JP2020128268A - ピッキングシステムの作業管理装置 - Google Patents
ピッキングシステムの作業管理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020128268A JP2020128268A JP2019020330A JP2019020330A JP2020128268A JP 2020128268 A JP2020128268 A JP 2020128268A JP 2019020330 A JP2019020330 A JP 2019020330A JP 2019020330 A JP2019020330 A JP 2019020330A JP 2020128268 A JP2020128268 A JP 2020128268A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- worker
- performance
- picking
- record
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【課題】ピッキング作業全体の能力(処理数)を向上させる。【解決手段】ピッキングシステムの作業管理装置1は、作業者がピッキング作業を行うピッキングシステムにおいて、記憶部20と、高能力発揮作業割り出し部13と、作業決定部14とを備えている。記憶部20は、作業者及び作業内容を含むピッキング作業実績データ21を記憶する。高能力発揮作業割り出し部13は、作業実績に基づいて、作業者ごとに高能力を発揮可能な高能力発揮作業を割り出す。作業決定部14は、新たな作業内容に関して、割り出された高能力発揮作業に基づいて作業者ごとの作業割り付けを行う。【選択図】図7
Description
本発明は、ピッキングシステムの作業管理装置に関する。
従来、物流センター等の広い作業スペースにおいて、出荷先ごとに定められた品種及び数量の物品の注文を出荷先別に仕分けるピッキングシステムを利用した作業(庫内作業)が知られている(特許文献1を参照)。
庫内作業は、作業に従事する者(以下、作業者と呼ぶ。)が広いスペース内を移動した
り、物品の上げ下ろしを行ったりするので、相当の運動量を伴う。特許文献1に記載の作業管理方法及び作業管理装置では、各作業者の作業量を管理し、健康増進につながる作業を割り当てている。
庫内作業は、作業に従事する者(以下、作業者と呼ぶ。)が広いスペース内を移動した
り、物品の上げ下ろしを行ったりするので、相当の運動量を伴う。特許文献1に記載の作業管理方法及び作業管理装置では、各作業者の作業量を管理し、健康増進につながる作業を割り当てている。
上述のような庫内作業等の作業においては、ピッキング作業全体の能力(処理数)は、作業者の各種能力次第である。一方、作業者によっては作業内容の得意不得意がある。例えば、手先が器用で判断能力が高い人は複数種類の荷物のピッキングが得意であり、その反対で不器用な人は不得意である。また、歩く速度が速い人は広いエリアでのピッキング作業が得意であり、その反対で遅い人は不得意である。さらに、背が高い人は高所の荷物をピッキングすることが得意であり、その反対で背が低い人は不得意である。
つまり、得意な作業が作業者に割り当てられれば作業効率が向上することになり、不得意な作業が作業者に割り当てられればその反対の結果になる。
しかし、作業者の得意不得意を正確に判断することは難しく、したがって、そのような情報を実際の作業割り当てに利用することは行われてこなかった。
つまり、得意な作業が作業者に割り当てられれば作業効率が向上することになり、不得意な作業が作業者に割り当てられればその反対の結果になる。
しかし、作業者の得意不得意を正確に判断することは難しく、したがって、そのような情報を実際の作業割り当てに利用することは行われてこなかった。
本発明の目的は、ピッキング作業全体の能力(処理数)を向上させることにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係るピッキングシステムの作業管理装置は、作業者がピッキング作業を行うピッキングシステムにおいて、作業実績記憶部と、高能力発揮作業割り出し部と、作業決定部と、作業指示出力部と、を備えている。
作業実績記憶部は、作業者及び作業内容を含む作業実績を記憶する。
高能力発揮作業割り出し部は、作業実績に基づいて、作業者ごとに高能力を発揮可能な高能力発揮作業を割り出す。
作業決定部は、新たな作業内容に関して、割り出された高能力発揮作業に基づいて作業者ごとの作業割り付けを行う。
作業指示出力部は、決定した作業の指示を出力する。
この装置では、作業者に割り付けられる新たな作業は、作業実績に基づいて割り出された高能力発揮作業に基づいている。つまり、作業者に割り付けられる作業の一部又は全てが、高能力発揮作業又はそれに関連する作業になる。したがって、作業者が高能力発揮作業を行う頻度が高くなり、そのため作業全体の能力(処理数)が向上する。
この装置では、作業者にとっての高能力発揮作業が正確に決定され、さらに、過去の実績や最新の実績を利用することでより適切に高能力発揮作業が決定される。
作業実績記憶部は、作業者及び作業内容を含む作業実績を記憶する。
高能力発揮作業割り出し部は、作業実績に基づいて、作業者ごとに高能力を発揮可能な高能力発揮作業を割り出す。
作業決定部は、新たな作業内容に関して、割り出された高能力発揮作業に基づいて作業者ごとの作業割り付けを行う。
作業指示出力部は、決定した作業の指示を出力する。
この装置では、作業者に割り付けられる新たな作業は、作業実績に基づいて割り出された高能力発揮作業に基づいている。つまり、作業者に割り付けられる作業の一部又は全てが、高能力発揮作業又はそれに関連する作業になる。したがって、作業者が高能力発揮作業を行う頻度が高くなり、そのため作業全体の能力(処理数)が向上する。
この装置では、作業者にとっての高能力発揮作業が正確に決定され、さらに、過去の実績や最新の実績を利用することでより適切に高能力発揮作業が決定される。
作業実績は、作業内容を実行するのに要した作業者ごとの時間を含んでいてもよい。
高能力発揮作業割り出し部は、同じ作業内容に対して他の作業者に比べて要した時間が短い作業を、当該作業者の高能力発揮作業と決定してもよい。
この装置では、例えば、他の作業者に比べて短時間で行われた作業が、当該作業者の高能力発揮作業と判断される。一例として、多種類の荷物を所定数ピッキングする作業が他の作業者に比べて短時間で行われるほど、当該作業者にとって多種類の荷物のピッキング作業が高能力発揮作業であると判断される。
高能力発揮作業割り出し部は、同じ作業内容に対して他の作業者に比べて要した時間が短い作業を、当該作業者の高能力発揮作業と決定してもよい。
この装置では、例えば、他の作業者に比べて短時間で行われた作業が、当該作業者の高能力発揮作業と判断される。一例として、多種類の荷物を所定数ピッキングする作業が他の作業者に比べて短時間で行われるほど、当該作業者にとって多種類の荷物のピッキング作業が高能力発揮作業であると判断される。
高能力発揮作業割り出し部は、作業内容を実行するのに要した時間を判断するために、作業者の位置情報を用いてもよい。
この装置では、作業者の位置情報が用いられることで、例えば、作業位置間の移動時間が判断される。さらに、例えば、作業位置における作業内容(例えば、荷物の種類数、荷物の重量、荷物の位置)を特定した上で、作業時間が判断される。
この装置では、作業者の位置情報が用いられることで、例えば、作業位置間の移動時間が判断される。さらに、例えば、作業位置における作業内容(例えば、荷物の種類数、荷物の重量、荷物の位置)を特定した上で、作業時間が判断される。
ピッキングシステムの作業管理装置は、テスト作業を作成するテスト作業作成部をさらに備えていてもよい。高能力発揮作業割り出し部は、実施されたテスト作業の作業実績から、作業者ごとの高能力発揮作業を割り出す。
この装置では、例えば、テスト作業が作業者に指示されることで、作業者がテスト作業を実施し、高能力発揮作業割り出し部が、テスト作業に基づいた作業実績から高能力発揮作業を割り出すことができる。この結果、新人の作業者の能力を予め測定して判定した後に、それに基づいて作業者に適切な作業に従事してもらうことができる。
この装置では、例えば、テスト作業が作業者に指示されることで、作業者がテスト作業を実施し、高能力発揮作業割り出し部が、テスト作業に基づいた作業実績から高能力発揮作業を割り出すことができる。この結果、新人の作業者の能力を予め測定して判定した後に、それに基づいて作業者に適切な作業に従事してもらうことができる。
作業実績は、作業者ごとの作業ミス情報を含んでいてもよい。
高能力発揮作業割り出し部は、同じ作業内容に対して他の作業者に比べてミスが少ない作業を、当該作業者の高能力発揮作業と決定してもよい。
高能力発揮作業割り出し部は、同じ作業内容に対して他の作業者に比べてミスが少ない作業を、当該作業者の高能力発揮作業と決定してもよい。
本発明の他の見地に係るピッキングシステムの作業管理装置は、作業者がピッキング作業を行うピッキングシステムにおいて、作業実績記憶部と、非高能力発揮作業割り出し部と、作業決定部と、作業指示出力部と、を備えている。
作業実績記憶部は、作業者及び作業内容を含む作業実績を記憶する。
非高能力発揮作業割り出し部は、作業実績に基づいて、作業者ごとに高能力を発揮できない非高能力発揮作業を割り出す。
作業決定部は、新たな作業内容に関して、割り出された非高能力発揮作業に基づいて作業者ごとの作業割り付けを行う。
作業指示出力部は、決定した作業の指示を出力する。
この装置では、作業者に割り付けられる新たな作業は、割り出された非高能力発揮作業に基づいている。つまり、作業者に割り付けられる作業の一部又は全てが、非高能力発揮作業又はそれに関連する作業ではなくなる。したがって、作業者が非高能力発揮作業を行う頻度が低くなり、そのため作業全体の能力(処理数)が向上する。
この装置では、作業者の非高能力発揮作業は、作業実績に基づいて割り出される。したがって、作業者にとっての非高能力発揮作業が正確に得られ、さらに、過去の実績や最新の実績を利用してより適切に非高能力発揮作業が得られる。
作業実績記憶部は、作業者及び作業内容を含む作業実績を記憶する。
非高能力発揮作業割り出し部は、作業実績に基づいて、作業者ごとに高能力を発揮できない非高能力発揮作業を割り出す。
作業決定部は、新たな作業内容に関して、割り出された非高能力発揮作業に基づいて作業者ごとの作業割り付けを行う。
作業指示出力部は、決定した作業の指示を出力する。
この装置では、作業者に割り付けられる新たな作業は、割り出された非高能力発揮作業に基づいている。つまり、作業者に割り付けられる作業の一部又は全てが、非高能力発揮作業又はそれに関連する作業ではなくなる。したがって、作業者が非高能力発揮作業を行う頻度が低くなり、そのため作業全体の能力(処理数)が向上する。
この装置では、作業者の非高能力発揮作業は、作業実績に基づいて割り出される。したがって、作業者にとっての非高能力発揮作業が正確に得られ、さらに、過去の実績や最新の実績を利用してより適切に非高能力発揮作業が得られる。
高能力発揮作業割り出し部は、作業実績より、作業者の身体能力、健康状態、単純作業能力、判断能力、精神能力のうち少なくとも一つが影響を与える高能力発揮作業を割り出してもよい。
本発明に係るピッキングシステムの作業管理装置では、作業実績データの利用により、ピッキング作業全体の能力(処理数)を向上させることができる。
1.第1実施形態
(1)全体構成
図1を用いて、一実施形態に係るピッキングシステム100を説明する。図1は、ピッキングシステムの全体構成を示す模式的構成図である。
ピッキングシステム100は、作業管理装置1を有している。作業管理装置1は、作業者ごとの作業内容を決定し、それを作業者に指示するシステムである。
(1)全体構成
図1を用いて、一実施形態に係るピッキングシステム100を説明する。図1は、ピッキングシステムの全体構成を示す模式的構成図である。
ピッキングシステム100は、作業管理装置1を有している。作業管理装置1は、作業者ごとの作業内容を決定し、それを作業者に指示するシステムである。
ピッキングシステム100は、物流センター3を有している。物流センター3では、多くの作業者が作業に従事する。各作業者は、物品の入庫後、出荷先ごとに定められた品種及び数量の物品の注文を出荷先別に仕分けるピッキング作業を経て、物品を出庫するまでの作業を行う。つまり、物流センター3では、作業者は、所定の手順に従って、物品の入庫、ピッキング、仕分け等の作業(以下、庫内作業と呼ぶ)を行う。
(2)物流センター
物流センター3では、各販売店舗から送信された受注情報に応じて受注物品が搬出され、その際、受注物品は出荷先ごとに配送用容器等にピッキングされて出荷先に配送される。
物流センター3は、図1に示すように、ピッキング作業を支援するピッキングセンター5及び自動倉庫7を備える。ピッキングセンター5内には、多数の作業者端末31、ピッキングカート端末32、端末装置52、カメラ34が設けられる。また、自動倉庫7には、多数の棚上端末33、カメラ34が設けられる。
作業者端末31は、作業者が携帯する無線携帯端末(ハンディ端末、スマートフォン端末等)であり、後述する作業管理装置1に接続される。作業者は自身のIDを認識した作業者端末31を持って、庫内作業を行う。庫内作業においては、作業者端末31は、後述する作業データを作業管理装置1に送信する。
物流センター3では、各販売店舗から送信された受注情報に応じて受注物品が搬出され、その際、受注物品は出荷先ごとに配送用容器等にピッキングされて出荷先に配送される。
物流センター3は、図1に示すように、ピッキング作業を支援するピッキングセンター5及び自動倉庫7を備える。ピッキングセンター5内には、多数の作業者端末31、ピッキングカート端末32、端末装置52、カメラ34が設けられる。また、自動倉庫7には、多数の棚上端末33、カメラ34が設けられる。
作業者端末31は、作業者が携帯する無線携帯端末(ハンディ端末、スマートフォン端末等)であり、後述する作業管理装置1に接続される。作業者は自身のIDを認識した作業者端末31を持って、庫内作業を行う。庫内作業においては、作業者端末31は、後述する作業データを作業管理装置1に送信する。
図2〜図4を用いて、ピッキングカート37を説明する。図2は、ピッキングカートの斜視図である。図3は、ピッキングカートのディスプレイの平面図である。図4は、ディスプレイに表示されるピッキング指示情報の図である。
ピッキングカート37は、物品を載せて移動させる運搬装置である。ピッキングカート37には、前述のピッキングカート端末32が設けられている。ピッキングカート端末32は、ピッキングカート37に取り付けられたコンピュータ端末である。ピッキングカート端末32は、後述する作業管理装置1に接続される。ピッキングカート端末32も同様に作業者のIDを認識した状態で、作業者と共に移動し、作業者端末31と同様に機能する。
ピッキングカート37には、ディスプレイ装置38が設けられている。ディスプレイ装置38には、ディスプレイ38aと各種ボタンが設けられている。図4に示すように、ディスプレイ38aにはピッキング指示情報が表示される。
棚上端末33は、自動倉庫7内に設置された棚に固定的に取り付けられ、作業のために作業者により操作される。棚上端末33は、作業データ(作業者の位置や作業完了信号等)を作業管理装置1に送信する。
ピッキングカート37は、物品を載せて移動させる運搬装置である。ピッキングカート37には、前述のピッキングカート端末32が設けられている。ピッキングカート端末32は、ピッキングカート37に取り付けられたコンピュータ端末である。ピッキングカート端末32は、後述する作業管理装置1に接続される。ピッキングカート端末32も同様に作業者のIDを認識した状態で、作業者と共に移動し、作業者端末31と同様に機能する。
ピッキングカート37には、ディスプレイ装置38が設けられている。ディスプレイ装置38には、ディスプレイ38aと各種ボタンが設けられている。図4に示すように、ディスプレイ38aにはピッキング指示情報が表示される。
棚上端末33は、自動倉庫7内に設置された棚に固定的に取り付けられ、作業のために作業者により操作される。棚上端末33は、作業データ(作業者の位置や作業完了信号等)を作業管理装置1に送信する。
カメラ34は、ピッキングセンター5及び自動倉庫7内に設置されている。カメラ34は、各作業者の動きを撮影し、撮像データに基づく作業データ(作業者の位置、移動速度、移動距離等)を作業管理装置1に送信する。
なお、作業データは、前記説明における作業者端末31、端末装置52、ピッキングカート端末32、棚上端末33、カメラ34から得られた情報の全てを組み合わせて取得するようにしてもよいし、これらのうちのいずれか(一つ又は複数)から取得するようにしてもよい。
さらに、作業データは、カメラを用いずに、作業者に持たせた携帯端末の加速度計やジャイロの情報を利用したり、作業者にRFIDを携帯させ読み取ったIDリーダの位置を利用したり、無線LANのアクセスポイントまでの電波強度などを利用したりして取得してもよい。
なお、作業データは、前記説明における作業者端末31、端末装置52、ピッキングカート端末32、棚上端末33、カメラ34から得られた情報の全てを組み合わせて取得するようにしてもよいし、これらのうちのいずれか(一つ又は複数)から取得するようにしてもよい。
さらに、作業データは、カメラを用いずに、作業者に持たせた携帯端末の加速度計やジャイロの情報を利用したり、作業者にRFIDを携帯させ読み取ったIDリーダの位置を利用したり、無線LANのアクセスポイントまでの電波強度などを利用したりして取得してもよい。
(3)ピッキングセンター
図5を用いて、ピッキングセンター5を説明する。図5は、ピッキングセンター及び自動倉庫の平面図である。
ピッキングセンター5は、作業者が複数の物品をバケット49(図6)にピッキングするための作業場である。ピッキングセンター5は、複数のゾーン<1>〜<12>に分かれており、各ゾーンに作業者が割り当てられている。各ゾーンには、通路に沿って配置された多数の物品ラック51が設けられている。また、各ゾーンには、ディスプレイ等を備えた端末装置52が設けられている。
なお、作業者は、端末装置52で得られた情報に基づいて、指示された物品をバケット49にピッキングしてもよい。この場合、作業者は、上記作業後に、端末装置52において完了ボタンを押すことで、作業終了を作業管理装置1に知らせる。
図5を用いて、ピッキングセンター5を説明する。図5は、ピッキングセンター及び自動倉庫の平面図である。
ピッキングセンター5は、作業者が複数の物品をバケット49(図6)にピッキングするための作業場である。ピッキングセンター5は、複数のゾーン<1>〜<12>に分かれており、各ゾーンに作業者が割り当てられている。各ゾーンには、通路に沿って配置された多数の物品ラック51が設けられている。また、各ゾーンには、ディスプレイ等を備えた端末装置52が設けられている。
なお、作業者は、端末装置52で得られた情報に基づいて、指示された物品をバケット49にピッキングしてもよい。この場合、作業者は、上記作業後に、端末装置52において完了ボタンを押すことで、作業終了を作業管理装置1に知らせる。
(4)自動倉庫
図5を用いて、自動倉庫7を説明する。自動倉庫7は、ピッキングセンター5でピッキングされた物品をトレー50に仕分けする作業を補助するための装置である。自動倉庫7は、2列のラック53を有している。ラック53は複数の棚を有している。2列のラック53の間には、走行スペース54が確保されている。自動倉庫7は、走行スペース54に配置された複数の搬送車61を有している。搬送車61は、ラック53の各段に対応した高さに配置されている。
バケット49は、ピッキング完了後に自動倉庫7に搬入され、その後、仕分けステーション55に搬送される。仕分けステーション55においては、作業者がバケット49の物品をトレー50に仕分ける。
図6を用いて、自動倉庫7をさらに説明する。図6は、自動倉庫の部分正面図である。
仕分けステーション55には、仕分け中トレー50が置かれる作業棚56が設けられている。作業棚56は、仕分け中トレー50が載せられた複数の引き出し57から構成されている。引き出し57には、仕分け中トレー50が載置される場所ごとに、投入場所表示ランプ58、仕分け完了表示ランプ59が設けられている。投入場所表示ランプ58は、ランプスイッチである。仕分け作業において、最後に、作業者は、投入場所表示ランプ58を押す。その結果に基づいて、棚上端末33は、その仕分け中トレー50に対して仕分けが完了したか否かを判定して、仕分け完了であれば仕分け完了表示ランプ59を点灯する。
図5を用いて、自動倉庫7を説明する。自動倉庫7は、ピッキングセンター5でピッキングされた物品をトレー50に仕分けする作業を補助するための装置である。自動倉庫7は、2列のラック53を有している。ラック53は複数の棚を有している。2列のラック53の間には、走行スペース54が確保されている。自動倉庫7は、走行スペース54に配置された複数の搬送車61を有している。搬送車61は、ラック53の各段に対応した高さに配置されている。
バケット49は、ピッキング完了後に自動倉庫7に搬入され、その後、仕分けステーション55に搬送される。仕分けステーション55においては、作業者がバケット49の物品をトレー50に仕分ける。
図6を用いて、自動倉庫7をさらに説明する。図6は、自動倉庫の部分正面図である。
仕分けステーション55には、仕分け中トレー50が置かれる作業棚56が設けられている。作業棚56は、仕分け中トレー50が載せられた複数の引き出し57から構成されている。引き出し57には、仕分け中トレー50が載置される場所ごとに、投入場所表示ランプ58、仕分け完了表示ランプ59が設けられている。投入場所表示ランプ58は、ランプスイッチである。仕分け作業において、最後に、作業者は、投入場所表示ランプ58を押す。その結果に基づいて、棚上端末33は、その仕分け中トレー50に対して仕分けが完了したか否かを判定して、仕分け完了であれば仕分け完了表示ランプ59を点灯する。
(5)作業管理装置
図7を用いて、本実施形態に係る作業管理装置1(作業管理装置の一例)を説明する。図7は、作業管理装置の模式的構成図である。
作業管理装置1は、コントローラ10、記憶部20、通信部60等を備えたコンピュータである。
コントローラ10は、CPU等により構成され、記憶部20に記憶された所定のプログラムを読み出して実行することにより、作業管理装置1の各部の制御処理及び各種の演算処理等を行うものである。
図7を用いて、本実施形態に係る作業管理装置1(作業管理装置の一例)を説明する。図7は、作業管理装置の模式的構成図である。
作業管理装置1は、コントローラ10、記憶部20、通信部60等を備えたコンピュータである。
コントローラ10は、CPU等により構成され、記憶部20に記憶された所定のプログラムを読み出して実行することにより、作業管理装置1の各部の制御処理及び各種の演算処理等を行うものである。
特に、コントローラ10は、記憶部20に記憶された作業管理プログラムを実行することにより、作業データ取得部11、作業量集計部12、高能力発揮作業割り出し部13、作業決定部14、作業指示出力部15、及びテスト作業作成部16の各機能を実行する。
作業データ取得部11は、通信部60を介して作業者端末31及び/又はピッキングカート端末32から、各作業者に関する作業データを取得する。作業データは、例えば、作業者の位置、移動速度、移動距離、作業時間、作業完了信号、作業回数(量)等のデータの一部(1つ又は複数)である。作業完了信号は、物品、バケット、トレー、ピッキングカート等に付与された情報を読み込むことにより生成され、物流センター3における各工程で、作業者が一単位の作業を終えたときに作業管理装置1に送信される。
なお、各作業者に関する作業データは作業者端末31及び/又はピッキングカート端末32の記憶部に保存されるようにして、作業データ取得部11は、全作業の完了時に一括して作業データを取得するようにしてもよい。
なお、各作業者に関する作業データは作業者端末31及び/又はピッキングカート端末32の記憶部に保存されるようにして、作業データ取得部11は、全作業の完了時に一括して作業データを取得するようにしてもよい。
作業量集計部12は、作業データ取得部11が取得した作業データの集計を行い、作業量を算出し、作業実績データ21として記憶部20に記憶させる。なお、作業実績データ21は、作業者、実際に作業者が過去に行った作業、及びそれに基づいて得られた情報を含む。
図8を用いて、作業実績データ21を具体的に説明する。図8は、作業実績データの一例を示す表である。
作業実績データ21は、例えば、ある期間(例えば、過去全て、過去半年、過去2ヶ月、過去1ヶ月、過去1週間)の平均の値である。図8では、作業実績データ21の一例として、ピッキング回数、移動量、作業時間、誤ピッキング回数が挙げられている。
なお、作業実績データ21は、上記に加えて、作業負荷量を考慮した場合のものであってもよい。例えば、通常の重さに関する上記データに加えて、重量物に関する上記データを有していても良い。
また、作業実績データ21は、上記に加えて、作業場所を考慮した場合のものであってもよい。例えば、通常の高さの棚に関する上記データに加えて、とても高い棚に関する上記データを有していてもよい。
図8を用いて、作業実績データ21を具体的に説明する。図8は、作業実績データの一例を示す表である。
作業実績データ21は、例えば、ある期間(例えば、過去全て、過去半年、過去2ヶ月、過去1ヶ月、過去1週間)の平均の値である。図8では、作業実績データ21の一例として、ピッキング回数、移動量、作業時間、誤ピッキング回数が挙げられている。
なお、作業実績データ21は、上記に加えて、作業負荷量を考慮した場合のものであってもよい。例えば、通常の重さに関する上記データに加えて、重量物に関する上記データを有していても良い。
また、作業実績データ21は、上記に加えて、作業場所を考慮した場合のものであってもよい。例えば、通常の高さの棚に関する上記データに加えて、とても高い棚に関する上記データを有していてもよい。
記憶部20は、磁気記憶装置や半導体メモリ等により構成される。記憶部20は、作業者ごとに、上述したように、算出した作業実績データ21と、個人健康データ23と、を記憶する領域を含む。
図9に示すように、個人健康データ23は、性別、年齢、身長、体重、血圧、持病の有無、BMI、体脂肪率等を含む。図9は、作業者の個人健康データの一例を示す図である。
個人健康データ23はまた、年齢、体重、血圧等の変化に応じて更新される。個人健康データ23はさらに、通常時の脈拍数を含む。作業データ取得部11は、作業者の脈拍を作業者端末31から定期的に取得してもよい。
図9に示すように、個人健康データ23は、性別、年齢、身長、体重、血圧、持病の有無、BMI、体脂肪率等を含む。図9は、作業者の個人健康データの一例を示す図である。
個人健康データ23はまた、年齢、体重、血圧等の変化に応じて更新される。個人健康データ23はさらに、通常時の脈拍数を含む。作業データ取得部11は、作業者の脈拍を作業者端末31から定期的に取得してもよい。
通信部60は、通信ケーブルを接続するための接続端子を有し、通信ケーブルを介してLANやWAN、インターネットなどのネットワーク(ネットワーク2を含む)に接続されている。通信部60は、ネットワークに接続された他の機器との間でデータの送受信を行うことができ、例えば上述の作業管理プログラムは上記のネットワークを介してダウンロードし、記憶部20に記憶できる。
(6)高能力発揮作業割り出し・作業割り付け・作業指示を行う基本構成
記憶部20(ピッキング作業実績記憶部の一例)は、作業者及び作業内容を含む作業実績データ21を記憶する。
高能力発揮作業割り出し部13は、作業実績データ21に基づいて、作業者ごとに高能力を発揮可能な高能力発揮作業を割り出す。
記憶部20(ピッキング作業実績記憶部の一例)は、作業者及び作業内容を含む作業実績データ21を記憶する。
高能力発揮作業割り出し部13は、作業実績データ21に基づいて、作業者ごとに高能力を発揮可能な高能力発揮作業を割り出す。
作業決定部14は、新たな作業内容に関して、割り出された高能力発揮作業に基づいて作業者ごとの作業割り付けを決定する。作業決定部14は、このとき、後述するピッキングオーダー特徴点も利用する。
作業指示出力部15は、決定した作業の指示を出力する。
作業指示出力部15は、決定した作業の指示を出力する。
上記の構成によれば、作業者に割り付けられる新たな作業は、作業実績データ21に基づいて割り出された高能力発揮作業に基づいている。つまり、作業者に割り付けられる作業の一部又は全てが、高能力発揮作業又はそれに関連する作業になる。したがって、作業者が高能力発揮作業を行う頻度が高くなり、そのためピッキング作業全体の能力(処理数)が向上する。
上記の構成によれば、作業者にとっての高能力発揮作業が正確に決定され、さらに、過去の実績や最新の実績を利用してより適切に高能力発揮作業が決定される。この結果、ピッキング作業全体の能力(処理数)を向上させることができる。
上記の構成によれば、追加の効果として、得意分野の対応で作業者が気持ちよく作業できるので、以下の利点が生じる。つまり、作業者がさらに得意になる、作業者のやる気が出る、作業者の精神健康に良いというものである。
さらに、追加の効果として、様々な作業実績情報により、個人スキルマップを自動作成できる。個人スキルマップは、作業者の作業種類毎の得意度合いが記録された情報である。
上記の構成によれば、作業者にとっての高能力発揮作業が正確に決定され、さらに、過去の実績や最新の実績を利用してより適切に高能力発揮作業が決定される。この結果、ピッキング作業全体の能力(処理数)を向上させることができる。
上記の構成によれば、追加の効果として、得意分野の対応で作業者が気持ちよく作業できるので、以下の利点が生じる。つまり、作業者がさらに得意になる、作業者のやる気が出る、作業者の精神健康に良いというものである。
さらに、追加の効果として、様々な作業実績情報により、個人スキルマップを自動作成できる。個人スキルマップは、作業者の作業種類毎の得意度合いが記録された情報である。
(7)高能力発揮作業割り出しの判断基準の概要
(7−1)作業時間が短いこと
作業実績データ21は、作業内容を実行するのに要した作業者ごとの時間を含んでいる。
高能力発揮作業割り出し部13は、同じ作業内容に対して他の作業者に比べて要した時間が短い作業を、当該作業者の高能力発揮作業と決定する。
上記の構成によれば、例えば、他の作業者に比べて短時間で行われた作業が、当該作業者の高能力発揮作業と判断される。一例として、多種類の荷物を所定数ピッキングする作業が他の作業者に比べて短時間で行われるほど、当該作業者にとって多種類の荷物をピッキングする作業が高能力発揮作業であると判断される。
(7−1)作業時間が短いこと
作業実績データ21は、作業内容を実行するのに要した作業者ごとの時間を含んでいる。
高能力発揮作業割り出し部13は、同じ作業内容に対して他の作業者に比べて要した時間が短い作業を、当該作業者の高能力発揮作業と決定する。
上記の構成によれば、例えば、他の作業者に比べて短時間で行われた作業が、当該作業者の高能力発揮作業と判断される。一例として、多種類の荷物を所定数ピッキングする作業が他の作業者に比べて短時間で行われるほど、当該作業者にとって多種類の荷物をピッキングする作業が高能力発揮作業であると判断される。
上記の場合、高能力発揮作業割り出し部13は、作業内容を実行するのに要した時間を判断するために、作業者の位置情報を用いる。なお、上記時間は作業実績データ21に含まれていてもよいし、高能力発揮作業割り出し部13が算出してもよい。
上記の構成によれば、作業者の位置情報が用いられることで、例えば、作業位置間の移動時間が判断される。さらに、例えば、作業位置における作業内容(例えば、荷物の種類数、荷物の重量、荷物の位置)を特定した上で作業時間が判断される。
上記の構成によれば、作業者の位置情報が用いられることで、例えば、作業位置間の移動時間が判断される。さらに、例えば、作業位置における作業内容(例えば、荷物の種類数、荷物の重量、荷物の位置)を特定した上で作業時間が判断される。
(7−2)作業ミスが少ないこと
作業実績データ21は、作業者ごとの作業ミス情報を含んでいる。
高能力発揮作業割り出し部13は、作業ミス情報に基づいて、作業者の高能力発揮作業を決定する。一例として、数量ミスが少ない場合は、1オーダーに含まれる商品個数の多い作業が当該作業者に割り当てられる。別の例として、物品間違いが少ない場合は、1オーダーに含まれる商品種類の多い作業が当該作業者に割り当てられる。
上記の構成によれば、例えば、他の作業者に比べて作業ミスが少ない作業が、当該作業者にとっての高能力発揮作業と決定される。
作業実績データ21は、作業者ごとの作業ミス情報を含んでいる。
高能力発揮作業割り出し部13は、作業ミス情報に基づいて、作業者の高能力発揮作業を決定する。一例として、数量ミスが少ない場合は、1オーダーに含まれる商品個数の多い作業が当該作業者に割り当てられる。別の例として、物品間違いが少ない場合は、1オーダーに含まれる商品種類の多い作業が当該作業者に割り当てられる。
上記の構成によれば、例えば、他の作業者に比べて作業ミスが少ない作業が、当該作業者にとっての高能力発揮作業と決定される。
(8)割り出された高能力発揮作業
図10及び図11を用いて、作業実績データ21から割り出された高能力発揮作業を説明する。図10は、作業者の作業能力を実際の数値で示す表である。図11は、作業者の作業能力を相対評価で示す表である。
図10では、作業者001〜016の通常ピッキング速度(個/分)、正ピッキング率(%)、歩行速度(km/時)、高所ピッキング速度(個/分)、重量物ピッキング速度(個/分)が示されている。
図11では、作業者001〜016の各作業実績が相対評価された点数として表現されている。作業の種類としては、大量、正確性、移動、高所、重量物である。なお、「5」が最高点を意味し、「1」が最低点を意味する。
図10及び図11を用いて、作業実績データ21から割り出された高能力発揮作業を説明する。図10は、作業者の作業能力を実際の数値で示す表である。図11は、作業者の作業能力を相対評価で示す表である。
図10では、作業者001〜016の通常ピッキング速度(個/分)、正ピッキング率(%)、歩行速度(km/時)、高所ピッキング速度(個/分)、重量物ピッキング速度(個/分)が示されている。
図11では、作業者001〜016の各作業実績が相対評価された点数として表現されている。作業の種類としては、大量、正確性、移動、高所、重量物である。なお、「5」が最高点を意味し、「1」が最低点を意味する。
「大量」は、ピッキング速度(所定時間にいくつの物品をピッキングできるか)を意味する。
「正確性」は、例えばピッキング作業においてどれだけミスが少ないか(所定数に対するミスの数が少ないか)を意味する。
「移動」は、移動速度(ある棚から別の棚まで移動する時間がどれだけ短いか)を意味する。
「高所」は、高所にある物品をピッキングする際のピッキング速度を意味する。
「重量物」は、重量物をピッキングする際のピッキング速度を意味する。
「正確性」は、例えばピッキング作業においてどれだけミスが少ないか(所定数に対するミスの数が少ないか)を意味する。
「移動」は、移動速度(ある棚から別の棚まで移動する時間がどれだけ短いか)を意味する。
「高所」は、高所にある物品をピッキングする際のピッキング速度を意味する。
「重量物」は、重量物をピッキングする際のピッキング速度を意味する。
(9)作業管理装置のコントローラの制御動作
図12及び図13を用いて、作業管理装置1のコントローラの制御動作について説明する。図12は、作業割り付け・出力の制御動作を示すフローチャートである。図13は、作業割り付け状態の一例を示す図である。
作業管理装置1のコントローラ10には、物品の受発注や在庫管理を行うコンピュータから出荷指示情報が送られてくる。出荷指示情報は、各販売店舗からの受注情報から作成される。出荷指示情報は、バッチ番号、物品番号、カテゴリ、出荷先、配送用容器の入り数、配送用容器数、配送コース、ロケーション、積層順等が含まれる。
図12及び図13を用いて、作業管理装置1のコントローラの制御動作について説明する。図12は、作業割り付け・出力の制御動作を示すフローチャートである。図13は、作業割り付け状態の一例を示す図である。
作業管理装置1のコントローラ10には、物品の受発注や在庫管理を行うコンピュータから出荷指示情報が送られてくる。出荷指示情報は、各販売店舗からの受注情報から作成される。出荷指示情報は、バッチ番号、物品番号、カテゴリ、出荷先、配送用容器の入り数、配送用容器数、配送コース、ロケーション、積層順等が含まれる。
ステップS1では、コントローラ10は、出荷指示情報を受信して、仮ピッキングスケジュール41を作成する。ピッキングスケジュールは、一般的に、物流センター3において、作業者の作業内容、所定のピッキング方式に則って受注物品をピッキングするピッキング内容等に関する指示情報としての複数のピッキングオーダーからなる。ただし、この仮ピッキングスケジュール41では、各ピッキングオーダーがいずれの作業に割り付けられるかは決定されていない。
ステップS2では、コントローラ10は、ピッキングオーダーごとに特徴点(高い位置に保管、重い、細かい、量が多い・・)を抽出し、ピッキングオーダー特徴点42を記憶部20に保存する。
ステップS2では、コントローラ10は、ピッキングオーダーごとに特徴点(高い位置に保管、重い、細かい、量が多い・・)を抽出し、ピッキングオーダー特徴点42を記憶部20に保存する。
ステップS3では、コントローラ10は、出勤しており実際に作業できる作業者を確認する。具体的には、コントローラ10は、これから作業を割り付ける対象の作業者の作業者データ43を作業者データベース(図示せず)から読み込む。取得された作業者データ43は、記憶部20に記憶される。図10で示すように、この実施例では作業者001、003、007、009、011が対象になっている。
ステップS4では、コントローラ10の高能力発揮作業割り出し部13は、作業実績データ21から、作業者データ43内の作業者の高能力発揮作業を割り出し、高能力発揮作業データ22として記憶部20に記憶する。この実施例では、図13の濃いセルに示すように、作業者001の高能力発揮作業は高所作業であり、作業者003の高能力発揮作業は移動であり、作業者007の高能力発揮作業は移動であり、作業者009の高能力発揮作業は重量物であり、作業者011の高能力発揮作業は高所作業である。ここで、高能力発揮作業の決定は、各作業者の最も得意な作業ではなく、作業者全体の中で比較して決定される。つまり、他に適切な作業者がいる場合は、ある作業者の最も得意な作業が高能力発揮作業として選ばれないことがある。別の例として、他に適切な作業者がいない場合は、ある作業者にとって得意とはいえない作業が高能力発揮作業として選ばれることがある。
なお、ステップS4は、ステップS1の前に行われていてもよい。
なお、ステップS4は、ステップS1の前に行われていてもよい。
ステップS5では、コントローラ10の作業決定部14は、記憶部に20に記憶されたピッキングオーダー特徴点42と、記憶部20に記憶された作業者の高能力発揮作業データ22とを読み出し、それに基づいて作業割り付けを決定する。これにより、ピッキングスケジュール44が完成する。
この実施例では、図13に示すように、作業者001には高所作業が多いピッキングゾーン11〜12が割り当てられ、作業者003には比較的広範囲なピッキングゾーン1〜4が割り当てられ、作業者007には同じく比較的広範囲なピッキングゾーン5〜8が割り当てられ、作業者009には重量物が多いピッキングゾーン9が割り当てられ、作業者011には高所作業が多いピッキングゾーン10が割り当てられる。つまり、この実施例では得意な作業を中心に作業エリアが決定され、作業者がその作業エリアで高能力発揮作業を行う。
ピッキングスケジュール44は、コントローラ10の作業指示出力部15から作業者の端末に送られる。例えば、作業者が作業指示要求をコントローラ10に送信すると、コントローラ10の作業指示出力部15は、割り付けられた作業を各作業者の端末に出力する。
この実施例では、図13に示すように、作業者001には高所作業が多いピッキングゾーン11〜12が割り当てられ、作業者003には比較的広範囲なピッキングゾーン1〜4が割り当てられ、作業者007には同じく比較的広範囲なピッキングゾーン5〜8が割り当てられ、作業者009には重量物が多いピッキングゾーン9が割り当てられ、作業者011には高所作業が多いピッキングゾーン10が割り当てられる。つまり、この実施例では得意な作業を中心に作業エリアが決定され、作業者がその作業エリアで高能力発揮作業を行う。
ピッキングスケジュール44は、コントローラ10の作業指示出力部15から作業者の端末に送られる。例えば、作業者が作業指示要求をコントローラ10に送信すると、コントローラ10の作業指示出力部15は、割り付けられた作業を各作業者の端末に出力する。
前記実施例では作業割り付けは、ピッキングゾーンを指定する方式で行っていたが、ピッキングゾーンの指定ではなく作業者の作業全体の中に高機能発揮作業をある割合で含ませる方式でもよい。
図14を用いて、そのような実施例を説明する。図14は、作業割り付け状態の一例を示す図である。この場合、前記実施例と異なる点として、作業者001及び作業者011の高機能発揮作業は、高所作業と大量ピッキングである。つまり、高機能発揮作業は、一人の作業者に複数割り付けられてもよい。
この実施例では、図13に示すように、作業者001には高所ピッキング作業60%、通常ピッキング作業40%が割り当てられ、作業者003には広範囲ピッキング作業100%が割り当てられ、作業者007には同じく広範囲ピッキング作業100%が割り当てられ、作業者009には重量物ピッキング作業80%、通常ピッキング作業20%が割り当てられ、作業者011には高所ピッキング作業40%、通常ピッキング作業60%が割り当てられる。この実施例でも作業者が高能力発揮作業を行う。
図14を用いて、そのような実施例を説明する。図14は、作業割り付け状態の一例を示す図である。この場合、前記実施例と異なる点として、作業者001及び作業者011の高機能発揮作業は、高所作業と大量ピッキングである。つまり、高機能発揮作業は、一人の作業者に複数割り付けられてもよい。
この実施例では、図13に示すように、作業者001には高所ピッキング作業60%、通常ピッキング作業40%が割り当てられ、作業者003には広範囲ピッキング作業100%が割り当てられ、作業者007には同じく広範囲ピッキング作業100%が割り当てられ、作業者009には重量物ピッキング作業80%、通常ピッキング作業20%が割り当てられ、作業者011には高所ピッキング作業40%、通常ピッキング作業60%が割り当てられる。この実施例でも作業者が高能力発揮作業を行う。
「作業実績」と、「高能力発揮作業」と、「割り付けられる作業」との組合せは複数ある。以下にそれらの組合せを列挙する。なお、高能力発揮作業は、作業者の身体能力、健康状態、単純作業能力、判断能力、精神能力等のいずれかが影響を与えるものである。
(10)作業者の身体能力が影響を与える高能力発揮作業
(10−1)作業実績が「移動時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「移動」になる。なお、「移動時間が短い」には、単純に歩く速度が速い場合、長い距離だとスタミナがあって早い場合、短い距離だと瞬発力があって早い場合が含まれる。その結果、割り付けられる作業は、「移動する作業」になる。
(10)作業者の身体能力が影響を与える高能力発揮作業
(10−1)作業実績が「移動時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「移動」になる。なお、「移動時間が短い」には、単純に歩く速度が速い場合、長い距離だとスタミナがあって早い場合、短い距離だと瞬発力があって早い場合が含まれる。その結果、割り付けられる作業は、「移動する作業」になる。
(10−2)作業実績が「冷凍エリアでの作業時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「冷凍エリア」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「冷凍エリアでのピッキング作業」になる。
(10−3)作業実績が「重いものでも早い」であれば、高能力発揮作業は「重い荷物での作業」、「重い荷物を運ぶことができる」になる。その結果、割り付けられる作業は、「重い荷物の作業」になる。
(10−4)作業実績が「高い場所での作業時間が短い」、「高い場所でも早い」であれば、高能力発揮作業は「背が高く高い場所の荷物を運ぶことができる」になる。その結果、割り付けられる作業は、「高い場所のピッキング作業」、「はしごを用いずに行う」になる。なお、作業実績が「高い場所は遅い」であれば、割り付けられる作業は「低い場所でのピッキング作業」になる。
(11)作業者の健康状態が影響を与える高能力発揮作業
(11−1)作業実績が「過去実績に比べて時間が変わっていない」であれば、高能力発揮作業は「体調が良い」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「体調が悪い人ができない作業」、「体調が悪い人に考慮したピッキング指示(冷凍なしなど)」になる。
(11−1)作業実績が「過去実績に比べて時間が変わっていない」であれば、高能力発揮作業は「体調が良い」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「体調が悪い人ができない作業」、「体調が悪い人に考慮したピッキング指示(冷凍なしなど)」になる。
(11−2)作業実績が「過去実績に比べて時間が変わっていない」であれば、高能力発揮作業は「ケガをしていない」と判断される。なぜなら、ケガをした人は過去実績に比べて時間が長くなり、ケガの場所により特定の作業だけ時間が長くなる場合があり、その場合は相対的に他の人の高能力発揮作業が増えるからである。つまり、ケガをした人に、ケガに影響のある作業をさせないようにするために、他の人がその作業を行うことになる。
(12)作業者の単純作業能力が影響を与える高能力発揮作業
(12−1)作業実績が「棚の前まで到着した後に、荷物を取り上げるまでの時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「荷物を探すこと」と判断される。その結果、割り付けられる作業は「収納種類の多い棚(引き出しの多い棚など)での作業」、「1つずつ多種類の荷物をピッキングする作業」になる。
(12−1)作業実績が「棚の前まで到着した後に、荷物を取り上げるまでの時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「荷物を探すこと」と判断される。その結果、割り付けられる作業は「収納種類の多い棚(引き出しの多い棚など)での作業」、「1つずつ多種類の荷物をピッキングする作業」になる。
(12−2)作業実績が「検品時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「端末操作」と判断される。この結果、割り付けられる作業は「(ピッキング作業ではなく)検品作業」になる。
(12−3)作業実績が「数量ミスがない」であれば、高能力発揮作業は「数を数えること」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「数量の多いピッキングを行わせる」になる。なお、作業実績が「数量ミスが多い」であれば、割り付けられる作業は「数量1コのピッキングを行わせる」になる。
(12−4)作業実績が「入力ミスが少ない」であれば、高能力発揮作業は「入力操作」である。その結果、割り付けられる作業は、「入力が多く発生する作業」と判断される。なお、作業実績が「入力ミスが多い」であれば、割り付けられる作業は「移動距離が長いピッキング」になる。
(12−5)作業実績が「アイドル時間が短い」、「1つの作業が終了した後に、次の作業を開始するまでの時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「準備が早い」、「切り替えが早い」と判断される。その結果、割り付けられる作業は「作業切り替えの多い作業」になる。
(12−6)作業実績が「補充作業の作業時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「補充」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「補充作業」になる。
(12−7)作業実績が「ピッキング作業の作業時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「ピッキング」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「ピッキング」になる。
(12−8)作業実績が「ある作業パターンの時にミスが発生しない」であれば、高能力発揮作業は「当該作業パターン」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「ミスをする人にさせない作業」である。なお、作業実績が「あるパターンの時にミスが多発する」であれば、割り付けられる作業は「それ以外の作業」である。
(12−9)作業実績が「ミス、破損、クレームが少ない」であれば、高能力発揮作業は「慎重さが要求される作業」と判断される。その結果、割り付けられる作業は「高級品のピッキング」である。
(13)作業者の判断が求められる高能力発揮作業
(13−1)作業実績が「アドバイスを行った相手の作業時間の短縮度が大きい」であれば、高能力発揮作業は「他人へのアドバイス・指導」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「教育的な作業、教育を兼ねた作業」になる。
(13−1)作業実績が「アドバイスを行った相手の作業時間の短縮度が大きい」であれば、高能力発揮作業は「他人へのアドバイス・指導」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「教育的な作業、教育を兼ねた作業」になる。
(13−2)作業実績が「ミスやアクシデントが発生した後に、正しい状態へ戻すための作業時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「リカバリー」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「ミスやアクシデントが発生した後に正しい状態へ戻すための作業」になる。
(13−3)作業実績が「緊急対応作業の作業時間が短い」、「緊急対応作業に取り掛かるまでの時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「緊急対応の協力度」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「緊急対応作業」になる。
(14)作業者の知識が影響を与える高能力発揮作業
(14−1)作業実績が「特定エリアでの作業時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「特定エリアの情報(配置)をよく知っている(強い)」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「特定エリアでのピッキング作業」になる。
(14−1)作業実績が「特定エリアでの作業時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「特定エリアの情報(配置)をよく知っている(強い)」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「特定エリアでのピッキング作業」になる。
(14−2)作業実績が「商品の破損や、配送先からのクレームが少ない」であれば、高能力発揮作業は「商品特性の理解度」と判断される。その結果、割り付けられる作業は、「理解している商品のピッキング作業」になる。
(15)作業者の精神能力が影響を与える高能力発揮作業
(15−1)作業実績が「危険物・特殊エリアでの作業時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「危険物・特殊エリアが得意である」と判断される。それは、怖いものでも平気であると考えられるからである。その結果、割り付けられる作業は、「危険物・特殊エリアでのピッキング作業」になる。
(15−1)作業実績が「危険物・特殊エリアでの作業時間が短い」であれば、高能力発揮作業は「危険物・特殊エリアが得意である」と判断される。それは、怖いものでも平気であると考えられるからである。その結果、割り付けられる作業は、「危険物・特殊エリアでのピッキング作業」になる。
(16)その他
作業者に割り付けられる作業を決定するときに、個人健康データ23を判断材料に加えることができる。
さらに、過去に行った様々な作業実績から(例えば、作業実績時間の平均値から推測して)、個人健康データ23(例えば、作業者の年齢・性別・身長・体重)を得ることができる。この情報も、割り付けられる作業を決定する際に利用できる。
作業者に割り付けられる作業を決定するときに、個人健康データ23を判断材料に加えることができる。
さらに、過去に行った様々な作業実績から(例えば、作業実績時間の平均値から推測して)、個人健康データ23(例えば、作業者の年齢・性別・身長・体重)を得ることができる。この情報も、割り付けられる作業を決定する際に利用できる。
過去に行った作業実績(過去の作業実績、累計作業時間、合計作業数)から、作業者の経験年数を得ることができる。その結果、割り付けられる作業を決定する際に、上記情報を判断材料に利用できる。
(17)テスト作業
テスト作業作成部16は、高能力発揮作業割り出し部13が用いる作業実績を作成するためのテスト作業を作成する。
上記の構成によれば、例えば、テスト作業を作業者に指示することで、作業者の作業実績が作成される。したがって、高能力発揮作業割り出し部13が、テスト作業に基づいた作業実績から高能力発揮作業を割り出すことができる。この結果、新人の作業者の作業実績を先に取得して高能力発揮作業を割り出した後に、それに基づいて作業者に高能力発揮作業を割り当てることができる。
なお、テスト作業は、得意分野を導きやすい作業に設定されている。例えば、重い物品のピッキングや長距離の移動が含まれており、これにより高能力発揮作業割り出しにおいて、重い物品のピッキングが得意か否か、長距離の移動が得意か否かが判定される。
テスト作業作成部16は、高能力発揮作業割り出し部13が用いる作業実績を作成するためのテスト作業を作成する。
上記の構成によれば、例えば、テスト作業を作業者に指示することで、作業者の作業実績が作成される。したがって、高能力発揮作業割り出し部13が、テスト作業に基づいた作業実績から高能力発揮作業を割り出すことができる。この結果、新人の作業者の作業実績を先に取得して高能力発揮作業を割り出した後に、それに基づいて作業者に高能力発揮作業を割り当てることができる。
なお、テスト作業は、得意分野を導きやすい作業に設定されている。例えば、重い物品のピッキングや長距離の移動が含まれており、これにより高能力発揮作業割り出しにおいて、重い物品のピッキングが得意か否か、長距離の移動が得意か否かが判定される。
(18)トレーニングコース作成部
コントローラ10は、トレーニングコース作成部(図示せず)を有していてもよい。トレーニングコース作成部は、例えば、苦手克服ピッキングコースを作成することができる。このコースは、作業者の不得意な作業内容が適宜入っている。
上記の構成によれば、作業者がこのコースの作業指示にしたがって作業を行うと、不得意な作業を克服できるようになる。この結果、作業者全員の作業効率がさらに向上する。
また、このコースを用いれば、データによる根拠付きで作業者を指導できる。
コントローラ10は、トレーニングコース作成部(図示せず)を有していてもよい。トレーニングコース作成部は、例えば、苦手克服ピッキングコースを作成することができる。このコースは、作業者の不得意な作業内容が適宜入っている。
上記の構成によれば、作業者がこのコースの作業指示にしたがって作業を行うと、不得意な作業を克服できるようになる。この結果、作業者全員の作業効率がさらに向上する。
また、このコースを用いれば、データによる根拠付きで作業者を指導できる。
(19)非高能力発揮作業を割り出す機能の実現態様
高能力発揮作業割り出し部13は、ピッキング作業実績に基づいて、作業者ごとに高能力を発揮できない非高能力発揮作業を割り出す機能も実現している。
作業決定部14は、新たな作業内容に関して、割り出された非高能力発揮作業に基づいて作業者ごとの作業割り付けを決定する。
このシステムでは、作業者に割り付けられる新たな作業は、割り出された非高能力発揮作業に基づいている。つまり、作業者に割り付けられる作業の一部又は全てが、非高能力発揮作業又はそれに関連する作業ではなくなる。したがって、作業者が非高能力発揮作業を行う頻度が低くなり、そのためピッキング作業全体の能力(処理数)が向上する。
このシステムでは、作業者の非高能力発揮作業は、ピッキング作業実績に基づいて割り出される。したがって、作業者にとっての非高能力発揮作業が正確に得られ、さらに、過去の実績や最新の実績を利用してより適切に非高能力発揮作業が得られる。
高能力発揮作業割り出し部13は、ピッキング作業実績に基づいて、作業者ごとに高能力を発揮できない非高能力発揮作業を割り出す機能も実現している。
作業決定部14は、新たな作業内容に関して、割り出された非高能力発揮作業に基づいて作業者ごとの作業割り付けを決定する。
このシステムでは、作業者に割り付けられる新たな作業は、割り出された非高能力発揮作業に基づいている。つまり、作業者に割り付けられる作業の一部又は全てが、非高能力発揮作業又はそれに関連する作業ではなくなる。したがって、作業者が非高能力発揮作業を行う頻度が低くなり、そのためピッキング作業全体の能力(処理数)が向上する。
このシステムでは、作業者の非高能力発揮作業は、ピッキング作業実績に基づいて割り出される。したがって、作業者にとっての非高能力発揮作業が正確に得られ、さらに、過去の実績や最新の実績を利用してより適切に非高能力発揮作業が得られる。
2.他の実施形態
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。例えば、以下の変更が可能である。
前記実施形態及び変形例に係る作業管理装置1は、単体のコンピュータとして説明したが、互いに接続される複数のコンピュータから構成されていてもよい。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。例えば、以下の変更が可能である。
前記実施形態及び変形例に係る作業管理装置1は、単体のコンピュータとして説明したが、互いに接続される複数のコンピュータから構成されていてもよい。
前記実施形態における作業管理装置1の動作順序は、必ずしも、前記実施形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えることができる。
前記実施形態及び変形例は、物流センター3に適用される例を挙げていたがこれに限定されない。本発明は、複数の作業者が従事する建物や施設であれば適用可能である。
前記実施形態では作業管理装置1と物流センター3の各種データ入力装置とはネットワーク2を介して接続されていたが、両者の接続方法はこれには限定されない。作業管理装置と各種データ入力装置は個別の通信装置を介して接続されてもよい。
前記実施形態及び変形例は、物流センター3に適用される例を挙げていたがこれに限定されない。本発明は、複数の作業者が従事する建物や施設であれば適用可能である。
前記実施形態では作業管理装置1と物流センター3の各種データ入力装置とはネットワーク2を介して接続されていたが、両者の接続方法はこれには限定されない。作業管理装置と各種データ入力装置は個別の通信装置を介して接続されてもよい。
本発明は、ピッキング装置の作業管理装置に広く適用可能である。
1 :作業管理装置
2 :ネットワーク
3 :物流センター
5 :自動倉庫
10 :コントローラ
11 :作業データ取得部
12 :作業量集計部
13 :高能力発揮作業割り出し部
14 :作業決定部
15 :作業指示出力部
16 :テスト作業作成部
20 :記憶部
21 :作業実績データ
22 :高能力発揮作業データ
23 :個人健康データ
31 :作業者端末
32 :ピッキングカート端末
33 :棚上端末
34 :カメラ
37 :ピッキングカート
49 :バケット
50 :トレー
51 :物品ラック
52 :端末装置
53 :ラック
54 :走行スペース
55 :仕分けステーション
56 :作業棚
57 :引き出し
58 :投入場所表示ランプ
59 :仕分け完了表示ランプ
60 :通信部
61 :搬送車
100 :ピッキングシステム
2 :ネットワーク
3 :物流センター
5 :自動倉庫
10 :コントローラ
11 :作業データ取得部
12 :作業量集計部
13 :高能力発揮作業割り出し部
14 :作業決定部
15 :作業指示出力部
16 :テスト作業作成部
20 :記憶部
21 :作業実績データ
22 :高能力発揮作業データ
23 :個人健康データ
31 :作業者端末
32 :ピッキングカート端末
33 :棚上端末
34 :カメラ
37 :ピッキングカート
49 :バケット
50 :トレー
51 :物品ラック
52 :端末装置
53 :ラック
54 :走行スペース
55 :仕分けステーション
56 :作業棚
57 :引き出し
58 :投入場所表示ランプ
59 :仕分け完了表示ランプ
60 :通信部
61 :搬送車
100 :ピッキングシステム
Claims (7)
- 作業者がピッキング作業を行うピッキングシステムにおいて、
作業者及び作業内容を含む作業実績を記憶する作業実績記憶部と、
作業実績に基づいて、作業者ごとに高能力を発揮可能な高能力発揮作業を割り出す高能力発揮作業割り出し部と、
新たな作業内容に関して、前記割り出された高能力発揮作業に基づいて、作業者ごとの作業割り付けを行う作業決定部と、
決定した作業の指示を出力する作業指示出力部と、
を備えるピッキングシステムの作業管理装置。 - 前記作業実績は、作業内容を実行するのに要した作業者ごとの時間を含んでおり、
前記高能力発揮作業割り出し部は、同じ作業内容に対して他の作業者に比べて要した時間が短い作業を、当該作業者の高能力発揮作業と決定する、請求項1に記載のピッキングシステムの作業管理装置。 - 前記高能力発揮作業割り出し部は、作業内容を実行するのに要した時間を判断するために、作業者の位置情報を用いる、請求項2に記載のピッキングシステムの作業管理装置。
- テスト作業を作成するテスト作業作成部をさらに備え、
前記高能力発揮作業割り出し部は、実施されたテスト作業の作業実績から、作業者ごとの高能力発揮作業を割り出す、請求項1〜3のいずれかに記載のピッキングシステムの作業管理装置。 - 前記作業実績は、作業者ごとの作業ミス情報を含んでおり、
前記高能力発揮作業割り出し部は、同じ作業内容に対して他の作業者に比べてミスが少ない作業を、当該作業者の高能力発揮作業と決定する、請求項1に記載のピッキングシステムの作業管理装置。 - 作業者がピッキング作業を行うピッキングシステムにおいて、
作業者及び作業内容を含む作業実績を記憶する作業実績記憶部と、
作業実績に基づいて、作業者ごとに高能力を発揮できない非高能力発揮作業を割り出す非高能力発揮作業割り出し部と、
新たな作業内容に関して、前記割り出された非高能力発揮作業に基づいて、作業者ごとの作業割り付けを行う作業決定部と、
決定した作業の指示を出力する作業指示出力部と、
を備えるピッキングシステムの作業管理装置。 - 前記高能力発揮作業割り出し部は、前記作業実績より、作業者の身体能力、健康状態、単純作業能力、判断能力、精神能力のうち少なくとも一つが影響を与える高能力発揮作業を割り出す、請求項1〜6のいずれかに記載のピッキングシステムの作業管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019020330A JP2020128268A (ja) | 2019-02-07 | 2019-02-07 | ピッキングシステムの作業管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019020330A JP2020128268A (ja) | 2019-02-07 | 2019-02-07 | ピッキングシステムの作業管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020128268A true JP2020128268A (ja) | 2020-08-27 |
Family
ID=72174149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019020330A Pending JP2020128268A (ja) | 2019-02-07 | 2019-02-07 | ピッキングシステムの作業管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020128268A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023169535A (ja) * | 2022-05-17 | 2023-11-30 | 株式会社フレームワークス | 倉庫業務実行装置、倉庫業務実行方法、および、倉庫業務実行のためのコンピュータプログラム |
WO2023234463A1 (ko) * | 2022-05-31 | 2023-12-07 | 쿠팡 주식회사 | 풀필먼트 센터의 작업자를 관리하는 방법 및 그 장치 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003006298A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 倉庫内作業指示方法及びシステム |
JP2005276003A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Fujitsu Ltd | 作業指示システム |
JP2007164756A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-28 | Sharp Corp | ネジ締め作業者配置システム、ネジ締め作業者配置方法、ネジ締め作業者配置プログラムおよびネジ締め作業者配置プログラムを格納した記録媒体 |
JP2013254241A (ja) * | 2012-06-05 | 2013-12-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 作業員配置設定装置、作業員配置設定方法、作業員配置設定用プログラム及び情報記録媒体 |
JP2016088695A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | 村田機械株式会社 | 作業管理方法及び作業管理装置 |
-
2019
- 2019-02-07 JP JP2019020330A patent/JP2020128268A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003006298A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 倉庫内作業指示方法及びシステム |
JP2005276003A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Fujitsu Ltd | 作業指示システム |
JP2007164756A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-28 | Sharp Corp | ネジ締め作業者配置システム、ネジ締め作業者配置方法、ネジ締め作業者配置プログラムおよびネジ締め作業者配置プログラムを格納した記録媒体 |
JP2013254241A (ja) * | 2012-06-05 | 2013-12-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 作業員配置設定装置、作業員配置設定方法、作業員配置設定用プログラム及び情報記録媒体 |
JP2016088695A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | 村田機械株式会社 | 作業管理方法及び作業管理装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023169535A (ja) * | 2022-05-17 | 2023-11-30 | 株式会社フレームワークス | 倉庫業務実行装置、倉庫業務実行方法、および、倉庫業務実行のためのコンピュータプログラム |
JP7486132B2 (ja) | 2022-05-17 | 2024-05-17 | 株式会社フレームワークス | 倉庫業務実行装置、倉庫業務実行方法、および、倉庫業務実行のためのコンピュータプログラム |
WO2023234463A1 (ko) * | 2022-05-31 | 2023-12-07 | 쿠팡 주식회사 | 풀필먼트 센터의 작업자를 관리하는 방법 및 그 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210319391A1 (en) | Perpetual batch order fulfillment | |
US10957000B2 (en) | Item picking method and apparatus | |
US9892353B1 (en) | Wireless identifier based real time item movement tracking | |
JP6968136B2 (ja) | 連続バッチ式受注オーダー処理方法 | |
EP3577621B1 (en) | Automated proxy picker system for non-fungible goods | |
ES2786680T3 (es) | Sistema de almacenamiento y de preparación de pedidos | |
JP7370747B2 (ja) | 持続的バッチ注文履行 | |
KR20220017895A (ko) | 자동화된 시스템의 컨베이어 조정 | |
US20130226649A1 (en) | Methods for Assigning Items to Slots for Efficient Access of the Items for Storage and Delivery | |
JP2020128268A (ja) | ピッキングシステムの作業管理装置 | |
US11551183B2 (en) | Systems and methods for managing exceptions to orders collected by autonomous vehicles | |
JP6492548B2 (ja) | 作業管理方法及び作業管理装置 | |
JP7243401B2 (ja) | 管理装置、ピッキングシステムおよび管理方法 | |
JP6895826B2 (ja) | 集荷制御装置、及び集荷制御プログラム | |
JP2019034806A (ja) | ピッキングシステム、ピッキングカート及びプログラム | |
WO2023100857A1 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム | |
CN110577048B (zh) | 入库调度的方法和系统 | |
WO2020075872A1 (en) | Binning/picking work support method, and binning/picking work support system | |
US20220309442A1 (en) | Server and method | |
JP6314285B2 (ja) | 作業指示割当装置および作業指示割当方法 | |
JP2002347909A (ja) | 仕分け設備 | |
JP2010070310A (ja) | 物流倉庫における作業者毎の集品品目数決定方法および集品品目数決定システム | |
Zunic et al. | Innovative Modular Approach based on Vehicle Routing Problem and Ant Colony Optimization for Order Splitting in Real Warehouses. | |
JP2012224408A (ja) | ピッキングシステム | |
JP2002347911A (ja) | 仕分け設備 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221129 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230523 |