JPH05192618A - 多色塗装用見切テープ - Google Patents
多色塗装用見切テープInfo
- Publication number
- JPH05192618A JPH05192618A JP4007011A JP701192A JPH05192618A JP H05192618 A JPH05192618 A JP H05192618A JP 4007011 A JP4007011 A JP 4007011A JP 701192 A JP701192 A JP 701192A JP H05192618 A JPH05192618 A JP H05192618A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- parting
- parting tape
- polyester film
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリエステルフィルム１の片面に粘着剤層４
を設け、反対面に塩化ビニル樹脂フィルムまたはクレー
プ紙からなるラミネート材２をラミネートした多色塗装
用見切テープ。 【効果】 塗装の焼付後の温度が下った段階でも容易に
被塗装面から剥離することができ、かつその際にラミネ
−ト材上の塗料が剥離飛散しない。
を設け、反対面に塩化ビニル樹脂フィルムまたはクレー
プ紙からなるラミネート材２をラミネートした多色塗装
用見切テープ。 【効果】 塗装の焼付後の温度が下った段階でも容易に
被塗装面から剥離することができ、かつその際にラミネ
−ト材上の塗料が剥離飛散しない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は多色塗装用見切テープに
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車ボデーなどの塗装においては、美
観の向上のための１つの手段としてボデーを２色または
それ以上の色に塗り分ける、いわゆるツートーン塗装が
行なわれている。
観の向上のための１つの手段としてボデーを２色または
それ以上の色に塗り分ける、いわゆるツートーン塗装が
行なわれている。
【０００３】被塗装面を多色に塗り分ける際には、まず
見切線を定める見切テープを第１色塗装面上に貼付した
のち、第１色塗装面側をシート、フィルム、型紙など
（以下、マスキング材という）で覆い、そののち第２色
塗装をおこない、焼付後マスキング材と見切テープを除
去するという方法が一般に用いられている。
見切線を定める見切テープを第１色塗装面上に貼付した
のち、第１色塗装面側をシート、フィルム、型紙など
（以下、マスキング材という）で覆い、そののち第２色
塗装をおこない、焼付後マスキング材と見切テープを除
去するという方法が一般に用いられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の見切
テープにおいては、基材として一般にポリエステルフィ
ルムが使用されている。しかしポリエステルフィルムを
使用した見切テープのばあいは、第２色塗料の塗布、焼
付の終了後、見切テープを剥離する際にテープの背面に
付着した第２色塗料が鱗片状となってテープから剥落、
飛散し塗装面に再び付着するとか、作業環境が悪化する
などの欠点がある。
テープにおいては、基材として一般にポリエステルフィ
ルムが使用されている。しかしポリエステルフィルムを
使用した見切テープのばあいは、第２色塗料の塗布、焼
付の終了後、見切テープを剥離する際にテープの背面に
付着した第２色塗料が鱗片状となってテープから剥落、
飛散し塗装面に再び付着するとか、作業環境が悪化する
などの欠点がある。
【０００５】本発明者は前記問題を解決するために、ポ
リエステルフィルムに代えて、塩化ビニル樹脂フィルム
やクレープ紙を使用してみたところ、第２色塗装工程で
その表面に付着した塗料は、焼付工程後に前記見切テー
プを剥離する際にもテープ背面から剥落せずその点では
好ましいが、一方塗料の焼付ののち、まだ充分に冷却さ
れていない間にテープを剥離しないと、冷却が進んでか
らではテープの粘着剤が増粘して固くなり、塩化ビニル
樹脂フィルムやクレープ紙を基材としたばあいは、その
強度が小さいのでテープの剥離の際に基材が破れやす
く、剥離操作が非常に困難になるという欠点のあること
が分かった。
リエステルフィルムに代えて、塩化ビニル樹脂フィルム
やクレープ紙を使用してみたところ、第２色塗装工程で
その表面に付着した塗料は、焼付工程後に前記見切テー
プを剥離する際にもテープ背面から剥落せずその点では
好ましいが、一方塗料の焼付ののち、まだ充分に冷却さ
れていない間にテープを剥離しないと、冷却が進んでか
らではテープの粘着剤が増粘して固くなり、塩化ビニル
樹脂フィルムやクレープ紙を基材としたばあいは、その
強度が小さいのでテープの剥離の際に基材が破れやす
く、剥離操作が非常に困難になるという欠点のあること
が分かった。
【０００６】本発明は前記の見切テープの問題点に鑑み
てなされたものであり、塗装、焼付後冷却してからでも
容易に剥離することができ、かつ塗料の飛散なども起ら
ない見切テープを提供するものである。
てなされたものであり、塗装、焼付後冷却してからでも
容易に剥離することができ、かつ塗料の飛散なども起ら
ない見切テープを提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明はポリエステルフ
ィルムの片面に粘着剤層が設けられ、反対面に塩化ビニ
ル樹脂フィルムまたはクレープ紙がラミネートされてな
る多色塗装用見切テープに関する。
ィルムの片面に粘着剤層が設けられ、反対面に塩化ビニ
ル樹脂フィルムまたはクレープ紙がラミネートされてな
る多色塗装用見切テープに関する。
【０００８】
【作用】本発明の見切テープは、基材がポリエステルフ
ィルムに塩化ビニル樹脂フィルムまたはクレープ紙をラ
ミネートしたものであって、ポリエステル側で被塗装面
に貼着するので、前記の欠点がすべて解消される。
ィルムに塩化ビニル樹脂フィルムまたはクレープ紙をラ
ミネートしたものであって、ポリエステル側で被塗装面
に貼着するので、前記の欠点がすべて解消される。
【０００９】
【実施例】つぎに、本発明の見切テープを図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１０】図１は本発明の見切テープの一実施例を示
す部分断面図である。図１において、１はポリエステル
フィルム、２は前記ポリエステルフィルム１上のラミネ
ート材であり、３はポリエステルフィルム１とラミネー
ト材２とを接着する接着剤層である。４はポリエステル
フィルム１の裏面（ラミネート材のない側）に塗布され
た粘着剤層である。
す部分断面図である。図１において、１はポリエステル
フィルム、２は前記ポリエステルフィルム１上のラミネ
ート材であり、３はポリエステルフィルム１とラミネー
ト材２とを接着する接着剤層である。４はポリエステル
フィルム１の裏面（ラミネート材のない側）に塗布され
た粘着剤層である。
【００１１】図２は本発明の見切テープの使用前の状態
を示すもので、前記見切テープは長尺のものがロール状
に巻かれている。このばあい粘着剤層４はラミネート材
２の背面に接しているが、前記粘着剤層４に用いられる
粘着剤は前記ラミネート材２に対する粘着性が極く小さ
いから、ロールを巻き戻して使用する際に粘着剤層４と
ラミネート材２とが粘着して巻き戻しが困難になるとい
う障害は起らない。
を示すもので、前記見切テープは長尺のものがロール状
に巻かれている。このばあい粘着剤層４はラミネート材
２の背面に接しているが、前記粘着剤層４に用いられる
粘着剤は前記ラミネート材２に対する粘着性が極く小さ
いから、ロールを巻き戻して使用する際に粘着剤層４と
ラミネート材２とが粘着して巻き戻しが困難になるとい
う障害は起らない。
【００１２】前記ポリエステルフィルムとしては、たと
えばポリエチレンテレフタレートなどが好ましく使用さ
れる。
えばポリエチレンテレフタレートなどが好ましく使用さ
れる。
【００１３】前記ラミネート材としては前記のごとく見
切テープを剥離する際に、テープ背面に付着した塗料が
剥落しないなどの点から塩化ビニル樹脂フィルムまたは
クレープ紙が用いられる。
切テープを剥離する際に、テープ背面に付着した塗料が
剥落しないなどの点から塩化ビニル樹脂フィルムまたは
クレープ紙が用いられる。
【００１４】前記ポリエステルフィルムと前記ラミネー
ト材とのラミネートは、通常一般に使用されている接着
剤を用いて通常の方法に従って行なわれる。
ト材とのラミネートは、通常一般に使用されている接着
剤を用いて通常の方法に従って行なわれる。
【００１５】前記見切テープの厚さは、通常は25〜50μ
ｍ程度である。厚すぎると長尺ロールのばあいは重量が
かさみ取扱いが不便である。薄すぎるとテープの自己支
持性がなく取扱いが不便なばかりか、冷却時の剥離の際
にテープが切断しやすくなって好ましくない。
ｍ程度である。厚すぎると長尺ロールのばあいは重量が
かさみ取扱いが不便である。薄すぎるとテープの自己支
持性がなく取扱いが不便なばかりか、冷却時の剥離の際
にテープが切断しやすくなって好ましくない。
【００１６】前記テープの幅についてはとくに限定はな
いが通常１〜５cm程度のものが用いられる。
いが通常１〜５cm程度のものが用いられる。
【００１７】本発明の見切テープのポリエステルフィル
ムの裏面、すなわちラミネートされていない側には粘着
剤を塗布する。該粘着剤は感圧粘着性のものであり、熱
時には塗装面との粘着力が大きく、冷時には容易に剥離
できるようなものがもっとも都合がよい。該粘着剤の例
としては天然ゴム系、合成ゴム系、アクリルゴム系のも
のなどが挙げられる。
ムの裏面、すなわちラミネートされていない側には粘着
剤を塗布する。該粘着剤は感圧粘着性のものであり、熱
時には塗装面との粘着力が大きく、冷時には容易に剥離
できるようなものがもっとも都合がよい。該粘着剤の例
としては天然ゴム系、合成ゴム系、アクリルゴム系のも
のなどが挙げられる。
【００１８】見切テープを第１色塗装面に取り付けるに
は、ロールを巻き戻しながら被粘着面に圧着し、必要と
する長さのところで切断する。
は、ロールを巻き戻しながら被粘着面に圧着し、必要と
する長さのところで切断する。
【００１９】
【発明の効果】本発明の見切テープを使用すると、第２
色塗装後の焼付工程ののち温度が下がってからでも容易
に剥離することができ、かつその際に見切テープに付着
した第２色塗料が剥落飛散するというような問題も起ら
ない。また離型紙がないのでその分だけ未使用時のロー
ル直径も小さくなり、重さも軽くなる。
色塗装後の焼付工程ののち温度が下がってからでも容易
に剥離することができ、かつその際に見切テープに付着
した第２色塗料が剥落飛散するというような問題も起ら
ない。また離型紙がないのでその分だけ未使用時のロー
ル直径も小さくなり、重さも軽くなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の見切テープの一実施例を示す部分断面
図である。
図である。
【図２】本発明の見切テープをロール状に巻いた状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
１ ポリエステルフィルム ２ ラミネート材 ４ 粘着剤層
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリエステルフィルムの片面に粘着剤層
が設けられ、反対面に塩化ビニル樹脂フィルムまたはク
レープ紙がラミネートされてなる多色塗装用見切テー
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4007011A JPH05192618A (ja) | 1992-01-18 | 1992-01-18 | 多色塗装用見切テープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4007011A JPH05192618A (ja) | 1992-01-18 | 1992-01-18 | 多色塗装用見切テープ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05192618A true JPH05192618A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=11654112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4007011A Pending JPH05192618A (ja) | 1992-01-18 | 1992-01-18 | 多色塗装用見切テープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05192618A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1095994A3 (de) * | 1999-10-29 | 2001-05-23 | Beiersdorf AG | Klebeband und dessen Verwendung zur Abdeckung von Fensterflanschen |
| DE102004063330A1 (de) * | 2004-12-23 | 2006-07-06 | Tesa Ag | Klebeband insbesondere zur Abdeckung von Fensterflanschen |
-
1992
- 1992-01-18 JP JP4007011A patent/JPH05192618A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1095994A3 (de) * | 1999-10-29 | 2001-05-23 | Beiersdorf AG | Klebeband und dessen Verwendung zur Abdeckung von Fensterflanschen |
| DE102004063330A1 (de) * | 2004-12-23 | 2006-07-06 | Tesa Ag | Klebeband insbesondere zur Abdeckung von Fensterflanschen |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5547738A (en) | Linerless labels with tie coat | |
| JP2003507562A (ja) | 一体型プルタブを備えた延伸剥離式接着剤テープ | |
| JPH06212131A (ja) | 再剥離の容易な装飾用粘着シート、その製造方法及びその施工方法 | |
| JPH05192618A (ja) | 多色塗装用見切テープ | |
| US6331335B1 (en) | Self-adhesive wire strap and methods of constructing and utilizing same | |
| JPH02302484A (ja) | ロール状粘着テープおよびその製造方法 | |
| JP3059175U (ja) | 印刷で粘着部本体を形成した両面粘着体 | |
| JPH09217042A (ja) | 複層粘着テープロールおよび複層表示用粘着シート | |
| JP2001287329A (ja) | 粘着剤付き化粧シート | |
| JPH0153990B2 (ja) | ||
| JP2000160111A (ja) | タトゥーシール | |
| JPH0925460A (ja) | 粘着テープ | |
| JPS60141599A (ja) | 部分粘着シ−トの製造法 | |
| JPH06346028A (ja) | 装飾用粘着シート | |
| JPH0636948Y2 (ja) | くじ材 | |
| JP3057998U (ja) | 壁面シート | |
| JP2000319602A (ja) | 反復貼着可能な両面接着テープ | |
| JPH0399548U (ja) | ||
| JPH0820752A (ja) | アプリケーションシート付き粘着シート | |
| JP2002332460A (ja) | 粘着両面テープ | |
| JPH08188751A (ja) | アプリケーションシート付き粘着シート | |
| JP3030536U (ja) | 壁面シート | |
| JP2001175181A (ja) | ラベル積層体 | |
| JP2001181584A (ja) | 両面接着テープ及びその製造方法 | |
| JPH07271305A (ja) | 感熱ラベル |