JP2807881B2 - 被熱転写シート - Google Patents

被熱転写シート

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱転写記録手段に用いる被熱転写シートに関
し、詳しくは画像転写後、各種物品に貼付することがで
きる被熱転写シートに関する。 〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕 近年、電気信号によって発熱が制御されるサーマルヘ
ッド等によって熱転写シートを加熱し、熱転写シートの
色材層中の昇華性染料を被熱転写シート上に転写せしめ
て画像情報に応じた画像を記録する熱転写記録方式が広
く用いられており、この記録方式に使用される被熱転写
シートにおいて、転写画像を記録できることは勿論のこ
と、転写記録後のシートを各種物品に自由に貼り付ける
ことのできる、いわゆるラベルタイプの被熱転写シート
が望まれている。 本発明は上記課題に鑑みなされたもので、画像濃度が
高く、転写時の熱によるカールの発生等がない良好な転
写記録を行うことができ、しかも転写画像記録後、画像
形成部分及びセパレーターとなるシート部分を互いに容
易且つ正確に剥離することができるラベルタイプの被熱
転写シートを提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の被熱転写シートは、剥離発泡シート上に離型
処理層、粘着層、シート基材、受像層を順次積層してな
る被熱転写シートであって、上記剥離発泡シート及び離
型処理層からなる支持体部と上記粘着層、シート基材及
び受像層からなる受像シート部との間において剥離可能
であり且つ該支持体部又は受像シート部の所定箇所にハ
ーフカット処理を施し、剥離発泡シートの裏面に滑性層
を設けたことを特徴とするものである。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 本発明被熱転写シート1は、第1図に示すように剥離
発泡シート2上に離型処理層3、粘着層4、シート基材
5、受像層6を順次積層した積層構造からなるものであ
る。図中7は、ハーフカット処理による切り込み線を示
す。 また本発明被熱転写シート1は、上記剥離発泡シート
2及び剥離処理層3からなる支持体部8と粘着層4、シ
ート基材5及び受像層6からなる受像シート部9との間
において剥離可能な構造のものである。 上記受像シート部9は転写画像記録後、支持体部8か
ら離脱させて、各種物品に貼着する部分であり、シート
基材5上に受像層6を設け、該基材5裏面に所望物品の
表面への貼着を可能ならしめる貼着層4を有する構成か
らなる。 シート基材5としてはポリエチレンテレフタレートフ
ィルムが最も好ましく用いられるが、硬質塩化ビニル、
アクリル、塩化ビニリデン、ポリオレフィン等からなる
樹脂フィルムも使用され得る。 シート基材5は上記材料からなる透明性のものであっ
ても、或いはそれらにチタン、炭酸カルシウム、酸化亜
鉛等の白色顔料を練り込んだ遮光性のものであってもよ
い。またシート基材5として合成紙、天然紙等の遮光性
シートを用いることもできる。シート基材5として透明
性のものを用いた場合、転写画像記録後に受像シート部
9を物品に添付した際、該物品の有する表面意匠をシー
ト基材5を透して外部から目視することができ、その結
果、物品による意匠効果と受像シート部における転写画
像により一層優れた意匠効果を発現することができる。
該基材5の厚さは10〜200μmである。 受像層6は転写記録の際、加熱により熱転写シートか
ら移行してくる染料を受容する層であり、その材質とし
ては従来からこの種被熱転写シートの受像層形成用とし
て使用されている材料であればいかなるものでも使用可
能であり、例えば飽和ポリエステル樹脂、ポリアクリル
酸エステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポ
リスチレン樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられ、単独若
しくは混合して使用される。 また、受像層6表面に熱転写シートとの良好な剥離性
を付与するための離型剤層を設けることができる。離型
剤層は上記受像層形成用材料と相溶性のよい離型剤の場
合は該材料に離型剤を含有させて形成することができ、
また相溶性の悪いものは離型剤を受像層表面に薄く塗布
して形成することができる。離型剤としてはシリコーン
オイル(例えば、エポキシ変性シリコーンとアミノ変性
シリコーンとの併用)、フッ素系又はリン酸エステル系
の界面活性剤等を用いることができる。 粘着層4の材質としては、ポリアクリル酸エステル、
アクリル系共重合体、天然ゴム、合成ゴム、石油樹脂や
SIS、SBR等のブロック共重合体等が挙げられる。また必
要に応じて上記粘着剤に粘着補強剤、可塑剤、充填剤等
を添加することができる。 一方、受像シート部9の下方に設けられる支持体部8
は、剥離発泡シート2と該発泡シート2上に形成される
離型処理層3とから構成される。 剥離発泡シート2としてはポリエステル(例えばポリ
エチレンテレフタレート等)、脂肪族ポリアミド(例え
ば6−ナイロン等)、芳香族ポリアミド、ポリカーボネ
ート、ポリアリレート、ポリエーテルサルフォン、ポリ
エーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリイ
ミド等の耐熱性の高いもの、その他にポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、アクリル系
樹脂、セルロース系樹脂、スチレン系樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重
合体、アイオノマー等の樹脂を用いて得られる発泡シー
トが挙げられる。これらの発泡シートにおけるかさ密度
は0.7〜1.2g/cm3のものが好ましい。 離型処理層3は、支持体部8の主体である剥離発泡シ
ート2と受像シート部9を容易に剥離(具体的には粘着
層4と離型層3との間)できるようにするために発泡シ
ート2上に離型性付与処理を施した層である。該処理層
3としては、第1図に示す如く離型剤を含有する樹脂溶
液を従来既知の印刷方法、コーティング方法等にて発泡
シート2上に直接、塗工して形成する離型性塗工層10の
みで構成されるものや、第2図に示す如く予め離型処理
を施した離型性付与フィルムを用い、該フィルムからな
る離型性フィルム層11を発泡シート2上に接着剤層13を
介して設け、しかる後、フィルム層11上に上記離型性塗
工層10を設けた構成からなるものが挙げられる。 離型処理層3が離型性塗工層10である場合、該塗工層
10はシリコーンオイル、フッ素系界面活性剤等の離型剤
をフィルムと接着性の良好な樹脂に混合してなる溶液を
グラビアコート、ロールコート、カーテンフローコート
等の塗工手段にて形成したり、或いは縮合型、付加型に
よる触媒硬化型のシリコーンを塗布、乾燥、加熱硬化す
ることにより形成し得る。この塗工層の厚さは0.2〜3
μmが好ましい。また離型処理層3が離型性塗工層10及
び離型性フィルム層11から構成される場合、該フィルム
層12としてはポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエステルフィルム、グラシン紙、ポリエチ
レンフィルムにて紙をサンドしたラミネートフィルム等
の構成からなる離型性付与フィルムを用いることができ
る。このフィルムの厚さは5〜50μmが好ましい。 離型処理層3を離型性塗工層10及び離型性フィルム層
11にて構成した場合、塗工層10はフィルム層11を介して
発泡シート2上に形成することになるため、離型性塗工
層10は直接発泡シート2上に形成する際に樹脂溶液が該
シートの微細空隙部に浸透したり或いは該空隙部を埋没
させてしまい、それにより発泡シート2の有するクッシ
ョン効果、断熱効果等を損失させてしまうという問題が
解消される。 上述の如き積層構造からなる本発明被熱転写シート1
を製造するに当たっては、まずシート基材5上に受像層
6を設けて受像シート部9の一部を形成する。次いで別
途、支持体部8を形成するが、離型処理層3が離型性塗
工層10のみから構成される場合、発泡シート2上に塗工
手段により塗工層を設け、離型処理層3が塗工層10及び
フィルム層11から構成される場合、離型性付与フィルム
を接着剤にて発泡シート2に貼付し、しかる後にフィル
ム層11上に塗工層10を設ける。次いで、粘着層4を離型
処理層3(具体的には離型性塗工層10)上に設けた後、
シート基材5と粘着層4を対峙させて両者(受像シート
部9の一部と粘着層4を有する支持体部8)をラミネー
トする。 本発明被熱転写シート1は、第1図に示すように積層
構造からなる層構成のうち支持体部8又は受像シート部
9の所定箇所に、該支持体部8又はシート部9を構成す
る全層を貫く切り込み線7を設けるハーフカット処理が
施される(尚、本実施例においては支持体部8にハーフ
カット処理を施したもののみ図示した)。このハーフカ
ット処理は通常、被熱転写シートのラミネート加工後に
市販の打ち抜き機等を用いて進入の深さをコントロール
することにより施され、その切り込み線の数、線の種
類、線の描く形状等は適宜設定される。 支持体部8にハーフカット処理を施した場合、転写画
像記録後、支持体部8を受像シート部9から剥離させる
ための剥離作業を容易且つ迅速ならしめることができ
る。またこの態様の場合、層厚が薄いものを貼付するこ
とが好ましいカード等への貼付に当たっては、支持体部
を一度に全部剥離、除去した場合、層厚の薄い受像シー
ト部のみとなって取り扱い上、不便なものとなり、適正
な貼付を行い難くなるが、このような場合に貼付対象と
なる画像形成部分に相当する支持体部のみ(例えば、シ
ートの中央部分に画像を形成する)を剥離し、その残り
の周縁部となる支持体部を残存させるようにハーフカッ
ト処理を施すことにより、貼付の際、その貼付該当箇所
に相当する支持体部のみを剥離して貼付を行えば、受像
シート部分が残存する支持体部によって支えられるた
め、取り扱いが非常に便利となり、適正な貼付作業を成
し得る。尚、この際、受像シート部を物品に貼付した後
に残りの支持体部及び該支持体部上の受像シート部分を
除去する。 一方、受像シート部9にハーフカット処理を施した場
合、受像シート部9を区分化し、その区画領域内に所望
の転写画像を記録せしめ、しかる後、切り込み線7によ
り囲繞される区画内の受像シート部9を支持体部8から
正確且つ容易に分割して離脱させることができ、この態
様の場合、切り込み線7は記録する転写画像に応じて受
像シート部9の所定箇所に設けられる。 本発明被熱転写シート1は、シート基材5と受像層6
とを間にクッション性等を有する中間層を設けることが
でき、この中間層を設けた場合、ノイズが少なく画像情
報に対応した画像を再現性よく転写記録することができ
る。中間層を構成する材質としては、例えばウレタン樹
脂、アクリル樹脂、エチレン系樹脂、ブタジエンラバ
ー、エポキシ樹脂等が挙げられる。中間層の厚さは2〜
20μmが好ましい。 また、本発明被熱転写シートは第2図に示すように剥
離発泡シート2の裏面に滑性層13が設けられている。こ
の滑性層13を設けることにより被熱転写シートを積み重
ねて1枚ずつ送り出して転写を行う際、シート同士の滑
りが円滑となり、1枚ずつ正確に取り出すことができ
る。滑性層13としてはメチルメタクリレート等のメタク
リレート樹脂若しくは対応するアクリレート樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル樹脂等が挙げら
れる。 更に、本発明被熱転写シートに検知マークを設けるこ
とも可能である。検知マークは熱転写シートと被熱転写
シートとの位置決めを行う際等に極めて便利であり、例
えば、光電管検知装置により検知しうる検知マークを剥
離発泡シート2裏面等に印刷等等により設けることがで
きる。この検知マークを設けることにより各色の熱転写
シートを用いて重ね転写を行う場合、位置合わせが正確
にでき、その結果、再現性良好なカラー画像を得ること
ができる。 また、本発明被熱転写シート1は受像層6上の所定箇
所に筆記処理層を設けることができる。この筆記処理層
とは、鉛筆、ポールペン、万年筆等による筆記やその他
捺印等を行うことができるものであり、該層を設けるこ
とにより従来、受像層6が通常樹脂フィルム面であるた
め筆記や捺印等が不可能であったものが克服され、自由
にコメント等を該層上に記載することができる。筆記処
理層はヒドロキシエチルセルロース、ポリ酢酸ビニル、
スチレン−マレイン酸共重合体、エチレン酢酸ビニル共
重合体等の樹脂に炭酸カルシウム、シリカ、クレー等を
混合したものを用いて形成される。 また、本発明被熱転写シートはその表面若しくは裏面
に帯電防止剤を含有せしめることができる。帯電防止剤
を含有せしめることにより、シート同士の滑りをより円
滑にすることができると共に、被熱転写シートのほこり
等の付着を防止する効果がある。帯電防止剤は剥離発泡
シート2或いは受像層6中に含有せしめてもよいし、或
いは帯電防止剤層として剥離発泡シート2裏面等に設け
ることができるが、発泡シート2裏面に帯電防止剤層と
して設けることが好ましい。 上記の如き構成からなる本発明被熱転写シート1を実
際に使用するに当たっては、熱転写シートと組み合わ
せ、サーマルヘッド等の加熱により熱転写シートの色材
層中の染料が被熱転写シート1の受像層6に移行するこ
とによって被熱転写シート1上に転写画像を形成し、し
かる後、ハーフカット処理による切り込み線7に沿って
受像シート部9を支持体部8から剥離し、次いで、第3
図に示すように転写画像14が形成された受像シート部9
を、所望の被貼付体15に貼り付ける。被貼付体15は、貼
付可能なものであればどの様な物品であってもよい。 次に、具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。 参考例1 厚さ25μmの透明ポリエチレンテレフタレートフィル
ム(東レ製:Tタイプ)からなるシート基材に下記の受像
層形成用組成物を乾燥重量が約5g/m2となるようミヤバ
ーにてコーティングして受像層を形成し、しかる後、10
0℃のオーブンにて10分間エージング処理を施した。 受像層形成用組成物 ポリエステル樹脂 12重量部 (東洋紡製:バイロン600) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 8重量部 (電気化学工業製:1000A) アミノ変性シリコーン 1重量部 (信越化学工業製:KF393) エポキシ変性シリコーン 1重量部 (信越化学工業製:X−22−343) メチルエチルケトン 78重量部 (=1/1) 一方、厚さ100μmの発泡ポリエチレンテレフタレー
トシート(ダイヤホイル(株)製:W−900E)に通常用い
られている熱硬化型のシリコーンオイルを塗工して離型
処理層を形成した後、その面上に下記組成の強粘着剤を
乾燥重量が約18g/m2となるようにコートした。 強粘着剤 アクリル系粘着剤 40重量部 (東洋インキ製:BPS4627−6S) トルエン 60重量部 上記シート基材面と強粘着剤層面とを対向させてラミ
ネートした。しかる後、発泡シート側から60mm×90mmの
長方形の線形状となるよう離型処理層まで貫通させたハ
ーフカット処理を施し、被熱転写シートを得た。 得られた被熱転写シートを用い、カラービデオプリン
ター(日立製作所製:VY−100)にてビデオカメラ入力に
より人の顔を該シートのハーフカット処理を施した長方
形の領域内に相当する受像層面にプリントアウトした。
この際の転写記録では画像濃度が高く極めて鮮明な画像
が得られた。 次にハーフカット処理を施した長方形の領域内の発泡
シートを剥離、除去し、この発泡シートを除去した受像
シート部分に、55mm×85mmの平面形状からなる白色ポリ
エチレンテレフタレートシート(厚さ250μm)を当て
てラミネートロール間に通した。次いで、不要の発泡シ
ート、受像層等のシート部を切断除去し、上記転写画像
が記録された受像シート部を貼付したIDカードを作製し
た。 このカードにおける受像シート部の耐剥離強度は1cm
幅で1.5kgあり充分な接着強度を有しており、またこの
カードへの受像シート部の貼付は画像形成部分の周辺に
発泡シート(支持体部)を縁取りの如く残存させた状態
で行ったため、シートに腰があり取り扱い適性が良く貼
付作業を良好に行うことができた。 参考例2 参考例1と同様にしてシート基材に受像層を形成し、
受像シート部の一部を作製した。 一方、剥離処理を施した透明ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(サンエー化学工業(株)製:RFT−25)を
参考例1と同様の発泡シートに下記組成からなる接着剤
(乾燥コート量3g/m2)を介してラミネートした。 接着剤 接着剤 10重量部 (武田薬品工業製:タケラックA540) 硬化剤 1重量部 (武田薬品工業製:A50) 次いで、上記フィルム層面に参考例1と同様の強粘着
剤を塗布形成し、上記受像シート部一部のシート基材と
粘着剤層とを対向させてラミネートした後、参考例1と
同様のハーフカット処理を施して被熱転写シートを得
た。 得られた被熱転写シートを用いて参考例1と同様にし
て転写画像を記録し、それを用いてIDカードを作製し
た。 このカードも参考例1と同様に鮮明な転写画像が得ら
れ、また受像シート部の貼付作業が良好に行え、しかも
受像シート部の接着強度が充分なものであった。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明被熱転写シートは剥離発
泡シートを主体とする支持体部を有するため、該発泡シ
ートのクッション作用、断熱作用により、画像記録時に
転写装置における走行性が良好になり、印字の時の熱に
よって被熱転写シート全体がカールする虞れがなく、し
かもサーマルヘッド等の熱が受像層に効率良く伝達され
るため濃度の高い鮮明な画像が得られる。 また、画像記録後はハーフカット処理が施された支持
体部又は受像シート部を該処理による切り込み線に沿っ
て容易且つ正確に相手側から剥離することができ、層厚
の薄い状態になった受像シート部を所望の物品に自由に
貼付することができる等の種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明被熱転写シートの一実施例を示す縦断面
図、第2図は被熱転写シートの他の実施例を示す縦断面
図、第3図は本発明被熱転写シートの受像シート部の一
部を被貼付体に貼付した状態を示す縦断面図である。 1……被熱転写シート、2……剥離発泡シート 3……離型処理層、4……粘着層 5……シート基材、6……受像層 8……支持体部、9……受像シート部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.剥離発泡シート上に離型処理層、粘着層、シート基
    材、受像層を順次積層してなる被熱転写シートであっ
    て、上記剥離発泡シート及び離型処理層からなる支持体
    部と上記粘着層、シート基材及び受像層からなる受像シ
    ート部との間において剥離可能であり且つ該支持体部又
    は受像シート部の所定箇所にハーフカット処理を施し、
    剥離発泡シートの裏面に滑性層を設けたことを特徴とす
    ることを被熱転写シート。 2.離型処理層が離型性塗工層である特許請求の範囲第
    1項記載の被熱転写シート。 3.離型処理層が離型性塗工層及び離型性フィルム層か
    らなる特許請求の範囲第1項記載の被熱転写シート。 4.シート基材と受像層との間に中間層を設けた特許請
    求の範囲第1項記載の被熱転写シート。
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