JPS63257679A

JPS63257679A - 印画物

Info

Publication number: JPS63257679A
Application number: JP62094886A
Authority: JP
Inventors: Mayumi Yamamoto; 真由美山本
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1987-04-16
Filing date: 1987-04-16
Publication date: 1988-10-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、カード、シール用部材などの基材に人の顔な
どの図形をインクによる印刷物で付与した印画物に間す
る。

（従来の技術）従来、カード、シール等に付与されるプリントは、量産
的で限られた種類のものが多く、ユーザーの選択の余地
がきわめて狭い、そこで個人の顔や特定の図形等をＴＶ
カメラで入力して、熱転写方式によって印刷したものや
、雑誌、パンフレット等の好みのグラビア印刷や写真を
適当な基材に貼りあわせることが行なわれている。

（発明が解決しようとする問題点）しかし従来の方法の様に、印刷物をそのまま基材に貼り
あわせるだけだと、品位が悪く、又厚すぎてカード等に
した場合にその取り扱い上好ましくないこともある。そ
のため、特に薄くあつらえた媒体に画像を記録したり、
逆に印刷物を特殊な薬品等で処理しなければならない。

本発明では、特殊な記録媒体、薬品等を用いる事無く、
市販のインクジェット紙に画像形成されたインク受容層
を、簡単に水だけで分離させ、ラミネートフィルム上に
転移させることにより、ごく薄い印画物を得、接着剤等
を介して適当な基材上に貼付けて、以上の問題点を改善
するものである。

（問題点を解決する手段）本発明は人力された画像信号を、インクジェット方式に
よりプリント紙に記録した印刷物を透明フィルムにより
ラミネートしたのち、そのまま水に一定時間浸し、透明
フィルムをプリント紙から剥離し、透明フィルム側に記
録されたインク受容層を残存させ、さらに熱溶融型の接
着剤や、粘着剤を、残存したインク受容層側に熱圧着さ
せたものを、適当な基材上に貼付けた印画物である。

本発明に用いられるプリント紙は、従来公知の普通紙、
加工紙、合成紙、プラスチックフィルム等の各種記録媒
体を支持体とし、その上に少なくとも一層のインク受容
層を設けてなる。

このインク受容層は、顔料および水溶性樹脂等からなり
、インク吸収能力を有する。ここで顔料とは、炭酸カル
シウム、カオリン（白土）、タルク、硫酸カルシウム、
硫酸バリウム、酸化チタン、サテンホワイト、ケイソウ
土、合成簾定形シリカ、水酸化アルミニウム、アルミナ
等の白色顔料および、スチレン系プラスチックピグメン
ト、アクリル系プラスチックピグメントなどの有機白色
顔料がある。特に合成無定形シリカのような多孔性無機
顔料は好ましい、インク受容層中に用いられる水溶性樹
脂としては、たとえば、酸化デンプン、カルボキシルメ
チルセルロース等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラ
チン、ポリビニルアルコールおよびその誘導体、スチレ
ン−ブタジェン共重合体等の共役ジエンラテックス、ア
クリル酸エステル等のアクリル系重合ラテックス、メラ
ミン樹脂、尿素樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、アルキッド樹脂等の合成水溶性樹脂が、単
独あるいは複合して用いられる。また、使用するインク
が水溶性である場合には、インク受容層上で画像形成後
、その画像が水に流れない方が好ましく、その場合には
、耐水化剤として、カチオン性樹脂等を添加することが
できる。さらに必要に応じて、顔料分散剤、増粘剤、消
泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、蛍光増白剤、酸化防止
剤、防腐剤等を適宜配合する事ができる。

これらの支持体上に設けるインク受容層を、水性塗工液
等を塗抹して形成する場合には、塗工機として一般に用
いられているブレードコーター、エアナイフコーター、
ロールコータ−、プラッシュコーター、バーコーター、
グラビアコーター、スプレー装置が通常用いられる。

また本発明に使用される、ラミネート用透明フィルムは
、紙、布、プラスチックフィルム等を支持体として、コ
ート紙の記録画像表面に対して十分な接着能力をもって
積層可能である。

熱可塑性樹脂を主体とする透明樹脂層からなる。

該支持体は、その表面にシリコーン樹脂等の各種の剥離
性能を有する剥離処理剤を塗工したもの、あるいはマイ
ラーフィルム、ポリプロピレンフィルム等のそれ自身、
該熱可塑性樹脂に対して剥離性能を有するフィルム等を
用いても良い、該熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、ポリスチレ
ンおよびその共重合体、エチルセルロース、ポリカーボ
ネート、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリアミ
ド樹脂、ポリエステル樹脂等で形成される。なお必要に
応じて、これらの熱可塑性樹脂または支持体に、紫外線
吸収剤、光安定化剤、可塑剤、酸化防止剤等の添加剤が
添加されても良い、このような構成のラミネート用の透
明フィルムは、支持体上に熱可塑性樹脂を、バーコード
、ブレードコート、リバースロールコート、グラビアロ
ールコート等の公知の方法を用いて積層して得られる。

本発明に使用される熱可塑型接着剤は、アクリル樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体等が有り、剥離性能を有する支持体上に塗布されている。同じく粘着剤は、アクリル樹脂、エポキ
シ樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、合成ゴム等が
使用でき、同様に、剥離性能を有する支持体上に塗工さ
れたものである。

本発明の印画物の作成方法をさらに詳しく説明する。前
述したプリント紙にインクジェットプリントした画像表
面上に前述のラミネートフィルムの熱可塑性樹脂の塗工
面をかさねて熱圧着し、そのまま水中に一定時間浸した
後、手でラミネートフィルムとプリント紙を剥離する。

そうすると、ラミネートフィルムの方に画像の記録され
たインク受容層のみがプリント紙から離れて残存する。

水中に浸す時間は、ラミネートフィルムとインク受容層
の間の接着強度や、プリント紙の支持体とインク受容層
間の状態等擾々の要因に左右され、おのおのの材料ごと
に適宜マツチングをとりながら定める必要がある。

またラミネートフィルムの熱可塑性樹脂層は、必要に応
じて薄くする場合が有り、そのため膜強度が弱まるとき
は、ラミネートしたプリント物を水中に浸した後、ラミ
ネートフィルムとプリント紙を剥離するとき、ラミネー
トフィルムが破損してしまうおそれがある。このような
場合は、ある程度の強度と、剥離性能を有する支持体を
付けたラミネートフィルムを用いて、プリントをラミネ
ート後、この支持体を付けたまま水中に浸し、プリント
紙からインク受容層を分離する。（第２．４図）インク
受容層を分離した後、十分に乾燥後、熱可塑型接着剤や
、両面テープ等の粘着剤を、転写貼付けし、カードまた
はシール部材等の適当な基材に、接着剤や、粘着剤を介
して定着させる。（第１．３図）（実施例１）Ｂ６サイズのインクジェット記録紙、カラーペーパーＲ
Ｐ−８６（商品名；キャノン（株）ＩＩ）にインクジェ
ットプリンタ、カラービデオプリンタＲＰ−６０１（同
上）を用いて、人物のフルカラー画像を記録した０次に
、ＳｖラミネータＲＬ−３０３（同上）によりラミネー
トフィルムＬＦ−８６Ｇ　（同上）を、同記録物にラミ
ネートし、ラミネートサンプルを得た。つぎに、同ラミ
ネートサンプルを常温の水中に５〜ｌＯ秒間浸漬した後
、同ラミネートサンプルの裏面から、第２１！Ｉのよう
に記録紙の基材を静かに剥離する。得られたラミネート
剥離物の基材剥離面倒に、１５μｍ厚のポリエステル系
ホットメルト接着剤フィルム、エルファンＰＨ−４０２
（商品名−日本マタイく株）！りをＲＬ−３０３により
ラミネートして、ホットメルト型接着層を形成した。同
ラミネート物を、白地テレホンカード（（株）テレカ製
）にあわせて、適当なサイズ、形態に裁断した後、ホッ
トメルト接着剤面とテレホンカードの白地部を対面させ
て、ＲＬ−３０３により両者をラミネートさせたところ
、高精細な人物の画像を持ったテレホンカードがえられ
た。（第１Ｃ！ｌ）また、同カードを車中のカードテレ
ホンで使用したところ、規定度数まで正常に使用できた
。

（実施例２）実施例１と同様の方法で得た記録物をホットメルト型接
着層付ポリエステル系フィルム、へ６サイズ、８０μｍ
厚（日本オフィスラミネーター（株）１１）を用いてＲ
Ｌ−３０３によりラミネートしたのち、同ラミネートサ
ンプルを常温の水中に２〜５秒間浸漬した後、同ラミネ
ートサンプルの裏面から、第４図のように記録紙の基音
イを静かに剥離する。ｉ４られたラミネート刺ｌＲ物の
、基材剥離面側に、片面に剥離紙を有する同形の粘着シ
ート、セキスイ＃５７０　（商品名：積水化学工業（株
）％ｉ）を貼りあわせて、高精細な人物の画像を持った
シールが得られた。

（第３図）（発明の効果）以上詳細に説明したように、本発明の印画物は、インク
ジェット方式で好みの画像をプリントし、ラミネート処
理した後、特殊な薬品や機材を使用せずに水だけで、簡
単に薄膜に高精彩の記録画像をムラなく付与でき、この
薄膜をてきとうな接着剤や粘着材で基材に貼付けること
により得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の印画物の断面を示す図、第２図は本発
明の印画物の作成工程を示す図、第３図は本発明の別の
実施例の断面を示す図、第４図は本発明の印画物の作成
工程を示す図である。１　・　・　カ　−　ト　！ｎ　基　瞥第２・・ホット
メルト型接着層３・・記録液受容層４・・記録画像部５−ラミネートフィルム６・・剥離紙７・・プリント紙基材８・・粘着材層９・・透明フィルム１０・・熱可塑性樹脂層１１・・剥離紙 ′％１圓 φ 茅２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）基材上に、熱溶融型接着剤層を介し、記録液をも
って画像形成した記録液受容層を設けた上に、さらに透
明熱可塑性フィルムを設けた構成であることを特徴とす
る印画物。
（２）剥離性能を有する基材上に、粘着剤を介し、記録
液をもって画像形成した記録液受容層を設けた上に、さ
らに熱可塑性樹脂層を有する透明フィルムを設けた構成
であることを特徴とする印画物。