JP2000155838A - 画像処理装置、方法及びコンピュ―タ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、方法及びコンピュ―タ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000155838A
JP2000155838A JP11254184A JP25418499A JP2000155838A JP 2000155838 A JP2000155838 A JP 2000155838A JP 11254184 A JP11254184 A JP 11254184A JP 25418499 A JP25418499 A JP 25418499A JP 2000155838 A JP2000155838 A JP 2000155838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の高周波成分を保持したまま注目領域の
濃度値を所定幅の濃度値に変換する。 【解決手段】 濃度値変換部113において、す抜け削
除回路は、入力画像のす抜け領域とす抜け領域に接する
体部分を一定幅内で削除し、最大値最小値抽出回路は、
す抜け削除手段で削除されなかった領域の最大値と最小
値を抽出する。平滑化画像作成回路は、入力画像の平滑
化画像を作成し、高周波成分作成回路は、上記作成され
た平滑化画像と入力画像との差から高周波成分を作成す
る。そして濃度値変回路が、上記作成された平滑化画像
の濃度値を、上記抽出された最大値と最小値の幅が一定
幅となるように変換し、高周波成分足し込み回路が、上
記濃度値変換された画像に上記作成された高周波成分を
足し込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線画像等の画像
のダイナミックレンジ圧縮処理機能を有する画像処理装
置、方法及びそれらに用いられるコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、X線胸部画像は、X線が透過し
やすい肺野の画像及びX線が非常に透過しにくい縦隔部
の画像より構成されるため、画素値の存在するレンジが
非常に広い。このため、肺野及び縦隔部の両方を同時に
観察することが可能なX線胸部画像を得ることは困難で
あるとされてきた。
【0003】そこで、この問題を回避する方法として、
「SPIE Vol.626 MedicineXIV
/PACS IV(1986)」に記載された方法(以
下、「方法1」と言う)がある。この方法1は、処理後
の画素値SD 、オリジナル画素値(入力画素値)
org 、オリジナル画像(入力画像)の低周波数画像の
画素値SUS、定数A,B,C(例えば、A=2,B=
0.7)を持って、 SD =A[Sorg −SUS]+B[SUS]+C ・・・・(1) なる式(1)で表されるものである。
【0004】上述のような方法1では、高周波成分(第
1項)、低周波成分(第2項)の重み付けを変えること
が可能で、例えば、定数A,BをA=2,B=0.7と
した場合、高周波成分を強調し、且つ全体のダイナミッ
クレンジを圧縮する効果が得られる。これは、ある放射
線医師達によれば、本処理なしの画像と比較して、診断
に有効であるという評価が得られている。
【0005】また、第2509503特許公報等には、
処理後の画素値SD 、オリジナル画素値(入力画素値)
org 、オリジナル画像(入力画像)のY方向のプロフ
ァイルの平均プロファイルPyとX方向のプロファイル
の平均プロファイルPxを持って、 SD =Sorg +F[G(Px,Py)] ・・・・(2) なる式(2)で表される方法(以下、「方法2」と言
う)が記載されている。
【0006】ここで、式(2)での関数f(x)が有す
る特性について説明すると、まず、「x>Dth」では
f(x)が「0」となり、「0≦x≦Dth」ではf
(x)が切片を「E」、傾きを「E/Dth」として単
調減少するものとなり、次の式(3)で表される。 if(x≦Dth) f(x)=E−(E/Dth)x else f(x)=0 ・・・・(3) また、”Px”及び”Py”は、 Py=(ΣPyi)/n ・・・・(4) Px=(ΣPxi)/n ・・・・(5) なる式(4)及び(5)で表される。
【0007】式(4)及び(5)において、”i”は”
i=1〜n”であり、”Pyi”及び”Pxi”はプロ
ファイルであり、また、式(2)での”G(Px,P
y)”は、例えば、 G(Px,Py)=max(Px,Py) ・・・・(6) で示される。
【0008】上述のような方法2では、低周波画像の画
素値で”Dth”以下の濃度レンジが圧縮される。
【0009】また、方法2(第2509503特許公報
等に記載の方法)と同様の方法(以下、「方法3」と言
う)が「日本放射線技術学会雑誌 第45巻第8号19
89年8月 1030頁 阿部ほか」に記載されてい
る。この方法3は、処理後の画素値SD 、オリジナル画
素値(入力画素値)Sorg 、オリジナル画像(入力画
像)をマスクサイズM×M画素で移動平均をとった時の
平均画素値SUS、単調減少関数f(x)を持って、 SD =Sorg +f(SUS) ・・・・(7) SUS=ΣSorg /M2 ・・・・(8) なる式(7)及び(8)で表されるものである。
【0010】方法3は、式(2)によって表される方法
2とは低周波画像の作成方法が異なり、方法2では1次
元データで低周波画像を作成していたのに対し、2次元
データで低周波画像を作成する方法である。このような
方法3によっても、低周波画像の画素値で”Dth”以
下の濃度レンジが圧縮される。
【0011】また、第2663189特許公報等には、
処理後の画素値SD 、オリジナル画素値(入力画素値)
org 、オリジナル画像(入力画像)をマスクサイズM
×M画素で移動平均をとった時の平均画素値SUS、単調
増加関数f1(x)を持って、 SD =Sorg +f1(SUS) ・・・・(7) SUS=ΣSorg /M2 ・・・・(8) なる式(7)及び(8)で表される方法(以下、「方法
4」と言う)が記載されている。
【0012】ここで、式(7)での関数f1(x)が有
する特性について説明すると、まず、「x<Dth」で
はf(x)が「0」となり、「Dth≦x」ではf
(x)が切片を「E」、傾きを「E/Dth」として単
調減少するものとなり、次の式(11)で表される。 f1[x]=E−(E/Dth)X ・・・・(11)
【0013】上述のような方法4では、低周波画像の画
素値Dth以上の画素値(濃度値)が圧縮される。この
ときのアルゴリズムについては、方法3(「日本放射線
技術学会雑誌 第45巻第8号1989年8月 103
0頁 阿部ほか」等に記載の方法)と同様である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の方法では、取得画像(入力画像)を階調
変換してフィルムやCRTに対して出力した場合、視認
確認できない濃度値もしくは輝度値の範囲に階調変換後
の注目領域(被写体領域等)の濃度値もしくは輝度値が
かかるのを防ぐことを目的としていた。
【0015】このため、従来の方法では、圧縮開始位置
や圧縮率が固定であり、ダイナミックレンジ圧縮を施し
た取得画像を階調変換した場合、注目領域の濃度値もし
くは輝度値が視認領域に入らないことがあった。これは
診断等に支障をきたす問題につながる。
【0016】また、取得画像によっては、被写体部分の
圧縮が必要以上に行なわれてしまい、本来被写体部分が
保持している情報量が無意味に損出される場合があっ
た。これは、診断能等が低下する問題につながる。
【0017】さらに、ダイナミックレンジを拡大すると
いう発想が無かったので、フィルムやCRT上に画像を
出力する場合に、注目領域のダイナミックレンジを有効
に出力することができないという問題があった。すなわ
ち、注目領域のダイナミックレンジを所定の領域に変換
するという思想がなかった。
【0018】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、高周波成分の振幅を保った状態で、
注目領域のダイナミックレンジを所定の濃度領域に変換
できるようにすることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、注目領域の画像の最大値と最小値
を抽出する抽出手段と、入力画像の平滑化画像を作成す
る平滑化手段と、上記作成された平滑化画像と上記入力
画像との差から高周波成分を作成する作成手段と、上記
作成された平滑化画像の濃度値を、上記抽出された最大
値と最小値の幅が一定幅となるように変換する変換手段
と、上記濃度値が変換された画像に上記作成された高周
波成分を足し込む足し込み手段とを設けたことを特徴と
する。
【0020】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記抽出手段は、上記入力画像の最大値と最小値を抽出
することを特徴とする。
【0021】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記入力画像のす抜け領域とこのす抜け領域に接する体
部分とを一定幅内で削除する削除手段を設け、上記抽出
手段は、上記削除手段で削除されなかった領域の最大値
と最小値を抽出することを特徴とする。
【0022】第4の発明は、上記第1の発明において、
上記抽出手段は、上記平滑化画像の最大値と最小値を抽
出することを特徴とする。
【0023】第5の発明は、医療用の入力画像の特徴量
を抽出する抽出手段と、上記特徴量に基づき上記入力画
像に対して第1のアルゴリズムを用いたダイナミックレ
ンジ変換を施す第1のダイナミックレンジ変換手段と、
上記特徴量に基づき上記入力画像に対して第2のアルゴ
リズムを用いたダイナミックレンジ変換を施す第2のダ
イナミックレンジ変換手段と、上記第1又は第2のアル
ゴリズム変換手段にてダイナミックレンジ変換が施され
た上記入力画像を出力する出力手段とを備えることを特
徴とする。
【0024】第6の発明は、上記第5の発明において、
上記入力画像によって示される部位に基づいて、上記第
1のダイナミックレンジ変換手段又は上記第2のダイナ
ミックレンジ変換手段を選択する選択手段を備えること
を特徴とする。
【0025】第7の発明は、上記第5の発明において、
外部指示に基づいて、上記第1のダイナミックレンジ変
換手段又は上記第2のダイナミックレンジ変換手段を選
択する選択手段を備えることを特徴とする。
【0026】第8の発明は、上記第5の発明において、
上記第1のダイナミックレンジ変換手段は、上記入力画
像の高周波成分を生成する生成手段と、上記特徴量に基
づき上記入力画像に対して階調変換処理を施す階調変換
処理手段と、上記階調変換処理が施された上記入力画像
に対して上記高周波成分を加算する換算手段とを含むこ
とを特徴とする。
【0027】第9の発明は、注目領域の画像の最大値と
最小値を抽出する抽出手順と、入力画像の平滑化画像を
作成する平滑化手順と、上記作成された平滑化画像と上
記入力画像との差から高周波成分を作成する作成手順
と、上記作成された平滑化画像の濃度値を、上記抽出さ
れた最大値と最小値の幅が一定幅となるように変換する
変換手順と、上記濃度値が変換された画像に上記作成さ
れた高周波成分を足し込む足し込み手順とを設けたこと
を特徴とする。
【0028】第10の発明は、上記第9の発明におい
て、上記抽出手順は、上記入力画像の最大値と最小値を
抽出することを特徴とする。
【0029】第11の発明は、上記第9の発明におい
て、上記入力画像のす抜け領域とこのす抜け領域に接す
る体部分とを一定幅内で削除する削除手順を設け、上記
抽出手順は、上記削除手順で削除されなかった領域の最
大値と最小値を抽出することを特徴とする。
【0030】第12の発明は、上記第9の発明におい
て、上記抽出手順は、上記平滑化画像の最大値と最小値
を抽出することを特徴とする。
【0031】第13の発明は、医療用の入力画像の特徴
量を抽出する抽出手順と、上記特徴量に基づき上記入力
画像に対して第1のアルゴリズムを用いたダイナミック
レンジ変換を施す第1のダイナミックレンジ変換手順
と、上記特徴量に基づき上記入力画像に対して第2のア
ルゴリズムを用いたダイナミックレンジ変換を施す第2
のダイナミックレンジ変換手順と、上記第1又は第2の
アルゴリズムを用いたダイナミックレンジ変換が施され
た上記入力画像を出力する出力手順とを含むことを特徴
とする。
【0032】第14の発明は、上記第13の発明におい
て、上記入力画像によって示される部位に基づいて、実
行するダイナミックレンジ変換手順として上記第1のダ
イナミックレンジ変換手順と上記第2のダイナミックレ
ンジ変換手順の何れかを選択する選択工程を含むことを
特徴とする。
【0033】第15の発明は、上記第13の発明におい
て、ユーザからのマニュアル指示に応じて、実行するダ
イナミックレンジ変換手順として上記第1のダイナミッ
クレンジ変換手順と上記第2のダイナミックレンジ変換
手順の何れかを選択する選択工程を含むことを特徴とす
る。
【0034】第16の発明は、上記第13の発明におい
て、上記第1のダイナミックレンジ変換手順は、上記入
力画像の高周波成分を生成する生成手順と、上記特徴量
に基づき上記入力画像に対して階調変換処理を施す階調
変換処理手順と、上記階調変換処理が施された上記入力
画像に対して上記高周波成分を加算する換算手順とを含
むことを特徴とする。
【0035】第17の発明は、注目領域の画像の最大値
と最小値を抽出する抽出処理と、入力画像の平滑化画像
を作成する平滑化処理と、上記作成された平滑化画像と
上記入力画像との差から高周波成分を作成する作成処理
と、上記作成された平滑化画像の濃度値を、上記抽出さ
れた最大値と最小値の幅が一定幅となるように変換する
変換処理と、上記濃度値が変換された画像に上記作成さ
れた高周波成分を足し込む足し込み手順とを実行するた
めのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な
記憶媒体であることを特徴とする。
【0036】第18の発明は、上記第17の発明におい
て、上記抽出処理は、上記入力画像の最大値と最小値を
抽出することを特徴とする。
【0037】第19の発明は、上記第17の発明におい
て、上記入力画像のす抜け領域とこのす抜け領域に接す
る体部分とを一定幅内で削除する削除処理を上記プログ
ラムに設け、上記抽出処理は、上記削除処理で削除され
なかった領域の最大値と最小値を抽出することを特徴と
する。
【0038】第20の発明は、上記第17の発明におい
て、上記抽出処理は、上記平滑化画像の最大値と最小値
を抽出することを特徴とする。
【0039】第21の発明は、医療用の入力画像の特徴
量を抽出する抽出処理と、上記特徴量に基づき上記入力
画像に対して第1のアルゴリズムを用いたダイナミック
レンジ変換を施す第1のダイナミックレンジ変換処理
と、上記特徴量に基づき上記入力画像に対して第2のア
ルゴリズムを用いたダイナミックレンジ変換を施す第2
のダイナミックレンジ変換処理と、上記第1又は第2の
アルゴリズムを用いたダイナミックレンジ変換が施され
た上記入力画像を出力する出力処理とを実行するための
プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶
媒体であることを特徴とする。
【0040】第22の発明は、上記第21の発明におい
て、上記入力画像によって示される部位に基づいて、実
行するダイナミックレンジ変換処理として上記第1のダ
イナミックレンジ変換処理と上記第2のダイナミックレ
ンジ変換処理の何れかを選択する選択処理を上記プログ
ラムに設けることを特徴とする。
【0041】第23の発明は、上記第21の発明におい
て、ユーザからのマニュアル指示に応じて、実行するダ
イナミックレンジ変換処理として上記第1のダイナミッ
クレンジ変換処理と上記第2のダイナミックレンジ変換
処理の何れかを選択する選択処理を上記プログラムに設
けることを特徴とする。
【0042】第24の発明は、上記第21の発明におい
て、上記第1のダイナミックレンジ変換処理は、上記入
力画像の高周波成分を生成する生成処理と、上記特徴量
に基づき上記入力画像に対して階調変換処理を施す階調
変換処理と、上記階調変換処理が施された上記入力画像
に対して上記高周波成分を加算する換算処理とを含むこ
とを特徴とする。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。
【0044】(第1の実施の形態)図1は、本発明の実
施の形態による画像処理装置100を示す。この画像処
理装置100は、濃度値変換機能を有するX線画像の画
像処理装置であり、前処理回路106、濃度値変換部1
13,CPU108、メインメモリ109、操作パネル
110、画像表示装置111を備えており、CPUバス
107を介して互いにデータ授受されるようになされて
いる。
【0045】また、画像処理装置100は、前処理回路
106に接続されたデータ収集回路105と、データ収
集回路105に接続された2次元X線センサ104及び
X線発生回路101とを備えており、これらの各回路は
CPUバス107にも接続されている。
【0046】図2は画像処理装置の処理の流れを示すフ
ローチャートである。図3(a)は入力画像を示し、図
3(b)は上記入力画像からX線の照射領域とす抜け領
域(X線が素通りした領域)とを削除した図である。図
4は階調変換曲線上で視認できる濃度域と注目領域の濃
度域との関係を示す図であり、横軸が入力画像の濃度
値、縦軸が出力画像の濃度値である。
【0047】上記構成による画像処理装置100におい
て、メインメモリ109は、CPU108の処理に必要
な各種のデータなどが記憶されると共に、CPU108
の作業用としてのワークメモリを含む。CPU108
は、メインメモリ109を用いて、操作パネル110か
らの操作に従って装置全体の動作制御等を行う。これに
より画像処理装置100は、以下のように動作する。
【0048】まず、X線発生回路101は、被検査体1
03に対してX線ビーム102を放射する。このX線ビ
ーム102は、被検査体103を減衰しながら透過し
て、2次元X線センサ104に到達し、2次元X線セン
サ104よりX線画像として出力される。ここでは、2
次元X線センサ104から出力されるX線画像を、例え
ば図3(a)のような膝、胸椎画像とする。
【0049】データ収集回路105は、2次元X線セン
サ104から出力されたX線画像を電気信号に変換して
前処理回路106に供給する。前処理回路106は、デ
ータ収集回路105からの信号(X線画像信号)に対し
て、オフセット補正処理やゲイン補正処理等の前処理を
行う。前処理が行われたX線画像信号は入力画像とし
て、CPU108の制御により、CPUバス107を介
してメインメモリ109、照射領域抽出回路112及び
濃度値変換部113のす抜け削除回路113aに転送さ
れる。
【0050】濃度値変換部113において、113aは
す抜け領域とす抜け領域と一定幅で接する体領域とを削
除するす抜け削除回路、113bはす抜け削除回路11
3aで削除されなかった領域から、濃度値の最大値と最
小値を算出する最高値最小値抽出回路、113cは入力
画像の平滑化画像を作成する平滑化画像作成回路、11
3dは入力画像と平滑化画像との差分から高周波成分を
作成する高周波成分作成回路、113eは最大値最小値
抽出回路113bで抽出された最大値と最小値に基づき
平滑化画像の濃度値を変換する濃度値変換回路、113
fは濃度値変換回路113eで変換された画像に高周波
成分作成回路113dで作成した高周波を足し込む高周
波成分足し込み回路である。
【0051】次に濃度値変換部113の動作について図
2のフローチャートにより説明する。CPUバス107
を介して前処理回路106で処理された入力画像をCP
U108の制御により受信した照射領域抽出回路112
は、入力画像中の照射領域を抽出する(ステップS20
1)。また、同時に入力画像を受信したす抜け削除回路
113aは照射領域外及び照射領域内のす抜け領域とす
抜け領域と一定間隔内で接する体領域とを例えば0画素
で置き換える(ステップS202)。具体的には次の式
(12)で表されるような画像の変換を行う。
【0052】
【数1】
【0053】ここで、f(x,y)は画像データを示
し、f1(x,y)はす抜け領域及びす抜け領域と一定
間隔内で接する体領域を削除した後の画像を示す。Sg
n(x,y)は以下の式(4)のように表される。Th
1は実験により定められる定数、d1,d2は体領域を
削除する幅を決める定数である。 sgn(x,y)=0 f(x,y)≧Th1のとき sgn(x,y)=1 その他 ・・・・(13)。 図3(b)は、入力画像の照射領域外及びす抜け領域を
0で置き換えた場合の画像である。
【0054】次に、最大最小値抽出回路113bでは、
画像濃度値の最大値(図4の”d2”)と最小値(図4
の”d3”)を算出する(ステップS203)。ここ
で、最大値、最小値を算出するのに、照射領域及びす抜
け領域を除去した領域の平滑化画像から抽出してもよ
い。次に平滑化画像作成回路113cは次式に従い平滑
化画像を作成する(ステップS204)。fus(x,
y)は入力画像f0(x,y)の平滑化(低周波)画像
の画素値であり、例えば、式(14)〜(18)、又は
式(19)で示される。
【0055】 f2(x,y)=min{f0(x+x1,y+y1)−D(x1,y1) |x1×x1+y1×y1≦r1×r1}・・・・(14) f3(x,y)=max{f2(x+x1,y+y1)+D(x1,y1) +x1×x1+y1×y1≦r1×r1}・・・・(15) f4(x,y)=max{f3(x+x1,y+y1)+D(x1,y1) |x1×x1+y1Xy1≦r1Xr1}・・・・(16) fus(x,y)=min{f4(x+x1,y+y1) −D(x1,y1)|x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ・・・・(17)
【0056】”D(x,y)”は、円盤状フィルタであ
り、r1を任意の定数とし、入力画像に応じて選択され
る。 D(x,y)=0、x×x+y×y≦r1×r1 =−∞、 その他 ・・・・(18)
【0057】ここで得られたfus(x,y)のプロフ
ァイルはエッジ構造を保存しているものであり、従来ダ
イナミックレンジ圧縮の欠点であるオーバーシュート、
アンダーシュートが起きないものである。
【0058】平滑化画像は、例えば式(17)で示され
る平均濃度を用いてもよいし、次の式(19)を用いて
もよい。ここでdは定数である。
【0059】
【数2】
【0060】また、例えばErosion、Dai1a
tion、Opening、C1osinng等のモル
フォロジカルフィルタを用い平滑化画像を作成してもよ
い。
【0061】次に、高周波成分作成回路113cでは、
入力画像f0(x,y)と平滑化画像fus(x,y)
とから次式に従い高周波画像fh(x,y)を作成する
(ステップS205)。次に濃度値変換回路113e
は、最大最小値値抽出回路113bで抽出した最大値
(d3)、最小値(d2)、そして階調変換後の視認濃
度値で決まる濃度値d1,d4に基づき次式により濃度
値を変換し、濃度値変換した平滑化画像Sus0×
(x,y)を作成する(ステップS206)。
【0062】図4において、SightmaxとSig
htminが視認できる最大最小濃度値であり、d1,
d4に対応する。平滑化画像の濃度値がmin(平滑化
画像が取り得る最小値)からd1以下の場合、 Susu0(x,y)=(d1−min)×((Sus(x,y)) −min)/(d2−min)十min ・・・・(20)
【0063】d2<Sus(x,y)≦d3の場合、 Susu0(x,y)=(d4−d1)×(Sus(x,y)−d2) /(d3−d2)十d1 ・・・・(21)
【0064】d3<Sus(x,y)≦maxの場合、 Susu0(x,y)=(max−d4)×(Sus(x,y)−d3) /(max−d3)十d4 ・・・(22)
【0065】そして、濃度値変換した画像Susuo
(x,y)に高周波画像fh(x,y)を足し込み、最
終画像fe(x,y)を得る(ステップS207)。f
e(x,y)=Susu0(x,y)十fh(x,y)
・・・(23)最終的には、得られた画像fe(x,
y)を階調変換回路114で階調変換してフィルム出力
又は画像表示装置111に表示する。
【0066】尚、本実施の形態では、す抜け領域がある
画像に対する場合について説明したが、す抜け領域がな
い場合は、す抜け削除回路113aを経由せず、照射領
域内の画像から、最大最小値抽出回路113bにより最
大値と最小値を抽出すればよい。
【0067】本実施の形態によれば、高周波成分を保持
したまま、注目領域の画像を一定幅に圧縮、拡大するこ
とが可能であり、画像情報を有効に使える効果がある。
さらに、上記一定幅をフィルムなどの視認領域とすれ
ば、フィルム上の視認領域の幅に注目領域を拡大縮小す
ることができる効果が有る。また、最大値、最小値を平
滑化画像から抽出する場合は、濃度値変換部113での
変換をより精度よく行える効果が有る。
【0068】(第2の実施の形態)図5は、本発明の実
施の形態による画像処理装置を適用したX線撮影装置6
00の構成を示す。
【0069】X線撮影装置600は、画像処理機能を有
するものであり、前処理回路606、CPU608、メ
インメモリ609、操作パネル610、画像表示器61
1、及び画像処理回路612を備えており、これらの各
回路はCPUバス607を介して互いにデータ授受され
るようになされている。
【0070】また、X線撮影装置600は、前処理回路
606に接続されたデータ収集回路605と、データ収
集回路605に接続された2次元X線センサ604及び
X線発生回路601とを備えており、これらの各回路も
CPUバス607に接続されている。
【0071】画像処理回路612は、階調変換のための
特徴量を算出する特徴抽出回路612aと、後述する第
1の階調変換回路612dの階調変換曲線からダイナミ
ックレンジを変更する範囲と変更量を算出する制御回路
612bと、制御回路612bで算出されたダイナミッ
クレンジを変更する範囲と変更量から原画像のダイナミ
ックレンジを変更するDRC回路612cと、DRC回
路612cにてダイナミックレンジが変更された原画像
の階調変換を行なう第1の階調変換回路612dとを備
えている。
【0072】DRC回路612cは、原画像の階調変換
を行なう第2の階調変換回路613と、第2の階調変換
回路613にて階調変換された画像に対して原画像の高
周波成分を足し込む高周波成分調整回路とを備えてい
る。
【0073】図6は、例えば、頸椎側面で撮影を行なっ
た場合に得られる画像(X線撮影画像)において、特徴
量を抽出する領域aを示したものである。
【0074】図7は、第1の階調変換回路612dの階
調変換曲線を示したものであり、この図7において、横
軸は画素値を示し、縦軸は濃度値を示す。”Sl”は、
濃度上で視認識限界の下限濃度値に対応する画素値を示
し、”Sh”は、濃度上で視認識限界の上限濃度値に対
応する画素値を示す。”Smin”及び”Smax”
は、注目領域の最小画素値及び最大画素値を示す。”S
a”は、特徴抽出回路612aにて算出された特徴量に
対応する画素値を示し、”dl”及び”dh”はそれぞ
れ、ダイナミックレンジの変更しない範囲の下限濃度値
及び上限濃度値に対応する画素値を示す。
【0075】図8は、第2の階調変換回路613の階調
変換曲線を示したものであり、この図8において、横軸
は入力画素値を示し、縦軸は出力画素値を示す。”d
l”、”dh”、及び”Sa”は、図7での画素値と同
じ画素値を示す。図8に示す階調変換曲線aは、直線成
分のみから構成され、同図に示す階調変換曲線bは、階
調変換曲線aの微分値が連続となるようななだらかな曲
線から構成されている。
【0076】ここで、上述のようなX線撮影装置600
において、メインメモリ609は、CPU608による
本装置全体の動作制御のための処理に必要な処理プログ
ラムや各種のデータ等が記憶されるものであると共に、
CPU608の作業用メモリとしてのワークメモリを含
むものである。したがって、CPU608は、メインメ
モリ609及びメインメモリ609に記憶された情報を
用いて、操作パネル610からの操作に従った本装置全
体の動作制御等を行なう。これにより、X線撮影装置6
00は次のように動作する。
【0077】先ず、X線発生回路601が被写体603
に対してX線ビーム602を放射する。X線発生回路6
01から放射されたX線ビーム602は、被写体603
を減衰しながら透過して、2次元X線センサ604に到
達し、2次元X線センサ604によりX線画像として出
力される。この2次元X線センサ604から出力される
X線画像は、例えば、人体部画像である。
【0078】データ収集回路605は、2次元X線セン
サ604から出力されたX線画像を電気信号に変換して
前処理回路606に供給する。前処理回路606は、デ
ータ収集回路605からの信号(X線画像信号)に対し
て、オフセット補正処理やゲイン補正処理等の前処理を
施す。この前処理回路606にて前処理が施されたX線
画像信号は入力画像として、CPU608の制御によ
り、CPUバス607を介して、メインメモリ609及
び画像処理回路612にそれぞれ転送される。
【0079】画像処理回路612は、例えば、図9に示
すフローチャートに従って次のように動作する。
【0080】先ず、CPUバス607を介して前処理回
路606から供給された入力画像(前処理が施された原
画像)f0(x,y)を、CPU608の制御により受
信した特徴抽出回路612aは、階調変換のための特徴
量Sa を算出する(ステップS701)。ここでの特徴
量の抽出方法は、入力画像f0(x,y)での被写体の
部位毎に異なり、本出願人から複数の方法が提案されて
いる。例えば、入力画像f0(x,y)が、頸椎の撮影
により得られた画像である場合には、特願平10−27
2284号に記載された方法を用いる。この方法は、特
徴量Saとして、図6の”a”に示した領域内の画素値
の平均値を算出する方法である。
【0081】次に、第1の階調変換回路612dでの階
調変換曲線を、特徴抽出回路612aにて得られた特徴
量Saを用いて規定する(ステップS702)。例え
ば、図7に示すように、特徴量Saの画素値が濃度値
1.0に変更されるような階調変換曲線を規定する。
【0082】次に、制御回路612bは、ステップS7
02にて規定された階調変換曲線から入力画像f0
(x,y)のダイナミックレンジを変更する範囲と変更
量を算出する(ステップS703)。この算出方法とし
ての一例を次に述べる。
【0083】例えば、通常の日本人は、画像での視認識
できるの濃度値が、濃度値0.2から0.3の範囲とな
っている。そこで、先ず、ステップS702にて規定さ
れた階調変換曲線に基づき、濃度値0.2、0.3に階
調変換される画素値Sl、Shを算出する。次に、ダイ
ナミックレンジを変更しない幅を、 dl=Sa−hl ・・・・(24) dh=Sa+hh ・・・・(25) なる式(24)及び(25)に従って算出する。式(2
4)及び(25)において、”hl”及び”hh”は定
数であり、”dl”及び”dh”はダイナミックレンジ
を変更する起点となる画素である。
【0084】そして、”dl”以下の画素値、”dl”
以上の画素値の変更量Rl,Rhを、 Rl=(Sl−dl)/(Smin−dl) ・・・・(26) Rh=(Sh−dh)/(Smax−dh) ・・・・(27) なる式(26)及び(27)に従って算出する。式(2
6)及び(27)において、”Smin”及び”Sma
x”は、被写体領域(注目領域)の画素値のうちの最小
値及び最大値を示す。すなわち、dl以下の画素値のダ
イナミックレンジをRl倍すると、画素値Sminは画
素値Slに変更される。同様に、画素値Smaxは画素
値Shに変更される。換言すれば、起点をdl,dhと
し、変更量をRl,Rhとすると、階調変換後の被写体
領域の濃度値は、視野領域(ここでは例えば、濃度値
0.2〜0.3)の幅と一致する。
【0085】上述のように、変更量Rl,Rhを求める
ことにより、ダイナミックレンジを圧縮しても、撮影画
像の注目領域の全てを出力画像上に再現することができ
る。したがって、特徴抽出の不安定性を吸収することが
でき、診断能力の向上を図ることができる。
【0086】また、変更量Rl,Rhに対する拘束条件
として、 Rl<Cl ・・・・(28) Rh<Ch ・・・・(29) なる式(28)及び(29)に示すような条件を設ける
ようにしてもよい。式(28)及び(29)におい
て、”Cl”及び”Ch”はそれぞれ定数を示す。これ
らの定数Cl,Ch、及び上述した定数hl,hhは、
例えば、撮影対象となる被写体の部位毎に実験的に決ま
る定数である。このように、拘束条件を設けることによ
って、圧縮のしすぎを防ぐことができるため、圧縮のし
すぎによる診断能力の低下を確実に防止することができ
る。
【0087】上述のようにして、ダイナミックレンジを
変更する起点となる画素dl,dh、及び変更量Rl,
Rhが求まると、これらのdl,dh,Rl,Rhに基
づき、図8に示したような第2の階調変換回路613の
階調変換曲線を規定する。図8に示す階調変換曲線aで
の画素値dl以下の傾きは”Rl”であり、画素値dl
から画素値dhの範囲の傾きは”1”であり、画素値d
h以上の傾きは”Rh ”である。一方、同じく図8に示
す階調変換曲線bは、特願昭11−76882号等に記
載されている技術によって、階調変換曲線aの微分値が
連続となるようになだらかにした曲線である。第2の階
調変換回路613の階調変換曲線として、階調変換曲線
aを用いる場合には、微分不連続点で偽輪郭が発生する
ことがあるが、階調変換曲線bを用いる場合には、当該
偽輪郭が発生することはない。ここでは一例として、階
調変換曲線bを第2の階調変換回路613で用いるもの
とする。
【0088】次に、DRC回路612cは、以降の処理
で、高周波成分を保持するか否かを選択する(ステップ
S704)。高周波成分を保持せずに処理実行した場合
に得られる結果画像は、低周波成分が重要である軟部組
織等を診断する場合に用いて有効である。一方、高周波
成分を保持して処理実行した場合に得られる結果画像
は、高周波成分が重要である骨部、肺野等を診断する場
合に用いて有効である。すなわち、処理対象の画像が軟
部組織等の画像であれば、高周波成分を保持しないと選
択し、処理対象の画像が骨部、肺野等の画像であれば、
高周波成分を保持すると選択することによって、軟部組
織や、骨部、肺野等のそれぞれの診断に有効な結果画像
が得られる。このステップS704での選択は、撮影部
位(軟部組織、骨部、肺野等)に基づき自動選択する構
成としてもよいし、ユーザがマニュアル選択する構成と
してもよい。
【0089】ステップS704での選択の結果、高周波
成分を保持しない場合、第2の階調変換回路613によ
り、入力画像(原画像)に対して階調変換曲線b(図8
参照)を用いた階調変換を施す(ステップS708)。
そして、第1の階調変換回路612dにより、第2の階
調変換回路613での階調変換後の入力画像に対して階
調変換を施す(ステップS709)。
【0090】ここで、入力画像(原画像)の座標を”
x,y”、原画像の画素値を”f0(x,y)”、第2
の階調変換回路613の階調変換曲線bを”F
(x)”、階調変換曲線bを用いた階調変換後の画像の
画素値を”f1(x,y)”、第1の階調変換回路61
2dの階調変換曲線を”F1(x)”とすると、結果的
に得られる画像(最終画像)f2(x,y)は、 f2(x,y)=F1(F(f0(x,y)) ・・・・(30) なる式(30)で表される。この場合、”F1(F
(x))を、1つの階調変換曲線と考えてよい。
【0091】一方、ステップS704での選択の結果、
高周波成分を保持する場合、先ず、高周波成分調整回路
614により、原画像f0(x,y)の高周波成分fh
(x,y)を、 fh(x,y)=f0(x,y)−fus(x,y) ・・・・(31) なる式(31)により算出する(ステップS705)。
式(31)において、”fus(x,y)”は、平滑化
画像であり、マスクサイズの大きさを示す定数dを持っ
て、
【0092】
【数3】
【0093】なる式(32)により算出される。
【0094】次に、第2の階調変換回路613により、
原画像f0(x,y)に対して、 f1(x,y)=F(f0(x,y)) ・・・・(33) なる式(33)で示される階調変換を施し、当該階調変
換後の画像f1(x,y)を取得する(ステップS70
6)。
【0095】次に、高周波成分調整回路614により、
第2の階調変換回路613の階調変換曲線bの微係数か
ら係数c(x)を、
【0096】
【数4】
【0097】なる式(34)により算出する。この式
(34)に示されるように、係数c(x)は、階調変換
曲線bの傾きから”1”を引いた値である。そして、係
数c(x)に基づいて、ステップS706にて取得され
た第2の階調変換回路613での階調変換後の画像f1
(x,y)に対して、ステップS706にて取得された
原画像f0(x,y)の高周波成分fh(x,y)を足
し込み、その処理後画像f3(x,y)を得る。すなわ
ち、処理後画像f3(x,y)は、 f3(x,y)=f1(x,y)+c(f0(x,y)) ×fh(x,y)・・・・(35) なる式(35)で表される(ステップS707)。
【0098】そして、第1の階調変換回路612dによ
り、ステップS707にて得られた処理後画像f3
(x,y)に対して、 f2(x,y)=F1(f3(x,y)) ・・・・(36) なる式(36)に従った階調変換を行い、この結果得ら
れた画像f2(x,y)を最終画像として得る(ステッ
プS709)。
【0099】尚、ステップS705の式(31)におけ
る平滑化画像fus(x,y)を、例えば、次の式(3
7)〜(41)で示されるモルフォジ演算を用いて算出
するようにしてもよい。 f2(x,y)=min{f0(x+x1,y+y1)−D(x1,y1) |x1×x1+y1×y1≦r1×r1}・・・・(37) f3(x,y)=max{f2(x+x1,y+y1)+D(x1,y1 |x1×x1+y1×y1≦r1×r1}・・・・(38) f4(x,y)=max{f3(x+x1,y+y1)+D(x1,y1) |x1×x1+y1×y1≦r1×r1}・・・・(39) fus(x,y)=min{f4(x+x1,y+y1) +D(x1,y1)|x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ・・・・(40) 式(37)〜(40)において、”D(x1,y1)”
は、円盤状フィルタであり、入力画像に応じて選択され
る任意の定数r1を持って、 D(x1,y1)=0、x1×x1+y1×y1≦r1×r1 =−∞、その他 ・・・・(41) なる式(41)で表される。
【0100】式(37)〜(41)により得られる平滑
化画像fus(x,y)のプロファイルは、エッジ構造
を保存しているものであり、従来ダイナミックレンジ圧
縮の欠点であるオーバーシュート、アンダーシュートが
起きないものである。
【0101】本実施の形態によれば、入力画像の任意の
階調領域の濃度分布幅を圧縮、伸張することができ、且
つ階調変換後の高周波成分の振幅を階調変換前の画像の
高周波成分の振幅を保持できる効果がある。また、階調
変換曲線で決まる画素値に基づき、画像のダイナミック
レンジを変更するので、階調変換後の画像の濃度値を想
定して、ダイナミックレンジを変更できるので、階調変
換後の濃度値の範囲を一意に調整できる効果がある。
【0102】また、階調変換曲線から視認限界で決まる
画素値を求め、その画素値の値に基づきダイナミックレ
ンジを変更する範囲、量を決定できるので、注目領域の
画素値の濃度値の範囲を視認範囲にすることができる効
果がある。また、注目領域が視認領域にあることから、
注目領域全体を観察することが可能であり、診断能が上
がる効果がある。また、注目領域を視認領域の幅に一致
することが可能であり、注目領域の情報量を濃度値とし
て最大限に表現できる。また、画像のダイナミックレン
ジを変更しない範囲を有するので、診断等で重要となる
画素範囲をダイナミックレンジを変更しない領域とし、
従来通りの濃度値で表現し、さらに、従来では視認でき
なかった領域も濃度値として観察できるため、診断能が
上がる効果がある。また、ダイナミックレンジの変更手
段において高周波成分を保持するため、高周波成分の情
報量を落とすことがなく、さらに従来では濃度値上で視
認できなかった領域の濃度値も観察できるため、診断能
が上がる効果がある。
【0103】(他の実施の形態)上述の実施の形態は、
ハード的に実現してもよく、また、ソフト的に構成して
もよい。例えば、CPUやメインメモリ等のメモリ等か
らなるコンピュータシステムを用いて、図2又は図9に
示したフローチャートによる処理を実行するためのプロ
グラムを実現することにより、上述の実施の形態におけ
る構成を実現してもよい。
【0104】上記プログラムを記憶する記憶媒体として
は、ROM、RAM等の半導体メモリ、光ディスク、光
磁気ディスク、磁気記憶媒体等を用いてよく、これらを
CD−ROM、FD、磁気カード、磁気テープ、不揮発
性メモリカード等を用いることができる。
【0105】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体
から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに
挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された
拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボ
ードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部
又は全部を行う場合にも、上記実施の形態と同等の機能
を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本
発明に含まれることは言うまでもない。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像の微細な部分である高周波成分を保持したまま、注
目領域の画像を一定幅に圧縮、拡大することが可能であ
り、これにより、画像情報を有効に使うことができる効
果がある。また、上記一定幅をフィルムなどの視認領域
とすれば、フィルム上の視認領域の幅に注目領域を拡大
縮小することができる効果がある。
【0107】また、画像にす抜け領域がある場合に、す
抜け領域を除去することにより、注目領域をさらに精度
よく抽出することが可能であり、濃度値変換の精度が上
がる効果がある。
【0108】さらに、平滑化画像から最大値、最小値を
抽出することにより、濃度値変換をより精度よく行うこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態での処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】入力画像と照射領域とす抜け領域とを除去した
画像を示す構成図である。
【図4】第1の実施の形態での動作を説明するための特
性図である。
【図5】第2の実施の形態に係る画像処理装置を適用し
たX線撮影装置の構成を示すブロック図である。
【図6】特徴量を抽出する領域を説明するための図であ
る。
【図7】上記画像処理装置の第1の階調変換曲線の階調
変換曲線を説明するための図である。
【図8】上記画像処理装置の第2の階調変換曲線の階調
変換曲線を説明するための図である。
【図9】第2の実施の形態での処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
105 データ収集回路 108 CPU 109 メインメモリ 110 操作パネル 112 照射領域抽出回路 113 濃度値変換回路 113a す抜け削除回路 113b 最大最小値抽出回路 113c 平滑化画像作成回路 113d 高周波成分作成回路 113e 濃度値変換回路 112f 高周波成分足し込み回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月6日(1999.12.
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】例えば、通常の日本人は、画像での視認識
できるの濃度値が、濃度値0.2から3.0の範囲とな
っている。そこで、先ず、ステップS702にて規定さ
れた階調変換曲線に基づき、濃度値0.2、3.0に階
調変換される画素値Sl、Shを算出する。次に、ダイ
ナミックレンジを変更しない幅を、 dl=Sa−hl ・・・・(24) dh=Sa+hh ・・・・(25) なる式(24)及び(25)に従って算出する。式(2
4)及び(25)において、”hl”及び”hh”は定
数であり、”dl”及び”dh”はダイナミックレンジ
を変更する起点となる画素である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】そして、”dl”以下の画素値、”dl”
以上の画素値の変更量Rl,Rhを、 Rl=(Sl−dl)/(Smin−dl) ・・・・(26) Rh=(Sh−dh)/(Smax−dh) ・・・・(27) なる式(26)及び(27)に従って算出する。式(2
6)及び(27)において、”Smin”及び”Sma
x”は、被写体領域(注目領域)の画素値のうちの最小
値及び最大値を示す。すなわち、dl以下の画素値のダ
イナミックレンジをRl倍すると、画素値Sminは画
素値Slに変更される。同様に、画素値Smaxは画素
値Shに変更される。換言すれば、起点をdl,dhと
し、変更量をRl,Rhとすると、階調変換後の被写体
領域の濃度値は、視野領域(ここでは例えば、濃度値
0.2〜3.0)の幅と一致する。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注目領域の画像の最大値と最小値を抽出
    する抽出手段と、 入力画像の平滑化画像を作成する平滑化手段と、 上記作成された平滑化画像と上記入力画像との差から高
    周波成分を作成する作成手段と、 上記作成された平滑化画像の濃度値を、上記抽出された
    最大値と最小値の幅が一定幅となるように変換する変換
    手段と、 上記濃度値が変換された画像に上記作成された高周波成
    分を足し込む足し込み手段とを設けたことを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記抽出手段は、上記入力画像の最大値
    と最小値を抽出することを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記入力画像のす抜け領域とこのす抜け
    領域に接する体部分とを一定幅内で削除する削除手段を
    設け、上記抽出手段は、上記削除手段で削除されなかっ
    た領域の最大値と最小値を抽出することを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記抽出手段は、上記平滑化画像の最大
    値と最小値を抽出することを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 医療用の入力画像の特徴量を抽出する抽
    出手段と、 上記特徴量に基づき上記入力画像に対して第1のアルゴ
    リズムを用いたダイナミックレンジ変換を施す第1のダ
    イナミックレンジ変換手段と、 上記特徴量に基づき上記入力画像に対して第2のアルゴ
    リズムを用いたダイナミックレンジ変換を施す第2のダ
    イナミックレンジ変換手段と、 上記第1又は第2のアルゴリズム変換手段にてダイナミ
    ックレンジ変換が施された上記入力画像を出力する出力
    手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記入力画像によって示される部位に基
    づいて、上記第1のダイナミックレンジ変換手段又は上
    記第2のダイナミックレンジ変換手段を選択する選択手
    段を備えることを特徴とする請求項5記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 外部指示に基づいて、上記第1のダイナ
    ミックレンジ変換手段又は上記第2のダイナミックレン
    ジ変換手段を選択する選択手段を備えることを特徴とす
    る請求項5記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記第1のダイナミックレンジ変換手段
    は、 上記入力画像の高周波成分を生成する生成手段と、 上記特徴量に基づき上記入力画像に対して階調変換処理
    を施す階調変換処理手段と、 上記階調変換処理が施された上記入力画像に対して上記
    高周波成分を加算する換算手段とを含むことを特徴とす
    る請求項5記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 注目領域の画像の最大値と最小値を抽出
    する抽出手順と、 入力画像の平滑化画像を作成する平滑化手順と、 上記作成された平滑化画像と上記入力画像との差から高
    周波成分を作成する作成手順と、 上記作成された平滑化画像の濃度値を、上記抽出された
    最大値と最小値の幅が一定幅となるように変換する変換
    手順と、 上記濃度値が変換された画像に上記作成された高周波成
    分を足し込む足し込み手順とを設けたことを特徴とする
    画像処理方法。
  10. 【請求項10】 上記抽出手順は、上記入力画像の最大
    値と最小値を抽出することを特徴とする請求項9記載の
    画像処理方法。
  11. 【請求項11】 上記入力画像のす抜け領域とこのす抜
    け領域に接する体部分とを一定幅内で削除する削除手順
    を設け、上記抽出手順は、上記削除手順で削除されなか
    った領域の最大値と最小値を抽出することを特徴とする
    請求項9記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 上記抽出手順は、上記平滑化画像の最
    大値と最小値を抽出することを特徴とする請求項9記載
    の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 医療用の入力画像の特徴量を抽出する
    抽出手順と、 上記特徴量に基づき上記入力画像に対して第1のアルゴ
    リズムを用いたダイナミックレンジ変換を施す第1のダ
    イナミックレンジ変換手順と、 上記特徴量に基づき上記入力画像に対して第2のアルゴ
    リズムを用いたダイナミックレンジ変換を施す第2のダ
    イナミックレンジ変換手順と、 上記第1又は第2のアルゴリズムを用いたダイナミック
    レンジ変換が施された上記入力画像を出力する出力手順
    とを含むことを特徴とする画像処理方法。
  14. 【請求項14】 上記入力画像によって示される部位に
    基づいて、実行するダイナミックレンジ変換手順として
    上記第1のダイナミックレンジ変換手順と上記第2のダ
    イナミックレンジ変換手順の何れかを選択する選択工程
    を含むことを特徴とする請求項13記載の画像処理方
    法。
  15. 【請求項15】 ユーザからのマニュアル指示に応じ
    て、実行するダイナミックレンジ変換手順として上記第
    1のダイナミックレンジ変換手順と上記第2のダイナミ
    ックレンジ変換手順の何れかを選択する選択工程を含む
    ことを特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 上記第1のダイナミックレンジ変換手
    順は、 上記入力画像の高周波成分を生成する生成手順と、 上記特徴量に基づき上記入力画像に対して階調変換処理
    を施す階調変換処理手順と、 上記階調変換処理が施された上記入力画像に対して上記
    高周波成分を加算する換算手順とを含むことを特徴とす
    る請求項13記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 注目領域の画像の最大値と最小値を抽
    出する抽出処理と、 入力画像の平滑化画像を作成する平滑化処理と、 上記作成された平滑化画像と上記入力画像との差から高
    周波成分を作成する作成処理と、 上記作成された平滑化画像の濃度値を、上記抽出された
    最大値と最小値の幅が一定幅となるように変換する変換
    処理と、 上記濃度値が変換された画像に上記作成された高周波成
    分を足し込む足し込み手順とを実行するためのプログラ
    ムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  18. 【請求項18】 上記抽出処理は、上記入力画像の最大
    値と最小値を抽出することを特徴とする請求項17記載
    のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  19. 【請求項19】 上記入力画像のす抜け領域とこのす抜
    け領域に接する体部分とを一定幅内で削除する削除処理
    を上記プログラムに設け、上記抽出処理は、上記削除処
    理で削除されなかった領域の最大値と最小値を抽出する
    ことを特徴とする請求項17記載のコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体。
  20. 【請求項20】 上記抽出処理は、上記平滑化画像の最
    大値と最小値を抽出することを特徴とする請求項17記
    載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  21. 【請求項21】 医療用の入力画像の特徴量を抽出する
    抽出処理と、 上記特徴量に基づき上記入力画像に対して第1のアルゴ
    リズムを用いたダイナミックレンジ変換を施す第1のダ
    イナミックレンジ変換処理と、 上記特徴量に基づき上記入力画像に対して第2のアルゴ
    リズムを用いたダイナミックレンジ変換を施す第2のダ
    イナミックレンジ変換処理と、 上記第1又は第2のアルゴリズムを用いたダイナミック
    レンジ変換が施された上記入力画像を出力する出力処理
    とを実行するためのプログラムを記憶したコンピュータ
    読み取り可能な記憶媒体。
  22. 【請求項22】 上記入力画像によって示される部位に
    基づいて、実行するダイナミックレンジ変換処理として
    上記第1のダイナミックレンジ変換処理と上記第2のダ
    イナミックレンジ変換処理の何れかを選択する選択処理
    を上記プログラムに設けることを特徴とする請求項21
    記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 ユーザからのマニュアル指示に応じ
    て、実行するダイナミックレンジ変換処理として上記第
    1のダイナミックレンジ変換処理と上記第2のダイナミ
    ックレンジ変換処理の何れかを選択する選択処理を上記
    プログラムに設けることを特徴とする請求項21記載の
    記憶媒体。
  24. 【請求項24】 上記第1のダイナミックレンジ変換処
    理は、 上記入力画像の高周波成分を生成する生成処理と、 上記特徴量に基づき上記入力画像に対して階調変換処理
    を施す階調変換処理と、 上記階調変換処理が施された上記入力画像に対して上記
    高周波成分を加算する換算処理とを含むことを特徴とす
    る請求項21記載の記憶媒体。
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