JP2005131268A - 画像システムおよび画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データを出力する出力媒体の濃度特性によらず、画像の特定部位を予め定めた仕上がり濃度値で出力できるようにした画像システムを提供する。
【解決手段】画像データを生成する画像生成装置と、画像データに基づく画像を出力媒体に出力する画像出力装置とを備えた画像システムに、出力媒体に画像が出力される際の、最大濃度値、最小濃度値および前記画像の特定部位の仕上がり濃度値を設定し、画像データから、画像の特定部位に対応する第一の画像信号値を抽出し(ステップS4)、最大濃度値および最小濃度値から画像データを出力媒体に出力する際の階調特性を求めて仕上がり濃度値に対応する第二の画像信号値を抽出し(ステップS5)、第一の画像信号値および前記第二の画像信号値に基づき、前記画像データを補正する(ステップS6)ための各手段を設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は医用画像システムおよび画像形成方法に関する。
近年、医用画像のデジタル化に伴い、病院内又は病院間でPACS(Picture Archiving and Communication System)と呼ばれる放射線画像情報システムが、医用画像通信の標準規格であるDICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)規格を使用して構築されるようになっている。
PACSは、放射線画像読取装置(CR:Computed Radiography)、コンピュータ断層画像撮影装置(CT:Computed Tomography)、核磁気共鳴イメージング装置(MRI:Magnetic Resonance Imaging)、乳房撮影装置等の各種画像生成装置により生成した画像データを保存管理し、この画像データを病院内又は病院間に構築されたネットワークを通じて、CRT(Cathode Ray Tube)等のモニタやイメージャ等の画像記録装置等に転送可能にしたシステムである。
一般に、画像生成装置では、生成する画像データが画像出力装置により適正な濃淡の画像で出力されるように、自動階調処理を行っている。例えば、CRでは、自動階調処理として、画像データに診断上重要となる人体領域を関心領域として設定し、関心領域内の画像データを解析してヒストグラムを作成し、画像の特定位置の画像信号値が、予め設定した濃度値(以下、「仕上がり濃度値」という)となるように階調処理を行っている。例えば、マンモグラフィ(乳房撮影)の場合、特定位置として乳腺が指定され、乳腺が仕上がり濃度値で出力媒体に出力されるように、画像データの階調処理が行われる。
自動階調処理が行われた画像データは、当該画像データを生成する画像生成装置、あるいは出力する画像出力装置によって、種々の階調特性を有する。例えば、図4に示すように、フィルムの最大濃度値(Dmax)と最小濃度値(Dmin)に対して濃度値がリニア(線形)に出力されるように相対的に表した相対濃度値(以下、「D値」という)で画像データの階調特性を規定するものがある。また、上記DICOM規格においては、GSDF(Grayscale Standard Display Function;グレースケール標準表示関数)を規定し、画像データの信号値を人間の視覚特性にリニアな値(以下、「P値」という)で規定している。
一方、画像出力装置では、種々の階調特性を有する画像データを出力媒体の濃度特性に対応付けた階調特性曲線(LUT:Look Up Table)を用いて画像データの階調を変換して、適切な階調で画像を出力媒体に出力することが行われている(例えば、特許文献1)。
また、一般的に、画像データをフィルム等の出力媒体に出力する際に、撮影された部位に応じて、異なる濃度の出力媒体を使用することが行われている。例えば、マンモグラフィでは、他の一般の医用画像に比べ、より高い濃度(Dmax=3.6〜)を有する出力媒体を使用することが好ましく選択される。マンモグラフィによる所見では、微少な石灰が集まって(クラスタ化して)存在すると、そこが初期癌である可能性が高いという特徴を持つため、高い濃度の出力媒体を使用することにより微少な石灰画像のコントラストを上げることが好ましいためである。
特開平5−122522号公報
しかしながら、画像データをDmax=3.0の出力媒体に出力する場合と、Dmax=3.6の出力媒体に出力する場合とでは、出力する画像データの信号値が同じであっても図5に示すように異なる濃度値で出力媒体に出力される。逆に言えば、乳腺等の画像の特定部位を出力媒体に予め設定した仕上がり濃度値DHで出力するには、Dmax=3.0の出力媒体を使用する場合と、Dmax=3.6の出力媒体を使用する場合とでは画像データにおいて乳腺に対応する画素を異なる信号値となるようにしなければならない。したがって、Dmax、Dmin等の濃度特性が異なる複数の出力媒体を使用する場合、出力媒体の濃度特性に応じて画像データの階調特性を単純に変換するだけでは、画像の特定位置の濃度を予め設定した仕上がり濃度で出力することができなかった。また、従来(特許文献1)のように、出力媒体の濃度特性に応じて、特定部位が所定の仕上がり濃度で出力されるように、複数のLUTを用意することもできるが、処理が煩雑になる恐れがあった。
本発明の課題は、画像データを出力する出力媒体の濃度特性によらず、画像の特定部位を予め定めた仕上がり濃度値で出力できるようにした画像システムおよび画像形成方法
を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被写体を透過した放射線量に基づき生成した原画像データに階調処理を施し、第一の階調特性を有する画像データを生成する画像生成装置、及び/又は、当該画像生成装置で生成された原画像データ及び/又は第一の階調特性を有する画像データを保存する保存手段と、前記画像生成装置又は前記保存手段から入力された前記画像データの画像信号値と出力媒体に出力される濃度値とを対応付ける第二の階調特性に従って、前記画像データに基づく画像を出力媒体に出力する画像出力装置とが、ネットワークを介して接続された画像システムにおいて、前記出力媒体に画像が出力される際の、前記画像の特定部位の仕上がり濃度値を設定する濃度設定手段と、前記原画像データから、前記画像の特定部位に対応する第一の画像信号値を抽出する第一の抽出手段と、前記第一の画像信号値および前記第二の階調特性に基づいて抽出される前記仕上がり濃度値に対応する信号値としての第二の画像信号値に基づき、前記原画像データを補正して前記第一の階調特性を有する画像データを生成する補正手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像システムにおいて、前記画像出力装置の第二の階調特性情報を取得し、格納する格納手段と、前記第二の階調特性情報に基づき、前記第二の画像信号値を抽出する第二の抽出手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像システムにおいて、前記濃度設定手段と、前記第一の抽出手段と、前記格納手段と、前記第二の抽出手段とを前記画像生成装置が有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像システムにおいて、前記画像生成装置は、前記画像出力装置に前記濃度設定手段により設定された仕上がり濃度値を送信し、前記画像出力装置から送信した仕上がり濃度値に対応する前記第二の画像信号値を取得するための通信手段を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像システムにおいて、前記濃度設定手段は、前記画像データに基づき、前記出力媒体に画像が出力される際の最大濃度値、最小濃度値および仕上がり濃度値をDICOM Tag フォーマットとして通信することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像システムにおいて、前記第一の階調特性は、前記原画像データの画像信号値が、前記出力媒体の最大濃度値と最小濃度値に対して濃度値がリニアに出力されるように対応付けられたものであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像システムにおいて、前記第一の階調特性は、前記原画像データの画像信号値が、視覚にリニアな値で出力されるように対応付けられたものであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像システムにおいて、前記第一の抽出手段は、前記画像データのヒストグラムを作成し、当該ヒストグラムに基づいて前記画像の特定部位に対応する前記第一の画像信号値を抽出することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、被写体を透過した放射線量に基づき生成した原画像データに階調処理を施し、第一の階調特性を有する画像データを生成する画像生成装置、及び/又は、当該画像生成装置で生成された原画像データ及び/又は第一の階調特性を有する画像データを保存する保存手段と、前記画像生成装置又は前記保存手段から入力された前記画像データの画像信号値と出力媒体に出力される濃度値とを対応付ける第二の階調特性に従って、前記画像データに基づく画像を出力媒体に出力する画像出力装置とを、ネットワークを介して接続し、所望の画像を出力媒体に形成する画像形成方法において、前記出力媒体に画像が出力される際の、前記画像の特定部位の仕上がり濃度値を設定する濃度設定ステップと、前記原画像データから、前記画像の特定部位に対応する第一の画像信号値を抽出する第一の抽出ステップと、前記第一の画像信号値および前記第二の階調特性に基づいて抽出される前記仕上がり濃度値に対応する信号値としての第二の画像信号値に基づき、前記原画像データを補正して前記第一の階調特性を有する画像データを生成する補正ステップと、当該補正された画像データを前記第二の階調特性に従って変換するステップと、変換された画像データに基づいて、出力媒体に画像を形成するステップと、を備えたことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の画像形成方法において、前記画像出力装置の第二の階調特性情報を取得し、格納する格納するステップと、前記第二の階調特性情報に基づき、前記第二の画像信号値を抽出する第二の抽出ステップと、を備えたことを特徴とする。
請求項1または9に記載の発明によれば、被写体を透過した放射線量に基づく原画像データを第一の階調特性を有する画像データに変換して画像出力装置に出力する際に、原画像データにおける画像の特定部位に対応する画像信号値を第一の画像信号値として抽出し、この第一の画像信号値と、画像出力装置において画像データが出力媒体に出力される際の第二の階調特性に基づいて、特定部位を出力すべき仕上がり濃度値に対応する信号値として抽出された第二の画像信号値とに基づいて、原画像データを補正することにより、画像出力装置において画像データを出力する際に、画像の特定部位の仕上がり濃度を出力媒体の濃度特性によらず一定の仕上がり濃度値とすることができる。
請求項2または10に記載の発明によれば、画像生成装置は、予め格納手段に格納した第二の階調特性に基づき、第二の抽出手段により第二の画像信号値を抽出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、画像生成装置において濃度設定、第一の画像信号値の抽出、第二の階調特性の取得および格納、第二の画像信号値の抽出を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像出力装置から通信手段を介して仕上がり濃度値を送信し、この仕上がり濃度値に対応する第二の画像信号値を取得することができるので、画像生成装置において第二の画像信号値を抽出する必要がなく処理の手間を省くことができる。
請求項5に記載の発明によれば、画像出力装置に対して最大濃度値、最小濃度値、仕上がり濃度値を通信により問い合わせる際に、DICOM規格に準拠して行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、原画像データの画像信号値が出力媒体の濃度特性に応じて、最大濃度値と最小濃度値に対して濃度値がリニアに出力されるように対応付けられた階調特性を有する画像データを画像出力装置に出力することができる。
請求項7に記載の発明によれば、原画像データの画像信号値に対して濃度値が、視覚にリニアな値で出力媒体に出力されるように対応付けられた階調特性を有する画像データを画像出力装置に出力することができる。
請求項8に記載の発明によれば、画像データのヒストグラムに基づいて、画像の特定部位に対応する第一の画像信号値を抽出することができる。
〔第1の最良の形態〕
以下、図面を参照して本発明を実施するための第1の最良の形態を説明する。
図1に示す、第1の最良の形態における画像システム100は、DICOM規格に準拠したPACSを基に構成されており、画像生成装置1と、画像データベース2と、WS3と、JOBマネージャ4と、画像出力装置5とを含み、これらは互いにネットワークNを介して接続されている。画像システム100は、画像生成装置1から画像データをネットワークNを介して画像出力装置5に出力する際に、画像出力装置5で用いるフィルム等の出力媒体のDmax、Dmin等の濃度特性が異なる場合であっても、画像の特定部位が予め設定された仕上がり濃度値で出力されるようにしたものである。
また、画像システム100は、図1に示す様に、HIS/RIS6等の病院内の他の情報管理システムを含んで構成されている。HISはHospital Information Systemの略称であり、患者の個人情報、診療費の会計処理等を統括管理する病院情報システムである。また、RISはRadiology Information Systemの略称であり、CR等の放射線検査等の予約、検査受付、検査データの読影、保管等を一貫して行う放射線科情報システムである。
HIS/RIS6とPACSは、画像システム100において、MWM(Modality Worklist Management)やMPPS(Modality Performed Procedure Step)といった、DICOM規格の中の放射線検査依頼情報や、検査実施情報の通信規格を利用して通信される。
以下、画像システム100の他の各構成要素について説明する。
ネットワークNは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネット等の様々な回線形態を適用可能である。なお、病院等の医療機関内で許可されるのであれば、無線通信や赤外線通信であってもよいが、重要な患者情報を含むため、送受信される情報は暗号化することが好ましい。
画像生成装置1は、上述したCR、CT、MRI、乳房撮影装置等の、被写体を透過した放射線量に基づく原画像データを生成し、原画像データに階調処理を施して所定の階調特性を有する画像データをネットワークNを介して画像出力装置5等に出力する装置である。
図2に示すように、画像生成装置1は、制御部11、記憶部12、画像生成部13、濃度情報設定部14、画像処理部15、通信部16を有し、これらはバス17を介して互いに接続されている。
制御部11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、CPUにおいて、RAMの所定領域を作業領域として、ROM又は記憶部12に記憶されている各種プログラムに従い、これらのプログラムとの協働により、後述する画像生成処理、階調処理等を含む各種処理を実行する。
記憶部12は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、光ディスク等の磁気的あるいは光学的記憶媒体や半導体メモリ等の図示しない記憶媒体を固定的又は着脱自在に備え、上記画像処理を実行するための各種プログラムの他、これらの処理プログラム実行時に使用される各種データを格納している。
画像生成部13は、被写体を透過した放射線量に基づく画像データ(以下、原画像データという)を生成するものである。たとえば、被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線量を輝尽性蛍光体を用いたディテクタで輝尽性蛍光体の発光量として検出し、その発光量に対応して形成される放射線画像を電気信号として得るものであってもよいし、被写体を透過した放射線の強度に応じた電荷を光導電層に生成し、生成された電荷を二次元的に配列された複数のコンデンサに蓄積し、それら蓄積された電荷を取り出すことにより放射線画像を電気信号として得るものであってもよい。放射線量に相当する蛍光強度をフォトダイオードや、CCD、C−MOSセンサで検知するフラットパネルディテクタ(FPD)と呼ばれるディテクタを使用して、原画像データを生成するものとしてもよい。
図3に示すように、画像生成部13によって生成される原画像データの信号値は、被写体を透過した放射線量(X線量)のlog値に対してリニアな値となる。
ここで、画像生成装置1から出力される画像データの階調特性はD値で規定され、図4に示すように、原画像データの画像信号値に対して濃度値が出力媒体のDmax、Dminに対してリニアに出力されるように対応付けられているものとし、画像データは12bit階調で表され、画像信号値は0〜4095の値を示すものとして、以下、説明する。
濃度情報設定部14は、画像出力装置5より画像データを出力する際の出力媒体の最大濃度値(Dmax)、最小濃度値(Dmin)、画像の特定部位の仕上がり濃度値(DH)等を設定する。これらのDmax、Dmin、仕上がり濃度値等の濃度情報はDICOM規格に準拠したTAG フォーマットとして通信することが好ましい。これにより画像データを出力する際のこれらの濃度情報の授受を画像出力装置5との間でDICOM規格に準拠して行うことができる。
ここで、例えば、医用画像の撮影部位が乳房である場合、特定部位として乳腺を挙げることができる。仕上がり濃度値とは、特定部位を出力媒体に出力すべき濃度値を指す。
画像処理部15は、制御部11からの制御信号に基づき、原画像データに階調処理を施し、画像データを出力する際の階調特性を有する画像データを生成するもので、第一の抽出手段15a、第二の抽出手段15b、補正手段15cを含む。
第一の抽出手段15aは、原画像データを解析して、ヒストグラムを作成し、当該ヒストグラムに基づいて画像の特定部位に対応する画像信号値を基準信号値(第一の画像信号値)Hとして抽出する。
第二の抽出手段15bは、濃度情報設定部14により設定されたDmaxおよびDminから画像データを画像出力装置5において出力媒体に出力する際の階調特性を求め、当該階調特性に基づいて仕上がり濃度値DHに対応する出力画像信号値(第二の画像信号値)DH_dを抽出する。
補正手段15cは、第一の抽出手段15aにより抽出された基準信号値Hと、第二の抽出手段15bにより抽出された出力画像信号値DH_dに基づき、原画像データを補正して、階調特性がD値で規定される画像データを生成する。
これら各手段により実行される原画像データの補正に伴う階調処理については後述する。
なお、画像処理部15は、後述の階調処理の他、画像データに対して各種の画像処理を施すことができる。具体的には、画像コントラストを調整するコントラスト補正処理、画像の鮮鋭度を調整する周波数強調処理、ダイナミックレンジの広い画像を被写体の細部のコントラストを低下させることなく見やすい濃度範囲に収めるためのダイナミックレンジ圧縮処理、読取画素サイズと記録画素サイズの異なる画像データを等倍出力するための補間処理等が含まれる。
通信部16は、ネットワークNを通じて、画像システム100を構成する各装置と通信接続するためのネットワークインターフェースであり、これら各装置間で画像データ等各種データの授受を行う。通信部16を介して、画像データが画像出力装置5等に出力される。
なお、画像生成装置1はDICOM規格に準拠しており、生成する画像データにはDICOM規格に対応する付帯情報が付される。付帯情報として、撮影された患者の氏名、患者ID(患者を個別に識別するためのID)、性別等の患者情報、撮影部位、撮影日、画像がどの検査に属するかを示す検査ID(検査を個別に識別するためのID)等の撮影情報や、画像データを生成した画像生成装置の装置種別(装置ID)、出力媒体のサイズ等がある。
画像データベース2は、上記画像生成装置1で生成された画像データを受信して、画像データの保存と管理を行う。
WS3は、ネットワークサーバであり、ネットワークNに接続された各種装置を管理する。
JOBマネージャ4は、DICOM規格に対応した付帯情報に基づいて、システム100内の画像データを管理する装置であり、画像生成装置1により生成された画像データあるいは画像データベース2に保存管理されている画像データを、例えば、画像データの付帯情報等に基づき、画像データベース2、WS3、画像出力装置5等、所定の装置に配信する。また、当該画像システム100において、複数の画像出力装置をネットワークNに備え、かつ、画像を出力可能な最大濃度値(Dmax)が個々の画像出力装置において異なる場合、JOBマネージャ4は画像データの付帯情報等に基づき、画像データの配信先を決定し、該当する画像出力装置に当該画像データを配信する。
画像出力装置5は、ネットワークNを介して画像生成装置1から入力される画像データに基づき、入力された画像データの信号値と出力濃度値とがリニアに対応付けられた図5に示す階調特性に従って、画像を出力媒体に出力するもので、例えば、X線レーザ、ヒートモードレーザ、サーマルヘッド等を用いた各種ドライプリンタを用いて構成することができる。
画像出力装置5は、フィルム等の出力媒体が収容される複数のトレイT1、T2を備えている。各トレイには出力媒体の濃度やサイズの異なる出力媒体を収容することができる。
画像出力装置5は、濃度情報設定部14により設定された濃度情報を取得して、すなわち、画像データのヘッダに付帯するDICOMの付帯情報を取得して、画像を出力する出力媒体の好適な濃度を決定する。ここで、出力媒体の好適な濃度とは、例えば、画像の種別がマンモグラフィである場合、出力媒体の濃度は、Dmax=3.6〜4.0程度が好ましく、画像の種別が一般医用画像である場合、出力媒体の濃度は、Dmax=3.0程度が好ましい。
例えば、第一のトレイT1にDmax=3.6のフィルムを収容し、第二のトレイT2にDmax=3.0のフィルムを収容しておき、出力する医用画像の種別によってそれに応じた濃度のフィルムを収容するトレイを選択して、選択されたトレイから取り出したフィルムに画像を出力するようにすることができる。
この場合、フィルムとしては、例えば、感熱性現像記録材料や感光感熱記録材料からなるものを用いることができる。これらの材料は、露光されることにより感光性ハロゲン化銀等の光触媒が潜像を出力し、加熱されることによって、還元剤の作用でイオン化されている有機銀塩の銀が移動して、感光性ハロゲン化銀と結合して結晶銀となり、画像を出力するものである。
以上、説明した画像システム100において、画像生成装置1は、例えば、図3に示す場合、原画像データを図3の第2象限に示す基本LUTを用いて階調処理を行い、原画像データの画像信号値をD値に変換した画像データを生成し画像出力装置5等に出力するための画像データを生成する。
ここで、基本LUTとは、原画像データあるいは何等かの階調処理が施された原画像データの信号値とD値とを対応付けたものであり、例えば、撮影部位毎に用意することができる。
このとき、一つの基本LUTを用いて、原画像データの階調特性を変換するものとすると、図5に示すように、Dmax=3.6の出力媒体を用いる場合と、Dmax=3.0の出力媒体を用いる場合では、D値に変換された後の画像データにおいて仕上がり濃度値DHに対応する画像信号値が矢印A、Bで示すようにずれが生じる。
次に説明する動作は、上記のようなずれを補正するために行うもので、画像データの階調特性を出力媒体の濃度特性に応じて単純に変換するだけでは、画像の特定部位を所定の仕上がり濃度値DHで出力することができない場合に、出力媒体の濃度によらず、画像の特定部位を所定の濃度値DHで出力できるようにしたものである。
以下、図6に示すフローチャートに基づいて、本最良の形態における動作を説明する。
まず、画像生成部13において原画像データが生成されると(ステップS1:Y)、第一の抽出手段15aにより原画像データが解析され(ステップS2)、原画像データのヒストグラムが作成される(ステップS3)。
次に、ステップS3において作成されたヒストグラムに基づいて、画像の特定部位に対応する基準信号値が抽出される(ステップS4)。
例えば、マンモグラフィにおいて、原画像データから図3に示すヒストグラムが作成された場合、乳腺に対応する画素の信号値が基準信号値Hとして抽出される(図3矢印(i)参照)。この基準信号値Hは、放射線量に対応する発光量と信号値の軸に現れる。
次に、第二の抽出手段15bにより、DmaxおよびDminから求められた画像データを画像出力装置5に出力する際の階調特性に基づき、仕上がり濃度値DHに対応する出力画像信号値DH_dが抽出される(ステップS5)。
出力画像信号値DH_dは、画像出力装置5に出力される画像データの階調特性がD値で規定される場合、Dmax、Dmin、DHに基づいて、下記式(1)により求めることができる。
DH_d=(DH−Dmin)/(Dmax−Dmin)×4095・・・(1)
次に、補正手段15cにより、基準信号値Hと出力画像信号値DH_dとに基づいて、原画像データの補正が行われる(ステップS6)。
このとき、図3の矢印(ii)、(iii)、(iv)に示すように、基本LUTに基づいて、仕上がり濃度値DHが出力画像信号値DH_dに対応するように、基準信号値Hが取るべき信号値SHを設定し、この信号値SHに基準信号値Hが一致するようにして原画像データの補正を行う。
そして、補正後の原画像データを基本LUTを用いて階調変換を行うことにより、画像出力装置5に出力するための階調特性がD値で規定される画像データを生成し(ステップS7)、ネットワークNを介して出力される(ステップS8)。
以上の様にして出力された画像データが画像出力装置5に入力されると、画像出力装置5では、入力された画像データの画像信号値を、濃度値に対応付けた図5に示すLUTを用いて変換する階調処理を行い、所定の濃度の出力媒体を選択して画像を出力する。
これにより、出力媒体の濃度によらず、画像の特定部位を、常に所定の仕上がり濃度で出力媒体に出力することができる。また、原画像データを補正することにより、複数の出力媒体を用いる場合でも出力媒体の濃度特性に合わせて複数のLUTを備えなくてもよく、画像生成装置1の構成や画像生成装置1で実行される階調処理を簡略にすることができる。
なお、第一の最良の形態において、第二の抽出手段15bにより画像出力装置5が画像データに基づき出力媒体に画像を出力する際の階調特性を求め、この階調特性に基づいて出力画像信号値を求めるものとしたが、これに限られるものではない。たとえば、記憶部12に、画像出力装置5側の階調特性を格納させておき、第二の抽出手段15bでは記憶部12からこの階調特性を読み出して第二の画像信号値を抽出するものとしてもよいし、第二の画像信号値自体を記憶部12に格納させておいてもよい。また、画像出力装置5との間で、通信部16を介して通信を行い、これらの階調特性や出力画像信号値を画像出力装置5から取得する構成としてもよい。さらに、画像生成装置1から画像出力装置5に画像データを出力する毎に、画像出力装置5側の階調特性や出力画像信号値を求めたり、画像出力装置5から取得するのではなく、一度、画像出力装置5の階調特性や出力画像信号値が得られた場合には、それらを記憶部12に読み出し可能に格納させる構成としてもよいのは勿論である。
〔第二の最良の形態〕
次に、本発明を実施するための第二の最良の形態を説明する。
なお、本第二の最良の形態における画像システム200の要部構成は、第一の最良の形態の画像システム100の要部構成と略同一のものであるため、略同一の構成については同様の符号を付してその説明を省略する。
第二の最良の形態において、図2に示す画像生成装置10は、画像生成部13において生成した原画像データの画像信号値を、図7(a)に示すLUTを用いてD値に変換した後(矢印(i)→矢印(ii))、さらに図7(b)に示すLUTを用いてP値に変換し(矢印(iii)→(iv))、P値に変換した画像データをネットワークNを介して画像出力装置50(図1参照)等に出力するものである。なお、原画像データの画像信号値を図8に示すLUTに基づいて直接P値に変換するようにしてもよい。図8に示すLUTは、図7(a)、(b)にそれぞれ示すLUTを合成したものである。また、図7(a)に示すLUTは、図3において示した一連の処理を一つの関数に合成したものである。
画像出力装置50は、図7(c)に示すLUTを用いて、入力された画像データの階調をP値から濃度値に変換する階調処理を行い(矢印(v)→矢印(vi))、画像データに基づく画像を出力媒体に出力する。
以上の様に、画像生成装置10は画像データを出力し、画像出力装置50は入力された画像データに基づいて画像を出力媒体に出力する場合において、図7(a),(b)又は図8に示すLUTを用いて、原画像データの階調特性を変換するものとすると、第一の最良の形態と同様に、Dmax=3.6の出力媒体を用いる場合と、Dmax=3.0の出力媒体を用いる場合では、P値に変換された後の画像データにおいて仕上がり濃度値DHに対応する画像信号値にずれが生じる。
そこで、本最良の形態では、以下に説明する処理により、このずれを補正し、出力媒体の濃度によらず、画像の特定部位が出力媒体に所定の仕上がり濃度値DHで出力されるようにしたものである。
図9に示すフローチャートを参照して、第二の最良の形態における動作を説明する。
まず、画像生成装置10の画像生成部13において原画像データが生成されると(ステップS11:Y)、第一の抽出手段15aにより原画像データが解析され(ステップ12)、原画像データのヒストグラムが作成される(ステップS13)。
次に、ステップS3において作成されたヒストグラムに基づいて、画像の特定部位に対応する基準信号値Hが抽出される(ステップS14)。
次に、第二の抽出手段15bに、画像出力装置50において画像の特定部位を出力媒体に出力する際の仕上がり濃度値DHに対応する出力画像信号値P_dが、画像出力装置50において画像を出力媒体に出力する際の階調特性に基づいて抽出され、抽出された出力画像信号値P_dが補正手段15cに与えられる(ステップS15)。
この出力画像信号値P_dは、予めパラメータとして画像生成装置10の記憶部12等に格納させておいてもよい。また、図7(c)に示すLUTを記憶部12に格納しておき、このLUTに基づいて、第二の抽出手段15bにおいて図7(f)の矢印(i)、(ii)に示すように仕上がり濃度値DHに対応する出力画像信号値P_dを抽出するようにしてもよい。また、仕上がり濃度値DHを画像生成装置1から通信部16を介して画像出力装置50に送信し、画像出力装置50において画像生成装置1から送信された仕上がり濃度値DHに対応する出力画像信号値P_dを抽出するものとし、この抽出された出力画像信号値P_dが第二の抽出手段15bに通信部16を介して与えられる構成としてもよい。
なお、図8に示すLUTを用いて、原画像データの階調が変換される場合も、同様にして、仕上がり濃度値DHに対応する出力画像信号値P_dを求めることができる。
次に、補正手段15cにより、基準信号値Hと出力画像信号値P_dに基づいて、原画像データの補正が行われる(ステップS16)。
例えば、図7(f)に示すように、出力画像信号値P_dが抽出された場合、この出力画像信号値P_dに対応する相対濃度値DH_dは図7(e)の矢印(iii)、(iv)に示すように求めることができる。そして、この相対濃度値DH_dと、基準信号値Hとが対応するように、図7(d)矢印(v)、(vi)に示すように原画像データの補正を行うことができる。
そして、補正後の原画像データを図7(d)、(b)に示すLUTを用いて階調変換を行うことにより、画像出力装置50に出力するための階調特性がP値で規定される画像データを生成し(ステップS17)、ネットワークNを介して出力される(ステップS18)。
以上の様にして出力された画像データが画像出力装置50に入力されると、画像出力装置50では、P値で規定される画像データの画像信号値を、図7(c)に示すLUTに従って、濃度値に変換し、例えばDICOM規格のTAG フォーマットにより設定された濃度情報を読み出して、指定された濃度特性を有する出力媒体を選択して画像を出力する。
これにより、出力媒体の濃度によらず、画像の特定部位を、常に所定の仕上がり濃度で出力媒体に出力することができる。また、原画像データを補正することにより、複数の出力媒体を用いる場合でも出力媒体の濃度特性に合わせて複数のLUTを備えなくてもよく、画像生成装置10の構成や画像生成装置10で実行される階調処理を簡略にすることができる。
なお、本発明は、上記本発明を実施するための上記第一および第二の最良の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、第一の最良の形態において、画像生成装置1は階調特性がD値で規定される画像データを出力するものとし、第二の最良の形態において、画像生成装置10はP値で規定される画像データを出力するものとしたが、これに限定されるものではない。画像データを出力する際に、出力先となる画像出力装置5、50に応じて、D値あるいはP値の画像データを選択的に出力するようにしてもよい。また、画像生成装置1、10から出力される画像データの階調特性は、D値で規定されるものまたはP値で規定されるものに限定されるものではない。
また、上記画像システム100を構成する装置の種類や数は図1に示す形態に限定されるものではないのは勿論である。さらに、第一および第二の最良の形態では、画像生成装置1が濃度情報設定部14、画像処理部15(第一の抽出手段15a、第二の抽出手段15b、補正手段15c)、格納手段としての記憶部12を備えるものとしたがこれに限定されるものではなく、例えば、JOBマネージャ4がこれらの各手段を備える構成としてもよい。又、ネットワーク下に複数の画像出力装置を有する場合は、各画像出力装置毎の階調特性(本発明の第二の階調特性に相当)をJOBマネージャが取得し、画像データの補正処理を実行後、補正された画像データを相応しい画像出力装置に送信する構成としても良い。
本発明を実施するための第一および第二の最良の形態における画像システムのシステム構成を示す図である。 図1に示す画像生成装置1(10)の機能的構成を示すブロック図である。 画像生成装置1により実行される階調処理を図である。 画像生成装置1において生成される画像データの階調特性を示す図である。 画像出力装置5において入力される画像データの画像信号値と出力媒体に出力される際の濃度値とを対応付けた階調特性を示す図である。 画像生成装置1において実行される階調処理を示すフローチャートである。 図1に示す画像生成装置10および画像出力装置50において実行される階調処理を示す図である。 図7(a)、(b)に示すLUTを合成した図である。 画像生成装置10において実行される階調処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1(10) 画像生成装置
11 制御部
12 記憶部
13 画像生成部
14 濃度情報設定部
15 画像処理部
15a 第一の抽出手段
15b 第二の抽出手段
15c 補正手段
16 I/F部
17 バス
2 画像データベース
3 ワークステーション
4 JOBマネージャ
5(50) 画像出力装置
6 HIS/RIS
N ネットワーク
100(200) 画像システム

Claims (10)

  1. 被写体を透過した放射線量に基づき生成した原画像データに階調処理を施し、第一の階調特性を有する画像データを生成する画像生成装置、及び/又は、当該画像生成装置で生成された原画像データ及び/又は第一の階調特性を有する画像データを保存する保存手段と、前記画像生成装置又は前記保存手段から入力された前記画像データの画像信号値と出力媒体に出力される濃度値とを対応付ける第二の階調特性に従って、前記画像データに基づく画像を出力媒体に出力する画像出力装置とが、ネットワークを介して接続された画像システムにおいて、
    前記出力媒体に画像が出力される際の、前記画像の特定部位の仕上がり濃度値を設定する濃度設定手段と、
    前記原画像データから、前記画像の特定部位に対応する第一の画像信号値を抽出する第一の抽出手段と、
    前記第一の画像信号値および前記第二の階調特性に基づいて抽出される前記仕上がり濃度値に対応する信号値としての第二の画像信号値に基づき、前記原画像データを補正して前記第一の階調特性を有する画像データを生成する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする画像システム。
  2. 請求項1に記載の画像システムにおいて、
    前記画像出力装置の第二の階調特性情報を取得し、格納する格納手段と、
    前記第二の階調特性情報に基づき、前記第二の画像信号値を抽出する第二の抽出手段と、
    を備えたことを特徴とする画像システム。
  3. 請求項2に記載の画像システムにおいて、
    前記濃度設定手段と、前記第一の抽出手段と、前記格納手段と、前記第二の抽出手段とを前記画像生成装置が有することを特徴とする画像システム。
  4. 請求項3に記載の画像システムにおいて、
    前記画像生成装置は、前記画像出力装置に前記濃度設定手段により設定された仕上がり濃度値を送信し、前記画像出力装置から送信した仕上がり濃度値に対応する前記第二の画像信号値を取得するための通信手段を備えたことを特徴とする画像システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像システムにおいて、
    前記濃度設定手段は、前記画像データに基づき、前記出力媒体に画像が出力される際の最大濃度値、最小濃度値および仕上がり濃度値をDICOM Tag フォーマットとして通信することを特徴とする画像システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像システムにおいて、
    前記第一の階調特性は、前記原画像データの画像信号値が、前記出力媒体の最大濃度値と最小濃度値に対して濃度値がリニアに出力されるように対応付けられたものであることを特徴とする画像システム。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像システムにおいて、
    前記第一の階調特性は、前記原画像データの画像信号値が、視覚にリニアな値で出力されるように対応付けられたものであることを特徴とする画像システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像システムにおいて、
    前記第一の抽出手段は、前記画像データのヒストグラムを作成し、当該ヒストグラムに基づいて前記画像の特定部位に対応する前記第一の画像信号値を抽出することを特徴とする画像システム。
  9. 被写体を透過した放射線量に基づき生成した原画像データに階調処理を施し、第一の階調特性を有する画像データを生成する画像生成装置、及び/又は、当該画像生成装置で生成された原画像データ及び/又は第一の階調特性を有する画像データを保存する保存手段と、前記画像生成装置又は前記保存手段から入力された前記画像データの画像信号値と出力媒体に出力される濃度値とを対応付ける第二の階調特性に従って、前記画像データに基づく画像を出力媒体に出力する画像出力装置とを、ネットワークを介して接続し、所望の画像を出力媒体に形成する画像形成方法において、
    前記出力媒体に画像が出力される際の、前記画像の特定部位の仕上がり濃度値を設定する濃度設定ステップと、
    前記原画像データから、前記画像の特定部位に対応する第一の画像信号値を抽出する第一の抽出ステップと、
    前記第一の画像信号値および前記第二の階調特性に基づいて抽出される前記仕上がり濃度値に対応する信号値としての第二の画像信号値に基づき、前記原画像データを補正して前記第一の階調特性を有する画像データを生成する補正ステップと、
    当該補正された画像データを前記第二の階調特性に従って変換するステップと、
    変換された画像データに基づいて、出力媒体に画像を形成するステップと、
    を備えたことを特徴とする画像形成方法。
  10. 請求項9に記載の画像形成方法において、
    前記画像出力装置の第二の階調特性情報を取得し、格納する格納するステップと、
    前記第二の階調特性情報に基づき、前記第二の画像信号値を抽出する第二の抽出ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像形成方法。
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