JP2007316851A - 作業管理方法及び作業管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】知的創造的作業についての作業優先度決定を、作業担当者の心理をパラメータ化して優先度計算に織り込み、作業効率を向上させることができるようにする。
【解決手段】作業の優先度を確認すために作業者用端末30から接続された作業優先度管理サーバ10の作業情報管理部17は、作業優先度算出部173を起動し、作業優先度算出部173が実績管理部172を起動する。実績管理部172は、作業実績データベース14に格納された作業項目一覧テーブル及びベース優先度算出テーブルを取得し、作業優先度算出部173は、作業情報管理部174から渡された前述の各テーブルを使用してベース優先度算出部175にベースとなる作業優先度を算出させ、心理的要因算出部176は、心理的要因データベース15から心理的要因パラメータを取得し、ベース優先度算出部175が算出した作業優先度と心理的要因パラメータとを使用して最適な作業優先度を算出し、作業者用端末30に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業管理方法及び作業管理システムに係り、特に、人間が行う作業の優先度を、事前に入力されたパラメータに基づき自動的に算定し、算定した優先度を作業者に提示する作業管理方法及び作業管理システムに関する。
人間が行う作業の管理を行う従来技術として、例えば、特許文献1等に記載された技術が知られている。この従来技術は、作業への投入人数、作業量、納期といった制約条件に基づいて、製品の完成までの作業のスケジューリングを最適化するための方法に関するものである。
特開2002−099685号公報
前述の従来技術は、物品の製造工程での作業スケジューリングの際に、人的リソース、設備状況及び納期情報をもとに作業の優先順位を決定するものである。この従来技術による方法は、工場での製造工程に代表される比較的定型化が容易な作業については有効なものである。しかし、この従来技術は、ソフトウェア設計工程や文章執筆等の知的創造的作業に対して適用した場合、このような知的創造作業が作業担当者の心理状態によって生産性が大きく変化するため、必ずしも最適な作業効率を実現することができないという問題点を生じさせる。
本開発の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、知的創造的作業についての作業優先度決定においても、作業担当者の心理(例えば、終りかけの作業は早く終らせたい等)をパラメータ化して優先度計算に織り込み、作業効率を向上させることができるようにした作業管理方法及び作業管理システムを提供することにある。
本発明によれば前記目的は、作業項目の優先度を管理する作業管理方法において、作業優先度を管理する作業優先度管理サーバと、作業者用端末と、作業管理者用端末とが通信可能であり、前記作業優先度管理サーバは、作業優先度算出部を備え、作業優先度算出部は、要求により、作業実績データの作業項目の終了期限、重要度に基づいて、作業のベース優先度を算出するステップと、前記ベース優先度に、心理的要因パラメータに基づく作業負荷の量を加味した作業優先度を算出するステップとにより、作業項目に対する作業優先度を算出することにより達成される。
本発明によれば、作業項目の新登録、変更により、作業の状況が動的に変化した場合にも、心理的要因パラメータを考慮して自動的に作業優先度を算出することができ、作業管理者または作業者に最適な作業順序を提示することができる。
以下、本発明による作業管理方法及び作業管理システムじの実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態による作業管理システムの構成を示すブロック図である。図1において、10は作業優先度管理サーバ、11はCPU、12はキーボード、13はディスプレイ、14は作業実績データベース、15は心理的要因データベース、16はネットワークインタフェース、17は主記憶装置、18はバス、20はネットワーク、30は作業者用端末、31、41は通信部、32、42は入力部、33、43は表示部、34、44は記憶部、35、45は処理部、40は作業管理者用端末、171はオペレーティングシステム、172は実績管理部、173は作業優先度算出部、174は作業情報管理部、175はベース優先度算出部、176は心理的要因算出部である。
本発明の実施形態による作業管理システムは、作業優先度管理装置としての作業優先度管理サーバ10と、1または複数の作業者用端末30と、1または複数の作業管理者用端末40とがインターネット等のネットワーク20を介して接続されて構成されている。
作業優先度管理サーバ10は、CPU11、キーボード12、ディスプレイ13、作業実績データベース14、心理的要因データベース15、ネットワークインタフェース16及び主記憶装置17から構成されており、それぞれがバス18により接続されている。そして、主記憶装置17には、オペレーティングシステム171、実績管理部172、作業優先度算出部173、ベース優先度算出部175及び心理的要因算出部176により構成される作業情報管理部174が展開されている。これらの主記憶装置17内の各機能部は、オペレーティングシステム171により制御されて実行されるプログラムとして構成されており、その実行により各機能を実現している。
前述したような構成を有する作業管理システムを利用して、作業者が自分が行うべき作業の優先度を確認する場合、作業者は、作業者用端末30を利用して作業優先度管理サーバ10に接続する。これにより、作業優先度管理サーバ10は、作業情報管理部174が作業優先度算出部173を起動し、さらに、作業優先度算出部173が実績管理部172を起動する。実績管理部172は、作業実績データベース14に格納された図2により後述する作業項目一覧テーブル14A及び図5により後述するベース優先度算出テーブル14Dを取得する。その後、作業情報管理部174は、作業優先度算出部173に取得した作業項目一覧テーブル14Aとベース優先度算出テーブル14Dとを渡す。作業優先度算出部173は、作業項目一覧テーブル14Aとベース優先度算出テーブル14Dとを使用してベース優先度算出部175にベースとなる作業優先度を算出させる。また、心理的要因算出部176は、心理的要因データベース15から心理的要因パラメータを取得し、ベース優先度算出部175が算出した作業優先度と心理的要因パラメータを使用して最適な作業優先度を算出する。作業情報管理部174は、算出された作業優先度から表示情報を生成し、作業者用端末30に送信する。
作業者用端末30、作業管理者用端末40は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータであり、一般的な構成のものであってよい。すなわち、作業者用端末30は、ネットワークインタフェース等の通信部31、キーボード等の入力部32、コンピュータディスプレイ等の表示部33、メモリ等の記憶部34及びCPU等の処理部35が実装されて構成されている。これとほぼ同様に、作業管理者用端末40も、ネットワークインタフェース等の通信部41、キーボード等の入力部42、コンピュータディスプレイ等の表示部43、メモリ等の記憶部44及びCPU等の処理部45が実装されて構成されている。
図2は作業実績データベース14に格納されている各人の作業項目のデータ様式を示す作業項目一覧テーブルの構成図である。
図2に示す作業項目一覧テーブル14Aは、作業を登録する際に入力する項目の一覧であり、作業者を識別するための氏名IDd20と、作業項目を識別するための作業IDd21と、具体的に実施する作業の内容を記載する作業内容d22と、作業の重要性を示す重要度d23と、作業の終了期限を示す期限d24と、作業が登録または更新された日付を示す登録更新日d25と、作業が終了するまでの予測工数d26と、作業の種類を示す作業種別d27と、作業を他者に依頼していることを示す依頼先d28との9つ項目列からなる。
図3は作業実績データベース14に格納する図2に示した各作業IDに対する作業項目状態管理テーブルの一例を示す図である。
図3に示す状態管理用テーブル14Bは、表形式のデータで作業項目の状態を管理するためのもので、作業者を識別するための氏名IDd30と、作業項目を識別するための作業IDd31と、作業を登録した登録者名d32と、作業の状態d33と、作業の進捗状況を示す進捗d34と、登録した作業に対して督促を行った回数を示す督促回数d35と、作業優先度を算出した際の前回の優先順位d36との7つの項目列からなる。このテーブル14Bにおいて、督促回数d35は、作業担当者への心理的なプレッシャーの量になる。また、前回の優先順位d36には、過去に優先順位計算がされていなければ“−”(最下位として扱う)が格納される。また、本人が登録した作業(他者に依頼している場合も含む)には、登録者を“−”として格納される。
図4は作業実績データベース14に格納する図2に示した作業種別に対する個人の作業予実績テーブルの一例を示す図である。
図4に示す作業予実績テーブル14Cは、表形式のデータで作業種別d41毎の予定と実績とを管理するためのものであり、作業者を識別するための氏名IDd40と、作業種別d41と、作業の終了までの予定日数を示す予定d42と、実際に作業の終了までにかかった日数を示す実績d43との4つの項目列からなる。このテーブル14Cにおいて、同じ作業種別d41に対する予定d42と実績d43とには、過去に完了したそれぞれの作業の累積日数が格納される。作業が完了した際、図12により後述するステップS24の処理での作業情報の更新のタイミングで作業実績データベース14に反映される。
図5は作業実績データベース14に格納されている優先度算出の際に使用するベース優先度算出テーブル14Dの一例を示す図である。
図5に示すベース優先度算出テーブル14Dは、表形式のデータで作業の終了期限と重要度とからベースとなる優先度を算出管理するための情報であり、各作業毎の作業終了までの残日数d51と、作業の重要性を示す重要度d52とから作業の優先度を数値で表している。このテーブル14Dは、残日数d51を、d≧4週、4週>d≧2週、2週>d≧1週、1週>d≧3日、3日>d≧1日、1日>dの6つのカテゴリ、重要度d52を、低、普通、重要、最重要の4つのカテゴリに分類した例であり、残日数d51の1つのカテゴリと重要度d52の1つのカテゴリとの交点にある数値が、その残日数d51と重要度d52に対応する優先度を示している。この優先度を示す数値は、その数値が大きいほど優先度が高いことを意味する。
図6は心理的要因データベース15に格納されている優先度算出の際に心理的要因パラメータとして使用する人間関係テーブルの一例を示す図である。
図6に示す人間関係テーブル15Aは、表形式のデータで作業者と周辺の人との人間関係を管理するための情報であり、図6に示す例では、作業担当者d63と、業務に関係する人間であるA担当d61と、B主任d62と、C課長d64との関係を数値で表している。この数値が高いほど関係がよいことを意味する。なお、図6には4人の関係者の相互の関係を示しているが、実際には、さらに多くの関係者がいる場合が一般的であり、そのような場合、多くの関係者の相互の関係が人間関係テーブル15A内に格納される。
図7は心理的要因データベース15に格納されている進捗状況から優先度を算出するための進捗テーブルの一例を示す図である。
図7に示す進捗テーブル15Bは、表形式のデータで作業の進捗d71の状況から優先度d72を求めるための情報を管理するためのものであり、進捗d71に対応する優先度d72を示す数値が高いほど優先度が高いことを意味する。
図8は心理的要因データベース15に格納されている優先度算出の際に心理的要因パラメータとして使用する個人の記憶力を示す記憶力テーブルの一例を示す図である。
図8に示す記憶力テーブル15Cは、表形式のデータで作業者と周辺の人との記憶力を管理しており、各個人の記憶力d80を示しており、各個人に対応する記憶力d80は、その数値が高いほど記憶力が良いことを意味する。なお、記憶力d80は、1〜5までの5段階としている。
図9は心理的要因データベース15に格納されている優先度算出の際に心理的要因パラメータとして使用する切り替えコスト評価テーブルの一例を示す図である。
図9に示す切り替えコスト評価テーブル15Dは、表形式のデータで作業の切り替え時にかかる負荷を示した情報を管理するテーブルであり、記憶力d90と、同時に作業をしている数を示す並行作業数d91とから作業の切り替え時にかかる作業負荷を数値化したものである。このテーブル15Dは、記憶力d90が1〜5まであり、並行作業数d91が1〜7まであるものとして、それらの交点にある数値が、その記憶力d90と並行作業数d91とに対応する切り替えコストを示している。この切り替えコストを示す数値は、その数値が大きいほど作業負荷が高いことを意味する。
図10は作業優先順位の計算後に作業者管理者用端末または作業者端末に表示する作業情報表示画面の例を示す図である。
図10に示す作業情報表示画面33Aは、作業を新規登録するための追加ボタンd100と、作業登録情報を変更するための変更ボタンd101と、作業情報を削除するための削除ボタンd102と、登録済みの作業に対して督促を行うための督促ボタンd103と、変更した作業情報を作業実績データベース14に登録するための適用ボタンd104と、作業情報の変更をキャンセルするための閉じるボタンd105と、変更・削除・督促を行う対象の作業を選択するためのラジオボタンd106と、作業の優先順位を示すNo. d107と、図2に示した作業内容d22、重要度d23、期限d24、予測工数d26、作業種別d27と、図3に示した状態d33、進捗d34と、作業の依頼先を示す依頼先d28とからなる。
図11は作業管理者または作業者が作業項目を登録する際の処理手順を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)作業管理者または作業者が、作業管理者用端末40または作業者用端末30をネットワーク20を介して作業優先度管理サーバ10に接続すると、作業優先度管理サーバ10は、初期画面としての図示しないメニュー画面を送信して、作業管理者用端末40または作業者用端末30の表示部43、33に表示させるので、作業管理者または作業者は、表示されたメニューから作業登録を選択して、その要求を作業優先度管理サーバ10に送信する(ステップS10)。
(2)作業優先度管理サーバ10は、作業情報管理部174が作業登録画面の表示要求を受け付けて、登録画面情報を作業管理者用端末40または作業者用端末30に送信する(ステップS11、S12)。
(3)作業管理者または作業者は、表示された図10に示して説明した作業情報表示画面で作業を新規登録するための追加ボタンd100を押した後、作業の依頼先と、作業内容d22、重要度d23、期限d24、予定工数d26、作業種別d27とを入力する。このとき、作業を他者に依頼するのであれば、依頼先d28の情報も入力する(ステップS13)。
(4)ステップS13の処理で入力された情報は、作業優先度管理サーバ10に送信され、作業優先度管理サーバ10は、その情報を作業実績データベース14に反映させる(ステップS14)。
図12は作業管理者または作業者が優先順位付けされた作業項目を表示/更新する際の処理手順を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)作業管理者または作業者が、作業管理者用端末40または作業者用端末30をネットワーク20を介して作業優先度管理サーバ10に接続すると、作業優先度管理サーバ10は、初期画面としての図示しないメニュー画面を送信して、作業管理者用端末40または作業者用端末30の表示部43、33に表示させるので、作業管理者または作業者は、表示されたメニューから作業項目一覧の参照対象者を選択して、作業情報参照・更新画面の表示要求を作業優先度管理サーバ10に送信する。このとき、対象者の選択は、作業管理者のみ可能であり、作業担当者は、本人自身の情報のみ参照可能として選択することができる(ステップS20)。
(2)作業優先度管理サーバ10は、作業情報管理部174が作業情報参照・更新画面の表示要求を受け付け、作業情報管理部174は、作業優先順位決定処理を実施し、作業項目一覧表示画面を生成して参照・更新画面情報を作業管理者用端末40または作業者用端末30に送信する(ステップS22、S23)。
(3)作業管理者または作業者は、表示された図10に示して説明した作業情報表示画面で作業登録情報を変更するための変更ボタンd101を押した後、作業情報の参照・更新が可能となる。また、作業を依頼している場合には、図10に示したNo. 7の作業情報のように依頼先の作業情報も参照することができる(ステップS24)。
(4)ステップS24の処理において、作業管理者または作業者が登録済みの作業情報を更新した場合、更新した作業情報が作業優先度管理サーバ10に送信され、作業優先度管理サーバ10は、実績管理部が受け取った作業情報を管理し、作業実績データベース14に反映させる(ステップS25)。
図13は作業優先度算出部173で行われる作業優先順位決定処により理作業優先度を算出する際の処理手順を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)作業管理者または作業者から作業情報の参照・更新要求を受付けると、作業情報管理部174は、作業優先度算出部173を起動する。ここで、作業優先度算出部173は、実績管理部172を起動し、作業実績データベース14から対象者の作業項目一覧テーブル14A及び作業項目状態管理テーブル14Bを取得する(ステップS30)。
(2)また、作業優先度算出部173は、作業実績データベース14からベース優先度算出テーブル14Dも取得する(ステップS31)。
(3)作業優先度算出部173は、取得した作業項目一覧テーブル14Aとベース優先度算出テーブル14Dとを作業情報管理部174に渡し、ベース優先度算出部175に、ベースとなる作業優先度を決定させる。例えば、現在の日付が11月10日とすれば、作業項目の順番は、作業IDd31で表すと、W02[5]、W03[5]、W05[4]、W04[3]、W01[0]、W06[0]の順になる。ここで、[ ]内の数値は、ベース優先度算出テーブル14Dから算出した優先度の値であり、作業の状態d33が完了または保留中のものは優先度を0(ゼロ)とし、作業優先順位決定処理の対象外とする(ステップS32)。
(4)次に、作業優先度算出部173は、心理的要因パラメータを作業優先度に加味するため、督促回数、人間関係、作業進捗度等の情報を取得する。実績管理部172が作業実績データベース14から作業項目状態管理テーブル14Bと作業予実績テーブル14Cを取得することにより作業進捗状態、督促回数及び得意意識を得る(ステップS33)。
(5)また、心理的要因算出部176は、心理的要因データベース15から人間関係テーブル15A、進捗テーブル15Bを取得することにより人間関係及び進捗状況に伴う心理的要因パラメータを取得する。そして、心理的要因算出部176は、取得した心理的要因パラメータをベース優先度算出部175が算出した作業優先度に加算する。なお、ここでの処理の詳細については、図14〜図19を参照して後述する(ステップS34)。
(6)次に、作業切り替えの負荷を考慮するため、取得した作業項目状態管理テーブル14Bの状態d33が“作業中”の項目で、前回算出した作業優先順位d36とステップS34の処理までに算出された作業優先順位とを比較し、ステップS34の処理までに算出された作業優先順位が前回の順位よりも下がっている項目があるか否かを判定する(ステップS35)。
(7)ステップS35の判定で、優先順位が下がった作業項目があった場合、心理的要因算出部176は、心理的要因データベース15から記憶力テーブル15C及び切り替えコスト評価テーブル15Dを取得する(ステップS36)。
(8)次に、記憶力テーブル15C及び切り替えコスト評価テーブル15Dから作業の状態d33が“作業中”となっている作業数を使用して切り替えコストを算出し、ステップS34までの処理で求めた作業優先度に加算する(ステップS37)。
(9)ステップS35の判定で、優先順位が下がった作業項目がなかった場合、または、ステップS37の処理の後、優先順位が同一の作業項目があるか否かを判定し、優先順位が同一の作業項目があった場合、作業項目一覧テーブル14Aの登録更新日から登録した順が先の作業項目が上になるように調整する(ステップS38、S39)。
(10)ステップS38の判定で、優先順位が同一の作業項目がなかった場合、または、ステップS39の処理の後、作業を他者に依頼している場合、作業項目一覧テーブル14Aの依頼先d28の作業項目一覧テーブルと作業項目状態管理テーブル14Bとを作業実績データベース14から取得して依頼先の作業状況を得る(ステップS40)。
(11)最後に、図12に示すフローで説明したステップS22での作業優先順位決定処理の終了後に、作業項目状態管理テーブル14Bの前回の優先順位d36を更新し、作業実績データベース14に反映させる(ステップS41)。
図14はベース優先度から算出した作業優先度を示す図、図15は得意意識を加味した作業優先度を示す図、図16は督促(プレッシャー)を加味した作業優先度を示す図、図17は人間関係を加味した作業優先度を示す図、図18は作業進捗度を加味した作業優先度を示す図、図19は作業の切り替えコストを加味した作業優先度を示す図であり、次に、これらの図を参照して、図13に示すフローにより説明したステップS34及びS37での処理の詳細を説明する。
ステップS34の処理において、まず、取得した作業予実績テーブル14Cの予定d42と実績d43とから得意意識を予定÷実績で算出する。この結果、図15の上段に示すような結果を得ることができる。この結果をステップS32で算出した図14に示している作業優先度であるベース優先度算出結果100Aに加算すると、図15の下段に示すような、W04(6.3)、W02(6.2)、W03(5.6)、W05(5)、W01(0)、W06(0)の順に、得意意識を加味した結果100Bが得られる。
次に、取得した作業項目状態管理テーブル14Bの督促回数d35の値を2乗することにより、図16の上段に示すような結果を得ることができる。この結果を、図15の下段に示した作業優先度に加算することにより、図16の下段に示すような、W03(9.6)、W02(7.2)、W04(6.3)、W05(5)、W01(0)、W06(0)の順に、督促を加味した結果100Cが得られる。
さらに、取得した人間関係テーブル15Aと作業状態管理テーブル14Bとの登録者名d32に対する作業IDと人間関係との関係を取得すると、図17の上段に示すようなものとなる。この関係の情報を、図16の下段に示す作業優先度に加算すると、図17の下段に示すような、W03(12.6)、W04(10.3)、W02(9.2)、W05(7)、W01(0)、W06(0)の順に、人間関係を加味した結果100Dを得ることができる。
最後に、取得した作業状態管理テーブル14Bの作業の進捗d34と進捗テーブル15Bとから作業IDに対する進捗度を取得すると、図18の上段に示すようなものとなる。この作業IDに対する進捗度の情報を、図17の下段に示す作業優先度に加算すると、図18の下段に示すような、W04(18.3)、W03(12.6)、W02(9.2)、W05(7)、W01(0)、W06(0)の順に、作業進捗度を加味した結果100Eを得ることができる。
また、ステップS34の処理において、これまでの例に適用すると、作業IDのW02の作業の状態d33は、“作業中”であり、前回の優先順位d36が2位から今回の優先順位3位に下がっている。そして、記憶力テーブル15Cから得られる作業担当者の記憶力d81は3であり、作業の状態d33が“作業中”の作業項目は、図10に示しているように3つであることから切り替えコスト評価テーブル15Dを使用して、切り替えコストが9であることが判る。各作業IDの切り替えコストは、図19の上段に示すようなものとなる。この切り替えコストを図18の下段に示す作業優先度に加算すると、図19の下段に示すような、W04(18.3)、W02(18.2)、W03(12.6)、W05(7)、W01(0)、W06(0)の順に、作業切り替えコストを加味した結果100Fを得ることができる。
作業者、作業管理者は、作業者用端末30、作業管理者用端末40から前述したような結果を参照することにより、作業の優先度を知ることができる。
前述した本発明の実施形態での各処理は、プログラムにより構成し、本発明が備えるCPUに実行させることができ、また、それらのプログラムは、FD、CDROM、DVD等の記録媒体に格納して提供することができ、また、ネットワークを介してディジタル情報により提供することができる。
本発明の一実施形態による作業管理システムの構成を示すブロック図である。 作業実績データベースに格納されている各人の作業項目のデータ様式を示す作業項目一覧テーブルの構成図である。 作業実績データベースに格納する図2に示した各作業IDに対する作業項目状態管理テーブルの一例を示す図である。 作業実績データベースに格納する図2に示した作業種別に対する個人の作業予実績テーブルの一例を示す図である。 作業実績データベースに格納されている優先度算出の際に使用するベース優先度算出テーブルの一例を示す図である。 心理的要因データベースに格納されている優先度算出の際に心理的要因パラメータとして使用する人間関係テーブルの一例を示す図である。 心理的要因データベースに格納されている進捗状況から優先度を算出するための進捗テーブルの一例を示す図である。 心理的要因データベースに格納されている優先度算出の際に心理的要因パラメータとして使用する個人の記憶力を示す記憶力テーブルの一例を示す図である。 心理的要因データベースに格納されている優先度算出の際に心理的要因パラメータとして使用する切り替えコスト評価テーブルの一例を示す図である。 作業優先順位の計算後に作業者管理者用端末または作業者端末に表示する作業情報表示画面の例を示す図である。 作業管理者または作業者が作業項目を登録する際の処理手順を説明するフローチャートである。 作業管理者または作業者が優先順位付けされた作業項目を表示/更新する際の処理手順を説明するフローチャートである。 作業優先度算出部で行われる作業優先順位決定処により理作業優先度を算出する際の処理手順を説明するフローチャートである。 ベース優先度から算出した作業優先度を示す図である。 得意意識を加味した作業優先度を示す図である。 督促(プレッシャー)を加味した作業優先度を示す図である。 人間関係を加味した作業優先度を示す図である。 作業進捗度を加味した作業優先度を示す図である。 作業の切り替えコストを加味した作業優先度を示す図である。
符号の説明
10 作業優先度管理サーバ
11 CPU
12 キーボード
13 ディスプレイ
14 作業実績データベース
15 心理的要因データベース
16 ネットワークインタフェース
17 主記憶装置
18 バス
20 ネットワーク
30 作業者用端末
31、41 通信部
32、42 入力部
33、43 表示部
34、44 記憶部
35、45 処理部
40 作業管理者用端末
171 オペレーティングシステム
172 実績管理部
173 作業優先度算出部
174 作業情報管理部
175 ベース優先度算出部
176 心理的要因算出部

Claims (3)

  1. 作業項目の優先度を管理する作業管理方法において、
    作業優先度を管理する作業優先度管理サーバと、作業者用端末と、作業管理者用端末とが通信可能であり、
    前記作業優先度管理サーバは、作業優先度算出部を備え、作業優先度算出部は、要求により、作業実績データの作業項目の終了期限、重要度に基づいて、作業のベース優先度を算出するステップと、前記ベース優先度に、心理的要因パラメータに基づく作業負荷の量を加味した作業優先度を算出するステップとにより、作業項目に対する作業優先度を算出することを特徴とする作業管理方法。
  2. 前記心理的要因パラメータに基づく作業負荷の量として、作業進捗度による負荷の量、作業担当者に対する作業遂行の督促により作業担当者に与えられる心理的プレッシャーの量、作業担当者本人の作業に対する得意意識の量、作業優先度の変更により実施する作業を変更する場合の心理的な作業切り替え負荷の量、複数の作業を同時に担当する場合の心理的な負荷の量の少なくとも1つを使用することを特徴とする請求項1記載の作業管理方法。
  3. 作業項目の優先度を管理する作業管理システムにおいて、
    作業優先度を管理する作業優先度管理サーバと、作業者用端末と、作業管理者用端末とが通信可能であり、
    前記作業優先度管理サーバは、作業実績データの作業項目の終了期限、重要度に基づいて、作業のベース優先度を算出するベース優先度算出手段と、前記算出されたベース優先度に心理的要因パラメータに作業負荷の量を加味した作業優先度を算出する心理的要因算出手段とを有する作業優先度算出部を備え、作業者用端末、作業管理者用端末からの要求により作業項目に対する作業優先度を算出することを特徴とする作業管理システム。
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