JP2000164926A - 化合物半導体の選択エッチング方法、窒化物系化合物半導体の選択エッチング方法、半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

化合物半導体の選択エッチング方法、窒化物系化合物半導体の選択エッチング方法、半導体装置および半導体装置の製造方法

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JP2000164926A
JP2000164926A JP33246698A JP33246698A JP2000164926A JP 2000164926 A JP2000164926 A JP 2000164926A JP 33246698 A JP33246698 A JP 33246698A JP 33246698 A JP33246698 A JP 33246698A JP 2000164926 A JP2000164926 A JP 2000164926A
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nitride
compound semiconductor
etching
based compound
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Hiroharu Kawai
弘治 河合
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Sony Corp
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    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/02Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/12Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
    • H01L29/20Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed including, apart from doping materials or other impurities, only AIIIBV compounds
    • H01L29/2003Nitride compounds

Abstract

(57)【要約】 【課題】 Alを含まない窒化物系化合物半導体を、下
地に対してほぼ完全に選択的にエッチングすることがで
き、しかもエッチングの際に損傷を伴わない窒化物系化
合物半導体の選択エッチング方法、この方法を用いて製
造される半導体装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 Cl2 ガスなどのハロゲンガスおよびH
Clガスなどのハロゲン化合物ガスのうちの少なくとも
一方からなる第1のガスとH2 ガスおよびN2ガスなど
の不活性ガスのうちの少なくとも一方からなる第2のガ
スとO2 ガスなどの酸化性ガスとの混合ガスからなるエ
ッチングガスを用い、Alを含む窒化物系化合物半導体
を下地層としてAlを含まない窒化物系化合物半導体を
気相で熱化学的にエッチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、化合物半導体の
選択エッチング方法、窒化物系化合物半導体の選択エッ
チング方法、半導体装置および半導体装置の製造方法に
関し、特に、GaNなどの窒化物系III−V族化合物
半導体を用いた半導体装置に適用して好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】GaN系半導体は直接遷移半導体であ
り、その禁制帯幅は1.9eVから6.2eVに亘って
おり、可視領域から紫外線領域の発光が可能な発光素子
の実現が理論上可能であることから、近年注目を集めて
おり、その開発が活発に進められている。また、GaN
系半導体は、電子走行素子の材料としても大きな可能性
を持っている。すなわち、GaNの飽和電子速度は約
2.5×107 cm/sとSi、GaAsおよびSiC
に比べて大きく、また、破壊電界は約5×106 V/c
mとダイヤモンドに次ぐ大きさを持っている。このよう
な理由により、GaN系半導体は、高周波、大電力用半
導体素子の材料として大きな可能性を持つことが予想さ
れてきた。
【0003】しかしながら、GaN系半導体を用いて電
子走行素子を作る場合には、不純物のイオン注入による
導電層の形成という手法を適用することができない点
で、GaAs系半導体などを用いた従来の半導体素子と
大きく異なる。すなわち、GaN系半導体中にイオン注
入された不純物は熱的アニールによっては活性化されな
いため、例えばGaN系半導体を用いたFETにおいて
は、キャリア濃度が実用上十分に高いソース領域および
ドレイン領域を形成することができず、したがってソー
ス電極およびドレイン電極をそれぞれソース領域および
ドレイン領域に低接触抵抗でオーミック接触させること
ができない。
【0004】このため、GaN系半導体を用いたFET
としては、不純物のイオン注入による導電層の形成とい
う手法を用いない、図20に示すような構造のFETが
試作されている(Appl. Phys. Lett.,62(15),1786(199
3))。図20に示すように、このFETにおいては、c
面サファイア基板101上にアンドープGaN層102
およびチャネル層としてのn型GaN層103が順次積
層され、n型GaN層103上にゲート電極104、ソ
ース電極105およびドレイン電極106が設けられて
いる。ここで、ゲート電極104はn型GaN層103
とショットキー接触し、ソース電極105およびドレイ
ン電極106はn型GaN層103とオーミック接触し
ている。
【0005】また、GaN系半導体を用いた場合には、
不純物のイオン注入による導電層の形成という手法を適
用することができないという上述の困難に加え、GaN
系半導体に対しては有効なウエットエッチング液がまだ
開発されておらず、通常の酸またはアルカリを用いたウ
エットエッチング技術では、全くと言ってよいほどエッ
チングされないという困難もある。このため、GaN系
半導体を用いたFETにおいては、GaAs系半導体を
用いたFETにおいてソース抵抗低減のために用いられ
る、いわゆるリセスゲート構造を良好に形成することは
困難であった。ここで、物理的モードの大きな条件での
反応性イオンエッチング(RIE)法を用いれば、リセ
スゲート構造を形成することは一応可能であるが、この
RIE法では、被エッチング層や下地に損傷が生じてし
まうばかりでなく、選択エッチングが困難であるため、
被エッチング層をエッチングしようとするとその下地ま
でエッチングせざるを得ないという問題があり、実際上
適用は困難である。
【0006】一方、GaN系半導体を用いた高電子移動
度トランジスタ(High Electron Mobility Transistor,
HEMT)として、図21に示すような構造のAlGa
N/GaN HEMTが試作されている(Appl. Phys.
Lett.,68(4),22(1996)) 。図21に示すように、このA
lGaN/GaN HEMTにおいては、c面サファイ
ア基板201上にアンドープGaN層202、電子走行
層としてのアンドープGaN層203および電子供給層
としてのn型AlGaN層204が順次積層され、n型
AlGaN層204上にゲート電極205、ソース電極
206およびドレイン電極207が設けられている。こ
こで、ゲート電極205はn型AlGaN層204とシ
ョットキー接触している。
【0007】しかしながら、この図21に示すAlGa
N/GaN HEMTにおいては、ソース電極206お
よびドレイン電極207が低電子濃度のn型AlGaN
層204上に形成されていることや、AlGaAs/G
aAs HEMTにおけるようにソース電極およびドレ
イン電極の下側にオーミック接触用の合金層を形成する
ことが困難であることなどにより、ソース電極206お
よびドレイン電極207の接触抵抗が極めて高い。この
ため、このAlGaN/GaN HEMTの性能は低か
った。
【0008】また、図22に示すような構造のAlGa
N/GaN接合を用いたFETも試作されている(App
l. Phys. Lett.,69(6),794(1996))。図22に示すよう
に、このFETにおいては、c面サファイア基板301
上にアンドープGaN層302、電子走行層としてのn
型GaN層303、スペーサ層としてのアンドープAl
GaN層304および電子供給層としてのn型AlGa
N層305が順次積層され、n型AlGaN層305上
にゲート電極306、ソース電極307およびドレイン
電極308が設けられている。ここで、ゲート電極30
6はn型AlGaN層305とショットキー接触してお
り、ソース電極307およびドレイン電極308はn型
AlGaN層305とオーミック接触している。このF
ETは、HEMTと類似の構造を有するが、ドーピング
された層であるn型GaN層303を電子走行層に用い
ていることが通常のHEMTと異なる。
【0009】しかしながら、この図22に示すFETに
おいては、ソース電極307およびドレイン電極308
はn型AlGaN層305上に形成されているために接
触抵抗が十分に低くないことなどにより、高性能のもの
が得られていない。
【0010】また、GaN系半導体を用いたFETとし
ては、図23に示すようなものも試作されている(App
l. Phys. Lett.,65(9),1121(1994)) 。図23に示すよ
うに、このFETにおいては、c面サファイア基板40
1上に電子走行層としてのn型GaN層402および電
子供給層としてのn型AlGaN層403が順次積層さ
れている。n型AlGaN層403は所定形状にパター
ニングされている。そして、このn型AlGaN層40
3上にゲート電極404が設けられているとともに、こ
のn型AlGaN層403の両側壁にそれぞれ接触する
ようにソース電極405およびドレイン電極406がn
型GaN層402上に設けられている。ここで、ゲート
電極404はn型AlGaN層403とショットキー接
触し、ソース電極405およびドレイン電極406はn
型GaN層402およびn型AlGaN層403とオー
ミック接触している。このFETは、HEMTと類似の
構造を有するが、ドーピングされた層であるn型GaN
層402を電子走行層に用いていることが通常のHEM
Tと異なる。
【0011】しかしながら、この図23に示すFETに
おいては、n型AlGaN層403のパターニングにR
IE法のような物理的エッチング法を用いざるを得ない
ことから、このn型AlGaN層403および下地のn
型GaN層402に損傷が生じてしまい、素子特性の劣
化をもたらすという問題がある。
【0012】一方、GaN系半導体を用いた半導体レー
ザにおいては、GaAs系半導体を用いた半導体レーザ
においてしきい値電流低減のために用いられる、いわゆ
るリッジ構造を良好に形成することは、GaN系半導体
を用いたFETにおいてリセスゲート構造を良好に形成
することが困難であるのと同様な理由により、困難であ
った。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、GaN
系半導体を用いた電子走行素子や半導体レーザの製造に
おいては、GaN系半導体に固有の問題、すなわち選択
エッチングが困難であることや不純物のイオン注入によ
る導電層の形成が困難であることなどに起因する多くの
課題があり、その解決が望まれていた。
【0014】この発明は、これらの課題を一挙に解決す
るものである。すなわち、この発明の目的は、アルミニ
ウムを含まない窒化物系化合物半導体を、下地に対して
ほぼ完全に選択的にエッチングすることができ、しかも
エッチングの際に損傷を伴わない窒化物系化合物半導体
の選択エッチング方法ならびにそのような選択エッチン
グ方法を用いて製造される半導体装置およびその製造方
法を提供することにある。
【0015】この発明はまた、より一般的に、アルミニ
ウムを含まない化合物半導体を、下地に対してほぼ完全
に選択的にエッチングすることができ、しかもエッチン
グの際に損傷を伴わない化合物半導体の選択エッチング
方法およびそのような選択エッチング方法を用いた半導
体装置の製造方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来の技術
が有する上述の課題を解決すべく鋭意検討を行った結
果、GaNやGaInNなどのアルミニウムを含まない
窒化物系化合物半導体を下地に対してほぼ完全に選択的
にエッチングすることができ、しかもエッチングの際に
損傷を伴わない窒化物系化合物半導体の選択エッチング
方法を得ることができれば、上述の課題を一挙に解決す
ることができることに着目し、種々の実験を経てその具
体的な方法を見い出した。また、さらなる検討の結果、
同様な手法は、窒化物系化合物半導体と同様な性質を示
す化合物半導体であれば、同様に適用することができる
という結論に至った。この発明は、これらの知見および
検討に基づいて案出されたものである。
【0017】すなわち、上記目的を達成するために、こ
の発明の第1の発明は、ハロゲンガスおよびハロゲン化
合物ガスのうちの少なくとも一方からなる第1のガスと
水素ガスおよび不活性ガスのうちの少なくとも一方から
なる第2のガスと酸化性ガスとの混合ガスからなるエッ
チングガスを用い、アルミニウムを含む化合物半導体を
下地層としてアルミニウムを含まない化合物半導体を選
択的に熱化学的にエッチングするようにしたことを特徴
とする化合物半導体の選択エッチング方法である。
【0018】この発明の第2の発明は、ハロゲンガスお
よびハロゲン化合物ガスのうちの少なくとも一方からな
る第1のガスと水素ガスおよび不活性ガスのうちの少な
くとも一方からなる第2のガスと酸化性ガスとの混合ガ
スからなるエッチングガスを用い、アルミニウムを含む
窒化物系化合物半導体を下地層としてアルミニウムを含
まない窒化物系化合物半導体を選択的に熱化学的にエッ
チングするようにしたことを特徴とする窒化物系化合物
半導体の選択エッチング方法である。
【0019】この発明の第3の発明は、ハロゲンガスお
よびハロゲン化合物ガスのうちの少なくとも一方からな
る第1のガスと水素ガスおよび不活性ガスのうちの少な
くとも一方からなる第2のガスとの混合ガスからなるエ
ッチングガスを用い、アルミニウムを含み、かつ、表面
の少なくとも一部が酸化された化合物半導体を下地層と
してアルミニウムを含まない化合物半導体を選択的に熱
化学的にエッチングするようにしたことを特徴とする化
合物半導体の選択エッチング方法である。
【0020】この発明の第4の発明は、ハロゲンガスお
よびハロゲン化合物ガスのうちの少なくとも一方からな
る第1のガスと水素ガスおよび不活性ガスのうちの少な
くとも一方からなる第2のガスとの混合ガスからなるエ
ッチングガスを用い、アルミニウムを含み、かつ、表面
の少なくとも一部が酸化された窒化物系化合物半導体を
下地層としてアルミニウムを含まない窒化物系化合物半
導体を選択的に熱化学的にエッチングするようにしたこ
とを特徴とする窒化物系化合物半導体の選択エッチング
方法である。
【0021】この発明の第5の発明は、ハロゲンガスお
よびハロゲン化合物ガスのうちの少なくとも一方からな
る第1のガスと水素ガスおよび不活性ガスのうちの少な
くとも一方からなる第2のガスと酸化性ガスとの混合ガ
スからなるエッチングガスを用い、アルミニウムを含む
化合物半導体を下地層としてアルミニウムを含まない化
合物半導体を選択的に熱化学的にエッチングするように
したことを特徴とする半導体装置の製造方法である。
【0022】この発明の第6の発明は、ハロゲンガスお
よびハロゲン化合物ガスのうちの少なくとも一方からな
る第1のガスと水素ガスおよび不活性ガスのうちの少な
くとも一方からなる第2のガスと酸化性ガスとの混合ガ
スからなるエッチングガスを用い、アルミニウムを含む
窒化物系化合物半導体を下地層としてアルミニウムを含
まない窒化物系化合物半導体を選択的に熱化学的にエッ
チングするようにしたことを特徴とする半導体装置の製
造方法である。
【0023】この発明の第7の発明は、ハロゲンガスお
よびハロゲン化合物ガスのうちの少なくとも一方からな
る第1のガスと水素ガスおよび不活性ガスのうちの少な
くとも一方からなる第2のガスとの混合ガスからなるエ
ッチングガスを用い、アルミニウムを含み、かつ、表面
の少なくとも一部が酸化された化合物半導体を下地層と
してアルミニウムを含まない化合物半導体を選択的に熱
化学的にエッチングするようにしたことを特徴とする半
導体装置の製造方法である。
【0024】この発明の第8の発明は、ハロゲンガスお
よびハロゲン化合物ガスのうちの少なくとも一方からな
る第1のガスと水素ガスおよび不活性ガスのうちの少な
くとも一方からなる第2のガスとの混合ガスからなるエ
ッチングガスを用い、アルミニウムを含み、かつ、表面
の少なくとも一部が酸化された窒化物系化合物半導体を
下地層としてアルミニウムを含まない窒化物系化合物半
導体を選択的に熱化学的にエッチングするようにしたこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法である。
【0025】ここで、第1のガスとして用いられるハロ
ゲンガスまたはハロゲン化合物ガスは、エッチング温度
でハロゲンを分離するものであれば、基本的にはどのよ
うなものであってもよい。具体的には、ハロゲンガスは
2 (X=F、Cl、Br)である。また、ハロゲン化
合物ガスは、ハロゲンと水素との化合物のガス(ハイド
ライドガスの一種)、具体的にはHX(X=F、Cl、
Br)や、ハロゲンと炭素との化合物、具体的には例え
ばCX4 (X=F、Cl、Br)や、ハロゲンと水素と
炭素との化合物のガス、具体的には例えばCH3 X(X
=F、Cl、Br)などである。第2のガスとして用い
られる不活性ガスは、具体的にはN2 、Ar、Xe、H
eなどのガスである。さらに、エッチングの際の窒化物
系化合物半導体あるいは他の化合物半導体の面荒れを防
止するためには、好適には、これらのガスに加えて、活
性窒素を放出する化合物のガスを含ませる。この活性窒
素を放出する化合物は、具体的には、例えば、アンモニ
アやアミン化合物である。アミン化合物は、具体的に
は、トリメチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミ
ンなどである。また、酸化性ガスとしては、種々のもの
を用いることができるが、具体的には、例えば、酸素
(O2 )、水蒸気(H2 O)、二酸化イオウ(SO2
および酸化窒素(NOx )のうちの少なくとも一種類の
ガスを含むものを用いることができる。この酸化性ガス
は、例えば、アルミニウムを含む窒化物系化合物半導体
あるいは化合物半導体の表面に数原子層以上の厚さのア
ルミニウム酸化物を主成分とする酸化膜が形成される量
が最低限あればよく、一般には極微量で足りる。エッチ
ング前にアルミニウムを含む窒化物系化合物半導体ある
いは化合物半導体の表面に酸化膜を形成する場合には、
酸化性ガスを含む雰囲気中での熱処理やプラズマ酸化な
どを行うことにより酸化膜を形成する。
【0026】また、エッチングは、必要なエッチング速
度が得られ、かつ、被エッチング物および下地層である
窒化物系化合物半導体あるいは化合物半導体の結晶の破
壊、結晶性の劣化、面荒れなど、すなわち損傷が生じな
い範囲の温度で行う。特に、被エッチング物および下地
層が窒化物系III−V族化合物半導体である場合に
は、エッチングは、典型的には、550℃以上900℃
以下の温度で行う。ここで、エッチングを550℃より
も低い温度で行うとエッチング速度が小さすぎ、エッチ
ングを900℃よりも高い温度で行うと被エッチング物
および下地層である窒化物系III−V族化合物半導体
の損傷が生じてしまう。十分なエッチング速度を得ると
ともに、被エッチング物および下地層である窒化物系I
II−V族化合物半導体の損傷を有効に抑えるために、
このエッチングは、好適には、600℃以上800℃以
下の温度で行う。
【0027】この発明の第9の発明は、アルミニウムを
含む窒化物系化合物半導体からなり、かつ、表面の少な
くとも一部が酸化された下地層と、下地層上のアルミニ
ウムを含まない窒化物系化合物半導体層とを有し、アル
ミニウムを含まない窒化物系化合物半導体層はエッチン
グにより形成された端面を有し、かつ、アルミニウムを
含まない窒化物系化合物半導体層で覆われている部分の
下地層の上面とアルミニウムを含まない窒化物系化合物
半導体層で覆われていない部分の下地層の上面とが連続
的につながっていることを特徴とする半導体装置であ
る。
【0028】この発明の第10の発明は、アルミニウム
を含み、かつ、表面の少なくとも一部が酸化された窒化
物系化合物半導体層と、アルミニウムを含む窒化物系化
合物半導体層上のアルミニウムを含まない窒化物系化合
物半導体層とを有し、アルミニウムを含まない窒化物系
化合物半導体層はエッチングにより形成された端面を有
し、かつ、アルミニウムを含まない窒化物系化合物半導
体層で覆われている部分のアルミニウムを含む窒化物系
化合物半導体層の上面とアルミニウムを含まない窒化物
系化合物半導体層で覆われていない部分のアルミニウム
を含む窒化物系化合物半導体層の上面とが連続的につな
がっていることを特徴とする半導体装置である。
【0029】この発明において、典型的には、アルミニ
ウムを含む窒化物系化合物半導体はAlx Iny Ga
1-x-y N(ただし、0.02≦x≦1、0≦y<1)で
あり、アルミニウムを含まない窒化物系化合物半導体は
Ga1-z Inz N(ただし、0≦z≦1)である。上記
のような典型的な窒化物系化合物半導体以外の化合物半
導体としては、例えば、Nを含む化合物半導体、具体的
には、例えば、BGaInPN、BGaInAsN、B
GaInAsPNなどが挙げられる。
【0030】上述のように構成されたこの発明において
は、エッチングガス中に含まれるハロゲンの作用によ
り、気相で熱化学的に、アルミニウムを含まない窒化物
系化合物半導体あるいは化合物半導体がエッチングされ
る。これに対し、アルミニウムを含む窒化物系化合物半
導体あるいは化合物半導体は、エッチングガス中に含ま
れる酸化性ガスにさらされたとき、あるいは、エッチン
グ前に酸化が行われたときに、それに含まれるアルミニ
ウムが酸化されてその表面に形成される酸化膜の作用に
より実質的にエッチングされない。すなわち、アルミニ
ウムを含まない窒化物系化合物半導体あるいは化合物半
導体を、下地であるアルミニウムを含む窒化物系化合物
半導体あるいは化合物半導体に対して、ほぼ完全に選択
的にエッチングすることができる。また、このエッチン
グの際には、アルミニウムを含まない窒化物系化合物半
導体あるいは化合物半導体およびアルミニウムを含む窒
化物系化合物半導体あるいは化合物半導体に損傷が生じ
るのを防止することができる。さらに、エッチング速度
は主に温度で制御されるので、エッチングの制御性が良
好である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0032】以下の実施形態においては、c面サファイ
ア基板上にGaN、AlGaN、GaInNなどの窒化
物系III−V族化合物半導体からなる層を積層した構
造を用いるが、まず、これらの窒化物系III−V族化
合物半導体を有機金属化学気相成長(MOCVD)法に
より成長させる一般的な方法について説明する。
【0033】これらの窒化物系III−V族化合物半導
体の成長の際の原料ガスとしては、Ga原料としてトリ
メチルガリウム(TMG)、Al原料としてトリメチル
アルミニウム(TMA)、In原料としてトリメチルイ
ンジウム(TMIn)、N原料としてアンモニア(NH
3 )、n型不純物のドーパントとしてシラン(Si
4 )、p型不純物のドーパントとしてシクロペンタジ
エニルマグネシウム(Cp2 Mg)を用いる。そして、
よく知られているように、まず、c面サファイア基板上
に低温でAlNまたはGaNからなるバッファ層を成長
させた後、NH3 ガスを流しながら成長温度を1000
℃前後に上昇させ、バッファ層上にGaN、AlGaN
などを成長させる。ここで、GaInNなどのInを含
む窒化物系III−V族化合物半導体を成長させる場合
には、成長温度を700〜800℃に下げ、雰囲気ガス
は窒素(N2 )とすることも、よく知られている。
【0034】次に、GaNのエッチング速度の測定結果
について説明する。このエッチング速度の測定のための
試料は、次のようにして作製した。まず、c面サファイ
ア基板上にAlNまたはGaNからなる低温成長による
バッファ層を成長させた後、このバッファ層上に厚さ5
μmのGaN層を成長させる。次に、このGaN層上に
ストライプ形状を有するSiO2 膜からなるマスクを形
成する。次に、このc面サファイア基板を反応炉に導入
する。次に、O2 を0.1%含むN2 ガスにHClガス
を所定の割合で混合したエッチングガスを反応炉内に1
00〜200cc/minの流量で流し、600〜80
0℃の温度で5〜60分間、試料をエッチングガスにさ
らした。
【0035】図1は、HClを10%含むエッチングガ
スを100cc/minの流量で流しながら700℃で
GaN層のエッチングを行ったときのエッチング時間と
エッチング深さとの関係を示す。図2は、同一条件にお
けるエッチング温度(T)とエッチング速度との関係を
示す。
【0036】図2より、HClによるGaNのエッチン
グは化学反応によるものであり、その反応の活性化エネ
ルギーは1.43eVであること、エッチング速度は温
度により、1nm/min(600℃)から20nm/
min(800℃)以上まで制御することができること
がわかる。また、図1より、エッチングには時間遅れが
なく、時間によってエッチング深さを精密に制御するこ
とができることがわかる。
【0037】次に、AlGaNのエッチング速度の測定
結果について説明する。このエッチング速度の測定のた
めの試料は、次のようにして作製した。まず、c面サフ
ァイア基板上にAlNまたはGaNからなる低温成長に
よるバッファ層を成長させた後、このバッファ層上にG
aN層を成長させ、引き続いてこのGaN層上に厚さ
0.5μmのAlGaN層を成長させる。次に、このA
lGaN層上にストライプ形状を有するSiO2 膜から
なるマスクを形成する。次に、このc面サファイア基板
を反応炉に導入する。次に、O2 を0.1%含むN2
スにHClガスを所定の割合で混合したエッチングガス
を反応炉内に100〜200cc/minの流量で流
し、600〜800℃の温度で5〜60分間、試料をエ
ッチングガスにさらした。これらの試料のAlGaN層
のAl組成比は7%、15%および50%の3水準に変
えた。一方、比較のために、c面サファイア基板上にバ
ッファ層を介してGaN層を成長させた試料を別に用意
し、この試料も同時にエッチングガスにさらした。
【0038】まず、HClを5%含むエッチングガスを
100cc/minの流量で流しながら700℃で10
分間AlGaN層のエッチングを試みたところ、3個の
試料のいずれも、AlGaN層はまったくエッチングさ
れなかった。これに対し、同時にエッチングガスにさら
した別の試料のGaN層の表面の段差の高さを測定した
ところ、約55nmであった。すなわち、GaN層は約
55nmエッチングされた。
【0039】次に、HClを10%含むエッチングガス
を100cc/minの流量で流しながら800℃で3
0分間AlGaN層のエッチングを試みたところ、やは
り、3個の試料のいずれも、AlGaN層はほとんどエ
ッチングされなかった。これに対し、同時にエッチング
ガスにさらした別の試料のGaN層は、約1.6μmエ
ッチングされた。
【0040】上述のようにしてエッチングを試みたAl
GaN層の表面を走査型電子顕微鏡(SEM)により観
察したところ、SiO2 マスクで覆われた領域とSiO
2 膜マスクで覆われていない領域とは、コントラストと
してかろうじて区別することができる程度で、明確な段
差は見られなかった。
【0041】上述のように、この実験では、GaN層が
約1.6μmエッチングされても、Al組成比が7%の
AlGaN層、すなわちAl0.07Ga0.93N層はエッチ
ングされない。このAlGaN層の耐エッチング性の理
由は基本的には表面にHClに対して非常に安定なAl
酸化物が形成されるからであると考えられるが、極めて
微量のAlの添加でも大きなエッチング耐性を発揮する
理由は今のところ解明されていない。
【0042】次に、この発明の第1の実施形態によるA
lGaN/GaN HEMTの製造方法について説明す
る。
【0043】この第1の実施形態においては、まず、図
3に示すように、c面サファイア基板1上に、AlNま
たはGaNからなるバッファ層(図示せず)を介して、
アンドープGaN層2、アンドープAlGaN層3、n
型不純物として例えばSiがドープされたn+ 型AlG
aN層4、アンドープGaN層5、n型不純物として例
えばSiがドープされたn型AlGaN層6およびn型
不純物として同様にSiがドープされたn+ 型GaN層
7を順次成長させる。ここで、アンドープGaN層5は
電子走行層、n+ 型AlGaN層4およびn型AlGa
N層6は電子供給層である。また、アンドープAlGa
N層3の厚さは例えば300nm、n+型AlGaN層
4の厚さは例えば5nm、アンドープGaN層5の厚さ
は例えば15nm、n型AlGaN層6の厚さは例えば
15nm、n+ 型GaN層7の厚さは例えば150nm
である。
【0044】次に、図4に示すように、例えばCVD法
によりn+ 型GaN層7の全面に例えば厚さが0.4μ
mのSiO2 膜8を形成した後、このSiO2 膜8をリ
ソグラフィーおよびエッチングにより所定のストライプ
形状にパターニングする。このSiO2 膜8で覆われて
いない部分が素子分離領域となる。このSiO2 膜8の
エッチングには、例えば、フッ酸系エッチング液を用い
たウエットエッチング法またはフッ素系エッチングガス
を用いたRIE法を用いる。
【0045】次に、SiO2 膜8をエッチングマスクと
して、例えばRIE法により、アンドープAlGaN層
3に達するまでエッチングする。このときのエッチング
深さは例えば0.35μmである。
【0046】次に、図5に示すように、リソグラフィー
によりソース電極およびドレイン電極形成用の所定形状
のレジストパターン(図示せず)を形成した後、このレ
ジストパターンをエッチングマスクとしてSiO2 膜8
をエッチングすることにより開口8a、8bを形成す
る。次に、例えば真空蒸着法により全面に例えばTi/
Al/Au膜(図示せず)を形成する。次に、このレジ
ストパターンをその上に形成されたTi/Al/Au膜
とともに除去する(リフトオフ)。これによって、開口
8a、8bの部分におけるn+ 型GaN層7上にそれぞ
れソース電極9およびドレイン電極10が形成される。
この後、ソース電極9およびドレイン電極10の接触抵
抗を低くするために、例えば、N2 雰囲気、800℃、
10分の条件でアニールを行う。
【0047】次に、図6に示すように、リソグラフィー
およびエッチングにより、ゲート電極形成領域のSiO
2 膜8を除去した後、HClとO2 を0.1%含むN2
との混合ガスからなり、HClを10%含むエッチング
ガスを用いて、700℃で50分間、熱化学エッチング
を行う。このときのn+ 型GaN層7のエッチング深さ
は約0.15μmである。この場合、このn+ 型GaN
層7がエッチングされて下層のn型AlGaN層6が露
出した時点でこのn型AlGaN層6の表面がエッチン
グガス中に含まれるO2 にさらされて酸化され、Al酸
化物を主成分とする酸化膜11が形成されることにより
このエッチングは完全に停止し、したがってこのn型A
lGaN層6は全くエッチングされない。
【0048】次に、図7に示すように、n型AlGaN
層6の表面に形成された酸化膜11を、例えば、フッ酸
系のエッチング液や、150〜450℃の温度のリン酸
またはリン酸と硫酸とを主成分とするエッチング液を用
いてエッチング除去する。
【0049】次に、例えばCVD法により全面に例えば
厚さが0.3μmのSiO2 膜を形成した後、RIE法
によりエッチバックする。これによって、図8に示すよ
うに、ゲート電極形成領域におけるn+ 型GaN層6お
よびSiO2 膜8の側壁にSiO2 からなるサイドウォ
ールスペーサ12が形成される。
【0050】次に、リソグラフィーによりゲート電極形
成用の所定形状のレジストパターン(図示せず)を形成
した後、例えば真空蒸着法により全面に例えばTi/A
u膜を形成する。次に、レジストパターンをその上に形
成されたTi/Au膜とともに除去する。これによっ
て、図9に示すように、n型AlGaN層6とショット
キー接触したゲート電極13が形成される。
【0051】以上により、目的とするAlGaN/Ga
N HEMTが製造される。
【0052】このAlGaN/GaN HEMTにおい
ては、電子走行層であるアンドープGaN層5と電子供
給層であるn+ 型AlGaN層4およびn型AlGaN
層6との界面の近傍におけるアンドープGaN層5にそ
れぞれ2次元電子ガス(図示せず)が存在する。
【0053】この第1の実施形態によれば、次のような
種々の利点を得ることができる。すなわち、ゲート電極
形成領域におけるn+ 型GaN層7のエッチング、すな
わちリセスエッチングの際には、下層のn型AlGaN
層6が露出した時点でエッチングが完全に停止するの
で、ゲート電極形成領域におけるこのn型AlGaN層
6の厚さの減少がなく、このため電子走行層であるアン
ドープGaN層5とゲート電極13との間の距離をこの
n型AlGaN層6の厚さにより正確に規定することが
できる。また、このようにゲート電極形成領域における
+ 型GaN層7のリセスエッチングが可能であること
により、ソース抵抗の大幅な低減を図ることができる。
また、このリセスエッチングの際には、n+ 型GaN層
7およびn型AlGaN層6に損傷が生じるのを防止す
ることができる。さらに、ソース電極9およびドレイン
電極10は高キャリア濃度のn+ 型GaN層7上に形成
しているので、これらのソース電極9およびドレイン電
極10の接触抵抗の大幅な低減を図ることができる。ま
た、ゲート電極形成領域におけるn+ 型GaN層7を選
択的に除去した後、この除去部の側壁にサイドウォール
スペーサ12を形成してからゲート電極13を自己整合
的に形成しているので、エッチングによる加工限界より
もサイドウォールスペーサ12の厚さの2倍小さい寸法
にまで、ゲート長を短縮することができる。一方、この
ゲート電極13の上部の寸法は十分に大きくすることが
できるので、ゲート抵抗の大幅な低減を図ることができ
る。以上により、高性能、高速、大電力のAlGaN/
GaN HEMTを得ることができる。
【0054】次に、この発明の第2の実施形態によるリ
ッジ型AlGaN/GaInN半導体レーザの製造方法
について説明する。
【0055】この第2の実施形態においては、まず、図
10に示すように、c面サファイア基板21上に、Al
NまたはGaNからなるバッファ層(図示せず)を介し
て、n型不純物として例えばSiがドープされたn型G
aN層22、n型不純物として同様にSiがドープされ
たn型AlGaNクラッド層23、アンドープのGaI
nN活性層24、p型不純物として例えばMgがドープ
されたp型AlGaNクラッド層25およびp型不純物
として同様にMgがドープされたp型GaN層26を順
次成長させる。ここで、n型GaN層22はn側電極の
コンタクト層となり、p型GaN層26はp側電極のコ
ンタクト層となる。n型AlGaNクラッド層23およ
びp型AlGaNクラッド層25のAl組成比は例えば
0.15、GaInN活性層24のIn組成比は例えば
0.05である。また、これらの層の厚さは、例えば、
n型GaN層22は4μm、n型AlGaNクラッド層
23は0.5μm、GaInN活性層24は0.05μ
m、p型AlGaNクラッド層25は0.5μm、p型
GaN層26は1μmである。
【0056】次に、例えばCVD法によりp型GaN層
26の全面に例えば厚さが0.3μmのSiO2 膜(図
示せず)を形成した後、このSiO2 膜をリソグラフィ
ーおよびエッチングにより例えば幅が7μmの所定のス
トライプ形状にパターニングする。次に、このSiO2
膜をエッチングマスクとして、HClと微量のO2 を含
むN2 との混合ガスからなり、HClを10%含み、O
2 を0.1%含むエッチングガスを用いて、750℃で
1時間、p型GaN層26の熱化学エッチングを行う。
これによって、図11に示すように、p型GaN層26
が所定のストライプ形状にパターニングされる。この場
合、このp型GaN層26がエッチングされて下層のp
型AlGaNクラッド層25が露出した時点でこのn型
AlGaN層25の表面がエッチングガス中に含まれる
2 にさらされて酸化され、Al酸化物を主成分とする
酸化膜27が形成されることによりこのエッチングは完
全に停止し、したがってこのp型AlGaNクラッド層
25は全くエッチングされない。したがって、p型Ga
N層26で覆われている部分のp型AlGaNクラッド
層25の上面とp型GaN層26で覆われていない部分
のp型AlGaNクラッド層25の上面とは連続的につ
ながっていて同一平面上にある。また、このエッチング
の際には、同時に、p型AlGaNクラッド層25およ
びp型GaN層26のアニールも行われ、それらにドー
プされたMgが活性化される。
【0057】次に、エッチングマスクとして用いられた
上述のSiO2 膜をエッチング除去した後、図12に示
すように、例えばスパッタリング法により全面に例えば
厚さが0.3μmのSiO2 膜28を形成する。次に、
このSiO2 膜28上にリソグラフィーによりp側電極
形成用の所定形状のレジストパターン(図示せず)を形
成した後、このレジストパターンをエッチングマスクと
してSiO2 膜28をエッチングすることにより開口2
8aを形成する。この開口28aの幅は例えば5μmで
ある。次に、例えば真空蒸着法により全面に例えばTi
/Pt/Au膜を形成した後、レジストパターンをその
上に形成されたTi/Pt/Au膜とともに除去する。
これによって、開口28aの部分におけるp型GaN層
26上にp側電極29が形成される。
【0058】次に、SiO2 膜28上にリソグラフィー
により例えば厚さが3μmの所定形状のレジストパター
ン(図示せず)を形成した後、このレジストパターンを
エッチングマスクとして、例えばRIE法により、Si
2 膜28、酸化膜27、p型AlGaNクラッド層2
5、GaInN活性層24およびn型AlGaNクラッ
ド層23を順次エッチングする。次に、リソグラフィー
によりn側電極形成用の所定形状のレジストパターン
(図示せず)を形成した後、例えば真空蒸着法により全
面に例えばTi/Al/Pt/Au膜を形成する。次
に、レジストパターンをその上に形成されたTi/Al
/Pt/Au膜とともに除去する。これによって、n型
GaN層22上にn側電極30が形成される。この後、
このn側電極30の接触抵抗を低くするために、例え
ば、N2 雰囲気、800℃、10分の条件でアニールを
行う。
【0059】以上により、目的とするリッジ型AlGa
N/GaInN半導体レーザが製造される。
【0060】この第2の実施形態によれば、熱化学エッ
チングによりp型GaN層26をストライプ形状にパタ
ーニングしていることにより、このストライプ形状のp
型GaN層26からなるリッジ部を、このp型GaN層
26自身やp型AlGaNクラッド層25に損傷を生じ
ることなく形成することができる。そして、このように
リッジ構造を形成することができることにより、半導体
レーザのしきい値電流の低減を図ることができる。ま
た、p型AlGaNクラッド層25およびp型GaN層
26にドープされたMgの活性化のためのアニールをp
型GaN層26のパターニングのための熱化学エッチン
グで兼用することができることにより、この活性化のた
めのアニールを独立に行う必要がなくなり、したがって
その分だけ半導体レーザの製造工程の簡略化を図ること
ができる。
【0061】次に、この発明の第3の実施形態によるA
lGaN/GaN HEMTの製造方法について説明す
る。
【0062】この第3の実施形態においては、まず、図
15に示すように、c面サファイア基板1上に、AlN
またはGaNからなるバッファ層(図示せず)を介し
て、アンドープGaN層2、アンドープAlGaN層
3、n型不純物として例えばSiがドープされたn+
AlGaN層4、アンドープGaN層5およびn型不純
物として例えばSiがドープされたn型AlGaN層6
を順次成長させる。次に、ゲート電極形成領域における
n型AlGaN層6の表面を選択的に酸化することによ
り酸化膜11を形成する。次に、n型AlGaN層6上
に、n型不純物として同様にSiがドープされたn+
GaN層7を成長させる。ここで、アンドープGaN層
5は電子走行層、n+ 型AlGaN層4およびn型Al
GaN層6は電子供給層である。また、アンドープAl
GaN層3の厚さは例えば300nm、n+ 型AlGa
N層4の厚さは例えば5nm、アンドープGaN層5の
厚さは例えば15nm、n型AlGaN層6の厚さは例
えば15nm、n+ 型GaN層7の厚さは例えば150
nmである。
【0063】次に、図16に示すように、例えばCVD
法によりn+ 型GaN層7の全面に例えば厚さが0.4
μmのSiO2 膜8を形成した後、このSiO2 膜8を
リソグラフィーおよびエッチングにより所定のストライ
プ形状にパターニングする。このSiO2 膜8で覆われ
ていない部分が素子分離領域となる。このSiO2 膜8
のエッチングには、例えば、フッ酸系エッチング液を用
いたウエットエッチング法またはフッ素系エッチングガ
スを用いたRIE法を用いる。
【0064】次に、SiO2 膜8をエッチングマスクと
して、例えばRIE法により、アンドープAlGaN層
3に達するまでエッチングする。このときのエッチング
深さは例えば0.35μmである。
【0065】次に、図17に示すように、リソグラフィ
ーによりソース電極およびドレイン電極形成用の所定形
状のレジストパターン(図示せず)を形成した後、この
レジストパターンをエッチングマスクとしてSiO2
8をエッチングすることにより開口8a、8bを形成す
る。次に、例えば真空蒸着法により全面に例えばTi/
Al/Au膜(図示せず)を形成する。次に、このレジ
ストパターンをその上に形成されたTi/Al/Au膜
とともに除去する(リフトオフ)。これによって、開口
8a、8bの部分におけるn+ 型GaN層7上にそれぞ
れソース電極9およびドレイン電極10が形成される。
この後、ソース電極9およびドレイン電極10の接触抵
抗を低くするために、例えば、N2 雰囲気、800℃、
10分の条件でアニールを行う。
【0066】次に、リソグラフィーおよびエッチングに
より、ゲート電極形成領域のSiO2 膜8を除去した
後、HClとN2 との混合ガスからなり、HClを10
%含むエッチングガスを用いて、700℃で50分間、
熱化学エッチングを行う。このときのn+ 型GaN層7
のエッチング深さは約0.15μmである。この場合、
このn+ 型GaN層7がエッチングされて、下層のn型
AlGaN層6の表面に形成された酸化膜11が露出し
た時点でこのエッチングは完全に停止し、したがってこ
のn型AlGaN層6は全くエッチングされない。
【0067】この後、第1の実施形態における酸化膜1
1の除去工程以降の工程と同様な工程を実行し、目的と
するAlGaN/GaN HEMTを製造する。
【0068】この第3の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様な利点を得ることができる。
【0069】次に、この発明の第4の実施形態によるリ
ッジ型AlGaN/GaInN半導体レーザの製造方法
について説明する。
【0070】この第4の実施形態においては、まず、図
18に示すように、c面サファイア基板21上に、Al
NまたはGaNからなるバッファ層(図示せず)を介し
て、n型不純物として例えばSiがドープされたn型G
aN層22、n型不純物として同様にSiがドープされ
たn型AlGaNクラッド層23、アンドープのGaI
nN活性層24およびp型不純物として例えばMgがド
ープされたp型AlGaNクラッド層25を順次成長さ
せる。次に、リッジ部形成領域を除いた部分におけるp
型AlGaNクラッド層25の表面を選択的に酸化する
ことにより酸化膜27を形成する。次に、p型AlGa
Nクラッド層25上に、p型不純物として同様にMgが
ドープされたp型GaN層26を成長させる。ここで、
n型GaN層22はn側電極のコンタクト層となり、p
型GaN層26はp側電極のコンタクト層となる。n型
AlGaNクラッド層23およびp型AlGaNクラッ
ド層25のAl組成比は例えば0.15、GaInN活
性層24のIn組成比は例えば0.05である。また、
これらの層の厚さは、例えば、n型GaN層22は4μ
m、n型AlGaNクラッド層23は0.5μm、Ga
InN活性層24は0.05μm、p型AlGaNクラ
ッド層25は0.5μm、p型GaN層26は1μmで
ある。
【0071】次に、例えばCVD法によりp型GaN層
26の全面に例えば厚さが0.3μmのSiO2 膜(図
示せず)を形成した後、このSiO2 膜をリソグラフィ
ーおよびエッチングにより例えば幅が7μmの所定のス
トライプ形状にパターニングする。次に、このSiO2
膜をエッチングマスクとして、HClとN2 との混合ガ
スからなり、HClを10%含むエッチングガスを用い
て、750℃で1時間、p型GaN層26の熱化学エッ
チングを行う。これによって、図19に示すように、p
型GaN層26が所定のストライプ形状にパターニング
される。この場合、このp型GaN層26がエッチング
されて、下層のp型AlGaNクラッド層25の表面に
形成された酸化膜27が露出した時点でこのエッチング
は完全に停止し、したがってこのp型AlGaNクラッ
ド層25は全くエッチングされない。したがって、p型
GaN層26で覆われている部分のp型AlGaNクラ
ッド層25の上面とp型GaN層26で覆われていない
部分のp型AlGaNクラッド層25の上面とは連続的
につながっていて同一平面上にある。また、このエッチ
ングの際には、同時に、p型AlGaNクラッド層25
およびp型GaN層26のアニールも行われ、それらに
ドープされたMgが活性化される。
【0072】次に、エッチングマスクとして用いられた
上述のSiO2 膜をエッチング除去した後、第2の実施
形態におけるSiO2 膜28の形成工程以降の工程と同
様な工程を実行し、目的とするリッジ型AlGaN/G
aInN半導体レーザを製造する。
【0073】この第4の実施形態によれば、第2の実施
形態と同様な利点を得ることができる。
【0074】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0075】例えば、上述の第1〜第4の実施形態にお
いて挙げた数値、構造、材料、原料、成長法などはあく
までも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値、構
造、材料、原料、成長法などを用いてもよい。
【0076】具体的には、上述の第1および第3の実施
形態においては、n+ 型GaN層7にソース電極9およ
びドレイン電極10を接触させているが、このn+ 型G
aN層7の代わりにn+ 型GaInN層を用い、このn
+ 型GaInN層にソース電極9およびドレイン電極1
0を接触させるようにしてもよく、この場合には、ソー
ス電極9およびドレイン電極10の接触抵抗をより低減
させることができる。また、上述の第1および第3の実
施形態によるAlGaN/GaN HEMTは、電子走
行層であるアンドープGaN層5の上下に電子供給層で
あるn型AlGaN層6およびn+ 型AlGaN層4を
設けた、いわゆるダブルドープ型のHEMTであるが、
この発明は、電子走行層であるアンドープGaN層5上
に電子供給層であるn型AlGaN層6が積層された、
いわゆる順HEMTや、電子供給層であるn型AlGa
N層6上に電子走行層であるアンドープGaN層5が積
層された、いわゆる逆HEMTとしてもよい。さらに、
電子走行層としては、アンドープGaN層5の代わり
に、例えばアンドープGaInN層を用いてもよい。
【0077】また、例えば、AlGaN/GaNの多層
膜のエッチングにおいては、AlGaN層は酸化性ガス
を含まないガス組成のエッチングガスでエッチングを行
い、GaN層に達したところで、エッチングガスに酸化
性ガスを添加してGaN層をエッチングし、その下部の
AlGaN層表面でエッチングを停止させる。これを繰
り返すことにより、所望の位置のAlGaN層の表面に
正確に到達させることができる。このようなディジタル
的エッチングにより、高機能な素子を形成することがで
きる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、エッチング時あるいはエッチング前にアルミニウム
を含む窒化物系化合物半導体あるいは化合物半導体の表
面を酸化し、気相で熱化学的にエッチングを行うので、
アルミニウムを含まない窒化物系化合物半導体あるいは
化合物半導体を、下地に対してほぼ完全に選択的にエッ
チングすることができ、しかもエッチングの際に損傷を
伴わないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】GaN層のエッチング時間とエッチング深さと
の関係を示す略線図である。
【図2】GaN層のエッチング温度とエッチング速度と
の関係を示す略線図である。
【図3】この発明の第1の実施形態によるAlGaN/
GaN HEMTの製造方法を説明するための断面図で
ある。
【図4】この発明の第1の実施形態によるAlGaN/
GaN HEMTの製造方法を説明するための断面図で
ある。
【図5】この発明の第1の実施形態によるAlGaN/
GaN HEMTの製造方法を説明するための断面図で
ある。
【図6】この発明の第1の実施形態によるAlGaN/
GaN HEMTの製造方法を説明するための断面図で
ある。
【図7】この発明の第1の実施形態によるAlGaN/
GaN HEMTの製造方法を説明するための断面図で
ある。
【図8】この発明の第1の実施形態によるAlGaN/
GaN HEMTの製造方法を説明するための断面図で
ある。
【図9】この発明の第1の実施形態によるAlGaN/
GaN HEMTの製造方法を説明するための断面図で
ある。
【図10】この発明の第2の実施形態によるリッジ型A
lGaN/GaInN半導体レーザの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図11】この発明の第2の実施形態によるリッジ型A
lGaN/GaInN半導体レーザの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図12】この発明の第2の実施形態によるリッジ型A
lGaN/GaInN半導体レーザの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図13】この発明の第2の実施形態によるリッジ型A
lGaN/GaInN半導体レーザの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図14】この発明の第2の実施形態によるリッジ型A
lGaN/GaInN半導体レーザの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図15】この発明の第3の実施形態によるAlGaN
/GaN HEMTの製造方法を説明するための断面図
である。
【図16】この発明の第3の実施形態によるAlGaN
/GaN HEMTの製造方法を説明するための断面図
である。
【図17】この発明の第3の実施形態によるAlGaN
/GaN HEMTの製造方法を説明するための断面図
である。
【図18】この発明の第4の実施形態によるリッジ型A
lGaN/GaInN半導体レーザの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図19】この発明の第4の実施形態によるリッジ型A
lGaN/GaInN半導体レーザの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図20】従来の第1の例によるGaN系半導体を用い
たFETを示す断面図である。
【図21】従来の第2の例によるGaN系半導体を用い
たFETを示す断面図である。
【図22】従来の第3の例によるGaN系半導体を用い
たFETを示す断面図である。
【図23】従来の第4の例によるGaN系半導体を用い
たFETを示す断面図である。
【符号の説明】
1、21・・・c面サファイア基板、2、5・・・アン
ドープGaN層、3・・・アンドープAlGaN層、4
・・・n+ 型AlGaN層、6・・・n型AlGaN
層、7・・・n+ 型GaN層、8、27・・・SiO2
膜、9・・・ソース電極、10・・・ドレイン電極、1
1、27・・・酸化膜、13・・・ゲート電極、22・
・・n型GaN層、23・・・n型AlGaNクラッド
層、24・・・GaInN活性層、25・・・p型Al
GaNクラッド層、26・・・p型GaN層、29・・
・p側電極、30・・・n側電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/812 H01S 5/323 Fターム(参考) 5F004 BA19 BB26 CA04 DA25 DA26 DA29 DB19 EA06 EA12 EA23 EA27 EA34 5F041 CA34 CA40 CA46 CA65 CA74 CA99 5F045 AA04 AB09 AB14 AC01 AC08 AC19 AD11 AD13 AF09 CA07 CA10 CA12 HA13 5F073 CA02 CA07 CA17 CB05 DA05 DA24 DA25 DA26 DA35 5F102 FA02 GB01 GC01 GD01 GJ10 GK04 GL04 GM04 GM08 GQ01 GQ03 GR01 GR04 GR09 GR10 GT04 HC01 HC16 HC21

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲンガスおよびハロゲン化合物ガス
    のうちの少なくとも一方からなる第1のガスと水素ガス
    および不活性ガスのうちの少なくとも一方からなる第2
    のガスと酸化性ガスとの混合ガスからなるエッチングガ
    スを用い、アルミニウムを含む化合物半導体を下地層と
    してアルミニウムを含まない化合物半導体を選択的に熱
    化学的にエッチングするようにしたことを特徴とする化
    合物半導体の選択エッチング方法。
  2. 【請求項2】 ハロゲンガスおよびハロゲン化合物ガス
    のうちの少なくとも一方からなる第1のガスと水素ガス
    および不活性ガスのうちの少なくとも一方からなる第2
    のガスと酸化性ガスとの混合ガスからなるエッチングガ
    スを用い、アルミニウムを含む窒化物系化合物半導体を
    下地層としてアルミニウムを含まない窒化物系化合物半
    導体を選択的に熱化学的にエッチングするようにしたこ
    とを特徴とする窒化物系化合物半導体の選択エッチング
    方法。
  3. 【請求項3】 上記ハロゲン化合物ガスはハロゲンと水
    素との化合物のガスであることを特徴とする請求項2記
    載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方法。
  4. 【請求項4】 上記ハロゲン化合物ガスはハロゲンと炭
    素との化合物のガスであることを特徴とする請求項2記
    載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方法。
  5. 【請求項5】 上記ハロゲン化合物ガスはハロゲンと水
    素と炭素との化合物のガスであることを特徴とする請求
    項2記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方
    法。
  6. 【請求項6】 上記第1のガスは塩化水素ガスであり、
    上記第2のガスは窒素ガスであることを特徴とする請求
    項2記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方
    法。
  7. 【請求項7】 上記エッチングガスは活性窒素を放出す
    る化合物のガスをさらに含むことを特徴とする請求項2
    記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方法。
  8. 【請求項8】 上記活性窒素を放出する化合物はアンモ
    ニアであることを特徴とする請求項7記載の窒化物系化
    合物半導体の選択エッチング方法。
  9. 【請求項9】 上記活性窒素を放出する化合物はアミン
    化合物であることを特徴とする請求項7記載の窒化物系
    化合物半導体の選択エッチング方法。
  10. 【請求項10】 上記酸化性ガスは酸素、水蒸気、二酸
    化イオウおよび酸化窒素のうちの少なくとも一種類のガ
    スを含むことを特徴とする請求項2記載の窒化物系化合
    物半導体の選択エッチング方法。
  11. 【請求項11】 550℃以上900℃以下の温度で上
    記エッチングを行うようにしたことを特徴とする請求項
    2記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方法。
  12. 【請求項12】 600℃以上800℃以下の温度で上
    記エッチングを行うようにしたことを特徴とする請求項
    2記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方法。
  13. 【請求項13】 上記アルミニウムを含む窒化物系化合
    物半導体はAlx Iny Ga1-x-y N(ただし、0.0
    2≦x≦1、0≦y<1)であり、上記アルミニウムを
    含まない窒化物系化合物半導体はGa1-z Inz N(た
    だし、0≦z≦1)であることを特徴とする請求項2記
    載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方法。
  14. 【請求項14】 ハロゲンガスおよびハロゲン化合物ガ
    スのうちの少なくとも一方からなる第1のガスと水素ガ
    スおよび不活性ガスのうちの少なくとも一方からなる第
    2のガスとの混合ガスからなるエッチングガスを用い、
    アルミニウムを含み、かつ、表面の少なくとも一部が酸
    化された化合物半導体を下地層としてアルミニウムを含
    まない化合物半導体を選択的に熱化学的にエッチングす
    るようにしたことを特徴とする化合物半導体の選択エッ
    チング方法。
  15. 【請求項15】 ハロゲンガスおよびハロゲン化合物ガ
    スのうちの少なくとも一方からなる第1のガスと水素ガ
    スおよび不活性ガスのうちの少なくとも一方からなる第
    2のガスとの混合ガスからなるエッチングガスを用い、
    アルミニウムを含み、かつ、表面の少なくとも一部が酸
    化された窒化物系化合物半導体を下地層としてアルミニ
    ウムを含まない窒化物系化合物半導体を選択的に熱化学
    的にエッチングするようにしたことを特徴とする窒化物
    系化合物半導体の選択エッチング方法。
  16. 【請求項16】 上記ハロゲン化合物ガスはハロゲンと
    水素との化合物のガスであることを特徴とする請求項1
    5記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方法。
  17. 【請求項17】 上記ハロゲン化合物ガスはハロゲンと
    炭素との化合物のガスであることを特徴とする請求項1
    5記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方法。
  18. 【請求項18】 上記ハロゲン化合物ガスはハロゲンと
    水素と炭素との化合物のガスであることを特徴とする請
    求項15記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング
    方法。
  19. 【請求項19】 上記第1のガスは塩化水素ガスであ
    り、上記第2のガスは窒素ガスであることを特徴とする
    請求項15記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチン
    グ方法。
  20. 【請求項20】 上記エッチングガスは活性窒素を放出
    する化合物のガスをさらに含むことを特徴とする請求項
    15記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方
    法。
  21. 【請求項21】 上記活性窒素を放出する化合物はアン
    モニアであることを特徴とする請求項20記載の窒化物
    系化合物半導体の選択エッチング方法。
  22. 【請求項22】 上記活性窒素を放出する化合物はアミ
    ン化合物であることを特徴とする請求項20記載の窒化
    物系化合物半導体の選択エッチング方法。
  23. 【請求項23】 550℃以上900℃以下の温度で上
    記エッチングを行うようにしたことを特徴とする請求項
    15記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方
    法。
  24. 【請求項24】 600℃以上800℃以下の温度で上
    記エッチングを行うようにしたことを特徴とする請求項
    15記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方
    法。
  25. 【請求項25】 上記アルミニウムを含む窒化物系化合
    物半導体はAlx Iny Ga1-x-y N(ただし、0.0
    2≦x≦1、0≦y<1)であり、上記アルミニウムを
    含まない窒化物系化合物半導体はGa1-z Inz N(た
    だし、0≦z≦1)であることを特徴とする請求項15
    記載の窒化物系化合物半導体の選択エッチング方法。
  26. 【請求項26】 ハロゲンガスおよびハロゲン化合物ガ
    スのうちの少なくとも一方からなる第1のガスと水素ガ
    スおよび不活性ガスのうちの少なくとも一方からなる第
    2のガスと酸化性ガスとの混合ガスからなるエッチング
    ガスを用い、アルミニウムを含む化合物半導体を下地層
    としてアルミニウムを含まない化合物半導体を選択的に
    熱化学的にエッチングするようにしたことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  27. 【請求項27】 ハロゲンガスおよびハロゲン化合物ガ
    スのうちの少なくとも一方からなる第1のガスと水素ガ
    スおよび不活性ガスのうちの少なくとも一方からなる第
    2のガスと酸化性ガスとの混合ガスからなるエッチング
    ガスを用い、アルミニウムを含む窒化物系化合物半導体
    を下地層としてアルミニウムを含まない窒化物系化合物
    半導体を選択的に熱化学的にエッチングするようにした
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 上記ハロゲン化合物ガスはハロゲンと
    水素との化合物のガスであることを特徴とする請求項2
    7記載の半導体装置の製造方法。
  29. 【請求項29】 上記ハロゲン化合物ガスはハロゲンと
    炭素との化合物のガスであることを特徴とする請求項2
    7記載の半導体装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 上記ハロゲン化合物ガスはハロゲンと
    水素と炭素との化合物のガスであることを特徴とする請
    求項27記載の半導体装置の製造方法。
  31. 【請求項31】 上記第1のガスは塩化水素ガスであ
    り、上記第2のガスは窒素ガスであることを特徴とする
    請求項27記載の半導体装置の製造方法。
  32. 【請求項32】 上記エッチングガスは活性窒素を放出
    する化合物のガスをさらに含むことを特徴とする請求項
    27記載の半導体装置の製造方法。
  33. 【請求項33】 上記活性窒素を放出する化合物はアン
    モニアであることを特徴とする請求項32記載の半導体
    装置の製造方法。
  34. 【請求項34】 上記活性窒素を放出する化合物はアミ
    ン化合物であることを特徴とする請求項32記載の半導
    体装置の製造方法。
  35. 【請求項35】 上記酸化性ガスは酸素、水蒸気、二酸
    化イオウおよび酸化窒素のうちの少なくとも一種類のガ
    スを含むことを特徴とする請求項27記載の半導体装置
    の製造方法。
  36. 【請求項36】 550℃以上900℃以下の温度で上
    記エッチングを行うようにしたことを特徴とする請求項
    27記載の半導体装置の製造方法。
  37. 【請求項37】 600℃以上800℃以下の温度で上
    記エッチングを行うようにしたことを特徴とする請求項
    27記載の半導体装置の製造方法。
  38. 【請求項38】 上記アルミニウムを含む窒化物系化合
    物半導体はAlx Iny Ga1-x-y N(ただし、0.0
    2≦x≦1、0≦y<1)であり、上記アルミニウムを
    含まない窒化物系化合物半導体はGa1-z Inz N(た
    だし、0≦z≦1)であることを特徴とする請求項27
    記載の半導体装置の製造方法。
  39. 【請求項39】 ハロゲンガスおよびハロゲン化合物ガ
    スのうちの少なくとも一方からなる第1のガスと水素ガ
    スおよび不活性ガスのうちの少なくとも一方からなる第
    2のガスとの混合ガスからなるエッチングガスを用い、
    アルミニウムを含み、かつ、表面の少なくとも一部が酸
    化された化合物半導体を下地層としてアルミニウムを含
    まない化合物半導体を選択的に熱化学的にエッチングす
    るようにしたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  40. 【請求項40】 ハロゲンガスおよびハロゲン化合物ガ
    スのうちの少なくとも一方からなる第1のガスと水素ガ
    スおよび不活性ガスのうちの少なくとも一方からなる第
    2のガスとの混合ガスからなるエッチングガスを用い、
    アルミニウムを含み、かつ、表面の少なくとも一部が酸
    化された窒化物系化合物半導体を下地層としてアルミニ
    ウムを含まない窒化物系化合物半導体を選択的に熱化学
    的にエッチングするようにしたことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  41. 【請求項41】 上記ハロゲン化合物ガスはハロゲンと
    水素との化合物のガスであることを特徴とする請求項4
    0記載の半導体装置の製造方法。
  42. 【請求項42】 上記ハロゲン化合物ガスはハロゲンと
    炭素との化合物のガスであることを特徴とする請求項4
    0記載の半導体装置の製造方法。
  43. 【請求項43】 上記ハロゲン化合物ガスはハロゲンと
    水素と炭素との化合物のガスであることを特徴とする請
    求項40記載の半導体装置の製造方法。
  44. 【請求項44】 上記第1のガスは塩化水素ガスであ
    り、上記第2のガスは窒素ガスであることを特徴とする
    請求項40記載の半導体装置の製造方法。
  45. 【請求項45】 上記エッチングガスは活性窒素を放出
    する化合物のガスをさらに含むことを特徴とする請求項
    40記載の半導体装置の製造方法。
  46. 【請求項46】 上記活性窒素を放出する化合物はアン
    モニアであることを特徴とする請求項45記載の半導体
    装置の製造方法。
  47. 【請求項47】 上記活性窒素を放出する化合物はアミ
    ン化合物であることを特徴とする請求項45記載の半導
    体装置の製造方法。
  48. 【請求項48】 550℃以上900℃以下の温度で上
    記エッチングを行うようにしたことを特徴とする請求項
    40記載の半導体装置の製造方法。
  49. 【請求項49】 600℃以上800℃以下の温度で上
    記エッチングを行うようにしたことを特徴とする請求項
    40記載の半導体装置の製造方法。
  50. 【請求項50】 上記アルミニウムを含む窒化物系化合
    物半導体はAlx Iny Ga1-x-y N(ただし、0.0
    2≦x≦1、0≦y<1)であり、上記アルミニウムを
    含まない窒化物系化合物半導体はGa1-z Inz N(た
    だし、0≦z≦1)であることを特徴とする請求項40
    記載の半導体装置の製造方法。
  51. 【請求項51】 アルミニウムを含む窒化物系化合物半
    導体からなり、かつ、表面の少なくとも一部が酸化され
    た下地層と、 上記下地層上のアルミニウムを含まない窒化物系化合物
    半導体層とを有し、 上記アルミニウムを含まない窒化物系化合物半導体層は
    エッチングにより形成された端面を有し、かつ、上記ア
    ルミニウムを含まない窒化物系化合物半導体層で覆われ
    ている部分の上記下地層の上面と上記アルミニウムを含
    まない窒化物系化合物半導体層で覆われていない部分の
    上記下地層の上面とが連続的につながっていることを特
    徴とする半導体装置。
  52. 【請求項52】 上記アルミニウムを含む窒化物系化合
    物半導体はAlx Iny Ga1-x-y N(ただし、0.0
    2≦x≦1、0≦y<1)であり、上記アルミニウムを
    含まない窒化物系化合物半導体層はGa1-z Inz N層
    (ただし、0≦z≦1)であることを特徴とする請求項
    51記載の半導体装置。
  53. 【請求項53】 アルミニウムを含み、かつ、表面の少
    なくとも一部が酸化された窒化物系化合物半導体層と、 上記アルミニウムを含む窒化物系化合物半導体層上のア
    ルミニウムを含まない窒化物系化合物半導体層とを有
    し、 上記アルミニウムを含まない窒化物系化合物半導体層は
    エッチングにより形成された端面を有し、かつ、上記ア
    ルミニウムを含まない窒化物系化合物半導体層で覆われ
    ている部分の上記アルミニウムを含む窒化物系化合物半
    導体層の上面と上記アルミニウムを含まない窒化物系化
    合物半導体層で覆われていない部分の上記アルミニウム
    を含む窒化物系化合物半導体層の上面とが連続的につな
    がっていることを特徴とする半導体装置。
  54. 【請求項54】 上記アルミニウムを含む窒化物系化合
    物半導体層はAlxIny Ga1-x-y N(ただし、0.
    02≦x≦1、0≦y<1)であり、上記アルミニウム
    を含まない窒化物系化合物半導体層はGa1-z Inz
    層(ただし、0≦z≦1)であることを特徴とする請求
    項53記載の半導体装置。
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