JP2000156275A - セラミックヒータ用発熱抵抗体及びセラミックヒータ並びにセラミックヒータの製造方法 - Google Patents

セラミックヒータ用発熱抵抗体及びセラミックヒータ並びにセラミックヒータの製造方法

Info

Publication number
JP2000156275A
JP2000156275A JP10327317A JP32731798A JP2000156275A JP 2000156275 A JP2000156275 A JP 2000156275A JP 10327317 A JP10327317 A JP 10327317A JP 32731798 A JP32731798 A JP 32731798A JP 2000156275 A JP2000156275 A JP 2000156275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic heater
heating resistor
component
conductive component
ceramic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10327317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3963412B2 (ja
Inventor
Kazuo Tatematsu
一穂 立松
Shindo Watanabe
進道 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP32731798A priority Critical patent/JP3963412B2/ja
Priority to US09/441,207 priority patent/US6274855B1/en
Priority to DE69918034T priority patent/DE69918034T2/de
Priority to EP99309134A priority patent/EP1003351B1/en
Publication of JP2000156275A publication Critical patent/JP2000156275A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3963412B2 publication Critical patent/JP3963412B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱抵抗体の抵抗温度係数を任意に調節する
ことができ、抗折強度及び通電耐久性能に優れるセラミ
ックヒータ用発熱抵抗体及びセラミックヒータ並びにセ
ラミックヒータの製造方法を提供する。 【解決手段】 本セラミックヒータ用発熱抵抗体は、焼
結体からなり、W、Ta、Nb、Ti、Mo、Zr、H
f、V及びCrの中から選ばれる1種類以上の炭化物、
窒化物並びに珪化物のうちの少なくとも一種からなる導
電成分と、該導電成分に少なくとも一部が固溶されて上
記発熱抵抗体の抵抗温度係数を変化させる調整成分
(W、Ta、Nb、Ti、Mo、Zr、Hf、V及びC
rのうちの少なくとも1種)とを含有し、上記調整成分
は0.1〜5.0重量%であり、上記導電成分の結晶粒
子の平均粒径は11μm以下である。本セラミックヒー
ターは、セラミック製(窒化珪素質等)基体と、上記基体
中に埋設される上記セラミックヒーター用発熱抵抗体と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックヒータ
用発熱抵抗体及びセラミックヒータ並びにセラミックヒ
ータの製造方法に関する。更に詳しく言えば、本発明は
ディーゼルエンジンのグロープラグ又はその他の加熱に
用いられるセラミックヒータ用発熱抵抗体、及びそれを
用いたセラミックヒータ、並びにそのセラミックヒータ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来はグロープラグ等の1000℃以上
の高温で用いられるセラミックヒータにおいて、W、M
o、Ti、Zr並びにHfの金属、又はこれらの炭化
物、窒化物、珪化物等が含有されて、種々の昇温特性
(抵抗温度係数等)を持たせたセラミックヒータ用発熱
抵抗体を用いたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年は用途に
応じて急速昇温特性や定温発熱特性等を求めることが多
くなり、上記昇温特性に適合しないことが多くなってき
ている。また、上記昇温特性は発熱抵抗体によってほぼ
決定されるため、これらの昇温特性とは異なった任意の
昇温特性を持つセラミックヒータの作製は難しいことが
多かった。更に、これらの抵抗体材料は焼成時に焼結が
不十分となったり、過大粒成長が起きやすく、これらに
よる強度低下を起こしやすかった。本発明は、このよう
な問題点を解決するものであり、発熱抵抗体の抵抗温度
係数を任意に調節することができ、抗折強度及び通電耐
久性能に優れるセラミックヒータ用発熱抵抗体及びこれ
を用いたセラミックヒータ、並びにこのセラミックヒー
タの製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本第1発明のセラミック
ヒータ用発熱抵抗体は、焼結体からなり、W、Ta、N
b、Ti、Mo、Zr、Hf、V及びCrの中から選ば
れる1種類以上の炭化物、窒化物並びに珪化物のうちの
少なくとも一種からなる導電成分と、該導電成分に少な
くとも一部が固溶されて上記発熱抵抗体の抵抗温度係数
を変化させる調整成分と、を含有し、上記導電成分及び
上記調整成分の合計を100wt%とした場合、上記調
整成分は0.1〜5.0wt%であり、上記発熱抵抗体
を構成する上記導電成分の結晶粒子の平均粒径は11μ
m以下であることを特徴とする。本第3発明のセラミッ
クヒータは、セラミック製基体と、この基体中に埋設さ
れ、且つ上記第1発明に示される上記セラミックヒータ
ー用発熱抵抗体とを備えることを特徴とする。
【0005】上記「導電成分」には、W、Ta、Nb、
Ti、Mo、Zr、Hf、V、及びCr等に示される金
属元素のうちから選ばれる1種類以上の珪化物、炭化物
及び窒化物のうちの1種類又は2種類以上を選択でき
る。これらのうち、膨張率が、この発熱抵抗体に含有さ
れる他のセラミックス成分(窒化珪素質等)又はセラミ
ック製基材に近ければ近いほど好ましく、例えば、WC
等が挙げられる。また、本セラミックセンサは高温で焼
成して形成されるので、融点が高いものほど好ましく、
例えば、WC、TiN、MoSi2等が挙げられる。
【0006】焼結体中における上記導電成分の結晶粒子
の平均粒径は、11μm以下(特に好ましくは10μm
以下、更に好ましくは9.5μm)である。これが11
μmを越えると、十分な抗折強度を得ることが難しくな
り、且つ通電耐久性能が悪くなるからである。また、こ
の粒径を変化させることによっても、抵抗温度係数を適
宜変えることができる。
【0007】上記「調整成分」は、少なくともその一部
が上記導電成分内に固溶されることで、本発熱抵抗体の
抵抗温度係数を変化させることができる金属元素であれ
ばよく、特に限定されない。この調製成分としては、第
2又は第3発明に示すように、W、Ta、Nb、Ti、
Mo、Zr、Hf、V及びCrのうちの少なくとも1種
であり、且つ上記導電成分の含有金属元素と異なる金属
元素であるものとすることができる。そして、これらの
金属元素のうち、V、Cr、Nb、Taが好ましい。
【0008】また、上記導電成分及び上記調整成分の合
計を100wt%とした場合の上記調整成分の含有割合
は0.1〜5.0wt%(この場合、単に「%」とい
う。、好ましくは、0.2〜5%、より好ましくは0.
2〜4.5%)である。この調整成分の含有割合が、
0.1%未満では、焼成での抵抗体材料の焼結性のバラ
ツキが激しく、焼結不十分あるいは逆に過大粒成長を起
こしやすく、強度・通電耐久性等の性能が低下するし、
5.0%を越えると、発熱抵抗体の耐熱性低下や熱膨張
の増加を引き起こし、通電耐久性が低下するため、好ま
しくないからである。
【0009】上記「発熱低抗体」に含有されるセラミッ
ク成分又は上記「基体」を構成するセラミック成分とし
ては、目的により種々選択でき、例えば、窒化珪素質、
アルミナ、窒化アルミニウム等とすることができる。こ
れらのうち、窒化珪素質が好ましい。この「窒化珪素
質」には、窒化珪素を主成分とするものが広く含まれ、
窒化珪素のみならず、サイアロン等をも含まれる。更
に、通常、焼結助剤(Y、Yb、Er等の各酸化物等)
が数wt%(2〜10wt%程度)配合されて焼成され
るので、この発熱抵抗体中には、この助剤から由来され
た成分(化合物等)が含有される。
【0010】上記導電成分の上記平均粒径を11μm以
下とする場合、抗折強度が1250MPa以上(好まし
くは1300MPa以上)、及び/又は、1400℃で
一分毎に給電して断線しないサイクル数(以下、「耐久
性能」という。)が10,000サイクル以上とするこ
とができる。また、導電成分がWCで、調整成分の含有
割合が0.1〜5%まで変化させ、且つ上記平均粒径を
11μm以下とする場合、発熱抵抗体の抵抗温度係数を
2.8〜3.9まで変化させることができる。この場
合、あわせて、発熱抵抗体の抗折強度が1250MPa
以上、上記耐久性能が10000サイクル以上とするこ
とができる。
【0011】本第4発明のセラミックヒータの製造方法
は、導電成分用原料と、焼成後に抵抗温度係数を変化さ
せる調整成分として少なくとも一部が固溶されることに
なる調整成分用原料とを含む混合粉末を調製し、該混合
粉末を用いて発熱抵抗体形状の成形体を得、その後、該
成形体をセラミック粉末からなる基体用原料中に埋入さ
せ、一体に成形してセラミック成形体とし、次いで、焼
成するセラミックヒータの製造方法であって、上記導電
成分用原料は、W、Ta、Nb、Ti、Mo、Zr、H
f、V及びCrの中から選ばれる1種類以上の炭化物、
窒化物並びに珪化物のうちの少なくとも1種からなり、
上記導電成分用原料及び上記調整成分原料の合計を10
0wt%とした場合、上記調整成分原料は0.1〜5.
0wt%であり、上記成形体が焼成されて得られる発熱
抵抗体を構成する導電成分の結晶粒子の平均粒径が11
μm以下であることを特徴とする。
【0012】上記「導電成分用原料」は、上記に示すよ
うに、W等の珪化物、炭化物及び窒化物のうちの一種又
は二種以上からなる。尚、これらの複合化合物でもよ
い。これらのうち、W、Ti、Mo、Zr及びHf等の
前記各種化合物が好ましく、特にWC粉末、TiN粉末
又はMoSi2粉末が好ましい。また、前記の「導電成
分」の説明おいて示すと同様に、この膨張率が他のセラ
ミックス成分(窒化珪素質等)又はセラミック製基材に
近いものが好ましく、また、融点が高いものほど好まし
い。更に、この導電成分用原料の粉末粒子径は、焼成後
の焼結体中の導電成分の結晶粒子径が11μm以下とな
るようなものであれば良く、例えば、この粉末粒子径を
1.8μm以下(特に0.5μm以上)、好ましくは
0.5〜1.5μm、より好ましくは0.5〜1.2μ
mとすることができる。特に、この粉末粒子径を1.8
μm以下(特に0.5μm以上)とすることにより、導
電成分の結晶粒子径を11μm以下とすることができ、
この粉末粒子径を1.5μm以下(特に0.5μm以
上)とすることによりこの結晶粒子径を10μm以下
(特に0.5μm以上)、粉末粒子径を1.2μm以下
(特に0.5μm以上)とすることにより結晶粒子径を
5μm以下(特に4μm以下)とすることができる。
【0013】また、上記「調整成分用原料」は、焼結後
のセラミック用発熱抵抗体にて抵抗温度係数を調整する
こととなるものであり、配合量が0.5%以上の配合に
より強度及び耐久性能を大きく低下させるようなもので
ないものであればよい。この原料としては、第5発明に
示すように、W、Ta、Nb、Ti、Mo、Zr、H
f、V及びCrのうちの少なくとも1種であり、且つ上
記導電成分の含有金属元素と異なる金属元素の炭化物、
酸化物、窒化物並びに珪化物のうちの少なくとも一種か
らなるものとすることができる。このうちでは、V、C
r、Nb、Ta、Zr及びTiの炭化物、酸化物、窒化
物及び/又は珪化物が好ましく、特に、V、Cr及びN
bの炭化物、酸化物及び/又は窒化物が好ましい。この
具体例としては、(1)VC、V25、VN、(2)C
32、Cr23 CrN、Cr3Si2 (3)NbN、
NbC、(4)MoSi2、Mo5Si3、(5)Zr
C、ZrN、(6)TaC、TaN、(7)WC、W2
C、(8)TiC、TiN等を挙げることができる。但
し、上記発熱抵抗体を構成する金属元素を含む材料は除
かれる。また、硼化物等(W25、TiB2、MoB、
Mo2B、MoB2、CrB)を選択することもできる。
【0014】また、上記調整成分原料の配合量は、前記
の調整成分の説明において示すと同様に、0.1〜5.
0%(好ましくは0.2〜5.0%、より好ましくは
0.2〜4.5%)である。これが0.1%未満では、
焼成での抵抗体材料の焼結性のバラツキが激しく、焼結
不十分あるいは逆に過大粒成長を起こしやすく、強度・
通電耐久性等の性能が低下するし、5.0%を越える
と、発熱抵抗体の耐熱性低下や熱膨張の増加を引き起こ
し、通電耐久性が低下するため、好ましくないからであ
る。
【0015】また、所定の成形体を埋設する上記「セラ
ミック粉末材料」又は上記「基体用原料」の種類として
は、目的により種々選択できるが、前記に示すように、
通常、窒化珪素質のセラミック粉末材料が用いられる。
この「窒化珪素質」の意味は前記に示す通りであり、ま
た焼結助剤が前記に示すように適宜用いられる。更に、
上記の各原料粉末の形態は特に限定されず、単なる粉末
品でも、造粒品でも、破砕品等であってもよいし、その
粒径も特に限定されない。
【0016】
【作用】セラミックヒータ用発熱抵抗体において、上記
調整成分の一部又は全部が上記導電成分の結晶粒子内に
固溶される。そして、調整成分用原料の配合量を多くし
て焼成させれば、このセラミックヒータ内に含有される
調整成分の量、ひいては、この調整成分が固溶される量
が多くなり、それに従って、抵抗温度係数が小さくなる
(表1参照)。従って、上記調整成分を上記導電成分に
任意の割合で含有させることで、本発熱抵抗体の抵抗温
度係数を任意に設定することができる。尚、この調整成
分は、上記導電成分の結晶粒子内に固溶されるのみなら
ず、その一部は、粒界相に種々の化合物となって偏析す
る。この粒界に偏析する上記調整成分においても本発熱
抵抗体の抵抗温度特性の変化に影響を与えると思われる
が、固溶したとき程の大きな影響は生じないと考えられ
る。
【0017】また、焼結体である発熱低抗体を構成する
導電成分の平均粒子径を所定大きさ以下にすることによ
り、抗折強度及び耐久性能に優れたものとすることがで
きるし、更に、抵抗温度係数をも調整できる。また、上
記調整成分は少量の添加で大きな効果が得られるため、
上記調整成分の添加が本発熱抵抗体の抵抗温度係数以外
の諸特性(例えば、強度、耐熱性、耐熱衝撃性及び密着
性等)に悪影響を与えることは少ない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のセラミックヒータ
及びセラミックヒータの製造方法を実施例によって詳細
に説明する。 (1)セラミックヒータの作製 導電成分用原料としてのWC粉末、所定量の調整用成分
用原料(VC粉末、Cr32粉末、Nb25粉末、表1
及び表2参照)と、絶縁用セラミック粉末(Si34
末)34wt%(以下、単に「%」という。)と、焼結
助剤(Yb23又はEr23)6%を配合する。この場
合、WC粉末と所定量の調整用成分用原料の合計量を6
0%とする。これらを72時間湿式で混合した。その
後、乾燥させて混合粉末を得、この混合粉末とバインダ
ーとを混練機に投入し、4時間混練した。次いで、この
混練物を裁断してペレット状とし、これを射出成型機に
投入して、タングステン製のリード線が両端に嵌合され
たU字状の未焼結ヒータ本体を得た。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】一方、Si34粉末に焼結助剤粉末(約6
%)を配合し、40時間湿式混合したものをスプレード
ライヤー法によって造粒し、この造粒物中に上記未焼結
ヒータ本体を埋入した後、これらを一体にプレスを行い
未焼結セラミックヒータを得た。次いで、この未焼結セ
ラミックヒータを600℃、約2時間で仮焼してバイン
ダーを除去し、仮焼体を得た。その後、この仮焼体をホ
ットプレス用カーボン型にセットし、窒素雰囲気下、表
1及び表2に示す焼成温度及び焼成時間でホットプレス
焼成し、セラミックヒータを作製した。尚、導電成分の
粒径は、導電成分用原料(本実施例ではWC粉末)の粒
径を変えることで調節した。表1及び表2において、使
用した各WC粉末の平均粒径は、(1)No.1〜8、
17、19〜20(表1参照)、No.1(表2参照)
の場合0.6μm、(2)No.9〜16、18、21
〜22(表1参照)、No.2(表2参照)の場合1.
0μm、(3)No.3〜4(表2参照)の場合1.5
μm、(4)No.5〜6(表2参照)の場合2.0μ
mである。
【0022】(2)セラミックヒータの構成 上記製造方法で作製したセラミックヒータ2を図2に示
す。また、本セラミックヒータ2を用いたグロープラグ
1を図1に示す。このグロープラグ1は、発熱する部位
となる先端側にセラミックヒータ2を備える。また、こ
のセラミックヒータ2は、基体21と、発熱抵抗体22
と、給電部23a、23bとを備える。
【0023】基体21はSi34を主としたセラミック
スであり、埋設される発熱抵抗体22、及び給電部23
a、23bを保護する。また、発熱抵抗体22はU字形
の棒状体であり、基体21内に埋設される形で配設され
ている。更に、この発熱抵抗体22は、導電成分、抵抗
温度係数を調節するための調整成分、及び絶縁成分であ
るセラミック成分を含有している。また、給電部23
a、23bは図2に示すように、セラミックヒータ2外
から供給される電力を基体21内の発熱抵抗体22へ給
電できるように、各一端は基体21の表面に配設され、
各他端は発熱抵抗体22の各端部に接続されている。
【0024】(3)セラミックヒータの評価 上記により作製された各セラミックヒータにおいて、そ
の発熱抵抗体(発熱部)の抗折強度及び抵抗温度係数
と、通電耐久試験とを行い、その結果を表1及び表2に
示した。上記抗折強度は、3点曲げ強さ試験(スパン;
20mm、クロスヘッドスピード;0.5mm/秒)に
よって求めた。上記抵抗温度係数は、1000℃と25
℃での各発熱抵抗体の抵抗値の比である。上記通電耐久
試験は、通電によって最高となる温度部位の飽和温度
(20秒程度で飽和する)が1400℃となる電圧を印
加した後、印加を止めて一分間放置することを1サイク
ルとし、断線するまでのサイクル数を測定した。上記導
電成分の結晶粒子径は、電子顕微鏡写真によって求め
た。
【0025】表1の結果によれば、調整成分を含有しな
い比較例の場合(No.17、18)は、強度が各々1
180MPa、1170MPaと小さく、また、耐久性
能も、各々1500サイクル、1200サイクルで断線
した。また、この調整成分の含有量が6.2〜8.0%
と多い場合(No.19〜22)は、抗折強度は優れる
ものの、耐久性能が1000〜2200サイクルで断線
した。一方、調整成分の粒子径が1.4〜3.8μmで
あって、調整成分の含有量が0.2〜4.3%である実
施例の場合(No.1〜16)は、抗折強度が1290
〜1340MPaと大きく、しかも耐久性能はいずれも
10000サイクルでも断線せず、極めて優れた耐久性
能を示した。更に、導電成分をWCとした場合の抵抗温
度係数を、その調整成分の含有量(0.2〜4.3%)
に従って、3.7〜2.9の範囲で適宜調整できた。
【0026】調整成分の結晶粒子径の大きさの効果を検
討した表2によれば、この平均粒径が各々12.5μ
m、15.4μmの比較例の場合(No.5、6)は、
抗折強度が各々1210MPa、1080MPaと小さ
く、また、耐久性能は、各々1200サイクル、800
サイクルで断線し、著しく悪かった。一方、調整成分の
粒子径が1.5〜9.4μmの実施例の場合(No.1
〜4)は、その順に従って抗折強度が僅かに低下するも
のの、1300〜1340MPaと大きく、しかも耐久
性能はいずれも10000サイクルでも断線せず、優れ
た耐久性能を示した。尚、これら場合(No.1〜5)
は調整成分の含有量(0.8%又は0.9%)はほとん
ど変わらないので、抵抗温度係数はほとんど同じであっ
た。
【0027】尚、本発明においては、上記実施例に限ら
ず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した
実施例とすることができる。即ち、即ち、導電成分(導
電成分用原料)及び調整成分(調整成分用原料)は、表
1に示す金属元素(金属元素化合物)のみならず、他の
金属元素(金属元素化合物)を用いたものとすることが
できる。また、調整成分用原料としては、上記炭化物等
のセラミック化合物のみならず、金属単体も使用でき
る。更に、発熱抵抗体の成形方法は、上記射出成形に限
らず、厚膜印刷等の任意の方法とすることができる。
【0028】更に、図3に示すような、発熱抵抗体22
を発熱部221と制御抵抗部222とに分けた二材式セ
ラミックヒータ2Aの場合は、発熱部221の抵抗温度
特性を大きくし、制御抵抗部222を低抵抗とすること
によって、発熱の必要が無い周辺部の発熱が少なくし、
発熱が必要な先端側で集中的に発熱させることができる
消費電力の少ないセラミックヒータを作製することがで
きる。また、発熱部221と制御抵抗部222を互いに
入れ換え、発熱範囲(発熱ボリューム)が大きいセラミ
ックヒータを作製することができる。
【0029】このような二材式セラミックヒータ2Aに
おいて本発熱抵抗体を用いることで、導電成分を共通と
し、導電成分の結晶粒子径及び/又は調整成分の含有比
率を変化させることで発熱部221と制御抵抗部222
で異なった抵抗温度係数とすることができるとともに、
優れた抗折強度及び通電耐久性能を備えた物とすること
もできる。また、発熱部221と制御抵抗部222とで
導電成分を共通とし、調整成分の含有比率のみを変更す
ることにより、同時に焼成できるので、それぞれの焼成
条件のずれを少なくすることができる。また、同種の導
電成分用原料及び調整成分用原料を用い且つ一体成形が
できるので、密着性を高め、境界で破断することを防ぐ
ことができる。
【0030】
【発明の効果】本各発明のセラミックヒータ用発熱抵抗
体又はセラミックヒータによれば、優れた抗折強度及び
通電耐久性能を維持しつつ、抵抗温度係数を変化させ
て、所望の発熱特性の発熱抵抗体又はセラミックヒータ
を得ることができる。また、焼結体である発熱低抗体を
構成する導電成分の平均粒子径を所定の大きさ以下にす
ることにより、抗折強度及び耐久性能に極めて優れたも
のとすることができる。本発明のセラミックヒータの製
造方法によれば、上記有用なセラミックヒータを容易に
且つ確実に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本セラミックヒータを用いたグロープラグを説
明するための断面図である。
【図2】本セラミックヒータを説明するための断面図で
ある。
【図3】二材式のセラミックヒータを説明するための断
面図である。
【符号の説明】
1;グロープラグ、2;セラミックヒータ、2A;二材
式セラミックヒータ、21;基体、22;発熱抵抗体、
221;発熱部、222;制御抵抗部、23a、23
b;給電部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K092 PP16 QA01 QB08 QB10 QB12 QB24 QB74 RA02 RC10 VV18 VV31 VV40 4G030 AA45 AA49 AA67 BA02 CA04 GA09 GA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックヒータ用に用いられ、焼結体
    からなるセラミックヒータ用発熱抵抗体において、 W、Ta、Nb、Ti、Mo、Zr、Hf、V及びCr
    の中から選ばれる1種類以上の炭化物、窒化物並びに珪
    化物のうちの少なくとも一種からなる導電成分と、該導
    電成分に少なくとも一部が固溶されて上記発熱抵抗体の
    抵抗温度係数を変化させる調整成分と、を含有し、上記
    導電成分及び上記調整成分の合計を100wt%とした
    場合、上記調整成分は0.1〜5.0wt%であり、 上記発熱抵抗体を構成する上記導電成分の結晶粒子の平
    均粒径は11μm以下であることを特徴とするセラミッ
    クヒータ用発熱抵抗体。
  2. 【請求項2】 上記調整成分は、W、Ta、Nb、T
    i、Mo、Zr、Hf、V及びCrのうちの少なくとも
    1種であり、且つ上記導電成分の含有金属元素と異なる
    金属元素である請求項1記載のセラミックヒーター用発
    熱抵抗体。
  3. 【請求項3】 セラミック製基体と、上記基体中に埋設
    される請求項1又は2記載の上記セラミックヒーター用
    発熱抵抗体とを備えることを特徴とするセラミックヒー
    タ。
  4. 【請求項4】 導電成分用原料と、焼成後に抵抗温度係
    数を変化させる調整成分として少なくとも一部が固溶さ
    れることになる調整成分用原料とを含む混合粉末を調製
    し、該混合粉末を用いて発熱抵抗体形状の成形体を得、
    その後、該成形体をセラミック粉末からなる基体用原料
    中に埋入させ、一体に成形してセラミック成形体とし、
    次いで、焼成するセラミックヒータの製造方法であっ
    て、 上記導電成分用原料は、W、Ta、Nb、Ti、Mo、
    Zr、Hf、V及びCrの中から選ばれる1種類以上の
    炭化物、窒化物並びに珪化物のうちの少なくとも1種か
    らなり、上記導電成分用原料及び上記調整成分原料の合
    計を100wt%とした場合、上記調整成分原料は0.
    1〜5.0wt%であり、上記成形体が焼成されて得ら
    れる発熱抵抗体を構成する導電成分の結晶粒子の平均粒
    径が11μm以下であることを特徴とするセラミックヒ
    ータの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記調整成分用原料は、W、Ta、N
    b、Ti、Mo、Zr、Hf、V及びCrのうちの少な
    くとも1種であり、且つ上記導電成分の含有金属元素と
    異なる金属元素の炭化物、酸化物、窒化物並びに珪化物
    のうちの少なくとも一種からなる請求項4記載のセラミ
    ックヒータの製造方法。
JP32731798A 1998-11-17 1998-11-17 セラミックヒータ用発熱抵抗体及びセラミックヒータ並びにセラミックヒータの製造方法 Expired - Fee Related JP3963412B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32731798A JP3963412B2 (ja) 1998-11-17 1998-11-17 セラミックヒータ用発熱抵抗体及びセラミックヒータ並びにセラミックヒータの製造方法
US09/441,207 US6274855B1 (en) 1998-11-17 1999-11-16 Heating resistor for ceramic heaters, ceramic heaters and method of manufacturing ceramic heaters
DE69918034T DE69918034T2 (de) 1998-11-17 1999-11-17 Heizwiderstand für keramische Heizelemente, keramische Heizelemente und Verfahren zum Herstellen keramischer Heizelemente
EP99309134A EP1003351B1 (en) 1998-11-17 1999-11-17 Heating resistor for ceramic heaters, ceramic heaters and method of manufacturing ceramic heaters

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32731798A JP3963412B2 (ja) 1998-11-17 1998-11-17 セラミックヒータ用発熱抵抗体及びセラミックヒータ並びにセラミックヒータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000156275A true JP2000156275A (ja) 2000-06-06
JP3963412B2 JP3963412B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=18197799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32731798A Expired - Fee Related JP3963412B2 (ja) 1998-11-17 1998-11-17 セラミックヒータ用発熱抵抗体及びセラミックヒータ並びにセラミックヒータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3963412B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007064621A (ja) * 2006-10-06 2007-03-15 Sumitomo Electric Ind Ltd グロープラグ
JP2010277706A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Ngk Spark Plug Co Ltd セラミックヒータの製造方法
WO2013129597A1 (ja) 2012-02-29 2013-09-06 京セラ株式会社 ヒータおよびこれを備えたグロープラグ
WO2014175424A1 (ja) 2013-04-27 2014-10-30 京セラ株式会社 セラミックヒータ
JP2015106556A (ja) * 2013-12-03 2015-06-08 京セラ株式会社 電極内蔵セラミック体およびこれを用いたヒータ
JP2020515858A (ja) * 2017-05-18 2020-05-28 ヘレウス ネクセンソス ゲーエムベーハーHeraeus Nexensos GmbH ガスパラメータを決定するセンサ
CN112750692A (zh) * 2019-10-30 2021-05-04 日本碍子株式会社 复合烧结体及复合烧结体的制造方法
US11673375B2 (en) 2017-05-30 2023-06-13 Heraeus Nexensos Gmbh Heater having a co-sintered multi-layer structure

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007064621A (ja) * 2006-10-06 2007-03-15 Sumitomo Electric Ind Ltd グロープラグ
JP2010277706A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Ngk Spark Plug Co Ltd セラミックヒータの製造方法
JPWO2013129597A1 (ja) * 2012-02-29 2015-07-30 京セラ株式会社 ヒータおよびこれを備えたグロープラグ
WO2013129597A1 (ja) 2012-02-29 2013-09-06 京セラ株式会社 ヒータおよびこれを備えたグロープラグ
CN104145528A (zh) * 2012-02-29 2014-11-12 京瓷株式会社 加热器以及具备该加热器的电热塞
US9689570B2 (en) 2012-02-29 2017-06-27 Kyocera Corporation Heater and glow plug with the same
WO2014175424A1 (ja) 2013-04-27 2014-10-30 京セラ株式会社 セラミックヒータ
JP5989896B2 (ja) * 2013-04-27 2016-09-07 京セラ株式会社 セラミックヒータ
US10309650B2 (en) 2013-04-27 2019-06-04 Kyocera Corporation Ceramic heater
JP2015106556A (ja) * 2013-12-03 2015-06-08 京セラ株式会社 電極内蔵セラミック体およびこれを用いたヒータ
JP2020515858A (ja) * 2017-05-18 2020-05-28 ヘレウス ネクセンソス ゲーエムベーハーHeraeus Nexensos GmbH ガスパラメータを決定するセンサ
JP7026697B2 (ja) 2017-05-18 2022-02-28 ヘレウス ネクセンソス ゲーエムベーハー ガスパラメータを決定するセンサ
US11673375B2 (en) 2017-05-30 2023-06-13 Heraeus Nexensos Gmbh Heater having a co-sintered multi-layer structure
CN112750692A (zh) * 2019-10-30 2021-05-04 日本碍子株式会社 复合烧结体及复合烧结体的制造方法
CN112750692B (zh) * 2019-10-30 2024-03-08 日本碍子株式会社 复合烧结体及复合烧结体的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3963412B2 (ja) 2007-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5877474A (en) Glow plug and heating element made of ceramic material
JP5342694B2 (ja) セラミックヒータ素子、セラミックヒータ、およびグロープラグ
JP3889536B2 (ja) セラミックヒータ及びその製造方法、並びに該セラミックヒータを備えるグロープラグ
EP1054577B1 (en) Heating resistor, heating resistor for use in ceramic heater, and ceramic heater using the same
JP2000156275A (ja) セラミックヒータ用発熱抵抗体及びセラミックヒータ並びにセラミックヒータの製造方法
JP4699816B2 (ja) セラミックヒータの製造方法及びグロープラグ
EP1003351B1 (en) Heating resistor for ceramic heaters, ceramic heaters and method of manufacturing ceramic heaters
JP4562029B2 (ja) セラミックヒータ及びその製造方法並びにグロープラグ
US6423944B2 (en) Ceramic heater and glow plug with reference zone and condensed zone of ceramics and conductive particles dispersed therein
JPS6033265A (ja) ヒータ用セラミックス導体
JP2004259610A (ja) セラミックヒータとその製造方法、およびグロープラグ
JP5765277B2 (ja) 低温用サーミスタ材料及びその製造方法
JP2002124365A (ja) セラミックヒータ及びその製造方法
JP3981482B2 (ja) 窒化珪素質焼結体の製造方法及びセラミックヒータの製造方法
JP2000156276A (ja) セラミックヒータ用発熱抵抗体及びセラミックヒータ並びにセラミックヒータの製造方法
JP2537606B2 (ja) セラミツクヒ−タ
JP3115254B2 (ja) セラミックヒータ
JP3160226B2 (ja) セラミックヒータ
JPH10300086A (ja) セラミックヒータ及びセラミックグロープラグ
JP4262847B2 (ja) セラミックヒータ及びそれを備えるグロープラグ
JP3689526B2 (ja) セラミックヒータ
JPH01317170A (ja) 導電性セラミックヒータおよびこの導電性セラミックヒータの製造方法さらにはこの導電性セラミックヒータを有する自己制御型グロープラグ
JP3877532B2 (ja) セラミックヒータ及びそれを備えるグロープラグ
JP2001132947A (ja) セラミックヒータ及びそれを備えるグロープラグ
JP2000173749A (ja) セラミックヒータ用発熱抵抗体及びセラミックヒータ並びにセラミックヒータの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050712

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060125

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060206

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100601

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100601

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees