JPS638916B2 - - Google Patents
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- JPS638916B2 JPS638916B2 JP55071189A JP7118980A JPS638916B2 JP S638916 B2 JPS638916 B2 JP S638916B2 JP 55071189 A JP55071189 A JP 55071189A JP 7118980 A JP7118980 A JP 7118980A JP S638916 B2 JPS638916 B2 JP S638916B2
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Landscapes
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- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はABS、ポリスチレン（PS）、ポリプロ
ピレン（PP）等の樹脂成形品に転写を行う転写
シートに関するものであつて、転写される文字、
図形または記号等の必要部分だけを転写し得るシ
ートに関するものである。
ピレン（PP）等の樹脂成形品に転写を行う転写
シートに関するものであつて、転写される文字、
図形または記号等の必要部分だけを転写し得るシ
ートに関するものである。
従来の転写シートは基材表面に剥離層を塗布
し、これに転写しようとする文字または図形等を
印刷した透明樹脂製シート等が積層形成され、さ
らに前記透明樹脂製シート表面上に接着剤層が積
層されており、被転写物に転写するには、前記透
明合成樹脂シートの接着剤層面を被転写物の所望
個所に接当して転写せしめた後、基材を取外すよ
うになつている。
し、これに転写しようとする文字または図形等を
印刷した透明樹脂製シート等が積層形成され、さ
らに前記透明樹脂製シート表面上に接着剤層が積
層されており、被転写物に転写するには、前記透
明合成樹脂シートの接着剤層面を被転写物の所望
個所に接当して転写せしめた後、基材を取外すよ
うになつている。
上述従来の転写シートは被転写物に転写された
場合は、文字、図形または記号等の転写される部
分の周縁に位置する該透明樹脂製シートの余白部
分も同時に転写されるため、該透明樹脂製シート
の前記余白部分における剥離剤層および接着剤層
が被転写物外部より視認され、その結果その部分
は剥離剤層および接着剤層によつて隠蔽され、被
転写物本来の光沢、色彩等が発現されないという
欠点がある。しかも従来の上述転写シートでは、
これを使用する間に透明樹脂製シート、剥離剤、
接着剤が変質し外観の美しさをさらに損うばかり
か転写エツジの箔切れ等を生ずる欠点がある。
場合は、文字、図形または記号等の転写される部
分の周縁に位置する該透明樹脂製シートの余白部
分も同時に転写されるため、該透明樹脂製シート
の前記余白部分における剥離剤層および接着剤層
が被転写物外部より視認され、その結果その部分
は剥離剤層および接着剤層によつて隠蔽され、被
転写物本来の光沢、色彩等が発現されないという
欠点がある。しかも従来の上述転写シートでは、
これを使用する間に透明樹脂製シート、剥離剤、
接着剤が変質し外観の美しさをさらに損うばかり
か転写エツジの箔切れ等を生ずる欠点がある。
本発明は特許請求の範囲に記載した構成とする
ことにより、必要な文字または図形のみの転写が
でき、従来のごとき透明樹脂製シートの余白部分
の存在に基因する被転写物の光沢の劣化および汚
染等を除去することができた。
ことにより、必要な文字または図形のみの転写が
でき、従来のごとき透明樹脂製シートの余白部分
の存在に基因する被転写物の光沢の劣化および汚
染等を除去することができた。
次に本発明にかかる転写シートの製造法の１例
を示す。初めに、基材上に剥離層を形成せしめ
る。この場合基材としては表面が平滑であればよ
い。ただし熱接着せしめる場合には、さらに耐熱
性で、かつ熱収縮性の少ないものが使用される。
またこの基材上に形成される剥離層は被転写物に
対し非溶着性の樹脂を有機溶剤に溶解した液を塗
布して剥離層を形成せしめる。ここに非接着性の
樹脂とは押圧または加熱等によつて接着性を発現
しないものである。
を示す。初めに、基材上に剥離層を形成せしめ
る。この場合基材としては表面が平滑であればよ
い。ただし熱接着せしめる場合には、さらに耐熱
性で、かつ熱収縮性の少ないものが使用される。
またこの基材上に形成される剥離層は被転写物に
対し非溶着性の樹脂を有機溶剤に溶解した液を塗
布して剥離層を形成せしめる。ここに非接着性の
樹脂とは押圧または加熱等によつて接着性を発現
しないものである。
次に上述剥離層表面上に、所望の着色剤および
前記と同様の非接着性の樹脂を有機溶剤に溶解せ
しめた液を塗布し着色剤層を形成せしめる。
前記と同様の非接着性の樹脂を有機溶剤に溶解せ
しめた液を塗布し着色剤層を形成せしめる。
さらに上述着色剤層表面上に、被転写物表面上
に転写しようとする文字、図形または記号等を施
した柄版を用いて接着性を有する樹脂を有機溶剤
に溶解した液を塗布して接着剤層とし、転写シー
トたらしめる。
に転写しようとする文字、図形または記号等を施
した柄版を用いて接着性を有する樹脂を有機溶剤
に溶解した液を塗布して接着剤層とし、転写シー
トたらしめる。
第１図および第３図は本発明の転写シートを示
したものであつて、基材１表面上に均一な剥離層
２が積層形成されており、さらにこの表面に着色
剤層３が積層接着されていると共に、該着色剤層
３表面上に被転写物に転写しようとする文字、図
形または記号に型取られた接着剤層４が積層接着
されている。
したものであつて、基材１表面上に均一な剥離層
２が積層形成されており、さらにこの表面に着色
剤層３が積層接着されていると共に、該着色剤層
３表面上に被転写物に転写しようとする文字、図
形または記号に型取られた接着剤層４が積層接着
されている。
次に本発明の転写シートで転写する場合を説明
すれば、転写シートの接着剤層４の表面を被転写
物Ｍ表面の所定の部分に接当し、基材１の剥離剤
層２の積層された面の反対面５上から押圧または
加熱せしめて接着せしめる。ついで上記接着を終
了後、基材１を被転写物Ｍから剥離すれば、所望
の文字、図形または記号に型取られて形成された
接着剤層４の部分は、接着剤層４が被転写物Ｍに
接着されているため選択的に被転写物Ｍに引き付
けられ、またこの部分に積層されている着色剤層
３および剥離層２は押圧または加熱等によつて接
着性が発現せず、接着剤層４に積層された状態で
同時に基材１から適択的に剥離されて第２図中
Ｔ，Ｔとして接着される。
すれば、転写シートの接着剤層４の表面を被転写
物Ｍ表面の所定の部分に接当し、基材１の剥離剤
層２の積層された面の反対面５上から押圧または
加熱せしめて接着せしめる。ついで上記接着を終
了後、基材１を被転写物Ｍから剥離すれば、所望
の文字、図形または記号に型取られて形成された
接着剤層４の部分は、接着剤層４が被転写物Ｍに
接着されているため選択的に被転写物Ｍに引き付
けられ、またこの部分に積層されている着色剤層
３および剥離層２は押圧または加熱等によつて接
着性が発現せず、接着剤層４に積層された状態で
同時に基材１から適択的に剥離されて第２図中
Ｔ，Ｔとして接着される。
従つて本発明では転写しようとする文字、図形
または記号等のみを転写せしめることができ、従
来のごとき余白部分が全くないから、被転写物の
外表面の光沢等の劣化または汚染等は全くない。
または記号等のみを転写せしめることができ、従
来のごとき余白部分が全くないから、被転写物の
外表面の光沢等の劣化または汚染等は全くない。
本発明で使用される基材は平滑であればよい。
特に、ポリエステルフイルムは、耐熱性で、かつ
熱収縮性が少ないため、押圧または加熱による転
写のいずれにも好適に用いられる。また剥離層お
よび着色剤層に使用される非接着性樹脂とは、剥
離層では塩素化ゴム系またはアクリル系樹脂が好
ましく、また着色剤層では塩素化ゴム系の樹脂が
好ましい。
特に、ポリエステルフイルムは、耐熱性で、かつ
熱収縮性が少ないため、押圧または加熱による転
写のいずれにも好適に用いられる。また剥離層お
よび着色剤層に使用される非接着性樹脂とは、剥
離層では塩素化ゴム系またはアクリル系樹脂が好
ましく、また着色剤層では塩素化ゴム系の樹脂が
好ましい。
以上のように本発明は、接着剤層を、転写する
文字、図形または記号等に型取られた形で積層せ
しめる以外は、ほとんど従来の転写シートと同様
に製造することができ、また被転写物に転写する
場合にも、従来の押圧または加熱等の手段で簡単
に転写することができる。
文字、図形または記号等に型取られた形で積層せ
しめる以外は、ほとんど従来の転写シートと同様
に製造することができ、また被転写物に転写する
場合にも、従来の押圧または加熱等の手段で簡単
に転写することができる。
さらに本発明は、被転写物に転写しようとする
文字、図形または記号のみを選択的に転写できる
から、従来のごとき転写される文字、図形または
記号の周縁の余白部分が全くなく、該余白部分に
基因する被転写物表面の光沢の劣化、汚染等は全
くなく、また長時間の使用によつて生ずる剥離層
および接着材層の変質による汚染も生じないとい
う利点がある。
文字、図形または記号のみを選択的に転写できる
から、従来のごとき転写される文字、図形または
記号の周縁の余白部分が全くなく、該余白部分に
基因する被転写物表面の光沢の劣化、汚染等は全
くなく、また長時間の使用によつて生ずる剥離層
および接着材層の変質による汚染も生じないとい
う利点がある。
実施例
基材として厚さ25μのポリエステル樹脂シート
を用い、この表面上に下記組成の剥離層用イン
キ、着色剤層用インキおよび接着剤層用インキを
グラビア印刷機により順次印刷して積層せしめ
た。ここに使用した版はスクリーン線175線、深
さ40μの版を用い、また接着剤層用インキは所定
の転写柄版を用いて印刷した。
を用い、この表面上に下記組成の剥離層用イン
キ、着色剤層用インキおよび接着剤層用インキを
グラビア印刷機により順次印刷して積層せしめ
た。ここに使用した版はスクリーン線175線、深
さ40μの版を用い、また接着剤層用インキは所定
の転写柄版を用いて印刷した。
Ａ 剥離層用インキ
塩素化ゴム系樹脂 30部
酢酸エチル 30部
トルオール 40部
Ｂ 着色剤層用インキ
塩素化ゴム系樹脂 20部
酢酸エチル 30部
トルオール 40部
着色剤（黄色） 10部
Ｃ 接着剤層用インキ
塩素化ポリオレフイン系樹脂 25部
トルオール 75部
上述で得られた転写シートを、ホモポリプロピ
レン樹脂板表面上に接着剤層が接当するように載
置し、ロール式転写機で220℃、3m／分の速度で
転写を行つた。転写終了後、基材を剥離すること
によつて、所望の黄色図柄部分のみをホモポリプ
ロピレン樹脂板上に接着せしめることができた。
レン樹脂板表面上に接着剤層が接当するように載
置し、ロール式転写機で220℃、3m／分の速度で
転写を行つた。転写終了後、基材を剥離すること
によつて、所望の黄色図柄部分のみをホモポリプ
ロピレン樹脂板上に接着せしめることができた。
なお上述のごとき加熱接着によらず、押圧接着
する場合も全く同様に転写せしめることができ
た。
する場合も全く同様に転写せしめることができ
た。
第１図は本発明の１例の拡大断面図、第２図は
転写後、基材を剥離している状態図、第３図は本
発明の一部切欠した斜視図、第４図は本発明によ
り被転写物に転写された状態の斜視図である。 １……基材、２……剥離層、３……着色剤層、
４……接着材層。
転写後、基材を剥離している状態図、第３図は本
発明の一部切欠した斜視図、第４図は本発明によ
り被転写物に転写された状態の斜視図である。 １……基材、２……剥離層、３……着色剤層、
４……接着材層。
Claims (1)
- １ 基材上に該基材に対し剥離性を有し、かつ被
転写物に対し非接着性の剥離層が形成されてお
り、前記剥離層表面上に被転写物に対し非接着性
の着色剤層が積層接着されると共に、さらに前記
着色剤層表面上に、被転写物に転写される文字、
図形または記号等に型取られた接着剤層が積層接
着されていることを特徴とする転写シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7118980A JPS56166092A (en) | 1980-05-28 | 1980-05-28 | Transfer sheet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7118980A JPS56166092A (en) | 1980-05-28 | 1980-05-28 | Transfer sheet |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56166092A JPS56166092A (en) | 1981-12-19 |
| JPS638916B2 true JPS638916B2 (ja) | 1988-02-25 |
Family
ID=13453456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7118980A Granted JPS56166092A (en) | 1980-05-28 | 1980-05-28 | Transfer sheet |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56166092A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6083883A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-13 | Nichiban Co Ltd | 簡易複写原版用フイルム |
| JPH0749282B2 (ja) * | 1985-04-12 | 1995-05-31 | 東洋アルミニウム株式会社 | 密封包装体の製造方法 |
| JP2011032598A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Okura Ind Co Ltd | 転写シート |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5428007U (ja) * | 1977-07-29 | 1979-02-23 | ||
| JPS5450572A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-20 | Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd | Metallic decoration method |
| JPS5462405A (en) * | 1977-10-18 | 1979-05-19 | Sutefuan Beiaa Jiyon | Assemblied body of rotary prime mover |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49101803U (ja) * | 1972-12-23 | 1974-09-02 | ||
| JPS548119Y2 (ja) * | 1976-06-08 | 1979-04-14 | ||
| JPS56123264U (ja) * | 1980-02-21 | 1981-09-19 |
-
1980
- 1980-05-28 JP JP7118980A patent/JPS56166092A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5428007U (ja) * | 1977-07-29 | 1979-02-23 | ||
| JPS5450572A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-20 | Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd | Metallic decoration method |
| JPS5462405A (en) * | 1977-10-18 | 1979-05-19 | Sutefuan Beiaa Jiyon | Assemblied body of rotary prime mover |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56166092A (en) | 1981-12-19 |
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