JP3491558B2 - 代替ロット決定システム - Google Patents

代替ロット決定システム

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JP3491558B2
JP3491558B2 JP13053099A JP13053099A JP3491558B2 JP 3491558 B2 JP3491558 B2 JP 3491558B2 JP 13053099 A JP13053099 A JP 13053099A JP 13053099 A JP13053099 A JP 13053099A JP 3491558 B2 JP3491558 B2 JP 3491558B2
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産管理に関し、
特に、生産工程を変更するために、迅速に代替ロットを
決定するのに役立つ情報を提供する代替ロット決定シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体ウェハを使用した電子デバ
イス部品開発技術の急速な進歩により、各半導体ウェハ
加工業者は、日々新しい製品仕様を要求されるのが現状
である。そのため、緊急オーダ等による、製品仕様の変
更、工程変更が頻繁に発生している。
【0003】継続して依頼者から受注を確保するため
に、各半導体ウェハ加工業者は、仕様変更に対して柔軟
に対応し、仕様変更要求に対し迅速な納期回答を依頼者
に対し行いたいと考えている。
【0004】さて、製造開始後に仕様が変更となると、
生産管理部門は、再加工あるいは他ロットからの振り替
えを行えるかどうかを検討してから依頼者に納期回答を
しなければならない。この際、再加工による仕様変更は
技術的に困難であるため、ほとんどの場合、振り替え可
能な加工中の他ロットの状況を把握する必要がある。
【0005】例えば特開平1−121155号公報に
は、生産スケジューリング装置が示されている。ここに
記載されている生産スケジューリング装置は、生産スケ
ジュールのシミュレーションを行うことができる生産ス
ケジューリング装置である。そして、オペレータが生産
スケジュールに変更を加えた場合、変更後の生産スケジ
ュールに対してシミュレーションを行い、その結果を表
示する。したがって、オペレータは効率的に生産スケジ
ュールを構築できると上記公報には記載されている。
【0006】しかし、同号公報に記載されている生産ス
ケジューリング装置を利用しても、振り替え可能な加工
中の他ロットの状況をオペレータが把握していなければ
ならない状況は依然として存在する。
【0007】また、特開平4−233069号公報に
は、工程変化時スケジューリング方法が示されている。
ここに記載されている工程変化時スケジューリング方法
は、作業オーダの工程の変化時に行われる再スケジュー
リング方法である。この方法は、品種ごとのマスタの工
程情報の他に作業オーダごとに工程情報を備え、再生処
理、分割、併合時に作業オーダごとの工程情報を変更し
て再スケジューリングすることを特徴としている。
【0008】ここで、作業オーダは、製造オーダをロッ
ト分割した後、工程ごとに展開したオーダである。この
ように、品種ごとのマスタの工程情報の他に、作業オー
ダごとの工程情報を有しているため、再生、分割、併合
による作業オーダの変更に対応して再スケジューリング
を動的に行うことができると記載されている。これによ
って、作業スケジューリングを人手によらずに自動的に
作成することが可能である。
【0009】しかしながら、同号公報に記載されている
工程変化時スケジューリング方法を利用しても、振り替
え可能な加工中の他ロットの状況をオペレータが把握し
ておく必要があるという状況は依然として存在する。
【0010】また、特開平9−153090号公報に
は、生産の効率を確保しながら、オーダ変更に対応でき
る加工工程生産計画を高速で立案する加工工程生産計画
立案方法及び装置が示されている。オーダの変動に対処
するためには、以前に立てた生産計画をできるだけ保存
しながら、変動分を組み込むような生産計画の立て直し
をすることが望ましい。
【0011】また、加工工程では部品加工など工程が複
雑で多様な作業(工法)が行なわれることが多い。例え
ば、1つの部品がある作業以降から別種の部品になる
(製品品番が変わる)等、作業によって最適なロットサ
イズや歩留りが異なることがある。そのため、これらを
考慮しつつ、また逆に活かしてオーダ変動に対して効率
的に対応して行くことが必要である。さらに、高速で計
画立案をするには最適化手法では難があり、製品の製造
過程を模擬するシミュレーション手法が適している。し
かし、この場合品番切り替えを減らすなどの各設備上で
の時間軸にそった評価基準値を向上させることは困難で
ある。
【0012】そこで、同号公報に記載されている発明で
は、オーダと完成品在庫と変動前の生産計画の引き当て
を行なって生産オーダを作成している。これによって、
オーダに完成品在庫を引き当てた後、残りのオーダに前
回(オーダ変動前)に立案した生産計画を製品品番、数
量、納期などの情報で引き当てる処理を加えて、生産計
画のうち引き当たった部分をそのままあらたな生産計画
でも使用している。
【0013】前回の生産計画を立案した時点で、生産オ
ーダと生産計画の個々のデータの間には対応関係が存在
しているが、これを無視して引き当てることになる。こ
こで、引き当たった生産計画とそれらに対応していた生
産オーダはそのまま新たな生産計画中に残り、それ以外
は削除される。そして、引き当てられなかったオーダに
対して新たに生産オーダを追加作成する。
【0014】こうすることによって、前回作成した生産
計画を新しい生産計画の一部として活かすことができ、
生産計画の変更を小さいものにすることができると同号
公報には記載されている。
【0015】しかしながら、同号公報に記載されている
加工工程生産計画立案方法及び装置を利用しても、生産
計画の変更を小さいものにすることはできても、振り替
え可能な加工中の他ロットの状況を、結局オペレータが
把握する必要があるという状況は依然として存在してい
る。
【0016】また、特開平11−25181号公報に
は、資材所要展開方式が示されている。ここに記載され
ている資材所要展開方式は、リードタイムの短縮や適正
在庫量・単位手配量の変更、品目管理方法の見直し等の
品目手配方式の変更を考慮した資材所要量展開を行う方
式である。
【0017】今までの資材所要展開方式は、品目手配の
仕方が一定で変更がないことを前提とした方法では、実
際の場で起こっている変化を、日々、資材所要展開して
いるシステムの中に反映することは困難である。さら
に、品目の管理方法を変えた場合に、この変更が、資材
所要展開結果にどのような影響を与えるかを、事前に、
計画段階で評価することが困難である。
【0018】そこで、同号公報に記載されている発明
は、品目情報と、手配方式が変わる品目の変更後の情報
を記述した品目世代情報と、を用いて計算を行ってい
る。この計算のために、同号公報の発明は、MRP計算
用の部品表を作成する部品表構築部と、最終製品・部品
生産計画、確定所要・確定手配情報を入力する計画読み
込み部と、部品表と生産計画から処理対象計画に対応す
る世代情報を検索し品目世代情報から所要展開を行い手
配オーダを生成するMRP計算部と、MRP計算部の出
力をファイルに出力するファイル出力部と、を備えてい
る。さらに、この発明は、資材所要展開の結果の所要計
画、手配計画を表示するMRP結果表示部を含んでい
る。
【0019】したがって、同号公報に記載されている発
明は、各所要を処理する時点で、その所要日をもとに適
用すべき品目(世代)情報を検索し、次に検索した品目
(世代)情報を使って時系列在庫計算を行うことができ
る。その結果、オーダ生成の必要があると判定された場
合に、手配日、手配量を算出して、手配オーダを生成す
る。このように、ある時点で、品目の管理方法を変更し
たい場合に、その変更を反映した手配オーダを生成する
ことができると同号公報に記載されている。
【0020】同号公報によれば、製品の管理方法が変更
されても、その変更を適切に反映した手配オーダの生成
をすることができるとされている。
【0021】しかしながら、同号公報に記載されている
資材所要展開方式を利用しても、管理方法の変更を反映
した手配オーダは作成できても、その変更を決定するた
めには、振り替え可能な加工中の他ロットの状況を、結
局オペレータが把握していなければならないという状況
は依然として解消されていない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の技術においては、各工程の加工スケジュールは、加
工ライン側で稼動効率を考慮し調整されているため、生
産管理側では全工程が完了するまでロットの状況を把握
することが困難であるという問題点があった。
【0023】本発明はかかる課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、生産管理側に、需要の変動に対応
し、製品在庫及び中間工程ロットの生産の進捗に関する
情報を提供するシステムを実現することである。また、
本発明の目的は、需要の優先度によって別オーダで製造
された製品又は加工中の中間品を振り替えることができ
るかどうかの判断の基準となる情報をリアルタイムに生
産管理側に、提供するシステムを実現することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の代替ロット決定システム
は、ロット番号によって生産管理を行っている生産シス
テムにおいて、代替ロットを決定するのに用いられる代
替ロット決定システムであって、各生産工程における工
程作業の着手及び完了実績が登録される登録手段と、前
記登録手段に登録された前記工程作業の着手及び完了実
績に基づき、ロット進捗状況を集計する集計手段と、前
記集計手段が集計した集計データに基づき、ロットごと
に生産の進捗状況を表示するとともに、オーダ情報を表
示する表示手段と、製造規格情報を格納した製品仕様マ
スタと、与えられた代替ロット候補が振り替え可能であ
るか否かを、前記製品仕様マスタに格納された製造規格
情報に基づき判断するとともに、振り替えのために生産
工程内容の変更が必要か否かも判断する仕様変更可否チ
ェック手段と、前記仕様変更可否チェック手段が振り替
えのために生産工程内容の変更が必要と判断した場合
に、再加工指示書を作成する再加工指示書作成手段と、
を含む構成としてある。
【0025】このような構成によれば、ロットが振り替
え可能か否か知ることができるため、利用者は容易に再
スケジューリングすることができる。また、ロットが振
り替え可能か否か知ることができるとともに、振り替え
の結果生産工程内容の変更が必要か否かも利用者は知る
ことができるので、さらに容易に再スケジューリングす
ることができる。さらに、ロットの振り替えによって生
じた生産工程内容の変更を反映した再加工指示書を自動
的に作成することができ、ロット振り替え作業をより円
滑に行うことが可能である。
【0026】請求項2記載の代替ロット決定システム
は、前記登録手段は、前記各生産工程における作業者が
手入力で工程作業の着手及び完了実績を登録するための
端末手段を含む構成としてある。このような構成によれ
ば、各種工作機械を用いていないラインにおいても、工
程作業の着手及び完了実績を登録手段に登録することが
できる。
【0027】請求項3記載の代替ロット決定システム
は、前記登録手段は、前記各生産工程における加工機械
の制御システムから工程作業の着手及び完了実績を取り
込む手段を含む構成としてある。このような構成によれ
ば、各種加工機械の制御システムから直接に工程作業の
着手及び完了実績を取り込めるので、人間の作業量が軽
減される。
【0028】請求項4記載の代替ロット決定システム
は、前記表示手段が表示する進捗状況には、前記ロット
ごとに完了した工程、又は加工中の工程、に関する情報
が含まれている構成としてある。このような構成によれ
ば、ロットごとに工程作業の着手及び完了実績を知るこ
とができるので、利用者は、ロットの振り替えの判断を
行いやすくなる。
【0029】請求項5記載の代替ロット決定システム
は、前記表示手段が表示するオーダ情報には、納期が含
まれている構成としてある。このような構成によれば、
利用者は、納期を考慮してロットの振り替えの判断を行
うことができる。
【0030】請求項6記載の代替ロット決定システム
は、前記表示手段が表示するオーダ情報には、優先度が
含まれている構成としてある。このような構成によれ
ば、利用者は、優先度を考慮してロットの振り替えの判
断を行うことができる。
【0031】
【0032】請求項7記載の代替ロット決定システム
は、代替が決定された代替ロットを新規オーダに振り替
える指示書を作成する指示書作成手段、を含む構成とし
てある。このような構成によれば、ロットの振り替えの
ための指示書が自動的に作成されるため、ロット振り替
え作業を円滑に行うことができる。
【0033】請求項8記載の代替ロット決定システム
は、前記指示書作成手段が作成した指示書に基づき、
替が決定された代替ロットの元オーダ情報を変更し、製
造スケジュールを新規作成するオーダ振り替え手段、を
含む構成としてある。このような構成によれば、ロット
の振り替えによって新たに生じる製造スケジュールを自
動的に作成することができ、ロット振り替え作業を円滑
に行うことが可能である。
【0034】
【0035】請求項9記載の代替ロット決定システム
は、前記生産工程内容の変更には、再加工、工程変更、
加工作業内容変更のいずれかが含まれる構成としてあ
る。このような構成によれば、ロットの振り替えによっ
て生じた再加工、工程変更、加工作業内容変更を反映し
た再加工指示書を自動的に作成することができ、ロット
振り替え作業をより一層円滑に行うことが可能である。
【0036】請求項10記載の代替ロット決定システム
は、前記再加工指示書作成手段は、振り替えによって失
われた元ロットの作業指示書を再作成する構成としてあ
る。このような構成によれば、ロットの振り替えによっ
て、振り替え前の元ロットの作業指示書を自動的に再作
成することができ、ロット振り替え作業をより一層円滑
に行うことが可能である。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を用いて説明する。本実施形態の生産管
理システムは、需要の変動に対応して、製品在庫および
中間工程ロットの生産の進捗状況を把握し、その進捗に
関する情報を提供するものである。
【0038】また、本実施形態の生産管理システムは、
需要の優先度によって別オーダで製造された製品又は加
工中の中間品を振り替えることができるかどうかの判断
の基準となる情報をリアルタイムに提供するものであ
る。
【0039】このような生産管理システムによれば、生
産管理部門は、有用な情報を得ることができ、その結果
代替ロットによる再加工スケジュールを迅速に確定する
ことができる。したがって、生産管理部門は、注文主に
対して迅速に納期回答することができる。
【0040】本発明の生産進捗システムは、原料、中間
品、製品のそれぞれについて一貫して同一のロット番号
を付番して進捗管理することを特徴としている。そし
て、緊急オーダ等による仕様変更が発生したときには、
生産管理部門は、本システムが提供する情報を用いて、
代替可能な優先度の低いオーダのロットを検索し、代替
ロット候補を選出することができる。
【0041】また、本システムは、当該ロットが代替品
となりうるかどうかの条件をチェックし、生産管理部門
に対して回答する。その結果、生産管理部門は、これら
情報を基に代替ロットのオーダを振り替えることができ
る。
【0042】また、本システムは、生産管理部門の指示
に基づき、再加工が必要であれば自動的に再加工指示を
発行する。この再加工指示が発行された時点で製造スケ
ジュールが確定する。したがって、生産管理部門は、注
文主の緊急オーダ等に対して迅速に納期を回答すること
が可能となる。
【0043】図1には、本実施形態にかかる代替ロット
決定システムの構成ブロック図が示されている。本実施
形態にかかる代替ロット決定システム100は、図1に
示されているように、まず、登録手段2と、集計手段4
と、表示手段5と、ディスプレイ20とを備えている。
【0044】登録手段2は、各生産工程1から、作業の
着手、完了実績がロットごとに登録される手段である。
これら作業の着手、完了実績は登録手段2中に保存され
る。なお、生産工程1には、加工ラインや検査ライン等
すべてのラインが含まれる。
【0045】この登録作業は、各生産工程1から作業者
が端末に対して手入力によって行ってもよい。さらに、
各生産工程1の加工機械の制御システムから登録手段2
が直接に作業の着手、完了実績を取り込んでもよい。作
業の着手、完了実績が登録されるタイミングは、各生産
工程1に着手(開始)したときでもよいし、また、完了
(終了)したときでもよい。いずれにせよ、各生産工程
1も複数個存在し、さらにロットも複数個存在するた
め、登録作業自体はランダムに行われる。
【0046】登録手段2に登録された各工程の作業の着
手、完了実績に基づき、集計手段4がロット進捗状況を
集計する。
【0047】表示手段5は、集計手段4が集計した集計
データを元に、各ロットごとに、どの生産工程まで完
了、又は加工中かを表示するとともに、納期や優先度等
のオーダ情報も表示する。表示は、具体的にはディスプ
レイ20の画面に各ロットごとに進捗状況を表示するこ
とによって行われる。また、納期や優先度等のオーダ情
報もこのディスプレイ20の画面上に表示される。
【0048】さて、緊急オーダ等による仕様変更が発生
した場合に、生産管理部門30は、優先度の低い別オー
ダで加工中のロットを表示手段5の表示から探し、代替
ロット候補を選出する。ここで、生産管理部門30と
は、本システムを利用する利用者を意味する。
【0049】生産管理部門30は、いくつかの代替ロッ
ト候補を選出した後、仕様変更可否チェック手段7を起
動し、その候補が代替可能かどうかを調べる。仕様変更
可否チェック手段7は、製品仕様マスタ6から仕様変更
対象の製造規格情報を取得し、振り替えが可能かどうか
を判断する。また、振り替えのために再加工、工程変
更、加工作業内容変更などが必要かどうかも判断する。
【0050】この製品仕様マスタ6には、製造可能なす
べての規格情報が格納されており、この情報を元にし
て、仕様変更可否チェック手段7は、再加工、工程変更
等により他規格へ振り替えできるかどうかを判断するこ
とができる。なお、仕様変更可否チェック手段7の判断
結果は、ディスプレイ20に表示される。
【0051】生産管理部門30は、ディスプレイ20に
表示された仕様変更可否チェック手段7の判断結果結果
をもとに、代替ロットを決定する。生産管理部門30
は、決定した代替ロットを仕様変更指示作成手段8に入
力する。すると、仕様変更指示作成手段8は、決定した
代替ロットを新規オーダに振り替える指示書を作成し、
さらにオーダ振り替え手段9に仕様変更情報を伝達す
る。なお、仕様変更情報は、再加工指示書作成手段10
にも伝達される。
【0052】このとき、再加工、工程変更、加工作業内
容が必要な場合は、再加工指示書作成手段10は、再加
工指示書を作成する。再加工、工程変更、加工作業内容
が必要か否かについては、仕様変更可否チェック手段7
の判断を参照することによって、再加工指示書作成手段
10は知ることができる。また、再加工指示書作成手段
10は振り替えによって失われた元ロットの作業指示書
を再作成する。
【0053】オーダ振り替え手段9は、代替ロットに指
定されたロットの元オーダ情報を変更し、製造スケジュ
ールを新規作成する。ここで、代替ロットに指定された
ロットの元オーダ情報は、表示手段5に格納されてい
る。表示手段5にこの情報が格納されているのは、上述
したように、表示手段5は納期や優先度等のオーダ情報
も表示する必要があるからである。また、オーダ振り替
え手段9は、作成した新規オーダを同様に表示手段5に
登録する。
【0054】以上述べたように、本実施形態によれば、
当該ロットが代替品となりうるかどうかを自動的に判断
するので、利用者は代替ロットを容易に選び出すことが
でき、容易に再スケジューリングを行うことが可能であ
る。また、代替ロットのオーダ振り替え、再加工指示発
行の業務をスムーズにかつ迅速に行うこともできる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、生
産管理システムにおいて需要の変動に対応し、製品在庫
および中間工程ロットの生産進捗を把握し、需要の優先
度によって別オーダで製造された製品又は加工中の中間
品を振り替えることができるかどうかの情報をリアルタ
イムに提供できるため、生産管理部門30は、代替ロッ
トによる再加工スケジュールをすぐに確定することがで
き、迅速に納期回答することが可能となる。
【0056】また、本システムは、当該ロットが代替品
となりうるかどうかの条件をチェックし回答するため、
代替ロットのオーダ振り替え、再加工指示発行の業務を
スムーズにかつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態にかかる代替ロット
決定システムの構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 各生産工程 2 登録手段 4 集計手段 5 表示手段 6 製品仕様マスタ 7 仕様変更可否チェック手段 8 仕様変更指示書作成手段 9 オーダ振り替え手段 10 再加工指示書作成手段 20 ディスプレイ 30 生産管理部門
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−19808(JP,A) 特開 平10−180597(JP,A) 特開 平4−353969(JP,A) 久保多貞夫、外1名,厚板生産管理シ ステム,住友金属,住友金属工業株式会 社,1978年,第30巻、第4号,p.102 −112 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/418 G06F 17/60 B23Q 41/08 H01L 21/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロット番号によって生産管理を行ってい
    る生産システムにおいて、代替ロットを決定するのに用
    いられる代替ロット決定システムであって、 各生産工程における工程作業の着手及び完了実績が登録
    される登録手段と、 前記登録手段に登録された前記工程作業の着手及び完了
    実績に基づき、ロット進捗状況を集計する集計手段と、 前記集計手段が集計した集計データに基づき、ロットご
    とに生産の進捗状況を表示するとともに、オーダ情報を
    表示する表示手段と、 製造規格情報を格納した製品仕様マスタと、 与えられた代替ロット候補が振り替え可能であるか否か
    を、前記製品仕様マスタに格納された製造規格情報に基
    づき判断するとともに、振り替えのために生産工程内容
    の変更が必要か否かも判断する仕様変更可否チェック手
    段と、前記仕様変更可否チェック手段が振り替えのために生産
    工程内容の変更が必要と判断した場合に、再加工指示書
    を作成する再加工指示書作成手段と、 を含むことを特徴とする代替ロット決定システム。
  2. 【請求項2】 前記登録手段は、前記各生産工程におけ
    る作業者が手入力で工程作業の着手及び完了実績を登録
    するための端末手段を含むことを特徴とする請求項1記
    載の代替ロット決定システム。
  3. 【請求項3】 前記登録手段は、前記各生産工程におけ
    る加工機械の制御システムから工程作業の着手及び完了
    実績を取り込む手段を含むことを特徴とする請求項1記
    載の代替ロット決定システム。
  4. 【請求項4】 前記表示手段が表示する進捗状況には、
    前記ロットごとに完了した工程、又は加工中の工程、に
    関する情報が含まれていることを特徴とする請求項1記
    載の代替ロット決定システム。
  5. 【請求項5】 前記表示手段が表示するオーダ情報に
    は、納期が含まれていることを特徴とする請求項1記載
    の代替ロット決定システム。
  6. 【請求項6】 前記表示手段が表示するオーダ情報に
    は、優先度が含まれていることを特徴とする請求項1記
    載の代替ロット決定システム。
  7. 【請求項7】 代替が決定された代替ロットを新規オー
    ダに振り替える指示書を作成する指示書作成手段、 を含むことを特徴とする請求項1記載の代替ロット決定
    システム。
  8. 【請求項8】 前記指示書作成手段が作成した指示書に
    基づき、代替が決定された代替ロットの元オーダ情報を
    変更し、製造スケジュールを新規作成するオーダ振り替
    え手段、 を含むことを特徴とする請求項7記載の代替ロット決定
    システム。
  9. 【請求項9】 前記生産工程内容の変更には、再加工、
    工程変更、加工作業内容変更のいずれかが含まれること
    を特徴とする請求項1記載の代替ロット決定システム。
  10. 【請求項10】 前記再加工指示書作成手段は、振り替
    えによって失われた元ロットの作業指示書を再作成する
    ことを特徴とする請求項1記載の代替ロット決定システ
    ム。
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