JP2000276590A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体

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JP2000276590A JP11076882A JP7688299A JP2000276590A JP 2000276590 A JP2000276590 A JP 2000276590A JP 11076882 A JP11076882 A JP 11076882A JP 7688299 A JP7688299 A JP 7688299A JP 2000276590 A JP2000276590 A JP 2000276590A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階調変換処理に用いる階調変換曲線の傾き等
を自在に調節可能とし、処理対象の画像に対して最適な
階調変換曲線を取得可能とすることで、最適な画像処理
を行うことができ、良好な画像を出力することができる
画像処理装置提供する。 【解決手段】 階調変換曲線作成手段112aは、入力
されたパラメータに基づいて、れぞれの傾きが異なる2
直線に円を内接して、対象画像に対して階調変換処理を
行う際に用いる階調変換曲線を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、撮影画像
に対して階調変換処理等の画像処理を行う装置やシステ
ムに用いられる、画像処理装置、画像処理システム、画
像処理方法、及びそれを実施するための処理ステップを
コンピュータが読出可能に格納した記憶媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年では、ディジタル技術の進歩によ
り、例えば、X線撮影により得られたX線胸部画像をデ
ィジタル化し、そのディジタル撮影画像(以下、単に
「撮影画像」と言う)を表示装置(CRT等)に表示す
る、或いはフィルム上に出力することが行われている。
このとき、撮影画像の出力先である表示装置やフィルム
等にて撮影画像を観察しやすくするために、該撮影画像
に対して画像処理が行われるのが一般的である。以下
に、その一例としての画像処理(1)〜(3)を挙げ
る。
【0003】画像処理(1):撮影画像の濃度値を、該
撮影画像の出力先である表示装置やフィルム等にて観察
しやすい濃度値に変換する階調変換処理が行われる。こ
の階調変換処理には、
【0004】
【数1】
【0005】なる関数式(1)で示されような階調変換
曲線が用いられる。式(1)において、”a,b,c,
d,e,f”はそれぞれパラメータ定数であり、”x”
は、入力画素値であり、”y”は、出力画素値(以下、
「出力濃度値」又は「輝度値」とも言う)である。この
ような階調変換曲線は一般的に、階調変換曲線の微分値
の不連続点での偽輪郭等の発生を防ぐために、階調変換
曲線の微分値が連続である必要がある。
【0006】画像処理(2):X線撮影により得られる
X線胸部画像は、X線が透過しやすい肺野の画像、及び
X線が非常に透過しにくい縦隔部の画像を含んでいるた
め、画素値の存在するレンジが非常に広い。このため、
表示装置やフィルム等において、肺野及び縦隔部の両方
を同時に観察することが可能なX線胸部画像を得ること
は非常に困難であるとされてきた。そこで、このような
問題を回避するための方法として、次のような画像処理
方法(1)〜(5)が提案されている。
【0007】(方法1)”SPIE Vo1.626
Medicine XIV/PACSIV(198
6)”に記載の方法1では、処理後の画素値SD、オリ
ジナル画素値(入力画素値)Sorg 、オリジナル画像
(入力画像)の低周波画像の画素値SUS、定数A,B,
C(例えば、A=3、B=0.7)を持って、
【0008】
【数2】
【0009】なる式(2)を用いた画像処理を行うよう
になされている。この式(2)に示すように、定数A及
びBを変えることで、高周波成分(第1項)、及び低周
波成分(第2項)の重み付けを変えることが可能とな
る。これにより、例えば、A=3、B=0.7とした場
合、高周波成分を強調し、且つ画像全体のダイナミック
レンジを圧縮することができる。このような方法1は、
多くの放射線医から、本処理を施していない画像と、本
処理を施した画像と比較して、本処理を施した画像は診
断に非常に有効である、という評価が実際に得られてい
る。
【0010】(方法2)例えば、特許第2509503
号公報に記載の方法2では、処理後の画素値SD 、オリ
ジナル画素値(入力画素値)Sorg 、オリジナル画像
(入力画像)のY方向プロファイルの平均プロファイル
Py、及びX方向プロファイルの平均プロファイルPx
を持って、
【0011】
【数3】
【0012】なる式(3)を用いた画像処理を行うよう
になされている。ここで、式(3)における関数F
(x)が有する特性について説明すると、まず、”x>
Dth”では、”F(0)=0”となる。また、”0≦
x≦Dth”では、F(x)が、切片を”E”、傾き
を”E/Dth”として単調減少するものとなり、
【0013】
【数4】
【0014】なる式(4)で示される。また、Y方向プ
ロファイルの平均プロファイルPy、及びX方向プロフ
ァイルの平均プロファイルPxは、それれのプロファイ
ルPyi、Pxi(i=1〜n)を持って、
【0015】
【数5】
【0016】なる式(5)及び(6)で示される。さら
に、”G(Px,Py)”は、例えば、
【0017】
【数6】
【0018】なる式(7)で示される。このような方法
2では、低周波画像の画素値で”Dth”以下の画素値
(以下、「濃度値」又は「濃度レンジ」とも言う)が圧
縮されることなる。
【0019】(方法3)「日本放射線技術学会雑誌 第
45巻第8号1989年8月 1030頁 阿南ほか」
に記載の方法3では、上述した(方法2)と同様に、処
理後の画素値SD 、オリジナル画素値(入力画素値)S
org 、オリジナル画像(入力画像)をマスクサイズM×
M画素で移動平均をとったときの平均画素値Sus、単調
減少関数f(X)を持って、
【0020】
【数7】
【0021】なる式(8)及び(9)を用いた画像処理
を行うようになされている。これらの式(8)及び
(9)に示すように、本方法3は、上述した式(2)に
よる(方法1)と、低周波画像の作成方法が異なり、
(方法1)では、1次元データで低周波画像を作成して
いたのに対し、本方法3では、2次元データで低周波画
像を作成する。このような方法3においても、低周波画
像の画素値で”Dth”以下の画素値が圧縮されること
なる。
【0022】(方法4)例えば、特許第2663189
号公報に記載の方法4では、処理後の画素値SD 、オリ
ジナル画素値(入力画素値)Sorg 、オリジナル画像
(入力画像)をマスクサイズM×M画素で移動平均をと
ったときの平均画素値Sus、単調増加関数f1(X)を
持って、
【0023】
【数8】
【0024】なる式(10)及び(11)を用いた画像
処理を行うようになされている。ここで、式(10)に
おける単調増加関数f1(X)が有する特性について説
明すると、まず、”x<Dth”では、”f1(0)=
0”となり、”Dth≦x”では、f1(X)が、切片
を”E”、傾きを”E/Dth”として単調減少するも
のとなり、
【0025】
【数9】
【0026】なる式(12)で示される。このような方
法4でのアルゴリズムは、上述した(方法3)でのアル
ゴリズムと同様であり、したがって、本方法4において
も、低周波画像の画素値で”Dth”以下の画素値が圧
縮されることなる。
【0027】(方法5)例えば、特許第1530832
号公報に記載の方法5では、一定濃度値以上の画像の高
周波成分を強調する鮮鋭化処理を行うようになされてお
り、超低周波数成分を強調して、コントラストを強くす
ることにより、X線画像による診断性能を向上させるこ
とが可能であり、また、超低周波数成分を強調すると同
時に、雑音の占める割合が大きい高周波数成分を相対的
に低減して、視覚的に見やすいX線画像を得られるよう
にすることが可能であり、さらに、偽画像を防止すると
共に、雑音の増大を防止して、X線診断性能を向上させ
ることが可能となっている。すなわち、本方法5では、
処理後(補償後)の画素値SD、オリジナル画素値(入
力画素値)Sorg、オリジナル画像(入力画像)をマス
クサイズM×M画素で移動平均をとったときの平均画素
値Sus、Sorg又はSusの値の増大に応じて単調増加す
る変数Bを持って、
【0028】
【数10】
【0029】なる式(13)及び(14)を用いた画像
処理を行うようになされている。これにより、特定濃度
値以上の画像の高周波成分が強調できる。
【0030】画像処理(3):X線撮影に用いられるデ
ィジタルセンサには、センサ面に到達したX線量を有効
な画素値に変換できる画素の有効範囲があり、したがっ
て、この有効範囲を外れる画素からは、ノイズが目立つ
画素値が出力されてしまう。すなわち、センサ面上の上
記有効範囲を外れる画素領域からは、有効な情報が得ら
れない。このため、X線画像を用いた診断において、上
記有効範囲を外れる画素によって生じたノイズ部分が診
断の邪魔になり、誤診を招く恐れがある。そこで、この
ような問題を解決するために、センサ面上の有効範囲外
の画素値を一定画素値とするクリッピング処理が行われ
る。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような画像処理技術の背景をもとに、従来では、次の
ような問題(1)〜(3)があった。
【0032】(問題1)撮影画像に対して階調変換処理
を行う際に用いる階調変換曲線は、上述したように、式
(1)で示される(上記画像処理(1)参照)。しかし
ながら、この式(1)により示される関数によって、階
調変換曲線を作成した場合、該階調変換曲線の形状が、
a,b,c,d,e,f,のパラメータ定数で決定され
てしまうため、階調変換曲線の部分、部分の傾きを最適
に調整(変更)すること等が非常に困難であった。この
ため、撮影画像の出力先(表示装置やフィルム等)の特
性に適するように、その特性に対応した階調変換曲線を
用いての撮影画像の階調変換処理を行うことができず、
また、例えば、詳細に表示したい画像領域部分のコント
ラストをあげることができなかった。したがって、従来
では、撮影画像に対して最適な階調変換処理を行うこと
ができず、所望する処理後画像を得ることができなかっ
た。
【0033】(問題2)X線撮影により得られるX線胸
部画像については、上述したような(方法1)〜(方法
5)により、肺野及び縦隔部の両方を同時に観察するこ
とが可能なX線胸部画像を得ることができる(上記画像
処理(2)参照)。しかしながら、(方法1)では、一
定濃度範囲のダイナミックレンジを圧縮する思想がない
ため、画像全体のダイナミックレンジが均等に圧縮され
てしまう。すなわち、(方法1)では、画像全体中の一
定濃度範囲のみをを圧縮することができない。このた
め、例えば、X線胸部画像(肺正面画像)では、縦隔部
のみを圧縮したほうが診断性能が上がるが、該画像に対
して(方法1)を用いると、縦隔部のみならず、診断に
有効な肺部の濃度レンジをも圧縮されてしまい、この結
果、診断性能の低下を招いていた。また、一般に、ダイ
ナミックレンジ圧縮された画像は、CRT表示やフィル
ム出力する際に、再度階調変換処理が行われるが、(方
法2)〜(方法4)では、階調変換処理後の画像の高周
波成分の振幅を調整する思想がないため、高周波成分の
振幅が階調変換曲線の傾きに依存して、濃度値が変換さ
れてしまう。このため、診断に有効な濃度領域の高周波
成分の振幅が小さくなり、有益情報が消失する恐れがあ
る。すなわち、(方法2)〜(方法4)では、一度階調
変換処理された画像の高周波成分を変更することができ
ない。さらに、(方法2)〜(方法4)では、エッジ部
分において、オーバーシュートやアンダーシュートが生
じてしまう、という問題もある。また、(方法5)によ
る鮮鋭化方法では、高周波成分の足し込みの強さを自由
に調整できるが、ダイナミックレンジを圧縮する思想が
ないため、濃度分布の広い画像を一枚のフィルム等に出
力できなかった。
【0034】(問題3)センサ面上の有効範囲外の画素
の画素値を一定画素値とする(以下、「グリッピング」
とも言う)、従来のクリッピング処理では(上記画像処
理(3)参照)、クリッピングする画素範囲(有効範囲
外の画素範囲)内の画素値を全て同一画素値とされるた
め、クリッピングされる画素領域と、その画素領域に接
する領域の境界に、偽輪郭が生じる場合がある。したが
って、X線画像等を用いた診断を行う際に、上記の偽輪
郭が病変に見えてしまうこと等により、誤診を招く恐れ
があった。
【0035】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、階調変換処理に用いる階調変換
曲線の傾き等を自在に調節可能とし、処理対象の画像に
対して最適な階調変換曲線を取得可能とすることで、最
適な画像処理を行うことができ、良好な画像を出力する
ことができる画像処理装置、画像処理システム、画像処
理方法、及びそれを実施するための処理ステップをコン
ピュータが読出可能に格納した記憶媒体を提供すること
を目的とする。また、本発明は、処理対象の画像の高周
波成分の振幅を保持したまま、該画像の濃度分布の幅を
自在に調節可能とすることで、最適な画像処理を行うこ
とができ、良好な画像を出力することができる画像処理
装置、画像処理システム、画像処理方法、及びそれを実
施するための処理ステップをコンピュータが読出可能に
格納した記憶媒体を提供することを目的とする。また、
本発明は、偽輪郭等が発生しないクリッピング処理を実
現可能とすることで、最適な画像処理を行うことがで
き、良好な画像を出力することができる画像処理装置、
画像処理システム、画像処理方法、及びそれを実施する
ための処理ステップをコンピュータが読出可能に格納し
た記憶媒体を提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、対象画像に対して階調変換処理を行う機
能を有する画像処理装置であって、複数の直線に円を内
接して上記階調変換処理に用いる階調変換曲線を作成す
る階調変換曲線作成手段を備えることを特徴とする。
【0037】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記階調変換曲線作成手段は、それぞれが傾きの異なる
少なくとも第1の直線及び第2の直線に円を内接するこ
とで、上記微分値連続な階調変換曲線を作成することを
特徴とする。
【0038】第3の発明は、上記第2の発明において、
上記階調変換曲線作成手段は、上記第1の直線及び第2
の直線の何れかの直線の一定比率の点に円が内接するよ
うに、上記微分値連続な階調変換曲線を作成することを
特徴とする。
【0039】第4の発明は、上記第3の発明において、
上記階調変換曲線作成手段は、上記第1の直線及び第2
の直線のうち、直線の長さが短いほうの直線、又は長い
ほうの直線の一定比率の点に円が内接するように、上記
微分値連続な階調変換曲線を作成することを特徴とす
る。
【0040】第5の発明は、上記第1の発明において、
上記階調変換曲線作成手段は、外部からの入力情報に基
づいて、上記微分値連続な階調変換曲線を作成すること
を特徴とする。
【0041】第6の発明は、上記第1の発明において、
上記階調変換曲線作成手段で作成された階調変換曲線を
表示する表示手段を備えることを特徴とする。
【0042】第7の発明は、対象画像の平滑化画像を作
成する平滑化手段と、上記平滑化手段にて得られた平滑
化画像と上記対象画像の差分を高周波成分として取得す
る高周波成分取得手段と、上記高周波成分取得手段にて
得られた高周波成分を、上記対象画像、上記対象画像の
平滑化画像、上記対象画像に階調変換処理を行って得ら
れた画像、及び上記対象画像に階調変換処理を行って得
られた画像の平滑化画像の少なくとも何れかの画像に足
し込む高周波成分足込手段とを備えることを特徴とす
る。
【0043】第8の発明は、対象画像に対して階調変換
処理を行う際に用いる階調変換曲線を作成する階調変換
曲線作成手段と、上記階調変換曲線作成手段にて得られ
た階調変換曲線の微係数に基づく係数を取得する微係数
取得手段と、上記微係数取得手段にて得られたで係数を
記憶する記憶手段と、上記対象画像の平滑化画像を作成
する平滑化手段と、上記平滑化手段にて得られた平滑化
画像と上記対象画像の差分を高周波成分として取得する
高周波成分取得手段と、上記階調変換曲線作成手段にて
得られた階調変換曲線に基づいて、上記対象画像に階調
変換処理を行う階調変換手段と、上記記憶手段に記憶さ
れた係数に基づいて、上記高周波成分取得手段にて得ら
れた高周波成分を、上記階調変換手段にて得られた階調
変換処理後の画像に足し込む高周波成分足込手段とを備
えることを特徴とする。
【0044】第9の発明は、上記第8の発明において、
上記階調変換曲線作成手段は、微分値連続な階調変換曲
線を作成することを特徴とする。
【0045】第10の発明は、上記第8の発明におい
て、上記階調変換曲線作成手段は、請求項1〜6の何れ
かに記載の画像処理装置が備える階調変換曲線作成手段
の機能を有することを特徴とする。
【0046】第11の発明は、上記第7又は8の発明に
おいて、上記平滑化手段は、モルフロジカルフィルタを
用いた上記平滑化処理を行うことを特徴とする。
【0047】第12の発明は、上記第7又は8の発明に
おいて、上記平滑化手段は、濃度平均値を用いた上記平
滑化処理を行うことを特徴とする。
【0048】第13の発明は、センサによって得られた
対象画像において、該センサ上の有効領域外の画素値を
一定画素値とするクリッピング処理機能を有する画像処
理装置であって、上記有効領域外の画素のうち、所定範
囲の値を有する画素の値を一定画素値とするクリッピン
グ処理を行うクリッピング手段を備えることを特徴とす
る。
【0049】第14の発明は、上記第13の発明におい
て、上記クリッピング手段は、微分値連続な階調変換曲
線を用いて、上記クリッピング処理を行うことを特徴と
する。
【0050】第15の発明は、上記第13の発明におい
て、請求項1〜6の何れかに記載の画像処理装置が備え
る階調変換曲線作成手段の機能を有し、該機能によっ
て、上記微分値連続な階調変換曲線を作成する階調変換
曲線作成手段を備えることを特徴とする。
【0051】第16の発明は、上記第1、7、8、及び
13の何れかの発明において、上記対象画像は、放射線
撮影により得られた画像を含むことを特徴とする。
【0052】第17の発明は、複数の機器が互いに通信
可能に接続されてなる画像処理システムであって、上記
複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜
16の何れかに記載の画像処理装置の機能を有すること
を特徴とする。
【0053】第18の発明は、対象画像に対して、階調
変換処理を行うための画像処理方法であって、複数の直
線に円を内接して上記階調変換処理に用いる階調変換曲
線を作成する階調変換曲線作成ステップを含むことを特
徴とする。
【0054】第19の発明は、上記第18の発明におい
て、上記階調変換曲線作成ステップは、それぞれが傾き
の異なる少なくとも第1の直線及び第2の直線に円を内
接することで、上記微分値連続な階調変換曲線を作成す
るステップを含むことを特徴とする。
【0055】第20の発明は、上記第19の発明におい
て、上記階調変換曲線作成ステップは、上記第1の直線
及び第2の直線の何れかの直線の一定比率の点に円が内
接するように、上記微分値連続な階調変換曲線を作成す
ることを特徴とする。
【0056】第21の発明は、上記第20の発明におい
て、上記階調変換曲線作成ステップは、上記第1の直線
及び第2の直線のうち、直線の長さが短いほうの直線、
又は長いほうの直線の一定比率の点に円が内接するよう
に、上記微分値連続な階調変換曲線を作成するステップ
を含むことを特徴とする。
【0057】第22の発明は、上記第18の発明におい
て、上記階調変換曲線作成ステップは、外部からの入力
情報に基づいて、上記微分値連続な階調変換曲線を作成
するステップを含むことを特徴とする。
【0058】第23の発明は、上記第18の発明におい
て、上記階調変換曲線作成ステップにより作成された階
調変換曲線を表示手段にて表示する表示ステップを含む
ことを特徴とする。
【0059】第24の発明は、対象画像の平滑化画像を
作成し、該平滑化画像と該対象画像の差分を高周波成分
として取得し、該高周波成分を、上記原画像、又は上記
原画像に階調変換処理を行って得られた画像に足し込む
ことで、上記階調変換処理後の画像の高周波成分の振幅
を上記対象画像の高周波成分と同等とするステップを含
む画像処理方法であることを特徴とする。
【0060】第25の発明は、対象画像に対して階調変
換処理を行う際に用いる階調変換曲線を作成する階調変
換曲線作成ステップと、上記階調変換曲線作成ステップ
により得られた階調変換曲線の微係数に基づく係数を取
得する微係数取得ステップと、上記微係数取得ステップ
により得られたで係数を記憶手段に記憶する記憶ステッ
プと、上記対象画像の平滑化画像を作成する平滑化ステ
ップと、上記平滑化ステップにより得られた平滑化画像
と上記対象画像の差分を高周波成分として取得する高周
波成分取得ステップと、上記階調変換曲線作成ステップ
により得られた階調変換曲線に基づいて、上記対象画像
に階調変換処理を行う階調変換ステップと、上記記憶手
段に記憶された係数に基づいて、上記高周波成分取得ス
テップにより得られた高周波成分を、上記階調変換ステ
ップにより得られた階調変換処理後の画像に足し込む高
周波成分足込ステップとを含む画像処理方法であること
を特徴とする。
【0061】第26の発明は、上記第25の発明におい
て、上記階調変換曲線作成ステップは、微分値連続な階
調変換曲線を作成することを特徴とする。
【0062】第27の発明は、上記第25の発明におい
て、上記階調変換曲線作成ステップは、請求項18〜2
4の何れかに記載の画像処理方法のステップを含むこと
を特徴とする。
【0063】第28の発明は、上記第24又は25の発
明において、上記平滑化は、モルフロジカルフィルタを
用いた平滑化処理を含むことを特徴とする。
【0064】第29の発明は、上記第24又は25の発
明において、上記平滑化は、濃度平均値を用いた平滑化
処理を含むことを特徴とする。
【0065】第30の発明は、センサによって得られた
対象画像において、該センサ上の有効領域外の画素値を
一定画素値とするクリッピング処理を行うための画像処
理方法であって、上記有効領域外の画素のうち、所定範
囲の値を有する画素の値を一定画素値とするクリッピン
グ処理を行うクリッピングステップを含むことを特徴と
する。
【0066】第31の発明は、上記第30の発明におい
て、上記クリッピングステップは、微分値連続な階調変
換曲線を用いて、上記クリッピング処理を行うステップ
を含むことを特徴とする。
【0067】第32の発明は、上記第30の発明におい
て、請求項18〜24の何れかに記載の画像処理方法の
ステップを含み、該ステップによって、上記微分値連続
な階調変換曲線を作成する階調変換曲線作成ステップを
含むことを特徴とする。
【0068】第33の発明は、上記第18、24、2
5、及び30の何れかの発明において、上記対象画像
は、放射線撮影により得られた画像を含むことを特徴と
する。
【0069】第34の発明は、請求項18〜33の何れ
かに記載の画像処理方法の処理ステップを、コンピュー
タが読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とす
る。
【0070】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0071】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すようなX線撮影装置100に適用される。こ
のX線撮影装置100は、階調変換処理機能を有するも
のであり、上記図1に示すように、X線を発生するX線
発生回路101と、被写体103を透過したX線光が結
像される2次元X線センサ104と、2次元X線センサ
104から出力される撮影画像を収集するデータ収集回
路105と、データ収集回路105にて収集された撮影
画像に前処理を行う前処理回路106と、前処理回路1
06にて前処理が行われた撮影画像(原画像)等の各種
情報や各種処理実行のための処理プログラムを記憶する
メインメモリ109と、X線撮影実行等の指示や各種設
定を本装置に対して行うための操作パネル110と、前
処理回路106にて前処理が行われた撮影画像(原画
像)に階調変換処理等の画像処理を行う画像処理回路1
12と、画像処理回路112にて画像処理が行われた撮
影画像等を表示する画像表示器111と、本装置全体の
動作制御を司るCPU108とを含んでなり、データ収
集回路105、前処理回路106、画像処理回路11
2、CPU108、メインメモリ109、操作パネル1
10、画像表示器111はそれぞれCPUバス107に
接続され互いにデータ授受できるようになされている。
【0072】ここで、画像処理回路112は、階調変換
処理に用いる階調変換曲線として、微分値を連続とした
階調変換曲線を作成するようになされている。このよう
な画像処理回路112の構成が、本実施の形態での最も
特徴とする構成としている。このため、画像処理回路1
12は、階調変換曲線を作成する階調変換曲線作成回路
112aと、階調変換曲線作成回路112aにて作成さ
れた階調変換曲線を用いて撮影画像に階調変換処理を行
う階調変換回路112bとを含んでなる。
【0073】そこで、上述のようなX線撮影装置100
において、まず、メインメモリ109には、CPU10
8での各種処理実行に必要なデータや処理プログラム等
が予め記憶されると共に、CPU108の作業用として
のワークメモリを含むものである。メインメモリ109
に記憶される処理プログラム、特に、階調変換曲線の作
成のための処理プログラムとして、ここでは例えば、図
2のフローチャートに従った処理プログラムを用いる。
したがって、CPU108は、上記処理プログラム等を
メインメモリ109から読み出して実行することで、操
作パネル110からの操作に従った、以下に説明するよ
うな本装置全体の動作制御を行う。
【0074】ステップS200:先ず、X線発生回路1
01は、被検査体103に対してX線ビーム102を放
射する。このX線発生回路101から放射されたX線ビ
ーム102は、被検査体103を減衰しながら透過し
て、2次元X線センサ104に到達し、2次元X線セン
サ104によりX線画像として出力される。ここでは、
2次元X線センサ104から出力されるX線画像を、例
えば、胸部画像とする。次に、データ収集回路105
は、2次元X線センサ104から出力されたX線画像を
電気信号に変換し、それを前処理回路106に供給す
る。前処理回路106は、データ収集回路105からの
信号(X線画像信号)に対して、オフセット補正処理や
ゲイン補正処理等の前処理を行う。この前処理回路10
6で前処理が行われたX線画像信号は原画像の情報とし
て、CPU108の制御により、CPUバス115を介
して、メインメモリ109、及び画像処理回路112に
それぞれ転送される。そして、画像処理回路112は、
CPU108の制御によって転送されてきた原画像に対
して、次のステップS201〜S206の処理を実行す
る。
【0075】ステップS201:先ず、操作パネル11
0により、階調変換曲線の傾き及びその領域を示す情報
が入力される。例えば、図3に示すような階調変換曲線
を作成する場合、図4に示すように、直線301の傾き
α、直線301の領域d1〜d2を示すための座標(x
0,y0)及び(x2,y2)、直線302の傾きβ
(ここでは、α<β)、直線302の領域d2〜d3を
示すための座標(x2,y2)及び(x4,y4)、・
・・が順次大力される。
【0076】尚、上記図4は、上記図3の階調変換曲線
の一部を作成する過程を示したものであり、ここでは、
説明の簡単のために、その一部の階調変換曲線に着目し
た作成方法を説明する。すなわち、2つの直線301及
び302を基に、階調変換曲線を作成する場合について
説明する。したがって、ここでは、2つの直線301及
び302についてのパラメータ(2つの領域d1〜d2
及び領域d2〜d3における傾き及び領域を示す座標)
のみを入力となっているが、階調変換曲線にて傾きが異
なる領域が複数ある場合には、その分の領域のパラメー
タが入力されることになる。
【0077】ステップS202:次に、階調変換曲線作
成回路112aは、ステップS201にて入力された情
報に基づいて、階調変換曲線の元になる直線成分からの
みなる仮の階調変換曲線(以下、「基本線」と言う)を
作成する。したがって、ここでは、上記図4に示したよ
うな直線301及び302が作成されることになる。
【0078】ステップS203:次に、階調変換曲線作
成回路112aは、ステップS202にて作成した直線
301の長さwと直線302の長さw1を、
【0079】
【数11】
【0080】なる式(15)及び(16)により算出
し、それぞれの長さを比較する。そして、階調変換曲線
作成回路112aは、上記の比較の結果、”w≧w1”
の場合、2つの直線301及び302に内接する点の座
標(x1,y1)及び(x3,y3)を(上記図4参
照)、
【0081】
【数12】
【0082】なる式(17)〜(20)により算出す
る。また、上記の比較の結果、”w≦w1”の場合、2
つの直線301及び302に内接する点の座標(x1,
y1)及び(x3,y3)を、
【0083】
【数13】
【0084】なる式(21)〜(24)により算出す
る。
【0085】ステップS204:次に、階調変換曲線作
成回路112aは、ステップS203での算出結果を用
いて、基本線に内接する円の方程式を求める。すなわ
ち、ここでは、ステップS203にて算出した点(x
1,y1)及び(x3,y3)に内接する円の原点
(X,Y)を(上記図3参照)、
【0086】
【数14】
【0087】なる式(25)及び(26)により求め、
これを原点とする円の方程式を、
【0088】
【数15】
【0089】なる式(27)として求める。
【0090】ステップS205:そして、階調変換曲線
作成回路112aは、ステップS204にて求めた2つ
の直線301及び302に内接する円の方程式(27)
に基づいた階調変換曲線を作成する。
【0091】ステップS206:上述のようにして画像
処理回路112にて階調変換曲線が作成されると、この
階調変換曲線は、CPU108の制御により、メインメ
モリ109に記憶されると共に、画像表示器111に表
示される。これにより、操作者は、その作成された階調
変換曲線を確認し、必要に応じて、該階調変換曲線の変
更のための操作を行う。すなわち、このとき作成された
階調変換曲線を変更したい場合には、ステップS201
にて説明したようなパラメータを変更して再度入力す
る。したがって、ステップS201からの処理が再び実
行され、新たな階調変換曲線が作成される。
【0092】ステップS207:上述のようにして、階
調変換曲線が作成され、該階調変換曲線が所望のもので
あると操作者により判断されると、CPU108の制御
により、階調変換回路112bは、その階調変換曲線を
用いて、CPU108の制御によって転送されてきた原
画像に対する階調変換処理を行う。この階調変換回路1
12bで処理された画像は、画像表示器111で表示さ
れたり、フィルム上に出力されたりする。
【0093】上述のように、本実施の形態では、操作者
からの入力パラメータ(傾き及び領域等)に基づいた直
線301及び302(基本線)を作成し、それらの直線
に円を内接して階調変換曲線を作成するように構成した
ので、階調変換曲線の微分値を連続に保つことができ
る。これにより、階調変換曲線の微分値の不連続点によ
る偽輪郭等の発生を確実に防ぐことができる。また、そ
れぞれの基本線の長さで決まる点を円の内接点とするよ
うに構成したので、内接点を人為的に入力する必要はな
く、正確な内接点を自動的に得ることができる。これに
より、安定した階調変換曲線を作成することができる。
また、操作者からの入力に基づいて階調変換曲線の作成
を行い、これを表示するように構成したので、操作者
は、作成した階調変換曲線を確認しながら、領域毎の階
調変換曲線の傾きを調整する等の操作を行って、階調変
換曲線を変更することができ、所望する階調変換曲線を
確実に且つ容易に得ることができる。
【0094】尚、上述した第1の実施の形態において、
作成する階調変換曲線が、例えば、図5に示すような曲
線であった場合、すなわち直線301及び302の傾き
α及びβが”α>β”なる関係である場合、ステップS
204にて求められる方程式は、
【0095】
【数16】
【0096】なる式(28)により表される。
【0097】また、ここで、x1までは傾きαの直線
で、x1からx2は式(3)又は(4)で示される円
で、x2からは傾きβの直線で表わす。
【0098】また、例えば、図6に示すような、傾きが
3部分で異なる階調変換曲線を作成する場合も同様にし
て、それぞれの直線に内接する円の方程式が求められ
る。
【0099】また、直線301及び302の(x2,y
2)や(x4,y4)等の内接点は、任意の位置でかま
わない。
【0100】また、ここでは円を内接したが、例えば、
楕円を内接するようにしてもよい。
【0101】(第2の実施の形態)本発明は、例えば、
図7に示すようなX線撮影装置400に適用される。こ
のX線撮影装置400は、ダイナミックレンジ圧縮(以
下、「DRC」と言う)機能を有するものであり、上記
図7に示すように、X線を発生するX線発生回路101
と、被写体103を透過したX線光が結像される2次元
X線センサ104と、2次元X線センサ104から出力
される撮影画像を収集するデータ収集回路105と、デ
ータ収集回路105にて収集された撮影画像に前処理を
行う前処理回路106と、前処理回路106にて前処理
が行われた撮影画像(原画像)等の各種情報や各種処理
実行のための処理プログラムを記憶するメインメモリ1
09と、X線撮影実行等の指示や各種設定を本装置に対
して行うための操作パネル110と、前処理回路106
にて前処理が行われた撮影画像(原画像)にDRC処理
を行うDRC回路401と、DRC回路401での処理
後の撮影画像等を表示する画像表示器111と、本装置
全体の動作制御を司るCPU108とを含んでなり、デ
ータ収集回路105、前処理回路106、DRC回路4
01、CPU108、メインメモリ109、操作パネル
110、画像表示器111はそれぞれCPUバス107
に接続され互いにデータ授受できるようになされてい
る。
【0102】ここで、DRC回路401は、階調変換処
理後の撮影画像の高周波成分の振幅を、階調変換処理前
の該撮影画像の高周波成分の振幅に復元するようになさ
れている。このようなDRC回路401の構成が、本実
施の形態での最も特徴とする構成としている。このた
め、DRC回路401は、階調変換処理にて用いる階調
変換曲線を作成する階調変換曲線作成回路401aと、
階調変換曲線作成回路401aにて作成された階調変換
曲線の微係数に基づく係数を算出する微係数計算回路4
01bと、階調変換曲線作成回路401aにて作成され
た階調変換曲線に基づいて前処理回路106にて前処理
が行われた撮影画像(原画像)の階調を変換する階調変
換回路401cと、前処理回路106にて前処理が行わ
れた撮影画像(原画像)の平滑化画像(低周波画像)を
作成する平滑化画像作成回路401dと、前処理回路1
06にて前処理が行われた撮影画像(原画像)と平滑化
画像作成回路401dにて得られた平滑化画像の差(高
周波成分)を算出する高周波成分作成回路401eと、
微係数計算回路401bにて得られた係数に基づいて高
周波成分作成回路401eにて得られた高周波成分を階
調変換回路401cにて階調変換処理が行われた画像
(又は、前処理回路106にて前処理が行われた撮影画
像(原画像))に対して足し込む高周波成分足し込み回
路401fとを含んでなる。また、微係数計算回路40
1bにて得られた係数は、CPUバス107を介してメ
インメモリ109に記憶されるようになされており、し
たがって、高周波成分足し込み回路401fは、メイン
メモリ109に記憶された係数を用いて上記の処理を行
うことになる。
【0103】そこで、上述のようなX線撮影装置400
において、まず、メインメモリ109には、CPU10
8での各種処理実行に必要なデータや処理プログラム等
が予め記憶されると共に、CPU108の作業用として
のワークメモリを含むものである。メインメモリ109
に記憶される処理プログラム、特に、階調変換曲線の作
成のための処理プログラムとして、ここでは例えば、図
8のフローチャートに従った処理プログラムを用いる。
したがって、CPU108は、上記処理プログラム等を
メインメモリ109から読み出して実行することで、操
作パネル110からの操作に従った、以下に説明するよ
うな本装置全体の動作制御を行う。
【0104】尚、上記図7のX線撮影装置400におい
て、上記図1のX線撮影装置100と同様に機能する箇
所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0105】ステップS500:先ず、X線発生回路1
01は、被検査体103に対してX線ビーム102を放
射する。このX線発生回路101から放射されたX線ビ
ーム102は、被検査体103を減衰しながら透過し
て、2次元X線センサ104に到達し、2次元X線セン
サ104によりX線画像として出力される。ここでは、
2次元X線センサ104から出力されるX線画像を、例
えば、胸部画像とする。次に、データ収集回路105
は、2次元X線センサ104から出力されたX線画像を
電気信号に変換し、それを前処理回路106に供給す
る。前処理回路106は、データ収集回路105からの
信号(X線画像信号)に対して、オフセット補正処理や
ゲイン補正処理等の前処理を行う。この前処理回路10
6で前処理が行われたX線画像信号は原画像の情報とし
て、CPU108の制御により、CPUバス115を介
して、メインメモリ109、及びDRC回路401にそ
れぞれ転送される。そして、DRC回路401は、CP
U108の制御によって転送されてきた原画像に対し
て、次のステップS501〜S506の処理を実行す
る。
【0106】ステップS501:先ず、階調変換曲線作
成回路401aは、階調変換回路401cでの階調変換
処理にて用いる階調変換曲線F(x)を作成する。これ
により、例えば、図9の実線にて示すような階調変換曲
線601が作成される。この図9では、横軸が入力画像
の画素値、縦軸が出力画像の画素値を示す。尚、ここで
の階調変換曲線の作成方法としては、例えば、一般的な
階調変換曲線作成方法を用いるようにしてもよいし、或
いは、上述した第1の実施の形態の構成による階調変換
曲線作成方法を用いるようにしてもよい。
【0107】ステップS502:次に、微係数計算回路
401bは、階調変換曲線作成回路401aにて作成さ
れた階調変換曲線F(x)の傾きである微分値を算出
し、それを用いて、係数c(x)を、
【0108】
【数17】
【0109】なる式(29)により算出する。具体的に
は例えば、階調変換曲線F(x)が、上述した第1の実
施の形態での構成によって、入力パラメータに基づいた
直線301及び302に円を内接して作成されたもので
あった場合(上記図4参照)、直線301の領域d1〜
d2では、係数c(x)を、直線301の傾きαを持っ
て、
【0110】
【数18】
【0111】なる式(30)により算出し、直線302
の領域d2〜d3では、係数c(x)を、直線302の
傾きβを持って、
【0112】
【数19】
【0113】なる式(31)により算出する。また、x
1からx3までの領域は、
【0114】
【数20】
【0115】なる式(32)及び(33)として表され
る。このようにして得られた係数c(x)は、例えば、
上記図9の点線602によって示され、該係数c(x)
は、CPUバス107を介してメインメモリ109に記
憶される。
【0116】ステップS503:次に、階調変換回路4
01cは、前処理回路106にて前処理が行われた撮影
画像(原画像)をf0(x,y)として、その原画像f
0(x,y)に対して、階調変換曲線作成回路401a
にて作成された階調変換曲線F(x)を用いた階調変換
処理を、
【0117】
【数21】
【0118】なる式(34)に従って施し、階調変換処
理後の画像(以下、「階調変換画像」と言う)f1
(x,y)を得る。
【0119】ステップS504:次に、平滑化画像作成
回路401dは、前処理回路106にて前処理が行われ
た撮影画像(原画像)をf0(x,y)として、その原
画像f0(x,y)を、
【0120】
【数22】
【0121】なる式(35)に従って平滑化し、平滑化
画像fus(x,y)を得る。この式(35)におい
て、”(x,y)”は、画像上の座標を示し、”d”
は、マスクサイズの大きさを示す定数である。
【0122】ステップS505:次に、高周波成分作成
回路401eは、前処理回路106にて前処理が行われ
た撮影画像(原画像)をf0(x,y)として、その原
画像f0(x,y)と、平滑化画像作成回路401dに
て得られた平滑化画像fus(x,y)との差(高周波
画像)fh(x,y)を、
【0123】
【数23】
【0124】なる式(36)により算出する。
【0125】ステップS506:そして、高周波成分足
し込み回路401fは、定数a(例えば、”1”)を持
って、
【0126】
【数24】
【0127】なる式(37)により、メインメモリ10
9に記憶されている係数c(x)に基づいて、高周波成
分作成回路401eにて得られた高周波画像fh(x,
y)を、階調変換回路401cにて得られた階調変換画
像f1(x,y)に対して足し込み、該足し込み処理後
画像fd(x,y)を得る。
【0128】ステップS507:上述のようにしてDR
C回路401にて得られた足し込み処理後画像fd
(x,y)は、CPU108の制御により、画像表示器
111で表示されたり、フィルム上に出力されたりす
る。
【0129】上述のように、本実施の形態では、階調変
換画像f1(x,y)に対して、原画像f0(x,y)
と該原画像の平滑化画像fus(x,y)の差から得ら
れる高周波画像fh(x,y)を足し込むように構成し
たので、階調変換処理後の撮影画像の高周波成分の振幅
を、階調変換処理前の該撮影画像の高周波成分の振幅に
保持することができる。これにより、診断等に有効な濃
度領域の高周波成分の振幅が小さくなることによる有益
情報の消失等を確実に防ぐことができる。また、階調変
換処理の構成として、上述した第1の実施の形態での構
成を用いることで、該第1の実施の形態での効果に加え
て、入力画像の任意の階調領域の濃度分布幅を圧縮、伸
張することができ、高周波成分を強調することができ
る、という効果をも得ることができる。また、式(3
5)にて示したように、平滑化画像に濃度平均を用いて
いるので、後述するモルフォジ演算を用いる場合と比べ
て、計算時間を短縮できる効果がある。
【0130】尚、上述した第2の実施の形態において、
高周波成分足し込み回路401fでの高周波画像fh
(x,y)を足し込む対象となる画像を、前処理回路1
06にて前処理が行われた撮影画像(原画像)としても
よい。また、高周波成分足し込み回路401fにて足し
込み処理後画像fd(x,y)を得るた際に用いる式
(37)の代わりに、例えば、
【0131】
【数25】
【0132】なる式(38)を用いるようにしてもよ
い。或いは、
【0133】
【数26】
【0134】なる式(39)を用いるようにしてもよ
い。式(37)〜(39)の何れの式を用いても、上述
した効果を得ることができる。
【0135】また、平滑化画像作成回路401dにて、
例えば、
【0136】
【数27】
【0137】なる式(40)〜(43)に表されるよう
なモルフォジ演算によって、平滑化画像fus(x,
y)を得るようにしてもよい。この式(37)〜(4
3)において、”D(x,y)”は、入力画像に応じた
値が設定される任意の定数r1を持って、
【0138】
【数28】
【0139】なる式(44)に示される円盤状フィルタ
を示である。このようにして、モルフォジ演算によって
平滑化画像fus(x,y)を得るような構成とした場
合、その平滑化画像fus(x,y)のプロファイル
は、エッジ構造を保存しているものとなる。したがっ
て、従来ダイナミックレンジ圧縮の欠点であるオーバー
シュートやアンダーシュートが起きることを防ぐことが
できる。
【0140】(第3の実施の形態)本発明は、例えば、
図10に示すようなX線撮影装置700に適用される。
このX線撮影装置700は、クリッピング処理機能を有
するものであり、上記図10に示すように、X線を発生
するX線発生回路101と、被写体103を透過したX
線光が結像される2次元X線センサ104と、2次元X
線センサ104から出力される撮影画像を収集するデー
タ収集回路105と、データ収集回路105にて収集さ
れた撮影画像に前処理を行う前処理回路106と、前処
理回路106にて前処理が行われた撮影画像(原画像)
等の各種情報や各種処理実行のための処理プログラムを
記憶するメインメモリ109と、X線撮影実行等の指示
や各種設定を本装置に対して行うための操作パネル11
0と、前処理回路106にて前処理が行われた撮影画像
(原画像)にクリッピング処理等を行う画像処理回路7
01と、画像処理回路701での処理後の撮影画像等を
表示する画像表示器111と、本装置全体の動作制御を
司るCPU108とを含んでなり、データ収集回路10
5、前処理回路106、画像処理回路701、CPU1
08、メインメモリ109、操作パネル110、画像表
示器111はそれぞれCPUバス107に接続され互い
にデータ授受できるようになされている。
【0141】ここで、画像処理回路401は、前処理回
路106にて前処理が行われた撮影画像(原画像)の所
定範囲の画素値を一定値にクリッピングし、また、この
ときに用いる階調変換曲線として、微分値が連続となっ
ている階調変換曲線を用いるようになされている。この
ような画像処理回路701の構成が、本実施の形態での
最も特徴とする構成としている。 このため、画像処理
回路701は、前処理回路106にて前処理が行われた
撮影画像(原画像)から特徴量を抽出する特徴量抽出回
路701aと、前処理回路106にて前処理が行われた
撮影画像(原画像)に微分値が連続である階調変換曲線
を用いたクリッピング処理を行うクリッピング回路70
1bと、特徴量抽出回路701aにて得られた特徴量に
基づいてクリッピング回路701bでの処理後画像に階
調変換処理を行う階調変換回路701cとを含んでな
る。
【0142】そこで、上述のようなX線撮影装置700
において、まず、メインメモリ109には、CPU10
8での各種処理実行に必要なデータや処理プログラム等
が予め記憶されると共に、CPU108の作業用として
のワークメモリを含むものである。メインメモリ109
に記憶される処理プログラム、特に、階調変換曲線の作
成のための処理プログラムとして、ここでは例えば、図
11のフローチャートに従った処理プログラムを用い
る。したがって、CPU108は、上記処理プログラム
等をメインメモリ109から読み出して実行すること
で、操作パネル110からの操作に従った、以下に説明
するような本装置全体の動作制御を行う。
【0143】尚、上記図10のX線撮影装置700にお
いて、上記図1のX線撮影装置100と同様に機能する
箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0144】ステップS800:先ず、X線発生回路1
01は、被検査体103に対してX線ビーム102を放
射する。このX線発生回路101から放射されたX線ビ
ーム102は、被検査体103を減衰しながら透過し
て、2次元X線センサ104に到達し、2次元X線セン
サ104によりX線画像として出力される。ここでは、
2次元X線センサ104から出力されるX線画像を、例
えば、胸部画像とする。次に、データ収集回路105
は、2次元X線センサ104から出力されたX線画像を
電気信号に変換し、それを前処理回路106に供給す
る。前処理回路106は、データ収集回路105からの
信号(X線画像信号)に対して、オフセット補正処理や
ゲイン補正処理等の前処理を行う。この前処理回路10
6で前処理が行われたX線画像信号は原画像の情報とし
て、CPU108の制御により、CPUバス115を介
して、メインメモリ109、及び画像処理回路701に
それぞれ転送される。そして、画像処理回路701は、
CPU108の制御によって転送されてきた原画像に対
して、次のステップS801〜S803の処理を実行す
る。
【0145】ステップS801:先ず、特徴量抽出回路
701aは、CPU108の制御によって転送されてき
た原画像(対象画像)に対して、照射領域外の領域内の
画素値と、す抜け領域(X線が直接センサ上にあたって
いる領域)及び該す抜け領域と一定間隔内で接する領域
(体領域)内の画素値とを、例えば、画素値”0”で置
き換える。具体的には、対象画像f(x,y)、、上記
の体領域を削除する際の一定間隔幅を決定する定数d
1,d2を持って、
【0146】
【数29】
【0147】なる式(45)に従って画素値の変換を行
う。この式(45)において、”sgn(x,y)”
は、実験等により決定される定数Th1を持って、
【0148】
【数30】
【0149】なる式(46)によって示される。そし
て、特徴量抽出回路701aは、式(45)によって得
た画像f1(x,y)において、最大の画素値maxを
抽出し、それを特徴量maxとする。具体的には例え
ば、全画素値の累積ヒストグラムを作成し、その所定点
(上位5%点等)を最大値とする。或いは、全画素値を
ソートし、その所定点(上位5%点等)を最大値とす
る。
【0150】ステップS802:次に、クリッピング回
路701bは、対象画像f(x,y)に対して、例え
ば、図12に示すような階調変換曲線F()を用いて、
【0151】
【数31】
【0152】なる式(47)に従ったクリッピング処理
を行う。これにより、対象画像f(x,y)において、
ノイズ領域である画素値g1以下とg2以上の領域の画
素値が一定値に置き換えられる。ここで、階調変換曲線
F()は、その微分値が連続であり、例えば、上述した
第1の実施の形態での構成によって得られたものであ
る。
【0153】ステップS803:そして、階調変換回路
701cは、図13に示すような階調変換曲線F1()
を用いて、クリッピング回路701bでの処理後画像f
2(x,y)に対して、特徴抽出回路701aにて算出
された特徴量maxが、例えば、1.8の濃度となるよ
うな画像の階調変換を行う。これにより得られる階調変
換後の画像f3(x,y)は、
【0154】
【数32】
【0155】なる式(48)により示される。
【0156】ステップS804:上述のようにして画像
処理回路701にて得られた処理後画像f3(x,y)
は、CPU108の制御により、画像表示器111で表
示されたり、フィルム上に出力されたりする。
【0157】上述のように、本実施の形態では、従来の
ように、クリッピングする領域内の画素値を全て同一の
画素値とするのではなく、その領域内の所定値範囲(こ
こでは画素値g1以下とg2以上の範囲)の画素領域
(ノイズ領域)を一定画素値とする構成としているの
で、ノイズ領域がちらつくことを防ぐことができる。ま
た、微分値が連続である階調変換曲線を用いてのクリッ
ピング処理を行う構成としているので、クリッピングさ
れる画素値領域とその画素値領域と接するクリッピング
しない画素領域の境界に偽輪郭が生じることを防ぐこと
ができる。これにより、良好な状態で撮影画像の観察を
行うことができ、例えば、X線撮影画像を用いた診断に
おいて、誤診断を確実に防ぐことができ、診断能の向上
を図ることができる。
【0158】以上説明したように、本発明の実施の形態
では、複数の直線に円を内接して、対象画像(X線撮影
画像等)に対して階調変換処理を行う際に用いる階調変
換曲線を作成する。これにより得られた階調変換曲線
は、その微分値が連続したものとなる。具体的には例え
ば、操作者から入力された情報(直線の傾き及び領域等
のパラメータ)に基づいた第1の直線及び第2の直線
(基本線)に円を内接して階調変換曲線を作成する。こ
れにより、階調変換曲線の微分値を連続に保つことがで
きるため、階調変換曲線の微分値の不連続点による偽輪
郭等の発生を確実に防ぐことができる。また、それぞれ
の基本線の長さで決まる点を円の内接点とするように構
成すれば、内接点を人為的に入力する必要はなく、正確
な内接点を自動的に得ることができる。これにより、安
定した階調変換曲線を作成することができる。また、操
作者からの入力に基づいて階調変換曲線の作成を行うよ
うに構成すれば、階調変換曲線を自在に変更することが
でき、所望する階調変換曲線を確実に得ることができ
る。また、作成された階調変換曲線を表示するように構
成すれば、操作者は、その階調変換曲線を確認しなが
ら、階調変換曲線の傾きを調整する等の操作を行って、
階調変換曲線を自在に変更することができるため、所望
する階調変換曲線を確実に且つ容易に得ることができ
る。
【0159】また、本発明の実施の形態では、対象画像
(X線撮影画像等)と、その平滑化画像(低周波成分の
画像)との差分(高周波成分の画像)を得て、これを対
象画像、又はその階調変換処理後の画像(階調変換画
像)に足し込むように構成した。これにより、例えば、
階調変換画像の高周波成分の振幅を、階調変換処理前の
該画像の高周波成分の振幅に保持することができるた
め、診断等に有効な濃度領域の高周波成分の振幅が小さ
くなることによる有益情報の消失等を確実に防ぐことが
できる。また、階調変換処理に用いる階調変換曲線とし
て、微分値連続な階調変換曲線を作成するように構成す
れば、偽輪郭等が生じることなく、対象画像の任意の階
調領域の濃度分布幅を圧縮、伸張することができ、高周
波成分を強調することができる。また、平滑化画像を、
モルフォロジカルフィルタを用いて得るように構成すれ
ば、対象画像のエッジ構造を保持することができ、アン
ダーシュートやオーバーシュートが起きることを防ぐこ
とができる。また、平滑化画像を、濃度平均値を用いて
得るように構成すれば、処理時間の短縮を図ることがで
きる。
【0160】また、本発明の実施の形態では、対象画像
(X線撮影画像等)において、センサの有効領域外の欠
陥画素領域内の画素のうち、所定範囲の値を有する画素
の値を一定値に変換する。このように、クリッピングす
る領域内の画素値を全て同一の画素値とするのではな
く、その領域内の所定値範囲の画素領域(ノイズ領域)
を一定画素値とする構成としたので、ノイズ領域がちら
つくことを防ぐことができる。これにより、良好な状態
で撮影画像の観察を行うことができ、例えば、X線撮影
画像を用いた診断において、誤診断を確実に防ぐことが
でき、診断能の向上を図ることができる。また、微分値
が連続である階調変換曲線を用いてのクリッピング処理
を行う構成とすれば、クリッピングされる画素値領域と
その画素値領域と接するクリッピングしない画素領域の
境界に偽輪郭が生じることを防ぐことができる。これに
より、さらに良好な状態で撮影画像の観察を行うことが
できる。
【0161】よって、階調変換処理に用いる階調変換曲
線の傾き等を自在に調節することができ、対象画像に対
して最適な階調変換曲線を取得することができるため、
最適な階調変換処理を行うことができ、良好な処理後画
像を得ることができる。また、対象画像の高周波成分の
振幅を保持したまま、該画像の濃度分布の幅を自在に調
節することができるため、良好な処理後画像を得ること
ができる。また、対象画像に対して、偽輪郭等が発生し
ないクリッピング処理を行うことができるため、良好な
処理後画像を得ることができる。これは、特に、X線撮
影等に対して有効である。
【0162】尚、本発明の目的は、上述した各実施の形
態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプ
ログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは
装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ
(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読みだして実行することによっても、達成
されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から
読み出されたプログラムコード自体が各実施の形態の機
能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶
した記憶媒体は本発明を構成することとなる。プログラ
ムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、
フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光
ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることが
できる。また、コンピュータが読みだしたプログラムコ
ードを実行することにより、各実施の形態の機能が実現
されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づ
き、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理
の一部又は全部を行い、その処理によって各実施の形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコー
ドが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコン
ピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリ
に書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づ
き、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるC
PUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理
によって各実施の形態の機能が実現される場合も含まれ
ることは言うまでもない。
【0163】
【発明の効果】以上説明したように本発明よれば、階調
変換処理に用いる階調変換曲線の傾き等を自在に調節す
ることができ、対象画像に対して最適な階調変換曲線を
取得することができるため、最適な階調変換処理を行う
ことができる。また、対象画像の高周波成分の振幅を保
持したまま、該画像の濃度分布の幅を自在に調節するこ
とができるため、良好な処理後画像を得ることができ
る。また、対象画像に対して、偽輪郭等が発生しないク
リッピング処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
X線撮影装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記X線撮影装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】上記X線撮影装置の階調変換曲線作成回路にて
得られる階調変換曲線の一例を説明するための図であ
る。
【図4】上記階調変換曲線作成回路にて階調変換曲線を
作成する処理を説明するための図である。
【図5】上記階調変換曲線作成回路にて得られる階調変
換曲線の他の例1を説明するための図である。
【図6】上記階調変換曲線作成回路にて得られる階調変
換曲線の他の例2を説明するための図である。
【図7】第2の実施の形態において、本発明を適用した
X線撮影装置の構成を示すブロック図である。
【図8】上記X線撮影装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図9】上記X線撮影装置の階調変換曲線作成回路にて
得られる階調変換曲線の一例を説明するための図であ
る。
【図10】第3の実施の形態において、本発明を適用し
たX線撮影装置の構成を示すブロック図である。
【図11】上記X線撮影装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図12】上記X線撮影装置のクリッピング回路にて用
いる階調変換曲線の一例を説明するための図である。
【図13】上記X線撮影装置の階調変換回路にて用いる
階調変換曲線の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
100 X線撮影装置 101 X線発生回路 102 X線ビーム 103 被写体 104 2次元X線センサ 105 データ収集回路 106 前処理回路 107 CPUバス 108 CPU 109 メインメモリ 110 操作パネル 111 画像表示器 112 画像処理回路 112a 階調変換曲線作成回路 112b 階調変換回路 400 X線撮影装置 401 DRC(ダイナミックレンジ圧縮)回路 401a 階調変換曲線作成回路 401b 微係数計算回路 401c 階調変換回路 401d 平滑化画像作成回路 401e 高周波成分作成回路 401f 高周波成分足し込み回路 700 X線撮影装置 701 画像処理回路 701a 特徴量抽出回路 701b クリッピング回路 701c 階調変換回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA08 BA03 BA25 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CC02 CE03 CE05 CE06 CE11 CH08 DA16 DA17 DB02 DB05 DC05 DC23 5C077 LL19 PP02 PP03 PP14 PP15 PP46 PP47 PP58 PQ12 PQ18 PQ22 SS05 SS06 TT10

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象画像に対して階調変換処理を行う機
    能を有する画像処理装置であって、 複数の直線に円を内接して上記階調変換処理に用いる階
    調変換曲線を作成する階調変換曲線作成手段を備えるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記階調変換曲線作成手段は、それぞれ
    が傾きの異なる少なくとも第1の直線及び第2の直線に
    円を内接することで、上記微分値連続な階調変換曲線を
    作成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記階調変換曲線作成手段は、上記第1
    の直線及び第2の直線の何れかの直線の一定比率の点に
    円が内接するように、上記微分値連続な階調変換曲線を
    作成することを特徴とする請求項2記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 上記階調変換曲線作成手段は、上記第1
    の直線及び第2の直線のうち、直線の長さが短いほうの
    直線、又は長いほうの直線の一定比率の点に円が内接す
    るように、上記微分値連続な階調変換曲線を作成するこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記階調変換曲線作成手段は、外部から
    の入力情報に基づいて、上記微分値連続な階調変換曲線
    を作成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 上記階調変換曲線作成手段で作成された
    階調変換曲線を表示する表示手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 対象画像の平滑化画像を作成する平滑化
    手段と、 上記平滑化手段にて得られた平滑化画像と上記対象画像
    の差分を高周波成分として取得する高周波成分取得手段
    と、 上記高周波成分取得手段にて得られた高周波成分を、上
    記対象画像、上記対象画像の平滑化画像、上記対象画像
    に階調変換処理を行って得られた画像、及び上記対象画
    像に階調変換処理を行って得られた画像の平滑化画像の
    少なくとも何れかの画像に足し込む高周波成分足込手段
    とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 対象画像に対して階調変換処理を行う際
    に用いる階調変換曲線を作成する階調変換曲線作成手段
    と、 上記階調変換曲線作成手段にて得られた階調変換曲線の
    微係数に基づく係数を取得する微係数取得手段と、 上記微係数取得手段にて得られたで係数を記憶する記憶
    手段と、 上記対象画像の平滑化画像を作成する平滑化手段と、 上記平滑化手段にて得られた平滑化画像と上記対象画像
    の差分を高周波成分として取得する高周波成分取得手段
    と、 上記階調変換曲線作成手段にて得られた階調変換曲線に
    基づいて、上記対象画像に階調変換処理を行う階調変換
    手段と、 上記記憶手段に記憶された係数に基づいて、上記高周波
    成分取得手段にて得られた高周波成分を、上記階調変換
    手段にて得られた階調変換処理後の画像に足し込む高周
    波成分足込手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 上記階調変換曲線作成手段は、微分値連
    続な階調変換曲線を作成することを特徴とする請求項8
    記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 上記階調変換曲線作成手段は、請求項
    1〜6の何れかに記載の画像処理装置が備える階調変換
    曲線作成手段の機能を有することを特徴とする請求項8
    記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記平滑化手段は、モルフロジカルフ
    ィルタを用いた上記平滑化処理を行うことを特徴とする
    請求項7又は8記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 上記平滑化手段は、濃度平均値を用い
    た上記平滑化処理を行うことを特徴とする請求項7又は
    8記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 センサによって得られた対象画像にお
    いて、該センサ上の有効領域外の画素値を一定画素値と
    するクリッピング処理機能を有する画像処理装置であっ
    て、 上記有効領域外の画素のうち、所定範囲の値を有する画
    素の値を一定画素値とするクリッピング処理を行うクリ
    ッピング手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 上記クリッピング手段は、微分値連続
    な階調変換曲線を用いて、上記クリッピング処理を行う
    ことを特徴とする請求項13記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項1〜6の何れかに記載の画像処
    理装置が備える階調変換曲線作成手段の機能を有し、該
    機能によって、上記微分値連続な階調変換曲線を作成す
    る階調変換曲線作成手段を備えることを特徴とする請求
    項13記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 上記対象画像は、放射線撮影により得
    られた画像を含むことを特徴とする1、7、8、及び1
    3の何れかに記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 複数の機器が互いに通信可能に接続さ
    れてなる画像処理システムであって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜16の何れかに記載の画像処理装置の機能を有する
    ことを特徴とする画像処理システム。
  18. 【請求項18】 対象画像に対して、階調変換処理を行
    うための画像処理方法であって、 複数の直線に円を内接して上記階調変換処理に用いる階
    調変換曲線を作成する階調変換曲線作成ステップを含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  19. 【請求項19】 上記階調変換曲線作成ステップは、そ
    れぞれが傾きの異なる少なくとも第1の直線及び第2の
    直線に円を内接することで、上記微分値連続な階調変換
    曲線を作成するステップを含むことを特徴とする請求項
    18記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 上記階調変換曲線作成ステップは、上
    記第1の直線及び第2の直線の何れかの直線の一定比率
    の点に円が内接するように、上記微分値連続な階調変換
    曲線を作成することを特徴とする請求項19記載の画像
    処理方法。
  21. 【請求項21】 上記階調変換曲線作成ステップは、上
    記第1の直線及び第2の直線のうち、直線の長さが短い
    ほうの直線、又は長いほうの直線の一定比率の点に円が
    内接するように、上記微分値連続な階調変換曲線を作成
    するステップを含むことを特徴とする請求項20記載の
    画像処理方法。
  22. 【請求項22】 上記階調変換曲線作成ステップは、外
    部からの入力情報に基づいて、上記微分値連続な階調変
    換曲線を作成するステップを含むことを特徴とする請求
    項18記載の画像処理方法。
  23. 【請求項23】 上記階調変換曲線作成ステップにより
    作成された階調変換曲線を表示手段にて表示する表示ス
    テップを含むことを特徴とする請求項18記載の画像処
    理方法。
  24. 【請求項24】 対象画像の平滑化画像を作成し、該平
    滑化画像と該対象画像の差分を高周波成分として取得
    し、該高周波成分を、上記原画像、又は上記原画像に階
    調変換処理を行って得られた画像に足し込むことで、上
    記階調変換処理後の画像の高周波成分の振幅を上記対象
    画像の高周波成分と同等とするステップを含むことを特
    徴とする画像処理方法。
  25. 【請求項25】 対象画像に対して階調変換処理を行う
    際に用いる階調変換曲線を作成する階調変換曲線作成ス
    テップと、 上記階調変換曲線作成ステップにより得られた階調変換
    曲線の微係数に基づく係数を取得する微係数取得ステッ
    プと、 上記微係数取得ステップにより得られたで係数を記憶手
    段に記憶する記憶ステップと、 上記対象画像の平滑化
    画像を作成する平滑化ステップと、 上記平滑化ステップにより得られた平滑化画像と上記対
    象画像の差分を高周波成分として取得する高周波成分取
    得ステップと、 上記階調変換曲線作成ステップにより得られた階調変換
    曲線に基づいて、上記対象画像に階調変換処理を行う階
    調変換ステップと、 上記記憶手段に記憶された係数に基づいて、上記高周波
    成分取得ステップにより得られた高周波成分を、上記階
    調変換ステップにより得られた階調変換処理後の画像に
    足し込む高周波成分足込ステップとを含むことを特徴と
    する画像処理方法。
  26. 【請求項26】 上記階調変換曲線作成ステップは、微
    分値連続な階調変換曲線を作成することを特徴とする請
    求項25記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 上記階調変換曲線作成ステップは、請
    求項18〜24の何れかに記載の画像処理方法のステッ
    プを含むことを特徴とする請求項25記載の画像処理方
    法。
  28. 【請求項28】 上記平滑化は、モルフロジカルフィル
    タを用いた平滑化処理を含むことを特徴とする請求項2
    4又は25記載の画像処理方法。
  29. 【請求項29】 上記平滑化は、濃度平均値を用いた平
    滑化処理を含むことを特徴とする請求項24又は25記
    載の画像処理方法。
  30. 【請求項30】 センサによって得られた対象画像にお
    いて、該センサ上の有効領域外の画素値を一定画素値と
    するクリッピング処理を行うための画像処理方法であっ
    て、 上記有効領域外の画素のうち、所定範囲の値を有する画
    素の値を一定画素値とするクリッピング処理を行うクリ
    ッピングステップを含むことを特徴とする画像処理方
    法。
  31. 【請求項31】 上記クリッピングステップは、微分値
    連続な階調変換曲線を用いて、上記クリッピング処理を
    行うステップを含むことを特徴とする請求項30記載の
    画像処理方法。
  32. 【請求項32】 請求項18〜24の何れかに記載の画
    像処理方法のステップを含み、該ステップによって、上
    記微分値連続な階調変換曲線を作成する階調変換曲線作
    成ステップを含むことを特徴とする請求項30記載の画
    像処理方法。
  33. 【請求項33】 上記対象画像は、放射線撮影により得
    られた画像を含むことを特徴とする18、24、25、
    及び30の何れかに記載の画像処理方法。
  34. 【請求項34】 請求項18〜33の何れかに記載の画
    像処理方法の処理ステップを、コンピュータが読出可能
    に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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