JP2000162849A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2000162849A JP2000162849A JP33628398A JP33628398A JP2000162849A JP 2000162849 A JP2000162849 A JP 2000162849A JP 33628398 A JP33628398 A JP 33628398A JP 33628398 A JP33628398 A JP 33628398A JP 2000162849 A JP2000162849 A JP 2000162849A
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Abstract
残トナーの現像器への良好な回収を可能にして、均一な
帯電を長期にわたって維持することができるようにす
る。 【解決手段】 感光体1の表面に接触する帯電ブラシ
(ブラシ接触子)6に、転写ローラ4によるトナー像の
転写材Pへの転写により反転したトナーの帯電極性を感
光体1の帯電極性と同極性に制御する電荷制御剤を付与
することにより、転写残トナーの感光体1への付着が防
止されて、現像装置3の現像ローラ3aでの転写残トナ
ーの回収性が向上し、均一な帯電を長期にわたって維持
することができる。
Description
は電子写真方式を利用した複写機、プリンター、ファク
シミリ等の画像形成装置に関する。
ター、ファクシミリ等の画像形成装置による画像形成で
は、電子写真感光体(以下、感光体という)の表面を帯
電装置によって一様に帯電し、帯電された感光体の表面
を原稿画像あるいは入力した画像信号に対応して露光し
て静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を現像装
置で現像してトナー像を形成し、このトナー像を転写装
置によって転写材に転写して、定着装置によりトナー像
が転写材上に永久固着画像として定着され、出力され
る。
転写残トナーは、クリーニング装置によって除去され
る。このクリーニング装置によるクリーニング工程は、
クリーニング部材を感光体に押し当てて転写残トナーを
せき止め、廃トナー容器に掻き落として捕集させる工程
であり、ブレード型のクリーニング部材が用いられてい
る。このようなクリーニング部材は、直接感光体に当接
させるので転写残トナーの捕集性に優れ、長期的にクリ
ーニング性が持続し、多量の転写残トナーが発生した場
合でも良好なクリーニング性を発揮する。
耗(短命化)、廃トナーの処理が必要になること、クリ
ーニング容器を具備するために装置が必然的に大きくな
ってしまう、等の指摘もあった。
小型化、更にはトナーの有効活用などの観点から、廃ト
ナーレスのシステムとして現像同時クリーニング(又は
クリーナーレス)が提案されている。
は、帯電ローラに導電性ブレードを当接させて、転写残
トナーが帯電ローラに付着した場合に、バイアスにより
付着トナーの極性を制御して静電的に感光体に吐出し、
感光体に対向回転で接触している現像ローラで吸引する
技術が提案されている。しかしながら、このような現像
同時クリーニングでは、放電による極性反転では多層か
ら成るトナー付着には帯電制御は不均一となり、現像ロ
ーラによるトナー回収性は低下する。
は、ファーブラシ帯電器を用いた現像同時クリーニング
が提案されている。この現像同時クリーニングでは、転
写残トナーをファーブラシ(帯電器)の回転で一旦掻き
取り、再び感光体に付着させるものであり、帯電効率を
高めるために交流重畳バイアスが印加されている。この
場合、回転力だけでは十分なトナー吐出しは得られず、
また、交流重畳はトナーの静電気的吐出し(感光体への
付着)を低下させるために、高品位な画質の維持は困難
である。
や、回転力によるトナー吐出しのようなシステムでは、
現像同時クリーニングは未達成であるというのが現状で
ある。
現像同時クリーニングシステムでは、転写残トナーは帯
電部材を通過させた後、現像器で回収することになる
が、例えば反転現像の場合、転写残トナーの極性は逆極
性に反転されるために、帯電部材に静電的に付着し易
い。このため、現像器での転写残トナー回収性が低下し
たり、トナー汚れによる帯電不良が発生することにな
る。
転写残トナーを清掃部材で取り除くような方法ではトナ
ー回収は未達成であり、また、非作像時による逆バイア
スを印加する方法のみでは付着トナーの吐出しは不十分
であり、また現像器での回収は困難である。
の良好な回収を可能して、均一な帯電を長期にわたって
維持することができる画像形成装置を提供することを目
的としている。
に本発明は、導電性基体上に感光層を有する回動自在な
感光体と、該感光体の表面に接触または近接して設けら
れ、前記感光体を帯電する帯電部材と、前記感光体の表
面に接触または近接して設けられ、前記感光体上に画像
露光して形成される静電潜像にトナーを混合した現像剤
を付着させてトナー像を形成するトナー担持体を有する
現像手段と、前記トナー像を転写部において転写材へ転
写する転写手段とを備え、前記トナー担持体が、前記転
写材に転写されないで前記感光体上に残留する転写残ト
ナーを回収するクリーニング手投を兼ねる画像形成装置
において、前記帯電部材は、前記感光体の表面に接触ま
たは近接するブラシ接触子であり、該ブラシ接触子に、
前記転写手段による転写により反転した前記トナーの帯
電極性を前記感光体の帯電極性と同極性に制御する電荷
制御剤を付与することを特徴としている。
有していることを特徴としている。
散した樹脂層であることを特徴としている。
あることを特徴としている。
×1015Ωcmの体積抵抗値を有していることを特徴と
している。
剤、カップリング剤で変性した樹脂、イオン性の染顔料
や有機金属化合物、樹脂、変性シリコーンオイルのいず
れかで形成されることを特徴としている。
された球状トナーであることを特徴としている。
施の形態について説明する。
(本実施の形態では、クリーニング装置がない現像同時
クリーニング方式の画像形成装置)を示す概略構成図で
ある。
ラム型の感光体1、帯電装置2、露光装置(不図示)、
現像装置3、転写装置4、定着装置5を備えている。
機感光体で、円筒状の導電性基体(不図示)上に感光層
(不図示)を有しており、矢印方向(時計方向)に所定
の周速度で回転駆動される。
て成るが、それぞれの層を構成する電荷発生物質及び電
荷輸送物質を同一層化した単層型でもよい。電荷輸送層
の膜厚は、5〜40μm、電荷発生層の膜厚は、0.0
5〜5μmの範囲であり、感光層材料としては、例えば
フタロシアニン顔料、アゾ顔料等の有機系材料、シリコ
ン化合物などの無機系材料などが挙げられる。また、導
電性基体には、アルミニウム、ニッケル、ステンレス、
スチール等の金属、導電性膜を有するプラスチックある
いは硝子、導電化した紙などが用いられる。
表面に当接する接触帯電手段としての帯電ブラシ6を有
しており、帯電ブラシ6は、帯電容器7に一端側を保持
したバネ8により感光体1に可動で接触(固定も可)し
ている。
向(対向、順方向)は外部駆動により調整可能である。
帯電ブラシ6には、帯電バイアス電源(不図示)から直
流バイアスによる帯電、又は直流に交流(周波数及びピ
ーク間電圧は任意に設定可能)を重畳した帯電バイアス
が印加される。また、帯電ブラシ6には電荷制御剤(不
図示)が付与され、転写により反転したトナー帯電極性
を現像トナーの極性に制御する能力を有する(帯電ブラ
シ6と電荷制御剤の詳細については後述する)。
回転自在な現像ローラ3aを有しており、反転現像によ
り露光装置(不図示)の画像露光Lによって感光体1上
に形成された静電潜像にトナーを付着させて、トナー像
として顕像化する。現像ローラ3aには、現像バイアス
電源(不図示)が接続されている。また、本実施の形態
では、感光体1に近接(または接触)して配設される現
像ローラ3aは、静電潜像を現像してトナー像を形成さ
せると共に、トナー像の転写材Pへの転写後に感光体1
上に残留する転写残トナーを回収するクリーニング手段
を兼ねている。
表面に所定に押圧力で当接する回転自在な転写ローラで
ある。
aと、この定着ローラ5aに当接して回転する加圧ロー
ラ5bとを有しており、定着ローラ5aと加圧ローラ5
bとの間のニップに挟持搬送される転写材P上の未定着
トナー像を加熱、加圧して定着する。
作について説明する。
計方向)に所定のスピードで回転駆動される。このと
き、帯電ブラシ6に帯電バイアス電源(不図示)より帯
電バイアス(交流に直流を重畳させた帯電バイアス)を
印加して、感光体1表面を負極性に帯電する。
置(不図示)からレーザー光による画像露光Lが与えら
れ、入力される画像情報に応じて静電潜像が形成され
る。そして、現像装置3の現像バイアスが印加された現
像ローラ3aによって静電潜像が現像(反転現像)さ
れ、トナー像として顕像化される。
(転写ローラ)4との間の転写ニップ部に到達すると、
このタイミングに合わせてカセット(不図示)内から転
写材Pが搬送され、転写バイアスが印加された転写装置
(転写ローラ)4によって転写材P上にトナー像が転写
される。トナー像が転写された転写材Pは定着装置5の
定着ローラ5aと加圧ローラ5bとの間のニップに挟持
搬送され、転写材P上の未定着トナー像を加熱、加圧し
て定着し、外部に出力する。
像方式により感光体1の帯電極性が負である場合、同様
に負に帯電したトナーが感光体1に像(トナー像)を形
成することになる。そして、トナー像は転写材Pの背面
に位置する逆極性(正)の転写装置(転写ローラ)4に
より静電的に転写材Pに転写されるが、一部は転写残ト
ナーとして感光体1上に残存する。
電極性(負極性)とは逆極性である正極性の分布が増加
している。正極性に反転したトナー(転写残トナー)
は、感光体1に負電荷を供給している帯電ブラシ6に静
電的に引き寄せられ接触する。この時、感光体1と帯電
ブラシ6との間の帯電ニップ部における負極性放電、及
び帯電ブラシ6表面の帯電制御剤(不図示)との摩擦帯
電による2重の作用を受けて、正から負極性に反転され
る。
により帯電ブラシ6から感光体1側に吐き出された後、
感光体1の表面電位と現像スリーブ3aへの現像バイア
スの電位差によって、その他の負極性トナーと共に帯電
ブラシ6を通過して現像ローラ3aにより現像装置3内
に回収される。
トナーの回収性が向上するのでゴーストなどの画質低下
は防止され、更に均一な帯電が持続できるので、高画質
が達成される。
に説明する。
ント状態の繊維を織布、不織布、フィルム、シート状物
などの基布にW字型織り、V字型織り(又はU字型織り
とも言う)等の手法により織り込んだファーブラシ形状
のブラシ接触子を有している。
る繊維は、合成繊維、天然繊維、半合成繊維及び再生繊
維などである。
えばナイロン−6、ナイロン−66、ナイロン−12、
ナイロン−46、アラミド系などのポリアミド類、PE
Tなどのポリエステル類、PEやPPなどのポリオレフ
ィン類、ポリビニールアルコール系、ポリ塩化ビニール
やビニリデン系、ポリアクリロニトリル系、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリウレタン、ポリフルオロエチレ
ン、炭素繊維、ガラス繊維などがある。
麻などがある。半合成繊維としてはアセテートなど、ま
た再生繊維としては、レーヨン、キュプラなどがある。
更には、合成繊維の原材料成分を2種類以上複合し溶融
紡糸して得られる複合性繊維を用いることができる。
み合わせて用いることができる。
機溶剤で特定成分を除去し極細繊維を発生させる海島型
繊維、芯鞘型繊維、高分子相互配列型繊維、高圧水流の
噴射や繊維各成分の熱収縮率の差を利用して複合繊維を
極細繊維群に開繊する分割繊維、サイドバイサイド型繊
維などがある。
帯電を均一化するために導電処理することが好ましい。
とすると、Rが1×103 Ωより小さいと、感光体1に
ピンホールが存在した場合に高温度環境ほどリークが発
生することがあり、その場合には帯電不良となる。ま
た、Rが1×109 Ωより大きくなると帯電性が低下
し、高速で画像形成する場合や低湿度環境において均一
帯電が困難になることがある。そこで、帯電ブラシ(ブ
ラシ接触子)6の抵抗は、1×103 (Ω)≦R≦1×
109 (Ω)であることが好ましい。
抵抗は、ローラ形状に加工したブラシを導電性金属回転
体(アルミニウム製)に当接させ、DC100Vを印加
した時の電流値(実測)から算出した値(Ω)である。
としては、上記の繊維材料に導電性フィラーを混合し溶
融紡糸した練込み型の繊維、金属繊維や炭素繊維等の導
電性の繊維、電子共役性ポリマーに代表される導電性ポ
リマーで繊維表面をコートした導電性繊維などを挙げる
ことができる。
などの金属粉体、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化チタン、硫
化銅などの複合金属粉、カーボンブラックなどの導電性
カーボン等が使用される。
ポリピロール、ポリチオフェン、ポリキノリン、ポリフ
ェニレン、ポリナフテレン、ポリアセチレン、ポリフェ
ニレンスルフィド、ポリアニリン、ポリフェニレンビニ
レンや、ピロールまたはチオフェンの誘導体を含む重合
体などが挙げられる。これらは、単独または2種類以上
組み合わせて用いることができる。中でも、ポリマー分
子中に複素環式化合物を含むポリピロール、ポリチオフ
ェン、窒素原子と同素環式化合物を含むポリアニリン、
及びこれらの誘導体を含む重合体は、帯電部材として耐
高電圧性に優れ、また、抵抗変化が少なく長期的に安定
な抵抗値を維持することができるので特に好ましい。
シ6と感光体1との間には均一なニップ幅を与える必要
がある。
する方法、帯電ブラシ6全体を感光体1表面に圧接でき
るように弾性層を設ける方法などがある。弾性層を形成
する材料としては、例えばEPDM、NBR、ブチルゴ
ム、アクリルゴム、ウレタンゴム、ポリブタジエン、ブ
タジエンスチレンゴム、ブタジエンアクリロニトリルゴ
ム、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、クロルスルホ
ン化ポリエチレン、ポリイソブチレン、イソブチレンイ
ソプレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムなどの合成
ゴムや天然ゴムなどが挙げられる。弾性材料は、必要に
応じ発泡剤を用いて適当なセル径に発泡させたスポンジ
形状でも良い。更に弾性材料は、導電性フィラーにより
導電化できる。
ばアルミニウム、ニッケル、ステンレス、パラジウム、
亜鉛、鉄、銅、銀などの金属系の粉体や繊維、酸化亜
鉛、酸化すず、酸化チタン、硫化銅、硫化亜鉛などの複
合金属粉、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、
PAN系カーボン、ピッチ系カーボンなどのカーボン粉
があり、これらを単独または2種類以上組み合わせて用
いることができる。
としては、例えばローラ形状、ブレード形状、ベルト形
状などが挙げられる。図1に示した帯電ブラシ6は、ロ
ーラ形状である。
6の構成例を示す。
シであり、基布(不図示)上に植毛されたブラシ接触子
11を導電性基体(芯金)10に巻き付けた構成である
(このローラ形状のブラシは、図1に示した帯電ブラシ
6の構成である)。導電性基体(芯金)10にブラシ接
触子11を巻き付ける手段としては、例えば短幅のブラ
シ接触子織物を芯金にスパイラル状に巻き付ける方法、
芯金の円周長とブラシ幅に相当する広幅のブラシ織物を
芯金に張り合わせる方法などが挙げられる。なお、ブラ
シ接触子11と導電性基体10の間に導電性弾性層(不
図示)を設けてもよい。
ブラシであり、ブレード状の基板12に基布(不図示)
上に植毛されたブラシ接触子13を張り合わせた構成で
ある。
ス、アルミニウムなどの金属、シリコーンゴム、ウレタ
ンゴム、ニトリルブタジエンゴムなどの弾性体、可塑性
の樹脂などが挙げられ、弾性体や樹脂は必要に応じ導電
化してもよい。また、基板12は、ブラシ接触子13を
感光体1に接触させてニップ幅を確保することが好まし
く、ブラシ接触子13を感光体1に当接させた後に、振
動機(不図示)の連結により感光体1表面上を前後左右
に振動移動させることも可能である。
ラシであり、導電性弾性層を有するベルト14にブラシ
接触子15を張り合わせ、ベルト14を駆動ロール16
aと従動ロール16bとの間に回転自在に張設した構成
である。
せる手段としては、例えば前記図2と同様に、短幅のブ
ラシ接触子織物をスパイラル状に巻き付ける方法、広幅
の織物をベルト回転体形状に合わせて筒状に成形する方
法などが挙げられる。ベルト14は、2軸式固定ベルト
の他に、ベルトの張力調整や斜行防止などの目的で複数
の従動ロールを設置した3軸式固定ベルト、又は3軸以
上の固定ベルトを採用することもできる。
荷制御剤について詳細に説明する。
4による転写工程で逆極性に反転帯電したトナーを、現
像トナーと同極性の電荷に制御する能力を有するものを
いう。電荷の制御は、摩擦物質間の帯電順列に起因する
が、例えば反転現像方式のように感光体1の帯電極性が
負の場合には、正に反転したトナー極性を再び負に帯電
させる正摩擦帯電性の電荷制御剤が採用される。
具体的に説明する。
反転した転写残トナーは静電的に負極性の帯電ブラシ6
に引き寄せられるが、 (1)帯電ブラシ6表面の電荷制御剤に接触する(摩擦
作用) (2)帯電ブラシ6と感光体1との間の帯電ニップで負
極性の放電を受ける(放電作用) という2重の反転させる作用により、現像トナーと同極
性の負に帯電する。更に、電荷制御剤は目的の極性に帯
電させると共に、帯電を均一に行う効果がある。
極性放電により正極性に反転した転写残トナーを元の負
極性に再帯電させるので、帯電ブラシ6の極性とは同極
性になり、静電的な束縛(付着力)から開放される。そ
して、負極性に戻り束縛力から開放されたトナーは感光
体1に吐出され、感光体1の回転に従い最終的に現像装
置3で回収・再利用される。
のブラシ接触子(図2参照)11に電荷制御剤(不図
示)を付与することで、摩擦帯電作用にトナーの散らし
効果が加わり、従来は困難であったクラスター状や多層
から成る転写残トナーに対しても敏速、かつ均等に帯電
させることができる。
像形成時や急激な環境変化のもとでも均一な帯電が行わ
れ、長期的に高画質が維持される。
アップを防止できるので、転写残トナーの極性がより均
一に制御され、更なる回収性の向上を図ることができ
る。
剤としては、例えばカップリング剤、カップリング剤で
変性した樹脂、イオン性の染顔料や有機金属化合物、樹
脂、変性シリコーンオイル等があり、中でも長期的な電
荷制御性が安定しているカップリング剤、イオン性の染
顔料や有機金属化合物が好ましい。
は、シラン系カップリング剤、チタネート系カップリン
グ剤、アルミニウム系カップリング剤などがあるが、以
下に具体例を示す。
例えばヘキサメチルジシラザン、トリメチルシラン、ト
リメチルクロルシラン、トリメチルエトキシシラン、ジ
メチルジクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリ
ルジメチルクロルシラン、アリルフェニルジクロルシラ
ン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメ
チルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシラ
ン、β−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチル
ジメチルクロルシラン、トリオルガノシリルメルカプタ
ン、トリメチルシリルメルカプタン、トリオルガノシリ
ルアクリレート、ビニルジメチルアセトキシシラン、ジ
メチルジエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、
ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメチルジシロキサ
ン、1.3−ジビニルテトラメチルジシロキサン、1.
3−ジフェニルテトラメチルジシロキサン及び1分子当
たり2から12個のシロキサン単位を有し、末端に位置
する単位にそれぞれ1個宛の硅素原子に結合した水酸基
を含有したジメチルポリシロキサン等が挙げられる。
トリメトキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、ジメチルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジエ
チルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジプロピルア
ミノプロピルトリメトキシシラン、ジブチルアミノプロ
ピルトリメトキシシラン、モノブチルアミノプロピルト
リメトキシシラン、ジオクチルアミノプロピルジメトキ
シシラン、ジブチルアミノプロピルジメトキシシラン、
ジブチルアミノプロピルモノメトキシシラン、ジメチル
アミノフェニルトリエトキシシラン、トリメトキシシリ
ル−γ−プロピルフェニルアミン、トリメトキシシリル
−γ−プロピルベンジルアミン等である。
いは併用して使用される。
は、例えばイソプロピルトリイソステアロイルチタネー
ト、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェー
ト)チタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチル
ーアミノエチル)チタネート、テトラオクチルビス(ジ
トリデシルホスファイト)チタネート、テトラ(2.2
−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデ
シル)ホスファイトチタネート、ビス(ジオクチルパイ
ロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス
(ジオクチルパイロホスフェート)エチレンチタネー
ト、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプ
ロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソ
プロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネート、
イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネート、
イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタネー
ト、イソプロピルトリクミルフェニルチタネート、テト
ライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネ
ートなどがある。これらの中でも直鎖系炭化水素から成
る疎水基を有するものが好ましい。
ては、例えばアセトアルコキシアルミニウムジイソプロ
ピレートを挙げることができる。
うな樹脂としては、例えばシラン系カップリング剤変性
シリコーン樹脂を挙げることができる。
は、前記した通りであるが、中でもメトキシシラン類が
好ましく、より具体的には、例えば3−アミノプロピル
トリメトキシシラン、(N、N−ジメチル−3−アミノ
プロピル)トリメトキシシラン、(N、N−ジエチルー
3−アミノプロピル)トリメトキシシラン、N−メチル
アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノ
エチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシランなどがある。
ル)プロピル」−4、5−ジヒドロイミダゾール、トリ
メトキシシリルプロピルジエチレントリアミンなども使
用される。
オン性化合物としてのニグロシン染料、アジン染料、イ
ミダゾール金属塩や2量体などのイミダゾール化合物、
トリフェニルメタン系染顔料、4級アンモニウム塩、4
級アンモニウム塩を側鎖とするポリマーなどがあり、こ
れらは相対的に正帯電性を示すことが多い。また、ジー
ターシャリーブチルサリチル酸のクロム化合物や亜鉛化
合物などに代表される芳香族カルボン酸誘導体の金属化
合物、ビフルオロフェニルウレアに代表される芳香族尿
素化合物などは、相対的に負帯電性を示す傾向にある。
ツ素樹脂、シリコーン樹脂などがある。
コーンオイルとしては、25℃における粘度が0.5〜
10000、好ましくは1〜1000センチストークス
の物が用いられ、例えばジメチルシリコーンオイル、メ
チルフェニルシリコーンオイル、α−メチルスチレン変
性シリコーンオイル、クロルフェニルシリコーンオイ
ル、フッ素変性シリコーンオイル等が好ましい。
ースとなるブラシ接触子にシリコーンオイルを噴霧する
方法や、あるいは適当な溶剤にシリコーンオイルを溶解
あるいは分散せしめた後、ブラシ接触子にコートし溶剤
を除去する方法などがある。
の表面(最外層)に電荷注入層を有している。
効率的に導電性基体に逃がす役割をはたし、残留電位を
低減させることができるので、コントラストの変動が抑
えられ長期的に均一な画像が得られる。
は、絶縁性の結着樹脂に光透過性で、かつ導電性の粒子
を適量分散させた樹脂層、半導体などで構成された無機
層などを挙げることができる。また、ポリピロール、ポ
リチオフェン、ポリアニリンなどの電子共役性ポリマー
や有機ポリシラン類などの導電性高分子から成る有機層
を用いることもできる。
層)結着樹脂には、ポリエステル樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリスチレン樹脂、フッ素樹脂、セルロース、
塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、エ
ポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アルキド樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニール共重合体樹脂等の樹脂を用いることが
できる。
ム、銀、ニッケル等の金属、酸化亜鉛、酸化錫、酸化ア
ンチモン、酸化スズ、酸化チタン、あるいはこれらの固
溶体、もしくは融着体等の金属酸化物、ポリアセチレ
ン、ポリチオフェン、ポリピロール等の導電性ポリマー
等が使用できるが、感光体1の透光性の観点から透明度
の高い酸化スズ等の金属酸化物を選択使用することがよ
り好ましい。
点から0.3μm以下が好ましく、好適には0.1μm
以下である。導電性微粒子を電荷注入層に含有させる場
合、導電性微粒子の含有量は、その粒径にも依存する
が、結着樹脂に対し2〜280重畳%の範囲が好まし
い。含有量が2重量%未満では、電荷注入層の抵抗調整
が困難となり、また、280重量%を越えると、結着樹
脂の塗膜性が部分的に低下することがある。よって、導
電性微粒子の含有量は、結着樹脂に対し2〜280重量
%の範囲が好ましい。
接着性、あるいは成膜後の塗膜平滑性の向上を目的とし
て、種々の添加剤を加えることができる。また、分散性
の向上に関しては、カップリング剤、あるいはレベリン
グ剤などにより、導電性微粒子の表面改質を行うことは
非常に有効である。さらには、分散性向上の点から、結
着樹脂として硬化型樹脂を用いることが効果的である。
は、導電性微粒子を硬化性モノマー、またはオリゴマー
の溶液中に分散下塗工液を感光層上に塗布、成膜後、熱
または光照射によって該塗膜を硬化させて表面層とす
る。このような硬化型樹脂としては、例えばアクリル樹
脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等が
挙げられるが、これに限ったわけではなく、塗布成膜後
に光または熱等のエネルギーを与えることにより化学反
応を起こして硬化する樹脂であれば使用可能である。
及び必要に応じ添加剤の適当な溶液、または分散溶液を
感光体1上に塗布乾燥することにより得られ、この膜厚
は、好ましくは0.1〜10μm、好適には0.5〜5
μmである。
もよい。電荷注入層に滑材粉末を含有させることによ
り、感光体1と帯電ブラシ(ブラシ接触子)6との摩擦
が低減され、電子写真装置の力的負荷が軽滅できる。更
に、感光体1表面の離型性も向上するため、トナーの付
着が防止できる。
力の低い、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、またはポリオ
レフィン樹脂を用いるのが好ましい。特に好ましくは、
4フッ化ポリエチレン樹脂である。この場合、滑材粉末
の添加量は、好ましくは電荷注入層重量に対して、2〜
50重量%、より好ましくは、5〜40重量%である。
2重畳%以下では滑材粉末の量が十分でないため、帯電
性の向上効果を十分に発揮できないことがあり、また、
50重畳%を越えると、画像の分解能、または感光体1
の感度が低下する傾向にある。
うな電荷注入層としては、例えばアモルファスシリコン
などの半導電体を挙げることができる。
光導電化されたアモルファスシリコンを選択することに
より、高周波グロー放電分解によりプラズマ化学気相堆
積装置を用いて連続的に作製できる。
入層と感光層の接着性を高めたり、あるいは電荷のバリ
アー層としての機能を付与する等の目的で、感光層と電
荷注入層の界面に中間層を設けることもできる。中間層
としては、例えばエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリステレン樹脂、アクリル樹脂、シリ
コーン樹脂などの樹脂材料が使用可能である。
にあるトラップ準位に電荷を注入して接触帯電を行なう
注入帯電が、Japan Hardcopy 92年論
文集p287の「導電性ローラを用いた接触帯電特性」
等に記載されている。ここで、注入帯電とはDC電圧を
印加することにより、印加された電荷を高い効率で感光
体上に保持形成することができる帯電方法である。
る帯電手段であるために、放電を利用した従来のDC帯
電方法に比べて放電成分は減少するので、オゾンの発生
を抑える効果が得られる。
与えれば、一般的な感光体に対しても良好な収束性をも
って帯電することができる。これは、低い抵抗値の帯電
部材で、かつ十分な帯電時間をとることにより感光体に
電荷が注入されるためであるが、感光体にピンホールや
削れ傷が生じた場合にはリークが発生し帯電不良を引き
起こす。
シ(ブラシ接触子)6と電荷注入層を積層した感光体1
を組み合わせることにより、帯電効率を向上させた状態
で、長期的に安定な帯電性を与える効果が得られるので
ある。
転では、低湿度環境において過剰な電荷によるチャージ
アップ現象が発生することがある。このような場合、ト
ナー極性が不均一化するが、本実施の形態のように、帯
電ブラシ(ブラシ接触子)6と電荷注入層を積層した感
光体1を組み合わせにより、放電成分を任意に滅少させ
ることが可能なのでチャージアップを防止させる効果が
得られ、同時にトナーの散らし効果及び効率的な摩擦帯
電性の効果により、より均一な極性制御が発揮される。
層を保持形成できるので、環境変化や感光体1の膜厚変
化による帯電性の変化が抑えられ、安定な画質が得られ
る。
×108 Ωcm〜1×1015Ωcmの範囲に調製するこ
とが好ましい。
mより小さい場合、静電潜像を保持できずに画像流れが
発生し、1×1015Ωcmを越えると帯電ブラシ6から
電荷を十分に受け取ることができず、帯電不良を生じる
ことがある。
像の再現性を満足するために、体積抵抗値を1×108
Ωcm〜1×1015Ωcmの範囲に調製するが、好まし
くは、高温高湿条件下での画像流れ防止の観点から1×
1010Ωcm〜1×1015Ωcm以下である。
膜を蒸着させたポリエチレンテレフタレート(PET)
上に電荷注入層を作製し、これを体積抵抗測定装置(ヒ
ューレットパッカード社製:4140B pAMATE
R)にて、温度23℃、湿度65%の環境で100Vの
電圧を印加し測定した。
いるトナーとしては、特に制限はないが、画像形成装置
の省エネルギー化、化成品有効利用の立場から重合トナ
ーとよい。
低融点化(ガラス転移濃度)、及び球形化が可能であ
り、定着工程の省電力化、転写効率の向上、感光体1へ
の付着防止などの効果が得られる。
技術で説明したように感光体1上の転写残トナーを掻き
落とし、廃トナー容器に捕集するクリーニング手段にお
いては、環境条件によってはトナーがすり抜けて局部的
ではあるが、ゴースト画像や帯電が不均一になる場合が
あることが指摘されている。
シ(ブラシ接触子)6と電荷注入層を積層した感光体1
を組み合わせることにより、このような発生は防止でき
るのであらゆる環境下で高画質が得られ、更には帯電ニ
ップのトナー通過がよりスムーズに進むので、現像装置
3でのトナー回収性が高まるという効果も得られる。
きるが、転写効率の向上からSF−1が100〜14
0、SF−2が100〜120の範囲が好ましく、特に
重合法により製造されたトナーが流動性、低融点の立場
からも好ましい。
る。
M)で1000培に拡大した2μm以上のトナー像を1
00個無作為にサンプリングし、その画像情報はインタ
ーフェエースを介して画像解析装置(ニコレ社製:Lu
zexlll)に導入して解析を行い、下式より算出し
た。
は粒子の周囲長、AREAは粒子の投影面を示す。SF
−1は、粒子の丸さの度合いを示し、SF−2は、粒子
の凹凸を示す。
重合し直接的に製造することができる。
極性樹脂、離型剤、帯電制御剤、重合開始剤、架橋剤な
どから成る重合性単量体組成物を、水系媒体中へ分散し
て重合性単主体組成物の粒子を生成させる。そして、こ
の粒子の表面に極性樹脂を局在下させ、粒子中の重合性
単量体を重合し、結着樹脂としてトナー粒子形成させ
る。また、水系媒体中に水溶性重合開始剤を添加してト
ナー粒子表面を処理することにより、収率良く生成する
ことができる。
スチレン−アクリート共重合体、スチレン−メタクリレ
ート共重合体などがある。極性樹脂としては、ポリエス
テル樹脂、スチレン共重合体などがある。着色剤として
は、カーボンブラック、ジスアゾ系黄色顔料、キナクリ
ドン系マゼンタ顔料、フタロシアニン系シアン顔料など
がある。離型剤としては、DSC吸熱曲線における吸熱
メインピーク値が120℃以下の低融点物質であるパラ
フィンワックス、ポリオレフィンワックス、フィッシャ
ートロピッシュワックス、アミドワックス、高級脂肪
酸、高級アルコールエステルワックスなどがある。架橋
剤としては、ジビニルベンゼン、カルボン酸エステル、
ジビニルアニリンなどがある。帯電制御剤としては、ニ
グロシン染料、トリフェニルメタン染料等の正帯電性、
含金属サリチル酸化合物、尿素誘導体、アゾ系染料等の
負帯電性の制御剤などがある。重合開始剤としては、ア
ゾ系や過酸化物系の重合開始剤などがある。
感光体1、トナー、現像剤の製造例について説明する。
について説明する。
ーボンを練り込んだレーヨン繊維(6デニール、平均繊
維径18μm)を基布に対してU字型に織り(幅15m
m)、繊維密度20万本/inch2 、パイル長5mm
のブラシ織物を作製する。次に、このブラシ織物を直径
6mmのステンレス製芯金に導電性接着剤を介してスパ
イラル状に巻き付けて、ローラブラシを作製する。
(1質量部)のMEK(100質量部)溶液中に浸し、
室温で15分間含浸する。これを高温スチーム雰囲気中
で高速回転させながらブラシの起毛を行い、更に110
℃で30分間高速回転させながら乾燥する。
06 Ωであった。以下、この製造例で得られた帯電ブラ
シを「帯電ブラシ1」とする。
作製したローラブラシに、Ti系カップリング剤(イソ
プロピルトリイソステアロイルチタネート、1質量部)
のトルエン(100質量部)溶液を噴霧し十分に含浸さ
せた後、高温スチーム雰囲気中で高速回転させながら起
毛し、更に130℃で30分間高速回転させながら乾燥
する。
06 Ωであった。以下、この製造例で得られた帯電ブラ
シを「帯電ブラシ2」とする。
ーボンを練り込んだアクリル繊維(6デニール、平均繊
維径20μm)を基布に対してU字型に織り(幅15m
m)、繊維密度20万本/inch2 、パイル長5mm
のブラシ織物を作製する。次に、このブラシ織物を直径
6mmのステンレス製芯金に導電性接着剤を介してスパ
イラル状に巻き付けて、ローラブラシを作製する。
ング剤(n−オクタデシルトリメトキシシラン、1質量
部)のMEK(100質量部)溶液を噴霧し十分に含浸
させた後、高温スチーム雰囲気中で高速回転させて起毛
し、更に120℃で30分間高速回転させながら乾燥す
る。
07 Ωであった。以下、この製造例で得られた帯電ブラ
シを「帯電ブラシ3」とする。
径13μmのPET繊維を基布に対しW字型に織り(幅
15mm)、繊維密度20万本/inch2 、パイル長
3mmのブラシ織物を作製する。次に、このブラシ織物
を塩化第2鉄水溶液(15質量%)に1時間含浸させ、
次いで過剰の水分を除去した後、ピロール蒸気で満たさ
れた密閉容器内(23℃)にセットし、3時間ピロール
蒸気と接触反応させて導電性ポリピロールを繊維上に形
成する。
エタノールでそれぞれ十分に洗浄してから110℃で3
0分間乾燥した後、直径6mmの芯金に巻き付けてロー
ラブラシを作製する。
トキシシラン(1質量部)のMEK(100質量部)溶
液を噴霧し、十分に含浸させてから高温スチーム雰囲気
中で高速回転させて起毛し、更に120℃で30分間高
速回転させながら乾燥する。
07 Ωであった。以下、この製造例で得られた帯電ブラ
シを「帯電ブラシ4」とする。
mのステンレス製芯金に、ケッチェンブラックとカーボ
ンブラックを混合分散したEPDM発泡体(平均発泡セ
ル径90μm)を円心状に形成し、外径が12mmにな
るように研磨する。この発泡ロールの抵抗は2×104
Ωであった。
をTi系カップリング剤(イソプロピルトリイソステア
ロイルチタネート、1質量部)のトルエン(100質量
部)溶液を含浸させ、100℃で30分間乾燥する。次
に、このブラシ織物を上記発泡ロールに導電性接着剤を
介してスパイラルに巻き付けて、帯電ブラシを作製し
た。
07 Ωであった。以下、この製造例で得られた帯電ブラ
シを「帯電ブラシ5」とする。
ンブラックを混合したEPDMを混練した後、芯金(外
径6mm)を挿入してから加硫、成形し外径12mmの
弾性ローラを作製する。次に、メタノール/トルエン混
合溶媒に溶解させたメチロール化ナイロン溶液中に弾性
ローラを浸浸塗布し、120℃で1時間加熱乾燥して、
帯電ブラシを作製した。
06 Ωであった。以下、この製造例で得られた帯電ブラ
シを「帯電ローラー1」とする。
例1の導電性カーボンを練り込んだレーヨン繊維を用い
て密度20万本/inch2 、パイル長5mmのブラシ
織物を作製する。次に、このブラシ織物を厚み0.5m
mのステンレス平板に貼り付けて、ブレード形状の帯電
ブラシを作製した。以下、この製造例で得られた帯電ブ
ラシを「帯電ブラシ6」とする。
いて説明する。
のアルミニウムシリンダー(導電性基体)上に感光層を
積層し、OPC感光体を作製する。
から順に第1、2、3、そして4層とする。
リンダーの欠陥等を均すため、また、レーザ露光の反射
によるモアレ発生を防止するために、導電性を有する膜
厚20μmの薄層を設けた。
シリンダー側から注入された正電荷が感光体表面に帯電
された負電荷を打ち消すことを防止する目的で、6.5
×106 Ωcmに調整したアミラン樹脂とメトキシメチ
ル化ナイロンから成る層を約1.5μm形成した。
料を分散した厚さ約0.4μmの樹脂層であり、レーザ
露光により正負の電荷対を発生させることができる。
ート樹脂にヒドラゾンを分散し、P型半導体層を形成し
た。この層は、電荷発生層で発生した正電荷を感光体表
面に輸送する機能を有し、感光体表面に帯電された負電
荷は、この層を移動することはできない。
光体1」とする。
体の最表面(第5層目)に電荷注入層を設ける。電荷注
入層は、光硬化性アクリル樹脂に酸化スズを分散した導
電性を有する樹脂層である。
導電化した粒径約0.03μmの超微粒子であり、結着
樹脂である光硬化性アクリル樹脂100質量部に対して
180質量部分散した。電荷注入層の抵抗は4.5×1
012Ωcmである。また、電荷注入層は、表面滑り性向
上の目的で、4フッ化エチレン樹脂粒子を20質量部、
分散剤を1.3質量部分散した。
光体2」とする。
径30mmのアルミシリンダーにグロー放電法を用い
て、阻止層、光導電層、表面層を有するアモルファスシ
リコン感光体を作製する。
-3Paに排気してから、250℃に調温されたアルミシ
リンダー表面に、SiH4 、B2 H6 、NO及びH2 の
各種ガスをフロー式で反応室に送り込む。そして、35
Paの内圧に達したところでグロー放電を生起させ、約
5.5μmの阻止層を形成する。
H4 、H2 ガスを使用し、約50Paの内圧条件下で2
5μmの光導電層を形成する。
し、約65Paの内圧条件下でグロー放電させて、膜厚
1μmのSiとCからなる表面層を形成して、アモルフ
ァスシリコン感光体を作製した。感光体の表面抵抗は1
×1013Ωcmであった。
光体3」とする。
いて説明する。
樹脂100質量部に、含金属アゾ染料2.5質量部、低
分子量ポリプロピレン3質量部、カーボンブラック4質
量部を乾式混合した後に、150℃に設定した2軸混練
押出機にて混練する。次に、得られた混練物を空冷し、
気流式粉砕機により微粉砕した後に風力分級して粒度分
布を調整する。次に、このトナー分級品100質量部に
対し疎水化処理酸化チタン1.5質量部を外添して、重
量平均粒径7.0μmのトナーを作製した。
0質量部、n−ブチルアクリレート12質量部、低分子
量ポリプロピレン5質量部、カーボンブラック5質量
部、含金属アゾ染料2.5質量部にアゾ系開始剤を加え
ながら分散混合し、燐酸カルシウム5質量部を分散した
純水500質量部に加えホモミキサーにより分散し、徐
々に昇温させながら最終的に70℃で、12時間重合す
る。
分級してトナー組成物を得る。次に、このトナー組成物
(100質量部)に、疎水化処理された酸化チタン(1
質量部)及びシリカ(1質量部)を外添して、重量平均
径6.1μmのトナーを作製した。
ところ、球状を示していた。形状係数は、SF−1は1
20、SF−は110であった。
いて説明する。
ッケル亜鉛フェライトにシリコーン樹脂をコートした現
像キャリア(100質量部)に、上記トナー製造例1の
トナーを6.5質量部を混合して現像剤を製造した。
像剤1」とする。
ッケル亜鉛フェライトにアクリル変性シリコーン樹脂を
コートした現像キャリア(100質量部)に、上記トナ
ー製造例2のトナーを6.5質量部を混合して現像剤を
製造した。
像剤2」とする。
果を評価した。
たクリーナーレス(現像同時クリーニング方式)の画像
形成装置を用いた。
セススピードを150mm/sとし、現像ローラ3aに
印加する現像バイアスとして、−500Vの直流電圧に
1000Vのピーク間電圧で周波数3000Hzの矩形
波を重畳したバイアスを用いた。
い、帯電ブラシに、感光体に対し対向回転できるように
外部駆動モータを接続した。
各種感光体に対し次のように設定した。
1」の場合には、帯電バイアス: DC帯電の場合:DC電圧=−1300V AC帯電の場合:DC電圧=−700V AC電圧=ピーク間電圧1500V 注入帯電:なし ブラシの周速差:130%共通 上記感光体の製造例2、3で製造した「感光体2」、
「感光体3」の場合には、 帯電バイアス: 弱DC帯電の場合:DC電圧=−1000V 弱AC帯電の場合:DC電圧=−700V AC電圧=ピーク間電圧700V 注入帯電:DC電圧=−750V ブラシの周速差:弱DC帯電の場合には110% 弱AC帯電の場合には110% 注入帯電の場合には150% なお、上記各「感光体2」、「感光体3」の場合での注
入帯電効率Rは、次式から90%以上であった。
圧(V)である。
稿をA4横送りで1万枚連続画像形成耐久を行い、ゴー
スト及び帯電不良により発生する画像カブリを反射温度
計で計測した。耐久環境は、温度23℃/相対湿度60
%(N/N環境)、温度23℃/相対湿度10%(N/
L環境)である。
45度法)に基づいた反射濃度計(東京電色技術センタ
ー;TC−6MC)を用い、画像形成前後の差(%)を
算出しカブリ濃度とした。
画質として5%未満を実用上問題なしと判断する。
おける、表1のレベルに基づき評価した結果を図5に示
す。なお、図5において、図中の各部材の番号は、上記
各製造例で示した部材番号であり、評価欄のA、B、C
は、表1の評価レベルに基づく。また、評価欄の+は評
価なしを意味する。
せ(カップリング剤で表面処理した上記「帯電ブラシ
1」、電荷注入層を有する上記「感光体2」、重合トナ
ーからなる上記「現像剤2」)を有する上記図1の画像
形成装置(デジタル複写機)で、N/N環境(温度23
℃/相対湿度60%)、及びN/L環境(温度23℃/
相対湿度10%)で、弱DC帯電による1万枚の画像形
成耐久を行い、耐久前後のカブリを評価した。
の吐出し及び回収が良好に行われ、帯電が厳しいN/L
環境においてもカブリ1%以下であり、高画質が達成さ
れた。
合わせを有する上記図1の画像形成装置(デジタル複写
機)で、N/N環境(温度23℃/相対湿度60%)、
及びN/L環境(温度23℃/相対湿度10%)で、弱
DC帯電による1万枚の画像形成耐久を行い、耐久前後
のカブリを評価した。
の吐出し及び回収が良好に行われ、高画質が得られた。
て、帯電を注入帯電(帯電効率R>90%)で行い、同
様にカブリを評価した。
の吐出し及び回収が良好に行われ、高画質が得られた。
み合わせを有する上記図1の画像形成装置(デジタル複
写機)で、N/N環境(温度23℃/相対湿度60
%)、及びN/L環境(温度23℃/相対湿度10%)
で、弱DC帯電(実施例10では注入帯電)による1万
枚の画像形成耐久を行い、耐久前後のカブリを評価し
た。
の吐出し及び回収が良好に行われ、高画質が得られた。
組み合わせを有する上記図1の画像形成装置(デジタル
複写機)で、N/N環境(温度23℃/相対湿度60
%)、及びN/L環境(温度23℃/相対湿度10%)
で、DC帯電(実施例16ではAC帯電)による1万枚
の画像形成耐久を行い、耐久前後のカブリを評価した。
れ、更にN/L環境においてもカブリが抑えられており
(1〜3%)、良好な画質が得られた。
組み合わせを有する上記図1の画像形成装置(デジタル
複写機)で、N/N環境(温度23℃/相対湿度60
%)、及びN/L環境(温度23℃/相対湿度10%)
で、弱DC帯電(実施例19では注入帯電)による1万
枚の画像形成耐久を行い、耐久前後のカブリを評価し
た。
れ、更にN/L環境においてもカブリが抑えられており
(1〜3%)、良好な画質が得られた。
組み合わせを有する上記図1の画像形成装置(デジタル
複写機)で、N/N環境(温度23℃/相対湿度60
%)、及びN/L環境(温度23℃/相対湿度10%)
で、DC帯電(実施例23ではAC帯電)による1万枚
の画像形成耐久を行い、耐久前後のカブリを評価した。
い(1〜3%)良好な画橡が得られ、また、帯電が厳し
いN/L環境においても、カブリは5%以下であり、実
用的に問題のないレベルの画質が得られた。
記「感光体1」に対し従動回転できるように設定し、そ
の他は図5に示す組み合わせで実施例1と同様な評価を
行った。
湿度60%)でカブリが発生し、画質の低下が認めれ
た。
「感光体1」に固定させて比較例1と同様な評価を行っ
た。
湿度60%)でカブリが発生し、画質の低下が認めれ
た。
た各実施例では、帯電ブラシによる転写残トナーの吐出
し及び回収が良好に行われ、実用的に問題のないレベル
以上の画質を得ることができた。
ブラシ接触子に付与する電荷制御剤によって、転写によ
り反転したトナーの帯電極性を感光体の帯電極性と同極
性に制御することにより、転写残トナーの感光体への付
着が防止されて転写残トナーの現像器での回収性が向上
するので、均一な帯電が維持され高画質な画像を得るこ
とができる。
概略構成図。
ブラシを示す図。
電ブラシを示す図。
ブラシを示す図。
価を示す図。
Claims (7)
- 【請求項1】 導電性基体上に感光層を有する回動自在
な感光体と、該感光体の表面に接触または近接して設け
られ、前記感光体を帯電する帯電部材と、前記感光体の
表面に接触または近接して設けられ、前記感光体上に画
像露光して形成される静電潜像にトナーを混合した現像
剤を付着させてトナー像を形成するトナー担持体を有す
る現像手段と、前記トナー像を転写部において転写材へ
転写する転写手段とを備え、前記トナー担持体が、前記
転写材に転写されないで前記感光体上に残留する転写残
トナーを回収するクリーニング手投を兼ねる画像形成装
置において、 前記帯電部材は、前記感光体の表面に接触または近接す
るブラシ接触子であり、該ブラシ接触子に、前記転写手
段による転写により反転した前記トナーの帯電極性を前
記感光体の帯電極性と同極性に制御する電荷制御剤を付
与する、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記感光体の最表面に電荷注入層を有し
ている、 請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記電荷注入層は、金属酸化物を分散し
た樹脂層である、 請求項2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記電荷注入層は、無機半導体層であ
る、 請求項2記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記電荷注入層は、1×108 〜1×1
015Ωcmの体積抵抗値を有している、 請求項2、3又は4記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記電荷制御剤は、カップリング剤、カ
ップリング剤で変性した樹脂、イオン性の染顔料や有機
金属化合物、樹脂、変性シリコーンオイルのいずれかで
形成される、 請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記トナーは、重合法を用いて生成され
た球状トナーである、請求項1記載の画像形成装置。
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JP2004054036A (ja) * | 2002-07-22 | 2004-02-19 | Ricoh Co Ltd | 現像装置及び画像形成装置 |
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