JP2002109166A - 文書承認システム - Google Patents

文書承認システム

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JP2002109166A
JP2002109166A JP2000289329A JP2000289329A JP2002109166A JP 2002109166 A JP2002109166 A JP 2002109166A JP 2000289329 A JP2000289329 A JP 2000289329A JP 2000289329 A JP2000289329 A JP 2000289329A JP 2002109166 A JP2002109166 A JP 2002109166A
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JP2000289329A
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Tadashi Yamada
正 山田
Shogo Endo
省吾 遠藤
Koji Kato
幸二 加藤
Ryogo Kanetani
亮吾 金谷
Ryosuke Matsuuchi
良介 松内
Yoshiko Miwa
宜子 三輪
Hiromi Kobayashi
浩美 小林
Yasuhiko Mori
泰彦 森
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Microsoft Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 承認かかわる設定に対して自由度が高く、ユ
ーザが操作しやすい文書承認システムを提供する。 【解決手段】 承認を受ける文書と、承認に関わるパラ
メータを1つにまとめたデータファイルと、文書の承認
を指示し、条件を設定するためのためのGUIとを複数
のマークアップランゲージ文書の形態で作成し、サーバ
10内に記憶しておく。クライアント20はブラウザに
よりマークアップランゲージ文書を読み出して、文書作
成、承認/拒絶、条件設定に関わる処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
を使用して、複数のユーザが作成文書の承認を行う文書
承認システム、方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーバを介して複数のクライアン
ト間で書類の転送を行い、作成された書類の承認を行う
文書承認システムが提案されている。
【0003】従来のこの種の文書承認システムでは、あ
る担当者がクライアント上で書類を作成すると、その担
当者の上司に対して電子メールで作成書類を送付する。
上司は電子メールを受信すると上司のクライアント上で
書類を修正した上で、書類に対して署名を行う。必要が
あれば、上司はさらに上の上司に対して承認を受けるた
めに書類を転送する。
【0004】また、予め書類の転送順をサーバに登録し
ておいて、登録された転送順に書類を配信するシステム
も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の転送順をサーバ
に予め登録しておく文書承認システムでは、転送順が固
定的であるので、文書ごとにその転送順を修正するため
の設定が煩雑で、文書の種類内容により複数の転送順が
存在するような職場環境では不向きであった。
【0006】そこで、本発明の目的は、承認に関わる設
定に対して自由度が高く、ユーザが操作しやすい文書承
認システム、方法および記録媒体を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、文書作成者および文書承
認者を含む複数のクライアントと接続し、文書作成者の
クライアントから承認すべき文書であって、該文書中に
文書複数の承認者の名前および当該複数の承認者の承認
経路を示す承認経路情報を含む文書を受信する受信手段
と、当該受信した文書について前記複数の文書作成者の
承認を得るために、前記文書中に含まれる承認経路情報
の承認経路に沿って前記文書中に含まれる文書承認者名
のクライアントに承認すべき文書を配信する配信手段と
を具えたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の文書
承認システムにおいて、前記文書はマークアップランゲ
ージ文書の形態で作成されることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1に記載の文書
承認システムにおいて、マークアップランゲージ文書の
形態の雛型文書を記憶する記憶手段をさらに有し、該記
憶手段に記憶された雛型文書を文書作成者のクライアン
トで読み出して、承認すべき文書を作成することを特徴
とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項3に記載の文書
承認システムにおいて、前記雛型文書のマークアップラ
ンゲージ文書には、承認ボタンを定義したタグ命令が記
載されており、該雛型文書から作成された承認すべき文
書を文書承認者側のクライアントで表示したときに、文
書承認者は前記操作ボタンを操作することにより前記文
書承認者が文書の承認を行うことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項4に記載の文書
承認システムにおいて、文書承認者が前記操作ボタンを
操作するごとに前記承認すべき文書には前記文書承認者
の承認を示す情報が付加されることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項1に記載の文書
承認システムにおいて、前記文書承認者は自己のクライ
アントから承認を委任する者を指定可能であって、前記
配信手段は当該指定された者のクライアントに承認が委
任された文書を転送することを特徴とする文書承認シス
テム。
【0013】請求項7の発明は、請求項6に記載の文書
承認システムにおいて、前記承認を委任された者は自己
のクライアントから承認を委任する別の者を指定可能で
あって、前記配信手段は当該指定された者のクライアン
トに承認が委任された文書を転送することを特徴とす
る。
【0014】請求項8の発明は、請求項7に記載の文書
承認システムにおいて、前記配信手段は承認を委任した
者が該承認を委任されることを阻止することを特徴とす
る。
【0015】請求項9の発明は、請求項1に記載の文書
承認システムにおいて、前記文書承認者は自己のクライ
アントから相談する者を指定可能であって、前記配信手
段は、当該指定された者のクライアントに承認すべき文
書を転送することを特徴とする。
【0016】請求項10の発明は、請求項9に記載の文
書承認システムにおいて、相談された者は自己のクライ
アントから相談する別の者を指定可能であって、前記配
信手段は当該指定された者のクライアントに前記承認す
べき文書を転送することを特徴とする。
【0017】請求項11の発明は、請求項10に記載の
文書承認システムにおいて、前記配信手段は相談した者
が同一の承認すべき文書について相談を受けることを阻
止することを特徴とする。
【0018】請求項12の発明は、請求項1に記載の文
書承認システムにおいて、前記承認すべき文書に含まれ
る承認経路情報を前記文書作成者または前記文書承認者
のクライアントで作成または修正可能であることを特徴
とする。
【0019】請求項13の発明は、請求項12に記載の
文書承認システムにおいて、前記承認経路情報の示す承
認経路には分岐が含まれることを特徴とする。
【0020】請求項14の発明は、請求項13に記載の
文書承認システムにおいて、前記分岐は飛び越し分岐で
あることを特徴とする。
【0021】請求項15の発明は、請求項1に記載の文
書承認システムにおいて、前記承認すべきクライアント
では前記承認すべき文書に対して拒絶が可能であり、該
拒絶が行われた場合には、前のステージの文書承認者の
クライアントに対して、拒絶された文書を前記配信手段
が転送することを特徴とする。
【0022】請求項16の発明は、請求項1に記載の文
書承認システムにおいて、前記承認すべきクライアント
では前記承認すべき文書に対して拒絶および拒絶した文
書の転送先の指定が可能であり、前記配信手段は、拒絶
された文書を当該指定された配信先に転送することを特
徴とする。
【0023】請求項17の発明は、請求項1に記載の文
書承認システムにおいて、文書承認者のクライアントに
保留された期間を計時する計時手段をさらに有し、該計
時手段の計時した期間が予め定めた期間を超えた場合に
は、当該文書が保留されたクライアントに対して警告メ
ッセージを前記配信手段が配信することを特徴とする。
【0024】請求項18の発明は、請求項1に記載の文
書承認システムにおいて、文書承認者のクライアントに
保留された期間を計時する計時手段をさらに有し、該計
時手段の計時した期間が予め定めた期間を超えた場合に
は、予め定めた他の文書承認者のクライアントに対して
前記承認すべき文書を承認のために前記配信手段が転送
することを特徴とする。
【0025】請求項19の発明は、請求項18に記載の
文書承認システムにおいて、前記予め定めた他の文書承
認者のクライアントを示す情報が前記承認すべき文書の
中に含まれていることを特徴とする。
【0026】請求項20の発明は、請求項1に記載の文
書承認システムにおいて、文書作成者は、作成文書の取
戻しを指示可能であり、前記配信手段は、取り戻しの指
示に応じて、現在承認のために配信されている文書を前
記文書作成者のクライアントに転送することを特徴とす
る。
【0027】請求項21の発明は、文書作成者および文
書承認者を含む複数のクライアントとサーバとが接続さ
れており、文書作成者のクライアントから承認すべき文
書であって、該文書中に文書複数の承認者の名前および
当該複数の承認者の承認経路を示す承認経路情報を含む
文書を前記サーバで受信し、当該受信した文書について
前記複数の文書作成者の承認を得るために、前記文書中
に含まれる承認経路情報の承認経路に沿って前記文書中
に含まれる文書承認者名のクライアントに承認すべき文
書を前記サーバにより配信することを特徴とする。
【0028】請求項22の発明は、請求項22に記載の
文書承認方法において、前記文書はマークアップランゲ
ージ文書の形態で作成されることを特徴とする。
【0029】請求項23の発明は、請求項21に記載の
文書承認方法において、マークアップランゲージ文書の
形態の雛型文書を前記サーバが記憶しておき、当該記憶
された雛型文書を文書作成者のクライアントで読み出し
て、承認すべき文書を作成することを特徴とする。
【0030】請求項24の発明は、請求項23に記載の
文書承認システムにおいて、前記雛型文書のマークアッ
プランゲージ文書には、承認ボタンを定義したタグ命令
が記載されており、該雛型文書から作成された承認すべ
き文書を文書承認者側のクライアントで表示したとき
に、文書承認者は前記操作ボタンを操作することにより
前記文書承認者が文書の承認を行うことを特徴とする。
【0031】請求項25の発明は、請求項24に記載の
文書承認方法において、文書承認者が前記操作ボタンを
操作するごとに前記承認すべき文書には前記文書承認者
の承認を示す情報が付加されることを特徴とする。
【0032】請求項26の発明は、請求項21に記載の
文書承認方法において、前記文書承認者は自己のクライ
アントから承認を委任する者を指定可能であって、前記
サーバは当該指定された者のクライアントに承認が委任
された文書を転送することを特徴とする。
【0033】請求項27の発明は、請求項26に記載の
文書承認方法において、前記承認を委任された者は自己
のクライアントから承認を委任する別の者を指定可能で
あって、前記サーバは当該指定された者のクライアント
に承認が委任された文書を転送することを特徴とする。
【0034】請求項28の発明は、請求項27に記載の
文書承認方法において、前記サーバは承認を委任した者
が該承認を委任されることを阻止することを特徴とす
る。
【0035】請求項29の発明は、請求項21に記載の
文書承認方法において、前記文書承認者は自己のクライ
アントから相談する者を指定可能であって、前記サーバ
は、当該指定された者のクライアントに承認すべき文書
を転送することを特徴とする。
【0036】請求項30の発明は、請求項29に記載の
文書承認方法において、相談された者は自己のクライア
ントから相談する別の者を指定可能であって、前記サー
バは当該指定された者のクライアントに前記承認すべき
文書を転送することを特徴とする。
【0037】請求項31の発明は、請求項30に記載の
文書承認方法において、前記サーバは相談した者が同一
の承認すべき文書について相談を受けることを阻止する
ことを特徴とする。
【0038】請求項32の発明は、請求項31に記載の
文書承認方法において、前記承認すべき文書に含まれる
承認経路情報を前記文書作成者または前記文書承認者の
クライアントで作成または修正可能であることを特徴と
する。
【0039】請求項33の発明は、請求項32に記載の
文書承認方法において、前記承認経路情報の示す承認経
路には分岐が含まれることを特徴とする。
【0040】請求項34の発明は、請求項33に記載の
文書承認方法において、前記分岐は飛び越し分岐である
ことを特徴とする。
【0041】請求項35の発明は、請求項1に記載の文
書承認方法において、前記承認すべきクライアントでは
前記承認すべき文書に対して拒絶が可能であり、該拒絶
が行われた場合には、前のステージの文書承認者のクラ
イアントに対して、拒絶された文書を前記サーバが転送
することを特徴とする。
【0042】請求項36の発明は、請求項21に記載の
文書承認方法において、前記承認すべきクライアントで
は前記承認すべき文書に対して拒絶および拒絶した文書
の転送先の指定が可能であり、前記サーバは、拒絶され
た文書を当該指定された配信先に転送することを特徴と
する。
【0043】請求項37の発明は、請求項31に記載の
文書承認方法において、文書承認者のクライアントに保
留された期間を前記サーバが計時し、該サーバの計時し
た期間が予め定めた期間を超えた場合には、当該文書が
保留されたクライアントに対して警告メッセージを前記
サーバが配信することを特徴とする。
【0044】請求項38の発明は、請求項21に記載の
文書承認方法において、文書承認者のクライアントに保
留された期間を前記サーバにより計時し、該サーバの計
時した期間が予め定めた期間を超えた場合には、予め定
めた転送先のクライアントに対して前記承認すべき文書
を前記サーバが転送することを特徴とする。
【0045】請求項39の発明は、請求項38に記載の
文書承認方法において、前記予め定めた転送先を示す情
報が前記承認すべき文書の中に含まれていることを特徴
とする。
【0046】請求項40の発明は、請求項21に記載の
文書承認方法において、文書作成者は、作成文書の取戻
しを指示可能であり、前記サーバは、取り戻しの指示に
応じて、現在承認のために配信されている文書を前記文
書作成者のクライアントに転送することを特徴とする。
【0047】請求項41の発明は、文書作成者および文
書承認者を含む複数のクライアントとサーバとが接続さ
れており、文書作成者のクライアントから承認すべき文
書であって、該文書中に文書複数の承認者の名前および
当該複数の承認者の承認経路を示す承認経路情報を含む
文書を前記サーバで受信し、当該受信した文書について
前記複数の文書作成者の承認を得るために、前記文書中
に含まれる承認経路情報の承認経路に沿って前記文書中
に含まれる文書承認者名のクライアントに承認すべき文
書を前記サーバにより配信するために、前記文書の中の
承認を受けるべき文書内容を記憶する第1の記憶領域
と、少なくとも前記承認経路情報を含み、前記クライア
ントまたは前記サーバ側で文書承認関連処理のために使
用するパラメータを記憶する第2の記憶領域とを各文書
ごとに具えたことを特徴とする。
【0048】請求項42の発明は、1つの文書が承認を
受ける文書内容と少なくとも文書の承認を受けるための
グラフィカルユーザインターフェースの定義とで構成さ
れており、該文書を記録したことを特徴とする。
【0049】請求項43の発明は、1つの文書が承認を
受ける文書内容とコンピュータが実行する承認関連処理
内容の定義とで構成されており、該文書を記録すると共
に、承認を行うコンピュータが前記承認関連処理の定義
に従って承認関連処理を実行することを特徴とする。
【0050】請求項44の発明は、請求項43に記載の
記録媒体において、前記承認関連処理の定義はマークア
ップランゲージ文書のタグ命令により定義されることを
特徴とする。
【0051】請求項45の発明は、請求項43に記載の
記録媒体において、前記承認関連の処理はマクロ命令の
形態で定義されることを特徴とする。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0053】図1は本発明を適用した全体コンピュータ
システムをを示す。図1において、サーバ10および複
数のクライアント20がLANなどの通信ネットワークに
接続されている。サーバ10は作成された書類をその書
類に関連付けられた承認者のクライアントに配信する。
サーバ10はその他、新規機能を有する。本願明細書で
は、サーバ10が本発明の文書承認システムとして機能
する。クライアント20は書類作成者および書類承認者
側に設置される。
【0054】サーバ10には図2に示すような、以下の
ソフトウェアプログラムやその他オブジェクトが搭載さ
れている。
【0055】メールサーバは、書類の作成者が作成した
書類を書類の承認者に電子メール(以下、メールと略記
する)の形態で配信する。本実施形態では、セキュリテ
ィのために、クライアント20は配信された書類を保存
しておくことはできず、配信後は、サーバ10内に書類
を保存し、その書類を読み出す。
【0056】WEBサーバは、サーバ10内に保存されて
いるマークアップランゲージ文書、たとえば、HTML文書
やXML文書(以下、MLDと略記する場合がある)などの文
書をクライアント20に提供するためのソフトウェアプ
ログラムであり、本実施形態ではさらに、クライアント
20からの指示で、マークアップランゲージ文書の記載
内容を書き換える機能およびクライアント20から指示
される情報処理を実行するゲートウェイプログラムの機
能を有するものを使用する。
【0057】ドキュメント(文書)データベースは、承
認前の作成文書、承認後の文書、文書作成に使用する雛
型文書を格納する。
【0058】オペレーティングシステム(OS)は、サ
ーバのシステム動作を実行し、OS上で上述のソフトウ
ェアプログラムが実行可能となる。
【0059】マークアップランゲージ文書(MLD)は
クライアント20側にインストールされたブラウザによ
り読み出されて、MLDに記載されたタグ命令がブラウ
ザに実行される。すでによく知られているタグには以下
のようなものがある。 ・MLD中に記載された文字列を表示するためのタグ ・MLD中で記憶場所が規定されたイメージまたは他の
MLDをその記憶場所から読み出して表示するためのタ
グ 後述するが、本実施形態では、文書作成および承認手続
きの条件設定のための画面を表示させるためのMLDお
よび承認を受けるべき文書そのもののMLDが用意され
る。また、文書作成に使用する雛型文書もMLDであ
る。 ・MLD中で定義された文字列あるいはサーバ10上に
保管されたイメージをクライアント20の表示画面に表
示させ、その文字列またはイメージがユーザのマウス操
作で指定されると、その指定に応じて情報処理を行なう
タグ。このような文字列またはイメージは一般的にボタ
ンと呼ばれる。また、ボタン操作に応じてクライアント
20側のブラウザが実行する情報処理は四則演算、他の
MLDの呼び出し、表の作成等がよく知られている。 ・サーバ10のゲートウェイプログラム(本実施形態で
はWEBサーバ)に対して、実行すべき情報処理内容を
指示するタグ。一般的によく知られている情報処理は、
パスワードの照合処理、データベースの検索処理、ゲー
トウェイプログラム側で定義されている情報処理に対し
て、入力情報を引渡す処理がある。 ・自己のMLDまたは他のMLDの記載内容の書き換え
を指示するタグ。
【0060】クライアント20にはブラウザが搭載され
る。ブラウザはMLDに記載されたタグを解析し、ML
Dのタグが指示する情報処理を実行する。
【0061】このような構成において実行される文書承
認方法を次に説明する。
【0062】図3は文書作成および文書承認のために表
示されるクライアント20側の表示画面の一例を示す。
図3の表示画面は、クライアント20のブラウザにより
MLDに基づき表示される。
【0063】図3において、50は文書の承認を指示す
るためのボタン、51は文書の拒絶および差し戻しを指
示するためのボタンである。52は承認を委任するかま
たは文書作成の相談のために書類の転送を指示するボタ
ンである。
【0064】100は承認者による承認の有無、承認者
の名前、承認経路などを示す承認手続き情報を表示する
欄である。この欄については図4を参照して後で説明す
る。
【0065】53は承認手続き設定用の表示画面を呼び
出すためのボタン、54はその他の条件、たとえば、詳
細設定用の表示画面を呼び出すためのボタンである。本
実施形態では、不図示の承認手続き設定画面で、下記の
承認手続きを設定する。
【0066】(1)1人の承認者の名前、または複数の
承認者が属するグループ名 本実施形態では、承認者を個人名で指定することができ
るとともに、たとえば、経理課というようなグループ名
を指定できる。
【0067】(2)承認経路、 承認経路は0,1,2、というように番号でユーザによ
り指示され、0(第1ステージ)は文書作成者が初期設
定される。1は最初に承認を受けるステージで、1の番
号に対応させてユーザはキーボードから承認者名または
グループ名を入力する。
【0068】54は承認手続き以外の条件設定画面を呼
び出すためのボタンである。このボタンの操作に応じて
文書承認に関わる種々の条件設定画面が現れる。
【0069】一例を紹介すると、ステージの飛び越しの
要否および飛び越し条件を設定することができる。ここ
で、飛び越しとは、あるステージで所定期間の間に承認
処理が行われないと、承認すべき文書を次のステージの
承認者のクライアント20に自動配信する処理を意味す
る。承認者が出張や休暇でいなくなる場合には、承認手
続き設定者は飛びし越し要を設定することができる。
【0070】55は文書記載欄で、“Author”の
欄に文書作成者が名前をキーボードから入力すると、上
記承認経路の第1ステージの文書作成者として、入力さ
れた名前が自動設定される。
【0071】図3の署名表示欄100の詳細を図4に示
す。本実施形態では、日本語モードおよび英語モードの
2種類が用意されており、上記2つのモードは署名(承
認が行われたことを示す情報)の表示形態が異なる。符
号(A)は日本語モードの表示形態を示す。101はス
テージ番号を示す。文書作成ステージだけは“Subi
tter”の表記が使用される。
【0072】同一の番号(この場合“1”)が複数ある
ステージはそのステージがグループの形態で設定されて
いることを表す。103は設定された承認者の名前を示
す。なお、グループ名が設定された場合には、サーバ1
0内に搭載された、グループ名とそのグループ名に属す
る名前の対応表に基づいて、設定されたグループ名に対
応する名前および名前数が得られるので、名前数に対応
する署名表示欄が自動的に作成されて表示さされる。署
名表示欄の作成および表示はMLDに記載されたタグに
基づきブラウザで実行される。
【0073】102は承認が行われたか否かを色で表示
する部分(円形図形)である。承認前は円形図形102
内は灰色であり、図3のApproveボタン50が操
作されると、円形図形102の輪郭線が赤に変更され
る。104は承認者の欄を強調するための枠の表示であ
る。本実施形態では、承認が行われるごとに、カウンタ
(初期値0)をインクリメントすることにより、承認が
どこのステージで行われているかをカウンタの値で表
す。このカウンタの値は承認のための文書にパラメータ
として帯同される。
【0074】ブラウザは文書(MLD)中に記載されて
いるカウンタ値およびタグにしたがって、承認すべき承
認者の署名表示欄の枠を強調表示する。この強調表示に
より、承認者は、自分がこの書類を承認したか否かを知
ることができる。また、承認者はこれまでの承認者の名
前や承認経過を知ることができる。
【0075】図4において、符号(B)は英語モードで
の署名表示欄の一例を示す。
【0076】201はステージ番号の表記である。20
2はステージ番号に対応させたイメージである。なお、
ステージ番号に対応させる代わりにイメージとして承認
者の写真などを使用してもよい。イメージはサーバ10
内に保存され、MLD内に記載されたタグによりクライ
アント20側で表示される。203は承認、拒絶を示す
図形であり、レ印は承認、×印は拒絶を表す。承認およ
び拒絶の指示は図3のボタン50および51の操作によ
り行われる。204は承認者の名前である。
【0077】日本語モードおよび英語モードのどちらを
使用するかは、図3のボタン54を操作した後に表示さ
れる条件設定画面で設定される。この設定のためにはボ
タンのオン/オフを使用すればよい。
【0078】本実施形態で使用するHTML文書につい
て図11を参照して説明する。本実施形態では、表示画
面に図3に示すような文書を表示するためのタグ記載欄
6000と、そのHTML文書中で設定されたパラメー
タ、あるいは入力された情報を記載しておくパラメータ
記憶領域6001を有する。また、1つの文書に関わる
複数のMLD、たとえば、承認文書表示用、条件設定
用、承認経路設定用のMLDは1つのデータファイルに
まとめられてサーバ10内で管理される。雛型文書も、
承認文書、条件設定用、承認経路設定用のMLDが1組
にまとめられてサーバ10内に保存される。
【0079】したがって、本実施形態では、作成文書を
管理するための、専用的なテーブルやデータベースはほ
とんど必要ない点に留意されたい。
【0080】本実施形態の書類の承認手続きを図5〜図
10を参照して説明する。
【0081】(通常手続き)文書作成者は自己のクライ
アント20からサーバ10に対してブラウザによりアク
セスし、雛型文書を読み出し、図3に示すように表示さ
せる。文書作成者は文書記載欄55に必要事項を記載す
る。また、ボタン53を操作して、承認経路設定用の表
示画面をクライアント20の表示画面上に表示させ、承
認者および承認順序を設定する。本実施形態では図4の
符号(A)に示すようにステージ1についてはグループ
名、ステージ2については個人名が設定されたものとす
る。
【0082】設定された承認者またはグループ名および
承認順序を示す情報はパラメータとして、現在表示され
ているMLDのパラメータ記憶領域に対してサーバ10
側で書き込まれる。
【0083】また、図4の符号(A)に示すような署名
表示欄がタグの指示により作成されて、クライアント2
0の表示画面に表示される。ここで、承認者数には制限
がない点に留意されたい。文書の書式に関する設定はデ
フォルト値が使用されるが、文書作成者が書式を変えた
い場合には、文書作成者は図3のボタン54を操作して
条件設定画面を表示させる。この表示画面上で、上述し
た飛び越し承認に関する設定や、署名表示欄のモード設
定を行う。設定された情報により、サーバ10文書デー
タベースのMLD中の対応情報が書き換えられる。
【0084】文書作成および承認手続き関係の条件設定
を終了すると、文書作成者は、図3のApproveボ
タン50をマウスで操作する。
【0085】これにより文書作成が終了する。作成され
た文書は、サーバ10内の文書データベースに登録され
る(図5のステップ1000→ステップ1001)。こ
のとき、サーバ10側で、作成された文書の中の署名欄
の文書作成者の欄の表示色を示すパラメータが承認済み
を示す赤に変更される。
【0086】サーバ10は作成文書を文書データベース
に登録すると、作成文書中に記載されている設定経路情
報の中のグループ名に基づきグループ名に属する承認
者、この場合、“Tom”および“Bill”をグルー
プ名とその承認者名およびメールアドレスを記載したテ
ーブルから取得する。取得したメールアドレスに対し
て、作成文書をメールする。
【0087】本実施形態では“Tom”と“Bill”
のクライアント20に承認のための文書が配信される
(ステップ1001→1002)。
【0088】本実施形態では。承認手続きの設定におい
て、グループを指定すると、さらに次のような承認手続
きの条件を設定することができる。 (a)グループ内の承認者すべての承認が得られた場合
に次のステージに承認文書を配布する。 (b)グループ内の所定人数(人間が人数を設定)の承
認が得られた場合には次のステージに承認文書を配布す
る。
【0089】上記(a)のモードを使用するか(b)の
モードを使用するかは、承認手続きの条件設定により定
まる。たとえば、(b)モードが設定され、1つのグル
ープに属する承認者の中の1人が承認すればよいという
条件設定がなされたものとする。図5において、“Bi
ll”が届いたメールを開くと図3の100内の署名表
示欄には、“Bill”が署名すべきことを示す枠が図
4の符号104に示すように表示される。
【0090】“Bill”は図3のRejectボタン
51を操作すると、サーバ10の文書データベースに保
存されているMLDには、“Bill”が拒絶したこと
を示すパラメータが書き込まれる。また、“Tom”が
Approveボタン50を操作した場合、サーバ10
内の文書データベースに保存されているMLDには“T
om”が承認のパラメータが書き込まれる。MLD内で
規定される条件、すなわち、承認者が1人あるという条
件が満たされたので、サーバ10は文書データベースの
承認された文書を次の承認者“Boss”のクライアン
ト20にメールする(ステップ1003→1004)。
【0091】“Boss”は自己のクライアント20で
承認を求められた文書を開き、承認または拒絶を上述と
同様にして行うと、その承認または拒絶を示す情報がサ
ーバ10内の文書データベース内の同じ文書内に書き込
まれる。
【0092】このように本実施形態では、マークアップ
ランゲージ文書を承認を受ける文書として取り扱うの
で、その文書の中に、承認内容の記述、承認内容を表示
したり、承認手続きを規定するコマンドやその他情報処
理のためのグラフィカルユーザインターフェースをも含
ませることができる。このため、従来のようにC言語や
C++言語で作成した専用のプログラムを用意する必要
がない。一般にC言語やC++言語のプログラムはCP
Uが実行可能なマシン語のプログラムに変換する必要が
あるが、マークアップランゲージはよく知られているよ
うに、ブラウザがインタープリターするので、ソフトウ
ェア製造メーカーはプログラム変換処理がなくなる分、
プログラム作成労力が低減される。
【0093】なお上述の説明ではステージ1の承認者の
内の1人が承認、他の1人が否定を行ったが、承認条件
が満足された時点、この場合、1人の承認者が承認を行
った時点で、他の承認者の承認、否定、あるいは応答な
しに関係なく書類は次のステージの承認者に配信され
る。
【0094】(拒絶処理)文書が拒絶された場合の文書
の流れを図6に示す。ステップ2000からステップ2
003までのプロセスは図5のステップ1000から1
003と同じである。“Boss”が文書の拒絶を行う
と、サーバ10は、文書中で規定された承認経路情報に
基づき、1つ前のステージの承認者、この場合、“To
m”および“Bill”に文書を差し戻す(ステップS
2004→ステップ2005→ステップ2002)。
“Tom”または“Bill”のどちらかが、文書記載
欄55(図3参照)を修正して、approveボタン
50を操作すると、修正された文書が、サーバ10を介
して次の承認者(拒絶を行った“Boss”)のクライ
アント20に転送される(ステップ200〜ステップ2
004)。
【0095】拒絶者が文書記載欄55の内容を修正し
て、拒絶(Rejectボタンの操作)を行ってもよ
い。
【0096】(委任処理)承認者が承認作業を他の人間
に委任する場合の文書の流れを図7に示す。ステップ3
000〜ステップ3002までのプロセスは図5のステ
ップ1000〜1002と同じである。委任を行う“B
oss”は、予め自己のクライアント20からサーバ1
0に対して承認の委任を行うこと、および委任者を通知
しておく。より具体的には、委任者は図3の画面の“F
orward”ボタン52を操作する。この操作に応じ
て委任者名を入力する画面がクライアント20の表示画
面に現れるので、委任者はキーボードから委任者名を入
力する。この入力に応じてクライアント20から委任の
指示と委任先の名前がサーバ10に送られる。サーバ1
0は委任の指示および委任先名を内部メモリまたはハー
ドディスクに記憶しておく(ステップ2004)。委任
者の前の承認者、この場合、“Tom”が文書の承認を
行うと、サーバ10は内部記憶した委任者と同じ名前
が、承認文書に記載された承認経路情報中に委任者と同
じ名前があるか否かをチェックする。
【0097】この場合、委任者“Boss”の名前が承
認経路情報中に含まれているので、サーバ10は、委任
先の“Secretary”のクライアントに承認また
は拒絶すべき文書を転送する(ステップ3003→ステ
ップS3005)。
【0098】承認または拒絶を委任された者は、自己の
クライアント20で、図3の画面を表示させて、承認ま
たは拒絶を行う(ステップ3005)。承認された文書
はサーバ10に転送される(ステップ3005→ステッ
プ3006)。
【0099】この形態では、承認または拒絶された者が
さらに他の者に承認または拒絶を委任することができ
る。ただし、サーバ10は最初に委任をした者に委任が
戻るような巡回を阻止する機能を有する。サーバ10で
は委任の指示を受けると委任先の名前がハードディスク
等に内部記憶されるが、さらに委任を受け付けた場合に
は、記憶されている1以上の名前と、指定された名前と
を比較して、重複する名前があるか否かをかを判定す
る。重複する場合には、委任の巡回(ループ)が発生す
るので、サーバ10は委任の指示を出したクライアント
20に対して委任の指示を受け付けることができない旨
を示すメッセージまたは委任先の名前を変更するように
案内するメッセージを通知する。
【0100】これに応じて、委任の指示を出した者は、
自己が承認/拒絶を行うか、別の者に委任を依頼する。
【0101】(相談)本実施形態では、承認のために文
書の配信を受けたもの(承認者)が、他の者に相談する
ために、上記文書を相談者に送付することができる。こ
のためのプロセスを図8に示す。図8のステップ400
0〜ステップ4002のプロセスは図5のステップ10
02〜ステップ1003と同じである。承認者、図8の
例では“Boss”は、承認または拒絶すべき文書を受
け取ると、図3の画面で、“Forward”ボタン5
2を操作して、上記委任や相談先を指定するための画面
をサーバ10から読み出す。この画面上で、相談を行う
旨の指示とその相談先“Secretary”の名前を
入力する。この入力に応じて、サーバ10では相談先の
指示と、相談先の名前を内部に記憶する。また、この指
示に関する文書を指定された相談先の名前のクライアン
ト20に転送する(ステップ4003→ステップ400
4)。
【0102】本実施形態では、相談を受けたものが文書
を承認/拒絶しないように、相談を受けた者が文書を開
くと、図3の“Approve”ボタン50および“R
eject”ボタン51の代わりに“Reply”ボタ
ン(不図示)が表示される。相談を受けた者は、回答を
文書記載欄に回答を記載して“Reply”ボタンを操
作する(ステップ4004)。これに応じて、回答文書
が相談を受けた者“Secretary”のクライアン
ト20からサーバ10を経由して相談者“Boss”の
クライアント20に回答文書が送られる。
【0103】承認者“Boss”は回答文書を参照し
て、先に受信した文書、すなわち、承認または拒絶すべ
き文書に対して、図3のボタン50または51により承
認または拒絶を行う(ステップ4005)。承認された
文書は承認者のクライアント20からサーバ10に送ら
れる(ステップ4005→ステップ4006)。
【0104】相談プロセスにおいても、相談を受けた者
が他の者を相談先として指定することができる。この場
合も、図3の“Forward”ボタン52により文書
送付先指定要の画面を呼び出し、呼び出した画面で送付
先の名前を指定する。送付の指定を受けたサーバ10は
指定された名前のクライアント20に文書を送付する
が、その際、委任と同様にして、相談をした者が同一の
文書について相談を受けるようなループを阻止する。
【0105】(文書の取り戻し)本実施形態では文書作
成者が作成し、承認経路に沿って、移動中の文書を取り
戻すことができる。このプロセスを図9に示す。なお、
図9において、図5と同一の個所には同一の符号を付し
ている。
【0106】ステップ1000で承認のために作成さ
れ、承認経路が設定された文書は、承認経路に沿って、
承認者により承認される。ステップ1002において
“Tom”により承認を待つ間に、文書作成者“And
rew”が取り戻し指示を自己のクライアント20から
サーバ10に対して行う(ステップ1000→ステップ
1003)。指示を受けたサーバ10では、内部の文書
データベースに保存されている文書を読み出して、文書
作成者に送信する(ステップ1003→ステップ100
0)。また、文書データベース内の対応の文書は無効化
される。これにより後の時点で“Tom”から承認文書
がサーバ10に送られてきても“Tom”のクライアン
ト20からの文書は文書データベース上の文書と置換で
きず、(より具体的には、“Tom”のクライアント2
0からの修正の指示が文書データベース上の文書に対し
て施されず)、サーバ10の文書データベースの文書は
無効化状態を続ける。
【0107】この形態では、次のような変形が可能であ
る。 a)取り戻しの指示を行うためには、文書名を入力し
て、操作ボタンで取戻しを指示するようなMLDを用意
してもよいし、他のグラフィカルユーザインターフェー
スを使用してもよい。また、文書作成者が作成した文書
名の一覧をサーバ10内に格納しておき、この一覧を文
書作成者のクライアントで表示させ、一覧の中の作成者
が取り戻したい文書名をマウスにより指示することで取
り戻しの指示およびその文書名を入力することができ
る。 b)文書を取り戻す時期としては文書作成者が取り戻し
の指示を行った時点と、指示された文書がサーバ10に
届いた時点のいずれかシステムユーザが望む時点とすれ
ばよい。
【0108】(承認経路の分岐設定)本実施形態では、
文書作成者や承認者の設定で分岐を含む承認経路を設定
することができる。分岐の一例として、特定のステージ
の飛び越し分岐を説明する。図10においても、図5の
プロセスと同じ個所には同じ符号を付している。
【0109】分岐プロセスを図10に示す。図10のス
テージ1(“Tom”および“Bill”)を飛び越し
可能とする例を説明する。
【0110】文書作成者は、図3のボタン53を操作し
て承認経路設定用の表示画面をサーバ10から呼び出し
て、クライアント20の表示画面に表示させる。ここ
で、文書作成者は、マクロ命令の形態で、飛び越し命
令、より具体的には、ステージ1上のクライアントの文
書保留機関が、たとえば、3日を越えると、サーバ10
は、現在、文書データベースに記憶されていて、ステー
ジ1に配信した文書と同じ文書を第2ステージに送信さ
せるようなマクロ命令を設定する。設定されたマクロ命
令は承認経路設定用のMLD中にサーバ10により書き
込まれる。
【0111】サーバ10は文書データベースに保存され
ている全MLDを一定周期、たとえば、1時間毎にモニ
ターし、マクロ命令で定義されている処理を実行する。
このマクロ命令に基づき、サーバ10は承認文書に記載
されている通信ログ、すなわち、誰にいつ文書を送信し
たかを示す情報を使用して最新の承認者に送った文書の
経過時間を調べる。マクロ命令で規定されている期間、
この場合、3日を経過してもステージ1の“Tom”お
よび“Bill”のいずれかからも承認文書が届かない
場合、サーバ10は、その時点で文書データベースに保
存されている文書をステージ2の承認者“Boss”に
送信する。この例の場合は文書作成者“Andrew”
の作成マークを有し、“Tom”および“Bill”の
承認マークがない文書が“Boss”に送られる(ステ
ップ1002→ステップ1003)。
【0112】分岐設定では上述のような飛び越し、ある
いは分岐で始まる新たな承認経路の追加を設定すること
ができる。
【0113】分岐の設定のためには、上述のマクロ命令
の他に、複数種類の分岐の内容を示すガイドを表示画面
に表示してボタンにより所望の分岐を選択する方法を使
用してもよい。
【0114】さらに分岐条件は、上記のように文書の保
留期間が一定期間経過した後、分岐するという条件の以
外にも、特定のステージの承認が経過したら、分岐を許
容するような条件設定を行うようにしてもよい。
【0115】(その他の機能)複数のユーザが、承認シ
ステムを使用することを考慮して、文書作成者や承認者
の名前が承認経路上に登録されている文書名の一覧をサ
ーバ10が管理する。
【0116】管理されている文書名一覧は、クライアン
ト20からの閲覧の指示で、一覧の中から、クライアン
トユーザの名前を有する文書名を抽出してサーバ10か
らクライアント20に送る。クライアント20では送ら
れた文書名を一覧の形態で、表示する。この表示のため
にMLDを使用することが可能である。さらに、文書名
一覧をサーバ10に保存せず、クライアントから指示が
あるごとに文書データベースに登録されている文書を検
索し、文書の中に記載されている承認経路中の名前に基
づき該当する文書名をサーバ10により抽出してもよ
い。
【0117】上述の機能を実現するためのクライアント
20側の処理手順を図12に示す。図12に示す処理手
順を専用のプログラム、たとえば、C言語やC++言語
で作成し、マシン語に変換されたプログラムで実現して
もよいのであるが、本実施形態では、サーバ10側で用
意したMLDをクライアント20側のブラウザが読み出
し、MLDに記載されたタグ命令を実行することにより
上述の機能が実現される点に留意されたい。また、ML
D上に、文書承認処理関わる種々のパラメータ,情報処
理内容の定義(タグ命令)、情報の入力や表示のための
グラフィカルユーザインターフェース(タグ命令により
実現)を記載して、サーバ10上にはパラメータを記憶
したテーブルや処理プログラム可能な限り持たないよう
にしていることにも留意されたい。
【0118】(雛型文書の読み出し)クライアントユー
ザが、ブラウザ上でサーバ上のURLを指定して雛型文
書の呼び出しをクライアント20に指示すると、クライ
アント20上のブラウザは指定されたURLおよび読み
出し命令をサーバ10に送信する。読み出し命令に応じ
て、サーバ10が該当する雛型文書を送信するので、ク
ライアント20のブラウザは雛型文書を表示する。表示
された雛型文書はクライアントユーザにより修正され
て、承認を受けるための文書が作成される(ステップS
10→S15)。
【0119】承認文書の種々の条件設定がクライアント
ユーザにより指示された場合には、ブラウザは、現在、
表示しているMLDの情報入力用のタグ命令にしたがっ
て、クライアントユーザが設定する条件を受け付ける。
これにより文書データベース上の条件設定が書き換えら
れる。(ステップS20→S25)。承認経路の設定や
修正は条件設定の代表的な例である。
【0120】後述のメール受信により承認書類をクライ
アント20で受信し、表示した場合には、クライアント
ユーザにより承認または拒絶の指示がなされる。承認/
拒絶の指示は、ステップS30→S35の手順でクライ
アント20に入力され、クライアント20からサーバ1
0に送られる。この指示に応じて、サーバ10側で、署
名記載の表示用パラメータ(図4の図形102の色を示
すパラメータ)が変更される。
【0121】クライアント20ではブラウザのメール受
信機能によりメールを受信することができる。サーバ1
0から承認すべき文書がメール形態で送られてきた場合
ブラウザがメール形態の文書を表示する(ステップS4
0→S45)。文書の転送の形態に対する他の形態し
て、メールに文書を添付してもよいし、クライアント側
で文書データベース上の文書を読み出す形態としてもよ
い。
【0122】委任または相談の指示をクライアントユー
ザが行った場合、手順はステップS50→S55と進
み、クライアント20ではMLDのタグにしたがって、
相談または委任の種別を示す情報とともに、文書の転送
命令をサーバ10に送信する。
【0123】この転送命令に応じてサーバ10側で、承
認/拒絶の委任あるいは相談のための文書転送が実行さ
れる。
【0124】本実施形態では、以上述べた機能以外の機
能を有しているがそれらの処理はステップS65で実行
される。また、ブラウザに対する終了の指示で、図12
の処理手順が終了する。
【0125】図13はサーバ10側の処理手順を示す。
サーバ10側で図13の処理手順を1つのプログラムで
実行してもよいのであるが、本実施形態では、既存のソ
フトウェアプログラムをサーバ10が使用できるように
との配慮から、上述した処理の中でMLD(マークアッ
プランゲージ文書)に関する文書データベースに対する
読み出し、書き込み、MLD自身に対するパラメータの
記載をWEBサーバが実行し、文書の配信または転送を
メールサーバが実行する。また、文書作成者名、承認者
名、委任された者の名前、相談された者の名前からメー
ルアドレスを検出する処理、文書の転送時刻、転送先な
どの通信ログ(通信記録)の管理、グループに属するも
のの名前の検出処理などはLAN用のOSが実行する。
【0126】MLD中でタグにより規定され、MLDを
処理するためにクライアントから指示される命令はWE
Bサーバ内のゲートウェイプログラム機能により実行さ
れる。
【0127】以上の点を踏まえて、図13の処理手順を
説明する。図13において、クライアント20から雛型
文書の読み出し命令を受けると、WEBサーバ(以下、
単にWEBサーバと略記する)はURLで指定されたサ
ーバ10内の格納場所から雛型文書を読み出してクライ
アント20に送信する(ステップS110→115)。
【0128】文書作成の際に設定される文書承認のため
の、上述の承認経路の設定、署名表示モード、分岐設定
などの各種の条件設定の指示がクライアント20からサ
ーバ10に送られてくると、WEBサーバは指示された
設定内容を文書データベース内の対応のMLDに書き込
む。なお、たとえば、設定内容に応じては、サーバ10
内に設けたテーブル等に設定内容を書き込む場合もある
(ステップS120→S125)。
【0129】文書作成者や承認者(承認・拒否を委任さ
れた者を含む)の承認/拒絶の指示がクライアント20
からサーバ10に送られるとWEBサーバは文書データ
ベース内の対応するMLD内のパラメータ、本実施形態
では承認フラグや拒絶フラグをオン/オフする。また、
メールサーバによりパラメータが書き換えられた文書デ
ータベース中のMLDを承認/拒絶済みの文書として、
次の承認者に転送する。これにより見かけ上は、文書作
成者のクライアント20で作成された文書または承認さ
れた文書は次のステージの承認者のクライアント20に
転送される(ステップS130→S135)。なお本実
施形態では、承認ステージに対して識別番号を割り当て
ているので、1つのステージで承認が行われると、現在
の承認ステージを示すカウンタの値が1だけインクリメ
ントされる。
【0130】デフォルト設定での拒絶の場合、カウンタ
の値が1つデクリメントされる。カウンタの値は、ML
D内に記載される。カウンタの値の更新処理はWEBサ
ーバ内のゲートウェイプログラム機能により実行され
る。
【0131】本実施形態では拒絶の場合に差し戻すクラ
イアント、すなわち、文書承認者を文書作成者や文書承
認者が指定することができるが、このようなモードが設
定された場合には、現在のカウンタ値は、差し戻し先の
ステージに対応したステージ番号にカウンタの値がリセ
ットされる。
【0132】委任、相談、取り戻し等の文書転送処理が
指示されると、WEBプログラムとメールプログラムに
より、指示された送信先に文書が送信される。本実施形
態では、委任または相談を受けたものが、さらに委任ま
たは相談を行うことができるので、委任および相談の順
番に番号をカウンタにより割り当てる。したがって、ど
のステージで何回連続的に行われたかは、ステージ用の
カウンタおよび委任/相談用のカウンタの値をチェック
することによりサーバ10が把握することができる。こ
のためにクライアント20から委任または相談の指示が
行われると対応のカウンタの値がインクリメントされ
て、対応のMLD内にWEBサーバにより書き込まれ
る。
【0133】委任および相談が行われていることを示す
ために,対応のフラグがオン/オフされる。取り戻しの
場合には、ステージカウンタ等の値がゼロにリセットさ
れる。また、同一の者が複数回指定されないようにする
ためのチェックも行われる(ステップS140→S14
5)。
【0134】その他の処理はステップS155で実行さ
れるが本発明と関連のない処理については説明を省略す
る。電源断等により図13の処理手順が終了する。
【0135】以上述べた処理はMLDに記載されたタグ
の定義にしたがって実行されるが、分岐処理だけはマク
ロ命令にしたがって専用のプログラムにより実行される
ので簡単にこの処理を説明しておく。マクロ命令は、た
とえば、ウィンドウズ95、98、2000、あるいは
ミレニアム(マイクロソフト社の商標)などのOSでは
そのOS内にマクロ命令を実行するためのプログラム
(APIと呼ばれる)が格納されており、そのプログラ
ムにより後述の飛び越し分岐処理が実行される。飛び越
し分岐処理の処理手順を図14に示す。
【0136】サーバ10が文書をクライアント20に送
信すると、OS等によりそのクライアントの識別情報
と、送信時刻がサーバ10内の管理テーブル(タイムテ
ーブル)に記載される。サーバ10は図13の処理手順
を一定周期で実行し、タイムテーブルに記載された各文
書ごとに送信時刻と現在時刻の差を計算する。その差が
予め定めた時間より大きくなっているか否かを判定する
ことにより、タイムアップの文書を検出する(ステップ
S210→S220)。
【0137】タイムアップとなった文書については文書
データベースに記憶されている文書の条件設定を参照し
て飛び越し設定の有無を確認する。飛び越し設定ありの
場合には、タイムアップとなった文書を飛び越し先に送
信し、タイムテーブルを更新する。また、サーバ10内
に設けられ、タイムアップとなった文書が格納されてい
るメールボックス中の対応文書を消去して、代わりに承
認文書を飛び越し先に送信した旨を示すメッセージをメ
ールボックスに送信する(ステップS220→S230
→S250→S260)。
【0138】メールボックスはクライアント20に対応
させてサーバ10内に設けられており、クライアント2
0が受け取る文書を保存しておくためのファイルであ
る。本実施形態では、クライアント20内のブラウザが
メールボックス内の新しいメール、この場合文書を一定
周期で確認することで、新しい文書を受け取る。また、
クライアント20が受信する文書も実際にはメールボッ
クス中に保存されている文書をブラウザが読み出してい
るだけである。
【0139】ステップS230で飛び越し分岐の設定な
しと判定された場合には、タイムアップした文書を受信
したクライアント20のメールボックスにタイムアップ
した旨の警告メッセージが送られる。また、重複的な警
告メッセージの送付を避けるために、タイムテーブルか
らは関連データが消去される(ステップS230→24
0)。
【0140】タイムアップしていない文書については手
順はステップS220→エンドの経路を進み、次回にタ
イムアップのチェックを受ける。 1)本実施形態の文書の概念の中には、表、伝票、メモ
書き、図面、イラストなど、印刷可能な書類がすべて含
まれる。 2)本実施形態で説明した承認文書、すなわち、文書内
容と、文書表示のためのタグ、または他の情報処理のた
めのタグまたはパラメータを記載した文書は1つのデー
タファイルとして各種の記録媒体に記録される。記録媒
体は、ハードディスク、CDROM.ICメモリ、その
他情報を書き込むことが可能な記録媒体を使用すること
ができる。
【0141】上述の実施形態に限定されず、上述の実施
形態に対して種々の変形が可能であるが、その変形が特
許請求の範囲に示す技術思想である限りその技術範囲は
本発明の権利範囲内となる。
【0142】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、少なくとも承認経路と文書配信先を示す文書承認者
名を承認文書内容とで1つの文書を構成することによ
り、複数の文書は、文書内容に適した異なる文書承認経
路を持つことができる。これにより従来の固定の承認経
路で配布されていた文書承認方法に比べると、取り扱う
情報の種類を増やすことができ、全社的に承認システム
を使用することができる。
【0143】加えて、承認経路だけではなく、文書表示
に使用するタグ命令や、情報処理内容を規定したタグ命
令をも文書の中に組み込むので、文書承認に関わる専用
プログラムの容量を小さくできる。
【0144】さらに本実施形態では、承認の委任、相
談、書類の取り戻しといった機能を勇するので、ユーザ
の使用に対する自由度が高くなる。
【0145】その他、本発明では、特許請求の範囲に規
定された新規機能を有することにより、ユーザの仕事を
効率的に進めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のシステム構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明実施形態のソフトウェア構成を示すブロ
ック図である。
【図3】クライアント20の表示画面の一例を示す説明
図である。
【図4】図3の署名表示欄の例を示す説明図である。
【図5】本発明実施形態の文書の流れを示す説明図であ
る。
【図6】本発明実施形態の文書の流れを示す説明図であ
る。
【図7】本発明実施形態の文書の流れを示す説明図であ
る。
【図8】本発明実施形態の文書の流れを示す説明図であ
る。
【図9】本発明実施形態の文書の流れを示す説明図であ
る。
【図10】本発明実施形態の文書の流れを示す説明図で
ある。
【図11】本発明実施形態のマークアップランゲージ文
書の構成を示す説明図である。
【図12】本発明実施形態のクライアント20側の処理
手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明実施形態のサーバ10側の処理手順を
示すフローチャートである。
【図14】飛び越し処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 サーバ 20 クライアント 30 通信ネットワーク
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 省吾 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 (72)発明者 加藤 幸二 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 (72)発明者 金谷 亮吾 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 (72)発明者 松内 良介 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 (72)発明者 三輪 宜子 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 (72)発明者 小林 浩美 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 (72)発明者 森 泰彦 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 Fターム(参考) 5B049 BB00 CC00 CC35 FF03 GG04

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書作成者および文書承認者を含む複数
    のクライアントと接続し、文書作成者のクライアントか
    ら承認すべき文書であって、該文書中に文書複数の承認
    者の名前および当該複数の承認者の承認経路を示す承認
    経路情報を含む文書を受信する受信手段と、 当該受信した文書について前記複数の文書作成者の承認
    を得るために、前記文書中に含まれる承認経路情報の承
    認経路に沿って前記文書中に含まれる文書承認者名のク
    ライアントに承認すべき文書を配信する配信手段とを具
    えたことを特徴とする文書承認システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の文書承認システムにお
    いて、前記文書はマークアップランゲージ文書の形態で
    作成されることを特徴とする文書承認システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の文書承認システムにお
    いて、マークアップランゲージ文書の形態の雛型文書を
    記憶する記憶手段をさらに有し、該記憶手段に記憶され
    た雛型文書を文書作成者のクライアントで読み出して、
    承認すべき文書を作成することを特徴とする文書承認シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の文書承認システムにお
    いて、前記雛型文書のマークアップランゲージ文書に
    は、承認ボタンを定義したタグ命令が記載されており、
    該雛型文書から作成された承認すべき文書を文書承認者
    側のクライアントで表示したときに、文書承認者は前記
    操作ボタンを操作することにより前記文書承認者が文書
    の承認を行うことを特徴とする文書承認システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の文書承認システムにお
    いて、文書承認者が前記操作ボタンを操作するごとに前
    記承認すべき文書には前記文書承認者の承認を示す情報
    が付加されることを特徴とする文書承認システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の文書承認システムにお
    いて、前記文書承認者は自己のクライアントから承認を
    委任する者を指定可能であって、前記配信手段は当該指
    定された者のクライアントに承認が委任された文書を転
    送することを特徴とする文書承認システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の文書承認システムにお
    いて、前記承認を委任された者は自己のクライアントか
    ら承認を委任する別の者を指定可能であって、前記配信
    手段は当該指定された者のクライアントに承認が委任さ
    れた文書を転送することを特徴とする文書承認システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の文書承認システムにお
    いて、前記配信手段は承認を委任した者が該承認を委任
    されることを阻止することを特徴とする文書承認システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の文書承認システムにお
    いて、前記文書承認者は自己のクライアントから相談す
    る者を指定可能であって、前記配信手段は、当該指定さ
    れた者のクライアントに承認すべき文書を転送すること
    を特徴とする文書承認システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の文書承認システムに
    おいて、相談された者は自己のクライアントから相談す
    る別の者を指定可能であって、前記配信手段は当該指定
    された者のクライアントに前記承認すべき文書を転送す
    ることを特徴とする文書承認システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の文書承認システム
    において、前記配信手段は相談した者が同一の承認すべ
    き文書について相談を受けることを阻止することを特徴
    とする文書承認システム。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の文書承認システムに
    おいて、前記承認すべき文書に含まれる承認経路情報を
    前記文書作成者または前記文書承認者のクライアントで
    作成または修正可能であることを特徴とする文書承認シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の文書承認システム
    において、前記承認経路情報の示す承認経路には分岐が
    含まれることを特徴とする文書承認システム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の文書承認システム
    において、前記分岐は飛び越し分岐であることを特徴と
    する文書承認システム。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の文書承認システムに
    おいて、前記承認すべきクライアントでは前記承認すべ
    き文書に対して拒絶が可能であり、該拒絶が行われた場
    合には、前のステージの文書承認者のクライアントに対
    して、拒絶された文書を前記配信手段が転送することを
    特徴とする文書承認システム。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の文書承認システムに
    おいて、前記承認すべきクライアントでは前記承認すべ
    き文書に対して拒絶および拒絶した文書の転送先の指定
    が可能であり、前記配信手段は、拒絶された文書を当該
    指定された配信先に転送することを特徴とする文書承認
    システム。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の文書承認システムに
    おいて、文書承認者のクライアントに保留された期間を
    計時する計時手段をさらに有し、該計時手段の計時した
    期間が予め定めた期間を超えた場合には、当該文書が保
    留されたクライアントに対して警告メッセージを前記配
    信手段が配信することを特徴とする文書承認システム。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の文書承認システムに
    おいて、文書承認者のクライアントに保留された期間を
    計時する計時手段をさらに有し、該計時手段の計時した
    期間が予め定めた期間を超えた場合には、予め定めた他
    の文書承認者のクライアントに対して前記承認すべき文
    書を承認のために前記配信手段が転送することを特徴と
    する文書承認システム。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の文書承認システム
    において、前記予め定めた他の文書承認者のクライアン
    トを示す情報が前記承認すべき文書の中に含まれている
    ことを特徴とする文書承認システム。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の文書承認システムに
    おいて、文書作成者は、作成文書の取戻しを指示可能で
    あり、前記配信手段は、取り戻しの指示に応じて、現在
    承認のために配信されている文書を前記文書作成者のク
    ライアントに転送することを特徴とする文書承認システ
    ム。
  21. 【請求項21】 文書作成者および文書承認者を含む複
    数のクライアントとサーバとが接続されており、文書作
    成者のクライアントから承認すべき文書であって、該文
    書中に文書複数の承認者の名前および当該複数の承認者
    の承認経路を示す承認経路情報を含む文書を前記サーバ
    で受信し、 当該受信した文書について前記複数の文書作成者の承認
    を得るために、前記文書中に含まれる承認経路情報の承
    認経路に沿って前記文書中に含まれる文書承認者名のク
    ライアントに承認すべき文書を前記サーバにより配信す
    ることを特徴とする文書承認方法。
  22. 【請求項22】 請求項22に記載の文書承認方法にお
    いて、前記文書はマークアップランゲージ文書の形態で
    作成されることを特徴とする文書承認方法。
  23. 【請求項23】 請求項21に記載の文書承認方法にお
    いて、マークアップランゲージ文書の形態の雛型文書を
    前記サーバが記憶しておき、当該記憶された雛型文書を
    文書作成者のクライアントで読み出して、承認すべき文
    書を作成することを特徴とする文書承認方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の文書承認システム
    において、前記雛型文書のマークアップランゲージ文書
    には、承認ボタンを定義したタグ命令が記載されてお
    り、該雛型文書から作成された承認すべき文書を文書承
    認者側のクライアントで表示したときに、文書承認者は
    前記操作ボタンを操作することにより前記文書承認者が
    文書の承認を行うことを特徴とする文書承認方法。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の文書承認方法にお
    いて、文書承認者が前記操作ボタンを操作するごとに前
    記承認すべき文書には前記文書承認者の承認を示す情報
    が付加されることを特徴とする文書承認方法。
  26. 【請求項26】 請求項21に記載の文書承認方法にお
    いて、前記文書承認者は自己のクライアントから承認を
    委任する者を指定可能であって、前記サーバは当該指定
    された者のクライアントに承認が委任された文書を転送
    することを特徴とする文書承認方法。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の文書承認方法にお
    いて、前記承認を委任された者は自己のクライアントか
    ら承認を委任する別の者を指定可能であって、前記サー
    バは当該指定された者のクライアントに承認が委任され
    た文書を転送することを特徴とする文書承認方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の文書承認方法にお
    いて、前記サーバは承認を委任した者が該承認を委任さ
    れることを阻止することを特徴とする文書承認方法。
  29. 【請求項29】 請求項21に記載の文書承認方法にお
    いて、前記文書承認者は自己のクライアントから相談す
    る者を指定可能であって、前記サーバは、当該指定され
    た者のクライアントに承認すべき文書を転送することを
    特徴とする文書承認方法。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の文書承認方法にお
    いて、相談された者は自己のクライアントから相談する
    別の者を指定可能であって、前記サーバは当該指定され
    た者のクライアントに前記承認すべき文書を転送するこ
    とを特徴とする文書承認方法。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の文書承認方法にお
    いて、前記サーバは相談した者が同一の承認すべき文書
    について相談を受けることを阻止することを特徴とする
    文書承認方法。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載の文書承認方法にお
    いて、前記承認すべき文書に含まれる承認経路情報を前
    記文書作成者または前記文書承認者のクライアントで作
    成または修正可能であることを特徴とする文書承認方
    法。
  33. 【請求項33】 請求項32に記載の文書承認方法にお
    いて、前記承認経路情報の示す承認経路には分岐が含ま
    れることを特徴とする文書承認方法。
  34. 【請求項34】 請求項33に記載の文書承認方法にお
    いて、前記分岐は飛び越し分岐であることを特徴とする
    文書承認方法。
  35. 【請求項35】 請求項1に記載の文書承認方法におい
    て、前記承認すべきクライアントでは前記承認すべき文
    書に対して拒絶が可能であり、該拒絶が行われた場合に
    は、前のステージの文書承認者のクライアントに対し
    て、拒絶された文書を前記サーバが転送することを特徴
    とする文書承認方法。
  36. 【請求項36】 請求項21に記載の文書承認方法にお
    いて、前記承認すべきクライアントでは前記承認すべき
    文書に対して拒絶および拒絶した文書の転送先の指定が
    可能であり、前記サーバは、拒絶された文書を当該指定
    された配信先に転送することを特徴とする文書承認方
    法。
  37. 【請求項37】 請求項31に記載の文書承認方法にお
    いて、文書承認者のクライアントに保留された期間を前
    記サーバが計時し、該サーバの計時した期間が予め定め
    た期間を超えた場合には、当該文書が保留されたクライ
    アントに対して警告メッセージを前記サーバが配信する
    ことを特徴とする文書承認方法。
  38. 【請求項38】 請求項21に記載の文書承認方法にお
    いて、文書承認者のクライアントに保留された期間を前
    記サーバにより計時し、該サーバの計時した期間が予め
    定めた期間を超えた場合には、予め定めた転送先のクラ
    イアントに対して前記承認すべき文書を前記サーバが転
    送することを特徴とする文書承認方法。
  39. 【請求項39】 請求項38に記載の文書承認方法にお
    いて、前記予め定めた転送先を示す情報が前記承認すべ
    き文書の中に含まれていることを特徴とする文書承認方
    法。
  40. 【請求項40】 請求項21に記載の文書承認方法にお
    いて、文書作成者は、作成文書の取戻しを指示可能であ
    り、前記サーバは、取り戻しの指示に応じて、現在承認
    のために配信されている文書を前記文書作成者のクライ
    アントに転送することを特徴とする文書承認方法。
  41. 【請求項41】 文書作成者および文書承認者を含む複
    数のクライアントとサーバとが接続されており、文書作
    成者のクライアントから承認すべき文書であって、該文
    書中に文書複数の承認者の名前および当該複数の承認者
    の承認経路を示す承認経路情報を含む文書を前記サーバ
    で受信し、当該受信した文書について前記複数の文書作
    成者の承認を得るために、前記文書中に含まれる承認経
    路情報の承認経路に沿って前記文書中に含まれる文書承
    認者名のクライアントに承認すべき文書を前記サーバに
    より配信するために、前記文書の中の承認を受けるべき
    文書内容を記憶する第1の記憶領域と、少なくとも前記
    承認経路情報を含み、前記クライアントまたは前記サー
    バ側で文書承認関連処理のために使用するパラメータを
    記憶する第2の記憶領域とを各文書ごとに具えたことを
    特徴とする記録媒体。
  42. 【請求項42】 1つの文書が承認を受ける文書内容と
    少なくとも文書の承認を受けるためのグラフィカルユー
    ザインターフェースの定義とで構成されており、該文書
    を記録したことを特徴とする記録媒体。
  43. 【請求項43】 1つの文書が承認を受ける文書内容と
    コンピュータが実行する承認関連処理内容の定義とで構
    成されており、該文書を記録すると共に、承認を行うコ
    ンピュータが前記承認関連処理の定義に従って承認関連
    処理を実行することを特徴とする記録媒体。
  44. 【請求項44】 請求項43に記載の記録媒体におい
    て、前記承認関連処理の定義はマークアップランゲージ
    文書のタグ命令により定義されることを特徴とする記録
    媒体。
  45. 【請求項45】 請求項43に記載の記録媒体におい
    て、前記承認関連の処理はマクロ命令の形態で定義され
    ることを特徴とする記録媒体。
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