JP4669163B2 - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、X線等の放射線撮影により得られた放射線画像のす抜け領域に基いて、放射線画像への階調変換処理に用いる特徴量の抽出処理を行う装置或いはシステムに用いられる、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、それを実施するための処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のディジタル技術の進歩により、例えば、センサやカメラ等の撮影装置により被写体をX線撮影して得られたX線画像を、ディジタルの画像データ(以下、当該ディジタル画像データの値を「画素値」とも言う)に変換し、当該ディジタル画像データをモニタ或いはフィルム等へ出力することが行われている。
このとき、モニタ或いはフィルム等へ出力された画像を観察しやすいようにするために、出力対象のディジタル画像データ(対象画像)に対して階調変換処理を行ったものを出力するのが一般的である。
【0003】
上記の階調変換処理方法として、例えば、特開平11−096380号や特開平11−76881号等には、対象画像の特定領域(注目領域)から特徴量を抽出し、当該特徴量に基いて、対象画像の階調変換を行う方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開平11−096380号や特開平11−76881号等に記載の従来の階調変換処理方法では、例えば、センサによる放射線撮影で得られた放射線画像に対して階調変換処理を行う場合、放射線画像のす抜け領域(放射線がセンサに直接あたっている領域)に基いて、放射線画像上の被写体領域を抽出し、当該被写体領域から特徴量を抽出する等の構成がとられていた。このため、処理対象となる放射線画像にす抜け領域がない場合、特徴量の抽出に失敗していた。すなわち、従来では、放射線画像から特徴量を抽出する際に、当該放射線画像のす抜けの有無を判定する構成ではなかったので、特徴量の抽出に失敗する場合があった。
また、上記の従来の階調変換処理方法では、当該処理後画像をフィルム等に出力した場合、す抜け領域のノイズが目立つ問題が生じる場合があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、放射線画像のす抜けの有無を判定し、す抜け有の場合には、当該す抜け値を抽出する構成により、放射線画像への階調変換処理に用いる適切な特徴量の抽出処理を確実に行え、良好な当該処理後画像を提供することができる、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、それを実施するための処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的下において、本発明は、放射線撮影して得られた画像の画像処理装置であって、前記画像のヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、前記ヒストグラム生成手段で得られたヒストグラムの高画素値側の第1のピークの高さと該ピークの所定の高さにおける幅との比率が所定値より大きい場合に前記画像にす抜けがあると判別する判別手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、放射線撮影して得られた画像の画像処理方法であって、前記画像のヒストグラムを生成するヒストグラム生成ステップと、前記ヒストグラム生成ステップにより得られたヒストグラムの高画素値側の第1のピークの高さと該ピークの所定の高さにおける幅との比率が所定値より大きい場合に前記画像にす抜けがあると判別する判別ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、放射線撮影して得られた画像の画像処理をさせるためのプログラムであって、前記画像のヒストグラムを生成するヒストグラム生成ステップと、前記ヒストグラム生成ステップにより得られたヒストグラムの高画素値側の第1のピークの高さと該ピークの所定の高さにおける幅との比率が所定値より大きい場合に前記画像にす抜けがあると判別する判別ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0028】
<第1の実施の形態>
本発明は、例えば、図1に示すようなX線撮影装置100に適用される。
本実施の形態のX線撮影装置100は、特に、X線画像への階調変換処理に用いる特徴量を抽出する際、当該X線画像のす抜けの有無を、当該X線画像にヒストグラムの形状から判定し、す抜け有りの場合には、当該す抜け値を抽出する構成により、X線画像への階調変換処理に用いる適切な特徴量の抽出処理を確実に行え、良好な当該処理後画像を提供することができるようになされている。
以下、本実施の形態のX線撮影装置100の構成及び動作について具体的に説明する。
【0029】
[X線撮影装置100の構成]
X線撮影装置100は、上記図1に示すように、X線を発生するX線発生回路101と、被写体103を透過したX線光が結像される2次元X線センサ104と、2次元X線センサ104から出力される撮像画像を収集するデータ収集回路105と、データ収集回路105にて収集された撮像画像に前処理を施す前処理回路106と、前処理回路106での処理後画像(原画像)等の各種情報や各種処理実行のための処理プログラムを記憶するメインメモリ109と、X線撮影実行等の指示や各種設定を本装置に対して行うための操作パネル110と、前処理回路106での処理後画像(原画像)に対して画像処理を施す画像処理回路111と、本装置100全体の動作制御を司るCPU108とを備えている。
データ収集回路105、前処理回路106、画像処理回路111、CPU108、メインメモリ109、及び操作パネル110はそれぞれ、CPUバス107を介して互いにデータ授受できるように接続されている。
【0030】
画像処理回路111は、ヒストグラム作成回路112、有無判定回路113、す抜け値抽出回路114、特徴抽出回路115、及び階調変換回路116を備えている。
【0031】
ヒストグラム作成回路112は、原画像のヒストグラムを作成する。
有無判定回路113は、ヒストグラム作成回路112で作成されたヒストグラムの形状から、原画像のす抜けの有無を判定する。
す抜け値抽出回路114は、有無判定回路113により、原画像にす抜け有りと判定された場合、ヒストグラム作成回路112で作成されたヒストグラムの形状に基いて、す抜け値を抽出する。
特徴抽出回路115は、有無判定回路113の判定結果及びす抜け値抽回路114で抽出された値に基いて、原画像から階調変換処理のための特徴量を抽出する。
階調変換回路116は、特徴抽出回路115で抽出された特徴量に基いて、原画像への階調変換処理を行う。
【0032】
[X線撮影装置100の動作]
図2は、X線撮影装置100の動作の一例を示したものである。
例えば、メインメモリ109は、CPU108での各種処理実行に必要なデータや処理プログラム等を予め記憶すると共に、CPU108の作業用としてのワークメモリを含んでいる。メインメモリ109に記憶される処理プログラム、特に、画像処理プログラムとして、ここでは例えば、上記図2のフローチャートに従った処理プログラムを用いる。
したがって、CPU108は、メインメモリ109から上記図2で示される画像処理プログラムを読み出して実行することで、以下に説明するような本装置100全体の動作制御を行う。
【0033】
ステップS200:
X線発生回路101は、被写体(被検査体)103に対してX線ビーム102を放射する。
X線発生回路101から放射されたX線ビーム102は、被検査体103を減衰しながら透過して、2次元X線センサ104に到達し、2次元X線センサ104からX線画像として出力される。ここでは、2次元X線センサ104から出力されるX線画像を、例えば、人体部画像とする。
【0034】
データ収集回路105は、2次元X線センサ104から出力されたX線画像を電気信号に変換し、これを前処理回路106に供給する。
前処理回路106は、データ収集回路105からの信号(X線画像信号)に対して、オフセット補正処理やゲイン補正処理等の前処理を施す。
前処理回路106での処理後画像信号は入力画像(原画像)の情報として、CPU108の制御によりCPUバス115を介して、メインメモリ109及び画像処理回路111にそれぞれ転送される。
【0035】
ステップS201:
画像処理回路111において、ヒストグラム作成回路112は、CPU108の制御により転送されてきた原画像のヒストグラムを作成する。
【0036】
ステップS202:
有無判定回路113は、詳細は後述するが、ヒストグラム作成回路112で作成されたヒストグラムの形状に基き、原画像のす抜けの有無を判定する。
この判定の結果、す抜け有りの場合には次のステップS203に進み、す抜け無しの場合には後述するステップS205に進む。
【0037】
ステップS203:
ステップS202での判定の結果、す抜け有りの場合、す抜け値抽出回路114は、す抜け値を抽出する。
尚、ここでのす抜け値を抽出処理については、[第2の実施の形態]において一例を挙げて説明する。
【0038】
ステップS204:
特徴抽出回路115は、第1の特徴抽出処理機能により、原画像から特徴量を抽出する。
ここでの第1の特徴抽出処理機能とは、す抜け有り原画像に対応した処理であり、例えば、特開平11−096380号や特開平11−76881号等に記載された特徴量抽出方法により、す抜け値抽出回路114で得られたす抜け値に基いて、原画像からす抜け領域を削除して被写体領域を抽出し、当該被写体領域から特徴量を抽出する機能である。
この処理後、後述するステップS206へ進む。
【0039】
ステップS205:
ステップS202での判定の結果、す抜け無しの場合、特徴抽出回路115は、第2の特徴抽出処理機能により、原画像から特徴量を抽出する。
ここでの第2の特徴抽出処理機能とは、す抜け無し原画像に対応した処理である。
この処理後、次のステップS206へ進む。
【0040】
ステップS206:
ステップS204又はS205の処理後、階調変換回路116は、特徴抽出回路115で得られた特徴量に基いて、原画像への階調変換処理を行う。
【0041】
階調変換回路116で階調変換処理された原画像は、例えば、モニタ表示されたり、フィルム上に出力されたりする。
【0042】
ここでh、ステップS202でのす抜け有無の判定処理について具体的に説明する。
ステップS202では、有無判定回路113が、ヒストグラム作成回路112で作成されたヒストグラムの形状に基いて、原画像のす抜けの有無を判定するが、このときのヒストグラムの一例として、図3(A)及び(B)に示すようなヒストグラム300を挙げる。
【0043】
上記図3(A)及び(B)において、“301”及び“303”は、ヒストグラム300の第1のピークの高さを示し、“302”は、第1のピーク301の半分の値における第1のピーク301の幅を示す。“304”は、第1のピーク303の5%の値における第1のピーク303の幅を示す。
【0044】
図4は、有無判定回路113の動作の一例をフローチャートにより示したものである。
以下、有無判定回路113の動作について、上記図4と共に、上記図3(A)を用いて具体的に説明する。
【0045】
先ず、ヒストグラム作成回路112で原画像のヒストグラムが作成され(ステップS401)、有無判定回路113は、当該ヒストグラムを、高画素値側(例えば、X線がセンサ面に強くあたっている側)から走査して凸部を検出し、最初の凸部の最大頻度を示す点を第1のピーク301とする(ステップS402)。
【0046】
尚、ここでの凸部とは、ヒストグラム上の3点の並びから判断し、3点の真中の値が他の2点より大きい部分を示すものとする。
【0047】
次に、有無判定回路113は、ステップS402で取得した第1のピーク301の高さを求め(ステップS403)、その半分の点における、第1のピーク301の幅302を取得する(ステップS404)。
【0048】
次に、有無判定回路113は、ステップS403で取得した第1のピーク301の高さを“p1”とし、ステップS404で取得した第1のピーク301の幅302を“w1”として、
R1=p1/w1 … (1)
なる式(1)で示される比率R1を算出する(ステップS405)。
【0049】
そして、有無判定回路113は、ステップS405で求めた比率R1と、例えば、予め経験的に決定された定数Aとを比較し(ステップS406)、比率R1が定数Aより大きい場合にはす抜け有りと判定し(ステップS408)、一方比率R1が定数A以下である場合にはす抜け無しと判定する(ステップS407)。
【0050】
上述のようなす抜け有無の判定処理は、す抜けはセンサに直接X線があたっている領域であり、当該す抜け領域の画素値はほぼ同一の値を示すことから、す抜けが存在する場合には鋭いピークが存在することになり、この鋭さを定量化することで、す抜けの有無しを判定する処理である。
【0051】
ところで、す抜けが無い画像であっても、例えば、胸椎の撮影画像のように、肺野部を含む画像では、そのヒストグラムの第1のピークが鋭くなる場合がある。しかしながら、この場合においても、第1のピークのふもと部分の幅が太くなる傾向がある。これは、肺野部と肺野部以外の臓器の画素値の重なりが大きいためである。この特性に注目した場合のす抜け有無の判定処理を、図5及び上記図3(B)を用いて説明する。
【0052】
先ず、上記図4に示したステップS401及びステップS402と同様にして、ヒストグラム作成回路112で原画像のヒストグラムが作成され(ステップS501)、有無判定回路113は、当該ヒストグラムを、高画素値側(例えば、X線がセンサ面に強くあたっている側)から走査して凸部を検出し、最初の凸部の最大頻度を示す点を第1のピーク303とする(ステップS502)。
【0053】
次に、有無判定回路113は、ステップS502で取得した第1のピーク303の高さを求め(ステップS503)、その高さ5%の点における、第1のピーク303の幅304を取得する(ステップS504)。
【0054】
次に、有無判定回路113は、ステップS503で取得した第1のピーク305の高さを“p2”とし、ステップS504で取得した第1のピーク301の幅304を“w5”として、
R2=p2/w2 … (2)
なる式(2)で示される比率R2を算出する(ステップS505)。
【0055】
そして、有無判定回路113は、ステップS505で求めた比率R2と、例えば、予め経験的に決定された定数Bとを比較し(ステップS506)、比率R2が定数Bより大きい場合にはす抜け有りと判定し(ステップS508)、一方比率R2が定数B以下である場合にはす抜け無しと判定する(ステップS507)。
【0056】
上述のように本実施の形態では、原画像(対象画像)のヒストグラムの形状に基いて、原画像のす抜けの有無を判定するように構成したので、安定してす抜けの有無を判定することができる。これは、す抜けが存在する場合には必ず鋭いピークがヒストグラム上に現れるためである。
【0057】
また、ピークの高さとピーク幅の比率に基いて、す抜けの有無を判定するように構成したので、さらに安定してす抜けの有無を判定することができる。これは、ピークの幅とピーク高さの比率は、ピークの鋭さを簡易に安定して示すものであるためである。
【0058】
また、ピークの高さとピークの5%点の幅の比率に基いて、す抜けの有無を判定するように構成したので、さらに安定してす抜けの有無を判定することができる。これは、当該比率はピークの鋭さを示す指標となることに加え、す抜けが存在しない場合には当該比率が極端に下がる性質を有するため、す抜けが存在しないのに鋭いピークが存在する場合であっても、誤ってす抜け有りと判定されることを防ぐことができるためである。
【0059】
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、上記図1に示したX線撮影装置100のす抜け値抽出回路114の動作を、以下のようにする。
【0060】
まず、図6(A)及び(B)は、ヒストグラム作成回路112で得られるヒストグラム600を示したものである。
上記図6(A)において、“601”は、第1のピークを示し、“603”は、第2のピークを示し、“602”は、す抜け値を示す。また、上記図6(B)において、“604”は、第1のピークの高さを示し、“605”は、第1のピークの半値幅を示す。
【0061】
図7は、す抜け値抽出回路114の動作をフローチャートにより示したものである。
上記図7に示されるす抜け値抽出回路114の動作を、上記図6(A)を用いて説明する。
【0062】
先ず、有無判定回路113によりす抜け有りと判定された場合(ステップS701)、す抜け値抽出回路114は、ヒストグラム作成回路112で作成されたヒストグラム600の形状を解析して、第2のピーク603を検出する(ステップS702)。
【0063】
そして、す抜け値抽出回路114は、第1のピーク601と第2のピーク603の間の画素値幅の中で、最少の頻度を示す点602をす抜け領域を代表する点(す抜け値)として取得する(ステップS703)。
【0064】
ここで、例えば、ベイズ推定に代表されるように、2つの分布を最も効率よく分離するのは分布のピーク間の最小値を示す点であることによる。このため、本実施の形態では、す抜け値を、す抜け領域の画素値の分布と、被写体領域の画素値の分布との境界点を、す抜け領域を代表する点としている。これにより、安定してす抜け領域を代表する画素値(す抜け値)を取得することができる。
【0065】
上述のような抜け値抽出回路114の動作の他の例として、例えば、図8に示される動作を挙げる。
上記図8に示されるす抜け値抽出回路114の動作を、上記図6(B)を用いて説明する。
【0066】
先ず、ヒストグラム作成回路112によりヒストグラム600が作成されると(ステップS801)、す抜け値抽出回路114は、当該ヒストグラム600の形状を解析して第1のピークを抽出し(ステップS802)、当該ピークの高さ604を取得する(ステップS803)。
【0067】
次に、す抜け値抽出回路114は、ステップS803で取得した第1のピークの高さ604に基いて、半値幅605を取得する(ステップS804)。
【0068】
そして、す抜け値抽出回路114は、ステップS804で取得した半値幅605を“W”とし、す抜け領域を代表する画素値G2を、
G2=G1+W … (3)
なる式(3)により求める(ステップS805)。
【0069】
ステップS805で得られた画素値G2(す抜け値)は、す抜け領域の分布を代表する半値幅に基いて、す抜け領域を代表する値としたものである。このような画素値G2に基いて、特徴抽出回路115は特徴抽出処理を行うことになる。
【0070】
また、す抜け値G2以上の画素値を一定値とすることで、す抜け領域のノイズをなくすことができる。
【0071】
上述のように本実施の形態によれば、す抜け領域がある場合には、ヒストグラム上に必ず鋭いピークが存在することに着目し、その鋭いピークの分布と被写体側の分布の重なりが最も少ない点を安定して取得できるため、その点を、す抜け値を代表する画素値としたことで、安定してす抜け値を取得することができる。
【0072】
また、ピークの半値幅はす抜け領域の広狭にかかわらず、ピーク値に対してほぼ一定した比率を示すことにより、この半値幅で示される値を代表値とすることで、安定してす抜け領域を代表する値(す抜け値)を取得することができる。
【0073】
以上説明したように、第1及び第2の実施の形態によれば、対象画像のヒストグラムの形状に基いて、対象画像のす抜けの有無を判別するように構成したことにより、安定してす抜けの有無を判別することができる。これは、す抜けが存在する場合には、必ずヒストグラム上に鋭いピークを示すためである。このような判別結果に基いて、例えば、階調変換処理に用いる特徴量の抽出処理を行うことで、良好な階調変換処理後の画像を安定して提供することができる。
【0074】
また、す抜け有りの場合に、そのす抜け値(代表値)を取得するように構成したので、この代表値を用いることで、階調変換処理のための特徴量の抽出処理を安定して行える。また、す抜け領域を代表値に基いた一定値とすることで、す抜け領域のノイズを除去することができる。
【0075】
また、ヒストグラムの高さ及び幅に基いて、す抜けの有無の判別を行うように構成したので、より安定してす抜けの有無を判定することができる。これは、す抜けが存在する場合には必ず、ヒストグラム上に鋭いピークが示され、このピークの鋭さはピークの高さ及び幅で示されるためである。
【0076】
また、ピークの高さと幅(ピークの5%点の幅と高さ等)の比率に基いて、す抜けの有無の判別を行うように構成したので、より安定してす抜けの有無を判定することができる。これは、当該比率はピークの鋭さを示す指標となることに加え、す抜けが存在しない場合には当該比率が極端に下がる性質を有するため、す抜けが存在しないのに鋭いピークが存在する場合であっても、誤ってす抜け有りと判定されることを防ぐことができるためである。
【0077】
また、ピークの高さと幅の比率が所定値以上であるか否かに基いて、す抜けの有無の判別を行うように構成したので、より安定してす抜けの有無を判定することができる。これは、例えば、ピークの下部点の幅とピークの高さの比率は、ピークの鋭さを示す指標となることに加え、す抜けが存在しない場合には、当該比率が極端に下がる性質を有するため、す抜けが存在しないにもかかわらず鋭いピークが示される場合であっても、誤ってす抜け有りと判別されることを確実に防ぐことができるためである。
【0078】
また、す抜け有りの場合に、そのす抜け値(代表値)を取得する際に、ヒストグラムの第1のピークを示す画素値と第2のピークを示す画素値の間の画素値で最少頻度を示す画素値をす抜け値とするように構成したので、より安定してす抜け値を取得することができる。これは、す抜け領域がある場合には必ず鋭いピークが存在し、その鋭いピークの分布と被写体側の分布の重なりが最も少ない点を安定して取得できるため、その点をす抜け領域を代表する画素値(す抜け値)としたことによる。また、ピークの半値幅は、す抜け領域の広狭にかかわらず、ピーク値に対しほぼ一定した比率を示すため、この半値幅で示される値をす抜け値としたことによる。
【0079】
また、す抜け有りの場合に、そのす抜け値(代表値)を取得する際に、ヒストグラムの形状に基いてす抜け値を取得するように構成したので、より安定してす抜け値を取得することができる。これは、す抜け領域を示すヒストグラム上の形状は安定しているため、その形状を解析することで、す抜け値を安定して取得できるためである。
【0080】
また、す抜け有りの場合に、そのす抜け値(代表値)を取得する際に、ヒストグラムのピークの高さ及び幅に基いてす抜け値を取得するように構成したので、より安定してす抜け値を取得することができる。これは、ピークの半値幅はす抜け領域の広狭にかかわらず、ピーク値に対しほぼ一定した比率を示すため、この半値幅で示される値を代表値とすることで、安定してす抜け領域を代表する値(す抜け値)を取得できるためである。
【0081】
尚、本発明の目的は、第1及び第2の実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が第1及び第2の実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体及び当該プログラムコードは本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、第1及び第2の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1及び第2の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1及び第2の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0082】
図9は、上記コンピュータ機能900の構成の一例を示したものである。
コンピュータ機能900は、上記図9に示すように、CPU901と、ROM902と、RAM903と、キーボード(KB)909のキーボードコントローラ(KBC)905と、表示部としてのCRTディスプレイ(CRT)910のCRTコントローラ(CRTC)906と、ハードディスク(HD)911及びフレキシブルディスク(FD)912のディスクコントローラ(DKC)907と、ネットワーク920との接続のためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)908とが、システムバス904を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
【0083】
CPU901は、ROM902或いはHD911に記憶されたソフトウェア、或いはFD912より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス604に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU901は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM902、或いはHD911、或いはFD912から読み出して実行することで、第1及び第2の実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
【0084】
RAM903は、CPU901の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。
KBC905は、KB909や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。
CRTC906は、CRT910の表示を制御する。
DKC907は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本実施の形態での動作を実現するための処理プログラム等を記憶するHD911及びFD912とのアクセスを制御する。
NIC908は、ネットワーク920上の装置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、対象画像のヒストグラムの形状に基いて、対象画像のす抜けの有無を判別する構成により、常に正確に安定してす抜けの有無を判別することができる。これにより、例えば、す抜け領域に基いて抽出した特徴量を用いた階調変換処理等を適切に行うことができるため、良好な処理後画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用したX線撮影装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記X線撮影装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】上記X線撮影装置において処理対象となるX線画像のヒストグラムの一例を説明するための図である。
【図4】上記X線撮影装置の有無判定回路の動作の一例(例1)を説明するためのフローチャートである。
【図5】上記X線撮影装置の有無判定回路の動作の一例(例2)を説明するためのフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態における上記X線撮影装置で処理対象となるX線画像のヒストグラムの一例を説明するための図である。
【図7】上記X線撮影装置のす抜け値抽出回路の動作の一例(例1)を説明するためのフローチャートである。
【図8】上記X線撮影装置のす抜け値抽出回路の動作の一例(例2)を説明するためのフローチャートである。
【図9】コンピュータ読取可能な記憶媒体から上記X線撮影装置の機能を実現させるためのプログラムを読み出して実行するコンピュータの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 X線撮影装置
101 X線発生回路
102 X線ビーム
103 被写体
104 2次元X線センサ
105 データ収集回路
106 前処理回路
107 CPUバス
108 CPU
109 メインメモリ
110 操作パネル
111 画像処理回路
112 ヒストグラム作成回路
113 有無判定回路
114 す抜け値抽出回路
115 特徴量抽出回路
116 階調変換回路

Claims (6)

  1. 放射線撮影して得られた画像の画像処理装置であって、
    前記画像のヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、
    前記ヒストグラム生成手段で得られたヒストグラムの高画素値側の第1のピークの高さと該ピークの所定の高さにおける幅との比率が所定値より大きい場合に前記画像にす抜けがあると判別する判別手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 放射線撮影して得られた画像の画像処理装置であって、
    前記画像のヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、
    前記ヒストグラム生成手段で得られたヒストグラムの高画素値側の第1のピークの高さと該ピークの半値幅との比率が所定値より大きい場合に前記画像にす抜けがあると判別する判別手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 複数の機器が互いに通信可能に接続されてなる画像処理システムであって、
    前記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1又は2に記載の画像処理装置の機能を有することを特徴とする画像処理システム。
  4. 放射線撮影して得られた画像の画像処理方法であって、
    前記画像のヒストグラムを生成するヒストグラム生成ステップと、
    前記ヒストグラム生成ステップにより得られたヒストグラムの高画素値側の第1のピークの高さと該ピークの所定の高さにおける幅との比率が所定値より大きい場合に前記画像にす抜けがあると判別する判別ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  5. 放射線撮影して得られた画像の画像処理をさせるためのプログラムであって、
    前記画像のヒストグラムを生成するヒストグラム生成ステップと、
    前記ヒストグラム生成ステップにより得られたヒストグラムの高画素値側の第1のピークの高さと該ピークの所定の高さにおける幅との比率が所定値より大きい場合に前記画像にす抜けがあると判別する判別ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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