JP2000148879A - ワークフロー設計支援システム - Google Patents

ワークフロー設計支援システム

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JP2000148879A
JP2000148879A JP31526598A JP31526598A JP2000148879A JP 2000148879 A JP2000148879 A JP 2000148879A JP 31526598 A JP31526598 A JP 31526598A JP 31526598 A JP31526598 A JP 31526598A JP 2000148879 A JP2000148879 A JP 2000148879A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークフローシステムを設計すべき業務に
ついて、最適なワークフローイメージを容易に取得する
ことのできるワークフロー設計支援システムを提供す
る。 【解決手段】 本ワークフロー設計支援システム10
は、業務プロセスパターンを決定づけるパラメータ情報
が複数の業務プロセスパターンそれぞれについて格納さ
れた業務プロセスパターン情報格納部103と、ワーク
フローシステムを設計すべき業務についていずれの業務
プロセスパターンに該当するか、パラメータ情報に基づ
いて決定する業務プロセスパターン決定部102とを備
え、上記業務について該当する業務プロセスパターンが
決定され、その業務プロセスパターンに最適なワークフ
ローイメージを取得することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務について効率
良くシステム化できるように、業務について業務プロセ
スを定義し、その業務プロセスに適したワークフローシ
ステムの設計を支援するためのワークフロー設計支援シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、企業では、伝票処理等の業務作業
を効率良く行うためにワークフローシステムを適用し
て、各業務に対するシステム化を行い、業務の効率化や
環境改善、意思決定の迅速化、高度化を図っている。ワ
ークフローシステムは、コンピュータネットワークを利
用して、所定の業務を予め順序が定められた流れに基づ
いて個々の処理を実行していくものである。例えば、企
業等の組織内で、複数の担当者が文書、図面、各種デー
タ等を回覧あるいは処理を行う場合に、これらの文書等
を担当者同士が直接受け渡しするのではなく、電子化さ
れた書類、図面、データ等をコンピュータネットワーク
を利用して転送し、複数の担当者の間を経由させること
により、各担当者が所定の業務処理を行なっていく。ま
た、例えば、複数の担当者に文書等を送る場合、予め処
理対象の業務内容に応じて、送るべき担当者及び各担当
者に送る順序を定義しておき、その順序に従ってデータ
が転送される。そして、各担当者の業務処理が終了する
と、その後のデータの受け渡しについてはシステムが自
動的に判断し、これを行う。
【0003】このように、ワークフローシステムを利用
することによって、作業と作業の間の繋ぎが自動化し、
書類の受け渡しや作業の引き継ぎに要する無駄な時間を
排除することができる。また、業務処理の進捗状況を管
理する機能も有するので、現在どこまで業務処理が終了
したのかを各業務毎に管理することができる。現状で
は、伝票処理のような日常的に発生し、標準的な手順に
従って処理が行える定常的な事務処理あるいは単純な製
造業務等において、ワークフローシステムを利用するこ
とによって、業務の効率化、自動化に効果が現れてい
る。これは、上記のような定常的業務は、業務の処理手
順が単純であるため、ワークフローシステムを比較的容
易に設計することが可能であり、また、伝票処理のよう
な特定の定常的業務については既存のワークフローシス
テムに多少の手直しを加えることで利用できるからであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、研究開発業
務や品質管理業務等のように企業内における業務の多く
は、処理が複雑であり、かつ多岐にわたる業務である。
現在では、上記したように事務処理等の定常的業務にお
けるワークフローシステムのソフトウエアはいくつか実
用化されているが、既存のワークフローシステム用のパ
ッケージソフトウエア等にはそれぞれ得意なワークフロ
ーパターンがあり、ある業務に特定のワークフローシス
テム用ソフトウエアを適用してシステムを構築しても、
そのままうまく適用できる業務はごく一部に限定されて
しまう場合がしばしばある。従って、特定のワークフロ
ーシステム用ソフトウエアをそのまま適用してもかえっ
てその修正作業等に時間、コストがかかり、非常に面倒
となる。
【0005】そこで、既存のワークフローシステム用ソ
フトウエアを利用しない場合には、すべてはじめからワ
ークフローのソフトウエアを作成しなければならない。
新規に作成する場合には、システム化の対象となる各業
務について業務分析を行い、現状の業務プロセスを把握
する。ここでは、特に全体あるいは各業務における現状
での問題点が抽出される。そして、この問題点を解決
し、改善されるような業務プロセスが作成され、システ
ム仕様も作成される。業務分析及びシステム仕様を作成
する際に、その業務に関わる関係者やシステムエンジニ
ア等が手作業で行うため、多大な時間と人手、費用を費
やすこととなる。さらに、研究開発業務や、品質管理業
務等のように複雑かつ多岐にわたる業務プロセスで構成
される場合には、各業務におけるあらゆる状況を考え
て、すべての作業とその順序を定義するのは容易でな
い。
【0006】さらに、以上のような課題がある中で企業
内等における業務それぞれをワークフローシステムを用
いてシステム化する場合であっても、ワークフローシス
テムすべてをはじめから作成する場合であっても、各業
務についてどのようなワークフローパターンが適してい
るか容易にはわからないという問題があった。そこで、
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、各業
務について、最適なワークフローパターンを容易に決定
することのできるワークフロー設計支援システムを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のワークフロー設計支援システムは、業務に
ついて、ネットワークを介して複数の担当部門或いは担
当者の間でデータを受け渡して業務処理が実行されるワ
ークフローシテスムを設計する際に用いるワークフロー
設計支援システムにおいて、業務プロセスを複数のパタ
ーンに区分し、各業務プロセスパターンが、前記各業務
プロセスパターンを特定するためのパラメータ情報と共
に格納された業務プロセスパターン情報格納手段と、設
計対象業務について入力されたパラメータ情報に基づい
て前記業務プロセスパターン情報格納手段に格納された
業務プロセスパターンの中から、前記設計対象業務に最
適な業務プロセスパターンを決定する業務プロセスパタ
ーン決定手段と、を備えることを特徴とするものであ
る。
【0008】また、本発明のワークフロー設計支援方法
は、業務について、ネットワークを介して複数の担当部
門あるいは担当者の間でデータを受け渡して業務処理が
実行されるワークフローシステムを設計する際に用いる
ワークフロー設計支援方法において、業務プロセスを特
定のパラメータに対するパラメータ情報によってパター
ン分けして得られた複数の業務プロセスパターンから、
設計対象業務がいずれの業務プロセスパターンに該当す
るか判断するための前記パラメータに対する前記設計対
象業務のパラメータ情報が入力される工程と、前記入力
された設計対象業務のパラメータ情報と前記複数の業務
プロセスパターンそれぞれのパラメータ情報とを比較判
断し、前記設計対象業務のパラメータ情報との一致度が
最も高いパラメータ情報を有する業務プロセスパターン
が決定される工程と、を備えることを特徴とするもので
ある。
【0009】また、本発明の記憶媒体は、業務について
ワークフローシステムを設計するためのワークフロー設
計支援システムのプログラムを記録した記録媒体におい
て、業務プロセスを複数のパターンに区分し、各業務プ
ロセスパターンを特定するために予め格納されたパラメ
ータ情報と、設計対象業務について入力されたパラメー
タ情報とに基づいて複数の前記業務プロセスパターンの
中から、前記設計対象の業務に最適な業務プロセスパタ
ーンを決定する機能を備えることを特徴とするものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。ワークフローシステムを
用いてシステム化したい業務は、その業務内容から業務
を構成する個々の業務(作業、ワーク)に細分化され、
その個々の業務について業務プロセスが定義される。こ
の業務プロセスを定義するために、システム化したい業
務について、業務を細分化し、機能分析あるいは業務分
析を行う。その結果、業務は、最小の業務単位である業
務ユニットに分類される。
【0011】具体的に、品質管理業務を例にとって説明
する。図2は、品質管理業務について業務分析を行った
結果、分類された業務ユニットを示す図である。品質管
理業務は、まず、製品の品質設計を行う品質設計業務、
製造ラインの品質を管理する製造品質管理、ユーザのク
レーム対応を行うクレーム処理業務等から構成される。
【0012】分類された業務(品質設計業務、製造品質
管理、クレーム処理業務等)はそれぞれ、さらに細かく
業務ユニットに細分化される。ここでは、品質設計業務
は、例えば、設計品質企画、標準設定、製造品質実績調
査、製造品質評価、製造可否検討の業務ユニットに分類
される。製造品質業務については、例えば、現象把握、
解析処置判断、処理実行、処理完了確認に分けられ、ク
レーム処理については、例えば、現象把握、調査、原因
究明、対策立案に分類されるものとする。
【0013】本発明であるワークフロー設計支援システ
ムは、上記のように細分化された業務ユニット毎にワー
クフローシステムを具体的に設計する前に、各業務ユニ
ットに最適な業務プロセス (以下、ワークフローとも称
する。)のパターンを決定し、ディスプレイ等の表示画
面にそのパターンを図式化したイメージを出力させるも
のである。業務ユニット毎にワークフローシステムを設
計するのは、業務ユニット毎に業務プロセスが異なるた
めである。業務を構成する業務ユニット単位でワークフ
ローシステムを設計する方が、最適なワークフローシス
テムを用いたシステム構築が可能となる。したがって、
業務ユニットは、ワークフローを容易に適用することが
できる業務の範囲であるとも言うことができる。
【0014】それでは、本ワークフロー設計支援システ
ムについて説明する。図1は、本発明であるワークフロ
ー設計支援システムの概略システム構成を示した図であ
る。業務は、特定のパラメータに対する情報に基づい
て、複数の業務プロセスパターンに分類されており、本
ワークフロー設計支援システム10では、これら業務プ
ロセスパターンに関する情報が業務プロセスパターン情
報格納部103に格納されている。これらの業務プロセ
スパターンは、特定のパラメータに対するパラメータ情
報に基づいてパターン分けされている。なお、上記特定
のパラメータとパラメータ情報については後述する。
【0015】ユーザ(オペレータ)は、ワークフローシ
ステムを設計すべき業務ユニット名とその業務ユニット
に対するパラメータ情報P1,P2,…Pn(後述する
図7を参照)をキーボード等の入力装置を用いて入力す
る。入力部101ではこれらパラメータ情報が入力され
たことを認識し、パラメータ情報等が業務プロセスパタ
ーン決定部102へ格納される。
【0016】業務プロセスパターン決定部102は、入
力された業務ユニットが、いずれの業務プロセスパター
ンに該当するのかを決定するものである。業務プロセス
パターン決定部102へ入力された業務ユニットについ
てのパラメータ情報P1,P2,…Pnと、業務プロセ
スパターン情報格納部103に格納されている各業務プ
ロセスパターンのパラメータ情報に基づいて、業務ユニ
ットに該当する業務プロセスパターンが決定される。決
定した業務プロセスパターンが決定されると、業務プロ
セスパターン結果情報格納部104へ業務プロセスパタ
ーン情報と各パラメータ情報が格納される。ワークフロ
ーイメージサンプル格納部108では、業務プロセスパ
ターン情報格納部103に格納されている複数の業務プ
ロセスパターンそれぞれに対応するワークフローのイメ
ージが格納されている。業務ユニットに対する業務プロ
セスパターンが決定されると、その業務プロセスパター
ンに適したワークフローのイメージが、イメージ取出部
107によってワークフローイメージサンプル格納部1
08より読み出される。この読み出されたワークフロー
のイメージは、出力部109によりディスプレイ等の表
示画面に表示される。実際に、ユーザ(オペレータ)
は、パーソナルコンピュータ等の端末上で本システムを
利用する。ユーザ (オペレータ)は、業務ユニットの
パラメータ情報を入力することによって、その業務ユニ
ットが属する業務プロセスパターンが決定され、最適な
ワークフローイメージを取得することができる。
【0017】図7には、業務プロセスパターン結果情報
格納部104のデータ構造を示す。各業務ユニット名毎
に入力されたパラメータ情報P1,P2,…Pnと、決
定された業務プロセスパターン情報が登録される。次
に、業務ユニットがいずれの業務プロセスパターンに振
り分けられるかを決定するためのパラメータ及びパラメ
ータ情報について説明する。
【0018】図3は、複数の業務プロセスパターンと、
各業務プロセスパターンを決定づけるためのパラメータ
(項目)とそのパラメータに対するパラメータ情報を示
した図である。本実施形態では、すべての業務を、図3
に示すパラメータ項目に対するパラメータ情報に基づい
て、設計型業務パターンと、定常管理業務パターンと、
事務処理業務パターンの3種類の業務プロセスに分類す
るものとする。これらの業務プロセスパターンは、各業
務の発生形態や承認の仕方、過程プロセス等の複数のパ
ラメータ項目に対するパラメータ情報により分類され
る。本実施形態では、パラメータとして、9種類の項目
P1,P2,…P9を設定することとし、それぞれの項
目について以下に説明する。
【0019】パラメータ:業務発生形態…あるイベント
が発生することによって業務が発生する「イベント型」
と、常に所定の期日で業務が発生する「期日型」とがあ
り、設計型業務パターンと事務処理業務パターンは「イ
ベント型」に、定常管理業務パターンは、「期日型」を
パラメータ情報として有する。 パラメータ:プロセス構成…ワークフローを複数のプロ
セスで行う「プロセス分担型」と、項目単位に分担する
流れ作業的な「項目単位分担型」とがある。設計型業務
パターンと事務処理業務パターンは「プロセス分担型」
を、定常管理業務パターンは、「項目単位分担型」をパ
ラメータ情報として有する。
【0020】パラメータ:プロセスフロー…ワークフロ
ーの基本的な流れは決まっているがイベントがある場合
にはその都度処理フローを変更できる「基本フロー固定
型/イベント規模依存型」と、確定(固定)した処理フ
ローで行う「完全固定型」とがある。設計型業務パター
ンは、「基本フロー固定型/イベント規模依存型」を、
定常管理業務パターンと事務処理業務パターンは、「完
全固定型」をパラメータ情報として有する。
【0021】パラメータ:処理対象者…業務を行う対象
者がイベント毎に定義することができる「イベント内容
依存型」と、業務毎に対象者が予め定義されている
「固定型」とがある。設計型業務パターンは、「イベン
ト内容依存型」を、定常管理業務パターンと事務処理業
務パターンは、「固定型」をパラメータ情報として有す
る。
【0022】パラメータ:プロセス間におけるデータ…
プロセス間でデータを加工し、さらにそのデータに付加
価値を付けて新たなデータを作成する「情報加工/ 付加
価値創出型」と、データを集約して加工する「データ集
約加工型」と、データを集約した後、その集約データを
回覧する「データ回覧処理/集約型」とがある。設計型
業務パターンは、「情報加工/ 付加価値創出型」を、定
常管理業務パターンは、「データ集約加工型」を、事務
処理業務パターンは、「データ回覧処理/集約型」をパ
ラメータ情報として有する。
【0023】パラメータ:データ環境影響…ツールやイ
ンフラ等の技術発展に伴うデータ環境を反映させながら
業務を行う「技術進展反映型」と、データ環境の変化と
は無関係に業務処理が行われる「定型処理型」とがあ
る。設計型業務パターンは、「技術進展反映型」を、定
常管理業務パターンと事務処理業務パターンは、「定型
処理型」をパラメータ情報として有する。
【0024】パラメータ:承認形態…ワークフローの承
認形態としては、「固定型」と、「非固定型」とがあ
る。設計型業務パターンと事務処理業務パターンは、
「固定型」を、定常管理業務パターンは、「非固定型」
をパラメータ情報として有する。 パラメータ:結果情報目的達成条件…結果情報の報告形
態として、通知して報告を行う「通知型」、結果情報を
担当者で共有する「共有型」、秘密情報のような結果情
報をそのワークフローで閉じておいて報告を行わない
「非通知型」とがある。設計型業務パターンは、「通知
型」、定常管理業務パターンは、「共有型」、事務処理
業務パターンは、「非通知型」をパラメータ情報として
有する。
【0025】パラメータ:結果情報活用…結果情報の中
身そのものを活用して他の業務にも活用していく「類似
活用型」と、属性情報のようなデータを活用する「管理
情報活用型」と、結果情報については一切活用しない
「非活用型」とがある。設計型業務パターンは、「類似
活用型」、定常管理業務パターンは、「管理情報活用
型」、事務処理業務パターンは、「非活用型」をパラメ
ータ情報として有する。
【0026】以上説明したように本実施形態において
は、上記9項目のパラメータに対するパラメータ情報に
基づいて、業務ユニットを、設計型業務パターン、定常
管理業務パターン、事務処理業務パターンの3種類の業
務プロセスパターンのいずれかに分類することとする。
具体的には、ある業務ユニットの上記9項目のパラメー
タに対するパラメータ情報との一致度が最も高い業務プ
ロセスパターンを、その業務ユニットに該当させること
とする。業務ユニットのパラメータ情報と完全に一致し
ている業務プロセスパターンがある場合、この業務プロ
セスパターンが一致度が最も高いことになる。
【0027】例えば、設計型業務パターンが有する上記
9項目のパラメータ情報と、ある業務の上記9項目のパ
ラメータ情報すべてが一致していれば、一致度が最も高
く、この業務は設計型業務パターンに分類されることに
なる。ところで、業務ユニットによっては、いずれの業
務プロセスパターンのパラメータ情報とも完全には一致
しない場合が考えられる。すべての業務プロセスパター
ンが有する上記9項目のパラメータ情報に対して完全に
一致していない場合には、パラメータ情報が一致してい
る項目数の最も多い業務プロセスパターンを該当させる
ようにしてもよい。このように、完全に一致しないパラ
メータ情報がある業務ユニットについては、パラメータ
情報が一致している項目数の最も多い業務プロセスパタ
ーンを、一致度が最も高い業務プロセスパターンとして
該当させることができる。
【0028】例えば、ある業務ユニットの9項目のパラ
メータ情報において、一致している項目数が、設計型業
務パターンについては7項目、定常管理業務パターンに
ついては6項目、事務処理業務パターンについては5項
目である場合、この業務ユニットは設計型業務プロセス
パターンに分類される。また、ある業務ユニットのパラ
メータ情報と一致している項目数が、所定の項目数に達
している業務プロセスパターンを、最も一致度が高い業
務プロセスパターンとして該当させることも可能であ
る。一致している項目数については、事前に本システム
に設定されているが、項目数の変更は随時可能である。
【0029】例えば、上記パラメータ9項目のうち7項
目以上一致している業務プロセスパターンを該当させる
ことにした場合、上記の例においては、設計型業務パタ
ーンでは7項目一致しているので、一致度が最も高いの
は設計型業務パターンとなる。なお、ある業務ユニット
について、9項目のうち7項目以上一致した業務プロセ
スパターンがない場合には、その業務ユニットのパラメ
ータ情報を再度入力し直して、業務プロセスパターンを
決定し直してもよい。また、一致している項目数が7項
目に達する業務プロセスパターンがなくとも、一致した
項目数が最も多い業務プロセスパターンを一致度が最も
高い業務プロセスパターンとして決定するようにしても
よい。
【0030】さらに、ある業務ユニットについて、9項
目のうち7項目以上一致した業務プロセスパターンが複
数ある場合には、それら業務プロセスパターンのうち一
致した項目数の最も多いものを一致度が最も高い業務プ
ロセスパターンとして決定するようにしてもよい。な
お、それら業務プロセスパターンの一致した項目数が同
じ場合には、それら業務プロセスパターンのうち、ユー
ザ(オペレータ)にどちらか一方を決定させるようにし
てもよい。また、その業務ユニットに対するパラメータ
情報を再度入力し直して、適切な業務プロセスパターン
を決定し直すようにしてもよい。
【0031】このように、入力した業務ユニットを、い
ずれの業務プロセスパターンに分類するかは、パラメー
タ情報の一致している項目数から判断される。なお、本
実施形態において、ワークフローシステムを用いてシス
テム化する業務が、いずれの業務プロセスパターンに属
するのかを決定するためのパラメータは、上記9項目に
限定されるものではない。また、業務プロセスパターン
についても上記3種類に限定されるものではない。
【0032】ところで、ユーザ(オペレータ)によって
は、上述した「最も一致度が高い」条件を満たして決定
された業務プロセスパターンに対し、他の業務プロセス
パターンに変更させたい場合がある。ユーザ(オペレー
タ)は、業務プロセスパターン決定部102で決定され
た業務プロセスパターンと異なる他の業務プロセスパタ
ーンを適用させたい場合には、再度、業務プロセスパタ
ーンを決め直すことが可能である。ユーザ(オペレー
タ)が、決定した業務プロセスパターンと異なる業務プ
ロセスパターンを入力すると、図1に示す業務プロセス
パターン変更部105では、変更入力された業務プロセ
スパターンに変更する。業務プロセスパターン結果情報
格納部104に格納されている業務プロセスパターンに
代えて、新たに入力された業務プロセスパターンが格納
される。この場合、すでに業務プロセスパターン結果情
報格納部104に格納されているパラメータ情報の変更
はなされていない。これは、格納されているパラメータ
情報に関係なく、該当する業務プロセスパターンのみを
強制的に変更するものである。なお、パラメータ情報の
変更を行っても構わない。
【0033】また、決定した業務プロセスパターンの変
更については、パラメータ項目に対するパラメータ情報
を入力し直すことによって、業務プロセスパターンを決
め直してもよい。このパラメータ情報の再入力は、すべ
ての項目について入力する必要はない。再入力されたパ
ラメータ情報は、パラメータ情報登録手段110により
変更され、格納されているパラメータ情報に代わって、
業務プロセスパターン結果情報格納部104へ格納され
る。このパラメータ情報の再入力に伴い、先に決定した
業務プロセスパターンと異なる業務プロセスパターンが
決定した場合には、先に決定した業務プロセスパターン
に代わって業務プロセスパターン結果情報格納部104
へ格納される。
【0034】なお、本実施形態では、業務ユニットを3
種類の業務プロセスパターンのいずれかに属するように
設定している。しかし、これらの業務プロセスパターン
のどれにも該当できないような業務ユニットが発生した
場合には、新規の業務プロセスパターンを定義して、図
1に示す業務プロセスパターン登録部106より登録で
きる。登録された新規の業務プロセスパターンとそのパ
ラメータ情報は、業務プロセスパターン情報格納部10
3に格納される。業務プロセスパターンの新規登録は、
新規に定義して登録するだけではなく、既存の業務プロ
セスパターンのパラメータ情報を編集したもの、あるい
は既存のものの組合せ、等を新たな業務プロセスパター
ンとして登録することもできる。このように、業務プロ
セスパターンを拡充させることによって、業務ユニット
の業務プロセスパターンへの振り分け決定の精度が向上
する。
【0035】入力された業務ユニットについて該当する
業務プロセスパターンが決定された後、各業務ユニット
の業務プロセスパターンに適したワークフローイメージ
も自動的に決定される。これは、業務プロセスパターン
情報格納部103に格納されている複数の業務プロセス
パターンと、ワークフローイメージサンプル格納部10
8に格納されているワークフローイメージが各々対応付
けられているからである。設計型業務パターン、定常管
理業務パターン、事務処理業務パターンの各業務プロセ
スパターンにそれぞれ適したワークフローイメージが予
めワークフローイメージサンプル格納部108に格納さ
れている。
【0036】このワークフローイメージを図5に示す。
図5は、各業務プロセスパターンに対応するワークフロ
ーサンプルイメージを示す。図5(A)は、設計型業務
パターンのためのワークフローイメージ100を示す。
設計業務では起案者によってワークフローシステムが起
動されると、このワークフローシステムで定義された担
当者はそれぞれ、文書データベース(以下、文書DB)
にチェックイン/チェックアウトすることにより、文書
(図面も含む)の参照・編集等を行って、各担当者によ
る処理がなされる。図5(A)のワークフローイメージ
100は、この設計型業務の業務パターンを絵図化して
例として表しているものである。
【0037】図5(B)は、定常管理業務パターンのた
めのワークフローイメージ101を示す。定型管理業務
では、ワークフローシステムが起動されると、起案者
は、文書DBにチェックインして、文書のコピーを定義
された担当者へ送る。各作成者は、この文書のコピーに
対し参照・編集等を行う。承認者はこの文書のコピーに
ついて承認を行った後、文書DBへ承認された文書を書
き込む。この文書として、例えば、契約などの雛形があ
る。雛形自体へ直接編集・加工することができないの
で、実施には、例えば担当者が自分の端末で、雛形のコ
ピーしてものを用いて処理を行う。このように、図5
(B)のワークフローイメージ101は、この定型管理
業務の業務パターンを図式化してわかり易く表したもの
である。
【0038】図5(C)は、事務処理業務パターンのた
めのワークフローイメージ102を示す。事務処理業務
ではワークフローシステムを起動すると、起案者が作成
した文書(例えば、テキストフォーマット)が次の担当
者へ送られる。担当者は、この文書に直接、参照・編集
等を行う。承認者は、この文書について承認を行った
後、文書DBへ書き込む。図5(C)のワークフローイ
メージ102は、この事務処理業務の業務パターンを絵
図化してわかり易く表したものである。
【0039】本実施形態では、上述したような3種類の
ワークフローサンプルイメージを示したが、これに限定
されることはない。なお、いずれのワークフローイメー
ジにも該当しない業務プロセスパターンがある場合に
は、格納されているワークフローイメージを編集・加工
する等して、新規のワークフローイメージとして登録
し、ワークフローイメージ格納部109へ格納すること
も可能である。
【0040】このようにして、システム化したい業務に
対し、最適な業務プロセスパターンを容易に決定するこ
とができ、さらにその業務プロセスパターンに対応した
ワークフローイメージを容易に把握することができる。
次に、本ワークフロー設計支援システムを用いて、シス
テム化したい業務の最適なワークフローイメージを決定
するまでのフローについて図6を用いて説明する。図6
は、本発明であるワークフロー設計支援システムにおい
て、システム化したい業務に合った業務プロセスパター
ンを決定させ、ワークフローイメージを決定させるまで
を示した図である。
【0041】まず、業務プロセスパターンを決定したい
業務ユニットについての情報を入力する。例えば、「製
造可否検討」等の業務ユニット名がキーボード等から入
力され(ステップ200 )、業務プロセスパターン決定部
102に入力される。次に、入力された業務ユニットに
ついての業務プロセスパターンを決めるためのパラメー
タ項目が表示画面に表示される(ステップ202 )。ま
ず、パラメータ・「業務発生形態」項目が表示され、イ
ベント型か期日型か判断され、入力された業務ユニット
に該当するパラメータ情報が入力され(ステップ204
)、業務プロセスパターン決定部102に記憶される
(ステップ206 )。ここで、パラメータ情報は、文字・
記号をタイプすることによって入力されるようにしても
よいし、予め選択肢が表示画面に表示され、該当するパ
ラメータ情報を選択することによって入力されるように
してもよい。そして、9項目のパラメータの入力すべて
がまだ終了していない場合には(ステップ208 )、次パ
ラメータ項目(ここではパラメータ・「プロセス構
成」)が表示され(ステップ210 )、上記と同様の処理
が行われる。すべてのパラメータ項目について入力され
(ステップ208 )、業務プロセスパターン決定部102
へ業務ユニットに対するパラメータ情報が格納された
後、業務プロセスパターン情報格納部103に格納され
ているパラメータ情報と、業務プロセスパターン結果情
報格納部104に格納されたパラメータ情報との一致度
が判断される。その結果、この業務ユニットのパラメー
タ情報との一致度が最も高い業務プロセスパターンが決
定される(ステップ212 )。各パラメータ情報とパター
ン情報は、図7に示すテーブル形式で登録される。とこ
ろで、決定された業務プロセスパターンのパラメータ情
報と一致していない項目が1つでもある場合には(ステ
ップ214 )、その一致していないパラメータ項目とその
パラメータ情報(業務ユニットにおける情報)が、表示
画面に表示される(ステップ216 )。一致しないパラメ
ータ項目があったとしても、決定された業務プロセスパ
ターンのままでよければ(ステップ218 )、その業務プ
ロセスパターンに対応するワークフローイメージがイメ
ージ取出部107によってワークフローイメージサンプ
ル格納部108より読み出され、出力される(ステップ
220 )。
【0042】ところで、一致しないパラメータ項目とパ
ラメータ情報について、ユーザ (オペレータ)が検討
した後、決定された業務プロセスパターンを再度決定し
直す必要があれば(ステップ218 )、パラメータ項目に
対するパラメータ情報を入力し直す(ステップ202 )。
なお、このパラメータ情報の再入力は、すべての項目に
ついて入力する必要はない。再入力されたパラメータ情
報は、業務プロセスパターン変更部105より変更さ
れ、先に入力されたパラメータ情報に代わって、業務プ
ロセスパターン結果情報格納部104の内容が書き換え
られる。また、このパラメータ情報の再入力に伴い、先
に決定した業務プロセスパターンと異なる業務プロセス
パターンが決定した場合には、業務プロセスパターン変
更部105より新たに決定した業務プロセスパターンに
変更され、業務プロセスパターン結果情報格納部104
の内容が書き換えられる。
【0043】決定した業務プロセスパターンと一致しな
い項目が全くなく、すべての項目について完全一致して
いるのであれば(ステップ214 )、問題なくその業務プ
ロセスパターンに対応するワークフローイメージも決定
される(ステップ220 )。このように、業務が複数の業
務プロセスパターンにパターン化され、これらの業務プ
ロセスパターンに適した業務プロセスイメージが予め定
義されているので、業務を分析する際に、パラメータを
入力していくだけで、その業務の業務プロセスパターン
の把握が容易となる。
【0044】次に、図2で示す業務ユニットに分類した
品質設計業務を例にとって、個々の業務ユニットがいず
れの業務プロセスパターンに該当するのかを図4を用い
て説明する。図4は、品質設計業務の各業務ユニットが
該当する業務プロセスパターンを示した図である。ま
ず、品質設計業務の業務ユニットA「製造可否検討」に
ついて考える。
【0045】製造可否検討の業務プロセスは、図4a
F100に示すようにイベント(可否の検討)が発生するこ
とによってワークが発生し、その検討内容に応じて検討
を行う担当者と部門が決定される。そして、その部門・
担当者による可否検討が行われ、検討結果が得られる。
検討結果を集約し、結果についての承認が得、依頼元へ
通知がされることによって、業務は終了する。この業務
プロセスから、パラメータ「業務発生形態」としては、
「イベント型」が入力される。検討内容に応じて検討す
べき部門や担当者が決定するので、パラメータ「プロセ
ス構成」は、「プロセス分担型」が、パラメータ「プロ
セスフロー」は、「基本フロー固定型/イベント規模依
存型」が、パラメータ「処理対象者」は、「イベント内
容依存型」が入力される。検討結果は集約されてデータ
加工が行われるので、パラメータ「プロセス間における
データ」は、「情報加工/付加価値創出型」が、パラメ
ータ「承認形態」については、「固定型」が、依頼元へ
通知されるのでパラメータ「結果情報目的達成条件」
は、「通知型」が入力される。
【0046】よって、業務ユニットA「製造可否検討」
は、8項目が一致しているので、設計型業務パターンと
いうことができる。上述した支援システムでパラメータ
を入力していくと、最終的にはディスプレイ等の表示装
置上には、図5(A)のワークフローイメージが表示さ
れる。同様に、業務ユニットB「設計品質企画」につい
てもbF100に示すようにイベント(設計品質の企画)が
発生することによってワークが発生し、そのイベント内
容に応じて検討を行う担当者と部門が決定される。そし
て、その部門・担当者による設計品質検討が行われる。
検討結果を加工して設計品質のための最適条件が作成さ
れる。これらのデータについて承認が得られ、標準設定
者へ通知がされることによって、設計品質企画業務は終
了する。この業務プロセスから、業務発生形態は、イベ
ント型、プロセスフローは基本フロー固定型/イベント
規模依存型に、処理対象者はイベント内容依存型、プロ
セス間におけるデータは情報加工/付加価値創出型が当
てはまる。さらに、承認形態は固定型、目的達成条件は
通知型が該当する。よって、業務ユニットB「設計品質
企画」は、設計型業務パターンということができる。従
って、上述の支援装置を用いると、ディスプレイ等の表
示装置上には、図5(A)のワークフローイメージが表
示される。
【0047】同様に、業務ユニットC「標準設定」につ
いては、図4cF100に示すようなプロセスで行われるの
で、業務発生形態としては、イベント型が該当する。イ
ベント内容に応じて検討を行う担当者が決定し、前もっ
て確定されたフローで行われるので、プロセスフローは
完全固定型、処理対象者は固定型に該当する。さらに承
認形態については固定型、通知は行われないので非通知
型が該当する。よって、業務ユニットC「標準設定」
は、事務処理型業務パターンということができ、支援シ
ステムのディスプレイ等の表示装置上には、図5(C)
のワークフローイメージが表示される。
【0048】同様に、業務ユニットD「製造品質実績調
査」については、図4dF100に示すようなプロセスで行
われる。管理項目単位にデータが収集されるので、プロ
セス構成は項目単位分担型に該当する。データは集約・
加工が行われるので、プロセス間におけるデータはデー
タ集約加工型に、承認は特に固定されておらず、結果情
報は、定期報告資料として共有化されるので、目的達成
条件は共有型に該当する。よって、業務ユニットD「製
造品質実績調査」は、定常管理業務パターンということ
ができ、支援システムのディスプレイ等の表示装置上に
は、図5(B)のワークフローイメージが表示される。
【0049】同様に、業務ユニットE「製造品質評価」
については、図4eF100に示すようなプロセスで行われ
る。管理項目の異常が検出されることによって、業務が
発生するので、業務発生形態としては、イベント型が該
当する。また、管理項目の異常に対し、詳細内容が把握
され、内容に応じて検討部門や検討担当者が決定するの
で、プロセスフローは基本フロー固定型/イベント規模
依存型に、処理対象者はイベント内容依存型に該当す
る。そして検討が行われ、承認が行われる。承認形態に
ついては固定型、製造通知者へ通知されるので通知型が
該当する。よって、業務ユニットE「製造品質評価」
は、設計型業務パターンということができる。従って、
ディスプレイ等の表示装置上には、図5(A)のワーク
フローイメージが表示される。
【0050】業務設計コンサルティング等の営業担当者
においては、顧客に対して本システムを用いることによ
って、顧客に対し、各業務毎に業務パターンを示すこと
ができ、効率よく業務設計を支援することができる。こ
の場合、ワークフローのイメージを出力することで顧客
はシステム構築したい業務について視覚的に把握するこ
とができる。
【0051】尚、以上説明した動作を実行するプログラ
ムは、フロッピーディスク、CD−ROM等の可搬媒体
や、ハードディスク等の記憶装置等に、その全体あるい
は一部が記録され、あるいは記憶されている。そのプロ
グラムがコンピュータにより読み取られて、動作の全部
あるいは一部が実行される。また、本発明は、上記の実
施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内に
おいて種々の変形が可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、業務プロセスを複数の
業務プロセスパターンにパターン化し、パラメータを入
力することで、その業務に適したワークフローパターン
を出力でき、さらに業務プロセスパターンそれぞれに合
った業務プロセスイメージを示すことができる。従っ
て、ひいては、システム化したい業務について、業務プ
ロセスパターンのいずれかに分類することによって、ワ
ークフローシステムの設計を容易にかつ効率よく行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるワークフロー設計
支援システムの概略システム構成図である。
【図2】 本実施形態で用いる品質管理業務における業
務ユニットを示した業務階層図である。
【図3】 業務プロセスパターンを決定づけるパラメー
タとそのパラメータ情報を示す図である。
【図4】 品質設計業務について、いずれの業務プロセ
スパターンが該当するかを示した図である。
【図5】 各業務プロセスパターンに適したワークフロ
ーイメージを示す図である。
【図6】 業務についてワークフローイメージを決定す
るためのフローである。
【図7】 業務プロセスパターン結果情報格納部のデー
タ構造を示す図である。
【符号の説明】
10 ワークフロー設計支援システム 101 入力部 102 業務プロセスパターン決定部 103 業務プロセスパターン情報格納部 104 業務プロセスパターン結果情報格納部 105 業務プロセスパターン変更部 106 業務プロセスパターン登録部 107 ワークフロー決定部 108 ワークフローサンプルイメージ格納部 109 出力部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 業務について、ネットワークを介して複
    数の担当部門或いは担当者の間でデータを受け渡して業
    務処理が実行されるワークフローシテスムを設計する際
    に用いるワークフロー設計支援システムにおいて、 業務プロセスを複数のパターンに区分し、各業務プロセ
    スパターンが、前記各業務プロセスパターンを特定する
    ためのパラメータ情報と共に格納された業務プロセスパ
    ターン情報格納手段と、 設計対象業務について入力されたパラメータ情報に基づ
    いて前記業務プロセスパターン情報格納手段に格納され
    た業務プロセスパターンの中から、前記設計対象業務に
    最適な業務プロセスパターンを決定する業務プロセスパ
    ターン決定手段と、 を備えることを特徴とするワークフローシテスム設計支
    援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワークフロー設計支援シ
    ステムにおいて、さらに、 前記複数の業務プロセスパターンそれぞれに対応した業
    務プロセスを図式化したイメージサンプルが格納されて
    いる業務プロセスイメージ格納手段と、 前記業務プロセスイメージ格納手段から、前記決定した
    業務プロセスパターンに対応する業務プロセスのイメー
    ジを取り出すためのイメージ取出手段と、 前記取り出した業務プロセスのイメージを表示画面に出
    力させる出力手段とを備え、 前記設計対象業務に適した業務プロセスパターンに対応
    する業務プロセスのイメージを表示することを特徴とす
    るワークフロー設計支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のワークフロー設計支援シ
    ステムにおいて、前記業務プロセスパターン決定手段で
    は、前記設計対象業務について入力された前記パラメー
    タ情報と、前記複数の各業務プロセスパターンについて
    格納されたパラメータ情報とが比較判断され、 前記設計対象業務のパラメータ情報との一致度が最も高
    いパラメータ情報を有する業務プロセスのパターンが決
    定されることを特徴とするワークフロー設計支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のワークフロー設計支援シ
    ステムにおいて、さらに、 前記設計対象業務について入力されたパラメータ情報
    と、前記決定した業務プロセスパターンに関する情報が
    格納された業務プロセスパターン結果情報格納手段と、 前記決定した業務プロセスパターンを、他の業務プロセ
    スパターンに変更させるための業務プロセスパターン変
    更手段とを備え、 前記設計対象業務のパラメータ情報はそのままで、前記
    業務プロセスパターン変更手段により、前記決定した業
    務プロセスパターンから他の業務プロセスパターンに変
    更されたときに、この変更された業務プロセスパターン
    を新たに決定した業務プロセスパターンとして前記業務
    プロセスパターン結果情報格納手段へ格納することを特
    徴とするワークフロー設計支援システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のワークフロー設計支援シ
    ステムにおいて、さらに、 前記決定した業務プロセスパターンのパラメータ情報に
    対する編集が行われたときに、この編集されたパラメー
    タ情報を新規の業務プロセスパターンのパラメータ情報
    として、前記業務プロセスパターン情報格納手段に登録
    させるパラメータ情報登録手段とを備えることを特徴と
    するワークフロー設計支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のワークフロー設計支援シ
    ステムにおいて、さらに、 前記複数の業務プロセスパターンと異なるパラメータ情
    報を有する業務プロセスについて、新規の業務プロセス
    パターンとして前記業務プロセスパターン情報格納手段
    へ登録させるための業務プロセスパターン登録手段とを
    備えることを特徴とするワークフロー設計支援システ
    ム。
  7. 【請求項7】 業務について、ネットワークを介して複
    数の担当部門あるいは担当者の間でデータを受け渡して
    業務処理が実行されるワークフローシステムを設計する
    際に用いるワークフロー設計支援方法において、 業務プロセスを特定のパラメータに対するパラメータ情
    報によってパターン分けして得られた複数の業務プロセ
    スパターンから、設計対象業務がいずれの業務プロセス
    パターンに該当するか判断するための前記パラメータに
    対する前記設計対象業務のパラメータ情報が入力される
    工程と、 前記入力された設計対象業務のパラメータ情報と前記複
    数の業務プロセスパターンそれぞれのパラメータ情報と
    を比較し、前記設計対象業務のパラメータ情報との一致
    度が最も高いパラメータ情報を有する業務プロセスパタ
    ーンが決定される工程と、 を備えることを特徴とするワークフロー設計支援方法。
  8. 【請求項8】 業務についてワークフローシステムを設
    計するためのワークフロー設計支援システムのプログラ
    ムを記録した記録媒体において、 業務プロセスを複数のパターンに区分し、各業務プロセ
    スパターンを特定するために予め格納されたパラメータ
    情報と、設計対象業務について入力されたパラメータ情
    報とに基づいて複数の前記業務プロセスパターンの中か
    ら、前記設計対象の業務に最適な業務プロセスパターン
    を決定する機能を備えることを特徴とする記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記業務プロセスパターンは、各種の設
    計を行う業務についての業務プロセスパターンである設
    計型業務パターンと、一般的な事務処理業務についての
    業務プロセスパターンである事務処理業務パターンとを
    含むものであることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5又は6記載のワークフローシテスム設計支援シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記パラメータ情報は、あるイベント
    が発生することによって業務が発生するイベント型であ
    るか或いは常に所定の期日で業務が発生する期日型であ
    るかに関する情報と、 ワークフローの基本的な流れは決まっているがイベント
    がある場合にはその都度処理フローを変更できる基本フ
    ローが固定された型であるか、或いは確定した処理フロ
    ーで行う完全に固定された型であるかに関する情報と、 業務を行う対象者がイベント毎に定義することができ
    る、イベント内容に依存する型であるか、或いは業務毎
    に対象者が予め定義されている、固定された型であるか
    に関する情報と、 プロセス間でデータを加工し、さらにそのデータに付加
    価値を付けて新たなデータを作成する、情報を加工する
    型であるか、データを集約して加工する型であるか、或
    いはデータを集約した後、その集約データを回覧する型
    であるかに関する情報と、 を含むものであることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6又は9記載のワークフローシテスム設計支援
    システム。
  11. 【請求項11】 前記業務プロセスパターンは、前記ワ
    ークフローシテスムのパターンが使用できる程度に前記
    業務を細分化した業務ユニットについてのものであるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、9又は
    10記載のワークフローシテスム設計支援システム。
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