JP4626138B2 - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

この発明は、階調変換特性曲線を用いて、画像情報の階調変換を行う画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関する。
近年、CR(Computed Radiography)に代表される放射線画像取得装置の急速な進歩により、放射線画像をデジタルな画像情報として取得し、オペレータが、この画像情報を、高精細モニタあるいはイメージャ等に出力し、読影あるいは診断することが増加しつつある。
ここで、画像情報は、高精細モニタあるいはイメージャ等に出力する際に、画像処理装置を用いて階調変換を行い、読影あるいは診断に適した階調にされる。この階調変換では、平行移動量および傾きを可変パラメータとする階調変換特性曲線が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
オペレータは、画像情報の撮像条件の違いあるいは撮像部位の違い等から、階調変換特性曲線の可変パラメータを、画像情報ごとに調整し、出力を行う。また、調整の手間を省くために、画像情報の統計的な情報に基づいて、可変パラメータを自動的に算出することも行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9―16762号公報、(第1頁、図1) 特開昭63―031641号公報、(第3〜4頁、第2図)
しかしながら、上記背景技術によれば、試行錯誤を繰り返す可変パラメータの調整に、多くの手間と時間が必要となる。すなわち、画像情報ごとに、撮像部位および関心領域を判定し、これに適した可変パラメータを探し出す作業が行われる。また、自動で調整を行う場合にも、画像情報の読影あるいは診断の際に、さらなる、微調整が必要になることがままあった。
特に、可変パラメータの調整の際に、オペレータは、表示画像を参照しつつ、輝度または濃度およびコントラストに対応する平行移動量および傾きという2つの可変パラメータを同時に最適化する必要があり、最適化の調整作業は、経験と熟練を要する難しいものである。
これらのことから、階調変換特性曲線の平行移動量および傾きという2つの可変パラメータを、容易にしかも迅速に調整する画像処理装置、画像処理方法およびプログラムをいかに実現するかが重要となる。
この発明は、上述した背景技術による課題を解決するためになされたものであり、階調変換特性曲線の平行移動量および傾きという2つの可変パラメータを、容易にしかも迅速に調整する画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発明にかかる画像処理装置は、画像情報を入力する入力手段と、階調変換特性曲線を用いて前記画像情報に含まれる入力画素値階調変換する画像処理手段と、前記階調変換特性曲線の平行移動量および傾きを可変パラメータとして、該平行移動量および傾きの値を変化させて、調整を行う処理条件調整手段と、前記階調変換された出力画素値からなる画像情報を出力する出力手段と、を備える画像処理装置であって、前記処理条件調整手段における、前記階調変換特性曲線の平行移動量変化を指定する同一の入力操作ごとの前記平行移動量の変化幅を、前記階調変換特性曲線の傾きによらず、前記変化ごとの前記出力画素値の出力変化が一定となるように設定する調整量決定手段を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明では、処理条件調整手段が、調整量決定手段により、可変パラメータが平行移動量である際に、変化を指定する同一の入力操作ごとの平行移動量の変化幅を、変化ごとの出力画素値の出力変化が一定となるように設定することとしているので、階調変換特性曲線の傾きによらず、入力操作ごとの出力画素値の出力変化が、オペレータにとって好ましい一定変化とする。
また、請求項2に記載の発明にかかる画像処理装置は、前記調整量決定手段が、前記階調変換特性曲線の傾き変化を指定する同一の入力操作ごとの変化幅を、前記階調変換特性曲線の傾きに一定の割合を乗算した値とすることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明では、変化を指定する同一の入力操作ごとの変化幅が、階調変換特性曲線の傾きに応じた一定の割合となる。
また、請求項3に記載の発明にかかる画像処理装置は、前記処理条件調整手段が、前記入力操作を行う調整入力手段を備えることを特徴とする。
この請求項3に記載の発明では、調整入力手段により、入力操作を行う。
また、請求項4に記載の発明にかかる画像処理装置は、前記調整量決定手段が、前記入力画素値の統計情報に基づいて、前記可変パラメータの値の移動候補点を複数求めることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明では、前記可変パラメータの値の調整を、簡略化する。
また、請求項5に記載の発明にかかる画像処理装置は、前記処理条件調整手段が、前記入力操作を行う調整入力手段を備え、前記調整量決定手段が、前記入力画素値の統計情報に基づいて、前記可変パラメータの値の移動候補点を複数求める手段を備え、前記調整入力手段が、前記可変パラメータの値を、前記移動候補点に変更する変更手段を備えることを特徴とする。
この請求項5に記載の発明では、調整入力手段は、変更手段により、可変パラメータの値を、移動候補点に変更する。
また、請求項6に記載の発明にかかる画像処理装置は、前記処理条件調整手段が、前記入力画素値の統計情報に基づいて、前記可変パラメータの値の調整範囲を算定し、前記調整範囲を外れる前記可変パラメータの値が入力される際に、前記入力を無効とする調整範囲制限手段を備えることを特徴とする。
この請求項6に記載の発明では、処理条件調整手段は、調整範囲制限手段により、入力画素値の統計情報に基づいて、可変パラメータの値の調整範囲を算定し、調整範囲を外れる可変パラメータの値が入力される際に、この入力を無効とする。
また、請求項に記載の発明にかかる画像処理装置は、前記処理条件調整手段が、前記出力画素値からなる画像情報を表示する表示手段を備えることを特徴とする。
この請求項に記載の発明では、表示手段により、出力画素値からなる画像情報を表示する。
また、請求項8に記載の発明にかかる画像処理方法は、画像情報を入力する入力工程と、階調変換特性曲線を用いて前記画像情報に含まれる入力画素値を階調変換する画像処理工程と、前記階調変換特性曲線の平行移動量および傾きを可変パラメータとして、該平行移動量および傾きの値を変化させて、調整を行う処理条件調整工程と、前記階調変換された出力画素値からなる画像情報を出力する出力工程と、を備える画像処理方法であって、前記処理条件調整工程における、前記階調変換特性曲線の平行移動量の変化を指定する同一の入力操作ごとの前記平行移動量の変化幅を、前記階調変換特性曲線の傾きによらず、前記変化ごとの前記出力画素値の出力変化が一定となるように設定する調整量決定工程を備えることを特徴とする。
この請求項に記載の発明では、処理条件調整工程は、調整量決定工程により、可変パラメータが平行移動量である際に、変化を指定する同一の入力操作ごとの平行移動量の変化幅を、変化ごとの出力画素値の出力変化が一定となるように設定する。
また、請求項に記載の発明にかかる画像処理方法は、前記調整量決定工程が、前記階調変換特性曲線の傾き変化を指定する同一の入力操作ごとの変化幅を、前記階調変換特性曲線の傾きに一定の割合を乗算した値とすることを特徴とする。
この請求項に記載の発明では、変化を指定する同一の入力操作ごとの変化幅が、階調変換特性曲線の傾きに応じた一定の割合となる。
また、請求項10に記載の発明にかかる画像処理方法は、前記処理条件調整工程が、前記入力操作を行う調整入力工程を備えることを特徴とする。
この請求項10に記載の発明では、処理条件調整工程は、調整入力工程により、入力操作を行う。
また、請求項11に記載の発明にかかる画像処理方法は、前記調整量決定工程が、前記入力画素値の統計情報に基づいて、前記可変パラメータの値の移動候補点を複数求めることを特徴とする。
この請求項11に記載の発明では、可変パラメータの値の調整を、簡略化する。
また、請求項12に記載の発明にかかる画像処理方法は、前記処理条件調整工程が、前記入力操作を行う調整入力工程を備え、前記調整量決定工程が、前記入力画素値の統計情報に基づいて、前記可変パラメータの値の移動候補点を複数求める工程を備え、前記調整入力工程が、前記可変パラメータの値を、前記移動候補点に変更する変更工程を備えることを特徴とする。
この請求項12に記載の発明では、調整入力工程は、変更工程により、可変パラメータの値を、移動候補点に変更する。
また、請求項13に記載の発明にかかる画像処理方法は、前記処理条件調整工程が、前記入力画素値の統計情報に基づいて、前記可変パラメータの値の調整範囲を算定し、前記調整範囲を外れる前記可変パラメータの値が入力される際に、前記入力を無効とする調整範囲制限工程を備えることを特徴とする。
この請求項13に記載の発明では、処理条件調整工程は、調整範囲制限工程により、入力画素値の統計情報に基づいて、可変パラメータの値の調整範囲を算定し、この調整範囲を外れる可変パラメータの値が入力される際に、この入力を無効とする。
また、請求項14に記載の発明にかかる画像処理方法は、前記処理条件調整工程が、前記出力画素値からなる画像情報を表示する表示工程を備えることを特徴とする。
この請求項14に記載の発明では、表示手段により、出力画素値からなる画像情報を表示する。
また、請求項15に記載の発明にかかるプログラムは、請求項ないし1に記載した画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項15に記載の発明では、プログラムにより、請求項ないし1に記載した画像処理方法が、コンピュータに実行される。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、階調変換特性曲線の傾きによらず、入力操作ごとの出力画素値の出力変化が、オペレータにとって好ましい一定変化となり、画像情報を容易に、しかも迅速に好みの輝度または濃度とし、操作性を向上することができる。
請求項2に記載の発明によれば、同一の入力操作ごとの変化幅が、オペレータにとって好ましい、階調変換特性曲線の傾きに応じた一定の割合となり、画像情報を容易に、しかも迅速に好みのコントラストとし、操作性を向上することができる。
請求項3に記載の発明によれば、調整入力手段により、入力操作を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、前記可変パラメータの値の調整を、簡略化し、迅速に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、調整入力手段は、変更手段により、可変パラメータの値を移動候補点に変更し、簡易に調整することができる。
請求項6に記載の発明によれば、可変パラメータの値の調整を、調整範囲を外れることなく、迅速に行うことができる。
請求項に記載の発明によれば、表示手段により、オペレータは、画像情報を見て、的確な調整を行うことができる。
請求項に記載の発明によれば、階調変換特性曲線の傾きによらず、入力操作ごとの出力画素値の出力変化が、オペレータにとって好ましい一定変化となり、画像情報を容易に、しかも迅速に好みの輝度または濃度とし、操作性を向上することができる。
請求項に記載の発明によれば、同一の入力操作ごとの変化幅が、オペレータにとって好ましい、階調変換特性曲線の傾きに応じた一定の割合となり、画像情報を容易に、しかも迅速に好みのコントラストとし、操作性を向上することができる。
請求項10に記載の発明によれば、調整入力工程により、入力操作を行うことができる。
請求項11に記載の発明によれば、前記可変パラメータの値の調整を、簡略化し、迅速に行うことができる。
請求項12に記載の発明によれば、調整入力工程は、変更工程により、可変パラメータの値を移動候補点に変更し、簡易に調整することができる。
請求項13に記載の発明によれば、可変パラメータの値の調整を、調整範囲を外れることなく、迅速に行うことができる。
請求項14に記載の発明によれば、表示工程により、オペレータは、画像情報を見て、的確な調整を行うことができる。
請求項15に記載の発明によれば、プログラムにより、請求項ないし1に記載した画像処理方法を、コンピュータで実行することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを実施するための最良の形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態1にかかる画像処理装置1を含む機器の全体構成について説明する。図2は、この全体構成を示すブロック図である。この全体構成は、放射線画像取得装置2、画像処理装置1および画像出力装置3を含んでいる。放射線画像取得装置2は、例えば、CR等の、放線線を用いて被検体の画像情報を取得する装置である。画像処理装置1は、放射線画像取得装置2から通信回線を介して取得される画像情報に、階調処理等の画像処理を施す装置である。画像出力装置3は、例えば、高精細モニタあるいはイメージャ等からなり、画像処理が施された画像処理装置1の画像情報を、オペレータが読影可能な、モニタ表示あるいはフィルム状態で出力する装置である。
図3は、画像処理装置1の構成を示す機能ブロック図である。なお、この構成は、ハードウェア、ファームウェアあるいはソフトウェアのいずれを用いても構成することができる。画像処理装置1は、画像情報を入力する入力手段10、画像データ記憶手段20、画像処理手段30、処理条件記憶手段40、処理条件調整手段50、出力データ記憶手段60および出力手段70およびを含む。
入力手段10は、放射線画像取得装置2で取得される画像情報、例えば12ビットの0〜4095の階調を有する画像情報を入力するインターフェースで、画像データ記憶手段20は、この入力された画像情報を、記憶して保存する。
処理条件記憶手段40は、画像処理を行う際の各種パラメータ、すなわち画像処理条件を記憶し、特に、階調処理を行う際に用いられる、入力画素値および出力画素値の関係を入出力変換テーブルとして記憶するルックアップテーブル(以下、LUTと称する)の中で基本となる基本LUTを記憶する。なお、LUTは、入力画素値に対して出力画素値を保持する1次元配列で、階調変換特性曲線が複雑な数式で現される場合に、入出力の変換を高速で行う。また、処理条件記憶手段40は、基本LUTを複数個用意し、撮影部位あるいは撮影方向の情報に基づいた選択を行うこともできる。
画像処理手段30は、画像情報に階調処理を行う機能、画像情報の画素数を縮小し、縮小画像情報を生成する機能および画像情報から画素値のヒストグラムを生成する機能等を有する演算部である。
出力データ記憶手段60は、画像処理手段30から出力された画像情報を記憶し、出力手段70は、画像出力装置3へ画像情報を出力するインターフェースである。
処理条件調整手段50は、画像処理条件を調整する調整手段で、調整入力手段51、調整量決定手段52、調整範囲制限手段53および表示手段54を含む。調整入力手段51は、オペレータが画像処理で用いる各種パラメータ値を設定するもので、マウス、キーボード、タッチパッド等の入力デバイスから構成される。
調整量決定手段52は、調整入力手段51により入力された各種パラメータから、調整量を決定する。調整範囲制限手段53は、調整入力手段51から入力されたパラメータを用いて、調整量決定手段52により決定された調整量が、調整可能範囲内かどうかを判定し、調整可能範囲外であれば、入力されたパラメータを入力不可にする等の処置を行う。表示手段54は、CRTあるいはLCD等で構成され、オペレータが各種パラメータの調整操作を行う際のGUIをなす表示モニタである。
ここで、画像処理手段30は、階調処理を行う際に、まず画像データ記憶手段20に記憶された画像情報を読み出し、これをサンプリングすることで、画像数を縮小させた縮小画像情報を生成する。縮小画像情報を生成することで、処理の高速化およびハードウェアのリソースの軽減を図ることができる。処理条件記憶手段40から基本LUTおよび画像処理条件である各種パラメータを読み込み、これらの情報をもとに、生成した縮小画像情報に対して、階調処理を行う。階調処理された縮小画像情報および画像処理条件は、処理条件調整手段50へ送信される。
処理条件調整手段50は、表示手段54に縮小画像情報を表示し、オペレータは、この表示画像を参照しつつ、調整入力手段51を用いて、階調変換特性曲線の変更といった画像処理条件の調整を行う。
その後、処理条件調整手段50は、画像処理手段30へ、調整された画像処理条件を送信し、画像処理手段30は、この画像処理条件に基づいた画像処理、特に階調処理を再度行う。そして、画像処理手段30は、再度画像処理した縮小画像情報を、処理条件調整手段50へ送信し、表示手段54にこの縮小画像情報を表示する。
オペレータは、上述した、調整入力手段51を用いた画像処理条件の調整および表示手段54に再表示された縮小画像の参照を繰り返し、読影に好適な画像処理条件を取得する。そして、オペレータは、調整入力手段51から調整終了を指示し、画像処理手段30は、この調整終了の指示に基づいて、画像データ記憶手段20に記憶された基となる画像情報を読み出し、処理条件調整手段50から取得した調整後の最終的な画像処理条件に従って、画像処理を行う。
その後、画像処理手段30は、この画像処理が行われた画像情報を、出力データ記憶手段60に記憶し、さらに、出力手段70を介して、レーザイメージャあるいは高精細モニタ等の画像出力装置3に出力する。
ここで、画像処理手段30で基本LUTを用いて階調処理を行う際に、基本LUTに設定される階調変換特性曲線について詳述する。この階調変換特性曲線は、入力画素値に対して出力画素値を決める関数である。図5に、この階調変換特性曲線の基本となる曲線の例を示す。横軸は、入力画素値x、縦軸は、出力画素値yを現す。
この曲線は、図5に示す基本特性曲線y=f(x)の様な関数であり、また、図5に示すように直線領域がy=a1*x+b1で現されるとする。ここでは、所望の階調変換特性曲線を得るための調整用パラメータとして、基本特性曲線y=f(x)に対してx軸の負方向への平行移動を正の値とした平行移動量sと、基本特性曲線y=f(x)に対して所定の出力画素値Osを基準として直線部分の傾きを変えた階調変換特性曲線の傾きgを定義する。この平行移動量sおよび傾きgを調整することで、基本特性曲線y=f(x)をもとに形状を変化させた階調変換特性曲線が得られる。
基本LUTの階調変換特性である基本特性曲線y=f(x)の出力画素値Osに対する入力画素値をIsとし、上述した平行移動量sおよび傾きgで決定される任意の階調変換特性曲線は、基本特性曲線y=f(x)から、独立変数xを、新たな変数x´すなわち、
x´=g/a1*(x+s)+(1−g/a1)*Is
で示される式で置き換えることにより取得される。なお、傾きa1は、例えば、図5の出力画素値Osを挟む、基準特性曲線y=f(x)上の2点(I1,O1)および(I2,O2)間の傾きから求められ、また、変数x´が整数値とならない場合には、最寄りの整数値を用いて階調変換特性曲線値を求め、線形補間等により、精密化することもできる。
なお、画像処理手段30は、処理条件記憶手段40から、基本LUTに含まれる基本特性曲線y=f(x)を取得し、処理条件調整手段50から調整後の平行移動量sおよび傾きgを取得し、上式に従って新たな階調変換特性曲線を求める。
ここで、階調変換特性曲線を決定する平行移動量sおよび傾きgを調整する際の、オペレータとのGUIをなす表示手段54の表示画面について、さらに詳細に説明する。
図4に、表示手段54の表示画面の一例を示す。この表示画面では、左側に、縮小画像情報が表示され、右側に、画像処理条件である各種パラメータの値を入力するボタンおよびスライダー、さらに調整を行う際の目安として、調整用のパラメータ値から一意に決まる表示用の値が表示されている。
また、右側に配置されるボタンおよびスライダーは、大きくは、上下2つの類似するボタンおよびスライダー群に分類される。右上部に位置するボタンおよびスライダー群は、画素値の輝度または濃度を制御するボタンおよびスライダー群で、右下部に位置するボタンおよびスライダー群は、画素間のコントラスト、すなわち階調変換特性曲線の傾きを制御するボタンおよびスライダー群である。なお、これらボタンおよびスライダーは、例えば、画面上のカーソルと連動するマウス等の入力デバイスによって設定される。
ここで、輝度または濃度を制御するボタン群のボタン201は、一回選択されるごとに、平行移動量sを変化量Δsだけ段階的に変化させ、ボタン202は、後述する平行移動量sの複数の候補値の中から、設定値に最も近似する値を選択し、スライダー203は、スライダー203上のポインタ位置に対応する平行移動量sを設定する。
また、傾きを制御するボタン群のボタン205は、一回選択されるごとに、傾きgを変化量Δgだけ段階的に変化させ、ボタン206は、後述する傾きgの複数の候補値の中から、設定値に最も近似する値を選択し、スライダー207は、スライダー207上のポインタ位置に対応する傾きgを設定する。
また、ボタン204および208は、ボタンの一回当たりの段階的なパラメータ変化量およびスライダーのポインタ位置変化によるパラメータ変化量を変化させる。
つづいて、図1を用いて、本実施の形態1にかかる、調整量決定手段52の動作を説明する。調整量決定手段52は、ボタン201を一回選択するごとに、段階的に変化される平行移動量Δsを、出力画素値の変化量が、傾きによらず一定となるようにする。
図1は、ボタン201を一回選択するごとに、階調変換特性曲線が変化する様子を、階調変換特性曲線の直線部分が、y=a1*x+b1およびy=a2*x+b2の異なる2つの階調変換特性曲線の場合に、例示したものである。
ここで、調整量決定手段52は、ボタン201を一回選択するごとに、変化する平行移動量|Δs|を、つぎに示す方法により決定する。まず、調整量決定手段52は、ボタン201を一回選択されるごとの、予め設定される出力画素値の変化幅をΔoとする。この変化幅Δoは、オペレータにとって違和感のない変化幅に設定される。
そして、調整量決定手段52は、図1に示す、直線部分がy=a1*x+b1である階調変換特性曲線a(y=f(x))の場合には、|Δs|=Δo/a1とし、直線部分がy=a2*x+b2である階調変換特性曲線b(y=g(x))の場合には、|Δs|=Δo/a2とする。これにより、ボタン201を一回選択するごとに変化する出力画素値は、階調変換特性曲線の傾きによらずΔoとなる新たな階調変換特性曲線a′,b′となる。
ここで、図4に示す2つのボタン201の内、左向き矢印のボタンを選択した場合には、平行移動量sは、s=s−Δsとなり、右向き矢印のボタンを選択した場合には、s=s+Δsとなる。これにより、左向き矢印のボタンを選択した場合には、階調変換特性曲線は、右方向に移動し、入力画素値に対する出力画素値は低くなり、画像は暗くなる。また、右向き矢印のボタンを選択した場合には、階調変換特性曲線は、左方向に移動し、入力画素値に対する出力画素値は高くなり、画像は輝度または濃度が高くなる。
つぎに、調整量決定手段52により、スライダー203上のポインタ位置を所定量移動する場合に、出力画素値の変化量Δoが、傾きgによらず一定となるようにする場合を示す。ここでは、調整量決定手段52は、スライダー上のポインタを所定量だけ移動した場合の階調変換特性曲線の平行移動量sの変化量Δsを、階調変換特性曲線の傾きgが変更されるごとに、傾きgの値に応じて調整する。この調整は、スライダー203上のポインタの稼動範囲に対応する、平行移動量sの設定可能な範囲幅の変更により行われる。
調整時点におけるスライダー203の、設定可能な平行移動量sの下限値および上限値をLlおよびLhとすると、スライダー203上のポインタは、LlからLhまでの連続的な値の設定ができる。この下限値Llおよび上限値Lhの範囲幅を変更し、傾きgによらず、ポインタ位置の所定量変化の際の出力画素値の変化量Δoを一定にする。
調整時点におけるスライダー203上のポインタ位置に対応する平行移動量sの値をVnとする。ここで、階調変換特性曲線の傾きが1の場合の、設定可能な平行移動量sの下限値および上限値を、基準値KlおよびKhとし、このKlおよびKhの基づいて、階調変換特性曲線の傾きgの応じた下限値Llおよび上限値Lhの値を調整する。なお、Kl=−4000、Kh=4000と定義する。
ボタン205、206およびスライダー207の操作により、階調変換特性曲線の傾きgが変更される場合に、調整時点における平行移動量sのスライダー203上におけるポインタ位置が、スライダー203上の中央に位置する様に、下限値Llおよび上限値Lhの値を以下の式により、調整する。
Ll=Vn−(Kh−Kl)/g/2、Lh=Vn+(Kh−Kl)/g/2
これにより、調整量決定手段52は、階調変換特性曲線の傾きgによらず、スライダー203上のポインタを所定量移動する際の出力画素値の変化量Δoを一定とする。
つぎに、調整量決定手段52が、ボタン205を一回選択するごとに、階調変換特性曲線の傾きgが、傾きによらず一定の割合となるようにする場合を示す。ここで、調整量決定手段52は、ボタン205を一回選択するごとに変化する量Δgを、階調変換特性曲線の傾きgの変化の割合とする。これにより、ボタン205を一回選択された場合の傾きgの変化量は、g*Δgとなる。
図4に示す2つのボタン205の内、左向き矢印のボタンを選択した場合には、新たに設定される傾きgは、g=g−g*Δg=g(1−Δg)となり、また、右向き矢印のボタンを選択した場合には、新たに設定される傾きgは、g=g+g*Δg=g(1+Δg)となる。
上述してきたように、本実施の形態1では、ボタン201を選択する際の、平行移動量sのパラメータの段階的な変化量Δsを、階調変換特性曲線の傾きg(本実施の形態1では、a1あるいはa2で例示)および出力画素値の変化幅Δoから、Δs=Δo/gとしているので、階調変換特性曲線の傾きgが異なる場合にも、ボタン201を選択するごとに、常に一定の変化幅Δoで出力画素値が変化し、オペレータは、画像の輝度または濃度を、常に一定の輝度または濃度だけ変化するボタン201の選択操作により、容易に好みのものとすることができる。
また、本実施の形態1では、ボタン205を選択する際の、傾きgのパラメータの段階的な変化量Δgを、階調変換特性曲線の傾きgの変化の割合とし、新たに設定される傾きgをg=g(1±Δg)としているので、階調変換特性曲線の傾きgが異なる場合にも、ボタン205を選択するごとに、常に一定の変化割合Δgで傾きが変化し、オペレータは、画像のコントラストを、常に一定の割合だけ変化するボタン205の選択操作により、容易に好みのものとすることができる。
(実施の形態2)
ところで、上記実施の形態1では、ボタン201を一回選択する際の、平行移動量sの段階的な変化量Δsを、傾きgを考慮し、出力画素値の変化幅Δoが一定となるようにして、オペレータは、好適な階調変換特性曲線を求めたが、入力される画像情報もしくは関心領域の画像情報の統計情報(例えば、最大信号値、最小信号値、平均値、ヒストグラムの解析値等)から、好適な階調変換特性曲線を求めることもできる。そこで、本実施の形態2では、関心領域の画像情報のヒストグラムから、統計的な諸量に基づいて複数の移動候補点を求め、好適な階調変換特性曲線を決定する場合を示すことにする。なお、関心領域の決定方法としては、例えば、特開平5―7578号公報に記載される方法が知られている。
ここで、本実施の形態2にかかるハードウェアの構成は、図2〜3に示すものと全く同様であり、また、表示手段は、図4に示す表示手段54と全く同様であるので、詳細な説明を省略する。また、階調変換特性曲線は、平行移動量および傾きの2つのパラメータにより確定されるが、まず、画像情報の統計情報であるヒストグラムから、階調変換特性曲線の平行移動量を決定する例を示す。
画像処理手段30は、生成した縮小画像情報から、関心領域のヒストグラムを生成する。このヒストグラムは、関心領域に含まれる画素値の統計的な分布を示すものである。図6のLUT内部に、このヒストグラムの一例を示す。横軸は、画素値を現し、縦軸は、各画素値が関心領域内に出現する画素数を現している。
ここで、図6のヒストグラムには、累積頻度が、低い方から20%、50%および80%となる画素値の位置が、それぞれI20、I50およびI80の記号で示されている。画像処理手段30は、このI20、I50およびI80の画素値情報を、画像処理条件と共に、調整量決定手段52へ送信する。なお、ヒストグラムの中央値、最多頻度の位置等の統計的諸量を用いることもできる。
図6は、また、階調変換特性曲線a,bあるいはcの出力画素値閾値をOtとし、入力画素値がI20、I50およびI80である場合の出力画素値がOtとなる平行移動量sを、移動候補点とする場合を示している。なお、この閾値Otは、概ね出力画素値の中央に設定され、オペレータにとって、視覚的に感知し易い輝度または濃度とする。
ここで、調整量決定手段52は、階調変換特性曲線から、出力画素値が閾値Otである入力画素値Itを求める。そして、調整量決定手段52は、オペレータにより、表示手段54の2つボタン202の内、左向き矢印のボタンを押された場合には、I20、I50およびI80の画素値の中から、Itより大きくItに最も近い画素値をInとして選択し、右向き矢印のボタンを押された場合には、I20、I50およびI80の中から、Itより小さくItに最も近い画素値をInとして選択する。
そして、ボタン202の操作時に、Inの値がI20、I50およびI80のいずれかに選択された場合には、階調変換特性曲線の平行移動量sを、s=s+(It−In)として更新する。これにより、選択されたInの値が、例えば、I20の画素値であれば、更新された階調変換特性曲線を用いた変換により、累積頻度20%の画素値は、閾値Otの出力画素値に変換される。また、累積頻度50%および80%の画素値の場合も同様に、閾値Otの出力画素値に変換される。なお、Inの値が選択されない場合には、平行移動量sの更新は行わない。
なお、例えば胸部撮影の場合、得られた画像情報は、縦隔、横隔膜が低画素値、肺野領域が高画素値に分布するため、ここでは、累積頻度が、20%、50%、80%となる入力画素値を基に3つの移動候補点を求めることで、低信号側、中間的信号値、高信号側への迅速な移動を可能としているが、任意の割合の累積頻度を用いて、任意個数の移動候補点を求めることができる。
つづいて、画像情報の統計情報であるヒストグラムから、階調変換特性曲線の傾きgを決定する例を示す。まず、調整量決定手段52は、関心領域のヒストグラムを統計的に解析し、主要な画素値が概ね含まれる代表的な信号範囲を決定する。図7のLUT内部に、代表的な信号範囲を決定する場合のヒストグラムを例示する。ここでは、関心領域のヒストグラムを、低信号値から見た累積頻度が、累積頻度が5%以上、95%以下の範囲を、この代表的な信号範囲とする。累積頻度が5%となる画素値をI05、95%となる画素値をI95とし、この範囲の幅WIを、WI=I95−I05により算出する。累積頻度が5%以下、95%以上の範囲には、通常ノイズや読影に不要な構造物の画素値が含まれているため、ここでは、累積頻度が5%以上、95%以下となる画素値を基準に代表的な信号範囲を求めたが、この累積頻度の値に限定されず、また、累積頻度以外の統計諸量を用いることもできる。
また、図7の階調変換特性曲線a,bあるいはcの階調変換処理後の出力画素値の低画素値側および高画素値側の基準値を各々Ol,Ohとし、出力画素値の幅WOをWO=Oh−Olとする。なお、階調変換特性曲線の変換特性が直線であるとし、幅WIにある入力画素値を階調変換して得られる出力画素値の幅がWOあるいはWOの±20%となる点を移動候補点とする。これにより、関心領域のヒストグラムにおいて、累積頻度の5%以上、95%以下の範囲に含まれる入力画素値を変換した出力画素値の範囲幅が、WO*0.8、WO*1.0、WO*1.2となる傾きgへの迅速な調整を行うことができる。
ここで、傾きg1、g2およびg3は、
g1=0.8*WO/WI
g2=1.0*WO/WI
g3=1.2*WO/WI
により求められ、これらは、図7の階調変換特性曲線c,bおよびaに対応する。なお、出力画素値が、ダイナミックレンジ幅を超える際には、ダイナミックレンジの上限に設定される。
ここで、図4に示されるボタン206の左向きの矢印が選択された場合には、g1、g2およびg3の中から、用いている階調変換特性曲線の傾きgより小さく、gに最も近い値が、新たなgとして設定され、ボタン206の右向きの矢印が選択された場合には、g1、g2およびg3の中から、用いている階調変換特性曲線の傾きgより大きく、gに最も近い値が、新たなgとして設定される。なお、ここでは、画像の輝度または濃度が極端でなく、感覚的に適度に変化する傾きの値として、基準となる傾きから±20%変化する点を移動候補点としているが、この割合に限定されず、任意の割合を移動候補点の基準に用いることができる。
つづいて、撮像部位に、読影の際に注目される可能性が高い複数の人体構造物が含まれる場合に、これら構造物ごとに適した平行移動量sおよび傾きgを有する複数の階調変換特性曲線を用いる例を示す。なお、入力画素値の解析から、標準となる階調変換特性曲線を生成し、この階調変換特性曲線に対して、平行移動量s、傾きgを調整し、例えば、撮像部位内の特定構造物ごとに最適化した階調変換特性曲線等、複数の階調変換特性曲線を派生させ、切り替え使用することは、知られている(例えば、特開平5―75925号参照)。ここでは、これら階調変換特性曲線を生成するパラメータ設定値を移動候補点とすることで、その時の診断に最適な階調変換特性曲線、例えば、撮像部位内のある特定構造物を注目したい場合に最適な階調変換特性曲線を、簡単なボタン操作によって探り当てることを可能にする。
ここで、画像情報は、撮像部位として胸部を用いた場合を示す。図8(A)に示される胸部の画像情報から生成されるヒストグラムは、概ね肺野部に属する高い入力画素値領域に存在するピークと、概ね縦隔部に属する低い入力画素値領域に存在するピークとからなる。
図8(B)は、この様なヒストグラムに対して、調整量決定手段52により最適化された階調変換特性曲線を示す。ここでは、胸部全体を読影する場合の階調変換特性曲線a、縦隔部を中心に読影する場合の階調変換特性曲線bおよび肺野部を中心に読影する場合の階調変換特性曲線cが準備される。
ここで、胸部全体を読影する場合の階調変換特性曲線aは、肺野部と縦隔部の両方に対して程良く読影出来るように、入力画素値の広い範囲に渡って、出力画素値が得られるようにしたものである。この階調変換特性曲線aは、標準的な読影で用いられる。
また、縦隔部を中心に読影する場合の階調変換特性曲線bは、全体的に出力画素値を高くするために、平行移動量sを大きくして左方向に移動し、かつ、縦隔部のコントラストを高めるために傾きgを大きくし、入力画素値の縦隔部領域が、出力画素値全体に投影される。
また、肺野部を中心に読影する場合の階調変換特性曲線cは、全体的に出力画素値を低くするために、平行移動量sを小さくして右方向に移動し、かつ、肺野部のコントラストを高めるために傾きgを大きくし、入力画素値の肺野部領域が、出力画素値全体に投影される。
図4に示す表示手段54からの設定は、階調変換特性曲線a〜cの平行移動量s1、s2、s3および傾きg1、g2、g3を、移動候補点として、例えばボタン202および206を用いて、設定する。
つづいて、画像情報から生成される統計情報であるヒストグラムの統計的な特徴に基づいて、表示手段54のボタンあるいはスライダーを用いて平行移動量sおよび傾きgを設定する際の調整可能範囲を、調整範囲制限手段53により設定する例を示す。
まず、ボタン201、202あるいはスライダー203により、基本LUTからの平行移動量sに対して調整が行われる際の、入力される平行移動量sに対する調整範囲の設定を示す。
図9は、LUT上で、平行移動量sに対する調整範囲の設定を示す図である。横軸は、入力画素値を現し、縦軸は、出力画素値を現す。なお、横軸上には、入力画像情報のヒストグラム、縦軸上には、出力画像情報のヒストグラムが同時に図示されている。
ここで、予め設定される、基本LUTの出力画素値の高い方の閾値および低い方の閾値を、OhおよびOlとする。また、図9に示す入力画像情報のヒストグラムで、低画素値側からの累積頻度が20%および80%となる画素値を、I20およびI80とする。また、階調変換特性曲線は、基本LUT上を、設定される平行移動量sに基づいて、左右に移動する。
調整範囲制限手段53は、基本LUT上の階調変換特性曲線を用いて、出力画素値Ohとなる入力画素値Ih、および、出力画素値Olとなる入力画素値Ilを求める。例えば、調整範囲制限手段53は、ボタン201、202あるいはスライダー203のポインタが、左方向に設定された場合に、階調変換特性曲線は右方向に移動し、この階調変換特性曲線のIlがI80を越える際に(図9の階調変換特性bで図示)、曲線調整可能範囲外とする。また、調整範囲制限手段53は、ボタン201、202あるいはスライダー203のポインタが、右方向に設定された場合に、階調変換特性曲線は左方向に移動し、この階調変換特性曲線のIhがI20を越える際に(図9の階調変換特性aで図示)、調整可能範囲外とする。
そして、調整範囲制限手段53は、ボタン201、202あるいはスライダー203のポインタが、調整可能範囲外である場合には、平行移動量sのパラメータを更新せず、以後の入力操作を無効とする。また、ボタン201およびスライダー203の様に、同一のパラメータに対する複数の入力操作が存在する場合には、一部の入力操作、例えばスライダーのみに制限を加えることもできる。
なお、例えば胸部撮影の画像情報の場合には、縦隔、横隔膜が低画素値、肺野領域が高画素値に分布するため、前述の調整範囲制限手段53では、このような低画素値側、高画素値側の基準値として、ヒストグラムの累積頻度が20%、80%となる画素値を用い、低画素値側の基準値が出力画素値の高い方の閾値を越えず、また、高画素値側の基準値が出力画素値の低い方の閾値を越えないように設定したが、この累積頻度に基づく基準値は、任意の値に設定することができる。
また、通常、診断の際に注目する人体構造物の画素値は、階調変換特性曲線の直線領域内において階調変換を行うため、閾値OhおよびOlは、階調変換特性曲線の直線部分に含まれる出力画素値として、調整可能範囲を狭めることが好ましい。
つぎに、ボタン205、206あるいはスライダー207により、基本LUTからの傾きgに対して調整が行われる際の、調整範囲制限手段53による、入力される傾きgに対する調整範囲の設定を示す。ここで、図7に示すのと同様のヒストグラムを用いる場合を例示する。このヒストグラムでは、低画素値からの累積頻度が、5%および95%となる入力画素値をI05およびI95とする。そして、累積頻度が5%から95%の間に含まれる入力画素値を関心領域として、関心領域の幅WIを、WI=I95−I05で算出する。
また、調整範囲制限手段53は、予め設定されている出力画素値の上限Ohおよび下限Olから、出力画素値の幅WO=Oh−Olを算出し、これを出力画素値の幅と定義する。ここで、出力画素値の幅WOは、出力のダイナミックレンジに等しいものとして、Ol=0、Oh=4095と定義する。
また、階調変換特性曲線の変換特性を直線と見なして、範囲WIに含まれる入力画素値を階調変換し、結果として得られる出力画素値の範囲が幅WOの5倍以内に納まる様に、傾きgの上限を制限する。ここでは、読影の際に、関心領域に幅の1/5以下の範囲にある入力画素値を、階調変換により出力画素値のダイナミックレンジ全体へ拡げる事がないと仮定し、関心領域の幅を階調変換して得られる出力画素値の幅が、出力のダイナミックレンジの5倍以下となるように傾きgの上限を制限しているが、この倍率は、任意の値を基準とすることができる。なお、傾きgの下限としては、階調変換特性曲線の傾きgを1以下にすることが稀であるため、例えば、0.5を傾きgの固定された下限とする。
ここで、階調変換特性曲線の傾きgの上限Ghは、具体的には、
Gh=5*WO/WI
で現される。傾きgの下限Ghは、固定値の0.5とする。
図4に示す表示手段54からの設定は、ボタン205あるいは206の左向き矢印のボタンが押されたか、あるいはスライダー207上のポインタが左方向へ移動された際に、設定後の傾きgを、Glと比較し、g<Glであれば調整可能範囲を越えたとし、また、ボタン205あるいは206の右向き矢印のボタンが押されたか、あるいはスライダー207上のポインタが右方向へ移動された際に、設定後の傾きgを、Ghと比較し、g>Ghであれば調整可能範囲を越えたとする。
上述してきたように、本実施の形態2では、画像情報のヒストグラムから、このヒストグラムの統計的な累積頻度に基づいて、入力画素値および入力画素値の範囲を指定し、これら指定された値および出力画素値に予め設定される閾値を用いて、平行移動量sおよび傾きgの移動候補点を算出し、ボタン202あるいは206の操作により、これら移動候補点を選択することとしているので、平行移動量sおよび傾きgの設定を適度な間隔を持って行い、オペレータの目的とする階調変換特性曲線に近似する曲線を迅速に設定することができる。
また、本実施の形態2では、画像情報のヒストグラムが、撮像部位に含まれる複数の構造物ごとに概ね分離して存在する際に、入力画素値が、各構造物ごとあるいは複数の構造物全体の渡る、複数の階調変換特性曲線を準備し、選択することとしているので、複数の構造物ごとの読影およびこれら構造物全体の読影を、最も適した階調変換特性曲線を用いて行うことができる。
また、本実施の形態2では、画像情報のヒストグラムから、このヒストグラムの統計的な累積頻度に基づいて、入力画素値および入力画素値の範囲を指定し、これら指定された値および出力画素値に予め設定される閾値を用いて、平行移動量sおよび傾きgを設定する際の上限および下限を算出することとしているので、変化幅の大きい設定を行った場合にも、出力画素値が飽和する等の不適切な設定を未然に防止し、階調処理に要する時間を短縮することができる。
(実施の形態3)
ところで、上記実施の形態1および2では、ボタン201および205が押された場合、並びにスライダー203および207のポインタを移動した場合のパラメータ値の変化量は、調整入力手段51あるいは調整量決定手段52により決定されたを値を用いたが、この一回の操作当たりの変化量を可変とすることもできる。そこで、本実施の形態3では、表示手段54上のボタンあるいはスライダーを用いてパラメータを変化させる際の、一回の操作当たりの変化量を可変にする場合を示すことにする。
ここで、本実施の形態2にかかるハードウェアの構成は、図2〜3に示すものと全く同様であり、また、図4に示す表示手段54も、全く同様のものが用いられるので、詳細な説明を省略する。
図4に示す表示手段54のボタン204および208は、各々ボタン201とスライダー203およびボタン205とスライダー207の一回の操作における変化量を変更する。調整量決定手段52は、ボタン204あるいは208を押すたびに、この変化量を2倍あるいは1/2倍とする。なお、ここでは、ボタン201,205およびスライダー203、207の両方が、共に変化量の変更可能としているが、ボタン201,205およびスライダー203、207のいずれか1つのみの変化量を変更可能とすることもできる。
まず、ボタン201および205の、一回の操作当たりの変化量を変更する場合を示す。調整量決定手段52は、Δ×2が表示されるボタン204が押される際に、予め設定されるかあるいは調整量決定手段52により決定される基準となる変化量Δsを2倍にし、Δ/2が表示されるボタン204が押される際に、基準となる変化量Δsを1/2にする。
さらに、調整量決定手段52は、Δ×2が表示されるボタン208が押される際に、予め設定されるかあるいは調整量決定手段52により決定される基準となる変化量Δgを2倍にし、Δ/2が表示されるボタン208が押される際に、基準となる変化量Δgを1/2にする。
つづいて、スライダー203および207上のポインタを移動した場合の変化量を変更する場合を示す。ここで、スライダー203あるいは207上のポインタによる稼動範囲は変更せずに、ポインタを所定量だけ移動した際の変化量を変更する。調整量決定手段52は、Δ×2あるいはΔ/2が表示されるボタン204あるいは208が押される際に、スライダー203あるいは207の稼動範囲内の設定可能な設定値の変化量を2倍あるいは1/2にする。
また、平行移動量sを調整するスライダー203では、実施の形態1と同様に、スライダー203によって設定可能な平行移動量sの下限および上限を決める際の基準としている階調変換特性曲線の傾きgが1である場合の下限値Klおよび上限値Khの値を、Δ×2が表示されるボタン204が押される際に2倍し、Δ/2が表示されるボタン204が押される際に1/2倍することで、上述の動作を行う。
また、傾きgを調整するスライダー207は、調整する時点で、設定可能な傾きgの下限値および上限値を各々Ll,Lhであるとするとき、スライダー207上のポインタの移動によりLlからLhまでの連続的な値を設定することができる。ここで、ボタン208を押すと、調整時点での設定値に対応するスライダー207上のポインタ位置が、スライダー207の中央に位置するように下限値Llおよび上限値Lhを更新する。
ここで、下限値Llおよび上限値Lhの、更新動作を詳細に説明する。スライダー207の調整時点におけるポインタ位置に対応した設定値をVnとする。また、ボタン208が押されることにより、スライダー207で設定できる傾きgの調整量の範囲が過大なものとならないように、下限値Llおよび上限値Lhを、設定できる値の範囲として制限することが好ましい。そこで、この制限範囲の下限値および上限値を、MlおよびMhで現し、下限値Llおよび上限値Lhの取りうる値の範囲をMl〜Mhに制限する。なお、ここでは、Ml=0.5、Mh=20.0と定義する。
Δ×2が表示されるボタン208が押された場合には、スライダー207で設定できる傾き調整量Δgの下限値Llおよび上限値Lhとして、Ll=Vn−(Lh−Ll)およびLh=Vn+(Lh−Ll)を設定する。ここで、下限値Llが、制限範囲の下限値Mlより小さい場合には、設定値の下限値Llおよび上限値Lhに、各々MlおよびMl+(Lh−Ll)*2を設定する。また、上限値Lhが、制限範囲の上限値Mhより大きい場合は、調整量Δgの下限値および上限値として、Ll=Mh−(Lh−Ll)*2およびLh=Mhを設定する。これにより、スライダー207上のポインタを所定距離だけ動かした場合の傾き調整量Δgの変化量が2倍となる。
また、Δ/2が表示されるボタン208が押された場合には、スライダー207で設定できる傾き調整量Δgの下限値Llおよび上限値Lhとして、Ll=Vn−(Lh−Ll)/4およびLh=Vn+(Lh−Ll)/4を設定する。ここで、下限値Llが制限範囲のの下限値Mlより小さい場合には、設定値の下限値Llおよび上限値Lhに、各々MlおよびMl+(Lh−Ll)/2を設定する。また、上限値Lhが、制限範囲の上限値Mhより大きい場合は、調整量Δgの下限値および上限値として、Ll=Mh−(Lh−Ll)/2およびLh=Mhを設定する。これにより、スライダー207上のポインタを所定距離だけ動かした場合の傾き調整量Δgの変化量が1/2倍となる。
なお、調整量決定手段52は、ボタン204および208が押された場合に、一回の操作での変化量は、1/2倍あるいは2倍であるとしたが、この値は、任意の倍率に設定することができる。また、ボタン201あるいは205が押された際の変化量の基準であるΔsあるいはΔg、もしくは、スライダー203、207で設定可能な設定値の下限値Ll、上限値Lhの値を、調整量決定手段52から直接入力できるようにして、調整操作を行う場合の一回の操作当たりの変化量を、変更できるようにすることもできる。
上述してきたように、本実施の形態3では、ボタン201および205、あるいは、スライダー203および207の一回の操作当たりの調整値の変化量を2倍とすることで、目的とする調整値近傍への迅速な移動ができ、また、1/2倍とすることで細かい分解能での微調整ができ、調整の状況あるいはオペレータの好みに合わせて、調整操作における変化量を変化させ、ひいては、調整を行う際の操作性を向上することができる。
実施の形態1の階調特性曲線の平行移動量の調整を示す図である。 画像処理装置を含む全体構成を示す図である。 実施の形態1の画像処理装置の全体構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態1〜3の表示手段を示す図である。 実施の形態1〜3のLUT内の階調特性曲線を示す図である。 実施の形態2のヒストグラム情報から、階調特性曲線の平行移動量を調整する図である。 実施の形態2のヒストグラム情報から、階調特性曲線の傾きを調整する図である。 実施の形態2の複数の構造物を含むヒストグラム情報から、階調特性曲線を調整する図である。 実施の形態2のヒストグラム情報から、階調特性曲線の調整範囲を設定する図である。
符号の説明
1 画像処理装置
2 放射線画像取得装置
3 画像出力装置
10 入力手段
20 画像データ記憶手段
30 画像処理手段
40 処理条件記憶手段
50 処理条件調整手段
51 調整入力手段
52 調整量決定手段
53 調整範囲制限手段
54 表示手段
60 出力データ記憶手段
70 出力手段
201 スライダー群
201,202、204、205、206、208 ボタン
203、207 スライダー

Claims (15)

  1. 画像情報を入力する入力手段と、
    階調変換特性曲線を用いて前記画像情報に含まれる入力画素値を階調変換する画像処理手段と、
    前記階調変換特性曲線の平行移動量および傾きを可変パラメータとして、該平行移動量および傾きの値を変化させて、調整を行う処理条件調整手段と、
    前記階調変換された出力画素値からなる画像情報を出力する出力手段と、
    を備える画像処理装置であって、
    前記処理条件調整手段における、前記階調変換特性曲線の平行移動量の変化を指定する同一の入力操作ごとの前記平行移動量の変化幅を、前記階調変換特性曲線の傾きによらず、前記変化ごとの前記出力画素値の出力変化が一定となるように設定する調整量決定手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記調整量決定手段は、前記階調変換特性曲線の傾きの変化を指定する同一の入力操作ごとの変化幅を、前記階調変換特性曲線の傾きに一定の割合を乗算した値とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記処理条件調整手段は、前記入力操作を行う調整入力手段を備えることを特徴とする請求項1あるいは2のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  4. 前記調整量決定手段は、前記入力画素値の統計情報に基づいて、前記可変パラメータの値の移動候補点を複数求めることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記処理条件調整手段は、前記入力操作を行う調整入力手段を備え、
    前記調整量決定手段は、前記入力画素値の統計情報に基づいて、前記可変パラメータの値の移動候補点を複数求める手段を備え、
    前記調整入力手段は、前記可変パラメータの値を、前記移動候補点に変更する変更手段を備えることを特徴とする請求項又はに記載の画像処理装置。
  6. 前記処理条件調整手段は、前記入力画素値の統計情報に基づいて、前記可変パラメータの値の調整範囲を算定し、前記調整範囲を外れる前記可変パラメータの値が入力される際に、前記入力を無効とする調整範囲制限手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記処理条件調整手段は、前記出力画素値からなる画像情報を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  8. 画像情報を入力する入力工程と、
    階調変換特性曲線を用いて前記画像情報に含まれる入力画素値階調変換する画像処理工程と、
    前記階調変換特性曲線の平行移動量および傾きを可変パラメータとして、該平行移動量および傾きの値を変化させて、調整を行う処理条件調整工程と、
    前記階調変換された出力画素値からなる画像情報を出力する出力工程と、
    を備える画像処理方法であって、
    前記処理条件調整工程における、前記階調変換特性曲線の平行移動量の変化を指定する同一の入力操作ごとの前記平行移動量の変化幅を、前記階調変換特性曲線の傾きによらず、前記変化ごとの前記出力画素値の出力変化が一定となるように設定する調整量決定工程を備えることを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記調整量決定工程は、前記階調変換特性曲線の傾きの変化を指定する同一の入力操作ごとの変化幅を、前記階調変換特性曲線の傾きに一定の割合を乗算した値とすることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記処理条件調整工程は、前記入力操作を行う調整入力工程を備えることを特徴とする請求項8あるいは9のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  11. 前記調整量決定工程は、前記入力画素値の統計情報に基づいて、前記可変パラメータの値の移動候補点を複数求めることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  12. 前記処理条件調整工程は、前記入力操作を行う調整入力工程を備え、
    前記調整量決定工程は、前記入力画素値の統計情報に基づいて、前記可変パラメータの値の移動候補点を複数求める工程を備え、
    前記調整入力工程は、前記可変パラメータの値を、前記移動候補点に変更する変更工程を備えることを特徴とする請求項又はに記載の画像処理方法。
  13. 前記処理条件調整工程は、前記入力画素値の統計情報に基づいて、前記可変パラメータの値の調整範囲を算定し、前記調整範囲を外れる前記可変パラメータの値が入力される際に、前記入力を無効とする調整範囲制限工程を備えることを特徴とする請求項8ないし12のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  14. 前記処理条件調整工程は、前記出力画素値からなる画像情報を表示する表示工程を備えることを特徴とする請求項9ないし13のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  15. 請求項8ないし14に記載した画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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