JP3006610B1 - ワ―クフロ―支援実行システム - Google Patents

ワ―クフロ―支援実行システム

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JP3006610B1
JP3006610B1 JP391799A JP391799A JP3006610B1 JP 3006610 B1 JP3006610 B1 JP 3006610B1 JP 391799 A JP391799 A JP 391799A JP 391799 A JP391799 A JP 391799A JP 3006610 B1 JP3006610 B1 JP 3006610B1
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由高 松原
文雄 野原
敦史 高橋
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ランセプト株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 ワークフローのプロセス作成を簡易化して開
発スピードを早めることができ、また、業務アプリケー
ションや業務データベースの更新や新規の組み入れを容
易にしてワークフローシステムの構築・再構築を容易に
行うことが可能なワークフロー支援実行システムを提供
することを目的とする。 【解決手段】 ワークフロー支援実行システムは、コン
ピュータネットワークにおいて、単位業務の属性情報を
定義してなる業務機能ブロックを時系列的に連携配列し
て構成されるワークフローを作成し統合管理するワーク
フロー作成管理部3と、ワークフロー制御部4と、フロ
ー制御データベース2とからなるサーバ機1を備えると
共に、ワークフローに係るタスク実行命令を発する端末
機C1,…,Cnと、業務データベースA0や業務アプ
リケーションA1,…,Anとこれらを制御するアプリ
ケーションコントロール手段B0,B1,…,Bnを組
み込んだ業務実行端末機T0,T1,…,Tnとを備え
てなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一連の業務の流れ
(ワークフロー)を効率良く作成し、コンピュータネッ
トワークを利用してその業務を実行するワークフローシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ワークフローは業務手順とも呼ばれ、企
業内の業務の処理の流れを意味する。近年、LAN(Lo
cal Area Network)等のネットワークを通じて一連の作
業の連携を図るワークフローソフトウェアが多数開発さ
れている。この種のソフトウェアを用いたワークフロー
システムは、販売管理、在庫管理、会計管理、資料の送
付、書類の回覧、決済を求める稟議書の承認等の個々の
業務をアプリケーションプログラムで処理させ、これら
処理データを、予め定義したプロセスに従ってネットワ
ークを通じて受け渡し、業務を連携して行うというもの
である。その進行状況は、ワークフローソフトウェアに
より一元管理され、電子データをネットワークを通して
授受するので、処理時間を短縮し、業務管理の効率化を
図ることができる。また、近年、ネットワークにおける
伝送量の増大、伝送速度の高速化および各端末機の処理
能力の向上に伴い、端末機単位で処理される業務アプリ
ケーションが充実してきており、また、企業活動の流れ
が高速化且つ複雑化するにつれて、ワークフローソフト
ウェアを用いてその業務プロセスを自動管理することが
重要になってきた。
【0003】また、既存のワークフローシステムとして
は、雑誌「NIKKEI OPENSYSTEMS,n
o.15(1994年6月)」に記載されているよう
に、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを備えた
ワークフロー作成機能、データ内容に応じた条件分岐機
能、複数のワークフローを同時に管理する同時並行処理
機能、複数のワークフローを同期し合流させる同期機
能、処理の滞留時間が上限を超えた場合の処理内容を設
定するデッドライン設定機能、ワークフローの処理状況
を追跡表示するトラッキング機能、処理件数や滞留時間
等の統計を計算してシステムのボトルネックを発見する
統計・監査機能等を備えたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既存の
ワークフローシステムは、多くの機能を備える程に開発
工数が増え、開発コストがかさむという問題を有する。
また、このようにシステムが複雑化する程に、以下
(1)〜(3)に示す問題等が生じている。
【0005】(1)ワークフローのプロセス構築には、
先ず業務分析を行い、担当者毎の作業内容および担当者
の意見を調査して、業務の流れを把握し、この結果をワ
ークフローシステムに反映する必要があるが、この作業
には多大な時間とエネルギーを要する。(2)このよう
な作業により必要な単位業務を抽出し、各単位業務を遂
行するのに必要な業務アプリケーションや業務データベ
ース等を用意してワークフローシステムに組み入れるの
であるが、一度組み入れた業務アプリケーションや業務
データベースを更新したり、新規に組み入れる場合、ワ
ークフローシステムを再構築する必要が生ずる。しか
し、この再構築には、多大な時間とコストを要してい
た。(3)また、ワークフローは、企業のノウハウとし
て外部に開示されることが少なく、時々刻々と変化する
ものであるから、その変化に柔軟に対応し得て、企業が
独自にワークフローを作成し更新することが容易にでき
るシステムが望まれている。
【0006】本発明は、上記問題等に鑑みてなされたも
のであり、ワークフローのプロセス作成を簡易化して開
発スピードを早めることができ、また、業務アプリケー
ションや業務データベースの更新や新規の組み入れを容
易にしてワークフローシステムの再構築を容易に行うこ
とが可能なワークフロー支援実行システムを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のワークフローシステムは、複数のコンピュ
ータをネットワークに接続して構成されるコンピュータ
ネットワークにおいて、一連の業務からなるワークフロ
ーの作成を支援し該ワークフローの業務を実行するワー
クフロー支援実行システムであって、コンピュータネッ
トワーク上の複数のコンピュータ内に、単位業務を実行
する業務実行モジュールを分散配置すると共に、該業務
実行モジュールを制御し且つ該業務実行モジュールとネ
ットワーク間のデータ転送を担うアプリケーションコン
トロール手段を備え、前記コンピュータネットワーク上
の少なくとも1のコンピュータ内には、単位業務の属性
情報を定義してなる業務機能ブロックを時系列的に連携
配列して構成されるワークフローを作成し統合管理する
ワークフロー作成管理部と、業務実行モジュールを組み
込んだ業務実行端末機にタスク実行命令を伝送し、且つ
前記業務実行モジュールの実行結果を受け取り、次の業
務機能ブロックへの伝達処理に移行させるワークフロー
制御部と、前記業務機能ブロックとその属性情報とワー
クフローとの対応関係を記憶するフロー制御データベー
スと、を備えることを特徴としている。
【0008】また、前記アプリケーションコントロール
手段は、ネットワーク上のコンピュータに組み入れた業
務アプリケーションまたは業務データベースに内包され
た業務実行モジュールを実行させて、その実行結果を得
ることができる。
【0009】また、前記ワークフロー作成管理部は、前
記の属性情報を定義するために、業務機能ブロック間で
授受するデータの種類を定義するデータ定義手段と、ワ
ークフロー毎若しくは業務機能ブロック毎の参加ユーザ
やグループを定義するユーザ定義手段と、業務機能ブロ
ック間の連携条件を定義するフロー定義手段と、ワーク
フローを視覚的に表現し且つ各業務機能ブロックの属性
情報を表示するフロー表示手段と、を備えて構成される
ことが好ましい。
【0010】また、このようなワークフロー支援実行シ
ステムは、前記業務機能ブロックの属性情報を参照また
は更新するためのユーザ認証手段を設けて構成されるこ
とが、セキュリティを向上させる点から好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るワークフロ
ー支援実行システムの実施形態を図面を参照しながら説
明する。
【0012】図1は、本発明に係るワークフロー支援実
行システムの第1実施例を示すブロック図である。本実
施例のワークフロー支援実行システムの実行環境は、サ
ーバ機1と、通常の端末機C1,…,Cnと、業務に関
する情報を記憶する業務データベースA0を組み込んだ
端末機T0と,ワードプロセッサやスプレッドシート、
見積計算アプリケーション等の業務アプリケーションA
1,…,Anを組み込んだ端末機T1,…,Tnとをコ
ンピュータネットワークに接続して構成されるものであ
る。サーバ機や端末機には既知のコンピュータを用いれ
ばよく、OS(オペレーティングシステム)の種類やプ
ラットフォームの種類に限定されない。またコンピュー
タネットワークには、イーサネット等の伝送媒体を用い
ることができる。
【0013】このような環境において、本実施例のワー
クフロー支援実行システムは、サーバ機1に組み込まれ
たフロー制御データベース2、ワークフロー作成管理部
3およびワークフロー制御部4と、端末機T0,T1,
…,Tnに組み込まれたアプリケーションコントロール
手段B0,B1,…,Bnおよび複数の業務実行モジュ
ールを内包した業務アプリケーションA1,…,An
と、端末機T0に組み込まれたアプリケーションコント
ロール手段B0および業務データベースA0とから構成
される。
【0014】以下、サーバ機1の構成について説明す
る。
【0015】ワークフロー作成管理部3は、ワークフロ
ーを作成し且つこのワークフローを統合管理するもので
ある。ワークフロー作成管理部3は、ワークフローを視
覚的に表現し、各業務機能ブロックの属性情報や一連の
業務の進行状況等を表示するフロー表示手段3aと、こ
のような業務機能ブロック間で授受するデータ(以下、
「アプリケーションデータ」と呼ぶ。)の種類を定義す
るデータ定義手段3bと、ワークフロー毎若しくは業務
機能ブロック毎の参加ユーザやグループを定義するユー
ザ定義手段3cと、業務機能ブロック間の連携条件を定
義するフロー定義手段3dと、一連の業務の処理状況を
モニタリングするシステム管理手段3eと、から構成さ
れる。
【0016】ワークフローは、図2に示すように開始ブ
ロックと終了ブロックを必須の業務機能ブロックとし、
これら開始ブロックと終了ブロック間に処理ブロック
1、処理ブロック2、…、処理ブロックnの業務機能ブ
ロックを連携配列したものである。このような処理ブロ
ックは、処理が回ってくると、当該単位業務の担当者に
伝送通知して処理を促したり、担当者に通知せずに自動
的に業務処理を行ったり、条件分岐処理を行ったりす
る。処理ブロック1、…、処理ブロックnには、単位業
務とその属性情報とが対応付けられ、前記フロー制御デ
ータベース2においてテーブル化されている。その属性
情報としては、「アプリケーションデータ」、当該処理
ブロックの「参加メンバー・グループ」、実際に業務を
実行させる「業務実行端末」(端末機のネットワークア
ドレス等)、アプリケーションデータを参照・変更する
ための「許可・不許可情報」、当該処理ブロックの「管
理者」、「アクセス権限情報」等が挙げられる。これら
属性情報の中のアプリケーションデータは、ブロックか
らブロックへ処理が移行するときに受け渡されるもので
ある。
【0017】また、同図に示した処理ブロック2と処理
ブロック3は、所定の分岐条件に従った処理経路を選択
するブロック(以下、分岐ブロックと呼ぶ。)である。
処理ブロック2と処理ブロック3には、次のブロックに
処理を受け渡すための2つの経路が用意されており、そ
の分岐条件は、処理ブロックの属性情報として定義する
ことができる。
【0018】このようなワークフローは、前記ワークフ
ロー作成管理部3で作成される。実際は、フロー表示手
段3aにより表示しつつマウス等のポインティングデバ
イスやキーボード等のユーザ・インターフェース手段を
用いて、新たな業務機能ブロックを作成・追加したり、
属性情報を変更・追加したり、業務機能ブロック間の連
携を再定義したりすることが可能である。このようにし
て作成、変更、追加、再定義等された属性情報は、業務
機能ブロックとの対応関係を示すテーブルに追加され、
前記フロー制御データベース2に記憶される。このよう
な業務機能ブロックは、ワークフローを構成するための
部品として利用することができる。
【0019】そして、ワークフロー制御部4は、通常の
端末機C1,…,Cnや端末機T0,…,Tnとの間で
業務に係るタスク実行命令や実行結果等の授受を行い、
ワークフローに沿った業務遂行を制御する。
【0020】次に、以下、端末機T0,T1,…,Tn
の構成について説明する。
【0021】業務アプリケーションA1,…,Anは、
複数の業務実行モジュールから構成されており、その中
の一つが単位業務の処理を行う。例えば、一つのワード
プロセッサの中に、文書作成機能の他、印刷機能や表作
成機能が組み入れられている場合、その文書作成機能、
印刷機能または表作成機能を行う実行モジュールが業務
実行モジュールとなる。
【0022】また、前記アプリケーションコントロール
手段は、ワークフロー制御部4から受けた実行命令に基
づいて、業務アプリケーションや業務データベースを制
御し、初期データを受け渡して当該業務実行モジュール
に処理させ、この処理データを受け取るとパケットに変
換し、コンピュータネットワークを通じてワークフロー
制御部4へ送出するものである。このようなアプリケー
ションコントロール手段は、例えば、ネットワーク対応
のOLE(Object Linking and Embedding)コントロー
ルやWWW(World Wide Web)拡張言語であるスクリプ
ト言語、ネットワーク対応のAPI(Application Prog
ram Interface )等を利用して業務アプリケーションや
業務データベース毎に開発されるものであり、これら業
務アプリケーションや業務データベースにネットワーク
対応機能を付与して、サーバ機1のワークフロー制御部
4との間でネットワークを通したデータの授受を可能と
するものである。これにより、既存の業務アプリケーシ
ョンや業務データベースを用いたワークフローシステム
を構築することができる。よって、ワークフローシステ
ムを構築するためだけの業務アプリケーションや業務デ
ータベースを新たに開発する必要が無いため、ワークフ
ローシステムの構築・再構築に要するコストと手間を大
幅に下げることが可能となる。
【0023】そして、前記ワークフロー作成管理部3や
ワークフロー制御部4における処理結果は、フロー制御
データベース2に転送され、ここで蓄積される。また、
フロー制御データベース2には、定型、非定型の単位業
務、例えば、非定型業務として書類送付、資料回覧、稟
議書の承認等、また、定型業務として各種の伝票処理、
予算申請、会計処理、契約処理等、更には、定型、非定
型の中間業務として技術文書作成、ソフト開発、製品管
理等の単位業務に関する情報が記憶されており、また、
各単位業務を遂行するのに必要な業務アプリケーション
や業務データベースのネットワークアドレスと端末機と
の対応関係を示すテーブル、ワークフローのテンプレー
ト等も記憶されている。
【0024】次に、図3に、本発明に係る「見積業務」
に関するワークフローの一実施例を示し、このワークフ
ローに基づいた一連の業務の流れを以下に説明する。こ
のワークフローは、開始ブロック10と終了ブロック1
7の間に、見積作成ブロック11、分岐ブロック12、
見積承認ブロック13,収束ブロック14、見積印刷ブ
ロック15および見積登録ブロック16を連携配列させ
たものである。また、図4に示すように、見積作成ブロ
ック11、見積承認ブロック13、見積印刷ブロック1
5および見積登録ブロック16には、上記ワークフロー
作成管理部3のデータ定義手段3bにおいて定義された
「アプリケーションデータ」、ユーザ定義手段3cにお
いて定義された「参加メンバー・グループ」、システム
管理手段3eにおいて定義された「業務実行端末」等の
属性情報が関連付けられており、これらブロックの連携
配列はフロー定義手段3dによって定義されている。
尚、図4に示した各アプリケーションデータに付した括
弧書には、更新可能ならば「W」、参照可能で更新不可
能ならば「R」を示している。このようなワークフロー
に従う一連の業務は以下のように進行する。
【0025】先ず、担当者は、端末機C1を通じてサー
バ機1に向けてログイン要求を発し、サーバ機1は認証
等のログイン処理を行った後に端末機C1にログイン許
可を発する。尚、端末機C1,…,Cnは、端末機T
0,T1,…,Tnと同じく業務アプリケーションや業
務データベース、アプリケーションコントロール手段を
備えたものでもよいし、備えていないものでもよい。
【0026】次に、端末機C1からサーバ機1に「見積
業務」に関するワークフロー実行要求が発せられる。こ
の実行要求を受けたサーバ機1のワークフロー制御部4
は、フロー制御データベース2を参照し、記憶されてい
る「見積業務」に関するワークフローを呼び出し実行処
理を開始する。
【0027】最初に、開始ブロック10から見積作成ブ
ロック11へ処理が移行する。この移行の際、開始ブロ
ック10のアプリケーションデータが見積作成ブロック
へ受け渡される。次いで、見積作成ブロック11は、見
積作成業務を実行する端末である端末機X1に、見積作
成業務を行うためのタスク実行要求を発すると共に、見
積作成に必要なアプリケーションデータ、例えば「見積
データ」や「コメント」等を伝送する。
【0028】前記タスク実行要求は、ネットワークを経
由して端末機X1のアプリケーションコントロール手段
に伝送される。次いで、アプリケーションコントロール
手段は、業務アプリケーションを起動し、この業務アプ
リケーションに内包される見積作成実行モジュールに前
記アプリケーションデータを受け渡して処理させ、「見
積金額」や「粗利率」等の処理データを受け取るとパケ
ットに変換し、コンピュータネットワークを通じてワー
クフロー制御部4へ送出する。次に、ワークフロー制御
部4は、これら処理データをフロー制御サーバ2に記憶
し、見積作成ブロック11における処理が終了したこと
をワークフロー作成管理部3のフロー表示手段3aにて
表示すると共に担当者に伝送通知する。
【0029】次に、ワークフロー制御部4の制御によ
り、見積作成ブロック11から分岐ブロック12へ処理
が移行する。分岐ブロック12では、分岐条件として
「見積金額が100万円以上かどうか」が判定される。
見積金額が100万円以上の場合は、処理経路は見積承
認ブロック13へ変更され、見積金額が100万円未満
の場合は、処理経路は変わらない。尚、図4は、見積承
認ブロック13を経た経路を選択した場合の一連の業務
の流れを示すブロック図である。
【0030】「見積金額が100万円以上」の場合、見
積承認ブロック13に処理が移行し、見積承認ブロック
13は、「見積金額」を課長や部長等の管理者端末機X
2に伝送通知し、「見積金額」の承認または否認を促
す。管理者により「見積金額」が承認または否認される
と、その承認または否認データは、サーバ機1のワーク
フロー制御部4に伝送され、当該見積承認ブロックのア
プリケーションデータが更新されると共にフロー制御デ
ータベース2に記憶される。次いで、「見積金額」が承
認された場合は収束ブロック14へ処理が移行し、否認
された場合は見積作成ブロック11へ処理が戻り、且つ
担当者にその承認または否認結果が伝送通知される。
【0031】「見積金額」が承認された場合、そのアプ
リケーションデータは、条件分岐処理の終了を示す収束
ブロック14を介して見積印刷ブロック15に伝達され
る。次いで、見積印刷ブロック15は、見積印刷業務を
行う端末機X3に向けて見積作成を行うようにタスク実
行要求を発する。このタスク実行要求を受けた端末機X
3のアプリケーションコントロール手段は、見積印刷機
能を備えた業務アプリケーションを起動し、業務実行モ
ジュールを通じてアプリケーションデータを印刷させ
る。次いで、アプリケーションコントロール手段は、印
刷業務の終了結果をコンピュータネットワークを通じて
ワークフロー制御部4へ伝送する。この終了結果は、ワ
ークフロー制御部4の制御により、フロー制御データベ
ース2のテーブルに記憶される。
【0032】次に、見積登録ブロック16は、アプリケ
ーションデータをコンピュータネットワークを通じて端
末機X4のアプリケーションコントロール手段に伝送
し、このアプリケーションコントロール手段の制御によ
り、端末機X4に組み込まれた見積業務用データベース
に記憶させる。
【0033】最終的に終了ブロック17に処理が移行
し、「見積業務」に関するプロセスが終了する。以上の
プロセスにおける進行状況は、ワークフロー作成管理部
3のシステム管理手段3eによって一括管理され、ま
た、一連の業務に関係した担当者はその進行状況を逐一
通知されている。
【0034】以上のプロセスにおいては、各業務機能ブ
ロックを参照・更新するのに必要なユーザ認証手段をブ
ロック毎に設定している。具体的には、フロー制御デー
タベース2にユーザ名とパスワードの対応関係を示すテ
ーブルを用意しておき、各業務機能ブロックを参照・更
新するユーザに、ユーザ名とパスワードの入力を促すの
である。これにより「参加ユーザ・グループ」で定義さ
れていないユーザや不正アクセス目的のユーザは、当該
業務機能ブロックを参照し更新することが出来ない。
【0035】尚、ネットワーク上の伝送データを暗号化
および復号化する手段を、端末機のアプリケーションコ
ントロール手段やサーバ機1のワークフロー制御部4に
組み入れてもよい。暗号化および復号化する手段には、
既知の暗号技術を適宜選択して利用できる。
【0036】次に、本発明に係るワークフロー支援実行
システムの変形例について説明する。図5は、この変形
例を示す概略ブロック図である。
【0037】本実施例のワークフロー支援実行システム
の実行環境は、上記第1実施例と同構成のサーバ機1
と、端末機C1,…,Cnと、端末機T11,T12,
…,Tmとから構成される。端末機C1,…,Cnは通
常のネットワーク対応端末機であり、端末機T11は、
アプリケーションコントロール手段B11と業務データ
ベースA11とを備え、端末機T12,…,Tmは、ア
プリケーションコントロール手段B12,…,Bmと運
用コントロール手段D12,…,Dmと業務アプリケー
ションA21,A22,…,Am1,Am2,…とを備
えて構成されている。このように、一台の端末機に複数
の業務アプリケーションが組み込まれ、これら業務アプ
リケーションとアプリケーションコントロール手段との
間に運用コントロール手段が介在している。尚、これら
サーバ機や端末機は既知のコンピュータであればよく、
OS(オペレーティングシステム)の種類やプラットフ
ォームの種類に限定されない。またコンピュータネット
ワークには、イーサネット等の伝送媒体を用いることが
できる。
【0038】前記アプリケーションコントロール手段
は、上記第1実施例と同じ機能を備えると共に、サーバ
機1のワークフロー制御部4から伝送される複数のタス
ク実行命令に基づき、運用コントロール手段を介して、
複数の業務アプリケーションを間接的に制御する。運用
コントロール手段は、その各タスク実行命令に適した業
務アプリケーションを起動し、初期データを受け渡して
当該業務実行モジュールに処理させ、この処理データを
受け取り、アプリケーションコントロール手段に受け渡
す。アプリケーションコントロール手段は、受け渡され
た処理データをパケットに変換し、ワークフロー制御部
4に送出する。例えば、図5に示した端末機T12に
「見積作成」機能を備えた業務アプリケーションA21
と「見積承認」機能を備えた業務アプリケーションA2
2とが組み入れられている場合、アプリケーションコン
トロール手段B12は、「見積作成」と「見積承認」の
タスク実行命令を受けると、運用コントロール手段D1
2を介して、業務アプリケーションA21,A22を制
御する。このような運用コントロール手段は、アプリケ
ーションコントロール手段と同じく、OLE(Object L
inking and Embedding)コントロールやAPI(Applic
ation Program Interface )等を利用して開発される。
【0039】次に、上記ワークフロー作成管理部3にお
けるワークフローの作成手順について説明する。最初
に、一連の業務を複数の単位業務に分解し、次いで、こ
れら単位業務の属性情報を定義した業務機能ブロックを
作成する。上記した「見積業務」では、「見積業務」を
見積作成、見積承認、見積印刷および見積登録の4つの
単位業務に分解し、見積作成ブロック、見積承認ブロッ
ク、見積印刷ブロックおよび見積登録ブロックを作成し
た。
【0040】次に、ワークフロー作成管理部3のデータ
定義手段3b、ユーザ定義手段3cおよびフロー定義手
段3dにより、前記業務機能ブロックの属性情報を定義
し、次いでこれら業務機能ブロックを連携配列させたワ
ークフローを作成する。上記したようにデータ定義手段
3bでは「アプリケーションデータ」、ユーザ定義手段
3cでは、ワークフロー毎若しくは業務機能ブロック毎
の「参加ユーザ・グループ」等が定義される。また、分
岐ブロックを用いる場合には、算術演算子、論理演算
子、関係演算子、等価演算子、代入演算子等を用いた分
岐条件式が定義され、属性情報として記憶される。アプ
リケーションデータの種類としては、符号付き整数、符
号なし整数、浮動小数点、固定小数点、固定長文字列、
固定長バイナリ、日時、可変長バイナリ、構造体等多種
類のものを定義することができる。従って、独立仕様の
業務アプリケーションや業務データベースの入出力のデ
ータ形式に柔軟に対応できる。
【0041】他の属性情報としては、参加ユーザ・グル
ープのログインID、ユーザーフルネーム、有効期間、
管理者事項等を適宜設定することが可能である。
【0042】ワークフローは、このような業務機能ブロ
ック、すなわち、上記した開始ブロックや終了ブロッ
ク、処理ブロックを連携配列して構成される。実際にワ
ークフローを作成する際には、上記フロー表示手段3a
にて表示しつつ、マウス等のポインティングデバイスや
キーボード等のユーザ・インターフェース手段を用い
て、アイコン化した業務機能ブロックを移動させ、業務
機能ブロックを線で結ぶことにより連携させる。尚、業
務機能ブロックを連携配列させた後に、各業務機能ブロ
ックに属性情報を付与することも可能である。
【0043】このようなワークフロー作成管理部3を組
み合わせて用いることにより、ワークフローシステムの
作成や再構築を容易に行うことが可能となるため、ワー
クフローシステムの開発工数が大幅に減り、開発コスト
の低減および開発期間の短縮が可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上、請求項1におけるワークフロー支
援実行システムは、ネットワーク上のコンピュータ内に
業務実行モジュールを分散配置すると共に、この業務実
行モジュールを制御し且つ業務実行モジュールとネット
ワーク間のデータ転送を担うアプリケーションコントロ
ール手段を備えているので、ワークフローシステムを構
築・再構築する際には、既存の業務実行モジュールに対
応するアプリケーションコントロール手段を開発すれば
良いため、システムの開発工数が大幅に減り、開発コス
トの低減および開発期間の短縮が可能となる。また、コ
ンピュータネットワーク上の少なくとも1のコンピュー
タ内に、単位業務の属性情報を定義してなる業務機能ブ
ロックを時系列的に連携配列して構成されるワークフロ
ーを作成し統合管理するワークフロー作成管理部と、ワ
ークフロー制御部と、フロー制御データベースとを備え
ているので、業務機能ブロック毎に単位業務を管理でき
るので効率の良いシステム運営が可能となる。
【0045】また、請求項2におけるワークフロー支援
実行システムによれば、前記業務実行モジュールが業務
アプリケーションまたは業務データベースに内包されて
いるので、当該業務実行モジュールを一機能として含む
多機能型の業務アプリケーションや業務データベースを
利用することが可能となる。
【0046】また、請求項3におけるワークフロー支援
実行システムは、前記ワークフロー作成管理部に、デー
タ定義手段、ユーザ定義手段、フロー定義手段およびフ
ロー表示手段を備えているので、非常に簡易にワークフ
ローの作成やそのプロセスの再定義をすることができ
る。よって、ワークフローシステムの開発工数も大幅に
簡易化され、開発コストの低減および開発期間の短縮が
可能となる。
【0047】そして、請求項4におけるワークフロー支
援実行システムによれば、前記業務機能ブロックの属性
情報を参照または更新するためのユーザ認証手段を設け
て構成されるので、ネットワークにおけるセキュリティ
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワークフロー支援実行システムの
第1実施例を示す概略ブロック図である。
【図2】本発明に係るワークフローにおける業務機能ブ
ロックの連携配列を示す概略ブロック図である。
【図3】本発明に係るワークフローの一実施例を示す概
略ブロック図である。
【図4】業務機能ブロックの属性情報の例を示す概略ブ
ロック図である。
【図5】本発明に係るワークフロー支援実行システムの
変形例を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 サーバ機 2 フロー制御データベース 3 ワークフロー作成管理部 3a フロー表示手段 3b データ定義手段 3c ユーザ定義手段 3d フロー定義手段 3e システム管理手段 4 ワークフロー制御部 10 開始ブロック 11 見積作成ブロック 12 分岐ブロック 13 見積承認ブロック 14 収束ブロック 15 見積印刷ブロック 16 見積登録ブロック 17 終了ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 19/00 G06F 17/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンピュータをネットワークに接
    続して構成されるコンピュータネットワークにおいて、
    一連の業務からなるワークフローの作成を支援し該ワー
    クフローの業務を実行するワークフロー支援実行システ
    ムであって、コンピュータネットワーク上の複数のコン
    ピュータ内に、単位業務を実行する業務実行モジュール
    を分散配置すると共に、該業務実行モジュールを制御し
    且つ該業務実行モジュールとネットワーク間のデータ転
    送を担うアプリケーションコントロール手段を備え、前
    記コンピュータネットワーク上の少なくとも1のコンピ
    ュータ内には、単位業務の属性情報を定義してなる業務
    機能ブロックを時系列的に連携配列して構成されるワー
    クフローを作成し統合管理するワークフロー作成管理部
    と、業務実行モジュールを組み込んだ業務実行端末機に
    タスク実行命令を伝送し、且つ前記業務実行モジュール
    の実行結果を受け取り、次の業務機能ブロックへの伝達
    処理に移行させるワークフロー制御部と、前記業務機能
    ブロックとその属性情報とワークフローとの対応関係を
    記憶するフロー制御データベースと、を備えることを特
    徴とするワークフロー支援実行システム。
  2. 【請求項2】 前記アプリケーションコントロール手段
    が、ネットワーク上のコンピュータに組み入れた業務ア
    プリケーションまたは業務データベースに内包された業
    務実行モジュールを実行させ、この実行結果を得るもの
    である請求項1記載のワークフロー支援実行システム。
  3. 【請求項3】 前記ワークフロー作成管理部が、前記属
    性情報を定義するために、業務機能ブロック間で授受す
    るデータの種類を定義するデータ定義手段と、ワークフ
    ロー毎若しくは業務機能ブロック毎の参加ユーザやグル
    ープを定義するユーザ定義手段と、業務機能ブロック間
    の連携条件を定義するフロー定義手段と、ワークフロー
    を視覚的に表現し且つ各業務機能ブロックの属性情報を
    表示するフロー表示手段と、を備えて構成される請求項
    1または2記載のワークフロー支援実行システム。
  4. 【請求項4】 前記業務機能ブロックの属性情報を参照
    または更新するためのユーザ認証手段を設けて構成され
    る請求項1〜3の何れか1項に記載のワークフロー支援
    実行システム。
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