JP2016090372A - 超音波センサ装着構造及びリテーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】両面テープを利用してバンパに超音波センサを装着する超音波センサ装着構造において、両面テープが凹部と対向した部分に空気が残留するのを抑制する技術の提供。【解決手段】車両のバンパ(3)に貼り付けられる両面テープ(50)と、前記両面テープを介して前記バンパに装着されるバンパ装着面(17)と、超音波センサ(5)が装着されるセンサ装着部(31,37)と、を有し、樹脂にて成形されたリテーナ(1)と、前記バンパ装着面のうち、凹部が形成された箇所、又は、凹部が形成されやすい箇所に形成された第1穴部(20)と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、バンパに超音波センサを装着するための超音波センサ装着構造及びその超音波センサ装着構造の一部を構成可能なリテーナに関する。
従来、自動車等の車両のバンパに超音波センサを装着する場合、当該超音波センサが装着されたリテーナを、両面テープを介して前記バンパに装着する方法がとられる場合がある(例えば、特許文献1参照。)。
一方、バンパやリテーナに限らず、両面テープを利用して何らかの部材を装着する際、両面テープのいずれかの面に空気が残留すると接着力が低下する。そこで、基板にアルミニウム製の放熱板を接着する技術において、両面テープの接着面における残留空気を外部に逃がすための溝を、基板と接着される側の放熱板表面に設けることが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2013−228225号公報 特開平6−328755号公報
ところが、前記リテーナは、多くの場合、樹脂を射出成形等によって成形して製造される。その場合、成形後に樹脂が収縮することによって成型品表面にできる凹部、すなわち樹脂ヒケによる凹部(以下、単にヒケとも言う。)がリテーナ表面に形成されることがある。このようなヒケの表面に両面テープが貼り付けられた場合、その部分に空気が残留して接着力が低下する可能性がある。このため、特許文献2と同様に、ヒケの位置とは無関係に溝を形成すると、ヒケと両面テープとの間に入り込んだ空気を良好に逃がすことができない可能性がある。また、ヒケではなく、意図的に凹部がリテーナ表面に形成された場合にも、その凹部の表面に両面テープが貼り付けられた場合、同様の課題が生じる。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、両面テープを利用してバンパに超音波センサを装着する超音波センサ装着構造において、両面テープが凹部と対向した部分に空気が残留するのを抑制する技術の提供を目的としている。
本発明の超音波センサ装着構造は、車両のバンパ(3)に貼り付けられる両面テープ(50)と、前記両面テープを介して前記バンパに装着されるバンパ装着面(17)と、超音波センサ(5)が装着されるセンサ装着部(31,37)と、を有し、樹脂にて成形されたリテーナ(1)と、前記バンパ装着面のうち、凹部が形成された箇所、又は、凹部が形成されやすい箇所に形成された第1穴部(20)と、を備える。
リテーナにおけるバンパ装着面は、両面テープを介して前記バンパに装着される。また、前記リテーナにおけるセンサ装着部には、超音波センサが装着される。このため、超音波センサは、リテーナ及び両面テープを介してバンパに装着される。リテーナは樹脂にて成形されており、前記バンパ装着面のうち、ヒケ若しくはその他の凹部が形成された箇所、又は、ヒケ等の凹部が形成されやすい箇所には、第1穴部が形成されている。このため、両面テープをバンパ装着面に貼り付ける際、バンパ装着面における凹部に残留した空気を第1穴部へ逃がすことができ、両面テープが前記凹部と対向した部分に空気が残留するのを抑制することができる。また、このようにして、バンパ装着面に形成された凹部の表面と両面テープとが密着すると、バンパ装着面が平坦である場合に比べて接着面積が増えるため、超音波センサをバンパに一層良好に装着することができる。
なお、本発明の超音波センサ装着構造は、車両のバンパに貼り付けられる両面テープ(150)と、前記両面テープを介して前記バンパに装着されるバンパ装着面(17)と、超音波センサ(5)が装着されるセンサ装着部(31,37)と、を有し、樹脂にて成形されたリテーナ(101)と、前記バンパ装着面のうち、凹部が形成された箇所、又は、凹部が形成されやすい箇所を対象箇所として、前記両面テープのうち、前記対象箇所に貼り付けられる部分を貫通した第2穴部(120)と、を備えるものであってもよい。
このように、バンパ装着面のうち、ヒケ若しくはその他の凹部が形成された箇所、又は、ヒケ等の凹部が形成されやすい箇所を対象箇所として、両面テープのうち前記対象箇所に貼り付けられる部分を貫通した第2穴部を備えた場合も、同様の作用・効果が生じる。すなわち、両面テープをバンパ装着面に貼り付ける際、バンパ装着面における凹部に残留した空気を第2穴部へ逃がすことができ、両面テープが前記凹部と対向した部分に空気が残留するのを抑制することができる。
また、本発明のリテーナは、車両のバンパ(3)に両面テープ(50)を介して装着されるバンパ装着面(17)と、超音波センサ(5)が装着されるセンサ装着部(31,37)と、前記バンパ装着面のうち、凹部が形成された箇所、又は、凹部が形成されやすい箇所に形成された第1穴部(20)と、を備える。このように構成されたリテーナは、先に説明した本発明の超音波センサ装着構造の一部を構成可能である。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態におけるリテーナ及び超音波センサを示す斜視図である。 そのリテーナ及び超音波センサの構成を示す分解斜視図である。 そのリテーナ及び超音波センサの構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図、(D)は正面図、(E)は背面図、(F)は下面図である。 そのリテーナの第1部分の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図、(D)は正面図、(E)は背面図、(F)は下面図である。 そのリテーナの第2部分の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図、(D)は正面図、(E)は背面図、(F)は下面図である。 そのリテーナを使用した超音波センサ装着構造を示す分解斜視図である。 その超音波センサ装着構造の要部を示す断面図である。 第1実施形態の変形例におけるリテーナの構成を示す斜視図である。 そのリテーナの要部を示す断面図である。 第2実施形態の超音波センサ装着構造を示す分解斜視図である。 その超音波センサ装着構造の要部を示す断面図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示すリテーナ1は、車両のバンパ3(図6参照。)に超音波センサ5を装着するためのものである。なお、以下の説明においては、必要に応じて図1に併記した上下左右前後の各方向を利用して説明を行う。ただし、これらの各方向は、リテーナ1及び超音波センサ5を構成する各部の相対的な位置関係を簡潔に説明するために規定した方向にすぎない。実際にリテーナ1及び超音波センサ5が利用されるに当たって、これらがどのような方向に向けられるかは任意である。
図1,図2に示すように、超音波センサ5は、本体6とマイクロフォン支持部7とマイクロフォン8と端子部9とを備えている。本体6は、概略直方体状に構成され、マイクロフォン8を駆動する回路基板(図示省略)を内蔵している。マイクロフォン8は、本体6から前方に向かう中心軸を有する円柱状に構成されている。マイクロフォン支持部7は、その円柱状のマイクロフォン8を直径方向外周から支持する円筒状に構成され、本体6の前方に当該本体6と一体に設けられている。マイクロフォン8は、外部に向かって超音波を送信すると共に、障害物に当たって戻ってきた反射波を受信する。端子部9は、本体6の左側面から左後方に斜めに突出している。すなわち、端子部9は、バンパ3への超音波センサ5の装着時にバンパ3から斜めに離れる方向に突出している。この端子部9は、図3(B)に示すように、外部機器と接続するための外部接続用端子9Aと、その外部接続用端子9Aを包囲する角筒状のケース9Bとを備えている。
リテーナ1は、第1部分10と第2部分30とを組み合わせて構成されている。図2,図4に示すように、第1部分10は、長方形板状の板状部11と第1筒状部13と円形凹部15とバンパ装着面17とを、樹脂にて一体成形して構成されている。第1筒状部13は、第2部分30に設けられてマイクロフォン支持部7を挿入可能な第2筒状部34(後述する。)を挿入可能な筒状に構成されている。
また、第1筒状部13の中心軸は、車両の前後方向とバンパ3の表面とのなす角度に応じた角度で板状部11と交差しており、その内壁面は板状部11を貫通している。円形凹部15は、第2部分30に設けられた円板状の鍔部33(後述する。)を支持可能なように、板状部11の前側面(すなわちバンパ3側の面)に形成された円形の窪みとして構成されている。バンパ装着面17は、円形凹部15の周囲に、上下が欠損した円環状に設けられている。このバンパ装着面17は、板状部11より前方(すなわちバンパ3側)に盛り上がった平滑面として構成されている。
第2部分30は、図2,図5に示すように、マイクロフォン嵌合部31と鍔部33と第2筒状部34と取付片35とを樹脂にて一体成形して構成されている。マイクロフォン嵌合部31の前側端面には、マイクロフォン8の先端部8Aが嵌合する穴31Aが形成されている。このマイクロフォン嵌合部31は、外周が後述のバンパ穴3A(図6参照。)に嵌合するキャップ状に構成されている。鍔部33は、マイクロフォン嵌合部31の外周面における後側端縁から、半径方向外周に向かって円板状に突出している。
第2筒状部34は、マイクロフォン支持部7が貫通可能な筒状に構成されている。第2筒状部34も、板状部11と第1筒状部13とがなす角度と同様の角度で鍔部33を貫通しており、鍔部33の後方に延びるように設けられている。第1筒状部13の内面には、図5(E)に示すように、マイクロフォン支持部7の外周に設けられたリブ7A(図2参照。)を受け入れる第1溝34Aが形成されている。筒状部34における第1溝34Aの形成箇所には外部に突出した突出部34Bが形成され、第1筒状部13の内面にはその突出部34Bを受け入れる第2溝13Bが形成されている(図4(E)参照。)。
取付片35は、当該第2部分30を第1部分10及び超音波センサ5に取り付けるためのもので、鍔部33の後側から長尺の板状に突出している。また、取付片35は、超音波センサ5の上下面に延びるように、第2筒状部34を挟んで一対設けられている。各取付片35の先端には矩形穴37が形成されている。
第2部分30の鍔部33が第1部分10の円形凹部15に嵌合されると、一対の取付片35は、第1筒状部13の内壁面に形成された矩形の凹部13Aを貫通して、第1筒状部13よりも後方に達する。この状態で、超音波センサ5のマイクロフォン支持部7及びマイクロフォン8を第1筒状部13及びマイクロフォン嵌合部31に嵌合させると、本体6の上下面に形成された突起6Aが矩形穴37に係合する。また、第1筒状部13の凹部13Bの内壁面に形成された一対のフックが、取付片34Bに付属している爪に係合する。これによって、超音波センサ5と第1部分10と第2部分30とが一体に接続される。
そして、これらの部材は、図6に示すように、両面テープ50を介してバンパ3に装着される。より詳細には、第1部分10におけるバンパ装着面17が、両面テープ50によってバンパ3に貼り付けられる。
また、このとき、マイクロフォン嵌合部31は、両面テープ50に形成されたテープ穴51及びバンパ3に形成されたバンパ穴3Aを貫通して、バンパ3の外側面に露出する。従って、マイクロフォン8も、穴31Aを介してバンパ3の外側面に露出する。ここで、第2部分30は、第1部分10に比べて、バンパ3を塗装するための塗料が定着しやすい樹脂にて一体成形されている。このため、バンパ3の塗装と同時に、バンパ穴3Aから露出したマイクロフォン嵌合部31の塗装が良好に実行される。また、第1部分10は、第2部分30に比べて、両面テープ50に接着されやすい樹脂にて一体成形されている。このため、バンパ装着面17は、一層強固にバンパ3に装着される。さらに、バンパ装着面17には、第2部分30において樹脂の肉厚が変化する部分に、円形の貫通穴からなる第1穴部20が形成されている。このため、次のように、超音波センサ5及びリテーナ1は、両面テープ50との密着性を向上させて一層強固にバンパ3に装着されることができる。
[1−2.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
[1A]図1に楕円Aで示す範囲のように、樹脂の肉厚が変化する部分には、ヒケが形成されやすい。また、図1に楕円Bで示す範囲のように、樹脂の肉厚が厚い部分ほど、ヒケが形成されやすい。本実施形態では、そのような楕円Aで示す範囲に第1穴部20が形成されている。このため、図7に示すように、両面テープ50をバンパ装着面17に貼り付ける際、ヒケ17Aに残留した空気を第1穴部20へ逃がすことができ、両面テープ50におけるヒケ17Aとの対向面に空気が残留するのを抑制することができる。
[1B]また、このようにして、バンパ装着面17に形成されたヒケ17Aの表面と両面テープ50とが密着すると、バンパ装着面17が平坦である場合に比べて接着面積が増えるため、超音波センサ5をバンパ3に一層強固に装着することができる。
なお、このような効果がより良好に発揮されるためには、両面テープ50として、図7に示すようにヒケ17Aとの対向部で厚さが増すように、厚手の両面テープ50が使用されるのが望ましい。
[1C]また、リテーナ1は、前述のように、両面テープ50との接着性に優れた樹脂からなる第1部分10と、塗装が容易な樹脂からなる第2部分30との2部品を組み合わせて構成されている。このため、超音波センサ5を装着した場合におけるバンパ3の塗装性を向上させ、ひいてはそのバンパ3の外観を向上させると共に、両面テープ50を介した超音波センサ5の装着状態に対する信頼性を向上させることができる。
[2.他の実施形態]
なお、前記実施形態において、マイクロフォン嵌合部31及び矩形穴37がセンサ装着部に相当する。また、本発明は前記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。
[2A]例えば、前記第1実施形態では、第1穴部20として円形の貫通穴を1つだけ設けているが、これに限定されるものではない。例えば、第1穴部20は、図8,図9に示すように、複数設けられてもよい。なお、図8では、第1穴部20を一部省略して記載している。その場合、ヒケ17Aに残留した空気を一層容易に逃がすことができ、ひいては、両面テープ50におけるヒケ17Aとの対向面に空気が残留するのを一層良好に抑制することができる場合がある。また、第1穴部20が複数設けられた場合、前記空気の逃がしやすさは、両面テープ50が貼り付けられる方向に影響を受けにくい場合がある。但し、第1穴部20が1つだけ設けられた場合、両面テープ50とバンパ装着面17との接着面積を一層良好に確保して、超音波センサ5をバンパ3に一層強固に装着できる場合がある。また、第1穴部20が1つだけ設けられた場合、製造が容易になる場合がある。
また、第1穴部20は、例えば長穴等、他の形状の貫通穴であってもよく、有底穴であってもよく、溝であってもよい。但し、第1穴部20が貫通穴である方が、ヒケ17Aに残留した空気を一層容易に逃がすことができ、ひいては、両面テープ50におけるヒケ17Aとの対向面に空気が残留するのを一層良好に抑制することができる場合がある。
[2B]また、前記第1実施形態では、ヒケが形成されやすい箇所に、金型等の構成によって予め第1穴部20が形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、第1部分10の成形後に、バンパ装着面17のうちヒケが実際に形成された箇所に第1穴部20が形成されてもよい。また、バンパ装着面17に意図的に凹部を形成し、その部分に第1穴部20が形成されてもよい。その場合、前述のように、凹部が形成されない場合に比べて接着面積が増えるので、超音波センサ5をバンパ3に一層強固に装着できる場合がある。
[2C]また、前記第1実施形態では、リテーナ1の側に第1穴部20を設けているが、これに限定されるものではない。すなわち、次に示す第2実施形態のように、両面テープの側に第2穴部を設けてもよい。
図10に示す第2実施形態の超音波センサ装着構造では、次のようなリテーナ101をリテーナ1の代わりに使用している。リテーナ101は、バンパ装着面17に第1穴部20が形成されていない点を除き第1部分10と同様に構成された第1部分110と、前述の第2部分30とを組み合わせて構成されている。また、第2実施形態の超音波センサ装着構造では、次のような両面テープ150を両面テープ50の代わりに使用している。両面テープ150には、第1実施形態における第1穴部20と対向する位置に、円形の貫通穴からなる第2穴部120が形成されている。
この場合も、図11に示すように、両面テープ150をバンパ装着面17に貼り付ける際、ヒケ17Aに残留した空気を第2穴部120へ逃がすことができ、両面テープ150におけるヒケ17Aとの対向面に空気が残留するのを抑制することができる。従って、この第2実施形態でも、第1実施形態と同様の効果が生じる。
[2D]この第2実施形態においても、第1実施形態と同様の変形例が考えられる。例えば、第2穴部120は複数設けられてもよい。また、第2穴部120は、例えば長穴等、他の形状の貫通穴であってもよい。第2穴部120は、バンパ装着面17におけるヒケが形成されやすい箇所との対向位置に予め形成されてもよく、第1部分110の成形後に、バンパ装着面17のうちヒケが実際に形成された箇所との対向位置に形成されてもよい。また、バンパ装着面17に意図的に凹部を形成し、その部分との対向位置に第2穴部120が形成されてもよい。これらの変形例でも、第1実施形態に関して説明したのと同様の効果の違いが生じる。さらに、第2実施形態及びその変形例では、バンパ3側に凹部がある場合でも、その凹部に残留した空気を第2穴部120へ逃がすことができる。
[2E]
さらに、前記各実施形態において、リテーナ1,101は、材料の異なる2つの樹脂製品を組み合わせて構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、リテーナは2つの樹脂を用いて二色成形されてもよい。その場合、製造工程が複雑化する場合があるが、前記各実施形態と同様に、バンパ3の塗装性を向上させ、かつ、両面テープ50を介した超音波センサ5の装着状態に対する信頼性を向上させることができる。また、リテーナは単一の樹脂を用いて一体成形されてもよい。その場合、製造工程を簡略化することができる。
[2F]前記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、前記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、前記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、前記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の前記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
[2G]上述した超音波センサ装着構造又はリテーナの他、当該超音波センサ装着構造を構成要素とする車両、超音波センサの装着方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…リテーナ 3…バンパ 3A…バンパ穴
5…超音波センサ 6A…突起 8…マイクロフォン
10,110…第1部分 13…第1筒状部 15…円形凹部
17…バンパ装着面 17A…ヒケ 19…フック
20…第1穴部 30…第2部分 31…マイクロフォン嵌合部
33…鍔部 34…第2筒状部 35…取付片
37…矩形穴 50,150…両面テープ 51…テープ穴
101…リテーナ 120…第2穴部

Claims (6)

  1. 車両のバンパ(3)に貼り付けられる両面テープ(50)と、
    前記両面テープを介して前記バンパに装着されるバンパ装着面(17)と、超音波センサ(5)が装着されるセンサ装着部(31,37)と、を有し、樹脂にて成形されたリテーナ(1)と、
    前記バンパ装着面のうち、凹部が形成された箇所、又は、凹部が形成されやすい箇所に形成された第1穴部(20)と、
    を備えたことを特徴とする超音波センサ装着構造。
  2. 請求項1に記載の超音波センサ装着構造であって、
    前記第1穴部は貫通穴であることを特徴とする超音波センサ装着構造。
  3. 請求項1又は2に記載の超音波センサ装着構造であって、
    前記第1穴部は複数設けられたことを特徴とする超音波センサ装着構造。
  4. 車両のバンパに貼り付けられる両面テープ(150)と、
    前記両面テープを介して前記バンパに装着されるバンパ装着面(17)と、超音波センサ(5)が装着されるセンサ装着部(31,37)と、を有し、樹脂にて成形されたリテーナ(101)と、
    前記バンパ装着面のうち、凹部が形成された箇所、又は、凹部が形成されやすい箇所を対象箇所として、前記両面テープのうち、前記対象箇所に貼り付けられる部分を貫通した第2穴部(120)と、
    を備えたことを特徴とする超音波センサ装着構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の超音波センサ装着構造であって、
    前記リテーナ(1,101)は、前記バンパ装着面が設けられた第1部分(10,110)と、前記センサ装着部が設けられ、一部が前記バンパの外部に露出する第2部分(30)と、を接続して構成され、
    前記第2部分は、前記第1部分に比べて、前記バンパを塗装するための塗料が定着しやすい樹脂にて成形され、
    前記第1部分は、前記第2部分に比べて、前記両面テープに接着されやすい樹脂にて成形されたことを特徴とする超音波センサ装着構造。
  6. 車両のバンパ(3)に両面テープ(50)を介して装着されるバンパ装着面(17)と、
    超音波センサ(5)が装着されるセンサ装着部(31,37)と、
    前記バンパ装着面のうち、凹部が形成された箇所、又は、凹部が形成されやすい箇所に形成された第1穴部(20)と、
    を備えたことを特徴とするリテーナ。
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