JP3780179B2 - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、X線等の放射線撮影により得られた画像に対して、当該画像のダイナミックレンジの変更処理を施す装置或いはシステムに用いられる、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、それを実施するためのプログラムを記憶したコンピュータ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年では、ディジタル技術の進歩により、例えば、X線等に代表される放射線撮影により得られた画像(放射線画像)をディジタル化することで、当該放射線画像のディジタル画像データを取得し、当該ディジタル画像データに画像処理を施し、当該画像処理後のディジタル画像データを、CRT等の表示部或いはフィルムへ出力することが行われている。
尚、ここでは、ディジタル画像データを構成する値を「画素値」とも言う。
【0003】
上記の画像処理としては、階調変換処理が挙げられる。ここでの階調変換処理とは、放射線画像を表示部或いはフィルムへ出力した場合に、当該放射線画像の濃度を観察しやすい濃度とするために、当該放射線画像の濃度を変換する処理である。
【0004】
また、他の画像処理としては、表示部或いはフィルムへの出力に適した放射線画像とするための、ダイナミックレンジ変更処理が挙げられる。
【0005】
ここで、処理対象の放射線画像が、例えば、胸部をX線撮影して得られた画像(胸部画像)である場合、当該胸部画像は、X線が透過しやすい肺野の領域、及びX線が非常に透過しにくい縦隔部の領域から構成されるため、画素値の存在する濃度レンジが非常に広い。このため、このような胸部画像へダイナミックレンジ変更処理を施したとしても、肺野及び縦隔部の両方の領域の画像を同時に観察することが可能な処理後画像を得ることは困難であった。
【0006】
そこで、上記の問題を回避するダイナミック変更方法として、例えば、「SPIE Vol.626 Medicine XIV/PACSIV(1986)」等に記載された方法(以下、「第1の方法」とも言う)がある。
【0007】
第1の方法は、処理後の画素値SD、処理対象の画像(オリジナル画像、以下、「入力画像」とも言う)の画素値(オリジナル画素値、以下、「入力画素値」とも言う)Sorg、オリジナル画像の低周波画像の画素値SUS、及び定数A,B,C(例えば、A=3、B=0.7)を以って、
【0008】
【数1】
Figure 0003780179
【0009】
なる式(1)で表わされる。
【0010】
第1の方法では、上記式(1)において、第1項の定数Aを変えることで、高周波成分の重み付けを変えることが可能であると共に、第2項の定数Bを変えることで、低周波成分の重み付けを変えることが可能である。例えば、定数A=3、定数B=0.7とした場合、高周波成分を強調し、且つ画像全体のダイナミックレンジを圧縮する効果が得られる。
【0011】
尚、第1の方法については、例えば、5人の放射線医から、処理無し画像と比較して画像診断に有効な画像が得られる、という評価が得られている。
【0012】
また、他のダイナミック変更方法としては、例えば、第2509503特許公報等に記載された方法(以下、「第2の方法」とも言う)がある。
【0013】
第2の方法は、処理後の画素値SD、オリジナル画素値Sorg、オリジナル画像のY方向プロファイルの平均プロファイルPy、及びX方向プロファイルの平均プロファイルPxを以って、
【0014】
【数2】
Figure 0003780179
【0015】
なる式(2)で表わされる。
【0016】
上記式(2)において、関数F(x)が有する特性について説明すると、まず、「x>Dth」では、F(0)が“0”となる。また、「0≦x≦Dth」では、F(x)が、切片を“E”、傾きを“E/Dth”として単調減少するものとなり、
【0017】
【数3】
Figure 0003780179
【0018】
なる式(3)〜式(5)で表わされる。
【0019】
上記式(4)及び式(5)において、“i”は、“1〜n”の範囲の値をとる。また、“Pxi”及び“Pyi”はそれぞれ、X方向及びY方向のプロファイルを示し、
【0020】
【数4】
Figure 0003780179
【0021】
なる式(6)で表わされる。
【0022】
第2の方法では、低周波画像の画素値で“Dth”以下の濃度レンジが圧縮される。
【0023】
また、第2の方法と同様な方法として、例えば、「日本放射線技術学会雑誌、第45巻第8号1989年8月 1030頁、阿南ほか」や、第2663189特許公報等に記載された方法(以下、「第3の方法」とも言う)がある。
【0024】
第3の方法は、処理後の画素値SD、オリジナル画素値Sorg、オリジナル画像をマスクサイズM×M画素で移動平均をとった時の平均画素値SUS、及び単調減少関数f(X)を以って、
【0025】
【数5】
Figure 0003780179
【0026】
なる式(7)及び式(8)で表わされる。
【0027】
ここで、第3の方法は、上記式(2)で表わされる第2の方法に対して、低周波画像の作成方法が異なる。すなわち、第2の方法では、上記式(2)式に示されるように、1次元データで低周波画像を作成する構成に対して、第3の方法では、2次元データで低周波画像を作成するようになされている。
【0028】
また、第3の方法は、低周波画像を変換する関数f1()、及び定数Aを以って、
【0029】
【数6】
Figure 0003780179
【0030】
なる式(9)によっても表わされる。
【0031】
第3の方法においても、第2の方法と同様に、低周波画像の画素値で“Dth”以下の濃度レンジが圧縮される。
【0032】
また、他のダイナミック変更方法としては、例えば、特開平10−272283号等に記載された方法(以下、「第4の方法」とも言う)がある。
【0033】
第4の方法は、階調変換関数F1()、階調変換率c(x、y)、処理後の画像の画素値fd(x、y)、第1の画像の画素値f0(x、y)、第2の画像の画素値f1(x、y)、第2の画像の平滑化(低周波)画像の画素値fus(x、y)、及び画像上の座標(x,y)を以って、
【0034】
【数7】
Figure 0003780179
【0035】
なる式(10)で表わされる。
【0036】
第4の方法は、オ−バーシュート等の抑制が容易であり、階調変換曲線との組み合わせなどが容易である等の効果を有する。
【0037】
第1〜第4の方法によるダイナミックレンジ変更処理(ダイナミック圧縮処理)等の画像処理を実行する画像処理装置或いはシステムとしては、例えば、画像処理後の画像を表示するように構成されたものがある。また、これと同時に、ユーザが当該表示画像を確認しながら画像処理パラメータを調整可能なように構成されたものもある。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の画像処理方法では、例えば、従来のダイナミックレンジ変更処理では、処理対象の画像から低周波画像(平滑化画像)を作成する処理が必要であった。この処理は長い処理時間を要するため、例えば、処理後画像を表示する構成の場合、処理後画像を表示するまでに時間がかかる問題があった。また、処理後画像を表示すると共に、当該表示画像を確認しながら処理パラメータが調整可能な構成である場合にも、処理後画像を表示するまでに時間がかかってしまうことにより、これに伴い処理パラメータの調整処理にも時間がかかる問題があった。
したがって、従来では、ダイナミックレンジ変更処理等の画像処理を効率的に行なうことが困難であった。
【0039】
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、ダイナミックレンジ変更処理等の画像処理を効率的に行なえる、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、それを実施するためのプログラムを記憶したコンピュータ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムを提供することを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的下において、本発明による画像処理方法について記せば、本発明の画像処理方法は、平滑化処理を含むダイナミックレンジの変更処理を原画像データに施す画像処理方法であって、画素値範囲及び強度に基づく第1のダイナミックレンジの変更処理を、原画像データに施す工程と、前記第1の画像処理工程での処理後画像を表示する工程と、前記表示工程で処理後画像を表示した後に、画素値範囲、強度、決定入力のいずれかを入力する工程と、前記画素値範囲、前記強度のいずれかが入力された場合に、入力された前記画素値範囲、前記強度のいずれかに基づき前記第1のダイナミックレンジの変更処理を原画像データに再度施す工程と、前記決定入力が入力された場合に、前記第1の画像処理工程で用いた前記画素値範囲及び前記強度に基づいて、第2のダイナミックレンジの変更処理を前記原画像データに施す工程とを備え、第2のダイナミックレンジの変更処理と比較して第1のダイナミックレンジの変更処理の方が、前記原画像に対し前記平滑化処理を行う場合に用いる画素の範囲が狭いことを特徴とする。
また、本発明の別の画像処理方法は、平滑化処理を含むダイナミックレンジの変更処理を原画像データに施す画像処理方法であって、画素値範囲及び強度に基づく第1のダイナミックレンジの変更処理を、原画像データに施す工程と、前記第1の画像処理工程での処理後画像を表示する工程と、前記表示工程で処理後画像を表示した後に、画素値範囲、強度、決定入力のいずれかを入力する工程と、前記画素値範囲、前記強度のいずれかが入力された場合に、入力された前記画素値範囲、前記強度のいずれかに基づき前記第1のダイナミックレンジの変更処理を原画像データに再度施す工程と、前記決定入力が入力された場合に、前記第1の画像処理工程で用いた前記画素値範囲及び前記強度に基づいて、第2のダイナミックレンジの変更処理を前記原画像データに施す工程とを備え、第2のダイナミックレンジの変更処理と比較して第1のダイナミックレンジの変更処理の方が、前記原画像に対し前記平滑化処理を行う場合に用いる画素の範囲が狭いことを特徴とする。
【0060】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0061】
本発明は、例えば、図1に示すようなX線撮影装置100に適用される。
本実施の形態のX線撮影装置100は、ダイナミックレンジ変更処理等の画像処理機能を有し、上記図1に示すように、X線を発生するX線発生回路101と、被写体103を透過したX線光が結像される2次元X線センサ104と、2次元X線センサ104から出力される撮像画像(X線画像)を収集するデータ収集回路105と、データ収集回路105にて収集されたX線画像に対して前処理を施す前処理回路106と、前処理回路106での処理後画像(原画像)等の各種情報や各種処理実行のための処理プログラムを記憶するメインメモリ109と、X線撮影実行等の指示や各種設定を本装置100に対して行うための操作パネル110と、前処理回路106での処理後画像(原画像)に対して画像処理を施す画像処理回路111と、本装置100全体の動作制御を司るCPU108とを備えており、データ収集回路105、前処理回路106、画像処理回路111、CPU108、メインメモリ109、及び操作パネル110はそれぞれ、CPUバス107を介して互いにデータ授受できるように構成されてている。
【0062】
特に、画像処理回路111は、第1の画像処理回路112、第2の画像処理回路113、入力回路114、及び表示器115を備えている。
【0063】
第1の画像処理回路112は、原画像(入力画像)に対して、表示用の画像処理(略式の画像処理)を施す。
表示器115は、第1の画像処理回路112での処理後画像等を表示する。
入力回路114は、表示器115での表示画像を観察するユーザからの指示に基づいて、画像のパラメータを変更のための新たなパラメータ入力等を行なう。
第2の画像処理回路113は、入力回路114による入力データに基づいて、原画像(入力画像)に対して画像処理(本処理の画像処理)を施すことで、最終的にユーザが所望する画像を取得する。
【0064】
すなわち本実施の形態では、特に、第1の画像処理回路112での画像処理(略式の画像処理)の処理負荷(第1の処理負荷)を、第2の画像処理回路112での画像処理(本式の画像処理)の処理負荷(第2の処理負荷)よりも小さいものとしている。
【0065】
図2は、上記図1のX線撮影装置100の動作をフローチャートにより示したものである。
例えば、メインメモリ109は、CPU108での各種処理実行に必要なデータや処理プログラム等を予め記憶する。また、メインメモリ109は、CPU108の作業用メモリ(ワークメモリ)としても使用される。ここでは、メインメモリ109に記憶される処理プログラム、特に、画像処理プログラムとして、上記図2のフローチャートに従った処理プログラムを用いる。
したがって、CPU108は、メインメモリ109から、上記図2のフローチャートに従った処理プログラムを読み出して実行する。これにより、X線撮影装置100は、次のように動作する。
【0066】
ステップS200:
先ず、X線発生回路101は、被写体(被検査体)103に対してX線ビーム102を放射する。
X線発生回路101から放射されたX線ビーム102は、被検査体103を減衰しながら透過して、2次元X線センサ104に到達し、2次元X線センサ104からX線画像として出力される。
ここでは、2次元X線センサ104から出力されるX線画像を、例えば、人体部等の画像とする。
【0067】
次に、データ収集回路105は、2次元X線センサ104から出力されたX線画像を電気信号に変換し、これを前処理回路106に供給する。
前処理回路106は、データ収集回路105からの信号(X線画像信号)に対して、オフセット補正処理やゲイン補正処理等の前処理を施す。
前処理回路106での処理後画像信号は入力画像(原画像)の情報として、CPU108の制御によりCPUバス107を介して、メインメモリ109及び画像処理回路111にそれぞれ転送される。
【0068】
ステップS201:
画像処理回路111において、第1の画像処理回路112は、CPU108の制御により転送されてきた原画像f(x、y)に対して、表示用の画像処理、例えば、階調変換関数F1()、階調変換率c(x,y)、処理後画像の画素値fd(x,y),原画像の画素値f1(x,y)、原画像の平滑化(低周波)画像の画素値fus(x、y)、及び画像上の座標(x,y)を以って、
【0069】
【数8】
Figure 0003780179
【0070】
なる式(11)で表される、前処理的なダイナミックレンジ変更処理を施す。
【0071】
上記式(11)において、原画像の平滑化(低周波)画像の画素値fus(x、y)は、マスクサイズd1を以って、
【0072】
【数9】
Figure 0003780179
【0073】
なる式(12)で表される。
【0074】
ステップS202:
第1の画像処理回路112は、ステップS201の処理後画像に対して、階調変換処理を施す。
ステップS203:
表示器115は、第1の画像処理回路112の処理後画像を表示する。
【0075】
図3は、表示器115での表示画面300の一例を示したものである。
上記図3において、“301”は、原画像の処理後画像である。“302”〜“304”は、後述する入力回路114から入力されるパラメータを示す図表である。具体的には例えば、“302”は、ダイナミックレンジを変更する画素値を示すものであり、“303”は、ダイナミックレンジを変更する強さ(強度)を示すものであり、“304”は、画像処理を行なう速度を示ものである。
“305”は、本処理(第2の画像処理回路113での本式の画像処理)を実行させるためのスタートボタンである。したがって、ユーザは、表示器115での表示画面300により、所望する画像が得られたと判断した場合に、スタートボタン305を、例えば、マウスでクリック操作することで、第2の画像処理回路113での本式の画像処理を実行開始させることができる。
【0076】
ステップS204、ステップS210:
ユーザは、表示器115の表示画面300を参照し、対象画像が所望する画像状態であるか否か等を判断し(ステップS204)、必要に応じて、画面300上の“302”〜“304”で示される各種パラメータを変更する(ステップS210)。
【0077】
CPU108は、ユーザからの操作により、パラメータ変更の操作がなされた場合、当該操作指示に基づいて、該当するパラメータの変更処理を実行する。
【0078】
具体的には例えば、“302”で示される「ダイナミックレンジを変更する画素値」に関する変更指示がなされた場合、上記式(11)における階調変換関数F1()の曲線形を変更する。特に、この変更の場合、当該曲線の傾きが変わる画素起点を変更する。また、“303”で示される「ダイナミックレンジを変更する強さ(強度)」に関する変更指示がなされた場合も、上記式(11)における階調変換関数F1()の曲線形を変更するが、この変更の場合、当該曲線の傾きを変更する。これらの変更により、ダイナミックレンジを変更する範囲及び強度が変更されることになる。
また、“304”で示される「画像処理を行なう速度」に関する変更指示がなされた場合、上記式(12)におけるマスクサイズd1(平滑化画像を作成するためのマスクサイズ)を変更する。これにより、処理時間が調整されることになる。
【0079】
ここで、マスクサイズd1が“0”の場合、階調変換処理のみが実行されることになり、より処理時間の短縮を図れる。すなわち、処理時間を最大に短縮することができる。
【0080】
一般的にダイナミックレンジ変更処理(ダイナミック圧縮処理)では、ダイナミックレンジを変更する範囲及び変更する度合い(強度)の調整が重要であり、これらのパラメータを調整するためには、画像全体の画素値の変化が認識できればよいので、マスクサイズd1に対して、上述のような変更処理を行なうようにしても問題はない。すなわち、マスクサイズd1を“0”として、階調変換処理のみを行なうようにしても問題はない。
【0081】
また、“304”により、マスクサイズを調整することで、計算速度を調整できるとともに、本処理(予め決められているマスクサイズ)での画像を確認することも可能である。すなわち、マスクサイズを調整することで処理時間の短縮が行なえるが、これに限られず、マスクサイズとして、予め決められているマスクサイズを用いるようにしてもよい。
【0082】
上述のようなパラメータ変更処理が実行された場合には、再びステップS201へ戻り、以降のステップ処理を繰り返し実行する。そして、ユーザから、満足する画像が得られたことが指示された場合に、次のステップS205からの処理を実行する。
【0083】
ステップS205:
第2の画像処理回路113は、ステップS204までの処理におけるパラメータ(ユーザから必要に応じて変更されたパラメータ)から得られパラメータに基づいて、原画像に対して、上記式(11)及び式(12)により示されるダイナミックレンジ変更処理を施す。
【0084】
具体的には例えば、第2の画像処理回路113は、ステップS204までの処理で得られたマスクサイズd1に基づいて、ここでのダイナミックレンジ変更処理で使用するスクサイズd2を、「d2>d1」なる関係を満たすように決定する。
【0085】
また、第2の画像処理回路113は、ダイナミックレンジを変更する範囲及び強度については、ステップS204までの処理で得られたパラメータ(ユーザから必要に応じて変更されたパラメータ)をそのまま、ここでのダイナミックレンジ変更処理で使用するパラメータとして決定する。
【0086】
尚、撮影処理中(ステップS204までの処理中)では、ユーザが画像の成否を確認する必要があるため、その表示処理を短時間で実行する必要があるが、最終的に画像を、例えば、フイルム上に出力する場合、ここでの処理対象の画像(ステップS205からの処理の対象となる画像)は、既に画像の成否を確認済みの画像であるため、上記の表示処理に用いる時間よりも処理時間が長くても問題ない。
【0087】
ステップS206:
第2の画像処理回路113は、ステップS205の処理後画像に対して、階調変換処理を施す。
ステップS207:
表示器115は、第2の画像処理回路113の処理後画像を表示する。
【0088】
ステップS208:
CPU108は、必要に応じて、第2の画像処理回路113の処理後画像をフィルム等へのプリントアウト処理を実行する。
【0089】
上述のように、本実施の形態では、第1の画像処理回路112により、ユーザの確認用(表示用)の画像取得のために、前処理的な画像処理を実行するように構成したので、ユーザは、画像処理の成否を短時間で確認することができると共に、必要に応じた処理パラメータの変更を容易に行なうことができる。また、画像処理としてのダイナミックレンジ変更処理において使用するマスクサイズd1(画像平滑化処理のパラメータ)をも容易に変更することができるため、処理時間を任意に変更することができる。
【0090】
尚、本実施の形態において、例えば、第1の画像処理回路112での処理対象の画像として、原画像の縮小画像を用いるようにしてもよい。この場合、前処理的なダイナミックレンジ変更処理理との相乗効果により、処理時間を、より短縮することができる。
【0091】
また、本発明の目的は、本実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体及び当該プログラムコードは本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、本実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0092】
図4は、上記コンピュータの機能600を示したものである。
コンピュータ機能600は、上記図9に示すように、CPU601と、ROM602と、RAM603と、キーボード(KB)609のキーボードコントローラ(KBC)605と、表示部としてのCRTディスプレイ(CRT)610のCRTコントローラ(CRTC)606と、ハードディスク(HD)611及びフレキシブルディスク(FD)612のディスクコントローラ(DKC)607と、ネットワーク620との接続のためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)608とが、システムバス604を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
【0093】
CPU601は、ROM602或いはHD611に記憶されたソフトウェア、或いはFD612より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス604に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU601は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM602、或いはHD611、或いはFD612から読み出して実行することで、本実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
【0094】
RAM603は、CPU601の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。
KBC605は、KB609や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。
CRTC606は、CRT610の表示を制御する。
DKC607は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本実施の形態における所定の処理プログラム等を記憶するHD611及びFD612とのアクセスを制御する。
NIC608は、ネットワーク620上の装置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、ダイナミックレンジの変更処理を原画像データに施すに際して、画素値範囲及び強度に基づく第1のダイナミックレンジの変更処理を原画像データから得られた画像データに施し、当該画像処理後の画像を表示する。そして、画素値範囲、強度といったパラメータが入力された場合は、第1のダイナミックレンジの変更処理を原画像データに再度施す様にし、決定入力が入力された場合は、第2のダイナミックレンジの変更処理を原画像データに施すことができる。このようにパラメータを変更しながら前処理的なダイナミックレンジ変更処理を行い、その後本処理のダイナミックレンジ変更処理を行うことができるので、ユーザの画像確認等のための表示処理を短時間で行うことができ、ユーザは、効率よく、画像処理の結果を確認することができる。特に、パラメータを調整する前処理的なダイナミックレンジ変更処理時に、原画像に対し平滑化処理を行う場合に用いる画素の範囲を、本処理のダイナミックレンジ変更処理時よりも狭くすることで、計算時間を短縮することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したX線撮影装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記X線撮影装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】上記X線撮影装置の表示器の表示画面の一例を説明するための図である。
【図4】上記X線撮影装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムをコンピュータ読出可能な記憶媒体から読み出して実行する当該コンピュータの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 X線撮影装置
101 X線発生回路
102 X線ビーム
103 被写体
104 2次元X線センサ
105 データ収集回路
106 前処理回路
107 CPUバス
108 CPU
109 メインメモリ
110 操作パネル
111 画像処理回路
112 第1の画像処理回路
113 第2の画像処理回路
114 入力回路
115 表示器

Claims (13)

  1. 平滑化処理及び諧調変換処理を含むダイナミックレンジの変更処理を原画像データに施す画像処理装置であって、
    画素値範囲及び強度に基づく第1のダイナミックレンジの変更処理を、原画像データから得られた画像データに施す第1の画像処理手段と、
    前記第1の画像処理手段での処理後画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段で処理後画像を表示した後に、画素値範囲、強度、決定入力のいずれかを入力する入力手段と、
    前記画素値範囲、前記強度のいずれかが前記入力手段から入力された場合に、入力された前記画素値範囲、前記強度のいずれかに基づく前記第1のダイナミックレンジの変更処理を原画像データに再度施す様に第1の画像処理手段を制御する制御手段と、
    前記決定入力が前記入力手段から入力された場合に、前記第1の画像処理手段で用いた前記画素値範囲及び前記強度に基づいて、第2のダイナミックレンジの変更処理を前記原画像データに施す第2の画像処理手段とを備え、
    第1のダイナミックレンジの変更処理は前記画像に対して諧調変換処理のみを行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ダイナミックレンジの変更処理は、階調変換関数F1()、階調変換率c(x,y)、処理後画像の画素値fd(x,y)、原画像データの画素値f1(x,y)、原画像データの平滑化(低周波)画像データの画素値fus(x、y)、及び画像データ上の座標(x,y)を以って、下式
    Figure 0003780179
    で表されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記原画像の平滑化(低周波)画像データの画素値fus(x、y)は、マスクサイズd1、d2、d3、d4を以って、下式
    Figure 0003780179
    で表されることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記原画像に対し前記平滑化処理を行う場合に用いる画素の範囲は、マスクサイズd1、d2、d3、d4で定まることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記画素値範囲は、前記階調変換関数F1()の曲線形の傾きが変わる画素起点で定まり、前記強度は、前記階調変換関数F1()の曲線形の傾きで定まることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の画像処理手段は、諧調処理のみを施すことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の画像処理手段は、原画像の縮小画像、原画像のいずれかに対して前記第1のダイナミックレンジの変更処理を施すことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 原画像データは、放射線撮影により得られた画像データを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 複数の機器が互いに通信可能に接続されてなる画像処理システムであって、
    前記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理装置の機能を有することを特徴とする画像処理システム。
  10. 平滑化処理及び諧調変換処理を含むダイナミックレンジの変更処理を原画像データに施す画像処理方法であって、
    画素値範囲及び強度に基づく第1のダイナミックレンジの変更処理を、原画像データから得られた画像データに施す工程と、
    前記第1の画像処理工程での処理後画像を表示する工程と、
    前記表示工程で処理後画像を表示した後に、画素値範囲、強度、決定入力のいずれかを入力する工程と、
    前記画素値範囲、前記強度のいずれかが入力された場合に、入力された前記画素値範囲、前記強度のいずれかに基づき前記第1のダイナミックレンジの変更処理を原画像データに再度施す工程と、
    前記決定入力が入力された場合に、前記第1の画像処理工程で用いた前記画素値範囲及び前記強度に基づいて、第2のダイナミックレンジの変更処理を前記原画像データに施す工程とを備え、
    第1のダイナミックレンジの変更処理は前記画像に対して諧調変換処理のみを行うことを特徴とする画像処理方法。
  11. 平滑化処理及び諧調変換処理を含むダイナミックレンジの変更処理を原画像データに施す画像処理を実行するためのプログラムであって、
    画素値範囲及び強度に基づく第1のダイナミックレンジの変更処理を、原画像データから得られた画像データに施す処理と、
    前記第1の画像処理処理での処理後画像を表示する処理と、
    前記表示処理で処理後画像を表示した後に、画素値範囲、強度、決定入力のいずれかを入力する処理と、
    前記画素値範囲、前記強度のいずれかが入力された場合に、入力された前記画素値範囲、前記強度のいずれかに基づき前記第1のダイナミックレンジの変更処理を原画像データに再度施す処理と、
    前記決定入力が入力された場合に、前記第1の画像処理処理で用いた前記画素値範囲及び前記強度に基づいて、第2のダイナミックレンジの変更処理を前記原画像データに施す処理とをコンピュータに実行させ、
    第1のダイナミックレンジの変更処理は前記原画像に対して諧調変換処理のみを行うことを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  13. 平滑化処理を含むダイナミックレンジの変更処理を原画像データに施す画像処理方法であって、
    画素値範囲及び強度に基づく第1のダイナミックレンジの変更処理を、原画像データに施す工程と、
    前記第1の画像処理工程での処理後画像を表示する工程と、
    前記表示工程で処理後画像を表示した後に、画素値範囲、強度、決定入力のいずれかを入力する工程と、
    前記画素値範囲、前記強度のいずれかが入力された場合に、入力された前記画素値範囲、前記強度のいずれかに基づき前記第1のダイナミックレンジの変更処理を原画像データに再度施す工程と、
    前記決定入力が入力された場合に、前記第1の画像処理工程で用いた前記画素値範囲及び前記強度に基づいて、第2のダイナミックレンジの変更処理を前記原画像データに施す工程とを備え、
    第2のダイナミックレンジの変更処理と比較して第1のダイナミックレンジの変更処理の方が、前記原画像に対し前記平滑化処理を行う場合に用いる画素の範囲が狭いことを特徴とする画像処理方法。
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