JP2004216007A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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澄也 長束
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Abstract

【課題】複数の画像間において位置合わせ処理や階調処理等の画像処理を行う場合に、再度これらの処理を行うことを不要とする。
【解決手段】医用画像入力装置から取得された画像データの中から、画像選択手段9により、合成されるべき画像の組み合わせが選択される(ステップS2)。そして、画像位置合わせ手段10により、合成される画像の位置合わせ処理が行われる(ステップS3)。ここで、合成される画像の階調性等を合わせるために、画像処理条件が変更される(ステップS4)。次に、トリミング手段13により、診断に不要な部分がトリミングされる(ステップS5)。次に、画像合成手段14により、複数の画像が合成される(ステップS6)。合成画像は、合成画像記憶手段15により記憶される(ステップS7)。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射線画像診断における画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、放射線画像は病気診断用等に多く用いられている。例えば、被写体を透過したX線を蛍光体層(蛍光スクリーン)に照射し、これにより可視光を生じさせて、この可視光を、銀塩を塗布したフィルムに照射して現像した放射線写真が従来から多く利用されている。
【0003】
また、近年、銀塩フィルムを使用しないで、蛍光体層から直接画像を取り出す方法が工夫されるようになってきている。例えば、被写体を透過した放射線を蛍光体に蓄積後、この蛍光体を光又は熱エネルギーで励起することにより、蛍光体に蓄積されているエネルギーを蛍光として放射させ、この蛍光を光電変換し、さらにアナログデジタル変換してデジタル画像信号を得る方法がある(例えば、特許文献1,2参照。)。このようにして得られた放射線画像信号は、そのままの状態で、あるいは画像処理を施されて銀塩フィルムやCRT(Cathode Ray Tube)等に出力されて可視化される。
【0004】
ところで、放射線画像診断においては、異なる時期に撮影された同一患者の同一部位の画像を比較したり、同一患者の左右の乳房X線画像を比較したりする等、2つの画像を並べて表示させて診断する場合がある。この場合、2つの画像間に相対的な位置ずれがあると比較しづらいため、2つの画像間において位置合わせが行われる。
【0005】
従来から、共通の被写体部分を含む複数の画像間で、テンプレートマッチング法に基づいて、被写体の相対的な位置ずれを合わせる位置合わせ処理が行われている。しかし、位置合わせが行われる画像間では、診断の対象となる病理的な差異以外にも、種々の差異が含まれるため、位置合わせは困難である。
【0006】
そこで、複数の画像のうち少なくとも1つの画像内に複数の部分領域を設定し、この部分領域毎に他の画像内の対応する領域との間の類似度を決定し、決定された部分領域類似度を、各部分領域毎に設定された重み係数を用いて重み付け加算することにより、全体領域類似度を決定し、決定された全体領域類似度に基づいて、一方の画像を他の画像に位置合わせするための画像変換を行う画像の位置合わせ処理装置が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。これにより、人体の放射線画像の間で相対的に位置ずれがあっても、精度よく位置合わせを行うことができる。
【0007】
【特許文献1】
米国特許第3859527号明細書
【特許文献2】
特開昭55−12144号公報
【特許文献3】
特開2000−342558号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の方法においても、複数の画像を画像表示装置に表示する度に位置合わせを行う必要があり、効率が悪かった。また、自動位置合わせでの精度が十分でなく、手動で調整を行った場合には、再度手動による調整が必要であった。また、診断性を向上させるために、複数の画像間で階調性を合わせる等の画像処理を施した場合にも、画像を表示する度に処理を行う必要があった。
【0009】
本発明は上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、複数の画像間において位置合わせ処理や階調処理等の画像処理を行う場合に、再度これらの処理を行うことを不要とする画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1に記載の発明は、共通の被写体を含む複数の医用画像の位置合わせを行う画像位置合わせ手段と、前記位置合わせが行われた複数の画像を一画像に合成する画像合成手段と、前記合成された画像を記憶する合成画像記憶手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置である。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、位置合わせを行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、並べて表示させる度に再度位置合わせを行う必要がない。そのため、処理後の画像の表示や転送や管理が容易となる。また、医師が合成された画像を用いて読影を行った場合に、診断を下した根拠となる画像を保存することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、前記共通の被写体を含む複数の医用画像に画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段における画像処理条件を変更する画像処理条件変更手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、合成される複数の画像の階調性等を合わせてから複数の画像を合成することができる。したがって、合成画像に含まれる共通の被写体を比較させやすく、診断性を向上させることができる。また、画像処理を行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、再度画像処理を行う必要がない。そのため、処理後の画像の表示や転送や管理が容易となる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、前記共通の被写体を含む複数の医用画像毎に画像処理を行う複数の画像処理手段と、前記複数の画像処理手段における画像処理条件を変更する複数の画像処理条件変更手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、合成される複数の画像毎に適した画像処理条件に変更して、階調性等を合わせてから複数の画像を合成することができる。したがって、各画像に対して、より適切な画像処理が可能となり、合成画像に含まれる共通の被写体を比較させやすく、診断性を向上させることができる。また、画像処理を行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、再度画像処理を行う必要がない。そのため、処理後の画像の表示や転送や管理が容易となる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、前記共通の被写体を含む複数の医用画像に対してトリミングを行うトリミング手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、画像から不要な部分を除外することにより、画像のデータ量を削減することができる。また、不要な部分を除外するので、画像の必要な部分のみに注目させ、診断性を向上させることができる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、前記共通の被写体を含む複数の医用画像に対して、合成後にトリミングを行うトリミング手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
【0019】
請求項5に記載の発明によれば、画像から不要な部分を除外することにより、画像のデータ量を削減することができる。また、不要な部分を除外するので、画像の必要な部分のみに注目させ、診断性を向上させることができる。また、合成後にトリミングを行うことにより、合成される画像間において、バランスよくトリミングを行うことができる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、前記合成された合成画像のデータは、合成前の画像を特定する情報と、合成前の画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
【0021】
請求項6に記載の発明によれば、合成画像のデータは、合成前の画像を特定する情報と、合成前の画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、を含むので、合成前の画像の出所や加えた画像処理を特定することができる。
【0022】
請求項7に記載の発明は、前記共通の被写体を含む複数の医用画像を記憶する入力画像記憶手段と、前記記憶された複数の画像の中から予め定められた基準に基づいて合成すべき画像の組み合わせを選択する画像選択手段と、を備え、前記画像合成手段は、前記画像選択手段により選択された結果に基づいて複数の画像を一画像に合成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
【0023】
請求項7に記載の発明によれば、合成すべき画像の組み合わせを選択するので、同時に診断される複数の画像を自動的に合成することができる。
【0024】
請求項8に記載の発明は、前記共通の被写体を含む複数の医用画像を記憶する入力画像記憶手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
【0025】
請求項8に記載の発明によれば、合成画像とは別にオリジナル画像を記憶しているので、必要なときにはオリジナル画像を使用することができる。
【0026】
請求項9に記載の発明は、共通の被写体を含む複数の医用画像の位置合わせを行う画像位置合わせ工程と、前記位置合わせが行われた複数の画像を一画像に合成する画像合成工程と、前記合成された画像を記憶する合成画像記憶工程と、を含むことを特徴とする画像処理方法である。
【0027】
請求項9に記載の発明によれば、位置合わせを行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、並べて表示させる度に再度位置合わせを行う必要がない。そのため、処理後の画像の表示や転送や管理が容易となる。また、医師が合成された画像を用いて読影を行った場合に、診断を下した根拠となる画像を保存することができる。
【0028】
請求項10に記載の発明は、前記共通の被写体を含む複数の医用画像に画像処理を行う画像処理工程と、前記画像処理工程における画像処理条件を変更する画像処理条件変更工程と、を含むことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法である。
【0029】
請求項10に記載の発明によれば、合成される複数の画像の階調性等を合わせてから複数の画像を合成することができる。したがって、合成画像に含まれる共通の被写体を比較させやすく、診断性を向上させることができる。また、画像処理を行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、再度画像処理を行う必要がない。そのため、処理後の画像の表示や転送や管理が容易となる。
【0030】
請求項11に記載の発明は、前記共通の被写体を含む複数の医用画像毎に画像処理を行う複数の画像処理工程と、前記複数の画像処理工程における画像処理条件を変更する複数の画像処理条件変更工程と、を含むことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法である。
【0031】
請求項11に記載の発明によれば、合成される複数の画像毎に適した画像処理条件に変更して、階調性等を合わせてから複数の画像を合成することができる。したがって、各画像に対して、より適切な画像処理が可能となり、合成画像に含まれる共通の被写体を比較させやすく、診断性を向上させることができる。また、画像処理を行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、再度画像処理を行う必要がない。そのため、処理後の画像の表示や転送や管理が容易となる。
【0032】
請求項12に記載の発明は、前記共通の被写体を含む複数の医用画像に対してトリミングを行うトリミング工程を含むことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の画像処理方法である。
【0033】
請求項12に記載の発明によれば、画像から不要な部分を除外することにより、画像のデータ量を削減することができる。また、不要な部分を除外するので、画像の必要な部分のみに注目させ、診断性を向上させることができる。
【0034】
請求項13に記載の発明は、前記共通の被写体を含む複数の医用画像に対して、合成後にトリミングを行うトリミング工程を含むことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の画像処理方法である。
【0035】
請求項13に記載の発明によれば、画像から不要な部分を除外することにより、画像のデータ量を削減することができる。また、不要な部分を除外するので、画像の必要な部分のみに注目させ、診断性を向上させることができる。また、合成後にトリミングを行うことにより、合成される画像間において、バランスよくトリミングを行うことができる。
【0036】
請求項14に記載の発明は、前記合成された合成画像のデータは、合成前の画像を特定する情報と、合成前の画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、を含むことを特徴とする請求項9〜13のいずれか一項に記載の画像処理方法である。
【0037】
請求項14に記載の発明によれば、合成画像のデータは、合成前の画像を特定する情報と、合成前の画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、を含むので、合成前の画像の出所や加えた画像処理を特定することができる。
【0038】
請求項15に記載の発明は、前記共通の被写体を含む複数の医用画像を記憶する入力画像記憶工程と、前記記憶された複数の画像の中から予め定められた基準に基づいて合成すべき画像の組み合わせを選択する画像選択工程と、を含み、前記画像合成工程において、前記画像選択工程で選択された結果に基づいて複数の画像を一画像に合成することを特徴とする請求項9〜14のいずれか一項に記載の画像処理方法である。
【0039】
請求項15に記載の発明によれば、合成すべき画像の組み合わせを選択するので、同時に診断される複数の画像を自動的に合成することができる。
【0040】
請求項16に記載の発明は、前記共通の被写体を含む複数の医用画像を記憶する入力画像記憶工程を含むことを特徴とする請求項9〜14のいずれか一項に記載の画像処理方法である。
【0041】
請求項16に記載の発明によれば、合成画像とは別にオリジナル画像を記憶しているので、必要なときにはオリジナル画像を使用することができる。
【0042】
請求項17に記載の発明は、コンピュータに、共通の被写体を含む複数の医用画像の位置合わせを行う画像位置合わせ機能と、前記位置合わせが行われた複数の画像を一画像に合成する画像合成機能と、前記合成された画像を記憶する合成画像記憶機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0043】
請求項17に記載の発明によれば、位置合わせを行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、並べて表示させる度に再度位置合わせを行う必要がない。そのため、処理後の画像の表示や転送や管理が容易となる。また、医師が合成された画像を用いて読影を行った場合に、診断を下した根拠となる画像を保存することができる。
【0044】
請求項18に記載の発明は、コンピュータに、前記共通の被写体を含む複数の医用画像に画像処理を行う画像処理機能と、前記画像処理機能における画像処理条件を変更する画像処理条件変更機能と、を実現させることを特徴とする請求項17に記載のプログラムである。
【0045】
請求項18に記載の発明によれば、合成される複数の画像の階調性等を合わせてから複数の画像を合成することができる。したがって、合成画像に含まれる共通の被写体を比較させやすく、診断性を向上させることができる。また、画像処理を行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、再度画像処理を行う必要がない。そのため、処理後の画像の表示や転送や管理が容易となる。
【0046】
請求項19に記載の発明は、コンピュータに、前記共通の被写体を含む複数の医用画像毎に画像処理を行う複数の画像処理機能と、前記複数の画像処理機能における画像処理条件を変更する複数の画像処理条件変更機能と、を実現させることを特徴とする請求項17に記載のプログラムである。
【0047】
請求項19に記載の発明によれば、合成される複数の画像毎に適した画像処理条件に変更して、階調性等を合わせてから複数の画像を合成することができる。したがって、各画像に対して、より適切な画像処理が可能となり、合成画像に含まれる共通の被写体を比較させやすく、診断性を向上させることができる。また、画像処理を行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、再度画像処理を行う必要がない。そのため、処理後の画像の表示や転送や管理が容易となる。
【0048】
請求項20に記載の発明は、コンピュータに、前記共通の被写体を含む複数の医用画像に対してトリミングを行うトリミング機能を実現させることを特徴とする請求項17〜19のいずれか一項に記載のプログラムである。
【0049】
請求項20に記載の発明によれば、画像から不要な部分を除外することにより、画像のデータ量を削減することができる。また、不要な部分を除外するので、画像の必要な部分のみに注目させ、診断性を向上させることができる。
【0050】
請求項21に記載の発明は、コンピュータに、前記共通の被写体を含む複数の医用画像に対して、合成後にトリミングを行うトリミング機能を実現させることを特徴とする請求項17〜19のいずれか一項に記載のプログラムである。
【0051】
請求項21に記載の発明によれば、画像から不要な部分を除外することにより、画像のデータ量を削減することができる。また、不要な部分を除外するので、画像の必要な部分のみに注目させ、診断性を向上させることができる。また、合成後にトリミングを行うことにより、合成される画像間において、バランスよくトリミングを行うことができる。
【0052】
請求項22に記載の発明は、前記合成された合成画像のデータは、合成前の画像を特定する情報と、合成前の画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、を含むことを特徴とする請求項17〜21のいずれか一項に記載のプログラムである。
【0053】
請求項22に記載の発明によれば、合成画像のデータは、合成前の画像を特定する情報と、合成前の画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、を含むので、合成前の画像の出所や加えた画像処理を特定することができる。
【0054】
請求項23に記載の発明は、コンピュータに、前記共通の被写体を含む複数の医用画像を記憶する入力画像記憶機能と、前記記憶された複数の画像の中から予め定められた基準に基づいて合成すべき画像の組み合わせを選択する画像選択機能と、を実現させ、前記画像合成機能は、前記画像選択機能により選択された結果に基づいて複数の画像を一画像に合成することを特徴とする請求項17〜22のいずれか一項に記載のプログラムである。
【0055】
請求項23に記載の発明によれば、合成すべき画像の組み合わせを選択するので、同時に診断される複数の画像を自動的に合成することができる。
【0056】
請求項24に記載の発明は、コンピュータに、前記共通の被写体を含む複数の医用画像を記憶する入力画像記憶機能を実現させることを特徴とする請求項17〜22のいずれか一項に記載のプログラムである。
【0057】
請求項24に記載の発明によれば、合成画像とは別にオリジナル画像を記憶しているので、必要なときにはオリジナル画像を使用することができる。
【0058】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施の形態であって本発明を限定するものではない。
【0059】
まず、本発明の実施の形態における画像処理装置1の概略構成について説明する。図1に示すように、画像処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、操作手段5、表示手段6、I/F(InterFace)部7、入力画像記憶手段8、画像選択手段9、画像位置合わせ手段10、画像処理手段11、画像処理条件変更手段12、トリミング手段13、画像合成手段14、合成画像記憶手段15、等を備えて構成され、各部はバス16により接続されている。
【0060】
CPU2は、操作手段5から入力される各種指示又はI/F部7から入力されるデータに従って、ROM3に記憶されている各種プログラムの中から指定されたプログラムをRAM4のワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行し、その処理結果をRAM4の所定の領域に格納するとともに、表示手段6に表示させる。
【0061】
ROM3は、不揮発性の半導体メモリで構成され、CPU2により実行される各種プログラム等を記憶している。
【0062】
RAM4は、書き換え可能な半導体素子で構成される。RAM4は、データが一時的に保存される記憶媒体であり、CPU2が実行するためのプログラムを展開するためのプログラムエリア、操作手段5やI/F部7から入力されるデータやCPU2による各種処理結果等を保存するためのデータエリア、等が形成される。
【0063】
操作手段5は、カーソルキー、数字入力キー、各種機能キー等を備えたキーボードを含み、各キー操作による押下信号をCPU2に出力する。なお、操作手段5は、必要に応じてマウス等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えることとしてもよい。
【0064】
表示手段6は、合成される画像データを表示する。CRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の表示装置を用いることができ、中でも医用画像専用の精細高輝度のCRT又は液晶ディスプレイが最も好ましい。さらに、表示画素数が約1000×1000以上である高精細ディスプレイが好ましく、さらに表示画素数が約2000×2000以上である高精細ディスプレイが好ましい。
【0065】
I/F部7は、医用画像入力装置と接続するための入力インターフェイス、及び、医用画像出力装置と接続するための出力インターフェイスを備えて構成される。I/F部7は、医用画像入力装置から入力された画像データをCPU2の制御に従って入力画像記憶手段8に格納する。
【0066】
画像データの入力は、例えば、レーザデジタイザを用いて、患者を撮影した医用画像が記録されたフィルム上をレーザビームで走査し、透過した光量を測定し、その値をアナログデジタル変換することにより、デジタル画像データとして入力される。
【0067】
また、上記レーザデジタイザに限らず、例えばCCD(Charge Coupled Device)等の光センサを用いることとしてもよい。この場合、フィルム上を光走査し、その反射光をCCDにより光電変換してデジタル画像データを得る。また、フィルムに記録された画像を読み取るのではなく、特開昭55−12429号公報に開示されているように、蓄積性蛍光体を用いて撮影された医用画像をデジタル変換して出力する撮影装置を接続して、この撮影装置から画像データを得ることとしてもよい。
【0068】
また、2次元的に配列された複数の検出素子により放射線画像を撮像して電気信号として出力するフラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector)から得た画像データを入力するものであってもよい。例えば、特開平6−342098号公報には、照射された放射線の強度に応じた電荷を生成し、生成された電荷を2次元的に配列された複数のコンデンサに蓄積する技術が開示されている。
【0069】
また、特開平9−90048号公報に記載されているように、放射線を増感紙等の蛍光体層に吸収させて蛍光を発生させ、その蛍光強度を画素毎に設けたフォトダイオード等の光検出器で検出して医用画像を入力することとしてもよい。蛍光強度の検出手段としては他にCCDやC−MOS(Complementary−Metal Oxide Semiconductor)センサを用いる方法もある。また、放射線の照射により可視光を発する放射線シンチレータと、レンズアレイ及び各々のレンズに対応するエリアセンサとを組み合わせた構成であってもよい。
【0070】
また、画像データを保存したCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)やフロッピー(登録商標)ディスク等の各種記憶媒体から画像データを読み取ることとしてもよい。
【0071】
また、I/F部7は、CPU2から出力指示された画像データを医用画像出力装置に出力する。医用画像出力装置として、CRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の各種表示装置や、フィルム出力装置等が用いられる。
【0072】
入力画像記憶手段8は、ハードディスクが用いられ、入力された画像データを記憶する。入力画像記憶手段8は、必要に応じて画像データにデータ圧縮を施して格納する。ここで、データ圧縮方法としては、公知のJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)、DPCM(Differential Pulse Code Modulation)、ウェーブレット圧縮等の手法を用いた可逆圧縮又は不可逆圧縮が用いられるが、データ圧縮に伴う診断情報の劣化が無い可逆圧縮が好ましい。
【0073】
なお、画像データの入力とともにその画像データに関する情報、例えば撮影された患者の患者ID、撮影日時、撮影部位、撮影方向等の患者情報が入力され、入力画像記憶手段8に画像データが記憶される際には、この患者情報も画像データに対応付けて記憶されることとする。
【0074】
画像選択手段9は、入力画像記憶手段8に記憶されている複数の画像データから、合成されるべき画像の組み合わせを選択する。例えば、患者IDが同一で、撮影日時が同じ日の近い時間(例えば、5分以内等)である乳房X線画像のうち、右CC(Cranio−Caudal:頭尾方向)画像と左CC画像、又は右MLO(Medio−Lateral Oblique:内外斜位方向)画像と左MLO画像のペアを選択する。また、例えば、患者IDが同一の胸部正面X線画像のうち、最新のものから2つ選択して、現在の画像と過去の画像を比較させる。画像選択手段9が合成されるべき画像の組み合わせを選択する基準は、ユーザにより操作手段5から指示されるものとする。
【0075】
画像位置合わせ手段10は、画像選択手段9により選択された複数の画像データの位置合わせを行う。例えば、異なる時期に撮影された同一患者の同一部位の画像を並べて位置合わせを行ったり、同一患者の左右の乳房X線画像を並べて位置合わせを行ったりする。自動位置合わせ後、手動により微調整が可能であることが望ましい。
【0076】
画像処理手段11は、CPU2の指示に従って、入力された画像データに各種画像処理を施す。各種画像処理には、階調性を調整して診断に適した濃度及びコントラストの画像に変換する階調処理、画像の鮮鋭度を調整する周波数処理、ダイナミックレンジの広い画像を、細部のコントラストを低下させることなく見やすい濃度範囲に収めるためのダイナミックレンジ圧縮処理等が含まれる。
【0077】
画像処理条件変更手段12は、合成前の複数の画像データに対してそれぞれ画像処理条件を変更して、各画像間の階調性や鮮鋭度を合わせる。これにより、合成される複数の画像の比較読影がしやすくなり、診断性が向上する。
画像処理条件変更手段12は、画像解析により複数の画像間の階調性や鮮鋭度を合わせることとしてもよいし、表示手段6に複数の画像を表示させ、ユーザにより階調性や鮮鋭度を調整されることとしてもよい。
【0078】
トリミング手段13は、合成前の画像に対してトリミングを行う。ここで、「トリミング」とは、画像中の診断に不要な部分を除外することをいう。図2に、同一患者の左右の乳房X線画像のトリミング例を示す。図2(a)に示すように、乳房X線画像において、X線が照射されていない白い部分17a,17bを除外する。このような部分は、診断情報がなく、不要であるだけでなく、合成後の画像の中央に白い部分が存在すると、読影する医師の目が疲れやすく、診断しづらい。したがって、X線が照射されていない部分を除外することにより、診断性を向上させることができる。また、図2(b)に示すように、乳房X線画像において、画像中の被写体が小さい場合には、スキンラインや乳頭の位置を検出し、画像の乳頭側18a,18bをトリミングする。
トリミング手段13は、診断に不要な部分を認識して自動的にトリミングすることとしてもよいし、ユーザにより指定された範囲をトリミングすることとしてもよい。
【0079】
画像合成手段14は、複数の画像を一画像に合成する。図3(a)に、左右の乳房X線画像と、その合成画像を示す。なお、図3(b)に示すように、左右の乳房X線画像が同一方向を向いている場合には、一方の画像を左右反転し、乳頭側が外側になるようにしてから合成することとしてもよい。
画像合成手段14は、図4に示すように、画像を合成する際、合成画像データのヘッダに、合成前の各画像を特定するための情報と、合成前の各画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、合成担当者と、合成処理日と、を記録する。具体的に、画像処理の内容を示す情報とは、位置合わせ処理、階調処理等の画像処理、トリミング処理、等の条件を含む。合成担当者とは、画像合成時に担当した者をいい、手動により微調整を行った場合等、個人差が出る場合には重要となる。
【0080】
合成画像記憶手段15は、画像合成手段14により合成された合成画像データを記憶する。合成画像記憶手段15にはハードディスクが用いられ、必要に応じて画像データにデータ圧縮を施して格納する。ここで、データ圧縮方法としては、公知のJPEG、DPCM、ウェーブレット圧縮等の手法を用いた可逆圧縮又は不可逆圧縮が用いられるが、データ圧縮に伴う診断情報の劣化が無い可逆圧縮が好ましい。
【0081】
次に本実施の形態の動作について説明する。
なお、動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、画像処理装置1のCPU2が読み取り可能なプログラムの形態でROM3に格納されており、CPU2は、当該プログラムに従った動作を逐次実行する。
【0082】
図5は、本実施の形態の画像処理装置1において実行される処理を示すフローチャートである。
まず、I/F部7により医用画像入力装置から画像データが取得され、入力画像記憶手段8に記憶される(ステップS1)。次に、画像選択手段9により合成されるべき画像の組み合わせが選択される(ステップS2)。そして、画像位置合わせ手段10により、合成される複数の画像データの位置合わせ処理が行われ(ステップS3)、位置合わせが行われた複数の画像が表示手段6に表示される。ここで、合成される複数の画像の階調性等を合わせるために、画像処理条件変更手段12により、画像処理条件が変更される(ステップS4)。次に、トリミング手段13により各画像に対してトリミングが行われる(ステップS5)。次に、画像合成手段14により、複数の画像データが合成される(ステップS6)。合成画像データのヘッダには、合成前の各画像を特定するための情報と、合成前の各画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、合成担当者と、合成処理日とが記録される。合成された合成画像データは合成画像記憶手段15により記憶される(ステップS7)。
【0083】
次に、位置合わせ処理について詳しく説明する。
図6は位置合わせ処理を説明するフローチャートである。ここでは、2つの画像データの位置合わせについて説明する。
【0084】
図6に示すように、2つの画像データ(画像データ1と画像データ2)のうち画像データ1から得られる画像内に複数の部分領域A(i=1,2,...,N)が設定される(ステップS31)。次いで、画像データ1において設定された部分領域A毎に、画像データ2内の対応する部分領域B(i=1,2,...,N)との間の部分領域類似度C(i=1,2,...,N)が決定される(ステップS32)。ここでは、部分領域類似度として、規格化相互相関値を用いる。
【0085】
規格化相互相関値Cは、部分領域A中のj番目の画素の画素値をA(j)、それに対応する部分領域B中のj番目の画素の画素値をB(j)と表した場合に、下記式(1)で表される。mAi,mBiは各部分領域内の画素値の平均値、σAi,σBiは各部分領域内の画素値の標準偏差である。
【数1】
Figure 2004216007
部分領域類似度は規格化相互相関値に限らず、例えば、通常の相互相関値、あるいは、フーリエ変換の位相項の相関値(Medical Imaging Technology, Vol.7,pp.175−176, 1989)を部分領域類似度としてもよい。
【0086】
次に、決定された部分領域類似度Cが、各部分領域に対して設定された重み係数を用いて重み付け加算されることにより、全体領域類似度Sが決定される(ステップS33)。部分領域Aに割り当てられた重み係数をw(i=1,2,・・・,N)として、全体領域類似度Sは下記式(2)により定義される。重み係数wは、位置合わせへの寄与率が大きいほど大きい値を取り、その総和は1とする。
【数2】
Figure 2004216007
【0087】
そして、画像データ1を画像データ2に位置合わせするための位置合わせ画像変換条件が決定される(ステップS34)。具体的には、全体領域類似度Sが最大値をとるときの位置合わせ画像変換条件が求められる。
決定された位置合わせ画像変換条件に基づいて画像データ1の平行移動及び回転が行われ、画像データ2との位置合わせ画像変換が行われる(ステップS35)。
【0088】
さらに、非線形変換を用いて局所的なずれを補正し、人体の複雑な位置ずれを位置合わせすることとしてもよい。一方の画像内に微小な関心領域が選択され、この関心領域内の構造に基づいて、他方の画像内の対応する位置の近傍で最も良く構造が一致する領域が探索され、関心領域の中心点に対応する移動量が求められ、求められた複数の移動量が総合されて、非線形変換における係数が定められる。以上の方法は、特開2000−342558号公報に開示されている。
【0089】
なお、本位置合わせ処理では、画像データ1を画像データ2の位置に合わせることとしたが、画像データ1及び画像データ2の位置をそれぞれ動かして、位置を合わせることとしてもよい。また、本位置合わせ処理では、画像データ1と画像データ2を用いて2つの画像を合成する場合について説明したが、合成する画像は3つ以上であってもよい。また、画像位置合わせ手段10は、複数の画像の位置合わせを目的としたものであれば、他の方法を用いてもよい。
【0090】
図7に、比較読影用に合成された合成画像の例を示す。図7(a)は、異なる時期に撮影された同一患者の胸部正面X線画像を位置合わせ後、合成した画像である。図7(b)は、異なる時期に撮影された同一患者の同一乳房のX線画像を位置合わせ後、合成した画像である。図7(c)は、同一患者の左右の乳房X線画像を位置合わせ後、合成した画像である。図中に異常陰影Xを示す。このように、同一患者の現在の画像と過去の画像を比較しながら読影を行う場合や、対応する画像同士を比較しながら読影を行う場合に、病理的変化を発見しやすく、迅速に診断することができる。
【0091】
画像処理装置1によれば、位置合わせを行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、並べて表示させる度に再度位置合わせを行う必要がない。そのため、記憶されている処理後の合成画像を画像表示装置に表示したり、フィルム出力したり、合成画像のデータファイルを転送したりすることができ、管理が容易となる。また、医師が合成画像を用いて読影を行い、診断を下した根拠となる画像を保存することができる。
【0092】
また、合成される複数の画像の階調性等を合わせてから画像を合成するので、合成画像に含まれる共通の被写体を比較させやすく、診断性を向上させることができる。
【0093】
また、画像から不要な部分を除外することにより、データ量が削減されるため、メモリの容量を縮小することができ、表示速度を上げることができる。また、不要な部分を除外するので、画像の必要な部分のみに注目させることができる。
【0094】
また、合成画像のヘッダに、合成前の各画像を特定するための情報と、合成前の各画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、を記録するので、合成前の画像の出所や加えた画像処理を特定することができる。
【0095】
また、指示された合成画像の選択基準に基づいて合成すべき画像データの組み合わせを選択するので、同時に診断される複数の画像を自動的に合成することができる。
【0096】
また、画像処理装置1に入力された画像とは別の画像として合成画像を記憶しているので、必要なときには入力画像を使用することができる。
【0097】
なお、本実施の形態においては、ユーザに指示された基準に基づいて、合成されるべき画像の組み合わせを選択することとしたが、複数の画像を表示手段6に表示させ、ユーザが画像を見ながら指定することとしてもよい。また、画像解析により画像の特徴を認識して、共通の被写体を含む画像の組み合わせを自動選択することとしてもよい。
【0098】
また、本実施の形態においては、合成画像データのヘッダに、合成前の画像を特定するための情報と、合成前の画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、合成担当者と、合成処理日と、を記録することとしたが、これらの情報を合成画像データに対応した情報として記憶することとしてもよい。
【0099】
また、画像処理手段11と画像処理条件変更手段12を複数備え、合成される画像毎に、適した画像処理手段11と画像処理条件変更手段12を用いて画像処理条件を変更し、複数の画像間の階調性や鮮鋭度等を合わせることとしてもよい。これにより、各画像に対して、より適切な画像処理が可能となり、望ましい。
【0100】
また、本実施の形態においては、合成される各画像に対してトリミングを行った後に画像を合成することとしたが、複数の画像を合成した後に合成画像に対してトリミングを行うこととしてもよい。これにより、合成される画像間において、バランスよくトリミングを行うことができる。
【0101】
【発明の効果】
請求項1、9又は17に記載の発明によれば、位置合わせを行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、並べて表示させる度に再度位置合わせを行う必要がない。そのため、処理後の画像の表示や転送や管理が容易となる。また、医師が合成された画像を用いて読影を行った場合に、診断を下した根拠となる画像を保存することができる。
【0102】
請求項2、10又は18に記載の発明によれば、合成される複数の画像の階調性等を合わせてから複数の画像を合成することができる。したがって、合成画像に含まれる共通の被写体を比較させやすく、診断性を向上させることができる。また、画像処理を行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、再度画像処理を行う必要がない。そのため、処理後の画像の表示や転送や管理が容易となる。
【0103】
請求項3、11又は19に記載の発明によれば、合成される複数の画像毎に適した画像処理条件に変更して、階調性等を合わせてから複数の画像を合成することができる。したがって、各画像に対して、より適切な画像処理が可能となり、合成画像に含まれる共通の被写体を比較させやすく、診断性を向上させることができる。また、画像処理を行った複数の画像を一画像に合成して記憶するので、再度画像処理を行う必要がない。そのため、処理後の画像の表示や転送や管理が容易となる。
【0104】
請求項4、12又は20に記載の発明によれば、画像から不要な部分を除外することにより、画像のデータ量を削減することができる。また、不要な部分を除外するので、画像の必要な部分のみに注目させ、診断性を向上させることができる。
【0105】
請求項5、13又は21に記載の発明によれば、画像から不要な部分を除外することにより、画像のデータ量を削減することができる。また、不要な部分を除外するので、画像の必要な部分のみに注目させ、診断性を向上させることができる。また、合成後にトリミングを行うことにより、合成される画像間において、バランスよくトリミングを行うことができる。
【0106】
請求項6、14又は22に記載の発明によれば、合成画像のデータは、合成前の画像を特定する情報と、合成前の画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、を含むので、合成前の画像の出所や加えた画像処理を特定することができる。
【0107】
請求項7、15又は23に記載の発明によれば、合成すべき画像の組み合わせを選択するので、同時に診断される複数の画像を自動的に合成することができる。
【0108】
請求項8、16又は24に記載の発明によれば、合成画像とは別にオリジナル画像を記憶しているので、必要なときにはオリジナル画像を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像処理装置1の概略構成を示すブロック図である。
【図2】乳房X線画像のトリミング例を示す図である。
【図3】左右の乳房X線画像と、その合成画像を示す図である。
【図4】合成画像データのヘッダに含まれる情報を示す図である。
【図5】画像処理装置1において実行される処理を示すフローチャートである。
【図6】位置合わせ処理を説明するフローチャートである。
【図7】比較読影用に合成された合成画像の例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 操作手段
6 表示手段
7 I/F部
8 入力画像記憶手段
9 画像選択手段
10 画像位置合わせ手段
11 画像処理手段
12 画像処理条件変更手段
13 トリミング手段
14 画像合成手段
15 合成画像記憶手段
16 バス

Claims (24)

  1. 共通の被写体を含む複数の医用画像の位置合わせを行う画像位置合わせ手段と、
    前記位置合わせが行われた複数の画像を一画像に合成する画像合成手段と、
    前記合成された画像を記憶する合成画像記憶手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記共通の被写体を含む複数の医用画像に画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像処理手段における画像処理条件を変更する画像処理条件変更手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記共通の被写体を含む複数の医用画像毎に画像処理を行う複数の画像処理手段と、
    前記複数の画像処理手段における画像処理条件を変更する複数の画像処理条件変更手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記共通の被写体を含む複数の医用画像に対してトリミングを行うトリミング手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記共通の被写体を含む複数の医用画像に対して、合成後にトリミングを行うトリミング手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記合成された合成画像のデータは、合成前の画像を特定する情報と、合成前の画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記共通の被写体を含む複数の医用画像を記憶する入力画像記憶手段と、
    前記記憶された複数の画像の中から予め定められた基準に基づいて合成すべき画像の組み合わせを選択する画像選択手段と、
    を備え、
    前記画像合成手段は、前記画像選択手段により選択された結果に基づいて複数の画像を一画像に合成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記共通の被写体を含む複数の医用画像を記憶する入力画像記憶手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 共通の被写体を含む複数の医用画像の位置合わせを行う画像位置合わせ工程と、
    前記位置合わせが行われた複数の画像を一画像に合成する画像合成工程と、
    前記合成された画像を記憶する合成画像記憶工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  10. 前記共通の被写体を含む複数の医用画像に画像処理を行う画像処理工程と、
    前記画像処理工程における画像処理条件を変更する画像処理条件変更工程と、
    を含むことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 前記共通の被写体を含む複数の医用画像毎に画像処理を行う複数の画像処理工程と、
    前記複数の画像処理工程における画像処理条件を変更する複数の画像処理条件変更工程と、
    を含むことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  12. 前記共通の被写体を含む複数の医用画像に対してトリミングを行うトリミング工程を含むことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  13. 前記共通の被写体を含む複数の医用画像に対して、合成後にトリミングを行うトリミング工程を含むことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  14. 前記合成された合成画像のデータは、合成前の画像を特定する情報と、合成前の画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、を含むことを特徴とする請求項9〜13のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  15. 前記共通の被写体を含む複数の医用画像を記憶する入力画像記憶工程と、
    前記記憶された複数の画像の中から予め定められた基準に基づいて合成すべき画像の組み合わせを選択する画像選択工程と、
    を含み、
    前記画像合成工程において、前記画像選択工程で選択された結果に基づいて複数の画像を一画像に合成することを特徴とする請求項9〜14のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  16. 前記共通の被写体を含む複数の医用画像を記憶する入力画像記憶工程を含むことを特徴とする請求項9〜14のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  17. コンピュータに、
    共通の被写体を含む複数の医用画像の位置合わせを行う画像位置合わせ機能と、
    前記位置合わせが行われた複数の画像を一画像に合成する画像合成機能と、
    前記合成された画像を記憶する合成画像記憶機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  18. コンピュータに、
    前記共通の被写体を含む複数の医用画像に画像処理を行う画像処理機能と、
    前記画像処理機能における画像処理条件を変更する画像処理条件変更機能と、
    を実現させることを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  19. コンピュータに、
    前記共通の被写体を含む複数の医用画像毎に画像処理を行う複数の画像処理機能と、
    前記複数の画像処理機能における画像処理条件を変更する複数の画像処理条件変更機能と、
    を実現させることを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  20. コンピュータに、
    前記共通の被写体を含む複数の医用画像に対してトリミングを行うトリミング機能を実現させることを特徴とする請求項17〜19のいずれか一項に記載のプログラム。
  21. コンピュータに、
    前記共通の被写体を含む複数の医用画像に対して、合成後にトリミングを行うトリミング機能を実現させることを特徴とする請求項17〜19のいずれか一項に記載のプログラム。
  22. 前記合成された合成画像のデータは、合成前の画像を特定する情報と、合成前の画像データに加えた画像処理の内容を示す情報と、を含むことを特徴とする請求項17〜21のいずれか一項に記載のプログラム。
  23. コンピュータに、
    前記共通の被写体を含む複数の医用画像を記憶する入力画像記憶機能と、
    前記記憶された複数の画像の中から予め定められた基準に基づいて合成すべき画像の組み合わせを選択する画像選択機能と、
    を実現させ、
    前記画像合成機能は、前記画像選択機能により選択された結果に基づいて複数の画像を一画像に合成することを特徴とする請求項17〜22のいずれか一項に記載のプログラム。
  24. コンピュータに、
    前記共通の被写体を含む複数の医用画像を記憶する入力画像記憶機能を実現させることを特徴とする請求項17〜22のいずれか一項に記載のプログラム。
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