
蓋などの機械的構造が不要になり構造の簡素化が図れ
る。2次電池と記憶部や表示部との間の配線構造を2次
電池の交換のために切離し可能な構造にしておく必要が
ないので、配線の接続が簡単かつ確実になり電気的性能
も向上する。
【0012】発明2に係る釣り用リールの表示装置で
は、磁界発生器の磁界で本体部に封入された電流発生器
に誘導電流が発生し、この誘電電流が2次電池に供給さ
れて充電が行われる。磁界発生器の磁界は合成樹脂等を
容易に通過するので、電流発生器と磁界発生器との間に
本体部を密封する壁構造が存在していても何ら問題なく
電流発生器に誘導電流を発生させることができる。電流
発生器と磁界発生器との間には電気的接触が必要ないの
で、接触不良による充電不良は生じない。充電用の電気
接点が表示装置の表面に露出しないので、電気接点の腐
食および腐食に伴う性能低下もない。
【0013】発明3に係る釣り用リールの表示装置で
は、磁界発生器において交流供給手段から磁界発生コイ
ルに交流を供給して磁界を発生させる。電流発生器では
磁界中に配置された電流発生コイルに誘導電流が発生す
る。磁界発生コイルおよび電流発生コイルは小型かつ簡
単な構造であり、しかも、効率的に磁界あるいは誘導電
流を発生させることができる。
【0014】発明4に係る釣り用リールの表示装置で
は、直流交流変換器を備えているので、磁界発生器の電
源に自動車用電源などの蓄電池や1次電池などの直流電
源が使用できる。発明5に係る釣り用リールの表示装置
では、本体部内の2次電池を配線路で外部電池と物理的
に接続しておくので、2次電池を本体部に封入した状態
でも2次電池に電力を供給することができる。釣り用リ
ールにはクラッチ作動用のソレノイドなどを駆動する電
源として外部電池を備える場合があるので、このような
外部電池の電力を利用すれば、釣り用リールとは別に磁
界発生器などの電力供給装置を備えておく必要がない。
【0015】発明6に係る釣り用リールは、動作情報取
得手段で得られた動作情報を表示装置に伝達して記憶さ
せたり表示させたりする。表示装置が前記各発明の構造
を備えていれば、表示装置の密封性を損なうことなく2
次電池への電力供給が容易に行えるので、表示装置の電
源交換に要する手間が省ける。
【0016】
【実施例】図1に示す釣り用リールは、リール本体1
と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用ハ
ンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置された
ドラグ調整用のスタードラグ3とを備えている。リール
本体1の上部に表示装置4が配置されている。表示装置
4には釣り針の深さ位置等を数字や記号で表す液晶表示
パネル5と各種の操作キー6とが配置されている。操作
キー6には動作モードを設定するためのスイッチや液晶
表示パネル5の表示内容を切り換えるためのスイッチな
どが含まれる。表示装置4には表示装置4を駆動するた
めの電力を供給する2次電池48が内蔵されている。 〔リール本体の全体構造〕リール本体1は、対向して配
置された1対の側板を有するフレーム10と、フレーム
10の両側方に配置されたカバー11とを有している。
フレーム10の中央部には釣り糸が巻き付けられるスプ
ール12が回転自在に配置されている。
【0017】図2に示すように、フレーム10およびカ
バー11の内部にはスプール12を回転駆動するための
駆動系が設けられている。駆動系には、複数のギアで構
成されスプール軸12とハンドル軸21との間で回転力
を伝達するギア列からなる減速機構20、ハンドル軸2
1に装着され摩擦プレートやばねが組み合わせられてド
ラグ力を発生させるドラグ機構22、スプール軸12と
ハンドル軸21との間で回転を伝達したり切ったりする
クラッチ機構24を備えている。ドラグ機構22のドラ
グ力はスタードラグ3の操作で調節される。減速機構2
0には、スプール軸12に軸方向に移動自在に支持され
たピニオンギア36とピニオンギア36に噛み合うメイ
ンギア35とを含む。クラッチ機構24は、ピニオンギ
ア36とメインギア35との噛み合いによる回転力の伝
達をつないだり切ったりして、クラッチのオン/オフを
行う。
【0018】また、スプール軸12と並んで左右のカバ
ー11、11にかけて釣糸ガイド機構14が支持されて
いる。釣糸ガイド機構14には、ギア機構15を介して
スプール軸12の回転が伝達される。釣糸ガイド機構1
4に備えた釣糸ガイドが軸方向に往復作動し、釣糸のス
プール軸12への釣糸の巻き込みおよび引き出しを案内
する。 〔クラッチ操作機構〕図3に示すように、クラッチ機構
24は、カバー11内に設けられたクラッチ操作機構に
よってクラッチをオン/オフできる。クラッチ操作機構
には、カバー11から上方に突出して揺動自在に配置さ
れたクラッチレバー60と、クラッチレバー60の揺動
により進退しクラッチレバー60から遠い先端側が二股
に分かれたクラッチプレート61と、クラッチプレート
61の先端側途中に有するカム突起63に押動されて図
3の紙面と直交する方向に進退するクラッチヨーク62
とを有する。クラッチヨーク62はピニオンギア36と
係合していて、ピニオンギア36をメインギア35に噛
み合わせたり噛み合いを解除したりして、クラッチのオ
ン/オフを行う。なお、クラッチレバー60およびクラ
ッチヨーク62は図示しないスプリングによりクラッチ
オン側に常に付勢されている。
【0019】クラッチプレート61の下方には、クラッ
チプレート61の二股になった先端の片側外周に係合可
能でクラッチプレート61をクラッチオフ位置に維持す
るロック部材65と、クランク機構などを介してロック
部材65をクラッチプレート61に向かって進退作動さ
せるソレノイド66を有する。ロック部材65がクラッ
チプレート61に係合している状態では、クラッチプレ
ート61はクラッチオンすなわちクラッチレバー60側
には移動できない。ソレノイド66を作動させてロック
部材65とクラッチプレート61との係合を解けば、ク
ラッチプレート61がクラッチオン側に移動できるよう
になる。ソレノイド66は、カバー11に着脱自在に収
容された乾電池67に接続されたコンデンサ68から供
給される電力によって駆動される。
【0020】ハンドル軸21にはラチェット70を有
し、ラチェット70に噛み合い自在なラチェット爪71
を有する。ラチェット爪71がラチェット70に噛み合
った状態では、ハンドル軸21の1方向(図3では反時
計方向)への回転が阻止される。ラチェット爪71の噛
み合いを解除すれば、ハンドル軸21は両方向に回転で
きる。ラチェット70には、クラッチプレート61に当
接可能なロック解除用のロッド72を有する。クラッチ
オフ状態でハンドル軸21を回すと、ラチェット70が
時計方向に回転し、ロッド72がクラッチプレート61
の片側の先端を外側に押してクラッチプレート61を揺
動させる。クラッチプレート61が揺動すると、クラッ
チプレート61とロック部材65との係合が外れ、クラ
ッチプレート61がスプリングの付勢力によってクラッ
チオン側へと移動する。 〔表示装置〕図4に示すように、表示装置4は、合成樹
脂の成形品からなり外形が矩形板状で内部に空洞を有す
る本体部40を備えている。本体部40は上下に分割成
形された半体41、41が嵌め合わせられ、接着や熱融
着等の手段で密封一体化されている。
【0021】本体部40には回路基板42が収容されて
いる。回路基板42の上下面には、マイクロコンピュー
タチップ、メモリ、その他の電子部品が実装されて回路
部43を構成している。回路基板42の上面側には液晶
表示パネル5が実装され回路部43に接続されている。
本体部40のうち液晶表示パネル5の上面に設けられた
開口には、ガラスや合成樹脂からなる透明板44が嵌め
込まれ、液晶表示パネル5の表示内容が本体部40の外
部から見えるようになっている。本体部40への透明板
44の装着個所はパッキンや封止剤で密封されている。
回路部43につながる配線45が、表示装置4の外部に
引き出され、釣り用リールの各部の動作情報を取得する
ためのセンサ(図示せず)に接続されている。センサと
しては、スプール軸12の回転数を検知するセンサ、釣
糸ガイド機構14に配置されて釣糸の繰り出し巻き上げ
量を検知するセンサなどがある。配線45が本体部40
を貫通する個所は密封処理されていて、水分などが本体
部40内に浸入しないようになっている。
【0022】本体部40にはボタン型のカーボンリチウ
ム電池からなる2次電池48が収容されている。2次電
池48は回路基板42上に固定された状態で取り付けら
れ、回路部43と電気的に接続されている。図5に、表
示装置4の電気的制御構造を表している。マイクロコン
ピュータなどからなる制御部400に、操作キー6およ
びセンサ406の信号が入力される。制御部400に
は、情報を記憶するメモリ402、情報を表示する液晶
表示パネル5、制御部400を介してメモリ402およ
び液晶表示パネル5に電力を供給する2次電池48が接
続されている。また、制御部400には前記したクラッ
チ作動用のソレノイド66も接続されている。ソレノイ
ド66にはコンデンサ68を介してソレノイド用電池6
7が接続されている。図2に示すように、乾電池からな
るソレノイド用電池67は、リール本体1に設けられた
電池収容空間69に装着され、電池が消耗すれば交換さ
れる。電池収容空間69には着脱自在な蓋69aを備え
ている。
【0023】2次電池48には電流発生器410が接続
されている。電流発生器410は前記制御部400とと
もに回路基板42の回路部43を構成する。電流発生器
410に対応して、磁界発生器420と磁界発生器42
0に電力を供給する外部電源430が配置される。但
し、磁界発生器420および外部電源430は表示装置
4および釣り用リールとは別装置となっている。 〔2次電池への給電手段〕図6に示すように、電流発生
器410は、鉄心に巻回された電流発生コイル412
と、電流発生コイル412で発生した交流の誘導電流を
整流する整流器413と、電流発生器410を制御し整
流器413で整流された電流を送り出す電流発生器制御
部416とを有する。電流発生器410には2次電池4
8が接続されており、電流発生器410で発生した電流
が2次電池48に蓄えられる。2次電池48は前記制御
部400に接続されている。電流発生器410の電流発
生コイル412は、表示装置4の本体部41内で外壁に
近い場所に配置されていて、外部からの磁界による誘導
電流の発生が効率良く行えるようになっている。
【0024】磁界発生器420は、直流交流変換器すな
わちDC−ACコンバータ426を介して12Vの直流
電源430に接続されている。この直流電源430とし
ては、自動車用バッテリーなどが利用できる。直流電源
430から供給された直流電流がDC−ACコンバータ
426を経て磁界発生に適した交流電流に変換される。
磁界発生器420は、鉄心に巻回された磁界発生コイル
422と、DC−ACコンバータ426から供給された
電流を制御して磁界発生コイル422に供給する磁界発
生器制御部424とを有する。
【0025】磁界発生コイル422に電流が供給される
と磁界が発生する。磁界発生コイル422を電流発生コ
イル412に近づけると、磁界中に置かれた電流発生コ
イル412に誘導電流が発生する。電流発生コイル41
2で発生した誘導電流は2次電池48に蓄えられる。 〔別の実施例1〕図7に示す給電装置は、磁界発生器4
20への給電手段として、前記実施例の直流電源430
に変えて商用交流電源に接続自在なプラグ428を備え
ている。プラグ428に供給された商用交流電流は磁界
発生器420の制御部424で磁界発生に適した周波数
の交流電流に変換されて磁界発生コイル422に供給さ
れる。電流発生器410の構造および電流の発生機構は
前記実施例と同様である。 〔別の実施例2〕図8に示す装置は、基本的な構成は前
記図5に示す実施例と共通するが、2次電池48に電力
を供給するための手段が異なる。
【0026】2次電池48がソレノイド用電池67と接
続されている。具体的には、ソレノイド用電池67から
電力を取り出す配線回路の一部が、表示装置4内に装着
された2次電池48につながる配線45に接続されてい
る。ソレノイド66を作動させるためにソレノイド用電
池67からコンデンサ68に電流を流す際に2次電池4
8へも電流を流して充電を行う。したがって、2次電池
48に充電するための特別な作業や操作を行わなくて
も、ソレノイド66を作動させる毎に自動的に2次電池
48への充電が行われる。
【0027】なお、2次電池48からソレノイド用電池
67およびソレノイド66側へと電流が逆流しないよう
に、ダイオードなどからなる逆流防止回路を設けておく
ことができる。また、表示装置4の制御部400に、ソ
レノイド用電池67から2次電池48への電力供給を制
御するスイッチを設けて手動で操作したり、2次電池4
8の充電量を制御部400で検知して、ソレノイド用電
池67から2次電池48への電力供給を制御したりする
こともできる。
【0028】この実施例では、前記した磁界発生器42
0や電流発生器420の構造は不要である。 〔別の実施例3〕この実施例は、スプール12をモータ
で駆動する電動式の釣り用リールに本発明を適用した場
合である。
【0029】図9に示すように、釣り用リールの基本的
な構造は前記実施例と共通している。但し、スプール1
2にはスプール用モータ120が内蔵され、このモータ
でスプール12が回転される。勿論、ハンドル2による
スプール12の回転も可能である。スプール用モータか
らスプール12への回転伝達機構は、通常の電動リール
と同様である。
【0030】図10に示すように、表示装置4の基本的
な制御構造は前記した図5に示す実施例の場合と共通し
ている。そして、スプール用モータ120は制御部40
0で電気的に制御される。スプール用モータ120およ
びソレノイド66は、先端に電源プラグ81を備えた電
源コード80に接続されている。電源プラグ81を、釣
り用リールとは別に設けられた外部電源に接続すること
によって、スプール用モータ120およびソレノイド6
6に電力が供給される。外部電源には、バッテリーなど
の直流電源あるいは商用交流電源の何れを使用すること
もできる。
【0031】上記実施例では、電源コード80に供給さ
れた電力を、そのままスプール用モータ120およびソ
レノイド66に供給しているが、釣り用リールのリール
本体1に、ソレノイド66およびスプール用モータ12
0に電力を供給する充電池を装着しておき、この充電池
を電源コード80に接続しておくことができる。この場
合は、充電池に充電するときだけ電源プラグ80を外部
電源に接続して、通常の釣り使用時には釣り用リールだ
けを単独で取り扱い操作することができる。
【0032】電源コード80を釣り用リールに対して着
脱自在に取り付けておき、電力供給が必要なときだけ電
源コード80で外部電源と釣り用リールとを電気的に接
続することもできる。 〔その他の実施例〕 (a) 釣り用リールおよび表示装置4の基本的な構造は、
前記各実施例に限らず、通常の手動式あるいは電動式の
釣り用リールの構造を自由に組み合わせて実施すること
ができる。例えば、両軸受リール、片軸受リール、スピ
ニングリールなどに適用できる。
【0033】(b) 2次電池48は、通常の釣り用リール
に利用されている材料および構造からなるものが使用で
きる。具体的には、カーボンリチウム2次電池などが使
用できる。2次電池48の電圧や電気容量などの特性
は、表示装置4の構造や釣り用リールの使用目的などの
条件に合わせて設定される。2次電池48の電圧が、表
示装置4の回路部43の駆動に必要な電圧と異なる場合
には、回路部43に昇圧回路などの電圧調整機構を備え
ておくことができる。
【0034】(c) 前記実施例のように、磁界発生器42
0と電流発生器410とを組み合わせれば、磁界と誘導
電流を利用した非接触式の給電手段が構成できるが、磁
界の発生機構および誘導電流の発生機構の具体的構造に
ついては、前記実施例以外にも各種電気装置における機
構が採用できる。なお、充電作業中、磁界発生器420
を電流発生器410に対して適切な位置に配置しておく
ために、表示装置4の一部に磁界発生器420との着脱
自在な連結手段や係合手段を備えておくこともできる。
この場合、磁界発生器420と表示装置4とは物理的に
は非接触ではないが、電流発生器410と磁界発生器4
20とが電気的に非接触であることには変わりがない。
【0035】
【発明の効果】発明1に係る釣り用リールの表示装置
は、表示装置の本体部に封入された2次電池を、外部に
取り出すことなく容易に充電して繰り返し使用すること
ができるので、2次電池の交換のために表示装置の密封
を解除したり再密封したりする手間が省ける。表示装置
には2次電池交換のための構造が要らないので、表示装
置の構造が簡単になり密封性や電気的性能も向上する。
【0036】発明2に係る釣り用リールの表示装置は、
表示装置の内部に密封された2次電池に、表示装置の外
部から磁界発生器で充電することができるので、表示装
置の密封性を何ら損なうことなく容易かつ効率的に2次
電池の充電作業が行える。発明3に係る釣り用リールの
表示装置は、磁界発生コイルと電流発生コイルを利用し
て磁界の発生および誘導電流の発生を行うので、磁界発
生器および電流発生器の構造が簡単かつ小型化され、2
次電池への電力供給を効率的に行うことができる。
【0037】発明4に係る釣り用リールの表示装置は、
蓄電池や充電池などの直流電源が利用できるので、釣り
用リールを屋外や配線設備のない場所などで使用してい
る場合でも、2次電池への電力供給が容易に行える。発
明5に係る釣り用リールの表示装置は、2次電池への電
力供給源として釣り用リールに備えられているソレノイ
ド用電池などの外部電池を利用するので、釣り用リール
とは別に電力を供給する装置や手段を備えておく必要が
なく、構造が簡単である。
【0038】発明6に係る釣り用リールは、表示装置の
密封性を損なうことなく2次電池への電力供給が容易に
行えるので、表示装置の電源交換に要する手間が省け
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す釣り用リールの正面図
【図2】前記釣り用リールの断面図
【図3】前記釣り用リールのクラッチ機構部分を表す断
面図
【図4】前記釣り用リールの表示装置部分を表す断面図
【図5】前記釣り用リールの表示装置部分の制御ブロッ
ク図
【図6】前記釣り用リールの給電手段を表すブロック構
造図
【図7】給電手段の別の実施例を表すブロック構造図
【図8】別の実施例を表す表示装置部分の制御ブロック
【図9】別の実施例を表す釣り用リールの一部断面正面
【図10】前記釣り用リールの表示装置部分の制御ブロ
ック図
【符号の説明】
1 リール本体 4 表示装置 5 液晶表示パネル 6 操作キー 12 スプール 48 2次電池 40 本体部 41、41 半体 42 回路基板 43 回路部 67 ソレノイド用電池 400 制御部 402 メモリ 406 センサ 410 電流発生器 420 磁界発生器 430 外部電源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り用リール本体に備えられ釣り用リール
    の動作情報を表示する表示装置であって、 前記動作情報を記憶する記憶部と、 前記動作情報を表示する表示部と、 前記記憶部および前記表示部に駆動電力を供給する2次
    電池と、 前記記憶部と前記表示部と前記2次電池とが封入された
    本体部と、 前記本体部の外部から前記2次電池に電力を供給するた
    めの給電部とを備える釣り用リールの表示装置。
  2. 【請求項2】前記釣り用リール本体とは別に設けられ、
    外部の電源に接続されて磁界を発生する磁界発生器をさ
    らに備え、 前記給電部が、前記表示装置の前記本体部に封入され、
    前記2次電池に接続され、前記磁界発生器の磁界により
    誘導電流を発生する電流発生器を備える前記請求項1に
    記載の釣り用リールの表示装置。
  3. 【請求項3】前記磁界発生器が磁界発生コイルと前記磁
    界発生コイルに交流を印加する交流供給手段とを含み、 前記電流発生器が電流発生コイルを含む前記請求項2に
    記載の釣り用リールの表示装置。
  4. 【請求項4】前記外部の電源が直流電源であり、 前記交流供給手段が前記直流電源からの直流を交流に変
    換する直流交流変換器を有する前記請求項3に記載の釣
    り用リールの表示装置。
  5. 【請求項5】前記給電部が、 前記本体部の外部で前記釣り用リール本体に備えた外部
    電池と、 前記外部電池と前記本体部内の前記2次電池とを物理的
    に接続する配線路とを備える前記請求項1に記載の釣り
    用リールの表示装置。
  6. 【請求項6】リール本体と、 前記リール本体に回転自在に支持され、外周に釣糸が巻
    き付けられるスプールと、 前記リール本体に配置され、前記スプールを含む釣り用
    リールの動作情報を取得する動作情報取得手段と、 前記請求項1〜5の何れかに記載の表示装置であって、
    前記動作情報取得手段で取得された動作情報が前記記憶
    部および前記表示部に伝達される表示装置とを備える釣
    り用リール。
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