JPS60141599A - 部分粘着シ−トの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は部分粘着シートの製造法であって、その目的と
するところは、柄の変化性に富んだ部分粘着シートを簡
単かつ廉価に提供することができる方法を提供すること
にある。

従来、部分粘着シートを製造するには、基材に対し粘着
剤をシルク印刷法によって部分的に塗布する方法または
ロールコート等で、ロール上に塗布された粘着剤の一部
を掻き取って直線的に非粘着部分を形成することによっ
て製造している。

しかし、上述従来の方法では、粘着剤の塗布量の部分的
なバラツキ、非塗布部の柄の変化性に乏しく、また塗布
後の乾燥等による寸法安定性も悪いばかりか、作業性に
も問題がある。

本発明者は上述従来の欠点を改善するため研究の結果、
特許請求の範囲に記載した構成とすることによって、柄
の変化性に富んだ部分粘着シートを簡単かつ廉価に提供
できる方法を得ることができた。

即ち、本発明は基材表面に粘着剤を塗布するとともに、
他方前記粘着剤に対して離型性を有する表面に、所望の
柄の印刷層を形成し、該印刷層を形成した表面を、前記
粘着剤層表面に貼合せた後、剥離して前記所望の柄の印
刷層を粘着剤表面に転写することを特徴とする部分粘着
シートの製造法である。

第１図ないし第３図は本発明の一実施例を示したもので
あるが、つぎにこれら図面に基づいて本発明を説明する
。

第１図は部分粘着シート１を示したものであるが、基材
２表面全面に粘着剤層３を塗布する。

ここに基材２は紙、布、プラスチックフィルム等用途に
応じて各種のものを選択することができる。

また、粘着剤層３は、用途に応じて溶剤タイプ、水性タ
イプ、ホットメルトタイプ等を適宜選択することができ
る。

他方、第２図に示すものは、転写紙４であって、転写紙
４の表面５に予め所望の柄の印刷層６が形成されている
。また、該転写紙４の表面５は、前記部分粘着シート１
に塗布されている粘着剤層３に対して離型性を有してお
り、そのためには転写紙４はポリプロピレンフィルム。

ポリエチレンフィルムまたはシリコーン樹脂等の離型コ
ート処理した紙またはプラスチックフィルム等を使用す
る。

また、転写紙４の表面５に形成される印刷層６は、該転
写紙４の表面５とＮｉ型性を有するものとされており、
転写紙４の材質に応じてウレタン系、アクリル系、ゴム
系またはビニル系等の各種の樹脂系印刷インキが用いら
れ、これら印刷インキは用途に応じて樹脂のみの透明の
ものまたはこれに適宜顔料を配分した２ｉ色のものの各
種が使用できる。

つぎに、第２図にノｊ＼すごとき転写紙４の印刷層６の
形成されている表面５を、第１図に丞すごときｆｚｂ分
粘着シート１の粘着剤層３の表面に、第３図に示すよう
に貼合せた後、転写紙４を粘着剤層３の表面から引剥す
と、転写紙４に形成されている印刷層６は部分粘着シー
ト１の粘着剤層３表面に粘着して転写される。

かくして得られた部分粘着シート１の粘着剤層３の表面
は、前記印刷層６の表面は粘着性がなく、他方、該印刷
層６が転写されていない部分は粘着剤がそのまま顕出さ
れているため、全体として部分粘着性を有するシートと
して得られる。

また、イ１）られた部分粘着シートは非粘着部分の柄は
、従来の方法に比較して任意の所望の柄として形成する
ことができるから、非粘着部分の柄の変化性に富んだも
のとすることができ、従って任意の柄を適宜選択できる
という効果がある。

第４図および第５図は本発明の他の実施例を示したもの
であるが（第４図および第５図中第１図ないし第３図と
同一符号は同一部材である）、基材２の表面５を離型性
を有するものとして形成し、この表面５に所望の柄の印
刷層６を塗布する。

他方、前記基材２の裏面７に粘着剤を塗布して粘着剤層
３を形成し、この基材２を第４図中矢印に示すように、
粘着剤層３が基材２の表面５に密着するようにして巻取
っていく。

前記のようにして巻取られた基材２を、第５図中矢印に
示すように巻取りをほどけば、基材２の表面５の印刷層
６は巻取り時、基材２の裏面７に塗布されている粘着剤
層３表面に転写されて簡単に部分粘着シートを得ること
ができる。

即ち、第４図および第５図に示す方法では。

基材と別個の転写紙を使用せず、単一基材のみで部分粘
着シートを得ることができ、さらに能率的でありコスト
も低廉である。

また、本発明は従来のごとく、粘着剤を部分的に塗布す
るという繁雑な工程をとる必要がないため、粘着剤層の
部分的なバラツキは全くなく、しかも印刷層を転写する
という簡単な作業で部分粘着シートを得ることができる
ため作業性は極めて良好である。尚、本発明の部分粘着
シート１は、部分粘着性を形成した面を壁、床等の部分
に貼合せれば、所望の柄模様を有する美麗な壁材、床材
とすることができ、しかも印刷層６が基材２の裏側に形
成されているため、摩擦等によってはげ落る等のおそれ
は皆無である。

以上のごとく本発明は、予め所望の柄を塗布した転写紙
を部分粘着シートの粘着剤層表面に貼合せ、前記印刷層
を粘着剤層表面に転写して部分粘着シートを得ることが
できるから、非粘着部分の柄の変化性に富み、しかも乾
燥等による寸法安定性のよいシートを得ることができる
とともに、転写紙を貼合せ、剥離するという簡単な工程
でよく、また粘着剤の塗布ムラ等もなく廉価に提供でき
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明で使用する部分粘着シートの紙の一例の
断面図、第３図は本発明の一実施例の説明図、第４図お
よび第５図は本発明の他の実施例の説明図だある。 に部分粘着シート、２　基材、３：粘着剤層、４：転写
紙、５：転写紙表面、６：印刷層、７：基材裏面。 特許出願人 大日木印刷株式会社 代　理　人 市川　理　吉 遠　藤　達　屯 新　井　清　ｆ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基材表面に粘着剤を塗布するとともに、他方前記粘着剤
   に対して離型性を有する表面に、所望の柄に印刷層を形
   成し、該印刷層を形成した表面を、前記粘着剤層表面に
   貼合せた後、剥離して前記所望の柄の印刷層を粘着剤表
   面に転写することを特徴とする部分粘着シートの製造法
   。