JP2001325594A - 特徴量抽出装置、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

特徴量抽出装置、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体

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JP2001325594A
JP2001325594A JP2000143326A JP2000143326A JP2001325594A JP 2001325594 A JP2001325594 A JP 2001325594A JP 2000143326 A JP2000143326 A JP 2000143326A JP 2000143326 A JP2000143326 A JP 2000143326A JP 2001325594 A JP2001325594 A JP 2001325594A
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Hiroyuki Arahata
弘之 新畠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象画像に対する階調変換処理等の画像処理
を、安定して且つ高精度で行うことができる画像処理装
置を提供する。 【解決手段】 領域取得手段112は、対象画像(X線
撮影画像等)の注目領域を取得する。画素値取得手段1
13は、対象画像の画素値分布に基づいて特定画素値の
範囲を取得する。特徴量取得手段114は、領域取得手
段112により得られた注目領域、及び画素値取得手段
113により得られた特定画素値範囲に基づいて、対象
画像の特徴量を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、放射線
(X線等)撮影により得られた撮影画像から特徴量を抽
出し、その特徴量に基づいて撮影画像に対する階調変換
処理を行う装置やシステムに用いられる、特徴量抽出装
置、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、
及びそれを実施するための処理ステップをコンピュータ
が読出可能に格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、ディジタル技術の進歩によ
り、例えば、X線撮影により得られた撮影画像をディジ
タル化し、そのディジタル画像に画像処理を行って、モ
ニタ装置に表示する、或いはX線診断用のフィルム上に
出力すること等が行われている。
【0003】上記の画像処理としては、撮影画像の濃度
を、その出力先であるモニタ画面やフィルム等にて観察
しやすい濃度値に変換する階調変換処理がある。この階
調変換処理では、例えば、図16に示すような、膝関節
をX線撮影して得られた撮影画像1601をX線診断用
のフィルムに出力する場合、先ず、撮影画像1601を
構成する全ての画素のヒストグラム(画素値の分布)を
作成し、当該ヒストグラムの一定部分点の画素値を特徴
量として抽出する。そして、当該特徴量(画素値)が、
フィルム上において一定濃度値となるように、撮影画像
1601の画素値の変換(階調変換)を行う。
【0004】また、撮影画像1601への階調変換に用
いる特徴量を取得する方法としては、上述したような画
素分布(ヒストグラム)の解析によって取得する方法
(以下、「特徴量抽出方法(1)」と言う)の他に、例
えば、撮影画像1601の関節部1602を注目領域と
して抽出し、当該注目領域1602内の平均画素値等の
統計量を特徴量として取得する方法(以下、「特徴量抽
出方法(2)」と言う)がある。このような特徴量抽出
方法(2)において、撮影画像1601から注目領域1
602を抽出する方法としては、様々な方法が既に提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の特徴量抽出方法(1)及び(2)では、
次のような問題点があったので、対象画像に対する階調
変換処理等の画像処理を、安定して且つ高精度で行うこ
とができなかった。
【0006】まず、特徴量抽出方法(1)では、対象画
像全体の画素値の分布を解析して特徴量を抽出するた
め、対象画像中に存在する被写体部分における局所的な
画素値の分布の変動を受け難く、おおよそ安定した階調
変換処理後の画像を得られる効果がある。しかしなが
ら、特徴量抽出方法(1)では、対象画像全体の画素値
の分布から、2次元的な注目領域、例えば、上記図16
に示した関節部等の注目領域内の画素値を抽出するのが
困難であるため、注目領域の濃度を一定にする等の高精
度な階調変換処理を行うことができない。
【0007】一方、特徴量抽出方法(2)では、対象画
像の注目領域内の画素値の統計量から特徴量を抽出する
ため、注目領域の濃度を一定にする等の高精度な階調変
換処理を行うことができる。しかしながら、特徴量抽出
方法(2)では、対象画像の注目領域内の画素値のみし
か考慮しないため、注目領域内の画素値の分布が通常の
状態でない場合、例えば、注目領域内にビス等の金属部
分が存在する場合や、骨部と軟部組織の比率が極端に違
った場合等では、階調変換処理に用いる特徴量として最
適な特徴量が得られない。したがって、安定した階調変
換処理を行うことができない。
【0008】上述のように、特徴量抽出方法(1)は、
安定した階調変換処理を行うことはできるが高精度な当
該処理を行うことはできず、一方の特徴量抽出方法
(2)は、高精度の階調変換処理を行うことはできるが
安定した階調変換処理を行うことができなかった。した
がって、従来では、対象画像に対する階調変換処理等の
画像処理を、安定して且つ高精度で行うことができなか
った。
【0009】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、対象画像に対する階調変換処理
等の画像処理を、安定して且つ高精度で行うことが可能
な、特徴量抽出装置、画像処理装置、画像処理システ
ム、画像処理方法、及びそれを実施するための処理ステ
ップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、対象画像の注目領域を取得する領域取得
手段と、対象画像の画素値分布に基づいて特定画素値の
範囲を取得する画素値取得手段と、上記領域取得手段に
より得られた注目領域、及び上記画素値取得手段により
得られた特定画素値範囲に基づいて、対象画像の特徴量
を取得する特徴量取得手段とを備えることを特徴とす
る。
【0011】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記特徴量取得手段は、上記注目領域内での上記特定画
素値範囲の値を有する画素の数に基づいて、上記注目領
域を変更することを特徴とする。
【0012】第3の発明は、上記第2の発明において、
上記特徴量取得手段は、上記注目領域内での上記特定画
素値範囲の値を有する画素の数が所定数以下である場合
に上記注目領域を変更することを特徴とする。
【0013】第4の発明は、上記第2の発明において、
上記特徴量取得手段は、上記注目領域の位置を螺旋状の
移動経路に従って変更することを特徴とする。
【0014】第5の発明は、上記第2の発明において、
上記特徴量取得手段は、上記注目領域の位置を直線状の
移動経路に従って変更することを特徴とする。
【0015】第6の発明は、上記第2の発明において、
上記特徴量取得手段は、上記注目領域を拡大変更するこ
とを特徴とする。
【0016】第7の発明は、上記第1の発明において、
上記画素値取得手段は、対象画像のヒストグラムを作成
し、当該ヒストグラムを解析した結果から、上記特定画
素値の範囲を取得することを特徴とする。
【0017】第8の発明は、上記第1の発明において、
上記画素値取得手段は、対象画像の累積ヒストグラムを
作成し、当該累積ヒストグラムを解析した結果から、上
記特定画素値の範囲を取得することを特徴とする。
【0018】第9の発明は、上記第1の発明において、
対象画像は、放射線撮影により得られた画像を含むこと
を特徴とする。
【0019】第10の発明は、対象画像から抽出された
特徴量に基づいて、対象画像に対する任意の画像処理を
行う画像処理装置であって、請求項1〜9の何れかに記
載の特徴量抽出装置の機能を有することを特徴とする。
【0020】第11の発明は、上記第10の発明におい
て、上記画像処理は、階調変換処理を含むことを特徴と
する。
【0021】第12の発明は、複数の機器が互いに通信
可能に接続されてなる画像処理システムであって、上記
複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜
9の何れかに記載の特徴量抽出装置、又は請求項10及
び11のの何れかに記載の画像処理装置の機能を有する
ことを特徴とする。
【0022】第13の発明は、対象画像から特徴量を抽
出するための処理ステップを含む画像処理方法であっ
て、上記処理ステップは、対象画像の注目領域を抽出す
る領域抽出ステップと、対象画像の画素値分布を解析し
て、特定画素値の範囲を抽出する画素値抽出ステップ
と、上記領域抽出ステップにより得られた注目領域、及
び上記画素値抽出ステップにより得られた特定画素値領
域から、対象画像の特徴量を取得する特徴取得ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0023】第14の発明は、対象画像の特徴量に基づ
き対象画像へ画像処理を施すための処理ステップを含む
画像処理方法であって、上記処理ステップは、対象画像
の注目領域を抽出する領域抽出ステップと、対象画像の
画素値分布を解析して、特定画素値の範囲を抽出する画
素値抽出ステップと、上記領域抽出ステップにより得ら
れた注目領域、及び上記画素値抽出ステップにより得ら
れた特定画素値領域から、対象画像の特徴量を取得する
特徴取得ステップと、上記特徴取得ステップにより得ら
れた特徴量に基づいて、対象画像へ画像処理を施す画像
処理ステップとを含むことを特徴とする。
【0024】第15の発明は、上記第14の発明におい
て、上記画像処理は、階調変換処理を含むことを特徴と
する。
【0025】第16の発明は、上記第13又は14の発
明において、上記特徴取得ステップは、上記領域抽出ス
テップにより得られた注目領域内での、上記画素値抽出
ステップにより得られた特定画素値範囲の画素値の数を
判定し、当該画素値数が所定数になるまで、上記注目領
域の領域を変更し、上記画素値数が所定数に達したな
ら、変更後の注目領域に基づき特徴量を取得するステッ
プを含むことを特徴とする。
【0026】第17の発明は、上記第16の発明におい
て、上記特徴取得ステップは、上記注目領域の変更を螺
旋状に行うステップを含むことを特徴とする。
【0027】第18の発明は、上記第16の発明におい
て、上記特徴取得ステップは、上記注目領域の変更を直
線状に行うステップを含むことを特徴とする。
【0028】第19の発明は、上記第16の発明におい
て、上記特徴取得ステップは、上記注目領域を拡大する
ステップを含むことを特徴とする。
【0029】第20の発明は、上記第13又は14の発
明において、上記画素値抽出ステップは、対象画像のヒ
ストグラムを作成し、当該ヒストグラムの形状を解析
し、当該解析結果から、上記特定画素値範囲を抽出する
ステップを含むことを特徴とする。
【0030】第21の発明は、上記第13又は14の発
明において、上記画素値抽出ステップは、対象画像の累
積ヒストグラムを作成し、当該累積ヒストグラムを解析
し、当該解析結果から、上記特定画素値範囲を抽出する
ステップを含むことを特徴とする。
【0031】第22の発明は、上記第13又は14の発
明において、対象画像は、放射線撮影により得られた画
像を含むことを特徴とする。
【0032】第23の発明は、請求項1〜9の何れかに
記載の特徴量抽出装置の機能、又は請求項10及び11
の何れかに記載の画像処理装置の機能、又は請求項12
記載の画像処理システムの機能を実施するための処理プ
ログラムを、コンピュータが読出可能に格納した記憶媒
体であることを特徴とする。
【0033】第24の発明は、請求項13〜22の何れ
かに記載の画像処理方法の処理ステップを、コンピュー
タが読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とす
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0035】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すようなX線撮影装置100に適用される。こ
のX線撮影装置100は、X線撮影して得られた撮影画
像に対して階調変換処理等を施す画像処理機能を有する
ものであり、特に、階調変換処理に用いる特徴量を抽出
する方法として、処理対象となる撮影画像(対象画像)
の注目領域を構造解析的に抽出して当該注目領域から特
徴量を抽出する方法と、対象画像全体の画素値の分布
(ヒストグラム)を解析する方法とのハイブリッド方法
を採用している。すなわち、本実施の形態では、対象画
像において、特徴量を抽出する領域(注目領域)を、画
像の形状的特徴(構造解析的特徴)に基づき抽出し、当
該注目領域から特徴量を、画像全体の画素値の分布の特
徴(ヒストグラムの解析結果)に基づき抽出する。以
下、本実施の形態でのX線撮影装置100について具体
的に説明する。
【0036】<X線撮影装置100の全体構成>X線撮
影装置100は、上記図1に示すように、X線を発生す
るX線発生回路101と、被写体103を透過したX線
光が結像される2次元X線センサ104と、2次元X線
センサ104から出力される撮影画像を収集するデータ
収集回路105と、データ収集回路105にて収集され
た撮影画像へ前処理を施す前処理回路106と、前処理
回路106での前処理後の撮影画像(原画像)等の各種
データや各種処理実行のための処理プログラム等を記憶
するメインメモリ109と、X線撮影実行等の指示や各
種設定を本装置100に対して行うための操作パネル1
10と、前処理回路106での前処理後の撮影画像(原
画像)へ階調変換処理等の画像処理を施す画像処理回路
111と、本装置100全体の動作制御を司るCPU1
08とを含んでなり、データ収集回路105、前処理回
路106、画像処理回路111、CPU108、メイン
メモリ109、及び操作パネル110はそれぞれCPU
バス107に接続され互いにデータ授受できるようにな
されている。
【0037】画像処理回路111は、前処理回路106
での前処理後の撮影画像(原画像)から注目領域を抽出
する領域解析回路112と、上記原画像全体の画素値の
分布から特定画素値の範囲を取得する画素値解析回路1
13と、領域解析回路112にて得られた注目領域及び
画素値解析回路113にて得られた特定画素値範囲に基
づいて特徴量を抽出する特徴量抽出回路114と、特徴
量抽出回路114にて得られた特徴量に基づいて上記原
画像へ階調変換処理を施す階調変換回路115とを含ん
でいる。
【0038】<X線撮影装置100の動作>まず、メイ
ンメモリ109は、CPU108での各種制御処理実行
に必要なデータや処理プログラム等が予め記憶されるメ
モリであると共に、CPU108の作業用としてのワー
クメモリを含むものである。特に、メインメモリ109
には、図2に示すフローチャートをメイン処理とする特
徴量抽出及び階調変換のための処理プログラムが記憶さ
れる。したがって、CPU108がメインメモリ109
から上記処理プログラムを読み出して実行することで、
X線撮影装置100では、操作パネル110からの操作
に従った、以下に説明するような動作が実施される。
【0039】ステップS200:先ず、X線発生回路1
01は、被写体(被検査体)103に対してX線ビーム
102を放射する。このX線発生回路101から放射さ
れたX線ビーム102は、被検査体103を減衰しなが
ら透過して、2次元X線センサ104に到達し、2次元
X線センサ104により撮影画像(X線画像)として出
力される。ここでは、2次元X線センサ104から出力
されるX線画像を、例えば、膝関節の画像とする。
【0040】次に、データ収集回路105は、2次元X
線センサ104から出力されたX線画像を電気信号に変
換し、それを前処理回路106に供給する。前処理回路
106は、データ収集回路105からの信号(X線画像
信号)に対して、オフセット補正処理やゲイン補正処理
等の前処理を行う。前処理回路106での前処理後のX
線画像信号は、CPU108の制御により、CPUバス
107を介して、メインメモリ109及び画像処理回路
111へそれぞれ転送される。
【0041】ステップS201:画像処理回路111に
おいて、領域解析回路112は、前処理回路106での
前処理後のX線画像(以下、「原画像」とも言う)から
注目領域を任意の方法によって抽出する。具体的には、
図3に示すフローチャートに従って、本ステップS20
1での処理(注目領域の抽出処理)が実行される。
【0042】上記図3に示すように、先ず、領域解析回
路112は、原画像全体を構成する画素の中で最大値を
有する画素値を取得する(ステップS301)。
【0043】次に、領域解析回路112は、原画像にお
いて、ステップS301にて取得した最大画素値から、
例えば、95%点までの画素値をす抜け領域として抽出
し、当該す抜け領域内の画素値を、例えば、“0”画素
値に置き換える(ステップS302)。この結果、原画
像(ここでは、膝関節の画像)に対してステップS30
2の処理が施された後の画像として、図4に示すような
画像400が得られることになる。
【0044】次に、領域解析回路112は、原画像にお
ける被写体部分の下側の領域の輪郭線を抽出する(ステ
ップS303)。具体的には例えば、領域解析回路11
2は、原画像において、その下側から上側の縦方向に画
素値を検索し、画素値が“0”画素値から“0”画素値
でなくなる境界線を輪郭線として抽出する。尚、ここで
は、被写体部分の下側領域の輪郭線を抽出するようにし
ているが、輪郭線を抽出する領域を、被写体部分の上側
とするか下側とするかは、当該被写体の情報によって異
なる。
【0045】次に、領域解析回路112は、ステップS
303にて取得した輪郭線上の接線ベクトルを、原画像
の左から右に向かう方向で算出する。ここでは、例え
ば、輪郭線上の一定2点間の向きとする。そして、領域
解析回路112は、算出した接線ベクトルの外積値を算
出する(ステップS304)。この結果、例えば、図5
に示すような、原画像400(上記図4参照)の輪郭線
(膝輪郭)501における外積値502が得られる。こ
の図5において、横軸は原画像400での座標を示し、
縦軸は座標及び外積の値を示し、単位は全て任意として
いる。
【0046】次に、領域解析回路112は、ステップS
304にて取得した外積値502(上記図5参照)の最
大値を検出し、その最大値に対応する輪郭線501上の
座標を、輪郭線501上で最も曲率の高い座標Mとする
(ステップS305)。
【0047】そして、領域解析回路112は、ステップ
S305にて取得した座標Mでの外積値を算出するため
に用いた接線ベクトルの2点の座標を結ぶ線と直交する
位置を中心とする、一定距離(例えば、4cm相当)の
領域を注目領域(ROI)とする。したがって、上記図
4に示すように、画像400の注目領域としては、図中
“□”で示す領域部分401が得られる。
【0048】尚、ステップS201での注目領域抽出処
理としては、上記図3に示したステップS301〜S3
06による処理に限られることはなく、任意の注目領域
抽出処理が適用可能である。
【0049】ステップS202:上記図2に戻って参照 画素値解析回路113は、原画像全体のヒストグラムを
作成し、そのヒストグラムを解析することで、原画像に
おける特定画素値の範囲を特定する。具体的には、図6
に示すフローチャートに従って、本ステップS202で
の処理(ヒストグラム解析処理)が実行される。
【0050】上記図6に示すように、先ず、画素値解析
回路113は、任意のヒストグラム作成方法により、原
画像全体のヒストグラムを作成する(ステップS60
1)。この結果、例えば、図7に示すような原画像(こ
こでは、膝関節の画像)全体のヒストグラムが作成され
る。
【0051】次に、画素値解析回路113は、ステップ
S601にて作成したヒストグラムにおいて、最大画素
値側から最初のピーク点を抽出する(ステップS60
2)。上記図7に示したヒストグラムでは、図中“A”
で示す点が最初のピーク点として抽出される。このピー
ク点Aは、原画像のす抜け領域の画素値aに対応するピ
ーク点である。
【0052】次に、画素値解析回路113は、ステップ
S602にて抽出した最初のピーク点Aの次のピーク点
を抽出する(ステップS603)。この結果、上記図7
に示すように、最初のピーク点Aの次のピーク点Bが抽
出される。このピーク点Bは、原画像において、す抜け
を領域を示すピーク点Aを除いた、最大頻度を示すピー
ク点である。
【0053】そして、画素値解析回路113は、原画像
において、ステップS603にて取得したピーク点Bの
画素値b以下の画素の平均値cを算出する(ステップS
604)。
【0054】ここで、本実施の形態では、2次元X線セ
ンサ104のセンサ面に対して、X線が強くあたる領域
の画素値が大きく、X線が弱くあたる領域の画素値が小
さくなるものとしており、また、金属や骨部は、軟部組
織よりX線の透過率がわるいため低画素値となる。した
がって、ピーク点Bの画素値b以下の平均画素値cより
低い画素値の領域は、骨部及び金属(金属が含まれる場
合)等の画素領域を示す傾向があり、四肢等の骨と軟部
組織から構成される被写体では、ピーク点Bの画素値b
から、当該画素値b以下の平均画素値cまでの範囲が、
骨部の画素領域となる。このため、画素値解析回路11
3は、画素値bから画素値cまでの範囲を、原画像にお
ける特定画素値の範囲として特定する。
【0055】尚、ステップS202でのヒストグラム解
析処理としては、上記図5に示したステップS601〜
S604による処理に限られることはなく、任意のヒス
トグラム解析処理が適用可能である。
【0056】ステップS203:上記図2に戻って参照 特徴抽出回路114は、領域解析回路112にて得られ
た注目領域(上記図4の領域401)内において、画素
値解析回路113にて得られた特定範囲(上記図7に示
した画素値b〜画素値cの範囲)の画素値から特徴量を
取得する。ここでの特徴量としては、その一例として、
画素の中間値や平均値等とする。
【0057】ステップS204:階調変換回路115
は、特徴抽出回路114にて得られた特徴量に基づい
て、原画像へ階調変換処理を施す。例えば、特徴量が一
定濃度となるように、原画像の階調を変換する。
【0058】上述のように、本実施の形態では、原画像
から注目領域を抽出すると共に、原画像全体の画素分布
(ヒストグラム)から画素値の特定範囲を抽出し、これ
らの情報を用いて、注目領域内の画素値の中で特定範囲
内にある画素値から特徴量を抽出する。このような構成
により、例えば、膝関節の原画像から抽出された注目領
域としての膝関節部分の領域において、特徴量として抽
出する画素を、原画像全体のヒストグラムから得られた
骨部領域の画素値範囲内の画素値に絞りこむことができ
る。
【0059】したがって、原画像全体のヒストグラムの
みを用いる従来の特徴量抽出方法では、大まかな目的領
域(骨部領域)の画素値は抽出できても、注目領域(膝
関節部分の領域)内の画素値を絞り込むことが困難であ
ったが、本実施の形態によれば、注目領域の抽出をも行
っている構成により、骨部領域でも膝関節の骨部領域と
いった、特徴量として抽出する画素値の絞り込みを行う
ことができるため、さらに高精度な階調変換処理を行う
ことができる。
【0060】また、原画像から抽出した注目領域のみを
用いる従来の特徴量抽出方法では、例えば、原画像中に
金属や軟部組織の領域がある場合、注目領域内の画素値
の分布が通常よりずれていることにより、適切な特徴量
が抽出できなかったが(特徴量のぶれ)、本実施の形態
によれば、原画像全体のヒストグラムの解析結果をも用
いる構成により、注目領域内における画素分布の異常の
影響(金属部分の領域内の画素の影響)を受けることな
く、通常の画素の範囲(骨部の画素値の範囲)の画素値
を特徴量として抽出することができる。
【0061】また、原画像全体のヒストグラムの形状を
解析して、注目領域の画素値の範囲を抽出するように構
成したので、当該抽出処理を高精度に行える。
【0062】よって、本実施の形態によれば、原画像に
対する階調変換処理を、安定して且つ高精度で行うこと
ができる。
【0063】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
上記図1に示したX線撮影装置100において、領域解
析回路112での処理(上記図2に示したステップS2
01の処理)を、例えば、図8のフローチャートに従っ
た処理とし、画素値解析回路113での処理(上記図2
に示したステップS202の処理)を、例えば、図9の
フローチャートに従った処理とする。
【0064】<領域解析回路112での処理:上記図8
参照>領域解析回路112は、次のステップS801〜
S804の処理を、図10(a)に示すような原画像
(膝関節の画像)1000の全水平行に対して実行す
る。
【0065】先ず、領域解析回路112は、例えば、上
記図10(a)の原画像1000において、対象水平軸
1001上のプロファイルを作成する(ステップS80
1)。この結果、上記図10(b)に示すような、原画
像1000を水平に横切る対象ライン1001上のプロ
ファイルが作成される。
【0066】次に、領域解析回路112は、ステップS
801にて作成したプロファイル上の凹部領域を抽出す
る(ステップS802)。具体的には、対象水平軸10
01上の座標の各点において、対象点とその前後2点の
各画素値の差を検出し、対象点の画素値が前後2点の画
素値より小さいか否かを判断し、小さい場合に凹部領域
とする。
【0067】次に、領域解析回路112は、ステップS
802にて抽出した凹部領域の最低画素値の座標を抽出
する(ステップS803)。この結果、上記図10
(b)では、凹部領域の最低画素値の座標cが抽出され
る。
【0068】そして、領域解析回路112は、ステップ
S803にて抽出した座標cから一定距離にある点e及
びdを抽出し、これらの点e及びdに対応するライン領
域を抽出する(ステップS804)。ここで、通常、骨
部の領域はX線の透過率が悪く画素値が低くなり、骨部
の厚みが最もある骨部の中心辺りの画素値が最も値が小
さくなる性質を示す。したがって、凹部領域の最低画素
値の座標cを中心とした一定距離にある点eから点dま
での範囲が骨部のライン領域として抽出される。
【0069】上述のようなステップS801〜S804
の処理が、上記図10(a)の原画像1000の全水平
行(ライン)に対して実行された結果、原画像1000
の骨部領域として、図11に示すような骨部領域110
0(黒塗部分)が、注目領域として得られる。
【0070】<画素値解析回路113での処理:上記図
9参照>先ず、画素値解析回路113は、原画像(ここ
では、上記図10(a)に示す画像1000)全体にお
ける最大画素値を抽出し、当該最大画素値から、例え
ば、95%以内の値を有する画素領域を、す抜け領域と
して削除する(ステップS901)。この結果、原画像
が、被写体領域とす抜け領域のみで構成されている場
合、被写体領域のみが残ることになる。
【0071】次に、画素値解析回路113は、ステップ
S901にて取得した被写体領域の累積ヒストグラムを
作成する(ステップS902)。
【0072】そして、画素値解析回路113は、ステッ
プS902にて作成した累積ヒストグラムにおいて、画
素値の低い方から20%点の画素値を抽出し(ステップ
S903)、さらに50%点の画素を抽出し(ステップ
S904)、これらの画素値の範囲(20%点の画素値
〜50%点の画素値)を、骨部領域の画素値の範囲とす
る。
【0073】したがって、特徴抽出回路114は、領域
解析回路112にて得られた注目領域(上記図11に示
した骨部領域1100)に属し、さらに、画素値解析回
路113にて得られた画素値範囲(骨部領域の画素値の
範囲)にある画素値から、特徴量を抽出する。この特徴
抽出回路114にて抽出された特徴量が、階調変換回路
115の階調変換処理に用いられる。
【0074】上述のように、本実施の形態では、原画像
の画素値分布(プロファイル)から、おおまかな注目領
域(骨部領域)を抽出し、その注目領域内の画素値を、
原画像の累積ヒストグラムから得られた画素値範囲(形
態的に抽出した骨部領域の画素値範囲)でさらに限定す
るように構成したので、より高精度で安定した階調変換
処理を行うことができる。
【0075】また、原画像から抽出した注目領域(形状
的に抽出した領域)のみを用いる従来の特徴量抽出方法
では、例えば、金属片等が埋め込まれた骨部の原画像の
場合、注目領域内の画素値の分布が通常よりずれている
ことにより、適切な特徴量が抽出できなかったが(特徴
量のぶれ)、本実施の形態によれば、原画像の累積ヒス
トグラムから、骨部領域の画素値範囲を得る構成によ
り、骨部に埋め込まれた金属片の領域の画素値の影響を
受けることなく、適切な画素値を特徴量として抽出する
ことができる。これは、例えば、原画像が膝部の画像で
ある場合、通常撮影で得られる当該画像全体の画素値分
布の形状は、被写体(膝)によらずほぼ決まっており、
画素値分布から、大まかな膝の骨部領域を抽出できるか
らである。また、金属片等の画素値分布は低画素値域に
偏っており、骨部領域の画素値分布に影響を与えないか
らである。この画素値分布の安定性は、画像領域が大き
いほど安定するため、形状的に抽出した骨部領域の画素
値分布のみを考慮する場合より、より安定するためでも
ある。
【0076】また、画素値範囲を抽出する際に、累積ヒ
ストグラムを用いる構成としているので、注目領域の画
素値範囲を容易に抽出することができる。
【0077】(第3の実施の形態)本実施の形態では、
上記図1に示したX線撮影装置100において、特徴抽
出回路114での処理(上記図2に示したステップS2
03の処理)を、例えば、図12のフローチャートに従
った処理とする。すなわち、本実施の形態では、特徴抽
出回路114は、特に、領域解析回路112にて抽出さ
れた注目領域の検証処理を実行する。
【0078】先ず、第1の実施の形態と同様にして、領
域解析回路112により注目領域が抽出され(ステップ
S1201)、画素値解析回路113により特定画素値
範囲が抽出される(ステップS1202)。
【0079】次に、特徴抽出回路114は、領域解析回
路112にて抽出された注目領域内に存在し、さらに画
素値解析回路113にて抽出された画素値範囲にある画
素値の数を検出する。そして、特徴抽出回路114は、
上記検出画素値数が一定数Th以上であるか否かを判別
する(ステップS1203)。
【0080】ステップS1203の判別の結果、上記検
出画素値数が一定数Th以上である場合、特徴抽出回路
114は、注目領域の変更を行わずに、そのまま第1の
実施の形態と同様の処理により、特徴量を抽出する。
【0081】一方、ステップS1203の判別の結果、
上記検出画素値数が一定数Th以上でない場合、特徴抽
出回路114は、注目領域の変更を行う(ステップS1
204)。特徴抽出回路114での注目領域の変更処理
の具体的例(1)〜(3)を以下に挙げる。
【0082】例(1):図13に示すように、螺旋状
に、注目領域(図中“□”で示す)を、番号1→2→3
…の順に変更する。 例(2):図14に示すように、直線状に、注目領域
(図中“□”で示す)を、番号1→2→3…の順に変更
する。 例(3):図15に示すように、注目領域(図中“□”
で示す)の面積を、番号1→2→3…で示される領域の
面積に拡大変更する。
【0083】尚、上記図13〜図15に示した変更処理
では、最初に抽出された注目領域を中心として、逐次、
遠ざかる様に当該領域を変更する。また、ここでは、注
目領域の変更の一例として、幾何学的な変更を挙げた
が、これに限られることはなく、例えば、画素値の傾き
等を考慮して、高画素に依存して変更するようにしても
よい。
【0084】そして、特徴抽出回路114は、変更した
注目領域に対して、再度ステップS1203の処理を実
行することで、変更注目領域内における画素値解析回路
113にて抽出された画素値範囲にある画素値の数が一
定数Th以上であるか否かを判別し、一定数Th以上で
ない場合には再度、注目領域の変更を行う。
【0085】上述のように、本実施の形態では、領域解
析回路112にて抽出された注目領域内において、画素
値解析回路113にて抽出された画素値範囲にある画素
値の数が、所定数でない場合には、当該注目領域を変更
するように構成したので、注目領域内の画素値分布が通
常でない場合、例えば、注目領域の殆どの領域が金属片
の領域で占められている場合や、注目領域内に病変等の
部分がある場合、或いは注目領域の抽出に失敗した場合
等であっても、注目領域を中心として当該領域を通常の
画素値分布を有する領域へ変更することができる。これ
により、常に適切な注目領域を用いて特徴量の抽出を行
える。また、元の注目領域を中心として、当該領域を変
更するので、注目領域内の濃度を一定に保つ階調変換処
理を行える。
【0086】また、注目領域の変更方法として、螺旋状
に変更する方法を用いるようにすれば(上記図13参
照)、元の注目領域に近く、且つ濃度分布に異常のない
領域を、最終的な注目領域とすることができるので、安
定して、且つ高精度の特微量を抽出することができる。
また、直線状に変更する方法の場合には(上記図14参
照)、元の注目領域を中位として、広範囲に濃度分布の
異常がある場合でも、直線的に注目領域を変更すること
になるので、短い処理時間で、濃度分布の異常がない領
域を注目領域とすることができる。また、拡大変更する
方法の場合には(上記図15参照)、元の注目領域の中
心は変更せずに、当該領域を拡大するので、元の注目領
域を中心として特徴量を抽出することができる。
【0087】尚、本発明の目的は、第1〜第3の実施の
形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアの
プログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或い
は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュー
タ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読みだして実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体か
ら読み出されたプログラムコード自体が第1〜第3の実
施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラム
コードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとな
る。プログラムコードを供給するための記憶媒体として
は、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等
を用いることができる。また、コンピュータが読みだし
たプログラムコードを実行することにより、第1〜第3
の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプロ
グラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動し
ているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その
処理によって第1〜第3の実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記憶
媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュー
タに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続さ
れた機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた
後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡
張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1〜
第3の実施の形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とは言うまでもない。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、対
象画像に対する階調変換処理等の画像処理を、安定して
且つ高精度で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
X線撮影装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記X線撮影装置のメイン処理を説明するため
のフローチャートである。
【図3】上記X線撮影装置の領域解析回路での処理を説
明するためのフローチャートである。
【図4】上記X線撮影装置での処理対象となる撮影画像
(原画像)の一例(膝画像)を説明するための図であ
る。
【図5】上記原画像の被写体(膝)の輪郭線及び外積値
を説明するための図である。
【図6】上記X線撮影装置の画素値解析回路での処理を
説明するためのフローチャートである。
【図7】上記原画像のヒストグラムを説明するための図
である。
【図8】第2の実施の形態における、上記X線撮影装置
の領域解析回路での処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図9】第2の実施の形態における、上記X線撮影装置
の画素値解析回路での処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図10】上記画素値解析回路での処理において、プロ
ファイル作成処理を説明するための図である。
【図11】上記画素値解析回路での処理結果を説明する
ための図である。
【図12】第3の実施の形態における、上記X線撮影装
置の特徴抽出回路での処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図13】上記特徴抽出回路での注目領域の変更処理の
一例(螺旋的変更)を説明するための図である。
【図14】上記特徴抽出回路での注目領域の変更処理の
一例(直線的変更)を説明するための図である。
【図15】上記特徴抽出回路での注目領域の変更処理の
一例(拡大変更)を説明するための図である。
【図16】従来の特徴量抽出処理の構成を説明するため
の図である。
【符号の説明】
100 X線撮影装置 101 X線発生回路 102 X線ビーム 103 被写体 104 二次元X線センサ 105 データ収集回路 106 前処理回路 107 CPUバス 108 CPU 109 メインメモリ 110 操作パネル 111 画像処理回路 112 領域解析回路 113 画素値解析回路 114 特徴抽出回路 115 階調変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 AA26 CA50 FF19 FF28 5B057 AA08 BA03 CA02 CA08 CA12 CA16 CC03 CE01 CE11 DA08 DC16 DC23 DC36 5L096 AA03 AA06 BA03 BA13 DA01 FA06 FA14 FA32 FA35 FA37 FA59

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象画像の注目領域を取得する領域取得
    手段と、 対象画像の画素値分布に基づいて特定画素値の範囲を取
    得する画素値取得手段と、 上記領域取得手段により得られた注目領域、及び上記画
    素値取得手段により得られた特定画素値範囲に基づい
    て、対象画像の特徴量を取得する特徴量取得手段とを備
    えることを特徴とする特徴量抽出装置。
  2. 【請求項2】 上記特徴量取得手段は、上記注目領域内
    での上記特定画素値範囲の値を有する画素の数に基づい
    て、上記注目領域を変更することを特徴とする請求項1
    記載の特徴量抽出装置。
  3. 【請求項3】 上記特徴量取得手段は、上記注目領域内
    での上記特定画素値範囲の値を有する画素の数が所定数
    以下である場合に上記注目領域を変更することを特徴と
    する請求項2記載の特徴量抽出装置。
  4. 【請求項4】 上記特徴量取得手段は、上記注目領域の
    位置を螺旋状の移動経路に従って変更することを特徴と
    する請求項2記載の特徴量抽出装置。
  5. 【請求項5】 上記特徴量取得手段は、上記注目領域の
    位置を直線状の移動経路に従って変更することを特徴と
    する請求項2記載の特徴量抽出装置。
  6. 【請求項6】 上記特徴量取得手段は、上記注目領域を
    拡大変更することを特徴とする請求項2記載の特徴量抽
    出装置。
  7. 【請求項7】 上記画素値取得手段は、対象画像のヒス
    トグラムを作成し、当該ヒストグラムを解析した結果か
    ら、上記特定画素値の範囲を取得することを特徴とする
    請求項1記載の特徴量抽出装置。
  8. 【請求項8】 上記画素値取得手段は、対象画像の累積
    ヒストグラムを作成し、当該累積ヒストグラムを解析し
    た結果から、上記特定画素値の範囲を取得することを特
    徴とする請求項1記載の特徴量抽出装置。
  9. 【請求項9】 対象画像は、放射線撮影により得られた
    画像を含むことを特徴とする請求項1記載の特徴量抽出
    装置。
  10. 【請求項10】 対象画像から抽出された特徴量に基づ
    いて、対象画像に対する任意の画像処理を行う画像処理
    装置であって、 請求項1〜9の何れかに記載の特徴量抽出装置の機能を
    有することを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記画像処理は、階調変換処理を含む
    ことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 複数の機器が互いに通信可能に接続さ
    れてなる画像処理システムであって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜9の何れかに記載の特徴量抽出装置、又は請求項1
    0及び11のの何れかに記載の画像処理装置の機能を有
    することを特徴とする画像処理システム。
  13. 【請求項13】 対象画像から特徴量を抽出するための
    処理ステップを含む画像処理方法であって、 上記処理ステップは、 対象画像の注目領域を抽出する領域抽出ステップと、 対象画像の画素値分布を解析して、特定画素値の範囲を
    抽出する画素値抽出ステップと、 上記領域抽出ステップにより得られた注目領域、及び上
    記画素値抽出ステップにより得られた特定画素値領域か
    ら、対象画像の特徴量を取得する特徴取得ステップとを
    含むことを特徴とする画像処理方法。
  14. 【請求項14】 対象画像の特徴量に基づき対象画像へ
    画像処理を施すための処理ステップを含む画像処理方法
    であって、 上記処理ステップは、 対象画像の注目領域を抽出する領域抽出ステップと、 対象画像の画素値分布を解析して、特定画素値の範囲を
    抽出する画素値抽出ステップと、 上記領域抽出ステップにより得られた注目領域、及び上
    記画素値抽出ステップにより得られた特定画素値領域か
    ら、対象画像の特徴量を取得する特徴取得ステップと、 上記特徴取得ステップにより得られた特徴量に基づい
    て、対象画像へ画像処理を施す画像処理ステップとを含
    むことを特徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 上記画像処理は、階調変換処理を含む
    ことを特徴とする請求項14記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 上記特徴取得ステップは、上記領域抽
    出ステップにより得られた注目領域内での、上記画素値
    抽出ステップにより得られた特定画素値範囲の画素値の
    数を判定し、当該画素値数が所定数になるまで、上記注
    目領域の領域を変更し、上記画素値数が所定数に達した
    なら、変更後の注目領域に基づき特徴量を取得するステ
    ップを含むことを特徴とする請求項13又は14記載の
    画像処理方法。
  17. 【請求項17】 上記特徴取得ステップは、上記注目領
    域の変更を螺旋状に行うステップを含むことを特徴とす
    る請求項16記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 上記特徴取得ステップは、上記注目領
    域の変更を直線状に行うステップを含むことを特徴とす
    る請求項16記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 上記特徴取得ステップは、上記注目領
    域を拡大するステップを含むことを特徴とする請求項1
    6記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 上記画素値抽出ステップは、対象画像
    のヒストグラムを作成し、当該ヒストグラムの形状を解
    析し、当該解析結果から、上記特定画素値範囲を抽出す
    るステップを含むことを特徴とする請求項13又は14
    記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 上記画素値抽出ステップは、対象画像
    の累積ヒストグラムを作成し、当該累積ヒストグラムを
    解析し、当該解析結果から、上記特定画素値範囲を抽出
    するステップを含むことを特徴とする請求項13又は1
    4記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 対象画像は、放射線撮影により得られ
    た画像を含むことを特徴とする請求項13又は14記載
    の画像処理方法。
  23. 【請求項23】 請求項1〜9の何れかに記載の特徴量
    抽出装置の機能、又は請求項10及び11の何れかに記
    載の画像処理装置の機能、又は請求項12記載の画像処
    理システムの機能を実施するための処理プログラムを、
    コンピュータが読出可能に格納したことを特徴とする記
    憶媒体。
  24. 【請求項24】 請求項13〜22の何れかに記載の画
    像処理方法の処理ステップを、コンピュータが読出可能
    に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005131268A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 画像システムおよび画像形成方法
JP2007330583A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Hitachi Medical Corp 透視撮影装置
JP2009165604A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Hitachi Medical Corp X線診断装置
US8792612B2 (en) 2009-07-31 2014-07-29 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging system, control method for the same, and program

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