JP2004264905A - 分散計算機システムの管理方法および分散計算機管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CPU資源の利用割合をプロジェクト単位で設定できるCPUリソースアロケーション設定機能300、使用業務アプリケーションの利用本数をプロジェクト単位に設定する業務アプリケーションアロケーション設定機能400、使用業務アプリケーションの優先順位を設定するキュープライオリティ設定機能500、業務アプリケーションを実行する際に必要となるメモリ使用量などの情報を設定あるいは変更できるキュー情報コンフィグレーション機能600、利用者の登録と削除を行うユーザ情報コンフィグレーション機能700、利用者が設定した内容の妥当性を確認する機能を分散計算機管理システムに備える。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上に分散配置された複数の計算機(サーバ)を統合する計算機システムにおける分散計算機システムの管理方法に関し、特に、利用者がジョブを実行するために必要な計算機利用割合を設定する手法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
今日の企業活動において、全ての企業が必ず何らかの計算機システムを利用している。この背景には、企業が業務の効率化を追及するために次々と新しい計算機システムや仕組みを導入していることがある。その結果、企業間競争が一段と激しさを増しており、企業活動のあらゆる場面において、一部の業務では他の業務を遅延させてでも決められた時間、期日までに間違いなく処理を完了させ、他社よりも先に新しい製品、サービスなどを市場に投入しない限り企業間競争に勝利できず、また企業が生き残っていけない時代になってきているからである。
【0003】
そこで、これら企業では、企業活動のあらゆる場面で発生する業務を時間、期日通りに完了させるため、多くの経営資源を投入して複数の計算機(サーバ)をローカルエリアネットワークや広域エリアネットワークを用いて接続した大規模な分散計算機システムを構築している。特に近年、バイオ技術やゲノム解析など大規模な分散計算機システムを効率的に活用した企業活動が多く報告されている。
【0004】
従来、大規模な分散計算機システムを効率的に活用する方法として、ジョブ起動時に各計算機資源の消費状態からジョブの配分方法を決定する方法がある(特許文献1参照)。また、実行するジョブが消費するサーバ資源の量をあらかじめ予測し、ジョブが使用するサーバ資源の総和がサーバの保有する総資源量を超えないようにジョブを配分する方法がある(特許文献2参照)。
【0005】
このようなジョブの実行方法により大規模な分散計算機システムを効率的に運用することはある程度可能であるが、一方で特定の業務を最優先して実行するような状況には対応できない。そこで、この機能を実現する方法として、多くの企業が市販の分散処理ツールを導入し活用している(非特許文献1、2、3参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−11406号公報
【特許文献2】
特開平10−19864号公報
【非特許文献1】
Platform Computing社刊、LSF Administrator’s Guide Version 4.2 June 2001
【非特許文献2】
Sun Microsystems社刊、Sun Grid Engine 5.3 and Sun Grid Engine, Enterprise Edition 5.3 Reference Manual [PartNo.816−4767−10]
【非特許文献3】
Sun Microsystems社刊、Sun Grid Engine, Enterprise Edition 5.3 Administration and User’s Guide
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術において、上述したように市販の分散処理ツール等を利用し、企業経営者の判断に基づいて特定の業務を最優先すると判断した場合に、大規模な分散計算機システムの資源を当該業務へ最優先して使用させる運用が可能である。
しかしながら、この運用方法に大きく3つの問題がある。
【0008】
1つ目の問題は、日々刻々と変化する業務状況やスケジュールにおいて、企業経営者が特定の業務を最優先することを判断した場合に、分散計算機システムの運用形態の迅速な変更ができない状態が発生している点である。
【0009】
企業経営者が特定の業務を最優先することを判断した場合、分散計算機の資源を特定の業務が最優先で使用できるように、分散処理計算機システムの管理者が分散処理ツールを用いて設定の変更を実施する。その結果、特定の業務を推進する部門が例えば、分散計算機システムの約50%の計算機資源を占有することが可能になる。
【0010】
従来、これら具体的な設定変更は、利用者が直接実施するのではなく、分散計算機システムの管理者だけが実施していた。その理由は、この設定変更の操作方法は分散計算機システム全体の設定変更が可能であり、他部門の利用割合も自由に変更できるため、利用者が直接操作できた場合は常に自部門業務が最優先で利用できるように設定する可能性があるためである。
【0011】
すなわち、利用者が設定変更を直接実施すると経営者の意向が全く無視される可能性がある。そこで、利用者の直接操作を避けるため、分散計算機システムのシステム管理者が操作を実施している。このような運用体制を実施しているため、日々刻々と変化する業務状況やスケジュールには、迅速に対応できない状態が発生している。
【0012】
2つ目の問題は、会社組織階層の権限に合わせた分散計算機システムの運用設定ができない点である。通常、会社組織においては、経営責任者トップが全ての業務を判断しているのではなく、特定業務分野別に分割された単位で組織階層が構成され、それぞれの組織単位で業務上発生する様々な事柄を判断し、運営する形態になっている。このように、会社組織は階層構造にグループ化され、特定の業務分野毎に専任の責任者が自らの権限において業務を推進している。
【0013】
一方、業務を推進するために使用する分散計算機システムでは、全員が1つの分散計算機システムを利用しており、特定の業務だけを優先して分散計算機システムを利用させる判断は、業務分野毎の責任者では判断できず、常に経営責任者トップが判断する必要がある。このように、会社組織階層の権限に合せた形態での分散計算機システムの運用ができない状況になっている。
【0014】
3つ目の問題は、上記2つの運用上の課題を解決するため、分散計算機システムの管理者が運用の仕組みとして人的に対応しているため、管理者のシステム管理工数の増大を引き起こしている点である。
【0015】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、ネットワーク上に分散配置された複数の計算機(サーバ)を統合する計算機システムにおいて、上記1つ目の問題を解決するために、利用者の代表者である業務責任者に対して分散計算機システムの利用割合の設定を自ら変更する権限を与え、同時に、他部門が利用している分散計算機システムの利用割合については変更する権限を与えないようにすることが可能な分散計算機システムの管理方法を提供することを目的とする。
【0016】
さらに本発明は、上記2つ目の問題を解決するために、利用者の代表者である業務責任者を会社組織形態と同じ階層もしくはグループ単位に設定し、各業務責任者単位に分散計算機システムの利用割合を自ら設定し変更する権限を与え、この権限は会社組織内の業務推進形態と同一にすると同時に、他部門が利用している分散計算機システムの利用割合については変更する権限を与えないようにすることが可能な分散計算機システムの管理方法を提供することを目的とする。
【0017】
さらに本発明は、上記3つ目の問題を解決するために、分散計算機システムのシステム管理者が全ての運用設定を担当する形態に代えて、各業務部門の責任者などへ運用設定を行う権限を委譲することができ、システム管理者の工数増大を防止することができる分散計算機システムの管理方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の請求項1に係る分散計算機システムの管理方法は、ネットワークを介して複数の計算機が相互に接続され統合運用される分散計算機システムの管理方法において、前記分散計算機システムのユーザに付与された権限に応じて、前記分散計算機システムを使用するプロジェクトに対して、計算機リソースの使用割合を設定するものである。
【0019】
本発明の請求項2に係る分散計算機システムの管理方法は、ネットワークを介して複数の計算機が相互に接続され統合運用される分散計算機システムの管理方法において、前記分散計算機システムのユーザに付与された権限に応じて、前記分散計算機システムを使用するプロジェクトに対して、同時に使用可能なアプリケーションツール本数を設定するものである。
【0020】
本発明の請求項3に係る分散計算機システムの管理方法は、ネットワークを介して複数の計算機が相互に接続され統合運用される分散計算機システムの管理方法において、前記分散計算機システムのユーザに付与された権限に応じて、前記分散計算機システムを使用するプロジェクトに対して、使用アプリケーションツールの優先順位を設定するものである。
【0021】
本発明の請求項4に係る分散計算機システムの管理方法は、ネットワークを介して複数の計算機が相互に接続され統合運用される分散計算機システムの管理方法において、前記分散計算機システムのユーザに付与された権限に応じて、前記分散計算機システムを使用するプロジェクトに対して、使用アプリケーションツールの実行環境を設定するものである。
【0022】
本発明の請求項5に係る分散計算機システムの管理方法は、請求項3または4記載の分散計算機システムの管理方法において、前記分散計算機システムを使用するプロジェクトに対して設定される使用アプリケーションツールの優先順位あるいは実行環境の全体環境における妥当性をジョブ投入前に確認し、妥当性が無いと判断された場合は強制的に所定の設定値に変更した上でジョブを投入するものである。
【0023】
本発明の請求項6に係る分散計算機システムの管理方法は、ネットワークを介して複数の計算機が相互に接続され統合運用される分散計算機システムの管理方法において、前記分散計算機システムのユーザに付与された権限に応じて、前記分散計算機システムを使用するプロジェクトに対して、プロジェクトに係るユーザ名の登録と削除を行うものである。
【0024】
本発明の請求項7に係る分散計算機システムの管理方法は、請求項1から6のいずれか一項記載の分散計算機システムの管理方法において、前記ユーザに付与された権限は前記分散計算機システムのユーザの組織階層に対応して管理され、前記分散計算機システムを使用する組織階層あるいはプロジェクトは、前記ユーザの属する階層以下の階層に属するものである。
【0025】
本発明の請求項8に係る分散計算機管理システムは、請求項1から7のいずれか一項記載の分散計算機システムの管理方法を実施するものである。
【0026】
上記構成によれば、利用者が所属する組織階層の責任者が、付与された権限の範囲で、計算機リソースの使用割合、同時に使用可能なアプリケーションツール本数、使用アプリケーションツールの優先順位、使用アプリケーションツールの実行環境をプロジェクト毎に設定し、これらの設定値の妥当性を確認し、プロジェクトに係るユーザ名の登録と削除を行うことができるため、日々刻々と変化する業務状況やスケジュールに迅速に対応した運用を行うことができる。
【0027】
また、各組織階層の責任者に運用設定を行う権限が委譲されるため、分散計算機システムのシステム管理者が全ての運用設定を担当する必要が無くなり、システム管理者の工数増大を防止することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る分散計算機管理システムが構築される分散計算機システムの構成を示すブロック図である。
【0029】
図1において、クライアント21、22はジョブを投入する計算機であり、ジョブキューイングサーバ31、32は利用者が実行したジョブをキューイングし、ジョブを最適に実行できるサーバを探し、ジョブを実行する計算機であり、ファイルサーバ41、42はジョブで使用する入力ファイルおよびアプリケーションプログラムを格納している計算機であり、サーバ51、52はジョブを実行する計算機であり、61は分散計算機管理システムを搭載する計算機であり、これらはローカルエリアネットワーク10、12および広域ネットワーク11を介して相互に接続されている。
【0030】
クライアント21、22、ジョブキューイングサーバ31、32、ファイルサーバ41、42、サーバ51、52、計算機61は、それぞれパソコンあるいはワークステーション等の電子計算機である。ジョブファイル、入力ファイル、アプリケーションファイルはサーバ41、42に接続された記憶装置上に格納されている。
【0031】
図2は本発明の一実施の形態に係る分散計算機管理システムにおけるユーザインターフェイス機能の階層構造とそれぞれの参照ファイルを示す機能構成図である。ユーザインターフェイス機能は、ユーザ認証メニュ100、トップメニュ200、CPUリソースアロケーション設定機能300、業務アプリケーションアロケーション設定機能400、キュープライオリティ設定機能500、キュー情報コンフィグレーション機能600、ユーザ情報コンフィグレーション機能700、およびユーザ設定値の妥当性を確認する機能で構成されている。
【0032】
それぞれのユーザインターフェイス機能からは、ACLアトリビュートファイル101、トップメニュアトリビュートファイル201、リソースアロケーションファイル301、キュープライオリティ設定ファイル501、キュー情報コンフィグレーションファイル601、ユーザ情報コンフィグレーションファイル701が参照される。
【0033】
ユーザ認証メニュ100は、利用者を識別し、分散計算機管理システムにおける利用者の利用権限を特定する機能である。利用者が固有に保有する社員番号等の識別番号を入力することにより、利用者が所属する組織と利用者が保有する分散計算機システムの設定変更の権限を一意に特定する。このとき利用者に与えられる権限は、会社組織における業務推進上の権限と一致するように、組織の階層もしくはグループに対応させる。
【0034】
図3はユーザ認証メニュ100の処理手順を示すフローチャートであり、図4はユーザ認証メニュ100が参照するACLアトリビュートファイル101の一例である。図3において、ステップ110で利用者に社員番号とパスワードの入力を求め、これをステップ111で認証サーバに問い合わせ、ステップ112で本人であることが認証されると、この社員番号によりステップ114でACLアトリビュートファイル101を参照して利用者の社員番号が登録されていることを確認し、ステップ115でこの利用者の所属組織を決定する。
【0035】
トップメニュ200は、利用者の識別後、この利用者が利用できるメニュを設定し表示する機能である。利用者が利用権限を保有しない機能については、このメニュにて除外し表示しないようにする。
【0036】
図5はトップメニュ200の処理手順を示すフローチャートであり、図6はトップメニュ200が参照するトップメニュアトリビュートファイル201の一例である。図5において、ユーザ認証によりACLアトリビュートファイル101を参照して得られた所属組織名のACLコードを用いて、ステップ210でトップメニュアトリビュートファイル201を参照し、各ユーザインターフェイス機能のメニュへの表示/非表示を決定し、その結果をステップ211でメニュ形式で表示する。
【0037】
CPUリソースアロケーション設定機能300は、分散計算機システムの資源であるCPUの利用割合を最小の業務単位であるプロジェクト単位で設定できる機能である。その際に、利用者に与えられた権限の範囲内で設定が可能となる。
【0038】
トップメニュ200においてCPUリソースアロケーション設定機能300が選択されると、まず、リソースアロケーションファイル301を参照し、組織構成と各組織階層毎のリソースアロケーション情報を表示する。図7は組織構成とそのリソースアロケーション情報の表示例である。
【0039】
さらに、図7の組織階層表示から選択された組織について、設定されているリソースアロケーション情報を円グラフ等で表示する。図8は選択された組織に設定されているリソースアロケーション情報の表示例であり、(a)は拠点全体のリソースアロケーションの内訳、(b)はAセンタが選択された場合のリソースアロケーションの内訳を示している。
【0040】
図9はリソースアロケーションの設定画面である。図8のような情報を参照し、図7の組織階層表示から選択された組織階層について、図9の設定画面により新たなリソースアロケーション設定を実施する。この設定で変更されるのは、選択された組織階層にアロケーションされたCPUリソースの配分であり、そのCPUリソースの合計100%のうちアロケーションされていないリソースがあるときは、その割合を“残り”フィールドへ動的に表示する。また、CPUリソースの配分と併せて、CPU数を計算して表示する。
【0041】
業務アプリケーションアロケーション設定機能400は、業務上使用する業務アプリケーションの利用本数を最小の業務単位であるプロジェクト単位に設定する機能である。業務アプリケーションアロケーションはプロジェクト階層に対してのみ設定可能である。その際に、利用者に与えられた権限の範囲内で設定が可能となる。
【0042】
業務アプリケーションアロケーション設定機能400が選択されると、まず、リソースアロケーションファイル301を参照し、組織階層における業務アプリケーションアロケーション情報のツリーを作成する。図10は組織構成と業務アプリケーションアロケーション情報の表示例である。図10においては、組織階層のXプロジェクトについてキュー情報と業務アプリケーションの利用本数が示されている。
【0043】
さらに、図10の組織階層表示から選択されたプロジェクトについて、業務アプリケーションの利用本数を設定する。図11は業務アプリケーションアロケーションの設定画面である。画面には現在設定されている業務アプリケーションの最大実行本数が表示されている。これに対して画面操作により、画面上で表示行を選択して削除、変更を行い、あるいは入力欄から追加を行う。
【0044】
業務上使用する業務アプリケーションを分散計算機システム上で実行する際に、計算機システム上の実行キューを利用してジョブを実行する。キュープライオリティ設定機能500は、利用者が自部門で利用する業務アプリケーションの優先順位を設定する機能である。
【0045】
本機能を用いることで、特定の業務アプリケーションの実行優先順位を上げることができる。逆に、特定の業務アプリケーションの実行優先順位を下げることも可能である。キュープライオリティはプロジェクト階層に対してのみ設定可能である。その際に、利用者に与えられた権限の範囲内で設定が可能となる。
【0046】
キュープライオリティ設定機能500が選択されると、まず、リソースアロケーションファイル301とキュープライオリティ設定ファイル501を参照し、組織階層におけるキュープライオリティ設定情報のツリーを作成する。図12は組織構成とキュープライオリティ設定情報の表示例である。図12においては、組織階層のXプロジェクトについてキュープライオリティ設定情報が示されている。
【0047】
さらに、図12の組織階層表示から選択されたプロジェクトについて、キュープライオリティを設定する。図13はキュープライオリティ設定ファイル501の一例であり、図14はキュープライオリティの設定画面である。図14の画面には現在設定されているキュー名に対するキュープライオリティが表示されている。これに対して画面操作により、画面上で表示行を選択して削除、変更を行い、あるいは入力欄から追加を行う。
【0048】
キュー情報コンフィグレーション機能600は、業務アプリケーションを実行する際に必要となるメモリ使用量などの情報を利用者が設定あるいは変更できる機能である。本機能により、業務アプリケーションを実行する計算機の物理メモリ量やOSバージョン、ジョブ実行のモードを指定することができる。
【0049】
図15はキュー情報コンフィグレーション機能600により設定された情報が入力されるキュー情報コンフィグレーションファイル601の一例である。キュー情報コンフィグレーションファイル601はプロジェクト毎に作成され、編集は通常のテキストエディタを用いて行う。
【0050】
ユーザ情報コンフィグレーション機能700は新規利用者を登録する機能である。特定プロジェクトに所属する利用者が他のプロジェクトへ移動したり削除されたりした場合にも、本機能を使用してプロジェクトに所属する利用者の属性を変更する。ユーザ情報コンフィグレーションはプロジェクト階層に対してのみ登録可能である。
【0051】
図16はユーザ情報コンフィグレーションを行う画面である。画面にはユーザ情報コンフィグレーションファイル701の現在の内容が表示されている。これに対して画面操作により、画面上で表示行を選択して削除を行い、あるいは入力欄から追加を行う。
【0052】
さらに、ユーザ別に設定されたキュープライオリティ、キュー情報コンフィグレーションの全体環境における妥当性をジョブ投入前に確認する機能として、ユーザ設定値の妥当性を確認する機能を設けている。妥当性が無いと判断された場合は、システム管理者が設定した内容へ強制的に変更した上でジョブを投入するようにする。
【0053】
以上の諸機能により、組織構成をベースにジョブ投入ユーザ情報を取得し、ジョブ投入ユーザ毎にリソース使用条件とジョブを実行するキュープライオリティを設定し、組織階層別にリソースアロケーションを行うことで、利用者が所属する会社組織の責任者が設定した分散計算機システムの利用割合に応じて、分散計算機システムへジョブを投入することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、利用者が所属する組織階層の責任者が、付与された権限の範囲で、計算機リソースの使用割合、使用アプリケーションツールの優先順位や実行環境の設定等をプロジェクト毎に行うことができるため、日々刻々と変化する業務状況やスケジュールに迅速に対応した分散計算機システムの運用を行うことができる。
【0055】
さらに本発明によれば、各組織階層の責任者に運用設定を行う権限が委譲されるため、分散計算機システムのシステム管理者が全ての運用設定を担当する必要が無くなり、システム管理者の工数増大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る分散計算機管理システムが構築される分散計算機システムの構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施の形態に係る分散計算機管理システムにおけるユーザインターフェイス機能の階層構造とそれぞれの参照ファイルを示す機能構成図。
【図3】ユーザ認証メニュの処理手順を示すフローチャート。
【図4】ユーザ認証メニュが参照するACLアトリビュートファイル例を示す図。
【図5】トップメニュの処理手順を示すフローチャート。
【図6】トップメニュが参照するトップメニュアトリビュートファイル例を示す図。
【図7】CPUリソースアロケーション設定機能における組織構成とそのリソースアロケーション情報の表示例を示す図。
【図8】CPUリソースアロケーション設定機能における選択された組織に設定されたリソースアロケーション情報の表示例を示す図。
【図9】CPUリソースアロケーション設定機能における設定画面例を示す図。
【図10】業務アプリケーションアロケーション設定機能における組織構成と業務アプリケーションアロケーション情報の表示例を示す図。
【図11】業務アプリケーションアロケーション設定機能における設定画面例を示す図。
【図12】キュープライオリティ設定機能における組織構成とキュープライオリティ設定情報の表示例を示す図。
【図13】キュープライオリティ設定ファイル例を示す図。
【図14】キュープライオリティ設定機能における設定画面例を示す図。
【図15】キュー情報コンフィグレーションファイル例を示す図。
【図16】ユーザ情報コンフィグレーションを行う画面例を示す図。
【符号の説明】
10、12 ローカルエリアネットワーク
11 広域ネットワーク
21、22 クライアント計算機
31、32 ジョブキューイングサーバ
41、42 ファイルサーバ
51、52 サーバ
61 分散計算機管理システム
100 ユーザ認証メニュ
101 ACLアトリビュートファイル
200 トップメニュ
201 トップメニュアトリビュートファイル
210、211 ステップ
300 CPUリソースアロケーション設定機能
301 リソースアロケーションファイル
400 業務アプリケーションアロケーション設定機能
500 キュープライオリティ設定機能
501 キュープライオリティ設定ファイル
600 キュー情報コンフィグレーション機能
601 キュー情報コンフィグレーションファイル
700 ユーザ情報コンフィグレーション機能
701 ユーザ情報コンフィグレーションファイル
Claims (8)
- ネットワークを介して複数の計算機が相互に接続され統合運用される分散計算機システムの管理方法において、前記分散計算機システムのユーザに付与された権限に応じて、前記分散計算機システムを使用するプロジェクトに対して、計算機リソースの使用割合を設定する分散計算機システムの管理方法。
- ネットワークを介して複数の計算機が相互に接続され統合運用される分散計算機システムの管理方法において、前記分散計算機システムのユーザに付与された権限に応じて、前記分散計算機システムを使用するプロジェクトに対して、同時に使用可能なアプリケーションツール本数を設定する分散計算機システムの管理方法。
- ネットワークを介して複数の計算機が相互に接続され統合運用される分散計算機システムの管理方法において、前記分散計算機システムのユーザに付与された権限に応じて、前記分散計算機システムを使用するプロジェクトに対して、使用アプリケーションツールの優先順位を設定する分散計算機システムの管理方法。
- ネットワークを介して複数の計算機が相互に接続され統合運用される分散計算機システムの管理方法において、前記分散計算機システムのユーザに付与された権限に応じて、前記分散計算機システムを使用するプロジェクトに対して、使用アプリケーションツールの実行環境を設定する分散計算機システムの管理方法。
- 前記分散計算機システムを使用するプロジェクトに対して設定される使用アプリケーションツールの優先順位あるいは実行環境の全体環境における妥当性をジョブ投入前に確認し、妥当性が無いと判断された場合は強制的に所定の設定値に変更した上でジョブを投入する請求項3または4記載の分散計算機システムの管理方法。
- ネットワークを介して複数の計算機が相互に接続され統合運用される分散計算機システムの管理方法において、前記分散計算機システムのユーザに付与された権限に応じて、前記分散計算機システムを使用するプロジェクトに対して、プロジェクトに係るユーザ名の登録と削除を行う分散計算機システムの管理方法。
- 前記ユーザに付与された権限は前記分散計算機システムのユーザの組織階層に対応して管理され、前記分散計算機システムを使用するプロジェクトは、前記ユーザの属する階層以下の階層に属する請求項1から6のいずれか一項記載の分散計算機システムの管理方法。
- 請求項1から7のいずれか一項記載の分散計算機システムの管理方法を実施する分散計算機管理システム。
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