JP2003006298A - 倉庫内作業指示方法及びシステム - Google Patents

倉庫内作業指示方法及びシステム

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JP2003006298A
JP2003006298A JP2001187505A JP2001187505A JP2003006298A JP 2003006298 A JP2003006298 A JP 2003006298A JP 2001187505 A JP2001187505 A JP 2001187505A JP 2001187505 A JP2001187505 A JP 2001187505A JP 2003006298 A JP2003006298 A JP 2003006298A
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work instruction
worker
instruction
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JP2001187505A
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English (en)
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Masashi Hirata
雅士 平田
Yoshikazu Okishio
良和 沖汐
Hiroyuki Okita
浩之 大北
Shigeki Asaoka
茂樹 浅岡
Masanori Tsunoda
真規 角田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業者の身体的な特徴、能力などの個人属性や
作業の優先順位などの条件を考慮して、適切な作業指示
をすることができる、倉庫内作業指示方法およびシステ
ムを提供する。 【解決手段】倉庫内作業指示のデータを、コンピュータ
に入力、保存し、その作業指示データ1に基づき、作業
者に対して作業指示を出力する作業指示方法である。予
め、作業項目に対する優先順位データを含む作業指示選
択ルールデータ2と、個人属性データなどの作業者属性
データ3とを設定登録しておき、その後、作業者から作
業指示要求がなされた際には、作業指示選択ルールデー
タ2と作業者属性データ3に基づいて、保存済みの作業
指示データ1の中から、その作業者に適した作業指示デ
ータを選択決定し、決定された作業指示データを、その
作業者に対してコンピュータの入出力装置8を介して指
示出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物流センターなど
の倉庫内作業におけるコンピュータを使用した作業指示
方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、倉庫内で作業者に作業指示する方
法として、例えば特開平8−20416に開示されてい
るように、作業者に無線端末を持たせ、作業者から作業
指示システムへ問い合わせがあったときには、システム
は、在庫データと出庫予定データに基づき予め作成して
おいた作業指示データの中から出荷予定時刻に近いもの
を検索してその作業者に割り当て、その作業指示データ
を作業者の端末に対して送信してピッキング指示を行
う、といった種類のものがある。
【0003】この方法では、作業者が作業指示書を取り
に行く必要がないため、作業の中断もなく、効率のよい
作業が行える。また、出力される作業指示データの指示
通りに作業を行えばよいので、作業ミスを防止すること
もできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
作業指示方法は、無線端末を利用してリアルタイムに作
業指示を行えるという点では評価できるが、作業指示デ
ータの割り当てが出荷予定時刻のみを基準としたもので
あり、各作業者の特性を十分考慮して作成したものでは
ないため、割り当てられた作業指示が作業者の特性に合
致しない場合も生じ、全体的に最適な作業効率とするこ
とは少ない。また、作業の優先順位を予め定めておいた
方がよい場合もある。
【0005】すなわち、作業者ごとの身体的条件、作業
者の能力や、作業の具体的な優先順位などを考慮して、
適切な作業指示をしなければ、真に効率のよい作業を進
めることはできない。
【0006】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、作業者の身体的な特徴、能力
などの個人属性や作業の優先順位などの条件を考慮し
て、適切な作業指示をすることができる、倉庫内作業指
示方法およびシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の作業指示方法は、少なくとも作業
項目分類を入力項目として含む倉庫内作業指示のデータ
を、コンピュータに入力、保存し、その保存している作
業指示データに基づき、作業者に対して作業指示を出力
する方法であって、次のような特徴を有している。
【0008】すなわち、この作業指示方法は、作業項目
分類データとその作業項目に対する優先順位データとを
含む作業指示選択ルールデータと、勤務時間帯、身体属
性などの個人属性データ及び担当業務範囲データを作業
者ごとに区分した作業者属性データとを予め設定登録し
ておき、その後、作業者からコンピュータの入出力装置
を操作して作業指示要求がなされた際には、作業指示選
択ルールデータと作業者属性データに基づいて、入力、
保存済みの作業指示データの中から、その作業者に適し
た作業指示データを選択決定し、決定された作業指示デ
ータを、その作業者に対して、コンピュータの入出力装
置を介して指示出力するようにしたものである。
【0009】作業項目の優先順位と作業者の属性データ
が、作業指示データを作業者にアサインするための条件
となることを特徴としており、作業者が端末を操作して
指示要求したときに、その作業者のために作業指示デー
タを決定し、割り当てる。
【0010】その結果、作業者にとって、作業効率がよ
く最も適切な作業が割り当てられることになり、なおか
つ優先順位の高い作業が割り当てられるため、全体の作
業効率の向上も期待できる。また、倉庫内作業の管理者
の負担軽減も同時に図られる。
【0011】ここで、作業項目ごとの優先順位には、特
定の条件(例えば時間帯)ごとに設定されるようにした
ものも含まれる。すなわち、ある時間帯と他の時間帯で
異なる優先順位を設定しておいて、それぞれの時間帯で
はそれぞれの優先順位に従うようにすれば、最適な作業
効率となるような作業指示を出すことができる。
【0012】請求項2では、請求項1において、作業者
属性データは、作業者間で異なる作業能力を加味して作
業時間を補正するための作業時間補正係数をさらに含ん
でいることを特徴とする。
【0013】ここで作業時間補正係数とは、その作業者
の作業能力を表わしたものをいい、作業にかかる標準的
な予定時間を、その作業者であればかかるであろう予想
される作業標準時間に変換するための補正係数を含む。
【0014】請求項3では、請求項1において、作業指
示データは、作業対象となる製品の個数、配置位置情報
等の作業指示詳細データを含んでいることを特徴とす
る。
【0015】請求項4では、請求項1において、問合せ
をした作業者に対して、作業時間の長い作業指示を優先
して作業者に割り当てることを特徴とする。
【0016】請求項5では、作業者から作業指示要求が
あった後は、作業開始、終了時刻を含む作業実績情報
を、作業指示管理データとして収集するようにしてい
る。
【0017】請求項6では、請求項5において、作業指
示管理データに格納された作業実績データ含む通知情報
を、コンピュータの出力装置を介して、定期、不定期に
作業者へ通知する処理を、さらに実行するようにしてい
る。
【0018】請求項7では、請求項6において通知情報
は、作業促進のための警報を含んでいることを特徴とす
る。
【0019】請求項8では、請求項6において、作業指
示データは、基準作業時間を含んでおり、作業時間補正
係数と基準作業時間から所定の計算式で算出される作業
標準時間と、実作業時間とを比較して、作業が遅れてい
ると判断した場合には、作業促進のための警報を通知す
ることを特徴としている。
【0020】請求項9では、請求項6において通知情報
は、すべての作業指示管理データに基づいて、完了、未
着手作業のデータを集計した進捗状況データを含んでい
ることを特徴としている。
【0021】請求項10では、請求項5において、作業
指示管理データに収集した作業実績データに基づいて作
業者属性データを更新する処理を、さらに実行すること
を特徴としている。
【0022】請求項11では、コンピュータは、倉庫内
設備の稼働状況データをさらに保存しており、この稼働
状況データと、作業指示データ内に含まれる使用予定設
備データとに基づいて、使用予定設備を変更して、作業
指示データを作業者に割り当てるようにしている。
【0023】また請求項12では、コンピュータは、業
者の発着状況データをさらに保存しており、この発着状
況データと、作業指示データ内に含まれる相手先業者区
分データとに基づいて、作業指示データを作業者に割り
当てるようにしている。
【0024】請求項13では、少なくとも作業項目分類
を入力項目として含む倉庫内作業指示のデータを、コン
ピュータに入力、保存し、その保存している作業指示デ
ータに基づき、作業者に対して作業指示を出力する倉庫
内作業指示方法であって、次のような特徴を有したもの
である。
【0025】すなわち、予め、作業項目分類データとそ
の作業項目に対する優先順位データとを含む作業指示選
択ルールデータと、勤務時間帯、身体属性などの個人属
性データ及び担当業務範囲データを作業者ごとに区分し
た作業者属性データとを設定登録しておき、その後、所
定のタイミングで、作業指示選択ルールデータと作業者
属性データに基づいて、作業者ごとの作業負荷が均一に
なるように、入力、保存済みの未着手の作業指示データ
を作業者に割り当てるようにしている。
【0026】1日の作業開始時、午後の作業開始時など
の所定タイミングで、その日の全体の作業者ごとの作業
計画を立てるようにした、いわばシミュレーションが実
行でき、作業者の作業バランスを把握することができ
る。
【0027】請求項14では、請求項13において割り
当てられた作業指示データを、コンピュータの入出力装
置を介して、作業者に対して予告通知する処理を、さら
に実行することを特徴とする。
【0028】請求項15では、請求項13において割り
当てられた作業指示を、コンピュータに対して所定の操
作をして作業者ごとにキャンセルできるようになってお
り、キャンセル操作をしたときには、作業指示の再割り
当てを実行することを特徴とする。
【0029】請求項16に記載の倉庫内作業指示システ
ムは、少なくとも作業項目分類を入力項目として含む倉
庫内作業指示のデータを、コンピュータに入力、保存
し、その保存している作業指示データに基づき、作業者
に対して作業指示を出力する倉庫内作業指示システムで
あって、次のように構成されている。
【0030】すなわち、作業項目分類データとその作業
項目に対する優先順位データとを含む作業指示選択ルー
ルデータと、勤務時間帯、身体属性などの個人属性デー
タ及び担当業務範囲データを作業者ごとに区分した作業
者属性データとを、予め登録保存したマスターデータ記
憶手段と、作業指示データを、各作業者に割り付ける作
業指示選択処理手段とを備えており、この作業指示選択
処理手段は、作業者からコンピュータの入出力装置を操
作して作業指示要求がなされた際に、作業指示選択ルー
ルデータと作業者属性データに基づいて、入力、保存済
みの作業指示データの中から、その作業者に適した作業
指示データを選択決定し、決定した作業指示データを、
その作業者に対して、コンピュータの入出力装置を介し
て指示出力する。
【0031】請求項17では、請求項16において、作
業指示選択処理手段は、作業者からの作業指示要求があ
った後に、作業開始、終了時刻を含む作業実績情報を、
作業指示管理データに収集し、収集した作業実績情報
を、コンピュータの入出力装置を介して、作業者に通知
する機能を、さらに備えていることを特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて添付図面とともに説明する。
【0033】図1は、倉庫内作業指示システムの一例を
示すシステム構成図である。
【0034】このシステムは、パソコン等のコンピュー
タに構築され、周辺端末として、画面表示装置などの入
出力装置8が接続されており、作業者の入出力装置8の
操作による作業指示要求に対応して、作業指示内容が入
出力装置8に応答出力される。出力方法としては、画面
表示に限定されず、帳票によるものでもよいし携帯端末
の表示部への表示でもよい。
【0035】まず、当日実施する作業指示データ1が上
位計算機(不図示)から送信されてくると、作業指示デ
ータ1の全レコードに対応して作業指示管理データ4が
生成され、作業指示詳細データ5が作成される。
【0036】作業指示管理データ4は、作業担当者が決
定した後に、担当者名や作業開始時刻などの作業実績デ
ータを格納できるようなエリアをレコードごとに有した
データであり、主な作業指示の内容をすべて含んでお
り、作業指示データ1と同様に作業項目単位で区分(レ
コード化)されている。
【0037】作業指示詳細データ5は、作業指示データ
の詳細を格納したもので、作業指示管理データ4に対応
して関係付けられており、品番ごとの重量、数量などの
データを含んでいる。
【0038】なお、作業指示データ1は、上位計算機か
ら送信されてくるものに限定されず、直接端末から登録
したものでもよいし、一部を上位計算機から受信し、一
部を直接登録できるようにしたものでもよい。例えば、
製品の重量など物理的形状は、コンピュータ内部に常時
保存しておき、上位計算機から指令を受けた作業指示
と、内部に保存した固定情報とを組み合わせて編集し、
作業指示管理データ4を生成するようにしてもよい。
【0039】また、作業指示管理データ4のレコード
は、作業実績データを収集するために生成されるため、
作業指示を行うだけで実績を収集しないようなシステム
の場合には、作業指示管理データ4を設けなくてもよ
い。
【0040】一方、作業指示データの受信サイクルとは
関係なく、マスターデータ記憶エリア(記憶手段)20
には、時間帯などの作業条件単位に作業項目の優先順位
が定義されている作業指示選択ルールデータ2と、倉庫
内で作業する作業者の個人属性を作業者ごとに登録した
作業者属性データ3とを設定登録している。
【0041】これらのマスターデータ2、3は、作業指
示管理データ4内の未着手の作業指示データを、各作業
者に割り当てるときに参照され、作業者に最も適切な作
業指示をアサインするための条件の基礎データとなる。
【0042】具体的には、作業者が入出力装置8を操作
して要求を出したときに、作業指示選択手段6が動作し
て、作業指示管理データ4、作業指示詳細データ5、お
よび上記マスターデータ類2、3を参照しながら、要求
した作業者に適切な作業を決定し、その作業内容を、入
出力装置を介して作業者に提示するものである。
【0043】本発明では、このように未処理の作業指示
データを作業者に単純に割り当てるだけではなく、作業
者の身体的属性や未処理作業の優先順位などを考慮し
て、適切な作業が割り当てられるようにしたことを最大
の特徴としている。
【0044】そして、作業者に指示するだけでなく、担
当者名、作業開始時刻などの作業の進捗に伴う作業実績
データを、データ収集インターフェース7などの手段を
用いて収集し、作業指示管理データ4の該当レコードに
書き込み、反映させる。
【0045】このように作業指示管理データ4に格納さ
れた実績データは、作業指示データの提示と同様に作業
者に通知されたり、マスターデータ2、3を更新するた
めの基礎となったり、あらゆる用途に使用される。
【0046】また、この実施例システムにおいては、作
業者に作業指示を割り付ける際に、昇降機など倉庫内設
備の稼働状況データや業者のトラックの発着状況データ
を参照して、状況に応じてさらに柔軟に作業指示が出せ
るようにしており、これらの状況データは、搬送設備稼
働管理システムS、トラック発着状況検知システムT等
から取り込んで保存している。
【0047】図2は、作業者が入出力装置8で操作して
作業指示要求をできるようにした作業指示要求/応答画
面であり、図3は、この画面を用いた作業指示表示の流
れを示すフローチャートである。
【0048】図2に示す画面M1は、作業者が担当者名
や担当者コードを入力して呼び出せるようにしたもの
で、作業者は、作業要求ボタンM1aを操作すると(図
3の)、適切な作業リストM1dが応答表示され
()、その指示にしたがい作業を開始する場合、作業
開始ボタンM1bを押下し()、実際の作業を開始す
る()。そして、作業が終了すると、作業終了ボタン
M1cを押下して、作業完了したことをシステムに通知
する。このときリスト表示M1dは消去され、新たに作
業要求を出せる状態となる()。
【0049】作業リストM1dには、作業名、作業詳
細、行先などの項目と、さらに詳細な製品リストが含ま
れる。複数の製品を含んでいる場合には、終了ごとにチ
ェックするなどして、詳細な進捗を通知するようにして
もよい。
【0050】このように作業者に対して適切な作業指示
をガイドするために、システムは、上述している作業指
示選択ルールデータ2と、作業者属性データ3とを参照
して条件チェックしており、これらのデータは、システ
ム管理者等が入出力装置8等の画面より登録、更新でき
るようにしている。
【0051】図4(a)には、作業指示選択ルールデー
タの登録画面を、(b)には、そのデータ構造を示して
いる。
【0052】登録画面M2は、(a)図に示すように、
時間帯をまず選択し、その時間帯に実施する作業の項目
の大分類、小分類と、その小分類ごとの優先順位とを設
定でき、(b)図に示すように、画面M2で設定した時
間帯2a、優先順位2b等の内容が、作業指示選択ルー
ルデータ2にそのまま登録される。
【0053】ここでは、時間帯を条件に優先順位を選択
できるようにしているが、これには限定されず、図5
(a)には、作業者属性データの登録画面を、(b)に
は、そのデータ構造を示している。
【0054】登録画面M3は、(a)図に示すように、
担当者ごとに、勤務時間、リーチ制限、耐重量、その作
業者が可能な搬送手段能力などの身体的な個人属性や、
担当する倉庫内の範囲、作業時間補正係数などを設定登
録できるようにしており、(b)図に示すように、設定
した作業者属性は、作業者属性データ3の担当者レコー
ドの各項目(符号3a、3b・・・)に格納される。
【0055】ここで作業時間補正係数3dとは、その作
業者の作業能力を表わしたものをいい、本実施例では、
補正係数の値が1.0の場合は最も標準的な能力である
ことを示しており、1.0より小さければ早く作業を終
了させる能力を有していることを示し、大きければ能力
が標準より低いことを示している。
【0056】また、搬送手段能力は、荷台車、フォーク
リフトなどのうち、作業者がいずれの搬送手段の免許
(資格)を有しているかを示すものを含む。
【0057】本システムでは、図4(a)、図5(a)
に示すマスターデータ2、3の登録画面M2、M3を有
しているため、倉庫内管理者等は、作業計画の変更に迅
速に対応して作業指示選択ルールを変更することがで
き、また作業の実績等を考慮しながら作業者属性を更新
することができる。
【0058】図6(a)には、作業指示管理データのデ
ータ構造を、(b)には、作業指示詳細データのデータ
構造を示している。
【0059】作業指示管理データ4は、作業指示データ
1の受信時に、符号Aで示す作業指示データ部分を含ん
で生成される。1レコード中には、管理コード4a、作
業項目4b、予定時間帯4c、基準作業時間4d、補完
場所と行先を示すFrom−Toデータ4e、最終引き
取り業者4fなどの作業指示データ部分Aと、担当者4
g、着手、完了時刻4h、作業状況4iなどの作業実績
データとを含んでいる。
【0060】一方、作業指示詳細データ5の1レコード
中には、管理コード5a、品番5b、才数5c、重量5
d、数量5e、倉庫内のエリアや高さを示す配置位置情
報5fなどの、製品ごとの物理的情報データを有してい
る。
【0061】そして、矢印で示しているように、管理コ
ード4a、5a同士で、作業指示管理データ4と作業指
示詳細データ5はひも付けられている。すなわち、管理
コードnの作業指示データを参照するときは、この管理
コードで同時に作業指示詳細データが容易に参照できる
ようになっている。
【0062】作業指示詳細データ5は、これらのデータ
項目より全体重量などの集計値を算出して、作業指示を
行う際の条件データとして使用できるものであり、品番
ごとに共通して使用できる項目であるため、作業指示管
理データ4のレコードの項目として設けていないが、コ
ンピュータ処理を早く行うために、集計値などの条件デ
ータを、作業指示管理データ4の項目として格納しても
よい。
【0063】ここで作業指示管理データ4に含まれる基
準作業時間4dは、標準作業者が1人でその作業を実施
すればかかる時間をいい、この基準作業時間4dに、作
業者属性データ3の作業時間補正係数3dを乗じるなど
の所定の計算式により、その作業にかかるであろうその
作業者の作業標準時間が算出できるものを含む。
【0064】以上に説明した各データ2〜5により、作
業者ごとに最も適切な作業を応答出力すことができ、そ
の作業指示選択の動作を、図7および図8のフローチャ
ートに示す。
【0065】倉庫内作業指示システムは、図7の101
〜106に示す処理を実行しており、作業者の作業指示
要求に対応して、作業指示選択処理(104)では、図
8に示す作業指示の作業者への割り当て処理を実行す
る。
【0066】まず、作業指示管理データ4の中から、要
求があった時刻にはすでに終了しておくべき作業が未処
理として残っていれば、これら未処理の作業指示データ
を割り当て作業の候補として抽出する(201〜20
3)。ここでは、まず、作業指示管理データ4の予定時
間帯4dにより現在時刻より以前の作業を抽出し、次に
その中から、担当者4gの決まっていない作業をさらに
抽出する。なお、このような方法に限られず、未処理作
業が判断できればどのような方法でもよい。
【0067】次に、その作業者の作業者属性データ3
と、作業指示詳細データ5とを参照して、可能な作業項
目があるかどうかを判断する(204)。具体的には、
1)その作業者の勤務時間帯が、候補となっている作業
指示データに合致するか、2)その作業者の作業標準時
間を考慮した場合に作業が実現できるか、3)リーチ制
限などの身体的な属性が該当品番の製品重量や配置位置
に合致するか、4)その作業者は作業を実施するための
技能、資格を有しているか、5)担当範囲3cが該当製
品のエリアと一致するか、などのチェックを行う。ここ
で、技能とは例えばフォークリフトの運転資格などの搬
送手段能力を含み、このような作業者個人の特徴も考慮
して、作業が自動的に選択される。
【0068】可能な作業が見つからない場合は、将来予
定している作業の中から、同様のチェック処理を行う
(204〜206)。したがって、例えば午後に作業指
示要求をした場合に、午前に予定している作業に未処理
のものがあっても、条件が合わなければ午後の作業が割
り当てられる。
【0069】そして、このような作業選択処理により決
定した作業候補の中から、作業指示選択ルールデータ2
で示される優先順位の高い作業を選択し、要求してきた
作業者に割り当て(207)、図2、図3でも示したよ
うに、作業者に作業指示を通知する。
【0070】このように、作業者の個人的属性や作業項
目の優先順位を考慮して作業指示を選択決定しているた
め、その作業者にとって、作業効率がよく最も適切な作
業が割り当てられることになり、なおかつ優先順位の高
い作業が割り当てられるため、全体の作業効率の向上も
期待できる。
【0071】特に、作業指示詳細データ5により製品の
総重量など物理的情報が算出できる情報を有しているた
め、作業者の個人属性と比較すれば、その作業者が作業
が可能かどうかを容易に判断することができる。
【0072】また、作業の優先順位によらず、時間が長
くかかる作業を優先して割り付けるようにしてもよい。
そのようにすれば、作業時間の長い作業を早めに済ませ
ることができるため、1日の後半で効率のよい作業調整
がしやすくなる。
【0073】また、このような作業指示選択方法に限定
されず、図1に示す搬送設備稼働管理システムSから取
り込んだ昇降機等の稼働状況データ(不図示)や、図1
に示すトラック発着状況検知システムTから取り込んだ
トラックの発着状況データ(不図示)を加味して、作業
指示を決定してもよい。
【0074】この場合、作業指示管理データ4の作業指
示データ部分A(図6(a))に含まれる最終引き取り
業者4fすなわち相手先業者区分から判断して該当のト
ラックの判別を行い、同じくFrom−Toデータ4e
の行先により使用予定設備(昇降機の種類)の判別を行
い、各状況を判断するようにしている。
【0075】このような設備稼働状況、トラック発着状
況を考慮することで、トラブルなどの不測の事態に対応
した作業指示が可能となり、倉庫内作業が円滑に行われ
る。
【0076】入出力装置8を介して作業者に通知される
のは、このような作業指示に限らず、作業指示管理デー
タ4に実績データとして収集した着手時刻、完了時刻4
h、作業状況4i、あるいは、作業促進のための警報
や、割り込みの作業指示なども表示出力される。
【0077】例えば、作業時間補正係数3dと基準作業
時間4dによって算出される作業標準時間と、実際にか
かっている実作業時間とを比較して、作業が遅れている
と判断した場合は、その作業者や管理者に対して警報を
出力する。
【0078】作業実績を通知することにより、作業者が
自己の作業実績を把握しやすくなり、作業効率の向上に
もつながる。
【0079】倉庫内管理者は、収集した作業実績データ
を、作業者属性データ3を更新する際の判断材料とする
こともできる。また、作業実績データに基づくマスター
更新プログラム等を準備すれば、作業者属性データの自
動更新を可能とすることもできる。
【0080】以上に説明した作業指示および作業実績の
表示は、作業者要求によりなされるものであるが、この
ようなものに限定されず、定期、不定期に、表示装置に
ガイド表示するようなものでもよい。音声出力装置によ
りガイド出力するものでもよい。
【0081】図9、図10は、倉庫内作業指示システム
のガントチャート出力の流れを示す図である。
【0082】倉庫内作業指示システムは、作業者の要求
によってその時点で実施すべき作業指示データを選択す
るものばかりではなく、特定の時刻や指定したタイミン
グで、特定の作業者の1日の作業計画や、全作業者の作
業計画を立てることを可能としている。
【0083】図9に示すように、作業指示選択ルールデ
ータ2、作業者属性データ3、作業指示管理データ4、
作業指示詳細データ5を入力データとして、作業計画シ
ミュレーションを実行すると、画面や帳票にガントチャ
ートM4が出力される。
【0084】ここでは、シミュレーションは、図8に示
す作業指示選択処理を、図9に示す「作業者2」に対し
て、当日実行すべき作業のすべてを決定するもので、符
号Bで示されるような作業指示管理データ4のうち作業
が完了しているものを除き、作業指示選択処理を全作業
者について繰り返し実行する。その結果、その時点以降
に作業者に割り当てるべき作業が選択され、ガントチャ
ートM4が示され、図中の「作業者2」にはCで囲まれ
た作業、およびその後の作業が割り当てられる。
【0085】この場合、全作業者について作業指示選択
処理を実行するので、実行結果より全体の作業バランス
を把握することができ、作業者属性データ3を変更する
などした後、再シミュレーションを実行するようにすれ
ば、バランスのとれた作業計画を立てることもできる。
【0086】また、シミュレーションによって割り当て
られた作業は、作業者ごとにキャンセルすることがで
き、キャンセルした場合には、作業指示選択処理をする
作業者の順を替えるなど、条件を変更して、再シミュレ
ーションを自動実行する。
【0087】このように何度かシミュレーションを実行
することにより、正確で最適な作業指示計画を立てるこ
とができるため、その後計画変更する機会が減り、計画
通りに効率よく作業を進めることができる。
【0088】図10は、作業が午前、午後のように分か
れている場合の、ガントチャート出力の流れを示す図で
ある。この場合も、例えば正午以降のガントチャートM
5が出力される。
【0089】図11は、後続作業の指示画面を示す図で
ある。
【0090】図に示すように、シミュレーションで計画
された作業者の後続の作業指示すべてが、後続作業指示
画面M6で作業者に提示される。
【0091】作業者は、全体スケジュールを知ること
で、自己管理がしやすくなり、作業促進にもつながる。
【0092】また、このようなシミュレーションは全体
計画を示すために使用されるばかりでなく、作業者の作
業指示要求があったときに、その時点で作業指示選択処
理は行わず、シミュレーション結果に基づくその時点の
計画済みの作業指示データを提示するようにしてもよ
い。
【0093】作業の実施が予定通りに行えると予想でき
る場合に、このような設定にしておけば、要求ごとに作
業指示選択処理を実行する必要がなく、要求に対して迅
速な応答を行うことができる。
【0094】また図12は、全体の作業進捗状況を表示
するための表示画面を示す図である。
【0095】作業指示管理データ4には、作業項目ごと
に作業実績が収集されているため、当日の完了、未着手
の作業を把握することができ、予定のあるいは完了した
入出庫才数などの集計値を、表示画面M7に表示して通
知することができる。
【0096】作業の指揮をとっている管理者は、この画
面を見て全体的な進捗を管理することが可能となる。
【0097】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明によれば、作業の優先順位や、作業者ごとの身体的
条件や作業者の能力などを考慮して作業指示を選択決定
しているため、その作業者にとって、作業効率がよく最
も適切な作業が割り当てられることになり、なおかつ優
先順位の高い作業が割り当てられるため、全体の作業効
率の向上も期待できる。また、倉庫内作業の管理者の負
担軽減も同時に図られる。
【0098】そして、このような作業指示は、作業者の
指示要求に対してなされるため、作業者の作業待ちも発
生せず、さらに効率のよい作業が実施することができ
る。
【0099】請求項2では、作業時間補正係数を作業者
ごとに有しているため、作業指示を決定する際に、作業
者の作業能力も同時に考慮して作業指示を選択すること
ができる。
【0100】請求項3では、作業指示詳細データにより
製品の総重量など物理的情報が算出できる情報を有して
いるため、作業者の個人属性と比較すれば、その作業者
が作業が可能かどうかを容易に判断することができる。
【0101】請求項4では、時間が長くかかる作業の作
業指示を優先して作業者に割り当てるようにしているた
め、作業時間の長い作業を早めに済ませることができ、
1日の後半で効率のよい作業調整がしやすくなる。
【0102】請求項5では、作業者に作業指示を出力通
知するだけでなく、作業実績情報を収集しているため、
実績情報は管理情報や評価情報として利用することがで
き、作業者にも通知しているため、作業者は自己の作業
実績を把握しやすく、作業効率の向上にもつながる。
【0103】特に請求項6では、作業指示データ、作業
実績データを、作業者の要求にかかわらず、定期、不定
期に通知するようにしているため、作業者の作業待ちが
減少する。
【0104】請求項7では、警報通知も行っているため
作業効率の向上が図られ、特に請求項8では、作業者ご
とに予定される作業標準時間と実作業時間とを比較し
て、作業の遅れを判断して通知するようにしているた
め、作業促進がいっそう図られる。
【0105】請求項9では、すべての作業指示につい
て、着手、未着手データを集計して、その進捗状況を通
知するようにしているため、倉庫内管理者が全体の作業
効率を向上するように指揮することができる。
【0106】請求項10では、収集した作業実績データ
に基づいて、倉庫内管理者等は、登録画面を利用して、
作業計画の変更に迅速に対応して作業指示選択ルールを
変更することができ、また作業の実績等を考慮しながら
作業者属性を更新することができる。また、作業実績デ
ータに基づくマスター更新プログラム等を準備すれば、
作業者属性の自動更新を可能とすることもできる。
【0107】請求項11、12では、昇降機などの設備
の稼働状況データやトラックの発着状況データを取り込
んで保存しているため、このような設備稼働状況、トラ
ック発着状況を考慮して、トラブルなどの不測の事態に
対応した作業指示が可能となり、倉庫内作業が円滑に行
われる。
【0108】請求項13、14では、所定のタイミング
で、作業者ごとに作業計画を立てることができるように
しているので、全体の作業バランスを把握することがで
き、作業者属性データ3を変更するなどした後、再シミ
ュレーションを実行すれば、バランスのとれた作業計画
を立てることもできる。
【0109】また、このように何度かシミュレーション
を実行することにより、正確で最適な作業指示計画を立
てることができるため、その後計画変更する機会が減
り、計画通りに効率よく作業を進めることができる。作
業者は、全体スケジュールを知ることで、自己管理がし
やすくなり、作業促進にもつながる。
【0110】特に請求項14では、シミュレーションの
実行結果をガントチャート等で表示するようにしている
ため、各作業者は自分に割り当てられた作業計画を把握
することができる。
【0111】また、作業者が作業指示要求をした場合に
も、定期的に実行したシミュレーションの結果に基づい
て作業指示するようにすれば、要求のあるごとに作業指
示選択処理を実行する必要がなく、要求に対して迅速な
応答を行うことができる。
【0112】請求項15では、シミュレーションによっ
て割り当てられた作業は、作業者ごとにキャンセルする
ことができ、キャンセルした場合には、作業指示選択処
理をする作業者の順を替えるなど、条件を変更して、再
シミュレーションを実行するため、再割り当てが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の倉庫内作業指示システムの一例を示す
システム構成図である。
【図2】作業者が作業指示要求をできるようにした作業
指示要求/応答画面である。
【図3】作業指示表示の流れを示すフローチャートであ
る。
【図4】(a)は、作業指示選択ルールデータの登録画
面、(b)は、そのデータ構造を示す図である。
【図5】(a)は、作業者属性データの登録画面、
(b)は、そのデータ構造を示す図である。
【図6】(a)は、作業指示データを内部に含む作業指
示管理データ、(b)は、作業指示詳細データのデータ
構造を示す図である。
【図7】作業者要求時の作業指示選択処理の基本動作を
示す概略フローチャートである。
【図8】作業指示選択処理の詳細フローチャートであ
る。
【図9】本発明の倉庫内作業指示システムのガントチャ
ート出力の流れの一例を示す図である。
【図10】本発明の倉庫内作業指示システムのガントチ
ャート出力の流れの他例を示す図である。
【図11】後続作業の指示画面を示す図である。
【図12】全体の作業進捗状況を表示するための表示画
面を示す図である。
【符号の説明】
1 作業指示データ 2 作業指示選択ルールデータ 2b 作業項目ごとの優先順位 3 作業者属性データ 3b 勤務時間帯等の個人属性 3d 作業時間補正係数 4 作業指示管理データ 5 作業指示詳細データ 6 作業指示選択処理手段 7 データ収集インターフェース 8 入出力装置 20 マスターデータ記憶手段
フロントページの続き (72)発明者 大北 浩之 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 浅岡 茂樹 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 角田 真規 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 3F022 LL02 LL06 MM07 MM08 MM11 MM22 MM28 MM36 MM70 PP03 PP04 5B075 KK07 ND20 PR08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも作業項目分類を入力項目として
    含む倉庫内作業指示のデータを、コンピュータに入力、
    保存し、その保存している作業指示データに基づき、作
    業者に対して作業指示を出力する倉庫内作業指示方法で
    あって、 予め、作業項目分類データとその作業項目に対する優先
    順位データとを含む作業指示選択ルールデータと、勤務
    時間帯、身体属性などの個人属性データ及び担当業務範
    囲データを作業者ごとに区分した作業者属性データとを
    設定登録しておき、 その後、作業者からコンピュータの入出力装置を操作し
    て作業指示要求がなされた際には、上記作業指示選択ル
    ールデータと上記作業者属性データに基づいて、入力、
    保存済みの作業指示データの中から、その作業者に適し
    た作業指示データを選択決定し、 上記決定された作業指示データを、その作業者に対し
    て、コンピュータの入出力装置を介して指示出力するこ
    とを特徴とする倉庫内作業指示方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記作業者属性データは、作業者間で異なる作業能力を
    加味して作業時間を補正するための作業時間補正係数を
    さらに含んでいることを特徴とする倉庫内作業指示方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 上記作業指示データは、作業対象となる製品の個数、配
    置位置情報等の作業指示詳細データを含んでいることを
    特徴とする、倉庫内作業指示方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、 上記作業指示要求をした作業者に対して、作業時間の長
    い作業指示を優先して作業者に割り当てることを特徴と
    する、倉庫内作業指示方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、 作業者から作業指示要求があった後は、作業開始、終了
    時刻を含む作業実績情報を、作業指示管理データとして
    収集する処理をさらに実行することを特徴とする、倉庫
    内作業指示方法。
  6. 【請求項6】請求項5において、 上記作業指示管理データに格納された作業実績データを
    含む通知情報を、上記コンピュータの出力装置を介し
    て、定期、不定期に作業者へ通知する処理を、さらに実
    行することを特徴とする、倉庫内作業指示方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、 上記通知情報は、作業促進のための警報を含んでいるこ
    とを特徴とする、倉庫内作業指示方法。
  8. 【請求項8】請求項6において、 上記作業指示データは、基準作業時間を含んでおり 作業時間補正係数と上記基準作業時間から所定の計算式
    で算出される作業標準時間と、実作業時間とを比較し
    て、作業が遅れていると判断した場合には、作業促進の
    ための警報を通知することを特徴とする、倉庫内作業指
    示方法。
  9. 【請求項9】請求項6において、 上記通知情報は、すべての作業指示管理データに基づい
    て完了、未着手作業のデータを集計した進捗状況データ
    を含んでいることを特徴とする、倉庫内作業指示方法。
  10. 【請求項10】請求項5において、 上記作業指示管理データに収集した作業実績データに基
    づいた上記作業者属性データを更新する処理を、さらに
    実行することを特徴とする、倉庫内作業指示方法。
  11. 【請求項11】請求項1において、 上記コンピュータは、倉庫内設備の稼働状況データをさ
    らに保存しており、 この稼働状況データと、上記作業指示データ内に含まれ
    る使用予定設備データとに基づいて、使用予定設備を変
    更して、作業指示データを作業者に割り当てることを特
    徴とする、倉庫内作業指示方法。
  12. 【請求項12】請求項1において、 上記コンピュータは、業者の発着状況データをさらに保
    存しており、 この発着状況データと、上記作業指示データ内に含まれ
    る相手先業者区分データとに基づいて、作業指示データ
    を作業者に割り当てることを特徴とする、倉庫内作業指
    示方法。
  13. 【請求項13】少なくとも作業項目分類を入力項目とし
    て含む倉庫内作業指示のデータを、コンピュータに入
    力、保存し、その保存している作業指示データに基づ
    き、作業者に対して作業指示を出力する倉庫内作業指示
    方法であって、 予め、作業項目分類データとその作業項目に対する優先
    順位データとを含む作業指示選択ルールデータと、勤務
    時間帯、身体属性などの個人属性データ及び担当業務範
    囲データを作業者ごとに区分した作業者属性データとを
    設定登録しておき、 その後、所定のタイミングで、上記作業指示選択ルール
    データと上記作業者属性データに基づいて、作業者ごと
    の作業負荷が均一になるように、入力、保存済みの未着
    手の作業指示データを作業者に割り当てることを特徴と
    する倉庫内作業指示方法。
  14. 【請求項14】請求項13において、 上記割り当てられた作業指示データを、コンピュータの
    入出力装置を介して、作業者に対して予告通知する処理
    を、さらに実行することを特徴とする、倉庫内作業指示
    方法。
  15. 【請求項15】請求項13において、 割り当てられた作業指示を、コンピュータを所定の操作
    をして作業者ごとにキャンセルできるようになってお
    り、 上記キャンセル操作をしたときには、作業指示の再割り
    当てを実行することを特徴とする、倉庫内作業指示方
    法。
  16. 【請求項16】少なくとも作業項目分類を入力項目とし
    て含む倉庫内作業指示のデータを、コンピュータに入
    力、保存し、その保存している作業指示データに基づ
    き、作業者に対して作業指示を出力する倉庫内作業指示
    システムであって、 作業項目分類データとその作業項目に対する優先順位デ
    ータとを含む作業指示選択ルールデータと、勤務時間
    帯、身体属性などの個人属性データ及び担当業務範囲デ
    ータを作業者ごとに区分した作業者属性データとを、予
    め登録保存したマスターデータ記憶手段と、 上記作業指示データを、各作業者に割り付ける作業指示
    選択処理手段とを備えており、 上記作業指示選択処理手段は、作業者からコンピュータ
    の入出力装置を操作して作業指示要求がなされた際に、
    上記作業指示選択ルールデータと上記作業者属性データ
    に基づいて、入力、保存済みの作業指示データの中か
    ら、その作業者に適した作業指示データを選択決定し、
    決定した作業指示データを、その作業者に対して、コン
    ピュータの入出力装置を介して指示出力することを特徴
    とする倉庫内作業指示システム。
  17. 【請求項17】請求項16において、 上記作業指示選択処理手段は、 作業者からの作業指示要求があった後は、作業開始、終
    了時刻を含む作業実績情報を、作業指示管理データとし
    て収集し、収集した作業実績情報を、コンピュータの入
    出力装置を介して、作業者に通知する機能をさらに備え
    ていることを特徴とする、倉庫内作業指示システム。
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