JP2004070917A - 作業管理システム、作業管理方法及び作業管理プログラム - Google Patents

作業管理システム、作業管理方法及び作業管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の作業工程を管理する際に、利用者の情報レベルに応じた管理を可能とすることにより、迅速な作業管理ができ、特定の担当者への管理負荷が少ない作業管理システム、作業管理方法及び作業管理プログラムの提供。
【解決手段】2以上のユーザIDに基づいて複数のプロセスからなる仕事を管理するための作業管理システムであって、前記仕事を階層別のオブジェクトにより管理し、前記ユーザIDに階層別のシステム利用権限を与え、下層のオブジェクトの情報を上層のオブジェクトの情報に反映すると共に、上層のユーザIDは下層のユーザIDにおいて管理する情報に対してアクセスできることを特徴とする作業管理システム、該作業管理システムにより処理される作業管理方法及び該作業管理方法をコンピュータに実現させるための作業管理プログラム。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業管理システム、作業管理方法及び作業管理プログラムに関し、詳しくは、複数の作業工程を管理する際に、迅速な作業管理ができ、特定の担当者への管理負荷が少ない作業管理システム、作業管理方法及び作業管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の工程から構成される業務フローを管理する場合、各工程が具体的にどのような作業状態であるかを管理し、リソースの最適化を進めることにより、業務の自由度を上げ、業務効率の向上を図ることが行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、受注品毎に設けられた処理手順ファイル、作業工程及び作業部門情報ファイルと、受注品毎に定めた管理番号に基づいて作業の進行情報を管理する作業進行情報記録ファイルとを有するホストコンピュータと該ホストコンピュータに接続された端末装置からなるシステムにおいて、該端末装置から受注品の進行状況を検索し出力することによって作業の進行を管理するシステムが記載されている。
【0004】
しかし、このような管理において、各工程が具体的にどのような作業状態であるかは、かかる各工程について工程の作業状態を管理する工程管理者を配置し、該工程管理者が該工程の作業を行う各作業者全員に逐次問い合わせて得られた各作業者の作業状態の結果から工程としての作業状態を決定し、作業の進行情報を作業進行情報記録ファイルに入力しなければならず、迅速な作業管理ができない。迅速な作業管理が出来ないと、リソースの最適化を進めることができず問題となっていた。
【0005】
【特許文献1】特開平10−40309号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者は、かかる従来の問題について鋭意検討したところ、こうした問題は、特定の担当者への管理負荷が集中することが問題であり、各人が有する情報レベルに応じて管理対象を変えつつ、それらを関連させて管理負荷を分散することにより解決できることを見出し、本発明に至った。
【0007】
本発明の課題は、複数の作業工程を管理する際に、利用者の情報レベルに応じた管理を可能とすることにより、迅速な作業管理ができ、特定の担当者への管理負荷が少ない作業管理システム、作業管理方法及び作業管理プログラムを提供することにある。
【0008】
本発明の他の課題は本明細書の以下の記載によって明らかになる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、以下の各発明によって解決できる。
【0010】
(請求項1)2以上のユーザIDに基づいて複数のプロセスからなる仕事を管理するための作業管理システムであって、前記仕事を階層別のオブジェクトにより管理し、前記ユーザIDに階層別のシステム利用権限を与え、下層のオブジェクトの情報を上層のオブジェクトの情報に反映すると共に、上層のユーザIDは下層のユーザIDにおいて管理する情報に対してアクセスできることを特徴とする作業管理システム。
【0011】
(請求項2)下層のユーザIDは上層のユーザIDにおいて管理する情報に対してアクセスできないことを特徴とする請求項1記載の作業管理システム。
【0012】
(請求項3)ユーザ端末からの入力に基づきユーザ名と該ユーザ名に対応するユーザIDとを関連づけてユーザ情報記録手段に記録するユーザ登録手段と、
ユーザ端末からの入力に基づきプロセス名と該プロセス名に対応するプロセスIDとを関連づけてプロセス情報記録手段に記録するプロセス登録手段と、
管理対象となる仕事に対してワークチケット名を指定する入力に基づいてワークチケット名と該ワークチケット名に対応するワークチケットIDと該ワークチケットの作業状態を示すワークチケット状態とを関連づけて1つのワークチケットとして前記ワークチケット情報記録手段に記録するワークチケット設定手段と、前記ワークチケットの管理ユーザを設定する旨の入力に基づいて、前記ワークチケットのワークチケットIDを前記ワークチケット情報記録手段から抽出し、前記管理ユーザのユーザIDを前記ユーザ情報記録手段から抽出し、抽出したワークチケットIDとユーザIDとを関連づけて全体管理者情報記録手段に記録する全体管理者設定手段と、選択された1つのワークチケットに対してプロセスを設定する入力に基づいて、設定対象となるワークチケットに対応するワークチケットIDを前記ワークチケット情報記録手段から抽出し、前記選択されたワークチケットに設定されるプロセス名に対応するプロセスIDを前記プロセス情報記録手段から抽出し、抽出したワークチケットIDとプロセスIDと当該プロセスの作業状態を示すプロセスチケット状態とを関連づけて1つのプロセスチケットとしてプロセスチケット情報記録手段に記録するプロセスチケット設定手段と、前記プロセスチケットの管理ユーザの設定の入力に基づいて、前記管理するプロセスチケットのワークチケットID及びプロセスIDとを前記プロセスチケット情報記録手段から抽出し、管理するユーザのユーザIDとを前記ユーザ情報記録手段から抽出して、抽出したワークチケットID及びプロセスIDとユーザIDとを関連づけてプロセス管理者情報記録手段に記録するプロセス管理者情報記録手段とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の作業管理システム。
【0013】
(請求項4)前記プロセスチケットで定義されたプロセスの作業ユーザを設定する旨の入力に基づいて、前記プロセスチケット情報記録手段から対象となるプロセスチケットのワークチケットID及びプロセスIDとを抽出し、プロセスの作業ユーザのユーザIDを前記ユーザ情報記録手段から抽出し、抽出されたワークチケットID及びプロセスIDとユーザIDとを当該ユーザの作業状態を示すユーザ状態とに関連づけてプロセス作業者情報記録手段に記録するプロセス作業者設定手段を有することを特徴とする請求項3記載の作業管理システム。
【0014】
(請求項5)前記プロセスチケットのプロセス状態に応じて前記ワークチケットのワークチケット状態を変更するワークチケット状態変更手段を有することを特徴とする請求項4記載の作業管理システム。
【0015】
(請求項6)前記ワークチケット状態変更手段は、前記全体管理者として設定されたユーザのみにワークチケット状態の変更を許可することを特徴とする請求項4又は5記載の作業管理システム。
【0016】
(請求項7)前記プロセスチケット設定手段は、前記全体管理者として設定されたユーザにのみプロセスチケットの設定を許可することを特徴とする請求項5記載の作業管理システム。
【0017】
(請求項8)前記プロセス管理者設定手段は、前記全体管理者として設定されたユーザのみに設定を許可することを特徴とする請求項5記載の作業管理システム。
【0018】
(請求項9)前記プロセス作業者設定手段は、前記プロセス管理者として設定されたユーザのみに設定を許可することを特徴とする請求項5〜8の何れかに記載の作業管理システム。
【0019】
(請求項10)前記プロセス作業者設定手段は、前記プロセス管理者として設定されたユーザ及び全体管理者として設定されたユーザのみに設定を許可することを特徴とする請求項5〜8の何れかに記載の作業管理システム。
【0020】
(請求項11)ユーザ端末からの入力に基づきサブプロセス名と該サブプロセス名に対応するサブプロセスIDとを関連づけてサブプロセス記録手段に記録するサブプロセス登録手段とを有することを特徴とする請求項3〜10の何れかに記載の作業管理システム。
【0021】
(請求項12)選択された1つのプロセスチケットに対してサブプロセスを設定する入力に基づいて、設定するプロセスチケットに対応するワークチケットID及びプロセスIDを前記プロセスチケット情報記録手段から抽出し、前記プロセスチケットに設定されるサブプロセス名に対応するサブプロセスIDを前記サブプロセス情報記録手段から抽出し、抽出したワークチケットID、プロセスIDとサブプロセスIDと当該サブプロセスの作業状態を示すサブプロセスチケット状態とを関連づけて1つのサブプロセスチケットとしてサブプロセスチケット情報記録手段に記録するサブプロセスチケット設定手段と、前記サブプロセスチケットの管理ユーザの設定の入力に基づいて、前記サブプロセスチケットのワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとを前記サブプロセスチケット情報記録手段から抽出し、管理するユーザのユーザIDとを前記ユーザ情報記録手段から抽出して、抽出したワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとユーザIDとを関連づけてサブプロセス管理者情報記録手段に記録するサブプロセス管理者設定手段を有することを特徴とする請求項11記載の作業管理システム。
【0022】
(請求項13)前記サブプロセスチケットで定義されたサブプロセスの作業ユーザであるサブプロセス作業者の設定の入力に基づいて、対象となるサブプロセスチケットのワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとを前記サブプロセスチケット情報記録手段から抽出し、サブプロセス作業者とされたユーザのユーザIDを前記ユーザ情報記録手段から抽出し、抽出されたワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとユーザIDとを当該ユーザの作業状態を示すユーザ状態とに関連づけてサブプロセス作業者情報記録手段に記録するサブプロセス作業者設定手段を有することを特徴とする請求項12記載の作業管理システム。
【0023】
(請求項14)前記サブプロセスチケットのサブプロセス状態又は前記プロセス作業者のユーザ状態に応じて前記プロセスチケット状態を変更するプロセスチケット状態変更手段を有することを特徴とする請求項13記載の作業管理システム。
【0024】
(請求項15)前記プロセスチケット状態変更手段は、前記プロセス管理者として設定されたユーザのみにプロセスチケット状態の変更を許可することを特徴とする請求項14記載の作業管理システム。
【0025】
(請求項16)前記プロセスチケット状態変更手段は、前記プロセス管理者として設定されたユーザ及び全体管理者として設定されたユーザのみにプロセスチケット状態の変更を許可することを特徴とする請求項14記載の作業管理システム。
【0026】
(請求項17)2以上のユーザIDに基づいて複数のプロセスからなる仕事を管理するための作業管理方法であって、前記仕事を階層別のオブジェクトにより管理し、前記ユーザIDに階層別のシステム利用権限を与え、下層のオブジェクトの情報を上層のオブジェクトの情報に反映すると共に、上層のユーザIDは下層のユーザIDにおいて管理する情報に対してアクセスできることを特徴とする作業管理方法。
【0027】
(請求項18)下層のユーザIDは上層のユーザIDにおいて管理する情報に対してアクセスできないことを特徴とする請求項17記載の作業管理方法。
【0028】
(請求項19)ユーザ端末からの入力に基づきユーザ名と該ユーザ名に対応するユーザIDとを関連づけてユーザ情報記録工程において記録するユーザ登録工程と、ユーザ端末からの入力に基づきプロセス名と該プロセス名に対応するプロセスIDとを関連づけてプロセス情報記録工程において記録するプロセス登録工程と、管理対象となる仕事に対してワークチケット名を指定する入力に基づいてワークチケット名と該ワークチケットに対応するワークチケットIDと該ワークチケットの作業状態を示すワークチケット状態とを関連づけて1つのワークチケットとして前記ワークチケット情報記録工程において記録するワークチケット設定工程と、前記ワークチケットの管理ユーザを設定する旨の入力に基づいて、前記ワークチケット情報記録工程から前記ワークチケットのワークチケットIDを抽出し、前記管理ユーザのユーザIDを前記ユーザ情報記録工程から抽出し、抽出したワークチケットIDとユーザIDとを関連づけて全体管理者情報記録工程において記録する全体管理者設定工程と、選択された1つのワークチケットに対してプロセスを設定する入力に基づいて、設定対象となるワークチケットに対応するワークチケットIDを前記ワークチケット情報記録工程から抽出し、前記選択されたワークチケットに設定されるプロセス名に対応するプロセスIDを前記プロセス情報記録工程から抽出し、抽出したワークチケットIDとプロセスIDと当該プロセスの作業状態を示すプロセスチケット状態とを関連づけて1つのプロセスチケットとしてプロセスチケット情報記録工程において記録するプロセスチケット設定工程と、前記プロセスチケットの管理ユーザの設定の入力に基づいて、前記管理プロセスチケットのワークチケットID及びプロセスIDとを前記プロセスチケット情報記録工程から抽出し、管理するユーザのユーザIDとを前記ユーザ情報記録工程から抽出して、抽出したワークチケットID及びプロセスIDとユーザIDとを関連づけてプロセス管理者情報記録工程において記録するプロセス管理者設定工程を有することを特徴とする請求項17又は18記載の作業管理方法。
【0029】
(請求項20)前記プロセスチケットで定義されたプロセスの作業ユーザを設定する旨の入力に基づいて、前記プロセスチケット情報記録工程から対象となるプロセスチケットのワークチケットID及びプロセスIDとを抽出し、プロセスの作業ユーザのユーザIDを前記ユーザ情報記録工程から抽出し、抽出されたワークチケットID及びプロセスIDとユーザIDとを当該ユーザの作業状態を示すユーザ状態とに関連づけてプロセス作業者情報記録工程において記録するプロセス作業者設定工程を有することを特徴とする請求項19記載の作業管理方法。
【0030】
(請求項21)前記プロセスチケットのプロセス状態に応じて前記ワークチケットのワークチケット状態を変更するワークチケット状態変更工程を有することを特徴とする請求項20記載の作業管理方法。
【0031】
(請求項22)前記ワークチケット状態変更工程は、前記全体管理者として設定されたユーザのみにワークチケット状態の変更を許可することを特徴とする請求項20又は21記載の作業管理方法。
【0032】
(請求項23)前記プロセスチケット設定工程は、前記全体管理者として設定されたユーザにのみプロセスチケットの設定を許可することを特徴とする請求項21記載の作業管理方法。
【0033】
(請求項24)前記プロセス管理者設定工程は、前記全体管理者として設定されたユーザのみに設定を許可することを特徴とする請求項21記載の作業管理方法。
【0034】
(請求項25)前記プロセス作業者設定工程は、前記プロセス管理者として設定されたユーザのみに設定を許可することを特徴とする請求項21〜24の何れかに記載の作業管理方法。
【0035】
(請求項26)前記プロセス作業者設定工程は、前記プロセス管理者として設定されたユーザ及び全体管理者として設定されたユーザのみに設定を許可することを特徴とする請求項21〜24の何れかに記載の作業管理方法。
【0036】
(請求項27)ユーザ端末からの入力に基づきサブプロセス名と該サブプロセス名に対応するサブプロセスIDとを関連づけてサブプロセス記録工程において記録するサブプロセス登録工程を有することを特徴とする請求項19〜26の何れかに記載の作業管理方法。
【0037】
(請求項28)選択された1つのプロセスチケットに対してサブプロセスを設定する入力に基づいて、設定するプロセスチケットに対応するワークチケットID及びプロセスIDを前記プロセスチケット情報記録工程から抽出し、前記プロセスチケットに設定されるサブプロセス名に対応するサブプロセスIDを前記サブプロセス情報記録工程から抽出し、抽出したワークチケットID、プロセスIDとサブプロセスIDと当該サブプロセスの作業状態を示すサブプロセスチケット状態とを関連づけて1つのサブプロセスチケットとしてサブプロセスチケット情報記録工程において記録するサブプロセスチケット設定工程と、前記サブプロセスチケットの管理ユーザの設定の入力に基づいて、前記サブプロセスチケットのワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとを前記サブプロセスチケット情報記録工程から抽出し、管理するユーザのユーザIDとを前記ユーザ情報記録工程から抽出して、抽出したワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとユーザIDとを関連づけてサブプロセス管理者情報記録工程において記録するサブプロセス管理者設定手段とを有することを特徴とする請求項27記載の作業管理方法。
【0038】
(請求項29)前記サブプロセスチケットで定義されたサブプロセスの作業ユーザであるサブプロセス作業者の設定の入力に基づいて、対象となるサブプロセスチケットのワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとを前記サブプロセスチケット情報記録工程から抽出し、サブプロセス作業者とされたユーザのユーザIDを前記ユーザ情報記録工程から抽出し、抽出されたワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとユーザIDとを当該ユーザの作業状態を示すユーザ状態とに関連づけてサブプロセス作業者情報記録工程において記録するサブプロセス作業者設定手段を有することを特徴とする請求項28記載の作業管理方法。
【0039】
(請求項30)前記サブプロセスチケットのサブプロセス状態又は前記プロセス作業者のユーザ状態に応じて前記プロセスチケット状態を変更するプロセスチケット状態変更工程を有することを特徴とする請求項29記載の作業管理方法。
【0040】
(請求項31)前記プロセスチケット状態変更工程は、前記プロセス管理者として設定されたユーザのみにプロセスチケット状態の変更を許可することを特徴とする請求項30記載の作業管理方法。
【0041】
(請求項32)前記プロセスチケット状態変更工程は、前記プロセス管理者として設定されたユーザ及び全体管理者として設定されたユーザのみにプロセスチケット状態の変更を許可することを特徴とする請求項31記載の作業管理方法。
【0042】
(請求項33)コンピュータに、請求項17〜32の何れかに記載の作業管理方法を実現させる機能を有することを特徴とする作業管理プログラム。
【0043】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態について、以下詳細に説明する。
【0044】
本発明の作業管理プログラムを実施することによって実現するシステム(以下、本システム又は本発明の作業管理システムともいう)は、出版業界、印刷業界等、外部からの注文により、デジタルデータを対象とする作業を行うような現場で、受注から納品までの人的及び物的リソース管理、コスト管理を行うシステムとして好ましく適用可能である。
【0045】
本発明の作業管理プログラムは、以下に説明する作用をプログラム化することにより実現することができ、かかるプログラムをソフトウエアとし、該ソフトウエアをハードウエア資源にインストールすることにより該ハードウエア資源により制御される作業管理システムとしても実施できる。
【0046】
また、本システムの処理を行うハードウエア資源としては、キーボードやマウス等の入力部と、入力されたデータを記憶するハードディスク、メモリ等の記憶装置、CPU等の演算装置等を有するコンピュータ等を用いることができる。かかるコンピュータは、複数台から構成されることが好ましい。
【0047】
本発明の作業管理システムは、2以上のユーザIDに基づいて複数のプロセスからなる仕事を管理するための作業管理システムであって、前記仕事を階層別のオブジェクトにより管理し、前記ユーザIDに階層別のシステム利用権限を与え、下層のオブジェクトの情報を上層のオブジェクトの情報に反映すると共に、上層のユーザIDは下層のユーザIDにおいて管理する情報に対してアクセスできることを特徴とする。
【0048】
このようにすることで、利用者の情報レベル(以下、管理レベルともいう)に応じた利用権限を各利用者に与えて、迅速な作業管理ができ、特定の担当者への管理負荷が少ない管理ができる。
【0049】
階層別のオブジェクトは、例えば、仕事を管理するオブジェクトがワークチケット、前記仕事を構成する各工程を管理するオブジェクトがプロセスチケット、前記工程を構成する各作業を管理するオブジェクトがサブプロセスチケットである場合、ワークチケットはプロセスチケットの上層のオブジェクトであり、プロセスチケットはサブプロセスチケットの上層のオブジェクトである。
【0050】
ユーザIDの階層は、例えば、ユーザID「a」がワークチケットの管理者として設定され、ユーザID「b」が前記ワークチケットの下層となるプロセスチケットの管理者として設定された場合、ユーザID「a」はユーザID「b」の上層のユーザIDである。
【0051】
また、下層のユーザIDは上層のユーザIDにおいて管理する情報に対してアクセスできないことが好ましい。仕事を管理する上で、下層のユーザIDから上層のユーザIDにおいて管理する情報を知る必要はないので、権限を越えた不当な操作を禁止することができる。
【0052】
本発明の作業管理システムは、例えば、ワークチケット、プロセスチケット、サブプロセスチケットというシステム上のオブジェクトを導入することにより、1つの品目についての複数の工程の流れ(以下、ワークフローともいう)を該オブジェクトにより階層的に相互に関連づけて管理しつつ、利用者(本明細書においてユーザともいう)を利用者区分に区分し、該利用者区分に基づいて利用権限を設定して当該利用権限により前記オブジェクトに対する処理を可能とすることにより、利用者の情報レベル(以下、管理レベルともいう)に応じた利用権限を各利用者に与えて、迅速な作業管理ができ、特定の担当者への管理負荷が少ない管理ができる。
【0053】
本発明において、「ワークチケット」とは、複数の工程の流れを管理するためのシステム上のオブジェクトであり、「プロセスチケット」とは、ワークチケットにより管理される複数の工程のそれぞれの作業状態を管理するためのシステム上のオブジェクトであり、「サブプロセスチケット」とは、プロセスチケットを更に細かな作業の単位に分割したものであって、プロセスを分割したサブプロセスを管理するためのシステム上のオブジェクトである。
【0054】
本発明において、「品目」とは、本発明の管理システムを利用する会社が受注する仕事のことをいう。
【0055】
本発明において、「工程」とは、1つの品目について別々の部署における作業を経由して処理される場合に各部署に対応した工程を設けるというように、ユーザが必要に応じて便宜的に設定可能な指標である。
【0056】
以下、本発明の作業管理システムの好ましい一例について詳細に説明する。
【0057】
(利用者の識別)
本システムは、利用者が本システムにアクセスする際に、IDとパスワードの入力をさせてその識別を行うことにより、利用者を識別する。かかる識別のためには、図1に示すようなIDとパスワードを関連づけたデータテーブルを設けて、ハードディスク等の記憶装置に記憶させておくことが好ましい。利用者が入力したIDとパスワードをかかるデータテーブルに基づいて正当性を判断する。例えば、IDとして「ユーザ1」が入力され、そのパスワードとして「PPW1」と入力された場合は、かかる利用者のアクセスは正当であると判断され、当該利用者をID「ユーザ1」という利用者として本システムを利用可能とする。
【0058】
このようにして識別した利用者には、後述する設定により利用者区分が設定される。利用者の設定は、例えば、利用者IDと利用者区分を関連づけた例えば図2に示すようなデータテーブルを構成し、ハードディスク等の記憶装置に記憶することにより行われる。
【0059】
かかる利用者の利用者区分が設定されデータテーブルが設けられることにより、利用者はその利用権限に基づいて操作をすることができる。
【0060】
利用者区分とは、利用権限と利用者を対応づけるためのシステム上の識別子であり、利用権限とは、利用者が本システムをアクセスする場合に利用可能な機能を規定するものである。
【0061】
かかる利用者区分と利用権限の対応付けは、例えば図3に示すような利用者区分と利用権限を関連づけたデータテーブルを設けて、ハードディスク等の記憶装置に記憶させておくことが好ましい。かかるデータテーブルを参照することにより、利用者区分が設定された利用者のシステムの利用を制限することができる。
【0062】
このように、利用者の認識を利用者IDとパスワードとが関連づけられたデータテーブルを参照することにより認識し、当該利用者IDと利用者区分とが関連づけられたデータテーブルを参照して認識した利用者IDに対応する利用者区分を抽出し、更に利用者区分と利用権限を関連づけたデータテーブルを参照して抽出した利用者区分に対応する利用権限を抽出することにより、利用者の利用権限を規定してシステムの利用を制限することができる。
【0063】
(ワークチケットの設定)
まず、全体管理者は入稿したデータに対し、ワークフロー及びその終了時期を適宜に決定して、入力する。
【0064】
ワークフローとは、図4に示すように複数の工程からなるものであり、どういった工程によりワークフローを構成するかは全体管理者が必要に応じて決定することができる。かかるワークフローは、1つの品目について必ずしも1つである必要はなく、むしろ、本発明の管理システムの効果を発揮する上では、1つの品目についてワークフローが複数存在しうる場合に本発明の管理システムを適用する方が好ましい。
【0065】
前記ワークフローの入力により該ワークフローに対してワークチケットが発行される。ワークチケットの発行は、全体管理者の入力に応じて、ワークフローの入力を行った利用者の利用者ID、実際のデータ、工程及び該ワークフローの納期をワークチケットと関連づけて図5に示すようなデータテーブルを構成し、ハードディスク等の記憶装置に記憶することによりできる。更に、利用者により当該ワークチケットの参照する入力がされた場合に、該データテーブルを参照することにより、入力を行った利用者の利用者IDと対応するワークチケットに対応する内容(工程、納期、ワークチケット)を例えば画面表示又はプリント出力等の手段により出力する。
【0066】
このように、全体管理者はワークチケットを参照することにより、どのような工程を経て業務が流れ、いつまでに納品が行われるのかが分かるので、業務管理における管理(各工程に対する業務の流れとその終了時期の管理)を行うことができる。
【0067】
(プロセスチケットの設定)
全体管理者として設定されたユーザIDに基づいて、ワークチケットの個々の工程についてプロセス管理者が入力されると、プロセスチケットとプロセス管理者が設定される。
【0068】
かかる設定は全体管理者による入力に基づいて、例えば、図6に示すように、プロセスとプロセスチケットとプロセス管理者の利用者IDを関連づけたデータテーブルを構成してハードディスク等の記憶装置に記憶することにより設定される。図6に示すデータテーブルの例においては、第1行目のデータテーブルから、「入稿チェック」という工程が「プロセス1」というプロセスチケットにより管理され、該プロセスチケットは「ユーザ11」という利用者IDをもつ利用者により管理されるということを示している。
【0069】
(作業担当者の設定)
このようにプロセスチケットが設定されると、前記プロセスチケットを記録したデータテーブルが参照され、プロセスチケットに対応するプロセス管理者にプロセスチケットが配信される。プロセスチケットの配信とは、プロセス管理者に、当該プロセスチケットに対して作業担当者の設定や、後述するサブプロセスの設定が可能となった旨の通知をすることである。かかる通知は、プロセス管理者が利用する例えばコンピュータ等の端末に画面表示又はプリント出力等の出力手段によりかかる旨を出力する。
【0070】
プロセスチケットが配信されたプロセス管理者により、当該プロセスチケットが設定されたプロセスにおける実際の作業を担当する作業担当者が入力されることにより、プロセスチケットに作業担当者が設定される。かかる作業担当者は、各プロセスチケットに複数の作業担当者を設定することもできる(プロセスチケット:作業担当者は1:N)。作業担当者は、プロセスチケットに対する作業担当者の入力に基づいて、例えば図7に示すような、プロセスチケットに対応して作業担当者の利用者IDを関連づけたデータテーブルを構成してハードディスク等の記憶装置に記憶することにより設定される。
【0071】
プロセスチケットに対して作業担当者が設定されることにより、プロセスチケットの作業状態が当該作業担当者の作業状態により決定されることになる。
【0072】
プロセスチケットの作業状態が当該作業担当者の作業状態により決定されるというのは、例えば、関連する作業担当者のうち最低1つでも「作業中」であれば、プロセスチケットの作業状態は「作業中」となり、関連する作業担当者の最低一つは「中断」で他は「開始」でない場合、プロセスチケットは「中断」となり、関連する作業担当者の全てが「終了」である場合はプロセスチケットの作業状態は「終了」となるように決定される。
【0073】
図7に示す例においては、第1行目のデータテーブルによると、「プロセス1」というプロセスチケットの作業状態が「ユーザ21」と「ユーザ31」という2人の作業担当者の作業状態により決定されることになる。
【0074】
(サブプロセスチケットの設定)
また、本発明においてはプロセスチケットが設定された各プロセスをさらに詳細な管理単位であるサブプロセスに分割して管理することも可能である。
【0075】
この場合、当該プロセスチケットに設定されたプロセス管理者により、当該プロセスを分割してサブプロセスとする入力を行うことによりサブプロセスチケットが設定される。
【0076】
サブプロセスチケットの設定は、プロセスをサブプロセスに分割する入力に基づいて、例えば図8に示すようなサブプロセスチケットにサブプロセスを関連づけたデータテーブルを構成してハードディスク等の記憶装置に記憶することにより設定される。図8に示す例では、「プロセス1」のプロセスチケットに対し、第1行目のデータテーブルに示すようにサブプロセスチケット「サブプロセス1−A」が「入稿品目チェック」というサブプロセスに、第2行目のデータテーブルに示すようにサブプロセスチケット「サブプロセス1−B」が「入稿原稿チェック」というサブプロセスに対しそれぞれ分割して設定されていることがわかる。
【0077】
かかるサブプロセスには、プロセスの場合と同様に、複数の作業担当者を設定することも可能である。例えば、「入稿チェック」のプロセスを「入稿品目チェック」と「入稿原稿チェック」サブプロセスとして各々に対しサブプロセスチケットを設定することができる。
【0078】
かかるサブプロセスチケットが設定されると、図8に示すようにサブプロセスとサブプロセスチケットとを関連づけたデータテーブルが構成されハードディスク等の記憶装置に記憶される。
【0079】
また、サブプロセスチケットにもプロセスチケットと同様に作業担当者を設定することができる(サブプロセスチケット:作業担当者は1:N)。サブプロセスチケットに、複数の作業担当者が設定されると、例えば、図9に示すようにサブプロセスチケットと作業担当者の利用者IDとを関連づけてデータテーブルが構成されハードディスク等の記憶装置に記憶される。図9に示す例では、第1行目のデータテーブルによると、「サブプロセス1−A」というサブプロセスチケットの作業状態が「ユーザ23」という作業担当者の作業状態により決定されることになる。
【0080】
このように、プロセス管理者はプロセスチケットに対しサブプロセスを選択的に付与することにより、「サブプロセス」を設けてプロセス内の作業別進捗状況を管理することができる。
【0081】
(作業状況の入力)
このように、各オブジェクトが設定された後、実際の作業が行われると、設定された作業担当者が当該作業を行いながらその作業状態を入力する。かかる入力により、作業担当者の作業状態が決定され、ひいては当該作業担当者が設定されているプロセスチケット又はサブプロセスチケットの作業状態が決定される。前述したようにプロセスチケット又はサブプロセスチケットの状態は作業担当者の状態によって決定・管理されるからである。
【0082】
本発明の作業管理システムにおいては、プロセスの流れの全体を管理できる立場にある全体管理者は、各プロセスにプロセス管理者を設定し、各プロセスを管理できる立場にあるプロセス管理者は当該プロセスの具体的な作業に作業担当者を設定し、作業を行う作業担当者は自分の作業状態を入力する。かかる入力は、作業担当者を設定したプロセス管理者により入力することを可能とすることもできる。
【0083】
このように、本発明の作業管理システムは、利用者を利用者IDで識別して、工程を管理するオブジェクトとしてワークチケット、プロセスチケット、サブプロセスチケットを設けて工程をそれぞれに関連づけ、該ワークチケット、プロセスチケット、サブプロセスチケットについて処理できる権限を利用者IDで識別して利用者の利用を制限することにより、「全体管理者⇒プロセス管理者⇒作業担当者」の順に段階的にプロセスチケットの管理主体が変化し、管理レベルのブレークダウンが行われる。管理レベルのブレークダウンが行われることにより作業担当者レベルでの作業状態が業務伝票の管理においても反映されることになり、必要に応じて各作業担当者に業務を分配することができる、これにより業務の硬直化を回避できる。
【0084】
また、情報レベルに応じた利用権限を各利用者に与えることで、特定担当者への管理負荷の集中を回避している。
【0085】
このように業務自由度が高く、かつ特定の担当者への管理者負担が集中しないため、管理業務そのものが全体の業務の障害にならない。
【0086】
次に、本発明の作業管理システムの好ましい他の一例について詳細に説明する。
【0087】
図10乃至図19は、それぞれユーザ情報記録工程を実施するためのユーザ情報記録手段、プロセス情報記録工程を実施するためのプロセス情報記録手段、サブプロセス情報記録工程を実施するためのサブプロセス情報記録手段、ワークチケット情報記録工程を実施するためのワークチケット情報記録手段、全体管理者情報記録工程を実施するための全体管理者情報記録手段、プロセスチケット情報記録工程を実施するためのプロセスチケット情報記録手段、プロセス管理者情報記録工程を実施するためのプロセス管理者情報記録手段、プロセス作業者情報記録工程を実施するためのプロセス作業者情報記録手段、サブプロセスチケット情報記録工程を実施するためのサブプロセスチケット情報記録手段、サブプロセスチケット作業者情報記録工程を実施するためのサブプロセスチケット作業者情報記録手段に記録された情報の一例を示す図である。
【0088】
尚、本発明の作業管理システムは、各種情報を必要に応じて、モニタ等の表示手段に表示することができるが、かかる表示手段についての説明は省略する。
【0089】
(ユーザ名等の登録)
まず、本システムにユーザ名が入力されると、ユーザ情報登録工程を実施するためのユーザ情報登録手段により、該ユーザ名に対応するユーザIDが発行され、図10に示すようにユーザ名とユーザIDとを関連づけてユーザ情報記録手段に記録される。例えば図10に示す例では、「山田」というユーザ名の入力に対し、ユーザID「u1」が発行され、両者が関連づけられて記録されており、その他のユーザ名についても同様にユーザIDが発行され記録される。
【0090】
次いで、本システムにプロセス名が入力されると、プロセス登録工程を実施するためのプロセス登録手段により、該プロセス名に対応するプロセスIDが発行され、図11に示すようにプロセス名とプロセスIDとを関連づけてプロセス情報記録手段に記録される。このとき、必要に応じてサブプロセスの有無の記録も関連づけて行う。例えば図11に示す例では、「校正刷り」というプロセス名の入力に対し、プロセスID「p1」が発行され、両者が関連づけられて記録されており、その他のプロセス名についても同様にプロセスIDが発行され記録される。
【0091】
本システムは、好ましくは、サブプロセス登録工程を実施するためのサブプロセス登録手段及びサブプロセス記録手段を有している。この場合、本システムにサブプロセス名が入力されると、サブプロセス登録手段により、該サブプロセス名に対応するサブプロセスIDが発行され、例えば図12に示すようにサブプロセス名とサブプロセスIDとを関連づけてサブプロセス情報記録手段に記録される。図12に示す例では、「画像編集」というサブプロセス名の入力に対し、サブプロセスID「s1」が発行され、両者が関連づけられて記録されており、その他のサブプロセス名についても同様にサブプロセスIDが発行され記録される。
【0092】
(ワークチケットの設定)
次いで、実際に製品の受注が有ったときに、受注した製品を完成するまでを複数のプロセスからなる仕事として管理を行うために、該仕事を本システムに登録する。このとき登録される仕事を本システムではワークチケットにより管理することができる。
【0093】
具体的には、本システムにより、管理対象となる仕事に対応するワークチケットの設定指示がなされると、ワークチケット設定工程を実施するためのワークチケット設定手段は、当該設定指示において入力されたワークチケット名に対応するワークチケットIDを発行して、図13に示すように該ワークチケット名と、ワークチケットIDと、ワークチケットの作業状態とを関連づけてワークチケット情報記録手段に記録する。このとき、必要に応じて作成ユーザのユーザIDの記録も関連づけて行う。作成ユーザは、該ワークチケットの設定指示をしたユーザである。例えば図13に示す例では、「春のパンフレット」というワークチケット名の入力に対し、ワークチケットID「w1」が発行され、両者が関連づけられて記録されると共に、そのワークチケットの作業状態であるワークチケット状態が記録されており、その他のワークチケット名についても同様にワークチケットIDが発行され、ワークチケット状態と共に記録される。
【0094】
また、本システムに登録済みの選択された1つのワークチケットに対する管理ユーザを設定する旨の入力があると、全体管理者設定工程を実施するための全体管理者設定手段は、図14に示すように、前記入力によってされたワークチケットのワークチケットIDと管理ユーザのユーザIDとを関連づけて全体管理者情報記録手段に記録する。例えば図14に示す例では、「春のパンフレット」の管理ユーザを「山田」とする入力に対し、図13のワークチケット情報記録手段から「春のパンフレット」に対応するワークチケットID「w1」を抽出し、図10のユーザ情報記録手段から「山田」に対応するユーザID「u1」を抽出して、全体管理者記録手段に両者を関連づけて記憶されており、その他の全体管理者についても同様にワークチケットID、及びユーザIDが抽出され記録される。
【0095】
(プロセスチケットの設定)
次いで、前記ワークチケットにより定義された仕事の複数のプロセスを管理するため、該プロセスを本システムに登録する。登録は、各プロセスをワークチケットと関連づけて行う。このとき登録されるプロセスを本システムではプロセスチケットにより管理することができる。この場合、プロセスチケットは当該プロセスチケットが属するワークチケットの下層のオブジェクトにあたる。
【0096】
まず、本システムにおいて、プロセスチケットの設定対象であるワークチケットを選択が行われ、選択した当該ワークチケットに対してプロセスを設定する入力があると、プロセスチケット設定工程を実施するためのプロセスチケット設定手段は、図15に示すように、入力されたワークチケットのワークチケットIDと、プロセスのプロセスIDと、該プロセスチケットの作業状態を示すプロセスチケット状態とを関連づけてプロセスチケット情報記録手段に記録する。例えば図15に示す例では、ワークチケット「春のパンフレット」のプロセスを「校正刷り」、「DTP」、「検査」、「工務」とする入力に対し、図13のワークチケット情報記録手段から「春のパンフレット」に対応するワークチケットID「w1」を抽出し、図11のプロセス情報記録手段から「校正刷り」、「DTP」、「検査」、「工務」に対応するプロセスID「p1」、「p2」、「p3」、「p4」を抽出して、プロセスチケットの作業状態を示すプロセスチケット状態と共にプロセスチケット情報記録手段に3者を関連づけて記憶されており、その他のワークチケットについても同様にワークチケットID及びプロセスIDが抽出され、プロセスチケット状態と共に記録される。
【0097】
また、本システムにプロセスチケットの管理ユーザを設定する旨の入力があると、プロセス管理者設定工程を実施するためのプロセス管理者設定手段は、図16に示すように、入力されたプロセスチケットのワークチケットID及びプロセスIDと管理ユーザのユーザIDとを関連づけてプロセス管理者情報記録手段に記録する。例えば図16に示す例では、ワークチケット「春のパンフレット」のプロセス「校正刷り」の管理ユーザを「坂上」とする入力に対し、図15のプロセスチケット情報記録手段から「校正刷り」に対応するワークチケットID「w1」及びプロセスチケットID「p1」を抽出し、図10のユーザ情報記録手段から「坂上」に対応するユーザID「u4」を抽出して、プロセス管理者記録手段に3者を関連づけて記憶されており、その他のプロセス管理者についても同様にワークチケットID及びプロセスチケットIDとユーザIDとが抽出され記録される。
【0098】
このようにワークチケットに全体管理者として設定されたユーザIDは、該ワークチケットの下層にあたるプロセスチケットにプロセス管理者として設定されたユーザIDの上層にあたる。
【0099】
また、本システムにプロセスチケットの作業ユーザを設定する旨の入力があると、プロセス作業者設定工程を実施するためのプロセス作業者設定手段は、図17に示すように、入力されたプロセスチケットのワークチケットID及びプロセスIDと作業ユーザのユーザIDとを関連づけてその作業ユーザの作業状態を示すユーザ状態と共にプロセス作業者情報記録手段に記録する。例えば図17に示す例では、ワークチケット「春のパンフレット」のプロセス「校正刷り」の作業ユーザを「川端」とする入力に対し、図15のプロセスチケット情報記録手段から「校正刷り」に対応するワークチケットID「w1」及びプロセスチケットID「p1」を抽出し、図10のユーザ情報記録手段から「川端」に対応するユーザID「u6」を抽出して、そのユーザのそのプロセスに対する作業状態であるユーザ状態と共にプロセス作業者情報記録手段に4者を関連づけて記憶されており、その他のプロセス作業者についても同様にワークチケットID及びプロセスチケットIDとユーザIDとが抽出され、ユーザ状態と共に記録される。
【0100】
このようにプロセスチケットにプロセス作業者として設定されたユーザIDは、該プロセスチケットにプロセス管理者として設定されたユーザIDの下層にあたる。
【0101】
(サブプロセスの設定)
次いで、前記プロセスチケットにより定義されたプロセスをさらに細かい作業単位で管理を行うために、サブプロセスという思想を導入し、プロセスを構成する1又は2以上のサブプロセスを本システムに登録することが好ましい。登録は、各サブプロセスをプロセスチケットと関連づけて行う。このとき登録されるサブプロセスを本システムではサブプロセスチケットにより管理することができる。この場合、サブプロセスチケットは当該サブプロセスチケットが属するプロセスチケットの下層のオブジェクトにあたる。
【0102】
まず、本システムにおいて、サブプロセスチケットの設定対象であるプロセスチケットの選択が行われ、選択した当該プロセスチケットに対してサブプロセスを設定する入力があると、サブプロセスチケット設定工程を実施するためのサブプロセスチケット設定手段は、図18に示すように、入力されたプロセスチケットのワークチケットID及びプロセスIDと、サブプロセスのサブプロセスIDと、該サブプロセスチケットの作業状態を示すサブプロセスチケット状態とを関連づけてサブプロセスチケット情報記録手段に記録する。例えば図18に示す例では、ワークチケット「春のパンフレット」のプロセスチケット「DTP」に対する、サブプロセスを「画像編集」、「ページ作成」、「プリンタ出力」、「フィルム出力」とする入力に対し、図15のプロセスチケット情報記録手段から「DTP」に対応するワークチケットID「w1」及びプロセスチケットID「p2」を抽出し、図12のサブプロセス情報記録手段から「画像編集」、「ページ作成」、「プリンタ出力」、「フィルム出力」に対応するサブプロセスID「s1」、「s2」、「s3」、「s4」を抽出して、サブプロセスチケット状態と共にサブプロセスチケット情報記録手段に4者を関連づけて記憶されており、その他のサブプロセスチケットについても同様にワークチケットID及びプロセスIDとサブプロセスIDが抽出され、サブプロセスチケット状態と共に記録される。
【0103】
また、本システムにサブプロセスチケットの作業ユーザを設定する旨の入力があると、サブプロセス作業者設定工程を実施するためのサブプロセス作業者設定手段は、図19に示すように、入力されたサブプロセスチケットのワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDと作業ユーザのユーザIDとを関連づけてその作業ユーザの作業状態を示すユーザ状態と共にサブプロセス作業者情報記録手段に記録する。例えば図19に示す例では、ワークチケット「春のパンフレット」のプロセスチケット「DTP」に対するサブプロセス「画像編集」の作業ユーザを「橋本」とする入力に対し、図18のサブプロセスチケット情報記録手段から「画像編集」に対応するワークチケットID「w1」、プロセスチケットID「p2」及びサブプロセスチケットID「s1」を抽出し、図10のユーザ情報記録手段から「橋本」に対応するユーザID「u5」を抽出して、そのユーザのそのサブプロセスに対する作業状態であるユーザ状態と共にサブプロセス作業者情報記録手段に5者を関連づけて記憶されており、その他のサブプロセス作業者についても同様にワークチケットID、プロセスチケットID及びサブプロセスチケットIDとユーザIDとが抽出され、ユーザ状態と共に記録される。
【0104】
このようにプロセスチケットにプロセス作業者として設定されたユーザIDは、該プロセスチケットの下層にあたるサブプロセスチケットにサブプロセス作業者として設定されたユーザIDの上層にあたる。
【0105】
以上のように、設定された本発明のシステムは、サブプロセスチケット状態によって関連するプロセスチケット状態が決定され、同様に、プロセスチケット状態によって関連するワークチケット状態が決定される。
【0106】
例えば、図13のワークチケットID「w1」については、その下層のプロセスチケットのプロセスチケット状態が、図15より「終了」(ワークチケットID「w1」プロセスID「p1」のプロセスチケット)、「中断」(ワークチケットID「w1」プロセスID「p2」のプロセスチケット)、「作業中」(ワークチケットID「w1」プロセスID「p3」のプロセスチケット)、「終了」(ワークチケットID「w1」プロセスID「p4」のプロセスチケット)であるので、ワークチケット状態は「作業中」となる。この場合、少なくとも1つのプロセスチケット状態が「作業中」であればワークチケット状態が「作業中」であるとする。同様に、プロセスチケット状態についても、その下層のサブプロセスチケット状態に応じて決定される。
【0107】
尚、サブプロセスチケットを管理するサブプロセス管理者を設定するためのサブプロセス管理者設定手段及びサブプロセス管理者情報記録手段については、特に説明しないが、前記プロセスチケットの管理者であるプロセス管理者と同様に設定できる。
【0108】
また、全体管理者として設定されたユーザIDによれば、設定されたワークチケットの下層のプロセスチケット情報記録手段、サブプロセスチケット情報記録手段、プロセス管理者情報記録手段、プロセス作業者情報記録手段、サブプロセスト作業者記録手段にもアクセスすることができる。同様に、プロセス管理者として設定されたユーザIDによれば、設定されたプロセスチケットの下層のサブプロセスチケット情報記録手段、サブプロセスト作業者記録手段にもアクセスすることができる。
【0109】
上記の態様では、ユーザ端末からユーザ名を入力されると、ユーザ情報登録手段がユーザIDを発行する態様を例に挙げて説明したが、これに限らず、ユーザ名とユーザIDがユーザ端末から入力されてもかまわない。ワークチケット名とワークチケットID、プロセス名とプロセスID、サブプロセス名とサブプロセスIDも同様に考えられる。
【0110】
このように、本発明のシステムは、ユーザに階層別にシステム利用権限が与えられ、下層の情報が上層に反映されると共に、上層から下層の情報に対してアクセスできる。
【0111】
本システムは、以下のビジネスモデルとしての特徴も備えている。
【0112】
管理サーバと、ワークチケット管理端末と、プロセスチケット管理端末と、作業端末とを備え、ワークチケット管理端末において、複数の工程の集合体を入力すると、管理サーバに、システム上のオブジェクトであるワークチケットと関連づけられて登録される。
【0113】
該管理サーバが登録を行うと、複数の工程の各々のプロセスチケット管理端末を決定する入力ができ、該入力がシステム上のオブジェクトであるプロセスチケットに関連づけられて管理サーバに登録される。
【0114】
前記プロセスチケット管理端末は、複数の工程において作業可能とする作業端末の決定をする入力を行う、該入力が管理サーバに登録される。
【0115】
更に、作業を行った際に、作業端末により作業状況を入力する。該入力は管理サーバに記録される。
【図面の簡単な説明】
【図1】利用者を識別するための利用者IDとパスワードを関連づけたデータテーブルの一例を示す図
【図2】利用者区分と利用者IDとを関連づけたデータテーブルの一例を示す図
【図3】利用権限に関するデータテーブルの一例を示す図
【図4】ワークフローを説明するための図
【図5】ワークチケットに関するデータテーブルの一例を示す図
【図6】プロセスチケットに関するデータテーブルの一例を示す図
【図7】プロセス管理者に関するデータテーブルの一例を示す図
【図8】サブプロセスチケットに関するデータテーブルの一例を
【図9】サブプロセス管理者に関するデータテーブルの一例を示す図
【図10】ユーザ情報記録手段に記録された情報の一例を示す図
【図11】プロセス情報記録手段に記録された情報の一例を示す図
【図12】サブプロセス情報記録手段に記録された情報の一例を示す図
【図13】ワークチケット情報記録手段に記録された情報の一例を示す図
【図14】全体管理者情報記録手段に記録された情報の一例を示す図
【図15】プロセスチケット情報記録手段に記録された情報の一例を示す図
【図16】プロセス管理者情報記録手段に記録された情報の一例を示す図
【図17】プロセス作業者情報記録手段に記録された情報の一例を示す図
【図18】サブプロセスチケット情報記録手段に記録された情報の一例を示す図
【図19】サブプロセスチケット作業者情報記録手段に記録された情報の一例を示す図

Claims (33)

  1. 2以上のユーザIDに基づいて複数のプロセスからなる仕事を管理するための作業管理システムであって、前記仕事を階層別のオブジェクトにより管理し、前記ユーザIDに階層別のシステム利用権限を与え、下層のオブジェクトの情報を上層のオブジェクトの情報に反映すると共に、上層のユーザIDは下層のユーザIDにおいて管理する情報に対してアクセスできることを特徴とする作業管理システム。
  2. 下層のユーザIDは上層のユーザIDにおいて管理する情報に対してアクセスできないことを特徴とする請求項1記載の作業管理システム。
  3. ユーザ端末からの入力に基づきユーザ名と該ユーザ名に対応するユーザIDとを関連づけてユーザ情報記録手段に記録するユーザ登録手段と、
    ユーザ端末からの入力に基づきプロセス名と該プロセス名に対応するプロセスIDとを関連づけてプロセス情報記録手段に記録するプロセス登録手段と、
    管理対象となる仕事に対してワークチケット名を指定する入力に基づいてワークチケット名と該ワークチケット名に対応するワークチケットIDと該ワークチケットの作業状態を示すワークチケット状態とを関連づけて1つのワークチケットとして前記ワークチケット情報記録手段に記録するワークチケット設定手段と、
    前記ワークチケットの管理ユーザを設定する旨の入力に基づいて、前記ワークチケットのワークチケットIDを前記ワークチケット情報記録手段から抽出し、前記管理ユーザのユーザIDを前記ユーザ情報記録手段から抽出し、抽出したワークチケットIDとユーザIDとを関連づけて全体管理者情報記録手段に記録する全体管理者設定手段と、
    選択された1つのワークチケットに対してプロセスを設定する入力に基づいて、設定対象となるワークチケットに対応するワークチケットIDを前記ワークチケット情報記録手段から抽出し、前記選択されたワークチケットに設定されるプロセス名に対応するプロセスIDを前記プロセス情報記録手段から抽出し、抽出したワークチケットIDとプロセスIDと当該プロセスの作業状態を示すプロセスチケット状態とを関連づけて1つのプロセスチケットとしてプロセスチケット情報記録手段に記録するプロセスチケット設定手段と、
    前記プロセスチケットの管理ユーザの設定の入力に基づいて、前記管理するプロセスチケットのワークチケットID及びプロセスIDとを前記プロセスチケット情報記録手段から抽出し、管理するユーザのユーザIDとを前記ユーザ情報記録手段から抽出して、抽出したワークチケットID及びプロセスIDとユーザIDとを関連づけてプロセス管理者情報記録手段に記録するプロセス管理者設定手段とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の作業管理システム。
  4. 前記プロセスチケットで定義されたプロセスの作業ユーザを設定する旨の入力に基づいて、前記プロセスチケット情報記録手段から対象となるプロセスチケットのワークチケットID及びプロセスIDとを抽出し、プロセスの作業ユーザのユーザIDを前記ユーザ情報記録手段から抽出し、抽出されたワークチケットID及びプロセスIDとユーザIDとを当該ユーザの作業状態を示すユーザ状態とに関連づけてプロセス作業者情報記録手段に記録するプロセス作業者設定手段とを有することを特徴とする請求項3記載の作業管理システム。
  5. 前記プロセスチケットのプロセス状態に応じて前記ワークチケットのワークチケット状態を変更するワークチケット状態変更手段を有することを特徴とする請求項4記載の作業管理システム。
  6. 前記ワークチケット状態変更手段は、前記全体管理者として設定されたユーザのみにワークチケット状態の変更を許可することを特徴とする請求項4又は5記載の作業管理システム。
  7. 前記プロセスチケット設定手段は、前記全体管理者として設定されたユーザにのみプロセスチケットの設定を許可することを特徴とする請求項5記載の作業管理システム。
  8. 前記プロセス管理者設定手段は、前記全体管理者として設定されたユーザのみに設定を許可することを特徴とする請求項5記載の作業管理システム。
  9. 前記プロセス作業者設定手段は、前記プロセス管理者として設定されたユーザのみに設定を許可することを特徴とする請求項5〜8の何れかに記載の作業管理システム。
  10. 前記プロセス作業者設定手段は、前記プロセス管理者として設定されたユーザ及び全体管理者として設定されたユーザのみに設定を許可することを特徴とする請求項5〜8の何れかに記載の作業管理システム。
  11. ユーザ端末からの入力に基づきサブプロセス名と該サブプロセス名に対応するサブプロセスIDとを関連づけてサブプロセス記録手段に記録するサブプロセス登録手段とを有することを特徴とする請求項3〜10の何れかに記載の作業管理システム。
  12. 選択された1つのプロセスチケットに対してサブプロセスを設定する入力に基づいて、設定するプロセスチケットに対応するワークチケットID及びプロセスIDを前記プロセスチケット情報記録手段から抽出し、前記プロセスチケットに設定されるサブプロセス名に対応するサブプロセスIDを前記サブプロセス情報記録手段から抽出し、抽出したワークチケットID、プロセスIDとサブプロセスIDと当該サブプロセスの作業状態を示すサブプロセスチケット状態とを関連づけて1つのサブプロセスチケットとしてサブプロセスチケット情報記録手段に記録するサブプロセスチケット設定手段と、
    前記サブプロセスチケットの管理ユーザの設定の入力に基づいて、前記サブプロセスチケットのワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとを前記サブプロセスチケット情報記録手段から抽出し、管理するユーザのユーザIDとを前記ユーザ情報記録手段から抽出して、抽出したワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとユーザIDとを関連づけてサブプロセス管理者情報記録手段に記録するサブプロセス管理者設定手段とを有することを特徴とする請求項11記載の作業管理システム。
  13. 前記サブプロセスチケットで定義されたサブプロセスの作業ユーザであるサブプロセス作業者の設定の入力に基づいて、対象となるサブプロセスチケットのワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとを前記サブプロセスチケット情報記録手段から抽出し、サブプロセス作業者とされたユーザのユーザIDを前記ユーザ情報記録手段から抽出し、抽出されたワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとユーザIDとを当該ユーザの作業状態を示すユーザ状態とに関連づけてサブプロセス作業者情報記録手段に記録するサブプロセス作業者設定手段とを有することを特徴とする請求項12記載の作業管理システム。
  14. 前記サブプロセスチケットのサブプロセス状態又は前記プロセス作業者のユーザ状態に応じて前記プロセスチケット状態を変更するプロセスチケット状態変更手段を有することを特徴とする請求項13記載の作業管理システム。
  15. 前記プロセスチケット状態変更手段は、前記プロセス管理者として設定されたユーザのみにプロセスチケット状態の変更を許可することを特徴とする請求項14記載の作業管理システム。
  16. 前記プロセスチケット状態変更手段は、前記プロセス管理者として設定されたユーザ及び全体管理者として設定されたユーザのみにプロセスチケット状態の変更を許可することを特徴とする請求項14記載の作業管理システム。
  17. 2以上のユーザIDに基づいて複数のプロセスからなる仕事を管理するための作業管理方法であって、前記仕事を階層別のオブジェクトにより管理し、前記ユーザIDに階層別のシステム利用権限を与え、下層のオブジェクトの情報を上層のオブジェクトの情報に反映すると共に、上層のユーザIDは下層のユーザIDにおいて管理する情報に対してアクセスできることを特徴とする作業管理方法。
  18. 下層のユーザIDは上層のユーザIDにおいて管理する情報に対してアクセスできないことを特徴とする請求項17記載の作業管理方法。
  19. ユーザ端末からの入力に基づきユーザ名と該ユーザ名に対応するユーザIDとを関連づけてユーザ情報記録工程において記録するユーザ登録工程と、
    ユーザ端末からの入力に基づきプロセス名と該プロセス名に対応するプロセスIDとを関連づけてプロセス情報記録工程において記録するプロセス登録工程と、
    管理対象となる仕事に対してワークチケット名を指定する入力に基づいてワークチケット名と該ワークチケットに対応するワークチケットIDと該ワークチケットの作業状態を示すワークチケット状態とを関連づけて1つのワークチケットとして前記ワークチケット情報記録工程において記録するワークチケット設定工程と、
    前記ワークチケットの管理ユーザを設定する旨の入力に基づいて、前記ワークチケット情報記録工程から前記ワークチケットのワークチケットIDを抽出し、前記管理ユーザのユーザIDを前記ユーザ情報記録工程から抽出し、抽出したワークチケットIDとユーザIDとを関連づけて全体管理者情報記録工程において記録する全体管理者設定工程と、
    選択された1つのワークチケットに対してプロセスを設定する入力に基づいて、設定対象となるワークチケットに対応するワークチケットIDを前記ワークチケット情報記録工程から抽出し、前記選択されたワークチケットに設定されるプロセス名に対応するプロセスIDを前記プロセス情報記録工程から抽出し、抽出したワークチケットIDとプロセスIDと当該プロセスの作業状態を示すプロセスチケット状態とを関連づけて1つのプロセスチケットとしてプロセスチケット情報記録工程において記録するプロセスチケット設定工程と、
    前記プロセスチケットの管理ユーザの設定の入力に基づいて、前記管理プロセスチケットのワークチケットID及びプロセスIDとを前記プロセスチケット情報記録工程から抽出し、管理するユーザのユーザIDとを前記ユーザ情報記録工程から抽出して、抽出したワークチケットID及びプロセスIDとユーザIDとを関連づけてプロセス管理者情報記録工程において記録するプロセス管理者設定工程とを有することを特徴とする請求項17又は18記載の作業管理方法。
  20. 前記プロセスチケットで定義されたプロセスの作業ユーザを設定する旨の入力に基づいて、前記プロセスチケット情報記録工程から対象となるプロセスチケットのワークチケットID及びプロセスIDとを抽出し、プロセスの作業ユーザのユーザIDを前記ユーザ情報記録工程から抽出し、抽出されたワークチケットID及びプロセスIDとユーザIDとを当該ユーザの作業状態を示すユーザ状態とに関連づけてプロセス作業者情報記録工程において記録するプロセス作業者設定工程とを有することを特徴とする請求項19記載の作業管理方法。
  21. 前記プロセスチケットのプロセス状態に応じて前記ワークチケットのワークチケット状態を変更するワークチケット状態変更工程を有することを特徴とする請求項20記載の作業管理方法。
  22. 前記ワークチケット状態変更工程は、前記全体管理者として設定されたユーザのみにワークチケット状態の変更を許可することを特徴とする請求項20又は21記載の作業管理方法。
  23. 前記プロセスチケット設定工程は、前記全体管理者として設定されたユーザにのみプロセスチケットの設定を許可することを特徴とする請求項21記載の作業管理方法。
  24. 前記プロセス管理者設定工程は、前記全体管理者として設定されたユーザのみに設定を許可することを特徴とする請求項21記載の作業管理方法。
  25. 前記プロセス作業者設定工程は、前記プロセス管理者として設定されたユーザのみに設定を許可することを特徴とする請求項21〜24の何れかに記載の作業管理方法。
  26. 前記プロセス作業者設定工程は、前記プロセス管理者として設定されたユーザ及び全体管理者として設定されたユーザのみに設定を許可することを特徴とする請求項21〜24の何れかに記載の作業管理方法。
  27. ユーザ端末からの入力に基づきサブプロセス名と該サブプロセス名に対応するサブプロセスIDとを関連づけてサブプロセス記録工程において記録するサブプロセス登録工程と、
    を有することを特徴とする請求項19〜26の何れかに記載の作業管理方法。
  28. 選択された1つのプロセスチケットに対してサブプロセスを設定する入力に基づいて、設定するプロセスチケットに対応するワークチケットID及びプロセスIDを前記プロセスチケット情報記録工程から抽出し、前記プロセスチケットに設定されるサブプロセス名に対応するサブプロセスIDを前記サブプロセス情報記録工程から抽出し、抽出したワークチケットID、プロセスIDとサブプロセスIDと当該サブプロセスの作業状態を示すサブプロセスチケット状態とを関連づけて1つのサブプロセスチケットとしてサブプロセスチケット情報記録工程において記録するサブプロセスチケット設定工程と、
    前記サブプロセスチケットの管理ユーザの設定の入力に基づいて、前記サブプロセスチケットのワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとを前記サブプロセスチケット情報記録工程から抽出し、管理するユーザのユーザIDとを前記ユーザ情報記録工程から抽出して、抽出したワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとユーザIDとを関連づけてサブプロセス管理者情報記録工程において記録するサブプロセス管理者設定工程とを有することを特徴とする請求項27記載の作業管理方法。
  29. 前記サブプロセスチケットで定義されたサブプロセスの作業ユーザであるサブプロセス作業者の設定の入力に基づいて、対象となるサブプロセスチケットのワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとを前記サブプロセスチケット情報記録工程から抽出し、サブプロセス作業者とされたユーザのユーザIDを前記ユーザ情報記録工程から抽出し、抽出されたワークチケットID、プロセスID及びサブプロセスIDとユーザIDとを当該ユーザの作業状態を示すユーザ状態とに関連づけてサブプロセス作業者情報記録工程において記録するサブプロセス作業者設定工程とを有することを特徴とする請求項28記載の作業管理方法。
  30. 前記サブプロセスチケットのサブプロセス状態又は前記プロセス作業者のユーザ状態に応じて前記プロセスチケット状態を変更するプロセスチケット状態変更工程を有することを特徴とする請求項29記載の作業管理方法。
  31. 前記プロセスチケット状態変更工程は、前記プロセス管理者として設定されたユーザのみにプロセスチケット状態の変更を許可することを特徴とする請求項30記載の作業管理方法。
  32. 前記プロセスチケット状態変更工程は、前記プロセス管理者として設定されたユーザ及び全体管理者として設定されたユーザのみにプロセスチケット状態の変更を許可することを特徴とする請求項31記載の作業管理方法。
  33. コンピュータに、請求項17〜32の何れかに記載の作業管理方法を実現させる機能を有することを特徴とする作業管理プログラム。
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