JP2000144559A - コ―ムイン繊維を含むニットウェア製造用の丸編み機 - Google Patents

コ―ムイン繊維を含むニットウェア製造用の丸編み機

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JP2000144559A
JP2000144559A JP11315402A JP31540299A JP2000144559A JP 2000144559 A JP2000144559 A JP 2000144559A JP 11315402 A JP11315402 A JP 11315402A JP 31540299 A JP31540299 A JP 31540299A JP 2000144559 A JP2000144559 A JP 2000144559A
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knitting machine
circular knitting
needle
yarn
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Hartmut Schindler
シンドラー ハルトミュート
Earl Robert Quay
ロバート キー アール
Xuejian Zhu
シュー スージャン
Aiken Anderson Still Iv
アンダーソン スティル 4世 エイケン
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Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
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Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B9/00Circular knitting machines with independently-movable needles
    • D04B9/14Circular knitting machines with independently-movable needles with provision for incorporating loose fibres, e.g. in high-pile fabrics

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】使用される繊維の種類や製造されるニットウェ
アの種類に関係なく、単純な構造で無駄な調整作業を必
要としないで、繊維の均一な反転を可能とする丸編み機
を提供すること。 【解決手段】少なくとも一本のヤーンとそのヤーンにタ
イイングインされた繊維タフトとで形成されたニットウ
ェアを製造するための丸編み機であって、繊維タフトを
反転させるための送風を行うエアガイドユニット45
が、編み針2の前面側55とシンカ16の上方に位置す
る自由空間(空きスペース)69を有し、その自由空間
は、ニードルシリンダ1の回転方向から見たとき、編み
針2の上昇が開始されるループ形成ポイントから後続の
上昇していく通路のあらかじめ選択されて部分に沿っ
て、シンカ16の上縁70の近くまで回転軸に平行する
方向に渡っている丸編み機によって課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許請求の範囲の
請求項1の前文(前提部分)に記載されている広義タイ
プの丸編み機であって、スライバ丸編み機とも呼ばれて
いるもの、すなわち、少なくとも一本のヤーン25とそ
のヤーン25にタイイングインされた繊維タフト44と
で形成されたニットウェア53を製造するための丸編み
機であって、編み針2が装着されたニードルシリンダ1
と、上縁70をもつシンカ16を有していて、ニードル
シリンダ1と連動して回転軸を中心に回転可能に装着さ
れたシンカリング15と、それぞれが編み針2およびシ
ンカ16と関連付けられていて、ニードルシリンダ1の
回転方向にわたって延びている少なくとも1つの編成シ
ステムを形成している固定シリンダカム構成およびシン
カカム構成とを備えていて、前記編成システムは編み針
2を上昇させ、また、引き下げるための少なくとも1つ
のシリンダカム部品36と、上昇された編み針2にヤー
ン25と繊維タフト44を供給し、挿入するためのヤー
ン供給デバイス24及び繊維供給デバイス20と、シン
カ16を前進及び後退させる少なくとも1つのシンカカ
ム部品41と、少なくとも1つの吸引ノズルおよび/ま
たは送風ノズルを備えたエアガイドユニット45とを有
し、そこではシリンダカム部品36とシンカカム部品4
1、ヤーン供給デバイス24、繊維供給デバイス20お
よびエアガイドユニット45は、最初にループがヤーン
25と繊維タフト44から形成されるように構成されて
配置され、その場合、繊維タフト44はほぼ回転軸の方
向に向けられ、その後、繊維タフト44の方向はエアガ
イドユニット45によってほぼ反転され、反転された繊
維タフト44aは隣接するシンカ16の上に置かれるこ
とにより、その繊維タフト44が同一編成システムまた
は別の編成システムを通過するとき少なくとも一度はル
ープ形成プロセスに関与できるようになっているタイプ
の丸編み機に関する。
【0002】
【従来の技術】コームイン繊維(combed−in
fibers)を含んでいて、ハイパイル製品とも呼ば
れているニットウェアを製造する丸編み機では、繊維は
コームインシリンダ(combing−in cyli
nder)(あるいはドッファロール(doffer
roll)という)によって編み針のフックに挿入さ
れ、繊維の自由端が編み針の背面上とニットウェアの内
側に置かれるようになっている、つまり、繊維がニード
ルシリンダの回転軸の方向に向けられるようになってい
るのが通常である。繊維のタイイングイン(tying
−in)を容易にするために、また大きなコームイン損
失(combing−in losses)とシヤリン
グ損失(shearing losses)を受けるこ
となく短パイル長(短パイル製品)を可能にするため
に、コームイン繊維を含むニットウェアを製造する丸編
み機はすでに公知であり、この編み機によれば、編み針
に挿入された繊維タフトの位置はループが形成された後
反転され、その自由端がニードルシリンダの回転軸から
離れる方向に向けられ、編み針の前側に置かれ、シンカ
の上縁の上を対角線上に置かれるため、次のループ形成
プロセス期間にもう一度編み針につかまれて、ニットウ
ェアにタイイングインされるようになっている。
【0003】繊維の長さに応じて、これらのプロセスは
なん度でも連続的に繰り返すことも可能であり、その場
合には、最初のループを形成するように加工される繊維
は、その後、いくつかの位置で少なくともループまたは
タックループの形になっている複数の隣接するニードル
ウェール上でニットウェアにタイイングインされるよう
になっている。
【0004】反転ループスライバニット布地(reve
rse loop sliverknit fabri
cs)とも呼ばれている、この種の短パイルニットウェ
アを製造するために、送風ノズルで繊維の端を反転する
ようにした丸編み機が知られている(米国特許第4,2
45,487号)。これらの送風ノズルはニードルシリ
ンダの内側に位置し、編み針がループ形成後再び徐々に
上昇されて、もう一度ヤーンと繊維を受け入れるように
なっている個所付近に置かれていて、編み針に対しほぼ
半径方向に延設されている。しかしながら、これらの送
風ノズルは別として、これらの丸編み機には、販売に適
したニットウェアを製造するときに要求されるような、
制御されかつ統一された方法で繊維の端を反転すること
を可能にする手段が備わっていない。
【0005】上記に示した広義タイプの丸編み機(米国
特許第5,431,029号)では、繊維の反転は、同
じように、半径方向に外側に面した送風ノズルによって
行われている。この点に関する主な問題は、シンカを制
御するカムのキャリアが、流れの方向から見たとき、送
風ノズルの外側開口の背後に置かれており、そこでは送
風ノズルから噴出されたエアジェットがキャリアで反射
され、上方にそれるために、反転された繊維がニットウ
ェアの方向にではなくニットウェアから離れる方向に向
けられることである。さらに、編み針は送風ノズルのエ
アジェットを受けるだけではなく、丸編み機の上方に配
置された排出フードの吸引作用および編み針の前側に置
かれていて、余剰の浮遊繊維を吸引排出する作用をする
別の吸引ノズルの吸引作用も受けている。従って、送風
ノズルから噴出された送風エアの流路の妨げとなり、そ
れが繊維の反転を確実に引き起こす均一空気流の形成を
妨げるだけでなく、編み針の個所に制御不能な空気の渦
流が発生し、それも同じように繊維の均一反転を妨げて
いる。そのような理由から、送風ノズルには複雑で、技
術的に精巧な調整および位置合わせデバイスが付属して
いて、個々のケースで使用される繊維の長さに応じて送
風ノズルの精密な調整を可能にし、送風ノズルが繊維の
反転が都合よく行われる向きになるようにしている。そ
のためには、面倒な調整と位置合わせ作業が必要であ
り、この作業は試行錯誤に大きく頼っているため、これ
は避けなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、本発明
の目的は、上記の広義タイプの丸編み機において、どの
ような種類の繊維が使用されるかにまったく関係なく、
しかもどのようなニットウェアが製造されるかに関係な
く、単純な構造で無駄な調整作業を必要としないで、繊
維の均一反転を可能にするように開発された丸編み機を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、特許請求の
範囲の請求項1に記載されている本発明の特徴事項を通
して、すなわち、エアガイドユニット45は編み針2の
前面側55とシンカ16の上方に位置する自由空間69
(すなわち、空きスペース69)を有し、その自由空間
69は、ニードルシリンダ1の回転方向から見たとき、
編み針2の上昇が開始されるループ形成ポイント49か
ら後続の上昇していく通路50のあらかじめ選択された
部分に沿って、シンカ16の上縁70の近くまで回転軸
に平行する方向にわたっていることを特徴とする丸編み
機によって達成されている。
【0008】本発明の利点は、編み針の前方とシンカの
上方に自由空間、すなわち、空きスペースを作ることに
よって、エアの流路を形成し、この流路は妨害を受ける
ことなく、不都合なエア渦流をほとんど発生しないの
で、エアガイドユニットに吸引ノズルが付いているか、
送風ノズルが付いているか、あるいはその両方が付いて
いるかに関係なく、繊維の均一反転を可能にしたことで
ある。
【0009】本発明の丸編み機のその他の特徴は、特許
請求の範囲の請求項2及びそれ以下に記載されていると
おりであり、これらによって発揮される利点は、以下の
実施例に記載したとおりである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例に関して添付図面を参
照して詳しく説明する。
【0011】図1乃至図3を参照して説明すると、本発
明による丸編み機はニードルシリンダ1を装備し、この
ニードルシリンダ1は詳細に示すことを略しているマシ
ンフレームに回転可能に取り付けられ、図1に示すよう
に垂直方向の回転軸(図示せず)を中心に回転可能にな
っている。
【0012】ニードルシリンダ1は垂直方向に並列溝を
備え、そこには上から下に向かって、編み針2、中間針
3およびパターンジャック4が垂直方向に上下移動可能
に、必要ならばスイベル可能に装着され、これらはニー
ドルバット5、6およびパターンバット7を備えている
(図3)。
【0013】編み針2は、望ましくは、それに関連付け
られたフック8とスイベル可能ラッチ9をもつ従来のラ
ッチニードルになっている。
【0014】ニードルシリンダ1はその下側でシリンダ
キャリアリング10に固着されており、シリンダキャリ
アリング10は固定キャリアリング12で回転可能にベ
アリング11によって軸支され、その周面に歯14を備
えており、この歯14はモータによって駆動される駆動
ギヤホイール(図示せず)と連動している。
【0015】シンカリング15は、この分野の精通者に
周知であるように、ニードルシリンダ1の上端と外側に
取り付けられており、回転軸を中心にニードルシリンダ
1と一緒に回転可能であり、半径方向にスロットを備
え、そのスロット内でシンカ16(図2と図3)が回転
軸に対して半径方向に移動可能にシンカバット17によ
って支持されている。
【0016】キャリアリム19は固定キャリアリング1
2上に支持された支柱18によってニードルシリンダ1
の上方に固定されており、少なくとも1つの繊維供給デ
バイス20がキャリアリム19の上側に取り付けられて
いる。
【0017】この実施例では、この繊維供給デバイス2
0は概略図で示されている従来のカードで作られてお
り、繊維がスライバまたはテープ(図示せず)の形でそ
こに供給されるドラム21と、均質化ローラ22と、従
来のように繊維タフトの形で処理された後の繊維が、編
み針2がコームインローラ(combing−in r
oller)(または、ドッファ(doffer)と呼
ばれる)23上に置かれた針布(card cloth
ing)を通過するとき、編み針2にそこから供給され
るコームインローラ23とを備えている。
【0018】さらに、ヤーン供給デバイス24は、ニー
ドルシリンダ1の回転方向で繊維供給デバイス20のす
ぐ背後に置かれている。この実施例では、ヤーン供給デ
バイス24はヤーンガイドチューブ形体のヤーンガイド
で形成され、そこを通してヤーン25が編み針2に供給
されるようになっている。
【0019】固定キャリアリング12にはカムリング2
6が固着されており、このカムリング26はニードルシ
リンダ1の周面に配置された下部シリンダカム部分27
を支えており、このカムリング26にはパターンジャッ
ク4のパターンバット7に作用するパターンメカニズム
28が割り当てられ、その内面には、パターンジャック
4の別のバット31、32と共同作用するカム部品2
9、30が設けられている。
【0020】別のカムリング33は支柱18に取り付け
られている。このカムリング33はニードルシリンダ1
の周面に配置された上部シリンダカム部分34を支えて
おり、その内側(例えば、図1と3)に中間針3のニー
ドルバット6用のカム部品35と、編み針2のニードル
バット5用のカム部品36とが設けられている。
【0021】この点に関して、カム部品29、30、3
5および36、パターンメカニズム28、編み針2、補
助針3、およびパターンジャック4は、ニードルシリン
ダ1が矢印v(図3)の方向に回転したとき、一方で
は、カム部品29がパターンメカニズム28によって選
択されたパターンジャック4だけを上昇させ、そのあと
その上昇運動を、中間針3を通して編み針2に伝え、そ
のニードルバットをカム部品35で形成された高位置の
トラックまたは通路37まで上昇させるように共同作用
している。
【0022】他方、選択されなかったパターンジャック
4はカム部品29の有効エリアに移されないので、それ
ぞれの編み針2のニードルバット5は、ほぼタッキング
(tucking)高さに位置している低位置の通路3
8に案内される。
【0023】図1に示すように、シンカカムキャリア3
9、例えば、環状シンカカムキャリア39はキャリアリ
ム19の内側部分に取り付けられており、そこでは、丸
編み機の円周方向に、かつシンカリング15とシンカ1
6上を内側に半径方向にわたっている、少なくとも1つ
のシンカカムセグメント40がシンカカムキャリア39
に設けられている。
【0024】少なくとも1つのシンカカム部品41はシ
ンカカムセグメント40の下側に取り付けられ、シンカ
バット17に作用し、シンカバット17を通路42(図
2)に案内し、この通路42上をこれらのシンカバット
17がシンカリング15の回転中に半径方向に前進また
は後退されるようになっている。
【0025】繊維供給デバイス20とヤーン供給デバイ
ス24のそれぞれと下部シリンダカム部分27、上部シ
リンダカム部分34は編成システムを構成しており、こ
の編成システムは選択された編み針2またはすべての編
み針2を上昇させてからそれぞれのコームインローラ2
3を通過させ、その結果、編み針2が繊維をテークアッ
プし、その後で繊維を再び引き下げる(draw of
f)働きをし、そこでは、編み針はさらにヤーン25を
テークアップし、テークアップした繊維タフト44と一
緒にヤーン25を加工してループを形成し、そこで編み
針2は、カム部品36で形成された引き下げカム43
(図3)によってノックオーバ(knock−ove
r)位置または、ループ形成ポイント(あるいはカスト
オフポイント(cast−off point)とい
う)に入るように引き離される。
【0026】シンカ16は編み針2の上昇前に回転軸の
方向(図2中のw)に移動されて、以前に形成されたル
ープから離れるようにすると共に、繊維タフト44とヤ
ーン25をテークアップした後、瞬時に引き戻されて、
新しいループが妨害を受けないで形成されるように通路
42によって制御される。
【0027】コームインローラ23は、図1に示すよう
に、概略図で示す繊維タフト44が編み針2のフック8
の周りにほぼU字状またはJ字状に巻き付けられ、その
自由端が内側に半径方向に、つまり、回転軸の方向に置
かれる向きになるように、矢印x(図1)の方向に回転
される。
【0028】繊維タフト44の大部分は完成したニット
ウェア53の内側に置かれている。他方、繊維タフト4
4またはその端をニットウェア53の外側に置くことが
望ましければ、図2と図3に概略図で示されている特殊
なエアガイドユニット45が別に設けられており、この
エアガイドユニット45は、図1とは異なり、繊維タフ
ト44がニードルステム上でほぼ180度だけ回転さ
れ、外側に向くように、つまり、編み機の回転軸から離
れるような向きにする働きをする。
【0029】本発明によるエアガイドユニット45の構
成は以下で詳しく説明する。ニードルシリンダ1の回転
方向を基準にしたとき、エアガイドユニット45は、図
3に示す編み針がループ形成ポイントに到達する個所の
背後に置かれているので、繊維タフト44の反転は繊維
タフト44がニットウェア53にすでに固定されている
ときだけ常に行われるようになっている。
【0030】最後に、説明するまでもなく、ニードルシ
リンダ1とシンカリング15の周面に複数の編成システ
ムを配置させ、これらの編成システムがそれぞれ少なく
とも1つのヤーン供給デバイス24と繊維供給デバイス
20、および関連するシリンダカム部品とシンカカム部
品29、30、35、36および41を備えるようにす
ると、コーム繊維を含む複数のコースを、ニードルシリ
ンダ1が回転するごとに形成できるという利点がある。
【0031】この点に関して、図2と図3に示すよう
に、例えば、カラーなどの異なる特性をもつ繊維を供給
する2つまたはそれ以上の繊維供給デバイス20と、そ
れぞれに対応する数の関連する通路37、38を各編成
システムに設けることも可能である。この場合、その構
成は、編み針2が初期には、パターンに従って、関連す
るコームインローラ23(通路37)の1つで繊維タフ
ト44をテークアップする一方で、編み針2は繊維タフ
ト44をテークアップすることなく通路38上のコーム
インローラ23の残り部分を通過し、すべての編み針2
がヤーン25をテークアップしてから共通の引き下げカ
ム(drawing−down cam)43上を走行
するようになっている。このようにすると、コース内の
すべてのループは選択された特性の繊維を含むことにな
る。
【0032】特に図4と図5に示すように、シンカバッ
ト17は通路42を横切り、他方ニードルバット5は最
初に通路37か通路38のどちらかに案内され、これら
の通路37、38の終端で、引き下げカム43上を走行
し、そこからニードルバット5は、ループ形成ポイント
49と名づけた最低位置(図5)に引き下げられてルー
プを形成する。図5の最低エリアのループ形成ポイント
49はニードルバット5が横切る通路と関連付けられて
いる。
【0033】説明するまでもなく、同じ個所で編み針2
のフック8も、図5の上部に破線で示す通路48上の最
低ポイントを横切る。
【0034】ニードルシリンダ1の回転方向から見たと
きのループ形成ポイント49の背後で、編み針2のバッ
ト5は、後続する編成システムの通路37と38が開始
する高さにあるロケーション51に到達するまで通路5
0上を再び上昇する。このロケーション51で、編み針
2を後続する編成システムの通路37に案内するか、通
路38に案内するかの選択を、パターンメカニズム28
(図3)で行うことができる。しかし、このパターンメ
カニズム28は、編み針2のすべてを通路37で制御
し、同じ繊維をテークアップさせるときは省くことも可
能である。後続する編成システムの繊維供給デバイス2
0の始まりは、図4、5に示すように、ロケーション5
1に位置させることも可能である。従って、2つの連続
するロケーション51の間に位置するカム部分全体を編
成システムと呼ぶことができる。
【0035】原理的には、編成システムが1つだけの繊
維供給デバイス20を含んでいるか、複数の繊維供給デ
バイス20を含んでいるか、あるいは編成システムの開
始個所で編み針2のバット5を選択的に通路37に案内
することが可能であるか、通路38に案内することが可
能であるかは重要でない。
【0036】ここで問題にしているタイプの丸編み機で
は、繊維タフト44の反転は各編成システムのうち上述
してきた部分で、つまり、ループ形成ポイント49とロ
ケーション51の間で行われる。従って、この目的のた
めに必要とされるエアガイドユニット45も、この部分
に置かれており、そこで有効に働いている。
【0037】次に、上述してきた丸編み機の動作につい
て説明する。
【0038】編み針2がニードルシリンダ1の回転方向
(図3と図4中の矢印v)に走行して編成システムに入
るとき、編み針はパターンに従って、通路37と38の
それぞれに分布される。繊維をテークアップするプロセ
スは図6に示されているが、そこでは通路37をたどっ
て行く編み針2は完全に上昇され、そのフック8はコー
ムインローラ23のカード(図示していない)を横切っ
ている。その際に、繊維タフト44はフック8にコーム
インされ、上述したように、ほぼ半径方向に内側におよ
び編み針2の裏側52(図5、6)に向いている。シン
カ16は完全に前進した位置に置かれているので、シン
カ16は公知のように、すでに完成したニットウェア5
3の最後のコースから離れている。
【0039】繊維供給デバイス20のすぐ背後で、ヤー
ン25は、例えば、図1、5および7に示すようにヤー
ン供給デバイス24によって編み針2のフック8に供給
される。
【0040】編み針2のニードルバット5は引き下げカ
ム43に到達し、引き下げカム43によってループ形成
ポイント49(図5)まで引き下げられる。その結果、
編み針2は繊維タフト44と挿入されたヤーン25から
新しいコースを形成する。シンカ16は後退した位置に
あるので、フック8を編み目止めエッジ54(図4と図
8)の下方に下げてその上に新しいループを形成するこ
とが可能になる。
【0041】ループ形成に続いて、編み針2は、上述し
た編成システムの終端でロケーション51に到達するま
で図5に示す通路50上を再び上昇される。しかし、そ
の前に、シンカ16は再び前進され、新しいループから
離れている。
【0042】さらに、ループ形成ポイント49とロケー
ション51の間に位置する、あらかじめ選択されたエリ
アで、問題の繊維反転がエアガイドユニット45によっ
て行われるので、繊維タフト44は図8に示す位置から
出て図9に示す位置に移ることになる。この位置にある
とき、繊維タフト44は全体が編み針2の前側55(図
5と図9)の前にほぼ置かれている。この場合、繊維タ
フト44は、好ましくは図4に対応するシンカ16上で
対角線に置かれるようにニードルシリンダ1の回転軸か
ら離れるように突出していることが必要である。このよ
うにすると、編み針2が後続の編成システムで、ヤーン
25を、場合によっては、繊維タフト44をもテークア
ップした後、反転した繊維タフト44a(図7)は、図
7に示すように編み針2を次に下げるとき再びフック8
に挿入し、ニットウェア53にタイイングインすること
が可能になる。
【0043】ここで説明しているタイプの丸編み機は一
般的にこの分野では公知であるので、これ以上詳しく説
明することは省略する。重複を避けるために、参考文献
としては、例えば、本明細書での開示事項の主題となっ
ている米国特許第4,245,487号、第5,43
1,029号および第4,111,006号があるが、
これらは引用により本明細書の一部を構成するものであ
る。
【0044】図4乃至図12はシンカカムと、現時点で
は最良と考えられている本発明の実施形態によりそこに
一体になっているエアガイドユニット45の詳細を示す
図である。
【0045】図4に示すように、シンカカムは複数のセ
グメント57、58に分割されており、これらのセグメ
ントは円周方向に相互に連続し、分割線59、60上で
相互に隣接し、ネジ61によってシンカカムキャリア3
9(図6と図7も参照)に取り付けられている。
【0046】各セグメント57、58はニードルシリン
ダ1に面する側が段付きになっている。この点に関し
て、図6に示すように、半径方向にさらに内側に位置す
る面はラッチガード63の働きをし、ラッチガード63
の下で半径方向にさらに外側に位置する面はシンカ16
の背面65(図4)に対するリリーフカット(reli
ef cut)64の働きをしている。
【0047】シンカカム部品41a、41b(図6と図
7乃至図9)は、好ましくは、一部品で作られ、シンカ
バット17の通路を形成するトラックまたはチャネルを
備えており、ネジ62によってセグメント57、58の
下に取り付けられている。カム部品41a、41bはそ
の終端が、リリーフカット64と同一面の、半径方向の
内端面になっており、段付きガイド面64aをもつ下部
エリアで、後方に突出し、シンカ16の背面65の下端
に形成された段部65aを案内する働きをする。このよ
うにすると、シンカ16の背面65とリリーフカット6
4の間にギャップが形成されるので、シンカ16の背面
65は広い範囲で自由になっている。
【0048】図4と図6に示すように、ニードルシリン
ダ1の回転方向に向かってセグメント58より前のセグ
メント57は連続する同一断面に作られている。シンカ
16はカム部品41aと通路42によって定位置に保持
されて、シンカ16が半径方向内側で、前方に押される
ようになっているので、このエリアでは、図5に示す編
み針2のニードルバット5が通路37に案内されて繊維
タフト44をテークアップするとき、シンカ16は先行
するシステムで形成されたループから離れている(図6
も参照)。
【0049】編み針2とシンカ16は、その後、分割線
59(図4)を通過し、本発明によれば、複数の部分に
分割されているセグメント58に到達する。断面線VI
I−VIIと図7に示す第1部分では、セグメント58
はセグメント57(図6)とほぼ同一断面形状になって
いる。
【0050】しかし、これとは対照的に、ヤーン供給デ
バイス24のホルダ66は上昇位置で通過する編み針2
にヤーン25を供給できるように、その上側に設けられ
ている。
【0051】ヤーン25は通路37を通過する編み針2
に供給されるだけでなく、さらに前方に位置する繊維供
給デバイス20の場合には、繊維タフト44をテークア
ップした後で通路38を通過する編み針2にも供給され
る。編み針2のフック8が横切る通路は図5にライン4
8で示されている。
【0052】ヤーン25がテークアップされた後、編み
針2はループ形成ポイント49に案内され、これと同時
にシンカ16は通路42の対応するカーブで図4に示す
ように後退される。ループ形成のために必要なニードル
ラッチ9のスイベル(ラッチストローク)を可能にする
ために、ラッチガード63はこのエリアにギャップ67
(図4,5)をもち、これと同時にリリーフカット64
と案内面64aは通路42の曲率に対応する、半径方向
に外側に向いたベンド(bend)をもっている。これ
は図4にも、図8にも示されているが、そこではシンカ
16は後退位置にあるため、編み針2は従来と同じよう
にヤーン25を編み目止めエッジ(cast off
edge)54上に置き、ループを形成することができ
る。
【0053】図8に示すセグメント58の部分に続い
て、図4、5および図9乃至図12に示すような部分が
あり、この部分にも本発明によるエアガイドユニット4
5が設けられている。
【0054】このエアガイドユニット45の基本的構成
要素は自由空間69であり、これは編み針2の前側とシ
ンカ16の上方に位置している。自由空間69はニード
ルシリンダ1の回転方向(矢印v)に向かって、ほぼル
ープ形成ポイント49から図5に示すロケーション51
までと、ループ形成ポイント49の後に続いて上昇する
通路50のあらかじめ選択された部分上である高さにわ
たっている。つまり、回転軸に平行して、ほぼシンカ1
6の上縁70(図5、9および11)からその上縁70
から十分に離れた上方に位置する地点にまでにわたって
いる。ここで言う上縁70とは、最高ポイントに位置す
るシンカエッジのことである。
【0055】この実施例では、自由空間69は中空体7
1の中空内部によって形成され、両側部および上部と下
部は壁で仕切られている。前面に、つまり、編み針2側
に、中空体71は吸引口72をもち、これは、好ましく
は、自由空間69の断面全体にわたって反対側の排出口
まで続いており、この排出口は接続部品73(図4、5
および11)に通じている。例えば、吸引ライン(図示
せず)に接続されている。
【0056】自由空間69と中空体71は、この例で
は、吸引ノズルの働きをしている。中空体71は、好ま
しくは、回転軸(図9)に交差するセグメント58の表
面にネジ80によって取り付けられ、セグメント58は
その個所に切欠き74をもち、そこに中空体71が図9
に示すように挿入されている。
【0057】さらに、図4、5および図9乃至11に示
すように、ここで説明している本発明の実施例のエアガ
イドユニット45は現在最良のものと考えられており、
例えば、管状送風ノズルのような送風ノズル75を備
え、前面側に平坦な排出口76が設けられている。この
送風ノズル75は裏側で圧縮空気供給源(図示せず)に
通じているライン77に接続されている。
【0058】特に図10、11に示すように、中空体7
1と送風ノズル75は、好ましくは、相互に固定接続さ
れて、送風吸引ブロックを構成し、これはその全体がセ
グメント58(図9)に取り付けられている。この目的
のために、送風ノズル75はほぼ半径方向に突出してい
るL字形キャリア78の下側に取り付けられており、こ
のL字形キャリア78の長アーム79は、長アーム79
と中空体71の両方から突出した、少なくとも1つの取
り付けネジ89(図8)によってセグメント58に取り
付けられている。送風ノズル75はキャリア78の短ア
ーム81の自由端に装着されている。後端では、送風ノ
ズル75はアーム81内を通っている通路に通じてお
り、その通路にライン77に接続するための接続部品8
3が挿入されている。
【0059】送風ノズル75の排出口76が自由空間6
9に対して突出していることは、図5と図12に破線で
示されている。この突出は送風ノズル75の中央線に沿
っている。送風ノズル75は、好ましくは、内断面が中
空体71の吸引口72の内断面より小さくなっている。
さらに、送風ノズル75の位置は、排出口76の下部境
界が吸引口72の下部境界の延長線上に位置するように
選択されているか、あるいはいずれの場合も、吸引口7
2の下部境界と同じ低さではなく、ニードルシリンダ1
の回転方向(図12中の矢印v)から見たとき、ほぼ吸
引口72と自由空間69の中央に向くように選択されて
いる。このようにすると、送風ノズル75から放出され
た空気流は、妨げられることなく、従って、渦流を引き
起こすことなく自由空間69に吹き込まれ、接続部品7
3を通して自由空間69から吸引されることになる。
【0060】この結果、有効な体積量を有する空気の流
れが生じ、繊維タフト44が送風ノズル75の軸方向に
均一に反転されることになる。このことは、特に、自由
空間69の吸引速度が十分に高く選択されて、排出口7
6から出た有効な体積量を有する空気の流れが自由空間
69の吸引口72に入って加速されるときに当てはま
る。
【0061】上述してきた構成によれば、繊維タフト4
4の反転が良好に、かつ確実に行われ、その反転が繊維
タフト44の長さと種類に左右されないで行われるとい
う利点がある。従って、例えば、2つの位置合わせピン
84、90(図9と8)を使用し、これらのピン84、
90を送風ノズル75と中空体71の両方に通し、取り
付けネジ89をねじ込んだ後でキャリア78の所与位置
を自由空間69に対して固定することにより、送風ノズ
ル75の位置を中空体71に対して固定的に調整するこ
とが可能である。そのために、面倒な調節と位置合わせ
作業を行わないで済むことになる。
【0062】特に図12と図13に示すように、制御カ
ム85はニードルシリンダ1の回転方向に向かって送風
吸引ブロックを構成する中空体71、送風ノズル75、
L字型キャリア78の背後に配置されており、この制御
カム85は自由空間69とその吸引口72の中間エリア
から回転軸に平行に始まっている。
【0063】このエリアから進んで、ニードルシリンダ
1の回転方向から見たとき、制御カム85は徐々に下降
するように形成され、分割線60で分離された後続セグ
メントのラッチガード63a内を通過している。なお、
後続するセグメントは、例えば、セグメント57と同じ
構造になっている。
【0064】制御カム85は繊維ガイド部品86の下側
と前端に形成され、繊維ガイド部品86は、例えば、シ
ンカカムセグメントと一部品で作られているが(図1
3)、別部品にすることも可能である。さらに、制御カ
ム85は、自由空間69のエリアでその一部だけが上昇
されているが、反転された繊維タフト44aをすでに備
えている編み針2が、さらに選択的に上昇されて繊維タ
フトを再びテークアップするか、あるいは通路38(図
5)に走行するようになっているロケーション(図1
2)に配置されている。
【0065】どちらの場合も、制御カム85は編み針2
によって運ばれた繊維タフト44aを上方から押さえて
いるので、これらの繊維タフト44aは制御カム85上
を横方向にますますそれていくので、シンカ16上に対
角線をなして、つまり、それぞれ関連する半径と角度を
なしている角度で置かれることになる。
【0066】繊維タフト44aは、従って、制御された
均一の状態で置かれることになるので、次回に編み針2
が下げられたとき、繊維タフト44aが後続のループ形
成ポイント49でそのフック8によって再びつかまれる
か、あるいは次の編成ヤーン25を通してニットウェア
53の前側に平坦に置かれることになる。
【0067】このプロセスは、図12に示すコーム繊維
タフト44aの自由端が、その長さのために、自由空間
69の有効エリアにも一定の時間期間の間残っているた
め、繊維タフトのタイアップされた端が図12に繊維タ
フト44bで示すように吸引口をすでに通過していると
き自動的に傾斜位置に移されるという点でも、強化され
ている。
【0068】これが特に利点があるのは、カバー部品8
8(例えば、図4、5および8)がエアガイドユニット
45にも割り当てられていて、そのカバー部品88がラ
ッチストロークのために必要なギャップ67と中空体7
1および自由空間69の間のスペースをカバーし、セグ
メント58から突出した突起を有し、そのロケーション
で最適に繊維を制御しているときである。
【0069】このようにすると、繊維タフトがフック8
に挿入された後と繊維タフトが自由空間69に到達する
前に、繊維タフト44は、どの場合にも、従来の排出フ
ードまたは他の吸引供給源(図示せず)の有効エリアに
置かれているが、自由空間69の有効エリアにはまだ置
かれていないため、最初は図6に示すように内側だけに
向けられることになる。従って、自由空間69に到達す
るまでは、繊維タフトは全体がその吸引供給源と送風ノ
ズル75からシールドされるので、望ましくない乱流が
発生することがない。他方、吸引口72の内側前縁を通
過するときは、繊維タフト44は反対向きの空気流に突
然入りこむので、繊維タフトの反転に有利に影響するこ
とになる。
【0070】また、上記のようにすると、先行する編成
システムで反転されて、押し付けられ、シンカ16上方
のシリンダの外径にほぼ接線をなしている、引き下げカ
ム43のエリアに置かれていて、従来の排出フードまた
は他の吸引供給源(図示せず)の有効エリアに位置して
いる繊維タフト44aは、ループ形成ポイント49に到
達するまで自由空間69と送風ノズル75の吸引供給源
から完全にシールドされることになる。従って、ループ
形成ポイント49までは望ましくない乱流が発生するこ
とがないので、ほぼ接線をなしている繊維タフト44a
の秩序正しいタイイングインに有利に影響することにな
る。
【0071】カバー部品88と中空体71は一部品に結
合することが可能であるが(図2、3、4および5)、
2つの別部品にすることも可能である。
【0072】本発明による構成から得られる別の利点
は、エアガイドユニット45の両側に分割線59、60
(図4と図5)があることであり、そのために十分に幅
広く、しかも邪魔されない自由空間69を形成すること
が可能であり、セグメント58がエアガイドユニット4
5全体を含めて、1つのユニットとして取り付けネジ6
1によってシンカカムキャリアに取り付けて、組み立て
を容易化できるからである。
【0073】これに対して、公知丸編み機の場合のよう
に、送風ノズルと吸引ノズルも置かれているロケーショ
ンに分割線59または60がある場合には、上述した組
み立ての容易性は得られず、エアガイドユニット45の
下の分割線は汚れを集めることになるため、トラブルの
ない永続的運転は不可能である。
【0074】最後に、本発明の利点は、図12に対応す
る制御カム85と繊維ガイド部品86が自由空間69ま
で達しているが、自由空間に入りこんでいないため、繊
維ガイド部品86がラッチガード(例えば、図4)とし
ても働くように作られていることである。
【0075】上述してきたシンカカムは、エアガイドユ
ニット45を含めて、種々態様に改良することが可能で
ある。そのような改良の3つは図14乃至図16に示さ
れている。
【0076】図14は下部に2つのシンカ16aと16
bを示しているが、そこではシンカ16aは図1乃至図
13に図示の実施例で使用されているシンカ16に対応
している。
【0077】シンカ16aは、シンカバット17と段部
65aが、公知の押え付けシンカ16c(図15)とは
対照的に上縁70に対して著しく低くなっており、従っ
て切り欠き92が実際のシンカヘッドの背後に近接して
いる位置に形成されている点で異なっている。
【0078】図14と図15を比較すれば明らかなよう
に、切り欠き92はカム部品41bを受け入れる働きを
するので、その上面は、カム部品41bが図14と同じ
ように一部品で作られているときでも、上縁70の著し
く下方で支えられるようになっている。
【0079】シンカ16c(図15)が使用されるとき
は、2つの別々のカム部品93aと93bを使用する必
要があるのが一般である。これらのカム部品93aと9
3bが中空体71のベース94(図14)に直接に取り
付けられているときでも、つまり、そうでない場合には
この中空体71の下に位置しているセグメントの部分9
5(図14)がそっくり除かれているときでも、自由空
間69は図15に示すように、シンカ16cの上縁70
の上方から最初に開始できるのが通常である。これに対
して、シンカ16aを使用するときもセグメント部分9
5が除かれているか(図16)、あるいは中空体71の
ベース94が薄くなるように作られていれば、自由空間
69は、図16に示すように、一部品のカム部品が使用
されるときシンカ16aの上縁70の下からでも開始す
ることできる。
【0080】従って、送風ノズル75の構成がこれに応
じて低くなっていれば、繊維タフトは特に平坦状にシン
カ上に置くことができる。同じ理由から、望ましいこと
は、シンカ16、16aの突起96の前側が、シンカ1
6bおよび16cとは対照的に、上縁70に向かって斜
めに上昇していく傾斜面97を備えていることであり、
その場合には、傾斜面97の傾斜角は数度で済むことに
なる。
【0081】このシンカ構造が繊維タフトの反転に対し
て特に利点があるのは、シンカ16a、16bが、シン
カバット17をもつシャフト部分99に入りこんでいる
斜角部分98をもつ編み目止めエッジ54の下の個所に
設けられていて、シンカ16a、16bの下縁が段付き
になっているときである。従って、切り欠き92の深さ
は大幅に大きくなる。
【0082】最後に、図4と図14に示すように、送風
ノズル75の軸は、回転軸から進んで回転軸に対し垂直
に延びている半径と角度をなすこと、つまり、水平方向
(図4)にも垂直方向(図14)にも角度をなすことが
できるが、この場合、丸編み機が、通常、ニードルシリ
ンダ1の中心軸に一致する垂直回転軸を備えていること
が条件である。
【0083】本発明は上述してきた実施例に限定される
ものではなく、種々の態様に変更することが可能であ
る。1つに、繊維タフトがどのような方法で編み針にコ
ームインされるかは重要でない。コームインローラの代
わりに、非接触方式で動作するデバイスもこの目的のた
めに知られている。また、単色のパイル繊維を作るか、
多色のパイル繊維を作るか、模様入り構成のベースニッ
トを作るか、滑らかなベースニットを作るかは重要でな
い。具体的には、上述してきた編成システムの間に別の
編成システムを設け、そこで1つのヤーンだけを編み針
に挿入して滑らかなコースを形成するようにすることが
可能である。
【0084】さらに、望ましいことは、図4に示すよう
に、セグメントの幅をどこでも同一にし、図2と図4に
示すセグメントを、必要ならば、別の目的のために使用
される他のセグメントで置換可能にすることである。
【0085】さらに、図4に示すようにシンカを後退さ
せ、前進させる部分を持たないシンカカム部品を、ヤー
ンではなく繊維だけが挿入される、つまり、ループが形
成されないシステム部分に設けることも可能である。こ
のような例としては、図2に示すように2つの繊維供給
デバイス20の間のエリアに設ける場合がある。
【0086】本発明の別の重要な特徴によれば、1つの
吸引ノズル(中空空間と吸引ラインの接続)だけを使用
することも、1つの送風ノズル75だけを使用すること
も、その両方を使用することも可能である。具体的に
は、これが可能であるのは、送風ノズル75から噴射さ
れた空気流が十分に大きな自由空間に通じているとき
や、あるいは自由空間69が十分に強力な吸引流を発生
するためにだけ使用されるとき、均一の空気流を発生す
るのに十分であるからである。
【0087】いずれの場合も、望ましいことは、回転軸
に対し垂直の自由空間69(例えば、図9)の長さも十
分に大きくして、送風ノズルまたは吸引ノズルから放出
された空気流が、さらに後側に位置する壁部分に突き当
たったとき、好ましくない乱流が発生しないようにする
ことである。従って、もっとも単純なケースでは、自由
空間69は十分に大きな穴をシンカカムに設けることに
よって実現されている。どのようなケースでも、どのよ
うな構成を使用するかは個々のケースに左右されること
が多いので、必要ならば、実験によって判断することが
できる。
【0088】さらに、以上の説明から理解されるよう
に、本発明の特徴以外の他の特徴を、本明細書に図示
し、説明してきた組み合わせ以外の組み合わせで使用す
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コーム繊維を含むニットウェアを製造するため
の、本発明による丸編み機を示す概略垂直断面図であ
る。
【図2】図1に示す丸編み機のシンカカムの一部を示す
概略上面図である。
【図3】ニードルシリンダとシンカリンクを除いて内側
から見たときの、図2に示すシンカカムと図1に示す丸
編み機のシリンダカムを示す図である。
【図4】本発明によるエアガイドユニットの領域におけ
る図2に示すカム構成の対応するセクションを示す拡大
図である。
【図5】本発明によるエアガイドユニットの領域におけ
る図3に示すカム構成の対応するセクションを示す拡大
図である。
【図6】図4と図5のVI−VI線断面図である。
【図7】図4と図5のVII−VII線断面図である。
【図8】図4と図5のVIII−VIII線断面図であ
る。
【図9】図4と図5のIX−IX線断面図である。
【図10】図11のX−X線断面図である。
【図11】図9に示す本発明によるエアガイドユニット
を示す平面図である。
【図12】図5において記号Xで指し示されている部分
を拡大して示すと共に、概略図で示した一部の編み針と
シンカを表した図である。
【図13】図4と図5のXIII−XIII線断面図で
ある。
【図14】本発明に採用される他の実施形体のエアガイ
ドユニットを示す、図9と同じ位置の断面図である。
【図15】本発明に採用される他の実施形体のエアガイ
ドユニットを示す、図9と同じ位置の断面図である。
【図16】本発明に採用される他の実施形体のエアガイ
ドユニットを示す、図9と同じ位置の断面図である。
【符号の説明】
1 ニードルシリンダ 2 編み針 15 シンカリング 16 シンカ 17 シンカバット 20 繊維供給デバイス 24 ヤーン供給デバイス 25 ヤーン 36 シリンダカム部品 41 シンカカム部品 41b シンカカム部品 44 繊維タフト 44a 反転された繊維タフト 45 エアガイドユニット 49 ループ形成ポイント 50 上昇していく通路 52 編み針の背面 53 ニットウェア 54 編み目止めエッジ 55 編み針の前面側 57、58 セグメント 59、60 分割線 63a ラッチガード 65 シンカの背面 69 自由空間 70 シンカの上縁 71 中空体 72 吸引口 73 接続部品 75 送風ノズル 76 排出口 78 キャリア 85 制御カム 88 カバー部品 92 切欠き 96 シンカの突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591027710 ジプラ パテントエントビクルングス−ウ ント ベタイリグングスゲゼルシャフト エムベーハー SIPRA PATENTENTWICK LUNGS−UND BETEILIGU NGS−GESELLSCHAFT MI T BESCHRANKTER HAFT UNG ドイツ連邦共和国 ディー−7470 アルブ シュタット 2 エミル−メイヤー−スト ラーセ 10 (72)発明者 ハルトミュート シンドラー ドイツ連邦共和国 72458 アルブシュタ ット シルベルバーグストラーセ 79 (72)発明者 アール ロバート キー アメリカ合衆国 エスシー 29118 オレ ンジバーグ ブラウン ストリート 4075 (72)発明者 スージャン シュー アメリカ合衆国 エスシー 29118 オレ ンジバーグ ロングウッド ロード エヌ イー 1720 (72)発明者 エイケン アンダーソン スティル 4世 アメリカ合衆国 エスシー 29112 ノー ス アゼリア ストリート 101

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一本のヤーン(25)とその
    ヤーン(25)にタイイングインされた繊維タフト(4
    4)とで形成されたニットウェア(53)を製造するた
    めの丸編み機であって、編み針(2)が装着されたニー
    ドルシリンダ(1)と、上縁(70)をもつシンカ(1
    6)を有していて、ニードルシリンダ(1)と連動して
    回転軸を中心に回転可能に装着されたシンカリング(1
    5)と、それぞれが編み針(2)およびシンカ(16)
    と関連付けられていて、ニードルシリンダ(1)の回転
    方向にわたって延びている少なくとも1つの編成システ
    ムを形成している固定シリンダカム構成およびシンカカ
    ム構成とを備えていて、前記編成システムは編み針
    (2)を上昇させ、また、引き下げるための少なくとも
    1つのシリンダカム部品(36)と、上昇された編み針
    (2)にヤーン(25)と繊維タフト(44)を供給
    し、挿入するためのヤーン供給デバイス(24)及び繊
    維供給デバイス(20)と、シンカ(16)を前進及び
    後退させる少なくとも1つのシンカカム部品(41)
    と、少なくとも1つの吸引ノズルおよび/または送風ノ
    ズルを備えたエアガイドユニット(45)とを有し、そ
    こではシリンダカム部品(36)とシンカカム部品(4
    1)、ヤーン供給デバイス(24)、繊維供給デバイス
    (20)およびエアガイドユニット(45)は、最初に
    ループがヤーン(25)と繊維タフト(44)から形成
    されるように構成されて配置され、その場合、繊維タフ
    ト(44)はほぼ回転軸の方向に向けられ、その後、繊
    維タフト(44)の方向はエアガイドユニット(45)
    によってほぼ反転され、反転された繊維タフト(44
    a)は隣接するシンカ(16)の上に置かれることによ
    り、その繊維タフト(44)が同一編成システムまたは
    別の編成システムを通過するとき少なくとも一度はルー
    プ形成プロセスに関与できるようになっている丸編み機
    において、エアガイドユニット(45)は編み針(2)
    の前面側(55)とシンカ(16)の上方に位置する自
    由空間(69)を有し、その自由空間(69)は、ニー
    ドルシリンダ(1)の回転方向から見たとき、編み針
    (2)の上昇が開始されるループ形成ポイント(49)
    から後続の上昇していく通路(50)のあらかじめ選択
    された部分に沿って、シンカ(16)の上縁(70)の
    近くまで回転軸に平行する方向にわたっていることを特
    徴とする丸編み機。
  2. 【請求項2】 エアガイドユニット(45)はシンカカ
    ムに一体になっていることを特徴とする請求項1に記載
    の丸編み機。
  3. 【請求項3】 自由空間(69)は編み針(2)に面す
    る吸引口(72)をもつ中空体(71)で形成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の丸編み
    機。
  4. 【請求項4】 中空体(71)はシンカカムの上面側に
    取り付け可能であることを特徴とする請求項3に記載の
    丸編み機。
  5. 【請求項5】 中空体(71)は編み針(2)から離れ
    た側に、吸引供給源への接続のために使用される接続部
    品(73)を備えていることを特徴とする請求項3また
    は4に記載の丸編み機。
  6. 【請求項6】 ほぼ半径方向に配置され、圧縮空気供給
    源に接続されている送風ノズル(75)が編み針(2)
    の背面(52)に設けられ、該送風ノズル(75)は自
    由空間(69)側に向いた排出口(76)を備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の丸
    編み機。
  7. 【請求項7】 送風ノズル(75)は、中空体(71)
    と接続可能であるキャリア(78)に取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項6に記載の丸編み機。
  8. 【請求項8】 送風ノズル(75)の排出口(76)
    は、自由空間(69)のうちシンカ(16)の上縁(7
    0)に直接に隣接している部分の方に向いていることを
    特徴とする請求項6または7に記載の丸編み機。
  9. 【請求項9】 送風ノズル(75)の排出口(76)
    は、その内側断面が中空体(71)の吸引口(72)よ
    りも小さくなっていることを特徴とする請求項6乃至8
    のいずれかに記載の丸編み機。
  10. 【請求項10】 制御カム(85)が設けられ、該制御
    カム(85)は、ニードルシリンダ(1)の回転方向か
    ら見たとき、中空体(71)の吸引口(72)の後ろ側
    縁から出発し、そこからラッチガード(63a)の方向
    に徐々に離れるように下降していることを特徴とする請
    求項3乃至9のいずれかに記載の丸編み機。
  11. 【請求項11】 制御カム(85)は、回転軸に平行な
    方向から見たとき、自由空間(69)の中央エリアから
    始まっていることを特徴とする請求項1乃至10のいず
    れかに記載の丸編み機。
  12. 【請求項12】 エアガイドユニット(45)は、ニー
    ドルシリンダ(1)の回転方向から見たとき、自由空間
    (69)の前面に配置されたカバー部品(88)を備
    え、該カバー部品(88)は回転軸に平行な方向には自
    由空間(69)の高さ全体にわたり、円周方向には直接
    に自由空間(69)まで達しているが、エアガイドユニ
    ット(45)によって引き起こされた空気流の中に入り
    込んでいないことを特徴とする請求項1乃至11のいず
    れかに記載の丸編み機。
  13. 【請求項13】 カバー部品(88)は編み針(2)に
    近接するまで半径方向にわたっていることを特徴とする
    請求項12に記載の丸編み機。
  14. 【請求項14】 シンカ(16)は押し付けシンカとし
    て作られており、編み針(2)に関連する前端に編み目
    止めエッジ(54)と突起(96)を備えていることを
    特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の丸編み
    機。
  15. 【請求項15】 シンカ(16a、16b)は上縁(7
    0)の下方に位置するシンカバット(17)と背面(6
    5a)を備えていることを特徴とする請求項14に記載
    の丸編み機。
  16. 【請求項16】 シンカ(16a、16b)は段付き下
    縁を備えていることを特徴とする請求項14または15
    に記載の丸編み機。
  17. 【請求項17】 シンカ(16)はシンカカム部品(4
    1b)を受け入れるための切欠き(92)をその裏側に
    備えていることを特徴とする請求項14乃至16のいず
    れかに記載の丸編み機。
  18. 【請求項18】 シンカ(16)の突起(96)はその
    前端が傾斜面になっていることを特徴とする請求項14
    乃至17のいずれかに記載の丸編み機。
  19. 【請求項19】 シンカカム部品(41b)はシンカ
    (16a)の上縁(70)の下で終わる面をもち、自由
    空間(69)はその面に近接するまで達していることを
    特徴とする請求項14乃至18のいずれかに記載の丸編
    み機。
  20. 【請求項20】 シンカカムは複数のセグメント(5
    7,58)に分割されており、これらのセグメントは回
    転軸にほぼ半径方向に延びた分割線(59,60)によ
    って相互から分割され、エアガイドユニット(45)は
    前記2つの分割線(59,60)の間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の
    丸編み機。
  21. 【請求項21】 編成システムは反転された繊維タフト
    (44a)に作用する制御カム(85)を備え、自由空
    間(69)はループ形成ポイント(49)から制御カム
    (85)の開始位置までわたっていることを特徴とする
    請求項1乃至20のいずれかに記載の丸編み機。
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