JP2023068890A - 魚釣用リール - Google Patents

Abstract

【課題】外部と電気的に接続可能な接続端子を備えながらも、装置の大型化を避けつつ構成部品を防水可能とすることができる魚釣用リールを提供する。【解決手段】表面に印刷回路を有する回路基板と、回路基板に電気的に接続され、魚釣用リールを制御プログラムにより制御するマイクロコンピュータを含む複数の電気部品と、回路基板に電気的に接続され、外部機器を接続するための外部機器接続部と、回路基板を内部に収納する水密構造と、を備え、外部機器接続部は、水密構造の外部に配置され、外部機器のコネクタと電気的に接続可能な外部接続部と、水密構造の内部に配置され、回路基板と外部接続部と電気的に接続可能な内部接続部と、外部接続部と内部接続部との間の防水を行う内側防水部と、外部接続部、内部接続部、内側防水部を保持する筐体部と、筐体部と水密構造と間の防水を行う外側防水部と、を備えるように構成される。【選択図】図１

Description

本発明は、電子基板を有する魚釣用リールに関する。

従来より、魚釣用両軸リールでは、釣糸の巻き上げ用モータの制御や糸長の表示、キャスティングブレーキの制動などを目的として、マイクロコンピュータを有する電気回路を用いるものがある。このような電気回路とパーソナルコンピュータ等の外部機器とを電気的に接続するために、外部機器接続部を有する魚釣用リールが特許文献１に開示されている。

特許文献１では、少なくとも表面に印刷回路を有する回路基板と、釣り用品を制御プログラムにより制御するマイクロコンピュータを含み、前記印刷回路に電気的に接続されるように前記回路基板に配置された複数の電気部品と、前記印刷回路に電気的に接続されるように前記回路基板に配置され外部機器を接続するための外部機器接続部と、前記外部機器接続部を除いて前記回路基板の少なくとも一部を前記電気部品とともに覆う絶縁被膜と、を備えた釣りに用いられる釣り用品の電子回路装置について開示されている。

特開２００４－３５７６０１号公報

特許文献１による魚釣用リールでは、外部機器接続部以外を除いて回路基板を絶縁被膜で覆うことで、回路基板の防水を実現している。しかしながら、回路基板の周囲に水密構造を持たないため、外部機器接続部やその他の電気部品の防水を行うためには、各構成部品をそれぞれ別個に防水する必要があり、装置全体の小型化には限界があった。また、基板の厚さ方向に並べて端子が配置されているため、装置が厚さ方向に大型化してしまうため、装置全体の小型化には制約があった。

本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外部と電気的に接続可能な接続端子を備えながらも、装置の大型化を避けつつ構成部品を防水可能とすることができる魚釣用リールを提供することにある。本発明のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールは、表面に印刷回路を有する回路基板と、該回路基板に電気的に接続され、魚釣用リールを制御プログラムにより制御するマイクロコンピュータを含む複数の電気部品と、前記回路基板に電気的に接続され、外部機器を接続するための外部機器接続部と、前記回路基板を内部に収納する水密構造と、を備え、該外部機器接続部は、該水密構造の外部に配置され、前記外部機器のコネクタと電気的に接続可能な外部接続部と、該水密構造の内部に配置され、前記回路基板と前記外部接続部と電気的に接続可能な内部接続部と、該外部接続部と該内部接続部との間の防水を行う内側防水部と、該外部接続部、該内部接続部、該内側防水部を保持する筐体部と、該筐体部と前記水密構造との間の防水を行う外側防水部と、を備えるように構成される。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールは、操作部による操作で釣糸を巻回可能なスプールと、該操作部を有し、該スプールを軸支する第１の側板と、該スプールの軸方向でみて該第１の側板と対向して配置され、該スプールを軸支する第２の側板と、前記操作部とは反対側の該第２の側板を覆う反操作部側カバーと、を備え、前記水密構造の一部に、前記反操作部側カバーを含み、該反操作部側カバーは、前記スプールの軸方向に開口する貫通孔を有し、前記外部機器接続部は、該貫通孔に挿入して配置され、該反操作部側カバーに固定された抑え部材により保持される。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールにおいて、前記回路基板と、前記外部機器接続部とは、該回路基板の延伸方向に並んで配置される。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールにおいて、前記水密構造は、充電可能な二次電池を収容し、前記外部機器が接続された前記外部機器接続部を通じて、該二次電池への給電又は充電可能であるように構成される。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールにおいて、前記二次電池と、前記外部機器接続部とは、前記スプールの軸方向に垂直な方向に並んで配置される。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールは、前記反操作部側カバーに凹部が設けられ、前記外部機器接続部を防塵するカバー部材が、前記水密構造の外部でありかつ該反操作部側カバーの凹部に脱着可能に設けられる。

上記実施形態によれば、外部機器を接続できるだけでなく、外部機器接続部も水密構造の役割の一部として機能するため、外部機器接続部を設けた場合においても電気部品を水密構造内に収納することができるため、装置全体の大型化を回避しながら防水構造を的確かつ確実に設けることが可能となる。

本発明の一実施形態に係る備える魚釣用リール１を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る制動装置１０の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る備える魚釣用リール１の反操作部側カバー１３の外側表面を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１における外部機器接続部１４を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１における外部機器接続部１４の固定（取付）方法を説明する図である。

以下、本発明に係る魚釣用リールの実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。複数の図面において共通する構成要素には当該複数の図面を通じて同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。

図１から４を参照して、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール及びこれが備える制動装置について説明する。なお、説明の簡略化のために、魚釣用リール１の公知の機能の一部は図示および説明を省略する。

まず、図１は、魚釣用リール１の断面図であり、後述する減速ギヤ列の中心軸を通る断面を示している。なお、説明の簡略化のために、魚釣用リール１の公知の機能の一部は図示および説明を省略する。

図１に示すように、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１は、フレーム（リール本体）２と、スプール３と、被制動部（被制動手段）４と、軸受け５と、制動部（制動手段）６と、セットプレート７と、中蓋８と、モータ９と、減速機構（減速ギヤ列）１０と、電池１１と、回路基板（制御基板）１２と、反操作部側カバー１３と、外部機器接続部１４と、抑え部材１５と、キャップ１６と、防水接合手部材１７と、を含むように構成される。但し、これらの構成要素以外のものを含むようにしてもよい。

フレーム（リール本体）２は、釣竿（図示しない）に取り付け可能に形成されている。本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１は、従来の魚釣用リールと同様、図示しない操作部ないし操作手段（例えば、ハンドル）を有し、ユーザの操作によってスプール３を正方向に回転させ、釣糸を巻き取ることができる。操作部ないし操作手段（以下、操作部という）の回転は、図示しないギヤ等の伝達手段によってスプール３に伝達される。

また、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１は、図示しないクラッチ部（クラッチ手段）を有し、ユーザはクラッチ部（クラッチ手段）を操作することで、スプール３への動力伝達の接続・解放を選択することができる。スプール３への動力伝達の接続状態では、操作部による巻き取りが可能にされる。他方、スプール３への動力伝達の開放状態では、スプールを正逆方向に自由に回転させることができ、釣糸が放出可能にされる。

また、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１は、所定値以上のトルクが発生した際にスプール３を空転させることで釣糸の破断を防止するドラグ部ないしドラグ手段（図示しない）や、操作部の逆回転を防止する逆回転防止部ないし逆回転防止手段（図示しない）を備えるようにしてもよい。さらに、スプール３の回転に応じて釣糸を案内する釣糸案内部の位置を往復運動させることで、釣糸を均等に巻き取るオシレータ装置（図示しない）を設けてもよい。

スプール３は、リール本体２に対して回転可能にリール本体２に支持され、スプール３が正方向に回転することにより、スプール３の外周領域に釣糸を巻き取ることができる。他方、ルアー等を投擲する際は、スプール３が逆方向に回転し、巻回された釣糸を放出することができる。この際、釣糸の放出量がルアー等の移動量よりも多すぎると、余分な釣糸によりバックラッシュと呼ばれる糸絡みが発生し、魚釣用リール１の正常な使用を妨げる場合がある。このため、スプール３に対して後述する制動装置１０による適切な制動力を付与することにより、このようなバックラッシュを防止するようにしてもよい。

被制動部４は、スプール３に固定され、制動部６による制動力を受ける。本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１では、制動部６として、永久磁石により導体板へ磁場をかけることで渦電流を発生させる、渦電流式ブレーキ方式を用いている。制動部６により被制動部４に発生する制動力は、モータ９によって調整可能となっている。

次に、図２を参照して、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１における制動部６の構造について説明する。図示のように、制動部６は、セットプレート７（図示しない）に回転可能に支持された回転磁石６１と、セットプレート７（図示しない）に固定された固定磁石６２とで構成される。回転磁石６１と固定磁石６２とは磁気回路を形成し、当該磁気回路で生成された磁場は導体で構成される被制動部４を貫通するように形成される。このようにして、被制動部４は、当該磁場の強さとスプール３の回転速度に比例した制動力が生じる。また、ギヤ等を介してモータ９で発生した動力を回転磁石６１に伝達することで、回転磁石６１を回転させることができる。このようにして回転磁石６１を所定の位置に移動（回転磁石６１の回転により図２（Ａ）の状態から図２（Ｂ）の状態へ移動）させ、スプール３に固定された被制動部４への制動力を調整することで、スプール３の回転速度を調整することができる。

なお、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１では、制動力を調整する方式に関して、特定の態様に限定されるものではない。制動力を調整する方式として、例えば、被制動部４に対して摩擦力を付与する摩擦方式や、スプール３に取り付けた永久磁石に対して、コイルによって制動力を発生させる発電ブレーキ方式など、公知の制動方式を適宜用いることができるが、これらに限られない。また、後述するように、このような制動手段は本発明の必須機能ではなく、制御回路を当該制動手段の調整以外の目的に使うことも可能である。

また、フレーム２は、スプール３の軸方向でみて、前述の操作部を有する側のフレーム２の第１の部分と、当該操作部を有する側とは反対側のフレーム２の第２の部分とを備え、フレーム２の当該第２の部分にセットプレート７が取付け可能に構成されている。当該第１の部分はスプール３の回転軸と直交する面（第１の面と呼ぶ）を持ち、当該第１の面と平行面な面を持つ当該第２の部分は、当該第１の面と共にスプール軸を挟持する。これにより、スプール３は、一方の端部がフレーム２の第１の部分に、他方の端部がセットプレート７に、それぞれ軸受け５を介して軸支される。本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１では、フレーム２の当該第１の部分を、フレーム２の第１の側板２１といい、フレームの当該第２の部分を、フレーム２の第２の側板２２という。なお、第２の側板には、セットプレートやその他の構成要素が含まれる場合もあるが、特定の態様に限定されるものではない。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１では、軽量化、費用低減、強度確保などのため、セットプレート７と中蓋８とは別の材質で形成した後、これらをビス等で固定するようにしている。これにより、セットプレート７と中蓋８との間に別の部品を収納可能としている。他方、セットプレート７と中蓋８を一体部品として、部品点数の削減を行うようにしてもよい。

中蓋８は、反操作部側カバー１３に密閉して固定されるようにして、内部に収納する構成部品への水やその他の物質の侵入を防ぐようにしている。中蓋８と反操作部側カバー１３との接続部には、Ｏリングなどのパッキン部材や、発泡ウレタン等の防水スポンジ、防水両面テープ、レーザ溶着部、印籠構造や防水グリス等によって実現される防水接合部材（防水接合手段）１７を全周にわたって閉ループとして設けることにより、中蓋８と反操作部側カバー１３とで形成される空間（内部空間）への外部からの水や異質物の侵入を防ぐようにしてもよい。このようにして形成した内部空間に、モータ９と、減速機構（減速ギヤ列）１０と、電池１１と、回路基板（制御基板）１２と、外部機器接続部１４の一部とを収納することで、これらの構成部品を防水可能とすることができる。

ここで、水密構造とは、基本的には、中蓋８と、反操作部側カバー１３と、これらの接続部の防水接合部材とで構成される構造を指すが、後述する外部機器接続部１４を設ける領域においては、同様に後述する図４における断面図の紙面の左右方向の左から右方向でみて、反操作部側カバー１３、外側防水部１４６、筐体１４１の左側側部、内側防水部１４５、筐体１４１の右側側部、外側防水部１４６、及び反操作部側カバー１３の順にこれらを繋ぐように防水ループを構成し、当該領域における水密構造の一部の役割を担うこととなる点に留意されたい。

次に、図３に示すように、反操作部側カバー１３の外側表面には、パーミング部２３が形成されている。当該パーミング部２４は、ユーザが手を当てて把持可能とするために、反操作部側カバー１３の外側方向（第２の側板２２からみて操作部２３とは反対側の方向）に凸状に形成されている。例えば、パーミング部２３は、反操作部側カバー１３の外側方向（第２の側板２２からみて操作部２３とは反対側の方向）に概略球面状に凸状に形成することができるが、凸状の態様はパーミング性を考慮して種々考えられ、特定の態様に限定されるものではない。ここで、凸状とは、例えば、一般的なユーザの手のひらを丸めたときと同程度の曲率半径を持たせた概略球面の一部や楕円体であり、ユーザが手の平を当てたときに把持しやすく、違和感を与えないために、大きな突起形状や鋭角形状を無くした形状である。（以下同様）。これにより、投擲中や操作部の操作時に、ユーザは魚釣用リールを安定して把持することができる。

また、反操作部側カバー１３自体を、反操作部側カバー１３の外側方向（第２の側板２２からみて操作部とは反対側の方向）に凸状に形成するようにしてもよい。このようにすることで、反操作部側カバー１３のパーミング性と作製容易性を両立させることができる。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールは、表面に印刷回路を有する回路基板と、該回路基板に電気的に接続され、魚釣用リールを制御プログラムにより制御するマイクロコンピュータを含む複数の電気部品と、前記回路基板に電気的に接続され、外部機器を接続するための外部機器接続部と、前記回路基板を内部に収納する水密構造と、を備え、該外部機器接続部は、該水密構造の外部に配置され、前記外部機器のコネクタと電気的に接続可能な外部接続部と、該水密構造の内部に配置され、前記回路基板と前記外部接続部と電気的に接続可能な内部接続部と、該外部接続部と該内部接続部との間の防水を行う内側防水部と、該外部接続部、該内部接続部、該内側防水部を保持する筐体部と、該筐体部と前記水密構造との間の防水を行う外側防水部と、を備えるように構成される。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールによれば、外部機器を接続できるだけでなく、外部機器接続部も水密構造の役割の一部として機能するため、外部機器接続部を設けた場合においても電気部品を水密構造内に収納することができるため、装置全体の大型化を回避しながら防水構造を的確かつ確実に設けることが可能となる。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールは、操作部による操作で釣糸を巻回可能なスプールと、該操作部を有し、該スプールを軸支する第１の側板と、該スプールの軸方向でみて該第１の側板と対向して配置され、該スプールを軸支する第２の側板と、前記操作部とは反対側の該第２の側板を覆う反操作部側カバーと、を備え、前記水密構造の一部に、前記第２の側板と、前記反操作部側カバーを含み、該反操作部側カバーは、前記スプールの軸方向に開口する貫通孔を有し、前記外部機器接続部は、該貫通孔に挿入して配置され、該反操作部側カバーに固定された抑え部材により保持される。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールによれば、リールを分解することなく、外部機器接続部にアクセスできるため、頻繁に抜き差しするような用途で使い勝手が向上する。また、反操作部側カバーを成型した場合、金型の引き出し（抜き）方向に開口部を設けることができるため、防水性の付与とコスト低減を両立することができ、高頻度の抜き差し操作に耐え得る機械的構造を形成することが可能となる。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールにおいて、前記回路基板と、前記外部機器接続部とは、該回路基板の延伸方向に並んで配置される。これにより、水密構造内部が厚さ方向に大型化することを避けられる。装置全体の小型化につながる。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールにおいて、前記水密構造は、充電可能な二次電池を収容し、前記外部機器が接続された前記外部機器接続部を通じて、該二次電池への給電又は充電可能であるように構成される。これにより、外部機器接続部が機器の外部から接続可能となるため、魚釣用リールの分解をすることなく充電が可能となる。また、本発明の一実施形態に係る魚釣用リールにおいて、前記二次電池と、前記外部機器接続部とは、前記スプールの軸方向に垂直な方向に並んで配置される。これにより、水密構造内部が厚さ方向に大型化することが回避されるため、装置全体の小型化に繋がる。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リールは、前記反操作部側カバーに凹部が設けられ、前記外部機器接続部を防塵するカバー部材が、前記水密構造の外部でありかつ該反操作部側カバーの凹部に脱着可能に設けられる。これにより、パーミング性の維持、装置の大型化の回避、水や塵等の異質物の外部からの侵入を防止することが可能となり、外部機器接続部の使用時にはカバー部材を取り外すことで外部機器への接続のために使用することができる。

ここで、回路基板（制御基板）１２は、印刷などによって導体配線パターンが設けられたプリント基板と、マイコン等の制御回路によって構成される。回路基板（制御基板）１２には、温度センサやモーションセンサ等の各種検出手段や、ボタンなどの入力手段、ＬＥＤなどの出力手段、無線通信モジュールなどの通信手段、フラッシュメモリなどの記憶手段等を有するようにしてもよい。

これにより、魚釣用リール１の状態を検知したり、当該情報を保存したり、当該情報を外部に送信ないしは出力したりすることができる。また、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１では、モータドライバを有することで、モータ９を制御することができる。これにより、魚釣用リール１の状態に応じて、制動装置の制動力を調整することができる。なお、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１における回路基板（制御基板）１２の役割は、制動装置の制御に限らない。魚釣用リール１の巻き上げ用モータ、ドラグ力設定用モータ、クラッチ接続・切断の切り替え用モータ等の各種モータの制御に使用するようにしてもよい。

次に、図４を参照して、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１における外部機器接続部１４について説明する。外部機器接続部１４は、例えば、図４に示すように、筐体１４１を備え、該筐体１４１は、その内部に装置外部側（魚釣用リール１の半操作部側カバー１３の外側）に開口する、外部機器のコネクタを挿入可能な開口部１４２を有する。該開口部１４２の内部には、外部機器のコネクタと電気的に接続可能な外部接続部１４３を有する。該外部接続部（外部側接続部）１４３は、内部接続部（内部側接続部）１４４と電気的に接続可能であり、該外部接続部１４３と該内部接続部１４４との間は、電気絶縁性樹脂などで封入されることで、内側防水部１４５を形成し、これにより水などの侵入を防ぐことができる。

前述の通り、外部機器接続部１４を設ける領域においては、図４における断面図の紙面の左右方向の左から右方向へ、反操作部側カバー１３、外側防水部１４６、筐体１４１の左側側部、内側防水部１４５、筐体１４１の右側側部、外側防水部１４６、及び反操作部側カバー１３の順にこれらを繋ぐように当該領域における水密構造を構成することから、該外部機器接続部１４における外部接続部（外部側接続部）１４３は、該水密構造の外部（外側）に配置され、外部機器のコネクタと電気的に接続可能にされる一方、内部接続部（内部側接続部）１４４は、該水密構造の内部（内側）に配置され、該回路基板と該外部接続部と電気的に接続可能に構成される。このようにして、魚釣用リール１に外部機器接続部１４を設けた場合にあっても、水密構造を的確かつ確実に維持することが可能となる。

また、図４に示すように、筐体１４１は、反操作部側カバー１３に形成された後述する貫通孔に挿入され、該筐体の開口側の端部と、反操作部側カバー１３の端部との間は、当該開口部１４２の周囲に沿ってエラストマー等のパッキン部材によって外側防水部１４６を形成し、筐体１４１を支える構造部材（反操作部側カバー）との防水を実現できる。なお、当該外側防水部１４６は、エラストマー等のパッキン部材の他、発泡ウレタン等の防水スポンジ、防水両面テープ、レーザ溶着部、印籠構造や防水グリス等も考えられるが、これらに限られない。

このような外部機器接続部１４を備える魚釣用リール１により、開口部１４２に水が浸入しても、内側防水部の作用により、水密構造内への水の侵入を防ぐことができ、開口部へ侵入した水分が蒸発などにより消失すれば、再度外部機器のコネクタと正常に接続することができる。なお、開口部内や周辺に、適切な撥水処理を施すことにより、開口部内への水の侵入を減らすことができる。また、開口部周辺に適切な水抜き部を設けることにより、開口部内に侵入した水分を素早く排出することができる。

外部機器接続部１４の内部接続部１４４は、回路基板（制御基板）１２と電気的に接続される。外部機器接続部１４の外部接続部１４３は、外部機器のコネクタと接続される。外部機器接続部１４は、例えば、ＵＳＢコネクタであり、回路基板（制御基板）１２への給電や、二次電池への給電や充電、回路基板（制御基板）１２と外部機器との通信を行う場合に使用できる。これにより、回路基板（制御基板）１２内のマイコンのプログラムや設定値を書き換えたり、フラッシュメモリ内に書かれた情報を外部から読み出したりすることもできる。

次に、図５を参照して、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１における外部機器接続部１４の固定（取付）方法について説明する。図５は、反操作部側カバー１３と外部機器接続部１４との分解斜視図を示している。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１では、反操作部側カバー１３に、スプールの軸方向（図１の紙面の上下方向）でみて、反操作部側カバー１３のある方向（図１の紙面の上下方向における上方向）に開口する貫通孔１３０が設けられている。貫通孔１３０は、外部機器接続部１４の筐体よりも若干大きく形成されている。貫通孔１３０の寸法や場所は、外部機器接続部１４の寸法や設置場所に合わせて柔軟に選択でき、特定の態様に限定されるものではない。当該貫通孔１３０に、外部機器接続部１４を挿入することで、既述の外側防水部の作用により反操作部側カバー１３と外部機器接続部１４との間から水が浸入するのを防ぐことができるため、反操作部側カバー１３に貫通孔を設けても水密構造を維持することができる。

図５に示すように、外部機器接続部１４の開口部（図４における開口部１４２）とは反対側（図４における紙面の上下方向における上側を指す）に、板金等で形成された抜け止め部材１５を配置し、該抜け止め部材１５を半操作部側カバー１３にネジなどで固定することで、外部機器接続部１４を反操作部側カバー１３に取り付けることができる。抜け止め部材１５として、樹脂成型による部材を用いることもできりが、これらに限られない。また、該抜け止め部材１５の反操作部側カバー１３への固定方法として、圧入や接着、溶着などの接合手段も考えられるが、これらに限られない。抜け止め部材１５をカバー１３に固定することで、外部機器接続部１４に外力が加わった際に、反力が発生する箇所を小さくすることができるため、コネクタを抜き差しした際に装置全体に与える影響を小さくすることができる。また、外部機器接続部１４は、回路基板（制御基板）１２や電池１１と、スプールの径方向又はスプールの軸方向に垂直な方向（例えば、図１の紙面の左右方向）に並べて配置することができる。

反操作部側カバー１３の貫通孔１３０に対して外側からキャップ１６を被せることで、外部機器接続部１４への外部からの水や埃の侵入を防止することができる。外部機器のコネクタを接続する場合には、キャップ１６は外部機器接続部１４から取り外し、外部機器のコネクタを接続しない場合には、外部機器接続部１４に装着することができる。キャップ１６を被せることで、ユーザがパーミング部２３を握りやすくなるという効果も得られる。

キャップ１６は、抜け止め部１６１を有する。抜け止め部１６１は、反操作部側カバー１３に設けたキャップ固定孔１３１に圧入可能である。これにより、キャップ１６を外したときの脱落・紛失を防ぐことができる。キャップ固定孔１３１は、防水接合手段１７により形成される閉ループ（防水ループ）の外側に貫通させるように設けることができる。このようにして、水密構造の機能を妨げることなく、キャップ１６の脱落防止が的確かつ確実に行うことができる。

図１、４及び５を参照して説明した通り、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１では、外部機器接続部１４を水密構造の一部とすることができる。これにより、水密構造内に内部接続部１４４、制御基板（回路基板）１２、電池９、モータ１０等の構成部品を収納することができる。また、スプール３の回転や魚釣用リール内の温度、クラッチ状態等、魚釣用リールの状態を把握するための各種センサを水密構造内に収納するようにしてもよい。このように、外部機器が接続可能な外部機器接続部１４であっても、水密構造を維持することができ、水密構造内部に各種構成部品（電気部品）を配置することが可能となる。このようにすることで、各構成部品（電気部品）をそれぞれ防水処理する場合と比して、魚釣用リールの低コスト化や小型化を実現することができる。また、水密構造の一部を構成する外部機器接続部１４があるため、外部機器との通信や外部からの給電、電池を充電可能な二次電池にした場合の給電・充電が行うことができるため、魚釣用リールの機能や使い勝手を向上させることが可能となる。

また、例えば、外部機器接続部１４をＵＳＢ接続可能に構成した場合、上述した特許文献１に係る方法では、外部機器接続部１４は抜き差し方向に大型化するのに対して、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１では、既述の通り、外部機器接続部１４と、制御基板及び電池をスプールの径方向に並べて配置することで、水密構造の厚さ方向（スプールの軸方向）の大きさを低減することができる。これにより、装置全体の大型化（スプールの軸方向における大型化）を避けることができる。

また、反操作部側カバー１３は、凸状のパーミング部を形成する必要があるところ、コスト低減や意匠性確保のために、樹脂成型によって成型するとよい。その場合、金型の抜き方向はスプールの径方向となるため、貫通孔１３０を上記のような方向にすることで、金型形状を単純化することができ、反操作部側カバー１３のコスト低減にも繋がる。

さらに、外部機器のコネクタは、パーミング部２３を有する反操作部側カバー１３の貫通孔１３０に挿入することができるため、リールの分解を伴わず、通常の使用状態で外部機器のコネクタを接続可能となり、接続動作の操作性を良好に行うことができる。特に、外部機器のコネクタと接続する用途が二次電池への給電・充電等、使用頻度が比較的高いものである場合、通常の使用状態で相手側コネクタとの接続動作が容易であると、ユーザにとって利便性が高い。また、外部機器のコネクタの抜き差しが高頻度な場合、外部機器接続部１４には繰り返しの使用に耐えうる機械的構造が求められるところ、反操作部側カバー１３に貫通孔１３０を設け、当該孔に外部機器接続部１４を挿入し、抜け止め部材で外部機器接続部１４を保持する構造により、外部機器接続部１４を保持する強度を確保することができる。

本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。

１ 魚釣用リール
２ フレーム（リール本体）
３ スプール
４ 被制動部（被制動手段）
５ 軸受け
６ 制動部（制動手段）
７ セットプレート
８ 中蓋
９ モータ
１０ 減速機構（減速ギヤ列）
１１ 電池
１２ 回路基板（制御基板）
１３ 反操作部側カバー
１４ 外部機器接続部
２１ 第１の側板
２２ 第２の側板
２３ パーミング部
２４ 操作部
６１ 回転磁石
６２ 固定磁石
１３０ 貫通孔
１３１ キャップ固定孔
１４１ 筐体
１４２ 開口部
１４３ 外部接続部（外部側接続部）
１４４ 内部接続部（内部側接続部）
１４５ 内側防水部
１４６ 外側防水部

特許文献１による魚釣用リールでは、外部機器接続部を除いて回路基板を絶縁被膜で覆うことで、回路基板の防水を実現している。しかしながら、回路基板の周囲に水密構造を持たないため、外部機器接続部やその他の電気部品の防水を行うためには、各構成部品をそれぞれ別個に防水する必要があり、装置全体の小型化には限界があった。また、基板の厚さ方向に並べて端子が配置されているため、装置が厚さ方向に大型化してしまうため、装置全体の小型化には制約があった。

本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る制動装置１０の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１の反操作部側カバー１３の外側表面を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１における外部機器接続部１４を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１における外部機器接続部１４の固定（取付）方法を説明する図である。

図１に示すように、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１は、フレーム（リール本体）２と、スプール３と、被制動部（被制動手段）４と、軸受け５と、制動部（制動手段）６と、セットプレート７と、中蓋８と、モータ９と、減速機構（減速ギヤ列）１０と、電池１１と、回路基板（制御基板）１２と、反操作部側カバー１３と、外部機器接続部１４と、抑え部材１５と、キャップ１６と、防水接合部材１７と、を含むように構成される。但し、これらの構成要素以外のものを含むようにしてもよい。

また、フレーム２は、スプール３の軸方向でみて、前述の操作部を有する側のフレーム２の第１の部分と、当該操作部を有する側とは反対側のフレーム２の第２の部分とを備え、フレーム２の当該第２の部分にセットプレート７が取付け可能に構成されている。当該第１の部分はスプール３の回転軸と直交する面（第１の面と呼ぶ）を持ち、当該第１の面と平行な面を持つ当該第２の部分は、当該第１の面と共にスプール軸を挟持する。これにより、スプール３は、一方の端部がフレーム２の第１の部分に、他方の端部がセットプレート７に、それぞれ軸受け５を介して軸支される。本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１では、フレーム２の当該第１の部分を、フレーム２の第１の側板２１といい、フレーム２の当該第２の部分を、フレーム２の第２の側板２２という。なお、第２の側板には、セットプレートやその他の構成要素が含まれる場合もあるが、特定の態様に限定されるものではない。

次に、図３に示すように、反操作部側カバー１３の外側表面には、パーミング部２３が形成されている。当該パーミング部２３は、ユーザが手を当てて把持可能とするために、反操作部側カバー１３の外側方向（第２の側板２２からみて操作部２４とは反対側の方向）に凸状に形成されている。例えば、パーミング部２３は、反操作部側カバー１３の外側方向（第２の側板２２からみて操作部２３とは反対側の方向）に概略球面状に凸状に形成することができるが、凸状の態様はパーミング性を考慮して種々考えられ、特定の態様に限定されるものではない。ここで、凸状とは、例えば、一般的なユーザの手のひらを丸めたときと同程度の曲率半径を持たせた概略球面の一部や楕円体であり、ユーザが手の平を当てたときに把持しやすく、違和感を与えないために、大きな突起形状や鋭角形状を無く
した形状である。（以下同様）。これにより、投擲中や操作部の操作時に、ユーザは魚釣用リールを安定して把持することができる。

次に、図４を参照して、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１における外部機器接続部１４について説明する。外部機器接続部１４は、例えば、図４に示すように、筐体１４１を備え、該筐体１４１は、その内部に装置外部側（魚釣用リール１の反操作部側カバー１３の外側）に開口する、外部機器のコネクタを挿入可能な開口部１４２を有する。該開口部１４２の内部には、外部機器のコネクタと電気的に接続可能な外部接続部１４３を有する。該外部接続部（外部側接続部）１４３は、内部接続部（内部側接続部）１４４と電気的に接続可能であり、該外部接続部１４３と該内部接続部１４４との間は、電気絶縁性樹脂などで封入されることで、内側防水部１４５を形成し、これにより水などの侵入を防ぐことができる。

図５に示すように、外部機器接続部１４の開口部（図４における開口部１４２）とは反対側（図４における紙面の上下方向における上側を指す）に、板金等で形成された抜け止め部材１５を配置し、該抜け止め部材１５を反操作部側カバー１３にネジなどで固定することで、外部機器接続部１４を反操作部側カバー１３に取り付けることができる。抜け止め部材１５として、樹脂成型による部材を用いることもできりが、これらに限られない。また、該抜け止め部材１５の反操作部側カバー１３への固定方法として、圧入や接着、溶着などの接合手段も考えられるが、これらに限られない。抜け止め部材１５をカバー１３に固定することで、外部機器接続部１４に外力が加わった際に、反力が発生する箇所を小さくすることができるため、コネクタを抜き差しした際に装置全体に与える影響を小さくすることができる。また、外部機器接続部１４は、回路基板（制御基板）１２や電池１１と、スプールの径方向又はスプールの軸方向に垂直な方向（例えば、図１の紙面の左右方向）に並べて配置することができる。

図１、４及び５を参照して説明した通り、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール１では、外部機器接続部１４を水密構造の一部とすることができる。これにより、水密構造内に内部接続部１４４、制御基板（回路基板）１２、電池１１、モータ９等の構成部品を収納することができる。また、スプール３の回転や魚釣用リール内の温度、クラッチ状態等、魚釣用リールの状態を把握するための各種センサを水密構造内に収納するようにしてもよい。このように、外部機器が接続可能な外部機器接続部１４であっても、水密構造を維持することができ、水密構造内部に各種構成部品（電気部品）を配置することが可能となる。このようにすることで、各構成部品（電気部品）をそれぞれ防水処理する場合と比して、魚釣用リールの低コスト化や小型化を実現することができる。また、水密構造の一部を構成する外部機器接続部１４があるため、外部機器との通信や外部からの給電、電池を充電可能な二次電池にした場合の給電・充電が行うことができるため、魚釣用リールの機能や使い勝手を向上させることが可能となる。

次に、図３に示すように、反操作部側カバー１３の外側表面には、パーミング部２３が形成されている。当該パーミング部２３は、ユーザが手を当てて把持可能とするために、反操作部側カバー１３の外側方向（第２の側板２２からみて操作部２４とは反対側の方向）に凸状に形成されている。例えば、パーミング部２３は、反操作部側カバー１３の外側方向（第２の側板２２からみて操作部２４とは反対側の方向）に概略球面状に凸状に形成することができるが、凸状の態様はパーミング性を考慮して種々考えられ、特定の態様に限定されるものではない。ここで、凸状とは、例えば、一般的なユーザの手のひらを丸めたときと同程度の曲率半径を持たせた概略球面の一部や楕円体であり、ユーザが手の平を当てたときに把持しやすく、違和感を与えないために、大きな突起形状や鋭角形状を無く
した形状である。（以下同様）。これにより、投擲中や操作部の操作時に、ユーザは魚釣用リールを安定して把持することができる。

Claims (6)

1. 表面に印刷回路を有する回路基板と、該回路基板に電気的に接続され、魚釣用リールを制御プログラムにより制御するマイクロコンピュータを含む複数の電気部品と、前記回路基板に電気的に接続され、外部機器を接続するための外部機器接続部と、前記回路基板を内部に収納する水密構造と、を備える魚釣用リールであって、該外部機器接続部は、
   該水密構造の外部に配置され、前記外部機器のコネクタと電気的に接続可能な外部接続部と、該水密構造の内部に配置され、前記回路基板と前記外部接続部と電気的に接続可能な内部接続部と、該外部接続部と該内部接続部との間の防水を行う内側防水部と、該外部接続部、該内部接続部、該内側防水部を保持する筐体部と、該筐体部と前記水密構造との間の防水を行う外側防水部と、を備える魚釣用リール。
2. 操作部による操作で釣糸を巻回可能なスプールと、該操作部を有し、該スプールを軸支する第１の側板と、該スプールの軸方向でみて該第１の側板と対向して配置され、該スプールを軸支する第２の側板と、前記操作部とは反対側の該第２の側板を覆う反操作部側カバーと、を備え、
   前記水密構造の一部に、前記反操作部側カバーを含み、該反操作部側カバーは、前記スプールの軸方向に開口する貫通孔を有し、前記外部機器接続部は、該貫通孔に挿入して配置され、該反操作部側カバーに固定された抑え部材により保持される、請求項１に記載の魚釣用リール。
3. 前記回路基板と、前記外部機器接続部とは、該回路基板の延伸方向（延伸方向の定義は明細書に記載）に並んで配置される、請求項１又は２に記載の魚釣用リール。
4. 前記水密構造は、充電可能な二次電池を収容し、前記外部機器が接続された前記外部機器接続部を通じて、該二次電池への給電又は充電可能である、請求項１から３までのいずれか１項に記載の魚釣用リール。
5. 前記二次電池と、前記外部機器接続部とは、前記スプールの軸方向に垂直な方向に並んで配置される、請求項１から４までのいずれか１項に記載の魚釣用リール。
6. 前記反操作部側カバーに凹部が設けられ、前記外部機器接続部を防塵するカバー部材が、前記水密構造の外部でありかつ該反操作部側カバーの凹部に脱着可能に設けられる、請求項１から５までのいずれか１項に記載の魚釣用リール。

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