JP4164245B2 - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より例えば、センサやカメラ等の撮影装置により被写体をX線撮影して得られた画像データを、モニタやX線診断用フィルム等に出力する場合、当該画像データを観察しやすい濃度値に変換する階調変換処理が行われるのが一般的である。
【0003】
ところで、上記の階調変換処理方法としては、例えば、対象画像における被写体領域全体の2次元的な構造を解析し、当該解析結果に基き所定領域を抽出し、当該所定領域内から抽出した特徴量に基いて対象画像の階調変換を行う方法(以下、「第1の階調変換処理方法」と言う)がある。或いは、対象画像における被写体領域のヒストグラム解析を行い、当該解析結果に基き特徴量を抽出し、当該特徴量に基いて対象画像の階調変換を行う方法(以下、「第2の階調変換処理方法」と言う)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の階調変換処理方法では、次のような問題点があったので、X線等の放射線撮影により得られた画像に対して適切な階調変換処理を施すことができなかった。
【0005】
まず、例えば、第1の階調変換処理方法(構造解析を用いる方法)では、対象画像において、被写体の構造が一般的な構造と異なる場合や、被写体が回転している状態の場合、特徴量の抽出が不安定になりやすい傾向がある。
一方、第2の階調変換処理方法(ヒストグラムを用いる方法)では、第1の階調変換処理方法と比較して、被写体の構造や回転の特異性に対する影響を受けにくいが、被写体の特定領域を、階調変換処理に用いる特徴量を抽出する領域(注目領域)とすることが困難である。
【0006】
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、対象画像に対する階調変換処理で用いる特徴量を、常に安定して精度良く抽出できる構成により、良好な階調変換処理後の画像を提供できる、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、それを実施するための処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的化において、本発明は、被写体に向けて照射され、少なくとも前記被写体を透過した放射線の強度分布を電気信号に変換して得られた画像データに対して画像処理を施す画像処理装置であって、前記画像データから前記被写体に係る被写体領域を抽出する被写体領域抽出手段と、前記被写体領域抽出手段で抽出された前記被写体領域の同一行上の画素をソートする処理を行う横方向ソート手段と、前記被写体領域抽出手段で抽出された前記被写体領域の同一列上の画素をソートする処理を行う縦方向ソート手段と、前記横方向ソート手段でソート処理された結果の被写体領域と、前記縦方向ソート手段でソート処理された結果の被写体領域と、を比較し、ソート処理された結果の被写体領域の投影が長い方の前記被写体領域を選択し、選択した前記被写体領域の画像端部の所定領域を注目領域として、前記注目領域に基づき特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体としてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0020】
本発明は、例えば、図1に示すようなX線撮影装置100に適用される。
本実施の形態のX線撮影装置100は、特に、X線撮影して取得した対象画像の階調変換処理を行うために用いる特徴量(濃度特徴量)を抽出するにあたって、対象画像を構成する画素値に基き画素の並び替えを行った画像から特徴量を抽出する構成を備えている。
以下、本実施の形態のX線撮影装置100の構成及び動作について具体的に説明する。
【0021】
[X線撮影装置100の構成]
X線撮影装置100は、階調変換処理を含む画像処理機能を有するものであり、上記図1に示すように、X線を発生するX線発生回路101と、被写体103を透過したX線光が結像される2次元X線センサ104と、2次元X線センサ104から出力される撮像画像を収集するデータ収集回路105と、データ収集回路105にて収集された撮像画像に前処理を施す前処理回路106と、前処理回路106での処理後画像(原画像)等の各種情報や各種処理実行のための処理プログラムを記憶するメインメモリ109と、X線撮影実行等の指示や各種設定を本装置に対して行うための操作パネル110と、前処理回路106での処理後画像(原画像)に対して画像処理を施す画像処理回路111と、本装置100全体の動作制御を司るCPU108とを備えている。
データ収集回路105、前処理回路106、画像処理回路111、CPU108、メインメモリ109、及び操作パネル110はそれぞれ、CPUバス107を介して互いにデータ授受できるように接続されている。
【0022】
画像処理回路111は、照射野認識回路112、被写体抽出回路113、横方向ソート回路114、縦方向ソート回路115、解析回路116、及び階調変換回路117を備えている。
【0023】
照射野認識回路112は、原画像(対象画像)において、X線が2次元X線センサ104に直接照射されている領域(照射領域)を抽出する。
被写体抽出回路113は、照射野認識回路112で抽出された照射領域から、す抜け領域及び当該す抜け領域と一定幅で接する体領域を削除することで、被写体領域を抽出する。
【0024】
横方向ソート回路114は、被写体領域において、同一行内の画素列を、その画素値の大きさに基づき並び替える。
縦方向ソート回路115は、被写体領域において、同一列内の画素列を、その画素値の大きさに基づき並び替える。
【0025】
解析回路116は、対象画像における被写体が縦方向に長いか横方向に長いかを判断し、縦方向に長い場合には横方向ソート回路114でソート処理された画像の所定領域から特徴量を抽出し、横方向に長い場合には縦方向ソート回路115でソート処理された画像の所定領域から特徴量を抽出する。
諧調変換回路117は、解析回路116で得られた特徴量に基いて、対象画像への階調変換処理を実行する。
【0026】
[X線撮影装置100の動作]
図2は、X線撮影装置100の動作の一例を示したものである。
例えば、メインメモリ109は、CPU108での各種処理実行に必要なデータや処理プログラム等を予め記憶すると共に、CPU108の作業用としてのワークメモリを含んでいる。メインメモリ109に記憶される処理プログラム、特に、画像処理プログラムとして、ここでは例えば、上記図2のフローチャートに従った処理プログラムを用いる。
したがって、CPU108は、メインメモリ109から上記図2で示される画像処理プログラムを読み出して実行することで、以下に説明するような本装置100全体の動作制御を行う。
【0027】
ステップS200:
X線発生回路101は、被写体(被検査体)103に対してX線ビーム102を放射する。
X線発生回路101から放射されたX線ビーム102は、被検査体103を減衰しながら透過して、2次元X線センサ104に到達し、2次元X線センサ104からX線画像として出力される。ここでは、2次元X線センサ104から出力されるX線画像を、例えば、膝等の人体部画像とする。
【0028】
データ収集回路105は、2次元X線センサ104から出力されたX線画像を電気信号に変換し、これを前処理回路106に供給する。
前処理回路106は、データ収集回路105からの信号(X線画像信号)に対して、オフセット補正処理やゲイン補正処理等の前処理を施す。
前処理回路106での処理後画像信号は入力画像(原画像)の情報として、CPU108の制御によりCPUバス115を介して、メインメモリ109及び画像処理回路111にそれぞれ転送される。
【0029】
ステップS201:
画像処理回路111において、照射野認識回路112は、CPU108の制御により転送された原画像から照射領域を抽出する。
【0030】
ステップS202:
被写体抽出回路113は、照射野認識回路112により得られた照射領域外及び照射領域内のす抜け領域及び当該す抜け領域と一定間隔内で接する体領域を、例えば、“0”画素で置き換えることで、被写体領域を抽出する。
【0031】
具体的には例えば、被写体抽出回路113は、原画像を”f(x,y)”として、
【0032】
【数1】
Figure 0004164245
【0033】
なる式(1)により、原画像変換を行い、照射領域外と、す抜け領域及び該す抜け領域と一定間隔内で接する体領域とを削除した画像f1(x,y)を得る。
上記式(1)における”sng(x,y)”は、
【0034】
【数2】
Figure 0004164245
【0035】
なる式(2)で表される。
上記式(2)において、”Th1”は、実験等により予め定められる定数であり、例えば、原画像全体の画素値の最大値の90%の値とする。”d1”及び”d2”は、す抜け領域と一定間隔内で接する体領域を削除する際の当該一定間隔(幅)を決定する定数である。
【0036】
ステップS203:
横方向ソート回路114は、被写体抽出回路113で得られた被写体領域について、同一行から画素列を抽出し、これらの画素値の大きさに基づいて、当該画素値列を並び替える。
例えば、被写体抽出回路113で得られた被写体領域の画像が、図3(a)に示すような画像である場合、横方向ソート回路114は、同図(b)に示すような画像となるように、すなわち画像の左端部に低画素値が配置されるように、画像全体にわたりソート処理を実行する。但し、画像中の“0”画素値については右端に配置するようにする。
【0037】
尚、横方向ソート回路114でのソート処理は、上述した処理に限られることはなく、任意の処理方法を適用可能である。
【0038】
ステップS204:
縦方向ソート回路115は、被写体抽出回路113で得られた被写体領域について、同一列から画素列を抽出し、これらの画素値の大きさに基づいて、当該画素値列を並び替える。
例えば、被写体抽出回路113で得られた被写体領域の画像が、上記図3(a)に示したような画像である場合、縦方向ソート回路115は、同図(c)に示すような画像となるように、すなわち画像の下端部に低画素値が配置されるように、画像全体にわたりソート処理を実行する。
【0039】
ここで、例えば、対象画像が四肢画像である場合、骨部領域はX線の透過率が悪く低画素値となり、骨部領域からす抜け領域に向かって、画素値が高くなる性質がある。このため、画像の水平行内でソート処理を行った場合、低画素値部である骨部領域が画像の左端部に集まり、す抜け領域に近い軟部組織は画像右端部に集まる。これは、対象画像が、例えば、胸部画像の場合でも同様の効果があり、この場合、脊柱領域が画像の左端に集まり、肺野領域及びす抜け部が右端部に集まるようになる。
【0040】
したがって、被写体の解剖学的部分(骨部、肺部、軟部等)に応じて画素の値が異なるため、横方向ソート回路114及び縦方向ソート回路115を設ける構成により、被写体領域内の組織を簡易に分離できる。また、被写体が斜め状態で撮影された画像である場合にも、被写体の体位を考慮することなく、安定して解剖学的分離を行うことができる。
【0041】
ステップS205:
解析回路116は、横方向ソート回路114でのソート処理結果及び縦方向ソート回路115でのソート処理結果により、被写体の長さA及びB(上記図3(b)及び(c)参照)を比較し、長さAが長さBよりも長い場合には横方向ソート回路114でソート処理された画像を選択し、長さBが長さAよりも長い場合には縦方向ソート回路115でソート処理された画像を選択する。
【0042】
ステップS206:
解析回路116は、ステップS205で選択した画像端部の中点を、特徴量を抽出する注目領域(所定領域、例えば、上記図3(b)及び(c)の斜線部分で示す領域)とする。
そして、解析回路116は、注目領域内の画素の平均値等の特徴量を抽出する。
【0043】
ステップS207:
階調変換回路116は、解析回路115で得られた特徴量に基いて、原画像を階調変換する。
具体的には例えば、階調変換回路116は、解析析回路115において抽出されたROIの階調変換後の濃度平均値が“1.2”となるように変換する。
【0044】
階調変換回路114で階調変換処理された画像は、モニタ表示されたり、フィルム上に出力されたりする。このときの画像は、頚椎領域が一定濃度であるため、安定した画像診断等を行うことができる。
【0045】
上述のように本実施の形態では、対象画像から特徴量を抽出する際に、対象画像の行内の画素をソート処理するように構成したので、対象画像において、例えば、骨部領域と軟部組織領域等のような解剖学的領域を簡易に分離することができる。このため、特徴量を抽出する目的とする注目領域(例えば、骨部等の領域、本実施の形態では、被写体中央の膝部の領域)を簡易に抽出することができる。また、このときの分離処理には複雑な解析処理が含まれないため、処理時間をかけずに効率的に且つ安定して解剖学的領域の分離処理を行うことができる。
【0046】
また、対象画像が、被写体が斜め状態でX線撮影された画像の場合であっても、被写体のソート投影が長いほうのソート画像を選択することで、安定した特徴量の抽出を行うことができる。これは、ソート投影が短ければソート画像の骨部領域の重なりが長くなり、画像端部には結果として骨部全体の低画素値領域が集まることによる。これとは逆に、ソート投影が長ければソート画像の骨部領域の重なりが短くなり、画像端部には結果として目的とする骨部の画素値領域が集まることになるためである。
【0047】
すなわち、本実施の形態では、対象画像へのソート処理により解剖学的領域の分離を行い、当該分離処理後の画像から、特徴量を抽出する注目領域として、ほぼ目的とする部位領域を容易に安定して抽出できる。そして、この領域内の画素の統計量等を特徴量として抽出するため、対象画像を代表する値である特徴量を精度よく抽出することができる。さらに、この特徴量に基づき対象画像への階調変換を行うため、特定部位領域(例えば、骨部領域等)を安定した濃度値とすることができる。このような階調変換後の画像を、例えば、画像診断に用いることで、診断能が上がる効果がある。
【0048】
また、ソート画像の端部の中点を、特徴量を抽出する注目領域とすることで、対象画像の注目領域を簡易に安定して抽出することができる。これは、注目領域は、照射野の中心領域に存在する傾向にあるためである。
【0049】
尚、本発明の目的は、本実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体及び当該プログラムコードは本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、本実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0050】
図4は、上記コンピュータ機能600の構成の一例を示したものである。
コンピュータ機能600は、上記図4に示すように、CPU601と、ROM602と、RAM603と、キーボード(KB)609のキーボードコントローラ(KBC)605と、表示部としてのCRTディスプレイ(CRT)610のCRTコントローラ(CRTC)606と、ハードディスク(HD)611及びフレキシブルディスク(FD)612のディスクコントローラ(DKC)607と、ネットワーク620との接続のためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)608とが、システムバス604を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
【0051】
CPU601は、ROM602或いはHD611に記憶されたソフトウェア、或いはFD612より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス604に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU601は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM602、或いはHD611、或いはFD612から読み出して実行することで、本実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
【0052】
RAM603は、CPU601の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。
KBC605は、KB609や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。
CRTC606は、CRT610の表示を制御する。
DKC607は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本実施の形態での動作を実現するための処理プログラム等を記憶するHD611及びFD612とのアクセスを制御する。
NIC608は、ネットワーク620上の装置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、対象画像へのソート処理により、解剖学的領域の分離後の画像から特徴量を抽出する注目領域として、ほぼ目的とする部位領域を容易に安定して抽出することができ、当該領域内から対象画像を代表する値である特徴量を精度よく抽出することができる。さらに、当該特徴量に基づき対象画像への階調変換を行うことができるため、良好な処理後画像を常に安定して提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したX線撮影装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記X線撮影装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】上記X線撮影装置において処理対象となるX線画像及び当該画像のソート画像の一例を説明するための図である。
【図4】コンピュータ読取可能な記憶媒体から上記X線撮影装置の機能を実現させるためのプログラムを読み出して実行するコンピュータの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 X線撮影装置
101 X線発生回路
102 X線ビーム
103 被写体
104 2次元X線センサ
105 データ収集回路
106 前処理回路
107 CPUバス
108 CPU
109 メインメモリ
110 操作パネル
111 画像処理回路
112 照射野認識回路
113 被写体抽出回路
114 横方向ソート回路
115 縦方向ソート回路
116 解析回路
117 階調変換回路

Claims (8)

  1. 被写体に向けて照射され、少なくとも前記被写体を透過した放射線の強度分布を電気信号に変換して得られた画像データに対して画像処理を施す画像処理装置であって、
    前記画像データから前記被写体に係る被写体領域を抽出する被写体領域抽出手段と、
    前記被写体領域抽出手段で抽出された前記被写体領域の同一行上の画素をソートする処理を行う横方向ソート手段と、
    前記被写体領域抽出手段で抽出された前記被写体領域の同一列上の画素をソートする処理を行う縦方向ソート手段と、
    前記横方向ソート手段でソート処理された結果の被写体領域と、前記縦方向ソート手段でソート処理された結果の被写体領域と、を比較し、ソート処理された結果の被写体領域の投影が長い方の前記被写体領域を選択し、選択した前記被写体領域の画像端部の所定領域を注目領域として、前記注目領域に基づき特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記特徴量抽出手段は、前記選択した前記被写体領域の画像端部の中点から所定領域の範囲を前記注目領域とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記特徴量抽出手段は、前記注目領域の画素の平均値を特徴量として抽出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記特徴量抽出手段で抽出された特徴量に基づき、前記画像データを階調変換する階調変換手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. ネットワークを介して互いに通信可能な複数の機器を含む画像処理システムであって、
    前記複数の機器のうち、少なくとも1つの機器は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置の機能を有することを特徴とする画像処理システム。
  6. 被写体に向けて照射され、少なくとも前記被写体を透過した放射線の強度分布を電気信号に変換して得られた画像データに対して画像処理を施す画像処理装置における画像処理方法であって、
    前記画像データから前記被写体に係る被写体領域を抽出する被写体領域抽出工程と、
    前記被写体領域抽出工程で抽出された前記被写体領域の同一行上の画素をソートする処理を行う横方向ソート工程と、
    前記被写体領域抽出工程で抽出された前記被写体領域の同一列上の画素をソートする処理を行う縦方向ソート工程と、
    前記横方向ソート工程でソート処理された結果の被写体領域と、前記縦方向ソート工程でソート処理された結果の被写体領域と、を比較し、ソート処理された結果の被写体領域の投影が長い方の前記被写体領域を選択し、選択した前記被写体領域の画像端部の所定領域を注目領域として、前記注目領域に基づき特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  7. 被写体に向けて照射され、少なくとも前記被写体を透過した放射線の強度分布を電気信号に変換して得られた画像データに対して画像処理を施すコンピュータを、
    前記画像データから前記被写体に係る被写体領域を抽出する被写体領域抽出手段と、
    前記被写体領域抽出手段で抽出された前記被写体領域の同一行上の画素をソートする処理を行う横方向ソート手段と、
    前記被写体領域抽出手段で抽出された前記被写体領域の同一列上の画素をソートする処理を行う縦方向ソート手段と、
    前記横方向ソート手段でソート処理された結果の被写体領域と、前記縦方向ソート手段でソート処理された結果の被写体領域と、を比較し、ソート処理された結果の被写体領域の投影が長い方の前記被写体領域を選択し、選択した前記被写体領域の画像端部の所定領域を注目領域として、前記注目領域に基づき特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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