JP2004308102A - 硬質で、非弾力性の糸材料からニットウェアを製造する方法および編み機 - Google Patents

硬質で、非弾力性の糸材料からニットウェアを製造する方法および編み機 Download PDF

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Abstract

【課題】 硬質で非弾力性の糸材料、例えば、メタル糸からニットウェアを製造するのに適した編み機およびその編み機上で実施される方法を提供する。
【解決手段】 編み機に備えられている第1カムセグメント(8a)と第2カムセグメント(8b)とからなる編成システムにおいて、編み針(2)が糸をピックアップするために持ち上げられ、そのあと、その編み針(2)でピックアップされた糸は、押し下げ及びノックオーバシンカ(3)の上部エッジ上でプリフォームされてループを形成するようにしている。そして、そのあと、編み目形成は、編み針(2)と、押し下げ及びノックオーバシンカ(3)とを機械軸に平行に、しかし相反方向に運動させることによって行われる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、編み目のあるニットウェアを、編み針および当該編み針に作用する押し下げ及びノックオーバシンカを備えた編み機で製造する方法及び編み機に関し、特に、硬質で非弾力性の糸材料(硬質糸材料)から編み目のあるニットウェアを編み針および当該編み針に作用する押し下げ及びノックオーバシンカを備えた編み機で製造する方法及び編み機に関する。
編地(knitted fabrics)からなる、又は編み地 (knitted fabrics) から製造される工業用テクスタイルの必要性は絶えず増加している。このことは、一方では、編み機、特に丸編み機で製造される編み地にも妥当し、他方では、例えば、ステープルファイバ (staple fiber) から紡がれるメタルワイヤ、例えば銅製または真鍮製の単繊維 (monofil) 連続ワイヤなどのように、弾力性がほとんど、あるいはまったくない硬質糸材料から製造される製品にも妥当している。
従来から避けられない欠点は、この種の糸材料(硬質糸材料)は、編み機、例えば、丸編み機で処理するのが困難であり、特に高速で処理すると、糸が切れることが頻繁にあることである。
リブ丸編み機 (rib circular machine) で硬質糸を処理する方法は、以前からすでに知られている(ドイツ特許第DE−PS516317号明細書1参照)。この方法によれば、糸は、実際の編み目形成する(ループシンキングする)前に、別に設けられた押し下げおよびノックオーバシンカ上でプリフォーム (preform) されてループを形成している。
このプリフォーム(予備的なループシンキング)は、糸をピックアップしたあと、編み針が中間位置までテークダウン(take down)されて、糸を、押し下げおよびノックオーバシンカのシンカエッジ上に置くか、あるいは引っ張ることによって行われている。
これと同時に、押し下げおよびノックオーバシンカは、好ましくは、反対方向に持ち上げられて、編み針と押し下げおよびノックオーバシンカが一緒になってループのプリフォーム(予備的なループシンキング)を行うようにしている。
これに続いて、形成されたループは、押し下げおよびノックオーバシンカのノックオーバエッジ上に移され、そこで編み針だけをさらにテークダウンすることによって通常の編み目形成が行われている。
編み目形成の準備がプリフォーム(予備的なループシンキング)によって可能になり、糸材料に対してやさしいという利点があるのと対照的に、プリフォーム(予備的なループシンキング)されたループの長さも、形成された編み目のサイズも変更できないという欠点がある。さらに、パターンを製造できないという欠点もある。
糸をループにプリフォームする(予備的なループシンキングする)ことは、プラッシュ(plush)製品を製造する編み機の場合にも広く知られている(例えば、ドイツ特許第DE3145307C2号明細書、ドイツ特許第DE4033735C2号明細書3参照)。
この場合、地糸ループの長さは、地糸をシンカの特殊なドローイングエッジ上に置き、そのあと、調節可能カムの助けでシンカを異なるエクステントまで半径方向前方にプッシュすることによって調節可能にしている(例えば、ドイツ特許第DE4129845A1号明細書4参照)。
他方、同じ編み機におけるプラッシュ糸は、シンカの上部エッジ上に置かれたあと、調節可能カムの助けで編み針によって異なる深さまでテークダウンされている。
そのために、結果的には、編み機構造が比較的に複雑化し、プラッシュ製品の製造には採算がとれるとしても、メタル糸などから製造される、主として単繊維編み製品の製造では余りにも非経済的(高価)である。
以上のほかに、上述したことを実施するのに適した方法および丸編み機が知られている(ドイツ特許第DE3311361A1号明細書参照)。これによれば、いわゆる相対的手法(relative technique)で動作し、編み針および編み針の間に置かれた押し下げおよびノックオーバシンカが、編み目形成(クーリエリング(couliering))、ループシンキング時に動きを相反方向に行う点が他と異なっている。
従って、一方では、編み針と押し下げおよびノックオーバシンカに傾斜が急峻でないカムを使用することが可能になっている。他方では、糸が切れる危険なしで高速で稼動させることが可能になっている。
従って、原理的には、かかる丸編み機は、非弾力性の糸を優しく処理するのにも適しているはずである。
さらに、要求条件に従って異なる長さの編み目を形成し、および/またはパターン編みを行うことを、相対的手法で可能にする別の利点を利用することが可能である(ドイツ特許第DE3348030C2号明細書、ドイツ特許第DE3433290C2号明細書、ドイツ特許第DE3928986C2号明細書参照)。
しかし、これとは対照的に、この種の編み機は、糸をループにプリフォームする(予備的なループシンキングする)ことができないという欠点がある。
ドイツ特許第DE−PS516317号明細書 ドイツ特許第DE3145307C2号明細書 ドイツ特許第DE4033735C2号明細書 ドイツ特許第DE4129845A1号明細書 ドイツ特許第DE3311361A1号明細書 ドイツ特許第DE3348030C2号明細書 ドイツ特許第DE3433290C2号明細書 ドイツ特許第DE3928986C2号明細書 ドイツ特許第DE3311361C2号明細書 ドイツ特許第DE3928986C2号明細書
前述した従来技術を出発点として、本発明の基礎となる技術的課題は、編み目のあるニットウェアを、編み針および当該編み針に作用する押し下げ及びノックオーバシンカを備えた編み機で製造する方法及び編み機、特に、硬質で非弾力性の糸材料(硬質糸材料、例えば、メタル糸)から編み目のあるニットウェアを、編み針および当該編み針に作用する押し下げ及びノックオーバシンカを備えた編み機で製造する方法及び編み機であって、異なる長さの編み目があり、必要ならばパターンもあるニットウェアを、技術的に安価な費用でかつ使用される糸材料を大幅に節減することによって製造するのに適した方法および編み機を提供することである。
本発明によれば、編み機に備えられている第1カムセグメントと第2カムセグメントとからなる編成システムにおいて、編み針が糸をピックアップするために持ち上げられ、そのあと、その編み針でピックアップされた糸は、押し下げ及びノックオーバシンカの上部エッジ上でプリフォームされてループを形成するようにしている(すなわち、前記の編み針でピックアップされた糸は、押し下げ及びノックオーバシンカの上部エッジ上で予備的にループシンキングされている。)。そして、そのあと、編み目形成は、相対手法と同じように、編み針と押し下げ及びノックオーバシンカとを相反方向に運動させる、すなわち、編み針と、押し下げ及びノックオーバシンカとを機械軸に平行に、しかし相反方向に運動させることによって行われている。
本願の請求項1記載のニットウェアを製造する方法、より具体的には、編み目のあるニットウェアを、編み針および当該編み針に作用する押し下げ及びノックオーバシンカを備えた編み機で製造する方法であって、該方法は、編成目的のために設けられた編成システムで編み針を持ち上げて糸をピックアップするステップと、持ち上げられた編み針を中間位置まで引き下げて前記ピックアップした糸を押し下げ及びノックオーバシンカ上でプリフォームしてあらかじめ選択した長さの糸ループを形成するステップ(すなわち、前記ピックアップした糸を押し下げ及びノックオーバシンカ上で、あらかじめ選択した長さの糸ループに予備的にシンキングするステップ)と、編み針を前記中間位置から最下位置まで引き下げると共に、押し下げ及びノックオーバシンカを、編み針が前記中間位置から最下位置まで引き下げられる方向と反対の方向に持ち上げるステップとを含むことを特徴とするものである。
請求項2記載のニットウェアを製造する方法は、請求項1に記載の方法において、プリフォームによって形成される糸ループの長さは、編み針を中間位置まで引き下げる運動によって決まる、好ましくは、編み針を中間位置まで引き下げる運動のみによって決まることを特徴とするものである。
請求項3記載のニットウェアを製造する方法は、請求項1または2に記載の方法において、プリフォームによって形成された糸ループは、押し下げ及びノックオーバシンカが、編み針が前記中間位置から最下位置まで引き下げられる方向と反対の方向に持ち上げられる運動よる後続の編み目形成に用いられる、好ましくは、編み針が前記中間位置から最下位置まで引き下げられる方向と反対の方向に持ち上げられる運動のみによる後続の編み目形成に用いられることを特徴とするものである。
請求項4記載のニットウェアを製造する方法は、請求項1乃至3のいずれかに記載の方法において、編成システムでは、複数の隣接する編み針中、糸をピックアップするために持ち上げられた編み針は糸をピックアップしたあと中間位置に移され、その位置で相互に隣り合うように保持されると共に、糸をピックアップするために持ち上げられていない編み針によって、あらかじめ選択した値に制限されている長さの浮きループが編成システムで製造され、糸をピックアップするために持ち上げられていない編み針は、当該浮きループの長さの倍数に相当する長さにわたって前記中間位置に保持されることを特徴とするものである。
本願の請求項5記載のニットウェアを製造する編み機、より具体的には、編み目のあるニットウェアを製造する編み機は、編み針および当該編み針に作用する押し下げ及びノックオーバシンカが相互に隣り合うように交互に配置されているサポートと、編み針を持ち上げるための持ち上げカム、糸を持ち上げられた編み針内に挿入するための少なくとも1つの糸ガイドおよび、カムを備えている編み目形成セクションが設けられている第1カムセグメントと第2カムセグメントとからなる少なくとも1つの編成システムとを備え、編み針と押し下げ及びノックオーバシンカが、前記編み目編成セクションにより相反方向に運動することによって、編み針内に挿入された糸から編み目を形成するようにした編み機において、前記編成システムは、持ち上げられた編み針を中間位置まで引き下げて押し下げ及びノックオーバシンカ上に糸ループを形成する引き下げエッジを、持ち上げカムと前記編み目形成セクションとの間に備えていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の編み機は、請求項5に記載の編み機において、引き下げエッジの位置は、糸ループの長さを制御するように調整可能であることを特徴とするものである。
請求項7記載の編み機は、請求項5または6に記載の編み機において、編み目形成セクションには、押し下げ及びノックオーバシンカに作用し、糸ループの長さを制御するために使用される持ち上げカムが含まれていることを特徴とするものである。
請求項8記載の編み機は、請求項5乃至7のいずれかに記載の編み機において、第1カムセグメントと第2カムセグメントとからなる前記編成システムは、持ち上げカムが置かれている部分に、糸をピックアップすることを目的としていない編み針用の少なくとも1つの連続ランスルーカムを備え、そこでは、持ち上げカムとだけ協働する編み針と前記連続ランスルーカムとだけ協働する編み針が配置されるようになり、前記引き下げエッジと編み目形成セクションとの間に、編み針を中間位置に保持する保持エッジは、前記連続ランスルーカムと協働する最大数の隣接する編み針よりも大きい幅を備えていることを特徴とするものである。
請求項9記載の編み機は、請求項5乃至8のいずれかに記載の編み機において、編み針の各々は、引き下げエッジおよび編み目形成セクションと協働する少なくとも1つのニードルバットと、持ち上げカムまたは連続ランスルーカムと協働する少なくとも1つのセレクタバットとを備え、ニードルバットは、持ち上げカムの個所、又は、連続ランスルーカムの個所、又は、持ち上げカムの個所及び連続ランスルーカムの個所では影響を受けないままになっていて、セレクタバットは、編み目形成セクションの個所では影響を受けないままになることを特徴とするものである。
請求項10記載の編み機は、請求項5乃至9のいずれかに記載の編み機において、第1カムセグメントと第2カムセグメントとからなる前記編成システムは、一方が他方の上になるように置かれている、編み針のセレクタバット及びニードルバット用の5つのガイドトラックを備え、そのうちの1つのガイドトラックは編み目形成セクションと協働し、総ての編み針に備えられているニードルバット用に設けられており、前記セレクタバットに関しては、各編み針に一つずつ異なるセレクタバットが備えられ、このセレクタバットが、前記一つのガイドトラックを除いた他の4つのガイドトラックの1つずつとそれぞれ協働し、ニット、タック、パス用の交換可能なカムが当該他の4つのガイドトラックに配備されていることを特徴とするものである。
請求項11記載の編み機は、請求項10に記載の編み機において、編み針を中間位置に保持する保持エッジは、少なくとも8個の隣接する編み針の間隔に相当する水平方向長さを有することを特徴とするものである。
以上の請求項5乃至11のいずれかに記載の編み機は、請求項12記載のように、丸編み機として構成することができる。
本発明によれば、糸をループにプリフォームする利点(すなわち、予備的なループシンキングを行う利点)を、編み針と、押し下げ及びノックオーバシンカとを機械軸に平行に、しかし相反方向に運動させることによって得られる利点、すなわち、いわゆる相対的手法によって得られる利点と結合することができる。
さらに、このように結合することは、本発明によれば、単純な構造手段により、編み目長さを任意に変更することなく達成可能である。また、ニット、ミスニット、タックにそれぞれ必要な3通りの構造パターンを特別に構築する必要なく、簡易な構成で達成することができる。
そして、本発明によれば、必要ならば、パターン形成が最初に試みられ、そのあと、予備的なループシンキングが行われ、最後に、相対的手法を用いた編み目形成が行われる。
本発明によれば、編み目のあるニットウェアを、編み針および当該編み針に作用する押し下げ及びノックオーバシンカを備えた編み機で製造する方法及び編み機であって、異なる長さの編み目があり、必要ならばパターンもあるニットウェアを、技術的に安価な費用でかつ使用される糸材料を大幅に節減することによって製造するのに適した方法および編み機を提供できる。
そして、この方法と、編み機(例えば、丸編み機)は、硬質で非弾力性の糸材料(すなわち、硬質糸材料、例えば、メタル糸)から編み目のあるニットウェアを、編み針および当該編み針に作用する押し下げ及びノックオーバシンカを備えた編み機で製造するのに適している。
以下、本発明の実施形態に基づいて添付図面を参照して、本発明をより詳しく説明することにする。
本発明による丸編み機の基本構造は図1乃至図3に示されている。
丸編み機は、例えば、ニードルおよびシンカシリンダのようなサポート1を装備し、そこには軸方向に平行のガイドが下方個所に設けられ、ガイドの間に、編み針2の形体をした編みツール、例えば、この例では特にラッチニードルが、サポート1の軸に平行に移動可能に装着されている。
上方個所では、サポート1は別の軸方向に平行なガイドを備え、その間に、押し下げ及びノックオーバシンカ3(本明細書において、以下、この「押し下げ及びノックオーバシンカ3」を単に「シンカ3」と表す。)が装着されている。
シンカ3は、サポート1の軸に平行に移動可能に装着されており、押し下げ運動をサポート1に対して横断方向および半径方向に行うことが可能になっている。シンカ3は、編み針2と同じ間隔でサポート1に配置されているが、1つのシンカ3が2個の編み針2の間に位置するように、編み針2に対して互い違いになっている。
サポート1は、詳細は図示されていないが、キャリアリング4上の機械フレームに支持されており、その中心軸が、図示していないが、この例では垂直の機械軸と同軸になるように配置されている。
キャリアリング4は、機械軸を中心にサポート1と一緒に回転可能になるように装着されており、この目的のために、駆動ピ二オン(図示せず)とかみ合う外側歯付きリング5を備えている。なお、駆動ピニオンは、丸編み機の駆動モータによって回転可能になっている。
固定キャリアリング6には、ベースプレート7が固着され、その上に、固定カムハウジング8がサポート1を取り囲むように装着されている。この固定カムハウジング8には、カム9、10、スイベルカム11a、11bがサポート1に面するように取り付けられている。
以下で詳しく説明するが、カム9は、編み針2の外側半径方向に突出するニードルバット12と協働し、カム10、スイベルカム11a、11bは、シンカ3のバット14、スイベルバット15a、15bと協働する。
この例では、編み針2とシンカ3が機械軸に平行に、しかし相反方向に運動を行って、ニードルバット12、バット14およびカム9、10によって編み目を形成するような構成になっている。
さらに、シンカ3は、スイベルバット15a、15bおよびスイベルカム11a、11bによってサポート1に対して半径方向にスイベル回転することが可能になっている。
以上のほかに、丸編み機は複数の保持デバイス(holding device)16を装備し、これらの保持デバイス16はサポート17によって固定キャリアリング6上に支持され、そこには糸ガイドリング18が設けられ、そこから糸ガイド19が吊るし下げられて、持ち上げられた編み針2に糸(図示せず)が公知の方法で供給されるようになっている。
上述したタイプの丸編み機は広く知られているので(例えば、ドイツ特許第DE3311361C2号明細書、ドイツ特許第DE3928986C2号明細書参照)、これ以上詳しく説明することは省略する。
特に、図2と図3に示すように、本発明による丸編み機の編み針2の各々は、一方が他方の上に位置する4つの平面の各々にバット12a、12b、12cおよび12dを備えている。なお、以下では、これらのバット12a、12b、12c、12dはセレクタバット(selector butt) 12a、12b、12c、12dと呼ぶことにする。
各編み針2は、中央平面に、さらにバット20を備え、以下では、このバット20は、編みバット(knitting butt)20 と呼ぶことにする。
これに対応して、固定カムハウジング8には、編み針2を選択する働きをする第1カムセグメント8aと、これに隣接して編み目を形成する働きをする第2カムセグメント8bが、少なくとも1つの編成システムとして設けられている。なお、この第1カムセグメント8aと第2カムセグメント8bとからなる編成システムが複数設けられ、このような複数の編成システムを備えた丸編み機にすることができる。
サポート1の回転方向(図3の矢印v)で最初に第1カムセグメント8aが登場し、引き続いて第2カムセグメント8bが登場するように、すなわち、サポート1の回転方向(図3の矢印v)で第1カムセグメント8aが第2カムセグメント8bの前になるように配置されている。
図3に示すように、第1カムセグメント8aは、特に、編み針2のセレクタバット12a乃至12dと協働し、この目的のために、図1のカム9の代わりに、一方が他方の上に位置し、カムによって形成されている4つのニードルトラック(needle track:針溝)21a乃至21dを備えている。このニードルトラック21a乃至21dがガイドトラックとして機能することになる。
ニードルトラック21aと21dは持ち上げトラックであり、その各々は持ち上げカム22によって下方から区切られており、セレクタバット12aと12dを持つ編み針2を完全に持ち上げられた編み位置まで持ち上げるようにしている。持ち上げカム22は、ニット用の交換可能なカムである。
ニードルトラック21bは、セレクタバット12bに作用し、下側が持ち上げカム23によって区切られ、セレクタバット12bを持つ編み針2をタック位置まで持ち上げるようになっている。ニードルトラック21bも持ち上げトラックである。持ち上げカム23は、タック用の交換可能なカムである。
ニードルトラック21cはパストラック(pass track)(通り抜けトラック(run through track))であり、セレクタバット12cを持つ編み針2をパスまたはミスニット(非編成)位置に残して置くように案内する連続ランスルーカム24を備えている。連続ランスルーカム24は、パス用の交換可能なカムである。
編みバット20に対応する個所には、第1カムセグメント8aは、くぼみ25を持っている。このくぼみ25は十分に大きい。そこで、編み針2が備えているセレクタバット12a乃至12dの移動があっても、当該編み針2が備えている編みバット20は、くぼみ25内で移動できるようになっている。
さらに、ニードルトラック21a乃至21dは、矢印v方向の終端が、図3に示すように、第1カムセグメント8aの開始位置のパス高さに相当する高さよりも上(図3中、上側)に位置する高さになっている。これは、第1カムセグメント8aから第2セグメント8bに変わるとき編み針2を正しく移すのに役立っている。
第2カムセグメント8bには、図3に示すように、編みバット20と関連付けられるニードルトラック26が設けられている。このニードルトラック26はガイドトラックとして機能する。
このニードルトラック26は、第1カムセグメント8aに隣接するセクションにおいて、第1引き下げ及び予備的ループシンキングカム27によって、およびそのあとに続く第2引き下げ及び最終ループシンキングカム28によって上方から区切られている。
第1引き下げ及び予備的ループシンキングカム27には、最初に図3に特に示すように、引き下げエッジ27aが設けられ、そのあとに続いて矢印v方向に保持エッジ27bが設けられ、この保持エッジ27bは、ほぼ水平に延びており、編みバット20を持つ編み針2をタック位置とパス位置の間にわたっている中間位置に案内している。
この実施形態における引き下げエッジ27aと保持エッジ27bとは、説明を簡単にするために単一のカムとして形成されているが、これらのエッジは2つの隣接するカムに接続することも可能である。
本発明によれば、偏心カム(eccentric)29(図3)が第1引き下げ及び予備的ループシンキングカム27に関連付けられ、第2セグメント8bを通り抜けるピントル(pintle)30に固着されている。
第2セグメント8bの外側からアクセス可能であるピントル30の端部には、調整ノブ31(図1と図2)が取り付けられており、第1引き下げ及び予備的ループシンキングカム27、およびこの実施形態では、第1引き下げ及び予備的ループシンキングカム27と一緒に、引き下げエッジ27aと保持エッジ27bが、調整ノブ31によって機械軸に平行に上下(図3の矢印w)に移動可能になっている。
他方、第2引き下げ及び最終ループシンキングカム28は、好ましくは、本発明による丸編み機では、固定配置されているので、調節不能になっている。
この第2引き下げ及び最終ループシンキングカム28が、以下に説明するように、本発明において、編み目形成セクションとして機能する。
第2引き下げ及び最終ループシンキングカム28には、矢印v方向から見たとき、好ましくは、図4にだけ示されている第1引き下げエッジ28aが設けられており、これは第2カムセグメント8bの終端に向かってほぼ水平のセクション28bに入り込み、そのあと若干上昇しているセクション28cに入り込んで、新しく形成された編み目を緩める働きをしている。
さらに、図3に示すように、ニードルトラック21a乃至21dおよび26は、可能な限りカウンタカム(counter cam)によって閉じたニードルトラックとして形成され、カウンタカムは、それぞれのニードルバット12、編みバット20の高さにほぼ相当する間隔を置いて持ち上げカム22、23、連続ランスルーカム24、第1引き下げ及び予備的ループシンキングカム27、第2引き下げ及び最終ループシンキングカム28と向き合っていて、サポート1が非常に高速であっても、ニードルバット12、編みバット20を高信頼に、かつほぼ確実に案内することを可能にしている。
さらに、持ち上げカム22、23、および連続ランスルーカム24は、好ましくは、簡単に交換できるように第1カムセグメント8aに取り付けられているので、望みのパターンに応じて異なるカムをバット12に対応させることが可能になっている。
図1乃至図3に示すように、シンカ3の各々はバット14およびスイベルバット15a、15bを備えているほかに、シンカヘッド33も備えており、このシンカヘッドには、ノックオーバエッジ34、編み目を包み込むことを目的としたスロート(throat)35、およびスロート35を上方から区切っているシンカ部分上に形成された上部エッジ36が設けられている。
シンカ3のバット14は、以下では持ち上げバットとして説明されているが、第1カムセグメント8aの個所で、水平面に延びているパストラック37と協働し、シンカ3に対して影響を与えないようになっている。
第2カムセグメント8bの個所では、このパストラック37は、最初に、保持エッジ27bが終わっている個所の直前に矢印v方向に位置している個所までトラックセクション38によって連続している。
トラックセクション38のあとにトラックセクション39が続き、トラックセクション39は持ち上げカム40によって下方から区切られ、第2引き下げ及び最終ループシンキングカム28にその引き下げエッジ28a(図4)が設けられている個所で矢印v方向に位置している。
この持ち上げカム40が、本発明において、以下に説明するように、編み目形成セクションとして機能する。
持ち上げカム40に隣接して、最後に連続ランスルー(通り抜け)カム41によって形成されたトラックセクション42が続き、このトラックセクション42は、第2引き下げ及び最終ループシンキングカム28にその水平セクション28bが設けられている個所に位置している。
前記の連続ランスルーカム41も、本発明において、以下に説明するように、編み目形成セクションとして機能する。
本発明によれば、第1引き下げ及び予備的ループシンキングカム27と同じように、偏心カムが、持ち上げカム40と関連付けられている。
なお、この偏心カムは図示していないが、第2カムセグメント8bを通り抜けるピントルに固着されている。第2カムセグメント8bの外側からアクセス可能であるピントルの終端には、調整ノブ43(図1と図2)が取り付けられており、持ち上げカム40は、機械軸に平行して上下(図3の矢印w方向)に調整ノブ43によって調整可能になっている。
他方、連続ランスルーカム41は固定配置されている。
さらに、図3に示すように、パストラック37、トラックセクション38、39および42は、ニードルトラック21a乃至21dおよび26と同じように、好ましくは、対応するカウンタカムによって閉じたトラックとして形成されている。
ここでは、一方ではトラックセクション39、42によって、他方では第2引き下げ及び最終ループシンキングカム28によって形成された第2カムセグメント8bの部分は、以下では、編み目形成セクションとして簡単に説明されている。
第2カムセグメント8bにおいてニードルトラック21a乃至21dに隣接するトラックは、セレクタバット12a乃至12dに作用する個所に、十分に大きなくぼみを備えているので、セレクタバット12a乃至12dは、編みバット20によってニードル運動が起こっているとき衝突を引き起こすことなく、第2カムセグメント8bで(例えば、ニードルトラック21dの延長上のくぼみ45を参照)影響を受けないままになっている。
シンカ3のスイベルバット15a、15bは、以下ではスイベルバット (swivel butt) として説明されているが、関連するスイベルカム11a、11b(図1)と協働し、この目的のために、第1カムセグメント8a、第2カムセグメント8bによって対応するトラック上を案内される。
これによって引き起こされるシンカ3の半径方向のピボット回転は公知である(特にドイツ特許第DE3928986C2号明細書参照)。
上述してきた丸編み機の種々構成要素は、図4乃至図15を参照して下述する動作方法が可能になるように構成され、配置されている。
第1カムセグメント8aと第2カムセグメント8b(図3)によって形成される編成システムは、図4において、拡大スケールで概略図示されている。
最初に、連続線で示されているのは、編み針2のフック2aが、図3に示すように持ち上げカム22乃至連続ランスルーカム24の制御の下でその上を案内されるトラック46乃至48である。
さらに、破線で示されているのは、シンカ3のノックオーバエッジが、図3に示すようにトラックまたはトラック部分37、38または持ち上げカム40、連続ランスルーカム41の制御の下でその上を案内されるトラック49である。
ここでは運動は一方では矢印v方向に、他方では矢印w方向に行われる。
最後に、上方個所には、シンカヘッド33のトラック50が示されているが、これは、図3に示すように、機械軸に対して矢印x方向に半径方向に、シンカ3のスイベルバット15a、15bおよびスイベルカム11a、11bによってスイベル回転される。
持ち上げカム22は、図3に示すセレクタバット12a乃至12dの各々と関連付けられているとして以下説明する。従って、編み針2が図4のI−I線に示すように編成システムの第1カムセグメント8aに入り込むと、すべての編み針2はトラック46上をたどっていくので、編み針2は、糸ガイド19を通過するとき最初に図4のIV−IV線まで持ち上げられて、糸51をピックアップし、そのあとトラックセクション52に沿って図4のV−V線まで、若干、再び引き下げられる。
旧編み目は、最初は、編み針2のラッチ2bによって閉じられているフックとシンカ3のスロート35に残っている(図5および図4のI−I線)。
編み針2が最高位置まで持ち上げられると(図8および図4のIV−IV線)、旧編み目は開いたラッチ2bの下をスライドしてニードルシャフト上に置かれるので、新しい糸51は、糸ガイド19を通過するとき開いたフック2bに入り込むことになる。
編み針2はトラックセクション52上を部分的に後退するので、ラッチ2bは旧編み目によって再び閉じられることになる。
次に、編み針2は、第1引き下げおよび予備的ループシンキングカム27とその保持エッジ27bまで到達する(図3と図4)。
第1引き下げおよび予備的ループシンキングカム27が偏心カム29によってその最高位置にセットされていれば、編み針2は、図4のV−V線とVIII−VIII線の間にドットダッシュ線で示すトラック27b上をたどっていく。
ここでは、引き下げエッジ27aは、ほとんど有効に作用していないので、編み針2は、図9に示すように、中間位置をほぼ維持し、第1引き下げおよび予備的ループシンキングカム27に到達したとき現れるので、糸はシンカ3の上部エッジ36上を比較的短いループ糸53だけで引っ張られることになる(図9および図4のV−V線)。
他方、第1引き下げおよび予備的ループシンキングカム27がその最低位置にあるときは、編み針2は図4に連続線で表されているトラック27a2−27b2上をたどっていき、これによって新しい糸51は上部エッジ36上を引っ張られて比較的短い糸ループ54になる(図10および図4のVI−VI線)。
当然のことであるが、図9と図10の間で可能なかぎりの糸ループ長さは、偏心カム29によって連続的にセットすることができる。
そのあと、編み針2は図9または図10に示す中間位置のままになっているので、プリフォームされた(予備的なループシンキングされた)糸ループ53または54は、図4のVIII−VIII線に到達するまでほとんど影響されないままになっている。
ほぼVII−VII線から図4のIX−IX線に到達するまでに、シンカ3は半径方向外側に向かうスイベル回転が行われるが、シンカ3はそのときまでは半径方向内側にスイベル回転していたものであり、これは、図1のスイベルバット15a、15bおよびスイベルカム11a、11bの共同作用によって引き起こされたものである。
その結果として、以前にプリフォームされた(予備的なループシンキングされた)糸ループ53または54は、プリフォーミング(すなわち、予備的ループシンキング)のために使用された上部エッジ36から徐々にスライドして、シンカ3のノックオーバエッジ34上に移され、図4のIX−IX線の個所に対して図11に示されているように、編み目形成(最終のループシンキング)の働きをする。
上記と同時に、編み針2とシンカ3は、第2カムセグメント8bの編み目形成セクションに入るが、この編み目形成セクションは、図4のVIII−VIII線とXI−XI線の間に位置し、第2引き下げ及び最終ループシンキングカム28、持ち上げカム40、連続ランスルーカム41によって画されている(図3)。
その結果、シンカ3は軸方向に平行に持ち上げられ、一方、編み針2は軸方向に平行にテークダウンされるので、旧編み目は新しく形成された糸ループ53、54上にノックオーバされ、新しい糸ループ55、56(図12または図)13)は図4のX−X線にほぼ到達するまで形成される(最終のループシンキング)。
ここでは、新しい編み目55、56の良好な形成を保証するために、持ち上げカム40は、可能な限り正確に調整ノブ43(図1)によって調整されるので、編み針2とシンカ3の共同引き下げおよび持ち上げ運動は、プリフォーミングプロセス期間にセットされた糸ループ53、54の長さに可能な限り正確に一致するようになっている(図9、図10)。
従って、例えば、糸ループ53の最終シンキング期間には、持ち上げカム40には比較的低い持ち上げ高さが選択されているので、シンカ3は、連続トラックセクション42a(図12および図4のX−X線)上を案内され、他方、ループ54の最終シンキングでは、破線で示すトラックセクション4bに対応するように大きな持ち上げ高さが選択されている(図13および図4のXI−XI線を参照)。
そのあと、形成された編み目55または56は、編み針2のトラックセクション28cに沿って若干持ち上げられるので(図14)、編み針2は図4のI−I線と同じ初期位置を占めることになる。
シンカ3も、編成システムの終端でその初期位置に戻るように案内されるが(図15および図4のXII−XII線)、その位置は、編成システムに入るときに占めていたものである(図4のI−I線)。
上述したタイプの編み目形成は、後続の編成システムで繰り返すことが可能である。
本発明によるタイプの予備的ループシンキング(=プリフォーミング)は、特に図16乃至図18に示すとおりである。
ここで、図17は短い糸ループ53の予備的ループシンキング(=プリフォーミング)を示し(図9も参照)、図18は、ループ53、54を保持している編み針フック2aからのシンカ3の上部エッジ36の間隔によって決まる測定値x1またはx2に従って長い糸ループ54を形成することを示している(図1も参照)。
ここで、最大ループ長x2(図18)がノックオーバエッジ34上の旧編み目の位置によって決まるのは、フック8が旧編み目に配置されたままになっている深さまで予備的ループシンキングのときだけ引き下げられるからである。
従って、旧編み目がノックオーバされないのは、さもなければ新しい編み目がすでに形成されているからである。
さらに、糸ループ長は、単一の調整可能カム、つまり、第1引き下げおよび予備的ループシンキングカム27によって制御する、例えば、固定しておくと有利である。
図19乃至図21は、図16乃至図18と同じように、糸ループ53、54がシンカ3のノックオーバエッジ34に移されたあとの最終ループシンキングのプロセスを示している。ここでは、編み針2とシンカ3の共同軸方向平行運動は、編み目形成のとき、予備的ループシンキングのときの上部エッジ36とフック2a間の間隔と同じ間隔が、ノックオーバエッジ34と編み針フックの間に発生するように選択されている。
ここでの利点は、編み目長もシングルカム、つまり、持ち上げカム40によって固定されることである。
ループ長と編み目の寸法を決める方法は他にも可能であるが、上述した解決方法が好ましいのは、比較的単純な構造手段で実現できるからであり、さらに、操作員によって比較的簡単にかつ迅速に調整することが可能であるからである。
図3と図4に示すように、選択された編み針2は、図4においてタックまたはミスニットトラック47または48を通り抜けるように、第2カムセグメント8bでカム23、連続ランスルーカム24によって影響を与えることも可能である。
タックトラック47(図7および図4のIII−III線)を通り抜けるとき、編み針2は、予備的ループシンキングが上述したのと同じ方法で行われるように糸51をピックアップする。
他方、トラック48(図6および図4のII−II線)を通り抜けるときは、糸51は編み針フック2aに挿入されることなく、関係するシンカ3上に置かれる。
しかし、トラック48上を移動した編み針2は、残りの編み針2と同じように、図4のV−V線で第1引き下げおよび予備的ループシンキングカム27に案内される。
図22に示す上述のケースでは、すべての編み針2が編み目を形成しているが、これと対照的に、図23には浮きパターンが示されている。ここでは、図3において、3つの連続する編み針2がパストラック21に送り込まれ、この目的のために、4個のニードルトラック21a乃至21dのうちの3つが連続ランスルーカム24によって持ち上げられることが想定されている。
他方、4番目ごとの編み針2は、持ち上げカム22によって画されている編みトラック2aを通るように案内される。
このタイプの編成で得られるニットウェアは、図23に示すように、編み目58が4番目ごとの編み針57によってのみ形成され、これらの編み目の間に3個の編み針2にわたって浮きループ59が作られている点で異なっている。
プリフォームされた糸ループ53、54は、図11に示す編み目形成の前に、上部エッジ36からシンカ3のノックオーバエッジ34に移す必要があるので、編成中の最後の編み針(例えば、図23の57a)の背後に置かれている糸部分51aは、糸ガイド19から出てきた糸部分51bに直接に接続されている。
従って、次の編み針(例えば、図23の51b)が、編み針57aによって処理されるループが上部エッジ36からそれぞれのシンカ3のノックオーバエッジ34上にスライドするのとまったく同時に糸51をピックアップしようとすると、プリフォームされた糸ループが逆に形成され、浮きループ上を少なくとも部分的に新しく形成される糸ループの中に引き込まれるおそれがある。このようにすると、完成した編み地に目立った欠陥が発生することになる。
これを回避するために、本発明によれば、持ち上げカム22と第2引き下げ及び最終ループシンキングカム28との間に置かれた保持エッジ27b(図4のV−V線とVIII−VIII線の間の間隔に相当する)が、一定の最小長さL(図23)になるようにしている。
この長さLは、別の編み針(ここでは、例えば、57e)がループ形成のために使用される前に、プリフォームされた糸ループ58をすでに形成していた少なくとも1つの編み針57a、好ましくは、2または3つの編み針57a、57cおよび57dが存在するように大きく選択されていることが好ましい。
これとは逆に、浮きループの長さは、前記の長さLよりも小さく選択されている。このようにすると、上部エッジ36からシンカ3(例えば、図23の編み針57e)のノックオーバエッジ34上に移ろうとしているループが次の編み針57bからの緊張によって逆に形成されないことが保証される。
図23の実施形態では、保持エッジ27bは、この目的のために、長さLが編み針間隔の倍数、好ましくは、少なくとも12倍の長さになっている。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々態様に変更することが可能である。
具体的には、このことは、個々のケースで選択される種々の編み針およびシンカバット用のトラックの構成に妥当するが、これは、さまざまな可能性が多数存在するからである。
例えば、第1引き下げおよび予備的ループシンキングカム27は、編み針2がその最高位置に到達する個所までその引き下げエッジ27aが延びていて、従って、図4のセクション52も含むように構成することが可能である。
また、編み針2上のバット12の構成は、どのようなタイプにすることも可能であるが、セレクタバット12a乃至12dがサポート1で一方が他方の後に続くように交互にすることが好ましい。
さらに、本発明は、上述した丸編み機に限定されるものではなく、変更を加えることによって、リブ丸編み機、固定サポートと回転カムハウジング装備の丸編み機、あるいは平編み機にさえも適用することができる。
上述した原理は、チューブラニードル(tubular needle)を装備した編み機にも応用することが可能である。
これと同時に、当然に理解されるように、これらのどの編み機も、メタルワイヤ以外のものを処理するためにも使用することができる。
最後に、当然のことであるが、種々の特徴は、上述し、図示の組み合わせとは別の組み合わせで適用することも可能である。
本発明による丸編み機の軸方向断面を示す一部を省略した概略図。 図1に示す丸編み機に採用されている編成システムに採用される、編み針と、押し下げ及びノックオーバシンカのセットの一例と、当該編成システムの外観を表す図。 図2と同じく、図1に示す丸編み機に採用されている編成システムに採用される、編み針と、押し下げ及びノックオーバシンカのセットの一例と、当該編成システムの内部構造を表す図。 図2と図3に示す編成システムにおいて、上昇している編み針と押し下げ及びノックオーバシンカを説明する一部拡大概略図。 図4のI−I線部における編成プロセスでの編み針と押し下げ及びノックオーバシンカの位置関係を説明する概略図。 図4のII−II線部における編成プロセスでの編み針と押し下げ及びノックオーバシンカの位置関係を説明する概略図。 図4のIII−III線部における編成プロセスでの編み針と押し下げ及びノックオーバシンカの位置関係を説明する概略図。 図4のIV−IV線部における編成プロセスでの編み針と押し下げ及びノックオーバシンカの位置関係を説明する概略図。 図4のVI−VI線部における編成プロセスでの編み針と押し下げ及びノックオーバシンカの位置関係を説明する概略図。 図4のVII−VII線部における編成プロセスでの編み針と押し下げ及びノックオーバシンカの位置関係を説明する概略図。 図4のVIII−VIII線部における編成プロセスでの編み針と押し下げ及びノックオーバシンカの位置関係を説明する概略図。 図4のIX−IX線部における編成プロセスでの編み針と押し下げ及びノックオーバシンカの位置関係を説明する概略図。 図4のX−X線部における編成プロセスでの編み針と押し下げ及びノックオーバシンカの位置関係を説明する概略図。 図4のXI−XI線部における編成プロセスでの編み針と押し下げ及びノックオーバシンカの位置関係を説明する概略図。 図4のXII−XII線部における編成プロセスでの編み針と押し下げ及びノックオーバシンカの位置関係を説明する概略図。 それぞれが最大長さと最小長さを持つ糸ループのプリフォーミングを示す概略図。 図16の場合において編み針と押し下げ及びノックオーバシンカがとる位置関係の一例を説明する概略図。 図16の場合において編み針と押し下げ及びノックオーバシンカがとる位置関係の他の例を説明する概略図。 図16乃至図18で説明した糸ループのプリフォーミングでプリフォームされた糸ループを使用した編み目形成を示す概略図。 図19の場合において編み針と押し下げ及びノックオーバシンカがとる位置関係の一例を説明する概略図。 図19の場合において編み針と押し下げ及びノックオーバシンカがとる位置関係の他の例を説明する概略図。 丸編み機に存在するすべての編み針による編み目形成を示す概略図。 丸編み機に存在する4番目ごとの編み針で編み目を形成することによる浮きループパターンの製造を示す概略図。
符号の説明
1 サポート
2 編み針
3 押し下げ及びノックオーバシンカ
8a 第1カムセグメント
8b 第1カムセグメント
12a〜12d セレクタバット
20 ニードルバット
21a〜21d ニードルトラック(ガイドトラック)
22 持ち上げカム
24 連続ランスルーカム(編み目形成セクション)
26 ニードルトラック(ガイドトラック)
27 第1引き下げおよび予備的ループシンキングカム
27a 引き下げエッジ
27b 保持エッジ
28 第2引き下げ及び最終ループシンキングカム(編み目形成セクション)
41 連続ランスルーカム(編み目形成セクション)
51 糸
53、54 糸ループ

Claims (12)

  1. 編み目のあるニットウェアを、編み針(2)および当該編み針(2)に作用する押し下げ及びノックオーバシンカ(3)を備えた編み機で製造する方法であって、該方法は、編成目的のために設けられた編成システムで編み針(2)を持ち上げて糸(51)をピックアップするステップと、持ち上げられた編み針(2)を中間位置まで引き下げて前記ピックアップした糸(51)を押し下げ及びノックオーバシンカ(3)上でプリフォームしてあらかじめ選択した長さの糸ループ(53、54)を形成するステップと、編み針(2)を前記中間位置から最下位置まで引き下げると共に、押し下げ及びノックオーバシンカ(3)を、編み針(2)が前記中間位置から最下位置まで引き下げられる方向と反対の方向に持ち上げるステップと、を含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、プリフォームによって形成される糸ループ(53、54)の長さは、編み針(2)を中間位置まで引き下げる運動によって決まることを特徴とする方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法において、プリフォームによって形成された糸ループ(53、54)は、押し下げ及びノックオーバシンカ(3)が、編み針が前記中間位置から最下位置まで引き下げられる方向と反対の方向に持ち上げられる運動よる後続の編み目形成に用いられることを特徴とする方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の方法において、編成システムでは、複数の隣接する編み針(57)中、糸をピックアップするために持ち上げられた編み針(57)は糸をピックアップしたあと中間位置に移され、その位置で相互に隣り合うように保持されると共に、糸をピックアップするために持ち上げられていない編み針(57)によって、あらかじめ選択した値に制限されている長さの浮きループ(59)が編成システムで製造され、糸をピックアップするために持ち上げられていない編み針(57)は、当該浮きループ(59)の長さの倍数に相当する長さ(L)にわたって前記中間位置に保持されることを特徴とする方法。
  5. 編み目のあるニットウェアを製造する編み機であって、編み針(2)および当該編み針(2)に作用する押し下げ及びノックオーバシンカ(3)が相互に隣り合うように交互に配置されているサポート(1)と、編み針(2)を持ち上げるための持ち上げカム(22)、糸(51)を持ち上げられた編み針(2)内に挿入するための少なくとも1つの糸ガイド(19)および、カムを備えている編み目形成セクション(28、40、41)が設けられている第1カムセグメント(8a)と第2カムセグメント(8b)とからなる少なくとも1つの編成システムとを備え、編み針(2)と押し下げ及びノックオーバシンカ(3)が、前記編み目編成セクションにより相反方向に運動することによって、編み針(2)内に挿入された糸(51)から編み目を形成するようにした編み機において、前記編成システムは、持ち上げられた編み針(2)を中間位置まで引き下げて押し下げ及びノックオーバシンカ(3)上に糸ループ(53、54)を形成する引き下げエッジ(27a)を、持ち上げカム(22)と前記編み目形成セクション(28、40、41)との間に備えていることを特徴とする編み機。
  6. 請求項5に記載の編み機において、引き下げエッジ(27a)の位置は、糸ループ(53、54)の長さを制御するように調整可能であることを特徴とする編み機。
  7. 請求項5または6に記載の編み機において、編み目形成セクション(28、40、41)には、押し下げ及びノックオーバシンカ(3)に作用し、糸ループ(53、54)の長さを制御するために使用される持ち上げカム(40)が含まれていることを特徴とする編み機。
  8. 請求項5乃至7のいずれかに記載の編み機において、第1カムセグメント(8a)と第2カムセグメント(8b)とからなる前記編成システムは、持ち上げカム(22)が置かれている部分に、糸(51)をピックアップすることを目的としていない編み針(2)用の少なくとも1つの連続ランスルーカム(24)を備え、そこでは、持ち上げカム(22)とだけ協働する編み針(2)と前記連続ランスルーカム(24)とだけ協働する編み針(2)が配置されるようになり、前記引き下げエッジ(27a)と編み目形成セクション(28、40、41)との間に、編み針(2)を中間位置に保持する保持エッジ(27b)は、前記連続ランスルーカム(24)と協働する最大数の隣接する編み針(2)よりも大きい幅を備えていることを特徴とする編み機。
  9. 請求項5乃至8のいずれかに記載の編み機において、編み針(2)の各々は、引き下げエッジ(27a)および編み目形成セクション(28、40、41)と協働する少なくとも1つのニードルバット(20)と、持ち上げカム(22)または連続ランスルーカム(24)と協働する少なくとも1つのセレクタバット(12a、12c)とを備え、ニードルバット(20)は、持ち上げカム(22)の個所、又は、連続ランスルーカム(24)の個所、又は、持ち上げカム(22)の個所及び連続ランスルーカム(24)の個所では影響を受けないままになっていて、セレクタバット(12a、12b)は、編み目形成セクション(28、40、41)の個所では影響を受けないままになることを特徴とする編み機。
  10. 請求項5乃至9のいずれかに記載の編み機において、第1カムセグメント(8a)と第2カムセグメント(8b)とからなる前記編成システムは、一方が他方の上になるように置かれている、編み針のセレクタバット(12a−12d)及びニードルバット(20)用の5つのガイドトラック(21a−21d、26)を備え、そのうちの1つのガイドトラック(26)は編み目形成セクション(28、40、41)と協働し、総ての編み針(2)に備えられているニードルバット(20)用に設けられており、前記セレクタバット(12a−12d)に関しては、各編み針(2)に一つずつ異なるセレクタバット(12a−12d)が備えられ、このセレクタバット(12a−12d)が、前記一つのガイドトラック(26)を除いた他の4つのガイドトラック(21a−21d)の1つずつとそれぞれ協働し、ニット、タック、パス用の交換可能なカム(22−24)が当該他の4つのガイドトラック(21a−21d)に配備されていることを特徴とする編み機。
  11. 請求項10に記載の編み機において、編み針を中間位置に保持する保持エッジ(27b)は、少なくとも8個の隣接する編み針(2)の間隔に相当する水平方向長さを有することを特徴とする編み機。
  12. 請求項5乃至11のいずれかに記載の編み機において、編み機は丸編み機として構成されていることを特徴とする編み機。
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