JP2018197895A - 生産計画生成装置、生産計画生成方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】製品を個別生産するために必要な情報を迅速かつ効率的に利用して生産計画を生成する。【解決手段】生産計画生成装置200は、通信部240、記憶部220、マスタ情報抽出部211、生産日程計画情報生成部212、生産コスト計画情報生成部214、出力部260を備える。記憶部220は、マスタ情報と特定条件情報とを記憶する。マスタ情報抽出部211は、設計仕様情報と特定条件情報とに基づいて、通信部240が取得した設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定して記憶部220から抽出する。生産日程計画情報生成部212は、生産工程に関するマスタ情報に基づいて、生産日程を示す生産日程計画情報を生成し、生産コスト計画情報生成部214は、生産日程計画情報と生産コストに関するマスタ情報とに基づいて、生産コストの発生時期を示す生産コスト計画情報を生成し、出力部260が生産日程計画情報および生産コスト計画情報を出力する。【選択図】図4
Description
本発明は、生産計画生成装置、生産計画生成方法及びプログラムに関する。
事業活動の多角化・グローバル化に伴う競争が激化する中で継続的な発展を遂げるため、企業におけるデータ管理はますます重要になっている。製造業においては、製品の生産に必要な情報を一元的に管理し、これらの情報を迅速かつ効率的に生産計画の生成に利用する手法が求められている。特許文献1は、マスタ情報をデータベース化して管理し、生産対象の製品に対応するマスタ情報を用いて処理工程を管理する技術を開示している。
製品を機種ごとに大量生産する場合には、工程種別をはじめとする少数の項目に関連付けたマスタ情報を管理すれば足りるが、顧客の需要に応じて製品を個別生産する場合には、各々の設計仕様に応じた大量のマスタ情報を設定および管理する必要があり、特許文献1が開示する技術では、マスタ情報を迅速かつ効率的に生産計画の生成に利用することが困難である。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、製品を個別生産するために必要な情報を迅速かつ効率的に利用して生産計画を生成することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る生産計画生成装置は、取得手段、記憶手段、マスタ情報抽出手段、生産日程計画情報生成手段、生産コスト計画情報生成手段、出力手段を備える。取得手段は、生産対象の製品の設計仕様を示す設計仕様情報を取得する。記憶手段は、生産対象となり得る各製品の設計仕様ごとの生産工程および生産コストに関する複数種のマスタ情報と、設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定するための条件が定義された特定条件情報とを記憶する。マスタ情報抽出手段は、設計仕様情報と特定条件情報とに基づいて、設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定し、特定したマスタ情報を記憶手段から抽出する。生産日程計画情報生成手段は、マスタ情報抽出手段が抽出した生産工程に関するマスタ情報に基づいて、生産対象の製品の生産日程を示す生産日程計画情報を生成する。生産コスト計画情報生成手段は、生産日程計画情報とマスタ情報抽出手段が抽出した生産コストに関するマスタ情報とに基づいて、生産対象の製品の生産に要するコストの発生時期を示す生産コスト計画情報を生成する。出力手段は、生産日程計画情報および生産コスト計画情報を出力する。
本発明に係る生産計画生成装置は、設計仕様情報と特定条件情報とに基づいて、生産対象となり得る各製品の設計仕様ごとに予め設定された複数種のマスタ情報から設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定および抽出し、抽出したマスタ情報のうち、生産工程に関するマスタ情報に基づいて生産日程計画情報と生成し、生産コストに関するマスタ情報に基づいて生産コスト計画情報を生成して利用者に提示する。このため、本発明によれば、製品を個別生産するために必要な情報を迅速かつ効率的に利用して生産計画を生成することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る生産計画支援システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る生産計画支援システム1は、設計仕様生成装置100と生産計画生成装置200とを含み、個別生産案件ごとに製品の生産計画情報を生成して提示するシステムである。設計仕様生成装置100と生産計画生成装置200とは、有線および無線の通信回線を適宜組み合わせて構築される通信ネットワークNWを介して相互に通信可能に接続されている。例えば、設計仕様生成装置100は設計部署に設置され、生産計画生成装置200は生産計画の策定業務を行う生産計画担当部署に配置される。なお、図1には、設計仕様生成装置100と生産計画生成装置200が1つずつ示されているが、企業が保有する設計部署および生産計画担当部署の数に応じて、任意の数の設計仕様生成装置100および生産計画生成装置200が本実施の形態に適用可能である。
設計仕様生成装置100は、設計者の入力データに基づいて設計仕様情報を生成して生産計画生成装置200に供給する。ここで、設計仕様情報とは、個別生産される製品毎にその設計仕様が定められた情報である。設計仕様情報の具体的な内容については後述する。
生産計画生成装置200は、設計仕様生成装置100から取得した設計仕様情報に基づいて、生産対象の製品の生産日程計画情報、作業コスト情報、および生産コスト計画情報を含む生産計画情報を生成して利用者に提示する。生産計画情報の具体的な内容については後述する。
次に、生産計画支援システム1に含まれる設計仕様生成装置100、生産計画生成装置200の各構成について説明する。
設計仕様生成装置100は、図2に示すように、制御部110、記憶部120、通信部140、入力部150、出力部160を備える。これらの各部位は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有するコンピュータを備える。制御部110は、ROMに記憶された各種の動作プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、設計仕様生成装置100の各構成部位を制御する。
制御部110は、機能的には、設計仕様情報生成部111、設計仕様情報送信制御部112を有する。
設計仕様情報生成部111は、設計仕様生成装置100の典型的な利用者である設計者の入力データに基づいて、生産対象の製品の設計仕様を示す設計仕様情報を生成する。また、一旦、設計仕様情報を生成した後、設計仕様の変更が生じた際には、設計仕様変更情報を生成する。設計仕様情報生成部111は、生成した設計仕様情報および設計仕様変更情報を後述する記憶部120に記憶させる。
設計仕様情報送信制御部112は、通信部140を制御して、設計仕様情報生成部111によって生成された設計仕様情報および設計仕様変更情報を生産計画生成装置200に送信する。
なお、設計仕様情報生成部111、設計仕様情報送信制御部112は、1つのコンピュータにより実現されてもよいし、それぞれが別個のコンピュータにより実現されてもよい。
ここで、設計仕様情報の具体的な内容について説明する。設計仕様情報は、図3に示す設計仕様テーブル111Aの各項目のデータを含む。設計仕様テーブル111Aは、「受注ID」、「製品ID」、「設計仕様A」、「設計仕様B」、「設計仕様C」、「設計仕様D」の各項目のデータが対応付けられている。なお、設計仕様テーブル111A内の項目は、これらの項目に限られず、例えば、設計仕様A〜D以外の設計仕様項目を含んでもよい。また、設計仕様変更情報は、設計仕様変更に伴って設計仕様情報に含まれる各項目のデータが更新されたものである。
「受注ID」は、受注案件を識別するための識別情報である。設計仕様テーブル111Aにおいて、各受注案件には、受注IDとして、例えば「AA001」、「BB001」、「CC001」等が割り当てられている。
「製品ID」は、生産対象の製品を識別するための識別情報である。設計仕様テーブル111Aにおいて、生産対象の各製品には、製品IDとして、例えば「XXX」、「YYY」、「ZZZ」等が割り当てられている。
「設計仕様A」、「設計仕様B」、「設計仕様C」、「設計仕様D」は、生産対象の製品の設計仕様内容を示す設計仕様項目である。設計仕様項目として、例えば、形成材料、オプションパーツの有無、構成部材の寸法、加工面の精度等が挙げられ、これらの各設計仕様項目が、適宜「設計仕様A」〜「設計仕様D」に設定される。設計仕様テーブル111Aにおいて、「設計仕様A」および「設計仕様B」には「M01」、「M03」や「Y」、「N」等の分類型データ、「設計仕様B」および「設計仕様C」には「550」,「320」や「±0.1」等の数値型データが、それぞれ格納されている。
図2に戻り、記憶部120は、記憶内容が書き換え可能な不揮発性の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等を備える。記憶部120は、例えば、演算データ、送受信データ等の各種データを記憶する。
通信部140は、通信ネットワークNWに接続して外部機器とデータ通信するための通信インタフェースである。通信部140は、例えば、設計仕様情報送信制御部112の制御に従って、生産計画生成装置200に設計仕様情報または設計仕様変更情報を送信する。
入力部150は、キーボード、マウス、タッチパネル、操作ボタン等を備え、利用者の操作、設計仕様情報または設計仕様変更情報に関連するデータ入力等を受け付ける。
出力部160は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置、プリンタ、スピーカ等を備え、例えば、設計仕様情報の内容を出力する。
生産計画生成装置200は、図4に示すように、制御部210、記憶部220、通信部240、入力部250、出力部260を備える。これらの各部位は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
制御部210は、CPU、RAM、ROM等を有するコンピュータを備える。制御部210は、ROMに記憶された各種の動作プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、生産計画生成装置200の各構成部位を制御する。
制御部210は、機能的には、マスタ情報抽出部211、生産日程計画情報生成部212、作業コスト情報生成部213、生産コスト計画情報生成部214、設計仕様変更評価部215を有する。
マスタ情報抽出部211は、設計仕様生成装置100から取得した設計仕様情報に対応するマスタ情報を記憶部220から抽出する。より詳細には、マスタ情報抽出部211は、特定条件情報DB221に格納された、生産関連項目ごとに設けられた特定条件テーブルを参照して、設計仕様情報に含まれる設計仕様項目の各データが適合する組合せ条件を生産関連項目ごとに特定し、特定した各組合せ条件に対応付けられたマスタ情報を記憶部220の各マスタDBから抽出する。ここで、生産関連項目とは、工程経路、生産リソース、標準工期、作業手順、標準作業時間のように、製品を生産するにあたり設定が必要な基本的な項目である。
生産日程計画情報生成部212は、設計仕様情報または設計仕様変更情報に対応する生産日程計画情報を生成する。ここで、生産日程計画情報とは、設計仕様情報または設計仕様変更情報が示す各種設計仕様に応じた製品の生産スケジュールを示す情報である。
作業コスト情報生成部213は、設計仕様情報または設計仕様変更情報に対応する作業コスト情報を生成する。ここで、作業コスト情報とは、各作業に要する作業コストを示す情報である。
生産コスト計画情報生成部214は、設計仕様情報または設計仕様変更情報に対応する生産コスト計画情報を生成する。ここで、生産コスト計画情報とは、生産日程計画、作業コスト、購買コストを勘案した生産コストの発生スケジュールを示す情報である。
設計仕様変更評価部215は、設計仕様の変更に伴って生産計画情報の再生成が必要であるか否かを評価する。また、生産計画情報の再生成が必要である場合には、設計仕様変更情報に対応するマスタ情報の抽出をマスタ情報抽出部211に指示し、生産計画情報の再生成を実行させる。このように、設計仕様変更評価部215は、生産日程計画情報および生産コスト計画情報を含む生産計画情報の再生成が必要か否かを判定する計画変更判定手段として機能する。
なお、マスタ情報抽出部211、生産日程計画情報生成部212、作業コスト情報生成部213、生産コスト計画情報生成部214、設計仕様変更評価部215は、1つのコンピュータにより実現されてもよいし、それぞれが別個のコンピュータにより実現されてもよい。
記憶部220は、記憶内容が書き換え可能な不揮発性の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等を備える。記憶部220は、例えば、演算データ、送受信データ等の各種データを記憶する。
また、記憶部220は、設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定するための条件が定義された特定条件情報を格納する特定条件情報データベース221を有する。ここで、特定条件情報データベース221は、特定条件情報を記憶する記憶手段の一例である。なお、図4では「データベース」を「DB」(Data Base)と表記しており、本明細書においても「データベース」を「DB」と記すことがある。
また、記憶部220は、設計仕様情報に含まれる設計仕様項目の各データと直接的に関連する複数種のマスタ情報の各々を格納する工程経路マスタDB222、生産リソースマスタDB223、標準工期マスタDB224、作業手順マスタDB225、標準作業時間マスタDB226と、設計仕様情報に含まれる設計仕様項目の各データとは直接的に関連しない複数種のマスタ情報の各々を格納する内外製区分マスタDB227、作業費レートマスタDB228、購買コストマスタDB229を有する。これらの各データベースは、生産対象となり得る各製品の設計仕様ごとの生産工程および生産コストに関する複数種のマスタ情報を記憶する記憶手段の一例である。
さらに、記憶部220は、設計仕様生成装置100から取得した設計仕様情報および設計仕様変更情報を格納する設計仕様情報DB230、生産日程計画情報生成部212が生成した生産日程計画情報を格納する生産日程計画情報DB231、作業コスト情報生成部213が生成した作業コスト情報を格納する作業コスト情報DB232、生産コスト計画情報生成部214が生成した生産コスト計画情報を格納する生産コスト計画情報DB233を有する。
特定条件情報DB221は、生産関連項目ごとに、設計仕様情報に含まれる設定仕様項目の各データを評価する複数の条件式を論理積「AND」、論理和「OR」のいずれか、または、両方で結合した組合せ条件が特定条件として規定された図5A〜図5Eに示す特定条件テーブルを有する。特定条件は、設計仕様情報が示す各種設計仕様に応じた製品を生産するために適用する各マスタ情報を特定し、各データベースから抽出するためのものであり、各特定条件には、抽出すべきマスタ情報を識別するための抽出コードが付与されている。
図5Aに示す特定条件テーブル221Aは、工程経路マスタDB222から設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定するための条件を規定したテーブルである。特定条件テーブル221Aにおいて、例えば、条件式「設計仕様A="M01"」と条件式「設計仕様B="Y"」とが論理積「AND」で結合された特定条件が規定されており、この特定条件には、抽出コードとして工程経路コード「P001」が付与されている。例えば、設計仕様情報の設計仕様Aおよび設計仕様Bの各データがこの特定条件を満たす場合、工程経路マスタDB222から工程経路コード「P001」に対応付けられたデータがマスタ情報として抽出される。
図5Bに示す特定条件テーブル221Bは、生産リソースマスタDB223から設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定するための条件を規定したテーブルである。特定条件テーブル221Bにおいて、各特定条件には、抽出コードとして生産リソースコードが付与されている。
図5Cに示す特定条件テーブル221Cは、標準工期マスタDB224から設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定するための条件を規定したテーブルである。特定条件テーブル221Cにおいて、各特定条件には、抽出コードとして標準工期コードが付与されている。
図5Dに示す特定条件テーブル221Dは、作業手順マスタDB225から設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定するための条件を規定したテーブルである。特定条件テーブル221Dにおいて、各特定条件には、抽出コードとして作業手順コードが付与されている。
図5Eに示す特定条件テーブル221Eは、標準作業時間マスタDB226から設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定するための条件を規定したテーブルである。特定条件テーブル221Eにおいて、各特定条件には、抽出コードとして標準作業時間コードが付与されている。
また、記憶部220は、生産関連項目ごとにマスタ情報を格納する、工程経路マスタDB222、生産リソースマスタDB223、標準工期マスタDB224、作業手順マスタDB225、標準作業時間マスタDB226を有する。
工程経路マスタDB222は、単一または複数の工程を経て生産される製品の工程経路を示す工程経路マスタ情報を記憶する。工程経路マスタDB222は、製品ごとに選択し得る工程経路が規定された、図6に示す工程経路テーブル222Aを有する。工程経路テーブル222Aは、「製品ID」、「第1工程」〜「第4工程」、「工程経路コード」の各項目のデータが対応付けられている。図6に示す工程経路テーブル222Aにおいて、例えば、製品ID「XXX」の工程経路として、第1工程〜第4工程に順に「工程A」、「工程D」、「工程E」、「工程G」が規定され、これらのデータには設計仕様情報に対応するマスタ情報を抽出するための抽出コードとして工程経路コード「P001」が付与されている。
生産リソースマスタDB223は、各工程において使用される設備および人員からなる生産リソースの処理能力を示す生産リソースマスタ情報を記憶する。生産リソースマスタDB223は、工程ごとに使用し得る生産リソースの処理能力が規定された、図7に示す生産リソーステーブル223Aを有する。生産リソーステーブル223Aは、「工程」、「処理能力係数」、「生産リソースコード」の各項目のデータが対応付けられている。
「処理能力係数」は、各工程における基準となるリソースの処理能力を「1.0」としたときの相対的な比率を示している。図7に示す生産リソーステーブル223Aにおいて、各工程において最初に列挙されたリソースの処理能力を1.0としている。例えば、工程Aにおける生産リソース「リソースB」の処理能力係数には「1.2」が設定され、これらの情報には生産リソースコード「R002」が付与されている。これは、工程Aを実施する際、リソースBを使用した方がリソースAを使用するよりも生産効率が高いことを示している。
標準工期マスタDB224は、各工程の開始から終了までに要する時間である標準的な工期を示す標準工期マスタ情報を記憶する。標準工期マスタDB224は、各工程の標準的な工期が規定された、図8に示す標準工期テーブル224Aを有する。標準工期テーブル224Aは、「標準工期コード」、「工程」、「標準工期」の各項目のデータが対応付けられている。標準工期テーブル224Aにおいて、例えば、工程Aの標準工期として「2日」が規定され、これらのデータには抽出コードとして工程経路コード「C001」が付与されている。
作業手順マスタDB225は、各工程における作業手順を示す作業手順マスタ情報を記憶する。作業手順マスタDB225は、各工程における作業の流れが規定された、図9に示す作業手順テーブル225Aを有する。作業手順テーブル225Aは、「作業手順コード」、「工程」、「作業手順」の各項目のデータが対応付けられている。作業手順テーブル225Aにおいて、例えば、工程Aの作業手順として「作業A→作業C→作業D→作業C」が規定され、これらの情報には抽出コードとして作業手順コード「S001」が付与されている。
標準作業時間マスタDB226は、各作業に要する標準作業時間を示す標準作業時間マスタ情報を記憶する。標準作業時間マスタDB226は、各作業の標準的な作業時間が規定された、図10に示す標準作業時間テーブル226Aを有する。標準作業時間テーブル226Aは、「標準作業時間コード」、「作業」、「標準作業時間」の各項目のデータが対応付けられている。標準作業時間テーブル226Aにおいて、例えば、作業Aの標準作業時間として「6時間」が規定され、これらのデータには抽出コードとして標準作業時間コード「T001」が付与されている。
内外製区分マスタDB227は、各作業を担当または委託し得る依頼先を内製および外注に区分して規定した内外製区分情報を記憶する。内外製区分マスタDB227は、図11に示す内外製区分テーブル227Aを有する。内外製区分テーブル227Aは、「作業」、「内外製区分」の各項目のデータが対応付けられ、例えば、作業Aの依頼先として内製「生産部署A」、「生産部署C」、「生産部署D」、外注「委託業者A」、「委託業者B」が規定されている。
作業費レートマスタDB228は、各作業を担当または委託し得る依頼先の作業費レートを規定した作業費レート情報を記憶する。作業費レートマスタDB228は、図12に示す作業費レートテーブル228Aを有する。作業費レートテーブル228Aは、「作業」、「依頼先」、「作業費レート」の各項目のデータが対応付けられている。ここで、作業費レートとは、単位時間当たりの作業費である。
購買コストマスタDB229は、各工程において必要となる物品の購買コストを規定した購買コスト情報を記憶する。購買コストマスタDB229は、図13に示す購買コストテーブル229Aを有する。購買コストテーブル229Aは、「工程」、「物品」、「購買コスト」の各項目のデータが対応付けられている。
図4に戻り、通信部240は、通信ネットワークNWに接続して外部機器とデータ通信するためのNIC、アンテナ等を備える。通信部240は、例えば、通信ネットワークNWを介して設計仕様生成装置100から生産仕様情報、生産仕様変更情報を受信する。このように、通信部240は、生産仕様情報および生産仕様変更情報を外部から取得する取得手段として機能する。
入力部250は、キーボード、マウス、タッチパネル、操作ボタン等を備え、利用者の操作、データ入力を受け付ける。入力部250は、例えば、各作業の依頼先の選択操作を受け付ける。
出力部260は、LCD、PDP、有機ELディスプレイ等の表示装置、プリンタ、スピーカ等を備え、例えば、生産日程計画情報、作業コスト情報、生産コスト計画情報等の生産計画情報の内容を出力する。
次に、図14〜図18を参照しながら、生産計画生成装置200が生産計画情報を生成および出力するための一連の処理を説明する。
最初に、図14に示すフローチャートを参照して、制御部210のマスタ情報抽出部211が実行するマスタ情報抽出処理について説明する。マスタ情報抽出処理は、設計仕様情報に対応する各マスタ情報を各データベースから抽出する処理である。マスタ情報抽出部211は、利用者による生産計画情報の生成を指示する生成指示操作を入力部250が受け付けたことに応答して、マスタ情報抽出処理を開始する。
マスタ情報抽出部211は、マスタ情報抽出処理を開始すると、まず、生産計画情報の元データとなる設計仕様情報を取得する(ステップS101)。マスタ情報抽出部211は、設計仕様情報DB230から生成指示操作に応じた設計仕様テーブルを読み出すことにより、設計仕様情報を取得する。
続いて、マスタ情報抽出部211は、特定条件マスタ情報を取得する(ステップS102)。マスタ情報抽出部211は、特定条件情報DB221から特定条件テーブル221A〜221Eを読み出すことにより、特定条件情報を取得する。
次に、マスタ情報抽出部211は、ステップS101において取得した設計仕様情報と、ステップS102において取得した特定条件マスタ情報とに基づいて、設計仕様情報に対応する各マスタ情報を特定する(ステップS103)。マスタ情報抽出部211は、生産関連項目ごとに設けられた特定条件テーブル221A〜221Eを参照して、設計仕様テーブルに含まれる設計仕様項目の各データが適合する特定条件をそれぞれ検索し、その特定条件に対応付けられた抽出コードを取得することにより、設計仕様情報に対応する各マスタ情報を特定する。
続いて、マスタ情報抽出部211は、設計仕様情報に対応する各マスタ情報を抽出する(ステップS104)。マスタ情報抽出部211は、各マスタDB222〜226を参照し、ステップS103において取得した抽出コードに対応付けられたマスタ情報を抽出する。ステップS104の処理を実行した後、マスタ情報抽出部211は、マスタ情報抽出処理を終了する。
次に、図15に示すフローチャートを参照して、制御部210の生産日程計画情報生成部212が実行する生産日程計画情報生成処理について説明する。生産日程計画情報生成処理は、設計仕様情報に対応する生産日程計画情報を生成する処理である。生産日程計画情報生成部212は、マスタ情報抽出部211がマスタ情報抽出処理を終了したことに応答して、生産日程計画情報生成処理を開始する。
生産日程計画情報生成部212は、生産日程計画情報生成処理を開始すると、まず、各工程の実工期を算出する(ステップS201)。生産日程計画情報生成部212は、マスタ情報抽出部211により抽出された工程経路マスタ情報、標準工期マスタ情報、生産リソースマスタ情報に基づいて、工程経路に含まれる各工程の実工期を算出する。各工程の実工期は、「標準工期×処理能力係数」により算出される。
次に、生産日程計画情報生成部212は、各工程の生産リソースの割り当てを決定する(ステップS202)。生産日程計画情報生成部212は、マスタ情報抽出部211によって同一の工程に関する複数の生産リソースマスタ情報が抽出された場合、複数の生産リソースマスタ情報から任意の生産リソース情報を選択し、その工程において使用する生産リソースとして決定する。
続いて、生産日程計画情報生成部212は、生産日程計画情報を生成する(ステップS203)。生産日程計画情報生成部212は、ステップS202において決定した各工程の生産リソースと、ステップS201において算出した実工期に基づいて、各工程の開始日および終了日を決定する。この際、生産日程計画情報生成部212は、バックワードスケジューリング、フォワードスケジューリング等の一般的なスケジューリング方式を適用してもよい。また、生産日程計画情報生成部212は、例えば、前段取りおよび後段取りの各日数を考慮してもよい。
次に、生産日程計画情報生成部212は、ステップS203において生成した生産日程計画情報が適正であるか否かを判定する(ステップS204)。生産日程計画情報生成部212は、例えば、リソース負荷の平準化、生産リードタイムの短縮化、納期遅れの最小化等を目的とするスケジュール評価関数を設定して生産日程計画情報が示す生産日程計画の評価値を算出し、この評価値と予め定められた基準値とを比較することにより、生産日程計画情報が適正であるか否かを判定する。
生産日程計画情報が適正であると判定した場合(ステップS204;YES)、生産日程計画情報生成部212は、この生産日程計画情報を生産日程計画情報DB231に格納するとともに、出力部260を制御して生産日程計画情報の内容を出力する(ステップS205)。その後、生産日程計画情報生成部212は、生産日程計画情報生成処理を終了する。
一方、生産日程計画情報が適正ではないと判定した場合(ステップS204;NO)、生産日程計画情報生成部212は、実行可能解が存在するか否かを判定する(ステップS206)。生産日程計画情報生成部212は、例えば、各工程に別の生産リソースを割り当てることが可能であるか否かに応じて、実行可能解が存在するか否かを判定する。実行可能解が存在すると判定した場合(ステップS206;YES)、生産日程計画情報生成部212は、処理をステップS202に戻して新たな生産日程計画情報を生成する。
一方、実行可能解が存在しないと判定した場合(ステップS206;NO)、生産日程計画情報生成部212は、適正な生産日程計画情報が生成できない旨を報知する(ステップS207)。
ステップS207の処理を実行した後、生産日程計画情報生成部212は、生産日程計画情報の適正評価の緩和を許容されたか否かを判定する(ステップS208)。生産日程計画情報生成部212は、生産日程計画情報の適正評価の緩和を許容する旨の利用者による入力操作を入力部250が受け付けたか否かに応じて判定する。生産日程計画情報の適正評価の緩和を許容されたと判定した場合(ステップS208;YES)、生産日程計画情報生成部212は、これまで生成した生産日程計画情報のうち最も評価値が高い生産日程計画情報を生産日程計画情報DB231に格納するとともに、出力部260を制御してその生産日程計画情報の内容を出力する(ステップS205)。
一方、生産日程計画情報の適正評価の緩和を許容されていないと判定した場合(ステップS208;NO)、生産日程計画情報生成部212は、生成した生産日程計画情報を無効とし、生産日程計画情報生成処理を終了する。
次に、図16に示すフローチャートを参照して、制御部210の作業コスト情報生成部213が実行する作業コスト情報生成処理について説明する。作業コスト情報生成処理は、設計仕様情報に対応する作業コスト情報を生成する処理である。作業コスト情報生成部213は、生産日程計画情報生成部212が生産日程計画情報生成処理を終了したことに応答して、作業コスト情報生成処理を開始する。
作業コスト情報生成部213は、作業コスト情報生成処理を開始すると、各作業の作業時間を算出する(ステップS301)。作業コスト情報生成部213は、マスタ情報抽出部211により抽出された工程経路マスタ情報、作業手順マスタ情報、標準作業時間マスタ情報に基づいて、工程経路に含まれる全工程を通じて各作業の作業時間を算出する。
次に、作業コスト情報生成部213は、各作業の依頼先が選択されたか否かを判定する(ステップS302)。作業コスト情報生成部213は、例えば、出力部260を制御してステップS301において算出した各作業の作業時間および内外製区分情報を表示し、利用者による各作業の依頼先を選択する選択操作を入力部250が受け付けたか否かに応じて判定する。各作業の依頼先が選択されていないと判定した場合(ステップS302;NO)、作業コスト情報生成部213は、ステップS302の処理の実行を繰り返し、全作業の依頼先が選択されるまで待機する。
一方、各作業の依頼先が選択されたと判定した場合(ステップS302;YES)、作業コスト情報生成部213は、作業コスト情報を生成する(ステップS303)。作業コスト情報生成部213は、作業費レートテーブルを参照し、各作業の依頼先の作業費レートと作業時間とを乗算して各作業の作業コストを算出することにより、作業コスト情報を生成する。
ステップS303において作業コスト情報を生成した後、作業コスト情報生成部213は、作業コスト情報を作業コスト情報DB232に格納するとともに、出力部260を制御して作業コスト情報の内容を出力し(ステップS304)、作業コスト情報生成処理を終了する。
次に、図17に示すフローチャートを参照して、制御部210の生産コスト計画情報生成部214が実行する生産コスト計画情報生成処理について説明する。生産コスト計画情報生成処理は、設計仕様情報に対応する生産コスト計画情報を生成する処理である。生産コスト計画情報生成部214は、作業コスト情報生成部213が作業コスト情報生成処理を終了したことに応答して、生産コスト計画情報生成処理を開始する。
生産コスト計画情報生成部214は、生産コスト計画情報生成処理を開始すると、各作業の作業コストの発生時期を特定する(ステップS401)。作業コスト情報生成部213は、生産日程計画情報生成部212により生成された生産日程計画情報が示す各工程の実施時期と、作業コスト情報生成部213により生成された作業コスト情報が示す各作業の作業コストとに基づいて、各作業の作業コストの発生時期を特定する。なお、作業コストの発生時期は、作業コストが発生する日付が厳密に特定される必要はなく、例えば週単位または月単位で特定されればよい。
続いて、生産コスト計画情報生成部214は、購買コストの発生時期を特定する(ステップS402)。生産コスト計画情報生成部214は、生産日程計画情報が示す各工程の実施時期と、購買コストマスタDB229に記憶された購買コスト情報が示す各工程において必要となる部品や材料の購買コストに基づいて、購買コストの発生時期を特定する。なお、購買コストの発生時期は、作業コストの発生時期と同様に、購買コストが発生する日付が厳密に特定される必要はなく、例えば週単位または月単位で特定されればよい。また、購買コストの発生時期を特定する際、一般的な製造部品表(M−BOM:Manufacturing Bill Of Material)を用いた資材所要量計画(MRP:Material Requirement Planning)を適用してもよい。
次に、生産コスト計画情報生成部214は、生産コスト計画情報を生成する(ステップS403)。生産コスト計画情報生成部214は、作業コストおよび購買コストの発生時期を照合し、例えば、作業単位および物品単位で各コストとその発生時期をまとめて生産コスト計画情報を生成する。
ステップS403において生産コスト計画情報を生成した後、生産コスト計画情報生成部214は、生産コスト計画情報を生産コスト計画情報DB233に格納するとともに、出力部260を制御して生産コスト計画情報の内容を出力する(ステップS404)。ステップS404の処理を実行した後、生産コスト計画情報生成部214は、生産コスト計画情報生成処理を終了する。
次に、図18に示すフローチャートを参照して、制御部210の設計仕様変更評価部215が実行する設計仕様変更評価処理について説明する。設計仕様変更評価処理は、設計仕様の変更に応じて生産計画情報の再生成が必要であるか否を評価する処理である。設計仕様変更評価部215は、利用者による、設計仕様変更に伴う生産計画情報の再生成の必要性の評価を指示する評価指示操作を入力部250が受け付けたことに応答して、設計仕様変更評価処理を開始する。
設計仕様変更評価部215は、設計仕様変更評価処理を開始すると、まず、設計仕様変更情報を取得する(ステップS501)。設計仕様変更評価部215は、設計仕様情報DB230を参照し、評価指示操作に応じた設計仕様テーブルを読み出すことにより、設計仕様変更情報を取得する。
次に、設計仕様変更評価部215は、設計仕様変更情報に対応する各抽出コードを特定する(ステップS502)。設計仕様変更評価部215は、特定条件情報DB221から特定条件テーブル221A〜221Eを読み出し、ステップS501において読み出した設計仕様テーブルに含まれる設計仕様項目の各データが適合する特定条件をそれぞれ検索し、その特定条件に対応付けられた抽出コードを特定する(ステップS502)。
設計仕様変更評価部215は、設計仕様変更前後の各抽出コードが一致するか否かを判定する(ステップS503)。設計仕様変更評価部215は、設計仕様変更前の各抽出コードとステップS502において抽出した各抽出コードとを比較し、それぞれが一致するか否かを判定する。
設計仕様変更前後の各抽出コードが一致すると判定した場合(ステップS503;YES)、設計仕様変更評価部215は、設計仕様変更に伴う生産計画情報の変更がない旨を報知する(ステップS504)。設計仕様変更評価部215は、出力部260を制御して、設計仕様変更に伴う生産計画情報の変更がない旨のメッセージ表示あるいは音声出力を行う。
一方、設計仕様変更前後の各抽出コードが一致しないと判定した場合(ステップS503;NO)、設計仕様変更評価部215は、設計仕様変更に伴う生産計画情報の変更がある旨を報知する(ステップS505)。設計仕様変更評価部215は、出力部260を制御して、設計仕様変更に伴う生産計画情報の変更がある旨のメッセージ表示あるいは音声出力を行う。
続いて、設計仕様変更評価部215は、設計仕様変更情報に対応する生産計画情報の生成を指示する(ステップS506)。設計仕様変更評価部215は、マスタ情報抽出部211に設計仕様変更情報を元にマスタ情報抽出処理を実行するよう指示する。これにより、設計仕様変更情報に対応する生産計画情報を生成するための一連の処理が随時実行される。
ステップS504またはステップS506の処理を実行した後、設計仕様変更評価部215は、設計仕様変更評価処理を終了する。
以上に述べたように、本実施の形態によれば、生産計画生成装置200は、個別生産される製品の生産に必要な各種マスタ情報を保持し、設計仕様生成装置100から取得した設計仕様情報に含まれる設計仕様項目の各データを評価する複数の条件式を論理積または論理和のうち少なくとも一方で結合して定義された組合せ条件に適合するマスタ情報を抽出し、そのマスタ情報を利用して生産計画情報を生成して利用者に提示する。このように、生産計画生成装置200は、製品を個別生産するために必要なマスタ情報を生産計画の生成に迅速かつ効率的に利用することができる。
また、生産計画生成装置200は、設計仕様生成装置100から設計仕様変更情報を取得した場合、先に取得した設計仕様情報に対応するマスタ情報と設計仕様変更情報に対応するマスタ情報とを比較し、生成計画情報の再生成の要否を判定する。生成計画情報の再生成が必要であると判定した場合、設計仕様変更情報に対応するマスタ情報に基づいて、生成計画情報を再生成して利用者に提示する。このように、生産計画生成装置200は、設計仕様の変更に応じて生成計画の見直しを行うことにより、利用者に適切な生成計画情報を提示することができる。
また、生産計画生成装置200は、生産計画情報の再生成の要否に関する判定結果を報知する。これにより、利用者は、生産計画の変更の必要性を早期に把握することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変形および応用が可能である。
例えば、上記の実施の形態において、作業コスト情報生成部213が実行する作業コスト情報生成処理のステップS302では、利用者による各作業の依頼先の選択に応じて作業コスト情報を生成した。しかし、作業コスト情報生成部213が、作業費レートテーブル228Aを参照し、例えば、利用者の許可が得られるまで適宜作業費レートが低い順に依頼先を選択して作業コスト情報を生成するべく設計してもよい。これにより、利用者の各作業の依頼先を選択する煩雑な作業を省くことができ、生産計画策定の利便性を向上させることができる。
上記の実施の形態において、制御部210のCPUが実行する動作プログラムは、あらかじめROMに記憶されていた。しかしながら、本発明は、これに限定されず、上記の各種処理を実行させるための動作プログラムを、既存の汎用コンビュータや、フレームワーク、ワークステーション等に実装することにより、上記の実施の形態に係る生産計画生成装置200に相当する装置として機能させてもよい。
このようなプログラムの提供方法は任意であり、例えば、コンピュータが読取可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM)等に格納して配布してもよいし、インターネットをはじめとするネットワーク上のストレージにプログラムを格納しておき、これをダウンロードさせることにより提供してもよい。
また、上記の処理をOS(Operating System)とアプリケーションプログラムとの分担、または、OSとアプリケーションプログラムとの協働によって実行する場合には、アプリケーションプログラムのみを記録媒体やストレージに格納してもよい。また、搬送波にプログラムを重畳し、ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、ネットワーク上の掲示板(Bulletin Board System:BBS)に上記プログラムを掲示し、ネットワークを介してプログラムを配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上記の処理を実行するべく設計してもよい。
1…生産計画支援システム、100…設計仕様生成装置、110…制御部、111…設計仕様情報生成部、111A…設計仕様テーブル、112…設計仕様情報送信制御部、120…記憶部、140…通信部、150…入力部、160…出力部、200…生産計画生成装置、210…制御部、211…マスタ情報抽出部、212…生産日程計画情報生成部、213…作業コスト情報生成部、214…生産コスト計画情報生成部、215…設計仕様変更評価部、220…記憶部、221…特定条件情報DB、221A〜221E…特定条件テーブル、222…工程経路マスタDB、222A…工程経路テーブル、223…生産リソースマスタDB、223A…生産リソーステーブル、224…標準工期マスタDB、224A…標準工期テーブル、225…作業手順マスタDB、225A…作業手順テーブル、226…標準作業時間マスタDB、226A…標準作業時間テーブル、227…内外製区分マスタDB、227A…内外製区分テーブル、228…作業費レートマスタDB、228A…作業費レートテーブル、229…購買コストマスタDB、229A…購買コストテーブル、230…設計仕様情報DB、231…生産日程計画情報DB、232…作業コスト情報DB、233…生産コスト計画情報DB、240…通信部、250…入力部、260…出力部、BL…バスライン、NW…通信ネットワーク
Claims (6)
- 生産対象の製品の設計仕様を示す設計仕様情報を取得する取得手段と、
生産対象となり得る各製品の設計仕様ごとの生産工程および生産コストに関する複数種のマスタ情報と、前記設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定するための条件が定義された特定条件情報とを記憶する記憶手段と、
前記設計仕様情報と前記特定条件情報とに基づいて、前記設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定し、特定したマスタ情報を前記記憶手段から抽出するマスタ情報抽出手段と、
前記マスタ情報抽出手段が抽出した前記生産工程に関するマスタ情報に基づいて、前記生産対象の製品の生産日程を示す生産日程計画情報を生成する生産日程計画情報生成手段と、
前記生産日程計画情報と前記マスタ情報抽出手段が抽出した前記生産コストに関するマスタ情報とに基づいて、前記生産対象の製品の生産に要するコストの発生時期を示す生産コスト計画情報を生成する生産コスト計画情報生成手段と、
前記生産日程計画情報および前記生産コスト計画情報を出力する出力手段と、を備える、
生産計画生成装置。 - 前記条件は、前記設計仕様情報に含まれる設計仕様項目の各データを評価する複数の条件式を論理積または論理和のうち少なくとも一方で結合して定義された組合せ条件である、
請求項1に記載の生産計画生成装置。 - 前記生産日程計画情報および前記生産コスト計画情報の再生成が必要か否かを判定する計画変更判定手段、を更に備え、
前記取得手段は、前記生産対象の製品の設計仕様の変更を示す設計仕様変更情報を取得し、
前記マスタ情報抽出手段は、前記設計仕様変更情報と前記特定条件情報とに基づいて、前記設計仕様変更情報に対応するマスタ情報を特定し、
前記計画変更判定手段は、前記設計仕様情報に対応するマスタ情報と前記設計仕様変更情報に対応するマスタ情報との比較に基づいて、前記再生成が必要か否かを判定し、
前記計画変更判定手段が前記再生成が必要であると判定した場合、前記生産日程計画情報生成手段および前記生産コスト計画情報生成手段は、前記マスタ情報抽出手段によって新たに抽出された前記設計仕様変更情報に対応するマスタ情報に基づいて、前記生産日程計画情報および前記生産コスト計画情報を生成する、
請求項1または2に記載の生産計画生成装置。 - 前記計画変更判定手段は、前記再生成が必要か否かの判定結果に応じて、前記設計仕様の変更に伴う前記生産日程計画情報および前記生産コスト計画情報の再生成の有無を報知する、
請求項3に記載の生産計画生成装置。 - 生産対象の製品の設計仕様を示す設計仕様情報を取得する取得ステップと、
前記設計仕様情報と、前記設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定するための条件が定義された特定条件情報とに基づいて、生産対象となり得る各製品の設計仕様ごとの生産工程および生産コストに関する複数種のマスタ情報を記憶する記憶手段から前記設計仕様情報に対応するマスタ情報を抽出するマスタ情報抽出ステップと、
前記マスタ情報抽出ステップで抽出された生産工程に関するマスタ情報に基づいて、前記生産対象の製品の生産日程を示す生産日程計画情報を生成する生産日程計画情報生成ステップと、
前記生産日程計画情報と前記マスタ情報抽出ステップで抽出された生産コストに関するマスタ情報とに基づいて、前記生産対象の製品の生産に要するコストの発生時期を示す生産コスト計画情報を生成する生産コスト計画情報生成ステップと、
前記生産日程計画情報および前記生産コスト計画情報を出力する出力ステップと、を備える、
生産計画生成方法。 - コンピュータに、
生産対象の製品の設計仕様を示す設計仕様情報を取得する取得処理と、
前記設計仕様情報と、前記設計仕様情報に対応するマスタ情報を特定するための条件が定義された特定条件情報とに基づいて、生産対象となり得る各製品の設計仕様ごとの生産工程および生産コストに関する複数種のマスタ情報を記憶する記憶手段から前記設計仕様情報に対応するマスタ情報を抽出するマスタ情報抽出処理と、
前記マスタ情報抽出処理で抽出された生産工程に関するマスタ情報に基づいて、前記生産対象の製品の生産日程を示す生産日程計画情報を生成する生産日程計画情報生成処理と、
前記生産日程計画情報と前記マスタ情報抽出処理で抽出された生産コストに関するマスタ情報とに基づいて、前記生産対象の製品の生産に要するコストの発生時期を示す生産コスト計画情報を生成する生産コスト計画情報生成処理と、
前記生産日程計画情報および前記生産コスト計画情報を出力する出力処理と、
を実行させるためのプログラム。
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