JPH10154177A - 協調作業支援システム - Google Patents

協調作業支援システム

Info

Publication number
JPH10154177A
JPH10154177A JP13063297A JP13063297A JPH10154177A JP H10154177 A JPH10154177 A JP H10154177A JP 13063297 A JP13063297 A JP 13063297A JP 13063297 A JP13063297 A JP 13063297A JP H10154177 A JPH10154177 A JP H10154177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
instruction
information
work instruction
person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13063297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Eguchi
良和 江口
Masato Tamaki
正人 玉樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Software Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Software Engineering Co Ltd
Priority to JP13063297A priority Critical patent/JPH10154177A/ja
Publication of JPH10154177A publication Critical patent/JPH10154177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の作業から成る業務を複数の組織が協調
して遂行するような業務系で、かつ、業務システムと各
担当者が協調して作業を遂行する業務系を対象とし、作
業がどんな順序で進んでも、どの部分の作業が先行して
も、適切な担当者或いは組織に対し、適切な作業指示を
発行するような協調作業支援システムを提供することに
ある。 【解決手段】 作業指示条件情報を元に、業務DBを直
接監視し、実施可能な作業を検知し、作業指示条件情報
に定義された担当者或いは組織に対して自動的に作業指
示情報を発行する。また、発行した作業指示をも監視
し、作業遅延を検知し警告したり、作業完了に伴い連鎖
的に発生する作業に対するさらなる作業指示を発行した
りする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の作業から成
る業務を複数の組織(各組織は同じ作業を実行すること
のできる担当者のグループである)で協調して遂行され
ると共に、業務プログラムと業務DBが業務情報をやり
とりして処理を行う業務システムと担当者が協調して業
務を遂行する協調作業支援システムに関し、特に、それ
ぞれの作業の実施条件に合わせて、適切な担当者或いは
組織に対し、適切な作業指示を発行する協調作業支援シ
ステムに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における協調作業支援システムで
は、多くの関与者間のデータを共有化するために、デー
タベース管理システムを利用したり、関与者間のコミュ
ニケーションを自動化するために、電子メールシステム
をも利用したりしていた。
【0003】また、最近では、業務フロー図に基づき自
動的に作業指示を行うワークフロー管理システム上に、
業務システムを構築し、関与者間のコミュニケーション
を自動化する協調作業支援システムも増えて来ている。
【0004】このような協調作業支援システムでは、業
務ルールを、ある作業者が一定期間で完了する作業と、
それら作業の依存関係を業務フロー図で記述し、これに
基づく作業指示を自動的に発行することが可能になって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0006】第1に、実際の業務は、必ずしも、業務フ
ローで定義した順序通りには進まない場合が多く、特
に、案件が発生してから完了するまでの期間が長期に渡
るもの、また関与する担当者或いは組織が多ければ多い
ほど、業務フロー通りに進まない。
【0007】この業務フローはあくまでも、理想的な作
業の流れであり、このルールに基づき作業指示を発行し
た場合、非常に効率の悪いものとなる。
【0008】第2に、業務フローでは、ある作業が完了
したら、次の作業が開始可能というような形式で業務ル
ール定義する。通常、ある作業は業務フロー上で、前に
実施されると定義された作業のすべての成果を前提とし
ている訳ではなく、多くの場合、前作業の成果の一部
(前作業で設定するデータの一部)を前提としている。
しかしならがら、この業務ルール記述方法では、前作業
のすべてが完了しない限り、次の作業指示は発行されな
いため、無駄な待ち時間が発生してしまう。これを回避
するため、上記作業を部分的に完了する可能性のある最
小単位にまで分割することもでき、この場合はある作業
者が一定期間に実施する作業を分割することになり、結
果として、同一作業者に対する作業指示が複数回発行さ
れてしまうといった不具合が生じる。
【0009】第3に、実際の業務では、組織内の作業者
の作業負荷の平準化のため、商品種類別、顧客住所別な
ど案件の情報に基づいた担当者決定条件や、作業効率化
のための決済権限条件といったものに基づき作業を指示
している。しかしながら、このような業務DB内部の値
に基づく作業指示が不可能であるため、業務プログラム
による振り分け、または、マニュアル操作による運用で
補っているという問題がある。
【0010】さらに、第4に、業務DBに業務情報を記
録する業務プログラムと、複数の担当者間の案件の受け
渡しを司るワークフロー管理システムを分離すること
で、案件の流れと業務DBの間の不整合が発生すること
がある。例えば、引合登録完了と宣言し、作業指示は見
積担当者に発行されるにもかかわらず、商品名が入って
いないということが発生し得る。これを業務プログラム
でチェックした場合、業務フローの改善と同期して業務
プログラムも変更しなければならないといった柔軟性の
問題が生じる。
【0011】上記問題点を解決するために、本発明の一
つの目的は、どんな順序で作業が進んでも、どの部分の
作業が先行しても、実施可能な作業に対する作業指示が
発行されるように、業務プロセスを全体のフローとして
捉えるのではなく、独立した作業の集合体であると捉
え、個々の作業の実施条件をもとに、作業指示を発行す
るような作業指示エージェントの構築方法を提供するこ
とにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、作業指示と業
務DBの不整合をなくし、かつ、業務DB中のデータに
基づいた作業指示を可能とするために、業務DBを直接
監視する作業指示エージェントの構築方法を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0014】上述した目的を達成するために、本発明に
よる協調作業支援システムは、作業指示の発行条件を作
業指示条件格納する作業指示条件情報格納部と、各担当
者或いは組織への作業指示情報を格納する作業指示情報
格納部と、各担当者の作業実施内容を保存する作業実績
情報格納部と、作業指示を発行する作業指示エージェン
トを有して構成される。作業指示エージェントは、作業
指示条件情報に従い、業務DBおよび作業実績情報を監
視し、作業指示条件情報に合致する作業と担当者或いは
組織を決定し、該担当者或いは組織への作業指示部に格
納することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて具体的に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施形態にかかる協調
作業支援システムの構成図である。
【0017】本実施形態における協調作業支援システム
は、図1で示すように、複数の計算機をネットワークで
接続したクライアント・サーバのシステム形態をとる。
DBサーバ101は、業務のマスタ情報やトランザクシ
ョン情報を記録する業務DB(協調作業システム上に構
築される業務システムの情報を保存するDB)104を
外部記憶装置に持つ。
【0018】作業指示エージェントサーバ102は、作
業指示条件情報ファイル105、作業者或いは組織への
作業指示情報を格納する作業指示情報ファイル106、
各担当者の作業実施内容を格納する作業実績情報ファイ
ル107を外部記憶装置に持つ。さらに、作業指示エー
ジェントサーバ102では、作業指示条件情報ファイル
105に基づき、作業指示を発行する作業指示エージェ
ント108が動作する。
【0019】業務クライアント103では、特定担当者
の作業指示情報を一覧表示する作業指示一覧表示プログ
ラム109および、作業指示一覧表示プログラムから起
動される業務プログラム110が動作する。ただし、こ
の作業指示エージェントサーバ102の構成要素を、D
Bサーバ101上に構築することも可能である。
【0020】図2は、作業指示エージェントの位置付け
を説明するための概念図である。作業指示エージェント
108は、業務プログラム110が業務情報を保存する
業務DB104を監視し、作業指示条件情報105に合
致する作業と担当者或いは組織を決定し、該作業者への
作業指示情報を作業指示情報ファイル106に格納す
る。作業指示情報一覧プログラム109は、担当者20
1とのインタフェースプログラムであり、特定担当者2
01に対する作業指示情報106の表示、担当者201
の指示に従った業務プログラム110の起動、作業の実
施結果の作業実績情報ファイル107への格納などを行
う。作業指示エージェント108は、作業実績情報ファ
イル107を監視して作業の完了や停滞などを検知し、
これらに対する更なる作業指示情報を作業指示情報ファ
イル106に格納する。
【0021】図3は、作業指示エージェント108の構
造と作業指示条件情報103の詳細情報との関係図であ
る。作業指示エージェント108は、案件監視部30
1、作業指示部302、作業監視部303から構成され
る。作業指示条件情報105は、案件構造306、作業
ルール307、承認ルール308、担当ルール309、
決済権限ルール310、期限ルール311から構成され
る。
【0022】案件監視部301は、業務DB104の監
視方法を定義した案件構造306に従い、業務DB10
4を監視している。業務DB104に追加変更があった
場合、案件監視部301は、作業実施の条件が定義され
ている作業ルール307記憶されたルールに基づき、実
施可能な作業および組織を決定し、案件指示部302
に、この情報304を引き渡す。作業指示部302は、
案件監視部301から引き渡された情報304と、承認
ルール308と、担当ルール309に基づき、作業を実
施する担当者或いは組織を決定し、作業指示を作業指示
情報ファイル106に格納する。作業監視部303は、
作業指示に対する作業の実施結果を保存する作業実績情
報107ファイルを監視し、作業指示に対する作業が完
了したものを検知し、その作業指示情報305を作業指
示部302に引き渡す。作業指示部302は、作業監視
部303から引き渡された情報305と、承認ルール3
08と、決済権限ルール310に基づき、組織内の次の
担当者を決定し、決定した担当者に対する作業指示情報
を作業指示情報ファイル106に格納する。また、作業
監視部303は、期限ルール311に基づき、作業指示
情報ファイル106を監視し、作業期限を超過している
にも拘わらず作業実績情報ファイル107に作業実績の
登録されていない作業指示を検知し、その作業指示情報
305を作業指示部302に引き渡す。作業指示部30
2は、引き渡された作業指示情報305に基づき、新た
な作業指示(警告状態)を作業指示情報106に追加す
る。
【0023】図4は、業務DB104の構造図である。
図5には、業務DB104の具体例を示す。本実施の形
態では、適用業務として販売業務を想定して説明する。
業務DB104は、商談テーブル401、商談明細テー
ブル402を有している。商談テーブル401は、図5
に示すように、商談番号、顧客名、顧客住所、...と
いった情報を格納している。また、商談明細テーブル4
02は、商談番号、明細番号、商品、...といった情
報を格納している。商談テーブル401と商談明細40
2には、関連403があり、その多重度は1対nであ
る。
【0024】図6は、業務DB104に基づく案件構造
テーブルの構造図であり、図7にその具体例を示す。案
件構造テーブル306は、監視テーブル404、監視項
目405、関連項目406から成る。
【0025】監視テーブル404には、監視対象となる
テーブルのテーブルIDとそのテーブル名とが対となっ
て記憶される。
【0026】図7では、行407に商談テーブルが、行
408に商談明細テーブルが監視対象として設定されて
いる。
【0027】監視テーブル404は、複数の監視項目4
05と関連する。監視テーブル404は、監視対象とな
る項目名が設定される。図7では、例えば、行409
は、監視テーブルID「TBL001」のテーブル、す
なわち商談テーブルの商談番号が監視対象項目であるこ
とを示している。
【0028】関連項目410は、監視テーブル間に親子
関係がある場合に、関係するテーブルとそれらを関連づ
ける項目名、すなわち、親子関係のキー情報を保持す
る。例えば、図7に、商談テーブル(監視テーブルID
「TBL001」)と商談明細テーブル(監視テーブル
ID「TBL002」)とが親子関係にあり、それらの
商談番号が両テーブルの関連となっていることが示され
ている。このような形で業務DBの監視方法を定義する
ことで、業務DBに依存しない案件監視が可能となる。
【0029】図8は、作業ルールの内部構成を示す構成
図であり、図9にその具体例を示す。
【0030】作業ルール307は、作業ルール501、
作業条件502、作業条件値503、組織504を有し
ている。作業ルール501には、作業名、作業指示一覧
表示プログラム109に表示する指示メッセージ、作業
実行を指示された際に起動する業務プログラム、作業を
実施する組織、作業の事前条件、事後条件が定義され
る。作業条件502の具体的な内容を定義しているのが
作業条件値503であり、監視項目403に対する値を
定義する。図9に示されるように、ここでは、納期見積
作業505の事前条件は納期見積事前506であり、事
後条件は納期見積事後507である。納期見積事前50
6の具体的な条件値は508に示される3つの条件であ
り、納期見積事後の具体的な条件値は509である。す
なわち、納期見積作業505は、商品、数量、納入場所
が決定すると作業可能で、作業実施後は、納期が設定さ
れるということを表している。また、生産指示の事前条
件510のように、受注確度が80%を超えたらという
ような設定も可能である。
【0031】図10は、業務DBの値に対して、案件監
視部が検出する処理フローを示す概念図である。604
は、案件監視部が実施可能な作業を検出するための処理
フローである。案件監視部301は、判定処理605
で、業務DB601に変更があるか否かを判定し、変更
がある場合、定義された作業ルール分反復(処理60
6)する。判定607で、業務DB601の状態が作業
実施条件を満たすか否かを判定し、満たした場合は作業
指示部に実施可能な作業と実施する組織の情報を引き渡
す(処理608)。判定処理607で、事前条件を満た
し、かつ、事後条件を満たしていない作業を実施可能と
判断するのは、事後条件を満たしていれば、作業を実施
する必要がないからである。例えば、図6のように、業
務DB601が図4,5により説明した業務DBであ
り、作業ルールが図8,9で説明した作業ルールである
ことを前提とした場合、案件監視部301は、作業ルー
ルと案件の業務DBの値601から、生産指示作業60
2と価格見積603が実施可能であると判断する。なぜ
なら、生産指示作業602の事前条件である商品、数量
が入力済みで、受注確度が80%以上という条件を満た
しており、価格見積作業603の事前条件である商品、
数量が入力済みという条件を満たしているからである。
【0032】図11は、作業監視部の動作概略を説明す
るための図である。作業監視部303は、期限監視部7
01、作業完了監視部702、事後条件監視部703を
有する。作業監視部303は、監視結果である作業指示
情報305を作業指示部302に引き渡す。この引き渡
しす作業指示情報には、期限監視部の監視結果である期
限超過704、作業完了監視部の監視結果である作業完
了705、事後条件監視部の監視結果である再作業指示
706の3種類がある。期限監視部701は、作業が完
了していない作業指示情報106と、作業指示に対応す
る業務DB104の値と、期限ルール311から、期限
を超過している作業指示を検知し、作業指示部302に
通知する。作業完了監視部702は、新たに作業実績情
報107に格納された作業実績を検知し、作業完了70
5を作業指示部302と事後条件監視部703とに通知
する。事後条件監視部703は、通知された作業完了に
対応する業務DB104が作業ルール307の事後条件
を満たしていない場合、作業指示部302に再作業指示
705を通知する。
【0033】図12は、作業ルール501と期限ルール
801の関係を示している。1つの作業ルール501に
対し、警告レベルの異なる複数の期限ルール801を定
義できる。期限の定義は基準となる日付項目と相対日で
定義し、期限監視部はこの期限ルール定義情報と計算機
の現在日付を比較し判定する。図13には、期限ルール
の具体例を示す。図13に示すように、例えば、納期見
積作業は、作業指示日(&NoticeDay)から5
日を経過した時点で警告状態に変化し(行802)、同
様に7日を経過した時点で勧告状態に変化する(行80
3)。また、基準項目名には、業務DBの監視項目40
9の中から、日付型のものを指定することも可能であ
る。価格見積の警告レベルの期限ルール804は、引合
日から3日を経過すると、作業指示が警告状態に変化す
ることを示している。さらに、受注作業の期限ルール8
05のように、相対日にはマイナスの指定も可能であ
る。
【0034】図14は、作業指示部302が利用するル
ール情報の相関図であり、図15に作業指示部302が
利用するルール情報の具体例を示す。図14に示すよう
に、作業ルール501に対し、複数の担当ルール901
を定義できる。承認ルールは、複数のタスク902の順
序により定義する。さらに、タスク902には、決済権
限ルール903を設定する。組織504には、複数の担
当者904が所属しており、組織内の作業者904間に
は、上司と部下の関係が構築される。
【0035】図15に示すように、担当ルール901
は、作業別の担当者決定のルールであり、例えば、価格
見積で案件の顧客住所が東京であれば上田が担当(行9
05)する。また、納期見積作業で、案件の商品区分が
情報機器の場合、山田が担当(行906)する。承認ル
ールは、組織内部の作業の定義であり、価格見積では、
1番目に一般職位の担当者が作成(行907)し、2番
目に課長職位の担当者が審査(行908)し、3番目に
部長職位の担当者が承認(行909)する。決済権限ル
ールは、承認ルールで定義された組織内の次の作業への
作業指示を抑止する条件であり、価格見積の作成で案件
の金額が100,000以下であれば、審査、承認への
作業指示の発行は抑止される(行910)。担当者に
は、業務に関与するすべての担当者を登録する。担当者
には、所属する組織名、職位、上司を定義する。担当者
佐藤(行911)は、営業組織の部長で上司はいない。
担当者鈴木(行912)は、営業組織の課長で、上司は
佐藤である。
【0036】図16は、作業指示情報および作業実績情
報の関係を示した図である。作業指示1001および作
業実績1002は、タスク902に対して発行される。
作業が完了していないものは、作業指示1001に存在
し、作業の完了したものは作業実績1002に保存され
る。作業指示1001には、担当者904が関連付けら
れている場合と、関連付けられていない場合がある。作
業実績1002は、必ず作業を実施した担当者904が
関連付けられる。作業指示1001、作業実績1002
の担当者904の職位と、対応するタスク902の職位
は一致する。図17に作業指示情報の具体例を、図18
に作業実績情報の具体例を示す。これらの情報は、すべ
て作業指示エージェント108或いは作業指示一覧表示
プログラム109によって設定される。作業指示情報
は、まだ作業の完了していない作業指示であり、作業指
示1003および作業指示1004は、期限監視部によ
り、警告状態がそれぞれ勧告、警告と設定されている。
作業指示1005は、開封しただけであり、作業指示1
006は、担当者が未決定の作業指示である。作業指示
1007は、作成タスクが完了し、審査タスク待ちの状
態で、作業指示1008は、作成タスク、審査タスクが
完了し、承認タスク待ちの状態である。作業実績情報
は、作業指示に対する作業が完了したログが格納され
る。作業実績1009、1010、1011は、すべて
作業完了済みの作業ログである。
【0037】図19は、作業指示エージェント内部で行
われる処理の概略図である。案件監視部301と作業指
示部302間のインタフェースには、業務DB104が
変化した場合に、作業および組織の情報304を引き渡
すインタフェースがある。作業監視部303と、作業指
示部302間のインタフェースには、作業指示期限が超
過した場合に作業指示情報305、704を引き渡すイ
ンタフェースと、作業指示に対する作業を実施した場合
に作業情報305、705を引き渡すインタフェース
と、作業を完了したにも関わらず作業ルール307の事
後条件を満たしていない場合に作業情報305、706
を引き渡すインタフェースがある。
【0038】図20は、実施可能作業検知時の作業指示
部302の処理の流れを示す処理フロー図である。ま
ず、処理1101で、案件監視部301から、実施可能
となった作業および組織の情報を取得する。続く処理1
102で、承認ルールおよび担当ルールから担当者を取
得して、判定処理1103で担当者が決定したか否かを
判定する。担当者が決定している場合、案件指示情報に
担当者を設定して作業指示を発行し(処理1104)、
それ以外の場合は、担当者を設定せずに作業指示を発行
する(処理1105)。
【0039】図21は、期限超過時の作業指示部の処理
フロー図である。まず、処理1106で、作業監視部か
ら期限が超過している作業指示の情報と警告レベルを取
得する。ここで取得した情報をもとに、既存作業指示情
報の警告状態を更新する(処理1107)。
【0040】図22は、作業完了時の作業指示部の処理
フロー図である。まず、処理1108で、作業監視部か
ら、作業の完了した作業実績情報を取得する。続く処理
1109で、承認ルールより次の担当者の有無をチェッ
クし、判定処理1110で、次の作業者の有無を判定す
る。次の作業者が存在する場合、作業を完了した担当者
の決済権限をチェックする(処理1111)。決済権限
がなければ、該担当者の上長をたどり、次なる担当者を
決定し、作業指示を発行する(処理1113)。
【0041】図23は、再作業指示時の作業指示部の処
理フロー図である。まず、処理1114で、案件監視部
より、作業が完了したと宣言されたにもかかわらず、作
業ルールの事後条件を満たしていない作業実績情報を取
得する。処理1115では、該作業実績情報をもとに作
業指示を再発行する。再発行時には、作業指示情報の再
指示フラグをオンにする。
【0042】したがって、説明してきたように、個々の
作業を中心にその実施可能条件で業務プロセスを構築
し、この定義情報をもとに適切なタイミングで適切な担
当者或いは組織に作業指示を発行する作業指示エージェ
ントにより非常に効率の良い業務運営が可能になる。
【0043】また、作業間の順序性という依存関係を排
除しているため、業務プロセスの変更に強い柔軟な業務
プロセスの構築が可能となる。さらに、作業指示エージ
ェントが、業務DBを直接監視するため、作業指示と業
務DBの状態の不整合の問題が解消されると共に、業務
DBの値を用いたきめ細かい業務プロセスを構築するこ
とができる。
【0044】次に、上述した作業指示条件情報105を
基に作業間の依存関係を解析し、業務が正しく遂行され
るか否かを検証する作業指示条件検証部を備えた協調作
業支援システムについて説明する。
【0045】図24は、作業指示条件検証部を備えた協
調作業支援システムの構成を説明するための図である。
【0046】この協調作業支援システムは、図24に示
すように、DBサーバ101と、作業指示エージェント
サーバ102と、業務クライアント103と、業務DB
104と、作業指示条件情報105と、作業指示情報1
06と、作業実績情報107と、作業指示エージェント
108と、作業指示一覧プログラム109と、業務プロ
グラム110と、作業指示条件情報105を検証する作
業指示条件検証部112と、その作業指示条件検証部1
12が動作する作業指示条件検証クライアント111と
から構成される。なお、図24に示す101〜110
は、図1に示すものと同一機能であるため、その説明を
省略する。
【0047】図25は、作業指示条件検証部112の構
成を説明するための図である。
【0048】作業指示条件検証部112は、図25に示
すように、作業指示条件チェッカー1200と、作業指
示条件ビューア1202と、作業指示条件シミュレータ
1203とから成る。
【0049】作業指示条件チェッカー1200は、作業
指示条件情報105に格納された複数作業ルールの事前
条件および事後条件から作業依存関係テーブル1201
を作成し、事前条件を満たさない作業ルールや、相互或
いは循環的に依存し合うデッドロック関係にある作業ル
ールを抽出するものである。
【0050】作業指示条件ビューア1202は、作業指
示条件情報105および作業指示条件チェッカー120
0の作成する作業依存関係テーブル1201を入力し、
作業ルールをノード、依存関係をアローとして、マウ
ス、キーボード、ディスプレイなどの入出力が可能な装
置に出力する。
【0051】作業指示シミュレータ1203は、作業指
示条件情報105中の案件構造ファイル306に基づ
き、擬似業務DB1204を生成し、この擬似業務DB
のデータ入出力が可能な擬似業務画面1205を、マウ
ス、キーボード、ディスプレイなどの入出力が可能な装
置に出力する。そして、擬似業務画面1205の入力結
果を、擬似業務DB1204に格納後上述した、作業指
示エージェント108を起動することで、実施可能な作
業ルールに対する作業指示情報106を発行する。さら
に、作業指示条件ビューア1202の出力する業務フロ
ー上の作業可能なノードの色を変更するなど視覚的に識
別可能な状態に変更したり、作業指示条件ビューア12
02上で、作業可能になったノードが選択されると、再
度擬似業務画面1205を表示することを繰り返して業
務の流れをシミュレーションしたりする。
【0052】図26は、作業依存関係テーブル1201
の構成及び構築手順を説明するための図である。
【0053】作業関係依存テーブル1201は、図26
に示すように、案件構造ファイル306から監視項目、
作業ルールファイル307から作業ルールを抽出して作
業と監視項目の対応テーブル1301を作成し、そのテ
ーブルの各作業ルールの事前条件を事後条件としてもつ
作業ルールを抽出していくことによって構築され、依存
元作業と依存先作業と依存度の項目を有する。
【0054】ここに示す依存度とは、依存元作業の事前
条件が、依存先作業の事後条件全てを前提としているは
依存度が「全体」となり、部分的に前提としている場合
は「部分」となる。これにより、依存先の作業が必ずし
も完了していなくても依存元の作業が開始可能であるこ
と、即ち作業ルール間の並列性を識別することが可能と
なる。
【0055】この構築された作業関係依存テーブル12
01により、事前条件が設定されているにもかかわら
ず、その事前条件が満たされない作業ルールを検出す
る。
【0056】例えば、図26に示す作業依存関係テーブ
ル1201において、納入番号を事前情報にしている
が、事後条件にこの納入番号を持つ作業ルールを持たな
い、依存先不明の状態になっている納入作業を検出す
る。
【0057】また、作業依存関係テーブル1201によ
り、デットロック状態になった作業ルールの検出も行
う。
【0058】図27は、作業ルールのデッドロック状態
を示した例である。ここでのデッドロック状態とは、あ
る2つの作業ルールが相互に依存し合う場合や、3つ以
上の作業ルールが循環的に依存し合うような場合をい
う。このデッドロック状態の依存関係を図式化したもの
が図27に示す依存関係図1401であり、作業F、
G、Hが循環的に依存している状態である。
【0059】このように、作業関係依存テーブル120
1を用いることにより、作業指示の発行されない作業ル
ールや、依存先不明の状態になっている作業ルールや、
デットロック状態の作業ルールの検出を行っていく。
【0060】図28は、作業指示条件ビューア1202
の表示例を示した図である。作業指示条件ビューア12
02では、作業関係依存テーブル1201を基にして作
業ルール間の依存関係を業務フローとして表示するもの
である。なお、この図28では、図29に示す作業関係
依存テーブル1201aを基にして表示している。
【0061】作業指示条件ビューア1202では、図2
8に示すように、作業ノードを作業ルール307に基づ
いて業務フロー画面1501上に表示していき、作業ノ
ード内部の上段には作業名、下段には担当組織を表示す
る。
【0062】例えば、図28に示すように、作業ノード
1502の内部に、作業名が受注1504、担当組織は
営業1505を表示する。ここでのノード間のアロー
は、作業の依存関係を表しており、作業指示条件チェッ
カー1200が作成する作業依存関係テーブル1201
の依存度の情報を基に表示する。
【0063】また、アローは、依存先作業から依存先作
業方向へ向けて表示し、完全依存関係の場合は実線、部
分依存関係の場合は点線で表示する。例えば、出荷作業
ルールが受注作業ルールに依存している場合、ノード1
502からノード1503へ向けてアロー1506を表
示する。他の作業にまったく依存しない作業ルールはノ
ード1503からアローを表示する。
【0064】図30は、作業指示条件シミュレータ12
03の動作を説明するための図である。作業指示条件シ
ミュレータ1203は、作業指示ビューア1501上
で、作業ノード(例では1601)が選択されると、実
行コマンド1602を投入し起動する(処理160
3)。起動された作業指示条件シミュレータ1203
は、まず作業指示条件情報105の案件構造を入力(処
理1604)後、擬似業務DB1204を作成(処理1
605)し、擬似業務画面1205を表示する(処理1
606)。その後、作業者が擬似業務画面1205でデ
ータを入力後、OKボタン(処理1607)を選択する
と、作業指示シミュレータ1203は、画面の入力デー
タを読み込み(処理1608)、擬似業務DB1204
に格納する(処理1609)。
【0065】次に、作業指示シミュレータ1203は、
作業指示エージェント108を起動する(処理161
0)。起動された作業指示エージェント108は、作業
指示条件情報105および擬似業務DB1204を読み
込み(処理1611、1612)、実施可能な作業を検
出後、作業指示情報106に格納する(処理161
3)。
【0066】さらに、作業指示シミュレータ1203
は、作業指示エージェント108が格納した作業指示情
報106を読み込み(処理1614)、実施可能な作業
を作業指示条件ビューアに通知する(処理1615)。
作業指示条件ビューア1501は、作業指示シミュレー
タ1203からの通知内容に従い、表示内容を変更する
(処理1616)。例えば、納期見積ノード1617の
ように、作業ノードの色を変更するなどして、実施可能
な作業が識別できるようにする。この操作を繰り返すこ
とで、作業指示条件情報の時間的な流れを確認すること
ができる。
【0067】したがって、この作業指示条件検証部11
2を備えることにより、事前条件を満たさない作業ルー
ルや、デッドロック状態のような作業ルールの検出を行
うことができ、かつ、作業指示条件情報の時間的な流れ
を表示し、確認することができる。
【0068】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論で
ある。
【0069】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0070】本発明によれば、個々の作業を中心にその
実施可能条件で業務プロセスを構築し、この定義情報を
もとに適切なタイミングで適切な担当者或いは組織に作
業指示を発行する作業指示エージェントにより非常に効
率の良い業務運営が可能になる。
【0071】また、作業間の順序性という依存関係を排
除しているため、業務プロセスの変更に強い柔軟な業務
プロセスの構築が可能となる。さらに、作業指示エージ
ェントが、業務DBを直接監視するため、作業指示と業
務DBの状態の不整合の問題が解消されると共に、業務
DBの値を用いた木目細かい業務プロセスを構築するこ
とができる。
【0072】さらに、事前条件を満たすことのない作業
ルールや、作業ルールのデッドロック状態のような作業
指示の発行されない作業ルールの検出を行うことがで
き、かつ、作業指示条件情報の時間的な流れを表示し、
確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる協調作業支援シス
テムの構成を説明するための図である。
【図2】作業指示エージェントの位置付けを説明するた
めの概念図である。
【図3】作業指示エージェントと作業指示条件情報との
関係図である
【図4】業務DBの構成を示す図である。
【図5】業務DBの具体例を示す構成図である。
【図6】業務DBに基づく案件構造テーブルの構造図で
ある。
【図7】案件構造テーブルの具体例を示す構成図であ
る。
【図8】作業ルールの内部構成を示す構成図である。
【図9】作業ルールの具体例を示す構成図である。
【図10】案件監視部が検出する処理フローを示す概念
図である。
【図11】作業監視部の動作概略を説明するための図で
ある。
【図12】作業ルールと期限ルールの相関図である。
【図13】期限ルールの具体例を示す構成図である。
【図14】作業指示部302が利用するルール情報の相
関図である。
【図15】作業指示部が利用するルール情報の具体例を
示す構成図である。
【図16】作業指示情報及び作業実績情報の相関図であ
る。
【図17】作業指示情報の具体例を示す構成図である。
【図18】作業実績情報の具体例を示す構成図である。
【図19】作業指示エージェント内部で行われる処理の
概略図である。
【図20】実施可能作業検知時の作業指示部の処理の流
れを示す処理フロー図である。
【図21】期限超過時の作業指示部の処理フロー図であ
る。
【図22】作業完了時の作業指示部の処理フロー図であ
る。
【図23】再作業指示時の作業指示部の処理フロー図で
ある。
【図24】作業指示条件検証部を備えた協調作業支援シ
ステムの構成を説明するための図である。
【図25】作業指示条件検証部112の構成を説明する
ための図である。
【図26】作業依存関係テーブル1201の構成及び構
築手順を説明するための図である。
【図27】作業ルールのデッドロック状態を示した例で
ある。
【図28】作業指示条件ビューア1202の表示例を示
した図である。
【図29】作業関係依存テーブルの例を示した図であ
る。
【図30】作業指示条件シミュレータ1203の動作を
説明するための図である。
【符号の説明】
101…DBサーバ、102…作業指示エージェントサ
ーバ、103…業務クライアント、104…業務DB、
105…作業指示条件情報、106…作業指示情報、1
07…作業実績情報、108…作業指示エージェント、
109…作業指示一覧プログラム、110…業務プログ
ラム。
フロントページの続き (72)発明者 玉樹 正人 神奈川県横浜市都筑区加賀原二丁目2番 株式会社日立製作所ビジネスシステム開発 センタ内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の作業から成る業務を同じ作業を実
    行することのできる担当者のグループである複数の組織
    が協調して遂行するような業務系であって、かつ、業務
    プログラムと業務DBが業務情報をやりとりして処理を
    行う業務システムと各担当者が協調して業務を遂行する
    業務系を対象とし、それぞれの作業の実施条件に合わせ
    て、適切な担当者或いは組織に対し、適切な作業指示を
    発行する協調作業支援システムにおいて、 業務がどのような状態になったら、どの担当者或いは組
    織に指示をだすかという条件の定義情報を格納する作業
    指示条件情報格納部と、 各担当者或いは組織への作業指示情報を格納する作業指
    示格納部と、 各担当者の作業実施内容を格納する作業実績格納部と、 業務DBと作業実績情報を監視し、作業指示条件情報に
    合致する作業と担当者或いは組織を決定し、該作業者へ
    の作業指示を作業指示格納部に格納する作業指示エージ
    ェントとを備えたことを特徴とする協調作業支援システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記作業指示条件情報格納部は、業務D
    Bの監視方法を定義した案件構造ファイルと、担当者或
    いは組織が実行する作業の実施条件を定義した作業ルー
    ルファイルと、組織内での承認方法を定義した承認ルー
    ルファイルと、組織内の担当者を決定するための条件を
    定義した担当ルールファイルと、決済権限に関する条件
    を定義した決裁権限ルールファイルと、作業指示に対す
    る処理期限を定義した処理期限ルールファイルとを備
    え、 前記作業指示エージェントは、実施可能な作業と組織を
    検知する案件監視部と、組織内の適切な作業者への作業
    指示を発行する作業指示部と、発行した作業指示と、そ
    の実施結果である作業実績を監視する作業監視部とを備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の協調作業支援シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記案件監視部は、前記案件構造ファイ
    ルと前記作業ルールファイルに従い、業務DBを監視
    し、実施可能な作業と組織を決定し、その決定結果を作
    業指示部に渡し、 前記作業監視部は、前記作業実績格納部を監視し、作業
    が完了した作業指示の情報を作業指示部に渡し、 前記作業指示部は、前記案件監視部或いは前記作業監視
    部から情報を受けて、前記承認ルールファイル、前記担
    当ルールファイル、及び前記決済権限ファイルに従い、
    作業指示を発行すべき、担当者或いは組織を決定し、そ
    の決定結果を前記作業指示格納部に記録することを特徴
    とする請求項2に記載の協調作業支援システム。
  4. 【請求項4】 前記担当ルールファイルには、作業と案
    件の種類に対する担当者を定義し、 前記作業指示部は、案件監視部から実行可能な作業と組
    織の情報を受けて、前記担当ルールファイルから担当者
    が導かれた場合、該担当者へ作業指示を発行し、それ以
    外の場合には、組織に対して作業指示を発行することを
    特徴とする請求項2または3に記載の協調作業支援シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記承認ルールファイルに、作業に対す
    る組織内の作業の流れを担当者の順序として定義し、前
    記作業監視部は作業実績格納部に登録された情報から、
    作業指示を受けた担当者が作業を完了したことを検知
    し、その情報を前記作業指示部に渡し、 前記作業指示部は、前記作業監視部から作業の完了した
    作業指示と担当者の情報を受け取り、承認ルールファイ
    ルに定義された次の作業者に対し、自動的に作業指示を
    発行することを特徴とする請求項2または3に記載の協
    調作業支援システム。
  6. 【請求項6】 前記決済権限ルールに、組織内の次の作
    業以降を省略することのできる条件を定義し、 前記作業監視部内に作業完了監視部を有し、該作業完了
    監視部は、前記作業実績格納部に登録された情報から、
    作業指示を受けた担当者が作業を完了したことを検知し
    てその情報を作業指示部に渡し、 前記作業指示部は、作業の完了した作業指示と担当者の
    情報を受け取った際、決済権限ルールの条件を満たす場
    合、組織内の次作業者への作業指示を抑止することを特
    徴とした請求項2,3,または5に記載の協調作業支援
    システム。
  7. 【請求項7】 作業期限ルールに、作業指示に対する期
    限を定義し、 前記作業監視部内に作業期限監視部を有し、前記作業指
    示ファイルから、期限を超過した作業を検知して前記作
    業指示部に該作業指示を渡し、 前記作業指示部は、前記作業監視部から、期限超過とな
    っている作業および担当者を受けて、前記作業指示ファ
    イルに記録されている該作業指示情報の状態を変更する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の協調作業支
    援システム。
  8. 【請求項8】 前記作業監視部内に、事後条件監視部を
    有し、 前記作業ルールファイルに、作業完了後に満たすべき条
    件(事後条件)を定義し、 前記事後条件監視部は、前記作業実績格納部に登録され
    た案件が作業ルールファイルに定義された事後条件を満
    たしていない場合、作業が完了していない旨の作業指示
    を発行することを特徴とする請求項2または3に記載の
    協調作業支援システム。
  9. 【請求項9】 前記作業指示エージェントは、作業条件
    取得部を有し、担当者からの入力情報に基づいて、前記
    作業指示条件情報を更新することを特徴とする請求項2
    または3に記載の協調作業支援システム。
  10. 【請求項10】 前記作業指示エージェントは理由追加
    部を有し、該理由追加部は作業指示が組織に対するもの
    であった場合、当該作業指示を引き取った担当者に、引
    き取った理由を問い合わせ、その内容を担当ルールファ
    イルに記録することを特徴とする請求項9に記載の協調
    作業支援システム。
  11. 【請求項11】 複数の作業から成る業務を同じ作業を
    実行することのできる担当者のグループである複数の組
    織が協調して遂行するような業務系、かつ、業務プログ
    ラムと業務DBが業務情報をやりとりして処理を行う業
    務システムと各担当者が協調して業務を遂行する業務系
    を対象とし、それぞれの作業の実施条件に合わせて、適
    切な担当者或いは組織に対し、適切な作業指示を発行す
    る協調作業支援システムにおいて、 業務がどのような状態になったら、どの担当者或いは組
    織に指示をだすかという条件の定義情報を格納する作業
    指示条件情報格納手段と、 各担当者或いは組織への作業指示情報を格納する作業指
    示格納手段と、 各担当者の作業実施内容を格納する作業実績格納手段
    と、 業務DBと作業実績情報を監視し、作業指示条件情報に
    合致する作業と担当者或いは組織を決定し、該作業者へ
    の作業指示を作業指示格納手段に格納する作業指示エー
    ジェントと、 前記作業指示条件情報の検証を行う作業指示条件検証手
    段とを備えたことを特徴とする協調作業支援システム。
  12. 【請求項12】前記作業指示条件検証手段は、前記作業
    指示条件情報が論理的に正しく条件付けされているかを
    検証する作業指示条件チェッカーと、作業指示条件をビ
    ジュアルに出力する作業指示条件ビューアと、作業の時
    間的な流れを検証する作業指示条件シミュレータとを備
    えることを特徴とする請求項11に記載の協調作業支援
    システム。
  13. 【請求項13】前記作業指示条件チェッカーは、前記作
    業指示条件情報中に格納された複数の作業の事前条件、
    事後条件から、作業依存関係テーブルを作成し、事前条
    件を満たすことがない作業指示が発行されない作業を抽
    出する手段と、相互或いは循環的に依存するようなデッ
    ドロック状態にある作業を検出する手段とを備えること
    を特徴とする請求項12に記載の協調作業支援システ
    ム。
  14. 【請求項14】前記作業指示条件ビューアは、前記作業
    指示条件チェッカーが作成する作業依存関係テーブルを
    もとに、作業をノード、依存関係をアローで示す業務フ
    ロー図を出力装置に表示する手段を有することを特徴と
    する請求項12に記載の協調作業支援システム。
  15. 【請求項15】作業指示条件シミュレータは、前記案件
    構造ファイルから擬似業務DBを生成する手段と、 前記作成された擬似DBのデータが入出力が可能な擬似
    業務画面を出力装置に出力する手段と、 前記擬似業務画面への入力結果を前記擬似業務DBに格
    納し、前記作業指示エージェントで実施可能な作業を抽
    出する手段と、 前記業務フロー図上の実施可能な作業ノードを点滅表示
    したり、色を変えて表示したりする手段と、 実施可能な作業ノードを選択すると、再度、擬似業務画
    面を表示する手段とを有することを特徴とする請求項1
    3に記載の協調作業支援システム。
JP13063297A 1996-09-27 1997-05-21 協調作業支援システム Pending JPH10154177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13063297A JPH10154177A (ja) 1996-09-27 1997-05-21 協調作業支援システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-255807 1996-09-27
JP25580796 1996-09-27
JP13063297A JPH10154177A (ja) 1996-09-27 1997-05-21 協調作業支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10154177A true JPH10154177A (ja) 1998-06-09

Family

ID=26465716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13063297A Pending JPH10154177A (ja) 1996-09-27 1997-05-21 協調作業支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10154177A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001202408A (ja) * 2000-01-19 2001-07-27 Fuji Xerox Co Ltd 要素編成支援装置、要素編成支援方法及び記録媒体
JP2002251508A (ja) * 2000-12-22 2002-09-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 業務管理システム及び業務管理方法
JP2002279142A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Daiwa Securities Group Inc 支援システム、支援方法、およびプログラム
JP2003036338A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Fujitsu Ltd 作業遅延を防止するワークフローの支援プログラム、支援方法、および支援サーバ
JP2003108721A (ja) * 2001-09-26 2003-04-11 Ricoh Co Ltd ワークフロー支援システム、ワークフロー支援方法、ワークフロー支援プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2004192540A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Fujitsu Ltd 商談承認要否判断方法
JP2006244126A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Fujitsu Ltd 対話型協調作業支援システム
JP2008276687A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Mitsubishi Electric Corp 監視装置及びこれを用いた監視システム
US7640548B1 (en) 2002-06-21 2009-12-29 Siebel Systems, Inc. Task based user interface
US7788591B2 (en) 2001-08-31 2010-08-31 Siebel Systems, Inc. Configurator using structure and rules to provide a user interface
JP2011039882A (ja) * 2009-08-14 2011-02-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 業務プロセス評価装置、その方法及びプログラム

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4529213B2 (ja) * 2000-01-19 2010-08-25 富士ゼロックス株式会社 要素編成支援装置及び要素編成支援プログラムが記録された記憶媒体
JP2001202408A (ja) * 2000-01-19 2001-07-27 Fuji Xerox Co Ltd 要素編成支援装置、要素編成支援方法及び記録媒体
JP2002251508A (ja) * 2000-12-22 2002-09-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 業務管理システム及び業務管理方法
JP2002279142A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Daiwa Securities Group Inc 支援システム、支援方法、およびプログラム
JP4603711B2 (ja) * 2001-03-21 2010-12-22 株式会社大和証券グループ本社 支援システム、支援方法、およびプログラム
JP2003036338A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Fujitsu Ltd 作業遅延を防止するワークフローの支援プログラム、支援方法、および支援サーバ
US7788591B2 (en) 2001-08-31 2010-08-31 Siebel Systems, Inc. Configurator using structure and rules to provide a user interface
JP2003108721A (ja) * 2001-09-26 2003-04-11 Ricoh Co Ltd ワークフロー支援システム、ワークフロー支援方法、ワークフロー支援プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US7640548B1 (en) 2002-06-21 2009-12-29 Siebel Systems, Inc. Task based user interface
US8893149B2 (en) 2002-06-21 2014-11-18 Siebel Systems, Inc. Task-based process definition
JP2004192540A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Fujitsu Ltd 商談承認要否判断方法
JP2006244126A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Fujitsu Ltd 対話型協調作業支援システム
JP2008276687A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Mitsubishi Electric Corp 監視装置及びこれを用いた監視システム
JP2011039882A (ja) * 2009-08-14 2011-02-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 業務プロセス評価装置、その方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5410646A (en) System and method for creating, processing, and storing forms electronically
US20080046862A1 (en) Business task management
US20120016704A1 (en) Automated Execution of Business Processes Using Dual Element Events
JP2002526819A (ja) クロスアプリケーションタイムシート
JP2000357202A (ja) 注文処理システム及び方法
US20050065836A1 (en) Work-flow system and work-flow system management method
JPH10154177A (ja) 協調作業支援システム
JP4923893B2 (ja) スキル評価プログラム、スキル評価方法およびスキル評価装置
JPH11154189A (ja) 状態監視型ワークフローの制御方法及びシステム
JP4027804B2 (ja) アプリケーションサービスを始動させる役割を変更するための方法、コンピュータにより実行可能なプログラム、および、コンピュータシステム
JP2017227944A (ja) 業務処理フロー生成システム、生成方法および装置
KR100976420B1 (ko) 형상관리 시스템 및 방법
JP2006072884A (ja) 業務案件処理システム
JP2001331619A (ja) 人材管理システム及び人材管理方法
JP3006610B1 (ja) ワ―クフロ―支援実行システム
JP2004334454A (ja) 知識情報の蓄積・再利用支援システム
JP5809589B2 (ja) 業務引継ぎ判定システム及び業務引継ぎ判定方法
JP2005202920A (ja) ワークフローシステム及びワークフローシステムの管理方法
Rabanal et al. Data-aware automatic derivation of choreography-conforming systems of services
KR102498822B1 (ko) 위탁 판매 관리 서버
JP2007249750A (ja) 業務整合性検証システム
JP2004070516A (ja) ワークフロー管理システム
Setiawan et al. Web Based Application for Borrowing Inventory Items (Case Study at English Course Institution for Adults in Jakarta)
JP2007058253A (ja) システム開発見積支援方法およびシステム開発見積支援システム、ならびにそのためのプログラム
JP2005284881A (ja) 業務進捗状況管理システム