JPS58222877A

JPS58222877A - 転写用記録媒体

Info

Publication number: JPS58222877A
Application number: JP57107247A
Authority: JP
Inventors: Yoji Matsufuji; 松藤　洋治
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1982-06-21
Filing date: 1982-06-21
Publication date: 1983-12-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、画像を形成した後で転写することを目的にし
た転写用記録媒体に関する。

最近、インクジェット記録方式や熱転写記録いと言う要
求がある。例えば、オーバーヘッドプｐジエクター（Ｏ
ＨＰと略称する）用原画や後方照明材の写真パネルに於
ては、樹脂フィルムやガラス板等、透光性の基体に画１
象を印写したものを利用している。

ところで、この様な透光性の基体は、一般にインクの吸
収性に乏しいが全くインクを吸収しないものが多いので
、従来がら、インクジェット記録方式や熱転写記録方式
によって透過屋の画像を作成することの困難性が指摘さ
れている。

−例として、樹脂フィルムにインクジ、エツト記録を行
う場合に就いて見ると、インクがフィルムに付着したと
しても、それがほとんど吸収されない為に、インクがフ
ィルムに定着せず、フイールム表面を流動して画像乱れ
を生じたり、インクがフィルムから剥れて画１象の欠如
を生じると言った欠点があった。

この様な欠点に鑑み、樹脂フィルムに水溶性樹脂塗料等
から成るインク吸収層を設ける試みもあるが、この場合
には、フィルムに付着したインクが吸収層内で拡散して
インクドツトのニジ２や濃度不足を生じて高品位の画１
象（以下、画像を形成したものを印写物と略称する。）
を得難いと言う新らたな欠点があった。

そこで、本発明では、軟土の従来技術に見られた欠点を
解消することを主たる目的にしている。

即ち、本発明の第１の目的は、インク吸収性の乏しい基
体にも高品位の印写物を形成することにある。

又、本発明の第２の目的は、投影乃至透過方式で観察す
るのに好適な印写物を形成することにある。

更に、本発明の第３の目的は、耐水性、耐光性、耐汚染
性に富む印写物を形成することにある。

そして、本発明の第４の目的は、光沢があり、しかも呈
色性が良好な印写物を形成することにある。

以下、図面及び実施例に従って本発明の詳細な説明する
。

先ず、第１図乃至第３図を以て、本発明の画１象形成原
理を概説する。

第１図は転写用記録媒体１の模式断面を示し、図中の２
は紙、布、樹脂、金属、合金、ガラス、木材等の素材か
ら成る基体である。この基体２としては、通常、インク
吸収性であるか否かは問わないが、インクの定着を迅速
にしだいときには、インク吸収性を有する紙、布、多孔
化処理した樹脂、木材等の多孔質のものが望ましい。

そして、３はインク受容層としての被覆層である。この
被覆層３は、基本的には成膜性の樹脂塗料を以て構成さ
れるが、前記塗料中には、更に、各種界面活性剤や多孔
性無機物粒子を混　　１″：合しておくこともできる。

この様な、界面活性剤や多孔性無機物粒子は、被覆層３
に於けるインク中の色素（・・・例えば、染料）の吸着
捕捉率を高め得る成分であって、本発明に於ては、積極
的に使用することが望ましい。そして、この様な成分と
して、本発明でＬ１多孔性で且つ粒子表面にイオン性が
ある白色系の無機顔料が特に有効に使用され得る。具体
的には、天然ゼオライト、合成ゼオライト（例えば、モ
レキュラーシーブ〔ユニオンカーバイト社製〕）、ケイ
ソウ土、カオリンクレー、タルク、Ｏ＠　００　Ｂ、Ｍ
ｇ８１，０．、Ｔｉｅ、　、微粉シリカ（平均粒子径、
１μ以下）、シリカ（平均粒子径、２０／１以下）、合
成雲母〔一般式ｉ　Ｍ　＠Ｍ１２．５　（ｓｉ、＠ｏ１
゜）ψＦ２、但し、式中Ｍは水素原子又は金属原子であ
る。〕、等が使用できる。

因に、界面活性剤としては、従来から分散剤、つや出し
剤、色彩改良剤等として使用されているカチオン系、ア
ニオン系或はノニオン系の各種活性剤のほとんど全てが
使用できる。そして、これ等の界面活性剤は前記無機顔
料と併用することもできる。

本発明では、これ等の粒子（・・・一般に数６ミリミク
ロンから数ミクロンの粒子）を単独で、又は数種を併用
して樹脂溶液と磨砕混合して被覆用塗料を作る。尚、こ
の塗料に於ける樹脂としては、水溶性或は、有機溶剤可
溶性の樹脂の何れも使用可能である。例えば、水溶性樹
脂としては、ポリビニルアルコール、デンプン、カゼイ
ン、アラビアゴム、ニカワ、ゼラチン、ポリアクリルア
ミド、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸ソ
ーダ、アルギン酸ソーダ、等であり、有機溶剤可溶性樹
脂としては、ポリビニルブチラール、ポリビニルクロラ
イド、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリメ
チルメタクリレート、ポリビニルホルマール、メラミン
樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン
樹脂、プルキッド樹脂等である。そして、斯かる塗料に
於ける前記無機顔料粒子と樹脂成分の混合比としては、
一般に無機顔料゛１００重量部に対して樹脂成分が５乃
至２０重量部である。

前記被覆層３を形成するには、基体２の表面に、公知の
手法（例えば、ロールコーティング法、四ツ）’／＜−
コーティング法、スプレーコーティング法）により、一
般に、１ｇ／−乃至１０７ｍ２程度の量の塗料を塗工す
る。又、実用的ＶＣハ、２　ｇ　／　ｍ”乃至５　ｇ　
／　ｍ”程度塗工するのが良い。そして、この様な塗布
層が設けられた後、可及的速かに塗布層の乾燥が行なわ
れる。

ところで、本発明に於ては、後に詳述するとおり、印写
物形成過程で被覆層３の転写が行われるので、この被覆
層３が基体２がら剥離容易であることが必要である。

そのだめには、被覆層３を設ける前に基体２０表面を平
滑化したり、離型剤を塗布しておく方法がある。

又、同様−の目的がら被覆層３の構成要素である樹脂と
して、活性基（極性基）が比較的少ないものを用いると
か、塗料中の樹脂含量を低く抑えておく等の方法もある
。

この様な被覆層３の剥離容易性の度合を示す公式の規格
はないので、本発明に於ける一応の判定規格を以下に説
明する。

即ち、前述の方法で得られた転写用記録媒体１の被覆層
３表面に、１Ｂ−幅の粘着テープ（市販のセロテープ）
を貼着したのち、粘着テープを剥ぎ取る際に被覆層３が
示す抵抗（荷重）を以て被覆層３の剥離強度を定義する
。

本発明では、この剥離強度が略々、１０ｇ／ｍ以下にな
る転写用記録媒体１が好適なものである０更に、転写ム
ラや転写欠如を生じさせない様にする為には、５ｇ／ｍ
以下になるものが、より好適である。

但し、剥離強度が極端に低いものは、その製造、とりわ
け、塗料の塗工操作自体が難かしいことに加えて、僅か
の衝撃により、被覆層３゛が基体２から脱落し易いので
好ましくない。

従りて、被覆層３の剥離強度の下限を約０．３ｇ　／　
ｗａとするのが実用上、望ましい。　　　　　　　　１
１’画に、基体２としては、前述のとおり、インク吸収
性の有無に係りなく各種素材のものを用いることができ
るが、特に、インク吸収性に乏しいか或は全くない基体
２を採用したときには、被覆層３を、多層構成にする等
して通常のものより厚くすることが望ましい。

又、転写用記録媒体１の形態としては、用途或は被転写
媒体（不図示）の形態に応じて、シート状、ロール状、
何れでも良い。

次に、以上の様にして得られた転写用記録媒体重にイン
クによって任意の画像４を形成した後、被覆層３の表面
に被転写媒体５を積層する。

（第２図）このとき、被転写媒体５の片面に設けた粘着
層６を被覆層３に対面させる。因に、図中の７は、一般
に、半透明乃至透明（無色乃至淡色）のガラス或は樹脂
を素材とする被転写媒体の本体を示し、その形態は板状
、シート状又はロール状フィルム等、何れであってもか
まわない。但し、適度の可撓性を持つ樹脂フィルムは、
転写操作が容易に行えることがら最適なものである。

この本体７を構成する樹脂としては、特に限定されない
。ここでその数種を例示すると、以下のとおりである。

ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル
、ポリ酢酸ビニル、セルロースアセテート、ポリビニル
ブチラール、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、スチレン
・ブタジェンラテックス、アルキッド樹脂、ポリビニル
アルコール、ポリエステル樹脂、およびこれらの共重合
体等があげられる。

さらにこれら樹脂に可塑剤も際加できる。その例として
は、フタル酸ジブチル、アジピン酸ジオクチル、ポリエ
チレングリコール、塩素化パラフィン等である。

又、粘着層６は、その取扱いの不便を無視すれば、常温
で液状、半固体状又は固体状である所謂、接着剤の何れ
かを以て形成することができる。

但し、取扱いの簡便さ針重視すると、少なくとも一常温
下である程度の粘性を示す半固体状のもの又は、常温下
で固体状である熱溶融性（ホットメルトタイプ）樹脂系
接着剤を以て粘着層６を形成することが望ましい。

又、図示してないが、予め、本体７の残る片面にも前記
と同様の粘着層を設けておくこともできる。この場合に
は、図示の粘着層６の側に後述の工程で、被覆層３が転
写された後、他面の粘着層を以て、印写物が形成された
被転写媒体を任意の部材に接着することができる。つま
り所開、画鐵付のシール材として利用することが可能に
なるものである。因に、前記粘着Ｍ（不図示）が常温に
て粘着性を示すときには、この粘着層を適当な台紙で被
っておくことが望ましい。そして、必要時に、台紙を剥
がして画ｒ象形成された被転写媒体の接着を行う様にす
るのが良い。

次いで、第３図に示すとおり、加圧器具、例えば、圧接
ローラ対８ａｅ８ｂ間に、転写用記録媒体１と被転写媒
体５とを第２図示の様に積層したものを通した後、分離
爪９を以て分離操作を行うと、被覆層３が基体２から剥
れて被転写媒体５上に転写される。冑、ここで用いだ分
ト等を適宜用いることができる。

上記の様な分離操作は、必ずしも圧接ローラ対８ａｅ８
ｂ間に通した直後に、行なわなくてもよく、密着した転
写用記録媒体１と被転写媒体５等、一定期間保存した後
必要時罠、手作業による分離操作を行なうようにしても
よい。

又、粘着層６が熱溶融性接着剤から成る場合には、圧接
ローラ対８ａ、８ｂの何れかに予め、ヒーターを付設し
ておく。

因に、ここで得られる転写画像に表裏の区別がある場合
には、透過屋で観察するのは良としても、反射型にて観
察されるときは、予め、原画の鏡ｆ象を印写しておくべ
きである。

又、本発明では必須のことではないが以上の様にして被
転写媒体５に転写された被ａ層３の　　）７表面に、更
に樹脂溶液を塗布した後、乾燥させて透明樹脂被膜を設
けるか、或は、透明樹脂フィルムをラミネートして被覆
層３を体調しておくことが望ましい。

この様（すると、被覆層３に衝撃が加わったときにも、
その脱落が防げるし、画隙の汚染防止や耐水性及び耐光
性が向上する効果も得られる。更に、カラー画像の場合
には、色の鮮かさが増すと言う付加的効果も得られる。

ここで、図面を参照して実施例を説明する。

第４図は本発明を適用した多色インクジェットプリンタ
の一例を示す。図において、１０１は記録紙１０２を収
納した記録紙カセット、１０３は記録紙１０２を給紙す
る給紙ローラである。１０４はレジストローラ対、１０
５および１０６は記録紙１０２の搬送全行う搬送ローラ
対、１０７９１０８１１０９．１１０およびｌｉｉは記
録紙１０２の搬送を円滑にする搬送ガイドである。１１
２Ｙ、１１２Ｍ、１１２０および１１２Ｂはそれぞれイ
エロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの色インクを
記録紙１０２に吐出するインクジェット記録ヘッドであ
り、不図示の画像読取手段からの画源信号に基づき、記
録紙１０２上にカラー画像を再生記録する。これらの記
録ヘッドは、例えば記録紙１０２の搬送方向に対してほ
ぼ直交する方向、すなわち図において紙面と垂直方向に
フルラインに並べられた、いわゆるフルマルチヘッドと
して構成する。１１３は吸引ファン、１１４は多孔ガイ
ド板であり、との吸引ファン１１３により記録紙１０２
をガイド板１１４に吸引して記録紙１０２の平面度を保
ち、記録紙１０２と記録ヘッド１１２Ｙ。

１１２Ｍ、１１２０．１１２Ｂとの間隔を最良に保つ。

ここで用いた記録紙１０２は、後の転写を目的として作
成されたもので、具体的罠は、ポリビニルアルコール３
厘、ゼオライト粉末２０ｇ１０　ｍ　００　Ｂ粉末１ｇ
を磨砕混合して得た塗料を坪量、６５　ｇ　／　ｍ”の
基紙に３　ｇ　／　ｍ！の割合で塗布した後、乾燥させ
たものである。因に、この塗布層は一１前述の剥離強度
で、　３　ｇ　／　ｍの値を示した。

次に、１２１は被転写材１２２１収納した被転写材カセ
ツ）、１２３は被転写材１２２を供給する供給ローラで
ある。因に、ここで用いた被転写材１２２は、厚さ０．
２〜０，５ｍ程度の透明なポリエステルシートの片面に
ポットメルト接着剤を一様に塗工したものである。

１２４は被転写材レジストローラ対、１２５１１２６は
被転写拐の搬送を円滑にする搬送ガイドである。１２７
は搬送ローラ対であり、後述のように、記録済の記録紙
１０２はその被記録面にカセット１２１から供給された
被転写材１２２が重ねられた状態でこのローラ対１２７
にくわえ込まれる。１２８はヒータ１２９を内蔵した圧
力ローラ対であり、搬送ローラ対１２７を介して搬送さ
れてきた記録紙１０２と被転写材１２２とを加熱圧着す
る。すなわち、記録紙１０２の被記録面に被転写材１２
２が貼着される。１３０および１３１は搬送ガイド、１
３２は排出ローラ対、１３３および１３５は排出トレイ
であり、１３４は分離爪である。

圧力ローラ対１２８を通過して被転写材１２２が貼着さ
れた記録紙１０２は、排出ローラ対１３２により若干の
しごきを受けて、被転写材１２２ど記録紙１０２の基紙
（不図示）とが分離容易になる。

そして、排出ローラを通過した被転写材１２２と記録紙
１０２の積層体は分離爪１３４に衝突し、ここで、記録
紙１０２に於ける不図示の塗布層（つまり、記録層）が
転写された被転写材１２２と基紙（不図示）とが完全に
分離される。

この様にして分離された被転写材１２２は分離爪１３４
の上側をスライドした後、排出トレイ　　、１３５に排
出される。又、基紙（不図示）は下段の排出トレイ１３
３に排出される。

尚、図に於て、８１およびｓ２は搬送ローラ対１２７の
手前に配設され、それぞれ被転写材１２２および記録紙
１０２を検知するためのセンサ、Ｓ３は記録ヘッド１１
２Ｙ、　　１１２Ｍ＋　　　　　　（＋”１ｆ２ｏ、ｔ
ｘ２ｎで記録が行われた後に、ローラ対１０６に向けて
搬送される記録紙１０２を検知するためのセンサ、ｓ４
は搬送ローラ対１０５により送り出された記録紙１０２
を検知するためのセンサである。これら各センサ８１〜
Ｓ４の検知出力に基づき、記録紙１０２と被転写材１２
２との同期をとることができる。

以上の実施例に於ては、（転写用）記録紙および被転写
材が共にシート材である場合について述べてきたが、双
方又は何れか一方がμｍル材であっても勿論、良い。

又、図示していないが転写済の被転写材に於ける記録層
の保護を目的とした透明樹脂被膜のラミネートコーティ
ング装置を史に付加しておくこともできる。この場合、
ラミネートコーティング装置は、第４図に示した実施例
装置内に組込んで一体化しておくこともできるし、実施
例装置とは別体にして独立させてあっても良い。

史に、本実施例においては、記録手段としてインクジェ
ット針用いた。インクジェットヘッドは装置の小型化に
有利であるが、本発明は特にこれに限定されるものでは
なく、その他、インクベンや熱転写記録あるいは静電記
録等も使用可能である。

以上に詳説した本発明によれば、１己録過程に於てイン
クによる画１＃！の定着が迅速で、しかも商品位の１濠
記録が保障されている為、インク特に、牟透明乃至透明
な樹脂フィルムやガラス板にも良質の印写を行うことが
でき、ＯＨＰによる投影方式や透過型の表示方式に好適
な印写物を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は、本発明の画１象形成原理を概説す
る模式断面図、第４゛図は、本・発明の一例を示す内部
構成図である。１・：・転写用記録媒体、２・−基体、３・・・被覆層
、　　　　４・・・曲１１敗、５・・・被転写媒体、　
　　６・・・粘着層、′７・・・本体、　　８ａ１８ｂ
・・・圧接ローラ対、９．１３４・・・分離爪、１０１・・・記録紙カセット、１０２・・・記録紙、　　　１０３・・・給紙ローラ、
１０４・・・レジストローラ対、 ”０５＊１０６・・・搬送ローラ対、１０７、　１０８．　１０９．　１１０．　１１１・・
・搬送ガイド、　　　　　１１２Ｙ、１１２Ｍ。１１２０．１１２１３・・・記録ヘッド、１１３・・・
吸引ファン、１１４川多孔ガイド板、１２１・・・被転
写材カセット、１２２・・・被転写材、１２３・・・被転写材供給ローラ対、１２４・・・被転写材レジストローラ対、１２５．１２
６・・・搬送ガイド、１２７・・・搬送ローラ対、１２８・・・圧力ローラ対、１２９・・・ヒータ、１３
０．１３１・・・搬送ガイド、１３２・・・搬出ローラ対、１３亀　ｉ　ａ　ｓ−・・排出トレイ、８１〜８４・・
・センナ

Claims

【特許請求の範囲】

インク受容層をその基体に積層して成シ、前記受容層が
前記基体から剥離可能に設けであることを特徴とする転
写用記録媒体。