JP2000160114A - 接着テープ - Google Patents

接着テープ

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JP2000160114A
JP2000160114A JP10335316A JP33531698A JP2000160114A JP 2000160114 A JP2000160114 A JP 2000160114A JP 10335316 A JP10335316 A JP 10335316A JP 33531698 A JP33531698 A JP 33531698A JP 2000160114 A JP2000160114 A JP 2000160114A
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JP
Japan
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tape
adhesive tape
adhesive
release paper
work
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JP10335316A
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English (en)
Inventor
Yuichi Nishiyama
優一 西山
Kenichi Koyama
憲一 小山
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接着テープを水貼り方法でワークに接着すると
きに、折り曲げ部には水のつかない接着テープを提供す
る。 【解決手段】テープ貼り付け面の少なくとも一端が巻き
込み状に折り曲げられたワークの該テープ貼り付け面に
貼り付けられる接着テープであって、該テープ本体の裏
面に接着剤を介して離型紙を積層し、該離型紙の前記接
着剤と反対側に防水フィルムを積層するとともに、前記
ワークの折り曲げ部以外に対応する離型紙に多数の小孔
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車ボデーな
どのワークの表面に装飾用として貼り付けるテープ又は
フィルム(以下、接着テープという)に関する。さらに
詳しくは、ワークの一般のテープ貼り付け面とワークの
巻き込み状に折り曲げられた貼り付け面によって貼り付
け方法を変更する場合に対応可能な接着テープに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車ボデーなどのワークWに接
着テープ11を張り付ける場合には、図7に示すように
該接着テープ11とワークWのテープ貼り付け面Waと
の間に気泡Bが入りやすく、気泡Bが入った場合には接
着テープ11に凹凸が残ったり剥がれやすくなるため、
この気泡Bを取り除くためにヘラHで気泡を追い出した
り、接着テープ11を貼り直したり、貼り直しの時に大
きな引き剥がし力を要し、また気泡Bにピンを刺してピ
ン孔から空気を除去するなど多くの工数を要し、気泡B
を取り除いても接着テープ11の表面が綺麗にならない
などの問題がある。この問題を解決するために、従来は
接着テープ11の接着剤を水に接触せしめて該接着剤を
湿潤させて貼り付ける所謂「水貼り」といわれる方法が
採用されている。この「水貼り」による接着方法は、先
ず接着テープ11の離型紙を剥がして、この接着テープ
11の接着剤層を水槽などに貯留してある水に接触させ
て該接着剤層を湿潤させることにより、貼り付け当初は
ワークWに対して滑りやすくし、水分が蒸発するにした
がって確実に接着されるものである。したがって、この
接着当初の滑りやすい状態の時に気泡BをヘラHなどで
押出す作業が容易に行えるので、広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この水
貼り方法では短時間で接着することは困難なため、図8
に示すように例えば自動車ドアなどのワークWの端部が
巻き込み状に折り曲げられた折り曲げ部Whにこの水貼
り方法で接着テープ11の端縁部11bを折り曲げて貼
り付ける場合には、この接着テープ11の復元力により
剥がれてしまうという問題がある。また、離型紙を剥が
してから接着テープ11を水に接触させるため、接着テ
ープ11を水槽の端縁などに接触させてしまうなどの作
業性の悪さもある。
【0004】この発明は、上記従来の問題点に鑑み、ワ
ークの巻き込み状に折り曲げられた端部においても接着
テープの端縁部を折り曲げて確実に貼り付けることので
きる接着テープを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の接着テ
ープは、テープ本体の裏面全面に接着剤を介して積層し
た離型紙の端縁部を除く主要部に多数の小孔を穿設した
ことを特徴とする。この発明によれば、「水貼り」の方
法により接着テープをワークに貼り付ける場合に、テー
プ本体に離型紙を残したまま該離型紙側を水に接触させ
ることにより、水が離型紙に設けた多数の小孔を通過し
て接着剤に接触するので、接着テープを水に接触させる
場合に離型紙を剥がす必要がなく、接着テープが途中で
他のものに貼り付くことがない。
【0006】請求項2に記載の接着テープは、前記離型
紙の、前記接着剤層と反対面に防水フィルムを積層し
て、該防水フィルムにより前記多数の小孔を閉止したこ
とを特徴とする。この発明によれば、防水フィルムによ
りこの多数の小孔を閉止するので、離型紙の多数の小孔
から接着剤が大気中の水分を吸収して変質することを防
止することができる。
【0007】請求項3に記載の接着テープは、前記離型
紙の、多数の小孔を穿設した主要部と、小孔を穿設しな
い端縁部とを分割したことを特徴とする。この発明によ
れば、離型紙をその主要部と端縁部とに分割してテープ
本体の裏面に積層したので、テープ貼り付け時に主要部
を剥離した後、離型紙の端縁部によりテープ本体とワー
クとの位置決めが容易となる。
【0008】請求項4に記載の接着テープは、テープ貼
り付け面の少なくとも一端が巻き込み状に折り曲げられ
たワークに貼り付けられる接着テープであって、該ワー
クの折り曲げ部以外に対応する位置の離型紙に多数の小
孔を穿設したことを特徴とする。この発明によれば、ワ
ークのテープ貼り付け面のみの離型紙の部分に多数の小
孔を設けたことによって、水貼りする場合にワークのテ
ープ貼り付け面のみに接着テープの接着剤層を湿潤させ
ることができ、ワークの巻き込み状に折り曲げられた部
位に対応する接着テープの端縁部には水が接触せず、し
たがってこの端縁部の接着時間が短く、接着テープの復
元力に抗して確実に接着することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明の具体的な実施の
形態として自動車ボデーに適用した実施例について、図
1ないし図6に基づき詳細に説明する。図1は自動車ボ
デーWの側面を装飾するために、該側面のドアD等に渡
って装飾用として接着テープTのテープ本体1を張り付
けた状態を示している。該テープ本体1は、自動車ボデ
ーWのフロントフェンダーFf、フロントドアDf、リ
アドアDr及びリアクォータパネルQに渡って接着され
る。
【0010】そして、フロントドアDf、リアドアDr
の前後の見切り部で該テープ本体1を分割して図2の断
面図に示すように、テープ本体1の端縁部1bをドアD
の前後端で巻き込み折り曲げられたヘミング部Dhに沿
って折り曲げて接着している。なお、この折り曲げ接着
はフロントフェンダーFfの後端部でも同様に行われ
る。
【0011】この接着テープTは図4及び図5の断面図
に示すように、テープ本体1の裏面に接着剤2を塗布し
た接着剤層と、該接着剤2に接触する離型紙3と、この
離型紙3に接触する防水フィルム4との4層構造となっ
ている。そして、図3に示す平面図で明らかなように、
この接着テープTの端縁部から折り曲げ線5までの両端
縁部Tbを除く大部分の主要部Taの離型紙3aには多
数の小孔31,31−−が穿設されている。この離型紙
3aに設けた多数の小孔31の直径は、該接着テープT
を水に接触させた時に水の表面張力に抗して水がこの小
孔31を浸透して接着剤2に到達するように約1mm程度
とされている。
【0012】この接着テープTの両端縁部Tbの離型紙
3bには小孔31が設けられていない。これは、ドアD
の折り曲げ部分Dhにテープ本体1を貼り付ける場合
に、この折り曲げ部分Dhは水貼りをせずに一般部Da
より接着しやすくするため、接着テープTを水に接触さ
せた時に、離型紙3により接着剤2に水が浸透するのを
防止するためである。
【0013】また、離型紙3の接着剤2と反対の面に防
水フィルム4を添着している。これは、接着テープTを
保管する場合に離型紙3aに設けた多数の小孔31から
大気中の水分が浸透して、接着剤2がこの水分を吸収し
て変質し、テープ使用時(テープを張り付ける時)に不
具合とならないようにするためである。
【0014】以上のように構成した実施形態の作用につ
いて説明する。通常、この接着テープTは自動車製造工
場では自動車が完成してから、あるいは自動車販売店で
は納車する前に、自動車ボデーWに接着される。このテ
ープ本体1を自動車ボデーWに接着するには、先ず接着
テープTの裏面の防水フィルム4を離型紙3から剥が
す。次いで水槽などに貯留した水に離型紙3を残したま
まの接着テープTを接触させる。すると水は離型紙3a
に設けた多数の小孔31から浸透して接着テープTの接
着剤2を湿潤させる。このとき、離型紙3に小孔31を
設けていない接着テープTの端縁部Tbの接着剤2は水
と接触しないので湿潤しない。
【0015】接着剤2が十分湿潤したら、離型紙3を接
着テープTから剥がして自動車ボデーWに対するテープ
本体1の位置を決めて先ずテープ本体1の平面部分1a
をドアDの一般部Daに貼り付ける。この時、自動車ボ
デーWとテープ本体1aとの間に気泡Bが残った場合に
は、テープ本体1aの表面からヘラHなどで気泡Bを移
動させてテープ本体1外へ追い出す。同時にテープ本体
1とドアDの一般部Daとの間の水も追い出すこととな
る。この場合、テープ本体1の接着剤は湿潤しているの
で、すぐには自動車ボデーWに接着されず、したがって
容易に気泡Bをテープ本体1外へ追い出すことができ
る。
【0016】その後、テープ本体1の端縁部1bの接着
剤2が湿潤していない部分を、ドアの折り曲げ部Dhに
沿って折り曲げて接着する。なお、気泡Bの追い出し作
業に影響がなければ、この端縁部1bの接着を気泡Bの
追い出しより先に行ってもよい。そして、自動車ボデー
Wを自然乾燥又は強制乾燥させてテープ本体1の接着を
完了する。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、離型紙に多数の小孔
を設けたことによって、水貼りする場合に接着テープに
離型紙を付けたまま該接着テープを水に接触させて、こ
の小孔により接着テープの接着剤層を湿潤させることが
できるので、ワークにテープ本体を張り付ける際に生ず
るテープ本体とワーク間の気泡を容易に追い出すことが
でき、貼り付け作業が容易となる。また、この離型紙に
設けた小孔は、ワークのテープ貼り付け面のみであっ
て、巻き込み状に折り曲げられた部位に対応する離型紙
にはこの小孔を設けないので、テープ本体のこの部分の
接着剤には水が接触せず、したがって接着時間が短く、
テープの復元力に抗して確実に接着することができる。
【0018】なお、本発明は上記実施の形態に示した構
成に限らず変更が可能である。例えば、防水フィルムは
テープ全面に設けた例で示したが、多数の小孔を設けた
離型紙の部分のみに設けてもよい。また、多数の小孔を
設けた離型紙の主要部とテープ端縁部の離型紙とを連続
とした例で示したが、別体としても良い。即ち、図6に
示すように、離型紙3をテープTの主要部Taと端縁部
Tbとに対応する主要部3aと端縁部3bに分割し、テ
ープ本体1の端縁に設けた離型紙3bを残して主要部3
aを剥がし、残された離型紙3bの端縁部による折り曲
げ線5でドアDに対するテープ本体1の位置を決めて、
該テープ本体1をドアDに水貼りし、エアー抜き(気泡
Bの追い出し)、水の押出しを完了した後、端縁部の離
型紙3bを剥がし、テープ本体1の端縁部1bをドアD
の折り曲げ部Dhに沿って折り曲げ接着する。これによ
れば、接着テープの端部の接着性とワークに対する接着
テープの位置精度が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接着テープを貼り付けた自動車ボデー
の斜視図である。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】本発明の接着テープの平面図である。
【図4】図3のY−Y線に沿う断面図である。
【図5】図4のZ部拡大図である。
【図6】本発明の他の実施例の接着テープを位置決めす
る状態の断面図である。
【図7】従来のテープ貼り付け時の断面図である。
【図8】従来のドア端部の斜視図である。
【符号の説明】
1 テープ本体 2 接着剤 3 離型紙 4 防水フィルム B 気泡 D ドア W ワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ本体の裏面全面に接着剤を介して積
    層した離型紙の端縁部を除く主要部に多数の小孔を穿設
    した接着テープ。
  2. 【請求項2】前記離型紙の、前記接着剤層と反対面に防
    水フィルムを積層して、該防水フィルムにより前記多数
    の小孔の開口部を閉止した請求項1記載の接着テープ。
  3. 【請求項3】前記離型紙の、多数の小孔を穿設した主要
    部と、小孔を穿設しない端縁部とを分割してテープ本体
    に積層した請求項1ないし請求項2記載の接着テープ。
  4. 【請求項4】テープ貼り付け面の少なくとも一端が巻き
    込み状に折り曲げられたワークに貼り付けられる接着テ
    ープであって、該ワークの折り曲げ部以外に対応する位
    置の離型紙に多数の小孔を穿設した請求項1乃至3記載
    の接着テープ。
JP10335316A 1998-11-26 1998-11-26 接着テープ Pending JP2000160114A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016090372A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 株式会社デンソー 超音波センサ装着構造及びリテーナ
JP2017144913A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 株式会社デンソー センサ用リテーナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016090372A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 株式会社デンソー 超音波センサ装着構造及びリテーナ
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