JP2978141B2 - 被熱転写シート - Google Patents

被熱転写シート

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JP2978141B2 JP10014821A JP1482198A JP2978141B2 JP 2978141 B2 JP2978141 B2 JP 2978141B2 JP 10014821 A JP10014821 A JP 10014821A JP 1482198 A JP1482198 A JP 1482198A JP 2978141 B2 JP2978141 B2 JP 2978141B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は熱転写記録手段に用
いる被熱転写シートに関し、詳しくは画像転写後、各種
物品に貼付することができる被熱転写シートに関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
電気信号によって発熱が制御されるサーマルヘッド等に
よって熱転写シートを加熱し、熱転写シートの色材層中
の昇華性染料を被熱転写シート上に転写せしめて画像情
報に応じた画像を記録する熱転写記録方式が広く用いら
れており、この記録方式に使用される被熱転写シートに
おいて、転写画像を記録できることは勿論のこと、転写
記録後のシートを各種物品に自由に貼り付けることので
きる、いわゆるラベルタイプの被熱転写シートが望まれ
ている。 【0003】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
画像濃度が高く、転写時の熱によるカールの発生等がな
い良好な転写記録を行うことができ、しかも転写画像記
録後、画像形成部分及びセパレーターとなるシート部分
を互いに容易且つ正確に剥離することができるラベルタ
イプの被熱転写シートを提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の被熱転写シート
は、剥離発泡シート上に離型処理層、粘着層、シート基
材、受像層を順次積層してなる被熱転写シートであっ
て、上記剥離発泡シート及び離型処理層からなる支持体
部と上記粘着層、シート基材及び受像層からなる受像シ
ート部との間において剥離可能であり且つ該支持体部又
は受像シート部の所定箇所にハーフカット処理を施した
ものであり、上記ハーフカット処理は、受像シート
区分化し、該区画領域内に所望の転写画像が形成可能で
り、上記剥離発泡シートの裏面に帯電防止剤層を設け
ことを特徴とするものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。本発明被熱転写シート1は、図1に示
すように剥離発泡シート2上に離型処理層3、粘着層
4、シート基材5、受像層6を順次積層した積層構造か
らなるものである。図中7は、ハーフカット処理による
切り込み線を示す。 【0006】また本発明被熱転写シート1は、上記剥離
発泡シート2及び剥離処理層3からなる支持体部8と粘
着層4、シート基材5及び受像層6からなる受像シート
部9との間において剥離可能な構造のものである。 【0007】上記受像シート部9は転写画像記録後、支
持体部8から離脱させて、各種物品に貼着する部分であ
り、シート基材5上に受像層6を設け、該基材5裏面に
所望物品の表面への貼着を可能ならしめる粘着層4を有
する構成からなる。 【0008】シート基材5としてはポリエチレンテレフ
タレートフィルムが最も好ましく用いられるが、硬質塩
化ビニル、アクリル、塩化ビニリデン、ポリオレフィン
等からなる樹脂フィルムも使用され得る。 【0009】シート基材5は上記材料からなる透明性の
ものであっても、或いはそれらにチタン、炭酸カルシウ
ム、酸化亜鉛等の白色顔料を練り込んだ遮光性のもので
あってもよい。またシート基材5として合成紙、天然紙
等の遮光性シートを用いることもできる。シート基材5
として透明性のものを用いた場合、転写画像記録後に受
像シート部9を物品に添付した際、該物品の有する表面
意匠をシート基材5を透して外部から目視することがで
き、その結果、物品による意匠効果と受像シート部にお
ける転写画像によりー層優れた意匠効果を発現すること
ができる。該基材5の厚さは10〜200μmである。 【0010】受像層6は転写記録の際、加熱により熱転
写シートから移行してくる染料を受容する層であり、そ
の材質としては従来からこの種被熱転写シートの受像層
形成用として使用されている材料であればいかなるもの
でも使用可能であり、例えば飽和ポリエステル樹脂、ポ
リアクリル酸エステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げら
れ、単独若しくは混合して使用される。 【0011】また、受像層6表面に熱転写シートとの良
好な剥離性を付与するための離型剤層を設けることがで
きる。離型剤層は上記受像層形成用材料と相溶性のよい
離型剤の場合は該材料に離型剤を含有させて形成するこ
とができ、また相溶性の悪いものは離型剤を受像層表面
に薄く塗布して形成することができる。離型剤としては
シリコーンオイル(例えば、エポキシ変性シリコーンと
アミノ変性シリコーンとの併用)、フッ素系又はリン酸
エステル系の界面活性剤等を用いることができる。 【0012】粘着層4の材質としては、ポリアクリル酸
エステル、アクリル系共重合体、天然ゴム、合成ゴム、
石油樹脂やSIS、SBR等のブロック共重合体等が挙
げられる。また必要に応じて上記粘着剤に粘着補強剤、
可塑剤、充填剤等を添加することができる。 【0013】一方、受像シート部9の下方に設けられる
支持体部8は、剥離発泡シート2と該発泡シート2上に
形成される離型処理層3とから構成される。 【0014】剥離発泡シート2としてはポリエステル
(例えばポリエチレンテレフタレート等)、脂肪族ポリ
アミド(例えば6−ナイロン等)、芳香族ポリアミド、
ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルサル
フォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイ
ミド、ポリイミド等の耐熱性の高いもの、その他にポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ボリビニルアルコー
ル、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、スチレン系樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニル
アルコール共重合体、アイオノマー等の樹脂を用いて得
られる発泡シートが挙げられる。これらの発泡シートに
おけるかさ密度は0.7〜1.2g/cm3 のものが好
ましい。 【0015】離型処理層3は、支持体部8の主体である
剥離発泡シート2と受像シート部9を容易に剥離(具体
的には粘着層4と離型層3との間)できるようにするた
めに発泡シート2上に離型性付与処理を施した層であ
る。該処理層3としては、図1に示す如く離型剤を含有
する樹脂溶液を従来既知の印刷方法、コーティング方法
等にて発泡シート2上に直接、塗工して形成する離型性
塗工層10のみで構成されるものや、図2に示す如く予
め離型処理を施した離型性付与フィルムを用い、該フィ
ルムからなる離型性フィルム層11を発泡シート2上に
接着剤層13を介して設け、しかる後、フィルム層11
上に上記離型性塗工層10を設けた構成からなるものが
挙げられる。 【0016】離型処理層3が離型性塗工層10である場
合、該塗工層10はシリコーンオイル、フッ素系界面活
性剤等の離型剤をフィルムと接着性の良好な樹脂に混合
してなる溶液をグラビアコート、ロールコート、カーテ
ンフローコート等の塗工手段にて形成したり、或いは縮
合型、付加型による触媒硬化型のシリコーンを塗布、乾
燥、加熱硬化することにより形成し得る。この塗工層の
厚さは0.2〜3μmが好ましい。また離型処理層3が
離型性塗工層10及び離型性フィルム層11から構成さ
れる場合、該フィルム層12としてはポリエチレンフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィル
ム、グラシン紙、ポリエチレンフィルムにて紙をサンド
したラミネートフィルム等の構成からなる離型性付与フ
ィルムを用いることができる。このフィルムの厚さは5
〜50μmが好ましい。 【0017】離型処理層3を離型性塗工層10及び離型
性フィルム層11にて構成した場合、塗工層10はフィ
ルム層11を介して発泡シート2上に形成することにな
るため、離塑性塗工層10を直接発泡シート2上に形成
する際に樹脂溶液が該シートの微細空隙部に浸透したり
或いは該空隙部を埋没させてしまい、それにより発泡シ
ート2の有するクッション効果、断熱効果等を損失させ
てしまうという問題が解消される。 【0018】上述の如き積層構造からなる本発明被熱転
写シート1を製造するに当たっては、まずシート基材5
上に受像層6を設けて受像シート部9の一部を形成す
る。次いで別途、支持体部8を形成するが、離型処理層
3が離型性塗工層10のみから構成される場合、発泡シー
ト2上に塗工手段により塗工層を設け、離型処理層3が
塗工層10及びフィルム層11から構成される場合、離
型性付与フィルムを接着剤にて発泡シート2に貼付し、
しかる後にフィルム層11上に塗工層10を設ける。次
いで、粘着層4を離型処理層3(具体的には離型性塗工
層10)上に設けた後、シート基材5と粘着層4を対峙
させて両者(受像シート部9の一部と粘着層4を有する
支持体部8)をラミネートする。 【0019】本発明被熱転写シート1は、図1に示すよ
うに積層構造からなる層構成のうち支持体部8又は受像
シート部9の所定箇所に、該支持体部8又はシート部9
を構成する全層を貫く切り込み線7を設けるハーフカッ
ト処理が施される(尚、本実施例においては支持体部8
にハーフカット処理を施したもののみ図示した)。この
ハーフカット処理は通常、被熱転写シートのラミネート
加工後に市販の打ち抜き機等を用いて進入の深さをコン
トロールすることにより施され、その切り込み線の数、
線の種類、線の描く形状等は適宜設定される。 【0020】支持体部8にハーフカット処理を施した場
合、転写画像記録後、支持体部8を受像シート部9から
剥離させるための剥離作業を容易且つ迅速ならしめるこ
とができる。 【0021】またこの態様の場合、層厚が薄いものを貼
付することが好ましいカード等への貼付に当たっては、
支持体部を一度に全部剥離、除去した場合、層厚の薄い
受像シート部のみとなって取り扱い上、不便なものとな
り、適正な貼付を行い難くなるが、このような場合に貼
付対象となる画像形成部分に相当する支持体部のみ(例
えば、シートの中央部分に画像を形成する)を剥離し、
その残りの周縁部となる支持体部を残存させるようにハ
ーフカット処理を施すことにより、貼付の際、その貼付
該当箇所に相当する支持体部のみを剥離して貼付を行え
ば、受像シート部分が残存する支持体部によって支えら
れるため、取り扱いが非常に便利となり、適正な貼付作
業を成し得る。 【0022】尚、この際、受像シート部を物品に貼付し
た後に残りの支持体部及び該支持体部上の受像シート部
分を除去する。 【0023】一方、受像シート部9にハーフカット処理
を施した場合、受像シート部9を区分化し、その区画領
域内に所望の転写画像を記録せしめ、しかる後、切り込
み線7により囲繞される区画内の受像シート部9を支持
体部8から正確且つ容易に分割して離脱させることがで
き、この態様の場合、切り込み線7は記録する転写画像
に応じて受像シート部9の所定箇所に設けられる。 【0024】本発明被熱転写シート1は、シート基材5
と受像層6との間にクッション性等を有する中間層を設
けることができ、この中間層を設けた場合、ノイズが少
なく画像情報に対応した画像を再現性よく転写記録する
ことができる。中間層を構成する材質としては、例えば
ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エチレン系樹脂、ブタジ
エンラバー、エポキシ樹脂等が挙げられる。中間層の厚
さは2〜20μmが好ましい。 【0025】また、本発明被熱転写シートは第2図に示
すように剥離発泡シート2の裏面に滑性層13を設ける
ことができる。この滑性層13を設けることにより被熱
転写シートを積み重ねて1枚ずつ送り出して転写を行う
際、シート同士の滑りが円滑となり、1枚ずつ正確に取
り出すことができる。滑性層13としてはメチルメタク
リレート等のメタクリレート樹脂若しくは対応するアク
リレート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビ
ニル樹脂等が挙げられる。 【0026】更に、本発明被熱転写シートに検知マーク
を設けることも可能である。検知マークは熱転写シート
ーと被熱転写シートとの位置決めを行う際等に極めて便
利であり、例えば、光電管検知装置により検知しうる検
知マークを剥離発泡シート2裏面等に印刷等により設け
ることができる。この検知マークを設けることにより各
色の熱転写シートを用いて重ね転写を行う場合、位置合
わせが正確にでき、その結果、再現性良好なカラー画像
を得ることができる。 【0027】また、本発明被熱転写シート1は受像層6
上の所定箇所に筆記処理層を設けることができる。この
筆記処理層とは、鉛筆、ボールペン、万年筆等による筆
記やその他捺印等を行うことができるものであり、該層
を設けることにより従来、受像層6が通常樹脂フィルム
面であるため筆記や捺印等が不可能であったものが克服
され、自由にコメント等を該層上に記載することができ
る。筆記処理層はヒドロキシエチルセルロース、ポリ酢
酸ビニル、スチレン−マレイン酸共童合体、エチレン酢
酸ビニル共重合体等の樹脂に炭酸カルシウム、シリカ、
クレー等を混合したものを用いて形成される。 【0028】本発明被熱転写シートは剥離発泡シート2
の裏面に帯電防止剤層を設けてなる。帯電防止剤層を設
けることで、シート同士の滑りをより円滑にすることが
できる。また、本発明被熱転写シートはその表面に帯電
防止剤を含有せしめることができる。帯電防止剤は受像
層6中に含有せしめてもよい。 【0029】上記の如き構成からなる本発明被熱転写シ
ート1を実際に使用するに当たっては、熱転写シートと
組み合わせ、サーマルヘッド等の加熱により熱転写シー
トの色材層中の染料が被熱転写シート1の受像層6に移
行することによって被熱転写シート1上に転写画像を形
成し、しかる後、ハーフカット処理による切り込み線7
に沿って受像シート部9を支持体部8から剥離し、次い
で、図3に示すように転写画像14が形成された受像シ
ート部9を、所望の被貼付体15に貼り付ける。被貼付
体15は、貼付可能なものであればどの様な物品であっ
てもよい。 【0030】次に、具体的実施例を挙げて本発明を更に
詳細に説明する。 実施例1 厚さ25μmの透明ポリエチレンテレフタレートフィル
ム(東レ製:Tタイプ)からなるシート基材に下記の受
像層形成用組成物を乾燥重量が約5g/m2 となるよう
ミヤバーにてコーティングして受像層を形成し、しかる
後、100℃のオーブンにて10分間エージング処理を
施した。 【0031】 〔受像層形成用組成物〕 ポリエステル樹脂 (東洋紡製:バイロン600) 12重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(電気化学工業製:1000A) 8重量部 アミノ変性シリコーン(信越化学工業製:KF393) 1重量部 エポキシ変性シリコーン(信越化学工業製:X−22−343) 1重量部 メチルエチルケトン(=1/1) 78重量部 【0032】一方、厚さ100μmの発泡ポリエチレン
テレフタレートシート(ダイヤホイル(株)製:W−9
00E)に通常用いられている熱硬化型のシリコーンオ
イルを塗工して離型処理層を形成した後、その面上に下
記組成の強粘着剤を乾燥重量が約18g/m2 となるよ
うにコートした。 【0033】 〔強粘着剤〕 アクリル系粘着剤(東洋インキ製:BPS4627−6S) 40重量部 トルエン 60重量部 【0034】上記シート基材面と強粘着剤層面とを対向
させてラミネートした。しかる後、発泡シート側から6
0mm×90mmの長方形の線形状となるよう離型処理
層まで貫通させたハーフカット処理を施し、被熱転写シ
ートを得た。得られた被熱転写シートを用い、カラービ
デオプリンター(日立製作所製:VY−100)にてビ
デオカメラ入力により人の顔を該シートのハーフカット
処理を施した長方形の領域内に相当する受像層面にプリ
ントアウトした。この際の転写記録では画像濃度が高く
極めて鮮明な画像が得られた。 【0035】次にハーフカット処理を施した長方形の領
域内の発泡シートを剥離、除去し、この発泡シートを除
去した受像シート部分に、55mm×85mmの平面形
状からなる白色ポリエチレンテレフタレートシート(厚
さ250μm)を当ててラミネートロール間に通した。
次いで、不要の発泡シート、受像層等のシート部を切断
除去し、上記転写画像が記録された受像シート部を貼付
したIDカードを作製した。 【0036】このカードにおける受像シート部の耐剥離
強度は1cm幅で1.5kgあり充分な接着強度を有し
ており、またこのカードへの受像シート部の貼付は画像
形成部分の周辺に発泡シート(支持体部)を縁取りの如
く残存させた状態で行ったため、シートに腰があり取り
扱い適性が良く貼付作業を良好に行うことができた。 【0037】実施例2 実施例1と同様にしてシート基材に受像層を形成し、受
像シート部の一部を作製した。一方、剥離処理を施した
透明ポリエチレンテレフタレートフィルム(サンエー化
学工業(株)製:RFT−25)を実施例1と同様の発
泡シートに下記組成からなる接着剤(乾燥コート量3g
/m2 )を介してラミネートした。 【0038】 〔接着剤〕 接着剤(武田薬品工業製:タケラックA540) 10重量部 硬化剤(武田薬品工業製:A50) 1重量部 【0039】次いで、上記フィルム層面に実施例1と同
様の強粘着剤を塗布形成し、上記受像シート部一部のシ
ート基材と粘着剤層とを対向させてラミネートした後、
実施例1と同様のハーフカット処理を施して被熱転写シ
ートを得た。得られた被熱転写シートを用いて実施例1
と同様にして転写画像を記録し、それを用いてIDカー
ドを作製した。このカードも実施例1と同様に鮮明な転
写画像が得られ、また受像シート部の貼付作業が良好に
行え、しかも受像シート部の接着強度が充分なものであ
った。 【0040】 【発明の効果】以上説明したように、本発明被熱転写シ
ートは剥離発泡シートを主体とする支持体部を有するた
め、該発泡シートのクッション作用、断熱作用により、
画像記録時に転写装置における走行性が良好になり、印
字の時の熱によって被熱転写シート全体が力ールする虞
れがなく、しかもサーマルヘッド等の熱が受像層に効率
良く伝達されるため濃度の高い鮮明な画像が得られる。
また、画像記録後はハーフカット処理が施された支持体
部又は受像シート部を該処理による切り込み線に浴って
容易且つ正確に相手側から剥離することができ、層厚の
薄い状態になった受像シート部を所望の物品に自由に貼
付することができる等の種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明被熱転写シートの一実施例を示す縦断面
図である。 【図2】被熱転写シートの他の実施例を示す縦断面図で
ある。 【図3】本発明被熱転写シートの受像シート部の一部を
被貼付体に貼付した状態を示す縦断面図である。 【符号の説明】 1 被熱転写シート 2 剥離発泡シート 3 離型処理層 4 粘着層 5 シート基材 6 受像層 8 支持体部 9 受像シート部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−295085(JP,A) 特開 昭62−146693(JP,A) 特開 昭61−270192(JP,A) 特開 昭61−144394(JP,A) 実開 昭57−98214(JP,U) 実開 昭51−148807(JP,U) 実開 昭64−11767(JP,U) 特許2807881(JP,B2) 実用新案登録2550575(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.剥離発泡シート上に離型処理層、粘着層、シート基
    材、受像層を順次積層してなる被熱転写シートであっ
    て、上記剥離発泡シート及び離型処理層からなる支持体
    部と上記粘着層、シート基材及び受像層からなる受像シ
    ート部との間において剥離可能であり且つ該支持体部又
    は受像シート部の所定箇所にハーフカット処理を施した
    ものであり、上記ハーフカット処理は、受像シート
    区分化し、該区画領域内に所望の転写画像が形成可能で
    り、上記剥離発泡シートの裏面に帯電防止剤層を設け
    ことを特徴とする被熱転写シート。 2.離型処理層が離型性塗工層である特許請求の範囲第
    1項記載の被熱転写シート。 3.離型処理層が離型性塗工層及び離型性フィルム層か
    らなる特許請求の範囲第1項記載の被熱転写シート。 4.シート基材と受像層との間に中間層を設けた特許請
    求の範囲第1項記載の被熱転写シート。
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