JP2023169535A - 倉庫業務実行装置、倉庫業務実行方法、および、倉庫業務実行のためのコンピュータプログラム - Google Patents

倉庫業務実行装置、倉庫業務実行方法、および、倉庫業務実行のためのコンピュータプログラム Download PDF

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Shigemitsu Watanabe
祐生 小野
Yuki Ono
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Nobuo Kawaguchi
一哉 武田
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Abstract

Figure 2023169535000001
【課題】倉庫全体における業務の効率化・最適化を実現する倉庫業務実行装置、倉庫業務実行方法、および、倉庫業務実行のためのコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】倉庫業務実行装置であるサーバ装置は、変動情報取得部と、作業指示作成部と、作業指示発行部とを備える。変動情報取得部は、倉庫の業務に従事する作業者および/または倉庫ロボットである作業体についての位置と、生産性と、作業適正と、の少なくとも1つをリアルタイムで特定する作業体情報と、倉庫内の通路を含む空間の利用状況をリアルタイムで特定する空間情報と、倉庫内における荷物の移動状況をリアルタイムで特定する荷物情報と、の少なくとも1つを含む変動情報を取得する。作業指示作成部は、予め設定された作業指示決定ルールと、変動情報と、に基づき、作業体に対する作業指示を作成する。作業指示発行部は、作業体に対して作業指示を発行する。
【選択図】図2

Description

本明細書に開示される技術は、倉庫業務実行装置、倉庫業務実行方法、および、倉庫業務実行のためのコンピュータプログラムに関する。
一般に、物流倉庫(以下、単に「倉庫」という。)では、予め定められた大まかな作業スケジュールに則り、作業者が、自ら判断したタイミングおよび内容で、種々の作業(荷下ろし、入荷検品、格納、ピッキング、仕分け・検品・梱包、出荷検品、積み込み等)を行っている。そのため、物流量(入荷量および出荷量)等の変動に起因して、不要な待機時間や設備・空間利用における損失(ムダ)が発生することが多い。
従来、倉庫における業務の効率化・最適化を実現するための技術が種々提案されている。例えば、特許文献1には、作業の種別、対象物品およびスケジュールを示す作業指示データを生成し、予定された作業終了時刻が早い順番に該作業指示データをキューに配列し、作業者端末から作業の終了通知と次の作業指示の要請通知があったときに、キューの先頭から作業指示データを作業者端末に送信する技術が開示されている。
特開2019-048691号公報
倉庫においては、上述した物流量に加えて、作業者および自律移動ロボットの位置、生産性および作業適正や、倉庫内の通路を含む空間の利用状況が、時々刻々と変化する。上記従来の技術では、そのような変動要因が十分に考慮されていないため、倉庫における業務の効率化・最適化の点で、向上の余地がある。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される倉庫業務実行装置は、変動情報取得部と、作業指示作成部と、作業指示発行部とを備える。変動情報取得部は、倉庫の業務に従事する作業者および/または倉庫ロボットである作業体についての位置と、生産性と、作業適正と、の少なくとも1つをリアルタイムで特定する作業体情報と、前記倉庫内の通路を含む空間の利用状況をリアルタイムで特定する空間情報と、前記倉庫内における荷物の移動状況をリアルタイムで特定する荷物情報と、の少なくとも1つを含む変動情報を取得する。作業指示作成部は、予め設定された作業指示決定ルールと、前記変動情報と、に基づき、前記作業体に対する作業指示を作成する。作業指示発行部は、前記作業体に対して前記作業指示を発行する。
本倉庫業務実行装置では、作業指示作成部が、変動情報に基づき作業体に対する作業指示を作成する。変動情報は、作業体(作業者および/または倉庫ロボット)についての位置と、生産性と、作業適正と、の少なくとも1つをリアルタイムで特定する作業体情報と、倉庫内の通路を含む空間の利用状況をリアルタイムで特定する空間情報と、倉庫内における荷物の移動状況をリアルタイムで特定する荷物情報と、の少なくとも1つを含む情報である。そのため、本倉庫業務実行装置では、そのような変動情報に基づき、倉庫全体における業務の効率化・最適化に資する作業指示を作成・発行することができる。従って、本倉庫業務実行装置によれば、倉庫全体における業務の効率化・最適化を実現することができる。
(2)上記倉庫業務実行装置において、前記変動情報は、前記空間情報を含み、前記作業指示は、作業において使用される経路の指定を含む構成としてもよい。本倉庫業務実行装置によれば、変動情報に基づき、作業において使用される経路の指定を含む作業指示を作成・発行することができ、倉庫全体におけるさらなる業務の効率化・最適化を実現することができる。
(3)上記倉庫業務実行装置において、さらに、前記倉庫の環境を仮想的に再現したデジタルツイン環境を特定するデジタルツイン情報を用いて、前記作業指示決定ルールの検証および更新を実行するルール検証・更新部を備える構成としてもよい。本倉庫業務実行装置によれば、在庫データの配置換え、倉庫内のレイアウト変更、作業者や機械設備数の増減といった、現実世界での検証がコストの観点で難しいと考えられるシミュレーションが可能になり、その効果を事前に定量的に確認する事ができる。また、優位性が認められたルールのみを作業指示決定ルールに反映することにより、実運用においては初動時点から確実に改善効果を得ることができる。また、倉庫全体の効率化・最適化の観点(作業者の待機時間の最小化、設備・空間利用における損失の最小化、業務コストの最小化、業務スピードの最大化、作業者の生産性向上速度の最大化等)は倉庫ごとに異なり得るが、本倉庫業務実行装置では、類似仮想環境(類似の倉庫を仮想化した環境)でのシミュレーションではなく仮想自倉庫でのシミュレーションを行うことができるため、効率化・最適化の観点に則った作業指示決定ルールの検証・更新が可能になる。また、同一の倉庫においても時期により効率化・最適化の観点が異なり得るが(例えば、多くのパート/アルバイトを採用しているような現場であれば、教育期間中は業務スピード優先ではなく、生産性を向上させる前提で人材配置を行う)、各時期に採用された観点に則った作業指示決定ルールの検証・更新が可能になる。
(4)上記倉庫業務実行装置において、さらに、前記倉庫における業務実績を示す実績情報を取得する実績情報取得部を備え、前記ルール検証・更新部は、前記実績情報を用いて、前記作業指示決定ルールの検証および更新を実行する構成としてもよい。本倉庫業務実行装置によれば、倉庫における業務実績に基づき作業指示決定ルールの検証・更新を行うことができ、倉庫全体におけるさらなる業務の効率化・最適化を実現することができる。
(5)上記倉庫業務実行装置において、前記ルール検証・更新部は、AIによる機械学習を利用して、前記作業指示決定ルールの検証および更新を自律的に実行する構成としてもよい。本倉庫業務実行装置によれば、倉庫全体における業務の効率化・最適化を実現するための作業指示決定ルールの検証・更新といった維持運用において、人による工数を削減することができ、維持運用コストを低減することができる。
(6)上記倉庫業務実行装置において、さらに、前記変動情報を検知するためのセンシングデバイスとの連携処理を実行するセンシングデバイス連携部を備える構成としてもよい。本倉庫業務実行装置によれば、倉庫毎に異なるセンシングデバイスとの変動情報の連携を容易にし、新たにセンシングデバイスより取得した変動情報を業務指示の最適化に繋げるための期間を短縮することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、倉庫業務実行装置、倉庫業務実行装置と他の装置(端末装置や倉庫ロボット)とを備える倉庫業務実行システム、倉庫業務実行方法、それらの方法を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
本実施形態における倉庫業務実行システム10の構成を概略的に示す説明図 サーバ装置100の機能的構成を示すブロック図 本実施形態の作業指示発行処理の流れを示す説明図 本実施形態の作業指示発行処理等を概念的に示す説明図 本実施形態の作業指示決定ルール管理処理の流れを示す説明図
A.実施形態:
A-1.倉庫業務実行システム10の構成:
図1は、本実施形態における倉庫業務実行システム10の構成を概略的に示す説明図である。倉庫業務実行システム10は、倉庫WHに導入され、倉庫WH全体における業務の効率化・最適化を実現するためのシステムである。
なお、倉庫WH全体における業務の効率化・最適化の観点は、倉庫WH毎に異なり得るし、同じ倉庫WHにおいても時期により異なり得る。例えば、倉庫WH全体における業務の効率化・最適化の観点としては、作業者の待機時間の最小化、設備・空間利用における損失の最小化、業務コストの最小化、業務スピードの最大化、作業者の生産性向上速度の最大化等が挙げられる。
倉庫WHは、物流倉庫である。倉庫WHには、荷物PAを格納可能な複数の棚RAが、通路PWを隔てて並べられている。また、倉庫WHには、荷物PAの一時保管スペースSSや、仕分け・検品スペースCSが設けられている。仕分け・検品スペースCSには、複数のブースB(B1,B2等)が設けられている。
倉庫WHでは、複数の作業者WOが、荷下ろし、入荷検品、格納、ピッキング、仕分け・検品・梱包、出荷検品、積み込みといった種々の作業を行っている。また、倉庫WHでは、複数の倉庫ロボットROが、種々の作業を行っている。例えば、AGV(Automated Guided Vehicle、無人搬送車)、RGV(Rail Guided Vehicle、有軌道無人搬送車)、AMR(Autonomous Mobile Robot、自律走行ロボット)等の搬送ロボットが、荷物PAを積載または牽引しつつ通路PWを移動する搬送の作業を行っている。また、例えば、図示しないピッキングロボット、掃除ロボット、巡回ロボットが、それぞれ、ピッキング、掃除、巡回の作業を行っている。また、倉庫WHには、台車CAやコンベアCO等のマテハン(マテリアルハンドリング)機器が備えられている。
図1に示すように、倉庫業務実行システム10は、センシングデバイス12と、通信装置14と、作業者端末210と、管理者端末220と、サーバ装置100とを備える。倉庫業務実行システム10を構成する各装置は、有線または無線により互いに通信可能に接続されている。
センシングデバイス12は、例えばカメラ、センサ、ゲート、ハンディ端末等により構成され、倉庫WHにおける各物体の状態(位置、移動速度、形状、温度等)を検知する。例えば、センシングデバイス12は、各作業者WOや倉庫ロボットROの位置、倉庫WH内の通路PWを含む空間の利用状況(空間における物や人の有無)を検知する。
通信装置14は、例えば無線LANアクセスポイントにより構成され、無線による各装置間の通信を中継する。
作業者端末210は、作業者WOに保持されて使用されるハンディタイプのコンピュータである。作業者WOは、作業者端末210を用いて、例えば、荷物PAに付されたコードを読み取ったり、各種の情報のやり取り(作業指示の受領、作業完了報告の送信等)を行ったりすることができる。また、作業者端末210は、倉庫WHにおける自らの位置(すなわち、作業者端末210を保持する作業者WOの位置)を検知する機能や、例えば作業者WOの心拍数や体温、移動速度等を計測することによって作業者WOのコンディション(例えば疲労度)を検知する機能を有していてもよい。
管理者端末220は、倉庫WHの管理者により使用されるコンピュータである。管理者は、管理者端末220を用いて、倉庫WHにおける作業状況や空間の利用状況を把握したり、各種の情報(例えば後述する静的情報SI等)を設定したりすることができる。
サーバ装置100は、倉庫業務実行システム10における各種機能を提供するための装置である。図2は、サーバ装置100の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、サーバ装置100は、制御部110と、記憶部120と、表示部130と、操作入力部140と、インターフェース部150とを備える。これらの各部は、バス190を介して互いに通信可能に接続されている。サーバ装置100は、特許請求の範囲における倉庫業務実行装置の一例である。
サーバ装置100の表示部130は、例えば液晶ディスプレイ等により構成され、各種の画像や情報を表示する。操作入力部140は、例えばキーボードやマウス、マイク等により構成され、ユーザの操作や指示を受け付ける。なお、表示部130がタッチパネルを備えることにより、操作入力部140として機能するとしてもよい。また、インターフェース部150は、例えばLANインターフェースやUSBインターフェース等により構成され、有線または無線により他の装置との通信を行う。
サーバ装置100の記憶部120は、例えばROMやRAM、ハードディスクドライブ(HDD)等により構成され、各種のプログラムやデータを記憶したり、各種のプログラムを実行する際の作業領域やデータの一時的な記憶領域として利用されたりする。例えば、記憶部120には、後述する作業指示発行処理や作業指示決定ルール管理処理を実行するためのコンピュータプログラムである倉庫業務実行プログラムCPが格納されている。倉庫業務実行プログラムCPは、例えば、CD-ROMやDVD-ROM、USBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体(不図示)に格納された状態で提供され、あるいは、インターフェース部150を介して外部装置(ネットワーク上のサーバや他の端末装置)から取得可能な状態で提供され、サーバ装置100上で動作可能な状態で記憶部120に格納される。
また、サーバ装置100の記憶部120には、予め、あるいは、後述する作業指示発行処理や作業指示決定ルール管理処理の際に、各種の情報が格納される。各種の情報としては、静的情報SIと、変動情報VIと、作業指示決定ルールRUと、デジタルツイン情報TIと、実績情報RIとが挙げられる。
静的情報SIは、倉庫WHにおいて時々刻々と変化せず、固定的に設定された指標を示す情報であり、例えば、棚RAおよび通路PWの配置や、一時保管スペースSSおよび仕分け・検品スペースCSの位置等を示す情報である。変動情報VIは、倉庫WHにおいて時々刻々と変化する指標を示す情報であり、例えば、物流量(入荷量および出荷量)、業務に従事する作業者WOおよび倉庫ロボットRO(以下、まとめて「作業体」という。)の数、荷物PAの滞留状況等を含む。本実施形態では、変動情報VIは、作業体(作業者WOおよび倉庫ロボットRO)についての位置と、生産性と、作業適正と、の少なくとも1つをリアルタイムで特定する作業体情報と、倉庫WH内の通路PWを含む空間の利用状況をリアルタイムで特定する空間情報と、倉庫WH内における荷物PAの移動状況(例えば、荷物PAが目的地に到達するまでの経過時間)をリアルタイムで特定する荷物情報と、を含む。
作業指示決定ルールRUは、各作業体WO,ROへ発行すべき作業指示を決定するためのルールである。本実施形態では、作業指示決定ルールRUは、静的情報SIに加えて変動情報VIも参照して作業指示を決定するように定められている。
デジタルツイン情報TIは、倉庫WHの環境を仮想的に再現したデジタルツイン環境を特定する情報である。また、実績情報RIは、倉庫WHにおける業務実績を示す情報である。
サーバ装置100の制御部110は、例えばCPU等により構成され、記憶部120から読み出したコンピュータプログラムを実行することにより、サーバ装置100の動作を制御する。例えば、制御部110は、記憶部120から倉庫業務実行プログラムCPを読み出して実行することにより、後述する作業指示発行処理を実行する作業指示発行部111、後述する作業指示決定ルール管理処理を実行するルール検証・更新部116、および、センシングデバイス連携部118として機能する。作業指示発行部111は、機能モジュールとして、変動情報取得部112と、作業指示作成部113と、実績情報記録部114とを含む。また、ルール検証・更新部116は、機能モジュールとして、実績情報取得部117を含む。これら各部の機能については、後述の作業指示発行処理および作業指示決定ルール管理処理の説明に合わせて説明する。
A-2.作業指示発行処理:
次に、本実施形態の倉庫業務実行システム10において実行される作業指示発行処理について説明する。作業指示発行処理は、倉庫WHの業務に従事する各作業体WO,ROへの作業指示を決定して発行する処理である。図3は、本実施形態の作業指示発行処理の流れを示す説明図である。また、図4は、本実施形態の作業指示発行処理等を概念的に示す説明図である。
まず、サーバ装置100の変動情報取得部112(図2)が、インターフェース部150を介して変動情報VIを取得する(S110)。取得された変動情報VIは、記憶部120に格納される。上述したように、変動情報VIは、倉庫WHにおいて時々刻々と変化する指標を示す情報であり、例えば、物流量、業務に従事する作業体(作業者WOおよび倉庫ロボットRO)の数、荷物PAの滞留状況等を含む。これらの情報は、例えばセンシングデバイス12による検知結果に基づき取得される。
また、本実施形態では、変動情報VIは、作業体(作業者WOおよび倉庫ロボットRO)についての位置と、生産性と、作業適正と、の少なくとも1つをリアルタイムで特定する作業体情報と、倉庫WH内の通路PWを含む空間の利用状況をリアルタイムで特定する空間情報と、倉庫WH内における荷物PAの移動状況をリアルタイムで特定する荷物情報と、を含む。作業体の位置は、例えば、センシングデバイス12による位置検知結果や作業者端末210による位置検知結果に基づき取得される。また、作業体の生産性は、例えば、予め設定された情報(作業者WOの年齢、身長、体重、性別、過去の実績や、倉庫ロボットROの最大処理能力、移動速度等)を基準として、センシングデバイス12による移動速度検知結果や作業者端末210による移動速度検知結果、実際の処理件数とその所要時間に基づき取得される。また、作業体の作業適正は、例えば、予め設定された上記情報を基準として、センシングデバイス12による温度検知結果や作業者端末210による心拍数および/または体温検知結果、過去の作業生産性の平均値に基づき取得される。倉庫WH内の通路PWを含む空間の利用状況や倉庫WH内における荷物PAの移動状況は、例えばセンシングデバイス12による物体有無検知結果に基づき取得される。
なお、サーバ装置100のセンシングデバイス連携部118(図2)は、変動情報VIを検知するためのセンシングデバイス12との連携処理を実行する。この連携処理は、予め設定された共通的な連携方式・連携仕様の標準定義を利用して、センシングデバイス12により検知された情報を変動情報VIとしてサーバ装置100に取り込むための処理であり、倉庫WHにセンシングデバイス12が設置されたタイミングで実行される。この連携処理により、倉庫WHに追加的にセンシングデバイス12が設置された場合に、該追加のセンシングデバイス12により検知された情報を変動情報VIとしてサーバ装置100に取り込むことができる。
次に、サーバ装置100の作業指示作成部113(図2)は、作業指示決定ルールRUに基づき、作業体WO,ROに対する作業指示を作成する(S130)。上述したように、作業指示決定ルールRUは、各作業体WO,ROへ発行すべき作業指示を決定するための予め定められたルールである。作業指示作成部113は、作業指示を作成する際に、静的情報SIおよび変動情報VIを参照する。上述したように、静的情報SIは、倉庫WHにおいて時々刻々と変化せず固定的に設定された指標を示す情報であり、変動情報VIは、倉庫WHにおいて時々刻々と変化する指標を示す情報である。
例えば、作業指示作成部113は、入荷業務の際に、変動情報VIを参照して、倉庫WH全体の入荷待ち滞留状況、一時保管スペースSSの使用率、商品属性、格納予定場所、商品としての作業優先度等を把握し、これらを踏まえて後続の入荷作業(商品の検品・格納)を待機する間の一時保管スペースSS(中継エリア)を指定する作業指示を作成する。
また、例えば、作業指示作成部113は、出荷業務の際に、変動情報VIを参照して、ピッキングエリアと後続処理場所(仕分け・検品スペースCS)との関係性(フロア、距離、歩行動線等)、商品属性、一時保管スペースSS(中継エリア)の使用率等を把握し、ピッキングを行う作業体WO,ROが運ぶべき一時保管スペースSSを指定する作業指示を作成する。
また、例えば、作業指示作成部113は、出荷業務の際に、変動情報VIを参照して、仕分け・検品スペースCSを、そこで作業している作業体WO,ROの属性(生産性・性別等)と組み合わせた個別エリアとして把握し、かつ、ピッキング用の一時保管スペースSS(中継エリア)に残存する商品属性・点数を把握して、適切な作業体WO,ROのいるブースBへの移動を指定する作業指示を作成する。例えば、重量のある商品や長尺物については、体力のある作業体WO,ROのブースBへ誘導する作業指示を作成し、小物で繊細な扱いが求められる商品については、丁寧な作業を得意とする作業体WO,ROのいるブースへ誘導する作業指示を作成する。なお、これらの作業指示は、作業において使用される経路の指定を含んでもよい。ここで、作業において使用される経路とは、作業時動線としての通路と、荷物PAが経由する一時保管スペースと、複数の作業体間で荷物PAを受け渡す場所(作業者WOと作業者WOとの間の受け渡し、作業者WOと倉庫ロボットROとの間の受け渡し、倉庫ロボットROと倉庫ロボットROとの間の受け渡し)と、の少なくとも1つを含む。
次に、サーバ装置100の作業指示発行部111(図2)が、作業体WO,ROに対して作業指示を発行する(S140)。より詳細には、作業者WOに関しては、作業指示発行部111は、作業指示を作業者端末210に向けて送信する。これにより、作業者端末210を保持する作業者WOは、作業指示を受領し、該作業指示に従った作業を実行する。指示された作業を完了した作業者WOは、作業者端末210を操作して、作業の完了報告を行う。また、倉庫ロボットROに関しては、作業指示発行部111は、作業指示を倉庫ロボットROに向けて送信する。これにより、倉庫ロボットROは、作業指示を受領し、該作業指示に従った作業を実行する。指示された作業を完了した倉庫ロボットROは、作業の完了報告を行う。
次に、サーバ装置100の実績情報記録部114(図2)が、倉庫WHにおける業務実績を示す実績情報RIを作成して記録する(S150)。実績情報RIは、倉庫WHにおける業務実績全般の記録を含み、例えば、各作業体WO,ROが実行した作業記録や、物流量の記録、業務に従事した作業体WO,ROの数の記録、荷物PAの滞留状況の記録等を含む。実績情報RIは、記憶部120に格納される。
以上説明した処理が作業指示発行処理の終了(S160:YES)まで、繰り返し実行される。なお、図4に示すように、作業者WOは、サーバ装置100から自動的に発行された作業指示を受けるのみではなく、作業者端末210を操作して自ら作業指示を要求することができる。すなわち、本実施形態の倉庫業務実行システム10では、プッシュ型の作業指示発行に加えて、プル型の作業指示発行を実行可能な、プッシュ・プル混合型のシステムである。
A-3.作業指示決定ルール管理処理:
次に、本実施形態の倉庫業務実行システム10において実行される作業指示決定ルール管理処理について説明する。作業指示決定ルール管理処理は、作業指示決定ルールRUの検証および更新を実行する処理である。図5は、本実施形態の作業指示決定ルール管理処理の流れを示す説明図である。以下、図4および図5を参照して、作業指示決定ルール管理処理について説明する。
まず、サーバ装置100の実績情報取得部117(図2)が、実績情報RIを取得する(S210)。上述したように、実績情報RIは、倉庫WHにおける業務実績を示す情報である。なお、実績情報RIは、倉庫WHにおける実際の業務実績を示す情報に限らず、倉庫WHにおける仮想的な業務実績を示す情報を含んでもよい。
次に、サーバ装置100のルール検証・更新部116(図2)が、実績情報RIとデジタルツイン情報TIとを用いて、作業指示決定ルールRUの検証を実行する(S220)。上述したように、デジタルツイン情報TIは、倉庫WHの環境を仮想的に再現したデジタルツイン環境DTを特定する情報である。ルール検証・更新部116は、デジタルツイン情報TIにより特定されるデジタルツイン環境DTにおいて、実績情報RIにより特定される業務実績を評価し、該評価結果に基づき作業指示決定ルールRUの検証を行う。
サーバ装置100のルール検証・更新部116は、作業指示決定ルールRUの検証結果に基づき、作業指示決定ルールRUを更新すべきか否かを判断する(S230)。作業指示決定ルールRUを更新すべきと判断した場合(S230:YES)、ルール検証・更新部116は、更新すべき内容を抽出して反映することにより、デジタルツイン環境DTの作業指示決定ルールRUを更新する(S240)。さらに、ルール検証・更新部116は、現実世界の作業指示決定ルールRUを、デジタルツイン環境DTの作業指示決定ルールRUの更新に合わせて更新する(S242)。一方、作業指示決定ルールRUを更新すべきではないと判断した場合(S230:NO)、S240,S242の処理はスキップされる。なお、本実施形態では、ルール検証・更新部116は、AIによる機械学習(例えば強化学習)を利用して、作業指示決定ルールRUの検証および更新(S220~S242)を自律的に実行する。
以上の処理が作業指示決定ルール管理処理の終了(S250:YES)まで、繰り返し実行される。
A-4.本実施形態の効果:
以上説明したように、本実施形態のサーバ装置100は、変動情報取得部112と、作業指示作成部113と、作業指示発行部111とを備える。変動情報取得部112は、倉庫WHの業務に従事する作業体(作業者WOおよび/または倉庫ロボットRO)についての位置と、生産性と、作業適正と、の少なくとも1つをリアルタイムで特定する作業体情報と、倉庫WH内の通路PWを含む空間の利用状況をリアルタイムで特定する空間情報と、倉庫WH内における荷物PAの移動状況をリアルタイムで特定する荷物情報と、の少なくとも1つを含む変動情報VIを取得する。作業指示作成部113は、予め設定された作業指示決定ルールRUと、変動情報VIと、に基づき、作業体WO,ROに対する作業指示を作成する。作業指示発行部111は、作業体WO,ROに対して作業指示を発行する。
このように、本実施形態のサーバ装置100では、作業指示作成部113が、変動情報VIに基づき作業体WO,ROに対する作業指示を作成する。変動情報VIは、作業体(作業者WOおよび/または倉庫ロボットRO)についての位置と、生産性と、作業適正と、の少なくとも1つをリアルタイムで特定する作業体情報と、倉庫WH内の通路PWを含む空間の利用状況をリアルタイムで特定する空間情報と、倉庫WH内における荷物PAの移動状況をリアルタイムで特定する荷物情報と、の少なくとも1つを含む情報である。そのため、本実施形態のサーバ装置100では、そのような変動情報VIに基づき、倉庫WH全体における業務の効率化・最適化に資する作業指示を作成・発行することができる。従って、本実施形態のサーバ装置100によれば、倉庫WH全体における業務の効率化・最適化を実現することができる。
例えば上述したように、本実施形態のサーバ装置100では、入荷業務の際に、変動情報VIを参照して、倉庫WH全体の入荷待ち滞留状況、一時保管スペースSSの使用率、商品属性、格納予定場所、商品としての作業優先度等を把握し、これらを踏まえて後続の入荷作業(商品の検品・格納)を待機する間の一時保管スペースSS(中継エリア)を指定する作業指示を作成・発行することができる。これにより、玉突きで待機場所を再変更するなどの無駄な業務を削減できると共に、優先的に入荷すべき商品の捜索時間短縮や、最終格納場所までの動線短縮を実現することができる。
また、例えば上述したように、本実施形態のサーバ装置100では、出荷業務の際に、変動情報VIを参照して、ピッキングエリアと後続処理場所(仕分け・検品スペースCS)との関係性(フロア、距離、歩行動線等)、商品属性、一時保管スペースSS(中継エリア)の使用率等を把握し、ピッキングを行う作業体WO,ROが運ぶべき一時保管スペースSSを指定する作業指示を作成・発行することができる。これにより、ピッキングを行う作業体WO,ROの移動時間を短縮することができると共に、コンベアCOやエレベータ、順立て機といった機械設備の利用状況を把握して商品を滞留させないことで、ピークタイム短縮、アイドルタイム削減を実現することができる。
また、例えば上述したように、本実施形態のサーバ装置100では、出荷業務の際に、変動情報VIを参照して、仕分け・検品スペースCSを、そこで作業している作業体WO,ROの属性(生産性・性別等)と組み合わせた個別エリアとして把握し、かつ、ピッキング用の一時保管スペースSS(中継エリア)に残存する商品属性・点数を把握して、適切な作業体WO,ROのいるブースBへの移動を指定する作業指示を作成・発行することができる。これにより、仕分け・検品スペースCSの各ブースBでの作業平準化を実現することができると共に、作業体WO,ROの属性とのアンマッチに起因する生産性の低い非効率業務を低減することができる。
また、例えば本実施形態のサーバ装置100では、入出荷業務のためロケーションの前で作業をしている作業体WO,ROに対し、付近のロケーションの在庫数確認の作業指示を自動的に作成・発行することにより、常態的な在庫品質の維持に貢献できる。また出荷時に初めて外箱破損や商品不良に気が付き、緊急で別の在庫を捜索・確保するといった出荷業務遅延リスクの低減や、定期で実施する棚卸時の負荷低減も実現することができる。
また、本実施形態のサーバ装置100では、変動情報VIは、倉庫WH内の通路PWを含む空間の利用状況をリアルタイムで特定する空間情報を含み、作業指示は、作業において使用される経路の指定を含む。そのため、本実施形態のサーバ装置100によれば、変動情報VIに基づき、作業において使用される経路の指定を含む作業指示を作成・発行することができ、倉庫WH全体におけるさらなる業務の効率化・最適化を実現することができる。
また、本実施形態のサーバ装置100は、さらに、ルール検証・更新部116を備える。ルール検証・更新部116は、倉庫WHの環境を仮想的に再現したデジタルツイン環境DTを特定するデジタルツイン情報TIを用いて、作業指示決定ルールRUの検証および更新を実行する。そのため、本実施形態のサーバ装置100によれば、在庫データの配置換え、倉庫WH内のレイアウト変更、作業者WOや機械設備数の増減といった、現実世界での検証がコストの観点で難しいと考えられるシミュレーションが可能になり、その効果を事前に定量的に確認する事ができる。また、優位性が認められたルールのみを作業指示決定ルールRUに反映することにより、実運用においては初動時点から確実に改善効果を得ることができる。また、倉庫WH全体の効率化・最適化の観点(作業者の待機時間の最小化、設備・空間利用における損失の最小化、業務コストの最小化、業務スピードの最大化、作業者の生産性向上速度の最大化等)は倉庫WHごとに異なり得るが、本実施形態のサーバ装置100では、類似仮想環境(類似の倉庫を仮想化した環境)でのシミュレーションではなく仮想自倉庫でのシミュレーションを行うことができるため、効率化・最適化の観点に則った作業指示決定ルールRUの検証・更新が可能になる。また、同一の倉庫WHにおいても時期により効率化・最適化の観点が異なり得るが(例えば、多くのパート/アルバイトを採用しているような現場であれば、教育期間中は業務スピード優先ではなく、生産性を向上させる前提で人材配置を行う)、各時期に採用された観点に則った作業指示決定ルールRUの検証・更新が可能になる。
また、本実施形態のサーバ装置100は、さらに、倉庫WHにおける業務実績を示す実績情報RIを取得する実績情報取得部117を備え、ルール検証・更新部116は、実績情報RIを用いて、作業指示決定ルールRUの検証および更新を実行する。そのため、本実施形態のサーバ装置100によれば、倉庫WHにおける業務実績に基づき作業指示決定ルールRUの検証・更新を行うことができ、倉庫WH全体におけるさらなる業務の効率化・最適化を実現することができる。
また、本実施形態のサーバ装置100では、ルール検証・更新部116は、AIによる機械学習を利用して、作業指示決定ルールRUの検証および更新を自律的に実行する。そのため、本実施形態のサーバ装置100によれば、倉庫WH全体における業務の効率化・最適化を実現するための作業指示決定ルールRUの検証・更新といった維持運用において、人による工数を削減することができ、維持運用コストを低減することができる。
また、本実施形態のサーバ装置100は、さらに、変動情報VIを検知するためのセンシングデバイス12との連携処理を実行するセンシングデバイス連携部118を備える。そのため、本実施形態のサーバ装置100によれば、倉庫WH毎に異なるセンシングデバイス12との変動情報VIの連携を容易にし、新たにセンシングデバイス12より取得した変動情報VIを業務指示の最適化に繋げるための期間を短縮することができる。
B.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態における倉庫業務実行システム10や倉庫業務実行システム10に含まれる各装置の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態において、サーバ装置100の制御部110に含まれる複数の機能ブロックの少なくとも一部を省略してもよい。
上記実施形態における作業指示発行処理や作業指示決定ルール管理処理の内容は、あくまで一例であり、種々変更可能である。例えば、上記実施形態において、作業指示発行処理や作業指示決定ルール管理処理を構成する複数のステップの少なくとも一部を省略してもよい。
上記実施形態において、ハードウェアによって実現されている構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、反対に、ソフトウェアによって実現されている構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
10:倉庫業務実行システム 12:センシングデバイス 14:通信装置 100:サーバ装置 110:制御部 111:作業指示発行部 112:変動情報取得部 113:作業指示作成部 114:実績情報記録部 116:ルール検証・更新部 117:実績情報取得部 118:センシングデバイス連携部 120:記憶部 130:表示部 140:操作入力部 150:インターフェース部 190:バス 210:作業者端末 220:管理者端末 CA:台車 CO:コンベア CS:仕分け・検品スペース PA:荷物 PW:通路 RA:棚 RI:実績情報 RO:倉庫ロボット RU:作業指示決定ルール SI:静的情報 SS:一時保管スペース TI:デジタルツイン情報 VI:変動情報 WH:倉庫 WO:作業者

Claims (8)

  1. 倉庫業務実行装置であって、
    倉庫の業務に従事する作業者および/または倉庫ロボットである作業体についての位置と、生産性と、作業適正と、の少なくとも1つをリアルタイムで特定する作業体情報と、前記倉庫内の通路を含む空間の利用状況をリアルタイムで特定する空間情報と、前記倉庫内における荷物の移動状況をリアルタイムで特定する荷物情報と、の少なくとも1つを含む変動情報を取得する変動情報取得部と、
    予め設定された作業指示決定ルールと、前記変動情報と、に基づき、前記作業体に対する作業指示を作成する作業指示作成部と、
    前記作業体に対して前記作業指示を発行する作業指示発行部と、
    を備える、倉庫業務実行装置。
  2. 請求項1に記載の倉庫業務実行装置であって、
    前記変動情報は、前記空間情報を含み、
    前記作業指示は、作業において使用される経路の指定を含む、倉庫業務実行装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の倉庫業務実行装置であって、さらに、
    前記倉庫の環境を仮想的に再現したデジタルツイン環境を特定するデジタルツイン情報を用いて、前記作業指示決定ルールの検証および更新を実行するルール検証・更新部を備える、倉庫業務実行装置。
  4. 請求項3に記載の倉庫業務実行装置であって、さらに、
    前記倉庫における業務実績を示す実績情報を取得する実績情報取得部を備え、
    前記ルール検証・更新部は、前記実績情報を用いて、前記作業指示決定ルールの検証および更新を実行する、倉庫業務実行装置。
  5. 請求項3に記載の倉庫業務実行装置であって、
    前記ルール検証・更新部は、AIによる機械学習を利用して、前記作業指示決定ルールの検証および更新を自律的に実行する、倉庫業務実行装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載の倉庫業務実行装置であって、さらに、
    前記変動情報を検知するためのセンシングデバイスとの連携処理を実行するセンシングデバイス連携部を備える、倉庫業務実行装置。
  7. 倉庫業務実行方法であって、
    倉庫の業務に従事する作業者および/または倉庫ロボットである作業体についての位置と、生産性と、作業適正と、の少なくとも1つをリアルタイムで特定する作業体情報と、前記倉庫内の通路を含む空間の利用状況をリアルタイムで特定する空間情報と、前記倉庫内における荷物の移動状況をリアルタイムで特定する荷物情報と、の少なくとも1つを含む変動情報を取得する工程と、
    予め設定された作業指示決定ルールと、前記変動情報と、に基づき、前記作業体に対する作業指示を作成する工程と、
    前記作業体に対して前記作業指示を発行する工程と、
    を備える、倉庫業務実行方法。
  8. 倉庫業務実行のためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、
    倉庫の業務に従事する作業者および/または倉庫ロボットである作業体についての位置と、生産性と、作業適正と、の少なくとも1つをリアルタイムで特定する作業体情報と、前記倉庫内の通路を含む空間の利用状況をリアルタイムで特定する空間情報と、前記倉庫内における荷物の移動状況をリアルタイムで特定する荷物情報と、の少なくとも1つを含む変動情報を取得する処理と、
    予め設定された作業指示決定ルールと、前記変動情報と、に基づき、前記作業体に対する作業指示を作成する処理と、
    前記作業体に対して前記作業指示を発行する処理と、
    を実行させる、コンピュータプログラム。
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