JP2000137763A - ワークフローシステム及び電子化文書送付方法 - Google Patents

ワークフローシステム及び電子化文書送付方法

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JP2000137763A
JP2000137763A JP11264836A JP26483699A JP2000137763A JP 2000137763 A JP2000137763 A JP 2000137763A JP 11264836 A JP11264836 A JP 11264836A JP 26483699 A JP26483699 A JP 26483699A JP 2000137763 A JP2000137763 A JP 2000137763A
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Naofumi Hosoda
直文 細田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のノード間で電子化文書を送付するワー
クフローシステムにおいて、送付先の自動変更を可能に
する。 【解決手段】 ノード間の処理順序を定義したテーブル
101に加えて、各ノードでの制限処理時間を定義した
テーブル102、制限時間が過ぎても次のノードへの情
報送付が行われない場合の送付先等を定義したテーブル
103、自動修正発生の限度を定義したテーブル104
を設ける。制御処理ブロック110は、あるノードに電
子化文書が送付された時点からの経過時間を監視し、処
理完了がなされないまま、テーブル102の制限処理時
間に達した場合等、テーブル103の送付先へ電子化文
書を自動スキップする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数ユーザ(作業
担当者、決裁/承認権限者など)が所定の手続きに沿っ
て情報の回覧や処理を行うことで、順次処理を遂行して
いく業務活動において、好適な情報回付を行う方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータネットワーク技術の急速な
発達や、パーソナルコンピュータに代表されるユーザイ
ンターフェースの向上、また多様で利便性の高いソフト
ウエアの充実などにより、企業などにおける様々な業務
活動において、多数のユーザ間で、情報技術を利用した
電子的な情報のやり取りによる業務処理が急速に増えて
いる。
【0003】こうした情報技術を利用した電子的な情報
のやり取りによる業務処理を実現する所謂ワークフロー
システムでは、これまでの紙ベースの、伝票、帳票、書
類等に各ユーザがそれぞれ担当する処理(書き込み、承
認、決裁等)を行こなったあと、業務上決められたユー
ザ(担当者)間を順次回覧していくことで業務処理を遂
行していたところを、各ユーザをノードとし、ユーザ間
の回覧ルートをノード間のパスとして、システム内にあ
らかじめノードとパスの組合せで業務内容に応じたそれ
ぞれの業務処理フロー(業務プロセス)を定義してお
き、各ユーザがある業務において、担当する処理を行っ
てオンラインネットワーク等でその処理内容をシステム
に登録すると、既にシステム内に定義されている業務処
理フローに従って次に処理を担当するユーザに電子的に
情報を回付する方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、業務手続きのルールとして定められている業務
処理の手続きは業務フローとして定義しシステムに登録
できるものの、長期出張などの何らかの事情で処理担当
者のユーザが長期間不在である場合には、その担当者が
処理を終えてシステムに結果を登録するまで、業務処理
が停滞したままになるという問題があった。また、シス
テム内に設定定義している業務フローの変更は、必要に
応じてシステム管理者がノードとパスの再設定をしシス
テムに登録をしなおす必要があり、実際の業務上の変化
や、一時的な例外的状態に対して柔軟に対応することが
困難であるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、ワークフローシステムに
おける、かかる従来技術の問題を解決し、処理担当のユ
ーザから所定の期限までに結果登録がなされない場合
は、別の処理担当ユーザに対して自動的に情報を回付し
て処理依頼を代替する方法を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、一時的に情報
回付ルートを変更するだけでなく、同じ自動変更処理が
定められた限度回数以上発生した場合に、システムに登
録設定されている業務フローを自動的に変更し再設定す
る方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、各ユーザをノ
ード、ユーザ間の情報回付ルートをパスとし、ノードと
パスおよび情報の種類の組合せから業務プロセスの情報
回付ルートを定義した第1テーブル(業務フロー定義テ
ーブル)、各ノードでの処理勧告時間や制限処理時間を
定義した第2テーブル(制限処理時間定義テーブル)、
および、各ノードで制限処理時間を過ぎても次のノード
への情報回付が行われていない場合の、自動処理内容お
よび自動回付先を定義した第3テーブル(自動処理内容
/自動回付先定義テーブル)を設ける。さらに、必要に
よっては自動修正発生の限度を定義した第4テーブル
(自動修正限度定義テーブル)を設ける。
【0008】ユーザ(ノード)は処理依頼の情報が回付
されてきたら、自分の担当する処理を行い結果を回付情
報格納データベースに登録することで処理完了となる。
この処理完了となったら、業務フロー定義テーブルの定
義に従って次の処理担当ユーザに処理すべき情報が回付
される。この各ユーザに処理すべき情報が回付された時
点からの経過時間を監視し、処理完了がなされないま
ま、例えば、制限処理時間定義テーブルにあらかじめ設
定されている勧告時間に達したらユーザに対して処理勧
告のアラームを発行する。さらに経過時間が、制限処理
時間定義テーブルにあらかじめ設定されている制限処理
時間に達したら、自動処理内容/自動回付先定義テーブ
ルにあらかじめ設定し(これはユーザ自身が設定するこ
とも可能とする)登録されている自動回付先へ代替とし
て処理依頼の情報を自動回付する。また、自動修正処理
を行った結果(どの業務処理内容で、どのユーザが、自
動修正処理されたかの回数の合計)を格納するファイル
を設け、自動修正限度定義テーブルにあらかじめ設定さ
れている自動修正回数の限界を超えたものについては、
業務フロー定義テーブルを自動的に変更する。
【0009】業務内容毎だけでなくユーザ毎にも処理依
頼到着時点からの経過時間を監視することにより、処理
勧告のアラームの発行を行うことで、ユーザが処理を忘
れていた場合の対応や、制限時間を超えた場合の自動変
更を行うことから柔軟な業務処理の対応が可能となる。
また、自動回付先や自動処理内容をユーザ自身が設定す
ることも可能とすることで、事前に長期間処理が出来な
い場合に代替の処理担当者を自ら登録することができ、
ユーザ個別の事情をできるだけ反映して効率的な業務処
理の遂行が行える。また、自動変更処理の結果から業務
フローの再設定を自動的に行うことで、システム管理者
が業務フローの再設定を容易に行うとともに、再設定そ
のものの手間も簡素化することができる。また、自動修
正結果を格納していることから、自動修正発生頻度等か
ら、業務フローで定義されている業務手続きのルールそ
のものの適正を判断しうる情報を提供することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面によりを説明する。図1は、本発明の一実施例
の全体的ブロック図である。本システムは、大きくは、
条件定義テーブルブロック100、制御処理ブロック1
10、回付情報格納データベース120、決裁/承認権
限定義ファイル130、自動修正結果格納ファイル14
0、および入出力ブロック150からなる。ここで、条
件定義テーブルブロック100は業務フロー定義テーブ
ル101、制限処理時間定義テーブル102、自動処理
内容/自動回付先定義テーブル103および自動修正限
度定義テーブル104からなり、例えばハードディスク
上に用意される。制御処理ブロック110は未処理時間
監視制御部111と業務フロー自動修正制御部112か
らなり、その処理は、いわゆる中央処理装置(CPU)
が行うものである。入出力ブロック150は複数の入出
力端末151の総称である。回付情報格納データベース
120は、各ユーザ間で回付される情報を、情報の種類
に応じ多数格納しているデータベースである。決裁/承
認権限定義ファイル130は、各ユーザの業務上の決裁
および承認権限のレベルを定義したマスタファイルであ
る。自動修正結果格納ファイル140は、業務プロセス
ごとに、情報回付ルートの自動修正が発生した場合の累
積回数を記録するファイルである。
【0011】まず、図2、図3により、業務フロー定義
テーブル101について説明する。業務フロー定義テー
ブル101は、各ユーザをノード、ユーザ間の情報回付
ルートをパスとして、業務処理内容に応じてユーザおよ
びユーザ間の処理順序(業務フロー)を定義したテーブ
ルである。
【0012】図2は、業務フロー定義テーブル101の
中の定義格納形式であり、ここでは価格見積処理201
の業務フローの例を示している。図3は、該価格見積処
理201の業務フローをユーザノード301とユーザ間
の経路パス302で表現したものである。この価格見積
処理201は、ユーザAが受付し、次にユーザCが自分
の担当の処理を行う。その次にユーザBとユーザDがそ
れぞれ並行して部分的に処理を行い、ユーザBが処理完
了後、ユーザEが処理を行う。またユーザDが処理完了
後、ユーザFが処理を行う。ユーザEとユーザFがそれ
ぞれ処理を完了したら、次にユーザGが承認を行う。こ
こで承認できない場合、再処理指示をユーザCに行い、
ユーザCの処理から繰り返される。ユーザGが承認済み
となったら次にユーザHが承認を行い、承認できない場
合は、ユーザGに再処理指示を行う。ユーザHが承認し
たら、価格見積処理は完了する。
【0013】以上のような業務フローを、登録設定権限
を有するユーザが図2の定義格納形式で、業務処理内容
201、担当ユーザ名202、再処理指示先203など
を設定し、登録する。
【0014】次に、図4により、制限処理時間定義テー
ブル102について説明する。制限処理時間定義テーブ
ル102は、業務処理内容に応じ各ユーザ(ノード)で
の制限処理時間を定義したテーブルである。
【0015】図4は、制限処理時間定義テーブル102
の中の定義格納形式であり、ここでは価格見積処理40
1の例を示している。定義格納形式は、図2の業務フロ
ー定義テーブル101の中の定義格納形式の各ユーザそ
れぞれに対応して制限処理時間402と勧告時間403
を設定する形式となっている。例えば、ユーザCが情報
回付を受けた時点からの経過時間で、ユーザCに対して
処理勧告を知らせるアラームが発行される時間が405
の勧告時間3時間を経過した時点であり、404の制限
処理時間4時間は、ユーザCが処理結果を入力し処理完
了済みとすべき制限時間であることを示す。これらを登
録設定権限を有するユーザが登録する。
【0016】次に、図5により、自動処理内容/自動回
付先定義ブロック103について説明する。自動処理内
容/自動回付先定義テーブル103は、業務処理内容に
応じ、各ユーザ(ノード)で制限処理時間を過ぎても次
のユーザ(ノード)への情報回付が行われていない場合
の、自動処理内容および自動回付先を定義したテーブル
である。
【0017】図5は、自動処理内容/自動回付先定義テ
ーブル103の中の定義格納形式であり、図2の業務フ
ロー定義テーブル101の中の定義格納形式の各ユーザ
に対応してそれぞれ自動処理内容501、自動回付先5
02を設定する形式となっている。例えば、価格見積処
理において、ユーザCが自動処理対象になった場合、自
動回付先としてユーザL504に情報を転送503する
ことを意味する。ここで、転送503は、自動処理対象
のユーザに対して全く情報を残さないことを意味し、記
録後転送505は、自動処理対象のユーザに対して、既
にその情報の処理はできないが、情報を記録として残す
事を意味する。また、SKIP(スキップ)506は、
自動回付先として、図2で定義されている次の順番のユ
ーザに回付することを意味する。さらに、未設定508
の場合は、自動回付および自動処理は無く、あくまでそ
のユーザが処理完了するのを待つことであり、同一権限
者509は、該ユーザと同一決裁/承認権限者に回付す
ることを意味する。これらを登録設定権限を有するユー
ザおよびユーザ自身が登録できる。
【0018】次に、図6により、自動修正限度定義テー
ブル104について説明する。自動修正限度定義テーブ
ル104は、業務処理内容に応じ、自動回付先の各ユー
ザに対応して、自動修正処理の限度を定義したテーブル
である。
【0019】図6は、自動修正限度定義テーブル104
の中の定義格納形式であり、図2の業務フロー定義テー
ブル101の中の定義格納形式および図5の自動処理内
容/自動回付先定義テーブル103のテーブル形式の各
ユーザに対応して、それぞれ自動修正限度601の回数
を、登録設定権限を有するユーザが登録する。図6で
は、例えば、ユーザCから処理依頼を受けたユーザB6
04とユーザD602は、それぞれ自動修正の限度回数
は20回までと設定されている。つぎにユーザB604
から処理依頼を受けるユーザE605は、修正限度回数
は10回、また、ユーザD602から処理依頼を受ける
ユーザF603は、修正限度回数20回と設定されてい
る。情報回付ルートとしては、ユーザB604からユー
ザE605と、ユーザD602からユーザF603は、
業務処理上は、並行処理のプロセスを意味しているが
(図3操照)、この並行処理部分に相当するユーザ同士
で修正限度回数は必ずしも同じ回数で無くても良く、そ
れぞれユーザ個々に設定することも可能である。
【0020】次に、図7を用いて、制御処理ブロック1
10における未処理時間監視制御部111での未処理時
間の監視および情報回付ルートの自動変更等の制御処理
について説明する。
【0021】ユーザは、入出力端末151より回付情報
格納データベース120をアクセスして、回付された情
報に対して自分の担当する処理を行い、結果を当該デー
タベース120に登録することで処理完了とする。処理
完了となったら、業務フロー定義テーブル101(図
2)の定義に従って、次の処理担当ユーザに処理すべき
情報が回付される。ここで、回付する情報には、情報内
容を識別するために、図8に示すように、情報内容を表
す区分801を情報のヘッダ部802に付加して情報を
回付する(回付情報格納DB120に登録する)ことと
している。
【0022】未処理時間監視制御部111は、回付情報
格納データベース120を監視し、処理すべき情報が新
たに回付されたユーザ(ノード)を検知する(ステップ
701)。そして、検知されたユーザと、回付された情
報内容すなわち業務処理内容から、制限処理時間定義テ
ーブル102(図4)を参照して、該当する制限処理時
間と勧告時間を読み込む(ステップ702)。次に、ス
テップ701で検知されたノードに情報が回付された時
点からの経過時間を監視計測する(ステップ703)。
こうして、経過時間がステップ702で読み込んだ勧告
時間に達した時点で、まだ当該ノードのユーザが処理を
完了させていなかった場合(ステップ704)には、処
理完了を早くおこなうことを勧告するアラームを当該ユ
ーザに送信する(ステップ705)。なお、アラームと
しては、ユーザが入出力端末151にユーザIDを入力
して本システムを起動させたときに処理勧告のメッセー
ジが表示される方法や、ユーザが入出力端末151を使
用中の場合は、割り込みで処理勧告のメッセージが表示
される方法などがある。
【0023】さらに、経過時間がステップ702で読み
込んだ制限処理時間に達した時点で、まだ当該ノードの
ユーザが処理を完了させていなかった場合(ステップ7
06)には、自動処理内容/自動回付先定義テーブル1
03(図5)から、該当する自動処理内容と自動回付先
を読み込む(ステップ707)。このとき、自動回付先
として同一権限者(例えば図5の509)と設定されて
いた場合(ステップ708)は、決裁/承認権限定義フ
ァイル130を参照して、自動処理対象ノードのユーザ
と同一の権限レベルを有するユーザの中から他のユーザ
を選択し、選択されたユーザを自動回付先とする(ステ
ップ709)。図9に、決裁/承認権限定義ファイル1
30のデータ格納形式の一例を示す。ここで、同一の権
限レベル901内でユーザを選択する方法としては、ラ
ンダムに選択する方法や、優先付けをしてユーザID9
02を格納しておき、優先順に選択する方法などがあ
る。
【0024】その後、自動処理該当ユーザのノードに対
して、ステップ707あるいはステップ709で判別し
た自動処理および自動回付先への情報の自動回付を行う
(ステップ710)。そして、自動修正処理をおこなっ
た、業務内容とそのユーザについて、自動修正処理をお
こなった累積回数を、自動修正結果格納ファイル140
に登録する(ステップ711)。図10に、自動修正結
果格納ファイル140のデータ格納形式の一例を示す。
図10では、図2の業務フロー定義テーブル101の中
の定義格納形式の各ユーザに対応してそれぞれ累積修正
回数1001を格納する形式とし、ステップ711であ
らたに結果を格納する際には、この累積修正回数100
1の数字を1だけインクリメントすることになる。
【0025】制御処理ブロック110の未処理時間監視
制御部111は、ユーザ(ノード)に処理すべき情報が
新たに回付されるごとに、図7の処理フローを実行す
る。これにより、処理完了がなされないまま、あらかじ
め制御処理時間定義テーブル102に設定されている勧
告時間に達したら、当該ユーザに対して処理勧告のアラ
ームが発行される。さらに経過時間があらかじめ設定さ
れている制限処理時間に達したら、あらかじめ自動処理
内容/自動回付先定義テーブル103に登録されている
自動回付先へ、代替として処理依頼の情報が自動回付さ
れる。また、自動修正処理を行った結果(どの業務処理
内容で、どのユーザが、自動修正処理されたかの回数の
合計)が自動修正結果格納ファイル140に登録され
る。
【0026】次に、図11を用いて、制御処理ブロック
110における業務フロー自動修正制御部112でのに
於ける業務フロー定義テーブル101の自動修正制御処
理について説明する。
【0027】業務フローの自動修正制御部112は、自
動修正結果格納ファイル140(図10)を監視し、該
自動修正結果格納ファイル140に新たに累積修正回数
1001が1インクリメントされたら(ステップ110
1)、自動修正限度テーブル104(図6)に定義され
ている該当ユーザの自動修正限度601の回数と比較し
て一致したら(ステップ1102)、業務フロー定義テ
ーブル101(図2)の該当ユーザ名と、自動処理/自
動回付先定義テーブル103(図5)で自動回付先とし
て定義されているユーザ名とを置き換え、業務フロー定
義テーブル101と自動処理/自動回付先定義テーブル
103のユーザ名を自動的に再設定する(ステップ11
03)。これにより、あらかじめ自動修正限度定義テー
ブル104に設定されている自動修正回数の限度を超え
たものについては、業務フロー定義テーブル101で定
義されている業務手続きのルールそのものが変更され
る。
【0028】以上、本発明の一つの実施の形態について
説明したが、次のような実施の形態にすることも可能で
ある。図4の制限処理時間定義テーブル102では、ユ
ーザ対応に勧告時間を一つだけ設定したが、これは時間
を異にして複数設定し、それぞれの時間でアラームを発
行することも可能である。また、図5の自動処理内容/
自動回付先定義テーブル103では、自動処理内容とし
て「転記」「記録後転送」「未設定」の3種類を設定し
ているが、この他の自動処理内容の設定も可能である。
さらに、図5では、自動回付先として「同一権限者50
9」を設定している例を示しているが、この他に「上位
権限者」など、権限レベルに応じた設定も可能である。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、業
務処理手続きを支援するワークフローシステムとして、
処理担当ユーザがやむを得ない事態で一時的に処理業務
ができなきなった場合に、業務処理遂行を停滞させるこ
となく、自動的に対応できることから、より変化に追随
しやすいシステムを実現できる。
【0030】また、勧告時間に基づいて、処理勧告のア
ラーム等をユーザに発行することにより、ユーザに未処
理状態を気づかせることができ、ユーザにとってより親
切で、しかも業務処理自体を効率的に遂行することを実
現できる。
【0031】また、業務フローの定義を自動的に変更で
きることから、システム管理者が業務フローを再設定す
る手間を低減することが可能となり、同時に業務フロー
自体の見直し、つまり企業として業務手続きルールの見
直しをおこなうための情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体的ブロック図である。
【図2】業務フロー定義テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図3】価格見積処理の業務フローの一例を示す図であ
る。
【図4】制限処理時間定義テーブルの構成例を示す図で
ある。
【図5】自動処理内容/自動回付先定義テーブルの構成
例を示す図である。
【図6】自動修正限度定義テーブルの構成例を示す図で
ある。
【図7】未処理時間監視制御部の処理フロー図である。
【図8】回付する情報の種類を表すヘッダ部の内容を示
す図である。
【図9】決裁/承認権限定義ファイルの構成例を示す図
である。
【図10】自動修正結果格納ファイルの構成例を示す図
である。
【図11】業務フロー自動修正制御部の処理フロー図で
ある。
【符号の説明】
100 条件定義テーブルブロック 101 業務フロー定義テーブル 102 制限処理時間定義テーブル 103 自動処理内容/自動回付先定義テーブル 104 自動修正限度定義テーブル 110 制御処理ブロック 111 未処理時間監視制御部 112 業務フロー自動修正制御部 120 回付情報格納データベース 130 決裁/承認権限定義ファイル 140 自動修正結果格納ファイル 150 入出力ブロック 151 入出力端末
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月20日(1999.9.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ワークフローシステム及び電子化文
書送付方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数ユーザ(作業
担当者、決裁/承認権限者など)がコンピュータネット
ワークを通し、所定の手続きに沿って電子化文書の回覧
や処理を行うことで、順次処理を遂行していく業務活動
において好適なワークフローシステム及び電子化文書
送付方法に関する
【0002】
【従来の技術】コンピュータネットワーク技術の急速な
発達や、パーソナルコンピュータに代表されるユーザイ
ンターフェースの向上、また多様で利便性の高いソフト
ウエアの充実などにより、企業などにおける様々な業務
活動において、多数のユーザ間で、情報技術を利用した
電子的な情報のやり取りによる業務処理が急速に増えて
いる。
【0003】こうした情報技術を利用した電子的な情報
(電子化文書)のやり取りによる業務処理を実現する所
謂ワークフローシステムでは、これまでの紙ベースの、
伝票、帳票、書類等に各ユーザがそれぞれ担当する処理
(書き込み、承認、決裁等)を行こなったあと、業務上
決められたユーザ(担当者)間を順次回覧していくこと
で業務処理を遂行していたところを、各ユーザをノード
とし、ユーザ間の回覧ルートをノード(計算機)間のパ
スとして、システム内にあらかじめノードとパスの組合
せで業務内容に応じたそれぞれの業務処理フロー(業務
プロセス)を定義しておき、各ユーザがある業務におい
て、担当する処理を行ってオンラインネットワーク等で
その処理内容をシステムに登録すると、既にシステム内
に定義されている業務処理フローに従って次に処理を担
当するユーザ(ノード)に電子的に情報を送付する方法
が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、業務手続きのルールとして定められている業務
処理の手続きは業務フローとして定義しシステムに登録
できるものの、長期出張などの何らかの事情で処理担当
者のユーザが長期間不在である場合には、その担当者が
処理を終えてシステムに結果を登録するまで、業務処理
が停滞したままになるという問題があった。また、シス
テム内に設定定義している業務フローの変更は、必要に
応じてシステム管理者がノードとパスの再設定をしシス
テムに登録をしなおす必要があり、実際の業務上の変化
や、一時的な例外的状態に対して柔軟に対応することが
困難であるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、ワークフローシステムに
おける、かかる従来技術の問題を解決し、あるノード
ら所定の期限までに処理結果の登録がなされない場合
は、別のノードに対して自動的に電子化文書を送付でき
るようにすることにある
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のノード
(計算機)間で電子化文書を送付するワークフローシス
テムにおいて、予め定められた電子化文書の送付ルート
を定義した業務フロー定義を保持する手段と、該業務フ
ロー定義を参照して、電子化文書を受取るノードを特定
し、電子化文書を送付し、予め定められた条件が満たさ
れたときに当該ノードへの電子化文書の送付をスキップ
する手段とを備えることを特徴とする
【0007】本発明の一実施形態では、各ユーザをノー
ド、ユーザ(ノード)間の情報送付ルートをパスとし、
ノードとパスおよび電子化文書の情報の種類の組合せか
ら業務プロセスの情報送付ルートを定義した第1テーブ
ル(業務フロー定義テーブル)、各ノードでの処理勧告
時間や制限処理時間を定義した第2テーブル(制限処理
時間定義テーブル)、および、各ノードで制限処理時間
を過ぎても次のノードへの情報送付が行われていない場
合の、自動処理内容および自動送付先を定義した第3テ
ーブル(自動処理内容/自動送付先定義テーブル)を設
ける。さらに、必要によっては自動修正発生の限度を定
義した第4テーブル(自動修正限度定義テーブル)を設
ける。
【0008】ノードは処理依頼の情報が送付されてきた
ら、自分の担当する処理を行い結果を送付情報格納デー
タベースに登録することで処理完了となる。この処理完
了となったら、業務フロー定義テーブルの定義に従って
次のノードに処理すべき情報が送付される。この各ノー
に処理すべき情報が送付された時点からの経過時間を
監視し、処理完了がなされないまま、例えば、制限処理
時間定義テーブルにあらかじめ設定されている勧告時間
に達したら該当ノードに対して処理勧告のアラームを発
行する。さらに経過時間が、制限処理時間定義テーブル
にあらかじめ設定されている制限処理時間に達したら、
自動処理内容/自動送付先定義テーブルにあらかじめ設
定し(これはユーザ自身が設定することも可能とする)
登録されている送付先へ代替として処理依頼の情報を自
送付する。また、自動修正処理を行った結果(どの業
務処理内容で、どのユーザが、自動修正処理されたかの
回数の合計など)を格納するファイルを設け、自動修正
限度定義テーブルにあらかじめ設定されている自動修正
回数の限界を超えたものについては、業務フロー定義テ
ーブルを自動的に変更する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面により説明する。ただし、本発明は、以下の実
施の形態に限定されるものではない。図1は、本発明の
一実施例の全体的ブロック図である。本システムは、大
きくは、条件定義テーブルブロック100、制御処理ブ
ロック110、送付情報格納データベース120、決裁
/承認権限定義ファイル130、自動修正結果格納ファ
イル140、および入出力ブロック150からなる。こ
こで、条件定義テーブルブロック100は業務フロー定
義テーブル101、制限処理時間定義テーブル102、
自動処理内容/自動送付先定義テーブル103および自
動修正限度定義テーブル104からなり、例えばハード
ディスク上に用意される。制御処理ブロック110は未
処理時間監視制御部111と業務フロー自動修正制御部
112とを有し、その処理は、いわゆる中央処理装置
(CPU)が行うものである。入出力ブロック150は
複数の入出力端末(計算機、ノード)151の総称であ
る。送付情報格納データベース120は、各ユーザ(ノ
ード)間で送付される情報を、情報の種類に応じ多数格
納しているデータベースである。決裁/承認権限定義フ
ァイル130は、各ユーザの業務上の決裁および承認権
限のレベルを定義したマスタファイルである。自動修正
結果格納ファイル140は、業務プロセスごとに、情報
送付ルートの自動修正が発生した場合の累積回数を記録
するファイルである。なお、制御処理ブロック110及
び送付情報格納データベース120と各入出力端末15
1とは、一般にネットワークで結ばれている
【0010】まず、図2、図3により、業務フロー定義
テーブル101について説明する。業務フロー定義テー
ブル101は、各ユーザをノード、ユーザ間の情報送付
ルートをパスとして、業務処理内容に応じてユーザおよ
びユーザ(ノード)間の処理順序(業務フロー)を定義
したテーブルである。
【0011】図2は、業務フロー定義テーブル101の
中の定義格納形式であり、ここでは価格見積処理201
の業務フローの例を示している。図3は、該価格見積処
理201の業務フローをユーザ(ノード)301とユー
(ノード)間の経路パス302で表現したものであ
る。この価格見積処理201は、ユーザAが受付し、次
にユーザCが自分の担当の処理を行う。その次にユーザ
BとユーザDがそれぞれ並行して部分的に処理を行い、
ユーザBが処理完了後、ユーザEが処理を行う。またユ
ーザDが処理完了後、ユーザFが処理を行う。ユーザE
とユーザFがそれぞれ処理を完了したら、次にユーザG
が承認を行う。ここで承認できない場合、再処理指示を
ユーザCに行い、ユーザCの処理から繰り返される。ユ
ーザGが承認済みとなったら次にユーザHが承認を行
い、承認できない場合は、ユーザGに再処理指示を行
う。ユーザHが承認したら、価格見積処理は完了する。
【0012】以上のような業務フローを、登録設定権限
を有するユーザが図2の定義格納形式で、業務処理内容
201、担当ユーザ名202、再処理指示先203など
を設定し、登録する。
【0013】次に、図4により、制限処理時間定義テー
ブル102について説明する。制限処理時間定義テーブ
ル102は、業務処理内容に応じ各ユーザ(ノード)で
の制限処理時間を定義したテーブルである。
【0014】図4は、制限処理時間定義テーブル102
の中の定義格納形式であり、ここでは価格見積処理40
1の例を示している。定義格納形式は、図2の業務フロ
ー定義テーブル101の中の定義格納形式の各ユーザ
(ノード)それぞれに対応して制限処理時間402と勧
告時間403を設定する形式となっている。例えば、ユ
ーザCが情報送付を受けた時点からの経過時間で、ユー
ザCに対して処理勧告を知らせるアラームが発行される
時間が405の勧告時間3時間を経過した時点であり、
404の制限処理時間4時間は、ユーザCが処理結果を
入力し処理完了済みとすべき制限時間であることを示
す。これらを登録設定権限を有するユーザが登録する。
【0015】次に、図5により、自動処理内容/自動
先定義ブロック103について説明する。自動処理内
容/自動送付先定義テーブル103は、業務処理内容に
応じ、各ユーザ(ノード)で制限処理時間を過ぎても次
のユーザ(ノード)への情報送付が行われていない場合
の、自動処理内容および自動送付先を定義したテーブル
である。
【0016】図5は、自動処理内容/自動送付先定義テ
ーブル103の中の定義格納形式であり、図2の業務フ
ロー定義テーブル101の中の定義格納形式の各ユーザ
に対応してそれぞれ自動処理内容501、自動送付先5
02を設定する形式となっている。例えば、価格見積処
理において、ユーザCが自動処理対象になった場合、自
送付先としてユーザL504に情報を転送503する
ことを意味する。ここで、転送503は、自動処理対象
のユーザに対して全く情報を残さないことを意味し、記
録後転送505は、自動処理対象のユーザに対して、既
にその情報の処理はできないが、情報を記録として残す
事を意味する。また、SKIP(スキップ)506は、
自動送付先として、図2で定義されている次の順番のユ
ーザに送付することを意味する。さらに、未設定508
の場合は、自動送付および自動処理は無く、あくまでそ
のユーザが処理完了するのを待つことであり、同一権限
者509は、該ユーザと同一決裁/承認権限者に送付
ることを意味する。これらを登録設定権限を有するユー
ザおよびユーザ自身が登録できる。
【0017】次に、図6により、自動修正限度定義テー
ブル104について説明する。自動修正限度定義テーブ
ル104は、業務処理内容に応じ、自動送付先の各ユー
(ノード)に対応して、自動修正処理の限度を定義し
たテーブルである。
【0018】図6は、自動修正限度定義テーブル104
の中の定義格納形式であり、図2の業務フロー定義テー
ブル101の中の定義格納形式および図5の自動処理内
容/自動送付先定義テーブル103のテーブル形式の各
ユーザ(ノード)に対応して、それぞれ自動修正限度6
01の回数を、登録設定権限を有するユーザが登録す
る。図6では、例えば、ユーザCから処理依頼を受けた
ユーザB604とユーザD602は、それぞれ自動修正
の限度回数は20回までと設定されている。つぎにユー
ザB604から処理依頼を受けるユーザE605は、修
正限度回数は10回、また、ユーザD602から処理依
頼を受けるユーザF603は、修正限度回数20回と設
定されている。情報送付ルートとしては、ユーザB60
4からユーザE605と、ユーザD602からユーザF
603は、業務処理上は、並行処理のプロセスを意味し
ているが(図3参照)、この並行処理部分に相当するユ
ーザ同士で修正限度回数は必ずしも同じ回数で無くても
良く、それぞれユーザ個々に設定することも可能であ
る。
【0019】次に、図7を用いて、制御処理ブロック1
10における未処理時間監視制御部111での未処理時
間の監視および情報送付ルートの自動変更等の制御処理
について説明する。
【0020】ユーザは、入出力端末151より送付情報
格納データベース120をアクセスして、送付された情
報に対して自分の担当する処理を行い、結果を当該デー
タベース120に登録することで処理完了とする。処理
完了となったら、制御処理ブロック110の制御下で、
業務フロー定義テーブル101(図2)の定義に従っ
て、次の処理担当ユーザ(ノード)に処理すべき情報が
送付される。ここで、送付する情報には、情報内容を識
別するために、図8に示すように、情報内容を表す区分
801を情報のヘッダ部802に付加して情報を送付
る(送付情報格納DB120に登録する)こととしてい
る。
【0021】未処理時間監視制御部111は、送付情報
格納データベース120を監視し、処理すべき情報が新
たに送付されたユーザ(ノード)を検知する(ステップ
701)。そして、検知されたユーザ(ノード)と、
された情報内容すなわち業務処理内容から、制限処理
時間定義テーブル102(図4)を参照して、該当する
制限処理時間と勧告時間を読み込む(ステップ70
2)。次に、ステップ701で検知されたノードに情報
送付された時点からの経過時間を監視計測する(ステ
ップ703)。こうして、経過時間がステップ702で
読み込んだ勧告時間に達した時点で、まだ当該ノードの
ユーザが処理を完了させていなかった場合(ステップ7
04)には、処理完了を早くおこなうことを勧告するア
ラームを当該ユーザ(ノード)に送信する(ステップ7
05)。このように、勧告時間に基づいて、処理勧告の
アラーム等をユーザ(ノード)に発行することにより、
ユーザに未処理状態を気づかせることができ、ユーザに
よってより親切で、しかも業務処理自体を効率的に遂行
することを実現できる。なお、アラームとしては、ユー
ザが入出力端末151にユーザIDを入力して本システ
ムを起動させたときに処理勧告のメッセージが表示され
る方法や、ユーザが入出力端末151を使用中の場合
は、割り込みで処理勧告のメッセージが表示される方法
などがある。
【0022】さらに、経過時間がステップ702で読み
込んだ制限処理時間に達した時点で、まだ当該ノードの
ユーザが処理を完了させていなかった場合(ステップ7
06)には、自動処理内容/自動送付先定義テーブル1
03(図5)から、該当する自動処理内容と自動送付
を読み込む(ステップ707)。このとき、自動送付
として同一権限者(例えば図5の509)と設定されて
いた場合(ステップ708)は、決裁/承認権限定義フ
ァイル130を参照して、自動処理対象ノードのユーザ
と同一の権限レベルを有するユーザの中から他のユーザ
を選択し、選択されたユーザを自動送付先とする(ステ
ップ709)。図9に、決裁/承認権限定義ファイル1
30のデータ格納形式の一例を示す。ここで、同一の権
限レベル901内でユーザを選択する方法としては、ラ
ンダムに選択する方法や、優先付けをしてユーザID9
02を格納しておき、優先順に選択する方法などがあ
る。
【0023】その後、自動処理該当ユーザのノードに対
して、ステップ707あるいはステップ709で判別し
た自動処理および自動送付先への情報の自動送付を行う
(ステップ710)。そして、自動修正処理をおこなっ
た、業務内容とそのユーザ(ノード)について、自動修
正処理をおこなった累積回数を、自動修正結果格納ファ
イル140に登録する(ステップ711)。図10に、
自動修正結果格納ファイル140のデータ格納形式の一
例を示す。図10では、図2の業務フロー定義テーブル
101の中の定義格納形式の各ユーザに対応してそれぞ
れ累積修正回数1001を格納する形式とし、ステップ
711であらたに結果を格納する際には、この累積修正
回数1001の数字を1だけインクリメントすることに
なる。
【0024】制御処理ブロック110の未処理時間監視
制御部111は、ユーザ(ノード)に処理すべき情報が
新たに送付されるごとに、図7の処理フローを実行す
る。これにより、処理完了がなされないまま、あらかじ
め制御処理時間定義テーブル102に設定されている勧
告時間に達したら、当該ユーザ(ノード)に対して処理
勧告のアラームが発行される。さらに経過時間があらか
じめ設定されている制限処理時間に達したら、あらかじ
め自動処理内容/自動送付先定義テーブル103に登録
されている自動送付先へ、代替として処理依頼の情報が
自動送付される。また、自動修正処理を行った結果(ど
の業務処理内容で、どのユーザ(ノード)が、自動修正
処理されたかの回数の合計)が自動修正結果格納ファイ
ル140に登録される。
【0025】次に、図11を用いて、制御処理ブロック
110における業務フロー自動修正制御部112での業
務フロー定義テーブル101の自動修正制御処理につい
て説明する。
【0026】業務フローの自動修正制御部112は、自
動修正結果格納ファイル140(図10)を監視し、該
自動修正結果格納ファイル140に新たに累積修正回数
1001が1インクリメントされたら(ステップ110
1)、自動修正限度テーブル104(図6)に定義され
ている該当ユーザの自動修正限度601の回数と比較し
て一致したら(ステップ1102)、業務フロー定義テ
ーブル101(図2)の該当ユーザ名と、自動処理/自
送付先定義テーブル103(図5)で自動送付先とし
て定義されているユーザ名とを置き換え、業務フロー定
義テーブル101と自動処理/自動送付先定義テーブル
103のユーザ名を自動的に再設定する(ステップ11
03)。これにより、あらかじめ自動修正限度定義テー
ブル104に設定されている自動修正回数の限度を超え
たものについては、業務フロー定義テーブル101で定
義されている業務手続きのルールそのものが変更され
る。なお、自動修正結果格納ファイル140の内容は、
必要に応じて出力装置に出力することも可能である
【0027】このように、自動変更処理の結果から業務
フローの再設定を自動的に行うことで、システム管理者
が業務フローの再設定を容易に行うことができるととも
に、再設定そのものの手間も簡素化することができる。
また、自動修正結果を格納していることから、その情報
を出力することで、自動修正発生頻度等から、業務フロ
ーで定義されている業務手続きのルールそのものの適正
を判断しうる情報を提供することができる
【0028】以上、本発明の一つの実施の形態について
説明したが、次のような実施の形態にすることも可能で
ある。図4の制限処理時間定義テーブル102では、ユ
ーザ対応に勧告時間を一つだけ設定したが、これは時間
を異にして複数設定し、それぞれの時間でアラームを発
行することも可能である。また、図5の自動処理内容/
自動送付先定義テーブル103では、自動処理内容とし
て「転記」「記録後転送」「未設定」の3種類を設定し
ているが、この他の自動処理内容の設定も可能である。
さらに、図5では、自動送付先として「同一権限者50
9」を設定している例を示しているが、この他に「上位
権限者」など、権限レベルに応じた設定も可能である。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、
数のノード間で電子化文書を送付して、ユーザの業務処
理手続きを支援するワークフローシステムにおいて、
該当ユーザ(ノード)がやむを得ない事態で処理業務が
できなきなった場合などに、業務処理遂行を停滞させる
ことのないシステムを実現できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体的ブロック図である。
【図2】業務フロー定義テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図3】価格見積処理の業務フローの一例を示す図であ
る。
【図4】制限処理時間定義テーブルの構成例を示す図で
ある。
【図5】自動処理内容/自動送付先定義テーブルの構成
例を示す図である。
【図6】自動修正限度定義テーブルの構成例を示す図で
ある。
【図7】未処理時間監視制御部の処理フロー図である。
【図8】送付する情報の種類を表すヘッダ部の内容を示
す図である。
【図9】決裁/承認権限定義ファイルの構成例を示す図
である。
【図10】自動修正結果格納ファイルの構成例を示す図
である。
【図11】業務フロー自動修正制御部の処理フロー図で
ある。
【符号の説明】 100 条件定義テーブルブロック 101 業務フロー定義テーブル 102 制限処理時間定義テーブル 103 自動処理内容/自動送付先定義テーブル 104 自動修正限度定義テーブル 110 制御処理ブロック 111 未処理時間監視制御部 112 業務フロー自動修正制御部 120 送付情報格納データベース 130 決裁/承認権限定義ファイル 140 自動修正結果格納ファイル 150 入出力ブロック 151 入出力端末
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図1】
【図2】
【図4】
【図8】
【図5】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノード間で電子化文書を送付する
    ワークフローシステムにおいて、 予め定められた電子化文書の送付ルートを定義した業務
    フロー定義を保持する手段と、 前記業務フロー定義を参照して、電子化文書を受取るノ
    ードを特定し、電子化文書を送付し、予め定められた条
    件が満たされたときに前記ノードへの電子化文書の送付
    をスキップする手段とを備えることを特徴とするワーク
    フローシスシム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワークフローシステムに
    おいて、電子化文書の送付をスキップした送付先の情報
    を記憶する手段と、前記記憶した送付先の情報を出力す
    る手段とを備えることを特徴とするワークフローシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 複数のノード間で電子化文書を送付する
    ワークフローシステムの電子化文書送付方法において、 予め定められた電子化文書の送付ルートを定義した業務
    フロー定義を参照し、電子化文書を受取るノードを特定
    し、電子化文書を送付し、予め定められた条件が満たさ
    れたときに前記ノードへの電子化文書の送付をスキップ
    することを特徴とする電子化文書送付方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子化文書送付方法を
    実行するプログラムを格納した計算機に読取り可能な記
    憶媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002109166A (ja) * 2000-09-22 2002-04-12 Microsoft Corp 文書承認システム

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